JP2003105671A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

液体柔軟剤組成物

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JP2003105671A JP2001304251A JP2001304251A JP2003105671A JP 2003105671 A JP2003105671 A JP 2003105671A JP 2001304251 A JP2001304251 A JP 2001304251A JP 2001304251 A JP2001304251 A JP 2001304251A JP 2003105671 A JP2003105671 A JP 2003105671A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)分子中に少なくとも1つのエステ
ル基を含有し、且つ1〜3個の長鎖アルキル基又は長鎖
アルケニル基を含有するアミン化合物、その中和塩、そ
の4級化物又はその混合物、(b)分子中に少なくとも
1つのエステル基又はアミド基を含有し、且つ1又は2
個の長鎖アルキル又は長鎖アルケニル基を含有するベタ
イン又はその混合物及び(c)長鎖アルキル基及び長鎖
アルケニル基を含有しないベタインを、(a)/
{(b)+(c)}=2〜100(質量比)となるよう
に含有してなることを特徴とする液体柔軟剤組成物。 【効果】 衣料などの繊維製品に使用する繊維製品用液
体仕上げ剤として使用することによって、繊維製品に優
れた柔軟性、帯電防止性を付与でき、更に、衣類の生乾
きなどで生じる臭いを抑制できる液体柔軟剤組成物が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体柔軟剤組成物
に関し、より詳しくは、衣料などの繊維製品に使用する
繊維製品用液体仕上げ剤として使用することによって、
繊維製品に優れた柔軟性、帯電防止性を付与でき、更
に、衣類の生乾きなどで生じる臭いを抑制できる液体柔
軟剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、洗濯後の繊維製品に柔軟性を付与することを目的と
して、ジアルキルジメチル型4級塩が用いられている
が、これらを用いた柔軟剤組成物は、木綿に対する柔軟
性能は良好であるものの、化繊に対する柔軟性能は不充
分であり、また、帯電防止性能も十分とは言えないレベ
ルであった。これを解決する手段として、特開昭52−
5394号公報にはモノ及びジ長鎖アルキルアルキレン
ジアミン静電気抑制剤及び第4級アンモニウム系柔軟剤
を含有する布類状態調節組成物が記載されている。しか
しながら、これらのアミンを含有する柔軟仕上剤は、帯
電防止性能は第4級アンモニウム塩を含有する柔軟仕上
剤に比べ比較的良いが、柔軟性や弾力性は未だ充分では
なかった。
【0003】また、最近、生分解性を向上させる目的
で、分子内にエステル基を含む柔軟剤基材が用いられて
おり、例えば特開平6−184934号公報には、エス
テル基を含む特定の柔軟剤基材と両性化合物を組み合わ
せることにより、帯電防止性を向上させる手段が開示さ
れている。しかしながら、この柔軟剤組成物は、柔軟性
能は良好であるものの、帯電防止性能は未だ不充分なも
のであった。
【0004】一方、衣類の生乾きなどで生じる臭いを抑
制できる液体柔軟剤組成物に関しては、特開2001−
192968号公報に開示されているが、殺菌成分を配
合しているため、肌の弱い人が使用した場合には問題を
生じる可能性がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、各種の繊維に対して優れた柔軟性、帯電防止性を付
与でき、衣類の生乾きなどで生じる臭いを抑制できる柔
軟剤組成物を提供することを目的とする。また、本発明
は、上記効果の他に、洗濯ジワを抑制することができる
柔軟剤組成物を提供することを第二の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した結
果、分子内にエステル基を少なくとも1つ有するアミン
化合物、その中和塩、その4級化物又はその混合物と、
分子内に少なくとも1つのエステル基又はアミド基と1
又は2個の炭素数10〜20の長鎖アルキル基、アルケ
ニル基を有するベタイン、長鎖アルキル基、アルケニル
基を含まないベタインを組み合わせることにより、上記
課題を達成することができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、下記(a)、(b)及び
(c)を、(a)/{(b)+(c)}=2〜100
(質量比)となるように含有してなることを特徴とする
液体柔軟剤組成物。 (a)分子中に少なくとも1つのエステル基を含有し、
且つ1〜3個の長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基を
含有するアミン化合物、その中和塩、その4級化物又は
その混合物。 (b)分子中に少なくとも1つのエステル基又はアミド
基を含有し、且つ1又は2個の炭素数10〜20のアル
キル又はアルケニル基を含有する下記一般式(I)で示
されるベタイン又はその混合物。
【0008】
【化3】 (但し、上記式中、R1は炭素数10〜20のアルキル
基又はアルケニル基を表わし、Sはエステル基又はアミ
ド基を表わし、pは1〜4の整数である。R2は炭素数
1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、
R3は−(CH2) q−Tであり、qは0〜4である。T
は−COO-、−SO3 -、−OSO3 -又は−O-で示され
る基である。R4はR1−S−(CH2)p−、R2又はR3
である。)
【0009】
【化4】(c)下記一般式(II)で示されるベタイ
ン。 (但し、上記式中、R5はU−(CH2)p−である。U
は水素原子、ヒドロキシル基又はアミノ基であり、pは
1〜4の整数である。R6は炭素数1〜3のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基であり、R7は−(CH2)q
−Tであり、qは0〜4である。Tは−COO-、−S
O3 -、−OSO3 -又は−O-で示される基である。R8は
R5、R6又はR7である。)
【0010】ここで、上記液体柔軟剤組成物が更に、
(d)1種以上のシリコーンを組成物全体に対して0.
