JP2003124848A - 周波数スペクトル拡散送信装置および受信装置 - Google Patents
周波数スペクトル拡散送信装置および受信装置Info
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- JP2003124848A JP2003124848A JP2001318250A JP2001318250A JP2003124848A JP 2003124848 A JP2003124848 A JP 2003124848A JP 2001318250 A JP2001318250 A JP 2001318250A JP 2001318250 A JP2001318250 A JP 2001318250A JP 2003124848 A JP2003124848 A JP 2003124848A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スペクトル拡散通信の周波数帯域利用効率を拡
大する。電波資源の有効利用をはかる。 【解決手段】送信装置に設けるトーン発生器、すなわち
nレベルの入力信号に対してn個のトーン信号を発生す
るトーン発生器を、nレベルの入力信号に対して、m個
のトーンの中からi個のトーンの組み合わせを対応させ
るように構成する。受信装置に設けられる検波器につい
ても、この送信装置のトーン発生器と同一の論理によ
り、到来するi個のトーン信号の組み合わせからnレベ
ルの信号を復元するように構成する。
大する。電波資源の有効利用をはかる。 【解決手段】送信装置に設けるトーン発生器、すなわち
nレベルの入力信号に対してn個のトーン信号を発生す
るトーン発生器を、nレベルの入力信号に対して、m個
のトーンの中からi個のトーンの組み合わせを対応させ
るように構成する。受信装置に設けられる検波器につい
ても、この送信装置のトーン発生器と同一の論理によ
り、到来するi個のトーン信号の組み合わせからnレベ
ルの信号を復元するように構成する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、周波数スペクトル
拡散通信に利用する。本発明は、周波数スペクトル拡散
通信に利用する送信装置のトーン発生器、および受信装
置の検波器の改良に関する。本発明は、移動無線通信、
その他無線通信、ディジタル加入者線通信、電力線通
信、その他に利用する。本発明は、周波数スペクトル拡
散通信の周波数利用効率の改善をはかるものである。
拡散通信に利用する。本発明は、周波数スペクトル拡散
通信に利用する送信装置のトーン発生器、および受信装
置の検波器の改良に関する。本発明は、移動無線通信、
その他無線通信、ディジタル加入者線通信、電力線通
信、その他に利用する。本発明は、周波数スペクトル拡
散通信の周波数利用効率の改善をはかるものである。
【0002】
【従来の技術】図10および図11は、多値周波数ホッ
ピング(FH/Multilevel FrequencyShift Keying, F
H/MFSK)方式を説明するためのブロック構成図で
ある。この方式は D.J.Goodman et al: "Frequency-hop
ped multilevel FSK for Mobile Radio" Bell System T
echnical Journal 59-7, pp1257-1275(Sep.1980) に開
示されたものである。図10はその送信装置の構成図で
あり、入力データは符号器1でkビット毎に区切り2k
レベルからなる符号語に変換する。アドレスパターン発
生器2はそのシステムに固有のホッピングパターンを2
k レベルからなるLチップのアドレス符号として発生す
る。すなわち、符号器1は入力データkビットの状態に
対応して2k レベルの中から一つを選びこれをL回出力
する。符号器1の出力とアドレス符号はmod(2k )
加算器3で論理加算され、この加算出力に対応する周波
数のトーンがトーン発生器4から送出され、これが変調
器出力となる。この変調器出力は周波数変調器(図外)
で周波数変調され、所定の高周波信号に変換されて周波
数ホッピング信号として送信される。
ピング(FH/Multilevel FrequencyShift Keying, F
H/MFSK)方式を説明するためのブロック構成図で
ある。この方式は D.J.Goodman et al: "Frequency-hop
ped multilevel FSK for Mobile Radio" Bell System T
echnical Journal 59-7, pp1257-1275(Sep.1980) に開
示されたものである。図10はその送信装置の構成図で
あり、入力データは符号器1でkビット毎に区切り2k
レベルからなる符号語に変換する。アドレスパターン発
生器2はそのシステムに固有のホッピングパターンを2
k レベルからなるLチップのアドレス符号として発生す
る。すなわち、符号器1は入力データkビットの状態に
対応して2k レベルの中から一つを選びこれをL回出力
する。符号器1の出力とアドレス符号はmod(2k )
加算器3で論理加算され、この加算出力に対応する周波
数のトーンがトーン発生器4から送出され、これが変調
器出力となる。この変調器出力は周波数変調器(図外)
で周波数変調され、所定の高周波信号に変換されて周波
数ホッピング信号として送信される。
【0003】図11はこれに対応する受信装置のブロッ
ク構成図である。この受信入力は高周波信号を周波数変
換した中間周波数信号である。これを検波器5で周波数
信号からレベル信号に変換する。この受信装置には送信
装置と等しいアドレスパターンを発生するアドレスパタ
ーン発生器6を備え、発生されたアドレス符号はmod
(2k )減算器7に供給される。このmod(2k )減
算器7は、変換された入力レベルからアドレス符号の論
理減算を実行する。受信入力には他システムの信号が雑
音として混入しているが、このmod(2k )減算器7
の出力では、当該システムの信号は同一レベルにそろう
が、雑音は多くのレベルに分散する。したがって判定復
号器8では多数決判定によって最も多くの成分が存在す
るレベルを正しいレベルと判定しデータを復元する。
ク構成図である。この受信入力は高周波信号を周波数変
換した中間周波数信号である。これを検波器5で周波数
信号からレベル信号に変換する。この受信装置には送信
装置と等しいアドレスパターンを発生するアドレスパタ
ーン発生器6を備え、発生されたアドレス符号はmod
(2k )減算器7に供給される。このmod(2k )減
算器7は、変換された入力レベルからアドレス符号の論
理減算を実行する。受信入力には他システムの信号が雑
音として混入しているが、このmod(2k )減算器7
の出力では、当該システムの信号は同一レベルにそろう
