JP2003118040A - 衝撃緩和用複合体 - Google Patents

衝撃緩和用複合体

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JP2003118040A
JP2003118040A JP2001314472A JP2001314472A JP2003118040A JP 2003118040 A JP2003118040 A JP 2003118040A JP 2001314472 A JP2001314472 A JP 2001314472A JP 2001314472 A JP2001314472 A JP 2001314472A JP 2003118040 A JP2003118040 A JP 2003118040A
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Yoichiro Tanuma
陽一郎 田沼
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GE Toshiba Silicones Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の粘着感がなく汚れにくいうえに、表面
へのオイル等のブリードがなく接触相手を汚さない衝撃
緩和用複合体を提供する。 【解決手段】 硬さが15(デュロメータ単位)以下の
低硬度シリコーンゴム層の表面に、硬さが20〜90の
高硬度シリコーンゴム被覆層を、接着または密着して設
ける。両層の硬さの差を20以上とすることが望まし
い。低硬度シリコーンゴムを、(a1)ケイ素原子に結
合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2個有する
ポリオルガノシロキサンと、(a2)針入度が5〜50
(mm/min.)のポリオルガノシロキサンと、
(b)ケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個
有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンと、
(c)シリカ系補強性充填剤、および(d)白金系触媒
を必須成分とする熱硬化性シリコーンゴム組成物の硬化
物とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃緩和用複合体
に係わり、さらに詳しくは、防振性ならびに衝撃の吸収
緩和性に優れ表面の粘着感がないうえに、表面へのオイ
ル等のブリードがなく、人体の衝撃緩和用部材として有
用な複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、防音、防振性、衝撃吸収性に
優れた衝撃緩和体として、シリコーンゲル層の両面に、
伸縮自在の編織物をシリコーンゲル層が含浸するように
重畳して成る複合体が知られている(特公平6−011
533号公報参照)。
【0003】また、特開平6−011533号公報に
は、人工乳房やパッド、膝当て、腰痛パッド等に使用さ
れる柔軟性と弾力性を有する衝撃緩和体として、シリコ
ーンゲルまたはフリーのシリコーンオイルが配合された
低硬度シリコーンゴムに、それよりも硬度の大きいシリ
コーンゴムと織物とが一体となった被膜を積層した積層
体が記載されており、特開昭62−189463号公報
(特許登録第2756557号)には、合成樹脂製の密
封袋内にシリコーンゲルを充填した義足用切断端部保護
クッション材が記載されている。
【0004】さらに、特表平7−504937号公報
(特許登録第2802167号)には、手足の衝撃緩和
装置として、フェニル基を有する付加反応硬化型の低硬
度シリコーンゴム(硬さ5〜55デュロメータ単位)を
主体とする軟質粘着性強化ポリシロキサンエラストマー
が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来からの衝撃吸収・緩和用の部材においては、以下に
示すような問題があった。すなわち、シリコーンゲルを
有する衝撃緩和用部材においては、シリコーンゲルの粘
着性が高いため、表面にタック感やべたつき感が生じ、
空気中の塵等を吸着して汚れやすかった。そして、その
ような表面のべたつきを防止するため、シリコーンゲル
を合成樹脂製の袋内に充填した部材においては、袋の材
料が人体組織に害を与えるおそれがあるばかりでなく、
袋が破れやすく、内部に封入されたシリコーンゲルが流
出するおそれがあった。
【0006】また、低硬度シリコーンゴムを有する衝撃
緩和用部材においては、低分子量のフリーオイル(ジメ
チルシリコーンオイルなど)が配合されているため、こ
のフリーオイルが経時的に系外へ漏出(ブリード)し、
その結果、接触相手を汚す、形状が小さくなる、硬さが
増大し柔軟性や弾力性を有する感触が変化するなどの問
題があった。
【0007】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、衝撃の吸収・緩和性に優れ、かつ表面
の粘着感がなく汚れにくいうえに、表面へのオイル等の
ブリードがなく接触相手を汚さない衝撃緩和用複合体を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衝撃緩和用複合
