JP2003113596A - 親水性ポリマー水溶液の製造方法 - Google Patents
親水性ポリマー水溶液の製造方法Info
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- JP2003113596A JP2003113596A JP2001305004A JP2001305004A JP2003113596A JP 2003113596 A JP2003113596 A JP 2003113596A JP 2001305004 A JP2001305004 A JP 2001305004A JP 2001305004 A JP2001305004 A JP 2001305004A JP 2003113596 A JP2003113596 A JP 2003113596A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未溶解物が無く、記録シートにした際の塗膜
品質が優れ、また短時間で製造可能なインクジェット記
録シートの製造に適用される親水性ポリマー水溶液の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 (1)少なくとも1種の親水性ポリマー
粉体と水を混合・分散した後に、5〜120分攪拌しな
がら、液面上に設けた遠心脱泡手段により消泡を行いつ
つ、膨潤を行う工程、(2)膨潤後、該混合液を送液手
段で送液しながら、水蒸気と直接混合、あるいは熱交換
器によりライン中で連続的に100℃以上150℃以下
で溶解する工程、(3)溶解後、脱泡容器にて90〜1
05℃で浮上脱泡する工程を有することを特徴とするイ
ンクジェット記録シートの製造に適用される親水性ポリ
マー水溶液の製造方法。
品質が優れ、また短時間で製造可能なインクジェット記
録シートの製造に適用される親水性ポリマー水溶液の製
造方法を提供すること。 【解決手段】 (1)少なくとも1種の親水性ポリマー
粉体と水を混合・分散した後に、5〜120分攪拌しな
がら、液面上に設けた遠心脱泡手段により消泡を行いつ
つ、膨潤を行う工程、(2)膨潤後、該混合液を送液手
段で送液しながら、水蒸気と直接混合、あるいは熱交換
器によりライン中で連続的に100℃以上150℃以下
で溶解する工程、(3)溶解後、脱泡容器にて90〜1
05℃で浮上脱泡する工程を有することを特徴とするイ
ンクジェット記録シートの製造に適用される親水性ポリ
マー水溶液の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体上に少なく
とも1層の顔料及び親水性ポリマーを含有するインク受
容層を有するインクジェット記録シート(以下、単に記
録シートともいう)の製造方法に関し、特に塗膜品質の
優れた記録シートを得るための親水性ポリマー水溶液の
製造方法に関する。
とも1層の顔料及び親水性ポリマーを含有するインク受
容層を有するインクジェット記録シート(以下、単に記
録シートともいう)の製造方法に関し、特に塗膜品質の
優れた記録シートを得るための親水性ポリマー水溶液の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録は急速に画質
が向上してきており、写真画質に迫りつつある。この様
な写真画質をインクジェット記録で達成するために、記
録用紙の面でも改善が進んでおり、高平滑性の支持体上
に微小な空隙層を設けた記録用紙はインク吸収性及び乾
燥性に優れていることからもっとも写真画質に近いもの
の一つになりつつある。
が向上してきており、写真画質に迫りつつある。この様
な写真画質をインクジェット記録で達成するために、記
録用紙の面でも改善が進んでおり、高平滑性の支持体上
に微小な空隙層を設けた記録用紙はインク吸収性及び乾
燥性に優れていることからもっとも写真画質に近いもの
の一つになりつつある。
【0003】記録シートとしてはインク吸収量が多く、
耐水性に優れ、シート上に異物、クラック(ひびわれ)
等の故障が無いことが要求されている。
耐水性に優れ、シート上に異物、クラック(ひびわれ)
等の故障が無いことが要求されている。
【0004】インク吸収量を上げるためには顔料に対す
る親水性ポリマーの量を減らすことが有効であるが、親
水性ポリマー量が減るに従いクラック(ひびわれ)等の
故障が増加する。これに対して従来様々な技術が開示さ
れているが、根本的な解決には至っていない。
る親水性ポリマーの量を減らすことが有効であるが、親
水性ポリマー量が減るに従いクラック(ひびわれ)等の
故障が増加する。これに対して従来様々な技術が開示さ
れているが、根本的な解決には至っていない。
【0005】親水性ポリマーとしては少量で物理的強度
を上げるために、高重合度・高耐水性を有する親水性ポ
リマーの使用が多くなってきているが、溶解性が悪く多
大な製造時間を必要とする。又、未溶解物が発生しクラ
ックの原因となる。更に、高粘度であるため泡の除去が
できず、製造時間の増大、または製造ロスの発生を引き
起こす等の多くの問題がある。
を上げるために、高重合度・高耐水性を有する親水性ポ
リマーの使用が多くなってきているが、溶解性が悪く多
大な製造時間を必要とする。又、未溶解物が発生しクラ
ックの原因となる。更に、高粘度であるため泡の除去が
できず、製造時間の増大、または製造ロスの発生を引き
起こす等の多くの問題がある。
【0006】このような課題を解決する方法として特開
平2001−71633号等が開示されている。また親
水性ポリマーの分散・溶解方法に関して、特にインクジ
ェット記録シートに多く使用されるポリビニルアルコー
ルについては、特開平9−302023号、特開平5−
186602号、特開平5−239221号等に記載さ
れているが、いずれも最近の高重合度、高発泡性のポリ
ビニルアルコールを用いた記録シートを製造する場合に
適用することは難しい。
平2001−71633号等が開示されている。また親
水性ポリマーの分散・溶解方法に関して、特にインクジ
ェット記録シートに多く使用されるポリビニルアルコー
ルについては、特開平9−302023号、特開平5−
186602号、特開平5−239221号等に記載さ
れているが、いずれも最近の高重合度、高発泡性のポリ
ビニルアルコールを用いた記録シートを製造する場合に
適用することは難しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、支持体上に
少なくとも1層の顔料及び親水性ポリマーからなるイン
ク受容層を有するインクジェット記録シートの製造に適
用される親水性ポリマー水溶液の製造方法において、親
水性ポリマーの未溶解物が無く、記録シートにした際の
塗膜品質が優れ、また短時間で製造可能な親水性ポリマ
ー水溶液の製造方法を提供することにある。
少なくとも1層の顔料及び親水性ポリマーからなるイン
ク受容層を有するインクジェット記録シートの製造に適
用される親水性ポリマー水溶液の製造方法において、親
水性ポリマーの未溶解物が無く、記録シートにした際の
塗膜品質が優れ、また短時間で製造可能な親水性ポリマ
ー水溶液の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段に
より解決された。
より解決された。
【0009】1.支持体上に少なくとも親水性ポリマー
を含有するインク受容層を有するインクジェット記録シ
ートの製造に適用される親水性ポリマー水溶液の製造方
法において、(1)少なくとも1種の親水性ポリマー粉
体と水を混合・分散した後に、5〜120分攪拌しなが
ら、液面上に設けた遠心脱泡手段により消泡を行いつ
つ、膨潤を行う工程、(2)膨潤後、該親水性ポリマー
粉体と水との混合液を送液手段で送液しながら、水蒸気
と直接混合、あるいは熱交換器によりライン中で連続的
に100℃以上150℃以下で溶解する工程、(3)溶
解後、脱泡容器にて90〜105℃で浮上脱泡する工
程、を有することを特徴とする親水性ポリマー水溶液の
製造方法。
を含有するインク受容層を有するインクジェット記録シ
ートの製造に適用される親水性ポリマー水溶液の製造方
法において、(1)少なくとも1種の親水性ポリマー粉
体と水を混合・分散した後に、5〜120分攪拌しなが
ら、液面上に設けた遠心脱泡手段により消泡を行いつ
つ、膨潤を行う工程、(2)膨潤後、該親水性ポリマー
粉体と水との混合液を送液手段で送液しながら、水蒸気
と直接混合、あるいは熱交換器によりライン中で連続的