が、雑音は多くのレベルに分散する。したがって判定復
号器8では多数決判定によって最も多くの成分が存在す
るレベルを正しいレベルと判定しデータを復元する。
【0004】本願発明者は、上記の旧くから知られた従
来例技術(FH/MFSK)に改良を加えた発明を特許
出願した(特開2000-91957号公報参照)。以下この公報
に開示した発明を「先願発明」という。この先願発明を
その公報にある第一実施例により簡単に説明する。な
お、本願発明の説明と符号の混同を避けるために、先願
発明の公報記載の整数n,k,mをそれぞれ整数k,
p,qと置き代えて説明する。
来例技術(FH/MFSK)に改良を加えた発明を特許
出願した(特開2000-91957号公報参照)。以下この公報
に開示した発明を「先願発明」という。この先願発明を
その公報にある第一実施例により簡単に説明する。な
お、本願発明の説明と符号の混同を避けるために、先願
発明の公報記載の整数n,k,mをそれぞれ整数k,
p,qと置き代えて説明する。
【0005】図4は先願発明に例示した送信装置のブロ
ック構成図である。このブロック構成図で表した構成は
本願発明実施例でも同じである。この装置では、入力端
子10に到来する二値信号からなる入力データを符号器
11に与える。この符号器11はこの入力データをレベ
ル信号に符号化する。さらにこの送信装置は、周波数ホ
ッピングのために2q 個のホッピングパターンを発生す
るパターン発生器12と、このホッピングパターンの一
つを選択するセレクタ13と、前記符号器11のレベル
信号出力およびこのセレクタ13の出力を入力とするm
od(2p )加算器14と、この加算器14の出力に対
応する周波数のトーン信号を発生するトーン発生器15
とを備える。
ック構成図である。このブロック構成図で表した構成は
本願発明実施例でも同じである。この装置では、入力端
子10に到来する二値信号からなる入力データを符号器
11に与える。この符号器11はこの入力データをレベ
ル信号に符号化する。さらにこの送信装置は、周波数ホ
ッピングのために2q 個のホッピングパターンを発生す
るパターン発生器12と、このホッピングパターンの一
つを選択するセレクタ13と、前記符号器11のレベル
信号出力およびこのセレクタ13の出力を入力とするm
od(2p )加算器14と、この加算器14の出力に対
応する周波数のトーン信号を発生するトーン発生器15
とを備える。
【0006】ここでこの符号器11は、入力データをk
ビット毎に区切り、このkビットが表す2k の情報を、
2p 個のレベル情報および2q 個のホッピングパターン
の組み合わせとして表し、前記2p 個の情報をレベル情
報として前記加算器の入力に与え、前記2q 個の情報を
前記セレクタに選択情報として与える。このセレクタ1
3はこの選択情報にしたがって2q 個のパターン発生器
12のうちのいずれか一つを選択する。すなわち、周波
数ホッピングパターンは、単にこのシステム固有のアド
レス符号として利用されるのではなく、qビットの情報
伝送に利用することになる。
ビット毎に区切り、このkビットが表す2k の情報を、
2p 個のレベル情報および2q 個のホッピングパターン
の組み合わせとして表し、前記2p 個の情報をレベル情
報として前記加算器の入力に与え、前記2q 個の情報を
前記セレクタに選択情報として与える。このセレクタ1
3はこの選択情報にしたがって2q 個のパターン発生器
12のうちのいずれか一つを選択する。すなわち、周波
数ホッピングパターンは、単にこのシステム固有のアド
レス符号として利用されるのではなく、qビットの情報
伝送に利用することになる。
【0007】図5は上記送信装置に対応する受信装置の
ブロック構成図である。この装置では、受信入力端子2
0に到来する中間周波数信号から受信信号レベルを検出
する検波器21を備える。さらに、この受信装置には、
上記送信装置のパターン発生器12に対応して2q 個の
ホッピングパターンを発生するパターン発生器23と、
検波器21の出力を共通に第一入力としこのパターン発
生器出力をそれぞれ第二入力とする2m 個のmod(2
p )減算器22とを備える。この減算器22の各出力は
判定回路24に与えられる。判定回路24では、この減
算器22の出力のうち同一レベルが多数出現するパター
ンおよびそのレベルを判定する。同一レベルが多数出現
するパターンは多数決判定による。そして、復号器25
により、判定回路24が判定出力とする前記2q 個のパ
ターンのうちの一つおよびそのパターンにより復号され
た2p 個のうちの一つのレベルの組み合わせから、kビ
ットの情報が復元される。
ブロック構成図である。この装置では、受信入力端子2
0に到来する中間周波数信号から受信信号レベルを検出
する検波器21を備える。さらに、この受信装置には、
上記送信装置のパターン発生器12に対応して2q 個の
ホッピングパターンを発生するパターン発生器23と、
検波器21の出力を共通に第一入力としこのパターン発
生器出力をそれぞれ第二入力とする2m 個のmod(2
p )減算器22とを備える。この減算器22の各出力は
判定回路24に与えられる。判定回路24では、この減
算器22の出力のうち同一レベルが多数出現するパター
ンおよびそのレベルを判定する。同一レベルが多数出現
するパターンは多数決判定による。そして、復号器25
により、判定回路24が判定出力とする前記2q 個のパ
ターンのうちの一つおよびそのパターンにより復号され
た2p 個のうちの一つのレベルの組み合わせから、kビ
ットの情報が復元される。
【0008】このような構成により、kビットの情報
は、pビットに対応するレベル情報と、qビットに対応
するパターン選択情報の組み合わせとして伝送すること
ができる。すなわち、従来周波数ホッピングパターンは
システムを識別するアドレスとしてのみ利用するように
考えられていたので、情報はレベル情報のみの一次元的
なものであったが、レベル情報とパターン選択情報の組
み合わせとして二次元的に拡大することができた。
は、pビットに対応するレベル情報と、qビットに対応
するパターン選択情報の組み合わせとして伝送すること
ができる。すなわち、従来周波数ホッピングパターンは
システムを識別するアドレスとしてのみ利用するように
考えられていたので、情報はレベル情報のみの一次元的
なものであったが、レベル情報とパターン選択情報の組
み合わせとして二次元的に拡大することができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記図10および図1
1で説明した旧来の方式も、上記図4および図5で説明
した方式も、送信装置の変調入力となるトーン信号を発
生するトーン発生器(4,15)は、いずれもn個のレ
ベル入力に対してn個のトーンを対応させるように構成