体は、請求項1に記載するように、硬さが15(デュロ
メータ単位。以下同じ。)以下の低硬度シリコーンゴム
層の表面に、硬さが20〜90(デュロメータ単位)の
高硬度シリコーンゴムから成る被覆層を、接着または密
着して設けて成ることを特徴とする。
【0009】本発明の衝撃緩和用複合体において、請求
項2に記載するように、低硬度シリコーンゴムと高硬度
シリコーンゴムとが、20以上の硬さの差を有するよう
に構成することが望ましい。また、請求項3に記載する
ように、高硬度シリコーンゴムから成る被覆層の厚さ
を、0.005〜2mmとすることが望ましい。
【0010】さらに、本発明においては、請求項4に記
載するように、低硬度シリコーンゴムを、(a1)ケイ
素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも
2個有するポリオルガノシロキサンと、(a2)針入度
が5〜50(mm/min.)のポリオルガノシロキサ
ンと、(b)ケイ素原子に結合する水素原子を少なくと
も2個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン
と、(c)シリカ系補強性充填剤、および(d)白金系
触媒を必須成分とする熱硬化性シリコーンゴム組成物の
硬化物とすることができる。また、請求項5に記載する
ように、低硬度シリコーンゴムを、(a1)ケイ素原子
に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2個有
するポリオルガノシロキサンと、(a2)針入度が5〜
50(mm/min.)のポリオルガノシロキサンと、
(c)シリカ系補強性充填剤、および(e)有機過酸化
物を必須成分とする熱硬化性シリコーンゴム組成物の硬
化物とすることができる。
【0011】またさらに、本発明においては、請求項6
に記載するように、高硬度シリコーンゴムを、(a)ケ
イ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくと
も2個有するポリオルガノシロキサンと、(b)ケイ素
原子に結合する水素原子を少なくとも2個有するポリオ
ルガノハイドロジェンシロキサンと、(c)シリカ系補
強性充填剤、および(d)白金系触媒を必須成分とする
熱硬化性シリコーンゴム組成物の硬化物とすることがで
きる。また、請求項7に記載するように、高硬度シリコ
ーンゴムを、(a)ケイ素原子に結合する脂肪族不飽和
炭化水素基を少なくとも2個有するポリオルガノシロキ
サンと、(c)シリカ系補強性充填剤、および(e)有
機過酸化物を必須成分とする熱硬化性シリコーンゴム組
成物の硬化物とすることができる。
【0012】本発明の衝撃緩和用複合体においては、デ
ュロメータにより試験・測定された硬さが15以下の低
硬度シリコーンゴム層の表面に、同じくデュロメータに
より試験・測定された硬さが20〜90の高硬度シリコ
ーンゴムから成る被覆層が、接着または密着して設けら
れているので、表面がべたつく感じ(粘着感、タック
感)がなく汚れにくいうえに、柔軟で弾力性のある良好
な感触を有する。また、表面被覆層と内部とが同じ素材
から構成されているため、両者に追従性があり、外力で
変形しても復元性がある。さらに、オイルブリードが生
じないので、接触した相手を汚さない、経時的に形状が
小さくならない、硬くならないという種々の利点を有す
るうえに、人体に無害であり、生体のホルモン系などに
影響を与えることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
説明する。
【0014】図1(a)および(b)は、それぞれ本発
明の一実施形態である衝撃緩和用複合体の構造をしめす
横断面図および縦断面図である。図において、符号1は
低硬度シリコーンゴム層を示し、その表面に、0.00
5〜2mmの厚さを有する高硬度シリコーンゴムから成
る被覆層2が、接着または密着して設けられている。
【0015】実施例の衝撃緩和用複合体において、本体
を構成する低硬度シリコーンゴムは、JlS K624
9で規定するデュロメータ(タイプE)で測定した硬さ
が、15以下より好ましくは0〜8の値を有するもので
ある。また、被覆層を構成する高硬度シリコーンゴム
は、同じくJIS K6249で規するデュロメータ
(タイプA)で測定した硬さが、20〜90より好まし
くは50〜70の値を有するものである。このような低
硬度シリコーンゴムと高硬度シリコーンゴムとは、20
以上の硬さの差を有するように組合わせて使用すること
が望ましい。
【0016】低硬度シリコーンゴムの硬さが15を超え
る場合には、柔軟で十分な衝撃吸収・緩和性を有する複
合体が得られない。また、高硬度シリコーンゴムの硬さ
が20未満の場合には、表面に粘着感、タック感があ
り、反対に90を超えると、シリコーンゴム自体が脆く
なり、成形時や外部衝撃を受けた際に表面に亀裂が発生
する。また、表面が硬くなりすぎて、柔軟で弾力性のあ
る良好な感触に乏しくなる。
【0017】低硬度シリコーンゴムおよび高硬度シリコ
ーンゴムとしては、前記した特性(硬さ)を満足させる
ものであれば、種類は何であっても使用することができ
るが、大別すれば、付加反応硬化型の熱硬化性シリコー
ンゴム組成物(以下、付加型シリコーンゴムと示す。)
の硬化物と有機過酸化物を用いた過酸化物硬化型の熱硬
