JP2003139986A - 光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置 - Google Patents
光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバカプラの形状を自在に形成し、光
学特性に優れた光ファイバカプラを容易に製造すること
ができる光ファイバカプラ製造装置およびこれを用いた
光ファイバカプラの製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の光ファイバを平行に配し、その長
手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成
する光ファイバカプラの製造方法において、複数の熱源
を用いて前記融着延伸部分を形成する光ファイバカプラ
の製造方法。前記複数の熱源の温度、位置をそれぞれ独
立に制御する。前記複数の熱源のそれぞれに、位置決め
手段および温度調節手段を付設する。前記位置決め手段
および前記温度調節手段を制御する制御手段を設ける。
前記複数の熱源を酸水素バーナーとする。
学特性に優れた光ファイバカプラを容易に製造すること
ができる光ファイバカプラ製造装置およびこれを用いた
光ファイバカプラの製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の光ファイバを平行に配し、その長
手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成
する光ファイバカプラの製造方法において、複数の熱源
を用いて前記融着延伸部分を形成する光ファイバカプラ
の製造方法。前記複数の熱源の温度、位置をそれぞれ独
立に制御する。前記複数の熱源のそれぞれに、位置決め
手段および温度調節手段を付設する。前記位置決め手段
および前記温度調節手段を制御する制御手段を設ける。
前記複数の熱源を酸水素バーナーとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ファイバ
を融着延伸し、光の分岐、合流を行なわせる光ファイバ
カプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置に関す
る。
を融着延伸し、光の分岐、合流を行なわせる光ファイバ
カプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信、光機器、光ファイバセンサなど
において、光ファイバ内を伝送する光信号を分岐、ある
いは合流する目的で、光ファイバを融着延伸してなる融
着延伸型光ファイバカプラ(以下、「光ファイバカプ
ラ」と略す。)が用いられている。図3は、光ファイバ
カプラの一例を示した斜視図である。図中符号1、2は
光ファイバ素線、1a、2aはクラッド、3は融着延伸
部分、P1、P2、P3、P4はポートをそれぞれ示し
ている。
において、光ファイバ内を伝送する光信号を分岐、ある
いは合流する目的で、光ファイバを融着延伸してなる融
着延伸型光ファイバカプラ(以下、「光ファイバカプ
ラ」と略す。)が用いられている。図3は、光ファイバ
カプラの一例を示した斜視図である。図中符号1、2は
光ファイバ素線、1a、2aはクラッド、3は融着延伸
部分、P1、P2、P3、P4はポートをそれぞれ示し
ている。
【0003】このような光ファイバカプラは、通常、以
下のようにして製造される。まず、2本のプラスチック
被覆された光ファイバ素線1、2を用意し、各光ファイ
バ素線1、2の中央部分の被覆層を除去して、クラッド
1a、2aを露出する。次いで、2本の光ファイバ素線
1、2を平行に、かつ被覆層を除去した部分の位置が一
致するように光ファイバカプラ製造装置にセットする。
そして、被覆層を除去した部分において、2本の光ファ
イバ素線のクラッド1a、2aの表面どうしが接触する
ように、被覆層を除去した部分の両端で2本の光ファイ
バ素線1、2を接着剤や紐などで固定する。この状態
で、クラッド1a、2aどうしが接触している部分の中
央部をガスバーナーや電気ヒータを用いて加熱し、クラ
ッド1a、2aどうしを融着させる。さらに加熱しなが
ら、2本の光ファイバ素線1、2の融着延伸部分3を長
手方向に引張って延伸する。このようにして延伸するに
したがって、融着延伸部分3では光結合が発生する。こ
のとき、光ファイバ素線1、2の一端側の2本のポート
P1、P2のうちの1本に光を入射し、出射側の光出射
量を測定しながら延伸を行ない、目的の光結合量が得ら
れた時点で延伸を終了し、光ファイバカプラを得る。
下のようにして製造される。まず、2本のプラスチック
被覆された光ファイバ素線1、2を用意し、各光ファイ
バ素線1、2の中央部分の被覆層を除去して、クラッド
1a、2aを露出する。次いで、2本の光ファイバ素線
