JP2003137149A - 弾性クローラ - Google Patents

弾性クローラ

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JP2003137149A JP2001338388A JP2001338388A JP2003137149A JP 2003137149 A JP2003137149 A JP 2003137149A JP 2001338388 A JP2001338388 A JP 2001338388A JP 2001338388 A JP2001338388 A JP 2001338388A JP 2003137149 A JP2003137149 A JP 2003137149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ本体の幅方向端縁からクローラ幅方
向外方に突出する突出部が形成されたラグを備えた弾性
クローラであっても、ラグによって押しのけられた泥土
が、突出部のクローラ周方向前後に盛り上がるのを防止
するようにした弾性クローラを提供する。 【解決手段】 弾性体によって無端帯状に形成されたク
ローラ本体8を備え、このクローラ本体8の外周側に、
そのクローラ幅方向Bの端部がクローラ本体8の幅方向
B端縁8aからクローラ幅方向B外方に突出する突出部
16を有するラグ12A,12Bが設けられ、このラグ
12A,12Bの突出部16形成側において、ラグ12
A,12Bの頂部19のクローラ幅方向Bの端縁19a
が、クローラ本体8の幅方向B端縁8aよりクローラ幅
方向B内方に位置するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業機械又は土木
・建設機械等の走行部に採用される弾性クローラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農業機械等の走行部として採用さ
れるクローラ式走行装置にあっては、一般的に、進行方
向前後一側に配置される駆動輪と、進行方向前後他側に
配置されるアイドラと、これら駆動輪とアイドラとの間
に配置される複数の転輪と、これら駆動輪、アイドラ、
転輪に亘って巻き掛けられる履帯とによって主構成され
ている。このクローラ式走行装置の履帯として、ゴムク
ローラが採用されているものがあり、このゴムクローラ
として、特開平9−315355号公報にて開示された
ものがある。
【0003】このゴムクローラは、図9及び図10
(a)に示すように、ゴムによって無端帯状に形成され
たクローラ本体31を備えており、このクローラ本体3
1の外周側には、ラグ32がクローラ周方向Aに所定間
隔をおいて設けられている。この弾性クローラ30は、
ラグ32がクローラ幅方向Bに沿って形成された梯子型
クローラであり、ラグ32は、クローラ幅方向Bの一方
の端部のみがクローラ本体31の幅方向端縁31aから
クローラ幅方向B外方に突出した突出部33を有するラ
グ32と、クローラ幅方向Bの他方の端部のみがクロー
ラ本体31の幅方向端縁31aからクローラ幅方向B外
方に突出した突出部33を有するラグ32とがクローラ
周方向Aに交互に配置形成されているものである。
【0004】この梯子型クローラ30にあっては、ラグ
32に突出部33を形成することにより、湿田等の泥濘
地での牽引機能を確保するようにしたものである。ま
た、このラグ32の突出部33形成側において、ラグ3
2の頂部(接地面)34のクローラ幅方向Bの端縁34
aは、クローラ本体31の幅方向端縁31aよりもクロ
ーラ幅方向B外側方に位置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記弾性クローラ30
にあっては、湿田等の泥濘地等を走行する際において、
ラグ32によって踏まれた部分の泥土は、ラグ32のク
ローラ幅方向B外側方及びクローラ周方向A前後に押し
のけられる。このラグ32によって押しのけられた泥土
は、クローラ本体31下においては、該クローラ本体3
1の下面(外周面)によって踏まれて、平らになるが、
ラグ32の突出部33によって押しのけられた泥土は、
クローラ本体31の幅方向B外側方に盛り上がり部とな
って残るという問題がある。
【0006】なお、この泥土の盛り上がり部が生じる
と、圃場を荒らす、又は刈り取り作業において、未刈株
に泥が付き刈刃が摩耗したり、該泥を持ち上げたり等す
るという問題が生じる。そこで、本発明は、前記問題点
に鑑みて、クローラ本体の幅方向端縁からクローラ幅方
向外方に突出する突出部が形成されたラグを備えた弾性
クローラであっても、ラグの突出部によって押しのけら
れた泥土が、クローラ本体の外側方に盛り上がるのを防
止するようにした弾性クローラを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、弾性体によって無端
帯状に形成されたクローラ本体を備え、このクローラ本
体の外周側に、クローラ本体の幅方向端縁からクローラ
幅方向外方に突出する突出部を有するラグが設けられ、
