JP2003103777A - 液体噴射装置 - Google Patents
液体噴射装置Info
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 好適な微振動の周波数を維持しつつ、微振動
制御時の騒音を顕著に低減することができる液体噴射装
置を提供すること。 【解決手段】 本発明の液体噴射装置は、2以上のn個
のノズル開口51を有するヘッド部材8と、ノズル開口
51毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手
段35と、を備える。微振動手段35は、各ノズル開口
51部分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一
方、各ノズル開口51毎にT/nずつずれたタイミング
で微振動されるように、駆動される。
制御時の騒音を顕著に低減することができる液体噴射装
置を提供すること。 【解決手段】 本発明の液体噴射装置は、2以上のn個
のノズル開口51を有するヘッド部材8と、ノズル開口
51毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手
段35と、を備える。微振動手段35は、各ノズル開口
51部分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一
方、各ノズル開口51毎にT/nずつずれたタイミング
で微振動されるように、駆動される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口から液
体を噴射させるヘッド部材を備えた液体噴射装置、例え
ば、ノズル開口からインク滴を吐出させて記録を行う記
録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置に係り、と
りわけ、ノズル開口における液体の増粘を防止するよう
にした液体噴射装置に関する。
体を噴射させるヘッド部材を備えた液体噴射装置、例え
ば、ノズル開口からインク滴を吐出させて記録を行う記
録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置に係り、と
りわけ、ノズル開口における液体の増粘を防止するよう
にした液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンタやインクジェ
ット式プロッタ等のインクジェット式記録装置は、記録
ヘッドを主走査方向に沿って移動させると共に記録紙
(印刷記録媒体の一種)を副走査方向に沿って移動さ
せ、この移動に連動して記録ヘッドのノズル開口からイ
ンク滴を吐出させることにより、記録紙上に画像(文
字)を記録する。このインク滴の吐出は、例えば、ノズ
ル開口に連通した圧力発生室を膨張・収縮させることで
行われる。
ット式プロッタ等のインクジェット式記録装置は、記録
ヘッドを主走査方向に沿って移動させると共に記録紙
(印刷記録媒体の一種)を副走査方向に沿って移動さ
せ、この移動に連動して記録ヘッドのノズル開口からイ
ンク滴を吐出させることにより、記録紙上に画像(文
字)を記録する。このインク滴の吐出は、例えば、ノズ
ル開口に連通した圧力発生室を膨張・収縮させることで
行われる。
【0003】ところで、記録ヘッドのノズル開口部分で
は、インクが空気に曝されているので、インク溶媒(例
えば、水)が徐々に蒸発する。このインク溶媒の蒸発に
よりノズル開口部分のインク粘度が上昇し、記録画像の
画質を悪化させる。即ち、当該部分のインク粘度が上昇
すると、吐出されたインク滴が正規の方向からずれた方
向に飛翔し得る。
は、インクが空気に曝されているので、インク溶媒(例
えば、水)が徐々に蒸発する。このインク溶媒の蒸発に
よりノズル開口部分のインク粘度が上昇し、記録画像の
画質を悪化させる。即ち、当該部分のインク粘度が上昇
すると、吐出されたインク滴が正規の方向からずれた方
向に飛翔し得る。
【0004】このため、インクジェット式記録装置で
は、ノズル開口部分のインクの増粘を防止する対策がな
されている。この増粘対策の一つに、メニスカスの微振
動によるインクの撹拌がある。ここで、メニスカスと
は、ノズル開口にて露出したインクの自由表面のことで
ある。
は、ノズル開口部分のインクの増粘を防止する対策がな
されている。この増粘対策の一つに、メニスカスの微振
動によるインクの撹拌がある。ここで、メニスカスと
は、ノズル開口にて露出したインクの自由表面のことで
ある。
【0005】このインクの撹拌では、インク滴が吐出さ
れないように、インク滴の吐出方向と、この吐出方向と
は反対側の引込方向と、にメニスカスを交互に移動させ
る。このメニスカスの移動もまた、圧力発生室を膨張・
収縮させることにより行う。メニスカスを微振動させる
ことにより、ノズル開口部分のインクが撹拌されるの
で、インクの増粘が防止される。
れないように、インク滴の吐出方向と、この吐出方向と
は反対側の引込方向と、にメニスカスを交互に移動させ
る。このメニスカスの移動もまた、圧力発生室を膨張・
収縮させることにより行う。メニスカスを微振動させる
ことにより、ノズル開口部分のインクが撹拌されるの
で、インクの増粘が防止される。
【0006】このインクの撹拌は、記録動作に連動して
行われる。例えば、記録ヘッドを搭載したキャリッジの
主走査開始直後における加速期間中や、1行の記録期間
中(即ち、印字中)において行われる。そして、加速期
間中における撹拌では、メニスカスを微振動させるため
の微振動駆動信号を記録ヘッドに供給し、全てのノズル
開口のメニスカスを微振動させる。また、印字中におけ
る撹拌では、インク滴を吐出させるための吐出駆動信号
から微振動パルスを生成し、この生成した微振動パルス
を記録ヘッドに供給する。これにより、インク滴を吐出
しないノズル開口についてインクの撹拌が行われる。
行われる。例えば、記録ヘッドを搭載したキャリッジの
主走査開始直後における加速期間中や、1行の記録期間
中(即ち、印字中)において行われる。そして、加速期
間中における撹拌では、メニスカスを微振動させるため
の微振動駆動信号を記録ヘッドに供給し、全てのノズル
開口のメニスカスを微振動させる。また、印字中におけ
る撹拌では、インク滴を吐出させるための吐出駆動信号
から微振動パルスを生成し、この生成した微振動パルス
を記録ヘッドに供給する。これにより、インク滴を吐出
しないノズル開口についてインクの撹拌が行われる。
【0007】圧力発生室の膨張・収縮は、例えば、圧力
発生室の区画壁に当接して設けられた圧電部材を伸縮さ
せることによって実施され得る。
発生室の区画壁に当接して設けられた圧電部材を伸縮さ
せることによって実施され得る。
【0008】また、特願2000−21507号には、
インク滴を吐出させる直前の適宜のタイミングから所定
の時間、あるいは、インク滴を吐出させる直前の適宜の
タイミングまで、ノズル開口のインクのメニスカスを微
振動させることが記載されている。
インク滴を吐出させる直前の適宜のタイミングから所定
の時間、あるいは、インク滴を吐出させる直前の適宜の
タイミングまで、ノズル開口のインクのメニスカスを微
振動させることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】メニスカスの振動を圧
電部材等で実現する場合には、当該圧電部材等の駆動に
伴う騒音が問題となり得る。特に、微振動の効果を上げ
るべく振動の振幅を上げる場合には、当該騒音も増大し
得る。一方、人間の可聴周波数域は、図19に示すよう
に20〜20000Hzと言われており、特に15kH
z以上の周波数域の騒音は、ほとんど聞き取られない。
従って、圧電部材等の駆動を15kHz以上とすること
が好ましい。
電部材等で実現する場合には、当該圧電部材等の駆動に
伴う騒音が問題となり得る。特に、微振動の効果を上げ
るべく振動の振幅を上げる場合には、当該騒音も増大し
得る。一方、人間の可聴周波数域は、図19に示すよう
に20〜20000Hzと言われており、特に15kH
z以上の周波数域の騒音は、ほとんど聞き取られない。
従って、圧電部材等の駆動を15kHz以上とすること
が好ましい。
【0010】しかしながら、例えば顔料等の固形成分を
含むインクの場合、微振動の周波数を上げ過ぎると、ノ
ズル開口において、濡れ曲がり等の弊害が生じることが
ある。好適な微振動周波数は、一般にノズル開口部分の
固有振動数TMに依存し、7〜10kHz程度であっ
て、それ以上に周波数を上げることは好ましくない。
含むインクの場合、微振動の周波数を上げ過ぎると、ノ
ズル開口において、濡れ曲がり等の弊害が生じることが
ある。好適な微振動周波数は、一般にノズル開口部分の
固有振動数TMに依存し、7〜10kHz程度であっ
て、それ以上に周波数を上げることは好ましくない。
【0011】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、好適な微振動の周波数を維持しつつ、微
振動制御時の騒音を顕著に低減することができるインク
ジェット式記録装置、より広くは液体噴射装置を提供す
ることを目的とする。
たものであり、好適な微振動の周波数を維持しつつ、微
振動制御時の騒音を顕著に低減することができるインク
ジェット式記録装置、より広くは液体噴射装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、2以上のn個
のノズル開口を有するヘッド部材と、ノズル開口毎にノ
ズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段と、前記
微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を備え、前
記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体が全て一
定の周期Tで微振動される一方、各ノズル開口毎にT/
nずつずれたタイミングで微振動されるように(各ノズ
ル開口部分の液体が各々同一周期であって1/n周期ず
つずれて微振動されるように)、微振動手段を駆動させ
るようになっていることを特徴とする液体噴射装置であ
る。
のノズル開口を有するヘッド部材と、ノズル開口毎にノ
ズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段と、前記
微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を備え、前
記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体が全て一
定の周期Tで微振動される一方、各ノズル開口毎にT/
nずつずれたタイミングで微振動されるように(各ノズ
ル開口部分の液体が各々同一周期であって1/n周期ず
つずれて微振動されるように)、微振動手段を駆動させ
るようになっていることを特徴とする液体噴射装置であ
る。
【0013】本発明によれば、各ノズル開口部分の液体
が全て一定の周期Tで微振動される一方、各ノズル開口
毎にT/nずつずれたタイミングで微振動されるため、
各ノズル開口部分の液体の微振動周波数を所定レベルに
維持しつつ、騒音の周波数をそのn倍の周波数に高め
て、人間の可聴周波数域外とすることができる。また、
各ノズル開口の振動タイミングがずらされるため、騒音
量自体も低減され得る。
が全て一定の周期Tで微振動される一方、各ノズル開口
毎にT/nずつずれたタイミングで微振動されるため、
各ノズル開口部分の液体の微振動周波数を所定レベルに
維持しつつ、騒音の周波数をそのn倍の周波数に高め
て、人間の可聴周波数域外とすることができる。また、
各ノズル開口の振動タイミングがずらされるため、騒音
量自体も低減され得る。
【0014】各ノズル開口部分の液体は、ノズル開口部
分の固有振動数TMに依存する好適な周波数、例えば、
各々7〜10kHzの範囲の同一周波数で、1/n周期
ずつずれて微振動され得る。
分の固有振動数TMに依存する好適な周波数、例えば、
各々7〜10kHzの範囲の同一周波数で、1/n周期
ずつずれて微振動され得る。
【0015】また、本発明は、複数のノズル開口を有す
るヘッド部材と、2以上のn群の選択されたノズル開口
群毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段
と、前記微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を
備え、前記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体
が全て一定の周期Tで微振動される一方、同一のノズル
開口群では同一のタイミングで微振動され、かつ、各ノ
ズル開口群毎にT/nずつずれたタイミングで微振動さ
れるように(ノズル開口部分の液体が各ノズル開口群毎
に同一周期であって1/n周期ずつずれて微振動される
ように)、微振動手段を駆動させるようになっているこ
とを特徴とする液体噴射装置である。
るヘッド部材と、2以上のn群の選択されたノズル開口
群毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段
と、前記微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を
備え、前記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体
が全て一定の周期Tで微振動される一方、同一のノズル
開口群では同一のタイミングで微振動され、かつ、各ノ
ズル開口群毎にT/nずつずれたタイミングで微振動さ
れるように(ノズル開口部分の液体が各ノズル開口群毎
に同一周期であって1/n周期ずつずれて微振動される
ように)、微振動手段を駆動させるようになっているこ
とを特徴とする液体噴射装置である。
【0016】本発明によれば、各ノズル開口部分の液体
が全て一定の周期Tで微振動される一方、同一のノズル
開口群では同一のタイミングで微振動され、かつ、各ノ
ズル開口群毎にT/nずつずれたタイミングで微振動さ
れるため、ノズル開口部分の液体の微振動周波数を所定
レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそのn倍の周波数
に高めて、人間の可聴周波数域外とすることができる。
また、各ノズル開口群毎の振動タイミングがずらされる
ため、騒音量自体も低減され得る。
が全て一定の周期Tで微振動される一方、同一のノズル
開口群では同一のタイミングで微振動され、かつ、各ノ
ズル開口群毎にT/nずつずれたタイミングで微振動さ
れるため、ノズル開口部分の液体の微振動周波数を所定
レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそのn倍の周波数
に高めて、人間の可聴周波数域外とすることができる。
また、各ノズル開口群毎の振動タイミングがずらされる
ため、騒音量自体も低減され得る。
【0017】ノズル開口部分の液体は、各ノズル開口群
毎に、ノズル開口部分の固有振動数TMに依存する好適
な周波数、例えば、各々7〜10kHzの範囲の同一周
波数で、1/n周期ずつずれて微振動され得る。
毎に、ノズル開口部分の固有振動数TMに依存する好適
な周波数、例えば、各々7〜10kHzの範囲の同一周
波数で、1/n周期ずつずれて微振動され得る。
【0018】例えば、選択された各ノズル開口群のノズ
ル開口は、同一種類の液体、例えば同一色のインク、を
使用するノズル開口である。
ル開口は、同一種類の液体、例えば同一色のインク、を
使用するノズル開口である。
【0019】微振動制御手段は、共通微振動信号を生成
する微振信号発生手段と、各ノズル開口群毎に微振モー
ド信号を生成する微振モード信号発生手段と、前記共通
微振動信号と前記各微振モード信号とのANDによって
構成される各微振動駆動信号をそれぞれ生成する信号融
合部と、前記各微振動駆動信号に基づいて微振動手段を
駆動させる微振動制御本体部と、を有し得る。
する微振信号発生手段と、各ノズル開口群毎に微振モー
ド信号を生成する微振モード信号発生手段と、前記共通
微振動信号と前記各微振モード信号とのANDによって
構成される各微振動駆動信号をそれぞれ生成する信号融
合部と、前記各微振動駆動信号に基づいて微振動手段を
駆動させる微振動制御本体部と、を有し得る。
【0020】この場合、例えば、前記共通微振動信号
は、所定の波形を有する周期信号であり、前記各微振モ
ード信号は、所定の矩形パルス列を有すると共に、前記
共通微振動信号と同一の周期を有する周期信号である。
は、所定の波形を有する周期信号であり、前記各微振モ
ード信号は、所定の矩形パルス列を有すると共に、前記
共通微振動信号と同一の周期を有する周期信号である。
【0021】好適には、前記共通微振動信号は、15k
Hz以上の周波数を有する周期信号である。
Hz以上の周波数を有する周期信号である。
【0022】微振動手段は、前記ノズル開口に連通する
と共に液体を収容可能な圧力発生室を変形させることに
よってノズル開口の液体のメニスカスを微振動させる圧
電部材を有し得る。この場合、圧電部材の駆動に伴う騒
音を顕著に低減することができる。
と共に液体を収容可能な圧力発生室を変形させることに
よってノズル開口の液体のメニスカスを微振動させる圧
電部材を有し得る。この場合、圧電部材の駆動に伴う騒
音を顕著に低減することができる。
【0023】例えば、液体は、顔料成分を含むインクで
あり、ヘッド部材は、記録ヘッドである。
あり、ヘッド部材は、記録ヘッドである。
【0024】また、本発明は、2以上のn個のノズル開
口を有するヘッド部材と、ノズル開口毎にノズル開口部
分の液体を微振動させる微振動手段と、を備えた液体噴
射装置を制御するための装置であって、各ノズル開口部
分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一方、各ノ
ズル開口毎にT/nずつずれたタイミングで微振動され
るように、微振動手段を駆動させるようになっているこ
