JP2003128588A - 多糖類含有組成物およびその用途 - Google Patents
多糖類含有組成物およびその用途Info
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Abstract
状態にある組成物を調製し、これまでにない食感および
/または機能を持つ医薬品、点眼剤、食品、化粧品、ト
イレタリー製品などを提供することを課題とする。 【解決手段】 高濃度の多糖類たとえば寒天を水含有液
体中で加熱後、剪断力を加えながら冷却することで、低
粘度の液体状態にある組成物を得ることができ、新たな
食感および機能を持つ医薬品、点眼剤、食品、化粧品、
トイレタリー製品などを提供できる。貯蔵中の環境温度
の変化によるゲル化が生じず、塗布し易く流れ落ちにく
い水性医薬組成物基材として使用できる組成物を提供で
きる。また、多糖類の一つである寒天を配合した点眼剤
は、薬物の眼内移行性を向上させる効果を生じる。さら
に、微粒子状の寒天を点眼剤に配合すれば、点眼剤の粘
度を低く保つことができるので液切れが良く、点眼時の
差しごこち感にも優れる。
Description
含みながら、低粘度であるという特性を示す多糖類含有
組成物に関するものである。また、本発明の組成物を用
いることで含有する薬剤、顔料、塗料などの保持時間を
長くすることができる組成物に関するものである。加え
て本発明は、寒天を配合することによって薬物の眼内移
行性を向上させた点眼剤に関する。特に、微粒子状の寒
天を点眼剤用の基剤として使用すれば、優れた特性を有
する点眼剤が得られる。
どの分野では種々のゲル化剤、増粘剤が使用されてお
り、ゲル状およびゾル状の製品が数多く上市されてい
る。これらの分野では安全でイメージの良い天然の多糖
類、蛋白質も使用されてはいるが、ゾル、ゲルの食感の
多様性や安定性、あるいはゲル化温度やゾル/ゲル状態
の可逆的な制御が求められている。
断力を用いて粉砕し流動性を持たせることを示す文献と
しては、特表2002−514395号公報、特開20
00−239147号公報などあるが、得られる組成物
の粘度が高く、また流体の均一性に欠けるものであっ
た。
のその他の公知文献としては、例えば欧州特許第432
835号には多糖類のゲル化温度より高い温度からゲル
化温度以下に冷却する際に剪断工程を行うことにより、
多糖類のマイクロゲルを含む流体組成物およびその製造
方法が記載されている。
低粘度で流動性を有する多糖類含有組成物例としては、
特許第2513506号、特開2000−119116
号公報などが知られている。これら一連の流体組成物、
および製造方法では International Jornal of Biologi
cal Macromolecules, 26(1999)、p255-261, Fig 8 で総
括されているように、剪断力(剪断速度)が高いほど低
粘度の流体が得られる。
分を効率よく放出する水性医薬組成物として室温または
それ以下では液体で、哺乳動物の体温で半固体またはゲ
ル化する水性医薬組成物がいくつも開示されているが、
貯蔵中の環境温度の上昇により、溶液のゲル化が生じる
という問題点がある。
にはプルロニック(商品名PLURONIC)を用いた
熱ゲル化水性医薬組成物が開示されており、米国特許第
4,478,822号には熱ゲル化水性医薬組成物を用
いた薬剤放出系が記載されている。
用クリームなどでは、ローション状(液状)、ジェル
状、軟膏状といった形態のものがあるが、液状に近いも
のほど均一に塗布しやすいという特徴がある一方、液状
のものほど流れ落ちやすいという欠点がある。
改善効果が期待されている。しかし、これは0.1重量
%以上の濃度である場合は、ゲル化してしまい、摂取し
やすい飲用可能な食品としての開発が望まれていた。
点眼投与する方法が一般的である。この点眼投与による
眼疾患の治療効果は、薬物自体の効能に依存することは
言うまでもないが、その効能を充分に発揮させるために
は、薬物を如何に効果的に眼内に移行させるかが重要な
課題となる。
の研究がなされており、例えば、カルボキシルビニルポ
リマー(CVP)を基剤として用いることにより点眼剤
の粘度を上げ、眼表面における薬物の滞留時間を長く
し、薬物の徐放効果を計り、それにより眼内移行性を向
上させる技術(特公昭60−56684)がある。この
技術は、CVPの特性、即ち僅かな添加量でも点眼剤の
粘度を飛躍的に上昇させる性質を利用するものである。
ことができるが、点眼液の場合には液滴の状態で点眼す
る必要があることから、液滴として点眼でき、且つ優れ
た薬物の眼内移行性を達成できる点眼液の開発が望まれ
てきた。例えば、液滴の状態で点眼可能なニュートン型
粘性を示すCVPの研究(日本特許第2873530
号)、液滴の状態で点眼後、涙液と接したとき急激にゲ
ル化するポリマーの研究(日本特許第2814637
号)、液体−ゲル相転移を起こす多糖類(特公平6−6
7853)などが報告されている。
る多糖類は、0.1重量%以上含有すると室温以上であ
るゲル転移温度以上の温度から冷却するとゲル化してし
まい、室温において流動性のある液状組成物として利用
することができなかった。そこで、寒天に代表される多
糖類を高濃度で含みながら、室温でも低粘度の液体状態
にある組成物を調製し、これまでにない食感および/ま
たは機能を持つ医薬品、食品、化粧品、トイレタリー製
品などを提供することを課題とする。また、便通改善食
品として用いる際、ゼリー状ではなく、より服用が容易
な液状食品として提供することを課題とする。
の技術では満足できる点眼剤用の基剤は得難く、薬物の
眼内移行性を向上でき、且つ液滴の状態で点眼できる新
しい基剤の開発が望まれている。
は、 1)安全性に問題がないこと、 2)原材料を容易に得ることができ、 3)加工及び取扱いが容易であること、 4)液滴の状態で容易に点眼でき、 5)使用感(点眼時の差しごこち感)に優れ、 6)優れた薬物の眼内移行性を有することである。
を解決すべく鋭意検討を行った結果、多糖類、例えば寒
天を水含有液体中で加熱した後、剪断力等の応力を加え
ながら冷却することによって、驚くべきことに寒天に代
表される多糖類を0.1重量%以上の濃度で含みなが
ら、低粘度の液状である水含有組成物を調製することが
できることを見出し、本発明に至った。
重量%の多糖類を含有し、B型粘度計(ローターNo.
2)で20℃、60rpmの条件下で測定した粘度が7
00mPa・s以下であることを特徴とする多糖類含有
組成物。」および、「多糖類を水含有液体中で加熱し、
剪断力を加えながら冷却することを特徴とする前記組成
物の製造方法。」に関する。さらに鋭意検討を行った結
果、剪断力(剪断速度)が大きければ大きいほど得られ
る多糖類含有組成物の粘度が高くなることを特徴とする
請求項1記載の多糖類含有組成物および製造方法に関す
る。これらの「多糖類含有組成物」および「増粘性組成
物」を用いることにより、全く新しい「医薬品」、「眼
内移行性向上剤」、「食品」、「化粧品」を提供するこ
とが可能となった。
いる寒天に着目し、眼科用途における上記課題を解決す
べく鋭意検討を行った結果、寒天を水溶液中で加熱溶解
させた後、応力を加えながら冷却することによって、高
濃度の寒天を含んでいながら、液状かつ所望の粘度の微
粒子状の寒天を調製できることを見出した。一般に、
0.1重量%以上の寒天を含有すれば室温でゲル化して
しまうが、この微粒子状の寒天は高濃度の寒天を含んで
いても液性を保ち、粘度もさほど高くならないという特
長をもつ。そして、この微粒子状の寒天を点眼剤用の基
剤として使用すれば優れた薬物の眼内移行性が発揮さ
れ、新しい「点眼剤」及び「眼内移行性向上剤」を提供
できることを見いだした。
ることによって薬物の眼内移行性を向上させた点眼剤」
である。特に、微粒子状の寒天を点眼剤用の基剤として
使用すれば、優れた特性を有する点眼剤が得られる。ま
た、本発明は、「寒天を基剤として使用することを特徴
とする薬物の眼内移行性向上剤」である。
量%の多糖類を含有し、B型粘度計(ローターNo.