1〜10質量%含有するものであると、より好適であ
る。
【0011】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の液体柔軟剤組成物は、(a)特定のアミン化合
物、その中和塩、その4級化物又はその混合物、(b)
長鎖アルキル基、アルケニル基を含有する特定のベタイ
ン又はその混合物、(c)長鎖アルキル基、アルケニル
基を含有しない特定のベタイン又はその混合物を含有す
るものである。
【0012】ここで、本発明に用いる(a)成分は、分
子中に少なくとも1つのエステル基を含有し、且つ1〜
3個の長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基を含有する
アミン化合物、その中和塩又はその4級化物であり、ア
ルキル基、アルケニル基の炭素数は、長鎖であればよ
く、5〜21、特に9〜19が好適である。このような
特定のアミン化合物、その中和物又はその4級化物とし
ては、例えば、下記一般式(IIIa)〜(IIIg)
で表されるアミン化合物、その中和物又はその4級化物
を挙げることができる。これらの中でも特に(III
c)〜(IIIe)がより好ましい。
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】ここで、上記式(IIIa)〜(III
g)中、R9は、同一であっても異なっていてもよく、
それぞれ炭素数が好ましくは5〜21、より好ましくは
9〜19の飽和又は不飽和炭化水素基(アルキル基又は
アルケニル基)であり、R9の元の脂肪酸としてはラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
オレイン酸、パルミトオレイン酸、エライジン酸、リノ
ール酸、エイコ酸等が挙げられる。
【0016】また、上記R9は、飽和炭化水素基(アル
キル基)又は不飽和炭化水素基(アルケニル基)のみが
存在するようなものであってもよく、あるいは両者が併
存するようなものであっても良いが、R9の元となる脂
肪酸組成のヨウ素価は0〜100、好ましくは0〜7
0、更に好ましくは20〜45が好適である。また、
(a)成分中の不飽和炭化水素基(アルケニル基)のシ
ス体、トランス体比におけるシス体の比率は液体柔軟剤
組成物物の粘度を適度なものに仕上げるため、25%〜
95%が好適であり、より好ましくは40〜90%であ
る。
【0017】ここで、アミン化合物の中和は、通常の酸
を用いて行うことができ、酸としては、具体的には塩
酸、硫酸、リン酸等の無機酸、安息香酸、クエン酸、リ
ンゴ酸、コハク酸、アクリル酸、メチル硫酸、エチル硫
酸等の有機酸を挙げることができる。
【0018】また、アミン化合物の4級化物は、過アル
キル化法により長鎖アルキル基を有する3級アミンに更
にアルキル基を結合することにより得ることができる。
過アルキル化剤としては、ジメチル硫酸又は塩化ベンジ
ルを使用することができる。また、これらの過アルキル
化剤の代わりに、沃化メチル、塩化メチル、塩化エチ
ル、臭化ブチル等の低級ハロゲン化アルキル、ジエチル
硫酸、ジメチル炭酸又はエピクロロヒドリン等を使用し
てもよい。
【0019】本発明の(a)成分としては、上記のアミ
ン化合物又はその中和物あるいは4級化物を、1種単独
で又は2種以上の混合物として使用することができる。
【0020】本発明の液体柔軟剤組成物における上記
(a)成分のアミン化合物、その中和物又は4級化物の
配合量は、特に制限されるものではないが、各種繊維に
十分な柔軟性を付与するという観点及び液体柔軟剤組成
物の粘度を適度なものとするという観点から、本発明の
液体柔軟剤組成物中に3〜30質量%配合するのが好適
であり、より好ましくは3〜20質量%配合される。配
合量が少なすぎると、繊維に十分な柔軟性を付与するた
めには多量の柔軟剤組成物を使用する必要があるため使
用性が悪くなる場合があり、多すぎると、液体柔軟剤組
成物の粘度が高くなり過ぎて良好な使用性が得られない
場合がある。なお、混合物を配合する場合は、上記好適
な配合量は、合計量による。
【0021】本発明で用いる(b)成分は、分子中に少
なくとも1つのエステル基又はアミド基を含有し、且つ
1又は2個の炭素数10〜20、好ましくは12〜1
8、より好ましくは14〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基を含有し、下記一般式(II)で示されるベタイ
ンあるいはその混合物である。
【0022】
【化7】
【0023】ここで、上記式中、R1は炭素数10〜2
0、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル
基を表わし、R1の元の脂肪酸としてはラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、パルミトオレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
エイコ酸等が挙げられる。また、Sはエステル基又はア
ミド基を表わし、pは1〜4の整数である。R2は炭素
数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であ
り、具体的には、例えばメチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基、ヒドロキシプロピル基などを挙げることが
できる。R3は−(CH2)q−Tであり、qは0〜4、
好ましくは2〜3である。Tは−COO-、−SO3 -、
−OSO3 -又は−O-で示される基である。R4はR1−
S−(CH2) p−、R2又はR3である。
【0024】上記(b)成分の具体例としては、下記一
般式(Ia)〜(If)で表されるベタインを挙げるこ
とができる。これらの中でも(Ic)〜(Id)がより
好ましい。
【0025】
【化8】
【0026】但し、上記式(Ia)〜(If)におい
て、R1は飽和炭化水素(アルキル)基又は不飽和炭化
水素(アルケニル)基のみが存在するようなものであっ
てもよく、あるいは両者が併存するようなものであって
もよいが、R1の元となる脂肪酸組成のヨウ素価として
は、0〜100、好ましくは0〜70、更に好ましくは
20〜45が好適である。
【0027】また、上記(b)成分中の不飽和炭化水素
(アルケニル)基のシス体、トランス体比におけるシス
体の比率は、柔軟剤組成物の粘度を適度なものに仕上げ
ることを考慮すれば、25〜95%、好ましくは40〜
90%が好適である。
【0028】本発明の液体柔軟剤組成物における上記
(b)成分のベタインの配合量は、特に制限されるもの
ではないが、通常、組成物全量に対して0.01〜5質
量%配合するのが好適であり、より好ましくは0.1〜
4質量%、更に好ましくは0.1〜3質量%である。配
合量が少なすぎると、静電気防止性能が悪く、不快臭の
抑制効果も小さい場合があり、多すぎると液体柔軟剤組
成物の粘度が高くなるなどの問題が生じる場合がある。
【0029】本発明で用いる(c)成分は長鎖アルキル
基、アルケニル基を含まないベタインであり、下記一般
式(II)で示されるベタインである。
【0030】
【化9】
【0031】ここで、上記式中、R5はU−(CH2)p
−である。Uは水素原子、ヒドロキシル基又はアミノ基
であり、pは1〜4、好ましくは2〜3の整数である。
R6は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基であり、具体的には、メチル基、エチル基、ヒドロ
キシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が挙げられる。
R7は−(CH2)q−Tであり、qは0〜4、好ましく
は2〜3である。Tは−COO-、−SO3 -、−OSO3
-又は−O-で示される基である。R8はR5、R 6又はR7
である。)
【0032】上記(c)成分の具体例として、下記一般
式(IIa)〜(IIf)で表されるベタインを挙げる
ことができる。これらの中でも(IIc)〜(IId)
が特に好ましい。
【0033】
【化10】
【0034】本発明の液体柔軟剤組成物における上記
(c)成分のベタインの配合量は、特に制限されるもの
ではないが、通常、組成物全量に対して0.01〜5質
量%配合するのが好適であり、より好ましくは0.05
〜4質量%、更に好ましくは0.1〜3質量%である。
配合量が少なすぎると静電気防止性能が悪く、不快臭の
抑制効果も小さい場合があり、多すぎると液体柔軟剤組
成物の粘度が高くなるなどの問題が生じる場合がある。
