JP2003106043A - 自動車用ドア - Google Patents
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Abstract
り増加するに伴って、ワイヤーがテンショナー30の第
1摺擦面61a,第2摺擦面62aを繰返し摺擦する場
合であっても、摩耗する個所は摺擦面の一箇所だけに
し、摺擦面においてはワイヤーが横ずれして異音を発生
させるおそれのないようにした。 【解決手段】 プーリーとドラムの間に配設するテンシ
ョナーの第1摺擦部材と第2摺擦部材の周面の形状は、
ワイヤーの通過路を通過させるワイヤーに対向する周面
を、ほぼV字状に形成して両側にワイヤー案内面、中央
にワイヤーが通過するようにした溝底を備えさせた。
Description
の腰部内の空間に、複数のプーリーを配設すると共に、
それらのプーリーには、駆動装置におけるドラムの螺旋
溝に複数回巻付けされているワイヤーを張設し、ドラム
を回動させることによってワイヤーに連なっているガラ
ス板を上下動させるようにしてある自動車用ドアに関
し、さらに詳しくは、上記プーリーとドラムの間のワイ
ヤーに弛みが生じようとする状況になった場合にワイヤ
ーに弛みが生じないように緊張させる為のテンショナー
を配設している自動車用ドアに関する。
の例としては、図8に示されるようなヒンジドアや、ス
ライドドアの例がある(例えば特開2001−1756
号公報参照)。ドア全体を示す図8及び螺旋溝25aを
有するドラム25とテンショナー30とプーリー27と
その間に張り渡されているワイヤー33との関係を示す
説明図である図9を用いて従来例を説明する。なおこれ
らの図において用いられている符号は、本願実施例にお
ける構成、部材等と機能、性質、特徴等が同旨と理解で
きる部分には同じ符号を用いた。
と、ドアモジュールとを備えている。ドアパネルユニッ
トは、ドア1の外壁面を構成するアウタパネル13と、
アウタパネル13の車両内側に設けた補強部材と、ドア
1を車体に取付けるためのヒンジ部材と、アウタパネル
13の車両内側の周縁部に設けたインナパネルなどを備
えている。一方、ドアモジュールは、ドアモジュールの
骨格をなす枠構体を備えている。この枠構体は、車両前
側に位置する前サッシュ6aと、車両後側に位置する後
サッシュ6bと、ドアモジュールの最上部に位置する上
部サッシュ6cと、上部サッシュ6cの下方に位置して
水平方向に延びる中間枠6dと、ドアモジュールの最下
部に位置する下枠6eなどからなる。上部サッシュ6c
は、後述するドアガラス10の上縁10aに沿う形状と
なっている。枠構体にはドアガラス昇降機構20や、ド
アラッチ機構、ラッチ操作機構(ドアインサイドハンド
ル)などが取付けられている。サッシュ6a,6b,6
cとドアガラス昇降機構20およびドアガラス10など
は、ドアガラス昇降装置を構成している。このドアモジ
ュールをドアパネルユニットに組込むには、ドアモジュ
ールの後端部をアウタパネル13と後部インナパネルと
の間に挿入したのち、ドアモジュールの前端部を車両内
側からドアパネルユニットの前部インナパネルに重ねる
方向に動かし、ドアモジュールの下端部をアウタパネル
13と下部インナパネルとの間に落とし込む。そしてド
アモジュールの前端部をボルトによって固定し、ドアモ
ジュールの後端部をボルトによってドアパネルユニット
に固定する。
は、中間枠6dと下枠6eとの間に配された枠部材とし
てのベースプレート21と、このベースプレート21に
固定一体化されて上下方向に延びる前後一対のフレーム
22,23などを備えている。フレーム22,23の下
端部は、下枠6eに固定されている。フレーム22,2
3の上端部と下端部に、それぞれ上プーリ26,28と
下プーリ27,29が設けられている。またベースプレ
ート21に、駆動プーリ(ドラムとも称される)25
と、駆動プーリ25を回転させるためのモータ24が設
けられている。このモータ24は、車載バッテリ(図示
せず)を電源とする正逆回転可能な減速ギヤ付DCモー
タである。
なる1本の索条体(ワイヤーとも称される)33がX状
にクロスした状態で巻掛けられている。すなわちこの索
