JP2003105392A - 2剤型漂白剤 - Google Patents

2剤型漂白剤

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JP2003105392A JP2001302822A JP2001302822A JP2003105392A JP 2003105392 A JP2003105392 A JP 2003105392A JP 2001302822 A JP2001302822 A JP 2001302822A JP 2001302822 A JP2001302822 A JP 2001302822A JP 2003105392 A JP2003105392 A JP 2003105392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた漂白効果を有する2剤型漂白剤を提供
する。 【解決手段】 過酸化水素を0.05〜20質量%及び
水を含有する20℃におけるpHが1.0〜7.0の水
性組成物であるA剤と、20℃におけるpHが8.5以
上の水性組成物であるB剤とからなり、A剤及びB剤を
1/1の質量比で混合した混合物の20℃におけるpH
が8.0〜13.0であって、且つ該混合物の20℃に
おける粘度がA剤の20℃における粘度及びB剤の20
℃における粘度のいずれよりも高い2剤型漂白剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は2剤型液体漂白剤に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】過酸化
水素を主基剤とする液体漂白剤は色・柄物に使用でき、
汚れに直接塗布できるなどの利点から好まれて使用され
ている。現在市販されている液体酸素系漂白剤は、所定
量をキャップに取り分け衣類に塗布するか、もしくは洗
濯機に投入する方法が一般的に行われている。しかしな
がら、その漂白効果の更なる向上が要望されている。
【0003】また、漂白効果を向上し、貯蔵安定性も十
分なものを得ることを目的に2剤型液体漂白剤の研究が
行われている。特開平3−140400号公報、特開平
6−166892号公報、特開平9−157693号公
報、特開平9−48997号公報には過酸化水素を含有
するA剤と漂白活性化剤を含有するB剤からなる漂白剤
組成物が公開されている。しかしながら、これらの技術
を用いてもいまだ満足できる漂白効果を得ることができ
ない。
【0004】従って、本発明の課題は、優れた漂白効果
を有する2剤型漂白剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、過酸化水素を
0.05〜20質量%及び水を含有する20℃における
pHが1.0〜7.0の水性組成物であるA剤と、20
℃におけるpHが8.5以上の水性組成物であるB剤と
からなる2剤型液体漂白剤であって、A剤及びB剤を1
/1の質量比で混合した混合物の20℃におけるpHが
8.0〜13.0であって、且つ該混合物の20℃にお
ける粘度がA剤の20℃における粘度及びB剤の20℃
における粘度のいずれよりも高い2剤型漂白剤を提供す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のA剤は、良好な漂白効果
が得られることから、過酸化水素を0.05〜20質量
%、好ましくは0.5〜10質量%、特に好ましくは1
〜6質量%含有する。過酸化水素濃度は、過マンガン酸
カリウムを用いた滴定方法により測定する。
【0007】また、A剤の20℃におけるpHは1.0
〜7.0、好ましくは1.5〜5.0、更に好ましくは
2.0〜5.0である。このようなpHに調整するため
に、酸剤を用いることが好ましい。本発明において酸剤
とは、添加することによって水溶液のpHを酸性にする
化合物を指すが、pHを調整するための酸剤としては硝
酸、硫酸、リン酸、ホウ酸、ホスホン酸、ホスホノカル
ボン酸、カルボン酸、ポリカルボン酸及びアミノカルボ
ン酸が好ましい。これらの中でも具体的に好ましい化合
物としては、硫酸、オルトリン酸、メタリン酸、ホウ酸
から選ばれる無機酸、エタン−1,1−ジホスホン酸、エ
タン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ
−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリ
ホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホス
ホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、アミノポリ(メ
チレンホスホン酸)、ポリエチレンポリアミンポリ(メ
チレンホスホン酸)から選ばれるホスホン酸、2−ホス
ホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン
−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク
酸から選ばれるホスホノカルボン酸、ニトリロ三酢酸、
イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、
ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミ
ン六酢酸、ジエンコル酸から選ばれるアミノポリ酢酸、
ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチル
オキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、
リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシ
メチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸から選ばれる
ポリカルボン酸であり、特に好ましい化合物としては硫
酸、ホウ酸及びエタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホ
ン酸、エタン−1,1−ジホスホン酸から選ばれる1種以
上である。
【0008】これらの酸剤は、後述する金属イオン封鎖
剤として使用されるものであってもよい。A剤中の酸剤
の配合量は、pH条件を満たす範囲で添加されるが、貯
蔵安定性の点で、好ましくは10質量%以下、好ましく
は0.1〜5質量%の範囲で添加されることが好まし
い。
【0009】本発明のA剤には前記pH条件を満たす限
りアルカリ剤を添加してもよい。本発明においてアルカ
リ剤とはイオン交換水に添加することでアルカリ性を示
す化合物を指す。本発明ではpH調整に用いられること
が好ましく、アルカリ金属水酸化物が好ましい。
【0010】ところで、本発明の2剤型漂白剤はA剤と
B剤を混合して使用するが、混合の際に、少量のB剤が
A剤に混ざり、pHが上昇することでガスを発生させる
ことが懸念される。従って本発明のA剤には、アルカリ
に対するpH変動抑制能を有することが好ましい。その
ためには、前記した酸剤のうち緩衝能を示す酸剤やその
塩を配合することが好ましく、具体的には、A剤中のリ
ン酸、ホウ酸、ホスホン酸、ホスホノカルボン酸、カル
ボン酸及びポリカルボン酸、それらのイオン化物、並び
にそれらの塩の1種以上のA剤中に含有される濃度が、
酸形態としてカウントしたときに0.001〜5質量
%、好ましくは0.1〜3質量%、より好ましくは0.
