JP2003108901A - カード決済システム及びカード決済支援方法 - Google Patents

カード決済システム及びカード決済支援方法

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JP2003108901A
JP2003108901A JP2001338584A JP2001338584A JP2003108901A JP 2003108901 A JP2003108901 A JP 2003108901A JP 2001338584 A JP2001338584 A JP 2001338584A JP 2001338584 A JP2001338584 A JP 2001338584A JP 2003108901 A JP2003108901 A JP 2003108901A
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card
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JP2001338584A
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Mitsuru Okamoto
充 岡本
Nobuyuki Miyagaki
信幸 宮垣
Akira Tanaka
明 田中
Masaaki Kimura
正明 木村
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードを用いた決済の利便性を維持しつつそ
の安全性を高めること。 【解決手段】 位置コードが印刷された伝票1への筆記
に用いると共にその筆記データを送信するペン3と、カ
ード番号の使用者によってペン3を用いて伝票1に筆記
される筆記データを含む当該決済に関する取引データの
送受信を制御する取引データ管理部10と、カード番号
毎に予め登録された原署名データ及びカード番号の会員
に関する個人データを記録した会員DB7とを備える。
そして、取引データ管理部10は、筆記データの位置コ
ード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの
伝票番号を特定する伝票番号特定機能16と、その取引
に関して筆記データ中の署名データと前記原署名データ
とを照合する署名照合機能18と、この照合結果を加盟
店端末又はカード管理ホストに通知する照合結果通知機
能20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンによる署名に
際して物理的なペン先の動きをデータとして検出できる
仕組みを利用したカード決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレジットカードを用いた決
済については、カード決済を要望するクレジットカード
の使用者が、そのクレジットカードの所有者(会員)で
あるか否かを認証する本人認証を行っている。クレジッ
トカードによる決済で物品やサービスを提供する加盟店
は、この加盟店が物理的な店舗の店頭で決済する場合に
は、クレジットカードの背面に記述した署名(サイン)
と、決済についての伝票に記述された署名とを照合する
ことで、クレジットカードの使用者が本人であるかどう
かを確認する。また、電話やインターネットを介して購
入を行う場合には、カード番号のみで本人認証をせずに
決済するか、または、カード番号以外の識別用番号や、
カード使用期限や、生年月日等の個人情報などの照合を
行うことで、盗難されたクレジットカードやクレジット
カード番号による不正使用を防止している。さらに、近
年、署名を電子的な画像データとして、コンピュータを
用いて照合する提案がなされている。
【0003】ペンによる筆記をデジタル化し、筆記デー
タとして取り扱う手法としては、例えば、タブレットや
タッチパネル上でペンを操作し、このペンの軌跡を感圧
センサなどで検出するものがある。このようなタブレッ
トを用いるのは、コンピュータと接続されていてポイン
ティングデバイスの一種として利用する用途が多い。
【0004】まず、ペンによる筆記のデジタルデータ化
についての背景技術を説明する。特開平9−11458
6号公報には、圧力センサと加速度センサとを内蔵する
ペンを用いてペン先の座標を入力する手法が開示されて
いる。この例では、通常の用紙への筆記と同様の感覚で
ペンを用いることができる。また、アメリカ国特許第
5,852,434号公報には、用紙上の座標に応じた
位置コードを印刷した用紙と、位置コードを読み取るC
CDを有するペンと、このCCDの出力を解析するコン
ピュータとを備えた光学式位置検出装置が開示されてい
る。この例では、位置コードを印刷した用紙にCCDを
有するペンを用いて記述することで、この用紙上への記
述内容と同様の筆記データを得ることができる。ここで
は、位置コードの例として同心円上のパターンの相違に
よって位置を特定するコードが開示されている。
【0005】このような座標検出型のペンを用いると、
用紙への自然な記述を行うと共に、その筆記データをコ
ンピュータで取り扱うことができる。特開平9−114
586号公報記載の技術では、座標検出形のペンを用い
て書き始めの位置からの相対座標を筆記データとして得
ることができる。また、アメリカ国特許第5,852,
434号公報記載の技術では、その用紙上での絶対座標
を得ることができる。
【0006】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報には、多数の用紙の全ての位置を個別に特定でき
る位置コードを印刷した用紙(図18参照)と、所定の
機能を有するペン(図20参照)を用いてレストランで
の注文等を行う手法が開示されている。この公報には、
図18(A)に示すように、用紙に印刷する位置コード
として、仮想グリッドから上下左右の一方に移動したド
ットを用いる手法が開示されている。図18(A)に示
す例では、説明のために仮想グリッドの間隔を拡大して
いる。仮想グリッドの間隔を例えば0.3[mm]とす
ると、ドットは見えないか、又は気にならない程度の背
景となる。
【0007】この従来例では、ペンに内蔵されるカメラ
でドットのパターンを読み取り、位置コードから座標値
を算出することで、筆記データを生成する。この図18
に示す従来例では、きわめて広大で多数の用紙を包含す
る広域座標系を考え、各用紙の座標をこの広域座標系の
一部としている。このため、筆記データの座標値を参照
することで広域座標系での位置を得ることができる。図
18に示す例では、用紙全体の座標値群は広域座標の一
部であるため、ほとんどの用紙には原点(0,0)がな
い。この従来例では、用紙上の座標によって多数の用紙
からその用紙の用途等を識別可能な点が、この広域座標
を用いる従来例の特徴である。
【0008】上記国際公開第WO 00/73981
A1号公報では、4つの数の6×6個の組み合わせによ
って、436個の位置コードを生成し、ドット間の長さ
を0.3[mm]とするとき、1つの座標は、4.6×
10[km]の面積(広域座標)の内の一点を特定
できる旨が開示されている。この開示によると、A4で
73×1012枚分の広域座標を定義できる。この広域
座標の一部を種々のコマンドや用途に割り当てること
で、多種多様な応用システム開発が可能となる。
【0009】図18(B)は、この従来例でのドットの
ズレ方向と記号数値の関係を示す説明図である。この従
来例では、仮想グリッドの一点よりも右方向にドットが
シフトした場合、記号数値は「1」である。ドットが上
方向に移動した場合には「2」を、左方向では「3」
を、下方向では「4」を示す。仮想グリッドの一点で4
つの記号数値(1,2,3,4)のうちの1つを表現す
ることができる。図18(A)に示す拡大された4×4
の範囲をデコードすると、図示する数値パターンを得る
ことができる。
【0010】図18(B)に示す例では、1から4の各
記号数値は、(x,y)のコードを特定する。例えば、
1:(1,1),2:(0,1),3:(1,0),
4:(0,0)と定義する。例えば、ドットパターンに
よる記号数値が1であれば、その位置でのxコード及び
yコードは両方とも1となる。図18(A)に示す記号
数値パターンからxコード及びyコードを生成すると、
図18(C)に示すコードとなる。xコードは、最も左
側の列が「0101」であり、yコードでは、最も上の
行が「0001」である。
【0011】この従来例では、xコード及びyコードを
循環数列で定義している。xコードでは、垂直方向(y
軸と平行)に循環する循環数列を、この循環数列の開始
位置(先頭の記号数値)を変化させながら水平方向(x
軸と平行)に並べる。そして、循環の方向に直交する方
向(x軸と平行)での隣り合う数値の「差」を算出し、
この差について7(循環数列での数の総数)を法とする
剰余(Modulo7)を取ると、y座標と無関係な値
の組み合わせを得ることができる。ここでは、被除数は
0から6の値で、除数が7となるため、被除数が正の値
であればそのままの値で、被除数が負の値の場合であれ
ば7との差となる。この剰余の組み合わせに基づいて、
y座標にかかわらずx座標を特定することができる。
【0012】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報に開示された7ビットの循環数例の例を図18
(A)に示す。この例では、数列「0001010」を
繰り返し並べた場合に、任意の4つの数値(4ビットの
列)は重複せず、数列上の位置(0から6)を特定でき
る。例えば、図19(A)の二点鎖線で示す4ビット列
「0001」を数列上の位置「0」とする。4ビット列
の抽出位置(開始位置)を右に1ビット分シフトする
と、4ビット列は「0010」となる。これを数列上の
位置「1」とする。7ビットの循環数列では、0から6
までの7つの位置を繰り返すことができる。
【0013】xコードは、垂直方向に数列を循環させて
いる。図19(B)に示すxコードでは、最も左側のx
コードの列は「0101」であるため、図19(A)に
示す定義を参照すると、数列上の位置は「2」となる。
次の列は「0001」であり、数列上の位置は「0」と
なる。この数列上の位置は、循環数列の4ビットの開始
位置の値となる。図19(B)に示すように、xコード
を垂直方向の4ビットにて数列上の位置群に変換する
と、最も上の行が「2,0,4,6」、次の行が「3,
1,5,0」となる。xコードによる数列上の列に着目
すると、0から6までの数値が循環している。
【0014】最も上の行の「2,0,4,6」につい
て、隣り合う値の差(ここでは、右側の値から左側の値
を引く)を算出すると、0−2=−2,4−0=4,6
−2=2となる。すなわち、差は、−2,4,2とな
る。これらの数値の7を法とする剰余を算出すると、
5,4,2となる(マイナスの余りは7との差を算出す
る)。次の行では、隣り合う値の差は、1−3,5−
1,0−5となり、値は、−2,4,−5となる。単純
な差によると、数列上の位置が6から0に変化した位置
でその差の値が変化する。しかし、剰余を算出すると、
図19(B)に示すように、5,4,2という同一の値
の組み合わせを得ることができる。このように、この従
来例では、y座標の値と無関係にこの5,4,2という
値を得ることができるため、この5,4,2という値
(循環数列の差の剰余の組)に基づいてx座標を特定す
ることができる。
【0015】xコードについて、循環数列の差の剰余の
組み合わせは、4×4のドットパターンでx座標につい
て3つ得ることができる。この3つの値の組み合わせに
基づいてx座標を算出できるように、ドットパターンの
組み合わせを定義する。3つの値の組み合わせから実際
の座標を算出する手法は、座標の定義の仕方と関連して
定まる。具体的な手法の一例は上記公報に開示されてい
る。yコードについても、図19(C)に示すように、
水平方向に循環する循環数列を、予め定められた定義に
従ってy方向に並べることで、yコードとy座標とを関
連させることができる。また、xコードの剰余の組み合
わせの特徴とyコードの剰余の組み合わせの特徴を異な
る特徴とすることで、ドットパターンの撮影の方向によ
らず、仮想グリッドのどちらの方向がx方向であるかを
当該剰余の組み合わせに基づいて特定することができ
る。このように、4×4や、6×6のドットパターンに
よって、広域座標での座標値を得ることができる。すな
わち、予め定められた広域座標系での座標を示すドット
パターンを読み取ると、そのドットパターンに基づいて
広域座標系での座標を得ることができる。
【0016】図20及ぶ図21はドットパターンなどの
用紙に印刷された位置コードを読み取るペン3の構成例
を示す説明図である。このペン3は、インクを用紙の表
面に転写するペン先3Bと、ペン先が用紙に触れたか否
かを検出する圧力センサ3Cと、用紙上のドットパター
ンを一定周期で撮影するカメラ3Dと、圧力センサ3C
によってペン先3Bが用紙に触れていると検出されてい
る期間中カメラ3Dから入力されるドットパターンイメ
ージをメモリ3Eに記録するプロセッサ3Aとを備えて
いる。さらに、プロセッサ3Aは、ドットパターンから
上述した手法に基づいて当該ドットパターンが示す座標
値を算出する。この座標値は、メモリ3Eに格納され
る。また、プロセッサ3Aは、予め定められたドットパ
ターンを検出したときに当該座標値群(筆記データ)を
送信する制御をする。トランシーバ3Fは、この筆記デ
ータを外部の通信端末へ送信する。ペン内のプロセッサ
3Aが、ペン先3Bの動きに沿ってドットパターンを所
定の周期で読み取ると、連続的な座標変化である筆記デ
ータを生成することができる。
【0017】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報に記載された技術では、広域座標系での特定の座
標に予め定められたコマンドを割り当てておき、ペン3
がその座標を読み取った時に筆記データに対して何らか
の操作や特別な割り当てなどを行うことができる。例え
ば、特定の座標の範囲と送信コマンドとを対応させてお
くことで、筆記データの送信を用紙上へのチェックの記
述で開始することができる。例えば、「送信(sen
d)」用のチェックボックスを用紙上に印刷しておき、
そのチェックボックスの座標値を予め定められた座標値
とする。そして、筆記者は、この「送信」用のチェック
ボックスにレ印を記述することで、システムに対する命
令をすることができる。また、特定の座標をある商品と
関連させておくことと、ペン3によるチェックボックス
へのチェックという行為により料理の注文などを行うこ
とができる(上記国際公開第WO 00/73981
A1)。
【0018】さて、上述したように、クレジットカード
決済で必要な署名の照合を電子的に行うことが種々提案
されている。特開平6−282558号公報には、クレ
ジットカード利用上のトラブルを防止するために、ホス
ト・コンピュータに登録された使用者の元々の署名(原
署名データ)等の個人情報を加盟店の店頭に設置したサ
イン照合端末に送信する仕組みが開示されている。この
従来例では、使用者が伝票に記入した署名と、サイン照
合端末に表示されたマスター署名とを比較することで、
本人認証を行う。この場合、クレジットカード自体に署
名を行う必要がなく、不正使用者はどのような署名であ
るかを知ることができず、これにより、防犯に役立つ旨
開示されている。
【0019】特開平10−171985号公報では、タ
ブレットに配置された伝票に署名することで、署名デー
タを生成する。この署名データとICカード等に予め格
納された原署名データとの照合率を求め、本人認証を行
う。この従来例では特に、照合率が一定値未満の場合に
は、照合率を加盟店端末に表示し、最終的な個人認証を
オペレータが行うことで、コンピュータの照合による誤
判定を防止する旨開示されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】安全なカード決済を行
うためには、本人認証をより確実に行う必要がある。し
かし、加盟店がカード決済のために投資できる額は限ら
れている。さらに、本人認証を確実にするために種々の
技術を用いると、一般に決済に要する時間が長くなって
しまい、すると、カード決済の使い勝手が悪くなってし
まう。一方、デビットカードや少額の電子マネーの普及
に伴い、クレジットカード決済は比較的高額な決済での
利用が高まる傾向もあり、本人認証や、本人の事後的な
取引意思の否定などの問題点を解決する仕組みへの期待
は高い。
