JP2003141771A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
ックアップ装置においては、従来、球面収差を補正する
目的で液晶を用いた収差補正素子が用いられており、こ
のような収差補正素子は、1/4波長板を用いてディス
クに円偏光を入射させる光学系においては、液晶素子を
透過する直線偏光の偏光方向が90度回転するため、往
復で位相変調を付与できず戻り光による収差検出ができ
なかった。 【解決手段】 ディスクに入射する光束を楕円偏光と
し、戻り光を偏光ビームスプリッタでp偏光とs偏光に
分離し、収差補正光学系と波長板の間に偏光による光路
分割手段を配置することにより、収差補正光学系である
液晶素子に対して往復とも異常光を透過させ位相変調可
能な構成とした。
Description
体に情報の記録、再生を行う収差補正光学系及び収差検
出系を用いた光ピックアップ装置に関するものである。
速)、空間情報処理ができる、位相処理ができる等の多
くの特徴を有しているため、通信、計測、加工などの多
岐に渡る分野で研究・開発・実用化が行われている。そ
の技術の中で、光ビームを絞り込むために高精度の対物
レンズが用いられている。
の要求は大きく、大容量化へ向けての技術は大変重要に
なりつつある。光情報記録の大容量化のためには、記録
媒体の向上にも増してビームスポットの小径化、即ち対
物レンズによるビームスポットの十分な絞り込みが必要
である。周知のように、ビームスポット径は、光の波長
に比例し対物レンズのNA(Numerical Ap
erture)に反比例する。波長については近年、青
色レーザダイオードや青あるいは緑色SHGレーザが開
発されつつある。一方、対物レンズの高NA化について
は、CD(Compact Disc)のNA0.45
に比べてDVD(Digital Versatile
Discs)ではNA0.6とし高密度化を達成して
きた。また、2群2枚のレンズを用いて、NAを0.8
5とし更なる高密度化を目指した光ピックアップ装置
が、特開平10−123410号公報に開示されてい
る。
ピックアップ装置においては、媒体の光透過層の厚さの
ばらつきや多層記録を行う際に発生する球面収差を補正
する目的で、例えば、特開2001−143303号公
報に開示されるように球面収差を補正する液晶素子を付
与している。
特開2000−155979号公報に開示されるよう
に、受光部に入射する光束を光軸に近い領域と遠い領域
に分割し、各々のフォーカス位置を検出・比較すること
で球面収差量を得ている。
光ピックアップが特開2001−34996号公報に提
案されている。これを図13に示す。ここでは、ディス
ク101に対して円偏光を入射させ、反射してきた光束
が1/4波長板102で90度の角度をなす直線偏光に
することで偏光ビームスプリッタ103で全光量反射さ
せ、受光部104に入射させる構成となっている。
な収差補正手段に使用される液晶素子においては、液晶
を2枚のガラス基板上に形成した電極により挟み込む構
成であり、球面収差を補正するために、電極に電圧を印
加することで液晶の配向を変えて屈折率を変化させるこ
とで位相分布を形成している。この時、屈折率を変化さ
せることができるのは、液晶素子の配向方向に対して異
常光となる一方向の直線偏光のみである。
様な構成となっているため対物レンズとの芯ずれに対し
て大きな収差が発生し、トラッキングの際の対物レンズ
シフトが許容できず、フォーカシング・トラッキング用
のアクチュエータに、対物レンズ、1/4波長板、液晶
素子を搭載した構成となっていた。
方向が往きと帰りで90度異なるため、往きでは液晶素
子に対して異常光となるため位相変調を受けるが、帰り
は常光となるため位相変調を受けないこととなる。
発生した場合、その収差を補正するために液晶素子で位
相変調を付与することによって、記録面上で球面収差の
無い良好なビームが得られても、記録面上で反射し、戻
ってきて受光部に入射する光束は液晶素子で位相変調を
受けないため、帰りの光透過層厚さによる球面収差が残