化性シリコーンゴム組成物(以下、過酸化物型シリコー
ンゴムと示す。)の硬化物の2種類のものを挙げること
ができる。そして、低硬度シリコーンゴムと高硬度シリ
コーンゴムがともに付加型シリコーンゴムの硬化物、低
硬度シリコーンゴムと高硬度シリコーンゴムがともに過
酸化物型シリコーンゴムの硬化物、低硬度シリコーンゴ
ムが付加型シリコーンゴムの硬化物で高硬度シリコーン
ゴムが過酸化物型シリコーンゴムの硬化物、あるいは低
硬度シリコーンゴムが過酸化物型シリコーンゴムの硬化
物で高硬度シリコーンゴムが付加型シリコーンゴムの硬
化物というそれぞれ組合せで使用することができる。
【0018】低硬度シリコーンゴムに用いられる付加反
応硬化型の熱硬化性シリコーンゴム組成物(付加型シリ
コーンゴム)としては、例えば、(a1)ケイ素原子に
結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2個有す
るポリオルガノシロキサンと、(a2)針入度が5〜5
0(mm/min.)のポリオルガノシロキサンと、
(b)ケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個
有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンと、
(c)シリカ系補強性充填剤、および(d)白金系触媒
を必須成分とする組成物を挙げることができる。なお、
針入度は、JIS K2808の針入度試験機により測
定された針入度の値である。
【0019】また、高硬度シリコーンゴムに用いられる
付加型シリコーンゴムとしては、例えば、(a)ケイ素
原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2
個有するポリオルガノシロキサンと、(b)ケイ素原子
に結合する水素原子を少なくとも2個有するポリオルガ
ノハイドロジェンシロキサンと、(c)シリカ系補強性
充填剤、および(d)白金系触媒を必須成分とする組成
物を挙げることができる。
【0020】ここで、(a1)成分および(a)成分は
それぞれ組成物の主剤であり、具体的には、一般式: R1 2 SiO[4−(a+b)]/2 ………(1) で示されるポリオルガノシロキサンを挙げることができ
る。
【0021】式(1)において、R1は炭素数2〜10
好ましくは2〜6の1価の脂肪族不飽和炭化水素基を表
し、具体的には、ビニル基、アリル基、プロペニル基、
イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル基のよう
なアルケニル基を好適とする。特に、ビニル基であるこ
とが好ましい。
【0022】R2は炭素数が1〜12好ましくは1〜8
の置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。但し、
上記した脂肪族不飽和炭化水素基は除く。
【0023】このR2の具体例としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シク
ロヘキシル基、オクチル基のようなアルキル基;フェニ
ル基、トリル基のようなアリール基;ベンジル基、フェ
ニルエチル基のようなアラルキル基;およびこれらの基
の水素原子の一部または全部がフッ素、塩素、臭素など
のハロゲン原子やシアノ基で置換されているもの、例え
ばクロロメチル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロ
ピル基、シアノエチル基などを挙げることができる。こ
れらのうちで、メチル基、フェニル基、トリフルオロプ
ロピル基が特に好適している。
【0024】また、式(1)におけるa,bは、それぞ
れ0<a≦1,1<b<3,1<a+b<3の関係を満
足する数を表す。好ましくは、0.0001≦a≦0.
5,1.8≦b≦2.2,1.8≦a+b≦2.25の関係
を満足する数である。
【0025】この式(1)で示したポリオルガノシロキ
サンでは、その1分子中に上記脂肪族不飽和炭化水素基
の2個以上がケイ素原子と結合していることが必要であ
る。この脂肪族不飽和炭化水素基は、分子鎖末端のケイ
素原子に結合していても、また分子鎖中間のケイ素原子
のいずれかに結合していても良く、さらには両方に結合
していても良い。
【0026】また、このポリオルガノシロキサンは、分
子骨格が直鎖状、分岐状または環状のいずれであっても
よいが、主鎖部分にジオルガノシロキサンを繰り返し単
位として有し、分子鎖末端がトリオルガノシロキサンで
あるものが一般的である。また、重合度(分子中のSi
原子の数)は10〜20000、好ましくは100〜1
5000程度のものであれば良い。
【0027】(a2)成分は、低硬度シリコーンゴムを
所望の硬さ(15以下)に調整するために配合される成
分であり、具体的には一般式: R SiO[4−(c+d)]/2 ………(2) で示されるポリオルガノシロキサン(シリコーン生ゴ
ム)を挙げることができる。
【0028】式(2)において、Rは、炭素数が10
以下好ましくは1である1価の脂肪族不飽和炭化水素基
を表し、具体的には、ビニル基、アリル基、プロペニル
基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル基の