条体は、前側の上プーリ26と下プーリ27との間に上
下方向に張り渡された前側移動部と、後側の上プーリ2
8と下プーリ29との間に上下方向に張り渡された後側
移動部と、上プーリ28と駆動プーリ25との間に斜め
に張り渡された第1の斜状部と、下プーリ27と駆動プ
ーリ25との間に斜めに張り渡された第2の斜状部と、
上プーリ26と下プーリ29との間に斜めに張り渡され
た第3の斜状部とを有している。そして第1および第2
の斜状部と、第3の斜状部とがX状にクロスしている。
第1の斜状部と第2の斜状部には、索条体全体に適度な
張力を与えることによって索条体の伸びや弛みを吸収す
る周知のテンション部材(テンショナーとも称される)
30が設けられている。
いて詳細に説明する。テンショナー30は揺動部材60
と、第1摺擦部材61と、第2摺擦部材62とを備え
る。これらの部材は広く知られているように合成樹脂例
えばナイロン、ポリアセタール等の滑り易くかつ滑り音
の発生しないような材料で一体に塑性形成されている。
揺動部材60は、第1摺擦部材61と、第2摺擦部材6
2とをそれらの相互間に上記ワイヤー33の通過路とな
る間隙63を形成する状態でもって一体に連結するもの
である。揺動部材60は、図8に示されるテンショナー
30の第2摺擦部材62が左右に向けて振子的な往復動
を可能になるように枠部材21に対して枢着してある。
65は枠部材21に設けた止着孔、66は第1摺擦部材
61に形成された中空部61dに設けられた透孔、64
は第1摺擦部材61を枠部材21に枢着する為のかしめ
ピンで構成される枢軸を示す。
胴部に設けた下側開口の中空部61eに納めてあり、一
端は胴部の上方に設けられたバネ足の止着孔に挿入止着
し、他端は枠部材21に設けられたバネ足の止着孔に挿
入止着し、常時第2摺擦部材62を一方向に付勢して、
ワイヤー33から生じるであろうところの弛みを吸収す
るようにしてある。
の間におけるワイヤーの通過路63を通過させるワイヤ
ー33に対向する周面の形状は、図示のように夫々断面
が外向きのコの字に形成してある。これらの夫々断面が
外向きのコの字に形成してある第1摺擦面61aと、第
2摺擦面62aにあっては、両側に鍔部61bを備え、
中央の平坦部では通過するワイヤーを案内するようにし
てある。上記第1摺擦部材61と第2摺擦部材62と
は、上記螺旋溝25aを備えるドラム25が回動するこ
とによって、そのドラム25とプーリー27の間を進退
するワイヤー33の移動軌跡が、図のようにドラム25
の軸方向(矢印56方向)に変動した場合には、第1摺
擦部材と第2摺擦部材との相互間の上記ワイヤー通過路
を通過するワイヤーは常時第1摺擦部材61と第2摺擦
部材62の夫々の周面に形成されている平坦な面に案内
されながら矢印56方向に向けて往復動しながら通過す
るようにしてある。
中間部に、ドアガラス10をガラス受け41を介して支
持するためのキャリアプレート38が、おおむね水平と
なるように固定されている。索条体33の一端側、すな
わち第1の斜状部の端部は駆動プーリ25に係止され、
かつ、ドアガラス10の昇降ストロークを許容できる長
さ分が駆動プーリ25に巻取られている。索条体の他端
側、すなわち第2の斜状部の端部も駆動プーリ25に係
止され、かつ、ドアガラス10の昇降ストロークを許容
できる長さ分が駆動プーリ25における複数(2〜3)
回の螺旋溝25aに巻取られている。従って駆動プーリ
25が時計回り方向に回転したときに、索条体33の第
1の斜状部が駆動プーリ25から繰出されるとともに、
第2の斜状部が図9に示される駆動プーリ25の螺旋溝
25aに巻取られ、移動部が互いに同期して下降するこ
とにより、キャリアプレート38とドアガラス10が一
体となって下降する。また、駆動プーリ25が反時計回
りに回転したときに、第1の斜状部が駆動プーリ25に
巻取られるとともに、第2の斜状部が駆動プーリ25か
ら繰出され、移動部が互いに同期して上昇することによ
り、キャリアプレート38とドアガラス10が一体に上
昇することになる。図8の状態において上記したように
駆動プーリ25を時計回り方向に回転させ、ドアガラス
10を下降させるとき、索条体の第2の斜状部は強く引