存してしまい、この光束を用いて球面収差を検出した場
合、記録面上の収差と受光部上の収差が著しく異なるた
め、記録面上の球面収差の情報を把握できず、収差補正
光学系に正しくフィードバックできなくなり、ひいて
は、正確な収差補正が困難になると言った問題があっ
た。
決するため、以下の様な構成とするものである。
光源と収差検出系と、光源から光記録媒体に至る光路中
に対物レンズと波長板と収差補正光学系と偏光による光
路分割手段を具備する光ピックアップ装置において、光
記録媒体に入射する光束は楕円偏光であり、収差補正光
学系と波長板の間に偏光による光路分割手段を配置する
ことを特徴とする。
ては、偏光による光路分割手段により分割された光束の
一方によりRF信号を、他の光束によりトラックサーボ
及びフォーカスサーボ及び球面収差を検出する事を特徴
とする。
ては、楕円偏光の楕円率が、0.4以上であることを特
徴とする。
ては、収差検出系は、光束を分割し所定の受光素子に入
射せしめる光束分割手段を有し、分割した光束のいずれ
か少なくとも一つから得られる信号に基づき球面収差を
検出することを特徴とする。
ては、光記録媒体上に複数の光スポットを形成する光束
分割手段を有し、収差検出系は、分割された光スポット
のいずれか少なくとも一つの反射光に基づいて球面収差
を検出することを特徴とする。
ては、収差補正光学系に液晶を用いていることを特徴と
する。
ては、対物レンズのNAが0.75以上であり、収差補
正光学系に液晶素子を含むことを特徴とする。
ては、収差補正光学系は、同心円状の複数の電極を有
し、球面収差を補正する際に印加する位相分布におい
て、収差補正時を通じて、位相分布曲線の中間値付近の
電極を同じ電位とし、その他の部分の電極の電位を変動
させることを特徴とする。
っては、収差補正光学系は、球面収差を補正する際に印
加する位相分布が、複数の同心円状の領域に分割された
フレネルレンズ形状であることを特徴とする。
例について説明する。
の構成図を示す。
ーザ光は、ホログラム素子2の光源側面に有効光束径よ
りも大きな領域に形成されて回折格子3によって光束
が、0次回折光と、1次回折光、−1次回折光に分岐さ
れる。その後、光束は回折格子3と反対側の面に形成さ
れたホログラム4を透過し、コリメータレンズ5で平行
光束になり整形プリズム6に入射する。整形プリズム6
は、LD1を出射したレーザ光の強度分布が楕円形であ
るため、円形に近いものに整形するためのものである。
による球面収差分の位相変調を付与され、偏光ビームス
プリッタ8を透過し、1/4波長板9で楕円偏光に変換
される。
直線偏光の方向とがなす角θとの関係を図2に示す。θ
は約30度に設定しており、1/4波長板9を透過した
光束は、楕円偏光となっている。
は100%透過し、s偏光は100%反射する設計とな
っている。LD1から発した光束(往路)はp偏光とな
っており、偏光ビームスプリッタをほぼ全光量透過す
る。
を立ち上げた後、対物レンズ10で絞られ光記録媒体1
3に到達する。
録媒体13は、光透過層11、記録面12、基板14か
らなり、光透過層11を通って、記録面12にビームス
ポットを結ぶようになっている。ここで、光透過層11
の厚さの中心値は、0.1mmである。
記経路を逆に辿る。そして図1に示すように1/4波長
板9により直線偏光(p偏光とs偏光)に戻されるが、
この時偏光方向は、往きと帰りで60度回転しているた
め、偏光ビームスプリッタ8でs偏光即ち液晶素子に対
する常光は略直角に曲げられ、p偏光分は偏光ビームス
プリッタ8を透過する。s偏光は集光レンズ15を通っ
てRF受光部16に入射する。RF受光部16では0次
回折光を用いている。
て、RF信号は高帯域を要求され、それを満たすために
は受光部の面積を小さくすることが必要である。本実施
例においては、RF受光部16の前に集光レンズ15を
配置しており、RF受光部16に小さいスポットを結ぶ
ことができ、かつ、対物レンズシフト等の影響を受けな
いため受光部面積は最小限のものでよく、本実施例にお