2)で20℃、60rpmの条件下で測定した粘度が7
00mPa・s以下であることを特徴とする寒天含有組
成物」およびその調製方法である。従来、寒天は食品と
して用いられていたが、通常ゲル状態での利用であり、
その性能もゲル強度(ゲルの硬さを示す指標)等で表
し、固体としての評価であった。この寒天を水含有液体
中で加熱後、剪断力を加えながら冷却することで、ゲル
化させずに液体状態として得ることができるようになっ
たのが本発明の骨子である。以下に詳細に説明する。
二糖,三糖,四糖などのオリゴ糖を含めて,加水分解に
よって2分子以上の単糖を生じるすべての炭水化物であ
るものを言い、天然に産生するものあるいは天然に産生
する多糖類を加工したもの、人工的に合成されたものな
どが挙げられるが、植物、特に海草に由来する多糖類が
好ましい。このような植物から得られる多糖類として
は、例えば、「糖化学の基礎」(阿武喜美子、瀬野信子
著;講談社、1984)に記載されているような一般的
な多糖類のいずれの形状のものでも良く、複数の多糖類
が併用されてもかまわない。具体例としては寒天、アガ
ロース、アガロペクチン、デンプン、アミロース、アミ
ロペクチン、イソリケナン、ラミナラン、リケナン、グ
ルカン、イヌリン、レバン、フルクタン、ガラクタン、
マンナン、キシラン、アラビナン、ペントザン、アルギ
ン酸、ペクチン酸、プロツベリン酸、キチン、コロミン
酸、ポルフィラン、フコイダン、アスコフィラン、カラ
ギナン、ペクチン、ローカストビーンガム、グアーガ
ム、タマリンドガム、タラガム、アラビアガム、ジェラ
ンゴムなどが挙げられ、なかでも海草から得られる多糖
類、寒天、アガロース、アガロペクチン、ラミナラン、
フルクタン、ガラクタン、ペントザン、アルギン酸、キ
チン、ポルフィラン、フコイダン、アスコフィラン、カ
ラギナンなどが好ましく、さらに好ましくは寒天、アガ
ロース、アガロペクチンである。
など各種の紅藻の細胞壁マトリックスに含まれる多糖で
あり、熱水で抽出して得られる。寒天は、既に食品等に
用いられ、日本薬局方に掲載されていることからも安全
性が高く、食品等に広く利用されている。また、寒天は
均一な物質ではなく、硫酸基を含まないアガロース(a
garose)と硫酸基などを含むアガロペクチン(a
garopectin)とに大きく分けられる。アガロ
ースの割合は紅藻の種類によって異なり、テングサ寒天
ではアガロースが約70%を占める。
ラクトースと3,6−アンヒドロ−L−ガラクトース残
基がβ−(1→4)結合とα−(1→3)結合で交互に
反復結合した直鎖構造を持つ多糖であり、アガロペクチ
ンはアガロースの基本骨格に、硫酸基(式2)、メトキ
シル基(式3)、ピルビン酸残基(式4)およびD−グ
ルクロン酸(式5)を、種々の割合で含む酸性多糖の混
合物である。
によるものでも良いが、安定供給という観点から工業的
製法による寒天を用いることが好ましい。用いる寒天の
重量平均分子量は5千〜120万のものが好ましく、よ
り好ましくは3万〜80万、さらに好ましくは5〜50
万のものである。このような範囲のものを用いることに
より、流動性が良好で取り扱いに優れたものが得られ
る。特に、医薬品等の基剤として用いた場合には、製剤
は滴下や噴霧など多様な形態を取り得、また本発明の目
的の一つである薬剤等の保持性により一層優れたものが
得られる。
は、多糖類と水などの溶媒との混合物や多糖類、水など
の溶媒および該溶媒以外の成分との混合物などの態様が
含まれる。
30重量%である。食用に用いる場合には寒天濃度が高
いほど便通改善効果は高い。また、多糖類を食用以外の
基剤として用いた場合には医薬などの機能剤の保持性が
獲得され、多く含有されるほどその効果は高くなる傾向
がある。多糖類の含有量の下限は好ましくは0.2重量
%以上であり、より好ましくは0.3重量%以上であ
り、さらに好ましくは0.5重量%以上である。上限
は、最終製品の取り扱い性に障害が出ない限り特に限定
されないが、30重量%以下であることが好ましく、よ
り好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは5重量
%以下、最も好ましく1.5重量%以下である。多糖類
として寒天を用いる場合には使用する寒天により異なる
ものの、あまり濃度が高すぎるとゲル化し、B型粘度計
による20℃、60rpmの条件下での粘度が700m
Pa・sを越える可能性があるので、好ましく5重量%
以下である。
例示すると、伊那食品工業社製UP−6、UP−16、
UP−37、M−7、M−9、AX−30、AX−10
0、AX−200、BX−30、BX−100、BX−
200、PS−5、PS−6、PS−7、PS−8など
が挙げられる。かかる寒天は単独で用いてもよいし、2
種以上の寒天を混合させて用いてもよい。
度計で20℃、60rpmの条件下で測定した粘度は、
700mPa・s以下、好ましくは500mPa・s以
下、さらに好ましくは150mPa・s以下、最も好ま
しくは100mPa・s以下である。粘度の下限は特に
限定されないが、実用性を考慮すると1mPa・s程度
である。
用するために用いられてきたことからも明らかなように
0.1重量%以上として利用され、水系媒体中で加熱
後、室温まで冷却するとゲル化し、当然非常に高い粘度
が発現する。特に、0.1重量%以上では殆どの場合ゲ
ル化し、0.3重量%以上では完全にゲル化し、700
mPa・s以下のものを得ることは不可能である。本発
明の多糖類含有組成物はこのように特異な特性を有する
のであるが、例えば後述するような方法によって得るこ
とができるのである。
は、用途によって異なるが、貯蔵時における粘度は20
0mPa・s以下であることが好ましく、より好ましく
は150mPa・s以下で、さらに好ましくは100m
Pa・s以下となるように調整することが望ましい(こ
こで示した粘度の値は、B型粘度計を用い、20℃、回
転数60rpmで測定した場合のものである。)。な
お、軟膏などに用いる場合は700mPa・sより大き
くても一応使用は可能であるが、衛生性に劣るので好ま
しいものではない。
として好ましくは水系媒体を含む。水系媒体とは水を主
成分とする液状の物質であり、水以外の成分は特に限定
されないが、水の含有率が80重量%を越えるものが好
ましく、90重量%を越えるものがより好ましい。
有する。かかる水溶性化合物は、水に溶解して安定な組
成物を与えるものであれば特に限定されない。これを例
示するとメタノール、エタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリンなどのアルコー
ル類や各種の界面活性剤、乳化剤、分散剤、等張化剤を
挙げることができる。また上記低分子化合物以外にもポ
リエチレングリコールやポリビニルアルコールなどの水
溶性高分子化合物も用いることができる。かかる水溶性
化合物は単独で用いてもよいし、2種以上を用いること
ができる。
て、多糖類の存在状態は、その一部若しくは全部が微粒
子状のゲルを形成している場合がある。多糖類の一部が
微粒子状ゲルを形成している態様が好ましい。また、該
微粒子状のゲルは、一様に分散されていることが好まし
い。
そのゲルの形状は特に限定されないが、球状、楕球状も
しくは不定形の形状を挙げることができる。異物感を与
えないことから球状であることが好ましく、また、微粒
子径は好ましくは100μm以下、より好ましくは50
μm以下、更に好ましくは20μm以下、最も好ましく
は10μm以下である。微粒子径が大きすぎると組成物
の保存安定性に悪影響を及ぼしたり、例えば点眼剤用途
などに用いた場合は、点眼後の異物感が感じられる等、