とを特徴とする制御装置である。
口を有するヘッド部材と、ノズル開口毎にノズル開口部
分の液体を微振動させる微振動手段と、を備えた液体噴
射装置を制御するための装置であって、各ノズル開口部
分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一方、各ノ
ズル開口毎にT/nずつずれたタイミングで微振動され
るように、微振動手段を駆動させるようになっているこ
とを特徴とする制御装置である。
【0025】また、本発明は、複数のノズル開口を有す
るヘッド部材と、2以上のn群の選択されたノズル開口
群毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段
と、を備えた液体噴射装置を制御するための装置であっ
て、各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振
動される一方、同一のノズル開口群では同一のタイミン
グで微振動され、かつ、各ノズル開口群毎にT/nずつ
ずれたタイミングで微振動されるように、微振動手段を
駆動させるようになっていることを特徴とする制御装置
である。
るヘッド部材と、2以上のn群の選択されたノズル開口
群毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微振動手段
と、を備えた液体噴射装置を制御するための装置であっ
て、各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振
動される一方、同一のノズル開口群では同一のタイミン
グで微振動され、かつ、各ノズル開口群毎にT/nずつ
ずれたタイミングで微振動されるように、微振動手段を
駆動させるようになっていることを特徴とする制御装置
である。
【0026】各制御装置または前記各手段は、コンピュ
ータシステムによって実現され得る。
ータシステムによって実現され得る。
【0027】なお、コンピュータシステムに各制御装置
または各手段を実現させるためのプログラム及び当該プ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
も、本件の保護対象である。
または各手段を実現させるためのプログラム及び当該プ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
も、本件の保護対象である。
【0028】ここで、記録媒体とは、フロッピー(登録
商標)ディスク等の単体として認識できるものの他、各
種信号を伝搬させるネットワークをも含む。
商標)ディスク等の単体として認識できるものの他、各
種信号を伝搬させるネットワークをも含む。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形
態の液体噴射装置は、インクジェット式プリンタ(イン
クジェット式記録装置)であり、プリンタコントローラ
1とプリントエンジン2とを備えている。
面を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形
態の液体噴射装置は、インクジェット式プリンタ(イン
クジェット式記録装置)であり、プリンタコントローラ
1とプリントエンジン2とを備えている。
【0030】プリンタコントローラ1は、外部インター
フェース(外部I/F)3と、各種データを一時的に記
憶するRAM4と、制御プログラム等を記憶したROM
5と、CPU等を含んで構成された制御部6と、クロッ
ク信号を発生する発振回路7と、記録ヘッド8(ヘッド
部材)へ供給するための駆動信号を発生する駆動信号発
生部9と、駆動信号や、印刷データに基づいて展開され
たドットパターンデータ(ビットマップデータ)等をプ
リントエンジン2に送信する内部インターフェース(内
部I/F)10と、を備えている。
フェース(外部I/F)3と、各種データを一時的に記
憶するRAM4と、制御プログラム等を記憶したROM
5と、CPU等を含んで構成された制御部6と、クロッ
ク信号を発生する発振回路7と、記録ヘッド8(ヘッド
部材)へ供給するための駆動信号を発生する駆動信号発
生部9と、駆動信号や、印刷データに基づいて展開され
たドットパターンデータ(ビットマップデータ)等をプ
リントエンジン2に送信する内部インターフェース(内
部I/F)10と、を備えている。
【0031】外部I/F3は、例えば、キャラクタコー
ド、グラフィック関数、イメージデータ等によって構成
される印刷データを、図示しないホストコンピュータ等
から受信する。また、ビシー信号(BUSY)やアクノ
レッジ信号(ACK)が、外部I/F3を通じて、ホス
トコンピュータ等に対して出力される。
ド、グラフィック関数、イメージデータ等によって構成
される印刷データを、図示しないホストコンピュータ等
から受信する。また、ビシー信号(BUSY)やアクノ
レッジ信号(ACK)が、外部I/F3を通じて、ホス
トコンピュータ等に対して出力される。
【0032】RAM4は、受信バッファ4A、中間バッ
ファ4B、出力バッファ4C及びワークメモリと(図示
せず)を有している。そして、受信バッファ4Aは、外
部I/F3を介して受信された印刷データを一時的に記
憶し、中間バッファ4Bは、制御部6により変換された
中間コードデータを記憶し、出力バッファ4Cは、ドッ
トパターンデータを記憶する。ここで、ドットパターン
データとは、中間コードデータ(例えば、階調データ)
をデコード(翻訳)することにより得られる印字データ
である。
ファ4B、出力バッファ4C及びワークメモリと(図示
せず)を有している。そして、受信バッファ4Aは、外
部I/F3を介して受信された印刷データを一時的に記
憶し、中間バッファ4Bは、制御部6により変換された
中間コードデータを記憶し、出力バッファ4Cは、ドッ
トパターンデータを記憶する。ここで、ドットパターン
データとは、中間コードデータ(例えば、階調データ)
をデコード(翻訳)することにより得られる印字データ
である。
【0033】ROM5には、各種データ処理を行わせる
ための制御プログラム(制御ルーチン)の他に、フォン
トデータ、グラフィック関数等が記憶されている。
ための制御プログラム(制御ルーチン)の他に、フォン
トデータ、グラフィック関数等が記憶されている。
【0034】制御部6は、ROM5に記憶された制御プ
ログラムに従って各種の制御を行う。例えば、受信バッ
ファ4A内の印刷データを読み出すと共にこの印刷デー
タを変換して中間コードデータとし、当該中間コードデ
ータを中間バッファ4Bに記憶させる。また、制御部6
は、中間バッファ4Bから読み出した中間コードデータ
を解析し、ROM5に記憶されているフォントデータ及
びグラフィック関数等を参照して、ドットパターンデー
タに展開(デコード)する。そして、制御部6は、必要
な装飾処理を施した後に、このドットパターンデータを
出力バッファ4Cに記憶させる。
ログラムに従って各種の制御を行う。例えば、受信バッ
ファ4A内の印刷データを読み出すと共にこの印刷デー
タを変換して中間コードデータとし、当該中間コードデ
ータを中間バッファ4Bに記憶させる。また、制御部6
は、中間バッファ4Bから読み出した中間コードデータ
を解析し、ROM5に記憶されているフォントデータ及
びグラフィック関数等を参照して、ドットパターンデー
タに展開(デコード)する。そして、制御部6は、必要
な装飾処理を施した後に、このドットパターンデータを
出力バッファ4Cに記憶させる。
【0035】記録ヘッド8の1回の主走査により記録可
能な1行分のドットパターンデータが得られたならば、
当該1行分のドットパターンデータが、出力バッファ4
Cから内部I/F10を通じて順次記録ヘッド8に出力
される。出力バッファ4Cから1行分のドットパターン
データが出力されると、展開済みの中間コードデータが
中間バッファ4Bから消去され、次の中間コードデータ
についての展開処理が行われる。
能な1行分のドットパターンデータが得られたならば、
当該1行分のドットパターンデータが、出力バッファ4
Cから内部I/F10を通じて順次記録ヘッド8に出力
される。出力バッファ4Cから1行分のドットパターン
データが出力されると、展開済みの中間コードデータが
中間バッファ4Bから消去され、次の中間コードデータ
についての展開処理が行われる。
【0036】駆動信号発生部9は、記録及び印字中のメ
ニスカス52(図5(b)参照)の微振動のために使用
される吐出駆動信号を発生する主信号発生部11と、印
字外及び印字前のメニスカス52(図5(b)参照)の
微振動のために使用される印字外共通微振動信号及び印
字前共通微振動信号を発生する微振信号発生部12と、
主信号発生部11からの吐出駆動信号と微振信号発生部
12からの印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振
動信号とが入力され、吐出駆動信号、印字外共通微振動
信号、印字前共通微振動信号の中の一つの信号を内部I
/F10に出力する選択部13と、を含んで構成してあ
る。
ニスカス52(図5(b)参照)の微振動のために使用
される吐出駆動信号を発生する主信号発生部11と、印
字外及び印字前のメニスカス52(図5(b)参照)の
微振動のために使用される印字外共通微振動信号及び印
字前共通微振動信号を発生する微振信号発生部12と、
主信号発生部11からの吐出駆動信号と微振信号発生部
12からの印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振
動信号とが入力され、吐出駆動信号、印字外共通微振動
信号、印字前共通微振動信号の中の一つの信号を内部I
/F10に出力する選択部13と、を含んで構成してあ
る。
【0037】吐出駆動信号は、例えば図2に示すよう
に、基準電圧から所定電圧下がって戻る台形状の波形6
1tを有する第1パルス部61と、第1パルス部61の
台形状波形61tよりも大きな電圧だけ下がった後基準
電圧よりも所定電圧上がってから戻る波形62tを有す
る第2パルス部62と、第2パルス部の波形62tと略
同形で波形62tよりも大きな電圧だけ下がり大きな電
圧だけ上がって戻る波形63tを有する第3パルス部6
3と、を一連に接続した周期信号によって構成されてい
る。
に、基準電圧から所定電圧下がって戻る台形状の波形6
1tを有する第1パルス部61と、第1パルス部61の
台形状波形61tよりも大きな電圧だけ下がった後基準
電圧よりも所定電圧上がってから戻る波形62tを有す
る第2パルス部62と、第2パルス部の波形62tと略
同形で波形62tよりも大きな電圧だけ下がり大きな電
圧だけ上がって戻る波形63tを有する第3パルス部6
3と、を一連に接続した周期信号によって構成されてい
る。
【0038】一方、印字外共通微振動信号及び印字前共
通微振動信号は、通常は同一の信号によって構成され、
例えば図3に示すように、最低電位と中間電位との間で
電位が切り替わる台形状のパルス111を交互に略等間
隔に一連に接続した周期信号によって構成されている。
台形状のパルス111は、21.6kHzの周波数で出
現するようになっている。
通微振動信号は、通常は同一の信号によって構成され、
例えば図3に示すように、最低電位と中間電位との間で
電位が切り替わる台形状のパルス111を交互に略等間
隔に一連に接続した周期信号によって構成されている。
台形状のパルス111は、21.6kHzの周波数で出
現するようになっている。
【0039】なお、駆動信号発生部9は、ロジック回路
によって構成することもできるし、CPU,ROM,R
AM等によって構成した制御回路によって構成すること
もできる。
によって構成することもできるし、CPU,ROM,R
AM等によって構成した制御回路によって構成すること
もできる。
【0040】プリントエンジン2は、紙送り機構16
と、キャリッジ機構17と、記録ヘッド8とを含んで構
成してある。
と、キャリッジ機構17と、記録ヘッド8とを含んで構
成してある。
【0041】紙送り機構16は、紙送りモータと紙送り
ローラ等から構成してあり、図4(a)に示すように、
記録紙18(印刷記録媒体の一種)を記録ヘッド8の記
録動作に連動させて順次送り出す。即ち、この紙送り機
構16は、記録紙18を副走査方向である記録紙送り方
向に移動させる。
ローラ等から構成してあり、図4(a)に示すように、
記録紙18(印刷記録媒体の一種)を記録ヘッド8の記
録動作に連動させて順次送り出す。即ち、この紙送り機
構16は、記録紙18を副走査方向である記録紙送り方
向に移動させる。
【0042】キャリッジ機構17は、図4(a)乃至図
4(c)に示すように、ガイド部材20に移動自在に取
り付けられ記録ヘッド8及びインクカートリッジ19を
搭載可能なキャリッジ21と、駆動プーリー22と従動
プーリー23との間に架け渡されると共にキャリッジ2
1に接続されたタイミングベルト24と、駆動プーリー
22を回転させるパルスモータ25と、記録紙幅方向に
平行な状態で(主走査方向に沿って)プリンタ筐体26
に架設されたリニアエンコーダ27と、キャリッジ21
に取り付けられリニアエンコーダ27の複数のスリット
28を検出可能なスリット検出器29と、を備えてい
る。
4(c)に示すように、ガイド部材20に移動自在に取
り付けられ記録ヘッド8及びインクカートリッジ19を
搭載可能なキャリッジ21と、駆動プーリー22と従動
プーリー23との間に架け渡されると共にキャリッジ2
1に接続されたタイミングベルト24と、駆動プーリー
22を回転させるパルスモータ25と、記録紙幅方向に
平行な状態で(主走査方向に沿って)プリンタ筐体26
に架設されたリニアエンコーダ27と、キャリッジ21
に取り付けられリニアエンコーダ27の複数のスリット
28を検出可能なスリット検出器29と、を備えてい
る。
【0043】本実施の形態のリニアエンコーダ27は、
透明な薄板状部材であり、図4(b)に示すように、ス
リット28は360dpiのピッチで形成されている。
スリット検出器29は、例えば、フォトインタラプタに
よって構成され得る。
透明な薄板状部材であり、図4(b)に示すように、ス
リット28は360dpiのピッチで形成されている。
スリット検出器29は、例えば、フォトインタラプタに
よって構成され得る。
【0044】このようなキャリッジ機構17によれば、
パルスモータ25の作動により、記録紙18の幅方向
(主走査方向)に沿ってキャリッジ21が往復移動す
る。これにより、キャリッジ21に搭載された記録ヘッ
ド8が、主走査方向に沿って移動する。このキャリッジ
21の移動は、ホームポジション側の基準位置を起点に
して行われる。ここでホームポジションとは、電源が投
入されていない場合や、記録を行わない状態が長時間に
亘る場合等において、キャリッジ21を待機させる位置
である。本実施の形態では、図4(a)における右端部
にホームポジションが設けられている。
パルスモータ25の作動により、記録紙18の幅方向
(主走査方向)に沿ってキャリッジ21が往復移動す
る。これにより、キャリッジ21に搭載された記録ヘッ
ド8が、主走査方向に沿って移動する。このキャリッジ
21の移動は、ホームポジション側の基準位置を起点に
して行われる。ここでホームポジションとは、電源が投
入されていない場合や、記録を行わない状態が長時間に
亘る場合等において、キャリッジ21を待機させる位置
である。本実施の形態では、図4(a)における右端部
にホームポジションが設けられている。
【0045】当該ホームポジションには、記録ヘッド8
のノズル開口51(後述)におけるインク溶媒の蒸発を
防止するキャッピング機構30が設けられている。
のノズル開口51(後述)におけるインク溶媒の蒸発を
防止するキャッピング機構30が設けられている。
【0046】一方、基準位置は、ホームポジションから
少し左側の位置に設定されている。具体的には、記録紙
18の右側縁とキャッピング機構30との間に、基準位
置が設定されている。
少し左側の位置に設定されている。具体的には、記録紙
18の右側縁とキャッピング機構30との間に、基準位
置が設定されている。
【0047】キャリッジ21が移動すると、キャリッジ
21と共にスリット検出器29も移動する。この移動に
伴って、スリット検出器29は、リニアエンコーダ27
の複数のスリット28を順次検出し、スリット28のピ
ッチに応じたパルス状の検出信号を出力する。このスリ
ット検出器29からの検出信号に基づいて、制御部6は
記録ヘッド8の位置を認識する。
21と共にスリット検出器29も移動する。この移動に
伴って、スリット検出器29は、リニアエンコーダ27
の複数のスリット28を順次検出し、スリット28のピ
ッチに応じたパルス状の検出信号を出力する。このスリ
ット検出器29からの検出信号に基づいて、制御部6は
記録ヘッド8の位置を認識する。
【0048】具体的には、制御部6は、キャリッジ21
が基準位置に位置付けられた状態で位置カウンタのカウ
ント値をリセットし、キャリッジ21の移動に伴って出
力されるスリット検出器29からの立ち上がりパルス
(検出信号)を受信し、パルスの受信毎に位置カウンタ
をカウントアップする。これにより、位置カウンタのカ
ウント値が、キャリッジ21の位置、即ち、記録ヘッド
8の走査位置を示すヘッド位置情報となる。ここで、位
置カウンタは、例えば、RAM4のワークメモリ(図示
せず)に設けられ得るが、カウンタを別個に設けても良
い。
が基準位置に位置付けられた状態で位置カウンタのカウ
ント値をリセットし、キャリッジ21の移動に伴って出
力されるスリット検出器29からの立ち上がりパルス
(検出信号)を受信し、パルスの受信毎に位置カウンタ
をカウントアップする。これにより、位置カウンタのカ
ウント値が、キャリッジ21の位置、即ち、記録ヘッド
8の走査位置を示すヘッド位置情報となる。ここで、位
置カウンタは、例えば、RAM4のワークメモリ(図示
せず)に設けられ得るが、カウンタを別個に設けても良
い。
【0049】従って、リニアエンコーダ27及びスリッ
ト検出器29は、走査位置情報出力手段として機能す
る、すなわち、キャリッジ21(記録ヘッド8)の主走
査に伴って記録ヘッド8の位置に関する情報(検出信