いては、大きさ50μmの正方形としている。
サーボ、トラックサーボ、球面収差検出等と共用してい
ないため、受光部の位置決めが容易で、かつ、帯域の向
上がはかれる。
光は、偏光ビームスプリッタ8を透過し、液晶素子7で
位相変調を付与された後、コリメータレンズ5を通り、
ホログラム4により回折されて、サーボ信号受光部17
に入射する。サーボ信号受光部17では、0次回折光で
フォーカス誤差信号、球面収差誤差信号を、1次回折光
と−1次回折光と0次回折光でトラック誤差信号を検出
するようになっている。
出した光信号より、収差検出回路にて算出し、液晶駆動
回路がその信号に基づいて液晶素子7を駆動する。サー
ボ信号受光部17に達する光束は、液晶素子7において
レーザを出射し光記録媒体に到達する光束(往路)と光
記録媒体で反射しサーボ信号受光部17に戻ってくる光
束(復路)共に液晶素子7に対して偏光方向が同じ異常
光であるので、光透過層厚さによって発生している球面
収差量に応じた位相変調を付与され、記録面上での球面
収差と、サーボ信号受光部17での球面収差が同等とな
り、検出及び補正がクローズド・ループで行え、より正
確な球面収差の補正が可能である。
コー法で、トラック誤差検出は、位相差プッシュプル法
(Differential Push−Pull)を
用いている。収差検出系については後に詳細を示す。
レンズホルダー(図示しない)に固着され、レンズホル
ダーは、4本のワイヤー(図示しない)で、光ピックア
ップ本体(図示しない)に固定されている。対物レンズ
10は、NA0.85で平行光束が入射し(いわゆる無
限共役)、光透過層11の厚さが0.1mmの時、ほぼ
無収差となるように設計されており、使用波長は、40
5nm、有効光束径はφ3、焦点距離は、1.76mm
に設計されたものを使用している。
収差補正光学系と1/4波長板および偏光ビームスプリ
ッタがこのような配置構成とする理由について、光束を
基に説明する。
晶素子を透過し、ディスクで反射した後、再び液晶素子
を透過し、受光部にもどる過程で、前述の通り、液晶素
子にて位相変調を付与するためには、液晶素子に入射す
る光束が液晶素子に対して異常光であること、即ち、液
晶の配向方向と平行な直線偏光を入射させることが必要
である。光源から発した光束は、液晶素子に対してこの
様な配置となっている。このような方向の直線偏光に対
して、液晶素子は印加される電圧に応じて、液晶分子が
ガラス板に垂直な方向に向かって連続的に角度を変化さ
せ、前記偏光方向の入射光束に対して液晶分子の方向に
応じた屈折率の分布を持ち、それによって位相変調を付
与できるような構成となっている。
配向方向に対して直角な方向に偏光した直線偏光を入射
させた場合、液晶分子の方向によらず一定の屈折率とな
るため液晶素子による屈折率分布は無く、位相変調を付
与できないため、球面収差を補正することはできない。
4波長板で直線偏光に戻るが、偏光ビームスプリッタ
で、液晶素子に対して異常光のみを透過し、常光は反射
する。液晶素子に入射するのは異常光のみであり、復路
も位相変調を受けるような構成となる。従って、光透過
層の厚さの違いによる球面収差を補正する際、受光部に
入射する光束の球面収差を最小にするよう収差補正系即
ち本実施例においては液晶素子を調整することにより、
記録面上での球面収差を最小にできる。
円偏光になるように構成していることから、収差補正光
学系に寄与しない直線偏光成分を有効利用するのが好ま
しい。そこで記録媒体側から1/4波長板、偏光ビーム
スプリッタ、収差補正光学系(液晶)の順に構成するこ
とで、光が有効利用できる。偏光ビームスプリッタで9
0度に曲げられた偏光成分はRF信号を検出するのに用
いるのが最も好ましい形態であるといえる。
出系および記録媒体上での偏光状態について、さらに詳
細な説明を行う。
子として液晶素子を用いている。図4(a)(b)に本
実施例の液晶素子の構成図を示す。
ィスプレイ等に使用されるネマチック液晶組成物からな
る液晶18、第2のガラス板20と封止材28で構成さ
れており、液晶分子の光軸方向とこれに垂直な方向とで