に100℃以上150℃以下で溶解する工程、(3)溶
解後、脱泡容器にて90〜105℃で浮上脱泡する工
程、を有することを特徴とする親水性ポリマー水溶液の
製造方法。
【0010】2.前記溶解する工程における、混合液の
溶解時、溶解温度T[℃]とライン中の圧力P[Mp
a]が下記の条件を満たすことを特徴とする前記1に記
載の親水性ポリマー水溶液の製造方法。
溶解時、溶解温度T[℃]とライン中の圧力P[Mp
a]が下記の条件を満たすことを特徴とする前記1に記
載の親水性ポリマー水溶液の製造方法。
【0011】100≦T≦150
Pt≦P≦(Pt+0.15)
Pt;温度T[℃]における水の蒸気圧[Mpa]
3.溶解後の親水性ポリマー水溶液を、脱泡容器から一
定量で抜き出し、かつ脱泡容器の液レベルをモニターし
ながら、膨潤工程から溶解工程へ送る流量を調節するこ
とを特徴とする親水性ポリマー水溶液の製造方法。
定量で抜き出し、かつ脱泡容器の液レベルをモニターし
ながら、膨潤工程から溶解工程へ送る流量を調節するこ
とを特徴とする親水性ポリマー水溶液の製造方法。
【0012】4.親水性ポリマーの少なくとも1種が重
合度2000〜5000、けん化度75〜100%のポ
リビニルアルコールまたは変性ポリビニルアルコールで
あることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載
の親水性ポリマー水溶液の製造方法。
合度2000〜5000、けん化度75〜100%のポ
リビニルアルコールまたは変性ポリビニルアルコールで
あることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載
の親水性ポリマー水溶液の製造方法。
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。親
水性ポリマー粉体の分散・膨潤については図1、2に示
すような装置を用いることで達成できる。図1は、純水
タンク2及びポリマー粉体貯蔵容器1(複数示してい
る)から、定量供給手段3を用いて、直接、親水性ポリ
マー粉体及び純水を膨潤容器4に投入し、容器内で分散
・膨潤を行う形態である。
水性ポリマー粉体の分散・膨潤については図1、2に示
すような装置を用いることで達成できる。図1は、純水
タンク2及びポリマー粉体貯蔵容器1(複数示してい
る)から、定量供給手段3を用いて、直接、親水性ポリ
マー粉体及び純水を膨潤容器4に投入し、容器内で分散
・膨潤を行う形態である。
【0014】純水及び親水性ポリマー粉体を直接、膨潤
容器4に投入し、容器内で分散・膨潤を行ってもよい
が、図2に示す装置を用いることがより迅速に溶解でき
る点でより好ましい。
容器4に投入し、容器内で分散・膨潤を行ってもよい
が、図2に示す装置を用いることがより迅速に溶解でき
る点でより好ましい。
【0015】即ち、図2においては、親水性ポリマー粉
体及び純水は定量供給手段3を用いて、それぞれポリマ
ー粉体貯蔵容器1及び純水タンク2から分散機7に送ら
れ、ここで均一分散を行う。親水性ポリマーは同時に数
種類を用いることができ、ポリマー粉体同士を粉体混合
器6により混合後分散させてもよいし、別々に分散機に
送ってもよい。
体及び純水は定量供給手段3を用いて、それぞれポリマ
ー粉体貯蔵容器1及び純水タンク2から分散機7に送ら
れ、ここで均一分散を行う。親水性ポリマーは同時に数
種類を用いることができ、ポリマー粉体同士を粉体混合
器6により混合後分散させてもよいし、別々に分散機に
送ってもよい。
【0016】親水性ポリマー粉体と純水を連続的に混合
し、溶解あるいは混練を行うための装置は公知である
が、一般に高分子量あるいは高重合度の親水性ポリマー
は発泡性が高く、特願2001−104333号に記載
された分散機を用いることが好ましい。
し、溶解あるいは混練を行うための装置は公知である
が、一般に高分子量あるいは高重合度の親水性ポリマー
は発泡性が高く、特願2001−104333号に記載
された分散機を用いることが好ましい。
【0017】分散時の温度は40℃以下が好ましく、更
に好ましくは30℃以下、より好ましくは25℃以下が
好ましい。
に好ましくは30℃以下、より好ましくは25℃以下が
好ましい。
【0018】攪拌手段は公知のものを用いることができ
るが、通常膨潤中に溶液粘度が大きくなるため、低〜高
粘度に対応した攪拌手段が好ましい。
るが、通常膨潤中に溶液粘度が大きくなるため、低〜高
粘度に対応した攪拌手段が好ましい。
【0019】膨潤は通常攪拌下において5〜120分、
より好ましくは5〜60分、更に好ましくは5〜30分
で行われる。膨潤時間が足りないと次の溶解工程で、よ
り高温化が必要となる。また送液する際、送液ライン中
に沈積等が起こり、安定製造が困難になる。一方膨潤時
間が長くなると生産性は低下する。このため親水性ポリ
マーの特性にあった最適な膨潤時間を選択する必要があ
る。
より好ましくは5〜60分、更に好ましくは5〜30分
で行われる。膨潤時間が足りないと次の溶解工程で、よ
り高温化が必要となる。また送液する際、送液ライン中
に沈積等が起こり、安定製造が困難になる。一方膨潤時
間が長くなると生産性は低下する。このため親水性ポリ
マーの特性にあった最適な膨潤時間を選択する必要があ
る。
【0020】従来分子量15万以下のゼラチンや、重合
度2000以下のポリビニルアルコール等は上記方法で
分散・膨潤ができたが、より高分子量、高重合度のポリ
マーに対しては以下の問題が生じた。すなわち図1、図
2に記載した方法では膨潤容器に大量の泡が発生し、高
粘度であるがため、上記記載の時間では消泡が仕切れな
い。
度2000以下のポリビニルアルコール等は上記方法で
分散・膨潤ができたが、より高分子量、高重合度のポリ
マーに対しては以下の問題が生じた。すなわち図1、図
2に記載した方法では膨潤容器に大量の泡が発生し、高
粘度であるがため、上記記載の時間では消泡が仕切れな
い。
【0021】また発泡を抑制するために攪拌手段5や分
散機7の回転数を下げると混合不良によるダマが発生
し、次の溶解工程の設備規模が増大してしまう。
散機7の回転数を下げると混合不良によるダマが発生
し、次の溶解工程の設備規模が増大してしまう。
【0022】またライン中で連続的に溶解する場合にお
いても、気泡の含有率が高いと、製造速度を満足するた
めに、流量を上げなければならず、このため配管長が一
定の場合には、溶解時間不足により未溶解物が生じると
いう問題があった。
いても、気泡の含有率が高いと、製造速度を満足するた
めに、流量を上げなければならず、このため配管長が一
定の場合には、溶解時間不足により未溶解物が生じると
いう問題があった。
【0023】また泡が存在したままでは溶解工程におけ
る流量安定性が劣化し、ポリマー濃度のバラツキが大き
くなるという問題があった。
る流量安定性が劣化し、ポリマー濃度のバラツキが大き
くなるという問題があった。
【0024】我々は鋭意検討の結果膨潤容器に液面設置
型の遠心脱泡装置を付加することにより、問題が解決で
きることを見いだした。
型の遠心脱泡装置を付加することにより、問題が解決で
きることを見いだした。
【0025】脱泡装置は世の中でよく知られており、脱
泡手段としても超音波法、真空・減圧脱泡、遠心脱泡な
どが知られている。しかし、いずれの装置も設備規模が
大きくなり、特に減圧法では気泡が破泡するまで膨潤容
器は数倍〜数十倍の容量が必要であった。またライン中
でサイクロン方式により気泡を除去する脱泡装置もある
が、膨潤中のポリマーに対しては膨潤ゲルの沈降性や目
詰まりのため脱泡装置へ送液することが困難であった。
我々は図3に示した液面設置型の遠心脱泡装置8を使用
することで目的が達成できることを見いだした。すなわ
ち(1)液面より泡を吸い上げ、(2)回転体の遠心力
により破泡し、(3)再び液面に膨潤液を戻す機能を有
する脱泡装置を使用することで目的が達成できることを
見いだした。上記機能を持つ遠心脱泡装置としては、例
えば日石三菱(株)製バブシャット等をあげることがで
きるがこれに限定されるわけではない。
泡手段としても超音波法、真空・減圧脱泡、遠心脱泡な
どが知られている。しかし、いずれの装置も設備規模が
大きくなり、特に減圧法では気泡が破泡するまで膨潤容
器は数倍〜数十倍の容量が必要であった。またライン中
でサイクロン方式により気泡を除去する脱泡装置もある
が、膨潤中のポリマーに対しては膨潤ゲルの沈降性や目
