JP2003105436A - 鋳鉄部材の表面処理方法 - Google Patents
鋳鉄部材の表面処理方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鋳鉄部材の表層部におけるチルの晶出を防止で
きると共に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛を確実に除去で
きる鋳鉄部材の表面処理方法を提供する。 【解決手段】鋳鉄部材11の表面12へ高密度エネルギ
ービーム13を照射して、鋳鉄部材11の表層部11a
を溶融させて溶融部Mを形成すると共に、溶融部Mの周
りにオーステナイト化された未溶融部Gを形成する。溶
融部Mの上部へ比重差を利用して黒鉛を浮上させた後、
その状態で溶融部Mを凝固させてチルの晶出しないフェ
ライトを形成すると共に、フェライトの周りにマルテン
サイトを形成する。最後に、フェライトの上部に位置す
る黒鉛を含む表面部位を切削加工等で除去することで、
鋳鉄部材の表面処理が完了する。
きると共に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛を確実に除去で
きる鋳鉄部材の表面処理方法を提供する。 【解決手段】鋳鉄部材11の表面12へ高密度エネルギ
ービーム13を照射して、鋳鉄部材11の表層部11a
を溶融させて溶融部Mを形成すると共に、溶融部Mの周
りにオーステナイト化された未溶融部Gを形成する。溶
融部Mの上部へ比重差を利用して黒鉛を浮上させた後、
その状態で溶融部Mを凝固させてチルの晶出しないフェ
ライトを形成すると共に、フェライトの周りにマルテン
サイトを形成する。最後に、フェライトの上部に位置す
る黒鉛を含む表面部位を切削加工等で除去することで、
鋳鉄部材の表面処理が完了する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳鉄部材の表層部
からの黒鉛除去に用いられる鋳鉄部材の表面処理方法に
関するものである。
からの黒鉛除去に用いられる鋳鉄部材の表面処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鋳鉄部材の表面処理方法
としては、特開昭60−116718号公報に記載され
たものが知られている。この従来公報における表面処理
方法は、鋳鉄部材の表層部に脱黒鉛処理を施し、その
後、鋳鉄部材の表面にレーザビーム又は電子ビームを照
射することにより、チル層が実質的に存在しない均質な
焼入れ層(マルテンサイト層)を形成して耐摩耗性の向
上を図ったものである。
としては、特開昭60−116718号公報に記載され
たものが知られている。この従来公報における表面処理
方法は、鋳鉄部材の表層部に脱黒鉛処理を施し、その
後、鋳鉄部材の表面にレーザビーム又は電子ビームを照
射することにより、チル層が実質的に存在しない均質な
焼入れ層(マルテンサイト層)を形成して耐摩耗性の向
上を図ったものである。
【0003】鋳鉄部材の表層部に脱黒鉛処理を施す場
合、大気加熱法や電解法を用いることで、鋳鉄部材の表
層部から黒鉛を除去するようにしている。大気加熱法
は、例えば鋳鉄部材を800℃まで昇温し、その温度で
3時間保持した後、空冷するものである。電解法は、例
えば80%NaOH水溶液を処理液として用い、鋳鉄部
材に対して還元工程、酸化工程、還元工程、洗浄工程を
順に施すものである。
合、大気加熱法や電解法を用いることで、鋳鉄部材の表
層部から黒鉛を除去するようにしている。大気加熱法
は、例えば鋳鉄部材を800℃まで昇温し、その温度で
3時間保持した後、空冷するものである。電解法は、例
えば80%NaOH水溶液を処理液として用い、鋳鉄部
材に対して還元工程、酸化工程、還元工程、洗浄工程を
順に施すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術に係る鋳鉄部材の表面処理方法において、鋳
鉄部材の表層部に大気加熱法や電解法の脱黒鉛処理を施
す場合には、その処理時間が長くなって作業性が悪化し
てしまうことが懸念される。また、大気加熱法や電解法
の脱黒鉛処理を施したとしても、鋳鉄部材の表層部から
黒鉛を完全に除去できないおそれもある。
た従来技術に係る鋳鉄部材の表面処理方法において、鋳
鉄部材の表層部に大気加熱法や電解法の脱黒鉛処理を施
す場合には、その処理時間が長くなって作業性が悪化し
てしまうことが懸念される。また、大気加熱法や電解法
の脱黒鉛処理を施したとしても、鋳鉄部材の表層部から
黒鉛を完全に除去できないおそれもある。
【0005】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、大気加熱法や電解法を用いな
くても、鋳鉄部材の表層部におけるチルの晶出を防止す
ることができると共に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛を確