されたものである。したがって周波数利用効率はきわめ
て制限的であった。本発明は、このトーン発生器の構成
を改良することにより周波数利用効率を改善することが
できることに着目したものである。
1で説明した旧来の方式も、上記図4および図5で説明
した方式も、送信装置の変調入力となるトーン信号を発
生するトーン発生器(4,15)は、いずれもn個のレ
ベル入力に対してn個のトーンを対応させるように構成
されたものである。したがって周波数利用効率はきわめ
て制限的であった。本発明は、このトーン発生器の構成
を改良することにより周波数利用効率を改善することが
できることに着目したものである。
【0010】すなわち本発明は、周波数利用効率を拡大
することを目的とする。通信媒体が空間であり電波を利
用する場合には、占有帯域幅に対する周波数利用効率を
拡大し電波資源の有効利用をはかることができる装置を
提供することを目的とする。通信媒体がメタリック通信
線であり、電話線の帯域外にディジタル通信帯域を設定
するディジタル加入者線通信(DSL,Digital Subscr
iber Line)では、同一の設定帯域幅に対して多数の加入
者を割り付けることができる装置を提供することを目的
とする。本発明は、移動通信、ブルーツース無線通信、
ディジタル加入者線通信(DSL) 、電力線通信、その
他通信環境の劣悪な通信方式に適用可能であって、媒体
資源を有効に利用することを目的とする。
することを目的とする。通信媒体が空間であり電波を利
用する場合には、占有帯域幅に対する周波数利用効率を
拡大し電波資源の有効利用をはかることができる装置を
提供することを目的とする。通信媒体がメタリック通信
線であり、電話線の帯域外にディジタル通信帯域を設定
するディジタル加入者線通信(DSL,Digital Subscr
iber Line)では、同一の設定帯域幅に対して多数の加入
者を割り付けることができる装置を提供することを目的
とする。本発明は、移動通信、ブルーツース無線通信、
ディジタル加入者線通信(DSL) 、電力線通信、その
他通信環境の劣悪な通信方式に適用可能であって、媒体
資源を有効に利用することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数スペク
トル拡散通信の送信装置に設けられたトーン発生器につ
いて、従来装置では、nレベルの入力に対応してn個の
トーン信号を発生するように構成されていたところを、
nレベルの入力に対応してm個のトーンからi個を選ぶ
組み合わせとしてトーン信号を発生するように構成する
ところに最大の特徴がある。
トル拡散通信の送信装置に設けられたトーン発生器につ
いて、従来装置では、nレベルの入力に対応してn個の
トーン信号を発生するように構成されていたところを、
nレベルの入力に対応してm個のトーンからi個を選ぶ
組み合わせとしてトーン信号を発生するように構成する
ところに最大の特徴がある。
【0012】すなわち本発明は、符号化された情報信号
およびアドレスパターンが論理加算されたnレベルの信
号に対応してトーン信号を発生するトーン発生器を備え
た周波数スペクトル拡散送信装置において、このトーン
発生器は、前記nレベルの信号に対応してm個のトーン
からi個を選ぶ組み合わせとしてトーン信号を発生する
手段を含むことを特徴とする。ただしmおよびiは、m
Ci≧2n となるように選ばれる。
およびアドレスパターンが論理加算されたnレベルの信
号に対応してトーン信号を発生するトーン発生器を備え
た周波数スペクトル拡散送信装置において、このトーン
発生器は、前記nレベルの信号に対応してm個のトーン
からi個を選ぶ組み合わせとしてトーン信号を発生する
手段を含むことを特徴とする。ただしmおよびiは、m
Ci≧2n となるように選ばれる。
【0013】受信装置の検波器についても、送信装置の
トーン発生器に対応して、送信装置のトーン発生器に入
力したnレベルの信号に対応して復調されなければなら
ないから、本発明の検波器は、上記送信装置から送信さ
れた信号を受信信号とし、m個のトーンからi個が選ば
れたトーンの組み合わせからなる入力信号から前記トー
ン発生器の論理に対応してnレベルの信号を復調する検
波器を備えたことを特徴とする。
トーン発生器に対応して、送信装置のトーン発生器に入
力したnレベルの信号に対応して復調されなければなら
ないから、本発明の検波器は、上記送信装置から送信さ
れた信号を受信信号とし、m個のトーンからi個が選ば
れたトーンの組み合わせからなる入力信号から前記トー
ン発生器の論理に対応してnレベルの信号を復調する検
波器を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明は、単一のホッピングパターンを発
生する周波数ホッピング通信方式にも、複数のホッピン
グパターンを発生する周波数ホッピング通信方式にも実
施することができる。
生する周波数ホッピング通信方式にも、複数のホッピン
グパターンを発生する周波数ホッピング通信方式にも実
施することができる。
【0015】すなわち本発明は、入力データをレベル信
号に符号化する手段を含む符号器(11)と、2q 個の
ホッピングパターンを発生するパターン発生器(12)
と、このホッピングパターンの一つを選択するセレクタ
(13)と、前記符号器(11)のレベル信号出力およ
びこのセレクタ(13)の出力を入力とするmod(2
p )加算器(14)と、この加算器(14)の出力に対
応する周波数のトーン信号を発生するトーン発生器(1
5)とを備え、前記符号器(11)は、入力データのk
ビットが表す2k の情報を2p 個のレベル情報および2
q 個のホッピングパターンの選択情報として表し、前記
2p 個のレベル情報を前記加算器(14)の入力に与
え、前記2q 個の選択情報を前記セレクタに与える手段
を含み、前記nレベルの信号は、前記mod(2p )加
算器(14)の出力信号であるスペクトル拡散送信装置
について、そのトーン発生器をnレベルの信号に対応し
てm個のトーンからi個を選ぶ組み合わせとしてトーン
信号を発生するように構成することができる。
号に符号化する手段を含む符号器(11)と、2q 個の
ホッピングパターンを発生するパターン発生器(12)
と、このホッピングパターンの一つを選択するセレクタ
(13)と、前記符号器(11)のレベル信号出力およ
びこのセレクタ(13)の出力を入力とするmod(2
p )加算器(14)と、この加算器(14)の出力に対
応する周波数のトーン信号を発生するトーン発生器(1
5)とを備え、前記符号器(11)は、入力データのk
ビットが表す2k の情報を2p 個のレベル情報および2
q 個のホッピングパターンの選択情報として表し、前記
2p 個のレベル情報を前記加算器(14)の入力に与
え、前記2q 個の選択情報を前記セレクタに与える手段