機能面で不都合が生じることがある。
法について具体的に例を挙げて説明する。
より他の成分を混合し、得られた混合物を加熱して多糖
類を溶解せしめる。加熱手段としては従来公知の方法が
採用できる。加熱はゲル転移温度以上、好ましくはゲル
転移温度+20℃以上、の温度に行う。また、混合物を
沸騰させる必要がある場合もある。そして好ましく液が
透明・均一な状態とする。ついで応力を与えつつ冷却す
る。
拌、圧縮、粉砕など、特に決まった方法はないが、液体
に剪断力を加えることになるので、撹拌が最も好まし
い。具体的にはマグネティックスターラ、メカニカルス
ターラ、ミキサー、シェーカー、ローター、ホモジナイ
ザーといった撹拌用機器を用いても、人力で撹拌しても
良い。
冷、溶媒冷、風冷などがあげられ、従来公知の手段が採
用できる。冷却速度は用いる多糖類の性状に応じあるい
は得ようとする多糖類含有組成物の性状に応じ適宜選択
されて良いが、通常は空冷、水冷、氷冷が行われる。水
冷、氷冷などで急激に冷ます場合は、ゲル化が生じない
ように撹拌力を大きくする必要がある。冷却はゲル転移
温度以下に冷却すれば原理的には充分であるが、実用的
にはゲル転移温度−20℃以下、あるいは、本発明の多
糖類含有組成物はその使用が通常室温下で行われること
が多いので20℃程度にまで冷却する。なおかつ組成物
の温度が目的温度に達した後も、ゲル化が生じないよう
に10分以上撹拌を続けることが好ましい。
物の粘度は温度の低下に伴って増加するが、この粘度に
抵抗して撹拌する必要がある。撹拌手段としては強力な
手段を用いることが好ましい。具体的には撹拌のレイノ
ルズ数が室温でも100以上となるように調節しながら
撹拌することが好ましい。
ーラーやメカニカルスターラーなど比較的剪断力の小さ
い撹拌方法を用いた場合には前述の公知文献、Jornal o
f Biological Macromolecules, 26(1999)、p255-261, F
ig 8 に示されているように剪断力(剪断速度)が大き
くなるほど粘度の低い組成物が得られるが、後に実施例
の項で詳しく述べるように、ホモジナイザー(例えば特
殊機化製 T.K.HOMO MIXER)など剪断力(剪断速度)の
大きな応力の印加手段を用い、さらに高い剪断力を加え
た場合にその製造物の粘度がより高くなる剪断力の領域
に属する剪断力を用いて剪断することが好ましい。係る
方法を採用することによって、ゲル粒子の数を減らし、
あるいは、その粒度を小さくすることができ、点眼薬の
成分として用いた場合の差し心地に優れ、あるいは、機
能剤と共に用いた場合にその効果をより効果的に発揮せ
しめることができる。
型粘度計(ローターNo.2)を用い20℃、60rp
mの条件下で測定した粘度が700mPa・s以下であ
るように調製される。かかる粘度の調整は、用いる多糖
類の種類、濃度に応じて、応力印加手段、応力印加条件
などを組み合わせて行われる。これらは具体的には実施
例等に例示されている。
成物が調製できるが、その原理は明らかにはなっていな
いが以下のように考えられる。寒天のゲル化は寒天分子
の鎖どうしが分子鎖間で水素結合を形成し、水分子を取
り込みながららせん構造を取り、より高次で強力な構造
を取るためと考えられる。高温加熱して均一状態になっ
た時、ランダムコイル状の分子構造をとっていた寒天分
子が、冷却するにつれ、らせん構造をとろうとするが、
これに強い剪断力を加えることでらせん構造を取るのを
妨げ、ゲル化させずに低粘度なままの液状組成物を得る
ことができると考えられる。
一般に等張溶液に含まれる溶質のことである。等張溶液
とは浸透圧の違う2種以上の溶液がある場合、一方の溶
液に対して浸透圧が同じになるように等張化剤を加えた
もののことである。本発明における組成物を単独で、ま
たは複数の組成物と組み合わせて用いる場合に等張化剤
を用いることができる。等張化剤の添加量は任意の浸透
圧に調整するためであれば特に限定されるものではな
い。かかる等張化剤としては、例えばグリセリン、プロ
ピレングリコール、ソルビトール、マンニトール、塩化
ナトリウム、リン酸ナトリウム、硼酸、硼砂等を挙げる
ことができる。
物を少なくとも含有し、下式で示される増粘率として好
ましい粘度特性を有することで、医薬品用途やその他機
能剤との併用下に好ましい機能を発揮する。この増粘率
Xは下記式で定義される。
型粘度計(ローターNo.2)で20℃、60rpmの
条件下で測定した粘度であり、Zは上記等張化剤と水溶
性化合物を含む多糖類含有組成物に0.9重量%のNa
Clを添加した後にB型粘度計(ローターNo.2)で
20℃、60rpmの条件下で測定した粘度である。
明の組成物が例えば汗、涙液など塩を含む生理液などに
接触した場合、増粘により流れ落ちにくい、あるいは塗
布部に長期間とどまる等の特性を発揮する。このような
特性をより発揮するには増粘率Xが1.008以上であ
ることが好ましく、さらに好ましくは1.010以上で
ある。ただし、増粘率Xが3.000を超えた場合には
塗布後の粘度の増粘が急激すぎるために化粧品などに適
用する場合には違和感を生じたりすることがある。
トあるいは動物用に用いられる医薬品、医薬品用の基
剤、あるいは、食品、化粧品、トイレタリー製品などが
挙げられるが、この限りではない。具体的には口内で味
覚が残存する食品、海水で流れ落ちにくい日焼け止めク
リーム、汗で流れ落ちない化粧品、汗で流れ落ちない医
薬用軟膏、涙液による薬効成分の流出を抑えた点眼薬、
などが挙げられる。
て用いる場合、点耳剤中の活性薬物としては、水に可溶
性のものおよび不溶性のもののいずれも使用できる。水
に不溶性の薬物を用いる場合は他の成分として水溶性化
合物、例えばエタノール、イソプロパノール、プロピレ
ングリコール、グリセリンや、界面活性剤などを適宜用
いることができる。
と、たとえばグルテチミド、抱水クロラール、ニトラゼ
バム、アモバルピタール、フェノバルピタール等の催眠
鎮静剤:アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフ
ェン、フルルピプロフェン、インドメタシン、ケトプロ
フェン、ジクロフェナクナトリウム、塩酸テアラミド、
ピロキカム、フルフェナム酸、メフェナム酸、ベンタゾ
シン等の解熱鎮痛消炎剤:アミノ安息香酸メチル、リド
カイン等の局所麻酔剤:硝酸ナファゾリン、硝酸テトリ
ゾリン、塩酸オキシメタゾン、塩酸トラマゾリン等の局
所血管収縮剤:マレイン酸クロルフェニラミン、クロモ
グリク酸ナトリウム、オキサトミド、塩酸アゼラスチ
ン、フマル酸ケトチフェン、トラキサノクスナトリウ
ム、アンレキサノクス等の抗アレルギー剤:塩化ベンゼ
トニウム等の殺菌剤、塩酸ドパミン、ニヒデカレノン等
の強心剤:塩酸プロプラノロール、ピンドロール、フェ
ニトイン、ジソピラミド等の不整脈用剤:硝酸イソソル
ピド、ニフェジピン、塩酸ジルチアゼム、ジピリダモー
ル等の冠血管拡張剤:ドンペリドン等の消化器官用剤:
トリアムシノロンアセトニド、デキナメタゾン、リン酸
ベタメタゾンナトリウム、酢酸プレドニゾロン、フルオ
シノニド、プロピオン酸ペクロメタゾン、フルニソリド
等の副腎皮質ホルモン:トラネキサム酸等の抗プラスミ
ン剤:クロトリマゾール、硝酸ミコナゾール、ケトコナ
ゾール等の抗真菌剤:テフガフール、フルオロウラシ
ル、メルカプトプリン等の抗悪性腫瘍剤:アモキシリ
ン、アンピシリン、セファレキシン、セファロチンナト
リウム、セフチゾキシムナトリウム、ニリスロマイシ
ン、塩酸オキシテトラサイクリン等の抗生物質:インス
リン、ナケカルシトニン、ニワトリカルシトニン、ニル
カトニン等のカルシトニン類、ウロキナーゼ、TPA、
インターフェロン等の生理活性ペプチド;インフルエン