実に除去することのできる鋳鉄部材の表面処理方法を提
供することにある。
ものであり、その目的は、大気加熱法や電解法を用いな
くても、鋳鉄部材の表層部におけるチルの晶出を防止す
ることができると共に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛を確
実に除去することのできる鋳鉄部材の表面処理方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明における鋳鉄部材の表面処理
方法は、鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービームを照
射し、該鋳鉄部材の表層部を溶融させて溶融部を形成
し、該溶融部の上部へ比重差を利用して黒鉛を浮上させ
た後、その状態で前記溶融部を凝固させてチルの晶出し
ないフェライトを形成すると共に、該フェライトの上部
に位置する前記黒鉛を含む表面部位を除去することをそ
の要旨としている。
め、請求項1に記載の発明における鋳鉄部材の表面処理
方法は、鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービームを照
射し、該鋳鉄部材の表層部を溶融させて溶融部を形成
し、該溶融部の上部へ比重差を利用して黒鉛を浮上させ
た後、その状態で前記溶融部を凝固させてチルの晶出し
ないフェライトを形成すると共に、該フェライトの上部
に位置する前記黒鉛を含む表面部位を除去することをそ
の要旨としている。
【0007】上記請求項1に記載の発明によれば、鋳鉄
部材の表面へ高密度エネルギービームが照射されると、
そのエネルギービームの熱により、鋳鉄部材の表層部が
急速に溶融された溶融状態の溶融部が形成される。この
場合、溶融部中には、黒鉛が(若干または僅かに溶融し
た状態で)残存するが、黒鉛の比重が溶融部における溶
融金属の比重よりも小さいため、黒鉛が比重差により浮
上して溶融部の上部に位置するようになる。ここで、高
密度エネルギービームの焦点の位置、出力及び送り速度
等に起因して溶融部中で黒鉛が溶融し過ぎると、後述す
るフェライトにはチルが晶出してしまうおそれがある。
部材の表面へ高密度エネルギービームが照射されると、
そのエネルギービームの熱により、鋳鉄部材の表層部が
急速に溶融された溶融状態の溶融部が形成される。この
場合、溶融部中には、黒鉛が(若干または僅かに溶融し
た状態で)残存するが、黒鉛の比重が溶融部における溶
融金属の比重よりも小さいため、黒鉛が比重差により浮
上して溶融部の上部に位置するようになる。ここで、高
密度エネルギービームの焦点の位置、出力及び送り速度
等に起因して溶融部中で黒鉛が溶融し過ぎると、後述す
るフェライトにはチルが晶出してしまうおそれがある。
【0008】次に、黒鉛が溶融部の上部に浮上した状態
で、該溶融部が急速に凝固(冷却)されると、溶融部が
チルの晶出(存在)しないフェライトとなって形成され
る。その後、フェライトの上部に位置する黒鉛を含む表
面部位を例えば切削加工等によって除去することで、鋳
鉄部材の表層部から黒鉛が確実に除去される。
で、該溶融部が急速に凝固(冷却)されると、溶融部が
チルの晶出(存在)しないフェライトとなって形成され
る。その後、フェライトの上部に位置する黒鉛を含む表
面部位を例えば切削加工等によって除去することで、鋳
鉄部材の表層部から黒鉛が確実に除去される。
【0009】従って、従来技術に係る大気加熱法や電解
法を用いなくても、鋳鉄部材の表層部におけるチルの晶
出の防止と、鋳鉄部材の表層部からの黒鉛除去とが可能
になる。但し、鋳鉄部材の表層部からの黒鉛除去が可能
な部分は、フェライトの部分、すなわち高密度エネルギ
ービームを照射して溶融・凝固させた部分である。
法を用いなくても、鋳鉄部材の表層部におけるチルの晶
出の防止と、鋳鉄部材の表層部からの黒鉛除去とが可能
になる。但し、鋳鉄部材の表層部からの黒鉛除去が可能
な部分は、フェライトの部分、すなわち高密度エネルギ
ービームを照射して溶融・凝固させた部分である。
【0010】また、本発明の表面処理方法においては、
鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービームを照射した後
に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛が除去処理されるだけな
ので、従来技術に係る大気加熱法や電解法と比較して、
処理時間が長くなることはなくなって作業性の悪化が抑
制されることとなる。
鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービームを照射した後
に、鋳鉄部材の表層部から黒鉛が除去処理されるだけな
ので、従来技術に係る大気加熱法や電解法と比較して、
処理時間が長くなることはなくなって作業性の悪化が抑
制されることとなる。
【0011】更に、鋳鉄部材中の黒鉛は、溶接の際に悪