【0021】さらに、電子商取引の普及に伴い、コマー
スサイトからコンピュータ及びインターネットを介した
通信販売についても、クレジットカードは決済に広く用
いられている。この電子商取引でのカード決済では、そ
もそも署名の照合を行わないため、クレジットカード自
体を厳密に管理していても、その番号が盗まれると悪用
されてしまう。
【0022】上記特開平6−282558号公報では、
クレジットカードの発行時に署名データをスキャンして
ホストに登録するが、このスキャナでの読み取りは事務
処理として時間がかかり、コストを高めてしまう。ま
た、店によっては、ディスプレイ付きの照合端末への投
資に消極的であり、この場合、署名の照合自体が不能と
なってしまう。
【0023】また、特開平10−171985号公報で
は、デジタルデータにタブレットを使用しているが、署
名記入時には必ずタブレットを必要とするので、やは
り、店によってはタブレットの導入に消極的で、また、
使用者もその入力に不安や煩わしさを感じる可能性があ
る。
【0024】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、伝票への署名と同時に署名データを生成
することのできるペンを用いてカード決済の利便性を向
上させることができるカード決済システムを提供するこ
とを、その目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明によるカ
ード決済システムは、カード番号を用いた取引を識別す
る伝票番号と関連する筆記領域に予め定められた座標系
での位置コードが印刷された伝票と、この伝票への筆記
に用いると共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の
位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペン
と、前記カード番号の使用者によって前記ペンを用いて
前記伝票に筆記される筆記データを含む当該決済に関す
る取引データの送受信を制御する取引データ管理部と、
前記カード番号毎に予め登録された原署名データ及び前
記カード番号の会員に関する個人データを記録した会員
DBとを備えている。そして、取引データ管理部は、前
記使用者の取引の相手方となる加盟店の加盟店端末又は
前記カード番号を前記会員に供与したカード発行主体に
よって管理されるカード管理ホストと接続されている。
さらに、取引データ管理部は、前記筆記データの位置コ
ード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの
伝票番号を特定する伝票番号特定機能と、この伝票番号
特定機能によって特定された伝票番号で識別される取引
に関して前記筆記データ中の署名データと前記原署名デ
ータとを照合する署名照合機能と、この署名照合機能に
よる照合結果を前記加盟店端末又は前記カード管理ホス
トに通知する照合結果通知機能とを備えた、という構成
を採っている。これにより前述した目的を達成しようと
するものである。
【0026】伝票には、予め定められた座標系での位置
コードが印刷されている。ペンでこの位置コードをなぞ
ると、すなわち、この位置コード上にペンで筆記をする
と、ペンは、位置コードを一定周期で連続的に読み取る
ことで、その筆記内容を示すの筆記データを生成する。
取引データ管理部は、この筆記データの送受信を制御す
る。「筆記データの位置コード」は、この筆記データに
含まれる位置コードであり、伝票に印刷された位置コー
ドそのものや、その位置コードによって特定される座標
である。位置コード又は座標は、二次元の場合には用紙
の表面などのある平面上の位置を表す値であり、(x,
y)で定義できる。「座標系」は、原点と軸とを有し物
理的な存在である平面と座標とを結びつける定義であ
る。ここでは二次元平面を対象とするデカルト座標によ
り用紙上の位置を定義する。
【0027】「予め定められた座標系」は、多数の用紙
(伝票)を識別する広範囲の座標系(広域座標系)であ
り、筆記の対象となる用紙の位置コード(座標)はこの
広域座標系に含まれる。例えば、A4サイズの伝票を隙
間無く縦横にならべ、最も左下の用紙の、その左下の位
置を原点とした座標系を定義する。すると、座標によっ
て用紙を識別することができる。また、特定の座標の範
囲については、用紙上の位置ではなく、予め定められた
機能を割り当てることができる。これは、広域座標系で
の座標と、伝票の番号や、その伝票上の位置や、予め定
められた機能とを関連させておくことで実現できる。あ
る座標が、特定の伝票を識別し、さらにその位置を特定
し、または予め割り当てられた機能の実行を指示するこ
とができる。例えば、グラフィカル・ユーザ・インタフ
ェースでは、ポインタの位置によって特定の命令を実行
する。同様に、広域座標系を用いる例では、伝票に割り
当てられたチェックボックス等の座標によって特定の命
令の指示の受信を行うことができる。
【0028】取引データ管理部が、加盟店端末又はカー
ド管理ホストと接続されているというときには、この
「接続」は、内部的な接続か、又は外部的な接続であ
る。すなわち、「接続されている」というときには、取
引データ管理部が内部的に加盟店端末と接続されている
状態を含む。この場合、加盟店端末が署名の照合等の処
理を行う。すなわち、加盟店端末が取引データ管理部を
備えている。すると、本発明によるカード決済システム
は、加盟店端末の一部である取引データ管理部を備える
こととなる(第1実施例等)。取引データ管理部がカー
ド管理ホストと内部的に接続される場合には、カード管
理ホストが取引データ管理部を備えることとなる(第2
実施例等)。また、外部的な接続の場合には、取引デー
タ管理部は、インターネット等に接続され、独自のUR
Lを有するサーバーとして実現することもできる。
【0029】ペンは、解答者によって筆記されると、そ
のペン先で位置コードを所定の周期で読み取り、この位
置コードの変化を筆記データとして送信する。位置コー
ドは、例えば上記従来例によるドットパターンとしても
良いし、他の位置コードを用いても良い。筆記データ
は、ペンから直接取引データ管理部へ送信するようにし
ても良いし、また、ペン近傍に設置された通信機器や加
盟店端末を介して取引データ管理部に送信するようにし
ても良い。
【0030】伝票番号特定機能は、筆記データの位置コ
ード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの
伝票番号を特定する。筆記データの位置コードに基づい
て伝票番号を特定するには、各座標によって唯一の伝票
番号を特定できるように、各伝票に座標を割り当てる。
筆記データの内容に基づいて伝票番号を特定するには、
例えば、筆記データ中の伝票番号データに対して文字認
識処理を行い、認識結果を伝票番号とする。署名照合機
能は、伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で
識別される取引に関して、筆記データ中の署名データと
前記原署名データとを照合する。署名の照合は、画像デ
ータの類似度を算出する手法でもよいし、書き順その他
の筆記の特徴に基づいて一致度を判定するようにしても
良い。そして、照合結果通知機能は、署名照合機能によ
る照合結果を前記加盟店端末又は前記カード管理ホスト
に通知する。照合結果は、一致又は不一致との結果でも
良いし、類似度95%等の数値としてもよい。照合結果
を加盟店端末に送信する場合、この照合結果を参照して
カード決済の実行可否を加盟店で判定するようにしても
よい。一方、この照合結果を加盟店で使用せずに、カー
ド会社側でのみ利用するようにしても良い。カード会社
で照合結果を利用する場合、例えば、悪意のある加盟店
による不正使用を抑止する効果がある。また、この場
合、照合結果が不一致又は極めて低い一致率である場合
に、そのカードの会員へ取引の有無を照会する仕組みと
するようにしても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本実施形態では、ペン3から送信
される筆記データ中の署名データと、会員DB7に格納
された原署名データとの照合結果の利用態様を中心に開
示する。図1は、本実施形態の構成例を示すブロック図
である。本実施形態によるカード決済システムは、カー
ド8のカード番号を用いた取引を識別する伝票番号と関
連する筆記領域2に予め定められた座標系での位置コー
ドが印刷された伝票1と、この伝票1への筆記に用いる
と共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置コー
ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペン3と、カー
ド番号の使用者によって前記ペン3を用いて前記伝票1
に筆記される筆記データを含む当該決済に関する取引デ
ータの送受信を制御する取引データ管理部10と、前記
カード番号毎に予め登録された原署名データ及び前記カ
ード番号の会員に関する個人データを記録した会員DB
7とを備えている。そして、取引データ管理部10は、
前記使用者の取引の相手方となる加盟店の加盟店端末4
や、前記カード番号を前記会員に供与したカード発行主
体によって管理されるカード管理ホスト6と接続されて
いる。
【0032】しかも、取引データ管理部10は、前記筆
記データの位置コード又は筆記データの内容に基づいて
当該筆記データの伝票番号を特定する伝票番号特定機能
16と、この伝票番号特定機能16によって特定された
伝票番号で識別される取引に関して前記筆記データ中の
署名データと前記原署名データとを照合する署名照合機
能18と、この署名照合機能18による照合結果を前記
加盟店端末又は前記カード管理ホストに通知する照合結
果通知機能20とを備えている。
【0033】カード8は、カード管理会社から会員へ発
行されたクレジットカードなどであり、カード8毎にカ
ード番号が特定されている。会員は、このカード8のカ
ード番号を用いてカードの加盟店とのカード決済を要求
する。加盟店は、カード決済による売上をカード管理会
社等へ請求し、カード管理会社は、会員へカード決済に
ついての支払を請求する。カード管理会社は、会員に一
定額の与信を与え、その会員の電話番号、住所、生年月
日、与信額、カードの使用可否などの個人情報を会員D
B7に格納する。
【0034】本明細書では、クレジットカードが発行さ
れた人又は法人を「会員」と呼び、発行されたカードを
使用したカード決済を要求する人を会員であるか否かに
関わらず「使用者」と呼ぶ。使用者と会員が一致してい
れば、本人認証に成功しており、正常なカード決済であ
る。一方、使用者が会員であると偽ってそのカード番号
を使用した決済を要求するのは、不正使用であり。不正
使用を防止するために、カードの使用者が会員本人であ
るとの本人認証を行っている。本人認証は、現状では、
カードの裏側へ会員本人が行った原署名と、カード決済
時に伝票に使用者が筆記する署名との比較によって行っ
ている。本実施形態では、本発明の特徴の一つとして、
電子的に署名データの照合を行うことで、本人認証を行
う。これにより、実際の店舗でのカード決済での不正使
用を抑止するほか、コマースサイト等との電子商取引で
の有効な本人認証の仕組みを提供する。
【0035】会員端末9は、会員がカード会員へ加入し
たとき等にカード管理会社へ伝えたコンピュータであ
り、例えば電子メールアドレスでそのコンピュータを識
別する。これは、コンピュータのみならず、携帯電話や
PDA等の携帯機器でもよい。
【0036】加盟店端末4は、そのカードの加盟店に設
置されたCAT(加盟店信用照会端末)やPOS−CA
T(販売時点情報管理端末にCATの機能を加えた端
末)である。加盟店端末4は、カード番号をカード管理
ホスト6に送信し、カード管理ホスト6からそのカード
番号についての与信供与データを受信する。加盟店端末
4では、そのカード番号が使用不可となっている場合
や、取引額がそのカード番号の会員への与信供与額を超
えているか否かなどの情報を受信することができる。ま
た、加盟店端末4を、カード管理ホスト6とオンライン
で接続され、加盟店の売上精算処理が可能なG−CAT
としてもよい。加盟店端末4を本実施形態に応じて特別
な構成とする場合には、ペン3から送信される筆記デー
タを加盟店端末4で受信するようにしても良い。図1に
示す取引データ管理部を加盟店端末4の機能とする構成
は、第1実施例として詳述する。
【0037】コマースサイト14は、html等のマー
クアップランゲージ(ML)で記述されたページを端末
に送信するコマースサーバーと、商品カタログ等を格納
したDB等とを備えている。コマースサイトの運営者
は、インターネット等を介してアクセスしたカード番号
の使用者に対して商品を販売し、カード決済を行う。コ
マースサイト14は、加盟店端末4の機能を備えるよう
にしてもよい。すなわち、カード決済を行うときに、オ
ンラインでカード管理ホスト6に接続し、そのカード番
号についての与信供与を受けるようにしても良い。一
方、コマースサイト14の場合、使用者の物理的なカー
ドを確認することはできない。従って、使用者が、物理
的なカード自体を所有しているか否かや、カード裏に筆
記された原署名などを確認することはできない。
【0038】ネットワーク5は、公衆回線網や専用線を
使用したクローズド・ネットワーク5Aと、インターネ
ット等のオープンネットワーク5Bとを備える。加盟店
端末4とカード管理ホストを接続するネットワーク5A
は、例えばCAFIS(クレジット情報データ通信シス
テム)などである。
【0039】カード管理ホスト6は、CAFIS5A等
と接続されたメインフレームなどのカード管理コンピュ
ータ6Aと、インターネットを介して会員端末9等と接
続されるカード管理サーバー6Bと、これらのコンピュ
ータ6A,6Bによって管理される会員DB7とを備え
ている。図1に示す例では、コマースサイト14は、イ
ンターネット5B,カード管理サーバー6Bを介して会
員DB7にアクセスする構成を例示しているが、コマー
スサイト14とカード管理コンピュータ6Aとをオンラ
インで接続するようにしても良い。カード管理ホスト6
に本発明による種々の機能を持たせる構成は、第2、第
3実施例として詳述する。
【0040】伝票1には、予め定められた座標系での位
置コードが印刷されている。位置コードは、図18に示
すドットパターンや、その他のパターンを用いる。「予
め定められた座標系」は、例えば、多数の伝票を識別可
能な広域座標である。また、同一の座標を複数の伝票で
利用するようにしても良い。座標と伝票の関係は第4実
施例に詳述する。本実施形態では、カード番号を用いた
取引を識別する伝票番号と関連する筆記領域2にその位
置コードが印刷されている。筆記領域は、署名欄2Aを
含む。署名欄に記述された筆記データを署名データとす
る。また、図3等に示す伝票用紙の例では、図18等に
示すドットパターンが予め印刷されているが、図示を省
略する。
【0041】ペン3は、伝票1への筆記に用いると共
に、筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置コードを当
該ペン先の移動に応じて読み取る。本実施形態のペン3
は、図20及び図21に示す構成を採る。ペン3は、伝
票1から読み取った位置コード(ドットパターン)を図
18等に示す手法を用いて座標データに変換する。この
座標は、上記広域座標系での座標である。この座標デー
タを接続すると筆記データとなる。ペン3は、筆記が開
始された後、筆記データをそのメモリ3Eに蓄積し、そ
して、例えば送信チェックボックスがチェックされたと
きに蓄積した筆記データを通信端末4Bを介して所定の
送信先へ送信する。図1に示す例では、取引データ管理
部10に送信する。また、位置コードの時系列変化とす
ると、筆記順序を含めた筆記データとなる。ペン3のメ
モリ3Eに蓄積される筆記データは、各種端末4,9A
等を介して取引データ管理部10に送信される。符号9
Aは通信機器であり、例えば会員の携帯電話やパーソナ
ルコンピュータ(PC)である。使用者が店舗にてカー
ド決済を要求する場合には、通信機器9Aを携帯電話と
し、使用者が会員端末9を使用してコマースサイトに対
してカード決済を要求する場合には、会員端末9を通信
機器9Aとしても良い。
【0042】ペン3から通信機器9A等へのデータ転送
は、電磁波を用いた無線通信技術を用いることができ
る。すなわち、赤外線通信や、電波による無線通信によ
って筆記データを非接触に送信することができる。通信
機器9Aからネットワーク5を介して他の機器4,6,