き張る状態となり、索条体の第1の斜状部には僅かなが
ら緩む条件が加わる。特に、駆動プーリ25を時計回り
方向(反時計回り方向)に回転させて、索条体33を介
してドアガラス10を下降(上昇)させるとき、ドアガ
ラス10は下死点10d(上死点10c)に至ってドア
ガラス10の動きが止っても、駆動プーリ25は僅かに
回転を続け、索条体の第1の斜状部(第2の斜状部)を
繰り出す。係る状態においてはテンション部材30にお
ける第2摺擦部材62は矢印59方向に回動して緩もう
とする索条体の第1の斜状部(第2の斜状部)を引き張
り、弛みを吸収する。
は、上記のようにテンション部材30の第1摺擦面61
a,第2摺擦面62aをフラットに形成している。従っ
て、上記螺旋溝25aを備えるドラム25が回動するこ
とによって、そのドラム25とプーリーの間を進退する
ワイヤー33の移動軌跡が、ドラム25の軸方向(矢印
56方向)に変動して上記第1摺擦面61a,第2摺擦
面62aを軸心方向(矢印56方向)に向けて満遍に往
復摺擦動する。これにより摺擦面は均等に摩耗し、長期
間利用できるという特長が生じる。
下動の回数が増加するに伴って第1摺擦面61a,第2
摺擦面62aの一部が強く摩耗する場合がある。そうす
ると、そこが局部的に凹み、図9の(B),(C)にお
ける矢印56方向に往復動するワイヤー33がそこの凹
みに引っ掛かるようになる。そうして凹みが深くなるに
伴ってその凹みからワイヤーが脱出するときに「パチ
ン」と異音がでるようになる。すると、運転者はその
「パチン」という異音を故障と捉え、不安にかられるよ
うになるという問題点があった。
の問題点を解決する為に提供するものである。本件出願
の目的は、ドラム25を回転させて、ワイヤー33を介
してガラス板10を上げる操作をしているとき、ガラス
板10が上死点10cに至ってガラス10の動きが止っ
ても、ドラム25は回転を続け、ワイヤー33を僅かな
がら繰り出す場合に、テンショナー30を回動させて、
繰り出されたワイヤー33から生じるであろうところの
弛みを吸収して、ワイヤーがプーリーからはずれる事故
を未然に防止する自動車用ドアを提供しようとするもの
である。
が経年利用により増加するに伴って、ワイヤーがテンシ
ョナー30の第1摺擦面61a,第2摺擦面62aを繰
返し摺擦し、摩耗させる場合であっても、ワイヤーは、
第1摺擦部材61と第2摺擦部材62の夫々ほぼV字状
の溝の底に沿って通過するように構成して、摩耗する個
所は溝底の一箇所だけにし、摺擦面においては従来のよ
うにワイヤーが横ずれして異音を発生させるおそれのな
いようにした自動車用ドアを提供しようとするものであ
る。
ショナーにおける第1摺擦面(V字溝)61aと、第2
摺擦面(V字溝)62aとの離間状態を、ワイヤーの摺
擦力が最も小さくなる位置に選定することにより、それ
の摺擦面の摩耗が著しく少なくなるようにし、長年、長
寿命のものとして愛用できるようにした自動車用ドアを
提供しようとするものである。他の目的及び利点は図面
及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかにな
るであろう。
用ドアは、上昇状態では上記ドアにおける窓を塞ぎ、下
降状態では上記ドアの腰部の内に形成されている空間に
納めるようにしてある上下動自在のガラス板を備えさ
せ、上記ドアの腰部内の空間には、上記ガラス板を上下
駆動させる為に、枠部材の上下の位置に対してプーリー
を配設すると共に、それらのプーリーには、上記枠部材
に装着されている駆動装置におけるドラムの螺旋溝に複
数回巻付けされているワイヤーを張設し、ドラムを回動
させることによってワイヤーを往復動させ、そのワイヤ
ーに連なっているガラス板を上下動させるようにし、さ
らに、上記プーリーとドラムの間にはワイヤーに弛みが
生じようとする状況になった場合にワイヤーに弛みが生
じないように緊張させる為のテンショナーを配設してい
る自動車用ドアにおいて、上記テンショナーの本体は、
相互に並設状態で連結された第1摺擦部材と第2摺擦部
材とを備え、第1摺擦部材と第2摺擦部材との相互間に
は上記ワイヤーの通過路を形成する為の間隙を備えさ