号)を出力する。また、制御部6及び位置カウンタ(R
AM4)は、走査位置保持手段として機能する、すなわ
ち、スリット検出器29からの検出信号に基づいて位置
カウンタのカウント値(ヘッド位置情報)を更新した後
の当該更新されたカウント値を保持する。
ト検出器29は、走査位置情報出力手段として機能す
る、すなわち、キャリッジ21(記録ヘッド8)の主走
査に伴って記録ヘッド8の位置に関する情報(検出信
号)を出力する。また、制御部6及び位置カウンタ(R
AM4)は、走査位置保持手段として機能する、すなわ
ち、スリット検出器29からの検出信号に基づいて位置
カウンタのカウント値(ヘッド位置情報)を更新した後
の当該更新されたカウント値を保持する。
【0050】次に、記録ヘッドについて説明する。例示
した記録ヘッド8は、図5(a)に示すように、アクチ
ュエータユニット33と、流路ユニット34とから概略
構成されている。また、例示した記録ヘッド8は、たわ
み振動モードの圧電振動子35を圧力発生素子として用
いている。
した記録ヘッド8は、図5(a)に示すように、アクチ
ュエータユニット33と、流路ユニット34とから概略
構成されている。また、例示した記録ヘッド8は、たわ
み振動モードの圧電振動子35を圧力発生素子として用
いている。
【0051】ここで、たわみ振動モードの圧電振動子3
5とは、その充電により収縮して、圧力発生室36をそ
の容積が少なくなるように変形させ、その放電により伸
長して、圧力発生室36をその容積が増えるように変形
させるものである。
5とは、その充電により収縮して、圧力発生室36をそ
の容積が少なくなるように変形させ、その放電により伸
長して、圧力発生室36をその容積が増えるように変形
させるものである。
【0052】アクチュエータユニット33は、第1の蓋
部材37、スペーサ部材38、第2の蓋部材39、圧電
振動子35等から構成されている。流路ユニット34
は、インク供給口形成基板40、インク室形成基板41
及びノズルプレート42等から構成されている。そし
て、アクチュエータユニット33と流路ユニット34と
を接着層43によって一体化することにより、記録ヘッ
ド8が構成されている。なお、接着層43は、熱溶着フ
ィルムや適宜の接着剤等で構成され得る。
部材37、スペーサ部材38、第2の蓋部材39、圧電
振動子35等から構成されている。流路ユニット34
は、インク供給口形成基板40、インク室形成基板41
及びノズルプレート42等から構成されている。そし
て、アクチュエータユニット33と流路ユニット34と
を接着層43によって一体化することにより、記録ヘッ
ド8が構成されている。なお、接着層43は、熱溶着フ
ィルムや適宜の接着剤等で構成され得る。
【0053】第1の蓋部材37は、一般に弾性を有する
セラミックの薄板であり、本実施の形態では、厚さが6
マイクロメートル程度のジルコニア(ZrO2 )によ
って構成されている。第1の蓋部材37の裏面(上面)
には、圧電振動子35の共通電極44が形成され、この
共通電極44に圧電振動子35が積層されている。この
圧電振動子35の裏面(上面)には、圧電振動子35の
駆動電極45が設けられている。
セラミックの薄板であり、本実施の形態では、厚さが6
マイクロメートル程度のジルコニア(ZrO2 )によ
って構成されている。第1の蓋部材37の裏面(上面)
には、圧電振動子35の共通電極44が形成され、この
共通電極44に圧電振動子35が積層されている。この
圧電振動子35の裏面(上面)には、圧電振動子35の
駆動電極45が設けられている。
【0054】スペーサ部材38は、圧力発生室36とな
る通孔を有するセラミック板であり、この場合、厚さが
100マイクロメートル程度の板状のジルコニアによっ
て構成されている。
る通孔を有するセラミック板であり、この場合、厚さが
100マイクロメートル程度の板状のジルコニアによっ
て構成されている。
【0055】第2の蓋部材39は、図5(a)における
左側に供給側連通孔46としての通孔を有しており、同
図における右側に第1ノズル連通孔47としての通孔を
有するセラミック材である。第2の蓋部材39は、例え
ば、板状のジルコニアによって構成される。
左側に供給側連通孔46としての通孔を有しており、同
図における右側に第1ノズル連通孔47としての通孔を
有するセラミック材である。第2の蓋部材39は、例え
ば、板状のジルコニアによって構成される。
【0056】スペーサ部材38の裏面(上面)には第1
の蓋部材37が、前面(下面)には第2の蓋部材39
が、それぞれ配置されている。すなわち、第1の蓋部材
37と第2の蓋部材39とで、スペーサ部材38を挟ん
でいる。なお、これらの第1の蓋部材37、第2の蓋部
材39及びスペーサ部材38は、粘土状のセラミックス
材料を所定の形状に成型した後に積層して焼成すること
により、一体化した態様で形成される。
の蓋部材37が、前面(下面)には第2の蓋部材39
が、それぞれ配置されている。すなわち、第1の蓋部材
37と第2の蓋部材39とで、スペーサ部材38を挟ん
でいる。なお、これらの第1の蓋部材37、第2の蓋部
材39及びスペーサ部材38は、粘土状のセラミックス
材料を所定の形状に成型した後に積層して焼成すること
により、一体化した態様で形成される。
【0057】上記したインク供給口形成基板40は、左
側にインク供給口48としての通孔を有し、右側に第1
ノズル連通孔47としての通孔を有する板状部材であ
る。また、インク室形成基板41は、インク室49とし
ての通孔を有すると共に、右側に第2ノズル連通孔50
としての通孔を有する板状部材である。ノズルプレート
42は、右側に多数(例えば、48個)のノズル開口5
1を副走査方向に沿って開設した薄い板状部材であり、
例えば、ステンレス板によって構成され得る。このノズ
ル開口51は、ドット形成密度に対応した所定ピッチで
開設されている。
側にインク供給口48としての通孔を有し、右側に第1
ノズル連通孔47としての通孔を有する板状部材であ
る。また、インク室形成基板41は、インク室49とし
ての通孔を有すると共に、右側に第2ノズル連通孔50
としての通孔を有する板状部材である。ノズルプレート
42は、右側に多数(例えば、48個)のノズル開口5
1を副走査方向に沿って開設した薄い板状部材であり、
例えば、ステンレス板によって構成され得る。このノズ
ル開口51は、ドット形成密度に対応した所定ピッチで
開設されている。
【0058】なお、図5(a)では、1列分のノズル開
口51(及び圧力発生室39)のみが図示されている
が、図7を参照して後述するように、本実施の形態のノ
ズル開口列は4列となっている。
口51(及び圧力発生室39)のみが図示されている
が、図7を参照して後述するように、本実施の形態のノ
ズル開口列は4列となっている。
【0059】インク室形成基板41の前面側(下面側)
にはノズルプレート42が、裏面側(上面側)にはイン
ク供給口形成基板40が、それぞれ配置されている。イ
ンク室形成基板41とノズルプレート42との間、及
び、インク室形成基板41とインク供給口形成基板40
との間には、それぞれ接着層43が設けられており、結
果として、インク供給口形成基板40、インク室形成基
板41及びノズルプレート42が一体化されて、流路ユ
ニット34が構成されている。
にはノズルプレート42が、裏面側(上面側)にはイン
ク供給口形成基板40が、それぞれ配置されている。イ
ンク室形成基板41とノズルプレート42との間、及
び、インク室形成基板41とインク供給口形成基板40
との間には、それぞれ接着層43が設けられており、結
果として、インク供給口形成基板40、インク室形成基
板41及びノズルプレート42が一体化されて、流路ユ
ニット34が構成されている。
【0060】このような構成を有する記録ヘッド8で
は、流路ユニット34のインク室49と、アクチュエー
タユニット33の供給側連通孔46とが、インク供給口
48を通じて連通する。また、供給側連通孔46と第1
ノズル連通孔47とが、圧力発生室36を介して連通す
る。さらに、第2ノズル連通孔50を介して、ノズル開
口51と第1ノズル連通孔47が連通する。これによ
り、インク室49から圧力発生室36を通ってノズル開
口51に至る一連のインク流路が形成される。なお、イ
ンク室49には、図示しないインク供給通路を通じて、
インクカートリッジ19からのインク(液体)が供給さ
れる。本実施の形態においては、各ノズル開口51に供
給されるインクは全て共通である。
は、流路ユニット34のインク室49と、アクチュエー
タユニット33の供給側連通孔46とが、インク供給口
48を通じて連通する。また、供給側連通孔46と第1
ノズル連通孔47とが、圧力発生室36を介して連通す
る。さらに、第2ノズル連通孔50を介して、ノズル開
口51と第1ノズル連通孔47が連通する。これによ
り、インク室49から圧力発生室36を通ってノズル開
口51に至る一連のインク流路が形成される。なお、イ
ンク室49には、図示しないインク供給通路を通じて、
インクカートリッジ19からのインク(液体)が供給さ
れる。本実施の形態においては、各ノズル開口51に供
給されるインクは全て共通である。
【0061】圧力発生室36の容積を変化させることに
より、ノズル開口51からインク滴を吐出させることが
できる。具体的には、圧電振動子35を充電すると、圧
電振動子35が電界とは直交する方向に縮み、第1の蓋
部材37が変形し、この第1の蓋部材37の変形に伴っ
て圧力発生室36が収縮する。一方、充電された圧電振
動子35を放電すると、圧電振動子35が電界とは直交
する方向に伸長し、第1の蓋部材37が戻り方向に変形
して圧力発生室36を膨張させる。圧力発生室36を一
旦膨張させた後に急激に収縮させると、圧力発生室36
内におけるインク圧力が急激に上昇し、図5(b)に一
点鎖線で示すように、ノズル開口51からインク滴が吐
出される。
より、ノズル開口51からインク滴を吐出させることが
できる。具体的には、圧電振動子35を充電すると、圧
電振動子35が電界とは直交する方向に縮み、第1の蓋
部材37が変形し、この第1の蓋部材37の変形に伴っ
て圧力発生室36が収縮する。一方、充電された圧電振
動子35を放電すると、圧電振動子35が電界とは直交
する方向に伸長し、第1の蓋部材37が戻り方向に変形
して圧力発生室36を膨張させる。圧力発生室36を一
旦膨張させた後に急激に収縮させると、圧力発生室36
内におけるインク圧力が急激に上昇し、図5(b)に一
点鎖線で示すように、ノズル開口51からインク滴が吐
出される。
【0062】また、インク滴が吐出されない程度に圧力
発生室36を膨張・収縮させることにより、ノズル開口
51の開口部分のインクを撹拌することができ、当該部
分におけるインクの粘度の増加を防止できる。即ち、イ
ンク滴が吐出されない程度に圧力発生室36を膨張・収
縮させると、図5(b)に示すように、メニスカス52
(ノズル開口51にて露出したインクの自由表面)が、
インク吐出方向である下方向とインク引き込み方向であ
る上方向とに交互に移動して微振動し、結果的にノズル
開口部分のインクが撹拌され得る。
発生室36を膨張・収縮させることにより、ノズル開口
51の開口部分のインクを撹拌することができ、当該部
分におけるインクの粘度の増加を防止できる。即ち、イ
ンク滴が吐出されない程度に圧力発生室36を膨張・収
縮させると、図5(b)に示すように、メニスカス52
(ノズル開口51にて露出したインクの自由表面)が、
インク吐出方向である下方向とインク引き込み方向であ
る上方向とに交互に移動して微振動し、結果的にノズル
開口部分のインクが撹拌され得る。
【0063】次に、記録ヘッド8の電気的構成について
説明する。この記録ヘッド8は、図1に示すように、順
に電気的に接続されたシフトレジスタ55、ラッチ回路
56、レベルシフタ57、スイッチ58及び圧電振動子
35を備えている。さらに、図6に示すように、これら
のシフトレジスタ55、ラッチ回路56、レベルシフタ
57、スイッチ58及び圧電振動子35は、それぞれ、
記録ヘッド8の各ノズル開口51毎に設けたシフトレジ
スタ素子55A〜55N、ラッチ素子56A〜56N、
レベルシフタ素子57A〜57N、スイッチ素子58A
〜58N及び圧電振動子35A〜35Nから構成されて
いる。
説明する。この記録ヘッド8は、図1に示すように、順
に電気的に接続されたシフトレジスタ55、ラッチ回路
56、レベルシフタ57、スイッチ58及び圧電振動子
35を備えている。さらに、図6に示すように、これら
のシフトレジスタ55、ラッチ回路56、レベルシフタ
57、スイッチ58及び圧電振動子35は、それぞれ、
記録ヘッド8の各ノズル開口51毎に設けたシフトレジ
スタ素子55A〜55N、ラッチ素子56A〜56N、
レベルシフタ素子57A〜57N、スイッチ素子58A
〜58N及び圧電振動子35A〜35Nから構成されて
いる。
【0064】また、選択されたノズル開口群に関する情
報が、図示されないホストコンピュータ及び外部I/F
3を介してモードビット信号発生部120に送られる。
この場合、複数のノズル開口は、図7に示すように、交
互のノズル列毎に選択された2つのノズル開口群A、B
に分けられている。モードビット信号発生部120は、
選択された各ノズル開口群A、B毎に、対応するモード
ビット信号を生成する。この場合、モードビット信号
は、各群に対応して01または10の2ビットのデジタ
ルデータからなり、2つのモード指令を実現する(図3
参照)。
報が、図示されないホストコンピュータ及び外部I/F
3を介してモードビット信号発生部120に送られる。
この場合、複数のノズル開口は、図7に示すように、交
互のノズル列毎に選択された2つのノズル開口群A、B
に分けられている。モードビット信号発生部120は、
選択された各ノズル開口群A、B毎に、対応するモード
ビット信号を生成する。この場合、モードビット信号
は、各群に対応して01または10の2ビットのデジタ
ルデータからなり、2つのモード指令を実現する(図3
参照)。
【0065】シフトレジスタ55、ラッチ回路56、レ
ベルシフタ57、スイッチ58、モードビット信号発生
部120及び制御部6は、微振動信号供給手段(微振動
制御手段)として機能する、即ち、微振信号発生部12
からの印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動信
号とモードビット信号に基づく微振モード信号(後述す
る)とを融合した微振動駆動信号を記録ヘッド8(圧電
振動子35)に供給したり、或いは、吐出駆動信号から
印字中微振動信号を生成して記録ヘッド8に供給したり
する。
ベルシフタ57、スイッチ58、モードビット信号発生
部120及び制御部6は、微振動信号供給手段(微振動
制御手段)として機能する、即ち、微振信号発生部12
からの印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動信
号とモードビット信号に基づく微振モード信号(後述す
る)とを融合した微振動駆動信号を記録ヘッド8(圧電
振動子35)に供給したり、或いは、吐出駆動信号から
印字中微振動信号を生成して記録ヘッド8に供給したり
する。
【0066】また、シフトレジスタ55、ラッチ回路5
6、レベルシフタ57、スイッチ58及び制御部6は、
駆動パルス供給手段として機能する、すなわち、駆動信
号発生部9からの吐出駆動信号から駆動パルスを生成
し、記録ヘッド8の圧電振動子35に供給する。
6、レベルシフタ57、スイッチ58及び制御部6は、
駆動パルス供給手段として機能する、すなわち、駆動信
号発生部9からの吐出駆動信号から駆動パルスを生成
し、記録ヘッド8の圧電振動子35に供給する。
【0067】次に、インク滴を吐出させる際の制御につ
いて説明する。
いて説明する。
【0068】まず、微振信号発生部12からの印字外共
通微振動信号または印字前共通微振動信号によりメニス
カス52を微振動させてインクを撹拌する場合について
説明する。
通微振動信号または印字前共通微振動信号によりメニス
カス52を微振動させてインクを撹拌する場合について
説明する。
【0069】この場合、制御部6は、モードビット信号
発生部120からのモードビット信号の上位のビットデ
ータを、発振回路7からのクロック信号(CK)に適宜
に同期させて、出力バッファ4Cからシリアル伝送させ
てシフトレジスタ素子55A〜55Nに順次セットさせ
る。全ノズル開口51分のビットデータが各シフトレジ
スタ素子55A〜55Nにセットされたならば、制御部
6は、所定のタイミングで、ラッチ回路56、即ち各ラ
ッチ素子56A〜56Nヘ、ラッチ信号(LAT)を出
力させる。このラッチ信号により、各ラッチ素子56A
〜56Nは、各シフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットされたビットデータをラッチする。このラッチされ
たビットデータは、電圧増幅器であるレベルシフタ5
7、即ち各レベルシフタ素子57A〜57Nに供給され
る。
発生部120からのモードビット信号の上位のビットデ
ータを、発振回路7からのクロック信号(CK)に適宜
に同期させて、出力バッファ4Cからシリアル伝送させ
てシフトレジスタ素子55A〜55Nに順次セットさせ
る。全ノズル開口51分のビットデータが各シフトレジ
スタ素子55A〜55Nにセットされたならば、制御部
6は、所定のタイミングで、ラッチ回路56、即ち各ラ
ッチ素子56A〜56Nヘ、ラッチ信号(LAT)を出
力させる。このラッチ信号により、各ラッチ素子56A
〜56Nは、各シフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットされたビットデータをラッチする。このラッチされ
たビットデータは、電圧増幅器であるレベルシフタ5
7、即ち各レベルシフタ素子57A〜57Nに供給され
る。
【0070】各レベルシフタ素子57A〜57N(微振
モード信号発生手段)は、ビットデータが例えば「1」
の場合に、スイッチ58が駆動可能な電圧値、例えば、
数十ボルトまで、このビットデータを昇圧して微振モー
ド信号とする(図3参照)。そして、この昇圧された微