このラグの突出部形成側において、ラグの頂部のクロー
ラ幅方向の端縁が、クローラ本体の幅方向端縁よりクロ
ーラ幅方向内方に位置することを特徴とする。
【0008】また、クローラ本体の内周側には、クロー
ラ内周側に盛り上がるリブが設けられ、このリブは、ラ
グの突出部形成側に対応する部位に設けらているのがよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図7は第1の実施の形態を
示しており、図2において、1は、農業機械等の走行部
として採用されるクローラ式走行装置である。このクロ
ーラ式走行装置1は、進行方向(図2の左右方向)前後
一側に配置された駆動輪(スプロケット)2と、進行方
向前後他側に配置されたアイドラ3と、これら駆動輪2
とアイドラ3との間に配置された複数個の転輪4とをト
ラックフレーム5の左右両側のサイドフレームに左右方
向(図2の紙面貫通方向)の軸心廻りに回転自在に支持
すると共に、これら駆動輪2,アイドラ3及び転輪4に
亘ってエンドレス状の弾性クローラ6を巻き掛けて主構
成されており、このクローラ式走行装置1を採用した機
械の、本機側からの重量等の荷重は転輪4を介して弾性
クローラ6に作用し、駆動輪2を回転駆動することによ
り弾性クローラ6を周方向Aに循環回走させることで進
行する。
【0010】前記弾性クローラ6は、図1〜図7に示す
ように、ゴム様弾性体(ゴム、樹脂等)によってエンド
レスの帯状に形成されたクローラ本体8と、このクロー
ラ本体8内に、クローラ周方向Aに間隔をおいて埋設さ
れた芯金9と、クローラ内周側Cのクローラ幅方向B
(左右方向)中央側に、クローラ周方向Aに間隔をおい
て設けられていて転輪4等の脱輪(弾性クローラ6の外
れ)を防止する脱輪防止部10とを備えている。クロー
ラ本体8の幅方向B中央部で且つクローラ周方向Aで隣
り合う芯金9間には、駆動輪2の歯を芯金に噛み合わせ
るべく、該歯が挿入される係合孔13が形成されてい
る。
【0011】なお、クローラ本体8内には、スチールコ
ード等の抗張力コードからなる抗張体がクローラ周方向
A全周に亘って埋設される。芯金9は、クローラ幅方向
Bに長く形成されており、そのクローラ内周側Cのクロ
ーラ幅方向B中央側に、左右一対の係合突部14が設け
られ、この左右の係合突部14が脱輪防止部10とされ
ている。また、クローラ本体8の外周側Dには、ゴム様
弾性体からなるラグ12A,12Bが、該クローラ本体
8に一体的に設けられている。
【0012】このラグ12A,12Bは、係合孔13間
ごとに、且つクローラ幅方向Bに沿って形成されてお
り、そのクローラ幅方向Bの一方がクローラ本体8の幅
方向B端縁8aから突出する第1のラグ12Aと、その
クローラ幅方向Bの他方がクローラ本体8の幅方向B端
縁8aから突出する第2のラグ12Bとからなる。すな
わち、第1のラグ12Aは、クローラ本体8の幅方向B
一側部の幅方向B中途部からクローラ本体8の他側部に
向けて延出され且つクローラ本体8の他側部の幅方向B
端縁8aから突出する突出部16を有し、第2のラグ1
2Bは、クローラ本体8の幅方向B他側部の幅方向B中
途部からクローラ本体8の一側部に向けて延出され且つ
クローラ本体8の一側部の幅方向B端縁8aから突出す
る突出部16を有する。
【0013】なお、本実施の形態では、このラグの突出
部16は、クローラ本体8の幅方向B端縁8aから幅方
向B外側方に、一体的に延出された部分を有する。これ
ら第1のラグ12Aと第2のラグ12Bとは、クローラ
周方向Aに所定間隔をおいて交互に配置され且つクロー
ラ周方向A全周に亘って設けられている。各ラグ12
A,12Bの、クローラ本体8の端縁8aから突出する
突出部16の、前記端縁8aからの突出量Lは、限定さ
れることはないが、例えば、3〜15mm程度とされ
る。
【0014】また、このラグ12A,12Bは、クロー
ラ本体8からクローラ厚さ方向E外方に向けて突出状で
あり、そのクローラ周方向A前後の面17が突出方向に
向かうに従って間隔が漸次狭まるように形成されている
と共に、左右の側面18が突出方向に向かうに従って間
隔が漸次狭まるように形成されていて、側方及びクロー
ラ周方向Aからみて台形状とされている。そして、この
ラグ12A,12Bの突出部16形成側において、ラグ
12A,12Bの頂部(接地面)19のクローラ幅方向
Bの端縁19aは、クローラ本体8のクローラ幅方向B
端縁8aよりも、寸法Mだけ、クローラ幅方向B内方側
に位置している。
【0015】また、ラグ12A,12Bの頂部19の、
突出部16形成側は、クローラ幅方向B端縁19aに向
かうに従ってクローラ内周側Cに移行する傾斜面20と
されている。なお、本実施の形態では、ラグ12A,1
2Bのクローラ周方向Aの幅は、突出部16形成側で最
も広幅に形成され、その反対側は突出部16形成側より
も若干幅狭に形成され、係合孔13間で最も狭幅に形成
されており、該狭幅部分から広幅部分にかけては、段階
的に広幅となるように形成されている。
【0016】また、クローラ本体8の内周面には、クロ
ーラ内周側Cに向けて盛り上げるリブ21が設けられて