ようなアルケニル基を好適とする。特にビニル基である
ことが好ましい。Rは、(a1)成分および(a)成
分を表す式(1)におけるR2と同様に、脂肪族不飽和
炭化水素基を除く炭素数が1〜12好ましくは1〜8の
置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。
【0029】ここで、c,dは、それぞれ0≦c≦1,
1<d≦3,1<c+d<3の関係を満足する数を表す
が、cの値が0であり、ケイ素原子に結合する脂肪族不
飽和炭化水素基を有しないポリオルガノシロキサンを使
用することがより望ましい。また、このポリオルガノシ
ロキサンは、分子骨格が直鎖状、分岐状または環状のい
ずれであってもよいが、主鎖部分にジオルガノシロキサ
ンを繰り返し単位として有し、分子鎖末端がトリオルガ
ノシロキサンであるものが一般的であり、かつ5〜50
(mm/min.)の針入度を有するように調整された
重合度を有している。
【0030】(b)成分は、前記した(a1)成分ある
いは(a)成分の架橋剤になる成分であって、具体的に
は、一般式: R SiO[4−(e+f)]/2 ………(3) で示されるポリオルガノハイドロジェンシロキサンを挙
げることができる。
【0031】式(3)において、Rは、炭素数1〜1
2好ましくは1〜8の置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。但し、脂肪族不飽和炭化水素基を除く。
【0032】Rの具体例としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シク
ロヘキシル基、オクチル基のようなアルキル基;フェニ
ル基、トリル基のようなアリール基;ベンジル基、フェ
ニルエチル基のようなアラルキル基;およびこれらの基
の水素原子の一部または全部がフッ素、塩素、臭素など
のハロゲン原子やシアノ基で置換されているもの、例え
ばクロロメチル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロ
ピル基、シアノエチル基などを挙げることができる。こ
れらのうちで、炭素数が1〜4のものが好適であり、合
成のし易さ、コストの面からアルキル基が好ましい。メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、tert-ブチル基であることが好ま
しく、特にメチル基であることが好ましい。
【0033】また、式(3)におけるe,fは、それぞ
れ、0.8≦e≦2.2,0.002≦f≦1,0.8<e
+f<3の関係を満足する数を表す。好ましくは、1≦
e≦2.2,0.01≦f≦1,1.8≦e+f≦2.5の
関係を満足する数である。
【0034】このポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンは、分子骨格が直鎖状、分岐状または環状のいずれで
あっても良く、またジオルガノハイドロジェンシロキサ
ン単位とSiO2単位を含有し、適宜にトリオルガノシ
ロキサン単位やジオルガノシロキサン単位を含有してい
る三次元網状構造の樹脂状物であっても良い。
【0035】このポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンでは、ケイ素原子に水素原子が結合したSiH基が、
1分子中に少なくとも2個好ましくは3個以上形成され
ている。この場合、H原子は、分子鎖末端のケイ素原子
に結合していても、また分子鎖中間のケイ素原子のいず
れかに結合していても良く、さらには両方に結合してい
ても良い。また、重合度(分子中のSi原子の数)は、
3〜400特に4〜300であることが好ましい。
【0036】(c)成分のシリカ系補強性充填剤は、形
成されるシリコーンゴム層の強度特性を高めるために配
合される充填剤である。一般にシリコーンゴムに配合さ
れているフュームドシリカ、沈降法シリカ、溶融シリカ
などを挙げることができ、特に粒子径が20μm以下の
ものが好適している。
【0037】また、この(c)成分は、オルガノシラ
ン、オルガノシロキサン、オルガノシラザンなどで予め
表面処理されたものであっても良く、また上記処理剤と
インプロセスで反応させたものであっても良い。
【0038】(d)成分の白金系触媒は、前記した(a
1)成分あるいは(a)成分と(b)成分との付加反応
を開始するための触媒であって、例えば白金、塩化第1
白金、塩化白金酸、あるいはこれらのビニルシロキサン
錯体やそのアルコール変性溶液などの白金族金属化合
物;ロジウム系化合物やパラジウム系化合物などを挙げ
ることができる。
【0039】付加反応硬化型の熱硬化性シリコーンゴム
組成物は、前記した(a1)あるいは(a)〜(d)の
成分を必須とするが、さらにアセチレン化合物、リン化
合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、スズ化合
物、水銀化合物、硫黄化合物など、公知の反応制御剤が
適量配合されていても良い。
【0040】このようなシリコーンゴム組成物におい
て、(a1)成分あるいは(a)成分と(b)成分との
配合割合は、(a1)成分あるいは(a)成分の脂肪族
不飽和炭化水素基と(b)成分の水素原子とがモル比で
1:10〜10:1、より好ましくは1:3〜3:1と
なるような量に調整される。