その屈折率が異なる複屈折効果を有しているものを用い
ている。また第1のガラス板19上には、電極21、絶
縁層22、配向層23が形成されている。第2のガラス
板20にも同様に電極25、絶縁層26、配向層27が
形成され、電極25は円形の共通電極である。
えばガラス基板にITO膜を蒸着したものの間に液晶1
8を挟んだ構造を有し、透明電極間の印加電圧を調節す
ることで液晶18の配向状態を変化させ、一方の透明電
極側から入射する光が液晶中を通る際に、その光に対し
て配向状態に応じた複屈折変化を与えて他方の透明電極
側へ射出するようになっている。
電圧を印加している状態が図4(b)である。電圧を印
加していない状態では、ガラス板の面内方向では一方向
に配向しており、いわゆるホモジニアス配向となってお
り、透明電極に印加する電圧により、ガラス板と直角方
向に液晶分子の向きを変えることができる。勿論、電圧
を印加していない状態では、ガラス板と直角方向に僅か
な角度(いわゆる、プレチルト角)があっても良い。
り、印加電圧と屈折率の間の関係が線形である領域を使
用するため、予めバイアス電圧を与えておいても良い。
偏光で偏光方向は液晶18の配向方法に対して異常光と
なる方向である。液晶材料は、ネマチック液晶を例にあ
げたが、複屈折性をもつ液晶であれば同様の効果が得ら
れる。
電極の形状を示す。これらは、同心円状に分割された3
つの領域からなり、図5(a)はその正面図、(b)は
断面図である。また、断面に対応した電界分布を図5
(c)に示す。ここで、電極21a、21b、21c、
及び金属電極21dが配設されており、更に各々、リー
ド線24a、24b、24cが接続されている。高抵抗
の透明電極(ITO等)と低抵抗の金属電極(金、アル
ミ等)の組合せにより、中央部から周辺部に向かって電
界分布を作ることで液晶18に位相差を発生させ、収差
を除去できる。例えば、低抵抗の金属電極に通電するよ
うに、各々リード線24a、24b、24cにV1=4
V、V2=2V、V3=1Vの電圧を加えることで図5
(c)のような電界分布を作ることができ、中央部では
屈折率が低く、周辺部に向かって徐々に屈折率が大きく
なるような収差補正光学系を得ることができる。
の芯ずれに対して収差劣化が無く、フォーカシング・ト
ラッキング用アクチュエータ上に液晶素子を搭載する必
要が無い収差補正光学系が得られる。
度分布の例を図6(a)〜図6(c)に示す。図6
(a)に示すように、領域に分割した位相分布でも同
様、対物レンズとの芯ずれに強い液晶素子とする事がで
きる。分割数と領域は、液晶の屈折率の変化量、厚み、
球面収差の補正量、電極数等から適切に決められる。
最大量は、液晶の屈折率変化量と液晶厚さの積で決ま
る。例えば、光透過層厚さが、基準値に対してプラス方
向とマイナス方向に変動する場合は、上下反転した位相
分布が必要であり、それに対応した電界分布は、図6
(b)に示すような同様形状のものとなる。この時、全
体の電界のちょうど中間点付近(図では、同電位位置と
記載)を光透過層厚のプラス方向とマイナス方向のいず
れに対しても同じ電位とする事で、補正に必要な位相量
に対して、最小の液晶厚さ若しくは屈折率変化量に抑え
ることが可能となり、高速応答性、透過率等良好な補正
素子が得られると言う効果もある。図6(c)には、別
の位相分布の場合を示すが、効果は前記と同様である。
形成された電極21a、21b、21cの各々の電圧値
を制御することにより電圧分布を形成し、それに応じた
屈折率分布を作ることができる。そのため、異なる光透
過層厚さに対する、収差補正光学系を構成することが可
能となる。
体に対応するため、光透過層11の厚さが中心値である
0.1mmに対して、±0.015mmの厚さに対して
記録再生を行えるよう構成される。ここで、液晶素子7
の電極21a、21b、21cに印加する電圧を変化さ
せる事により、光透過層厚11の違いにより発生する球
面収差量に対応して、記録面12上で球面収差量を最小
にすることが可能となる。
号受光部の球面収差を検出する受光部とその受光量を元