振モード信号は、スイッチ58、即ちスイッチ素子58
A〜58N(信号融合部)に印加される。スイッチ素子
58A〜58Nは、当該微振モード信号により接続状態
になる。一方、ビットデータが例えば「0」の場合に
は、対応する各レベルシフタ素子57A〜57Nは昇圧
を行わない。
モード信号発生手段)は、ビットデータが例えば「1」
の場合に、スイッチ58が駆動可能な電圧値、例えば、
数十ボルトまで、このビットデータを昇圧して微振モー
ド信号とする(図3参照)。そして、この昇圧された微
振モード信号は、スイッチ58、即ちスイッチ素子58
A〜58N(信号融合部)に印加される。スイッチ素子
58A〜58Nは、当該微振モード信号により接続状態
になる。一方、ビットデータが例えば「0」の場合に
は、対応する各レベルシフタ素子57A〜57Nは昇圧
を行わない。
【0071】各スイッチ素子58A〜58Nには、微振
信号発生部12からの印字外共通微振動信号或いは印字
前共通微振動信号が印加されている。そして、スイッチ
素子58A〜58Nが接続状態になると、このスイッチ
素子58A〜58Nに接続された圧電振動子35A〜3
5Nに印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動信
号が供給される。
信号発生部12からの印字外共通微振動信号或いは印字
前共通微振動信号が印加されている。そして、スイッチ
素子58A〜58Nが接続状態になると、このスイッチ
素子58A〜58Nに接続された圧電振動子35A〜3
5Nに印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動信
号が供給される。
【0072】上位のビットデータに基づいて印字外共通
微振動信号或いは印字前共通微振動信号を印加させたな
らば、続いて、制御部6は、下位のビットデータをシリ
アル伝送させてシフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットする。そして、シフトレジスタ素子55A〜55N
にビットデータがセットされたならば、ラッチ信号を印
加させることにより、セットされたビットデータをラッ
チさせ、印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動
信号を圧電振動子35A〜35Nに供給させる。
微振動信号或いは印字前共通微振動信号を印加させたな
らば、続いて、制御部6は、下位のビットデータをシリ
アル伝送させてシフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットする。そして、シフトレジスタ素子55A〜55N
にビットデータがセットされたならば、ラッチ信号を印
加させることにより、セットされたビットデータをラッ
チさせ、印字外共通微振動信号或いは印字前共通微振動
信号を圧電振動子35A〜35Nに供給させる。
【0073】微振動信号が圧電振動子35に供給される
と、圧力発生室36が僅かに膨張・収縮し、図5(b)
を用いて説明したように、ノズル開口51の開口縁付近
の吐出側位置(図中点線で示す)と、この吐出側位置よ
りも圧力発生室36側の引き込み側位置(図中実線で示
す)との間で、メニスカス52が微振動する。即ち、ノ
ズル開口部分のインクが撹拌される。
と、圧力発生室36が僅かに膨張・収縮し、図5(b)
を用いて説明したように、ノズル開口51の開口縁付近
の吐出側位置(図中点線で示す)と、この吐出側位置よ
りも圧力発生室36側の引き込み側位置(図中実線で示
す)との間で、メニスカス52が微振動する。即ち、ノ
ズル開口部分のインクが撹拌される。
【0074】このように、例示したプリンタでは、圧電
振動子35に印字外共通微振動信号或いは印字前共通微
振動信号を供給するか否かを、モードビット信号によっ
て制御できる。即ち、モードビット信号のビットデータ
「1」がラッチされ昇圧されてなる矩形パルス状の微振
モード信号と、印字外共通微振動信号或いは印字前共通
微振動信号と、のANDによって生成される微振動駆動
信号が、圧電振動子35に供給される。モードビット信
号のビットデータが「0」の場合には、印字外共通微振
動信号或いは印字前共通微振動信号の圧電振動子35へ
の供給が遮断される。なお、ビットデータが「0」の場
合、圧電振動子35は直前の電荷(電位)を保持する。
振動子35に印字外共通微振動信号或いは印字前共通微
振動信号を供給するか否かを、モードビット信号によっ
て制御できる。即ち、モードビット信号のビットデータ
「1」がラッチされ昇圧されてなる矩形パルス状の微振
モード信号と、印字外共通微振動信号或いは印字前共通
微振動信号と、のANDによって生成される微振動駆動
信号が、圧電振動子35に供給される。モードビット信
号のビットデータが「0」の場合には、印字外共通微振
動信号或いは印字前共通微振動信号の圧電振動子35へ
の供給が遮断される。なお、ビットデータが「0」の場
合、圧電振動子35は直前の電荷(電位)を保持する。
【0075】従って、共通微振動信号を時間軸方向に分
割し、モードビット信号のビットデータの各ビットを分
割部分に対応させて設定することにより、共通微振動信
号から複数の微振動信号を選択的に生成することがで
き、生成した微振動信号を圧電振動子35に供給するこ
とができる。
割し、モードビット信号のビットデータの各ビットを分
割部分に対応させて設定することにより、共通微振動信
号から複数の微振動信号を選択的に生成することがで
き、生成した微振動信号を圧電振動子35に供給するこ
とができる。
【0076】この例では、図3に示すように、共通微振
動信号は、最低電位と中間電位との間で電位が切り替わ
る台形状のパルス111を一連に接続した周期信号によ
って構成されている。そして、モードビット信号は、各
ビットを各台形状パルス111に対応させて、2つのノ
ズル開口群A,Bに応じて「01」「10」が生成され
るようになっている。従って、2つのノズル開口群A,
Bの対応する圧電振動子35に台形状のパルス111が
交互に供給される。
動信号は、最低電位と中間電位との間で電位が切り替わ
る台形状のパルス111を一連に接続した周期信号によ
って構成されている。そして、モードビット信号は、各
ビットを各台形状パルス111に対応させて、2つのノ
ズル開口群A,Bに応じて「01」「10」が生成され
るようになっている。従って、2つのノズル開口群A,
Bの対応する圧電振動子35に台形状のパルス111が
交互に供給される。
【0077】これにより、各ノズル開口群A,Bのノズ
ル開口51のメニスカスは、各々10.8kHzの周波
数で微振動される。すなわち、必要かつ十分な印字外微
振動制御及び印字前微振動制御が実施され得て、ノズル
開口の濡れ曲がり等の弊害が生じることも回避される。
一方、各ノズル開口群の微振動は1/2周期ずれて実施
されるため、騒音の周波数は21.6kHzとなる。こ
れは、人間の可聴周波数域を越えているため、実質的騒
音が顕著に低減される。また、同時に振動される圧電振
動子35の数が半減されることも、騒音の低減に寄与す
る。
ル開口51のメニスカスは、各々10.8kHzの周波
数で微振動される。すなわち、必要かつ十分な印字外微
振動制御及び印字前微振動制御が実施され得て、ノズル
開口の濡れ曲がり等の弊害が生じることも回避される。
一方、各ノズル開口群の微振動は1/2周期ずれて実施
されるため、騒音の周波数は21.6kHzとなる。こ
れは、人間の可聴周波数域を越えているため、実質的騒
音が顕著に低減される。また、同時に振動される圧電振
動子35の数が半減されることも、騒音の低減に寄与す
る。
【0078】ノズル開口群の選択のパターンは、本実施
の形態に限定されず、適宜に決定され得る。
の形態に限定されず、適宜に決定され得る。
【0079】例えば、図8に示すような2列のノズル開
口を有する4色カラー印刷用の記録ヘッドの場合、各列
のノズル開口が各ノズル開口群として選択され得る。す
なわち、BK(ブラック)インクを吐出するノズル開口
が第1のノズル開口群として選択され、その他のY(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラーイン
クを吐出するノズル開口が第2のノズル開口群として選
択され得る。あるいは、図9に示すように、上半分のノ
ズル開口(例えば、1ノズル列が180個のノズル開口
からなる場合、上半分の90個のノズル開口)が第1の
ノズル開口群として選択され、下半分のノズル開口が第
2のノズル開口群として選択され得る。
口を有する4色カラー印刷用の記録ヘッドの場合、各列
のノズル開口が各ノズル開口群として選択され得る。す
なわち、BK(ブラック)インクを吐出するノズル開口
が第1のノズル開口群として選択され、その他のY(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラーイン
クを吐出するノズル開口が第2のノズル開口群として選
択され得る。あるいは、図9に示すように、上半分のノ
ズル開口(例えば、1ノズル列が180個のノズル開口
からなる場合、上半分の90個のノズル開口)が第1の
ノズル開口群として選択され、下半分のノズル開口が第
2のノズル開口群として選択され得る。
【0080】あるいは、図10に示すような1列のノズ
ル開口を有する4色カラー印刷用の記録ヘッドの場合、
BK(ブラック)インクを吐出するノズル開口が第1の
ノズル開口群として選択され、その他のY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラーインクを
吐出するノズル開口が第2のノズル開口群として選択さ
れ得る。
ル開口を有する4色カラー印刷用の記録ヘッドの場合、
BK(ブラック)インクを吐出するノズル開口が第1の
ノズル開口群として選択され、その他のY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のカラーインクを
吐出するノズル開口が第2のノズル開口群として選択さ
れ得る。
【0081】選択されるノズル開口群の数は、3以上で
あってもよい。例えば、図11に示すように、複数のノ
ズル開口51は、ノズル列2列おきに選択された3つの
ノズル開口群A、B、Cに分けられ得る。この場合、図
12に示すように、ビットデータも各ノズル開口群A、
B、Cに対応して3桁となり、パルス列111の出現周
波数は、32.4kHzとされ得る。そして、モードビ
ット信号は、選択された各ノズル開口群A、B、C毎
に、「100」、「010」または「001」の3ビッ
トのデジタルデータからなり、3つのモード指令を実現
する。この場合、各ノズル開口群の微振動は、1/3周
期ずつずれて実施される。この場合の実質的騒音の周波
数は、32.4kHzである。
あってもよい。例えば、図11に示すように、複数のノ
ズル開口51は、ノズル列2列おきに選択された3つの
ノズル開口群A、B、Cに分けられ得る。この場合、図
12に示すように、ビットデータも各ノズル開口群A、
B、Cに対応して3桁となり、パルス列111の出現周
波数は、32.4kHzとされ得る。そして、モードビ
ット信号は、選択された各ノズル開口群A、B、C毎
に、「100」、「010」または「001」の3ビッ
トのデジタルデータからなり、3つのモード指令を実現
する。この場合、各ノズル開口群の微振動は、1/3周
期ずつずれて実施される。この場合の実質的騒音の周波
数は、32.4kHzである。
【0082】具体例としては、例えば図13に示すよう
な6列のノズル開口を有する6色カラー印刷用の記録ヘ
ッドの場合、BK(ブラック)インクあるいはC(シア
ン)インクを吐出するノズル開口が第1のノズル開口群
として選択され、LC(ライトシアン)インクあるいは
M(マゼンタ)インクを吐出するノズル開口が第2のノ
ズル開口群として選択され、LM(ライトマゼンタ)イ
ンクあるいはY(イエロー)インクを吐出するノズル開
口が第3のノズル開口群として選択され得る。
な6列のノズル開口を有する6色カラー印刷用の記録ヘ
ッドの場合、BK(ブラック)インクあるいはC(シア
ン)インクを吐出するノズル開口が第1のノズル開口群
として選択され、LC(ライトシアン)インクあるいは
M(マゼンタ)インクを吐出するノズル開口が第2のノ
ズル開口群として選択され、LM(ライトマゼンタ)イ
ンクあるいはY(イエロー)インクを吐出するノズル開
口が第3のノズル開口群として選択され得る。
【0083】次に、圧電振動子35に駆動パルスを印加
する手順について説明する。なお、以下の説明では、ド
ットパターンデータを構成する各印字データ(1ドット
のデータに相当)を、3ビットで構成した場合について
説明する。
する手順について説明する。なお、以下の説明では、ド
ットパターンデータを構成する各印字データ(1ドット
のデータに相当)を、3ビットで構成した場合について
説明する。
【0084】この場合、制御部6は、印字データ(S
I)の内の最上位ビットのデータを、発振回路7からの
クロック信号(CK)に適宜に同期させて、出力バッフ
ァ4Cからシリアル伝送させてシフトレジスタ素子55
A〜55Nに順次セットさせる。全ノズル開口51分の
印字データが各シフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットされたならば、制御部6は、所定のタイミングで、
ラッチ回路56、即ち各ラッチ素子56A〜56Nヘ、
ラッチ信号(LAT)を出力させる。このラッチ信号に
より、各ラッチ素子56A〜56Nは、各シフトレジス
タ素子55A〜55Nにセットされた印字データをラッ
チする。このラッチされた印字データは、電圧増幅器で
あるレベルシフタ57、即ち各レベルシフタ素子57A
〜57Nに供給される。
I)の内の最上位ビットのデータを、発振回路7からの
クロック信号(CK)に適宜に同期させて、出力バッフ
ァ4Cからシリアル伝送させてシフトレジスタ素子55
A〜55Nに順次セットさせる。全ノズル開口51分の
印字データが各シフトレジスタ素子55A〜55Nにセ
ットされたならば、制御部6は、所定のタイミングで、
ラッチ回路56、即ち各ラッチ素子56A〜56Nヘ、
ラッチ信号(LAT)を出力させる。このラッチ信号に
より、各ラッチ素子56A〜56Nは、各シフトレジス
タ素子55A〜55Nにセットされた印字データをラッ
チする。このラッチされた印字データは、電圧増幅器で
あるレベルシフタ57、即ち各レベルシフタ素子57A
〜57Nに供給される。
【0085】各レベルシフタ素子57A〜57N(主モ
ード信号発生手段)は、印字データが例えば「1」の場
合に、スイッチ58が駆動可能な電圧値、例えば、数十
ボルトまで、この印字データを昇圧して主モード信号と
する(図2参照)。そして、この昇圧された主モード信
号は、スイッチ58、即ちスイッチ素子58A〜58N
に印加される。スイッチ素子58A〜58Nは、当該主
モード信号により接続状態になる。一方、印字データが
例えば「0」の場合には、対応する各レベルシフタ素子
57A〜57Nは昇圧を行わない。
ード信号発生手段)は、印字データが例えば「1」の場
合に、スイッチ58が駆動可能な電圧値、例えば、数十
ボルトまで、この印字データを昇圧して主モード信号と
する(図2参照)。そして、この昇圧された主モード信
号は、スイッチ58、即ちスイッチ素子58A〜58N
に印加される。スイッチ素子58A〜58Nは、当該主
モード信号により接続状態になる。一方、印字データが
例えば「0」の場合には、対応する各レベルシフタ素子
57A〜57Nは昇圧を行わない。
【0086】各スイッチ素子58A〜58Nには、主信
号発生部11からの吐出駆動信号(COM)が印加され
ている。そして、スイッチ素子58A〜58Nが接続状
態になると、このスイッチ素子58A〜58Nに接続さ
れた圧電振動子35A〜35Nに吐出駆動信号が供給さ
れる。
号発生部11からの吐出駆動信号(COM)が印加され
ている。そして、スイッチ素子58A〜58Nが接続状
態になると、このスイッチ素子58A〜58Nに接続さ
れた圧電振動子35A〜35Nに吐出駆動信号が供給さ
れる。
【0087】最上位ビットのデータに基づいて吐出駆動
信号を印加させたならば、続いて、制御部6は、1ビッ
ト下位のデータをシリアル伝送させてシフトレジスタ素
子55A〜55Nにセットする。そして、シフトレジス
タ素子55A〜55Nにデータがセットされたならば、
ラッチ信号を印加させることにより、セットされたデー
タをラッチさせ、吐出駆動信号を圧電振動子35A〜3
5Nに供給させる。以後は、1ビットずつ印字データを
下位ビットにシフトしながら最下位ビットまで同様の動
作を繰り返し行う。
信号を印加させたならば、続いて、制御部6は、1ビッ
ト下位のデータをシリアル伝送させてシフトレジスタ素
子55A〜55Nにセットする。そして、シフトレジス
タ素子55A〜55Nにデータがセットされたならば、
ラッチ信号を印加させることにより、セットされたデー
タをラッチさせ、吐出駆動信号を圧電振動子35A〜3
5Nに供給させる。以後は、1ビットずつ印字データを
下位ビットにシフトしながら最下位ビットまで同様の動
作を繰り返し行う。
【0088】このように、例示したプリンタでは、圧電
振動子35に吐出駆動信号を供給するか否かを、印字デ
ータによって制御できる。即ち、印字データのビット
「1」がラッチされ昇圧されてなる矩形パルス状の主モ
ード信号と、吐出駆動信号と、のANDによって生成さ
れる駆動パルス信号が、圧電振動子35に供給される。
印字データのビットが「0」の場合には、吐出駆動信号
の圧電振動子35への供給が遮断される。なお、印字デ
ータのビットを「0」にした場合、圧電振動子35は直
前の電荷(電位)を保持する。
振動子35に吐出駆動信号を供給するか否かを、印字デ
ータによって制御できる。即ち、印字データのビット
「1」がラッチされ昇圧されてなる矩形パルス状の主モ
ード信号と、吐出駆動信号と、のANDによって生成さ
れる駆動パルス信号が、圧電振動子35に供給される。
印字データのビットが「0」の場合には、吐出駆動信号
の圧電振動子35への供給が遮断される。なお、印字デ
ータのビットを「0」にした場合、圧電振動子35は直