1、2を平行に、かつ被覆層を除去した部分の位置が一
致するように光ファイバカプラ製造装置にセットする。
そして、被覆層を除去した部分において、2本の光ファ
イバ素線のクラッド1a、2aの表面どうしが接触する
ように、被覆層を除去した部分の両端で2本の光ファイ
バ素線1、2を接着剤や紐などで固定する。この状態
で、クラッド1a、2aどうしが接触している部分の中
央部をガスバーナーや電気ヒータを用いて加熱し、クラ
ッド1a、2aどうしを融着させる。さらに加熱しなが
ら、2本の光ファイバ素線1、2の融着延伸部分3を長
手方向に引張って延伸する。このようにして延伸するに
したがって、融着延伸部分3では光結合が発生する。こ
のとき、光ファイバ素線1、2の一端側の2本のポート
P1、P2のうちの1本に光を入射し、出射側の光出射
量を測定しながら延伸を行ない、目的の光結合量が得ら
れた時点で延伸を終了し、光ファイバカプラを得る。
【0004】このような2本の光ファイバを融着延伸し
てなる光ファイバカプラでは、融着延伸部分3で光結合
が生じ、この光結合によって、光ファイバカプラの機能
である光の分岐、合流機能が得られる。
てなる光ファイバカプラでは、融着延伸部分3で光結合
が生じ、この光結合によって、光ファイバカプラの機能
である光の分岐、合流機能が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の光ファイバの融
着延伸部分3を延伸する工程において、融着延伸部分3
の加熱に用いられるガスバーナーの開口部が小径である
と、融着延伸部分3の加熱される領域が狭くなってい
た。したがって、融着延伸部分3を加熱する領域を広く
するためには、ガスバーナーを光ファイバの長手方向に
沿って往復移動させなければならなかった。このような
融着延伸部分3の延伸工程では、延伸時間が長くなり、
融着延伸部分3の形状変化が滑らかなテーパ形状となら
ず、光の伝送損失が増加したり、光ファイバカプラ製造
装置の構造が複雑になるなどの問題があった。また、大
口径のガスバーナーを用いた場合は、加熱される領域が
広くなるものの、炎が分散して融着延伸部分3が高温に
ならないため、融着が十分でなかったり、融着延伸部分
3に歪みが残ったりして、得られる光ファイバカプラの
光学特性の劣化や、長期信頼性の低下などの問題があっ
た。
着延伸部分3を延伸する工程において、融着延伸部分3
の加熱に用いられるガスバーナーの開口部が小径である
と、融着延伸部分3の加熱される領域が狭くなってい
た。したがって、融着延伸部分3を加熱する領域を広く
するためには、ガスバーナーを光ファイバの長手方向に
沿って往復移動させなければならなかった。このような
融着延伸部分3の延伸工程では、延伸時間が長くなり、
融着延伸部分3の形状変化が滑らかなテーパ形状となら
ず、光の伝送損失が増加したり、光ファイバカプラ製造
装置の構造が複雑になるなどの問題があった。また、大
口径のガスバーナーを用いた場合は、加熱される領域が
広くなるものの、炎が分散して融着延伸部分3が高温に
ならないため、融着が十分でなかったり、融着延伸部分
3に歪みが残ったりして、得られる光ファイバカプラの
光学特性の劣化や、長期信頼性の低下などの問題があっ
た。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバカプラの形状を自在に形成し、光学特性
に優れた光ファイバカプラを容易に製造することができ
る光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造
装置を提供することを課題とする。
で、光ファイバカプラの形状を自在に形成し、光学特性
に優れた光ファイバカプラを容易に製造することができ
る光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造
装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は、複数の光フ
ァイバを平行に配し、その長手方向の1箇所を加熱融着
延伸して融着延伸部分を形成する光ファイバカプラの製
造方法において、複数の熱源を用いて前記融着延伸部分
を形成する光ファイバカプラの製造方法によって解決で
きる。前記複数の熱源の温度、位置をそれぞれ独立に制
御することが好ましい。前記複数の熱源のそれぞれに、
位置決め手段および温度調節手段を付設することが好ま
しい。前記位置決め手段および前記温度調節手段を制御
する制御手段を設けることが好ましい。前記複数の熱源
を酸水素バーナーとすることが好ましい。また、前記課
題は、複数の光ファイバを平行に配し、その長手方向の
1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成する光フ
ァイバカプラ製造装置であって、複数の熱源と、該熱源
の位置を制御する位置制御装置と、該熱源の温度を調節