いる。このリブ21はクローラ幅方向Bに形成されてい
て、ラグ12A,12Bの突出部16形成側に対応する
部位に設けられていて、クローラ周方向Aに関して千鳥
状に配設されている。また、このリブ21のクローラ周
方向Aの幅は、ラグ12A,12Bの最広幅部分と略同
幅に形成されていると共に、ラグ12A,12Bの突出
部16の突出量Lと略同量、クローラ本体8の端縁8a
から突出しており、ラグ12A,12Bの突出部16と
一体的に接合されている。
【0017】図8は第2の実施の形態を示しており、前
記第1の実施の形態と異なる点について説明する。この
弾性クローラ6にあっては、第1のラグ12Aが前記実
施の形態と同様に突出部16を備えており、第2のラグ
12Bについては、クローラ本体8の幅方向B端縁8a
から突出していないものである。また、リブ21は、第
1のラグ12Aの突出部16形成側に対応する部位に設
けられている。
【0018】なお、ラグ12A、12Bは、クローラ幅
方向Bの両側が、クローラ本体8から突出するように形
成されていてもよい。
【0019】
【発明の効果】弾性体によって無端帯状に形成されたク
ローラ本体の外周側に、クローラ本体の幅方向端縁から
クローラ幅方向外方に突出する突出部を有するラグが設
けられた弾性クローラを装着して、湿田等の泥濘地等を
走行する際において、ラグによって踏まれた部分の泥土
は、ラグのクローラ幅方向外側方及びクローラ周方向前
後に押しのけられるが、このとき、従来のように、ラグ
の突出部形成側において、ラグの頂部のクローラ幅方向
の端縁が、クローラ本体の幅方向端縁よりもクローラ幅
方向外方に位置していて、ラグの頂部がクローラ本体の
幅方向端縁からはみ出しているものにあっては、図10
(a)に斜線部で示すように、ラグの突出部の(泥土を
押しのける部分の)体積が大であるので、この突出部で
踏まれて、クローラ本体の外方側に押し出される泥土
は、盛り上がり部となって残るが、これに対して、本発
明の弾性クローラにあっては、ラグの突出部形成側おけ
る、ラグの頂部のクローラ幅方向の端縁は、クローラ本
体の幅方向端縁よりクローラ幅方向内方に位置してい
て、ラグの頂部がクローラ本体の幅方向端縁からはみ出
していないので、図10(b)に斜線部で示すように、
ラグの突出部の(泥土を押しのける部分の)体積が従来
のものに比べてかなり小となるので、ラグの突出部によ
って押しのけられる泥土が、クローラ本体の幅方向外方
に、盛り上がるのが防止される。
【0020】以上のように、本発明にあっては、クロー
ラ本体の幅方向端縁からクローラ幅方向外方に突出する
突出部が形成されているラグを備えた弾性クローラであ
っても、ラグの突出部によって泥土の盛り上がり部が生
じるのを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る弾性クローラの一部分
の、クローラ外周側からみた平面図である。
【図2】クローラ式走行装置の側面図である。
【図3】ラグの突出部形成側の拡大図である。
【図4】図1のF−F線矢示断面図である。
【図5】図1のG−G線矢示断面図である。
【図6】図1のH−H線矢示断面図である。
【図7】第1の実施の形態に係る弾性クローラの一部分
の、クローラ内周側からみた背面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る弾性クローラの一部分
の、クローラ外周側からみた平面図である。
【図9】従来のゴムクローラの図である。
【図10】従来のラグの突出部と本発明のラグの突出部
との比較を示すラグの正面図であり、(a)は従来のク
ローラを示し、(b)は本発明のクローラを示す。
【符号の説明】
8 クローラ本体 8a 端縁 12A ラグ 12B ラグ 16 突出部 19 頂部 19a 端縁 21 リブ B クローラ幅方向 D クローラ外周側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体によって無端帯状に形成されたク
    ローラ本体を備え、このクローラ本体の外周側に、クロ
    ーラ本体の幅方向端縁からクローラ幅方向外方に突出す
    る突出部を有するラグが設けられ、このラグの突出部形
    成側において、ラグの頂部のクローラ幅方向の端縁が、
    クローラ本体の幅方向端縁よりクローラ幅方向内方に位
    置することを特徴とする弾性クローラ。
  2. 【請求項2】 クローラ本体の内周側には、クローラ内
    周側に盛り上がるリブが設けられ、このリブは、ラグの
    突出部形成側に対応する部位に設けらていることを特徴
    とする請求項1に記載の弾性クローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018524232A (ja) * 2015-07-16 2018-08-30 ディーアールビー インダストリアル カンパニー リミテッドDrb Industrial Co., Ltd. ラバートラック

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