10等へ送信するには、電子メールを用いても良いし、
Webサーバーを介したデータベース(DB)への登録
を用いても良いし、独自の送信手法を用いても良い。
【0043】また、ドットパターンから座標データや筆
記データを生成する処理については、図1に示す位置制
御サーバー12にて実行するようにしても良い。この場
合、ペン3は通信端末4Bを介してドットパターンデー
タを位置制御サーバー12に送信する。位置制御サーバ
ーは、ドットパターンデータから筆記データを生成し、
この筆記データを取引データ管理部10に送信する。
【0044】このような広域座標系での座標に基づい
て、伝票IDなどの各種のIDや、送信先や、ペンに固
有の番号であるペンIDに対応した筆記者の情報などを
特定する処理を、ここではルックアップサービスと呼
ぶ。このルックアップサービスは、位置制御サーバー1
2で実行するようにしても良いし、特定のルックアップ
サービスについては取引データ管理部10などの特定の
サーバーを用いるようにしても良い。さらに、位置コー
ドから筆記データへ変換する基本的な機能についてはペ
ン3のプロセッサ3Aで実行するようにしても良い。
【0045】筆記データは種々のデータ構造を採ること
ができる。ここでは、広域座標系での絶対位置を示すデ
ータと、この絶対位置の変化または絶対位置からの相対
的な変化によって筆記内容を図形として描画できる描画
用のデータとを備える。例えば、ペンの圧力センサ3C
によって圧力が検出された位置での絶対座標と、この絶
対座標からのベクトル列としても良いし、時系列で並べ
られた絶対座標群としても良いし、さらに、筆記開始位
置等の基準となる座標と当該座標を基準位置とするイメ
ージデータとしても良い。また、検出される位置はサン
プリングされた標本化データであるため、この標本化デ
ータを予め定められた周波数よりも低い周波数でのなめ
らかな連続データに変換するようにしても良い。例え
ば、標本化された座標に対して空間的な移動平均処理な
どのローパスフィルタを適用すると、筆記データはなめ
らかなデータとなる。
【0046】図18等に示す手法を用いると、広域座標
は、A4で73×1012枚の用紙の座標を識別可能で
あるため、まず、各種の業種の企業や官庁に割り当て、
そして、各社や各官庁がその範囲内で目的に応じてドッ
トパターン(座標範囲)を利用することができる。
【0047】本実施形態では、カードの会員の本人認証
にペン3のペンIDを用いることもできる。すなわち、
ペン3のトランシーバ3Fから筆記データを送信すると
きに、このペンのペンIDを用いて筆記データの会員を
特定する。ペンIDを用いて会員を特定できるのは、そ
のペンと会員の関係を登録している場合である。一方、
図23に示すペンを店舗の所有とし、カード番号の使用
者に貸与して使用することも想定できる。このようにペ
ンIDと会員とを予め関連づけることができない場合に
は、署名の照合等によって本人確認を行う。
【0048】取引データ管理部は、図1に示す例では、
一単位のサーバーとしてネットワーク5Bに接続されて
いる。しかし、取引データ管理部10の一部又は全部の
機能16,18,…,28は加盟店端末4に含めるよう
にしても良いし、カード管理ホスト6に含めるようにし
ても良い。カード管理ホスト6と一単位のサーバーとし
ての取引データ管理部10とで本実施形態の特徴的な機
能を実現すると、加盟店はなんら新しい投資をすること
なく、カードの使用者に新しい負担を与えることなく、
カード決済をより安全なものとすることができる。
【0049】伝票番号特定機能16は、筆記データの位
置コード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記デー
タの伝票番号を特定する。筆記データの位置コードに基
づいて伝票番号を特定するには、各座標によって唯一の
伝票番号を特定できるように、各伝票に座標を割り当て
る。筆記データの内容に基づいて伝票番号を特定するに
は、例えば、筆記データ中の伝票番号データに対して文
字認識処理を行い、認識結果を伝票番号とする。この場
合、伝票番号特定機能は、文字認識処理機能を備える。
この文字認識処理は、筆記データが筆順を含む場合に
は、この筆順に基づいて文字コードを特定するとよい。
【0050】伝票番号特定機能16が筆記データの伝票
番号を特定することで、筆記データ中の署名データがど
の伝票に対して行われたものであるかを関連づけること
ができる。
【0051】署名照合機能18は、伝票番号特定機能1
6によって特定された伝票番号で識別される取引に関し
て、筆記データ中の署名データと原署名データとを照合
する。署名の照合は、画像データの類似度を算出する手
法でもよいし、筆順その他の筆記の特徴に基づいて両署
名データの一致度を判定するようにしても良い。そし
て、照合結果通知機能20は、署名照合機能18による
照合結果を前記加盟店端末4又は前記カード管理ホスト
6に通知する。照合結果は、一致又は不一致との結果で
も良いし、類似度95%等の数値としてもよい。
【0052】照合結果を加盟店端末4に送信する場合、
この照合結果を参照してカード決済の実行可否を加盟店
で判定するようにしてもよい。一方、この照合結果を加
盟店で使用せずに、カード会社側でのみ利用するように
しても良い。カード会社で照合結果を利用する場合、例
えば、悪意のある加盟店による不正使用を抑止する効果
がある。
【0053】また、この場合、照合結果が不一致又は極
めて低い一致率である場合に、そのカードの会員へ取引
の有無を照会する仕組みとするようにしても良い。カー
ド会員へ取引の有無を照会するには、例えば、カード管
理ホスト6が会員端末9へ当該取引の有無を確認するた
めの電子メール等を送信する。この例では、照合結果通
知機能20が、前記取引の決済中又は決済後に前記照合
結果を含む取引データを前記会員によって予め特定され
た会員端末9に送信する機能を備える。
【0054】取引の決済中に照合結果を含む取引データ
を会員端末9に送信する場合、会員端末9からの取引を
認証するとの返答をまって決済を完了させると、より安
全な取引が可能となるが、一般に決済に要する時間が長
くなってしまう。決済後に取引データを送信すると、不
正使用を早期に発見しカード番号の使用の停止を促す仕
組みとなる。
【0055】また、取引データ管理部10は、署名デー
タ及び照合結果を含む取引データを取引データDB21
に格納し、会員端末9の操作に応じて当該取引データの
検索機能を会員に提供するようにしてもよい。すると、
会員は、署名付きの決済データの控えを電子的に管理す
ることができ、所定の電子署名を活用することで会計処
理や税務処理の電子化に寄与することができる。また、
事業の一部としてカード決済を利用する場合、取引デー
タの検索・閲覧を可能とすることで、購買担当者の報告
書等の作成作業を支援することができる。
【0056】この例では、取引データ管理部10に、前
記署名データ及び照合結果を含む取引データを前記加盟
店の伝票番号毎に記録する取引データDB21を併設す
る。そして、取引データ管理部10は、会員によって利
用される会員端末9での検索操作に応じて、前記取引デ
ータDB21に格納された取引データの一覧を当該会員
端末9に送信する取引データ検索制御機能22を備え
る。取引データ検索制御機能22は、この取引データの
一覧に対する操作に応じて、取引データの内容を会員端
末9に送信する。また、取引データ管理部10は、署名
データ及び照合結果を含む取引データに対して、タイム
スタンプや、カード管理会社の電子署名等を付して当該
取引データの原本性を証明するようにしてもよい。
【0057】図2は、図1に示す構成での決済処理の一
例を示すシーケンス図である。図2に示す例では、署名
データの照合結果を通知後に決済を完了する例としてい
る。図2に示す例では、まず、使用者が加盟店との取引
に関してカード決済の希望を加盟店(の担当者)へ知ら
せ、カードを加盟店に預ける。加盟店では、カードが偽
造された物でないことを目視等で確認し、加盟店端末4
のカードリーダー等にカードの読み取りを行い、与信を
照会する操作を行う。加盟店端末4は、カード番号及び
取引金額等をカード管理ホスト6へ送信し、カード管理
ホスト6はこのカード番号での取引について与信を供与
する(ステップS2)。このとき、加盟店端末4及びカ
ード管理ホストでは、伝票番号とカード番号の関係を記
憶する。
【0058】加盟店端末4では、正常に与信が供与され
ると、署名領域2Aに位置コードを有する伝票1に、取
引内容、伝票番号及びカード番号等を印刷する(ステッ
プS3)。図3は、パターン付きの伝票の一例を示す説
明図であり、この例では、2泊文の宿泊費を○○カード
での支払いとしている。加盟店は、この印刷された伝票
1への署名を使用者へ依頼する。カードの使用者は、こ
の伝票1へペン3を用いて署名を行う。使用者は、図3
に示す例では、伝票番号「kbh00123」及び署名
「国誉太郎」を筆記する。すると、ペン3は、署名領域
2A及び伝票番号領域2Bへ予め印刷された位置コード
を読み取り、この位置コードの変化(ペン先3Bの位置
変化)に基づいて筆記データを生成する(ステップS
4)。図3に示す例では、送信チェックボックス2Eへ
のチェックがなされたときに、ペン3から通信機器9A
を介して取引データ管理部10へ筆記データを送信す
る。
【0059】広域座標系では、各座標に予め定められた
役割を割り当てることができる。従って、伝票番号領域
2Bへの筆記は伝票番号を表す筆記データで、署名領域
2Aへの筆記は署名データであると、その筆記データの
座標に基づいて判定することができる。また、座標に割
り当てられた機能の一種として、送信チェックボタンを
用いると、筆記の完了と筆記データの送信をペンによる
伝票へのチェックという作業により命令することができ
る。
【0060】取引データ管理部10は、筆記データを受
信すると、受信した筆記データの位置コード又は筆記デ
ータの内容に基づいて当該筆記データの伝票番号を特定
する(ステップS6,伝票番号特定工程)。この伝票番
号特定工程S6は、伝票番号特定機能16による処理で
ある。従って、座標から唯一の伝票番号(kbh001
23)を特定できる場合には、この座標(筆記データの
位置コード)に基づいて伝票番号を特定する。一方、座
標に基づいて伝票番号を特定できない場合には、伝票番
号領域2Bへの筆記データに文字認識処理を行い、認識
結果から加盟店とその伝票番号とを特定する。図3に示
す例では、伝票番号に加盟店を特定するコードが先頭三
桁に含まれているため、このkbhとのコードから「K
ビジネスホテル」という加盟店名を特定する。そして、
下五桁を用いて伝票番号を特定する。
【0061】続いて、この伝票番号特定工程S6にて特
定された伝票番号で識別される取引に関して署名データ
と原署名データとを照合する(ステップS7,署名照合
工程)。署名の照合は、署名照合機能18による処理で
ある。以下、工程名と機能名が同一の場合には、それぞ
れの工程はその機能の実行である。署名照合工程では、
両筆記データをtiffやgif等の画像データとして
署名の一致度や類似度を算出する。また、ニューラルネ
ットワーク等を用いて文字認識を行うようにしてもよ
い。さらに、ペン3による筆記データに筆記順序を含め
る場合には、この筆記順序に基づいて署名の一致度を算
出するようにしても良い。
【0062】取引データ管理部10は、この照合結果を
加盟店端末4に通知する。一致率が低い場合や、照合結
果が不一致である場合には、カード管理ホストから加盟
店端末に照合用の個人情報を送信し、使用者に生年月日
や電話番号等を問い合わせることで、本人認証を行うよ
うにしても良い。加盟店は、使用者の本人確認に成功す
ると、控え伝票と、カードとを使用者に渡し、決済を完
了する。
【0063】図2に示す例では特に、取引データ管理部
10は、署名照合工程S8での照合結果を含む取引デー
タを、前記会員、または、前記使用者の取引の相手方と
なる加盟店の閲覧用に、取引データDB21に記録する
(ステップS9,取引データ記録工程)。取引データ管
理部10は、さらに、会員の会員端末9の操作に応じ
て、取引データDBに格納した取引データの検索を制御
する(ステップS10,取引データ検索制御工程)。こ
の取引データ検索制御工程S10では、加盟店端末4へ
取引データの一覧及び内容を送信するようにしても良
い。
【0064】次に、図1及び図4を参照して、署名の照
合を決済前に行い、署名データが不一致の場合には使用
者の個人情報を加盟店端末に送信する例を説明する。こ
の例では、取引データ管理部10が、前記使用者と加盟
店間の決済完了前に前記署名照合機能によって両署名デ
ータが不一致と判定された場合には、当該カード番号の
会員の個人情報を前記加盟店での本人確認用に前記加盟
店端末4に送信する個人情報送信制御機能24を備えて
いる。「不一致と判定された場合」は、照合結果が不一
致である場合と、類似度や一致率が予め定められた値よ
りも小さい場合が該当する。この署名データの不一致の
場合に個人情報を加盟店端末4に送信することで、電話
番号や生年月日その他の数値や情報に基づいて使用者が
会員本人であるかを加盟店にて認証することができる。
また、この個人情報の送信を不一致の場合のみとするこ
とで、照合に成功する一般的な場合には、個人情報を加
盟店に知らせることがない。
【0065】図4は、決済前に署名の照合を行う場合の
処理例を示すフローチャートである。まず、使用者はカ
ードによる精算を加盟店に依頼する(ステップS2
1)。そして、加盟店端末4はカード管理ホスト6に与
信照会用にカード番号と取引内容とを送信する(ステッ
プS22)。カード管理ホストは、カード番号に基づい
て、原署名データと個人情報とを読み込み、この段階で
は、まず与信供与を行う(ステップS23)。そして、
与信が供与されると、加盟店端末で伝票を発行する。使
用者は、印刷された伝票に署名を筆記する(ステップS
25)。すると、ペン3は、取引データ管理部10に筆
記データを送信する。
【0066】取引データ管理部10は、筆記データの座
標又は内容に基づいて筆記データの伝票番号を特定する
(ステップS26)。そして、取引データ管理部10
は、ステップS23で読み出した原署名データと、受信
した署名データとの照合を行う(ステップS27)。署
名照合が一致した場合には、本人認証に成功しているた
め、決済処理を行い(ステップS30)、署名データ付
きの取引データを取引データDB21に保存する(ステ
ップS31)。
【0067】一方、署名照合が不一致である場合には、
加盟店端末4に照合不一致を表示する(ステップS2
8)。カード管理ホスト6は、照合不一致となった場合
には、ステップS22で読み出した個人情報を加盟店端
末に送信する。加盟店端末4は、受信した個人情報を加
盟店端末4のディスプレイに表示するか、または、印刷
する。この個人情報を加盟店への通知は、カード管理会
社の担当者から加盟店端末の担当者への電話連絡として
もよい。加盟店は、この個人情報に基づいて本人確認が
できた場合には、決済処理を行う(ステップS30)。
一方、個人情報での本人確認ができない場合には、防犯
処理等を行う。
【0068】図4に示す例では、署名の照合を電子的に
行った後に行っているため、より安全な取引を実現でき
るものの、使用者は、決済完了までに照合結果を待機し
なければならない。署名の電子的な照合を行うのは、こ
のような決済前の照合のみならず、決済後に照合を行う
仕組みとしても、取引の全体的な安全性に寄与すること
ができる。
【0069】図1及び図5を参照して、署名の照合を決
済後に行う例を説明する。この例では、取引データ管理
部10は、前記使用者と加盟店間の決済完了後に前記署
名照合機能18によって両署名データが不一致と判定さ
れた場合には、当該決済に関する照合結果を含む取引デ
ータを前記使用者本人の取引であるか否かの確認用に前
記会員によって予め指定された会員端末9に送信する決
済情報送信制御機能26を備えている。決済情報送信制
御機能26は、例えば、取引データの全部又は一部を予
め指定された会員の電子メールアドレスに送信すること
で、取引データを会員端末9に送信する。また、この取
引データの送信は、例えば、取引データ管理部10を含
むWebサーバーの当該取引内容を記録した特定のUR
Lを電子メールにて送信することで、会員のアクセスを
促す仕組みを含む。この場合、電子メールに取引内容を
記述する必要がなくなり、さらに、URLへのアクセス
に所定のパスワードを用いることで、個人情報の保護を
より確実に行いつつ、実質的にセキュアな状態で取引内
容を会員端末9に送信することができる。