せ、第1摺擦部材は枠部材に対して第2摺擦部材が振子
的な往復動を可能になるよう枢着し、上記第1摺擦部材
と第2摺擦部材の周面であって、かつ上記第1摺擦部材
と第2摺擦部材の間におけるワイヤーの通過路を通過さ
せるワイヤーに対向する周面の形状は、ほぼV字状に形
成して両側にワイヤー案内面、中央にワイヤーが通過す
るようにした溝底を備えさせ、上記螺旋溝を備えるドラ
ムが回動することによって、そのドラムとプーリーの間
を進退するワイヤーの移動軌跡が、ドラムの軸方向に変
動しても、第1摺擦部材と第2摺擦部材との相互間の上
記ワイヤー通過路を通過するワイヤーは常時第1摺擦部
材と第2摺擦部材の夫々の溝底に沿って通過するように
したものである。
テンショナーにおけるほぼV字状に形成した溝との離間
状態は、ドラムとプーリーとの間に張設されるワイヤー
の移動軌跡が、上記螺旋溝を備えるドラムが回動するこ
とによって、ドラムの軸方向に変動する状態において、
その変動巾の中心位置よりも僅かに最も張力のかかる側
に寄せた位置にテンショナーのほぼV字状の溝が位置す
るように設定したものであっても良い。
図面について説明する。図1乃至図4において、1は、
自動車における乗降口に対して一端1aを枢着し、他端
1bを水平方向に回動するようにしたドアである。これ
らの図において符号1から42で示される構成部材の構
成、機能等は、新規な部分を除き前記従来品の同符号の
ものと同様であり、従来より知られた構成と同概念であ
るので、以下の説明においては、該当部分は簡単に説明
する。ドア1における上方は窓5に、下方は内部に空間
4を備える腰部3に構成してある。窓5において、6は
窓枠を示し、前枠6a、後枠6b、上枠6c、中間枠6
d、下枠6eを備える。上記前枠6a、後枠6bにはガ
ラス板10を案内する為の一対のガイドレール7、8が
付設されており、ガラス板10について予定されている
上下動軌跡11をガラス板10が上下動できるように各
ガイドレールには図3(C)に例示されるような案内溝
8bが形成してある。さらに、上記上枠6cにはガラス
板10を受け止める為の受溝9が付設されている。これ
らのガイドレール7、8及び受溝9の夫々は、ランチャ
ンネルと称され、弾性材で形成されている部材で構成さ
れている。各ランチャンネルにあっては周知の通り、図
3(C)に例示するように両側のブレード8a、8a相
互間に案内溝8bが構成される。
ネル、14は下部においてパネル13に連結させた内
枠、15は作業用透孔を示し、常時は着脱自在のパネル
(一点鎖線15aの位置に設けられる)によって覆われ
る。空間4において、4aはガラス収納空間を示し、4
bはそれより車内寄りの空間で、4cは車外寄り空間で
インパクトバー17等が配置される。16は中間枠6d
に形成したガラス出入口を示し、ゴムなどの弾性材で形
成されたランチャンネルのブレード16aが両側に配置
されている。
ス板10の上部10aが受溝9に入り、上死点10cに
至る上昇状態では、上記ドア1におけるの窓5を塞ぎ、
ガラス板10の下部10bが下死点10dに至る下降状
態ではガラス板10は上記ドア1のガラス板収納空間4
aに納るようにしてある。
aに備えさせた上記ガラス板10を上下に駆動する為の
駆動装置20において、ベースパネル21は、両側に一
体的に連結されているステー22、23の上下の部分2
2a、22b、23a、23bを介して内枠14に対
し、ボルトを用いて着脱自在に装着してある。ベースパ
ネル21には、駆動用のモータ24、ワイヤー駆動用の
ドラム25が装着されており、一方、ステー22、23
の上下の部分22a、22b、23a、23bには夫々
プーリー26、27、28、29が設けられている。3
3、34、35は図示の如く上記プーリー等に張設され
たワイヤーを示す。なお、上記モータ24に代えて、従
来品のように周知の手動ハンドルによりドラム25を駆
動するようにしてもよい。
状態で連結してあるキャリアプレートで、これの一端に
はワイヤー33と、ワイヤー35の一端が、キャリアプ
レートの他端にはワイヤー34の一端と、ワイヤー35
の他端が夫々固着されている。なお、ワイヤー33と、
ワイヤー34の夫々の他端は、夫々5〜7回巻きの螺旋