ザワクチン、豚ポルデテラ感染症予防ワクチン、B型肝
炎ワクチン等のワクチン類などを挙げることができる。
活性薬物の配合量は薬物の種類により変動するが、一般
に所望の薬物を発揮するのに十分な量で配合する。
すことのできる薬剤の例を以下に示す。寄生性皮膚疾患
用剤としては、ビフォナゾール、シッカニン、酢酸ビス
デカリニウム、クロトリマゾールおよびサリチル酸など
が挙げられ、化膿性疾患用剤としてはスルファメトキサ
ゾールナトリウム、エリスロマイシンおよび硫酸ゲンタ
マイシンなどが挙げられ、消炎鎮痛剤としてはインドメ
タシン、ケトプロフェン、吉草酸ベンメタゾンおよびフ
ルオシノロンアセトニドなどが挙げられ、鎮痒剤として
はジフェンヒドラミンなどが挙げられ、局所麻酔剤とし
ては塩酸プロカインおよび塩酸リドカインなどが挙げら
れ、外皮用殺菌消毒剤としてはヨウ素、ポビドンヨー
ド、塩化ベンザルコニウムおよびグルコン酸クロルヘキ
シジンなどが挙げられる。
わち直腸、尿道、鼻腔、膣、耳道、口腔または口窩に施
すことができる薬剤の例を以下に示す。抗ヒスタミン剤
としては塩酸ジフェンヒドラミンおよびマレイン酸クロ
ルフェニラミンなどが挙げられ、生殖器官用剤としては
クロトリマゾール、硝酸ナファゾリル、フマル酸ケトチ
フェンおよび硝酸ミコナゾールなどが挙げられ、耳鼻科
用剤としては塩酸テトリゾリンなどが挙げられ、気管支
拡張剤としてはアミノフィリンなどが挙げられ、代謝拮
抗剤としてはフルオロウラシンなどが挙げられ、催眠鎮
静剤としてはジアゼパムなどが挙げられ、解熱鎮痛消炎
剤としてはアスピリン、インドメタシン、スリンダク、
フェニルブタゾンおよびイブプロフェンなどが挙げら
れ、副腎ホルモン剤としてはデキサメタゾン、トリアム
シノロンおよびヒドロコルチゾンなどが挙げられ、局所
麻酔剤としては塩酸リドカインなどが挙げられ、化膿疾
患用剤としてはスルフィソキサゾール、カナマイシン、
トブラマイシンおよびエリスロマイシンなどが挙げら
れ、合成抗菌剤としてはノルフロキサシンおよびナリジ
クス酸などが挙げられる。
なるが、一般的には約0.001〜10重量%の範囲内
であることが好ましい。
ては塩酸、硫酸、ホウ酸、リン酸、酢酸などの酸類、水
酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミンなどの塩基類があげられ
る。
認し得る緩衝剤、塩、保存剤および可溶化剤などを含む
ことができる。保存剤としては塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウムおよびグルコン酸クロルヘキシジン
などの逆性石鹸類、メチルパラベン、エチルパラベン、
プロピルパラベンおよびブチルパラベンなどのパラベン
類、クロロブタノール、フェニルエチルアルコールおよ
びベンジルアルコールなどのアルコール類、デヒドロ酢
酸ナトリウム、ソルビン酸およびソルビン酸ナトリウム
などの有機酸およびその塩類などが使用できる。また、
界面活性剤かキレート剤を適宜加えることもできる。こ
れらの成分は一般に約0.001〜2重量%、好ましくは約
0.002〜1重量%の範囲で用いられる。緩衝剤としては
リン酸、ホウ酸、酢酸、酒石酸、乳酸及び炭酸などの酸
のアルカリ金属塩類、グルタミン酸、イプシロンアミノ
カプロン酸、アスパラギン酸、グリシル、アルギニン及
びリジンなどのアミノ酸類、タウリン、トリスアミノメ
タンなどがあげられる。これらの緩衝剤は組成物のpHを
3〜10に維持するのに必要な量を組成物に加えることが
好ましい。
リオキシエチレン硬化ヒマシ油およびシクロデキストリ
ンなどがあげられ、これらを用いる場合には0.001
〜15重量%の範囲で用いることが好ましい。
って薬物の眼内移行性を向上させた点眼剤」である。特
に、微粒子状の寒天を点眼剤用の基剤として使用すれ
ば、優れた特性を有する点眼剤が得られる。また、本発
明は、「寒天を基剤として使用することを特徴とする薬
物の眼内移行性向上剤」である。
海草から容易に得ることができる。寒天の主たる成分
は、アガロースとアガロペクチンから構成される多糖類
であり、日本薬局方に掲載されていることからも安全性
が高く、食品等に広く利用されている。また、寒天は、
所望の性質をもつように加工することができ、物理的又
は化学的に修飾することも比較的容易である。市販の寒
天は10〜30%の水分を含んでいるのが通常である
が、本発明の点眼剤は市販の寒天をそのまま使用しても
よく、また、物理的又は化学的に修飾した寒天を使用す
ることもできる。
うな製法によるものでも良いが、安定供給という観点か
ら工業的製法による寒天を用いることが好ましい。かか
る寒天として、例えば伊那食品工業社製のUP−6、U
P−16、UP−37、M−7、M−9、AX−30、
AX−100、AX−200、BX−30、BX−10
0、BX−200、PS−5、PS−6、PS−7、P
S−8などが挙げられる。本発明で使用する寒天は、単
独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
特に限定されないが、重量平均分子量が5千〜120万
であることが好ましい。より好ましい重量平均分子量
は、3万〜80万である。寒天の重量平均分子量が5千
未満であれば薬物の眼内移行性がさほど向上せず、他
方、重量平均分子量が120万を超えると点眼剤の粘度
を150mPa・s以下に保つことが困難となるからで
ある。寒天の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラ
フを用いて測定することができる。
定されないが、0.1〜10重量%であることが好まし
い。より好ましい寒天の含有量は0.2〜5重量%であ
る。寒天の含有量が0.1重量%未満であると薬物の眼
内移行性がさほど向上せず、また、10重量%を超える
と点眼剤が高粘度となり、ゲル化することがあるからで
ある。
眼剤の粘度は、E型粘度計(25℃、ずり速度:100s
−1)で150mPa・s(=150センチポイズ)以
下となるように調整することが好ましい。より好ましい
点眼剤の粘度は、100mPa・s以下である。点眼時
の粘度が150mPa・sを越えると液滴として点眼す
ることが容易でなくなる。高粘度の点眼剤でも力を加え
れば点眼できなくはないが、液切れが悪く、1滴量が一
定にならず、点眼後に眼に異物感を感じるなどの不都合
が生じる。また、点眼剤の滅菌方法として、濾過滅菌が
汎用されているが、その粘度が高くなれば、濾過するこ
とが困難となる。粘度を上記のように設定することによ
り、安定した1滴量の点眼が可能で、使用者にとっても
点眼時の差しごこち感が優れる。本発明の点眼剤の粘度
は、E型粘度計を用いて測定し、測定温度25℃で、ず
り速度が100s−1時の値である。なお、本発明の点眼剤
を眼軟膏として用いる場合には、眼軟膏の粘度が150
mPa・s以上となっても問題とならない。
主成分が水である液体に、いかなる状態の寒天が含まれ
ていても良く、例えば寒天が完全に溶解した状態のもの
でも、寒天が部分的に溶解した状態のものでも、また、
寒天の粒子が分散した状態のものでも良い。寒天の粒子
が分散した状態のものとは、具体的には粒子状の寒天が
水に分散したものであり、粒子状の寒天の粒子径は10
0μm以下のものが好ましい。より好ましくは20μm
以下のものであり、10μm以下のものがさらに好まし
い。寒天の粒子径が100μmを超えると点眼剤の保存
安定性に悪影響を及ぼし、また、点眼後に異物感を感じ
る等の不都合を生じることがある。微粒子状の寒天の形
態は特に限定されないが、例えば球状、楕円状の他に不
定型な形状を挙げることができる。
