JP2003120529A - 真空ポンプにおけるガス供給装置 - Google Patents

真空ポンプにおけるガス供給装置

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JP2003120529A
JP2003120529A JP2001318894A JP2001318894A JP2003120529A JP 2003120529 A JP2003120529 A JP 2003120529A JP 2001318894 A JP2001318894 A JP 2001318894A JP 2001318894 A JP2001318894 A JP 2001318894A JP 2003120529 A JP2003120529 A JP 2003120529A
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gas
flow rate
inert gas
gas supply
pressure
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JP2001318894A
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Shinya Yamamoto
真也 山本
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Hiroyuki Ishigure
宏行 石榑
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Original Assignee
Toyota Industries Corp
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不活性ガスの供給による安定した希釈効果の確
保を図る。 【解決手段】不活性ガスの供給経路である基管60と分
岐管54〜59との接続部541〜591よりも上流に
おける基管60には電磁式の流量調整弁67が取り付け
られている。流量調整弁67は、基管60を流れる不活
性ガスの流量を調整する。流量調整弁67は、流量制御
装置68の指令制御を受ける。流量制御装置68には圧
力検出器62が信号接続されており、圧力検出器62に
よって得られた導入管61内の圧力検出情報が流量制御
装置68に送られる。流量制御装置68は、圧力検出器
62から得られる圧力検出情報に基づいて流量調整弁6
7の弁開度、即ちガス供給流量調整状態を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の回転に基
づいてポンプ室内のガス移送体を動かし、前記ガス移送
体の動作によってガスを移送して吸引作用をもたらし、
前記ガスの存在領域に不活性ガスを供給するガス供給装
置を備えた真空ポンプにおけるガス供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特開平5−118286号公報に開示さ
れる真空ポンプでは、一対で組をなすロータが噛合した
状態で回転される。噛合しながら回転する複数のロータ
の回転動作は、ガスを移送する。このポンプでは、ガス
の経路内に窒素ガスのような不活性ガスを供給して、反
応生成物を含むガスの希釈が行われる。反応生成物の中
には、圧力が上昇し、温度が低下すると固化しやすくな
るものが多く、特に半導体製造装置の一種であるドライ
エッチング装置から排気されるガスには、そのような物
質が含まれていることがある。このような物質であって
も、不活性ガスで希釈されると、固化する温度が低くな
り、固化しにくくなる。
【0003】特開平5−118286号公報では、不活
性ガスの供給経路上にニードルバルブあるいは固定絞り
を介在した構成が開示されている。ニードルバルブは、
不活性ガスの供給流量を調整できる。固定絞りを用いた
装置における不活性ガスの供給流量は、必要供給能力を
持った固定絞りの選択によって調整される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不活性ガスの供給によ
る安定した希釈効果の確保は、ガスの固化の問題を解消