に球面収差を計算する球面収差検出部を指す。球面収差
検出は光軸近傍と周辺部の光束をホログラムで分割して
おり、光軸近傍の光束と周辺部の光束の各々についてホ
ログラムフーコー法でフォーカス誤差信号を検出し、各
光束のフォーカス位置を検出する。ここで、球面収差と
は、光軸近傍の光束と周辺部の光束の合焦位置が異なる
収差であるから、前述に2つの光束の合焦位置を一致さ
せることが球面収差を最小にすることになる。
収差検出部の受光部配置図を図8にそれぞれ示す。
り、4a部、4b部、4c部、4d部の4領域に分けら
れる。4a部は光軸に近い中央部領域の光束を、4b部
は光軸から遠い周辺部領域の光束を、各々受光部17
a、17b部と17c、17d部に入射させる様回折す
る。同様に4c部、4d部についてもメインビームは各
々17e、17fに、サブビームは、17g、17h、
17i、17jに入射させる。
により算出できる。 SAES=(17a−17b+17c−17d)−α×
(17c−17d) 又は、 SAES=(17a−17b)−β×(17c−17
d) ここで、α、βは共に係数である。この演算は収差検出
回路にて行い、液晶駆動回路がその信号に基づいて液晶
素子を駆動する。このホログラムの分割方法によれば、
対物レンズのシフトに対して信号変動が小さくなる。ま
た、別のホログラムの分割方法を図7(b)に示す。円
周状に分割した分、球面収差の検出感度は向上する。
中にリアルタイムで球面収差を補正したり、記録中でも
補正が可能となり、大きな効果がある。
値等を検出しながら球面収差を補正する方法も考えられ
るが、この検出方法だと再生中の信号を用いて検出する
ため、球面収差の量や方向が分からず、山登り的な補正
となるためリアルタイムに調整することが困難である。
また、記録中には検出できないため、前記で述べた戻り
光の光束を分割し検出する方法が有利である。
を受けない構成では、光透過層厚さの違いや、光ピック
アップ内の光学部品に残存する球面収差を補正し光記録
媒体上で良好な収差のビームスポットを形成しても、復
路では液晶素子での位相変調を受けないので、受光部上
では復路の分の球面収差が残存し、正しい収差検出がで
きなかった。更に、収差補正素子を駆動する際のサーボ
系においても収差検出部と光記録媒体上での収差が異な
るためクローズドループを構成できず、正確なフィード
バック補正ができなかった。
消され、光記録媒体上での球面収差量を正しく検知し、
補正することができ、ひいては、記録時の補正や再生時
のリアルタイム補正が可能となる。
光部で球面収差を検出する方が、光の利用効率及び、受
光素子の一体化形成による部品の共通化が図れる等の点
で好ましい形態である。
受けるため、球面収差を補正する際にフォーカス誤差信
号を検出する受光部上での焦点が変わることもない。従
って、それが原因となるフォーカスオフセットが発生し
ないと言う効果もある。
いては、1/4波長板の光軸が、入射する直線偏光の方
向と約30度の角度を持っており、1/4波長板を透過
した光束は、楕円率0.58の楕円偏光となる。光記録
媒体上にスポットを結ぶ際、この偏光の楕円率は重要な
意味を持つ。
真円度(長径と短径の比)の関係を、図9(b)に偏光
の楕円率及び各偏光方向の強度比と1/4波長板の光軸
と光束の偏光方向の角度θの関係を示す。
た場合、記録再生を行う時、信号のジッタ特性、クロス
トーク特性等に影響が生じる。スポット径の真円度のず
れは10%以下であれば、ジッタも10%を越えること
もなく、クロストークも小さく良好である。その為に
は、偏光の楕円率は、0.4以上であることが必要であ
り、その時、1/4波長板の光軸と光束の偏光方向の角
度θ(図3参照)は、22度から68度の間である。
とサーボ信号受光部との光量配分にも関係してくる。R
F受光部に必要な光量は、受光部の感度、応答帯域によ
り変化するが、少なくとも全体の10%であれば、信号
品位の劣化を最小限にとどめることができる。また、サ
ーボについても、最小限全体の光量の10%であれば、
検出可能である。従って、楕円率は、0.15から0.