【0070】図5は、決済後に署名の照合を行う場合の
処理例を示すフローチャートである。ステップS21乃
至S26は図4に示す工程と同様である。図5に示す例
では、使用者が署名を筆記した後、照合結果を待たず
に、決済を行う(ステップS41)。そして、決済後に
署名の照合を行い(ステップS42)、照合結果が不一
致であれば、決済情報送信制御機能26は、決済データ
を会員端末9に送信する。会員はその取引内容が自らし
たものであるか否かの内容確認を行い(ステップS4
4)。自らした取引でなければ否認をし、カード管理会
社はカード番号の使用を不可とする等の防犯処理を行う
(ステップS45)。
【0071】署名の照合が一致した場合や、取引データ
の会員による内容確認にて正常である場合には、取引デ
ータ管理部10は、署名データ付きの取引データを取引
データDB21に格納する(ステップS32)。
【0072】今日、少額のカード決済に際しては、署名
を不要とすることで、カード決済の利便性を向上させる
仕組みが提案されている。この仕組みに併せて、又は別
途、上記決済前の照合と決済後の照合とを取引金額に応
じて切り分けることで、カード決済の安全性と利便性を
調和させることができる。
【0073】図1及び図6を参照して、取引金額に応じ
て個人情報送信制御機能24と決済情報送信制御機能2
6とを切り分ける例を説明する。この例では、取引デー
タ管理部10は、伝票番号によって識別される取引の取
引金額が予め定められた金額以上の場合には前記署名照
合機能18による照合のタイミングを決済前に設定する
と共に前記金額未満の場合には当該照合のタイミングを
決済後に設定する照合タイミング制御機能27と、署名
照合機能18によって決済前に両署名データが不一致と
判定された場合には、当該カード番号の会員の個人情報
を前記加盟店での本人確認用に前記加盟店端末に送信す
る個人情報送信制御機能24と、署名照合機能18によ
って決済後に両署名データが不一致と判定された場合に
は、当該決済に関する照合結果を含む取引データを前記
使用者本人の取引であるか否かの確認用に前記会員によ
って予め指定された会員端末に送信する決済情報送信制
御機能26とを備える。
【0074】図6は、取引金額に応じて決済手法を切り
替える処理例を示すフローチャートである。ステップS
21乃至S26については、図4及び図5に示す工程と
同様である。取引データ管理部10は、取引金額が一定
額以上の場合には、署名照合を行い(ステップS2
7)、不一致の場合には加盟店端末4への個人情報の表
示等(ステップS28,S29)によって本人確認を加
盟店に促し、決済処理(ステップS30)又は防犯処理
(ステップS32)を行う。
【0075】一方、取引金額が一定額未満の場合には
(ステップS49)、直ちに決済処理を行い(ステップ
S41)、使用者にカード等を返却する。続いて、図5
に示す場合と同様に、事後的な署名照合を行い(ステッ
プS42)。不一致の場合には取引データを会員端末に
送信することで(ステップS43)、内容の確認を会員
に促し(ステップS44)、カード不正使用の早期発見
を図る。この事後的な署名照合は、一般的に行われてい
るカード決済取引の経過に基づいた不正使用の発見の処
理に含めるようにしてもよい。
【0076】上述したように本実施形態によると、位置
コードが印刷された伝票とこの位置コードを筆記中に読
み取るペンとを用いて、通常と変わらない用紙への署名
によって、この署名データを得ることができる。そし
て、本実施形態では、この署名データと、原署名データ
とを決済前又は決済後に照合し、それぞれの場合に個人
情報の加盟店端末への送信や、取引情報の会員端末への
送信によって、カード使用の安全性をより高めることが
できる。このようなカード決済の利便性と安全性を高め
つつ、カードの使用者に特別な新しい負担を強いること
なく実現することができる。また、カードの会員にペン
3を供与し、又は会員がペン3を購入することで、ペン
3によって会員であることの証明を行うこともでき、カ
ード決済の信頼性、安全性をより高めることができる。
【0077】
【実施例】上述した実施形態では、取引データ管理部1
0が独立したサーバーである場合を中心に、この取引デ
ータ管理部10の機能を加盟店端末の機能又はカード管
理ホストの機能としても良いとして説明した。以下の各
実施例では、種々の要素を限定した応用例を開示する。
また、座標からどのように伝票番号等を特定するかにつ
いても具体的に開示する。
【0078】第1実施例では、署名の照合は加盟店の加
盟店端末4で行う。すなわち、加盟店端末が取引データ
管理部10を備える。第2実施例では、カード管理ホス
ト6の機能として本発明の利点を実現する例を説明す
る。例えば、第2実施例では、取引データの記録に署名
データを合成する。第3実施例では、コマースサイト1
4とネットワーク5を介して接続されたカード管理ホス
ト6の機能について説明する。例えば、第3実施例で
は、コマースサイト14での電子的な請求書に筆記デー
タを張り付ける。第4実施例では、ドットパターンの利
用の形態を説明する。具体的には、第4実施例では、伝
票1の種類に応じた図1に示す伝票番号特定機能16の
詳細を開示する。
【0079】第5実施例では、カード番号パターンをカ
ード(の裏面)に印刷し、署名後にこのカード番号パタ
ーンをチェックすることで、本人認証に役立てる仕組み
を説明する。第6実施例では、上記実施例での追加的機
能について説明する。例えば、第6実施例では、パター
ンによる金額範囲の特定や、署名データのアニメーショ
ン表示について開示する。
【0080】<第1実施例>第1実施例では、署名の照
合は店舗の加盟店端末で行う。図7は、本発明の第1実
施例の構成例を示すブロック図である。第1実施例によ
る加盟店端末は、図7(A)に示すように、クレジット
カードに記録されたカード番号等を読み取るカードリー
ダー30と、このカード番号と当該取引金額による取引
についての与信をカード管理ホスト6に照会する与信デ
ータ管理部32と、この与信データ管理部32による与
信結果等を表示する表示部34と、取引についてのデー
タを予め定められた座標系での位置コードが印刷された
伝票1に印刷する伝票印刷部36と、前記伝票1への筆
記中にペン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応
じて読み取るペン3から送信される筆記データを受信す
る取引データ管理部10とを備えている。
【0081】しかも、この取引データ管理部10が、前
記筆記データの位置コード又は筆記データの内容に基づ
いて当該筆記データの伝票番号を特定する伝票番号特定
機能16と、この伝票番号特定機能16によって特定さ
れた伝票番号で識別される取引に関して前記筆記データ
中の署名データと前記カード管理ホストから受信する原
署名データとを照合する署名照合機能18と、この署名
照合機能18によて前記署名データが不一致と判定され
た場合には前記カード管理ホストから送信される前記カ
ード番号の会員に関する個人情報を前記表示部に表示さ
せる個人情報表示制御機能24とを備えている。
【0082】カードリーダー30は、クレジットカード
に磁気ストライプ等として記録されたカード番号等を読
み取る。カードがICカードである場合には、ICメモ
リに格納されたデータを読み取るようにしてもよい。ま
た、この場合、原署名データをICメモリに格納するよ
うにしてもよい。与信データ管理部32は、カード番号
と当該取引金額による取引についての与信をカード管理
ホスト6に照会する。この与信データ管理部32の照会
に応じて、カード管理ホスト32は、そのカード番号が
取引停止となっているか否かや、取引金額が与信額以内
であるか等の情報を与信データとして与信データ管理部
32に送信する。表示部(ディスプレイ)34は、この
与信データ管理部32による与信結果等の各種の情報を
表示する。上記実施形態では、表示部34は必須ではな
かったが、本実施例では加盟店端末4が表示部34を有
する。伝票印刷部36は、取引についてのデータを予め
定められた座標系での位置コードが印刷された伝票1に
印刷する。
【0083】取引データ管理部10の各機能16,1
8,24については、図1に示した機能と同様である。
また、加盟店端末4は、取引データの記録や、閲覧検索
制御等を行うようにしてもよい。また、図7に示す例で
は、ペン3からの筆記データの送信先は加盟店端末4と
している。この場合、加盟店端末4は、無線通信の受信
機を備える。
【0084】図7に示す例では、加盟店端末4は演算手
段であるCPUを備えている。そして、与信データ管理
部32,取引データ管理部10及び媒体読取部11の機
能については、CPUが所定のプログラムを実行するこ
とで実現する構成としている。また、加盟店端末4のこ
れらの機能10,11,32は、CPUとプログラムと
いう組み合わせではなく、LSIにより実現するように
しても良い。加盟店端末4でのカード決済の処理例を図
8に示す。
【0085】図8を参照すると、まず、カードリーダー
30は、カード8からそのカード番号を読み取る(ステ
ップS51)。そして、与信データ管理部32は、この
カード番号についての与信をカード管理ホストへ照会す
る(ステップS52)。カード管理ホスト6からこの取
引に関して与信を得られた場合には(ステップS5
3)、伝票印刷部36を用いて伝票に取引データ等を印
刷することで、伝票を発行する(ステップS54)。
【0086】続いて、使用者は、署名と必要に応じて伝
票番号とを筆記し(ステップS55)、続いて、加盟店
端末4の取引データ管理部10はこの筆記データを受信
する(ステップS56)。伝票番号特定機能16は、筆
記データの座標又は内容に基づいて伝票番号を特定し、
署名照合機能18は、署名の照合を行う。不一致の場合
には、加盟店端末4の表示部34に不一致である旨を表
示し(ステップS59)、さらにカード管理ホスト6か
ら受信する個人情報を表示部34に表示する(ステップ
S60)。加盟店は、この個人情報に基づいて本人認証
を行い、本人確認できた場合には決済処理を行い(ステ
ップS61)、取引データを保存する(ステップS6
2)。
【0087】図7に示す構成及び図8に示す動作は、加
盟店端末4のCPUが所定の加盟店端末用プログラムを
実行することで実現することができる。これらのプログ
ラムはCPUに併設されたプログラム記憶部に格納され
る。また、基本的な入出力を行うオペレーティングシス
テムや、データベース7,21,48等の管理用プログ
ラムや、また、取引データの検索・閲覧に対応する場合
には、会員端末9等のブラウザからのアクセスに応じて
HTML等のマークアップ言語で記述されたページを送
信し、またデータの登録等を実行するWebサーバー用
プログラムについても、このプログラム記憶部に格納す
る。プログラム記憶部はCPUに併設されるハードディ
スク等の補助記憶装置に確保しても良いし、CPUとネ
ットワークを介して接続されるデータセンター等に設け
るようにしても良い。
【0088】このような加盟店端末用プログラムは、C
PU(演算手段)を動作させる指令を備える。例えば、
加盟店端末用プログラムは、図7及び図8に示す構成に
対応して、当該カード決済用プログラムは前記取引デー
タ管理部を動作させる指令として、前記筆記データの位
置コード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記デー
タの伝票番号を特定させる伝票番号特定指令(S57に
対応)と、この伝票番号特定指令に応じて特定される伝
票番号で識別される取引に関して筆記データ中の署名デ
ータと前記カード管理ホストから受信する原署名データ
とを照合させる署名照合指令(S58に対応)と、前記
署名データが不一致と判定される場合には前記カード管
理ホストから送信される前記カード番号の会員に関する
個人情報を前記表示部に表示させる個人情報表示制御指
令(S60に対応)とを備えている。
【0089】演算手段4は、これらの指令を実行するこ
とで、伝票番号特定機能16や、署名照合機能18とし
て動作し、伝票番号特定工程S57や、署名照合工程S
58を実行する。さらに、加盟店端末用プログラムは、
カード決済システム等の本発明の実施形態にて実現すべ
き各手段、各部又は各機能や、フローチャートの各工程
に応じた指令を備えることで、CPUは種々の機能を実
現する。例えば、第4実施例では、伝票番号特定機能1
6が、伝票の種類に応じて各種の機能43,44,4
5,46を備える。この第4実施例での構成を図7に示
すカード決済システムにて採用する場合、加盟店端末用
プログラムは、各機能43,44,45,46を実現す
るための対応する指令(例えば、加盟店伝票ID特定指
令)を備える。
【0090】加盟店端末用プログラムは、ディスクや磁
気テープ(MT)等の記録媒体11Aに格納されて搬送
され、媒体読取部11によって読み取られる。記録媒体
に格納されていた加盟店端末用プログラムは、媒体読取
部11にて読み取られた後、プログラム記憶部に格納さ
れる。また、他のホスト装置から通信回線を経由してプ
ログラム記憶部にプログラムを提供することもできる。
【0091】プログラムについて、CPU(取引データ
管理部等の演算手段)を「動作させる指令」というとき
には、各指令のみでCPUを動作させる指令と、プログ
ラム記憶部に予め格納されているオペレーティングシス
テム等の他のプログラムに依存して当該CPUを動作さ
せる指令とのいずれかまたは双方を含む。ここでは、
「オペレーティングシステム」は広義に解釈している。
データベースマネージャや、位置制御サーバー12等に
よって提供されるルックアップサービス等を含む。
【0092】例えば、個人情報表示制御指令は、SQL
文等を用いて取得した個人情報を表示用にオペレーティ
ングシステムに引き渡す指令のみでもよい。このよう
に、加盟店端末用プログラムを記憶する記録媒体11A
であって、当該プログラムをユーザへ搬送する用途の記
録媒体11Aには、例えば「個人情報を表示用にオペレ
ーティングシステムに引き渡す指令」のみが格納され、
実際のデータの表示はオペレーティングシステムによっ
て行われる場合がある。これは、動作させようとするコ
ンピュータのオペレーティングシステム等との関係で定
まる。この点、通信回線を介して指令(プログラムやス
クリプト)を提供する場合も同様である。
【0093】このプログラムとシステム又は方法、搬送
媒体等に関する説明は後述する実施例においても同様で
ある。特に、同一の名前が付されている機能、工程、指
令のそれぞれが対応する点は、各実施例においても同様
である。
【0094】<第2実施例>第2実施例では、カード管
理ホスト6の機能を中心に開示する。図9は本発明の第
2実施例及び第3実施例の構成例を示すブロック図であ
る。第2実施例によるカード管理ホスト6は、加盟店の
店頭に設置された加盟店端末とのデータ通信を制御する
通信制御部36と、この通信制御部36を介して前記加
盟店端末4から与信照会があった場合には当該取引につ
いての与信を判定すると共に判定結果を当該加盟店端末
に通知する与信供与管理部38と、予め定められた座標
系での位置コードと前記取引に関する取引データとが印
刷された伝票への筆記内容がデータ化された筆記データ
を受信する取引データ管理部10と、カード番号を供与
した会員によって署名された原署名データ及び当該会員
によって使用される会員端末のアドレス等の個人データ
を含む会員データを格納した会員DB7とを備えてい
る。また、図9に示す例では、カード管理ホストは、署
名データや照合結果を含む取引データを格納する取引デ
ータDB21を備えている。
【0095】取引データ管理部10は、筆記データの位
置コード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記デー
タの伝票番号を特定する伝票番号特定機能16と、この
伝票番号特定機能16によって特定された伝票番号で識
別される取引に関する取引データと当該伝票番号の筆記
データを合成すると共に当該合成した取引データを前記
加盟店端末又は前記会員端末からの検索用に記録する取
引データ記録機能40とを備えている。この取引データ
記録機能40は、図1に示す取引データ検索制御機能2
2による検索を可能とするために、取引データを例えば
取引データDB21に格納する機能である。
【0096】また、取引データ管理部10は、記録する
取引データにカード管理会社の電子署名を付するように
してもよい。また、改ざん防止のためのハッシュ値など
の原本性証明のためのデータを付する電子証明機能を備
えるようにしてもよい。さらに、図9に示す例では、取