【0035】また、上記(b)成分と上記(c)成分と
の配合量の合計は、本発明の液体柔軟剤組成物全量に対
して0.03〜5質量%、好ましくは0.05〜5質量
%、より好ましくは0.1〜3質量%であると好適であ
る。配合量がこの範囲にあると、柔軟性能を損なうこと
なく、良好な帯電防止性能を付与でき、不快臭抑制効果
も付与できる。
【0036】また、本発明で用いる上記(a)成分、上
記(b)成分、上記(c)成分の配合比率は、質量比
で、(a)/{(b)+(c)}=2〜100、好まし
くは2〜50であり、更に好ましくは3〜35である。
上記(a)成分の割合が小さすぎと、十分な柔軟性能を
発揮できず、大きすぎると液体柔軟剤組成物の粘度が高
くなるなどの問題が生じる場合がある。
【0037】また、上記(b)成分と上記(c)成分と
の比率が、1/99〜99/1、好ましくは15/85
〜99/1、更に好ましくは30/70〜95/5であ
ると、好適である。(b)成分の割合が大きすぎても、
小さすぎても液体柔軟剤組成物の粘度が高くなるなどの
問題が生じる場合がある。
【0038】本発明の液体柔軟剤組成物は、上記成分に
加えて、更に、(d)成分としてシリコーンを配合する
と、より好適であり、上記シリコーンとしては、変性シ
リコーンであっても未変性シリコーンであってもよい。
【0039】本発明の(d)成分として用いられる未変
性シリコーンとしては、架橋型を含めた高分子量の未変
性シリコーンが好適であり、より具体的には、重量平均
分子量が100,000〜500,000,000、好
ましくは500,000〜500,000,000、よ
り好ましくは500,000〜100,000,000
のものが好適である。また、変性シリコーンとしては、
アミノ変性シリコーン、アミノ・ポリエーテル変性シリ
コーン、アミド変性シリコーン、アミド・ポリエーテル
変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルキル・
ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコ
ーン等が挙げられ、重量平均分子量が3,000〜1,
000,000、好ましくは5,000〜100,00
0、より好ましくは5,000〜50,000の範囲の
ものが好適である。いずれの場合も主鎖の末端は、メチ
ル基、ヒドロキシル基、水素原子であることが望まし
い。これらの中でも、特にポリエーテル変性シリコーン
がより好ましく、中でも下記一般式(IV)で示される
ポリエーテル変性シリコーンであると、特に好ましい。
【0040】
【化11】 (但し、上記式中、−Zは、それぞれ独立に−R、−O
−R、−OH、−O−X−R、−O−X−Hである。R
は同一でも異なっていてもよく、いずれも飽和あるいは
不飽和の直鎖又は分岐の炭素数1〜4の炭化水素基であ
り、Xはポリオキシアルキレン基である。−Yは、−R
10−O−X−R11又は−O−X−R11であり、R10は炭
素数1〜4の飽和あるいは不飽和の直鎖又は分岐の炭化
水素基であり、R11は水素原子又は炭素数1〜4の飽和
あるいは不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基である。L
は0〜50、Mは1〜1000、Nは10〜10000
である。但し、ポリオキシアルキレン基X中のポリオキ
シエチレン鎖部分の質量割合は、分子全体の質量を基準
として10〜60質量%である)。
【0041】上記一般式(IV)において、−Zは、−
R、−OHが好ましい。Rは、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基などの飽和炭化水素基が好ましく、
中でもメチル基が好ましい。R10は、メチレン基、エチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基などの飽和炭化水素
基が好ましく、中でもプロピレン基が好ましい。R11が
炭化水素基である場合には、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などの飽和炭化水素基が好ましい。特
に好ましいR11は、水素原子又はメチル基である。
【0042】また、上記一般式(IV)において、Xは
ポリオキシアルキレン基を表す。Xは、ポリオキシエチ
レン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン
基等であってもよく、あるいはオキシエチレン単位、オ
キシプロピレン単位又はオキシブチレン単位などが、ブ
ロック状あるいはランダムに配列してたものであっても
構わない。但し、X中のポリオキシエチレン鎖部分の質
量割合は、分子全体の質量を基準として10〜60質量
%であり、好ましくは15〜45質量%であり、更に好
ましくは20〜35質量%である。また、ポリオキシア
ルキレン基Xの質量を基準とするポリオキシエチレン鎖
の部分の質量割合は、50〜100質量%であるのが好
ましく、65〜100質量%であるのがより好ましい。
【0043】更に、上記一般式(IV)において、L、
M及びNは、いずれも各繰返し単位の数の平均値を表
し、Lは0〜50、好ましくは0〜10、更に好ましく
は0〜3であり、Mは1〜1000、好ましくは1〜3
00、更に好ましくは1〜50であり、Nは10〜10
000、好ましくは20〜3000、更に好ましくは2
0〜500である。なお、一般式(IV)で表される変
性シリコーンは、各繰返し単位がブロック状に配列して
いるブロックコポリマーの構造を有するものであっても
よく、あるいは、各繰返し単位がランダムに配列してい
るランダムコポリマーの構造を有するものであってもよ
い。
【0044】上記一般式(IV)で表される変性シリコ
ーンの製造方法は、特に限定されるものではない。ポリ
オキシアルキレン基を有するシリコーンは、Si−H基
を有するシリコーンとポリオキシアルキレン又は炭素−
炭素二重結合を末端に有するポリオキシアルキレンとの
付加反応により製造することができる。製造の際、ポリ
オキシアルキレン又は炭素−炭素二重結合を末端に有す
るポリオキシアルキレン、環状シリコーンなどの未反応
原料、エタノール、イソプロピルアルコールなどの製造
時に用いる溶剤、白金系などの触媒が微量残存するが本
発明の効果に影響を与えない。
【0045】本発明で用いる上記(d)成分の動粘度
は、乳化物でない場合には、ハンドリング性の観点から
25℃で100〜1,000,000mm2/sのもの
が好ましく、更に好ましくは100〜10,000mm
2/sである。また、乳化物の形態で用いる場合には、
シリコーン自体の粘度は100,000以上であること
が好ましく、乳化物の粘度としては25℃で2,000
mPa・s以下であることが好ましい。なお、変性度合
い及び変性種類の異なるシリコーンを2種以上併用して
も効果には悪影響を与えない。また、上記(d)成分と
してポリオキシアルキレン基を含有するものを用いる
と、柔軟剤組成物で処理した衣類の帯電防止能がより良
好となり、特に上記一般式(IV)で表される変性シリ
コーンを用いると、繊維製品により好ましい柔軟性を付
与し、且つ洗濯シワを低減する効果もより良好となる。
【0046】本発明の液体柔軟剤組成物に上記(d)成
分を配合する場合、その配合量は、特に制限されるもの
ではないが、通常、本発明の柔軟剤組成物中に好ましく
は0.5〜10質量%、より好ましくは0.5〜10質
量%、更に好ましくは1〜10質量%配合される。配合
量が0.5質量%未満では洗濯ジワを抑制する効果が不
充分となる場合があり、10質量%を超えると柔軟剤組
成物の粘性が高くなる場合がある。
【0047】本発明の液体柔軟剤組成物には、本発明の
効果を損なわない範囲で、上記成分に加えて、更に、粘
度安定剤、性能向上剤として非イオン界面活性剤、炭化
水素を添加することができる。特に、組成物中での分散
性を向上する目的でアルコール又はアミン又は脂肪酸に
アルキレンオキシド付加した非イオン界面活性剤を用い
ることができる。炭素鎖部分は、分岐していても直鎖で
もよく、不飽和があってもよい。また、炭素鎖に分布が
あってもよい。炭素鎖は短鎖でも長鎖でもよいが、好ま
しくは炭素数が6〜20、より好ましくは8〜18であ
る。炭素鎖が直鎖である場合には、炭素数が6〜14の
ものが好ましく、より好ましくは8〜12である。炭素
鎖が分岐鎖である場合には、炭素数が6〜17のものが
好ましく、より好ましくは9〜17、最も好ましくは1
3である。原料としては、エクソン化学(株)製エクサ
ール、BASF社製Lutensol TO、協和発酵
工業(株)オキソコールC13などを使用することがで
きる。