で加熱溶解後、応力を加えながら冷却して得られる微粒
子状の寒天を含有する溶液を配合して調製することがで
きる。
成物)の調製方法は、特に制約されないが、寒天を含有
する水溶液を均一になるまで加熱した後、ゲル化しない
ように強力に撹拌しながら、常温になるまで徐々に冷や
すことが好ましいが、ゲル化したものを強力な剪断力な
どの応力で粉砕などすることによっても液状の寒天含有
溶液を得ることができる。
限定されないが、例えば振動、剪断、撹拌、圧縮、粉砕
などが挙げられ、寒天溶液に応力を加える方法としては
撹拌が最も好ましい。撹拌用機器としては、例えばマグ
ネティックスターラ、メカニカルスターラ、ミキサー、
シェーカー、ローター、ホモジナイザー(例えば特殊機
化製 T.K.HOMO MIXER)などいかなる撹拌用機器を用い
ても良く、また、人力で撹拌しても良い。寒天含有溶液
の調製に際しては、強力に撹拌する能力を備えた装置を
用いることが望ましく、撹拌のレイノルズ数が室温でも
100以上となるように調節しながら撹拌することがよ
り望ましい。
含有溶液が見た目上、均一になる温度であればよく、好
ましくは80℃以上であり、より好ましくは95℃以上
である。さらに、必要があれば沸騰させてもよい。
氷冷、溶媒冷、風冷、冷蔵、冷凍などいかなる方法でも
良いが、水冷、氷冷、冷蔵、冷凍などで急激に冷ます場
合は、ゲル化しないように撹拌力を大きくする必要があ
る。
天含有溶液を調製できる。その原理は明らかではない
が、以下のように推測する。寒天がゲル化するのは、寒
天分子の鎖どうしが分子鎖間で水素結合を形成し、水分
子を取り込みながららせん構造を取り、より高次で強力
な構造を取るためと考えられる。高温加熱して均一状態
になった時、ランダムコイル状の分子構造をとっていた
寒天分子は、冷却するにつれ、らせん構造をとろうとす
るが、これに強い応力を加えることでらせん構造を取る
のを妨げる結果、ゲル化させずに低粘度なままの寒天溶
液が得られると推測する。
例えば重量平均分子量が5千〜120万で粒子径が10
0μm以下である寒天0.1〜10重量%を配合した粘
度が150mPa・s以下である点眼剤が挙げられ、よ
り好ましい態様としては、重量平均分子量が3万〜80
万で粒子径が20μm以下である寒天0.2〜5重量%
を配合した粘度が100mPa・s以下である点眼剤で
ある。さらに、重量平均分子量が5千〜120万である
寒天を水溶液中で加熱溶解後、応力を加えながら冷却し
て得られる粒子径が100μm以下である微粒子状の寒
天を配合することによって薬物の眼内移行性を向上させ
た点眼剤、とりわけ重量平均分子量が3万〜80万であ
る寒天を水溶液中で加熱溶解後、応力を加えながら冷却
して得られる粒子径が20μm以下である微粒子状の寒
天を配合することによって薬物の眼内移行性を向上させ
た点眼剤が好ましい。
向上剤の態様としては、例えば寒天を水溶液中で加熱溶
解後、応力を加えながら冷却して得られる微粒子状の寒
天を基剤として使用することを特徴とする薬物の眼内移
行性向上剤が挙げられ、より好ましくは、重量平均分子
量が5千〜120万である寒天を水溶液中で加熱溶解
後、応力を加えながら冷却して得られる粒子径が100
μm以下である微粒子状の寒天を基剤として使用する薬
物の眼内移行性向上剤であり、さらに好ましくは、重量
平均分子量が3万〜80万である寒天を水溶液中で加熱
溶解後、応力を加えながら冷却して得られる粒子径が2
0μm以下である微粒子状の寒天を基剤として使用する
薬物の眼内移行性向上剤である。
制約はなく、例えばドライアイ症候群、緑内障、白内
障、炎症、花粉症等の治療に適した薬剤を含有させるこ
とにより、各疾病に対して有効に作用する。
特に限定されないが、例えば抗菌剤(キノロン系抗菌
剤、セファロスポリン類、スルファセタミドナトリウ
ム、スルファメトキサゾール等)、抗炎症剤(ヒドロコ
ルチゾン、デキサメタゾン、プレゾニゾロン、ベタメタ
ゾン、ジクロフェナック、インドメタシン、フルオロメ
トロン、プラノプロフェン、グリチルリチン酸二カリウ
ム、イプシロン-アミノカプロン酸等)、抗ヒスタミン
剤(マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒド
ラミン等)、抗緑内障剤(プロスタグランジン誘導体、
炭酸脱水酵素阻害剤など)、抗アレルギー剤(クロモグ
リク酸ナトリウム等)等などが挙げられる。
メソトレキセート、シクロホスファミド、シクロスポリ
ン、6−メルカプトプリン、アザチオプリン、フルオロ
ウラシルおよびテガフールなどが挙げられ、さらに上記
化合物の混合剤、例えば硫酸ネオマイシンおよびリン酸
デキサメタゾンナトリウムの組み合わせのような抗生物
質/抗炎症剤混合物等の混合物などが挙げられるが、目
の症状および病巣の治療に他の薬剤を使用することもで
きる。
であることが好ましいが、治療効果が発現する濃度であ
れば、特に限定されない。
の添加物として、等張化剤、緩衝剤、pH調節剤、可溶
化剤、安定化剤、保存剤等を適宜配合することができ
る。
ロピレングリコール、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
ソルビトール、マンニトール等を挙げることができる。
塩、クエン酸、酢酸、ε-アミノカプロン酸、トロメタ
モール等を挙げることができる。
酸、リン酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、ホウ酸、ホウ砂、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム等を挙げることができる。
添加される可溶化剤としては、例えばポリソルベート8
0、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、マクロゴー
ル4000等を挙げることができる。
ト酸ナトリウム等を挙げることができる。
カリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、クロロブタノール等が挙げられ、これらの保存
剤を組み合わせて使用することもできる。
製水に加え調製することができ、また必要に応じて、高
速撹拌、超音波照射等の処理を行い所望の粘度に調整す
ることもできる。
するための指標としてフルオレセインおよびピロカルピ
ンを用い、角膜又は房水中に移行したフルオレセインの
蛍光またはピロカルピンによる瞳孔径を測定した。詳細
な結果は実施例の項で示すが、本発明の微粒子状の寒天
を基剤として使用する場合には、コントロールに比べて
格段に優れた眼内移行性が認められた。これらの試験例
から明らかなように、微粒子状の寒天を点眼剤用の基剤
として用いることによって薬物の眼内移行性を向上させ
ることができる。
設定することが望ましく、また、浸透圧比は1.0付近
に設定することが望ましい。
剤型等によって適宜選択できるが、1日1〜数回点眼す
ればよい。
これらの例は本発明をよりよく理解するためのものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。
及び評価試験 重量平均分子量測定 以下の測定条件に従って、寒天の重量平均分子量を測定
した。
を表1に示す。なお、表1に示す寒天は、いずれも伊那
食品工業社製のものである。
顕微鏡(ニコン社製OPTIPHOTO−2)により観
察される粒子の最大粒子径を測定した。
o.2)で20℃、60rpmの条件下で、各組成物の
粘度を測定した。
0gとする。この混合物を加熱し、約100℃で溶解
後、マグネチックスターラーで1500rpmで撹拌し
ながら20℃まで冷却する。