詰まりのため脱泡装置へ送液することが困難であった。
我々は図3に示した液面設置型の遠心脱泡装置8を使用
することで目的が達成できることを見いだした。すなわ
ち(1)液面より泡を吸い上げ、(2)回転体の遠心力
により破泡し、(3)再び液面に膨潤液を戻す機能を有
する脱泡装置を使用することで目的が達成できることを
見いだした。上記機能を持つ遠心脱泡装置としては、例
えば日石三菱(株)製バブシャット等をあげることがで
きるがこれに限定されるわけではない。
【0026】これらの脱泡手段を用いることにより、分
子量15万以下のゼラチンや、重合度2000以下のポ
リビニルアルコール等、従来用いられていた親水性ポリ
マーに比べ、より高分子量、高重合度の親水性ポリマー
に対しても、膨潤が、通常攪拌下において5〜120
分、より好ましくは5〜60分、更に好ましくは5〜3
0分という短時間で行われる。
子量15万以下のゼラチンや、重合度2000以下のポ
リビニルアルコール等、従来用いられていた親水性ポリ
マーに比べ、より高分子量、高重合度の親水性ポリマー
に対しても、膨潤が、通常攪拌下において5〜120
分、より好ましくは5〜60分、更に好ましくは5〜3
0分という短時間で行われる。
【0027】次に本発明の請求項2、3について説明す
る。膨潤工程を終えた親水性ポリマー分散液は連続的に
送液されながら、蒸気と直接混合、あるいは熱交換器に
よりライン中で連続的に100℃以上150℃以下で溶
解し、その後、脱泡容器において90〜105℃で浮上
脱泡される。このような溶解・脱泡方法はすでに公知で
あり、例えば特開平3−33130号、特開平5−18
6602号に記載がある。
る。膨潤工程を終えた親水性ポリマー分散液は連続的に
送液されながら、蒸気と直接混合、あるいは熱交換器に
よりライン中で連続的に100℃以上150℃以下で溶
解し、その後、脱泡容器において90〜105℃で浮上
脱泡される。このような溶解・脱泡方法はすでに公知で
あり、例えば特開平3−33130号、特開平5−18
6602号に記載がある。
【0028】溶解工程の一例を図4に示す。膨潤工程を
終えた親水性ポリマー分散液は、膨潤容器4から送液手
段9により送液される(ライン中には質量流量計10が
設けられている)。該ポリマー分散液は、更に、ライン
中に設けられた、蒸気量制御手段12を介して蒸気が供
給される蒸気混合器11において、急速に昇温され、溶
解温度を100℃以上にするために保温管14に圧力調
整弁16を使って圧力をかけられる。保温管中で溶解し
た液は脱泡容器17において95〜105℃で一定時間
浮上脱泡され、その後送液手段20により流量計21を
通して所望の温度に冷却するため熱交換等による冷却器
22に送られ、親水性ポリマー水溶液(溶解液)として
仕上がる。尚、保温管には液温度をモニターするための
温度モニター13が備えられており、又、保温管の出口
と圧力調整弁間に保温管にかかるライン圧力をモニター
するためのライン圧力モニター15が備えられている。
更に脱泡容器17には液量モニター18が、又、脱泡時
の蒸気の排出口19が設けられている。
終えた親水性ポリマー分散液は、膨潤容器4から送液手
段9により送液される(ライン中には質量流量計10が
設けられている)。該ポリマー分散液は、更に、ライン
中に設けられた、蒸気量制御手段12を介して蒸気が供
給される蒸気混合器11において、急速に昇温され、溶
解温度を100℃以上にするために保温管14に圧力調
整弁16を使って圧力をかけられる。保温管中で溶解し
た液は脱泡容器17において95〜105℃で一定時間
浮上脱泡され、その後送液手段20により流量計21を
通して所望の温度に冷却するため熱交換等による冷却器
22に送られ、親水性ポリマー水溶液(溶解液)として
仕上がる。尚、保温管には液温度をモニターするための
温度モニター13が備えられており、又、保温管の出口
と圧力調整弁間に保温管にかかるライン圧力をモニター
するためのライン圧力モニター15が備えられている。
更に脱泡容器17には液量モニター18が、又、脱泡時
の蒸気の排出口19が設けられている。
【0029】高分子量、高重合度のポリマー膨潤・分散
液は、この様に、脱泡工程を設けるか、あるいは消泡剤
等を利用しない限り、製造過程で多量の泡を含有してい
る。このような液を溶解する場合、溶解温度に対してラ
イン圧力が低すぎると蒸気圧の関係から前記保温管14
内の温度は低下してしまう。一方で、ライン圧力が高す
ぎると浮上脱泡容器において泡を完全に除去しきれず、
泡を含んだ溶解液となるために、これを用いた塗膜の品
質は劣化する。また場合によっては脱泡容器の蒸気排出
口から液が流出してしまうことがある。現時点でこの原
因の詳細は不明であるが、保温管出口での溶解液の流出
状態により脱泡負荷が変わってくるためと推定してい
る。我々は鋭意検討の結果、更に、 100≦T≦150 Pt≦P≦(Pt+0.15) となるように溶解温度とライン圧力を設定することで脱
泡容器で完全に脱泡が完了できることを見いだした。
液は、この様に、脱泡工程を設けるか、あるいは消泡剤
等を利用しない限り、製造過程で多量の泡を含有してい
る。このような液を溶解する場合、溶解温度に対してラ
イン圧力が低すぎると蒸気圧の関係から前記保温管14
内の温度は低下してしまう。一方で、ライン圧力が高す
ぎると浮上脱泡容器において泡を完全に除去しきれず、
泡を含んだ溶解液となるために、これを用いた塗膜の品
質は劣化する。また場合によっては脱泡容器の蒸気排出
口から液が流出してしまうことがある。現時点でこの原
因の詳細は不明であるが、保温管出口での溶解液の流出
状態により脱泡負荷が変わってくるためと推定してい
る。我々は鋭意検討の結果、更に、 100≦T≦150 Pt≦P≦(Pt+0.15) となるように溶解温度とライン圧力を設定することで脱
泡容器で完全に脱泡が完了できることを見いだした。
【0030】ここでTは蒸気混合器直後の温度(℃)、
Ptは該温度(T℃)における水の蒸気圧[Mpa]、
Pは保温管のライン圧力[Mpa]である。
Ptは該温度(T℃)における水の蒸気圧[Mpa]、
Pは保温管のライン圧力[Mpa]である。
【0031】溶解温度は100〜150℃が好ましく、
さらに110〜130℃がより好ましい。また圧力はP
≦Pt+0.1が好ましく、P≦Pt+0.05が更に
好ましい。また溶解時間すなわち蒸気混合器11から保
温管14出口までの時間は10〜60分が好ましく、さ
らに15〜30分がより好ましい。
さらに110〜130℃がより好ましい。また圧力はP
≦Pt+0.1が好ましく、P≦Pt+0.05が更に
好ましい。また溶解時間すなわち蒸気混合器11から保
温管14出口までの時間は10〜60分が好ましく、さ
らに15〜30分がより好ましい。
【0032】更に膨潤液(親水性ポリマー分散液)は泡
を含有しているため、膨潤液(親水性ポリマー分散液)
の流量監視は質量流量計で行うことが好ましい。製造速
度(溶解速度)は最終的には脱泡容器以降の送液手段2
0、及び流量計21により決まるが、本発明では脱泡容
器17での気泡の浮上時間を確保するために容器内の液
面を監視する液量モニター18が送液手段9を制御する
ことで未溶解物の発生や濃度のバラツキなく溶解でき
る。流量制御方式は特に限定されないが、通常のフィー
ドバック制御では蒸気量が液の流量制御と比較して一般
に遅れが生じ、溶解温度の制御が難しく、濃度のバラツ
キにつながる。このためフィードバック制御ではなく、
図5に示すように設定値の±10%以内の2値あるいは
設定値+設定値±10%以内の3値制御で少なくとも各
制御値への変化速度が10分以上60分以内となるよう
に徐々に流量を変化させる方式が好ましい。
を含有しているため、膨潤液(親水性ポリマー分散液)
の流量監視は質量流量計で行うことが好ましい。製造速
度(溶解速度)は最終的には脱泡容器以降の送液手段2
0、及び流量計21により決まるが、本発明では脱泡容
器17での気泡の浮上時間を確保するために容器内の液
面を監視する液量モニター18が送液手段9を制御する
ことで未溶解物の発生や濃度のバラツキなく溶解でき
る。流量制御方式は特に限定されないが、通常のフィー
ドバック制御では蒸気量が液の流量制御と比較して一般
に遅れが生じ、溶解温度の制御が難しく、濃度のバラツ
キにつながる。このためフィードバック制御ではなく、
図5に示すように設定値の±10%以内の2値あるいは
設定値+設定値±10%以内の3値制御で少なくとも各