引データ管理部10は、図1に示した署名照合機能18
や、照合結果通知機能20や、取引データ検索制御機能
22や、決済情報送信制御機能26を備えている。
【0097】図10は第2実施例による処理例を示すフ
ローチャートである。カード管理ホスト6は、加盟店端
末4やコマースサイト14から与信照会を受信すると、
そのカード番号について与信を判定し、与信供与を行う
(ステップS72)。加盟店端末4やコマースサイト1
4にて伝票の印刷を制御し、使用者が署名を筆記すると
(ステップS72)、カード管理ホスト6は、使用者の
携帯電話9A等又は加盟店端末4を介して筆記データを
受信する(ステップS73)。そして、カード管理ホス
トの伝票番号特定機能16は、この筆記データの伝票番
号を特定する(ステップS74)。伝票番号が特定され
ると、この伝票番号に対応した取引データを特定するこ
とができる。続いて、図10に示す例では、署名の照合
を行わずに、署名データ付き取引データの記録を行う
(ステップS75)。
【0098】そして、カード管理ホスト6は、会員端末
9の制御に応じて、取引データを当該会員端末9に送信
する。第2実施例では、カード管理サーバー6B等を介
して会員端末9からの取引データの検索に対応するた
め、会員は、自らが署名した伝票の電子的な控えを任意
に検索することができるため、家計簿の作成や、出張明
細書の作成や、経費申告や、または経理部門での会計処
理や税務処理に役立てることができる。そして、取引デ
ータ管理部10が電子証明機能を備える例では、一定の
信頼度で取引データの原本性が証明されるため、物理的
な紙による帳簿を廃止し、会計、税務管理を電子的に行
うことができる。
【0099】図9に示すように、第2実施例について
も、カード管理ホスト6が所定のカード管理ホスト用プ
ログラムを実行することで、図9に示す構成及び図10
に示す動作を実行することができる。このカード管理ホ
スト用プログラムは、取引データ管理部10を動作させ
る指令として、図9に示す構成及び図10に示す処理工
程に対応して、筆記データの位置コード又は筆記データ
の内容に基づいて当該筆記データの伝票番号を特定させ
る伝票番号特定指令(S74に対応)と、この伝票番号
特定指令に応じて特定された伝票番号で識別される取引
に関する取引データと当該伝票番号の筆記データを合成
させると共に当該合成した取引データを前記加盟店端末
又は前記会員端末からの検索用に記録させる取引データ
記録指令(S75に対応)と、カードの会員によって予
め特定された会員端末に前記取引データを送信させる決
済情報送信制御指令(S76に対応)とを備える。
【0100】図9に示すカード管理ホストの構成を実現
するためには、カード管理ホスト用プログラムが各機能
に対応した指令を備える点は、上記第1実施例で詳述し
た関係と同様である。また、この点、第3実施例につい
ても同様である。その他、「動作させる指令」の定義な
ど、加盟店端末用プログラムについてした説明は、第2
実施例でのカード管理ホスト用プログラムについても適
用できる。本実施例の場合には、カード管理ホスト6の
コンピュータやサーバーが上述したようなプログラム記
憶部を備える。
【0101】<第3実施例>第3実施例では、コマース
サイトとネットワークを介して接続されたカード管理ホ
ストの機能について開示する。第3実施例では、コマー
スサイトでの電子的な請求書に筆記データを張り付け
る。第3実施例は、リアルな店舗での使用を含まない、
コマースサイトとの関係に特化した第2実施例の応用例
である。再度図9を参照すると、第3実施例によるカー
ド管理ホスト6は、カードの使用者と電子商取引を行う
コマースサイト14とネットワーク5Bを介して接続さ
れた通信制御部36と、この通信制御部36を介して前
記コマースサイト14から与信照会があった場合には当
該取引についての与信を判定すると共に判定結果を当該
コマースサイトに通知する与信供与管理部38と、予め
定められた座標系での位置コードと前記取引に関する取
引データとが印刷された伝票への筆記内容がデータ化さ
れた筆記データを受信する取引データ管理部10とを備
えている。
【0102】そして、取引データ管理部10は、前記筆
記データの位置コード又は筆記データの内容に基づいて
当該筆記データの伝票番号を特定する伝票番号特定機能
16と、この伝票番号特定機能16によって特定された
伝票番号で識別される取引に関する筆記データを画像デ
ータとして前記コマースサイト14に送信する筆記デー
タ送信機能42とを備えている。筆記データ送信機能4
2が、伝票番号を特定して筆記データを画像データとし
てコマースサイト14に送信するため、コマースサイト
14では、コマースサイトにて発行した電子的な請求書
に当該署名となっている画像データを張り付けることが
できる。これにより、カードの使用者の事後否認を防止
するなど、カードの使用者の意思表示を明確に署名デー
タとして記録することができる。
【0103】また、第3実施例では、カード管理ホスト
6で署名の照合を行い、照合結果をコマースサイト14
又は会員端末9に送信するようにしても良い。この場
合、取引データ管理部10に、カード番号を供与した会
員によって署名された原署名データ及び当該会員によっ
て使用される会員端末の電子メールアドレス等の個人デ
ータを含む会員データを格納した会員DB7を併設す
る。そして、取引データ管理部が、伝票番号特定機能1
6と、署名照合機能18と、照合結果通知機能20とを
備える。照合結果通知機能20は、照合結果をコマース
サイト14又は会員端末9に通知する。さらに、署名照
合機能18と照合結果通知機能20とを備えることで、
図1に示した機能24,26,28による安全性と利便
性とを調和させたカード決済をコマースサイト14にお
いても実現することができる。
【0104】また、第2実施例と同様に、取引データ管
理部10が、取引データ記録機能40や、取引データ検
索制御機能22や、電子証明機能等を備えるようにして
も良い。カード管理ホスト側で取引データ記録機能40
等を備えることで、複数の加盟店でのカード決済(取
引)に付いての取引データを一括して取り扱うことがで
きる。
【0105】図11は第3実施例による代表的な決済処
理の一例を示すシーケンス図である。図11に示す処理
例では、コマースサイトとカード会員との電子商取引の
カード決済を支援する。まず、カード番号の使用者は、
会員端末9を操作してコマースサイトにアクセス14
し、品目の選定と発注とを行う。そして、この発注の決
済をカード決済とするための精算操作を行う(ステップ
S81)。コマースサイト14では、精算操作に応じて
入力されるカード番号について、カード管理ホスト6へ
オンラインで与信照会を行い、カード管理ホスト6は、
当該電子商取引についてコマースサイトへ与信を供与す
る(ステップS82)。続いて、コマースサイト14で
は、カード使用者による会員端末9の操作に応じて当該
電子商取引に関する請求書データを生成する(S83,
請求書生成工程)。この請求書データは、会員端末で伝
票1へ印刷可能な書式のデータとする。続いて、コマー
スサイト14は、予め定められた座標系での位置コード
を有する伝票1への当該請求書データの印刷を支援する
(S84,印刷支援制御工程)。すなわち、コマースサ
イト14は、HTMLページの記載等によって、署名領
域2Aや伝票番号領域2B等を有する伝票を会員端末の
プリンタにセットすることをカード使用者に促し、さら
に、印刷して当該印刷した請求書に署名することをカー
ド使用者に求める。
【0106】カード使用者は、印刷した請求書の署名領
域2Aにペンを用いて筆記すると共に、伝票番号領域2
Bへ当該請求書(取引)を特定するための伝票番号を筆
記する。すると、ペン3は、この印刷された伝票への筆
記に応じてペン先近傍の位置コードの変化を筆記データ
として生成する(S85,筆記データ生成工程)。この
筆記データは、会員端末9等を介してカード管理ホスト
6の取引データ管理部10に送信される。
【0107】カード管理ホスト10は、ペン3によって
生成された筆記データを受信すると共に当該筆記データ
の座標又は内容に基づいて当該取引の伝票番号を特定す
る(S86,伝票番号特定工程)。ここでは、伝票番号
領域2Bへの筆記に基づいて、この筆記データを文字認
識処理し、伝票番号を特定する。そして、カード管理ホ
スト6は、伝票番号を特定した筆記データを、この伝票
番号に対応するコマースサイへ送信する(S87,筆記
データ送信工程)。そして、コマースサイト14は、カ
ード管理ホスト6から送信された筆記データのうち、署
名データを当該伝票番号に対応する請求書データに合成
する(S88,署名付き請求書データ生成工程)。これ
により、電子的な請求書データに実際に筆記をした署名
データを合成することができる。従って、請求書の物理
的な原本はカード使用者の手元に保管され、この原本と
同一の請求書データがコマースサイト14に残る。
【0108】カード使用者は、署名データが合成された
請求書データに基づいて、最終的な決済の確認操作を行
い、コマースサイト14の運営者とカード使用者との決
済が完了する。コマースサイト14及びカード管理ホス
ト6では、署名付き取引データ(署名データ付き請求書
データ)を取引データDB21等に格納する(ステップ
S90)。そして、会員は、会員端末9を使用してこの
署名データ付き請求書データを事後的に検索し、また閲
覧する(ステップS91)。
【0109】上述したように第3実施例によると、第2
実施例と同様の効果を奏する他、インターネット等のネ
ットワークを介した電子商取引であっても、請求書に発
注者の署名データを残すことができ、これにより、カー
ド使用者による取引の意思確認が明確となる。また、請
求書毎に署名された署名データをその請求書データに合
成するため、コマースサイトでの悪意あるカード番号の
不正使用を防止することができる。
【0110】<第4実施例>上記実施形態及び実施例で
は、ドットパターン等の位置コードによる広域座標と、
伝票1と、伝票番号特定機能16との関係は種々の態様
を取り得るとして説明した。第4実施例では、3種類の
伝票の態様を開示し、各態様の伝票毎の伝票番号特定機
能16の構成例を説明する。本実施例の説明は、実施形
態や各実施例に適用できる。図12は、第4実施例での
構成例を示すブロック図である。図12に示す例では、
取引データ管理部10に、座標と伝票との関係を格納し
た座標伝票DB48を併設している。また、符号16で
示す伝票番号特定機能が、機能43,44,45,46
を備えている。その他の構成は図1等に示す要素と同様
である。
【0111】図13(A)は伝票の種類と取引属性情報
等との関係を示す図である。第4実施例では、伝票1
は、完全特定伝票と、市販特定伝票と、共通伝票の3種
類としている。完全特定伝票は、カード番号を用いた取
引を識別する伝票番号と関連する筆記領域2(例えば、
伝票番号領域2B)に当該加盟店及び伝票番号を唯一に
特定する完全特定座標での位置コードが印刷されている
伝票である。市販特定伝票は、伝票番号領域2Bに当該
伝票番号を各伝票用紙毎に唯一に特定する市販特定座標
での位置コードが印刷された伝票である。そして、共通
伝票は、筆記領域2に各伝票で共通する共通座標での位
置コードが印刷された伝票である。
【0112】図13(A)に示すように、完全特定伝票
は、筆記データの位置コード(座標)に基づいて、加盟
店伝票IDと対応している。加盟店伝票IDは、本実施
形態及び実施例の仕組みを利用する全ての加盟店のうち
一つの加盟店を唯一に特定すると共に、その加盟店の全
て(または、一定期間内)の取引を識別する。加盟店を
唯一に特定するには、例えばID等にURLの一部又は
全部を用いるとよい。完全特定伝票は、各加盟店の各伝
票毎に異なるドットパターン(座標)を印刷した伝票で
ある。一日の取引数が多い場合や、より高速な決済を希
望する加盟店に向いている。
【0113】市販特定伝票は、位置コードの座標に基づ
いて伝票IDを特定する。加盟店及びこの加盟店で用い
る伝票束の番号の特定には筆記内容のOCRを用いる。
ここでは、伝票IDを特定するパターンをページ毎に印
刷し、50枚や100枚の伝票束として市販することを
想定している。市販特定伝票を用いる場合には、完全特
定伝票と比較してコストを低減できる。加盟店にて、複
数の伝票束を並行に使用する場合に、伝票束の特定が必
要となる。そして、携帯電話等を介して筆記データを送
信するばあい、この筆記データがどの加盟店で、どの伝
票束で、どの伝票番号であるかを特定する必要がある。
このため、図13(A)に示す例では、座標に基づいて
伝票IDを特定し、筆記データの内容(記述)を文字認
識等することで加盟店伝票束IDを特定する仕組みとし
た。
【0114】伝票束の1ページ毎に異なるドットパター
ンを印刷するには、同一のドットパターンの全てのペー
ジに印刷するよりもコストがかかる。また、第3実施例
で説明した状況では、請求書の印刷を会員が行うため、
完全に共通の伝票を用いることが運用上好ましい。すな
わち、コマースサイト14にて発番する伝票番号に応じ
た位置コード(座標)を有する伝票1を会員が予め所持
することは難しく、また、特定の番号等が振られた用紙
をプリンタに装着して請求書の印刷等を行うのは、使用
者にとって煩雑である。従って、このような場合には、
どのような加盟店、請求書についても利用できる共通伝
票の使用が好まれる。共通伝票の場合には、座標による
伝票番号の特定は行わず、筆記データの文字認識結果に
基づいて加盟店伝票IDを特定する。
【0115】図13(B)は広域座標の割り当て例を示
す図である。広域座標のうち、座標範囲A及びBは完全
特定伝票に用いられる。座標範囲Aは、加盟店であるA
社に割り当てる。A社では、この座標範囲を加盟店伝票
IDと関連させる。座標範囲Bについても同様となる。
座標範囲Cについては、市販特定伝票に用いる。市販特
定伝票では、その座標と伝票IDとを関連させる。座標
範囲Dは共通伝票に用いる。共通伝票はなんらIDとの
関係は割り当てられていない。座標範囲Eは、その領域
がどのような役割であるかを座標によって特定するため
に用いられる。例えば、座標範囲Eは共通伝票での署名
領域2Aや、伝票番号領域2E等に割り当てられる。ま
た、図13に示す例では、座標範囲Fは各種のコマンド
に割り当てられる。例えば、座標範囲Fのある座標は、
その位置が送信チェックボックスであることを特定す
る。この各種コマンドとの関係については、ペン3や位
置制御サーバー12によって管理すると良い。
【0116】「伝票番号」というときには、図13に示
す例では、加盟店伝票IDか、または、加盟店伝票束I
Dと伝票IDとの組み合わせを意味する。
【0117】図13(C)は伝票IDの役割の一例を示
す図である。図13(A)に示すように、各種の伝票を
用いても、その筆記データの座標又は記述に基づいて伝
票IDを特定することができる。この伝票IDは、取引
を識別する番号である。このため、筆記データに含まれ
る署名データのIDと、カード番号とを結びつける。
【0118】座標伝票DBは、完全特定伝票を利用可能
とするために、完全特定座標の座標と前記加盟店及び伝
票番号との関係を記憶する。この場合、取引データ管理
部10の伝票番号特定機能16は、筆記データの座標に
基づいて座標伝票DBを参照して当該筆記データの加盟
店伝票IDを特定する加盟店伝票ID特定機能43を備
える。また、市販特定伝票を利用可能とするためには、
座標DBは、市販特定座標の座標と前記伝票番号との関
係を記憶する。そして、伝票番号特定機能16は、筆記
データの座標に基づいて前記座標伝票DBを参照して当
該筆記データの伝票IDを特定する伝票ID特定機能4
4と、筆記データの内容に基づいて当該筆記データが属
する加盟店及び伝票束を特定するための加盟店伝票束I
Dを認識する加盟店伝票束ID認識機能45とを備え
る。共通伝票を利用可能とするためには、伝票番号特定
機能は、前記筆記データの内容を文字認識すると共に認
識結果であるテキストデータに基づいて当該筆記データ
が属する加盟店及び伝票番号を認識する加盟店伝票ID
認識機能46を備える。
【0119】完全特定伝票を利用すると、伝票番号(加
盟店伝票ID)の特定が確実且つ容易であることが利点
で、一方、特別なドットパターンを例えばオフセット印
刷などで伝票番号毎に個別に印刷しなければならないこ
とから、利用に供されるまでに一定の時間とコストを要
する。共通伝票を用いる例では、コマースサイト等との
電子商取引でカード使用者自身が印刷に用いることがで
きるなど、使い勝手が良く、また、広域座標系の全ての