【0048】また、特にアルコールのアルキレンオキシ
ド付加物の場合には、1級アルコールでも2級アルコー
ルでも使用できるが、1級アルコールを用いたほうが組
成物の分散性が良好である。炭素数が13のアルコール
は、ドデセンを原料に製造されるが、その出発原料とし
てはブチレンでもプロピレンでもよい。
【0049】炭素鎖が不飽和基を含む場合には、炭素数
は18であるものが好ましく、不飽和基の立体異性体構
造は、シス体又はトランス体であっても、両者の混合物
であってもよいが、特にシス体/トランス体の比率が2
5/75〜100/0(質量比)であることが好まし
い。
【0050】アルキレンオキサイドとしては、エチレン
オキサイド(EO)が好ましいが、エチレンオキサイド
と共に、プロピレンオキサイド(PO)又はブチレンオ
キサイド(BO)を付加してもよい。EOの平均付加モ
ル数としては、10〜100モルであり、好ましくは2
0〜80モル、特に好ましくは30〜60モルである。
また、EOとともに付加するPO又はBOの平均付加モ
ル数としては、0〜5であり、好ましくは0〜3モルで
ある。この際、EOを付加した後、PO又はBOを付加
しても、あるいはPO又はBOを付加した後、EOを付
加してもよい。
【0051】アルキレンオキシド付加型の非イオン性界
面活性剤として、より具体的には、ノニルアルコールの
平均EO9PO1付加物、一級イソノニルアルコールの
平均EO40モル付加物、一級イソデシルアルコールの
平均EO20モル付加物、ラウリルアルコールの平均E
O20モル付加物、一級イソへキサデシルアルコールの
平均EO60モル付加物、一級イソトリデシルアルコー
ルの平均EO40モル付加物、牛脂アルキルアミンの平
均EO60付加物、牛脂アルキルアミンの平均EO60
付加物、オレイルアミンの平均EO50付加物、ラウリ
ン酸の平均EO20モル付加物などが挙げられる。日本
エマルジョン株式会社のエマレックスシリーズ、三洋化
成株式会社のエマルミンシリーズ、ライオン化学株式会
社のTDAシリーズ、エソミンシリーズ、(株)日本触
媒製ソフタノール300等のソフタノールシリーズ、B
ASF社製Lutensolシリーズ等を使用すること
ができる。本発明の柔軟剤組成物に上記アルキレンオキ
シド付加型の非イオン性界面活性剤を配合する場合、好
適な配合量は0〜10質量%、好ましくは0.1〜5質
量%、特に好ましくは0.3〜3質量%である。
【0052】その他の非イオン界面活性剤として、グリ
セリンと脂肪酸とのエステル化物(モノ体、ジ体の混合
物)、炭素数6〜18のアルキルポリグルコシド、エト
キシ化アルキルフェノール、エトキシ化多価アルコール
脂肪酸エステル、エトキシ化脂肪酸アミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、エトキシ化ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル等、糖類とのエステル及びエ
トキシ化エステルを用いることができる。HLB値が5
〜20の範囲内であるものが好ましく、8〜16のもの
が特に好ましい。
【0053】また、上記炭化水素として、例えば流動パ
ラフィンなどの常温で液体である炭化水素を組成物中に
0〜2.0質量%用いることもできる。
【0054】更に、組成物の粘度をコントロールする目
的で無機又は有機の水溶性塩類を用いることができる。
このような水溶性塩類としては、例えば塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、塩化アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウ
ム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、グリコール酸
ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、グリコー
ル酸カリウム、乳酸ナトリウムなどが挙げられる。これ
らの中でも、好ましくは、塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナト
リウムである。好適な配合量は、0〜3質量%、好まし
くは0〜2質量%、更に好ましくは0〜1質量%であ
る。塩の添加は組成物製造のどの工程で入れても構わな
い。但し、組成物の上記(a)成分の濃度が高い場合
に、粘度を低く抑えるためには、塩濃度を高くし、2回
以上に分けて添加するのが好ましい。特に好ましくは、
組成物製造中に0〜0.5質量%、製造後に0〜0.5
質量%添加することであり、製造中の添加量より製造後
の添加量を多くすることである。
【0055】溶剤としては、組成物製造に関してのハン
ドリング性向上や、低温安定化、組成物の透明化のため
に、炭素数が1〜10のアルコールを配合することがで
きる。また、特に上記(a)成分のハンドリング性を向
上させるために、上記(a)成分の反応溶媒、スラリー
溶剤として用いられることもあり、組成物製造の際、持
ちこまれてしまう場合もある。具体的には、エタノー
ル、イソプロパノール、プロピレングリコール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,2ペンタンジオール、ヘキシレングリコ
ール、トリメチルペンタンジオール、ベンジルアルコー
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセ
リン、2−フェノキシエタノール、2−フェニルエタノ
ールなどである。組成物中には、1種以上の組み合わせ
で用いることもできる。組成物中の配合量は、通常、0
〜15質量%が好適である。低級のアルコールについて
は、安息香酸デナトリウム、8−アセチル化蔗糖、ブル
シン、オレンジ、シトラスなどの変性剤で変性されてい
るものも使用することができる。
【0056】また、組成物の透明化のためには、特表2
000−505155号公報に記載されたモノオール、
C6ジオール、C7ジオール、オクタンジオール異性
体、ブタンジオール誘導体、トリメチルペンタンジオー
ル異性体、エチルメチルペンタンジオール異性体、プロ
ピルペンタンジオール異性体、ジメチルヘキサンジオー
ル異性体、エチルヘキサンジオール異性体、メチルヘプ
タンジオール異性体、オクタンジオール異性体、ノナン
ジオール異性体、アルキルグリセリルエーテル、ジ(ヒ
ドロキシアルキル)エーテル、アリールグリセリルエー
テル、芳香族グリセリルエーテル、脂環式ジオールや誘
導体、C3〜C7ジオールアルコキシル化誘導体、芳香
族ジオール、不飽和ジオールを配合すると、好適であ
る。特に好ましい主溶剤には、1,2−ヘキサンジオー
ルや2−エチル−1,3−ヘキサンジオールのようなヘ
キサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペ
ンタンジオールのようなペンタンジオールを使用するこ
とができる。組成物中使用量は0〜40質量%、好まし
くは10〜35質量%、より好ましくは12〜25質量
%が好適である。
【0057】更に、本発明の液体柔軟剤組成物は、外観
を向上する目的で、任意の染料及び/又は顔料を配合す
ることができる。好ましくは、酸性染料、直接染料、塩
基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料から選ば
れる水溶性染料の1種以上である。添加できる染料の具
体例は、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7
月20日発行,丸善株式会社)等に記載されている。液
体柔軟剤組成物の保存安定性や繊維に対する染着性の観
点からは、分子内に水酸基、スルホン酸基、アミノ基、
アミド基から選ばれる少なくとも1種類の官能基を有す
る酸性染料、反応性染料が好ましく、その配合量は1〜
50ppm、好ましくは1〜30ppmが好適である。
【0058】そしてまた、本発明の液体柔軟剤組成物に
は、芳香のために香料を添加することができる。使用さ
れる香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Per
fume and Flavor Chemical
s」,Vol.I and II,Steffen A
rctander,Allured Pub.Co.
(1994)、「合成香料 化学と商品知識」、印藤元
一著、化学工業日報社(1996)、「Perfume
and Flavor Materials of
Natural Origin」,Steffen A
rctander,Allured Pub.Co.