状のワイヤー溝を備えるドラム25の両側に個別に止着
してある。これらの駆動用のモータ24と、ワイヤー駆
動用のドラム25と、プーリー26、27、28、29
と、キャリアプレート38と、ワイヤー33、34、3
5の位置関係及び張設状態は、従来品と同じように、モ
ータ24を一方向に回転させることによりドラム25が
一方向に回り、例えばワイヤー33、34、35が夫々
矢印58方向に移動し、キャリアプレート38を上昇さ
せる。モータ24を逆転させるとワイヤーは逆方向に移
動し、キャリアプレートを下降させる。上記キャリアプ
レート38には、ガラス板10の下端10bが従来品の
ガラス受け41と同様のフック部材で受止められる(フ
ック部材は図1における矢印41の場所に存在するが図
示は省略)と共に、ガラスホルダーなど任意の部材42
を介して一体的な上下動を可能に着脱自在な構成でもっ
て固着されている。なお30は、ワイヤーの伸びや弛み
を取るためのテンショナーを示す。このテンショナーに
ついての詳細は図5から図7に示しており後述する。
30について詳細に説明する(特に詳細は図5から図7
に示される)。テンショナー30は図6に示されている
ように揺動部材60と、第1摺擦部材61と、第2摺擦
部材62とを備える。これらの部材は合成樹脂例えばナ
イロン、ポリアセタール等の滑り易くかつ滑り音の発生
しないような材料で一体に塑性形成されている。揺動部
材60は、第1摺擦部材61と、第2摺擦部材62とを
それらの相互間に上記ワイヤーの通過路となる間隙63
を形成する状態でもって一体に連結するものである。揺
動部材60は、図5に示されるテンショナー30の第2
摺擦部材62が左右に向けて振子的な往復動を可能にな
るように金属製の板体で形成されている枠部材21に対
して枢着してある。65は枠部材21に設けた止着孔、
66は第1摺擦部材61に形成された上方開口の中空部
61dの底部材61gに設けられた透孔、64は第1摺
擦部材61を枠部材21に枢着する為のかしめピンで構
成される枢軸を示す。なお、図7はかしめによる枢軸の
構成が図6のものとは異なる実施例を示すもので、底部
材61gから筒状体67を突出させ、これを枠部材21
の止着孔65に回動自在に挿入して枢軸を構成したもの
である。68は抜止用の爪を示し、周囲に隙間69を形
成することにより爪68が半径方向に弾力的に撓むよう
にしてある。
胴部に設けた下側開口の中空部61eに納めてあり、一
端70aは胴部の上方に設けられたバネ足の止着孔72
に挿入止着し、他端70bは枠部材21に設けられたバ
ネ足の止着孔71に挿入止着し、常時第2摺擦部材62
を矢印59方向に付勢して、ワイヤー33,34から生
じるであろうところの弛みを吸収するように、常にワイ
ヤー33,34の振れに対して離れないように追従する
ようにしてある。
の間におけるワイヤーの通過路63を通過させるワイヤ
ー33に対向する周面の形状は、夫々断面がほぼV字状
に形成してある。これらの夫々断面がほぼV字状に形成
して第1摺擦面(V字溝)61aと、第2摺擦面(V字
溝)62aにあっては、両側に傾斜させた勾配を有する
ワイヤー案内面61b、62bを備え、中央の深部には
通過するワイヤーを案内するようにした溝底61f、6
2fを備えさせてある。上記第1摺擦部材61と第2摺
擦部材62とは、上記螺旋溝25aを備えるドラム25
が回動することによって、そのドラム25とプーリー2
7の間を進退するワイヤー33の移動軌跡が、図6
(A)のようにドラム25の軸方向(矢印56方向)に
変動しても、第1摺擦部材と第2摺擦部材との相互間の
上記ワイヤー通過路を通過するワイヤーは常時第1摺擦
部材61と第2摺擦部材62の夫々の周面に形成されて
いる溝底61f、62fに沿って両側に傾斜させた勾配
を有するワイヤー案内面61b、62bに案内されなが
ら通過するようにしたものである。従って経年利用によ
り上記第1摺擦部材61と第2摺擦部材62の夫々の周
面に形成されている溝底61f、62fに沿ってワイヤ
ーが往復して、そこの部位を摩耗させても、実質的には
そこの基本形状は不変となり、ワイヤーの横ずれによる
飛出しは防止できる。上記枠部材に対するテンショナー