を含み、前記nレベルの信号は、前記mod(2p )加
算器(14)の出力信号であるスペクトル拡散送信装置
について、そのトーン発生器をnレベルの信号に対応し
てm個のトーンからi個を選ぶ組み合わせとしてトーン
信号を発生するように構成することができる。
【0016】上記括弧内の数字は、後から説明する実施
例図面の図面参照数字である。これは発明の構成が理解
しやすいように付記するものであって、発明の内容を実
施例に限定して理解するためのものではない。以下の説
明についても同様である。
例図面の図面参照数字である。これは発明の構成が理解
しやすいように付記するものであって、発明の内容を実
施例に限定して理解するためのものではない。以下の説
明についても同様である。
【0017】上記の送信装置から送信された信号を受信
信号とする受信装置については、その受信信号レベルを
検出する検波器(21)は、m個のトーンからi個が選
ばれたトーンの組み合わせからなる入力信号から前記ト
ーン発生器の論理に対応してnレベルの信号を復調する
検波器であり、対応する送信装置のパターン発生器(1
2)に対応して2q 個のホッピングパターンを発生する
パターン発生器(23)と、前記検波器(21)の出力
を共通に第一入力としこのパターン発生器(23)の出
力をそれぞれ第二入力とする2q 個のmod(2p )減
算器(22)と、この減算器(22)の出力のうち同一
レベルが多数出現するパターンおよびそのレベルを判定
出力とする判定回路(24)と、この判定回路(24)
が判定出力とする前記2q 個のパターンのうちの一つお
よびそのパターンにより復号された2p 個のうちの一つ
のレベルの組み合わせからkビットの情報を復元する復
号器とを備えた構成とすることができる。
信号とする受信装置については、その受信信号レベルを
検出する検波器(21)は、m個のトーンからi個が選
ばれたトーンの組み合わせからなる入力信号から前記ト
ーン発生器の論理に対応してnレベルの信号を復調する
検波器であり、対応する送信装置のパターン発生器(1
2)に対応して2q 個のホッピングパターンを発生する
パターン発生器(23)と、前記検波器(21)の出力
を共通に第一入力としこのパターン発生器(23)の出
力をそれぞれ第二入力とする2q 個のmod(2p )減
算器(22)と、この減算器(22)の出力のうち同一
レベルが多数出現するパターンおよびそのレベルを判定
出力とする判定回路(24)と、この判定回路(24)
が判定出力とする前記2q 個のパターンのうちの一つお
よびそのパターンにより復号された2p 個のうちの一つ
のレベルの組み合わせからkビットの情報を復元する復
号器とを備えた構成とすることができる。
【0018】前記2p 個のレベル情報および2q 個のホ
ッピングパターンの選択に係る論理処理とは独立の論理
処理により、送信信号に対してそのシステム固有のアド
レスを付与するアドレス付与手段(17,18)を備え
た送信装置についても、そのトーン発生器を同様に構成
して本発明を実施することができる。その送信装置から
送信された信号を受信する受信装置についても、独立の
論理処理により処理されたアドレス付与手段に対応する
アドレス解読手段(24,25)を備え、その受信装置
の検波器に同様に本発明を実施することができる。
ッピングパターンの選択に係る論理処理とは独立の論理
処理により、送信信号に対してそのシステム固有のアド
レスを付与するアドレス付与手段(17,18)を備え
た送信装置についても、そのトーン発生器を同様に構成
して本発明を実施することができる。その送信装置から
送信された信号を受信する受信装置についても、独立の
論理処理により処理されたアドレス付与手段に対応する
アドレス解読手段(24,25)を備え、その受信装置
の検波器に同様に本発明を実施することができる。
【0019】本発明の効果について説明する。本発明の
周波数利用効率について説明すると、従来例方式では、
上述のようにレベルとトーンとを1対1に対応させ、n
個のレベルをn個のトーンで表していた。その場合の周
波数利用効率(Γ)は、チップ数をrとすると、 Γ={log2n+log2f(n)}/(n+1)r (1) と表される。この(1)式の分子のnはレベル数を表す
ものであり、分母のnはトーン数を表すものであること
に注意しなければならない。これを本発明では、レベル
からトーンへの変換に際して、複数のトーンの組み合せ
を用いることにより、トーン数を減らして周波数利用効
率(Γ)の改善をはかるものである。
周波数利用効率について説明すると、従来例方式では、
上述のようにレベルとトーンとを1対1に対応させ、n
個のレベルをn個のトーンで表していた。その場合の周
波数利用効率(Γ)は、チップ数をrとすると、 Γ={log2n+log2f(n)}/(n+1)r (1) と表される。この(1)式の分子のnはレベル数を表す
ものであり、分母のnはトーン数を表すものであること
に注意しなければならない。これを本発明では、レベル
からトーンへの変換に際して、複数のトーンの組み合せ
を用いることにより、トーン数を減らして周波数利用効
率(Γ)の改善をはかるものである。
【0020】いまレベル数をn、トーン数をmとする
と、(1)式は Γ={log2n+log2f(n)}/(m+1)r (2) と表すことができる。この両式を比べると、(1)式で
はnを大きくすると分母が急速に増大し分子は緩やかに
増大するから、周波数利用効率(Γ)は急速に減少す
る。これに対して本発明では、n個のレベルに対してm
個のトーンからi個を選ぶ組み合わせとしてトーンの組
み合わせが定まるから、 mCi=m(m−1)(m−2)‥(m−i+1)/i!≧n (3) となるようにmとiとを設定することにより周波数利用
効率(Γ)を大幅に増大することができる。これを理解
しやすいように、i=3,f(m)=nとして試算する
と、表1のとおりとなる。この表1からその効果が顕著
であることがわかる。m=nの欄は従来例である。
と、(1)式は Γ={log2n+log2f(n)}/(m+1)r (2) と表すことができる。この両式を比べると、(1)式で
はnを大きくすると分母が急速に増大し分子は緩やかに
増大するから、周波数利用効率(Γ)は急速に減少す
る。これに対して本発明では、n個のレベルに対してm
個のトーンからi個を選ぶ組み合わせとしてトーンの組
み合わせが定まるから、 mCi=m(m−1)(m−2)‥(m−i+1)/i!≧n (3) となるようにmとiとを設定することにより周波数利用
効率(Γ)を大幅に増大することができる。これを理解
しやすいように、i=3,f(m)=nとして試算する
と、表1のとおりとなる。この表1からその効果が顕著
であることがわかる。m=nの欄は従来例である。
【0021】
【表1】
【0022】すなわち従来例では、rΓの最大値は0.