前の電荷(電位)を保持する。
【0089】従って、吐出駆動信号を時間軸方向に分割
し、印字データの各ビットを分割部分に対応させて設定
することにより、一つの吐出駆動信号から複数の駆動パ
ルス及び印字中微振動信号を選択的に生成することがで
き、生成した駆動パルスあるいは印字中微振動信号を圧
電振動子35に供給することができる。これにより、印
字中にメニスカス52を適宜の強度で微振動させて濡れ
曲がり等の弊害なく十分なインクの攪拌効果を得たり、
インク滴の量(即ち、ドット径)が異なる複数の駆動パ
ルスを記録ヘッド8の圧電振動子35に供給させること
ができる。
し、印字データの各ビットを分割部分に対応させて設定
することにより、一つの吐出駆動信号から複数の駆動パ
ルス及び印字中微振動信号を選択的に生成することがで
き、生成した駆動パルスあるいは印字中微振動信号を圧
電振動子35に供給することができる。これにより、印
字中にメニスカス52を適宜の強度で微振動させて濡れ
曲がり等の弊害なく十分なインクの攪拌効果を得たり、
インク滴の量(即ち、ドット径)が異なる複数の駆動パ
ルスを記録ヘッド8の圧電振動子35に供給させること
ができる。
【0090】例えば、図2に示す例では、吐出駆動信号
を、第1パルス部61、第2パルス部62、第3パルス
部63に分割し、第1パルス部61により印字中微振動
信号を生成し、第2パルス部62により小ドット駆動パ
ルスを生成し、第3パルス部63により大ドット駆動パ
ルスを生成するようになっている。
を、第1パルス部61、第2パルス部62、第3パルス
部63に分割し、第1パルス部61により印字中微振動
信号を生成し、第2パルス部62により小ドット駆動パ
ルスを生成し、第3パルス部63により大ドット駆動パ
ルスを生成するようになっている。
【0091】ここで、小ドット駆動パルスは、小ドット
を形成し得るインク滴を吐出させる駆動パルスであり、
大ドット駆動パルスは、大ドットを形成し得るインク滴
を吐出させる駆動パルスである。また、印字中微振動パ
ルスは、インク滴を吐出しないノズル開口51について
メニスカス52を微振動させる駆動パルスである。
を形成し得るインク滴を吐出させる駆動パルスであり、
大ドット駆動パルスは、大ドットを形成し得るインク滴
を吐出させる駆動パルスである。また、印字中微振動パ
ルスは、インク滴を吐出しないノズル開口51について
メニスカス52を微振動させる駆動パルスである。
【0092】そして、印字中微振動信号を圧電振動子3
5に供給すると、圧力発生室36が僅かに膨張・収縮
し、図5(b)を用いて説明したように、ノズル開口5
1の開口縁付近の吐出側位置(図中点線で示す)と、こ
の吐出側位置よりも圧力発生室36側の引き込み側位置
(図中実線で示す)との間で、メニスカス52が微振動
する。即ち、ノズル開口部分のインクが撹拌される。
5に供給すると、圧力発生室36が僅かに膨張・収縮
し、図5(b)を用いて説明したように、ノズル開口5
1の開口縁付近の吐出側位置(図中点線で示す)と、こ
の吐出側位置よりも圧力発生室36側の引き込み側位置
(図中実線で示す)との間で、メニスカス52が微振動
する。即ち、ノズル開口部分のインクが撹拌される。
【0093】この例では、印字データが3ビットのデー
タD1,D2,D3により構成され、各データをD1=
0,D2=1,D3=0に設定することで小ドット駆動
パルスを生成し、各データをD1=0,D2=0,D3
=1に設定することで大ドット駆動パルスを生成し、各
データをD1=1,D2=0,D3=0に設定すること
で印字中微振動パルスを生成するようになっている。ま
た、各データをD1=0,D2=0,D3=0に設定す
ると、印字中微振動制御さえ実施されない。
タD1,D2,D3により構成され、各データをD1=
0,D2=1,D3=0に設定することで小ドット駆動
パルスを生成し、各データをD1=0,D2=0,D3
=1に設定することで大ドット駆動パルスを生成し、各
データをD1=1,D2=0,D3=0に設定すること
で印字中微振動パルスを生成するようになっている。ま
た、各データをD1=0,D2=0,D3=0に設定す
ると、印字中微振動制御さえ実施されない。
【0094】次に、上記した構成を有するプリンタの記
録動作について説明する。このプリンタでは、インクの
増粘を防止するために、記録ヘッド8の1回の主走査
(1行の記録動作)に連動してメニスカス52を適宜微
振動させる。具体的には、記録ヘッド8(キャリッジ2
1)の加速期間中、記録開始直前、記録動作中の各状態
で、メニスカス52を微振動させる。
録動作について説明する。このプリンタでは、インクの
増粘を防止するために、記録ヘッド8の1回の主走査
(1行の記録動作)に連動してメニスカス52を適宜微
振動させる。具体的には、記録ヘッド8(キャリッジ2
1)の加速期間中、記録開始直前、記録動作中の各状態
で、メニスカス52を微振動させる。
【0095】なお、以下の説明では、図14に示すよう
に、記録紙18におけるホームポジションHP側とは反
対側の領域、即ち、1行における後半部分に画像18X
を記録する場合について説明する。
に、記録紙18におけるホームポジションHP側とは反
対側の領域、即ち、1行における後半部分に画像18X
を記録する場合について説明する。
【0096】ここで、図14は、1行分の記録(印字)
を説明するためのタイミングチャートである。図14に
は、記録紙18も図示されており、記録ヘッド8の記録
位置と時間との対応関係も示してある。また、図15
は、ドットパターン展開処理を説明するフローチャート
であり、図16はドットパターン記録処理及びこのドッ
トパターン記録処理に割り込んでなされる位置情報取得
処理を説明するフローチャートである。
を説明するためのタイミングチャートである。図14に
は、記録紙18も図示されており、記録ヘッド8の記録
位置と時間との対応関係も示してある。また、図15
は、ドットパターン展開処理を説明するフローチャート
であり、図16はドットパターン記録処理及びこのドッ
トパターン記録処理に割り込んでなされる位置情報取得
処理を説明するフローチャートである。
【0097】この記録動作は、中間コードデータから1
行のドットパターンデータを生成するドットパターン展
開処理と、展開されたドットパターンデータに基づいて
記録紙18上に記録を行うドットパターン記録処理とに
大別される。
行のドットパターンデータを生成するドットパターン展
開処理と、展開されたドットパターンデータに基づいて
記録紙18上に記録を行うドットパターン記録処理とに
大別される。
【0098】以下、これらの各処理について説明する。
【0099】図15に示すドットパターン展開処理で
は、制御部6は、まず、ドットパターンデータ生成手段
として機能し、1行分のドットパターンデータを生成す
る。即ち、中間バッファ4Bに記憶された中間コードデ
ータを読み出し(S1)、この読み出した中間コードデ
ータを、ROM5のフォントデータ及びグラフィック関
数等に基づいてドットパターンデータに展開し(S
2)、展開したドットパターンデータを出力バッファ4
Cに格納する(S3)。そして、この展開作業を1行分
のドットパターンが格納されるまで繰り返し実行する
(S4)。
は、制御部6は、まず、ドットパターンデータ生成手段
として機能し、1行分のドットパターンデータを生成す
る。即ち、中間バッファ4Bに記憶された中間コードデ
ータを読み出し(S1)、この読み出した中間コードデ
ータを、ROM5のフォントデータ及びグラフィック関
数等に基づいてドットパターンデータに展開し(S
2)、展開したドットパターンデータを出力バッファ4
Cに格納する(S3)。そして、この展開作業を1行分
のドットパターンが格納されるまで繰り返し実行する
(S4)。
【0100】1行分のドットパターンデータを出力バッ
ファ4Cに格納したならば(S4)、制御部6は、記録
開始位置情報設定手段として機能し、1行の印字範囲に
おける記録開始位置を示す記録開始位置情報を設定する
(S5)。記録開始位置とは、主走査方向において最初
のインク滴を吐出させる位置である。図14の例におい
ては、記録開始位置は符号P1で示されている。
ファ4Cに格納したならば(S4)、制御部6は、記録
開始位置情報設定手段として機能し、1行の印字範囲に
おける記録開始位置を示す記録開始位置情報を設定する
(S5)。記録開始位置とは、主走査方向において最初
のインク滴を吐出させる位置である。図14の例におい
ては、記録開始位置は符号P1で示されている。
【0101】なお、本実施の形態における記録開始位置
情報は、リニアエンコーダ27のスリット28に対応し
たカウント値、すなわち、スリット検出器29から出力
されるパルスPSのカウント値に対応して設定される。
情報は、リニアエンコーダ27のスリット28に対応し
たカウント値、すなわち、スリット検出器29から出力
されるパルスPSのカウント値に対応して設定される。
【0102】続いて、制御部6は、微振動開始位置情報
設定手段として機能し、例えば、記録開始直前における
印字前微振動の開始位置を示す微振動開始位置情報を設
定する(S6)。例えば、記録開始位置P1から微振動
及びその後の沈静化に要する距離L1だけホームポジシ
ョンHP側に戻った位置P2を微振動開始位置に設定す
る。この設定は、先に設定した記録開始位置情報に基づ
いてなされる。そして、記録開始位置P1に相当するカ
ウント値から所定距離L1に相当するカウント値を減算
して得られるカウント値が、微振動開始位置P2に相当
するカウント値として設定される。
設定手段として機能し、例えば、記録開始直前における
印字前微振動の開始位置を示す微振動開始位置情報を設
定する(S6)。例えば、記録開始位置P1から微振動
及びその後の沈静化に要する距離L1だけホームポジシ
ョンHP側に戻った位置P2を微振動開始位置に設定す
る。この設定は、先に設定した記録開始位置情報に基づ
いてなされる。そして、記録開始位置P1に相当するカ
ウント値から所定距離L1に相当するカウント値を減算
して得られるカウント値が、微振動開始位置P2に相当
するカウント値として設定される。
【0103】微振動開始位置情報が設定されたならば、
制御部6は、展開されたドットパターンデータを記録ヘ
ッド8に転送する(S7)。このドットパターンデータ
の転送を契機にして、1行分の画像の記録動作が開始さ
れ、記録ヘッド8が主走査される。そして、この主走査
に連動して、メニスカス52を微振動させてインクを撹
拌する微振動制御がなされる。なお、この微振動制御の
実行時において、制御部6は、微振動制御手段として機
能する。
制御部6は、展開されたドットパターンデータを記録ヘ
ッド8に転送する(S7)。このドットパターンデータ
の転送を契機にして、1行分の画像の記録動作が開始さ
れ、記録ヘッド8が主走査される。そして、この主走査
に連動して、メニスカス52を微振動させてインクを撹
拌する微振動制御がなされる。なお、この微振動制御の
実行時において、制御部6は、微振動制御手段として機
能する。
【0104】ドットパターンデータの転送に伴い、制御
部6はドットパターン記録処理を行う。このドットパタ
ーン記録処理では、制御部6は、まず、印字外微振動制
御手段(微振動制御手段の一種)として機能し、キャリ
ッジ21の加速期間中におけるインクの撹拌(微振動)
を行わせる。即ち、ドットパターンデータの転送を契機
にして、制御部6は、微振信号発生部12からの印字外
共通微振動信号を記録ヘッド8の圧電振動子35に供給
する。
部6はドットパターン記録処理を行う。このドットパタ
ーン記録処理では、制御部6は、まず、印字外微振動制
御手段(微振動制御手段の一種)として機能し、キャリ
ッジ21の加速期間中におけるインクの撹拌(微振動)
を行わせる。即ち、ドットパターンデータの転送を契機
にして、制御部6は、微振信号発生部12からの印字外
共通微振動信号を記録ヘッド8の圧電振動子35に供給
する。
【0105】この処理では、図14及び図16に示すよ
うに、制御部6は印字外共通微振動信号の供給を開始し
(S11,t0)、その後、記録ヘッド8の走査を開始
する(S12,t1)。さらに、例えば、この記録ヘッ
ド8が加速状態から定速状態に切り替わる直前のタイミ
ングで、印字外共通微振動信号の供給を停止する(S1
3,t2)。
うに、制御部6は印字外共通微振動信号の供給を開始し
(S11,t0)、その後、記録ヘッド8の走査を開始
する(S12,t1)。さらに、例えば、この記録ヘッ
ド8が加速状態から定速状態に切り替わる直前のタイミ
ングで、印字外共通微振動信号の供給を停止する(S1
3,t2)。
【0106】この一連の処理で、制御部6は、まず、選
択部13に制御信号を出力して、微振信号発生部12か
らの印字外共通微振動信号を供給可能な状態にする。そ
して、モードビット信号の各ビットデータをシフトレジ
スタ55にセットし、ラッチ信号を供給することによ
り、選択されたノズル開口群毎に微振動信号が生成さ
れ、圧電振動子35へ供給される(図3参照)。その
後、制御部6は、パルスモータ25に作動パルスを供給
し、キャリッジ21を主走査方向に沿って移動させるこ
とにより、記録ヘッド8を走査する。印字外微振動信号
の停止タイミングになったら、微振信号発生部12から
の印字外共通微振動信号の供給を停止することによっ
て、印字外微振動を停止する。
択部13に制御信号を出力して、微振信号発生部12か
らの印字外共通微振動信号を供給可能な状態にする。そ
して、モードビット信号の各ビットデータをシフトレジ
スタ55にセットし、ラッチ信号を供給することによ
り、選択されたノズル開口群毎に微振動信号が生成さ
れ、圧電振動子35へ供給される(図3参照)。その
後、制御部6は、パルスモータ25に作動パルスを供給
し、キャリッジ21を主走査方向に沿って移動させるこ
とにより、記録ヘッド8を走査する。印字外微振動信号
の停止タイミングになったら、微振信号発生部12から
の印字外共通微振動信号の供給を停止することによっ
て、印字外微振動を停止する。
【0107】ところで、記録ヘッド8が走査されると、
この走査に伴ってキャリッジ21に設けられたスリット
検出器29がリニアエンコーダ27のスリット28を検
出し、パルス状の検出信号(図14に符号PSで示す信
号)を出力する。制御部6は、この検出信号を監視して
おり、検出信号の受信を契機にして位置情報取得処理を
実行する。この位置情報取得処理は、ドットパターン記
録処理に割り込んで実行される処理であり、図16
(b)に示すように、位置カウンタをカウントアップ
(+1)する処理である(S21)。具体的には、スリ
ット検出器29からの検出信号に基づいて、ヘッド位置
情報としての位置カウンタのカウント値を+1して更新
する。位置カウンタをカウントアップしたならば、ドッ
トパターン記録処理に復帰する。なお、この位置カウン
タのカウント値は、記録ヘッド8の1行分の走査が停止
した場合や、記録ヘッド8が基準位置へ戻った場合等
に、リセットされる。
この走査に伴ってキャリッジ21に設けられたスリット
検出器29がリニアエンコーダ27のスリット28を検
出し、パルス状の検出信号(図14に符号PSで示す信
号)を出力する。制御部6は、この検出信号を監視して
おり、検出信号の受信を契機にして位置情報取得処理を
実行する。この位置情報取得処理は、ドットパターン記
録処理に割り込んで実行される処理であり、図16
(b)に示すように、位置カウンタをカウントアップ
(+1)する処理である(S21)。具体的には、スリ
ット検出器29からの検出信号に基づいて、ヘッド位置
情報としての位置カウンタのカウント値を+1して更新
する。位置カウンタをカウントアップしたならば、ドッ
トパターン記録処理に復帰する。なお、この位置カウン
タのカウント値は、記録ヘッド8の1行分の走査が停止
した場合や、記録ヘッド8が基準位置へ戻った場合等
に、リセットされる。
【0108】この記録ヘッド8の走査に並行して、制御
部6は、印字前微振動開始タイミング判定手段として機
能し、記録直前における微振動の開始タイミングが到来
したか否かを判定する(S14)。本実施の形態では、
制御部6は、位置カウンタのカウント値を監視してお
り、このカウント値が微振動開始位置P2に相当するカ
ウント値(微振動開始位置情報に相当)に達したことに
より、印字前微振動開始タイミングが到来したと判定す
る(t3)。
部6は、印字前微振動開始タイミング判定手段として機
能し、記録直前における微振動の開始タイミングが到来
したか否かを判定する(S14)。本実施の形態では、
制御部6は、位置カウンタのカウント値を監視してお
り、このカウント値が微振動開始位置P2に相当するカ
ウント値(微振動開始位置情報に相当)に達したことに
より、印字前微振動開始タイミングが到来したと判定す
る(t3)。
【0109】記録直前における微振動開始タイミングが
到来したと判定したならば、制御部6は、印字前微振動
制御手段(微振動制御手段の一種)として機能し、印字
前共通微振動信号を圧電振動子35に供給する(S1
5)。
到来したと判定したならば、制御部6は、印字前微振動
制御手段(微振動制御手段の一種)として機能し、印字
前共通微振動信号を圧電振動子35に供給する(S1
5)。
【0110】すなわち、制御部6は、選択部13に制御
信号を出力して、微振信号発生部12からの印字前共通
微振動信号を供給可能な状態にする。そして、モードビ
ット信号の各ビットデータをシフトレジスタ55にセッ
トし、ラッチ信号を供給することにより、選択されたノ
ズル開口群毎に微振動信号が生成され、圧電振動子35
へ供給される(図3参照)。後述する所定の供給停止タ
イミング(t3’)になったら、微振信号発生部12か
らの印字前共通微振動信号の供給を停止することによっ
て、印字前微振動を停止する。
信号を出力して、微振信号発生部12からの印字前共通
微振動信号を供給可能な状態にする。そして、モードビ
ット信号の各ビットデータをシフトレジスタ55にセッ
トし、ラッチ信号を供給することにより、選択されたノ
ズル開口群毎に微振動信号が生成され、圧電振動子35
へ供給される(図3参照)。後述する所定の供給停止タ
イミング(t3’)になったら、微振信号発生部12か