する上で重要である。しかし、不活性ガスを常に一定量
供給する方式では、真空ポンプの排気の多少に応じた不
活性ガスによるガスの適正な希釈を得ることができな
い。
【0005】本発明は、不活性ガスの供給によるガスの
適正な希釈の確保を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、回
転軸の回転に基づいてポンプ室内のガス移送体を動か
し、前記ガス移送体の動作によってガスを移送して吸引
作用をもたらし、前記ガスの存在領域に不活性ガスを供
給するガス供給装置を備えた真空ポンプを対象とし、請
求項1の発明では、前記不活性ガスの供給流量を調整す
るガス供給流量調整手段と、前記ガスの移送量を検出す
る移送量検出手段と、前記移送量検出手段によって検出
された移送量に応じて前記ガス供給流量調整手段におけ
るガス供給流量調整状態を制御する制御手段とを備えた
ガス供給装置を構成した。
【0007】ガスの適正な希釈の確保は、検出されたガ
ス移送量が多いときには前記不活性ガスの供給流量を多
くし、検出されたガス移送量が少ないときには前記不活
性ガスの供給流量を少なくすることによって達成され
る。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
前記移送量検出手段は、前記ガスの存在領域における圧
力を検出する圧力検出手段とした。検出された圧力は、
ガスの移送量を精度良く反映する。
【0009】請求項3の発明では、請求項2において、
前記圧力検出手段の検出対象領域は、前記ガスの存在領
域において前記不活性ガスの供給口よりも上流とした。
前記不活性ガスの供給口よりも上流のガス存在領域は、
不活性ガスの存在しない領域である。従って、前記不活
性ガスの供給口よりも上流のガス存在領域は、ガス移送
量の検出精度を高める上で、圧力検出手段の検出対象領
域として適正である。
【0010】請求項4の発明では、請求項1乃至請求項
3のいずれか1項において、前記不活性ガスの供給経路
は、基管と複数の分岐管とからなり、単一の前記ガス供
給流量調整手段は、前記基管と複数の分岐管との接続部
よりも上流における前記基管に配設されているようにし
た。
【0011】基管と複数の分岐管との接続部よりも上流
における基管は、単一のガス供給流量調整手段の設置箇
所として最適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を多段ルーツポンプ
に具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に基づいて
説明する。
【0013】図1に示すように、多段ルーツポンプ11
のロータハウジング12の前端にはフロントハウジング
13が接合されており、フロントハウジング13には封
鎖体10が接合されている。ロータハウジング12の後
端にはリヤハウジング14が接合されている。ロータハ
ウジング12は、シリンダブロック15と複数の室形成
壁16A,16B,16C,16Dとからなる。図3に
示すように、シリンダブロック15は、一対のブロック
片17,18からなり、各室形成壁16A,16B,1
6C,16Dは一対の壁片161,162からなる。図
1に示すように、フロントハウジング13と室形成壁1
6Aとの間の空間、隣合う室形成壁16A,16B,1
6C,16Dの間の空間、及びリヤハウジング14と室
形成壁16Dとの間の空間は、それぞれポンプ室39,
40,41,42,43となっている。
【0014】フロントハウジング13とリヤハウジング
14とには一対の回転軸19,20がラジアルベアリン
グ21,21A,22,22Aを介して回転可能に支持
されている。両回転軸19,20は互いに平行に配置さ
れている。回転軸19,20は室形成壁16A,16
B,16C,16Dに通されている回転軸19には複数
のロータ23,24,25,26,27が一体形成され
ており、回転軸20には同数のロータ28,29,3
0,31,32が一体形成されている。ロータ23〜3
2は、回転軸19,20の軸線191,201の方向に
見て同形同大の形状をしている。ロータ23,24,2
5,26,27の厚みはこの順に小さくなってゆくよう
にしてあり、ロータ28,29,30,31,32の厚
みはこの順に小さくなってゆくようにしてある。ロータ