8でレベル数nとともに大きく減少するが、本発明の方
法によれば、7トーンの中から3トーンの組み合わせを
選ぶことにより、rΓ=1.25(n=32)と周波数
利用効率を大幅に増大することができる。これをほぼ同
じトーン数8を使う従来例と比べると、[数1]と約2
倍近い値が得られることが分かる。従来からホッピング
・パターンを複数個使うことによりビットレートを数倍
に増大できることが知られているが、これと組み合せる
と複数のホッピング・パターンを利用し、複数周波数の
組み合わせでレベルを表示することによって、従来例方
式の4倍以上のビットレートを得ることができる。
8でレベル数nとともに大きく減少するが、本発明の方
法によれば、7トーンの中から3トーンの組み合わせを
選ぶことにより、rΓ=1.25(n=32)と周波数
利用効率を大幅に増大することができる。これをほぼ同
じトーン数8を使う従来例と比べると、[数1]と約2
倍近い値が得られることが分かる。従来からホッピング
・パターンを複数個使うことによりビットレートを数倍
に増大できることが知られているが、これと組み合せる
と複数のホッピング・パターンを利用し、複数周波数の
組み合わせでレベルを表示することによって、従来例方
式の4倍以上のビットレートを得ることができる。
【数1】
【0023】本発明を実施するには、上記従来例装置に
ついて、送信装置のトーン発生器および受信装置の検波
器を変更することにより実現することができる。
ついて、送信装置のトーン発生器および受信装置の検波
器を変更することにより実現することができる。
【0024】なお、トーンの組み合わせ方法として、時
間的に複数のトーンを並べる方法も考えられるが、これ
は周波数利用効率についてはあまり大きい利点はない。
間的に複数のトーンを並べる方法も考えられるが、これ
は周波数利用効率についてはあまり大きい利点はない。
【0025】
【発明の実施の形態】(第一実施例)図1および図2は
本発明第一実施例装置のブロック構成図である。図1は
送信装置を示す。図2は対応する受信装置を示す。図1
の左端に到来する入力データは、符号器1でkビット毎
に区切られ、2k レベルからなる符号語に変換される。
アドレスパターン発生器2はそのシステム固有のホッピ
ングパターンを2k レベルからなるLチップのアドレス
符号として発生する。すなわち、符号器1は入力データ
kビットの状態に対応して2k レベルの中からひとつを
選び、これをL回出力する。この符号器1の出力と、ア
ドレス符号は、mod(2k )加算器3で論理加算され、
この加算出力に対応するトーン信号がトーン発生器4か
ら送出される。この出力は図外の周波数変調器の入力と
なり、その周波数変調器から周波数ホッピング信号が送
出される。この周波数ホッピング信号は中間周波数信号
であり、この中間周波数信号はさらに所定の周波数帯の
高周波信号に変換されて電波信号として空間に、あるい
はDSL信号として対線ケーブルに送出される。
本発明第一実施例装置のブロック構成図である。図1は
送信装置を示す。図2は対応する受信装置を示す。図1
の左端に到来する入力データは、符号器1でkビット毎
に区切られ、2k レベルからなる符号語に変換される。
アドレスパターン発生器2はそのシステム固有のホッピ
ングパターンを2k レベルからなるLチップのアドレス
符号として発生する。すなわち、符号器1は入力データ
kビットの状態に対応して2k レベルの中からひとつを
選び、これをL回出力する。この符号器1の出力と、ア
ドレス符号は、mod(2k )加算器3で論理加算され、
この加算出力に対応するトーン信号がトーン発生器4か
ら送出される。この出力は図外の周波数変調器の入力と
なり、その周波数変調器から周波数ホッピング信号が送
出される。この周波数ホッピング信号は中間周波数信号
であり、この中間周波数信号はさらに所定の周波数帯の
高周波信号に変換されて電波信号として空間に、あるい
はDSL信号として対線ケーブルに送出される。
【0026】図2左端の受信入力は、図外の受信機の復
調器出力である。この受信入力は検波器5でトーン信号
からレベル信号に変換される。そして送信装置と等しい
アドレスパターンを発生するアドレスパターン発生器6
が発生するアドレスパターンと、mod(2k )減算器7
により論理減算されて、多数決判定により送信側の入力
データに相当する出力データを復元する。多数決判定は
他システムの信号が雑音として混入するための選別操作
であり、よく知られている技術であるからここでは詳し
い説明は省略する。
調器出力である。この受信入力は検波器5でトーン信号
からレベル信号に変換される。そして送信装置と等しい
アドレスパターンを発生するアドレスパターン発生器6
が発生するアドレスパターンと、mod(2k )減算器7
により論理減算されて、多数決判定により送信側の入力
データに相当する出力データを復元する。多数決判定は
他システムの信号が雑音として混入するための選別操作
であり、よく知られている技術であるからここでは詳し
い説明は省略する。
【0027】ここで本発明の特徴とするところは、図1
および図2に破線で囲むように、送信装置のトーン発生
器4と、受信装置の検波器5の構成にある。すなわち、
従来装置はこのトーン発生器4はnレベルの入力に対し
て、n個のトーンの一つを選択して発生する構成であっ
たが、本発明の装置は、nレベルの入力に対して、m個
のトーンの中から選択したi個のトーン信号を発生す
る。すなわち図3に示すように、入力nレベルに対応し
てあらかじめ定められている、m個の周波数からi個を
選択してこのi個の周波数を単純に重畳して送信する。
受信装置についても、検波器5は受信したi個のトーン
信号から送信側のトーン発生器4の論理と等しい論理に
より、対応するnレベルの信号のうちの一つを送出す
る。ここで、トーン発生器4はnレベルのすべてに対し
て異なる組み合わせのトーン信号を送出しなければなら
ないから、mCi≧2n となるようにmおよびiが選ば
れなければならない。
および図2に破線で囲むように、送信装置のトーン発生
器4と、受信装置の検波器5の構成にある。すなわち、
従来装置はこのトーン発生器4はnレベルの入力に対し
て、n個のトーンの一つを選択して発生する構成であっ
たが、本発明の装置は、nレベルの入力に対して、m個
のトーンの中から選択したi個のトーン信号を発生す
る。すなわち図3に示すように、入力nレベルに対応し
てあらかじめ定められている、m個の周波数からi個を
選択してこのi個の周波数を単純に重畳して送信する。
受信装置についても、検波器5は受信したi個のトーン
信号から送信側のトーン発生器4の論理と等しい論理に