するガス流量制御装置を備えた光ファイバカプラ製造装
置によって解決できる。
ァイバを平行に配し、その長手方向の1箇所を加熱融着
延伸して融着延伸部分を形成する光ファイバカプラの製
造方法において、複数の熱源を用いて前記融着延伸部分
を形成する光ファイバカプラの製造方法によって解決で
きる。前記複数の熱源の温度、位置をそれぞれ独立に制
御することが好ましい。前記複数の熱源のそれぞれに、
位置決め手段および温度調節手段を付設することが好ま
しい。前記位置決め手段および前記温度調節手段を制御
する制御手段を設けることが好ましい。前記複数の熱源
を酸水素バーナーとすることが好ましい。また、前記課
題は、複数の光ファイバを平行に配し、その長手方向の
1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成する光フ
ァイバカプラ製造装置であって、複数の熱源と、該熱源
の位置を制御する位置制御装置と、該熱源の温度を調節
するガス流量制御装置を備えた光ファイバカプラ製造装
置によって解決できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の光ファイバカプラの製造方法の一例を
示す概略斜視図である。図1において、図3に示した光
ファイバカプラと同じ構成要素には同一符号を付して、
その説明を省略する。光ファイバカプラを製造するに
は、まず、2本の光ファイバ素線1、2を用意し、光フ
ァイバ素線1、2の長手方向中央部分の被覆層を任意の
手段で除去して、クラッド1a、2aを露出する。次い
で、2本の光ファイバ素線1、2を平行に、かつ被覆層
を除去した部分の位置が一致するように、図示略の光フ
ァイバカプラ製造装置を構成するクランプ装置に固定す
る。クランプ装置には、V字型の溝、角型の溝からなる
光ファイバ収納溝が設けられている。また、ここで用い
られる光ファイバカプラ製造装置は、光ファイバ素線
1、2を、長手方向に引張る駆動装置付ステージを有す
るものである。次いで、被覆層を除去した部分におい
て、2本の光ファイバ素線1、2のクラッド1a、2a
の表面どうしが接触するように、被覆層を除去した部分
の両端で2本の光ファイバ素線1、2を接着剤や紐など
で固定する。次いで、この状態で、クラッド1a、2a
どうしが接触している部分の中央部を複数の熱源10を
用いて加熱し、クラッド1a、2aどうしを融着させ
る。さらに加熱を続けて、2本の光ファイバ素線1、2
の融着延伸部分3を長手方向に引張って延伸する。この
ようにして延伸するにしたがって、融着延伸部分3では
光結合が発生する。すなわち、光ファイバ素線1、2の
一端側の2本のポートP1、P2のうちの1本に光を入
射すると、融着延伸部分3における光結合によって、入
射光の何%かが隣の光ファイバに結合し、他端側の2本
のポートP3、P4両方から光が出射するようになる。
したがって、出射側の光出射量を測定しながら延伸を行
ない、目的の光結合量が得られた時点で延伸を終了す
る。次いで、融着延伸部分3を、保護容器に収納して光
ファイバカプラを得る。
図1は、本発明の光ファイバカプラの製造方法の一例を
示す概略斜視図である。図1において、図3に示した光
ファイバカプラと同じ構成要素には同一符号を付して、
その説明を省略する。光ファイバカプラを製造するに
は、まず、2本の光ファイバ素線1、2を用意し、光フ
ァイバ素線1、2の長手方向中央部分の被覆層を任意の
手段で除去して、クラッド1a、2aを露出する。次い
で、2本の光ファイバ素線1、2を平行に、かつ被覆層
を除去した部分の位置が一致するように、図示略の光フ
ァイバカプラ製造装置を構成するクランプ装置に固定す
る。クランプ装置には、V字型の溝、角型の溝からなる
光ファイバ収納溝が設けられている。また、ここで用い
られる光ファイバカプラ製造装置は、光ファイバ素線
1、2を、長手方向に引張る駆動装置付ステージを有す
るものである。次いで、被覆層を除去した部分におい
て、2本の光ファイバ素線1、2のクラッド1a、2a
の表面どうしが接触するように、被覆層を除去した部分
の両端で2本の光ファイバ素線1、2を接着剤や紐など
で固定する。次いで、この状態で、クラッド1a、2a
どうしが接触している部分の中央部を複数の熱源10を
用いて加熱し、クラッド1a、2aどうしを融着させ
る。さらに加熱を続けて、2本の光ファイバ素線1、2
の融着延伸部分3を長手方向に引張って延伸する。この
ようにして延伸するにしたがって、融着延伸部分3では
光結合が発生する。すなわち、光ファイバ素線1、2の
一端側の2本のポートP1、P2のうちの1本に光を入
射すると、融着延伸部分3における光結合によって、入
射光の何%かが隣の光ファイバに結合し、他端側の2本
のポートP3、P4両方から光が出射するようになる。
したがって、出射側の光出射量を測定しながら延伸を行
ない、目的の光結合量が得られた時点で延伸を終了す