1〜1質量%、最も好ましくは0.1〜0.5質量%で
あることが好ましい。なお、A剤中の塩素イオンは過酸
化水素の安定性を低下させるので、塩酸や塩素塩に起因
する塩素イオン含有は抑制され、塩素イオンはA剤中に
0.2質量%以下、更には0.02質量%以下、特には
実質的に含有しないことが好ましい。
【0011】本発明のA剤に使用する水は蒸留水又はイ
オン交換水が好ましい。また、貯蔵安定性の点で、水は
A剤中に50〜99質量%、好ましくは60〜95質量
%が好適である。
【0012】本発明のB剤は、20℃におけるpHが
8.5〜13.5、好ましくは9.0〜13.5、より
好ましくは9.5〜11.5、最も好ましくは10.0
〜11.0のものである。このようなpHを達成するた
めに、B剤にはアルカリ剤を配合する。アルカリ剤とし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、重炭酸カリウム等の炭酸塩、リン酸塩、ホ
スホン酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩、有機カルボン酸塩、フ
ェノール性水酸基もしくはエノール性水酸基を有する化
合物の共役塩基、アンモニア、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン
誘導体などが挙げられる。その中で好ましいものとして
は、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムが挙げられる。ア
ルカリ剤は、pH条件を満たす濃度で配合されるが、貯
蔵安定性の点より、好ましくは0.5〜20質量%、よ
り好ましくは1〜15質量%の範囲で配合される。
【0013】また、本発明のB剤には前記pH条件を満
たす限り酸剤を添加してもよい。本発明において酸剤と
は、添加することによって水溶液のpHを酸性にする化
合物を指し、例えば強酸弱塩基等の塩であってもよい。
【0014】また、本発明の2剤型漂白剤は、A剤及び
B剤を質量比1/1混合した混合物の20℃におけるp
Hが8.0〜13.0、好ましくは9.0〜11.0で
ある。そのためには、B剤に起因するアルカリ域におけ
るpH変動抑制能が優れることが好ましい。従って、本
発明のB剤においては、炭酸、リン酸、カルボン酸、ホ
スホン酸及びホスホノカルボン酸、それらのイオン化
物、並びにそれらの塩の1種以上の濃度が、酸形態とし
てカウントしたときに0.5〜10質量%であることが
好ましく、更には1.0〜8.0質量%、特には2〜5
質量%であることが好ましい。但し、B剤中のこれら濃
度は、A剤のpH変動抑制能の程度によって変化する。
【0015】本発明では特に、B剤にアルカリ剤として
アルカリ金属炭酸塩を配合することが好ましく、特に炭
酸カリウムを配合することが好ましい。アルカリ金属炭
酸塩は系中の炭酸濃度が1.5〜5.0質量%になるよ
うに配合される。
【0016】本発明のB剤は、残部が水の水性組成物で
あり、蒸留水又はイオン交換水が好ましい。水はB剤中
に50〜99質量%、好ましくは60〜95質量%が好
適である。
【0017】本発明の2剤型漂白剤において、A剤の2
0℃における粘度は使い勝手の点から好ましくは1〜1
0mPa・s、より好ましくは2〜8mPa・sであ
り、B剤の20℃における粘度は、好ましくは1〜10
mPa・s、より好ましくは2〜8mPa・sである。
【0018】本発明の2剤型漂白剤は、A剤及びB剤を
1/1の質量比で混合した混合物の20℃における粘度
がA剤の20℃における粘度及びB剤の20℃における
粘度のいずれよりも高くなる2剤型漂白剤であり、好ま
しくはA剤/B剤を1/3〜3/1、より好ましくは1
/5〜5/1、最も好ましくは1/10〜10/1の範
囲内全ての質量比で混合した混合物の20℃における粘
度が11〜200mPa・s、更には15〜100mP
a・s、特には15〜60mPa・sの範囲に入ること
が高い漂白効果を得る目的から好ましい。また、本発明
の2剤型漂白剤は、A剤及びB剤を1/1の質量比で混
合した混合物の20℃における粘度が、A剤の20℃に
おける粘度及びB剤の20℃における粘度のうち高い方
と比較して、好ましくは1.5 〜40倍、より好まし
くは2〜20倍、最も好ましくは3〜10倍であること
が適している。
【0019】このようなA剤、B剤混合物の粘度挙動を
達成する好ましい方法として、下記方法(i)〜方法
(v)を挙げることができる。
【0020】方法(i):A剤及びB剤のいずれか一方
に炭素数8〜18の炭化水素基を1つ以上有する両性界
面活性剤を含有し、他方に炭素数8〜18の炭化水素基
を1つ以上有する陰イオン界面活性剤を含有する 方法(ii):A剤及びB剤のいずれか一方に炭素数8〜
18の炭化水素基を1以上有するアルカノールアミド型
界面活性剤を含有し、他方に炭素数8〜18の炭化水素
基を1つ以上有する陰イオン界面活性剤を含有する 方法(iii):A剤及びB剤のいずれか一方にデービス
氏の方法で求めたHLBが3〜8の非イオン界面活性剤
を含有し、他方に水溶性無機塩を0.5〜20質量%含
有する 方法(iv):濃度0.2質量%、pH4の水溶液の20
℃における粘度が1〜10mPa・sであり、濃度0.