影響を与える因子である。そこで、鋳鉄部材と相手部材
とを溶接で接合する場合、予め鋳鉄部材の相手部材との
接触面に対し、上述したように鋳鉄部材の表層部から黒
鉛を除去する処理を施すことにより、鋳鉄部材の表層部
から黒鉛が確実に除去されて、鋳鉄部材と相手部材との
溶接が良好な状態で行われるようになる。
影響を与える因子である。そこで、鋳鉄部材と相手部材
とを溶接で接合する場合、予め鋳鉄部材の相手部材との
接触面に対し、上述したように鋳鉄部材の表層部から黒
鉛を除去する処理を施すことにより、鋳鉄部材の表層部
から黒鉛が確実に除去されて、鋳鉄部材と相手部材との
溶接が良好な状態で行われるようになる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の鋳鉄部材の表面処理方法において、前記フェライトの
周りにマルテンサイトを形成することをその要旨とす
る。
の鋳鉄部材の表面処理方法において、前記フェライトの
周りにマルテンサイトを形成することをその要旨とす
る。
【0013】上記請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、鋳鉄部材の表層部に
高密度エネルギービームの熱によって溶融部を形成する
場合において、該溶融部の周りは溶融部の熱の影響を受
けてオーステナイト化され、該オーステナイト化された
部分が溶融部と共に急速に冷却されると、オーステナイ
ト化された部分がマルテンサイトとなってフェライトの
周りに形成される。このマルテンサイトにより、鋳鉄部
材における耐摩耗性の向上が図られる。
項1に記載の発明の作用に加えて、鋳鉄部材の表層部に
高密度エネルギービームの熱によって溶融部を形成する
場合において、該溶融部の周りは溶融部の熱の影響を受
けてオーステナイト化され、該オーステナイト化された
部分が溶融部と共に急速に冷却されると、オーステナイ
ト化された部分がマルテンサイトとなってフェライトの
周りに形成される。このマルテンサイトにより、鋳鉄部
材における耐摩耗性の向上が図られる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の鋳鉄部材の表面処理方法において、前記
高密度エネルギービームの焦点を前記鋳鉄部材の表面に
合わせた状態で、前記高密度エネルギービームを照射す
ることをその要旨とする。
求項2に記載の鋳鉄部材の表面処理方法において、前記
高密度エネルギービームの焦点を前記鋳鉄部材の表面に
合わせた状態で、前記高密度エネルギービームを照射す
ることをその要旨とする。
【0015】上記請求項3に記載の発明によれば、請求
項1,請求項2に記載の発明の作用に加えて、高密度エ
ネルギービームの焦点を鋳鉄部材の表面に合わせた状態
で高密度エネルギービームを照射することにより、高密
度エネルギービームの出力を低く設定したり、高密度エ
ネルギービームの照射時間を短く設定したりすることが
可能となる。
項1,請求項2に記載の発明の作用に加えて、高密度エ
ネルギービームの焦点を鋳鉄部材の表面に合わせた状態
で高密度エネルギービームを照射することにより、高密
度エネルギービームの出力を低く設定したり、高密度エ
ネルギービームの照射時間を短く設定したりすることが
可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る鋳鉄部材としては、
球状黒鉛鋳鉄、CV黒鉛鋳鉄(バーミキュラー鋳鉄)、
片状黒鉛鋳鉄などからなるものを採用することができ
る。しかし、高密度エネルギービーム照射時に比重差を
利用して溶融部の上部に黒鉛を浮上させるという点を考
慮すると、鋳鉄部材としては、球状黒鉛鋳鉄又はCV黒
鉛鋳鉄からなるものを採用することが好ましい。この理
由は、片状黒鉛鋳鉄中の黒鉛はどこかで他の黒鉛と連結
していることが多いため、高密度エネルギービーム照射
時に黒鉛が溶融部の上部に浮上しにくくなってしまうお
それがあるからである。また、鋳鉄部材として球状黒鉛
鋳鉄からなるものを採用する場合において、鋳鉄部材の
耐摩耗性を考慮すると、オーステンパー鋳鉄を用いるこ
とが好ましい。
球状黒鉛鋳鉄、CV黒鉛鋳鉄(バーミキュラー鋳鉄)、
片状黒鉛鋳鉄などからなるものを採用することができ
る。しかし、高密度エネルギービーム照射時に比重差を
利用して溶融部の上部に黒鉛を浮上させるという点を考
慮すると、鋳鉄部材としては、球状黒鉛鋳鉄又はCV黒
鉛鋳鉄からなるものを採用することが好ましい。この理
由は、片状黒鉛鋳鉄中の黒鉛はどこかで他の黒鉛と連結
していることが多いため、高密度エネルギービーム照射
時に黒鉛が溶融部の上部に浮上しにくくなってしまうお
それがあるからである。また、鋳鉄部材として球状黒鉛
鋳鉄からなるものを採用する場合において、鋳鉄部材の
耐摩耗性を考慮すると、オーステンパー鋳鉄を用いるこ
とが好ましい。
【0017】高密度エネルギービームとしては、レーザ
ビームや電子ビームが代表的なものとして挙げられる。