23,28は互いに噛合した状態でポンプ室39に収容
されており、ロータ24,29は互いに噛合した状態で
ポンプ室40に収容されている。ロータ25,30は互
いに噛合した状態でポンプ室41に収容されており、ロ
ータ26,31は互いに噛合した状態でポンプ室42に
収容されている。ロータ27,32は互いに噛合した状
態でポンプ室43に収容されている。
【0015】リヤハウジング14にはギヤハウジング3
3が組み付けられている。回転軸19,20はリヤハウ
ジング14を貫通してギヤハウジング33内に突出して
おり、各回転軸19,20の突出端部には歯車34,3
5が互いに噛合した状態で止着されている。歯車34,
35は、ギヤハウジング33内に貯留された図示しない
潤滑油をかき上げる。かき上げられた潤滑油は、歯車3
4,35及びラジアルベアリング21A,22Aを潤滑
する。
【0016】ギヤハウジング33には電動モータMが組
み付けられている。電動モータMの駆動力は、軸継ぎ手
63を介して回転軸19に伝えられ、回転軸19は図3
〜図5の矢印R1の方向に回転される。回転軸19の回
転は、歯車34,35を介して回転軸20に伝えられ、
回転軸20は図3〜図5の矢印R2で示すように回転軸
19とは逆方向に回転する。
【0017】電動モータMにはインバータ65が電気接
続されている。インバータ65は、回転制御装置64の
指令制御に基づいて交流電源66を電源として電動モー
タMの回転速度制御を行なう。
【0018】図1及び図3に示すように、室形成壁16
A,16B,16C,16D内には通路163が形成さ
れている。図3に示すように、室形成壁16A,16
B,16C,16Dには通路163の入口164及び出
口165が形成されている。隣合うポンプ室39,4
0,41,42,43は、通路163を介して連通して
いる。
【0019】図4に示すように、ブロック片18には導
入口181がポンプ室39に連通するように形成されて
いる。導入口181には導入管61が接続されている。
導入管61には圧力検出手段としての圧力検出器62が
取り付けられている。圧力検出器62は、導入管61内
の圧力を検出する。
【0020】図5に示すように、ブロック片17には排
出口171がポンプ室43に連通するように形成されて
いる。導入口181からポンプ室39に導入されたガス
は、ロータ23,28の回転によって室形成壁16Aの
入口164から通路163を経由して出口165から隣
のポンプ室40へ移送される。以下、同様にガスは、ポ
ンプ室の容積が小さくなる順、即ちポンプ室40,4
1,42,43の順に移送される。ポンプ室43へ移送
されたガスは、排出口171から外部へ排出される。ロ
ータ23〜32は、ガスを移送するガス移送体である。
【0021】図1及び図3に示すように、ロータハウジ
ング12には複数の固定絞り器36A,36B,36
C,36Dが螺着されている。図1に示すように、フロ
ントハウジング13には固定絞り器37が螺合されてお
り、リヤハウジング14には固定絞り器38が螺合され
ている。各固定絞り器36A,36B,36C,36
D,37,38には分岐管54,55,56,57,5
8,59が接続されており、分岐管54,55,56,
57,58,59は基管60に接続されている。基管6
0は、図示しないガス供給源に接続されている。ガス供
給源の不活性ガス(例えば窒素ガス)は、基管60及び
分岐管54〜59を介して各固定絞り器36A,36
B,36C,36D,37,38に供給される。
【0022】図2に示すように、固定絞り器36Aは、
逆止弁44と、逆止弁44に螺合された固定絞り45
と、逆止弁44に螺合された管継ぎ手46とからなる。
逆止弁44は固定絞り45の上流側にある。逆止弁44
と固定絞り45との間にはシールリング47が介在され
ている。固定絞り45の先端部にはオリフィス451が
形成されている。
【0023】逆止弁44は、弁孔511を形成したハウ
ジング51と、ばね座兼用のガイド48と、ガイド48
によって摺動案内される弁支持体49と、弁支持体49
に取り付けられたリング形状のゴム製の弾性弁50と、
弁支持体49を弁孔511側に付勢するばね52とを備
えている。弁支持体49には通過溝491が形成されて
いる。分岐管54は、逆止弁44に嵌入されている。