1質量%、pH10の水溶液の20℃における粘度が1
1mPa・s以上になる重量平均分子量1万〜6百万の
水溶性高分子化合物をA剤に含有する 方法(v):水溶性無機塩を0.5〜20質量%、並び
にスルホン酸基及びヒドロキシ基から選ばれる官能基を
その繰り返し単位に有する高分子化合物を0.01〜1
5質量%B剤に含有する。
【0021】以下各方法について説明する。
【0022】<方法(i)>方法(i)で用いる両性界
面活性剤(以下(a)成分という)としては下記一般式
(1)の化合物又は一般式(2)の化合物から選ばれる
化合物が好ましく、漂白効果の点から特に一般式(1)
の化合物が好適である。
【0023】
【化1】
【0024】〔式中、R1は炭素数8〜16、好ましく
は10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R3、R4は炭素数1〜3
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。R2
炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基であ
る。Aは−COO−、−CONH−、−OCO−、−N
HCO−、−O−から選ばれる基であり、aは0又は
1、好ましくは1の数である。〕
【0025】
【化2】
【0026】〔式中、R5は炭素数9〜23、好ましく
は9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又
はアルケニル基であり、R6は炭素数1〜6、好ましく
は1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基であ
る。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−N
HCO−、−O−から選ばれる基であり、bは0又は1
の数、好ましくは0である。R7、R8は、炭素数1〜3
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメ
チル基、エチル基又はヒドロキシエチル基であり、R9
はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5、好
ましくは1〜3のアルキレン基である。Dは、−S
3 -、−OSO3 -、から選ばれる基であり、特に−SO
3 -が漂白洗浄効果の点から良好である。〕。
【0027】方法(i)で用いる陰イオン界面活性剤
(以下(b)成分という)としては分子中に炭素数10
〜18、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜
15のアルキル基又はアルケニル基と、−SO3M基及
び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕を有する陰イ
オン界面活性剤が好ましい。具体的には上記炭素数を有
するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(又はアル
ケニル)硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル
(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィン
スルホン酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、
α−スルホ脂肪酸エステル、飽和又は不飽和の脂肪酸及
びこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に炭素数1
0〜16のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキ
ル(又はアルケニル)硫酸エステル、炭素数10〜16
のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサ
イド(以下、EOと表記する)平均付加モル数が1〜
6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポ
リオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル
硫酸エステル、もしくは炭素数10〜15のアルキル基
を有するアルキルベンゼンスルホン酸、炭素数8〜16
の飽和脂肪酸、及びこれらの塩から選ばれる一種以上を
配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、
好ましくはナトリウム塩、カリウム塩が貯蔵安定性の点
から良好である。
【0028】方法(i)では、(a)成分をA剤又はB
剤のいずれか一方、好ましくはB剤に0.1〜10質量
%、好ましくは0.1〜5質量%、特に好ましくは0.
1〜3質量%含有し、(b)成分を(a)成分とは異な
る剤、好ましくはA剤に0.05〜10質量%、好まし
くは0.1〜5質量%含有する。また、A剤及びB剤を
1/3〜3/1の質量比で混合した場合の全ての場合に
おいて、混合液中に(a)成分/(b)成分が1/10
〜10/1の質量比になるようにA剤及びB剤中の
(a)成分及び(b)成分の含有量を調整することが本
発明の粘度挙動を達成し、高い漂白効果を得る上で好ま
しい。
【0029】なお、本発明ではA剤及びB剤の20℃に
おける粘度を1〜10mPa・sの範囲に入る程度に
(a)成分及び(b)成分をA剤及び/又はB剤に共存
させることができる、共存させる場合にはA剤中及び/
又はB剤中の(a)成分/(b)成分を1/1000〜
1/11又は1000/1〜11/1の質量比とするこ
とが可能である。
【0030】<方法(ii)>方法(ii)で用いるアルカ
ノールアミド型界面活性剤(以下(c)成分という)と
しては下記一般式(3)の化合物が好適である。
【0031】
【化3】
【0032】〔式中、R10−COは炭素数8〜20の飽
和又は不飽和のアシル基であり、R11はメチル基、エチ
ル基又は−(C24O)m−Hである。また、R12は−(C
24O)n−Hである。m、nはそれぞれ0〜5の数であ
り、m+nは1〜6である。〕。
【0033】一般式(3)の化合物において、R10CO
−は炭素数8〜18の飽和又は不飽和のアシル基が好ま
しい。好ましい具体例としてはオクタン酸、デカン酸、
ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタ
デカン酸、ドコサン酸、リノール酸、2−エチルヘキサ
ン酸、2−オクチルウンデカン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸から誘導されるアシル基が挙げられ、特に好
ましくは、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラ
デカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オレイン
酸から誘導されるアシル基である。
【0034】また、本発明では該アシル基が単独のアル
キル基又はアルケニル基であっても差し支えないが、R
10CO−に対応する脂肪酸が混合脂肪酸であることが洗
浄効果、及び起泡力の点から好適である。好ましい混合
脂肪酸組成は脂肪酸中の質量%として以下の組成が好適
である。なお、これ以外の脂肪酸を含有しても差し支え
ないが、下記に示した脂肪酸の合計質量が100質量%
となるように調整されることが貯蔵安定性の点から望ま
しい。
【0035】 カプリル酸;1〜10質量%、好ましくは3〜6質量% カプリン酸;1〜12質量%、好ましくは3〜7質量% ラウリン酸;44〜60質量%、好ましくは44〜55
質量% ミリスチン酸;10〜22質量%、好ましくは10〜1
7質量% パルミチン酸;4〜10質量%、好ましくは6〜10質
量% ステアリン酸;0〜10質量%、好ましくは1〜7質量
% オレイン酸;0〜17質量%、好ましくは1〜17質量
%。
【0036】一般式(3)の化合物においてR11はメチ
ル基、エチル基又は−(C24O)m−Hであり、洗浄効
果の持続性の点から好ましくはメチル基又は水素原子
(m=0)である。また、R12は−(C24O)n−Hで
あり、nは洗浄効果の持続性の点から好ましくは1〜
5、特に好ましくは1〜3の数である。
【0037】一般式(3)の化合物の好ましい具体例と
しては一般式(c−1)及び一般式(c−2)を挙げる
ことができる。
【0038】
【化4】
【0039】方法(ii)で用いる陰イオン界面活性剤
は、上記方法(i)で用いる(b)成分と同じである。
【0040】方法(ii)では、(c)成分をA剤又はB
剤のいずれか一方、好ましくはB剤に0.1〜10質量
%、好ましくは0.1〜5質量%、特に好ましくは0.