座標を使い切ってしまうようなことがない。
【0120】<第5実施例>図14は、第5実施例によ
るカード決済システムの構成例を示すブロック図であ
る。第5実施例では、電子商取引などにてカード番号が
盗まれたことによる不正使用を防止するための仕組みを
説明する。電子商取引等の非対面型の商取引では、加盟
店がカード8を見ることがない。このため、カード自体
が盗まれなくても、カード番号が盗まれることで不正使
用されてしまう。第5実施例では、このような通信販売
においてもカードの実物が必要となる仕組みを開示す
る。
【0121】第5実施例によるカード決済システムは、
カード番号を用いた取引を識別する伝票番号と関連する
筆記領域に予め定められた座標系での位置コードが印刷
された伝票1と、前記カード番号に対応したカード属性
情報を識別するカード上位置コード8Aが印刷され、カ
ードの会員に発行されるカード8と、前記筆記領域2又
は前記カード上位置コード8Aへの筆記中にペン先近傍
の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペン
3とを備えている。そして、本実施例では、ペン3は、
筆記領域への筆記による筆記データを一時的に蓄積する
ペン内メモリ3Eと、前記カード上位置コード8Aを読
み取った後に当該カード上位置コードに基づいてカード
属性情報を特定すると共に当該カード属性情報を筆記デ
ータに合成して送信するペン内プロセッサ3Aとを備え
ている。また、図14に示す例では、取引データ管理部
10に、カード上位置コードに印刷する位置コードの座
標と、カード番号等の会員情報の関係を格納した座標会
員DB49を併設している。
【0122】すなわち、第5実施例では、カード8にカ
ード上位置コード8Aを印刷しておき、これを送信チェ
ックボックス2Eのように使用することで、カード番号
のみならず、実際のカード8がなければカード決済がで
きないようにしている。
【0123】また、カード上位置コード8Aを各会員毎
に異なる位置コード(座標)としておくことで、他人の
カードを利用する不正使用を防止することができる。す
なわち、取引データ管理部10は、前記ペン内プロセッ
サ3Aから送信される筆記データのカード属性情報に基
づいて当該筆記データのカード番号を特定すると共に、
前記使用者がカード保持者であることを認証するカード
保持者認証機能50を備えている。また、図14に示す
例では、図1等に示す例と同様に、伝票番号特定機能1
6や、署名照合機能18や、取引データ検索制御機能2
2等を備えている。そして、本実施例では特に、取引デ
ータ管理部10は、カード保持者認証機能50による認
証結果と署名照合機能による照合結果を前記加盟店端末
又はカード管理ホストに通知する認証照合結果通知機能
52を備えている。
【0124】「カード属性情報」は、カード上位置コー
ドに割り当てられた情報である。ここでは、カード属性
情報にカード番号を含めている。これにより、カード保
持者認証機能50は、カードの使用者がカード番号のカ
ード自体を保持していることを認証することができる。
【0125】図15は第5実施例によるカード決済シス
テムの処理例を示すシーケンス図である。図15に示す
例では、カードの使用者とコマースサイト間の電子商取
引にカード上位置コード8Aを使用する例を開示する。
ステップS81乃至S85までは、図11に示した第3
実施例と同様である。すなわち、カード使用者の精算操
作S81に応じて、コマースサイト14は、当該電子商
取引に関する請求書データを生成する(S83,請求書
生成工程)。そして、コマースサイトが、予め定められ
た座標系での位置コードを有する伝票への当該請求書デ
ータの印刷を支援する(S84,印刷支援制御工程)。
カード使用者が署名を行うと、ペン3は筆記データを生
成し、そのメモリ3Eに一時的に格納する(S85,筆
記データ生成工程)。
【0126】第5実施形態では、カード使用者は、署名
の完了後に、カード8の裏面等に印刷されているカード
上位置コード8Aをペン3でチェックする。すると、ペ
ン3は、カード上位置コード8Aを読み取った後に、当
該カード上位置コードに基づいてカード属性情報を特定
する。このカード属性情報は、カード番号を識別するた
めの情報を含むと良い。ペンは、さらに、カード属性情
報を筆記データ生成工程にて生成された筆記データに合
成して送信する(S101,筆記データ送信工程)。
【0127】このカード属性情報付き筆記データは、カ
ード使用者の携帯電話9Aや会員端末9を介してカード
管理ホストに送信される。カード管理ホストは、この筆
記データを受信すると、カード属性情報に基づいて当該
筆記データのカード番号を特定すると共に、このカード
使用者がカード保持者であることを認証する(S10
2,カード保持者認証工程)。このカード保持者認証工
程S102は、カード属性情報によって識別されるカー
ド番号を特定した段階で、筆記データの送信者が、この
カード番号のカードを保持していることを認証する工程
としても良いし、また、筆記データの伝票番号が予め判
明している場合には、この筆記データによる伝票番号と
カード番号の関係と、取引データでのカード番号と伝票
番号との関係とを比較して、一致する場合にカード使用
者がカードを所持していると認証する工程としても良
い。また、このカード保持者認証工程S102に前後し
て、前記筆記データに前記ペンのペンIDが含まれる場
合には当該ペンIDに基づいて前記使用者が当該カード
番号の会員であることを認証するようにしても良い(会
員本人認証工程)。
【0128】カード管理ホスト6は、このカード保持者
認証工程S87に前後して、前記筆記データの位置コー
ド又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝
票番号を特定する(S86,伝票番号特定工程)。さら
に、カード管理ホスト6は、伝票番号特定工程S86に
て特定された伝票番号によって識別される取引に関して
前記筆記データ中の署名データと前記原署名データとを
照合する(S103,署名照合工程)。そして、カード
管理ホスト6は、カード保持者認証工程S102での認
証結果及び前記署名照合工程S103での照合結果を前
記コマースサイト14に通知する(S104,認証照合
結果通知工程)。
【0129】本実施例では、コマースサイト及びカード
管理ホストのそれぞれの運営主体は、カード番号及び取
引金額についての与信と、カード上位置コードの使用に
よるカードの偽造防止と、カード使用者がカードを所持
しているとの認証と、カード使用者の署名による取引の
明確な意思表示と、署名の照合による本人認証とを参照
してカード使用者とのカード決済を行うことができる。
これにより、順に、与信額を超える取引を防止し、ホロ
グラムや顔写真の印刷等の目視によらない手法でカード
の偽造を防止し、カード番号のみの盗難による不正使用
を防止し、カード使用者による取引の事後否認を防止す
ると共に、コマースサイトへの使用コンピュータ等の事
前登録などの煩雑な手続きを省略し、さらに署名による
本人確認によってカードが盗難された場合の不正使用を
防止することができる。また、本実施例及び上記実施形
態並びに各実施例では、原署名データは会員DB7から
読み出すため、カードの裏面に原署名を筆記する必要が
ない。従って、カードが盗難されても、裏面に署名がな
く、どのような署名であるかを不正使用者は知ることが
できない。このような仕組みを加えることによっても、
種々の不正使用からカード決済を守ることができる。
【0130】また、カード属性情報として、カード番号
そのものを用いると、その取引についての筆記データの
送受信中に不正使用者に情報を盗まれる可能性がある。
このため、例えばカード属性情報は位置コード列や、ド
ットパターンそのものとすると、このような情報の不正
利用を有効に防止することができる。さらに、カード上
位置コード8Aを広めとしてき、同一箇所から開始する
同一筆記のチェックとならない構成としておくと、前回
の取引でのカード属性情報(例えば、位置コード列や座
標列)と完全に同一のカード属性情報である場合にはカ
ード保持者本人ではないと判定するようにしてもよい。
これにより、カード属性情報のデッドコピーの再使用を
防止することができる。
【0131】カード属性情報としては、カード番号を識
別するドットパターンのほか、カード番号と関連して定
められた数桁の識別数値としてもよい。カード番号とこ
の数値が揃ったときに真性のカード番号であるとする運
用では、カード番号の与信や請求書データの生成等はカ
ード番号のみを送受信し、この識別数値は別のネットワ
ーク経路による送信(例えば、携帯電話からのカード属
性情報の送信)とすることで、データへの不正アクセス
を防止することができる。
【0132】本実施例によるカード上位置コードを用い
る例では、上記種々の不正使用からカード決済を保護す
ることができる。このとき、カードの使用者は、ペン3
と共通用紙とを入手しておき、請求書を印刷し、署名を
し、そしてカード8の裏に印刷されたカード上位置コー
ド8Aをチェックするだけという簡便さである。また、
コマースサイト14では、請求書の印刷を促す等のカー
ド決済の運用を若干変化させるだけで、カード決済をよ
り安全なもとのすることができる。
【0133】<第6実施例>次に、上記各実施例に追加
できる有用な他の機能について説明する。図16は第6
実施例の構成例を示すブロック図である。第6実施例で
は、取引データ管理部が、機能54,55,56を備え
ている。この機能が他の実施例に追加できる機能であ
る。また、伝票1が、追加的な領域2Cを備えている。
その他の構成は図1等に示す構成と同様である。
【0134】図16に示す例では、取引金額の確認と、
悪意ある加盟店での取引金額の修正を防止するために、
位置コードを用いて取引金額の範囲を指定する。この例
では、伝票1が、取引金額の金額範囲を特定するための
金額範囲特定領域2Cを備えている。金額範囲特定領域
2Cの例を図17に示す。そして、取引データ管理部1
0は、筆記データの位置コード又は筆記データの内容に
基づいて当該筆記データの伝票番号を特定する伝票番号
特定機能16と、金額範囲特定領域2Cに記述された金
額範囲特定情報に基づいて当該取引の金額範囲を特定す
る金額範囲特定機能54と、伝票番号特定機能16によ
って特定された伝票番号で識別される取引の取引金額が
前記金額範囲特定機能54によって特定された金額範囲
内であるか否かを照合する金額範囲照合機能55とを備
えている。金額範囲照合機能55は、取引金額がこの金
額範囲に含まれない場合には、加盟店へ金額範囲エラー
表示して取引不能とするようにしても良いし、また、事
後的に会員端末9へ当該金額範囲エラー情報を送信する
ようにしても良い。
【0135】図17に示す例では、取引金額は16,8
00である。このため、5,001から30,000の
金額範囲に含まれる。カード使用者は、この取引につい
てのカード決済で、取引金額に応じた金額範囲をチェッ
クした。すると、金額範囲特定機能54は、まず、筆記
データ中、金額範囲特定領域2Cに割り当てられた座標
を含む筆記データを抽出する。そして、この座標に基づ
いてどの金額枠であるかを座標DB等を参照して特定す
る。金額範囲特定機能54は、図17に示す例では、金
額範囲特定領域2C内の座標(位置)に基づいて、署名
データを含む筆記データはこの5,001から30,0
00内の取引であると判定する。そして、金額範囲照合
機能55は、取引データを参照して、取引金額である1
6,800がこの金額範囲に含まれることを確認する。
【0136】図17に示す例では、金額範囲毎にチェッ
クボックスを設けた例としているが、位置コード(座
標)の解像度に依存した細かさで取引金額を特定するよ
うにしても良い。例えば、取引金額を直線上の位置で表
すための数直線に対応させた一定の有効桁数での実数
を、数直線上に丸などを筆記することで選択する解答と
しても良い。
【0137】第6実施例では、金額範囲の特定について
の機能のほか、署名データのアニメーション表示につい
て開示する。この例では、取引データ管理部10が、伝
票番号特定機能16によって特定された伝票番号で識別
される取引に関して、筆記データの時系列の位置変化情
報に基づいて、ペン先の筆記順序に沿って当該筆記デー
タ中の署名データを前記加盟店端末4又はカード管理ホ
スト6にアニメーション表示させるアニメーション表示
制御機能56とを備えている。
【0138】筆記データを筆記順序に沿って加盟店端末
4の表示部等に表示することで、書き順を含めた署名デ
ータの比較を行うことができる。これにより、カードの
不正使用者が署名をまねようとしても、書き順が異なる
場合には本人認証しないこととなり、より安全なカード
決済を実現することができる。
【0139】また、他の機能として、ペン3が、筆記デ
ータに当該筆記データ(署名データ)の記録開始及び終
了の時刻をタイムスタンプとして記録するタイムスタン
プ機能を備えるようにしても良い。また、筆記データや
取引データの暗号化や、電子署名や、原本性の証明につ
いての技術を、本発明の実施形態及び実施例に適用する
ことがで、ネットワークの特性に応じた処理が可能とな
る。
【0140】
【発明の効果】本発明は、その構成によって、カードの
使用者が、従来同様に伝票に署名をすると、伝票には位
置コードが印刷され、ペンがこの位置コードを読み取る
ため、その署名を筆記データとして取得することができ
る。そして、伝票番号特定機能が、筆記データの位置コ
ード又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの
伝票番号を特定し、署名照合機能が、この伝票番号で識
別される取引に関して筆記データ中の署名データと前記
原署名データとを照合するため、ペンから送信される筆
記データと伝票番号とを関連させることができる。さら
に、照合結果通知機能は、署名照合機能による照合結果
を加盟店端末又はカード管理ホストに通知するため、照
合結果を加盟店端末に送信する場合、この照合結果を参
照してカード決済の実行可否を加盟店で判定することが
できる。また、照合結果をカード会社側で利用する場
合、この制度の存在によって、悪意のある加盟店による
不正使用を抑止することができ、さらに、照合結果が不
一致又は極めて低い一致率である場合には、そのカード
の会員へ取引の有無を照会することで、カード決済の不
正使用の早期発見に寄与できる。このように、本発明に
よると、カードの使用者は従前通りに伝票への署名をす
るだけで、カード決済の安全性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の構成例を示すブロック図
である。
【図2】図2は、図1に示す構成での決済処理例を示す
シーケンス図である。
【図3】図3は、パターン付きの伝票の一例を示す説明
図である。
【図4】図4は、決済前に署名の照合を行う場合の処理
例を示すフローチャートである。
【図5】図5は、決済後に署名の照合を行う場合の処理
例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、取引金額に応じて決済手法を切り替え
る処理例を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の第1実施例の構成例を示すブ
ロック図であり、図7(A)は全体構成を示す図で、図
7(B)は取引データ管理部の詳細構成を示す図であ
る。
【図8】図8は第1実施例による処理例を示すフローチ
ャートである。
【図9】図9は第2及び第3実施例の構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】図10は第2実施例による処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図11は第3実施例による決済処理例を示す
シーケンス図である。
【図12】図12は、第4実施例での構成例を示すブロ
ック図である。
【図13】図13は、伝票の種類を示す説明図であり、
図13(A)は伝票の種類と取引属性情報等との関係を
示す図で、図13(B)は広域座標の割り当て例を示す
図で、図13(C)は伝票IDの役割の一例を示す図で
ある。
【図14】図14は、第5実施例によるカード決済シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図15】図15は第5実施例によるカード決済システ
ムの処理例を示すシーケンス図である。
【図16】図16は第6実施例の構成例を示すブロック
図である。
【図17】図17は、金額範囲照合機能を有する構成で