0gとする。この混合物を電子レンジで加熱し、高温で
溶解後、マグネチックスターラーで1500rpmで撹
拌しながら20℃まで冷却する。その後グリセリンを1
3gを加え、20℃で、マグネチックスターラーで15
00rpmで撹拌を30分行う。
0ml4つ口フラスコにとり、蒸留水を加えて500g
とする。この混合物をオイルバスにて加熱し、約100
℃で溶解後、700rpmで撹拌しながら20℃まで冷
却する。
0ml4つ口フラスコにとり、蒸留水を加えて500g
とする。この混合物をオイルバスにて加熱し、約100
℃で溶解後、撹拌翼を用いて700rpmで撹拌しなが
ら80℃まで冷却する。溶液をステンレス製容器に移し
替えた後、ホモミキサー(特殊機化製T.K.HOMO
MIXER)で撹拌しながら20℃まで冷却する。
示す。製造例1〜25で得られた寒天溶液は、いずれも
粘度が700mPa・s以下で、光学顕微鏡観察の結
果、微粒子状の寒天が存在していた。また、製造例18
の寒天溶液の光学顕微鏡写真を図1に示す。
法Aに寒天含有組成物(寒天溶液)を調製した。この寒
天溶液は白濁しており、粘度は93mPa・sで、粒子
径は10μm未満であった。
製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁して
おり、粘度は40mPa・sで、粒子径は10μm未満
であった。
製法Bに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁して
おり、粘度は31mPa・sであった。
00rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、粘度は32mPa・s
で、粒子径は10μm未満であった。
00rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、粘度は51mPa・s
で、粒子径は10μm未満であった。
00rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、その粘度は67mPa
・sで、その粒子径は10μm未満であった。
00rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、その粘度は81mPa
・sで、その粒子径は10μm未満であった。
00rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、その粘度は94mPa
・sで、その粒子径は10μm未満であった。
000rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒
天溶液は淡黄色で白濁しており、粘度は144mPa・
sで、粒子径は10μm未満であった。
モミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法Dに寒天
溶液を調製した。この寒天溶液は白濁しており、粘度は
403mPa・sであった。また、粒子径は10μm未
満であった。
ミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法Dに寒天溶
液を調製した。この寒天溶液は白濁しており、粘度は2
00mPa・sであった。また、粒子径は10μm未満
であった。
ホモミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法Dに寒
天溶液を調製した。この寒天溶液は淡黄色で白濁してお
り、粘度は20mPa・sであった。また、粒子径は1
0μm未満であった。
い、ホモミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法D
に寒天溶液を調製した。この寒天溶液は淡黄色で白濁し
ており、粘度は62mPa・sであった。また、粒子径
は10μm未満であった。
い、ホモミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法D
に寒天溶液を調製した。この寒天溶液は淡黄色で白濁し
ており、粘度は62mPa・sであった。また、粒子径
は10μm未満であった。
ホモミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法Dに寒
天溶液を調製した。この寒天溶液は淡黄色で白濁してお
り、粘度は96mPa・sであった。また、粒子径は1
0μm未満であった。
(0.5重量%)を用い、ホモミキサーの回転数を6000
rpmに設定し、製法Dに寒天溶液を調製した。この寒天
溶液は白濁しており、粘度は158mPa・sであっ
た。また、粒子径は10μm未満であった。
モミキサーの回転数を6000rpmに設定し、製法Dに寒天
溶液を調製した。この寒天溶液は白濁しており、粘度は
190mPa・sであった。また、粒子径は10μm未
満であった。
法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁してお
り、粘度は384mPa・sで、粒子径は20μm未満
であった。
(1.0重量%)を用い、製法Aに寒天溶液を調製し
た。この寒天溶液は白濁しており、粘度は297mPa
・sで、粒子径は20μm未満であった。
い、製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁
しており、粘度は133mPa・sで、粒子径は10μ
m未満であった。
い、製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁
しており、粘度は133mPa・sで、粒子径は10μ
m未満であった。
製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁して
おり、粘度は41mPa・sで、粒子径は10μm未満
であった。
製法Cに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁して
おり、粘度は142mPa・sで、粒子径は10μm未
満であった。
法Aに従って寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁
しており、粘度は87mPa・sで、粒子径は10μm
未満であった。
Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液は白濁してお
り、粘度は106mPa・sで、粒子径は10μm未満
であった。
−10)を用いた以外は製造例4と同様の方法でジェラ
ンガム水溶液を調製した。その溶液は透明で、粘度は1
37mPa・sで、粒子径は10μm未満であった。
−10)を用いた以外は製造例6と同様の方法でジェラ
ンガム水溶液を調製した。その溶液は透明で、粘度は1
60mPa・sで、粒子径は10μm未満であった。
−10)を用いた以外は製造例7と同様の方法でジェラ
ンガム水溶液を調製した。その溶液は透明で、粘度は1
50mPa・sで、粒子径は10μm未満であった。
−10)を用いた以外は製造例8と同様の方法でジェラ
ンガム水溶液を調製した。その溶液は透明で、粘度は1
48mPa・sで、粒子径は10μm未満であった。
−10)を用いた以外は製造例9と同様の方法でジェラ
ンガム水溶液を調製した。その溶液は透明で、粘度は1
58mPa・sで、粒子径は10μm未満であった。
−10)を用い、、ホモミキサーの回転数を6000rpmに
設定し、製法Dに従ってジェランガム水溶液を調製し
た。その溶液は透明で、粘度は103mPa・sであっ
た。またその粒子径は10μm未満であった。