る。次いで、融着延伸部分3を、保護容器に収納して光
ファイバカプラを得る。
【0009】光ファイバカプラの融着延伸部分3の形成
に用いられる複数の熱源10は、クラッド1a、2aど
うしが接触している部分の中央部近傍に配置されてい
る。また、複数の熱源10のそれぞれが、目的とする光
ファイバカプラの形状を形成するために必要とされる熱
を、クラッド1a、2aどうしが接触している部分に加
えられるように、所定の位置に配置されている。また、
熱源10は、光ファイバの融着延伸時に、融着延伸され
る部分において、温度のばらつきが生じないように配置
される。熱源10は、ガスバーナー、電気ヒータなどか
らなっており、これらが、目的とする光ファイバカプラ
の形状に応じて、1種類または2種類以上を組み合せて
用いられる。また、熱源10の数は、用いる光ファイバ
の数や目的とする光ファイバカプラの形状や長さに応じ
て、適宜設定される。
に用いられる複数の熱源10は、クラッド1a、2aど
うしが接触している部分の中央部近傍に配置されてい
る。また、複数の熱源10のそれぞれが、目的とする光
ファイバカプラの形状を形成するために必要とされる熱
を、クラッド1a、2aどうしが接触している部分に加
えられるように、所定の位置に配置されている。また、
熱源10は、光ファイバの融着延伸時に、融着延伸され
る部分において、温度のばらつきが生じないように配置
される。熱源10は、ガスバーナー、電気ヒータなどか
らなっており、これらが、目的とする光ファイバカプラ
の形状に応じて、1種類または2種類以上を組み合せて
用いられる。また、熱源10の数は、用いる光ファイバ
の数や目的とする光ファイバカプラの形状や長さに応じ
て、適宜設定される。
【0010】熱源10として用いられるガスバーナー
は、水素と酸素をそれぞれボンベから吹き出させて混合
し、この混合ガスを点火して得られる酸水素炎を発する
酸水素バーナーが好ましい。酸水素炎は、水素の燃焼に
より発生する温度が非常に大きいため、炎の温度が24
00〜2700℃と高い。したがって、光ファイバ素線
1、2のクラッド1a、2aを、短時間で溶融すること
ができるから、これを用いた光ファイバカプラの製造方
法では、光ファイバを高速に融着延伸することができ
る。また、酸水素炎は、燃料中に炭素を含まないので、
炎が透明である。したがって、光ファイバカプラの融着
延伸部分3を形成している最中に、融着延伸部分3の形
状や融着具合などを確認することができるから、融着延
伸部分3を容易に任意形状に形成することができる。
は、水素と酸素をそれぞれボンベから吹き出させて混合
し、この混合ガスを点火して得られる酸水素炎を発する
酸水素バーナーが好ましい。酸水素炎は、水素の燃焼に
より発生する温度が非常に大きいため、炎の温度が24
00〜2700℃と高い。したがって、光ファイバ素線
1、2のクラッド1a、2aを、短時間で溶融すること
ができるから、これを用いた光ファイバカプラの製造方
法では、光ファイバを高速に融着延伸することができ
る。また、酸水素炎は、燃料中に炭素を含まないので、
炎が透明である。したがって、光ファイバカプラの融着
延伸部分3を形成している最中に、融着延伸部分3の形
状や融着具合などを確認することができるから、融着延
伸部分3を容易に任意形状に形成することができる。
【0011】また、熱源10として電気ヒータを用いる
場合、加熱温度を微調節することが可能である上に、各
種ガスを用いていないから、クリーンかつ安全に光ファ
イバカプラの融着延伸部分3を形成することができる。
場合、加熱温度を微調節することが可能である上に、各
種ガスを用いていないから、クリーンかつ安全に光ファ
イバカプラの融着延伸部分3を形成することができる。
【0012】このように複数の熱源を用いることによ
り、一度に非常に大きな温度を得ることが可能となり、
複数の光ファイバを用いた光ファイバカプラを融着延伸
してなる光ファイバカプラを容易に製造することができ
る。また、複数の熱源を用いることにより、従来のよう
に大口径のガスバーナー1つで光ファイバを加熱、融着
延伸し、光ファイバカプラを形成する場合と比較する
と、融着延伸部分3を高温で加熱することができる上
に、加熱領域において温度のばらつきが生じることを防
止することができる。したがって、光ファイバの融着を
十分に行なうことができる。また、融着延伸後の融着延
伸部分3に生じる残留歪みや伝送損失が少なくなり、偏
光特性も改善される。よって、長期信頼性の優れた光フ
ァイバカプラを得ることができる。
り、一度に非常に大きな温度を得ることが可能となり、
複数の光ファイバを用いた光ファイバカプラを融着延伸
してなる光ファイバカプラを容易に製造することができ
る。また、複数の熱源を用いることにより、従来のよう
に大口径のガスバーナー1つで光ファイバを加熱、融着
延伸し、光ファイバカプラを形成する場合と比較する
と、融着延伸部分3を高温で加熱することができる上