【0041】また、(c)成分の配合割合が多すぎる
と、未硬化時におけるシリコーンゴム組成物の粘度が著
しく上昇して、成形時の作業性は悪くなり、反対に少な
すぎると、形成されたシリコーンゴム層の強度特性が十
分でなくなる。そのようなことから、(c)成分の配合
割合は、(a1)成分あるいは(a)成分100重量部
に対して5〜200重量部とすることが好ましい。
【0042】さらに、(d)成分の配合量は、(a1)
成分あるいは(a)成分に対して白金換算で0.1〜1
000ppmに相当する量であれば良く、より好ましくは
1〜500ppmに相当する量とする。
【0043】低硬度シリコーンゴムに用いられる過酸化
物硬化型の熱硬化性シリコーンゴム組成物(過酸化物型
シリコーンゴム)としては、例えば、(a1)ケイ素原
子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2個
有するポリオルガノシロキサンと、(a2)ケイ素原子
に結合する不飽和炭化水素基を有しない針入度が5〜5
0(mm/min.)のポリオルガノシロキサンと、
(c)シリカ系補強性充填剤、および(e)有機過酸化
物を必須成分とする組成物を挙げることができる。
【0044】また、高硬度シリコーンゴムに用いられる
過酸化物型シリコーンゴムとしては、例えば、(a)ケ
イ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を少なくと
も2個有するポリオルガノシロキサンと、(c)シリカ
系補強性充填剤、および(e)有機過酸化物を必須成分
とする組成物を挙げることができる。
【0045】ここで、(a1)成分、(a2)成分、
(a)成分および(c)成分としては、前記した付加型
シリコーンゴムについて述べたものと同様のものを挙げ
ることができる。(e)成分の有機過酸化物は、(a
1)成分あるいは(a)成分の架橋剤になる成分であっ
て、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン
などが挙げられる。
【0046】この過酸化物型シリコーンゴムは、(a
1)成分と(a2)成分あるいは(a)成分に(c)成分
を均一に混練りした後、(e)成分である有機過酸化物
を均一に混合することにより調製される。有機過酸化物
の配合量は、(a1)成分あるいは(a)成分100重
量部に対して0.1〜5重量部に設定される。
【0047】本発明に用いられる低硬度シリコーンゴム
および高硬度シリコーンゴムは、それぞれ前記した各成
分を均一に混合した組成物を、加熱して硬化させること
によって得ることができるが、組成物にはさらに石英粉
末、けいそう土、炭酸カルシウム粉末、アルミナ粉末な
どの非補強性充填剤;カーボンブラック、各種の金属
粉、各種の金属酸化物粉末などの導電性付与剤;ベンガ
ラ、酸化チタンなどの顔料;公知の耐熱剤、難燃剤、接
着付与剤などを適量配合しても良い。
【0048】本発明において、低硬度シリコーンゴム層
の表面に高硬度シリコーンゴム被覆層が形成された複合
体を成形するには、硬化前のシリコーンゴム組成物の状
態に合わせて、以下に示す方法を採ることができる。
【0049】すなわち、硬化前のシリコーンゴム組成物
がコンパウンド状(ミラブル型)である場合には、プレ
ス成形、トランスファー成形あるいはインジェクション
成形の各方法を採ることができ、液状である場合には、
インジェクション成形により成形することができる。ま
た、低硬度シリコーンゴム層の表面に、コーティングに
より高硬度シリコーンゴム被覆層を設けることができ
る。コーティング方法には、デップコートとスプレーコ
ートの2種類の方法があり、未架橋の液状シリコーンゴ
ム組成物をそのままで、あるいはトルエン、キシレン、
ヘキサン、アルコール等の有機溶剤や低分子量シロキサ
ン等で適宜希釈して使用することができる。
【0050】なお、前記した付加反応硬化型の熱硬化性
シリコーンゴム組成物や過酸化物硬化型のシリコーンゴ
ム組成物は、硬化機構の組み合わせにより、未硬化物同
士を積層した場合、硬化物に未硬化物を塗布した場合な
ど、接着力に乏しい複合体となることがある。その一例
として、付加型の低硬度シリコーンゴムの硬化物に付加
型の高硬度シリコーンゴムの未硬化物を積層または塗布
する場合が挙げられる。その場合は、低硬度シリコーン
ゴム層と高硬度シリコーンゴム被覆層との界面に接着用
プライマーを塗布することにより、被覆層の接着強度を
高めることができる。
【0051】本発明の衝撃緩和用複合体を製造するため
の方法を、低硬度シリコーンゴム層および高硬度シリコ
ーンゴム被覆層の硬化状態に対応して、以下に詳細に説
明する。
【0052】[未硬化の低硬度ゴム層と未硬化の高硬度
ゴム被覆層とを積層] (1)硬化後の硬さが20程度になるように調整した未架
橋のシリコーンゴム組成物(コンパウンド状)に、シリ
コーン生ゴムと架橋剤とを加え(硬化後の硬さが0〜8
になるように調整)、2本ロールにより混合し分出し
て、低硬度シリコーンゴムコンパウンドを得る。次に、
硬化後の硬さが40〜90の未架橋のシリコーンゴム組
成物(コンパウンド状)に架橋剤を加え、2本ロールに
より混合し0.5〜2mmの厚さに分出しする。次い
で、得られた高硬度シリコーンゴムコンパウンドを、前
記した低硬度シリコーンゴムコンパウンドの表面に貼付