1〜3質量%含有し、(b)成分を(c)成分とは異な
る剤、好ましくはA剤に0.05〜10質量%、好まし
くは0.1〜5質量%含有する。また、A剤及びB剤を
1/3〜3/1の質量比で混合した場合の全ての場合に
おいて、混合液中に(c)成分/(b)成分が1/10
〜10/1の質量比になるようにA剤及びB剤中の
(c)成分及び(b)成分の含有量を調整することが本
発明の粘度挙動を達成し、高い漂白効果を得るうえで好
ましい。
【0041】なお、本発明ではA剤及びB剤の20℃に
おける粘度を1〜10mPa・sの範囲に入る程度に
(c)成分及び(b)成分をA剤及び/又はB剤に共存
させることができる。共存させる場合にはA剤中及び/
又はB剤中の(c)成分/(b)成分を1/1000〜
1/11又は1000/1〜11/1の質量比とするこ
とが可能である。
【0042】<方法(iii)>方法(iii)では、デ−ビ
ス氏の方法で求めたHLBが3〜8、好ましくは4.5
〜5.5の非イオン界面活性剤(以下(d)成分とい
う)を用いる。ここで、デービス氏の方法とは「界面活
性剤 物性・応用・化学生態学」(北原文雄ら著 講談
社サイエンティフィック1990年5月20日第7刷発
行)の24頁〜25頁に記載されている方法である。具
体的に好ましい化合物としては下記一般式(4)の化合
物が挙げられる。 R13−O−(C24O)s−(C36O)t−H (4) 〔式中、R13は炭素数10〜18、より好ましくは10
〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、s及びt
はそれぞれ独立に、sは3〜10、好ましくは3〜8、
さらに好ましくは4〜8の数、tは0〜10の数であ
り、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドはラン
ダムあるいはブロック付加体であってもよい。また、s
及びtは本発明のHLBの範囲に入るように選ばれ
る。〕。
【0043】方法(iii)で用いる水溶性無機塩として
は、上記B剤に用いるアルカリ剤のうち、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸水素2
ナトリウムを用いることができる。また、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化マグネシウムも用いることも好
適である。
【0044】方法(iii)では、(d)成分をA剤又は
B剤のいずれか一方、好ましくはA剤に0.1〜30質
量%、より好ましくは0.5〜20質量%、特に好まし
くは1〜15質量%含有させる。また、水溶性無機塩を
A剤又はB剤のいずれか一方、好ましくはB剤に0.5
〜20質量%、好ましくは1〜15質量%含有させる。
また、A剤及びB剤を1/3〜3/1の質量比で混合し
た場合の全ての範囲において、混合液中に(d)成分/
水溶性無機塩が1/10〜10/1の質量比になるよう
にA剤及びB剤中の(d)成分及び水溶性無機塩の含有
量を調整することが本発明の粘度挙動を達成し、高い漂
白効果を得るうえで好ましい。
【0045】なお、本発明ではA剤及びB剤の20℃に
おける粘度を1〜10mPa・sの範囲に入る程度に
(d)成分及び水溶性無機塩をA剤及び/又はB剤に共
存させることができる。共存させる場合にはA剤中及び
/又はB剤中の(d)成分/水溶性無機塩を1/100
0〜1/11又は1000/1〜11/1の質量比とす
ることが可能である。
【0046】<方法(iv)>方法(iv)では、濃度0.
2質量%、pH4の水溶液の20℃における粘度が1〜
10mPa・sであり、濃度0.1質量%、pH10の
水溶液の20℃における粘度が11mPa・s以上にな
る重量平均分子量1万〜6百万の水溶性高分子化合物
〔以下(e)成分という〕を、A剤に含有させる。ここ
で、各水溶液のpHの調整は、0.1規定硫酸水溶液及
び/又は0.1規定水酸化ナトリウム水溶液により行
う。このような性質を有する水溶性高分子化合物として
は、アクリル酸、メタクリル酸及び無水マレイン酸から
選ばれる一種以上に由来するモノマー単位を50モル%
〜100モル%含有する重量平均分子量10万〜600
万の重合体が特に好ましい。具体的にはBFGoodr
ich社製のカーボポールETD2691、カーボポー
ルETD2623、カーボポール672、カーボポール
674、カーボポール676等を用いることができる。
【0047】方法(iv)では(e)成分をA剤中に0.
01〜5質量%、好ましくは0.01〜3質量%、特に
好ましくは0.01〜1質量%含有することが高い漂白
効果を得る上で好ましい。
【0048】<方法(v)>方法(v)は、B剤に水溶
性無機塩0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量
%を含有する塩強度が高い状態で、スルホン酸基及びヒ
ドロキシ基から選ばれる官能基を有する高分子化合物を
好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.