(1994)、「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉
書店(1989)、「Perfumery Mater
ial Performance V.3.3」,Bo
elens Aroma Chemical Info
rmation Service(1996)及び「F
lower oils and Floral Com
pounds In Perfumery」,Danu
te Lajaujis Anonis,Allure
dPub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを
引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
【0059】本発明の液体柔軟剤組成物は、上記(a)
成分のアミン化合物等の繊維に対する吸着性を向上さ
せ、エステル基の加水分解を抑制する目的で、pHを
1.0〜6.0の範囲にすることが好ましく、好ましく
はpH1.5〜5.5、更に好ましくはpH2.0〜
4.5の範囲である。pH調整には、任意の無機又は有
機の酸及びアルカリを使用することができ、具体的に
は、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パ
ラトルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、コ
ハク酸、乳酸、グリコール酸などのカルボン酸、アクリ
ル酸などの高分子アクリル酸、ヒドロキシエタンジホス
ホン酸、トリポリリン酸、フィチン酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N
−メチルジエタノールアミン、N−メチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)−N−(2−シアノエチル)アミ
ン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロパ
ンジアミン、2,3−ジヒドロキシ−N,N−ジメチル
プロピルアミン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)
プロパンジアミン等の短鎖アミン化合物又はそれらのア
ルキレンオキシド付加物、窒素に連結する炭素数が8〜
36の長鎖アミン化合物又はそれらのアルキレンオキシ
ド付加物等が挙げられ、また、上記記載の塩も用いるこ
とができる。更に、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金
属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩なども使用することがで
きる。これらの中でも、塩酸、硫酸、メチル硫酸、水酸
化ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミンが特に好ましい。
【0060】また、キレート剤や酸化防止剤や還元剤を
配合することにより、上記(a)成分及び柔軟剤組成物
の香気や色調の安定性を向上させることができる。具体
的には、ヒドロキシエタンジホスホン酸(ライオン
(株)フェリオックスCY−115)、エチレンジアミ
ンテトラホスホン酸(モンサント社Dequest20
41)、D−2000、2010、2066などのホス
ホン酸系キレート剤、エチレンジアミン四酢酸、ニトリ
ロトリ酢酸、クエン酸、カプトカテキュ酸、トリポリリ
ン酸、エチレンジアミンジコハク酸、メチルグリシンジ
酢酸、イミノジコハク酸、ヒドロキシイミノジコハク
酸、アスパラギン酸、ポリグリオキシ酸、ポリアスパラ
ギン酸、ポリアクリル酸、アクリル酸マレイン酸共重合
体(ポリマーの分子量は任意)及びそれらのナトリウム
等の塩などのキレート剤が挙げられる。また、特表20
00−505155号公報に記載された化合物も使うこ
とができる。
【0061】上記酸化防止剤の例としては、アスコルビ
ン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピル
の混合物、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、B
HA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、没食子酸プロ
ピル、及びクエン酸の混合物、三級ブチルヒドロキノ
ン、天然のトコフェロール、没食子酸の長鎖エステル
(C8〜C22)、例えば没食子酸ドデシル、チバスペ
シャルティケミカル(株)から入手可能なイルガノック
ス系化合物、好ましくはイルガノックス3125、イル
ガノックス1425、イルガノックス3114及びそれ
らの混合物、また、クエン酸及び/又はクエン酸イソプ
ロピル、モンサントから入手可能な1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸(エチドロン酸)という
化学名をもつデクエスト2010、コダックから入手可
能な4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸/
ナトリウム塩という化学名をもつタイロンのような他の
キレート化剤との混合物が含まれる。上記キレート剤
は、組成物中に好ましくは0〜3質量%、酸化防止剤は
0〜1質量%、還元剤は0〜3質量%使用することがで
きる。使用に際しては、上記(a)成分の製造の際、製
造後、また、組成物の製造前後など、本発明の効果を妨
げない範囲で任意の場所に添加することができる。
【0062】そして更に、本発明の液体柔軟剤組成物に
は、防腐力、殺菌力を強化する目的で以下の化合物の1
種又は2種以上を併用して用いることができる。
【0063】1)イソチアゾロン系の有機硫黄化合物と
しては、3−イソチアゾロン基を含む抗微生物性の有機
防腐・殺菌剤が好ましい。これらの化合物は、1981
年5月5日発行のLewisらの米国特許第4,26
5,899号明細書に開示されている。その例として
は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベ
ンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソ
チアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾ
ロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、
2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン及びそれら
の混合物が挙げられる。より好ましい防腐・殺菌剤は、
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの水
溶性混合物であり、さらに好ましくは約77質量%の5
−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
と約23質量%の2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オンとの水溶性混合物である。ローム・アンド・ハー
ス社のケーソンCG/ICP(約1.5質量%水溶
液)、純正化学社製のジュンサイド1(約5質量%水溶
液)などジュンサイドシリーズなど市販されているもの
を使用することができる。
【0064】2)ベンズイソチアゾリン系の有機硫黄化
合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オ
ン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチア
ゾリン−3−オンなどが挙げられ、類縁化合物としてジ
チオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)なども使用
でき、それらを任意の混合比で使用することができる。
このような化合物としては、アビシア(株)製のプロキ
セルシリーズ〔BDN(有効分33質量%)、BD20
(有効分20質量%)、XL−2(有効分10質量
%)、GXL(有効分20質量%)、LV(有効分20
質量%)、TN(有効分60質量%)〕、デニサイドB
IT/NIPA等の市販品を用いることができる。
【0065】3)5−ブロモー5−ニトロー1,3−ジ
オキサン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−
ジオール、5−クロロー5−ニトロー1,3−ジオキサ
ン又は2−クロロ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオ
ールであり、Henkel社製BronidoxL、I
nolex社製Bronopol、吉富製薬社製ブロノ
ポール、ブーツ社製マイアサイドBTなどの市販品を用
いることができる。
【0066】4)安息香酸類又はフェノール化合物とし
ては、安息香酸又はその塩、サリチル酸又はその塩、パ
ラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸
メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香
酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安
息香酸ベンジル、3−メチル−3−イソプロピルフェノ
ール、o−フェニルフェノール、2−イソプロピル−5
−メチルフェノール、レゾルシン、クレゾール、2,6
−ジ−tert−ブチルーp−クレゾール等を使用する
ことができる。
【0067】5)長鎖基の総炭素数が40以下のカチオ
ン界面活性物質も使用することができる。具体的には、
長鎖基の炭素鎖長が8〜20のモノアルキル型カチオン
界面活性剤、牛脂由来及び/又はパーム油由来アルキル
アンモニウム塩、それらの部分水添したもの、それらの
水添したもの、塩化ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼト
ニウム塩などが挙げられる。また、長鎖基の炭素鎖長が
8〜14のジアルキル型カチオン界面活性剤、ジデシル
ジメチルアンモニウム塩なども挙げられる。更に、長鎖
基の炭素鎖長が、4〜10のトリアルキル型カチオン界
面活性剤、トリオクチルメチルアンモニウム塩、トリヘ
キシルメチルアンモニウム塩なども挙げられる。
【0068】上記1)〜3)の化合物は、組成物全量に
対して0〜0.1質量%配合されるのが好ましく、更に
好ましい配合量は、0.00001〜0.03質量%、
より好ましくは0.00005〜0.02質量%であ
る。上記4)〜5)の化合物は、組成物全量に対して0
〜3質量%配合されるのが好ましく、更に好ましい配合
量は、0.01〜1.5質量%である。
【0069】また、上記1)〜5)の化合物の2種以上
を併用することにより防腐力、殺菌力を強化することが
でき、高価な上記化合物の使用量を削減することもでき
る。ケーソンCG/ICP、プロキセルシリーズBD
N、マイアサイドBT、安息香酸、ジデシルジメチルア
ンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム塩の2種以上を併
用することが特に好ましく、その配合量は0〜2質量%
が好ましく、より好ましくは0.00001〜1質量
%、更に好ましくは0.00005〜0.5質量%であ
る。
【0070】上記1)〜3)の化合物は、安定化のため
に、亜鉛、銅、カルシウム、マグネシウムなどの金属イ
オンと塩酸、硝酸、硫酸などの酸やプロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコールの存在下で組成物に添加さ
れることが好ましい。
【0071】また、防腐・殺菌力を向上する目的で更に
以下の化合物の一種以上を組成物に対して0〜0.5質
量%、好ましくは0〜0.1質量%用いることができ
る。具体的には、ピリチオンナトリウム、1,3−ビス
(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−2,4−イ
ミダゾリジンジオン、ジメチロールジメチルヒダントイ
ン、DMDMヒダントイン(Lonza社製Glyda
nt又はGlydanPlus)、N−[1,3−ビス
(ヒドロキシメチル)2,5−ジオキソ−4−イミダゾ
リジニル]−N,N’−ビス(ヒドロキシメチル)尿素
(一般にジアゾリジニル尿素名で発売されている)、
N,N’’−メチレンビス{N’−[1−(ヒドロキシ
メチル)−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]
尿素}、一般にイミダゾリジニル尿素として知らている
ものなどのイミダゾリジンジオン化合物、ポリメトキシ
ド二環性オキサゾリジン化合物。ホルムアルデヒド、グ
ルタルアルデヒドなどの低分子量アルデヒド、一般式H
Cl・NH2−(CH2)3−[−(CH2)3−NH−C
(=NH)−NH−C(=NH・HCl)−NH−(C
H2)3−]x−(CH2)3−NH−C(=NH)−NH
・CNを有するポリヘキサメチレンビグアニドとしても
知られているポリアミノプロピルビグアニド、ポリアミ
ノプロピルビグアニド、クロルヘキシジンとして一般に
知られている1,1’−ヘキサメチレンビス(5−(p
−クロロフェニル)ビグアニド)、酢酸及びジグルコン
酸など塩である二グルコン酸塩やその二酢酸塩、アビシ
ア(株)製Proxel IBなど市販されているも
の、1−(3−クロラリル)−3,5,7−トリアザ−
1−アゾニアアダマンタンクロリド、例えばDow C
hemicalからDowicil 200 の商品名
で発売されているもの、デヒドロ酢酸、一般にプロパミ
ジンイセチオネートとして知られている4,4’−ジア
ミジノ−α,ω−ジフェノキシプロパンジイセチオネー
ト、一般にヘキサミジンイセチオネートとして知られて
いる4,4’−ジアミジノ−α,ω−ジフェノキシヘキ
サンジイセチオネート、12−(4’−チアゾリル)−
ベンズイミダゾール、2−(4−チオシアノメチルチ
オ)ベンゾチアゾール、メチル−2−ベンズイミダゾー
ルカルバミド等などのイミダゾール系又はチアゾール系
抗菌剤、クロロブタノールとして一般に知られいる1,
1,1−トリクロロ−2−メチルプロパン−2−オー
ル、クロロブタノール、4,4’−(トリメチレンジオ
キシ)ビス−(3−ブロモベンズアミジン)ジジイセチ
オネート又はジブロモプロパミジン、ジブロモプロハミ
ジンなど、3,4,4’−トリクロロカルバニリド又は
トリクロカルバンとしても知られるN−(4−クロロフ
ェニル)−N’−(3,4−ジクロロフェニル)尿素、
トリクロサンとして−般的に知られている2,4,4’
−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、
4,4’−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、商品名としては、チバスペシャルティケミカルズ
(株)製チノサンHP100等、塩化亜鉛などの亜鉛化
合物などが挙げられる。
【0072】本発明の柔軟剤剤組成物には、更に上記成
分に加えて、通常柔軟剤組成物に配合される公知の成分
を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができ
る。以下、このような成分について述べる。
【0073】カチオン界面活性剤は家庭用柔軟剤の主基
材として用いられており、炭素鎖長が8〜24の2鎖型
の長鎖カチオン界面活性剤、炭素鎖長が8〜24の1鎖
型の長鎖カチオン界面活性剤、炭素鎖長が8〜24の3
鎖型の長鎖カチオン界面活性を用いることができる。上
記カチオン界面活性剤には、上記(a)成分以外のアミ
ン、アミン塩、4級アンモニウム塩が含まれる。上記カ
チオン界面活性剤の製造原料は、ステアリン酸、パルミ
チン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の飽和脂肪酸、オ
レイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の
不飽和高級脂肪酸のほか、牛脂、豚脂、パーム油、大豆
油、パーム核油、オリーブ油等の天然油脂を分解、精製
して得られる脂肪酸、脂肪酸メチルエステルなどの脂肪
酸短鎖エステルなどに由来するものである。また、不飽
和基を有するものについては、硬化又は部分硬化したも
のでも構わない。
【0074】これらの中でも特に、長鎖基は、オレイン
酸、ステアリン酸、パルミチン酸、牛脂脂肪酸、部分硬
化牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、部分
硬化パーム脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸由来のものが好
ましい。長鎖基は、飽和型でも不飽和型でも、両者の混
合物であっても構わない。組成物製造時の取り扱いやす
さからは、長鎖基中に不飽和基が入っていることが好ま
しい。但し、処理したあとの繊維のぬめり感を高めるた
めには飽和型の比率を高くすることが好ましい。不飽和
基の立体異性体構造は、シス体又はトランス体であって
も、両者の混合物であってもよい。但し、通常は、シス
体/トランス体の比率が25/75〜100/0(質量
比)であることが用いることが多い。長鎖基1個あたり
に2つ以上の不飽和基を含むものを用いることができる
が、香気安定性の面から10質量%以下、より好ましく
は5質量%以下であることが好ましい。
【0075】ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、
硬化牛脂ジメチルアンモニウムクロライド、部分硬化パ
ームジメチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメ
チルアンモニウムクロライド、アルキルアミン塩酸塩、
ココナットアミンアセテート、アルキルアミンアセテー
ト、アルキルジメチルフェニルアンモニウムクロライ
ド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、オクタ
デシルトリメチルアンモニウムクロライド等が挙げられ
る。なお、上記カチオン活性剤の製造に使用できる脂肪
酸又は/及び脂肪酸メチルエステルは以下の化合物製造
の際にも使用することができる。
【0076】アニオン性界面活性剤の例としては高級ア