けた後金型に仕込み、加熱してシリコーンゴムを硬化さ
せる。
【0053】(2)硬化後の硬さが20程度になるように
調整した未架橋のシリコーンゴム組成物(コンパウンド
状)に、シリコーン生ゴムと架橋剤とを加え(硬化後の
硬さが0〜8になるように調整)、2本ロールにより混
合し分出しした後、この低硬度シリコーンゴムコンパウ
ンドを金型に仕込む。次に、硬化後の硬さが40〜90
の未架橋のシリコーンゴム組成物(液状)に、架橋剤を
加え混合・脱泡した後、この液状シリコーンゴムを前記
金型に流し込み、加熱してシリコーンゴムを硬化させ
る。
【0054】(3)硬化後の硬さが40〜90になるよう
に調整した未架橋のシリコーンゴム組成物(コンパウン
ド状)に架橋剤を加え、2本ロールにより混合し0.5
〜2mmの厚さに分出しした後、この高硬度シリコーン
ゴムコンパウンドを金型に仕込む。次に、未架橋のシリ
コーンゴム組成物(液状)に、シリコーン生ゴムと架橋
剤とを加え(硬化後の硬さが0〜8になるように調
整)、混合・脱泡した後、この液状シリコーンゴムを前
記金型に流込み、加熱してシリコーンゴムを硬化させ
る。
【0055】(1)〜(3)の成形方法では、低硬度シリコー
ンゴムと高硬度シリコーンゴムの硬化型の組合わせとし
て、両者がともに付加反応硬化型あるいは過酸化物硬化
型、低硬度シリコーンゴムが付加反応硬化型で高硬度シ
リコーンゴムが過酸化物硬化型、低硬度シリコーンゴム
が過酸化物硬化型で高硬度シリコーンゴムが付加反応硬
化型のそれぞれのタイプのものを使用することができ
る。
【0056】[硬化した低硬度ゴム層に未硬化の高硬度
ゴム被覆層を積層] (4)硬化後の硬さが20程度になるように調整した未架
橋のシリコーンゴム組成物(コンパウンド状)に、シリ
コーン生ゴムと架橋剤とを加え(硬化後の硬さが0〜8
になるように調整)、2本ロールにより混合し分出しし
た後、この低硬度シリコーンゴムコンパウンドを金型に
仕込み加熱して硬化させる。そして、得られた低硬度シ
リコーンゴム硬化物を金型から取出す。次に、硬化後の
硬さが40〜90の未架橋のシリコーンゴム組成物(液
状)に、架橋剤を加え混合・脱泡した後、この液状シリ
コーンゴムを前記低硬度シリコーンゴム硬化物の表面に
コーティングし、加熱して液状シリコーンゴムを硬化さ
せる。
【0057】(5)未架橋のシリコーンゴム組成物(液
状)にシリコーン生ゴムと架橋剤とを加え(硬化後の硬
さが0〜8になるように調整)、混合・脱泡した後、金
型に流し込み加熱して硬化させる。そして、得られた低
硬度シリコーンゴム硬化物を金型から取出す。次に、硬
化後の硬さが40〜90の未架橋のシリコーンゴム組成
物(コンパウンド状)に架橋剤を加え、2本ロールによ
り混合し0.5〜2mmの厚さに分出しする。その後、
この高硬度シリコーンゴムコンパウンドを前記した低硬
度シリコーンゴム硬化物の表面に貼付けた後、全体を金
型に仕込み、加熱して高硬度シリコーンゴムコンパウン
ドを硬化させる。
【0058】[硬化した高硬度ゴム層と未硬化の低硬度
ゴム層とを積層] (6)硬化後の硬さが40〜90になるように調整した未
架橋のシリコーンゴム組成物(コンパウンド状)に架橋
剤を加え、2本ロールにより混合し0.5〜2mmの厚
さに分出しした後、これを金型に仕込み加熱して硬化さ
せる。そして、得られた高硬度シリコーンゴム硬化物を
金型から取出し、別の大きい金型に仕込む。次に、未架
橋のシリコーンゴム組成物(液状)にシリコーン生ゴム
と架橋剤とを加え(硬化後の硬さが0〜8になるように
調整)、混合・脱泡した後、この液状シリコーンゴムを
前記した金型に流し込み、加熱して硬化させる。
【0059】(7)硬化後の硬さが40〜90になるよう
に調整した未架橋のシリコーンゴム組成物(液状)に架
橋剤を加え、混合・脱泡した後、金型に0.5〜2mm
の厚さに流し込み、これを加熱して硬化させる。そし
て、得られた高硬度シリコーンゴム硬化物を金型から取
出し、別の大きい金型に仕込む。次に、未架橋のシリコ
ーンゴム組成物(液状)にシリコーン生ゴムと架橋剤と
を加え(硬化後の硬さが0〜8になるように調整)、混
合・脱泡した後、この液状シリコーンゴムを前記した金
型に流し込み、加熱して硬化させる。
【0060】(4)〜(7)の成形方法では、低硬度シリコー
ンゴムと高硬度シリコーンゴムがともに過酸化物硬化
型、低硬度シリコーンゴムが付加反応硬化型で高硬度シ
リコーンゴムが過酸化物硬化型、低硬度シリコーンゴム
が過酸化物硬化型で高硬度シリコーンゴムが付加反応硬
化型のそれぞれの硬化タイプのものを使用することがで
きる。低硬度シリコーンゴムと高硬度シリコーンゴムが
ともに付加反応硬化型の組合わせは、両層の界面の接着
性が悪くなるので、適用することができない。
【0061】本発明の衝撃緩和用複合体は、乳房を切除
した女性のための人工乳房、豊胸用のブラジャー等に使
用されるパッド、腰痛パッドあるいは肩パッド、義足用
切断端部保護クッション材などに好適して用いることが
できるが、その他、スポーツ用具、武道用具、車両関係
用具、幼児用玩具、一般家庭用具等にも、人体の安全、
保護のために使用される衝撃吸収体として適用すること
ができる。施設の防音用具、防振用具にも適用可能であ
る。具体的には、スポーツ用パンツの臀部、ソックスの
膝当てあるいは滑り止め、保温保冷用サポーター、スキ