の第1摺擦面(V字溝)61aと、第2摺擦面(V字
溝)62aにおける図6の矢印56方向の離間状態は、
ドラムとプーリーとの間に張設されるワイヤーの移動軌
跡が、上記螺旋溝を備えるドラムが回動することによっ
て、ドラムの軸方向に変動する状態において、その変動
巾の中心位置よりも僅かに最も張力のかかる側、例えば
図6(A)においてはやや左側に寄せた位置にテンショ
ナーのほぼV字状の溝が位置するように設定するとよ
い。
に示されるワイヤー掛の状態においてドラムを回転さ
せ、ワイヤーを矢印58方向に移動させ、ガラス板を上
昇させるように作動させるとワイヤーは強く引き張る状
態となり、ワイヤーには僅かながら緩む条件が加わる。
しかし係る状態においてはテンショナー30における第
2摺擦部材62は矢印59方向に回動して緩もうとする
ワイヤを引き張る。特に、ドラム25を回転させて、ワ
イヤー33,34,35を介してガラス板10を上げる
(下げる)操作をしているとき、ガラス板10は上死点
10c(下死点10d)に至ってガラス10の動きが止
っても、ドラム25は僅かに回転を続け、ワイヤー33
(34)を繰り出すおそれがある。しかしこの時テンシ
ョナー30が回動して、繰り出されたワイヤー33(3
4)から生じるであろうところの弛みを吸収して、ワイ
ヤー33(34)がプーリー27(28)からはずれる
事故を未然に防止する。
回転させて、ワイヤー33,34,35を介してガラス
板10を上げる操作をしているとき、ガラス板10は上
死点10cに至ってガラス10の動きが止っても、ドラ
ム25は僅かに回転を続け、ワイヤー33を繰り出すお
それがある。しかしこの時テンショナー30が回動し
て、繰り出されたワイヤー33から生じるであろうとこ
ろの弛みを吸収して、ワイヤー33がプーリー27から
はずれる事故を未然に防止する特長がある。
するに伴って、ワイヤーがテンショナー30の第1摺擦
面61a,第2摺擦面62aを繰返し摺擦し、逐次摩耗
させる場合であっても、本願発明においては、上記ドラ
ム25とプーリーの間のワイヤー33の移動軌跡が、ド
ラム25の軸方向(矢印56方向)に変動しても、テン
ショナー30の第1摺擦部材61と第2摺擦部材62と
の相互間の上記ワイヤー通過路を通過するワイヤー33
は、常時第1摺擦部材61と第2摺擦部材62の夫々の
溝底に沿って通過するように構成したものであるから、
摩耗する個所は溝底の一箇所だけになる特長がある。こ
のことは、摺擦面においては従来のようにワイヤーが横
ずれして異音を発生させるおそれはなく、また運転者の
不安を誘起するような異音を発生させることも予め防止
される効果がある。
部材に対するテンショナーにおける第1摺擦面(V字
溝)61aと、第2摺擦面(V字溝)62aとの離間状
態は、ドラムとプーリーとの間に張設されるワイヤーの
移動軌跡が、上記螺旋溝を備えるドラムが回動すること
によって、ドラムの軸方向に変動する状態において、そ
の変動巾の中心位置よりも僅かに最も張力のかかる側に
寄せた位置にテンショナーのほぼV字状の溝が位置する
ように構成する場合には、摺擦面に対するワイヤーの摺
擦力が著しく小さくなり、摩耗の度合を小さくして長
年、長寿命のものとして愛用できるようになる効果があ
る。
おけるドラムと、ワイヤー、テンショナーとの関係を示
す車両の外側から見た説明用側面図。
は図1におけるC−C断面図、(C)は図1におけるD
−D断面図。
断図で、ガラス板下部におけるキャリアプレートをワイ
ヤで吊るした状態を説明する為の図、(B)はプーリー
と、ワイヤーと、上死点におけるキャリアプレートとの
位置関係を示す図。
けるドラムと、ワイヤー、テンショナーとの関係を示す
説明図。(B)は、テンショナーの分解斜視図。
るドラム25とテンショナー30とプーリー27とその
間に張り渡されているワイヤー33との関係を示す左側
から見た説明図。 (B)は(A)におけるB−B断面図 (C)は(A)におけるC−C断面図 (D)は図5(A)におけるD−D断面図
の断面図
動装置におけるドラムと、ワイヤー、テンショナーとの
関係を示す車両の外側から見た説明用側面図。
るドラム25とテンショナー30とプーリー27とその