らの印字前共通微振動信号の供給を停止することによっ
て、印字前微振動を停止する。
【0111】印字前微振動信号の供給により、メニスカ
ス52が微振動してノズル開口部分におけるインクを撹
拌する。これにより、インク溶媒の蒸発によりインク粘
度が上昇していたとしても、通常のインク粘度に戻すこ
とができる。
ス52が微振動してノズル開口部分におけるインクを撹
拌する。これにより、インク溶媒の蒸発によりインク粘
度が上昇していたとしても、通常のインク粘度に戻すこ
とができる。
【0112】供給停止タイミング(t3’)は、例え
ば、印字前共通微振動信号の供給期間(t3’−t3)
を計時するタイマー(計時手段)を用いて判定すること
ができる。この場合、所定期間(t3’−t3)に亘っ
て印字前共通微振動信号が供給された時点、即ち、タイ
マーが所定時間を計時した時点で供給停止タイミングに
なったと判定する。また、位置カウンタのカウント値
が、所定カウント値P3になった時点で供給停止タイミ
ングになったと判定するようにしてもよい。
ば、印字前共通微振動信号の供給期間(t3’−t3)
を計時するタイマー(計時手段)を用いて判定すること
ができる。この場合、所定期間(t3’−t3)に亘っ
て印字前共通微振動信号が供給された時点、即ち、タイ
マーが所定時間を計時した時点で供給停止タイミングに
なったと判定する。また、位置カウンタのカウント値
が、所定カウント値P3になった時点で供給停止タイミ
ングになったと判定するようにしてもよい。
【0113】印字前共通微振動信号の供給を停止させた
ならば、制御部6は、駆動信号発生部9の選択部13に
制御信号を出力して、主信号発生部11からの吐出駆動
信号を供給可能な状態にする(S16)。
ならば、制御部6は、駆動信号発生部9の選択部13に
制御信号を出力して、主信号発生部11からの吐出駆動
信号を供給可能な状態にする(S16)。
【0114】吐出駆動信号を供給可能な状態にしたなら
ば、制御部6は、記録開始タイミング判定手段として機
能し、記録開始タイミングが到来したか否かを判定する
(S17)。本実施形態では、制御部6は、位置カウン
タのカウント値を監視しており、このカウント値が記録
開始位置P1に相当するカウント値に達したことによ
り、記録開始タイミングが到来したと判定する(t
4)。
ば、制御部6は、記録開始タイミング判定手段として機
能し、記録開始タイミングが到来したか否かを判定する
(S17)。本実施形態では、制御部6は、位置カウン
タのカウント値を監視しており、このカウント値が記録
開始位置P1に相当するカウント値に達したことによ
り、記録開始タイミングが到来したと判定する(t
4)。
【0115】記録開始タイミングが到来したと判定した
ならば、制御部6は、吐出駆動信号を供給して、記録紙
18上に画像を記録させる(S18)。この場合、図2
で説明したように、ドットパターンデータに基づいて、
小ドット駆動パルス、大ドット駆動パルス、印字中微振
動信号の何れかの駆動パルスが各圧電振動子35A〜3
5Nに供給される。これらの駆動パルスが供給されるこ
とにより、各ノズル開口51からは、小ドットあるいは
大ドットを形成し得るインク滴が吐出される。
ならば、制御部6は、吐出駆動信号を供給して、記録紙
18上に画像を記録させる(S18)。この場合、図2
で説明したように、ドットパターンデータに基づいて、
小ドット駆動パルス、大ドット駆動パルス、印字中微振
動信号の何れかの駆動パルスが各圧電振動子35A〜3
5Nに供給される。これらの駆動パルスが供給されるこ
とにより、各ノズル開口51からは、小ドットあるいは
大ドットを形成し得るインク滴が吐出される。
【0116】また、インク滴を吐出しないノズル開口5
1については、印字中微振動信号が供給されることによ
り、メニスカス52の微振動がなされ、ノズル開口部分
のインクが撹拌される。
1については、印字中微振動信号が供給されることによ
り、メニスカス52の微振動がなされ、ノズル開口部分
のインクが撹拌される。
【0117】このような制御により、インク滴の吐出
は、その直前になされたメニスカス52の微振動により
インク粘度が通常の粘度に戻った状態で行われる。この
ため、ある1行中の最初に吐出するインク滴について
も、所定の方向に正確に飛翔させることができる。従っ
て、吐出するインク滴の量を少なくし、インク粘度が上
昇し易くなった場合でも、記録開始部分における画質の
劣化を効果的に防止することができる。
は、その直前になされたメニスカス52の微振動により
インク粘度が通常の粘度に戻った状態で行われる。この
ため、ある1行中の最初に吐出するインク滴について
も、所定の方向に正確に飛翔させることができる。従っ
て、吐出するインク滴の量を少なくし、インク粘度が上
昇し易くなった場合でも、記録開始部分における画質の
劣化を効果的に防止することができる。
【0118】特に、大判の記録紙を用いた場合において
は、インク滴を吐出しない状態が比較的長時間に亘るの
でインク粘度が上昇し易い。しかしながら、このような
場合においても、上記のような制御を採用することによ
り、記録開始部分における画質の劣化を確実に防止する
ことができる。
は、インク滴を吐出しない状態が比較的長時間に亘るの
でインク粘度が上昇し易い。しかしながら、このような
場合においても、上記のような制御を採用することによ
り、記録開始部分における画質の劣化を確実に防止する
ことができる。
【0119】1行分の記録動作が終了したならば、パル
スモータ25を停止させる(S19)。その後、記録ヘ
ッド8をホームポジションHP側に移動させて基準位置
に位置付ける。その後、次の1行について、同様の記録
動作を繰り返し行う。
スモータ25を停止させる(S19)。その後、記録ヘ
ッド8をホームポジションHP側に移動させて基準位置
に位置付ける。その後、次の1行について、同様の記録
動作を繰り返し行う。
【0120】ところで、上記した実施の形態では、キャ
リッジ21の加速期間中と記録直前の両状態でメニスカ
ス52を微振動させてインクを撹拌させているが、記録
直前の印字前微振動に関しては、画像の記録開始位置が
所定位置、例えば、1行における後半部分に設定された
場合にのみ行うように構成してもよい。換言すれば、記
録開始位置情報により示された記録開始位置が所定位置
よりも後側の部分であった場合にのみ、制御部6(微振
動制御手段)による印字前微振動を実行させるようにし
てもよい。これは、記録ヘッド8の走査位置が1行にお
ける前半部分に位置している状態では、印字外微振動
(加速期間中の微振動)によるインクの撹拌の効果が残
っているからである。
リッジ21の加速期間中と記録直前の両状態でメニスカ
ス52を微振動させてインクを撹拌させているが、記録
直前の印字前微振動に関しては、画像の記録開始位置が
所定位置、例えば、1行における後半部分に設定された
場合にのみ行うように構成してもよい。換言すれば、記
録開始位置情報により示された記録開始位置が所定位置
よりも後側の部分であった場合にのみ、制御部6(微振
動制御手段)による印字前微振動を実行させるようにし
てもよい。これは、記録ヘッド8の走査位置が1行にお
ける前半部分に位置している状態では、印字外微振動
(加速期間中の微振動)によるインクの撹拌の効果が残
っているからである。
【0121】また、プリンタが使用される際の環境温度
は、例えば、摂氏数度から40数度と幅広い。このた
め、低温時と高温時とでは、同一種類のインクであって
もインク粘度にかなりの差が生じ、低温時にはインク粘
度が高くなり、高温時にはインク粘度が低くなる。この
インク粘度の差異に起因して、低温時と高温時とで同じ
波形の微振動信号を印加した場合、低温時にはメニスカ
ス52の移動量が少なくインクの撹拌効果が得られ難い
一方、高温時にはメニスカス52の移動量が過剰に大き
くなり必要以上にメニスカス52を振動させてしまう。
は、例えば、摂氏数度から40数度と幅広い。このた
め、低温時と高温時とでは、同一種類のインクであって
もインク粘度にかなりの差が生じ、低温時にはインク粘
度が高くなり、高温時にはインク粘度が低くなる。この
インク粘度の差異に起因して、低温時と高温時とで同じ
波形の微振動信号を印加した場合、低温時にはメニスカ
ス52の移動量が少なくインクの撹拌効果が得られ難い
一方、高温時にはメニスカス52の移動量が過剰に大き
くなり必要以上にメニスカス52を振動させてしまう。
【0122】この点を考慮して、図1に示すように、本
実施の形態のインクジェット式記録装置は、環境温度を
計測するサーミスタ100を備え、このサーミスタ10
0が検出した環境温度に基づいて、微振動信号(印字外
微振動信号、印字前微振動信号、印字中微振動信号)の
振幅及び波形を環境温度に応じて変化させるようにして
いる。サーミスタ100は、例えば、記録ヘッド8のプ
リント基板(図示せず)に実装されて、記録ヘッド8の
温度を正確に検出するようになっている。
実施の形態のインクジェット式記録装置は、環境温度を
計測するサーミスタ100を備え、このサーミスタ10
0が検出した環境温度に基づいて、微振動信号(印字外
微振動信号、印字前微振動信号、印字中微振動信号)の
振幅及び波形を環境温度に応じて変化させるようにして
いる。サーミスタ100は、例えば、記録ヘッド8のプ
リント基板(図示せず)に実装されて、記録ヘッド8の
温度を正確に検出するようになっている。
【0123】駆動信号発生部9は、微振信号決定部9b
を有しており、当該微振信号決定部9bが、サーミスタ
100の計測値に基づいて、環境温度が低くインク粘度
が高い場合には比較的強い力でメニスカス52を振動さ
せるように微振動共通信号の振幅(電位)及び波形(例
えば台形状パルス111の立上がり及び立下がりの傾斜
等)を設定し、環境温度が高くインク粘度が低い場合に
は比較的弱い力でメニスカス52を振動させるように微
振動共通信号の振幅及び波形を設定する。そして、信号
発生本体部としての微振信号発生部12が、微振信号決
定部9bにより設定された振幅及び波形に基づいて、微
振動共通信号を生成する。
を有しており、当該微振信号決定部9bが、サーミスタ
100の計測値に基づいて、環境温度が低くインク粘度
が高い場合には比較的強い力でメニスカス52を振動さ
せるように微振動共通信号の振幅(電位)及び波形(例
えば台形状パルス111の立上がり及び立下がりの傾斜
等)を設定し、環境温度が高くインク粘度が低い場合に
は比較的弱い力でメニスカス52を振動させるように微
振動共通信号の振幅及び波形を設定する。そして、信号
発生本体部としての微振信号発生部12が、微振信号決
定部9bにより設定された振幅及び波形に基づいて、微
振動共通信号を生成する。
【0124】これにより、環境温度の変化に拘らず、印
字外微振動時及び印字前微振動時のメニスカス52の振
幅を一定にすることができ、ノズル開口部分のインクに
対し最適な撹拌効果を与えることができる。
字外微振動時及び印字前微振動時のメニスカス52の振
幅を一定にすることができ、ノズル開口部分のインクに
対し最適な撹拌効果を与えることができる。
【0125】同様に、駆動信号発生部9は、主信号決定
部9aを有しており、当該主信号決定部9aが、サーミ
スタ100の計測値に基づいて、環境温度が低くインク
粘度が高い場合には比較的強い力でメニスカス52を振
動させるように吐出駆動信号の第1パルス部61の振幅
(電位)及び波形(例えば台形状パルス61tの立上が
り及び立下がりの傾斜等)を設定し、環境温度が高くイ
ンク粘度が低い場合には比較的弱い力でメニスカス52
を振動させるように吐出駆動信号の第1パルス部61の
振幅及び波形を設定する。そして、信号発生本体部とし
ての主信号発生部11が、主信号決定部9aにより設定
された振幅及び波形に基づいて、吐出駆動信号を生成す
る。
部9aを有しており、当該主信号決定部9aが、サーミ
スタ100の計測値に基づいて、環境温度が低くインク
粘度が高い場合には比較的強い力でメニスカス52を振
動させるように吐出駆動信号の第1パルス部61の振幅
(電位)及び波形(例えば台形状パルス61tの立上が
り及び立下がりの傾斜等)を設定し、環境温度が高くイ
ンク粘度が低い場合には比較的弱い力でメニスカス52
を振動させるように吐出駆動信号の第1パルス部61の
振幅及び波形を設定する。そして、信号発生本体部とし
ての主信号発生部11が、主信号決定部9aにより設定
された振幅及び波形に基づいて、吐出駆動信号を生成す
る。
【0126】これにより、環境温度の変化に拘らず、印
字中微振動時のメニスカス52の振幅を一定にすること
ができ、ノズル開口部分のインクに対し最適な撹拌効果
を与えることができる。
字中微振動時のメニスカス52の振幅を一定にすること
ができ、ノズル開口部分のインクに対し最適な撹拌効果
を与えることができる。
【0127】なお、第2パルス部62及び第3パルス部
63の振幅及び波形についても、微振信号決定部9bに
よって、サーミスタ100の計測値に基づいて設定され
てもよい。
63の振幅及び波形についても、微振信号決定部9bに
よって、サーミスタ100の計測値に基づいて設定され
てもよい。
【0128】なお、上記の実施の形態では、いわゆるた
わみ振動モードの圧電振動子35を使用した記録ヘッド
8を例示したが、この記録ヘッド8に代えて、縦振動モ
ードの圧電振動子73を使用した記録ヘッド70を用い
てもよい。
わみ振動モードの圧電振動子35を使用した記録ヘッド
8を例示したが、この記録ヘッド8に代えて、縦振動モ
ードの圧電振動子73を使用した記録ヘッド70を用い
てもよい。
【0129】図17に示すように、縦振動モードの記録
ヘッド70においては、例えばプラスチックからなる箱
体状のケース71の収納室72内に、櫛歯状の圧電振動
子73が一方の開口から挿入されて櫛歯状先端部73a
が他方の開口に臨んでいる。その他方の開口側のケース
71の表面(下面)には流路ユニット74が接合され、
櫛歯状先端部73aは、それぞれ流路ユニット74の所
定部位に当接固定されている。
ヘッド70においては、例えばプラスチックからなる箱
体状のケース71の収納室72内に、櫛歯状の圧電振動
子73が一方の開口から挿入されて櫛歯状先端部73a
が他方の開口に臨んでいる。その他方の開口側のケース
71の表面(下面)には流路ユニット74が接合され、
櫛歯状先端部73aは、それぞれ流路ユニット74の所
定部位に当接固定されている。
【0130】圧電振動子73は、圧電体73bを挟んで
共通内部電極73cと個別内部電極73dとを交互に積
層した板状の振動子板を、ドット形成密度に対応させて
櫛歯状に切断して構成してある。そして、共通内部電極
73cと個別内部電極73dとの間に電位差を与えるこ
とにより、各圧電振動子73は、積層方向と直交する振
動子長手方向に伸縮する。
共通内部電極73cと個別内部電極73dとを交互に積
層した板状の振動子板を、ドット形成密度に対応させて
櫛歯状に切断して構成してある。そして、共通内部電極
73cと個別内部電極73dとの間に電位差を与えるこ
とにより、各圧電振動子73は、積層方向と直交する振
動子長手方向に伸縮する。
【0131】流路ユニット74は、流路形成板75を間
に挟んでノズルプレート76と弾性板77を両側に積層
することにより構成されている。
に挟んでノズルプレート76と弾性板77を両側に積層
することにより構成されている。
【0132】流路形成板75は、ノズルプレート76に
複数開設したノズル開口80とそれぞれ連通して圧力発
生室隔壁を隔てて列設された複数の圧力発生室81と、
各圧力発生室81の少なくとも一端に連通する複数のイ
ンク供給部82と、全インク供給部82が連通する細長
い共通インク室83と、が形成された板材である。例え
ば、シリコンウエハーをエッチング加工することによ
り、細長い共通インク室83が形成され、共通インク室
83の長手方向に沿って圧力発生室81がノズル開口8
0のピッチに合わせて形成され、各圧力発生室81と共
通インク室83との間に溝状のインク供給部82が形成
され得る。なお、この場合、圧力発生室81の一端にイ
ンク供給部82が接続し、このインク供給部82とは反
対側の端部近傍でノズル開口80が位置するように配置
されている。また、共通インク室83は、インクカート
リッジに貯留されたインクを圧力発生室81に供給する
ための室であり、その長手方向のほぼ中央にインク供給
管84が連通している。
複数開設したノズル開口80とそれぞれ連通して圧力発
生室隔壁を隔てて列設された複数の圧力発生室81と、
各圧力発生室81の少なくとも一端に連通する複数のイ
ンク供給部82と、全インク供給部82が連通する細長
い共通インク室83と、が形成された板材である。例え
ば、シリコンウエハーをエッチング加工することによ
り、細長い共通インク室83が形成され、共通インク室
83の長手方向に沿って圧力発生室81がノズル開口8
0のピッチに合わせて形成され、各圧力発生室81と共
通インク室83との間に溝状のインク供給部82が形成
され得る。なお、この場合、圧力発生室81の一端にイ
ンク供給部82が接続し、このインク供給部82とは反
対側の端部近傍でノズル開口80が位置するように配置
されている。また、共通インク室83は、インクカート
リッジに貯留されたインクを圧力発生室81に供給する
ための室であり、その長手方向のほぼ中央にインク供給
管84が連通している。
【0133】弾性板77は、ノズルプレート76とは反
対側の流路形成板75の面に積層され、ステンレス板8
7の下面側にPPS等の高分子体フィルムを弾性体膜8
8としてラミネート加工した二重構造である。そして、
圧力発生室81に対応した部分のステンレス板87をエ
ッチング加工して、圧電振動子73を当接固定するため
のアイランド部89が形成されている。
対側の流路形成板75の面に積層され、ステンレス板8
7の下面側にPPS等の高分子体フィルムを弾性体膜8
8としてラミネート加工した二重構造である。そして、
圧力発生室81に対応した部分のステンレス板87をエ
ッチング加工して、圧電振動子73を当接固定するため
のアイランド部89が形成されている。
【0134】上記の構成を有する記録ヘッド70では、
圧電振動子73を振動子長手方向に伸長させることによ