制御値への変化速度が10分以上60分以内となるよう
に徐々に流量を変化させる方式が好ましい。
【0033】本発明の親水性ポリマー水溶液の製造方法
は、親水性ポリマーを含有するインク吸収層の製造に用
いることができ、特に、近年、インク受容層に無機顔料
微粒子と親水性ポリマーを含有する、いわゆる空隙型イ
ンクジェット記録シートがインク吸収量の点で主流にな
っているが、このようなインクジェット記録シートの製
造において用いられる親水性ポリマーの溶解方法には本
発明の製造方法は適用される。水溶液とはここでは、水
を主体とする溶液を示し、インクジェット記録シート等
を構成するために、親水性ポリマー以外にも少量の添加
剤を加えたりする際に持ち込まれる少量の他の有機溶剤
等、水以外の親水性、疎水性の溶剤が混合した系、即
ち、これら水以外の溶剤を10%以内の量混入している
ものも除外しない。
は、親水性ポリマーを含有するインク吸収層の製造に用
いることができ、特に、近年、インク受容層に無機顔料
微粒子と親水性ポリマーを含有する、いわゆる空隙型イ
ンクジェット記録シートがインク吸収量の点で主流にな
っているが、このようなインクジェット記録シートの製
造において用いられる親水性ポリマーの溶解方法には本
発明の製造方法は適用される。水溶液とはここでは、水
を主体とする溶液を示し、インクジェット記録シート等
を構成するために、親水性ポリマー以外にも少量の添加
剤を加えたりする際に持ち込まれる少量の他の有機溶剤
等、水以外の親水性、疎水性の溶剤が混合した系、即
ち、これら水以外の溶剤を10%以内の量混入している
ものも除外しない。
【0034】本発明で用いられる親水性ポリマーとして
は、例えば、ゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリビニ
ルピロリドン(平均分子量が約20万以上が好まし
い)、プルラン、ポリビニルアルコールまたはその誘導
体(平均分子量が約2万以上が好ましい)、ポリアクリ
ルアミド、ポリエチレングリコール(平均分子量が10
万以上が好ましい)、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、デキストラン、デキストリ
ン、ポリアクリル酸およびその塩、寒天、κ−カラギー
ナン、λ−カラギーナン、ι−カラギーナン、キサンテ
ンガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、アラビア
ゴム、プルラン、特開平7−195826号および同7
−9757号に記載のポリアルキレンオキサイド系共重
合性ポリマー、水溶性ポリビニルブチラール、あるい
は、特開昭62−245260号に記載のカルボキシル
基やスルホン酸基を有するビニルモノマーの単独または
これらのビニルモノマーを繰り返して有する共重合体等
のポリマーを挙げることができる。これらの親水性バイ
ンダーは単独で使用しても良く、2種以上を併用しても
良い。
は、例えば、ゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリビニ
ルピロリドン(平均分子量が約20万以上が好まし
い)、プルラン、ポリビニルアルコールまたはその誘導
体(平均分子量が約2万以上が好ましい)、ポリアクリ
ルアミド、ポリエチレングリコール(平均分子量が10
万以上が好ましい)、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、デキストラン、デキストリ
ン、ポリアクリル酸およびその塩、寒天、κ−カラギー
ナン、λ−カラギーナン、ι−カラギーナン、キサンテ
ンガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、アラビア
ゴム、プルラン、特開平7−195826号および同7
−9757号に記載のポリアルキレンオキサイド系共重
合性ポリマー、水溶性ポリビニルブチラール、あるい
は、特開昭62−245260号に記載のカルボキシル
基やスルホン酸基を有するビニルモノマーの単独または
これらのビニルモノマーを繰り返して有する共重合体等
のポリマーを挙げることができる。これらの親水性バイ
ンダーは単独で使用しても良く、2種以上を併用しても
良い。
【0035】これらの中、本発明で好ましく用いられる
親水性ポリマーは、ポリビニルアルコールである。この
ポリビリルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解
して得られる通常のポリビニルアルコールの他に、末端
をカチオン変性したポリビニルアルコールやアニオン性
基を有するアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性
ポリビニルアルコールも含まれる。
親水性ポリマーは、ポリビニルアルコールである。この
ポリビリルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解
して得られる通常のポリビニルアルコールの他に、末端
をカチオン変性したポリビニルアルコールやアニオン性
基を有するアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性
ポリビニルアルコールも含まれる。
【0036】酢酸ビニルを加水分解して得られるポリビ
ニルアルコールは、平均重合度が1000以上のものが
好ましく用いられ、2000〜5000のものが更に好
ましい。特に平均重合度が3000〜5000のものが
本発明の効果が大きい。けん化度は70〜100%のも
のが好ましく、80〜99.5%のものが特に好まし
い。
ニルアルコールは、平均重合度が1000以上のものが
好ましく用いられ、2000〜5000のものが更に好
ましい。特に平均重合度が3000〜5000のものが
本発明の効果が大きい。けん化度は70〜100%のも
のが好ましく、80〜99.5%のものが特に好まし
い。
【0037】カチオン変成ポリビニルアルコールとして
は、例えば特開昭61−10483号に記載されるよう
な、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウム基を、上
記ポリビニルアルコールの主鎖又は側鎖中に有するポリ
ビニルアルコールであり、カチオン性基を有するエチレ
ン性不飽和単量体と酢酸ビニルとの共重合体をけん化す
ることにより得られる。
は、例えば特開昭61−10483号に記載されるよう
な、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウム基を、上
記ポリビニルアルコールの主鎖又は側鎖中に有するポリ
ビニルアルコールであり、カチオン性基を有するエチレ
ン性不飽和単量体と酢酸ビニルとの共重合体をけん化す
ることにより得られる。
【0038】カチオン性基を有するエチレン性不飽和単
量体としては、例えばトリメチル−(2−アクリルアミ
ド−2,2−ジメチルエチル)アンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメ
チルプロピル)アンモニウムクロライド、N−ビニルイ
ミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール、N
−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミド、
ヒドロキシルエチル−トリメチルアンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(メタクリルアミドプロピル)アンモ
ニウムクロライド、N−(1,1−ジメチル−3−ジメ
チルアミノプロピル)アクリルアミド等が挙げられる。
量体としては、例えばトリメチル−(2−アクリルアミ
ド−2,2−ジメチルエチル)アンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメ
チルプロピル)アンモニウムクロライド、N−ビニルイ
ミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール、N
−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミド、
ヒドロキシルエチル−トリメチルアンモニウムクロライ
ド、トリメチル−(メタクリルアミドプロピル)アンモ
ニウムクロライド、N−(1,1−ジメチル−3−ジメ