レーザビームとしては、CO2レーザやYAGレーザ等
を採用できる。高密度エネルギービームを照射する部分
は、鋳鉄部材の表面全体でもいいし、鋳鉄部材の表面の
一部分でもよく、特に限定されるものではない。要は、
鋳鉄部材の表層部から黒鉛を除去したい部分に、高密度
エネルギービームを照射するようにすればよい。
ビームや電子ビームが代表的なものとして挙げられる。
レーザビームとしては、CO2レーザやYAGレーザ等
を採用できる。高密度エネルギービームを照射する部分
は、鋳鉄部材の表面全体でもいいし、鋳鉄部材の表面の
一部分でもよく、特に限定されるものではない。要は、
鋳鉄部材の表層部から黒鉛を除去したい部分に、高密度
エネルギービームを照射するようにすればよい。
【0018】鋳鉄部材の表層部の深さは、例えば0.5
〜5.0mmに設定されており、この深さまで高密度エ
ネルギービームによって溶融する。この表層部の深さ
は、最低でも、高密度エネルギービーム照射時に黒鉛が
溶融部の上部に浮上可能なだけの深さを必要とする。ま
た、鋳鉄部材の表層部の深さは、高密度エネルギービー
ム照射前における黒鉛粒径の大きさの15〜150倍に
設定することが好ましい。高密度エネルギー照射前の黒
鉛粒径は、例えば30〜100μmである。
〜5.0mmに設定されており、この深さまで高密度エ
ネルギービームによって溶融する。この表層部の深さ
は、最低でも、高密度エネルギービーム照射時に黒鉛が
溶融部の上部に浮上可能なだけの深さを必要とする。ま
た、鋳鉄部材の表層部の深さは、高密度エネルギービー
ム照射前における黒鉛粒径の大きさの15〜150倍に
設定することが好ましい。高密度エネルギー照射前の黒
鉛粒径は、例えば30〜100μmである。
【0019】黒鉛の比重は、2.2グラム/立方センチ
メートルであり、溶融部における溶融金属の比重は、
7.5〜7.8グラム/立方センチメートルである。こ
のように黒鉛の比重は、溶融部における溶融金属の比重
よりも小さくなっている。黒鉛と溶融金属との比重差を
利用することにより、高密度エネルギービーム照射時に
おいて、黒鉛を溶融部の上部に浮上させることが可能と
なる。
メートルであり、溶融部における溶融金属の比重は、
7.5〜7.8グラム/立方センチメートルである。こ
のように黒鉛の比重は、溶融部における溶融金属の比重
よりも小さくなっている。黒鉛と溶融金属との比重差を
利用することにより、高密度エネルギービーム照射時に
おいて、黒鉛を溶融部の上部に浮上させることが可能と
なる。
【0020】高密度エネルギービームを鋳鉄部材の表面
へ照射する場合、高密度エネルギービームの焦点の位置
は、鋳鉄部材の表面から上方又は下方に位置するように
セットしてもよいが、鋳鉄部材の表面に位置するように
合わせることが好ましい。鋳鉄部材の表面に高密度エネ
ルギーの焦点を合わせると、高密度エネルギービームの
出力を低く設定したり、高密度エネルギービームの照射
時間を短く設定したりすることが可能となり、エネルギ
ーコストの低減や作業時間の短縮を図ることができるよ
うになる。
へ照射する場合、高密度エネルギービームの焦点の位置
は、鋳鉄部材の表面から上方又は下方に位置するように
セットしてもよいが、鋳鉄部材の表面に位置するように
合わせることが好ましい。鋳鉄部材の表面に高密度エネ
ルギーの焦点を合わせると、高密度エネルギービームの
出力を低く設定したり、高密度エネルギービームの照射
時間を短く設定したりすることが可能となり、エネルギ
ーコストの低減や作業時間の短縮を図ることができるよ
うになる。
【0021】高密度エネルギービームの出力は、例えば
0.3kw以上、0.4kw以上、0.5kw以上、
0.6kw以上、0.7kw以上、0.8kw以上に設
定できる。また、高密度エネルギービームの出力は、
0.3kw、0、4kw、0.5kw、0.6kw、
0.3〜0.8kw、0.4〜0.8kw、0.5〜
0.8kw、0.6〜0.8kwであることがより好ま
しく、0.7kw、0.8kw、0.7〜0.8kwで
あることが更に好ましい。
0.3kw以上、0.4kw以上、0.5kw以上、
0.6kw以上、0.7kw以上、0.8kw以上に設
定できる。また、高密度エネルギービームの出力は、
0.3kw、0、4kw、0.5kw、0.6kw、
0.3〜0.8kw、0.4〜0.8kw、0.5〜
0.8kw、0.6〜0.8kwであることがより好ま
しく、0.7kw、0.8kw、0.7〜0.8kwで
あることが更に好ましい。
【0022】高密度エネルギービームの送り速度は、例
えば0.5m/s以上、1.0m/s以上、1.5m/
s以上、2.0m/s以上、2.5m/s以上、3.0
m/s以上、3.5m/s以上、4.0m/s以上、
4.5m/s以上、5.0m/s以上、5.5m/s以
上、6.0m/s以上に設定することが好ましい。ま
た、高密度エネルギービームの送り速度は、0.5m/
s、1.0m/s、2.0m/s、3.0m/s、4.