ルコール硫酸エステル塩、エトキシ化高級アルコール硫
酸エステル塩、アルキルフェニルエーテル硫酸エステル
塩、エトキシ化アルキルフェニルエーテル硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコールリ
ン酸エステル塩、エトキシ化高級アルコールリン酸塩等
が挙げられる。
【0077】粘度コントロール、安定化剤として、水溶
性無機塩、高分子化合物、ヒドロトロープ、尿素、製造
時のハンドリング性向上剤としてアルコール類、シクロ
デキストリン類などの芳香時間コントロール剤、ポリス
チレンのエマルジョンなどの乳濁剤、不透明剤、機能向
上剤として、吸放水性コントロール剤としてのポリウレ
タン及びそのエマルジョン、風合い及び平滑性向上とし
ての高融点ポリエチレン及びそのエマルジョン、縮み防
止剤、洗濯じわ防止剤、形状保持剤、アイロン性向上
剤、酸素漂白防止剤、増白剤、白化剤、布地柔軟化クレ
イ、帯電防止剤、ポリビニルピロリドンなどの移染防止
剤、高分子分散剤、汚れ剥離剤、スカム分散剤、蛍光増
白剤、チバスペシャルティケミカルズ(株)製Ciba
(登録商標)TINOSORB(登録商標)FR,F
D、CIBAFAST(登録商標)、ベンゾチアゾール
系の紫外線吸収剤、染料固定剤、褪色防止剤、染み抜き
剤、酵素、セルロース誘導体、抑泡剤などを配合するこ
とができる。
【0078】本発明の液体柔軟剤組成物を収める容器
は、特に制限されるものではないが、以下の計量キャッ
プ、ノズルキャップ本体からなる容器が好適に使用する
ことができる。この際、計量キャップの材質の代表例と
しては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカー
ボネート、アクリル樹脂などの材質のものが選ばれ、内
容積は10〜80mLが望ましい。計量キャップの断面
形状は円状が一般的であるが、四角形、六角形、八角形
などの多角形でも良い。また、必要に応じて内面又は外
面に容量表示のための刻印又は印刷、又はすべり止めの
ためのローレットを施すことができる。また、顔料、帯
電防止剤、紫外線吸収剤、スリッピング剤などを含むこ
ともできる。
【0079】また、ノズルキャップは本体の口筒に組み
つくキャップ体であって、筒形状の組み付き筒内に、そ
れを上下に隔てる隔壁を設け、この隔壁に内容物を注出
する注出口を有する。ここで用いられる部材の材質は高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、
アクリル樹脂などの材質のものが選ばれる。また、顔
料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、スリッピング剤などを
含むこともできる。
【0080】容器本体は、高密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの材質の
ものが選ばれる。本体の横断面形状は円状、楕円状など
いずれでもよいが、内容量は200〜3000mL程度
のものが使用される。把手、ラベルなどを付与して使用
性を向上することもできる。また、顔料、帯電防止剤、
紫外線吸収剤、スリッピング剤などを含むこともでき
る。
【0081】また、本発明の液体柔軟剤組成物は、多層
フィルムからなる収納袋に収納しても好適である。ここ
で、図1を用いて本発明の液体柔軟剤組成物を好適に収
納し得る収納袋を説明するが、図1は、本発明の液体柔
軟剤組成物を好適に収納し得る収納袋の一態様を示すも
のであって、これに制限されるものではない。
【0082】図1の自立性収納袋1は、プラスチックフ
ィルムをヒートシールして形成されたシール部2に、収
納袋本体3と切除部4とを分画する切断誘導線5を有す
ると共に収納袋本体の液剤収容部6から前記切断誘導線
5を越える位置まで延びる管状の閉路7を有している。
この閉路7は、切断誘導線5に沿って切除部4を切断し
たとき切断誘導線5の位置を注出口9とする液剤の注出
路8を形成する。注出路8は、外側に膨出した筒状にな
っており、移液が容易に行えるようになっている。ま
た、注出路近傍には、リブ11が存在し、移液時に詰め
替え用容器が折れ曲がって注出路が閉塞するのを防ぐ役
割を果たしている。
【0083】また、注出路8の少なくとも注出口9近傍
が、その上下に形成されているシール部2a、2aを伴
って収納袋本体3から突出するように形成されている。
注ぎ口10の形状は、特に限定されない。注出路の位置
は、容器上部の特に角が好ましい。注ぎ口はハサミで切
れる、又は手で切れる、どちらの方法を備えた収納袋で
も構わない。手で切れる場合は、フィルムの構成で対応
したり、又は炭酸ガスレーザーによる少なくとも1本の
連続の切れ目線ないし、不連続のミシン目状切れ目線で
あってもよい。また、注ぎ口にパイプを備え付けたもの
でも構わない。
【0084】多層フィルムを構成する材料としては、内
容物の性状安定性・香気安定性、収納袋の強度、経済
性、容器使用性の点から、ナイロン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレンビニルアルコール共重合体及び
ポリエチレンテレフタレートなどを挙げることができ
る。多層フィルムは2種以上を用いるが、また同一のフ
ィルムを2層以上用いることもできる。この中でも特
に、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレートの内から2種以上を組み合わせて
使用することが望ましい。多層フィルムを使用して、収
納袋を製造する場合、各層に使用するフィルムをラミネ
ートし、ヒートシールする方法によることができるが、
特定の成型方法に限定されるものではない。
【0085】収納袋の厚さは、内容物の性状安定性・香
気安定性、包装体の強度、経済性の点から、20〜40
0μmの範囲内であるのが好ましい。20μmより小さ
いと包装体の強度が弱くなり、輸送中の落下などにより
内容物が洩れる恐れが生じる場合がある。また、400
μmより大きいと、経済的でなく環境への負荷が大きい
ばかりでなく、包装体全体が硬くなり消費者が使用する
際に使用性が劣る場合がある。
【0086】本発明の液体柔軟剤組成物の調製方法につ
いては特に制限がなく、種々の方法を用いることがで
き、(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成分
及び必要に応じて任意成分を、水又は水性溶媒中に溶解
あるいは分散させることにより、調製することができる
が、特に特開平2−68137号、特開平5−3278
8号、特開平5−32789号、特開平10−2377
62号公報に記載されている方法が好ましい。即ち、第
4級アンモニウム塩型カチオン活性剤などの(a)〜
(d)成分を含む油相に、水相の一部を添加するか、あ
るいは水相の一部に該油相を添加して、カチオン活性剤
の液晶相を形成させ、次いで該液晶相と残りの水相を混
合して液晶相を転相させる方法により、本発明の液体柔
軟剤組成物を調製することができる。
【0087】また、本発明の柔軟剤組成物は、通常の洗
濯において洗浄終了後の濯ぎの際に使用される。但し、
洗浄工程なしに柔軟剤組成物単独で使用してもかまわな
い。洗濯工程における洗剤は、アニオン性主体の洗剤で
も、非イオン性主体の洗剤でもよく、その他界面活性
剤、機能向上剤を含んでいても良く、国内外で市販され
ている洗剤すべての濯ぎ工程において使用することがで
きる。洗濯機種に特に制限はなく、市販されている全て
に使用することができる。繊維製品の仕上げを行う際の
使用濃度は、繊維製品への柔軟性付与の観点から、濯ぎ
工程で洗濯浴に満たされる繊維製品の仕上げを行う際の
水量に対し、(a)成分の濃度が5ppm〜300pp
mとなるような量で使用するのが望ましい。より好まし
くは10ppm〜100ppmである。但し、使用者が
洗濯機種、繊維製品の量、水量などを考慮して、好みの
量に調整するのがもっとも好ましい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、衣料などの繊維製品に
使用する繊維製品用液体仕上げ剤として使用することに
よって、繊維製品に優れた柔軟性、帯電防止性を付与で
き、更に、衣類の生乾きなどで生じる臭いを抑制できる
液体柔軟剤組成物が得られる。
【0089】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0090】[実施例1〜58及び比較例1〜8]表1
〜5に示す成分a〜dを表17〜19に示す量と、任意
成分としてイソトリデシルアルコールエチレンオキシド
付加物(平均40モル付加)を1質量%、塩化カルシウ
ム((株)トクヤマ社製)を0.5質量%、エチレング
リコール(三菱化学製)を4質量%、表6〜16に示す
香料組成物Aを0.6質量%、一般99合成無変性アル
コール(日本エタノール(株)製)を2質量%、ポリエ
チレングリコール(質量平均分子量1500)を0.2
質量%、アシッドレッド138を10ppm、ジブチル
ヒドロキシトルエンを300ppm、ヒドロキシエタン
ジホスホン酸を50ppm、ケーソンCG(ローム&ハ
ース社製)100ppm、2−ブロモ−2−ニトロプロ
パン−1,3−ジオール(ビーエーエスエフジャパン
(株)社製:マイアサイドファーマBP)を50pp
m、及びpH調整剤(硫酸、水酸化ナトリウム)を合計