1〜5質量%含有することで本発明の粘度要件を達成す
るものである。方法(v)で用いる水溶性無機塩として
は、上記B剤に用いるアルカリ剤のうち、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸水素2
ナトリウムを用いることができる。また、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化マグネシウムも用いることがで
きる。
【0049】またスルホン酸基及びヒドロキシ基から選
ばれる官能基を有する高分子化合物のうち好ましいもの
は、スルホン酸基を有する高分子化合物であり、特にス
チレンスルホン酸を構造単位として有する高分子化合物
が好ましい。スチレンスルホン酸由来のモノマー単位を
全モノマー単位あたり50〜100モル%、好ましくは
80〜100モル%含む高分子化合物がより望ましい。
スチレンスルホン酸を構造単位として有する高分子化合
物は、スチレンスルホン酸単独又はスチレンスルホン酸
と共重合可能なモノマーとともに重合して得る方法の他
に、スチレンを重合し、後からスルホン酸基を導入する
方法で製造してもよい。
【0050】スルホン酸基及びヒドロキシ基から選ばれ
る官能基を有する高分子化合物は塩で配合してもよく、
塩はナトリウム又はカリウム塩が好ましい。
【0051】本発明では方法(i)及び方法(iii)が
漂白効果の点から好ましい。また、上記方法(i)〜方
法(v)をそれぞれ単独で用いてもよく、併用して用い
ても差し支えなく、特に方法(i)及び方法(iii)を
併用することが好適である。
【0052】本発明では漂白効果を高める目的から、好
ましくはA剤に漂白活性化剤を含有することが好適であ
る。漂白活性化剤としては漂白効果及び貯蔵安定性の点
からアルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤が好ま
しく、特に炭素数6〜14、好ましくは7〜13のアル
カノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホ
ン酸もしくは炭素数6〜14、好ましくは7〜13のア
ルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカル
ボン酸又はこれらの塩が好ましい。具体的に好ましい例
としてはオクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン
酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,
5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼン
スルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン
酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オ
クタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン
酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボ
ン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o
−又は−p−ベンゼンカルボン酸、デカノイルオキシ−
o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキ
シ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、及びこれらの
塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶
解性の点から好ましい。
【0053】これらの中でも特にノナノイルオキシ−p
−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼ
ンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスル
ホン酸及びこれらの塩が親油性汚れ漂白効果の点から好
ましい。本発明のA剤には漂白活性化剤を0.05〜5
質量%、好ましくは0.1〜3質量%配合することが漂
白効果の点から好ましい。
【0054】本発明では上記漂白活性化剤の貯蔵安定性
を向上させる目的からA剤に陽イオン界面活性剤を含有
することが好適である。陽イオン界面活性剤としては、
下記一般式(5)のモノ長鎖アルキル(もしくはアルケ
ニル)トリ短鎖アルキル型陽イオン界面活性剤が好まし
い。
【0055】
【化5】
【0056】〔式中、R14は炭素数8〜18、好ましく
は10〜18、特に好ましくは10〜16のアルキル基
又はアルケニル基であり、R15、R16、R17は同一又は
異なっていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。
-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1
〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の
脂肪酸イオン、炭素数1〜3の置換基を1〜3個有して
いてもよいアリールスルホン酸イオンである。〕。
【0057】本発明では、漂白効果及び洗浄効果を高め
る目的からA剤及びB剤の少なくとも1方、好ましくは
B剤に、分散剤を配合することが好ましい。特に、重量
平均分子量5千〜4万、好ましくは5千〜1万のポリア
クリル酸(塩)、ポリメタクリル酸(塩)、又は重量平
均分子量1万〜10万未満、好ましくは3万〜7万のア
クリル酸とマレイン酸のコポリマー(塩)から選ばれる
カルボン酸系ポリマー、及び重量平均分子量4千〜2
万、好ましくは5千〜1万のポリエチレングリコールか
ら選ばれる非イオン性ポリマーが好ましい。なお、これ
ら分散剤にはA剤で用いる水溶性酸性物質及びB剤で用
いるアルカリ剤として作用するため、本発明の効果を妨
げない程度に使用することが必要である。本発明では好
ましくはB剤に上記分散剤を0.05〜14質量%、好
ましくは0.1〜8質量%が好適である。
【0058】本発明ではA剤及び/又はB剤、好ましく
はB剤に洗浄効果を高める目的で溶剤を配合することが
好ましい。溶剤としては(1)炭素数1〜5の1価アル
コール、(2)炭素数2〜12の多価アルコール、
(3)下記の一般式(6)で表される化合物、(4)下
記の一般式(7)で表される化合物、(5)下記の一般
式(8)で表される化合物
【0059】
【化6】
【0060】〔式中、R18及びR19は、それぞれ水素原
子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R18及びR19の双方が水素原子となる場
合を除く。gは0〜10の数を、hは0〜10の数を示
すが、g及びhの双方が0である場合を除く。R20及び
21は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R22は炭素数
1〜8のアルキル基を示す。〕。
【0061】(1)の炭素数1〜5の1価アルコールと
しては、一般的にエタノール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アル
コールを配合することにより低温における系の安定性を