使用する請求書の一例を示す説明図である。
【図18】従来例による位置コードの一例を示す説明図
であり、図18(A)はドットパターンの一例を示す図
で、図18(B)は記号数値の一例を示す図で、図18
(C)は記号数値に対応したxコード及びyコードの定
義例を示す図である。
【図19】循環数列を用いて広域座標系での座標を特定
する処理例を示す説明図であり、図19(A)は循環数
列と数列上の位置の関係を示す図で、図19(B)はx
コードから特定の数例を得るための一例を示す図で、図
19(C)はyコードと数列上の一群の関係を示す図で
ある。
【図20】従来例によるペンの構成例を示す斜視図であ
る。
【図21】図20に示したペンの電気系の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 伝票 2 筆記領域 2A 署名欄(署名領域) 2B 伝票番号領域 2C 金額範囲特定領域 2E 送信チェックボックス 3 ペン 4 加盟店端末 5 ネットワーク 5A クローズド・ネットワーク(例えば、専用線) 5B オープンネットワーク(例えば、インターネッ
ト) 9 会員端末 9A 通信機器 8 クレジットカード 8A カード上位置コード 10 取引データ記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 9/62 G06K 9/62 G 17/00 17/00 V (72)発明者 田中 明 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 木村 正明 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA03 HA04 HB01 HB17 HB20 JA02 JA09 JA10 JA13 JA17 JA26 JB07 JB22 LA08 LA18 LA24 LB02 LB04 LB19 LB52 LB53 LB55 5B058 KA37 YA01 5B064 AA07 AB04 BA05

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード番号を用いた取引を識別する伝票
    番号と関連する筆記領域に予め定められた座標系での位
    置コードが印刷された伝票と、この伝票への筆記に用い
    ると共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置コ
    ードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前記
    カード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記伝票
    に筆記される筆記データを含む当該決済に関する取引デ
    ータの送受信を制御する取引データ管理部と、前記カー
    ド番号毎に予め登録された原署名データ及び前記カード
    番号の会員に関する個人データを記録した会員DBとを
    備えたカード決済システムであって、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引に関して前記筆記データ中の署名データと
    前記原署名データとを照合する署名照合機能と、 この署名照合機能による照合結果を前記加盟店端末又は
    前記カード管理ホストに通知する照合結果通知機能とを
    備えたことを特徴とするカード決済システム。
  2. 【請求項2】 前記照合結果通知機能が、前記取引の決
    済中又は決済後に前記照合結果を含む取引データを前記
    会員によって予め特定された会員端末に送信する機能を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のカード決済シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記取引データ管理部に、前記署名デー
    タ及び照合結果を含む取引データを前記加盟店の伝票番
    号毎に記録する取引データDBを併設し、 前記取引データ管理部は、前記会員によって利用される
    会員端末での検索操作に応じて前記取引データDBに格
    納された取引データの一覧を当該会員端末に送信する取
    引データ検索制御機能を備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のカード決済システム。
  4. 【請求項4】 前記取引データ管理部は、前記使用者と
    加盟店間の決済完了前に前記署名照合機能によって両署
    名データが不一致と判定された場合には、当該カード番
    号の会員の個人情報を前記加盟店での本人確認用に前記
    加盟店端末に送信する個人情報送信制御機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のカード決済システム。
  5. 【請求項5】 前記取引データ管理部は、前記使用者と
    加盟店間の決済完了後に前記署名照合機能によって両署
    名データが不一致と判定された場合には、当該決済に関
    する照合結果を含む取引データを前記使用者本人の取引
    であるか否かの確認用に前記会員によって予め指定され
    た会員端末に送信する決済情報送信制御機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のカード決済システム。
  6. 【請求項6】 前記取引データ管理部は、前記伝票番号
    によって識別される取引の取引金額が予め定められた金
    額以上の場合には前記署名照合機能による照合のタイミ
    ングを決済前に設定すると共に前記金額未満の場合には
    当該照合のタイミングを決済後に設定する照合タイミン
    グ制御機能と、 前記署名照合機能によって決済前に両署名データが不一
    致と判定された場合には、当該カード番号の会員の個人
    情報を前記加盟店での本人確認用に前記加盟店端末に送
    信する個人情報送信制御機能と、 前記署名照合機能によって決済後に両署名データが不一
    致と判定された場合には、当該決済に関する照合結果を
    含む取引データを前記使用者本人の取引であるか否かの
    確認用に前記会員によって予め指定された会員端末に送
    信する決済情報送信制御機能とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のカード決済システム。
  7. 【請求項7】 カード番号を用いた取引を識別する伝票
    番号に対する筆記領域に予め定められた座標系での位置
    コードが印刷された伝票と、この伝票への筆記に用いる
    と共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置コー
    ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前記カ
    ード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記伝票に
    筆記される署名データを含む当該決済に関する取引デー
    タの送受信を制御する取引データ管理部と、前記カード
    番号毎に予め登録された原署名データ及び前記カード番
    号の会員に関する個人データを記録した会員DBとを備
    えたカード決済システムを使用して前記使用者の決済を
    支援するカード決済支援方法であって、 前記伝票への筆記による筆記データの位置コード又は筆
    記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票番号を
    特定する伝票番号特定工程と、 この伝票番号特定工程にて特定された伝票番号で識別さ
    れる取引に関して前記署名データと前記原署名データと
    を照合する署名照合工程と、 この署名照合工程での照合結果を含む取引データを前記
    会員又は前記使用者の取引の相手方となる加盟店の閲覧
    用に記録する取引データ記録工程とを備えたことを特徴
    とするカード決済支援方法。
  8. 【請求項8】 クレジットカードに記録されたカード番
    号等を読み取るカードリーダーと、このカード番号と当
    該取引金額による取引についての与信をカード管理ホス
    トに照会する与信データ管理部と、この与信データ管理
    部による与信結果等を表示する表示部と、前記取引につ
    いてのデータを予め定められた座標系での位置コードが
    印刷された伝票に印刷する伝票印刷部と、前記伝票への
    筆記中にペン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に
    応じて読み取るペンから送信される筆記データを受信す
    る取引データ管理部とを備え、 この取引データ管理部が、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引に関して前記筆記データ中の署名データと
    前記カード管理ホストから受信する原署名データとを照
    合する署名照合機能と、 この署名照合機能によって前記署名データが不一致と判
    定された場合には前記カード管理ホストから送信される
    前記カード番号の会員に関する個人情報を前記表示部に
    表示させる個人情報表示制御機能とを備えたことを特徴
    とする加盟店端末。
  9. 【請求項9】 クレジットカードに記録されたカード番
    号等を読み取るカードリーダーと、このカード番号と当
    該取引金額による取引についての与信をカード管理ホス
    トに照会する与信データ管理部と、この与信データ管理
    部による与信結果等を表示する表示部と、前記取引につ
    いてのデータを予め定められた座標系での位置コードが
    印刷された伝票に印刷する伝票印刷部と、前記伝票への
    筆記中にペン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に
    応じて読み取るペンから送信される筆記データを受信す
    る取引データ管理部とを備えた加盟店端末を使用してカ
    ード決済を支援するための加盟店端末用プログラムであ
    って、 当該カード決済用プログラムは前記取引データ管理部を
    動作させる指令として、 前記筆記データの位置コード又は筆記データの内容に基
    づいて当該筆記データの伝票番号を特定させる伝票番号
    特定指令と、 この伝票番号特定指令に応じて特定される伝票番号で識
    別される取引に関して前記筆記データ中の署名データと
    前記カード管理ホストから受信する原署名データとを照
    合させる署名照合指令と、 前記署名データが不一致と判定される場合には前記カー
    ド管理ホストから送信される前記カード番号の会員に関
    する個人情報を前記表示部に表示させる個人情報表示制
    御指令とを備えたことを特徴とする加盟店端末用プログ
    ラム。
  10. 【請求項10】 加盟店の店頭に設置された加盟店端末
    とのデータ通信を制御する通信制御部と、この通信制御
    部を介して前記加盟店端末から与信照会があった場合に
    は当該取引についての与信を判定すると共に判定結果を
    当該加盟店端末に通知する与信供与管理部と、予め定め
    られた座標系での位置コードと前記取引に関する取引デ
    ータとが印刷された伝票への筆記内容がデータ化された
    筆記データを受信する取引データ管理部と、カード番号
    を供与した会員によって署名された原署名データ及び当
    該会員によって使用される会員端末のアドレス等の個人
    データを含む会員データを格納した会員DBとを備え、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引に関する取引データと当該伝票番号の筆記
    データを合成すると共に当該合成した取引データを前記
    加盟店端末又は前記会員端末からの検索用に記録する取
    引データ記録機能とを備えたことを特徴とするカード管
    理ホスト。
  11. 【請求項11】 前記取引データ管理部は、前記筆記デ
    ータ中の署名データと前記会員DBに格納された原署名
    データとを照合する署名照合機能と、この署名照合機能
    による照合結果を取引データの一部として前記加盟店端
    末に通知する照合結果通知機能とを備えたことを特徴と
    する請求項10記載のカード管理ホスト。
  12. 【請求項12】 前記取引データ管理部が、前記カード
    の会員によって予め特定された会員端末に前記取引デー
    タを送信する決済情報送信制御機能を備えたことを特徴
    とする請求項10又は11記載のカード管理ホスト。
  13. 【請求項13】 加盟店の店頭に設置された加盟店端末
    とのデータ通信を制御する通信制御部と、この通信制御
    部を介して前記加盟店端末から与信照会があった場合に
    は当該取引についての与信を判定すると共に判定結果を
    当該加盟店端末に通知する与信供与管理部と、予め定め
    られた座標系での位置コードと前記取引に関する取引デ
    ータとが印刷された伝票への筆記内容がデータ化された
    筆記データを受信する取引データ管理部と、カード番号
    を供与された会員によって署名された原署名データ及び
    当該会員によって使用される会員端末のアドレス等の個
    人データを含む会員データを格納した会員DBとを備え
    たカード管理ホストを使用してカード決済を支援するた
    めのカード管理ホスト用プログラムであって、 当該カード管理ホスト用プログラムは、前記取引データ
    管理部を動作させる指令として、 前記筆記データの位置コード又は筆記データの内容に基
    づいて当該筆記データの伝票番号を特定させる伝票番号
    特定指令と、 この伝票番号特定指令に応じて特定された伝票番号で識
    別される取引に関する取引データと当該伝票番号の筆記
    データとを合成させると共に、当該合成後の取引データ
    を前記加盟店端末又は前記会員端末からの検索用に記録
    させる取引データ記録指令と、 前記カードの会員によって予め特定された会員端末に前
    記取引データを送信させる決済情報送信制御指令とを備
    えたことを特徴とするカード管理ホスト用プログラム。
  14. 【請求項14】 カードの使用者と電子商取引を行うコ
    マースサイトとネットワークを介して接続された通信制
    御部と、この通信制御部を介して前記コマースサイトか
    ら与信照会があった場合には当該取引についての与信を
    判定すると共に判定結果を当該コマースサイトに通知す
    る与信供与管理部と、予め定められた座標系での位置コ
    ードと前記取引に関する取引データとが印刷された伝票
    への筆記内容がデータ化された筆記データを受信する取
    引データ管理部とを備え、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引に関する筆記データを画像データとして前
    記コマースサイトに送信する筆記データ送信機能とを備
    えたことを特徴とするカード管理ホスト。
  15. 【請求項15】 前記取引データ管理部に、カード番号
    を供与した会員によって署名された原署名データ及び当
    該会員によって使用される会員端末のアドレス等の個人
    データを含む会員データを格納した会員DBを併設し、 前記取引データ管理部が、前記伝票番号特定機能によっ
    て特定された伝票番号で識別される取引に関して前記筆
    記データ中の署名データと前記原署名データとを照合す
    る署名照合機能と、 この署名照合機能による照合結果を前記コマースサイト
    又は会員端末に通知する照合結果通知機能とを備えたこ
    とを特徴とする請求項14記載のカード管理ホスト。
  16. 【請求項16】 前記取引データ管理部が、伝票番号特
    定機能によって特定された伝票番号で識別される取引に
    関する取引データと当該伝票番号の筆記データを合成す
    ると共に当該合成した取引データを前記加盟店端末又は
    前記会員端末からの検索用に記録する取引データ記録機
    能を備えたことを特徴とする請求項14記載のカード管