間に張り渡されているワイヤー33との関係を示す左側
から見た説明図。 (B)は(A)におけるB−B断面図 (C)は(A)におけるC−C断面図
窓開口部、6・・・窓枠、6a・・・前枠、6b・・・
後枠、6c・・・上枠、6d・・・中間枠、6e・・・
下枠、7,8・・・ガイドレール、8a・・・ブレー
ド、8b・・・案内溝、9・・・受溝、10・・・ガラ
ス板、10a・・・上縁、10b・・・下部、10c・
・・上死点、10d・・・下死点、11・・・上下動軌
跡、12・・・ガラス板の下部、13・・・パネル、1
4・・・内枠(枠部材)、15・・・作業用透孔、16
・・・ガラス出入口、16a・・・ブレード、20・・
・駆動装置、21・・・ベースパネル(枠部材)、2
2,23・・・ステー、24・・・モータ、25・・・
ドラム、26,27,28,29・・・プーリー、30
・・・テンショナー、33,34,35・・・ワイヤ
ー、38・・・キャリアプレート、41・・・ガラス受
け、42・・・ガラス連結部材、56,58,59・・
・矢印、60・・・揺動部材、61・・・第1摺擦部
材、61a・・第1摺擦面(V字溝)、61b・・案内
壁、62・・・第2摺擦部材、62a・・第2摺擦面
(V字溝)、62b・・案内壁、63・・・通過路、6
4・・・枢軸(かしめピン)、64a・・・かしめ止
部、65・・・止着孔、66・・・透孔、70・・・巻
バネ、70a・・一端、70b・・ 他端、71・・・
バネ足止着孔、72・・・バネ足止着孔
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車におけるドアには、上昇状態では
上記ドアにおける窓を塞ぎ、下降状態では上記ドアの腰
部の内に形成されている空間に納めるようにしてある上
下動自在のガラス板を備えさせ、上記ドアの腰部内の空
間には、上記ガラス板を上下駆動させる為に、枠部材の
上下の位置に対してプーリーを配設すると共に、それら
のプーリーには、上記枠部材に装着されている駆動装置
におけるドラムの螺旋溝に複数回巻付けされているワイ
ヤーを張設し、ドラムを回動させることによってワイヤ
ーを往復動させ、そのワイヤーに連なっているガラス板
を上下動させるようにし、さらに、上記プーリーとドラ
ムの間にはワイヤーに弛みが生じようとする状況になっ
た場合にワイヤーに弛みが生じないように緊張させる為
のテンショナーを配設している自動車用ドアにおいて、 上記テンショナーの本体は、相互に並設状態で連結され
た第1摺擦部材と第2摺擦部材とを備え、第1摺擦部材
と第2摺擦部材との相互間には上記ワイヤーの通過路を
形成する為の間隙を備えさせ、第1摺擦部材は枠部材に
対して第2摺擦部材が振子的な往復動を可能になるよう
枢着し、上記第1摺擦部材と第2摺擦部材の周面であっ
て、かつ上記第1摺擦部材と第2摺擦部材の間における
ワイヤーの通過路を通過させるワイヤーに対向する周面
の形状は、ほぼV字状に形成して両側にワイヤー案内
面、中央にワイヤーが通過するようにした溝底を備えさ
せ、上記螺旋溝を備えるドラムが回動することによっ
て、そのドラムとプーリーの間を進退するワイヤーの移
動軌跡が、ドラムの軸方向に変動しても、第1摺擦部材
と第2摺擦部材との相互間の上記ワイヤー通過路を通過
するワイヤーは常時第1摺擦部材と第2摺擦部材の夫々
の溝底に沿って通過するようにしたことを特徴とする自
動車用ドア。 - 【請求項2】 枠部材と枠部材に対するテンショナーに
おけるほぼV字状に形成した溝との離間状態は、ドラム
とプーリーとの間に張設されるワイヤーの移動軌跡が、
上記螺旋溝を備えるドラムが回動することによって、ド
ラムの軸方向に変動する状態において、その変動巾の中
心位置よりも僅かに最も張力のかかる側に寄せた位置に
テンショナーのほぼV字状の溝が位置するように設定し
たことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドア。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299842A JP4689115B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 自動車用ドア |