更に向上させることができる。
【0062】(2)の炭素数2〜12の多価アルコール
としては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
【0063】(3)の化合物は、一般式(6)におい
て、R18、R19がアルキル基である場合の炭素数は1〜
4が特に好ましい。また、一般式(6)中、EO及びプ
ロピレンオキサイドの平均付加モル数のg及びhは、そ
れぞれ0〜10の数である(g及びhの双方が0である
場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、
ランダム付加したものであってもよい。(3)の化合物
の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)
グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示
す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニ
ルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソル
ブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、
洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモ
ノフェニルエーテルが好ましい。
【0064】また、(4)の化合物としては、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−
2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、
(5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化
合物が挙げられ、好ましくはR 20が炭素数3〜8のアル
キル基の化合物である。
【0065】これらのなかでも本発明の性質を満たすた
めに(1)、(2)、(3)、(5)の水溶性溶剤が好
ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イ
ソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエー
テル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモ
ノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。
【0066】本発明では、このような溶剤を好ましくは
B剤に0.01〜15質量%、好ましくは0.05〜1
0質量%含有することが良好である。
【0067】本発明では漂白効果を向上させる目的か
ら、A剤及び/又はB剤に金属封鎖剤を用いることが好
ましく、具体的には以下の化合物を挙げることができ
る。
【0068】リン酸、トリポリリン酸、フィチン酸か
ら選ばれるリン酸系化合物、エタン−1,1−ジホスホ
ン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒ
ドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,
1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,
2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選
ばれるホスホン酸、2-ホスホノブタン−1,2−ジカル
ボン酸、1-ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、
α−メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカル
ボン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンか
ら選ばれるアミノ酸、ニトリロ三酢酸、イミノ二酢
酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシ
エチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢
酸、ジエンコル酸から選ばれるアミノポリ酢酸、ジグ
リコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキ
シコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リン
ゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチ
ルコハク酸、カルボキメチル酒石酸から選ばれる有機
酸、アミノポリ(メチレンホスホン酸)、又はポリエ
チレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)、及びこ
れらのアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩を挙げるこ
とができる。より好ましくはのホスホン酸化合物、
のアミノポリ酢酸化合物、の有機酸、及びの化合
物、及びこれらのアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩
が好適である。
【0069】本発明では特にエタン−1,1−ジホスホン
酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒド
ロキシ−1,1−ジホスホン酸、クエン酸、コハク酸、マ
レイン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フ
マル酸、アジピン酸、アスパラギン酸、アゼライン酸、
グルタミン酸、グルタル酸、エチレンジアミン4酢酸、
ジエチレントリアミン5酢酸、エチレンジアミン2酢
酸、2−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸から選ばれる化
合物が最も好ましい。
【0070】なお、これら金属封鎖剤はA剤に用いられ
る酸性物質又はB剤に用いられるアルカリ性物質として
の作用を有するため、本発明の効果を損なわない程度に
用いられることが好ましく、A剤中及び/又はB剤中に
0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜5質量%、特
に好ましくは0.2〜3質量%である。
【0071】本発明の2剤型漂白剤は、上記A剤及びB
剤を混合して漂白洗浄を行うものである。A剤とB剤の
混合比率は質量比で、好ましくはA剤/B剤=1/10
〜10/1、より好ましくはA剤/B剤=1/5〜5/
1、最も好ましくはA剤/B剤=1/3〜3/1が漂白
洗浄効果の点から好ましい。また、A剤及びB剤混合後
の20℃におけるpHが8.0以上、より好ましくは
8.5〜13.0、更に好ましくは9.5〜11.0、
特に好ましくは9.8〜11.0になるようにすること
が漂白効果の点から好ましい。
【0072】本発明ではこのような混合比率を容易に達
成する目的でA剤及びB剤が同時に吐出可能な吐出部を
具備した容器であり、且つA剤とB剤をそれぞれ異なる
格納部に収納可能な一体型容器、もしくはA剤を収納可
能な容器とB剤を収納可能な容器を接合しうる部材によ