り、アイランド部89がノズルプレート76側に押圧さ
れ、アイランド部89周辺の弾性体膜88が変形して圧
力発生室81が収縮する。また、圧力発生室81の収縮
状態から圧電振動子73を長手方向に収縮させると、弾
性体膜88の弾性により圧力発生室81が膨張する。圧
力発生室81を一旦膨張させてから収縮させることによ
り、圧力発生室81内のインク圧力が高まって、ノズル
開口80からインク滴が吐出される。
圧電振動子73を振動子長手方向に伸長させることによ
り、アイランド部89がノズルプレート76側に押圧さ
れ、アイランド部89周辺の弾性体膜88が変形して圧
力発生室81が収縮する。また、圧力発生室81の収縮
状態から圧電振動子73を長手方向に収縮させると、弾
性体膜88の弾性により圧力発生室81が膨張する。圧
力発生室81を一旦膨張させてから収縮させることによ
り、圧力発生室81内のインク圧力が高まって、ノズル
開口80からインク滴が吐出される。
【0135】このような記録ヘッド70でも、インク滴
が吐出しない程度に圧電振動子73を伸縮させることに
よりメニスカスを微振動させることができ、ノズル開口
部分のインクを撹拌することができる。
が吐出しない程度に圧電振動子73を伸縮させることに
よりメニスカスを微振動させることができ、ノズル開口
部分のインクを撹拌することができる。
【0136】さて、上記の実施形態では、走査位置情報
出力手段を、リニアエンコーダ27及びスリット検出器
29によって構成している。さらに、記録開始位置情報
設定手段、微振動開始位置情報設定手段、微振動開始タ
イミング判定手段は、スリット検出器29からの検出信
号を計数したカウント値によって、記録開始位置、微振
動開始位置、微振動開始タイミングの判定を行ってい
る。
出力手段を、リニアエンコーダ27及びスリット検出器
29によって構成している。さらに、記録開始位置情報
設定手段、微振動開始位置情報設定手段、微振動開始タ
イミング判定手段は、スリット検出器29からの検出信
号を計数したカウント値によって、記録開始位置、微振
動開始位置、微振動開始タイミングの判定を行ってい
る。
【0137】この構成では、リニアエンコーダ27のス
リット28を検出するものであるので、記録ヘッド8の
走査位置を確実に認識することができるという特徴があ
る。
リット28を検出するものであるので、記録ヘッド8の
走査位置を確実に認識することができるという特徴があ
る。
【0138】しかしながら、本発明は、この構成に限定
されるものではない。即ち、記録ヘッド8の走査速度の
変化パターンを、ドットパターンデータの内容に拘わら
ずほぼ同じにすると(即ち、同一の速度変化パターンで
記録ヘッド8を走査したならば)、走査開始からの経過
時間により、その時点における記録ヘッド8の走査位置
を間接的に知ることができる。
されるものではない。即ち、記録ヘッド8の走査速度の
変化パターンを、ドットパターンデータの内容に拘わら
ずほぼ同じにすると(即ち、同一の速度変化パターンで
記録ヘッド8を走査したならば)、走査開始からの経過
時間により、その時点における記録ヘッド8の走査位置
を間接的に知ることができる。
【0139】この点に着目すれば、走査位置情報出力手
段を、走査開始(時刻t1)を契機に計時を開始する走
査時間タイマー101(第1走査時間タイマーに相当)
により構成し、この走査時間タイマー101のタイマー
値(ヘッド位置情報に相当)に基づいて記録ヘッド8の
走査位置を認識させるようにすることができる。
段を、走査開始(時刻t1)を契機に計時を開始する走
査時間タイマー101(第1走査時間タイマーに相当)
により構成し、この走査時間タイマー101のタイマー
値(ヘッド位置情報に相当)に基づいて記録ヘッド8の
走査位置を認識させるようにすることができる。
【0140】この場合、記録開始位置情報設定手段には
記録開始位置に対応するタイマー値(記録開始位置情報
に相当)を設定し、微振動開始位置情報設定手段には微
振動開始位置に対応するタイマー値(微振動開始位置情
報に相当)を設定する。
記録開始位置に対応するタイマー値(記録開始位置情報
に相当)を設定し、微振動開始位置情報設定手段には微
振動開始位置に対応するタイマー値(微振動開始位置情
報に相当)を設定する。
【0141】そして、微振動開始タイミング判定手段
は、走査時間タイマー101のタイマー値が微振動開始
位置に対応するタイマー値と一致したことにより、微振
動開始タイミングになったと判定させる。同様に、記録
開始タイミング判定手段は、走査時間タイマー101の
タイマー値が記録開始位置に対応するタイマー値と一致
したことにより、記録開始タイミングになったと判定さ
せる。
は、走査時間タイマー101のタイマー値が微振動開始
位置に対応するタイマー値と一致したことにより、微振
動開始タイミングになったと判定させる。同様に、記録
開始タイミング判定手段は、走査時間タイマー101の
タイマー値が記録開始位置に対応するタイマー値と一致
したことにより、記録開始タイミングになったと判定さ
せる。
【0142】このように、走査時間タイマー101のタ
イマー値に基づいて記録ヘッド8の走査位置を認識させ
るようにした場合には、リニアエンコーダ27やスリッ
ト検出器29を設ける必要がなくなるので、装置の構成
を簡素化することができる。また、スリット検出器29
からの検出信号の監視を行わずに済むので、制御態様も
簡素化することができ、処理の高速化が図れる。
イマー値に基づいて記録ヘッド8の走査位置を認識させ
るようにした場合には、リニアエンコーダ27やスリッ
ト検出器29を設ける必要がなくなるので、装置の構成
を簡素化することができる。また、スリット検出器29
からの検出信号の監視を行わずに済むので、制御態様も
簡素化することができ、処理の高速化が図れる。
【0143】なお、走査時間タイマーは、記録ヘッド8
の走査開始時点から計時を開始するものの他に、記録ヘ
ッド8の走査速度が一定になった時点から計時を開始す
るタイマー102(第2走査時間タイマーに相当)であ
ってもよい。
の走査開始時点から計時を開始するものの他に、記録ヘ
ッド8の走査速度が一定になった時点から計時を開始す
るタイマー102(第2走査時間タイマーに相当)であ
ってもよい。
【0144】この場合、記録ヘッド8の走査速度が一定
になる位置、例えば、ホームポジション側の記録紙18
の幅方向の縁部(図14に符号18Aで示す位置)に対
応する位置、を基準通過位置に設定する。そして、この
基準通過位置上を記録ヘッド8が通過したことを検出可
能な通過センサを設け、この通過センサの検出信号に基
づいて走査時間タイマー102の計時を開始させる。
になる位置、例えば、ホームポジション側の記録紙18
の幅方向の縁部(図14に符号18Aで示す位置)に対
応する位置、を基準通過位置に設定する。そして、この
基準通過位置上を記録ヘッド8が通過したことを検出可
能な通過センサを設け、この通過センサの検出信号に基
づいて走査時間タイマー102の計時を開始させる。
【0145】このように構成すると、走査時間タイマー
102は、記録ヘッド8の走査速度が一定の状態になっ
てからの走査時間を計時するので、記録ヘッド8の走査
位置をより正確に認識させることができる。
102は、記録ヘッド8の走査速度が一定の状態になっ
てからの走査時間を計時するので、記録ヘッド8の走査
位置をより正確に認識させることができる。
【0146】もっとも、走査位置情報出力手段は、記録
ヘッド8の位置を認識可能な情報を出力するものであれ
ば、リニアエンコーダ27及びスリット検出器29によ
り構成したものや、走査時間タイマー101、102に
より構成したものに限定されない。
ヘッド8の位置を認識可能な情報を出力するものであれ
ば、リニアエンコーダ27及びスリット検出器29によ
り構成したものや、走査時間タイマー101、102に
より構成したものに限定されない。
【0147】例えば、ボールスプラインによってキャリ
ッジ21を主走査方向に往復移動させる構成の記録装置
では、ボールスプラインの回転軸に、この回転軸と一緒
に回転するロータリーエンコーダを取り付けると共に、
このロータリーエンコーダのスリットを検出するスリッ
ト検出器を設け、当該スリット検出器からの検出信号に
基づいて、記録開始位置や微振動開始位置を認識させる
ように構成してもよい。
ッジ21を主走査方向に往復移動させる構成の記録装置
では、ボールスプラインの回転軸に、この回転軸と一緒
に回転するロータリーエンコーダを取り付けると共に、
このロータリーエンコーダのスリットを検出するスリッ
ト検出器を設け、当該スリット検出器からの検出信号に
基づいて、記録開始位置や微振動開始位置を認識させる
ように構成してもよい。
【0148】また、上記した実施の形態では、微振動制
御手段として機能する制御部6は、駆動信号発生部9
(主信号発生部11,微振信号発生部12)が発生した
駆動信号を記録ヘッド8に供給させるものであったが、
微振動制御手段はこの構成に限定されない。
御手段として機能する制御部6は、駆動信号発生部9
(主信号発生部11,微振信号発生部12)が発生した
駆動信号を記録ヘッド8に供給させるものであったが、
微振動制御手段はこの構成に限定されない。
【0149】また、上記した実施の形態では、記録開始
位置情報設定手段は、ドットパターンデータに基づいて
記録ヘッド8の記録開始位置を設定するが、記録開始位
置を設定させるためのデータはこれに限定されない。例
えば、記録開始位置を、ホストコンピュータからの印刷
データ(記録データの一種に相当)に基づいて設定して
もよく、中間データ(記録データの一種に相当)に基づ
いて設定してもよい。
位置情報設定手段は、ドットパターンデータに基づいて
記録ヘッド8の記録開始位置を設定するが、記録開始位
置を設定させるためのデータはこれに限定されない。例
えば、記録開始位置を、ホストコンピュータからの印刷
データ(記録データの一種に相当)に基づいて設定して
もよく、中間データ(記録データの一種に相当)に基づ
いて設定してもよい。
【0150】なお、以上の説明は、圧電振動子35を用
いて圧力発生室36を膨張・収縮させる記録ヘッド8を
備えたプリンタを例示したが、本発明は、圧力発生室内
に気泡を発生させ、この気泡の大きさを変化させること
でノズル開口からインク滴を吐出させる所謂バブルジェ
ット(登録商標)方式の記録ヘッドを備えたプリンタや
プロッタにも適用することができる。
いて圧力発生室36を膨張・収縮させる記録ヘッド8を
備えたプリンタを例示したが、本発明は、圧力発生室内
に気泡を発生させ、この気泡の大きさを変化させること
でノズル開口からインク滴を吐出させる所謂バブルジェ
ット(登録商標)方式の記録ヘッドを備えたプリンタや
プロッタにも適用することができる。
【0151】図18は、1行の記録動作を説明する他の
タイミングチャートを示している、図18に示す場合、
制御部6は、微振動終了位置情報設定手段として機能
し、例えば、記録開始直前における印字前微振動の終了
位置を示す微振動終了位置情報を設定する。例えば、記
録開始位置P1’から微振動後の沈静化に要する距離L
2’だけホームポジションHP側に戻った位置P3’を
微振動終了位置に設定する。この設定は、先に設定した
記録開始位置情報に基づいてなされる。そして、記録開
始位置P1’に相当するカウント値から所定距離L2’
に相当するカウント値を減算して得られるカウント値
が、微振動終了位置P3’に相当するカウント値として
設定される。
タイミングチャートを示している、図18に示す場合、
制御部6は、微振動終了位置情報設定手段として機能
し、例えば、記録開始直前における印字前微振動の終了
位置を示す微振動終了位置情報を設定する。例えば、記
録開始位置P1’から微振動後の沈静化に要する距離L
2’だけホームポジションHP側に戻った位置P3’を
微振動終了位置に設定する。この設定は、先に設定した
記録開始位置情報に基づいてなされる。そして、記録開
始位置P1’に相当するカウント値から所定距離L2’
に相当するカウント値を減算して得られるカウント値
が、微振動終了位置P3’に相当するカウント値として
設定される。
【0152】一方、微振動開始位置は、図18の場合、
記録開始位置情報に関わらず、ホームポジション側の記
録紙18の幅方向の縁部18Aに対応して設定されてい
る。もっとも、この場合の微振動開始位置についても、
記録開始位置情報に基づいて設定され得る。
記録開始位置情報に関わらず、ホームポジション側の記
録紙18の幅方向の縁部18Aに対応して設定されてい
る。もっとも、この場合の微振動開始位置についても、
記録開始位置情報に基づいて設定され得る。
【0153】そして、記録直前における微振動開始タイ
ミングが到来したと判定したならば、制御部6は、印字
前微振動制御手段(微振動制御手段の一種)として機能
し、印字前共通微振動信号を圧電振動子35に供給する
(S15:図16(a)参照)。即ち、制御部6は、選
択部13に制御信号を出力して、微振信号発生部12か
らの印字外共通微振動信号を供給可能な状態にする。そ
して、モードビット信号の各ビットデータをシフトレジ
スタ55にセットし、ラッチ信号を供給することによ
り、インクの増粘特性に対応した微振動信号が生成さ
れ、圧電振動子35へ供給される(図6参照)。その
後、制御部6は、パルスモータ25に作動パルスを供給
し、キャリッジ21を主走査方向に沿って移動させるこ
とにより、記録ヘッド8を走査する。印字外微振動信号
の供給停止タイミング(t3’)になったら、微振信号
発生部12からの印字外共通微振動信号の供給を停止す
ることによって、印字外微振動を停止する。この場合、
供給停止タイミング(t3’)は、位置カウンタのカウ
ント値が、所定カウント値P3’になった時点として判
定される。
ミングが到来したと判定したならば、制御部6は、印字
前微振動制御手段(微振動制御手段の一種)として機能
し、印字前共通微振動信号を圧電振動子35に供給する
(S15:図16(a)参照)。即ち、制御部6は、選
択部13に制御信号を出力して、微振信号発生部12か
らの印字外共通微振動信号を供給可能な状態にする。そ
して、モードビット信号の各ビットデータをシフトレジ
スタ55にセットし、ラッチ信号を供給することによ
り、インクの増粘特性に対応した微振動信号が生成さ
れ、圧電振動子35へ供給される(図6参照)。その
後、制御部6は、パルスモータ25に作動パルスを供給
し、キャリッジ21を主走査方向に沿って移動させるこ
とにより、記録ヘッド8を走査する。印字外微振動信号
の供給停止タイミング(t3’)になったら、微振信号
発生部12からの印字外共通微振動信号の供給を停止す
ることによって、印字外微振動を停止する。この場合、
供給停止タイミング(t3’)は、位置カウンタのカウ
ント値が、所定カウント値P3’になった時点として判
定される。
【0154】以上のように、図18に示すタイミングチ
ャートによれば、インク滴を吐出させる直前の適宜のタ
イミング(t3’)まで、ノズル開口のインクのメニス
カスを微振動させることができる。このように記録開始
位置に到達するまで常にメニスカスを振動させること
は、特に増粘しやすい顔料系インクに対し有効である。
ャートによれば、インク滴を吐出させる直前の適宜のタ
イミング(t3’)まで、ノズル開口のインクのメニス
カスを微振動させることができる。このように記録開始
位置に到達するまで常にメニスカスを振動させること
は、特に増粘しやすい顔料系インクに対し有効である。
【0155】図18に示すタイミングチャートによれ
ば、一般に、比較的長時間に亘って微振動制御が継続さ
れる傾向となる。従って、本発明による騒音の低減化
が、より一層大きな意味を持つ。
ば、一般に、比較的長時間に亘って微振動制御が継続さ
れる傾向となる。従って、本発明による騒音の低減化
が、より一層大きな意味を持つ。
【0156】なお、以上の実施の形態では、記録ヘッド
8のいずれかのノズル開口が記録を開始する位置を、記
録ヘッド8の記録開始位置としている。しかしながら、
通常は、ノズル開口毎に記録開始位置が異なる。
8のいずれかのノズル開口が記録を開始する位置を、記
録ヘッド8の記録開始位置としている。しかしながら、
通常は、ノズル開口毎に記録開始位置が異なる。
【0157】従って、例えばノズル開口毎の記録開始位
置のばらつきを考慮して、印字開始位置設定手段として
の制御部6が、選択されたノズル開口群毎の記録開始位
置を示す記録開始位置情報を設定し、微振動開始位置設
定手段としての制御部6が、記録開始位置情報に基づい
て、選択された各ノズル開口群のノズル開口部分のイン
クを微振動させるか否かを決定すると共に微振動をさせ
る場合にそれぞれの微振動開始位置を示す微振動開始位
置情報を設定し、印字前微振動制御手段としての制御部
6が、微振動開始位置情報とヘッド位置情報とに基づい
て選択されたノズル開口群毎にそれぞれの微振動開始タ
イミングになったことを判定して微振動手段を駆動させ
ることが好ましい。
置のばらつきを考慮して、印字開始位置設定手段として
の制御部6が、選択されたノズル開口群毎の記録開始位
置を示す記録開始位置情報を設定し、微振動開始位置設
定手段としての制御部6が、記録開始位置情報に基づい
て、選択された各ノズル開口群のノズル開口部分のイン
クを微振動させるか否かを決定すると共に微振動をさせ
る場合にそれぞれの微振動開始位置を示す微振動開始位
置情報を設定し、印字前微振動制御手段としての制御部
6が、微振動開始位置情報とヘッド位置情報とに基づい
て選択されたノズル開口群毎にそれぞれの微振動開始タ
イミングになったことを判定して微振動手段を駆動させ
ることが好ましい。
【0158】なお、前述のように、プリンタコントロー
ラ1はコンピュータシステムによって構成されている
が、コンピュータシステムに前記各要素を実現させるた
めのプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体も、本件の保護対象である。
ラ1はコンピュータシステムによって構成されている
が、コンピュータシステムに前記各要素を実現させるた
めのプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体も、本件の保護対象である。