に、加熱領域において温度のばらつきが生じることを防
止することができる。したがって、光ファイバの融着を
十分に行なうことができる。また、融着延伸後の融着延
伸部分3に生じる残留歪みや伝送損失が少なくなり、偏
光特性も改善される。よって、長期信頼性の優れた光フ
ァイバカプラを得ることができる。
【0013】また、複数の熱源を用いることにより、融
着延伸部分3を加熱するために、熱源を融着延伸部分3
に沿って往復移動させながら、融着延伸部分3を加熱す
る必要がなくなる。したがって、融着延伸時間を短縮す
ることができる上に、加熱領域において、温度のばらつ
きが生じないから、融着延伸部分3における形状変化が
滑らかなテーパ形状となり、伝送損失の少ない光ファイ
バカプラを製造することができる。
着延伸部分3を加熱するために、熱源を融着延伸部分3
に沿って往復移動させながら、融着延伸部分3を加熱す
る必要がなくなる。したがって、融着延伸時間を短縮す
ることができる上に、加熱領域において、温度のばらつ
きが生じないから、融着延伸部分3における形状変化が
滑らかなテーパ形状となり、伝送損失の少ない光ファイ
バカプラを製造することができる。
【0014】また、複数の熱源を用いることにより、融
着延伸部分3を複数有する光ファイバカプラを製造する
ことができる。この際、融着延伸部分3のそれぞれの形
状に応じて、熱源10として酸水素バーナーと電気ヒー
タを組み合わせて用いることもできる。このようにすれ
ば、融着延伸部分3のそれぞれの形状を形成するのに必
要な温度を、熱源10から得ることができる。
着延伸部分3を複数有する光ファイバカプラを製造する
ことができる。この際、融着延伸部分3のそれぞれの形
状に応じて、熱源10として酸水素バーナーと電気ヒー
タを組み合わせて用いることもできる。このようにすれ
ば、融着延伸部分3のそれぞれの形状を形成するのに必
要な温度を、熱源10から得ることができる。
【0015】図2は、本発明の光ファイバカプラ製造装
置に適用される熱源装置の一例を示す概略構成図であ
る。この例の熱源装置は、複数の熱源10と、この複数
の熱源10の位置決めをする位置決め手段11と、複数
の熱源10の発する温度を調節する複数の温度調節手段
12と、位置決め手段11および温度調節手段12を制
御する制御手段13とから概略構成されている。
置に適用される熱源装置の一例を示す概略構成図であ
る。この例の熱源装置は、複数の熱源10と、この複数
の熱源10の位置決めをする位置決め手段11と、複数
の熱源10の発する温度を調節する複数の温度調節手段
12と、位置決め手段11および温度調節手段12を制
御する制御手段13とから概略構成されている。
【0016】複数の熱源10はそれぞれ、光ファイバ素
線1、2のクラッド1a、2aどうしが接触している部
分の長手方向に対して平行な任意の位置に移動可能な図
示略の可動台に設置されている。また、位置決め手段1
1は、ステージコントローラなどの位置制御装置からな
り、前記の移動台をそれぞれに独立に、任意の位置に配
置することができるようになっている。また、温度調節
手段12は、マスフローコントローラなどのガス流量制
御装置、電力調整装置などからなり、複数の熱源10を
それぞれ独立に、任意の温度に調節することができるよ
うになっている。マスフローコントローラは、熱源10
が酸水素バーナーの場合に用いられ、ガスの流量を調節
して、酸水素バーナーの温度を調節するものである。電
力調整装置は、熱源10が電気ヒータの場合に用いら
れ、電圧および電流を調節して、電気ヒータの温度を調
節するものである。さらに、制御手段13は、パーソナ
ルコンピュータなどからなり、目的とする光ファイバカ
プラの形状に応じて、その入力端末から各熱源10の配
置や温度を設定して、位置決め手段11および温度調節
手段12を制御することができるようになっている。
線1、2のクラッド1a、2aどうしが接触している部
分の長手方向に対して平行な任意の位置に移動可能な図
示略の可動台に設置されている。また、位置決め手段1
1は、ステージコントローラなどの位置制御装置からな
り、前記の移動台をそれぞれに独立に、任意の位置に配
置することができるようになっている。また、温度調節
手段12は、マスフローコントローラなどのガス流量制
御装置、電力調整装置などからなり、複数の熱源10を
それぞれ独立に、任意の温度に調節することができるよ
うになっている。マスフローコントローラは、熱源10
が酸水素バーナーの場合に用いられ、ガスの流量を調節
して、酸水素バーナーの温度を調節するものである。電
力調整装置は、熱源10が電気ヒータの場合に用いら
れ、電圧および電流を調節して、電気ヒータの温度を調
節するものである。さらに、制御手段13は、パーソナ
ルコンピュータなどからなり、目的とする光ファイバカ
プラの形状に応じて、その入力端末から各熱源10の配
置や温度を設定して、位置決め手段11および温度調節