(0.5重量%)とり、蒸留水500gを加えて分散さ
せ、一度高温で溶解後、液を撹拌せずに20℃まで冷ま
した。調製した0.5重量%寒天ゲルを孔系φ1mmの
ふるいで濾過した。細かく砕いたゲルの粘度は900m
Pa・sであった。
い、製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液の粘度
は14mPa・sであった。
マグネチックスターラーの回転数を500rpmにする
以外は製法Aに寒天溶液を調製した。この寒天溶液はゲ
ルと溶液との混合物となってしまい、粘度を測定できな
かった。
塗布した場合の塗りやすさおよび塗布後の状態を評価し
た。これらの結果を表2に示す。
しやすく、かつ流れ落ちにくいという特性がある。一
方、比較製造例1及び3の各溶液は流れ落ちにくいが、
塗布しにくく、また、比較製造例2の溶液は塗布しやす
いものの、すぐに流れ落ちてしまう欠点がある。
拌速度(剪断速度に相当)の関係を図2に示す。図2か
ら明らかなように、製造例4〜9では撹拌速度が速くな
ればなるほど粘度が高くなる特性が認められるのに対
し、製造例例26〜30では撹拌速度を速くしてもほと
んど粘度は一定である。
50gにいずれも水溶性化合物であるフルオレセインナ
トリウム0.025gとグリセリン1.3gを加え、十
分に混合したのちpHを7に調整した。これらの寒天溶
液の粘度をB型粘度計(ローターNo.2)で20℃、
60rpmの条件下で測定した。この粘度値をYとす
る。
濃度となるようにNaClを加え、十分に混合した。こ
の寒天溶液の粘度をB型粘度計(ローターNo.2)で
20℃、60rpmの条件下で測定した。この粘度値を
Zとする。
さおよび塗布後の状態を比較した。これらの結果を表3
に示す。
く、かつ皮膚表面で適度な粘性を持ち、しかも流れ落ち
にくいという特性を示す。これに対し、試験例9及び比
較例試験例1では塗布しやすいが、試験例9では塗布
後、増粘が急激すぎた結果、皮膚表面でゲル状になり違
和感が生じ、比較試験例1では塗布後すぐに流れ落ちて
しまう欠点がある。
100g)に、フルオレセインナトリウム、濃グリセリ
ンをそれぞれ0.05g、2.6g添加した。つぎに、
これをハイブリッドミキサー(HM−500、キーエン
ス社製)で2分間攪拌して各被験点眼剤を得た。また、
各被験点眼剤に水酸化ナトリウム又は希塩酸を加えてp
Hを7.0(±0.5)に調整し、E型粘度計Rotovisc
o CV20(HAAKE社)を用いて、測定温度25℃で、ずり速
度100s−1時の値を測定し、粘度とした。また、寒天の
粒子径は、光学顕微鏡(ニコン社製 OPTIPHOT
O−2)を用いて粒子の最大粒子径を測定した。なお、
コントロールとして、寒天溶液の代わりに滅菌精製水を
用い、同様の操作を行なって比較点眼剤(比較試験例
2)を得た。
白色ウサギの眼に点眼した後、1、2、3、4、6およ
び8時間後の角膜および房水内のフルオレセイン濃度を
蛍光分光光度計を用いて測定した(なお、各被験点眼
剤、比較点眼剤ともにそれぞれ4例測定して平均値を算
出した。)。フルオレセイン濃度の測定値からAUC
(濃度曲線下面積)を算出し、比較点眼剤に対する各被験
点眼剤のAUC比を下式より求めた。これらの結果を表4
に示す。また、角膜および房水内のフルオレセイン濃度
推移を図3および図4 に示す。
(1.0%)を用いる以外は、前記調製方法と同様の方
法で点眼剤を調製したが、CVPを含有する点眼剤は非
常に高粘度(1139mPa・s)であるため、点眼す
ることができなかった。
カルピン、濃グリセリンをそれぞれ1.0g、2.6g添加し
た。つぎに、この溶液をマグネチックスターラーで攪拌
し、被験点眼剤とした。また、被験点眼剤に水酸化ナト
リウム又は希塩酸を加えてpHを7.0に調整した。そ
の粘度(25℃)をE型粘度計で測定した。なお、コン
トロールとして、寒天溶液(製造例1)の代わりに滅菌
精製水を用い、同様の操作を行なって比較点眼剤(比較
試験例3)を得た。
白色ウサギの眼に点眼した後、0.25、0.5、0.75、1、1.
5、2、2.5および3時間後の瞳孔径を測定した。各測定
時の瞳孔径を点眼前の瞳孔径から減じた値を縮瞳値とし
た(なお、被験点眼剤、比較点眼剤ともにそれぞれ6例
測定して平均値を算出した。)。また、得られた縮瞳値
からAUC(薬理効果-時間曲線下面積)を算出した。こ
れらの結果を表5、図5に示す。
例を以下に示す。
ロカルピン及び濃グリセリンを加え、ハイブリッドミキ
サー(HM−500、キーエンス社製)で2分間攪拌を
行った後、0.1N水酸化ナトリウムまたは0.1N希
塩酸を加えてpHを7.0に調整し、点眼剤を調製し
た。
ロフェン及び濃グリセリンを加え、ハイブリッドミキサ
ー(HM−500、キーエンス社製)で2分間攪拌を行
った後、0.1N水酸化ナトリウムまたは0.1N希塩
酸を加えてpHを7.0に調整し、点眼剤を調製した。
1、2と同様の操作を行なうことによって、所望の濃度
の寒天を含有する点眼剤を調製することができる。
し、調製した溶液を適量の塩酸あるいは水酸化ナトリウ
ムを用い、pH 7.0 とした。得られた点耳剤溶液は
低粘度でありながらも展着生に非常に優れており、点耳
後の液だれを生じることがなかった。
加熱後剪断力を加えながら冷却することで、高濃度の多
糖類を含みながら、低粘度の液体状態にある組成物を調
製することができ、これまでにない食感および/または
機能を持つ医薬品、食品、化粧品、トイレタリー製品な
どを提供することが可能となった。また、多糖類を便通
改善食品として用いる際、ゼリー状ではなく、より服用
が容易な液状食品として提供することが可能となった。
試験の結果(表4、図3および図4)より、本発明の点
眼剤は、点眼剤に適した粘度を有し、これを点眼すれ
ば、フルオレセインが角膜および房水に移行して高い濃
度(コントロールの3〜6倍)で長時間滞留する。ま
た、眼科薬であるピロカルピンを用いた眼内移行試験の
結果(表5および図5)より、本発明の点眼剤を点眼す
れば、ピロカルピンのAUC(薬理効果-時間曲線下面
積)はコントロールの2倍以上に増大する。このよう
に、本発明の寒天を含有する点眼剤は、薬物の眼内移行
性を向上させる効果を発揮し、また、低粘度に保つこと
ができるので点眼剤の液切れが良く、その1滴量も一定
であり、点眼時の差しごこち感にも優れている。
鏡写真を示す。
における粘度と撹拌速度(剪断速度に相当)の関係を示
す。
験例2(コントロール)の各点眼剤をウサギに点眼後、
各時間における角膜中のフルオレセイン濃度を測定した
結果を示すグラフである。縦軸は角膜中のフルオレセイ
ン濃度(ng/mL)を示し、横軸は時間(hr)を示す。
験例2(コントロール)の各点眼剤をウサギに点眼後、
各時間における房水中のフルオレセイン濃度を測定した
結果を示すグラフである。縦軸は房水中のフルオレセイ
ン濃度(ng/mL)を示し、横軸は時間(hr)を示す。
トロール)の各点眼剤をウサギに点眼後、各時間におけ
るピロカルピンによる縮瞳値を測定した結果を示すグラ
フである。縦軸はピロカルピンによる縮瞳値(mm)を、
また、横軸は時間(hr)を示す。
Claims (41)
- 【請求項1】 0.1〜30重量%の多糖類を含有し、
B型粘度計(ローターNo.2)で20℃、60rpm
の条件下で測定した粘度が700mPa・s以下である
ことを特徴とする多糖類含有組成物。 - 【請求項2】 B型粘度計(ローターNo.2)で20
℃、60rpmの条件下で測定した粘度が500mPa
・s以下であることを特徴とする請求項1記載の多糖類
含有組成物。 - 【請求項3】 多糖類の含有量が、0.2〜10重量%
であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
多糖類含有組成物。 - 【請求項4】 多糖類と水系媒体とを含み、該水系媒体
は水と水溶性化合物とからなることを特徴とする請求項
1から3のいずれか1項に記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項5】 水溶性化合物が多価アルコールであるこ
とを特徴とする請求項4記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項6】 多糖類と水溶性化合物とを少なくとも含
有し、下記式で表される増粘率Xが1.005以上であ
ることを特徴とする多糖類含有組成物。 X=Z/Y (ここで、Yは水溶性化合物を含む多糖類含有組成物の
B型粘度計(ローターNo.2)で20℃、60rpm
の条件下で測定した粘度であり、Zは該多糖類含有組成
物にさらに0.9重量%のNaClを添加した後にB型
粘度計(ローターNo.2)で20℃、60rpmの条
件下で測定した粘度。) - 【請求項7】 増粘率Xが1.008以上であることを
特徴とする請求項6記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項8】 増粘率Xが1.010以上であることを
特徴とする請求項6記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項9】 多糖類が微粒子状であり、微粒子状多糖
類の全部もしくはその一部が水溶液中に分散しているこ
とを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の多
糖類含有組成物。 - 【請求項10】 微粒子状多糖類の粒子径が100μm
以下であることを特徴とする請求項9記載の多糖類含有
組成物。 - 【請求項11】 微粒子状多糖類の粒子径が20μm以
下であることを特徴とする請求項9記載の多糖類含有組
成物。 - 【請求項12】 植物から得られる多糖類を含有するこ
とを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載
の多糖類含有組成物。 - 【請求項13】 植物から得られる多糖類が、寒天であ
ることを特徴とする、請求項12記載の多糖類含有組成
物。 - 【請求項14】 寒天の重量平均分子量が5千〜120
万である請求項13記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項15】 寒天の重量平均分子量が3万〜80万
である請求項13記載の多糖類含有組成物。 - 【請求項16】 等張化剤が含まれることを特徴とする
請求項1から15のいずれか1項に記載の多糖類含有組
成物。 - 【請求項17】 請求項1から16のいずれか1項に記
載の多糖類含有組成物を用いた医薬品用基剤。 - 【請求項18】 請求項1から16のいずれか1項に記
載の多糖類含有組成物を含む医薬品。 - 【請求項19】 請求項1から16のいずれか1項に記
載の多糖類含有組成物を含む眼内移行性向上剤。 - 【請求項20】 請求項1から16のいずれか1項に記
載の多糖類含有組成物を含む食品。 - 【請求項21】 請求項1から16のいずれか1項に記
載の多糖類含有組成物を含む化粧品。 - 【請求項22】 0.1〜30重量%の多糖類と水系媒
体とを含む組成物を該多糖類のゲル転移温度以上に加熱
して溶解し、該組成物をこれに剪断力を加えながらゲル
転移温度以下に冷却して得る多糖類含有組成物の製造方
法であって、得られた組成物の、B型粘度計(ローター
No.2)を用い20℃、60rpmの条件下で測定し
た粘度が700mPa・s以下であることを特徴とする
多糖類含有組成物の製造方法。 - 【請求項23】 請求項22記載の剪断力は、さらに高
い剪断力を加えた場合にその製造物の粘度がより高くな
る剪断力領域から選ばれることを特徴とする請求項22
記載の多糖類含有組成物の製造方法。 - 【請求項24】 寒天を配合することによって薬物の眼
内移行性を向上させた点眼剤。 - 【請求項25】 寒天の重量平均分子量が5千〜120
万である請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項26】 寒天の重量平均分子量が3万〜80万
である請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項27】 寒天の含有量が0.1〜10重量%で
ある請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項28】 寒天の含有量が0.2〜5重量%であ
る請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項29】 点眼剤の粘度がE型粘度計(25℃、
ずり速度:100s−1)で150mPa・s以下である請
求項24記載の点眼剤。 - 【請求項30】 点眼剤の粘度がE型粘度計(25℃、
ずり速度:100s−1)で100mPa・s以下である請
求項24記載の点眼剤。 - 【請求項31】 寒天が粒子径100μm以下の微粒子
状である請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項32】 寒天が粒子径20μm以下の微粒子状
である請求項24記載の点眼剤。 - 【請求項33】 重量平均分子量が5千〜120万で、
粒子径が100μm以下である寒天0.1〜10重量%
を配合し、E型粘度計(25℃、ずり速度:100s−1)
で測定した粘度が150mPa・s以下である点眼剤。 - 【請求項34】 重量平均分子量が3万〜80万で、粒
子径が20μm以下である寒天0.2〜5重量%を配合
し、E型粘度計(25℃、ずり速度:100s− 1)で測定
した粘度が100mPa・s以下である点眼剤。 - 【請求項35】 寒天を水溶液中で加熱溶解後、応力を
加えながら冷却して得られる微粒子状の寒天を配合する
ことによって薬物の眼内移行性を向上させた点眼剤。 - 【請求項36】 寒天の重量平均分子量が5千〜120
万で、微粒子状の寒天の粒子径が100μm以下である
請求項35記載の点眼剤。 - 【請求項37】 寒天の重量平均分子量が3万〜80万
で、微粒子状の寒天の粒子径が20μm以下である請求
項35記載の点眼剤。 - 【請求項38】 寒天を基剤として使用することを特徴
とする薬物の眼内移行性向上剤。 - 【請求項39】 寒天を水溶液中で加熱溶解後、応力を
加えながら冷却して得られる微粒子状の寒天を基剤とし
て使用することを特徴とする薬物の眼内移行性向上剤。 - 【請求項40】 寒天の重量平均分子量が5千〜120
万で、微粒子状の寒天の粒子径が100μm以下である
請求項39記載の薬物の眼内移行性向上剤。 - 【請求項41】 寒天の重量平均分子量が3万〜80万
で、微粒子状の寒天の粒子径が20μm以下である請求
項39記載の薬物の眼内移行性向上剤。
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|---|---|---|---|
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| JP2008097280A Division JP2008201789A (ja) | 2001-08-10 | 2008-04-03 | 多糖類含有組成物およびその用途 |
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