75、即ち前記θは10度から37度の間若しくは53
度から80度の間であることが必要である。
足するためには、楕円率は、0.4以上0.75以下で
あり、1/4波長板の光軸と光束の偏光方向のなす角θ
は、22<θ<37、又は53<θ<68(度)とな
る。
円長軸に対する短軸の比(短軸/長軸)であり、1は円
偏光を、0は直線偏光を示す。また、強度比とは、偏光
ビームスプリッタで反射しRF受光部に向かう光束の強
度が全体の戻り光に占める割合を示している。
は、収差補正素子として液晶素子を用いたが、前記位相
分布を得られるものであれば、他のものでも良く、例え
ば、電圧により屈折率を可変とできる材料を用いた素子
やその他の素子でも効果は同じである。また、球面収差
量は、光透過層厚にして±15μmを例にしたが、それ
以外でも良く、各々のシステムにおいて、補正が必要な
球面収差に応じて決められる。
系を例にしたが、NA0.75以上の対物レンズを用い
るピックアップにおいては、2層記録等光透過層の厚さ
の変化に対して、球面収差の発生量が大きく、本収差補
正素子による収差補正の効果が大きい。3次球面収差係
数 W40は以下の式で表される。 W40≒(t/8)×{(n2−1)/n3}×(NA)
4 即ち、NA0.6に比べてNA0.75は、同じ光透過
層厚さの変化に対して、球面収差量は2倍以上となる。
2層記録(再生)媒体においては、その層間の厚さは、
記録層間の熱干渉、フォーカスサーボ信号の干渉、層間
層の製造方法に起因する厚さの限界等により決められ、
薄くとも10〜20μm程度である。
いては、許容収差値0.03λrmsを越えてしまう。
従って、この様な高いNAの光学系においては、収差検
出及び収差補正素子はより重要となり、光ピックアップ
の特性向上に大きな効果を持つことになる。
の代わりにビームスプリッタを用いても良い。このビー
ムスプリッタは、ハーフミラーとなっており約70%を
透過し、残りを反射する構成としても構わない。
構成は、種々考えられるため、本発明の構成に限ったも
のではない。
クアップ装置は、光記録媒体からの戻り光を用いて球面
収差を検出し、リアルタイムでの検出・補正が可能とな
るので、光透過層の厚みむらや、多層記録媒体に対して
も対応可能で、良好なジッタ特性が得られると言う効果
がある。 《実施例2》上述の実施例1では、図1の光ピックアッ
プ装置において、ホログラム4の構成については図7、
サーボ信号受光部17の構成については図8を用いて説
明を行ったが、他の回折格子33、ホログラム34、サ
ーボ信号受光部43の構成を以下に示す。
な形状となっており、全透過光束の内、光軸に近い内周
部の光束のみが、+1次回折光と−1次回折光に分岐さ
れる。即ち、これらサブビームについては、光軸に近い
内周部即ちNAの小さいビームが得られることになる。
回折格子は、全光束の直径の約70%にあたる領域に形
成されている。この+1次回折光と−1次回折光の光記
録媒体からの反射光と0次光の反射光のフォーカス誤差
を検出し、比較することで球面収差が検出できる。前記
全光束の70%とは、球面収差を検出する感度が最も高
くなる分割比である。
ホログラム34は、図11(a)示すように3つの領域
に分けられている。また、図11(b)のように、4分
割であっても良い。4分割ホログラムの場合は、それに
対応した受光部配置が別途決定されることになる。
て説明する。サーボ信号受光部43の各受光部を図12
に示す。メインビームのフォーカスは、43aと43b
で、サブビームのフォーカスは、43cと43d、43
eと43fで、メインビームのプッシュプルは、43g
と43hで、サブビームのプッシュプルは、43iと4
3j、43kと43mで検出する。ホログラム34aに
より回折された光束は、受光部43a、43b、43
c、43d、43e、43fに入射し、ホログラム34
bにより回折された光束は、受光部43i、43g、4
3kに、ホログラム34cにより回折された光束は、受
光部43j、43h、43mに入射する。
式の通り表される。 SAES=(43a−43b)−α×(43c−43
d)+β×(43e−43f) ここで、α及びβは係数である。この演算は収差検出回
路にて行い、液晶駆動回路がその信号に基づいて液晶素
子を駆動する。
4、サーボ信号受光部43の構成であっても、上述の実
施例1で示した構成と同様の効果が得られる。
記録媒体からの戻り光を用いて球面収差を検出し、リア