0m/s、0.5〜6.0m/s、1.0〜6.0m/
s、2.0〜6.0m/s、3.0〜6.0m/s、
4.0〜6.0m/sであることがより好ましく、5.
0m/s、6.0m/s、5.0〜6.0m/sである
ことが更に好ましい。この送り速度が遅くなると、鋳鉄
部材にはガス欠陥が発生し易くなる。
えば0.5m/s以上、1.0m/s以上、1.5m/
s以上、2.0m/s以上、2.5m/s以上、3.0
m/s以上、3.5m/s以上、4.0m/s以上、
4.5m/s以上、5.0m/s以上、5.5m/s以
上、6.0m/s以上に設定することが好ましい。ま
た、高密度エネルギービームの送り速度は、0.5m/
s、1.0m/s、2.0m/s、3.0m/s、4.
0m/s、0.5〜6.0m/s、1.0〜6.0m/
s、2.0〜6.0m/s、3.0〜6.0m/s、
4.0〜6.0m/sであることがより好ましく、5.
0m/s、6.0m/s、5.0〜6.0m/sである
ことが更に好ましい。この送り速度が遅くなると、鋳鉄
部材にはガス欠陥が発生し易くなる。
【0023】上述した高密度エネルギービームの焦点の
位置、出力及び送り速度の組み合わせによっては、鋳鉄
部材の表層部にチルが晶出してしまう場合があるので、
鋳鉄部材の表層部にチルが晶出しない組み合わせを適宜
選択する必要がある。高密度エネルギービームの焦点の
位置、出力及び送り速度の組み合わせのうち、適した設
定は、例えば、焦点の位置を鋳鉄部材の表面に合わせ
て、出力0.7〜0.8kw、送り速度5.0〜6.0
m/sにて行う設定である。
位置、出力及び送り速度の組み合わせによっては、鋳鉄
部材の表層部にチルが晶出してしまう場合があるので、
鋳鉄部材の表層部にチルが晶出しない組み合わせを適宜
選択する必要がある。高密度エネルギービームの焦点の
位置、出力及び送り速度の組み合わせのうち、適した設
定は、例えば、焦点の位置を鋳鉄部材の表面に合わせ
て、出力0.7〜0.8kw、送り速度5.0〜6.0
m/sにて行う設定である。
【0024】図1に示すように、鋳鉄部材11の表面1
2に対して高密度エネルギービーム13の焦点の位置を
合わせた状態で高密度エネルギービーム13を照射し、
該鋳鉄部材11をその表層部11aの深さまで溶融させ
ることで、溶融部Mを形成する。この溶融部Mは、鋳鉄
部材11の表層部11aの深さ方向に沿った断面におい
て、略U状又は略V状をなしており、該溶融部Mが凝固
(冷却)されることによって、図3(a)に示すよう
に、チルの晶出しないフェライト14が形成されること
となる。
2に対して高密度エネルギービーム13の焦点の位置を
合わせた状態で高密度エネルギービーム13を照射し、
該鋳鉄部材11をその表層部11aの深さまで溶融させ
ることで、溶融部Mを形成する。この溶融部Mは、鋳鉄
部材11の表層部11aの深さ方向に沿った断面におい
て、略U状又は略V状をなしており、該溶融部Mが凝固
(冷却)されることによって、図3(a)に示すよう
に、チルの晶出しないフェライト14が形成されること
となる。
【0025】また、図1に示すように、溶融部Mの周り
には溶融部Mの熱の影響を受けてオーステナイト化され
た部分、すなわち未溶融部Gが形成されると共に、該未
溶融部Gが溶融部Mと共に冷却されることで、図3
(a)に示すように、フェライト14の周りにはマルテ
ンサイト15が形成されることとなる。なお、鋳鉄部材
の表面全てに高密度エネルギービームを照射するような
場合には、鋳鉄部材の表面にはマルテンサイトは形成さ
れず、鋳鉄部材の内部にのみ形成される。
には溶融部Mの熱の影響を受けてオーステナイト化され
た部分、すなわち未溶融部Gが形成されると共に、該未
溶融部Gが溶融部Mと共に冷却されることで、図3
(a)に示すように、フェライト14の周りにはマルテ
ンサイト15が形成されることとなる。なお、鋳鉄部材
の表面全てに高密度エネルギービームを照射するような
場合には、鋳鉄部材の表面にはマルテンサイトは形成さ
れず、鋳鉄部材の内部にのみ形成される。
【0026】図2は、高密度エネルギービーム照射後の
鋳鉄部材の表層部における断面状態を50倍に拡大して
示す顕微鏡写真であり、2枚の写真を繋ぎ合わせたもの
である。また、この図2の顕微鏡写真を簡略化して模式
的に示したものが図3(a)に相当し、図2に係る鋳鉄
部材の断面にはナイタール液でエッチング処理が施され
ている。なお、図2は、図1に示した態様を用いること
によって得られたものであり、高密度エネルギービーム
の隣り合う焦点同士の間隔は1.04mm、各溶融部の
最上面の幅は0.66mmに設定されている。
鋳鉄部材の表層部における断面状態を50倍に拡大して
示す顕微鏡写真であり、2枚の写真を繋ぎ合わせたもの
である。また、この図2の顕微鏡写真を簡略化して模式