り接合した連結型容器を用いてもよい。また前記一体型
容器及び連結型容器(以下、2剤型容器という)は、A
剤とB剤の吐出量の比が質量比でA剤/B剤=1/10
〜10/1、好ましくは1/5〜5/1、より好ましく
は1/3〜3/1になるように各吐出部の形状を調整す
ることが好適である。吐出量の調整は、A剤とB剤の粘
度及び吐出部の開口面積や形状を調整することにより公
知の方法で達成することができる。
【0073】また、2剤型容器は、吐出部の開口面積が
A剤吐出部/B剤吐出部の面積比で1/10〜10/
1、好ましくは1/5〜5/1、より好ましくは1/3
〜3/1であることが、吐出量を調整する上で好まし
い。2回あるいはそれ以上の回数で計量するものでも良
いが、使い勝手の点から1回の計量操作で、2剤が設計
された特定の比率で混合されるものが良く、具体的な容
器の例を模式図で示すと図1又は図2のものが挙げられ
る。
【0074】図1中(11)、(12)はA剤又はB剤
の収容部であり、何れか一方にA剤が、他方にB剤が収
容される。各収容部は(13)の隔壁により隔離されて
いる。(14)はA剤及びB剤が同時に吐出することが
できる吐出部である。この容器のキャップ(1−1)は
吐出部(14)と螺合するよう設計され、且つ内容物の
計量機能も具備する。A剤、B剤の吐出部(24)の開
口面積は、内容物の粘度にもよるが、それぞれ5〜30
0mm2であることが、液の混入と使い勝手を考えた場
合に好ましい。
【0075】図2中(21)、(22)はA剤又はB剤
の収容部であり、何れか一方にA剤が、他方にB剤が収
容され、これらは(23)の接合部で接合されている。
(24)はA剤及びB剤が同時に吐出することができる
吐出部である。この容器にも図1同様のキャップ(2−
1)が用いられる。A剤、B剤の吐出部(24)の開口
面積は、内容物の粘度にもよるが、それぞれ5〜300
mm2であることが、液の混入と使い勝手を考えた場合
に好ましい。
【0076】また、他にもボトル形状については多数考
えられるが、図3や図4に示したようなものでも良い。
図3の容器は、図1の容器に把持部(取手)(32)を
設けたものであり、内部は隔壁(31)によって2室に
分けられていて、一方にA剤、他方にB剤が収容され、
それぞれの液は混合されない状態になっている。取手
(32)を持って注ぐことによって、A剤、B剤が設計
された特定の比率で使用開始時から終了時まで混合され
て計量容器に注がれる。この容器にも図1同様のキャッ
プ(3−1)が用いられる。
【0077】図4に示したような容器も使用できる。該
容器は、隔壁(41)によって内部が2室に分けられて
いて、図3と同様に、一方にA剤、他方にB剤が収容さ
れ、それぞれの液は混合されない状態になっていてい
る。取手(42)を持って注ぐことによってA剤、B剤
が設計された特定の比率で使用開始時から終了時まで混
合されて計量容器に注がれる。この容器にも図1同様の
キャップ(4−1)が用いられる。
【0078】また、図5のように、使い勝手と収納の利
便性をより高めたキャップ(5−1)を図7、8のよう
に用いることもできる。図1〜5に示したような、容器
のキャップを兼ねるようなものは、比較的低粘度(20
mPa・s程度)のA、B剤を使用した場合に好適であ
る、また、A剤とB剤の計量を容器のキャップとは別の
計量器で行ってもよく、例えば図6に示したように、計
量と混合をかねるような蓋の付いた計量器(6−1)を
用いることができる。このような計量器は、特に、比較
的高粘度(100mPa・s以上)の混合液の場合に適
している。
【0079】本発明で用いる容器の材質は、特定される
ものではないが、例えばプラスチック製容器が用いられ
る。
【0080】プラスチック製容器の製造に用いるプラス
チックとしては、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン等)、ポリプ
ロピレン(ホモポリマー、ブロックポリマー、ランダム
ポリマー)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレン系ポリマー(ポリスチレン、アク
リロニトリル−スチレン樹脂、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体)等から選ばれる1種又は2種以上のも
のを挙げることができる。これらの中でもポリオレフィ
ンが好ましい。
【0081】また、内容物の安定性のために、遮光性を
付与するために、プラスチックに顔料を添加することも
できる。用いる顔料としては、有機顔料として、アゾ系
顔料、アントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料、
ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔
料、ジオキサジエン系顔料、チオインジゴ系顔料、イソ
インジリノン系顔料等から選ばれる1種又は2種以上を
挙げることができ;無機顔料として、ベンガラ、チタン
ホワイト(TiO2の他、TiO、Ti23を含んでい
てもよい)、チタンイエロー、焼成顔料グリーン、酸化
クロム、コバルトブルー、シリカ、アルミナ等の金属酸
化物類、カドミウムイエロー、カドミウムレッド等の硫
化物類、群青等のケイ酸塩類、黄鉛、クロムバーミリオ
ン等のクロム酸塩類、カーボンブラック等のカーボン
類、タルク、カオリン、クレー等の粘土類、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム等の無機塩類等から選ばれる1
種又は2種以上を挙げることができる。これらの中でも
フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、金属酸化物類顔
料、群青等が、耐光性、遮光性、耐熱性、発色性、耐薬
品性が優れているために好ましい。
【0082】プラスチック製容器には、さらに酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤(アミン化合物、高級ア
ルコール、モノグリセリド等)、滑剤等を含有させるこ
とができる。
【0083】
【実施例】下記に示す配合原料を用いて実施例1〜実施
例4のA剤及びB剤を調製した。それらを表1〜4に示
す容器(各収容部の容量1リットル)に充填して2剤型
液体漂白剤を作製し、20mLずつそれぞれの計量容器
で計量し、その漂白効果を下記の方法で測定した。
【0084】<配合原料> ・AO:ラウリルジメチルアミンオキシド(花王株式会
社製アンヒトール20N) ・SB:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−
ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アンモニウムスルホ
ベタイン(花王株式会社製アンヒトール20HD) ・LAS:炭素数11〜15(平均炭素数13.5)の
アルキルベンゼンスルホン酸 ・ES:平均付加モル数2.5のポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸エステルナトリウム ・FA:ラウリン酸 ・AAD:カプリル酸(4.5質量%)、カプリン酸
(5質量%)、ラウリン酸(54.5質量%)、ミリス
チン酸(11.5質量%)、パルミチン酸(10質量
%)、ステアリン酸(5.5質量%)、オレイン酸(9
質量%)の混合脂肪酸と、N−メチルエタノールアミン
とを脱水アミド化反応させて得られた、N−エタノール