ルタイムでの検出・補正が可能となるので、光透過層の
厚みむらのある光記録媒体や、多層記録媒体に対しても
対応可能で、良好なジッタ特性が得られると言う効果が
ある。
関係を示す図である。
る。
強度分布を示す図である。
である。
すグラフである。
る。
る。
図である。
ある。
21)
Claims (9)
- 【請求項1】 光源と収差検出系と、前記光源から光記
録媒体に至る光路中に対物レンズと波長板と収差補正光
学系と偏光による光路分割手段を具備する光ピックアッ
プ装置において、 前記光記録媒体に入射する光束は楕円偏光であり、前記
収差補正光学系と波長板の間に偏光による光路分割手段
を配置することを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ピックアップ装置であ
って、前記偏光による光路分割手段により分割された光
束の一方によりRF信号を、他の光束によりトラックサ
ーボ及びフォーカスサーボ及び球面収差を検出する事を
特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項3】 請求項1乃至2記載の光ピックアップ装
置であって、前記楕円偏光の楕円率が、0.4以上であ
ることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載の光ピックアップ装
置であって、前記収差検出系は、光束を分割し所定の受
光素子に入射せしめる光束分割手段を有し、前記分割し
た光束のいずれか少なくとも一つから得られる信号に基
づき球面収差を検出することを特徴とする光ピックアッ
プ装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3記載の光ピックアップ装
置であって、光記録媒体上に複数の光スポットを形成す
る光束分割手段を有し、前記収差検出系は、前記分割さ
れた光スポットのいずれか少なくとも一つの反射光に基
づいて球面収差を検出することを特徴とする光ピックア
ップ装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5記載の光ピックアップ装
置であって、収差補正光学系に液晶を用いていることを
特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6記載の光ピックアップ装
置であって、対物レンズのNAが0.75以上であり、
収差補正光学系に液晶素子を含むことを特徴とする光ピ
ックアップ装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至7記載の光ピックアップ装
置であって、前記収差補正光学系は、同心円状の複数の
電極を有し、球面収差を補正する際に印加する位相分布
において、収差補正時を通じて、位相分布曲線の中間値
付近の電極を同じ電位とし、その他の部分の電極の電位
を変動させることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至7記載の光ピックアップ装
置であって、前記収差補正光学系は、球面収差を補正す
る際に印加する位相分布が、複数の同心円状の領域に分
割されたフレネルレンズ形状であることを特徴とする光
ピックアップ装置。
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|---|---|---|---|
| JP2001340091A JP3904893B2 (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 光ピックアップ装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003141771A true JP2003141771A (ja) | 2003-05-16 |
| JP3904893B2 JP3904893B2 (ja) | 2007-04-11 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2001-11-06 JP JP2001340091A patent/JP3904893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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