的に示したものが図3(a)に相当し、図2に係る鋳鉄
部材の断面にはナイタール液でエッチング処理が施され
ている。なお、図2は、図1に示した態様を用いること
によって得られたものであり、高密度エネルギービーム
の隣り合う焦点同士の間隔は1.04mm、各溶融部の
最上面の幅は0.66mmに設定されている。
【0027】図2に示すように、右半分及び左半分の各
写真には、略U状又は略V状のフェライトの周りにマル
テンサイトが形成されていることが観察される。また、
各写真の上部との境界は明瞭でないが、フェライトの上
部には、黒鉛が存在していることも観察される。加え
て、フェライトの上部を除く部分には、黒鉛が存在して
いないこともわかる(フェライトとマルテンサイトとの
境界部分には、黒鉛が存在している部分もある)。
写真には、略U状又は略V状のフェライトの周りにマル
テンサイトが形成されていることが観察される。また、
各写真の上部との境界は明瞭でないが、フェライトの上
部には、黒鉛が存在していることも観察される。加え
て、フェライトの上部を除く部分には、黒鉛が存在して
いないこともわかる(フェライトとマルテンサイトとの
境界部分には、黒鉛が存在している部分もある)。
【0028】最後に、図2,図3(a)に示す状態か
ら、フェライト14の上部に位置する黒鉛16を含む表
面部位を例えば切削加工を用いて平坦となるように切削
除去することにより、図3(b)に示す態様で、鋳鉄部
材11の表面処理が完了する。以上のようにして、鋳鉄
部材11の表層部11a(フェライト14)から黒鉛を
完全に除去する。ここで、鋳鉄部材11の表層部11a
の切削加工深さは、例えば100〜200μmに設定さ
れている。
ら、フェライト14の上部に位置する黒鉛16を含む表
面部位を例えば切削加工を用いて平坦となるように切削
除去することにより、図3(b)に示す態様で、鋳鉄部
材11の表面処理が完了する。以上のようにして、鋳鉄
部材11の表層部11a(フェライト14)から黒鉛を
完全に除去する。ここで、鋳鉄部材11の表層部11a
の切削加工深さは、例えば100〜200μmに設定さ
れている。
【0029】上述した本発明に係る鋳鉄部材の表面処理
方法を、鋳鉄製の機械部品や自動車部品(例えばクラン
クシャフト)に適用することができる。
方法を、鋳鉄製の機械部品や自動車部品(例えばクラン
クシャフト)に適用することができる。
【0030】
【実施例】本発明を更に具体化した実施例1〜実施例
6、及び、比較例1について、以下に説明する。
6、及び、比較例1について、以下に説明する。
【0031】まず、鋳鉄部材としてオーステンパー鋳鉄
からなる40mm×40mm×7mmの7つ(実施例1
〜実施例6、及び、比較例1)のテストピースを用意し
た。次に、各テストピースに対して、CO2レーザを用
い、表1に示したレーザ条件にて照射を行うと共に、レ
ーザ照射後の各テストピースをそれぞれ評価した。すな
わち、各テストピースのビッカース硬さ(MHV)を測
定すると共に、各テストピースの組織及びその状態を観
察した。その結果を表2に示す。なお、表1中での焦点
の位置の欄において、0(mm)とは、レーザの焦点の
位置をテストピースの表面に合わせてセットしたことを
表し、−20(mm)とは、レーザの焦点の位置をテス
トピースの表面から上方に20mm離れた位置にセット
したことを表している。
からなる40mm×40mm×7mmの7つ(実施例1
〜実施例6、及び、比較例1)のテストピースを用意し
た。次に、各テストピースに対して、CO2レーザを用
い、表1に示したレーザ条件にて照射を行うと共に、レ
ーザ照射後の各テストピースをそれぞれ評価した。すな
わち、各テストピースのビッカース硬さ(MHV)を測
定すると共に、各テストピースの組織及びその状態を観
察した。その結果を表2に示す。なお、表1中での焦点
の位置の欄において、0(mm)とは、レーザの焦点の
位置をテストピースの表面に合わせてセットしたことを
表し、−20(mm)とは、レーザの焦点の位置をテス
トピースの表面から上方に20mm離れた位置にセット
したことを表している。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表2から理解できるように、実施例1のビ
ッカース硬さは740MHVであり、実施例2のビッカ
ース硬さは700MHVであり、実施例3のビッカース
硬さは650MHVであり、実施例4のビッカース硬さ
は500MHVであった。実施例1〜実施例4では、組
織中に若干のガス欠陥が発生するものの、レーザを照射
して溶融された部分にフェライトが形成されると共に、
そのフェライトの周りにマルテンサイトが形成されると
いうことを確認できた。実施例1〜実施例4において、
組織中に若干のガス欠陥が発生した理由は、レーザの出