【0024】管継ぎ手46は、一対のゴム製のシールリ
ング53A,53Bを備えている。逆止弁44に対して
管継ぎ手46を締め付けると、シールリング53Aが管
継ぎ手46と分岐管54との間で弾性変形すると共に、
シールリング53Bが逆止弁44と分岐管54との間で
弾性変形する。分岐管54は、シールリング53A,5
3Bの弾性変形によって固定絞り器36Aからの抜けを
阻止される。
【0025】他の固定絞り器36B,36C,36D,
37,38も固定絞り器36Aと同じ構造である。固定
絞り器36A,36B,36C,36D,37,38へ
送られた不活性ガスは、ばね52のばね力に抗して弾性
弁50を押し退けて弁孔511を通過する。弁孔511
を通過した不活性ガスは、通過溝491を経由して固定
絞り45内に入る。固定絞り45内に入った不活性ガス
は、オリフィス451を通過する。
【0026】図1に示すように、固定絞り器37にはフ
ロントハウジング13内の通路131が接続されてい
る。通路131は、回転軸19,20を通すフロントハ
ウジング13の軸孔134,135の周面に形成された
環状の通路132,133に通じている。固定絞り器3
8にはリヤハウジング14内の通路141が接続されて
いる。通路141は、回転軸19,20を通すリヤハウ
ジング14の軸孔144,145の周面に形成された環
状の通路142,143に通じている。
【0027】基管60及び分岐管54を介して固定絞り
器36Aに送られた不活性ガスは、室形成壁16A内の
通路163へ送り込まれる。基管60及び分岐管55を
介して固定絞り器36Bに送られた不活性ガスは、室形
成壁16B内の通路163へ送り込まれる。基管60及
び分岐管56を介して固定絞り器36Cに送られた不活
性ガスは、室形成壁16C内の通路163へ送り込まれ
る。基管60及び分岐管57を介して固定絞り器36D
に送られた不活性ガスは、室形成壁16D内の通路16
3へ送り込まれる。各通路163内へ送り込まれた不活
性ガスは、各通路163内のガス〔例えばパーフルオロ
カーボン(PFC)ガス等のガス〕を希釈する。
【0028】基管60及び分岐管58を介して固定絞り
器37に送られた不活性ガスは、通路131,132,
133へ送り込まれる。通路132,133へ送り込ま
れた不活性ガスは、回転軸19,20の周面とフロント
ハウジング13の軸孔134,135との間の間隙から
ラジアルベアリング21,22へ侵入しようとするガス
を希釈する。
【0029】基管60及び分岐管59を介して固定絞り
器38に送られた不活性ガスは、通路141,142,
143へ送り込まれる。通路142,143へ送り込ま
れた不活性ガスは、回転軸19,20の周面とリヤハウ
ジング14の軸孔144,145との間の間隙からラジ
アルベアリング21A,22Aへ侵入しようとするガス
を希釈する。
【0030】不活性ガスの供給圧力、即ち基管60及び
分岐管54〜59内の圧力は、各室形成壁16A,16
B,16C,16D内の通路163内の予想圧力、及び
通路132,133,142,143内の予想圧力より
も高くしてある。
【0031】基管60と分岐管54〜59との接続部5
41,551,561,571,581,591よりも
上流における基管60には電磁式の流量調整弁67が取
り付けられている。流量調整弁67は、不活性ガスの供
給流量を調整するガス供給流量調整手段である。流量調
整弁67は、基管60を流れる不活性ガスの流量を調整
する。
【0032】流量調整弁67は、流量制御装置68の指
令制御を受ける。流量制御装置68には圧力検出器62
が信号接続されており、圧力検出器62によって得られ
た圧力検出情報が流量制御装置68に送られる。流量制
御装置68は、圧力検出器62から得られる圧力検出情
報に基づいて流量調整弁67の弁開度、即ちガス供給流
量調整状態を制御する。本実施の形態では、流量制御装
置68は、ガスの希釈度が所望の希釈度になるように流
量調整弁67の弁開度を制御する。圧力検出器62によ
って検出された圧力が増大、即ちガスの移送量が多くな
ると、流量制御装置68は、流量調整弁67の弁開度を
増大する指令を出す。流量調整弁67は、流量制御装置
68からの弁開度増大指令に基づいて弁開度を増大し、
基管60を流れる不活性ガスの供給流量が増える。圧力