−N−メチルアルカン酸アミド ・LyDEA:ラウロイルジエタノールアミド ・ノニオン1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル
(HLB=4.9;EO平均付加モル数5.0) ・ノニオン2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル
(HLB=5.5;EO平均付加モル数7.0) ・ノニオン3:ポリオキシエチレンラウリルエーテル
(HLB=6.2;EO平均付加モル数9.0) ・カチオン:N−テトラデシル−N,N,N−トリメチ
ルアンモニウムクロリド ・LOBS:ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナト
リウム ・増粘剤1:カーボポール676(BFGoodric
h社製) ・増粘剤2:ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(重量
平均分子量100万) ・ホスホン酸:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ
ホスホン酸 ・分散剤:ポリアクリル酸(重量平均分子量1万) ・PHG−30:トリエチレングリコールモノフェニル
エーテル。
【0085】<漂白効果> *漂白効果の測定 A剤、B剤を合計20mL(混合比率は表1〜4に示
す)になるように、それぞれの計量容器に計りとり(攪
拌無し)、下記の通り調製した紅茶汚染布5枚に1mL
/枚ずつ塗布した。10分後、水道水ですすぎ、乾燥さ
せて、次式により漂白率を算出した。
【0086】
【数1】
【0087】反射率は日本電色工業(株)製ND−30
0Aで460nmフィルターを使用して測定した。
【0088】*紅茶汚染布の調製 日東紅茶(黄色パッケ−ジ)160gを6Lのイオン交
換水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたさらし木綿で濾
し、この液に木綿金布#2003を5cm×5cmに裁
断したものを600枚浸した。一晩放置後、布を取りだ
し流水下で水洗し、脱水、室温で乾燥後、紅茶汚染布を
得た。
【0089】<粘度測定>粘度ビーカーに100mlの
測定対象液を計り取り、20℃で(株)東京計器製B形
粘時計を用いて、No.1ローター、60rpmで測定
した。
【0090】実施例1 方法(i)に基づいて表1に示すA剤及びB剤を調製
し、上記の評価を行った。結果を表1に示す。
【0091】
【表1】
【0092】実施例2 方法(ii)に基づいて表2に示すA剤及びB剤を調製
し、上記の評価を行った。結果を表2に示す。
【0093】
【表2】
【0094】実施例3 方法(iii)に基づいて表3に示すA剤及びB剤を調製
し、上記の評価を行った。結果を表3に示す。
【0095】
【表3】
【0096】実施例4 方法(iv)に基づいて表4に示すA剤及びB剤を調製
し、上記の評価を行った。結果を表4に示す。
【0097】
【表4】
【0098】実施例5 方法(v)に基づいて表5に示すA剤及びB剤を調製
し、上記の評価を行った。結果を表5に示す。
【0099】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】A剤、B剤を収容する2剤型容器の一例を示す
模式図
【図2】A剤、B剤を収容する2剤型容器の他の例を示
す模式図
【図3】A剤、B剤を収容する2剤型容器の他の例を示
す模式図
【図4】A剤、B剤を収容する2剤型容器の他の例を示
す模式図
【図5】A剤、B剤の計量器の一例を示す模式図
【図6】A剤、B剤の計量器の他の例を示す模式図
【図7】図5の計量器を具備した2剤型容器の一例を示
す模式図
【図8】図5の計量器を具備した2剤型容器の他の例を
示す模式図
【符号の説明】
(11):A剤の収容部 (12):B剤の収容部 (13):隔壁 (14):吐出部 (1−1):キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/395 C11D 3/395 7/10 7/10 7/18 7/18 7/22 7/22 17/08 17/08 D06L 3/02 D06L 3/02 (72)発明者 牧 昌孝 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 明和 善平 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AA03 AB03 AB19 AB31 AC08 AC13 AC15 AD05 AE05 BA14 BA21 BA27 EA08 EA16 EB22 EB24 EB30 ED02 ED29 EE04 FA28 FA30 FA43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化水素を0.05〜20質量%及び
    水を含有する20℃におけるpHが1.0〜7.0の水
    性組成物であるA剤と、20℃におけるpHが8.5以
    上の水性組成物であるB剤とからなる2剤型液体漂白剤
    であって、A剤及びB剤を1/1の質量比で混合した混
    合物の20℃におけるpHが8.0〜13.0であっ
    て、且つ該混合物の20℃における粘度がA剤の20℃
    における粘度及びB剤の20℃における粘度のいずれよ
    りも高い2剤型漂白剤。
  2. 【請求項2】 A剤の20℃における粘度が1〜10m
    Pa・s、B剤の20℃における粘度が1〜10mPa
    ・sであり、A剤/B剤を1/3〜3/1の質量比で混
    合した混合物の20℃における粘度が11〜200mP
    a・sである請求項1記載の2剤型漂白剤。
  3. 【請求項3】 A剤及びB剤のいずれか一方に炭素数8
    〜18の炭化水素基を1つ以上有する両性界面活性剤を
    含有し、他方に炭素数8〜18の炭化水素基を1つ以上
    有する陰イオン界面活性剤を含有する請求項1又は2い
    ずれか記載の2剤型漂白剤。
  4. 【請求項4】 A剤及びB剤のいずれか一方に炭素数8
    〜18の炭化水素基を1以上有するアルカノールアミド
    型界面活性剤を含有し、他方に炭素数8〜18の炭化水
    素基を1つ以上有する陰イオン界面活性剤を含有する請
    求項1又は2いずれか記載の2剤型漂白剤。
  5. 【請求項5】 A剤及びB剤のいずれか一方にデービス
    氏の方法で求めたHLBが3〜8の非イオン界面活性剤
    を含有し、他方に水溶性無機塩を0.5〜20質量%含
    有する請求項1又は2いずれか記載の2剤型漂白剤。
  6. 【請求項6】 濃度0.2質量%、pH4の水溶液の2
    0℃における粘度が1〜10mPa・sであり、濃度
    0.1質量%、pH10の水溶液の20℃における粘度
    が11mPa・s以上になる重量平均分子量1万〜6百
    万の水溶性高分子化合物をA剤に含有する請求項1又は
    2いずれか記載の2剤型漂白剤。
  7. 【請求項7】 水溶性無機塩0.5〜20質量%、及び
    スルホン酸基又はヒドロキシ基から選ばれる官能基をそ
    の繰り返し単位に有する高分子化合物をB剤に含有する
    請求項1又は2いずれか記載の2剤型漂白剤。
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