力が低いことと、レーザの送り速度が低いこととに起因
していると考えられる。
ッカース硬さは740MHVであり、実施例2のビッカ
ース硬さは700MHVであり、実施例3のビッカース
硬さは650MHVであり、実施例4のビッカース硬さ
は500MHVであった。実施例1〜実施例4では、組
織中に若干のガス欠陥が発生するものの、レーザを照射
して溶融された部分にフェライトが形成されると共に、
そのフェライトの周りにマルテンサイトが形成されると
いうことを確認できた。実施例1〜実施例4において、
組織中に若干のガス欠陥が発生した理由は、レーザの出
力が低いことと、レーザの送り速度が低いこととに起因
していると考えられる。
【0035】また、表2から理解できるように、実施例
5のビッカース硬さは402MHVであり、実施例6の
ビッカース硬さは410MHVであった。実施例5及び
実施例6では、組織中でのガス欠陥の発生は見られず、
レーザを照射して溶融された部分にフェライトが形成さ
れると共に、そのフェライトの周りにマルテンサイトが
形成されるということを確認できた。組織中にガス欠陥
が発生しなかった理由は、実施例1〜実施例4の場合よ
りも、レーザの出力が高く、かつ、レーザの送り速度が
速かったことによるものと推測される。
5のビッカース硬さは402MHVであり、実施例6の
ビッカース硬さは410MHVであった。実施例5及び
実施例6では、組織中でのガス欠陥の発生は見られず、
レーザを照射して溶融された部分にフェライトが形成さ
れると共に、そのフェライトの周りにマルテンサイトが
形成されるということを確認できた。組織中にガス欠陥
が発生しなかった理由は、実施例1〜実施例4の場合よ
りも、レーザの出力が高く、かつ、レーザの送り速度が
速かったことによるものと推測される。
【0036】加えて、表2から理解できるように、比較
例1のビッカース硬さは、860MHVであった。比較
例1では、組織中において大量のガス欠陥が発生すると
共に、チルの晶出が観察された。組織中に大量のガス欠
陥が発生した理由は、レーザの焦点位置が上方にセット
されていることと、レーザの出力が低いことと、レーザ
の送り速度が実施例1〜実施例4の場合よりも遅いこと
とに起因していると考えられる。比較例1においては、
組織中に(硬くて脆い性質を有している)チルが晶出す
ると共に、大量のガス欠陥が発生しているため、鋳鉄部
材として使用するには不適であると言える。
例1のビッカース硬さは、860MHVであった。比較
例1では、組織中において大量のガス欠陥が発生すると
共に、チルの晶出が観察された。組織中に大量のガス欠
陥が発生した理由は、レーザの焦点位置が上方にセット
されていることと、レーザの出力が低いことと、レーザ
の送り速度が実施例1〜実施例4の場合よりも遅いこと
とに起因していると考えられる。比較例1においては、
組織中に(硬くて脆い性質を有している)チルが晶出す
ると共に、大量のガス欠陥が発生しているため、鋳鉄部
材として使用するには不適であると言える。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、大気加
熱法や電解法を用いなくても、鋳鉄部材の表層部におけ
るチルの晶出を防止できると共に、鋳鉄部材の表層部か
ら黒鉛を確実に除去できる。また、従来技術と比較し
て、鋳鉄部材の表面処理における作業性の悪化を抑制で
きる。更に、鋳鉄部材と相手部材とを溶接で接合する場
合、鋳鉄部材の相手部材との接触面から黒鉛を確実に除
去できるため、鋳鉄部材と相手部材との溶接を良好な状
態で行うことができる。
熱法や電解法を用いなくても、鋳鉄部材の表層部におけ
るチルの晶出を防止できると共に、鋳鉄部材の表層部か
ら黒鉛を確実に除去できる。また、従来技術と比較し
て、鋳鉄部材の表面処理における作業性の悪化を抑制で
きる。更に、鋳鉄部材と相手部材とを溶接で接合する場
合、鋳鉄部材の相手部材との接触面から黒鉛を確実に除
去できるため、鋳鉄部材と相手部材との溶接を良好な状
態で行うことができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、フェライトの周りに形成
されたマルテンサイトにより、鋳鉄部材における耐摩耗
性の向上を図ることができる。
に記載の発明の効果に加えて、フェライトの周りに形成
されたマルテンサイトにより、鋳鉄部材における耐摩耗
性の向上を図ることができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,請求項2に記載の発明の効果に加えて、高密度エネ
ルギービームの出力を低く設定したり、高密度エネルギ
ービームの照射時間を短く設定したりすることができる
ようになる。
1,請求項2に記載の発明の効果に加えて、高密度エネ