手段12を制御することができるようになっている。
【0017】このように、本発明の光ファイバカプラの
製造方法によれば、光ファイバの融着延伸時に、光ファ
イバの加熱領域を広くすることができるので、光ファイ
バを高速に融着延伸することができる。また、本発明の
光ファイバカプラの製造方法によれば、融着延伸部分を
非常に長く形成したり、融着延伸部分を複数有する光フ
ァイバカプラを製造することができる。さらに、融着延
伸部分の融着度合を光ファイバカプラの長手方向に任意
に制御することができるようになり、これまでにない光
学特性を有する光ファイバカプラを製造することができ
る。また、光ファイバを融着延伸する際に、熱源を融着
延伸部分に沿って往復移動させる必要がなくなるから、
熱源の往復移動機構を省略することができる。また、熱
源を往復移動する必要がないので、光ファイバカプラの
製造時において製造条件を設定するパラメーターが減
り、低損失な光ファイバカプラを容易に製造することが
できる。したがって、本発明の光ファイバカプラの製造
方法によれば、作業者による製造上の誤差を生じること
なく、容易かつ短時間に光ファイバカプラを製造するこ
とができる。
製造方法によれば、光ファイバの融着延伸時に、光ファ
イバの加熱領域を広くすることができるので、光ファイ
バを高速に融着延伸することができる。また、本発明の
光ファイバカプラの製造方法によれば、融着延伸部分を
非常に長く形成したり、融着延伸部分を複数有する光フ
ァイバカプラを製造することができる。さらに、融着延
伸部分の融着度合を光ファイバカプラの長手方向に任意
に制御することができるようになり、これまでにない光
学特性を有する光ファイバカプラを製造することができ
る。また、光ファイバを融着延伸する際に、熱源を融着
延伸部分に沿って往復移動させる必要がなくなるから、
熱源の往復移動機構を省略することができる。また、熱
源を往復移動する必要がないので、光ファイバカプラの
製造時において製造条件を設定するパラメーターが減
り、低損失な光ファイバカプラを容易に製造することが
できる。したがって、本発明の光ファイバカプラの製造
方法によれば、作業者による製造上の誤差を生じること
なく、容易かつ短時間に光ファイバカプラを製造するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バカプラの製造方法は、複数の光ファイバを平行に配
し、その長手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸
部分を形成する光ファイバカプラの製造方法において、
複数の熱源を用いて前記融着延伸部分を形成するから、
一度に非常に大きな温度を得ることが可能となり、複数
の光ファイバを用いた光ファイバカプラを融着延伸して
なる光ファイバカプラを容易に製造することができる。
また、複数の熱源を用いることにより、融着延伸部分を
高温で加熱することができる上に、加熱領域において温
度のばらつきが生じることを防止することができるか
ら、融着延伸部分に生じる残留歪みや伝送損失が少なく
なり、偏光特性も改善され、長期信頼性の優れた光ファ
イバカプラを得ることができる。また、融着延伸部分を
加熱するために、熱源を融着延伸部分に沿って往復移動
させながら、融着延伸部分を加熱する必要がなくなる。
また、融着延伸部分を複数有する光ファイバカプラを製
造することができる。
バカプラの製造方法は、複数の光ファイバを平行に配
し、その長手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸
部分を形成する光ファイバカプラの製造方法において、
複数の熱源を用いて前記融着延伸部分を形成するから、
一度に非常に大きな温度を得ることが可能となり、複数
の光ファイバを用いた光ファイバカプラを融着延伸して
なる光ファイバカプラを容易に製造することができる。
また、複数の熱源を用いることにより、融着延伸部分を
高温で加熱することができる上に、加熱領域において温
度のばらつきが生じることを防止することができるか
ら、融着延伸部分に生じる残留歪みや伝送損失が少なく
なり、偏光特性も改善され、長期信頼性の優れた光ファ
イバカプラを得ることができる。また、融着延伸部分を
加熱するために、熱源を融着延伸部分に沿って往復移動
させながら、融着延伸部分を加熱する必要がなくなる。
また、融着延伸部分を複数有する光ファイバカプラを製
造することができる。
【図1】 本発明の光ファイバカプラの製造方法の一例
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明の光ファイバカプラの製造方法で用い
られる熱源装置の一例を示す概略構成図である。
られる熱源装置の一例を示す概略構成図である。
【図3】 光ファイバカプラの一例を示す斜視図であ
る。
る。
1,2・・・光ファイバ素線、1a,2a・・・クラッド、3