| US10/188,334 US7234274B2 (en) | 2001-07-10 | 2002-07-03 | Vehicle door |
| KR1020020039322A KR20030007052A (ko) | 2001-07-10 | 2002-07-08 | 자동차용 도어 |
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| DE10262355A DE10262355B4 (de) | 2001-07-10 | 2002-07-09 | Fahrzeugtür |
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| US10/724,078 US7104009B2 (en) | 2001-07-10 | 2003-12-01 | Vehicle window carrier plate connected to wires extending through flared openings |
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| KR1020080049308A KR100885150B1 (ko) | 2001-07-10 | 2008-05-27 | 자동차용 도어 |
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|---|---|---|---|
| JP2001299842A JP4689115B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 自動車用ドア |
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|---|---|
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4689115B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006232200A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Hi-Lex Corporation | ウインドスクリーンの昇降装置におけるロック装置 |
| CN113423912A (zh) * | 2019-02-12 | 2021-09-21 | 博泽(班贝格)汽车零部件欧洲两合公司 | 机动车门 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6041467U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | 株式会社 大井製作所 | 自動車用ケ−ブル式ウインドウレギュレ−タ装置 |
| JPH10226461A (ja) * | 1996-12-12 | 1998-08-25 | Nippon Cable Syst Inc | ケーブルの弛み取り装置、走行駆動装置および挟み込み検出装置 |
| JP2001001756A (ja) * | 1999-06-16 | 2001-01-09 | Ansei:Kk | ドアガラス昇降装置 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001299842A patent/JP4689115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN113423912A (zh) * | 2019-02-12 | 2021-09-21 | 博泽(班贝格)汽车零部件欧洲两合公司 | 机动车门 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4689115B2 (ja) | 2011-05-25 |
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