ルギービームの出力を低く設定したり、高密度エネルギ
ービームの照射時間を短く設定したりすることができる
ようになる。
【図1】鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービームを照
射した状態を模式的に示す断面図である。
射した状態を模式的に示す断面図である。
【図2】高密度エネルギービーム照射後の鋳鉄部材の表
層部における断面状態を50倍に拡大して示す顕微鏡写
真である。
層部における断面状態を50倍に拡大して示す顕微鏡写
真である。
【図3】(a)高密度エネルギービーム照射後の鋳鉄部
材の表層部における状態を模式的に示す断面図であり、
(b)鋳鉄部材の表層部から黒鉛を切削除去した状態を
模式的に示す断面図である。
材の表層部における状態を模式的に示す断面図であり、
(b)鋳鉄部材の表層部から黒鉛を切削除去した状態を
模式的に示す断面図である。
11 鋳鉄部材
11a 表層部
12 表面
13 高密度エネルギービーム
14 フェライト
15 マルテンサイト
16 黒鉛
M 溶融部
G 未溶融部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月1日(2001.10.
1)
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (3)
- 【請求項1】 鋳鉄部材の表面へ高密度エネルギービー
ムを照射し、該鋳鉄部材の表層部を溶融させて溶融部を
形成し、該溶融部の上部へ比重差を利用して黒鉛を浮上
させた後、その状態で前記溶融部を凝固させてチルの晶
出しないフェライトを形成すると共に、該フェライトの
上部に位置する前記黒鉛を含む表面部位を除去すること
を特徴とする鋳鉄部材の表面処理方法。 - 【請求項2】 前記フェライトの周りにマルテンサイト
を形成することを特徴とする請求項1に記載の鋳鉄部材
の表面処理方法。 - 【請求項3】 前記高密度エネルギービームの焦点を前
記鋳鉄部材の表面に合わせた状態で、前記高密度エネル
ギービームを照射することを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の鋳鉄部材の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299333A JP2003105436A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 鋳鉄部材の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299333A JP2003105436A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 鋳鉄部材の表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003105436A true JP2003105436A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19120101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001299333A Withdrawn JP2003105436A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 鋳鉄部材の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003105436A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009022987A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Univ Nihon | オーステンパ球状黒鉛鋳鉄の溶接方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001299333A patent/JP2003105436A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009022987A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Univ Nihon | オーステンパ球状黒鉛鋳鉄の溶接方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080417 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090326 |