検出器62によって検出された圧力が減少すると、流量
制御装置68は、流量調整弁67の弁開度を減少する指
令を出す。流量調整弁67は、流量制御装置68からの
弁開度減少指令に基づいて弁開度を減少し、基管60を
流れる不活性ガスの供給流量が減る。
【0033】圧力検出器62は、ガスの移送量を検出す
る移送量検出手段である。流量制御装置68は、移送量
検出手段によって検出された圧力(即ち、移送量)に応
じて流量調整弁67の弁開度(即ち、ガス供給流量調整
状態)を制御する制御手段である。
【0034】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)ガス移送量が多いときに不活性ガスの供給流量
が少ないと、ガスに含まれる反応生成物が固化したり、
ガス移送量が少ないときに不活性ガスの供給流量が多い
と、真空ポンプの吸引作用が低下する。
【0035】圧力検出器62によって検出された導入管
61内の圧力が高いとき、即ちガスの移送量が多いとき
には、流量制御装置68は、不活性ガスの供給流量を多
くしてガスの希釈度を所望の希釈度へ収束させる。圧力
検出器62によって検出された導入管61内の圧力が低
いとき、即ちガスの移送量が少ないときには、流量制御
装置68は、不活性ガスの供給流量を少なくしてガスの
希釈度を所望の希釈度へ収束させる。ガスの移送量に応
じて不活性ガスの供給流量を調整する構成は、ガスの適
正な希釈の確保を可能にする。
【0036】(1-2)導入管61内の圧力は、ガスの移
送量を精度良く反映する。従って、圧力検出器62によ
って検出された圧力は、ガスの移送量を精度良く反映
し、ガスの移送量に応じた不活性ガスの適正な供給流量
の調整が可能である。
【0037】(1-3)固定絞り器36A,36B,36
C,36Dのオリフィス451は、室形成壁16A,1
6B,16C,16内の通路163というガス存在領域
に対する不活性ガスの供給口となる。固定絞り器37の
オリフィス451は、回転軸19,20の周面とフロン
トハウジング13の軸孔134,135との間の間隙と
いうガスの存在領域に通じる通路131に対する不活性
ガスの供給口となる。固定絞り器38のオリフィス45
1は、回転軸19,20の周面とリヤハウジング14の
軸孔144,145との間の間隙というガスの存在領域
に対する不活性ガスの供給口となる。各固定絞り器36
A,36B,36C,36D,37,38のオリフィス
451よりも上流のガス移送経路は、不活性ガスの存在
しない領域である。従って、各固定絞り器36A,36
B,36C,36D,37,38のオリフィス451よ
りも上流となるガス移送経路の一部である導入管61内
は、ガス移送量の検出精度を高める上で、圧力検出器6
2の検出対象領域として適正である。
【0038】(1-4)各室形成壁16A,16B,16
C,16D内の通路163内の圧力、通路132,13
3内の圧力、及び通路142,143内の圧力は、それ
ぞれ異なる。従って、各室形成壁16A,16B,16
C,16D内の通路163内のガスの濃度、通路13
2,133内のガスの濃度、通路142,143内のガ
スの濃度は、それぞれ異なる。従って、各室形成壁16
A,16B,16C,16D内の通路163、通路13
2,133、通路142,143というガスの存在領域
に対する不活性ガスの単位時間当たりの適正な供給流量
もそれぞれ異なる。固定絞り器36A,36B,36
C,36D,37,38は、前記したガスの存在領域に
おける所望の希釈度を得るべく、前記存在領域に対する
不活性ガスの単位時間当たりの適正な供給流量をもたら
すように選択してある。即ち、固定絞り器36A,36
B,36C,36D,37,38におけるオリフィス4
51の径D(図2に図示)は、分岐管54〜59及び基
管60という供給経路内の圧力、前記存在領域内の圧力
等を考慮して前記適正な供給流量をもたらすように設定
されている。
【0039】このような固定絞り器36A〜36D,3
7,38を用いた本実施の形態では、流量調整弁67
は、基管60と複数の分岐管54〜59との接続部54
1〜591よりも上流における基管60にて不活性ガス
の供給流量の調整を行なう。即ち、接続部541〜59
1よりも上流における基管60での不活性ガスの供給流
量の調整は、各固定絞り器36A〜36D,37,38