【0159】さらに、前記の各要素が、コンピュータシ
ステム上で動作するOS等のプログラムによって実現さ
れる場合、当該OS等のプログラムを制御する各種命令
を含むプログラム及び当該プログラムを記録した記録媒
体も、本件の保護対象である。
ステム上で動作するOS等のプログラムによって実現さ
れる場合、当該OS等のプログラムを制御する各種命令
を含むプログラム及び当該プログラムを記録した記録媒
体も、本件の保護対象である。
【0160】なお、本発明は、インクジェット式記録装
置以外の任意の液体噴射装置に適用され得る。液体の例
としては、インクの他に、グルー、マニキュア等が使用
され得る。
置以外の任意の液体噴射装置に適用され得る。液体の例
としては、インクの他に、グルー、マニキュア等が使用
され得る。
【0161】また、選択されたノズル開口群は、単一の
ノズル開口のみを有してもよく、その場合には各ノズル
開口毎に微振動周期がずらされて実施されることにな
る。
ノズル開口のみを有してもよく、その場合には各ノズル
開口毎に微振動周期がずらされて実施されることにな
る。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振動さ
れる一方、各ノズル開口毎にT/nずつずれたタイミン
グで微振動されるため、各ノズル開口部分の液体の微振
動周波数を所定レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそ
のn倍の周波数に高めて、人間の可聴周波数域外とする
ことができる。また、各ノズル開口の振動タイミングが
ずらされるため、騒音量自体も低減され得る。
各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振動さ
れる一方、各ノズル開口毎にT/nずつずれたタイミン
グで微振動されるため、各ノズル開口部分の液体の微振
動周波数を所定レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそ
のn倍の周波数に高めて、人間の可聴周波数域外とする
ことができる。また、各ノズル開口の振動タイミングが
ずらされるため、騒音量自体も低減され得る。
【0163】あるいは、本発明によれば、各ノズル開口
部分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一方、同
一のノズル開口群では同一のタイミングで微振動され、
かつ、各ノズル開口群毎にT/nずつずれたタイミング
で微振動されるため、ノズル開口部分の液体の微振動周
波数を所定レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそのn
倍の周波数に高めて、人間の可聴周波数域外とすること
ができる。また、各ノズル開口群毎の振動タイミングが
ずらされるため、騒音量自体も低減され得る。
部分の液体が全て一定の周期Tで微振動される一方、同
一のノズル開口群では同一のタイミングで微振動され、
かつ、各ノズル開口群毎にT/nずつずれたタイミング
で微振動されるため、ノズル開口部分の液体の微振動周
波数を所定レベルに維持しつつ、騒音の周波数をそのn
倍の周波数に高めて、人間の可聴周波数域外とすること
ができる。また、各ノズル開口群毎の振動タイミングが
ずらされるため、騒音量自体も低減され得る。
【図1】本発明の一実施の形態によるインクジェット式
プリンタの構成を説明する概略ブロック図である。
プリンタの構成を説明する概略ブロック図である。
【図2】吐出駆動信号及び、この吐出駆動信号に基づい
て生成される駆動パルスを説明する図である。
て生成される駆動パルスを説明する図である。
【図3】微振動駆動信号の例を説明する図である。
【図4】図1のインクジェット式プリンタの斜視図であ
る。
る。
【図5】記録ヘッドの構造を説明する図であり、(a)
は断面図、(b)は(a)におけるA部の拡大断面図で
ある。
は断面図、(b)は(a)におけるA部の拡大断面図で
ある。
【図6】記録ヘッドにおける電気的構成を説明するブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】選択されたノズル開口群の一態様を示す図であ
る。
る。
【図8】選択されたノズル開口群の一態様及び当該各ノ
ズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
ズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
【図9】選択されたノズル開口群の一態様及び当該各ノ
ズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
ズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
【図10】選択されたノズル開口群の一態様及び当該各
ノズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
ノズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
【図11】選択されたノズル開口群の一態様を示す図で
ある。
ある。
【図12】微振動駆動信号の例を説明する図である。
【図13】選択されたノズル開口群の一態様及び当該各
ノズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
ノズル開口群に供給される微振動駆動信号を示す図であ
る。
【図14】1行の記録動作を説明するタイミングチャー
トである。
トである。
【図15】ドットパターン展開処理を説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図16】(a)はドットパターン記録処理を説明する
フローチャート、(b)は位置情報取得処理を説明する
フローチャートである。
フローチャート、(b)は位置情報取得処理を説明する
フローチャートである。
【図17】縦振動モードの圧電振動子を用いた記録ヘッ
ドを説明する図である。
ドを説明する図である。
【図18】1行の記録動作を説明する他のタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図19】人間の耳の可聴周波数域を示す図である。
1 プリンタコントローラ
2 プリントエンジン
3 外部インターフェース
4 RAM
5 ROM
6 制御部
7 発振回路
8 記録ヘッド
9 駆動信号発生部
9a 主信号決定部
9b 微振信号決定部
10 内部インターフェース
11 主信号発生部
12 微振信号発生部
13 選択部
16 紙送り機構
17 キャリッジ機構
18 記録紙
19 インクカートリッジ
20 ガイド部材
21 キャリッジ
22 駆動プーリ
23 従動プーリ
24 タイミングベルト
25 パルスモータ
26 プリンタ筐体
27 リニアエンコーダ
28 スリット
29 スリット検出器
30 キャッピング機構
33 アクチュエータユニット
34 流路ユニット
35 圧電振動子
36 圧力発生室
37 第1の蓋部材
38 スペーサ部材
39 第2の蓋部材
40 インク供給口形成基板
41 インク室形成基板
42 ノズルプレート
43 接着層
44 共通電極
45 駆動電極
46 供給側連通孔
47 第1ノズル連通孔
48 インク供給口
49 インク室
50 第2ノズル連通孔
51 ノズル開口
52 メニスカス
55 シフトレジスタ
56 ラッチ回路
57 レベルシフタ
58 スイッチ
61 第1パルス部
62 第2パルス部
63 第3パルス部
61t〜63t 台形状パルス
70 記録ヘッド
71 ケース
72 収納室
73 圧電振功子
73a 櫛歯状先端部
74 流路ユニット
75 流路形成板
76 ノズルプレート
77 弾性板
80 ノズル開口
81 圧力発生室
82 インク供給部
83 共通インク室
84 インク供給管
87 ステンレス板
88 弾性体膜
89 アイランド部
100 サーミスタ
101 第1走査時間タイマ
102 第2走査時間タイマ
111 中台形パルス
120 モードビット信号発生部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C056 EB07 EB30 EB36 EB38 EC08
EC37 EC42 EC46 EC72 FA04
2C057 AF84 AF99 AG14 AG47 AL25
AL40 AM14 AM15 AM22 AR04
AR07 AR08 AR16 BA04 BA12
BA14
Claims (21)
- 【請求項1】2以上のn個のノズル開口を有するヘッド
部材と、 ノズル開口毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微
振動手段と、 前記微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を備
え、 前記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体が全て
一定の周期Tで微振動される一方、各ノズル開口毎にT
/nずつずれたタイミングで微振動されるように、微振
動手段を駆動させるようになっていることを特徴とする
液体噴射装置。 - 【請求項2】各ノズル開口部分の液体は、各々7〜10
kHzの範囲の同一周波数で1/n周期ずつずれて微振
動されることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装
置。 - 【請求項3】複数のノズル開口を有するヘッド部材と、 2以上のn群の選択されたノズル開口群毎にノズル開口
部分の液体を微振動させる微振動手段と、 前記微振動手段を駆動させる微振動制御手段と、を備
え、 前記微振動制御手段は、各ノズル開口部分の液体が全て
一定の周期Tで微振動される一方、同一のノズル開口群
では同一のタイミングで微振動され、かつ、各ノズル開
口群毎にT/nずつずれたタイミングで微振動されるよ
うに、微振動手段を駆動させるようになっていることを
特徴とする液体噴射装置。 - 【請求項4】ノズル開口部分の液体は、各ノズル開口群
毎に各々7〜10kHzの範囲の同一周波数で1/n周
期ずつずれて微振動されることを特徴とする請求項3に
記載の液体噴射装置。 - 【請求項5】選択された各ノズル開口群のノズル開口
は、同一種類の液体を使用するノズル開口であることを
特徴とする請求項3または4に記載の液体噴射装置。 - 【請求項6】微振動制御手段は、 共通微振動信号を生成する微振信号発生手段と、 各ノズル開口群毎に微振モード信号を生成する微振モー
ド信号発生手段と、 前記共通微振動信号と前記各微振モード信号とのAND
によって構成される各微振動駆動信号をそれぞれ生成す
る信号融合部と、 前記各微振動駆動信号に基づいて微振動手段を駆動させ
る微振動制御本体部と、を有していることを特徴とする
請求項3乃至5のいずれかに記載の液体噴射装置。 - 【請求項7】前記共通微振動信号は、所定の波形を有す
る周期信号であり、 前記各微振モード信号は、所定の矩形パルス列を有する
と共に、前記共通微振動信号と同一の周期を有する周期
信号であることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射
装置。 - 【請求項8】前記共通微振動信号は、15kHz以上の
周波数を有する周期信号であることを特徴とする請求項
7に記載の液体噴射装置。 - 【請求項9】微振動手段は、前記ノズル開口に連通する
と共に液体を収容可能な圧力発生室を変形させることに
よってノズル開口の液体のメニスカスを微振動させる圧
電部材を有していることを特徴とする請求項1乃至8の
いずれかに記載の液体噴射装置。 - 【請求項10】液体は、顔料成分を含むインクであり、 ヘッド部材は、記録ヘッドであることを特徴とする請求
項1乃至9のいずれかに記載の液体噴射装置。 - 【請求項11】2以上のn個のノズル開口を有するヘッ
ド部材と、 ノズル開口毎にノズル開口部分の液体を微振動させる微
振動手段と、を備えた液体噴射装置を制御するための装
置であって、 各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振動さ
れる一方、各ノズル開口毎にT/nずつずれたタイミン
グで微振動されるように、微振動手段を駆動させるよう
になっていることを特徴とする制御装置。 - 【請求項12】各ノズル開口部分の液体が、各々7〜1
0kHzの範囲の同一周波数で1/n周期ずつずれて微
振動されることを特徴とする請求項11に記載の制御装
置。 - 【請求項13】複数のノズル開口を有するヘッド部材
と、 2以上のn群の選択されたノズル開口群毎にノズル開口
部分の液体を微振動させる微振動手段と、を備えた液体
噴射装置を制御するための装置であって、 各ノズル開口部分の液体が全て一定の周期Tで微振動さ
れる一方、同一のノズル開口群では同一のタイミングで
微振動され、かつ、各ノズル開口群毎にT/nずつずれ
たタイミングで微振動されるように、微振動手段を駆動
させるようになっていることを特徴とする制御装置。 - 【請求項14】ノズル開口部分の液体が、各ノズル開口
群毎に各々7〜10kHzの範囲の同一周波数で1/n
周期ずつずれて微振動されることを特徴とする請求項1
3に記載の制御装置。 - 【請求項15】共通微振動信号を生成する微振信号発生
手段と、 各ノズル開口群毎に微振モード信号を生成する微振モー
ド信号発生手段と、 前記共通微振動信号と前記各微振モード信号とのAND
によって構成される各微振動駆動信号をそれぞれ生成す
る信号融合部と、 前記各微振動駆動信号に基づいて微振動手段を駆動させ
る微振動制御本体部と、を有していることを特徴とする
請求項11乃至13のいずれかに記載の制御装置。 - 【請求項16】前記共通微振動信号は、所定の波形を有
する周期信号であり、 前記各微振モード信号は、所定の矩形パルス列を有する
と共に、前記共通微振動信号と同一の周期を有する周期
信号であることを特徴とする請求項15に記載の制御装
置。 - 【請求項17】前記共通微振動信号は、15kHz以上
の周波数を有する周期信号であることを特徴とする請求
項16に記載の制御装置。 - 【請求項18】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
ンピュータシステムによって実行されて、前記コンピュ
ータシステムに請求項11乃至17のいずれかに記載の
制御装置を実現させるプログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項19】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
ンピュータシステム上で動作する第2のプログラムを制
御する命令が含まれており、 前記コンピュータシステムによって実行されて、前記第
2のプログラムを制御して、前記コンピュータシステム
に請求項11乃至17のいずれかに記載の制御装置を実
現させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能
な記録媒体。 - 【請求項20】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
ンピュータシステムによって実行されて、前記コンピュ
ータシステムに請求項11乃至17のいずれかに記載の
制御装置を実現させるプログラム。 - 【請求項21】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
ンピュータシステム上で動作する第2のプログラムを制
御する命令が含まれており、 前記コンピュータシステムによって実行されて、前記第
2のプログラムを制御して、前記コンピュータシステム
に請求項11乃至17のいずれかに記載の制御装置を実
現させるプログラム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001297398A JP2003103777A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液体噴射装置 |
| US10/255,104 US6905184B2 (en) | 2001-09-27 | 2002-09-26 | Liquid jetting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001297398A JP2003103777A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液体噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003103777A true JP2003103777A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19118488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001297398A Pending JP2003103777A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液体噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003103777A (ja) |
Cited By (11)
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-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001297398A patent/JP2003103777A/ja active Pending
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