より、対応するnレベルの信号のうちの一つを送出す
る。ここで、トーン発生器4はnレベルのすべてに対し
て異なる組み合わせのトーン信号を送出しなければなら
ないから、mCi≧2n となるようにmおよびiが選ば
れなければならない。
【0028】(第二実施例)図4および図5は本発明第
二実施例装置のブロック構成図である。図4に示す装置
および図5に示す装置の一般的な動作については、上記
従来例技術の説明のなかで述べたので、ここでは繰り返
すことを省略する。上記説明により理解することができ
るし、さらに詳しい説明については、上記先願発明の公
報を参照されたい。
二実施例装置のブロック構成図である。図4に示す装置
および図5に示す装置の一般的な動作については、上記
従来例技術の説明のなかで述べたので、ここでは繰り返
すことを省略する。上記説明により理解することができ
るし、さらに詳しい説明については、上記先願発明の公
報を参照されたい。
【0029】ここで、本発明の特徴とするところは、図
4に示す送信装置のトーン発生器15、および図5に示
す受信装置の検波器21の構成にある。このトーン発生
器15は、上記第一実施例装置で説明したものと同等で
あり、n個の入力レベルに対して、m個のトーンの中か
ら選択したi 個のトーン信号を発生する。また、図5に
示す受信装置の検波器21については、これも上記第一
実施例装置で説明したものと同等であり、受信したi個
のトーン信号から送信側のトーン発生器15の論理と等
しい論理により、対応するnレベルの信号のうちの一つ
を送出する。
4に示す送信装置のトーン発生器15、および図5に示
す受信装置の検波器21の構成にある。このトーン発生
器15は、上記第一実施例装置で説明したものと同等で
あり、n個の入力レベルに対して、m個のトーンの中か
ら選択したi 個のトーン信号を発生する。また、図5に
示す受信装置の検波器21については、これも上記第一
実施例装置で説明したものと同等であり、受信したi個
のトーン信号から送信側のトーン発生器15の論理と等
しい論理により、対応するnレベルの信号のうちの一つ
を送出する。
【0030】(第三実施例)図6および図7は本発明第
三実施例装置のブロック構成図である。この例は、シス
テムの異なる送信装置からの混信を識別するために、ト
ーン発生器15の入力側にもう一段の論理加算器18を
設け、この論理加算器18にこのシステム固有のアドレ
スパターン発生器17から供給するものである。受信装
置も送信装置に対応して、検波器21の出力側に論理減
算器27を設けて、送信信号を復元するように構成した
ものである。この構成についても本発明を同様に実施す
ることができる。すなわち、送信装置のトーン発生器1
5は、n個の入力レベルに対して、m個のトーンの中か
ら選択したi個のトーン信号を発生する構成であり、受
信装置の検波器21は、受信されたi個のトーン信号か
ら送信側のトーン発生器15の論理と等しい論理によ
り、対応するnレベルの信号のうちの一つを復元するこ
とができる。この第三実施例装置の一般的な動作につい
ては上記先願発明の公報に詳しい説明があるので参照さ
れたい。
三実施例装置のブロック構成図である。この例は、シス
テムの異なる送信装置からの混信を識別するために、ト
ーン発生器15の入力側にもう一段の論理加算器18を
設け、この論理加算器18にこのシステム固有のアドレ
スパターン発生器17から供給するものである。受信装
置も送信装置に対応して、検波器21の出力側に論理減
算器27を設けて、送信信号を復元するように構成した
ものである。この構成についても本発明を同様に実施す
ることができる。すなわち、送信装置のトーン発生器1
5は、n個の入力レベルに対して、m個のトーンの中か
ら選択したi個のトーン信号を発生する構成であり、受
信装置の検波器21は、受信されたi個のトーン信号か
ら送信側のトーン発生器15の論理と等しい論理によ
り、対応するnレベルの信号のうちの一つを復元するこ
とができる。この第三実施例装置の一般的な動作につい
ては上記先願発明の公報に詳しい説明があるので参照さ
れたい。
【0031】(第四実施例)図8は本発明をディジタル
加入者線通信装置に実施した応用例である。対線ケーブ
ルにより構成された電話加入者線にDSL分岐回路を介
して、通常の電話機およびデータ通信機が接続される。
電話機側には直流通話電流から4kHzまでの音声周波
数帯域が通過するローパスフィルタが接続される。デー
タ通信機側には25kHz以上の周波数帯域を通過させ
るハイパスフィルタが接続される。高周波側の信号はハ
イブリッド回路HYBにより送受分離され、受信機RX
および送信機TXに接続される。受信機RXおよび送信
機TXはパーソナル・コンピュータなどのデータ通信機
に接続される。
加入者線通信装置に実施した応用例である。対線ケーブ
ルにより構成された電話加入者線にDSL分岐回路を介
して、通常の電話機およびデータ通信機が接続される。
電話機側には直流通話電流から4kHzまでの音声周波
数帯域が通過するローパスフィルタが接続される。デー
タ通信機側には25kHz以上の周波数帯域を通過させ
るハイパスフィルタが接続される。高周波側の信号はハ
イブリッド回路HYBにより送受分離され、受信機RX
および送信機TXに接続される。受信機RXおよび送信
機TXはパーソナル・コンピュータなどのデータ通信機
に接続される。
【0032】この図8の構成で受信機RXおよび送信機
TXが、本発明によるスペクトル拡散通信方式(周波数
ホッピング通信方式)の受信機および送信機により構成
される。このような構成の通信装置は、加入者線の高周
波帯域外を数十MHzまで利用して、しかも増幅器の利
得を100dBまたはそれ以上に設定して通信を行うよ
うに構成される。この方式は周波数ホッピング通信を利
用するので、加入者線で最も問題になる漏話を回避する
ことができる。したがって、通信の品質に問題となる雑
音は線路の減衰による熱雑音のみになる。
TXが、本発明によるスペクトル拡散通信方式(周波数
ホッピング通信方式)の受信機および送信機により構成
される。このような構成の通信装置は、加入者線の高周
波帯域外を数十MHzまで利用して、しかも増幅器の利
得を100dBまたはそれ以上に設定して通信を行うよ
うに構成される。この方式は周波数ホッピング通信を利
用するので、加入者線で最も問題になる漏話を回避する
ことができる。したがって、通信の品質に問題となる雑
音は線路の減衰による熱雑音のみになる。
【0033】いま、この送信装置TXは、遠端に接続さ
れた受信装置の入力において、すべてのトーン信号の信