のオリフィス451よりも下流のガス移送経路内のガス
の希釈度の調整を可能にする。従って、基管60と複数
の分岐管54〜59との接続部541〜591よりも上
流の不活性ガスの供給経路は、単一の流量調整弁67の
設置箇所として最適である。
【0040】(1-5)各固定絞り器36A,36B,3
6C,36D,37,38における所定のガス供給流量
をもたらすオリフィス451の径Dの設定は、ガス供給
圧、前記存在領域の圧力がわかっていれば容易に計算で
きる。従って、所定のガス供給流量をもたらす固定絞り
器36A,36B,36C,36D,37,38の製造
は容易であり、前記存在領域に必要なガス供給流量をも
たらす固定絞り器の選択は簡単である。
【0041】(1-6)多段ルーツポンプ11は、不活性
ガスの必要供給流量の異なる複数の前記存在領域(即
ち、各室形成壁16A,16B,16C,16D内の通
路163、環状の通路132,133,142,14
3)を有する。このような多段ルーツポンプ11は、複
数の供給経路となる分岐管54〜59を接続したそれぞ
れの存在領域に応じた適正なガス供給流量をもたらす固
定絞り器36A,36B,36C,36D,37,38
を選択して分岐管54〜59上に介在するという本実施
の形態の発明の適用対象として好適である。
【0042】次に、図6の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用い
てある。インバータ65には流量制御装置68Aが信号
接続されている。流量制御装置68Aは、インバータ6
5から電動モータMに出力される電流の値を検出する。
流量制御装置68Aは、検出した電流値に基づいて流量
調整弁67の弁開度、即ちガス供給流量調整状態を制御
する。検出した電流値は、電動モータMに対する真空ポ
ンプの負荷トルクを反映しており、この負荷トルクは、
ガス移送量を反映している。ガス移送量が増えると検出
電流値が増大し、ガス移送量が減ると検出電流値が減少
する。
【0043】本実施の形態では、流量制御装置68A
は、ガスの希釈度が所望の希釈度になるように流量調整
弁67の弁開度を制御する。検出した電流値が増大する
と、流量制御装置68Aは、流量調整弁67の弁開度を
増大する指令を出す。流量調整弁67は、流量制御装置
68Aからの弁開度増大指令に基づいて弁開度を増大
し、基管60を流れる不活性ガスの供給流量が増える。
検出した電流値が減少すると、流量制御装置68Aは、
流量調整弁67の弁開度を減少する指令を出す。流量調
整弁67は、流量制御装置68Aからの弁開度減少指令
に基づいて弁開度を減少し、基管60を流れる不活性ガ
スの供給流量が減る。
【0044】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
における(1-1)項、(1-3)項及び(1-4)項と同じ
効果が得られる。又、圧力検出器が不要となり、コスト
抑制の効果が得られる。
【0045】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)導入管61内のガス移送量を流量検出器によって
直接検出すること。 (2)室形成壁16A〜16D内の通路163内を圧力
検出器62の検出対象領域とすること。
【0046】(3)感圧機構を備えた機械式の流量制御
弁をガス供給流量調整手段として用いること。この感圧
機構は、例えば導入管61内を検出対象領域とし、流量
制御弁の弁開度は、感圧機構の感圧具合に応じて機械的
に調整される。
【0047】(4)第1の実施の形態において、固定絞
り器36A〜36D,37,38におけるオリフィス4
51の径を同一とし、各分岐管54〜59に流量調整弁
67をそれぞれ設けること。
【0048】(5)ルーツポンプ以外の真空ポンプに本
発明を適用すること。前記した実施の形態から把握でき
る請求項記載以外の発明について以下に記載する。
【0049】〔1〕請求項1乃至請求項4のいずれか1
項において、逆流防止機能を備えた固定絞り器を前記不
活性ガスの供給経路上に介在した真空ポンプにおけるガ
ス供給装置。
【0050】〔2〕前記〔1〕項において、前記供給経
路は複数あり、複数の前記供給経路を接続したそれぞれ
の前記存在領域に応じた単位時間当たりの適正なガス供