チルアミノプロピル)アクリルアミド等が挙げられる。
【0039】カチオン変性ポリビニルアルコールのカチ
オン変性基含有単量体の比率は、酢酸ビニルに対して
0.1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%であ
る。
オン変性基含有単量体の比率は、酢酸ビニルに対して
0.1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%であ
る。
【0040】アニオン変性ポリビニルアルコールは、例
えば特開平1−206088号に記載される様なアニオ
ン性基を有するポリビニルアルコール、特開昭61−2
37681号、同63−307979号等に記載される
様なビニルアルコールと水溶性基を有するビニル化合物
との共重合体、及び特開平7−285265号に記載さ
れるような水溶性基を有する変性ポリビニルアルコール
が挙げられる。
えば特開平1−206088号に記載される様なアニオ
ン性基を有するポリビニルアルコール、特開昭61−2
37681号、同63−307979号等に記載される
様なビニルアルコールと水溶性基を有するビニル化合物
との共重合体、及び特開平7−285265号に記載さ
れるような水溶性基を有する変性ポリビニルアルコール
が挙げられる。
【0041】又、ノニオン変性ポリビニルアルコールと
しては、例えば特開平7−9758号に記載される様
な、ポリアルキレンオキサイド基をビニルアルコールの
一部に付加したポリビニルアルコール誘導体、特開平8
−25795号に記載される、疎水性基を有するビニル
化合物とビニルアルコールとのブロック共重合体等が挙
げられる。
しては、例えば特開平7−9758号に記載される様
な、ポリアルキレンオキサイド基をビニルアルコールの
一部に付加したポリビニルアルコール誘導体、特開平8
−25795号に記載される、疎水性基を有するビニル
化合物とビニルアルコールとのブロック共重合体等が挙
げられる。
【0042】又、ポリビニルアルコールは、重合度や変
性の種類違いなど2種類以上を併用することもできる。
性の種類違いなど2種類以上を併用することもできる。
【0043】無機微粒子の例としては、例えば、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タル
ク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸
化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロタ
ルサイト、珪酸アルミニウム、シリカ微粒子、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、ベーマイト水酸化アルミニウ
ムまたはその水和物、水酸化マグネシウム等の白色無機
顔料が挙げられる。
ルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タル
ク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸
化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロタ
ルサイト、珪酸アルミニウム、シリカ微粒子、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、ベーマイト水酸化アルミニウ
ムまたはその水和物、水酸化マグネシウム等の白色無機
顔料が挙げられる。
【0044】上記微粒子の中で、低屈折率(1.3〜
1.8)で平均粒径(3〜30nm)の小さな無機微粒
子が好ましく、例えばシリカ、コロイダルシリカ、珪酸
カルシウム、炭酸カルシウム、ベーマイト水酸化アルミ
ニウムまたはその水和物等の微粒子が挙げられるが、よ
り好ましくはシリカ微粒子である。
1.8)で平均粒径(3〜30nm)の小さな無機微粒
子が好ましく、例えばシリカ、コロイダルシリカ、珪酸
カルシウム、炭酸カルシウム、ベーマイト水酸化アルミ
ニウムまたはその水和物等の微粒子が挙げられるが、よ
り好ましくはシリカ微粒子である。
【0045】上記において無機微粒子の平均粒径は、粒
子そのものあるいは空隙層の断面や表面を電子顕微鏡で
観察し、100個の任意の粒子の粒径を求めてその単純
平均値(個数平均)として求められる。ここで個々の粒
径はその投影面積に等しい円を仮定したときのその直径
で表したものである。
子そのものあるいは空隙層の断面や表面を電子顕微鏡で
観察し、100個の任意の粒子の粒径を求めてその単純
平均値(個数平均)として求められる。ここで個々の粒
径はその投影面積に等しい円を仮定したときのその直径
で表したものである。
【0046】シリカ微粒子は製造法により乾式法と湿式
法に大別されるが、この乾式法は気相法と同義である。
気相法シリカ微粒子としては、ハロゲン化珪素の高温で
の気相法加水分解による方法(火炎加水分解法)および
ケイ砂とコークスを電気炉でアークにより加熱還元気化
しこれを空気酸化する方法(アーク法)が知られてい
る。また、湿式法シリカとしては珪酸塩の酸分解により
活性シリカを生成した後、適度に重合させて凝集・沈殿
させて得られる。
法に大別されるが、この乾式法は気相法と同義である。
気相法シリカ微粒子としては、ハロゲン化珪素の高温で
の気相法加水分解による方法(火炎加水分解法)および
ケイ砂とコークスを電気炉でアークにより加熱還元気化
しこれを空気酸化する方法(アーク法)が知られてい
る。また、湿式法シリカとしては珪酸塩の酸分解により
活性シリカを生成した後、適度に重合させて凝集・沈殿
させて得られる。
【0047】本発明においてはシリカ微粉末の中でも、
特に気相法により合成された無水シリカ微粒子が特に空
隙率と強い皮膜強度が得られる点で好ましい。無機微粒
子が気相法シリカ微粒子である場合には1次粒子の平均
粒径が3〜30nmであることが好ましく、特に6〜2
0nmが最も好ましい。気相法シリカ微粒子は塗布液中
で2次凝集してより大きな粒子を形成することができる
が、この場合、2次凝集前の粒子の平均粒径は0.03
〜0.2μmが好ましい。
特に気相法により合成された無水シリカ微粒子が特に空
隙率と強い皮膜強度が得られる点で好ましい。無機微粒
子が気相法シリカ微粒子である場合には1次粒子の平均
粒径が3〜30nmであることが好ましく、特に6〜2
0nmが最も好ましい。気相法シリカ微粒子は塗布液中
で2次凝集してより大きな粒子を形成することができる
が、この場合、2次凝集前の粒子の平均粒径は0.03
〜0.2μmが好ましい。
【0048】インクジェット記録シートは、前記の本発
明の方法により溶解調製した親水性ポリマー溶液を用い
て、親水性ポリマーと無機顔料微粒子及び必要に応じて
従来公知の各種添加剤等を含有させインク吸収層塗布液
を調製し、例えば、米国特許第2,761,419号、
同第2,761,791号公報に記載のホッパーを使用
するスライドビード塗布方法、エクストルージョンコー
ト法等を用いて支持体上に塗布することで製造される。
明の方法により溶解調製した親水性ポリマー溶液を用い
て、親水性ポリマーと無機顔料微粒子及び必要に応じて
従来公知の各種添加剤等を含有させインク吸収層塗布液
を調製し、例えば、米国特許第2,761,419号、
同第2,761,791号公報に記載のホッパーを使用
するスライドビード塗布方法、エクストルージョンコー
ト法等を用いて支持体上に塗布することで製造される。
【0049】記録シートに用いる支持体としては、従来
からインクジェット記録媒体に用いられている支持体、
例えば、普通紙、アート紙、コート紙およびキャストコ
ート紙などの紙支持体、プラスティック支持体、又、特
に両面をポリオレフィンで被覆した紙支持体、原紙支持
体の両面をポリエチレン等でラミネートした紙支持体を
用いることが、記録画像が写真画質に近く、かつ低コス
トで高品質の画像が得られるため好ましい。
からインクジェット記録媒体に用いられている支持体、
例えば、普通紙、アート紙、コート紙およびキャストコ
ート紙などの紙支持体、プラスティック支持体、又、特
に両面をポリオレフィンで被覆した紙支持体、原紙支持
体の両面をポリエチレン等でラミネートした紙支持体を
用いることが、記録画像が写真画質に近く、かつ低コス
トで高品質の画像が得られるため好ましい。
【0050】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0051】実施例1