号対雑音比が等しくなるように送信側でプリエンファシ
スをかけて送信する。このような条件で、情報速度R
(Mb/S) と最高周波数のトーン信号の送信電力[p
i ](dBm)および線路長l(km)の関係式は、
れた受信装置の入力において、すべてのトーン信号の信
号対雑音比が等しくなるように送信側でプリエンファシ
スをかけて送信する。このような条件で、情報速度R
(Mb/S) と最高周波数のトーン信号の送信電力[p
i ](dBm)および線路長l(km)の関係式は、
【0034】
【数2】
となる。ここで、γは上りおよび下りを含めた全伝送帯
域と下り回線の伝送帯域の比を表し、Γはこの周波数ホ
ッピング方式の周波数利用効率、mはトーン信号の総数
である。また、Eb /N0 は受信機入力において所要
の誤り率を満たすために必要な信号エネネルギー対雑音
スペクトル密度である。式中[ ]は10log10 をとっ
たデシベル値であることを表す。線路減衰量について
は、代表的な実測値として1MHzで22dB/kmを
用いた。「−114」は帯域幅1MHzの熱雑音電力
(dBm)を表す。
域と下り回線の伝送帯域の比を表し、Γはこの周波数ホ
ッピング方式の周波数利用効率、mはトーン信号の総数
である。また、Eb /N0 は受信機入力において所要
の誤り率を満たすために必要な信号エネネルギー対雑音
スペクトル密度である。式中[ ]は10log10 をとっ
たデシベル値であることを表す。線路減衰量について
は、代表的な実測値として1MHzで22dB/kmを
用いた。「−114」は帯域幅1MHzの熱雑音電力
(dBm)を表す。
【0035】上記数2に基づいて、従来例方式と本発明
に係る多周波組み合わせ周波数ホッピング通信方式の送
信電力に対する情報速度として、その計算値を図9に示
す。この図は、γ=1.1, Eb /N0=10, m=8
(従来例),m=13(本発明実施例)を用いて計算し
たものである。この図9から、本発明によりトーン信号
を組み合わせ選択することによりほぼ2倍の情報速度が
得られることがわかる。これは周波数利用効率Γが増大
した効果にほかならない。
に係る多周波組み合わせ周波数ホッピング通信方式の送
信電力に対する情報速度として、その計算値を図9に示
す。この図は、γ=1.1, Eb /N0=10, m=8
(従来例),m=13(本発明実施例)を用いて計算し
たものである。この図9から、本発明によりトーン信号
を組み合わせ選択することによりほぼ2倍の情報速度が
得られることがわかる。これは周波数利用効率Γが増大
した効果にほかならない。
【0036】(第五実施例)ディジタル加入者線通信装
置に実施する場合の設計例についてさらに説明する。上
で説明した(1)式〜(3)式について、m個のトーン
からi個の組み合わせを選択する場合に、伝送帯域幅5
Mb/sで、伝送距離1kmのシステムを設計する。こ
の場合rΓ=1.29となる。チップ数rを4とすると
周波数利用効率Γは0.32となる。したがって伝送帯
域幅Wは W=5/0.32=15.6(MHz) となり、全伝送帯域と下り回線伝送帯域との比較γを
1.1とすると、最高周波数は Fm=17.2MHz となり、この最高周波数Fmにおける線路損失は Loss=22√17.2×1=91.2dB トーン間隔は15.6/14=1.11MHz、ホッピ
ング間隔は1/1.11=0.9μsとなる。したがっ
て最高周波数トーンの出力は、 [pi]= 91.2+[Eb/N0]−114+[W/
m] ≒91.2+10−114+1≒−12dBm となる。
置に実施する場合の設計例についてさらに説明する。上
で説明した(1)式〜(3)式について、m個のトーン
からi個の組み合わせを選択する場合に、伝送帯域幅5
Mb/sで、伝送距離1kmのシステムを設計する。こ
の場合rΓ=1.29となる。チップ数rを4とすると
周波数利用効率Γは0.32となる。したがって伝送帯
域幅Wは W=5/0.32=15.6(MHz) となり、全伝送帯域と下り回線伝送帯域との比較γを
1.1とすると、最高周波数は Fm=17.2MHz となり、この最高周波数Fmにおける線路損失は Loss=22√17.2×1=91.2dB トーン間隔は15.6/14=1.11MHz、ホッピ
ング間隔は1/1.11=0.9μsとなる。したがっ
て最高周波数トーンの出力は、 [pi]= 91.2+[Eb/N0]−114+[W/
m] ≒91.2+10−114+1≒−12dBm となる。
【0037】(第六実施例)最高周波数における線路損
失を130dB一定と仮定して、トーン間隔を500k
Hzに保ったまま並列システム数を増して高速化をはか
る例を設計すると、並列システム数sについて表2のと
おりとなる。
失を130dB一定と仮定して、トーン間隔を500k
Hzに保ったまま並列システム数を増して高速化をはか
る例を設計すると、並列システム数sについて表2のと
おりとなる。
【0038】
【表2】
ここで各条件は、m=13,i=3, γ=1.1,r=
4,f(n)=nとして計算した。
4,f(n)=nとして計算した。
【0039】
【発明の効果】本発明により、周波数利用効率を向上さ
せることができる。本発明により、空間電波伝搬を利用
する通信方式では、電波資源の有効利用をはかることが
できる。加入者線通信方式など、ケーブルを利用する通
信方式では、同一の施設に対して多数の通信を割り付け
ることができるから、設備の有効利用をはかることがで
きる。
せることができる。本発明により、空間電波伝搬を利用
する通信方式では、電波資源の有効利用をはかることが
できる。加入者線通信方式など、ケーブルを利用する通
信方式では、同一の施設に対して多数の通信を割り付け
ることができるから、設備の有効利用をはかることがで
きる。
【図1】本発明第一実施例送信装置のブロック構成図。
【図2】本発明第一実施例受信装置のブロック構成図。
【図3】本発明によるi個のトーン信号を説明する図。
【図4】本発明第二実施例送信装置のブロック構成図。
【図5】本発明第二実施例受信装置のブロック構成図。
【図6】本発明第三実施例送信装置のブロック構成図。
【図7】本発明第三実施例受信装置のブロック構成図。
【図8】本発明第四実施例装置の端末側接続構成図。
【図9】本発明第四実施例装置についてその効果を説明
するための計算値を示す図。
するための計算値を示す図。
【図10】従来例送信装置のブロック構成図。
【図11】従来例受信装置のブロック構成図。
1 符号器
2 アドレスパターン発生器
3 論理加算器
4 トーン発生器
5 検波器
6 アドレスパターン発生器
7 論理減算器
8 判定復号器
10 入力端子
11 符号器