配合量が100質量%となるようにバランス量の精製水
に乳化分散させて柔軟剤組成物を調製した。なお上記質
量%は特に記載が無い場合には組成物中の質量%を表わ
す。得られた柔軟剤組成物について、繊維に対する柔軟
性付与効果、帯電防止効果、不快臭抑制効果、洗濯ジワ
抑制効果を下記評価方法に従って評価した。結果を表1
7〜19に併記する。なお、上記配合量は、ケーソンC
G、2−プロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオー
ルについては有り姿での配合量を示し、その他の成分は
純分換算での配合量を示す。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】(d)成分 <シリコーン>シリコーンとして、次の表4に示すシリ
コーンd−1〜d−6、及び表5に示すシリコーンd−
7〜d−12を使用した。
【0095】
【表4】
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】
【表8】
【0100】
【表9】
【0101】
【表10】
【0102】
【表11】
【0103】
【表12】
【0104】
【表13】
【0105】
【表14】
【0106】
【表15】
【0107】
【表16】
【0108】
【表17】
【0109】
【表18】
【0110】
【表19】
【0111】<仕上げ剤組成物(液体柔軟剤組成物)の
評価方法> (1)仕上げ剤(液体柔軟剤組成物)による仕上げ処理 市販の綿タオルとアクリルジャージを市販洗剤「トッ
プ」(ライオン(株)社製)により電気洗濯機を用いて
3回前処理を行なったものを試験布として用いた(洗剤
標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水、洗浄10分
→注水すすぎ10分を2回)。綿タオル700g(約9
枚)とアクリルジャージ300gを市販洗剤「トップ」
(ライオン(株)社製)で洗浄し(標準使用量、浴比3
0倍、25℃の水道水使用、10分)、すすぎ2回目に
表17〜19に示す仕上げ剤組成物(液体柔軟剤組成
物)を水量30Lに対して10g加えて衣料の仕上げ処
理(浴比30倍、25℃の水道水使用、3分)を行った
(但し実施例13、比較例5、7、8は30g加え
た)。その後、20℃、40%RHの条件で24時間自
然乾燥し、以下の柔軟性と帯電防止性能の評価を行っ
た。
【0112】(2)柔軟性の評価は、比較例1に記載の
組成物を同様に分散させた組成物を使用して処理した綿
タオルを対照として専門パネラー10人による官能一対
比較を行ない、以下に示す評価基準で評価を行った。
【0113】<評価基準> +2:対照よりはっきり柔らかい +1:対照よりやや柔らかい 0 :対照とほぼ同じ −1:対照の方がやや柔らかい −2:対照の方がはっきり柔らかい 結果は10人のパネラーの平均値を示した。
【0114】(3)帯電防止性能の評価は柔軟剤で処理
したアクリルジャージを20℃、40%RH下で24時
間放置し、STATIC HONESTMETER T
YPES−5109(SHISHIDO&CO.LT
D)を用いて以下の条件で評価を行なった(JIS L
−1094A)。
【0115】印下電圧:10mV 帯電させた時間:30秒 この時、電圧が半分になるまでの時間を測定し、半減期
とした。この半減期を 30秒以内 ◎ 60秒以内 ○ 120秒以内 △ 120秒超 × として評価した。
【0116】(4)不快臭抑制の評価は以下の手順で行
なった。(1)と同様に柔軟剤処理を行なった。その
後、25℃、70%RHの条件で12時間乾燥し、乾燥
後の臭いを10人のパネラーにより以下の評価基準で評
価を行った。
【0117】<評価基準> ほとんどにおいがしない :0点 僅かに臭いがするが気にならない:1点 臭いがする :2点 はっきりと臭いがする :3点 結果は10人のパネラーの平均点を示した。
【0118】(5)洗濯ジワの抑制効果 市販のダンガリーシャツ(綿100%)を市販洗剤「ト
ップ」(ライオン(株)社製)により電気洗濯機を用い
て2回予備洗浄(洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃
の水道水、、洗浄10分→注水すすぎ10分を2回)を
行なった。その後、室温でハンガーにかけて乾燥させ
た。これをアイロンがけを行ない、まずしわを取り除い
た。次いで、このダンガリーシャツ2枚を洗濯ネットに
いれ、「トップ」(ライオン(株)社製)により2槽式
電気洗濯機を用いて洗浄(浴比30倍、25℃の水道水
使用、10分)を行なった。すすぎ3回目に表17〜1
9に示す仕上げ剤組成物(液体柔軟剤組成物)を水量3
0Lに対して20g加えて衣料の仕上げ処理を行った
(浴比30倍、25℃の水道水使用、3分)。その後、
洗濯ネットから衣類を取り出し、1枚づつ10分間脱水
した。衣料をハンガーに掛け、20℃、40%RHの条
件で自然乾燥し、以下の評価を行った。
【0119】表17中の比較例1の組成物を使用して仕
上げ処理したダンガリーシャツを対照として専門パネラ
ー10人による官能一対比較を行ない、以下に示す基準
で評価を行った。
【0120】<評点> +2:対照よりはっきり乾燥後のシワが少ない +1:対照よりやや乾燥後のシワが少ない 0 :対照とほぼ同じ −1:対照の方がやや乾燥後のシワが少ない −2:対照の方がはっきり乾燥後のシワが少ない 結果は10人のパネラーの平均値を示した。
【0121】[実施例59〜77]成分a〜dと表20
に示す成分とを表21〜23に示す量と、さらにジブチ
ルヒドロキシトルエン300ppm、ヒドロキシエタン
ジホスホン酸50ppm、ケーソンCG(ローム&ハー
ス社製)100ppm、2−ブロモ−2−ニトロプロパ
ン−1,3−ジオール(ビーエーエスエフジャパン
(株)社製:マイアサイドファーマBP)を50ppm
を共通成分として、合計配合量が100質量%となるよ
うにバランス量の精製水に乳化分散させて、硫酸又は水
酸化ナトリウムで表中のpHとなるように調整し、柔軟
剤組成物を得た。各柔軟剤組成物について、上述した方
法により、柔軟性能と帯電防止性、不快臭抑制力、しわ
軽減の評価を行った。結果を表21〜23に併記する。
なお、上記成分と、表20に記載した成分の配合量は、
ケーソンCG、2−プロモ−2−ニトロプロパン−1,
3−ジオールについては有り姿での配合量を示し、その
他の成分は純分換算での配合量を示す。
【0122】
【表20】
【0123】
【表21】
【0124】
【表22】
【0125】
【表23】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体柔軟剤組成物を好適に収容し得る
収納袋の一態様を示す概略平面図である。
【符号の簡単な説明】
1 収納袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮坂 広夫 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4L033 AC02 BA45 BA54 BA71 BA85 CA59

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)、(b)及び(c)を、(a)
    /{(b)+(c)}=2〜100(質量比)となるよ
    うに含有してなることを特徴とする液体柔軟剤組成物。 (a)分子中に少なくとも1つのエステル基を含有し、
    且つ1〜3個の長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基を
    含有するアミン化合物、その中和塩、その4級化物又は
    その混合物。 (b)分子中に少なくとも1つのエステル基又はアミド
    基を含有し、且つ1又は2個の炭素数10〜20のアル
    キル又はアルケニル基を含有するベタイン又はその混合
    物。 【化1】 (但し、上記式中、R1は炭素数10〜20のアルキル
    基又はアルケニル基を表わし、Sはエステル基又はアミ
    ド基を表わし、pは1〜4の整数である。R2は炭素数
    1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、
    R3は−(CH2) q−Tであり、qは0〜4である。T
    は−COO-、−SO3 -、−OSO3 -又は−O-で示され
    る基である。R4はR1−S−(CH2)p−、R2又はR3
    である。) (c)下記一般式(II)で示されるベタイン。 【化2】 (但し、上記式中、R5はU−(CH2)p−である。U
    は水素原子、ヒドロキシル基又はアミノ基であり、pは
    1〜4の整数である。R6は炭素数1〜3のアルキル基
    又はヒドロキシアルキル基であり、R7は−(CH2)q
    −Tであり、qは0〜4である。Tは−COO-、−S
    O3 -、−OSO3 -又は−O-で示される基である。R8は
    R5、R6又はR7である。)
  2. 【請求項2】 更に、(d)1種以上のシリコーンを含
    有する請求項1記載の液体柔軟剤組成物。
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