図1乃至図4に示した装置を用いて親水性ポリマーを溶
解した。
解した。
【0052】(1−1)図2に示した装置を用いて温度
20℃の純水183.0Lを送液ポンプにより、又、オ
セインゼラチン(平均分子量12万)2.3kgを定量
供給手段を用いて6分間低速で分散機(フロージェット
ミキサー300型(ピンミキサータイプ、粉研パウテッ
クス(株)製、以下FJMと称す))に送り込み連続的
に分散した。分散された液は直ちに膨潤容器に送り、3
0分間攪拌膨潤した。膨潤中の濃度は11.5%であっ
た。この後、図4に示した溶解装置を用いて溶解温度1
20℃で溶解した。溶解装置への送液流量ははじめ溶解
時間が10分となるように設定し、冷却器の出側で溶解
性を確認し、未溶解物が無くなるよう徐々に設定値を下
げた。脱泡タンクの液量が一定となるように設定値の±
10%の2値制御で行い、変化の時間は30分となるよ
うに設定した。溶解時のライン圧力は0.2MPaで行
い、その後脱泡容器で脱泡し、冷却器で50℃まで冷却
して溶解液を取り出した。最終的に、 溶解時間=(蒸気混合器〜保温管出口の配管体積
(L))/(未溶解物がなくなった時の送液流量(L/
分)) を溶解時間とした。この溶解時間で、溶解したときの冷
却器出側の液を経時で10点ほどサンプリングし、屈折
計により濃度を求めた。また同時に目視により液中の気
泡の有無を確認した。
20℃の純水183.0Lを送液ポンプにより、又、オ
セインゼラチン(平均分子量12万)2.3kgを定量
供給手段を用いて6分間低速で分散機(フロージェット
ミキサー300型(ピンミキサータイプ、粉研パウテッ
クス(株)製、以下FJMと称す))に送り込み連続的
に分散した。分散された液は直ちに膨潤容器に送り、3
0分間攪拌膨潤した。膨潤中の濃度は11.5%であっ
た。この後、図4に示した溶解装置を用いて溶解温度1
20℃で溶解した。溶解装置への送液流量ははじめ溶解
時間が10分となるように設定し、冷却器の出側で溶解
性を確認し、未溶解物が無くなるよう徐々に設定値を下
げた。脱泡タンクの液量が一定となるように設定値の±
10%の2値制御で行い、変化の時間は30分となるよ
うに設定した。溶解時のライン圧力は0.2MPaで行
い、その後脱泡容器で脱泡し、冷却器で50℃まで冷却
して溶解液を取り出した。最終的に、 溶解時間=(蒸気混合器〜保温管出口の配管体積
(L))/(未溶解物がなくなった時の送液流量(L/
分)) を溶解時間とした。この溶解時間で、溶解したときの冷
却器出側の液を経時で10点ほどサンプリングし、屈折
計により濃度を求めた。また同時に目視により液中の気
泡の有無を確認した。
【0053】(1−2)以下を変更する以外は(1−
1)と同様にオセインゼラチンを分散・膨潤・溶解し
た。即ち図3のように膨潤容器の液面からの底面の高さ
が10cmとなるように遠心脱泡装置((株)日石三菱
製バブシャット)を設置し、膨潤開始から終了まで30
分間遠心脱泡を行った。
1)と同様にオセインゼラチンを分散・膨潤・溶解し
た。即ち図3のように膨潤容器の液面からの底面の高さ
が10cmとなるように遠心脱泡装置((株)日石三菱
製バブシャット)を設置し、膨潤開始から終了まで30
分間遠心脱泡を行った。
【0054】(1−3)図1に示した装置を用いて温度
20℃の純水185.8Lを、膨潤容器に満たし部分け
ん化ポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA−2
35:平均重合度3500、けん化度88%)18.4
kgを6分間かけて分散機(特殊機化(株)製TKホモ
ジェッター)に送り込み分散した。その後20分間攪拌
し、膨潤した。膨潤中の濃度は9.2%であった。この
後図4に示した溶解装置を用いて溶解温度120℃で溶
解した。溶解装置への送液流量は、はじめ溶解時間が1
0分となるように設定し、冷却器の出側で溶解性を確認
し、未溶解物が無くなるよう徐々に設定値を下げた。最
終的に、 溶解時間=(蒸気混合器〜保温管出口の配管体積
(L))/(未溶解物がなくなった時の送液流量(L/
分)) を溶解時間とした。この溶解時間で溶解したときの冷却
器の出側の液を経時で10点ほどサンプリングし、屈折
計により濃度を求めた。また同時に目視により液中の気
泡の有無を確認した。
20℃の純水185.8Lを、膨潤容器に満たし部分け
ん化ポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA−2
35:平均重合度3500、けん化度88%)18.4
kgを6分間かけて分散機(特殊機化(株)製TKホモ
ジェッター)に送り込み分散した。その後20分間攪拌
し、膨潤した。膨潤中の濃度は9.2%であった。この
後図4に示した溶解装置を用いて溶解温度120℃で溶
解した。溶解装置への送液流量は、はじめ溶解時間が1
0分となるように設定し、冷却器の出側で溶解性を確認
し、未溶解物が無くなるよう徐々に設定値を下げた。最
終的に、 溶解時間=(蒸気混合器〜保温管出口の配管体積
(L))/(未溶解物がなくなった時の送液流量(L/
分)) を溶解時間とした。この溶解時間で溶解したときの冷却
器の出側の液を経時で10点ほどサンプリングし、屈折
計により濃度を求めた。また同時に目視により液中の気
泡の有無を確認した。
【0055】(1−4)
(1−2)で使用した遠心脱泡装置を使用する以外は
(1−3)と同様な方法で行った。(1−1)〜(1−
4)の結果を表1に示す。
(1−3)と同様な方法で行った。(1−1)〜(1−
4)の結果を表1に示す。
【0056】本発明の脱泡装置により、溶解時間が短
く、濃度偏差の少ない親水性ポリマー水溶液(溶解液)
が製造できることがわかった。
く、濃度偏差の少ない親水性ポリマー水溶液(溶解液)
が製造できることがわかった。
【0057】
【表1】
【0058】実施例2
溶解温度とライン圧力を表2の(2−1)〜(2−8)
の様に変更する以外は実施例1の(1−4)と同じ装置
・条件でポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA
−235)を分散・膨潤・溶解した。
の様に変更する以外は実施例1の(1−4)と同じ装置
・条件でポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA
−235)を分散・膨潤・溶解した。
【0059】
【表2】
【0060】結果を表3に示す。本発明により未溶解物
が無く、また残留気泡もない親水性ポリマー水溶液が製
造できることがわかった。
が無く、また残留気泡もない親水性ポリマー水溶液が製
造できることがわかった。
【0061】
【表3】
【0062】実施例3
溶解時の流量を以下のように変更する以外は実施例2の
(2−7)と同じ条件でポリビニルアルコールを溶解し
た。
(2−7)と同じ条件でポリビニルアルコールを溶解し
た。
【0063】(3−1)図4に示す送液手段9(ヘイシ
ン装備(株)モーノポンプ)の回転数を設定値になるよ
う固定して溶解した。
ン装備(株)モーノポンプ)の回転数を設定値になるよ
う固定して溶解した。
【0064】脱泡容器17の液量が設定値で一定になる
ように送液手段20(ヘイシン装備(株)モーノポン
プ)を制御した。
ように送液手段20(ヘイシン装備(株)モーノポン
プ)を制御した。
【0065】(3−2)図4に示す質量流量計10を監
視し、設定値になるように送液手段9(ヘイシン装備
(株)モーノポンプ)の回転数を制御して溶解した。脱
泡容器17の液量が設定値で一定になるように送液手段
20(ヘイシン装備(株)モーノポンプ)を制御した。
視し、設定値になるように送液手段9(ヘイシン装備
(株)モーノポンプ)の回転数を制御して溶解した。脱
泡容器17の液量が設定値で一定になるように送液手段
20(ヘイシン装備(株)モーノポンプ)を制御した。
【0066】(3−3)脱泡容器17の液量が一定にな
るように設定値の±10%の2値を使用して、送液手段
9(ヘイシン装備(株)モーノポンプ)の回転数を制御
して溶解した。すなわち脱泡容器17の液量が設定値よ
りも高い場合は送液手段9の設定値を−10%にし、逆
に低い場合は+10%に制御する。それぞれの設定値へ
の移る時間(応答時間)は10分になるよう設定した。
るように設定値の±10%の2値を使用して、送液手段
9(ヘイシン装備(株)モーノポンプ)の回転数を制御
して溶解した。すなわち脱泡容器17の液量が設定値よ