    理ホスト。
  17. 【請求項17】 カードの使用者と電子商取引を行うコ
    マースサイトと、このコマースサイトとネットワークを
    介して接続され当該コマースサイトから与信照会があっ
    た場合には当該取引についての与信を判定すると共に判
    定結果を当該コマースサイトに通知するカード管理ホス
    トとを備えたカード決済システムを使用して電子商取引
    のカード決済を支援するカード決済支援方法であって、 前記コマースサイトが、前記カード使用者による操作に
    応じて当該電子商取引に関する請求書データを生成する
    請求書生成工程と、 前記コマースサイトが、予め定められた座標系での位置
    コードを有する伝票への当該請求書データの印刷を支援
    する印刷支援制御工程と、 前記ペンが、この印刷支援制御工程による支援制御に応
    じて前記使用者によって印刷された伝票への筆記に応じ
    てペン先近傍の位置コードの変化を筆記データとして生
    成する筆記データ生成工程と、 前記カード管理ホストが、前記ペンによって生成された
    筆記データを受信すると共に当該筆記データの座標又は
    内容に基づいて当該取引の伝票番号を特定する伝票番号
    特定工程と、 前記カード管理ホストが、前記伝票番号を特定した筆記
    データを対応するコマースサイトに送信する筆記データ
    送信工程と、 前記コマースサイトが、前記カード管理ホストから送信
    された筆記データのうち署名データを当該伝票番号に対
    応する請求書データに合成する署名付き請求書データ生
    成工程とを備えたことを特徴とするカード決済支援方
    法。
  18. 【請求項18】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に当該加盟店及び伝票番号を
    唯一に特定する完全特定座標での位置コードが印刷され
    た完全特定伝票と、この完全特定伝票への筆記に用いる
    と共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置コー
    ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前記カ
    ード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記完全特
    定伝票に筆記される筆記データを含む当該決済に関する
    取引データの送受信を制御する取引データ管理部と、前
    記カード番号毎に予め登録された原署名データ及び前記
    カード番号の会員に関する個人データを記録した会員D
    Bと、前記完全特定座標の座標と前記加盟店及び伝票番
    号との関係を記憶した座標伝票DBとを備えたカード決
    済システムであって、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの座標に基づ
    いて前記座標伝票DBを参照して当該筆記データの加盟
    店伝票IDを特定する加盟店伝票ID特定機能と、 この加盟店伝票ID特定機能によって特定された加盟店
    伝票IDで識別される取引に関して前記筆記データ中の
    署名データと前記原署名データとを照合する署名照合機
    能と、 この署名照合機能による照合結果を前記加盟店端末又は
    カード管理ホストに通知する照合結果通知機能とを備え
    たことを特徴とするカード決済システム。
  19. 【請求項19】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に当該伝票番号を各伝票用紙
    毎に唯一に特定する市販特定座標での位置コードが印刷
    された市販特定伝票と、この市販特定伝票への筆記に用
    いると共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置
    コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前
    記カード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記市
    販特定伝票に筆記される筆記データを含む当該決済に関
    する取引データの送受信を制御する取引データ管理部
    と、前記カード番号毎に予め登録された原署名データ及
    び前記カード番号の会員に関する個人データを記録した
    会員DBと、前記市販特定座標の座標と前記伝票番号と
    の関係を記憶した座標伝票DBとを備えたカード決済シ
    ステムであって、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの座標に基づ
    いて前記座標伝票DBを参照して当該筆記データの伝票
    IDを特定する伝票ID特定機能と、 前記筆記データの内容に基づいて当該筆記データが属す
    る加盟店及び伝票束を特定するための加盟店伝票束ID
    を認識する加盟店伝票束ID認識機能と、 この加盟店伝票束ID認識機能によって認識される加盟
    店伝票束IDにて識別される取引群のうち前記伝票ID
    特定機能によって特定される伝票IDで識別される取引
    に関して前記筆記データ中の署名データと前記原署名デ
    ータとを照合する署名照合機能と、 この署名照合機能による照合結果を前記加盟店端末又は
    カード管理ホストに通知する照合結果通知機能とを備え
    たことを特徴とするカード決済システム。
  20. 【請求項20】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に各伝票で共通する共通座標
    での位置コードが印刷された共通伝票と、この共通伝票
    への筆記に用いると共に前記筆記領域への筆記中にペン
    先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取
    るペンと、前記カード番号の使用者によって前記ペンを
    用いて前記共通伝票に筆記される筆記データを含む当該
    決済に関する取引データの送受信を制御する取引データ
    管理部と、前記カード番号毎に予め登録された原署名デ
    ータ及び前記カード番号の会員に関する個人データを記
    録した会員DBとを備えたカード決済システムであっ
    て、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの内容を文字
    認識すると共に認識結果であるテキストデータに基づい
    て当該筆記データが属する加盟店及び伝票番号を認識す
    る加盟店伝票ID認識機能と、 この加盟店伝票ID認識機能によって認識される加盟店
    の伝票番号で識別される取引に関して前記筆記データ中
    の署名データと前記原署名データとを照合する署名照合
    機能と、 この署名照合機能による照合結果を前記加盟店端末又は
    カード管理ホストに通知する照合結果通知機能とを備え
    たことを特徴とするカード決済システム。
  21. 【請求項21】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に予め定められた座標系での
    位置コードが印刷された伝票と、前記カード番号に対応
    したカード属性情報を識別するカード上位置コードが印
    刷され前記カードの会員に発行されるカードと、前記筆
    記領域又は前記カード上位置コードへの筆記中にペン先
    近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取る
    ペンと、前記カード番号の使用者によって前記ペンを用
    いて前記伝票に筆記される筆記データを含む当該決済に
    関する取引データの送受信を制御する取引データ管理部
    と、前記カード番号毎に予め登録された原署名データ及
    び前記カード番号の会員に関する個人データを記録した
    会員DBとを備えたカード決済システムであって、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記ペンは、前記筆記領域への筆記による筆記データを
    一時的に蓄積するペン内メモリと、前記カード上位置コ
    ードを読み取った後に当該カード上位置コードに基づい
    てカード属性情報を特定すると共に当該カード属性情報
    を前記筆記データに合成して送信するペン内プロセッサ
    とを備え、 前記取引データ管理部は、前記ペン内プロセッサから送
    信される筆記データのカード属性情報に基づいて当該筆
    記データのカード番号を特定すると共に前記使用者がカ
    ード保持者であることを認証するカード保持者認証機能
    と、 前記筆記データの位置コード又は筆記データの内容に基
    づいて当該筆記データの伝票番号を特定する伝票番号特
    定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号と前
    記カード番号特定機能によって識別される取引に関して
    前記筆記データ中の署名データと前記原署名データとを
    照合する署名照合機能と、 前記カード保持者認証機能による認証結果及び前記署名
    照合機能による照合結果を前記加盟店端末又はカード管
    理ホストに通知する認証照合結果通知機能とを備えたこ
    とを特徴とするカード決済システム。
  22. 【請求項22】 カードの使用者と電子商取引を行うコ
    マースサイトと、このコマースサイトとネットワークを
    介して接続され当該コマースサイトから与信照会があっ
    た場合には当該取引についての与信を判定すると共に判
    定結果を当該コマースサイトに通知するカード管理ホス
    トと、カード番号を用いた電子商取引を識別する伝票番
    号と関連する筆記領域に予め定められた座標系での位置
    コードが印刷された伝票と、前記カード番号に対応した
    カード属性情報を識別するカード上位置コードが印刷さ
    れ前記カードの会員に発行されるカードと、前記筆記領
    域又は前記カード上位置コードへの筆記中にペン先近傍
    の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペン
    とを備えたカード決済システムを使用して電子商取引で
    のカード決済を支援するカード決済支援方法であって、 前記コマースサイトが、前記カード使用者による操作に
    応じて当該電子商取引に関する請求書データを生成する
    請求書生成工程と、 前記コマースサイトが、予め定められた座標系での位置
    コードを有する伝票への当該請求書データの印刷を支援
    する印刷支援制御工程と、 前記ペンが、この印刷支援制御工程による支援制御に応
    じて前記使用者によって請求書データが印刷された伝票
    への筆記に応じてペン先近傍の位置コードの変化を筆記
    データとして生成する筆記データ生成工程と、 前記ペンが、カード上位置コードを読み取った後に当該
    カード上位置コードに基づいてカード属性情報を特定す
    ると共に当該カード属性情報を前記筆記データ生成工程
    にて生成された筆記データに合成して送信する筆記デー
    タ送信工程と、 前記カード管理ホストが、前記ペン内プロセッサから送
    信される筆記データのカード属性情報に基づいて当該筆
    記データのカード番号を特定すると共に前記使用者がカ
    ード保持者であることを認証するカード保持者認証工程
    と、 前記カード管理ホストが、このカード保持者認証工程に
    前後して、前記筆記データの位置コード又は筆記データ
    の内容に基づいて当該筆記データの伝票番号を特定する
    伝票番号特定工程と、 前記カード管理ホストが、前記伝票番号特定工程にて特
    定された伝票番号によって識別される取引に関して前記
    筆記データ中の署名データと前記原署名データとを照合
    する署名照合工程と、 前記カード管理ホストが、前記カード保持者認証工程で
    の認証結果及び前記署名照合工程での照合結果を前記コ
    マースサイトに通知する認証照合結果通知工程とを備え
    たことを特徴とするカード決済支援方法。
  23. 【請求項23】 前記カード管理ホストが、前記カード
    保持者認証工程に前後して、前記筆記データに前記ペン
    のペンIDが含まれる場合には当該ペンIDに基づいて
    前記使用者が当該カード番号の会員であることを認証す
    る会員本人認証工程を備えたことを特徴とする請求項2
    2記載のカード決済支援方法。
  24. 【請求項24】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に予め定められた座標系での
    位置コードが印刷された伝票と、この伝票への筆記に用
    いると共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置
    コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前
    記カード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記伝
    票に筆記される筆記データを含む当該決済に関する取引
    データの送受信を制御する取引データ管理部と、前記カ
    ード番号毎に予め登録された原署名データ及び前記カー
    ド番号の会員に関する個人データを記録した会員DBと
    を備えたカード決済システムであって、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記伝票が、取引金額の金額範囲を特定するための金額
    範囲特定領域を有し、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 前記金額範囲特定領域に記述された金額範囲特定情報に
    基づいて当該取引の金額範囲を特定する金額範囲特定機
    能と、 前記伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引の取引金額が前記金額範囲特定機能によっ
    て特定された金額範囲内であるか否かを照合する金額範
    囲照合機能とを備えたことを特徴とするカード決済シス
    テム。
  25. 【請求項25】 カード番号を用いた取引を識別する伝
    票番号と関連する筆記領域に予め定められた座標系での
    位置コードが印刷された伝票と、この伝票への筆記に用
    いると共に前記筆記領域への筆記中にペン先近傍の位置
    コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、前
    記カード番号の使用者によって前記ペンを用いて前記伝
    票に筆記される筆記データを含む当該決済に関する取引
    データの送受信を制御する取引データ管理部と、前記カ
    ード番号毎に予め登録された原署名データ及び前記カー
    ド番号の会員に関する個人データを記録した会員DBと
    を備えたカード決済システムであって、 前記ペンは、前記位置コードの時系列の位置変化を筆記
    データとして送信するペン内プロセッサを備え、 前記取引データ管理部は、前記使用者の取引の相手方と
    なる加盟店の加盟店端末又は前記カード番号を前記会員
    に供与したカード発行主体によって管理されるカード管
    理ホストと接続されると共に、 前記取引データ管理部は、前記筆記データの位置コード
    又は筆記データの内容に基づいて当該筆記データの伝票
    番号を特定する伝票番号特定機能と、 この伝票番号特定機能によって特定された伝票番号で識
    別される取引に関して前記筆記データの時系列の位置変
    化情報に基づいて前記ペン先の筆記順序に沿って当該筆
    記データ中の署名データを前記加盟店端末又はカード管
    理ホストにアニメーション表示させるアニメーション表
    示制御機能とを備えたことを特徴とするカード決済シス
    テム。
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