給流量をもたらす固定絞り器が選択されて前記複数の供
給経路上に介在されている真空ポンプにおけるガス供給
装置。
【0051】この場合、第1及び第2の実施の形態にお
ける複数の分岐管54〜59が複数の供給経路となる。 〔3〕請求項1乃至請求項4、前記〔1〕項、及び前記
〔2〕項のいずれか1項において、前記真空ポンプは、
複数の回転軸を平行に配置すると共に、前記各回転軸上
にロータを配列し、隣合う回転軸上のロータを互いに噛
み合わせ、互いに噛み合った状態の複数のロータを1組
として収容するポンプ室を前記回転軸の軸線方向へ複数
配列するようにハウジング内に形成した多段ルーツポン
プである真空ポンプにおけるガス供給装置。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、移送量
検出手段によって検出されたガス移送量に応じてガス供
給流量調整手段におけるガス供給流量調整状態を制御す
るようにしたので、不活性ガスの供給による安定した希
釈効果を確保し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す平断面図。
【図2】固定絞り器の断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】図1のB−B線断面図。
【図5】図1のC−C線断面図。
【図6】第2の実施の形態を示す平断面図。
【符号の説明】
11…多段ルーツポンプ。132,133,142,1
43,163…存在領域となる通路。19,20…回転
軸。23〜32…ガス移送体となるロータ。39〜43
…ポンプ室。451…供給口となるオリフィス。54,
55,56,57,58,59…分岐管。541,55
1,561,571,581,591…接続部。60…
基管。62…移送量検出手段としての圧力検出器。67
…ガス供給流量調整手段としての流量調整弁。68,6
8A…制御手段としての流量制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石榑 宏行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 Fターム(参考) 3H029 AA06 AA09 AA18 AB06 BB42 BB51 CC02 CC09 CC24 CC26 CC54 CC55 CC83 3H045 AA05 AA09 AA15 AA25 AA38 BA19 CA03 DA12 EA13 EA14 EA26 EA34 EA45 3H076 AA16 AA21 AA38 BB21 BB33 CC07 CC41 CC84 CC94 CC97

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の回転に基づいてポンプ室内のガス
    移送体を動かし、前記ガス移送体の動作によってガスを
    移送して吸引作用をもたらし、前記ガスの存在領域に不
    活性ガスを供給するガス供給装置を備えた真空ポンプに
    おいて、 前記不活性ガスの供給流量を調整するガス供給流量調整
    手段と、 前記ガスの移送量を検出する移送量検出手段と、 前記移送量検出手段によって検出された移送量に応じて
    前記ガス供給流量調整手段におけるガス供給流量調整状
    態を制御する制御手段とを備えた真空ポンプにおけるガ
    ス供給装置。
  2. 【請求項2】前記移送量検出手段は、前記ガスの存在領
    域における圧力を検出する圧力検出手段である請求項1
    に記載の真空ポンプにおけるガス供給装置。
  3. 【請求項3】前記圧力検出手段の検出対象領域は、前記
    ガスの存在領域において前記不活性ガスの供給口よりも
    上流である請求項2に記載の真空ポンプにおけるガス供
    給装置。
  4. 【請求項4】前記不活性ガスの供給経路は、基管と複数
    の分岐管とからなり、単一の前記ガス供給流量調整手段
    は、前記基管と複数の分岐管との接続部よりも上流にお
    ける前記基管に配設されている請求項1乃至請求項3の
    いずれか1項に記載の真空ポンプにおけるガス供給装
    置。
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