りも高い場合は送液手段9の設定値を−10%にし、逆
に低い場合は+10%に制御する。それぞれの設定値へ
の移る時間(応答時間)は10分になるよう設定した。
【0067】(3−4)〜(3−6)
(3−3)の応答時間を変更する以外は(3−3)と同
様な方法で溶解した。結果を表4に示す。
様な方法で溶解した。結果を表4に示す。
【0068】
【表4】
【0069】本発明の親水性ポリマー溶解時の流量制御
は濃度偏差が少ないことから(3−3)〜(3−5)の
方式が優れていることがわかる。
は濃度偏差が少ないことから(3−3)〜(3−5)の
方式が優れていることがわかる。
【0070】
実施例4
(4−1)
(無機微粒子分散物(S−1)の作製)
A液
水 400L
ホウ酸 2.9kg
硼砂 3.2kg
5%硝酸 1.7L
エタノール 8.0L
P−9(10%溶液) 220L
【0071】
【化1】
【0072】を混合、溶解した。無機微粒子として1次
粒子の平均粒径が約7nmの気相法シリカ(日本アエロ
ジル製:A300(以後A300と称す))170kg
を用意した。
粒子の平均粒径が約7nmの気相法シリカ(日本アエロ
ジル製:A300(以後A300と称す))170kg
を用意した。
【0073】A液を8.3kg/min、A300を
2.2kg/minの割合で、粉研パウテックス(株)
製FJMに供給した。その後、RL125V(連続式湿
式メディア型粉砕機、アシザワ製、以後RLと称す)を
用い、FJMからでてきた分散液を、モーノポンプを用
いRLに13kg/minで供給した。FJMの条件は
周速30m/sec、RL条件は、ビーズ径0.3mm
ジルコニア、滞留時間3分、ロータ回転周速13m/s
ecで行った。A液の温度は5℃、RLから出てきた分
散液の温度は25℃であった。得られた分散液に水を加
えシリカ質量濃度が17%になるように調整し、温度を
35℃にし、無機微粒子分散物(S−1)を得た。
2.2kg/minの割合で、粉研パウテックス(株)
製FJMに供給した。その後、RL125V(連続式湿
式メディア型粉砕機、アシザワ製、以後RLと称す)を
用い、FJMからでてきた分散液を、モーノポンプを用
いRLに13kg/minで供給した。FJMの条件は
周速30m/sec、RL条件は、ビーズ径0.3mm
ジルコニア、滞留時間3分、ロータ回転周速13m/s
ecで行った。A液の温度は5℃、RLから出てきた分
散液の温度は25℃であった。得られた分散液に水を加
えシリカ質量濃度が17%になるように調整し、温度を
35℃にし、無機微粒子分散物(S−1)を得た。
【0074】〔親水性ポリマー溶液(PVA−1)の作
製〕ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:P
VA235)の21kgと25℃の純水280Lを、ジ
ャケット付釜で攪拌機を用い混ぜ、30分膨潤後、ジャ
ケット温度を80℃にし5時間溶解した。その後攪拌を
止め、50℃に冷却した。細かい浮遊物が若干観察され
た。更に20時間静置して浮上脱泡をおこない、親水性
ポリマー溶液(PVA−1)を得た。
製〕ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:P
VA235)の21kgと25℃の純水280Lを、ジ
ャケット付釜で攪拌機を用い混ぜ、30分膨潤後、ジャ
ケット温度を80℃にし5時間溶解した。その後攪拌を
止め、50℃に冷却した。細かい浮遊物が若干観察され
た。更に20時間静置して浮上脱泡をおこない、親水性
ポリマー溶液(PVA−1)を得た。
【0075】〔塗布液の調製及び記録シートの作製〕無
機微粒子分散物(S−1)を、10L/min、水溶性
ポリマー溶液(PVA−1)を3L/minでスタチッ
クミキサーに連続的に供給し混合した。スタチックミキ
サーは、24エレメントを用いた。混合後、釜に供給し
攪拌しながら1000L溜めた。
機微粒子分散物(S−1)を、10L/min、水溶性
ポリマー溶液(PVA−1)を3L/minでスタチッ
クミキサーに連続的に供給し混合した。スタチックミキ
サーは、24エレメントを用いた。混合後、釜に供給し
攪拌しながら1000L溜めた。
【0076】この塗布液を13L/minでスライドホ
ッパー塗布機に供給し支持体上に200μmの厚さで連
続塗布し記録シートを得た。塗布は、問題なく行われ
た。
ッパー塗布機に供給し支持体上に200μmの厚さで連
続塗布し記録シートを得た。塗布は、問題なく行われ
た。
【0077】支持体は両面をポリエチレンで被覆した紙
支持体(厚みが220μmでインク吸収層面のポリエチ
レン中にはポリエチレンに対して13質量%のアナター
ゼ型酸化チタンを含有)を用い、塗布直後に0℃に保た
れた冷却ゾーンで20秒間冷却した後、25℃の風(相
対湿度が15%)で60秒間、45℃の風(相対湿度が
25%)で60秒間、50℃の風(相対湿度が25%)
で60秒間順次乾燥し、20〜25℃、相対湿度が40
〜60%の雰囲気下で、2分間調湿した。
支持体(厚みが220μmでインク吸収層面のポリエチ
レン中にはポリエチレンに対して13質量%のアナター
ゼ型酸化チタンを含有)を用い、塗布直後に0℃に保た
れた冷却ゾーンで20秒間冷却した後、25℃の風(相
対湿度が15%)で60秒間、45℃の風(相対湿度が
25%)で60秒間、50℃の風(相対湿度が25%)
で60秒間順次乾燥し、20〜25℃、相対湿度が40
〜60%の雰囲気下で、2分間調湿した。
【0078】(記録シートの評価)
(吸水量の評価)インク吸収層の吸水量を以下の方法で
測定し、インク吸収性の評価を行った。まず記録用紙を
15cm×15cmの大きさに切り、乾燥時の質量(こ
れを(a)とする)を測定する。その後に純水に30秒
浸たし、表面の水をふいて浸水後の質量(これを(b)
とする)を測定する。インク吸収層のない支持体のみの
質量(c)を測定する。これらから以下のように吸水率
((b)−(a))/((a)−(c))を計算し、m
2当たりの質量に換算した。ちなみに支持体はRCペー
パーであるため支持体自身の吸水量はゼロと仮定した。
測定し、インク吸収性の評価を行った。まず記録用紙を
15cm×15cmの大きさに切り、乾燥時の質量(こ
れを(a)とする)を測定する。その後に純水に30秒
浸たし、表面の水をふいて浸水後の質量(これを(b)
とする)を測定する。インク吸収層のない支持体のみの
質量(c)を測定する。これらから以下のように吸水率
((b)−(a))/((a)−(c))を計算し、m
2当たりの質量に換算した。ちなみに支持体はRCペー
パーであるため支持体自身の吸水量はゼロと仮定した。
【0079】(ひび割れ)塗布面の0.3m2当たりの
ひび割れ点数を目視でカウントした。ひび割れ点数は、
通常10点以下であれば実用上問題ないと考えられる。
ひび割れ点数を目視でカウントした。ひび割れ点数は、
通常10点以下であれば実用上問題ないと考えられる。
【0080】(4−2)
(4−1)の親水性ポリマー溶液の作製方法のみ変更
し、他は(4−1)と同様に記録シートを作製した。 〔親水性ポリマー溶液(PVA−2)の作製〕図3に示
した装置を用いて温度25℃の純水183.0Lを送液
ポンプにより、及びポリビニルアルコール(クラレ工業
株式会社製:PVA235)28.2kgを定量供給機
により10分間定速で分散機(粉研パウテックス(株)
製FJM)に送り込み連続的に分散した。分散された液
は直ちに膨潤容器に送り、30分間攪拌膨潤した。膨潤
容器の液面からの底面の高さが10cmとなるように遠
心脱泡装置((株)日石三菱製バブシャット)を設置
し、膨潤開始から終了まで30分間遠心脱泡を行った。
膨潤中の濃度は8.05%であった。この後図4に示し
た溶解装置を用いて溶解温度120℃で溶解した。流量
は溶解時間が15分となるように設定し、かつ脱泡容器
の液量が一定となるように設定値の±10%の2値制御
で行い、変化の時間は30分となるように設定した。溶
解時のライン圧力は0.2MPaで行い、その後脱泡容
器で脱泡し、冷却器で50℃まで冷却した。冷却後の液
は約300Lをジャケット付容器で攪拌しながら1次ス
トックした。
し、他は(4−1)と同様に記録シートを作製した。 〔親水性ポリマー溶液(PVA−2)の作製〕図3に示
した装置を用いて温度25℃の純水183.0Lを送液
ポンプにより、及びポリビニルアルコール(クラレ工業
株式会社製:PVA235)28.2kgを定量供給機