12 パターン発生器(周波数ホッピングパターン)
13 セレクタ
14 mod(2p )加算器
15 トーン発生器
16 変調出力端子
17 アドレスパターン発生器
18 mod(2p )加算器
19 スクランブラ
20 受信入力端子
21 検波器
22 mod(2p )減算器
23 パターン発生器(周波数ホッピングパターン)
24 判定回路
25 復号器
26 アドレスパターン発生器
27 mod(2p )減算器
Claims (6)
- 【請求項1】符号化された情報信号およびアドレスパタ
ーンが論理加算されたnレベルの信号に対してあらかじ
め定められた論理にしたがってトーン信号を発生するト
ーン発生器を備えた周波数スペクトル拡散送信装置にお
いて、 前記トーン発生器は、前記nレベルの信号に対応してm
個のトーンからi個を選ぶ組み合わせとしてトーン信号
を発生する手段を含むことを特徴とする周波数スペクト
ル拡散送信装置。ただしmおよびiは、mCi≧2n
となるように選ばれる。 - 【請求項2】請求項1記載の送信装置から送信された信
号を受信信号とし、m個のトーンからi個が選ばれたト
ーンの組み合わせからなる入力信号から前記トーン発生
器の論理に対応してnレベルの信号を復調する検波器を
備えたことを特徴とする周波数スペクトル拡散受信装
置。 - 【請求項3】入力データをレベル信号に符号化する手段
を含む符号器(11)と、2q 個のホッピングパターン
を発生するパターン発生器(12)と、このホッピング
パターンの一つを選択するセレクタ(13)と、前記符
号器(11)のレベル信号出力およびこのセレクタ(1
3)の出力を入力とするmod(2p )加算器(14)
と、この加算器(14)の出力に対応する周波数のトー
ン信号を発生するトーン発生器(15)とを備え、 前記符号器(11)は、入力データのkビットが表す2
k の情報を2p 個のレベル情報および2q 個のホッピン
グパターンの選択情報として表し、前記2p 個のレベル
情報を前記加算器(14)の入力に与え、前記2q 個の
選択情報を前記セレクタに与える手段を含み、 前記nレベルの信号は、前記mod(2p )加算器(1
4)の出力信号である請求項1記載のスペクトル拡散送
信装置。 - 【請求項4】請求項3記載の送信装置から送信された信
号を受信信号としてその受信信号レベルを検出する検波
器(21)を備え、この検波器(21)はm個のトーン
からi個が選ばれたトーンの組み合わせからなる入力信
号から前記トーン発生器の論理に対応してnレベルの信
号を復調する検波器であり、 請求項3記載の送信装置のパターン発生器(12)に対
応して2q 個のホッピングパターンを発生するパターン
発生器(23)と、前記検波器(21)の出力を共通に
第一入力としこのパターン発生器(23)の出力をそれ
ぞれ第二入力とする2q 個のmod(2p )減算器(2
2)と、この減算器(22)の出力のうち同一レベルが
多数出現するパターンおよびそのレベルを判定出力とす
る判定回路(24)と、この判定回路(24)が判定出
力とする前記2q 個のパターンのうちの一つおよびその
パターンにより復号された2p 個のうちの一つのレベル
の組み合わせからkビットの情報を復元する復号器とを
備えたスペクトル拡散受信装置。 - 【請求項5】前記2p 個のレベル情報および2q 個のホ
ッピングパターンの選択に係る論理処理とは独立の論理
処理により、送信信号に対してそのシステム固有のアド
レスを付与するアドレス付与手段(17,18)を備え
た請求項3記載の送信装置。 - 【請求項6】請求項5記載のアドレス付与手段に対応す
るアドレス解読手段(24,25)を備えた請求項4記
載の受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001318250A JP2003124848A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 周波数スペクトル拡散送信装置および受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001318250A JP2003124848A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 周波数スペクトル拡散送信装置および受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003124848A true JP2003124848A (ja) | 2003-04-25 |
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ID=19135994
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001318250A Pending JP2003124848A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 周波数スペクトル拡散送信装置および受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003124848A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009518918A (ja) * | 2005-12-09 | 2009-05-07 | ソニター テクノロジーズ アクティーゼルスカブ | データ通信における改良 |
| JP2011517188A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-26 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ワイヤレス通信ネットワークにおけるシグナリングメッセージ送信 |
| US9276787B2 (en) | 2008-03-28 | 2016-03-01 | Qualcomm Incorporated | Transmission of signaling messages using beacon signals |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001318250A patent/JP2003124848A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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