ーパンツ等のパッド、ヘルメット、便座マット、家具用
下敷きマット、くつ底、メガネパット、車のバンパー、
チャイルドシート、エァーバック、防振ゴム(CD、D
VD、フロッピー(登録商標)のドライブ等)、ぺング
リップ、ゴルフグリップ、枕、自転車用サドル、乗馬用
サドル、ウォーターハンマー防止チューブ、電動工具グ
リップ、ドアプロテクター、車のエンジンプッシュ、キ
ーボード用ハンドレスト、時計、耳かき、ルアー、タン
ボ印刷、エンブレム、ワッペン、耐圧ホースなどに使用
することができる。
【0062】次に、本発明の具体的実施例について記載
する。なお、以下の実施例および比較例において、部は
重量部を表わす。
【0063】実施例1 TSE2523U(ジーイー東芝シリコーン(株)社の
商品名;ミラブル型シリコーンゴム組成物、硬化後の硬
さ30)40部に、TSE200(ジーイー東芝シリコ
ーン(株)社の商品名;ケイ素原子に結合する反応基を
持たないシリコーン生ゴム)60部とTC−8(ジーイ
ー東芝シリコーン(株)社の商品名;2,5−ジメチル
−2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサ
ン50%)0.5部を加えて混合し、コンパウンド状の
シリコーンゴム組成物Aを得た。次いで、TSE252
7U(ジーイー東芝シリコーン(株)社の商品名;ミラ
ブル型シリコーンゴム組成物、硬化後の硬さ70)10
0部にTC−8を0.8部加え混合して得られたシリコ
ーンゴム組成物B(コンパウンド状)を、1mmの厚さ
に分出しした。その後、これを前記したシリコーンゴム
組成物Aの表面に貼付けた後、全体を金型に仕込み、1
70℃で10分間プレス成形した後、200℃で4時間
後架橋を行い、完全に硬化させた。
【0064】実施例2 TSE2523U40部に、TSE200を60部とT
C−8を0.5部加えて混合し、得られたシリコーンゴ
ム組成物A(コンパウンド状)を金型に仕込み、170
℃で10分間プレス成形し硬化させた。次いで、この硬
化物の表面に、XE15−645(A)とXE15−6
45(B)(ジーイー東芝シリコーン(株)社の商品
名、付加反応硬化型液状シリコーンゴム)とを1:1の
重量比で混合し、減圧・脱泡して得られた液状シリコー
ンゴム組成物をコーティングし、150℃で10分間乾
燥機で加熱し硬化させた。
【0065】比較例1 TSE3062(A)とTSE3062(B)(ジーイ
ー東芝シリコーン(株)社の商品名;室温硬化型シリコ
ーンゲル)とを1:1の重量比で混合し、減圧・脱泡し
て得られた液状ポリオルガノシロキサン組成物を、塩化
ビニル樹脂製の袋に充填し、50℃で1時間加熱して硬
化させた。その結果、塩化ビニル樹脂製袋内にシリコー
ンゲルが充填された複合体を得た。
【0066】比較例2 TSE2523U100部にTC−8を0.8部加えて
混合した後、さらにTSE451−1000(ジーイー
東芝シリコーン(株)社の商品名;ジメチルシリコーン
オイル、粘度1000cP)100部を添加して得られ
たシリコーンゴム組成物C(コンパウンド状)を、金型
に仕込み、170℃で10分間プレス成形した後、20
0℃で4時間後架橋を行い、完全に硬化させた。
【0067】次いで、実施例1,2で得られた低硬度シ
リコーンゴムと高硬度シリコーンゴムとの複合体、およ
び比較例1,2で得られたシリコーンゴム硬化体の試料
片について、それぞれ表面粘着性を調べるとともに、落
下試験およびガラス汚染試験を行った。
【0068】落下試験では、2mの高さから各試料片を
床に落とし、破損の程度および床の状態を調べた。ま
た、ガラス汚染試験では、まず試料片(比較例1ではシ
リコーンゲル)をガラス試験片(25×80mm)に接
触させ、50gの荷重をかけ室温で10日放置した後、
試料片をガラス試験片の表面から取り除いた。次いで、
このガラス試験片の表面の動摩擦係数を、トライボギヤ
TYPE14DR(HEIDON新東科学(株)製)を
用いて測定した。なお、摩擦子としては、直径15mm
厚さ5mmの樹脂体の外周にフッ素ゴムを被覆したもの
を使用し、測定前にIPAにより洗浄した。そして、垂
直荷重500g、摩擦速度100mm/分、移動距離4
0mm、室温23℃の条件で、試料片が接触していたガ
ラス試験片の部位の動摩擦係数を測定した。なお、ガラ
ス試験片自体の動摩擦係数は1.45であった。
【0069】これらの試験結果を表1に示す。
【表1】
【0070】表1から次のことがわかる。すなわち、実
施例1,2で得られた複合体は、表面の粘着感やタック
感がないうえに、接触により内部に含まれる成分がガラ
ス試験片に移行してこれを汚すことがない。また、落下
により破損が生じることがなく、成分の洩れなどが生じ
ない。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
衝撃緩和用複合体は、衝撃の吸収・緩和性に優れ、かつ
表面の粘着感がなく汚れにくいうえに、表面へのオイル
等のブリードがなく、接触相手を汚染することがない。
【0072】したがって、人工乳房、豊胸用のブラジャ
ー等に使用されるパッド、腰痛パッドあるいは肩パッ
ド、義足用切断端部保護クッション材などに好適し、さ
らにスポーツ用具、武道用具、車両関係用具、幼児用玩
具、一般家庭用具などの衝撃吸収・緩和部材として適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である衝撃緩和用複合体を