・・・融着延伸部分、10・・・熱源、11・・・位置決め手
段、12・・・温度調節手段、13・・・制御手段
・・・融着延伸部分、10・・・熱源、11・・・位置決め手
段、12・・・温度調節手段、13・・・制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 妻沼 孝司
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の光ファイバを平行に配し、その長
手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成
する光ファイバカプラの製造方法において、 複数の熱源を用いて前記融着延伸部分を形成することを
特徴とする光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項2】 前記複数の熱源の温度、位置をそれぞれ
独立に制御することを特徴とする請求項1記載の光ファ
イバカプラの製造方法。 - 【請求項3】 前記複数の熱源のそれぞれに、位置決め
手段および温度調節手段を付設することを特徴とする請
求項1または2記載の光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項4】 前記位置決め手段および前記温度調節手
段を制御する制御手段を設けることを特徴とする請求項
1ないし3のいずれかに記載の光ファイバカプラの製造
方法。 - 【請求項5】 前記複数の熱源を酸水素バーナーとする
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
光ファイバカプラの製造方法。 - 【請求項6】 複数の光ファイバを平行に配し、その長
手方向の1箇所を加熱融着延伸して融着延伸部分を形成
する光ファイバカプラ製造装置であって、 複数の熱源と、該熱源の位置を制御する位置制御装置
と、該熱源の温度を調節するガス流量制御装置を備えた
ことを特徴とする光ファイバカプラ製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333446A JP2003139986A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001333446A JP2003139986A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003139986A true JP2003139986A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19148702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001333446A Pending JP2003139986A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 光ファイバカプラの製造方法、光ファイバカプラ製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003139986A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010057352A1 (zh) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 北京航天时代光电科技有限公司 | 高可靠光纤耦合器制备方法 |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001333446A patent/JP2003139986A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010057352A1 (zh) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 北京航天时代光电科技有限公司 | 高可靠光纤耦合器制备方法 |
| EA018957B1 (ru) * | 2008-11-19 | 2013-12-30 | Бэиджинг Аэроспейс Таймз Оптикал-Электроник Текнолэджи Ко., Лтд. | Способ производства оптоволоконного соединителя высокой надежности |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040603 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
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