により10分間定速で分散機(粉研パウテックス(株)
製FJM)に送り込み連続的に分散した。分散された液
は直ちに膨潤容器に送り、30分間攪拌膨潤した。膨潤
容器の液面からの底面の高さが10cmとなるように遠
心脱泡装置((株)日石三菱製バブシャット)を設置
し、膨潤開始から終了まで30分間遠心脱泡を行った。
膨潤中の濃度は8.05%であった。この後図4に示し
た溶解装置を用いて溶解温度120℃で溶解した。流量
は溶解時間が15分となるように設定し、かつ脱泡容器
の液量が一定となるように設定値の±10%の2値制御
で行い、変化の時間は30分となるように設定した。溶
解時のライン圧力は0.2MPaで行い、その後脱泡容
器で脱泡し、冷却器で50℃まで冷却した。冷却後の液
は約300Lをジャケット付容器で攪拌しながら1次ス
トックした。
【0081】吸水量および記録シートのひび割れを表5
に示す。本発明により、塗膜品質の優れたインクジェッ
ト記録シートを高生産性で製造できることが確認でき
た。
に示す。本発明により、塗膜品質の優れたインクジェッ
ト記録シートを高生産性で製造できることが確認でき
た。
【0082】
【表5】
【0083】
【発明の効果】インクジェット記録シートとした際の塗
膜品質が優れ、また短時間で製造可能な親水性ポリマー
水溶液の製造方法が得られる。
膜品質が優れ、また短時間で製造可能な親水性ポリマー
水溶液の製造方法が得られる。
【図1】ポリマー粉体の分散・膨潤装置の一例を示す
図。
図。
【図2】ポリマー粉体の分散・膨潤装置の別の一例を示
す図。
す図。
【図3】液面設置型の遠心脱泡装置を使用した膨潤容器
の一例を示す図。
の一例を示す図。
【図4】溶解工程の一例を示す図。
【図5】2値制御による送液流量制御の一例を示す図。
1 ポリマー粉体貯蔵容器
2 純水タンク
3 定量供給手段
4 膨潤容器
5 攪拌手段
6 粉体混合器
7 分散機
8 遠心脱泡装置(液面設置型)
9 送液手段
10 質量流量計
11 蒸気混合器
12 蒸気量制御手段
13 温度モニター
14 保温管
15 ライン圧力モニター
16 圧力調整弁
17 脱泡容器
18 液量モニター
19 蒸気排出口
20 送液手段
21 流量計
22 冷却器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C09D 129/04 C08L 29:04 4L055
// C08L 29:04 B41J 3/04 101Y
(72)発明者 菊地 雅子
東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会
社内
Fターム(参考) 2C056 FC06
2H086 BA02 BA35
4F070 AA01 AA02 AA26 AA36 AA52
AB01 AB13 CB02 CB11
4G035 AA19
4J038 CE021 GA06 GA08 HA216
HA266 HA446 MA08 MA10
MA14 PB11
4L055 AG18 AG64 AH02 AH37 AJ04
BE07 BE08 EA20 EA23 EA24
EA30 EA33 FA22 FA30 GA09
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも親水性ポリマーを
含有するインク受容層を有するインクジェット記録シー
トの製造に適用される親水性ポリマー水溶液の製造方法
において、(1)少なくとも1種の親水性ポリマー粉体
と水を混合・分散した後に、5〜120分攪拌しなが
ら、液面上に設けた遠心脱泡手段により消泡を行いつ
つ、膨潤を行う工程、(2)膨潤後、該親水性ポリマー
粉体と水との混合液を送液手段で送液しながら、水蒸気
と直接混合、あるいは熱交換器によりライン中で連続的
に100℃以上150℃以下で溶解する工程、(3)溶
解後、脱泡容器にて90〜105℃で浮上脱泡する工
程、を有することを特徴とする親水性ポリマー水溶液の
製造方法。 - 【請求項2】 前記溶解する工程における、混合液の溶
解時、溶解温度T[℃]とライン中の圧力P[Mpa]
が下記の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載
の親水性ポリマー水溶液の製造方法。 100≦T≦150 Pt≦P≦(Pt+0.15) Pt;温度T[℃]における水の蒸気圧[Mpa] - 【請求項3】 溶解後の親水性ポリマー水溶液を、脱泡
容器から一定量で抜き出し、かつ脱泡容器の液レベルを
モニターしながら、膨潤工程から溶解工程へ送る流量を
調節することを特徴とする親水性ポリマー水溶液の製造
方法。 - 【請求項4】 親水性ポリマーの少なくとも1種が重合
度2000〜5000、けん化度75〜100%のポリ
ビニルアルコールまたは変性ポリビニルアルコールであ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
の親水性ポリマー水溶液の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001305004A JP2003113596A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 親水性ポリマー水溶液の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001305004A JP2003113596A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 親水性ポリマー水溶液の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003113596A true JP2003113596A (ja) | 2003-04-18 |
Family
ID=19124857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001305004A Pending JP2003113596A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 親水性ポリマー水溶液の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003113596A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014218540A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 積水化学工業株式会社 | ポリビニルアルコール溶液、ポリビニルアルコール溶液の製造方法、ポリビニルアルコールフィルムの製造方法及び積層フィルムの製造方法 |
| US10485760B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-11-26 | Fujifilm Corporation | Method for producing liposome |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001305004A patent/JP2003113596A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014218540A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 積水化学工業株式会社 | ポリビニルアルコール溶液、ポリビニルアルコール溶液の製造方法、ポリビニルアルコールフィルムの製造方法及び積層フィルムの製造方法 |
| US10485760B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-11-26 | Fujifilm Corporation | Method for producing liposome |
| US12005143B2 (en) | 2014-12-19 | 2024-06-11 | Fujifilm Corporation | Method for producing liposome and apparatus for producing liposome |
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