示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図。
【符号の説明】
1………低硬度シリコーンゴム層、2………高硬度シリ
コーンゴム被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/07 C08L 83/07 F16F 7/00 F16F 7/00 B 15/08 15/08 B Fターム(参考) 3J048 AA01 AC01 BA03 BB01 BD04 DA06 3J066 AA02 AA05 AA15 AA30 BA01 BB01 BC01 4F100 AA20A AA20B AA20H AK52A AK52B AK52K AN02A AN02B BA02 BA10B BA16 BA26 CA30A CA30B DD31 JB13A JB13B JK11 JK12A JK12B JL06 YY00A YY00B 4J002 CP03X CP04Y CP13W CP14W DA117 DE197 DJ016 FD016

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬さが15(デュロメータ単位)以下の
    低硬度シリコーンゴム層の表面に、硬さが20〜90の
    高硬度シリコーンゴムから成る被覆層を、接着または密
    着して設けて成ることを特徴とする衝撃緩和用複合体。
  2. 【請求項2】 前記低硬度シリコーンゴムと前記高硬度
    シリコーンゴムとが、20以上の硬さの差を有すること
    を特徴とする請求項1記載の衝撃緩和用複合体。
  3. 【請求項3】 前記高硬度シリコーンゴムから成る被覆
    層の厚さが、0.005〜2mmであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の衝撃緩和用複合体。
  4. 【請求項4】 前記低硬度シリコーンゴムが、 (a1)ケイ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基
    を少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンと、 (a2)針入度が5〜50(mm/min.)のポリオ
    ルガノシロキサンと、 (b)ケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個
    有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンと、 (c)シリカ系補強性充填剤、および (d)白金系触媒を必須成分とする熱硬化性シリコーン
    ゴム組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項記載の衝撃緩和用複合体。
  5. 【請求項5】 前記低硬度シリコーンゴムが、 (a1)ケイ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基
    を少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンと、 (a2)針入度が5〜50(mm/min.)のポリオ
    ルガノシロキサンと、 (c)シリカ系補強性充填剤、および (e)有機過酸化物を必須成分とする熱硬化性シリコー
    ンゴム組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項記載の衝撃緩和用複合体。
  6. 【請求項6】 前記高硬度シリコーンゴムが、 (a)ケイ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を
    少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンと、 (b)ケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2個
    有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンと、 (c)シリカ系補強性充填剤、および (d)白金系触媒を必須成分とする熱硬化性シリコーン
    ゴム組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか1項記載の衝撃緩和用複合体。
  7. 【請求項7】 前記高硬度シリコーンゴムが、 (a)ケイ素原子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基を
    少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンと、 (c)シリカ系補強性充填剤、および (e)有機過酸化物を必須成分とする熱硬化性シリコー
    ンゴム組成物の硬化物であることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1項記載の衝撃緩和用複合体。
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