JP2003141973A - 電源遮断時における保護装置 - Google Patents

電源遮断時における保護装置

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JP2003141973A
JP2003141973A JP2001341739A JP2001341739A JP2003141973A JP 2003141973 A JP2003141973 A JP 2003141973A JP 2001341739 A JP2001341739 A JP 2001341739A JP 2001341739 A JP2001341739 A JP 2001341739A JP 2003141973 A JP2003141973 A JP 2003141973A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス時に電源を遮断する時に切り離
す端子間にアークが発生しないようにする。 【解決手段】 固定部材に保護プラグを着脱自在に取り
付け、該保護プラグ内の可動回路と固定部材の固定回路
を接続して負荷側に電源を供給し、上記保護プラグを取
り外す電源遮断時に入出力端子にアークが発生するのを
防止する保護装置であって、保護プラグの可動回路と固
定回路との間に入力接点部、仮回路接点部、出力接点部
を設け、保護プラグを固定部材に差し込んでいる常態
で、仮回路接点部は開成(非通電状態)とされ、保護プ
ラグの取外時の第1段階で入力接点部と出力接点部が閉
成のままで仮回路接点部が閉成されて負荷側と接続さ
れ、第2段階で出力接点部が開成され、第3段階で仮回
路接点部が開成され、第4段階で入力接点部が開成され
る構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源遮断時におけ
る保護装置に関し、詳しくは、自動車においてバッテリ
ーに接続されるリレーブロック内の電源回路をメンテナ
ンス時等において遮断する時に、開成されて非通電状態
とされる端子間にアークを発生させないようにして端子
の保護を図るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されているナビゲーション
やラジオ等の各種電装品をメンテナンスする時、バッテ
リーから電装品に電源が供給された状態のままで作業を
行うことは好ましくない。従来の乗用車では、一般に定
格12Vで、最高14Vのバッテリーが搭載されている
が、近年、自動車に搭載される電装品が急増していると
共に1つの電装品への通電電流量が増大する傾向にあ
る。よって、従来より高圧とした36V以上200V以
下の高電圧バッテリーを用いるものが提案されている。
上記した高電圧バッテリーを用いる場合には、バッテリ
ーからの電源を遮断した状態で電装品のメンテナンス作
業を行うことが安全上好ましい。
【0003】そのため、電源接続側回路と負荷接続側回
路とを設けた固定部材と、該固定部材に着脱自在に取り
付けて、電源接続側回路と負荷接続側回路とを接続する
電源開閉回路を設けた保護プラグとからなる保護装置が
開発されている。なお、上記固定部材をバッテリーに接
続するリレーブロック内に収容固定する場合もある。上
記保護装置では、保護プラグに設けた回路の端子と電気
接続箱内の回路の端子とを閉成(オン)して接続し、電
源側回路と負荷側回路とを導通させる一方、メンテナン
ス時には保護プラグを固定部材より取り外して、上記端
子同士を開成(オフ)する構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにバッテリーとして高電圧バッテリーを使用した
場合、保護プラグを固定部材から取り外して、上記端子
を切り離すと、端子間にアークが飛び、端子に損傷が発
生しやすい問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、メンテナンス時に保護プラグを固定部材から取り外
す時に端子間にてアークを発生させないようにすること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、 固定部材に対して取外可に電源回路開
閉用の保護プラグを備え、該保護プラグ内の可動側回路
と固定部材の固定側回路を接続して負荷側に電源を供給
する電源回路を形成し、上記保護プラグを取り外すと電
源回路が遮断される保護装置であって、上記保護プラグ
の可動回路に設けた端子と上記固定部材の固定回路に設
けた端子との間に、入力接点部、仮回路接点部、出力接
点部を設け、上記保護プラグを固定部材にに差し込んで
いる常態で、上記入力接点部と出力接点部とが閉成(通
電状態)されて負荷側に電源が供給されていると共に、
上記仮回路接点部は開成(非通電状態)とされ、上記保
護プラグの取外時の第1段階で入力接点部と出力接点部
が閉成のままで仮回路接点部が閉成されて電源回路が接
続され、第2段階で入力接点部と出力接点部のいずれか
一方が開成され、第3段階で仮回路接点部が開成され、
第4段階で入力接点部と出力接点部のいずれか他方が開
成される構成としている電源遮断時における保護装置を
提供している。
【0007】上記保護装置では、電源回路を遮断する時
にアークの発生を防止するために、保護プラグを固定部
材に取り付けている常態ではオフ(ノーマルオープン)
の仮回路接点部を設け、保護プラグを取り外して電源回
路を遮断する時は仮回路接点部を一時的にオンとして、
電源回路の入力接点部と出力接点部とが切り離される時
に端子の間にアークが飛ばないようにしている。
【0008】即ち、保護プラグの取外時の第1段階で、
入力接点部と出力接点部の両方がオンの閉成状態のまま
で仮回路接点部を閉成のオン状態(導通状態)とし、該
仮回路を介して固定回路の電源側回路あるいは負荷側回
路とを接続し、2段階で仮回路接点と接続されている電
源側回路の入力接点部あるいは負荷側回路の出力接点部
が開成(オフ)となった時に、仮回路を介して電源側と
負荷側とは接続されているため、切り離される端子間に
アークが飛ばないようにすることができる。また、入力
接点部あるいは出力接点部がオフとなった後に仮回路接
点部が開成し、その際に、該仮回路接点部を構成する固
定部材側の仮回路用固定端子と保護プラグ側の仮回路用
可動端子とは、通電状態から切り離されるためにアーク
が飛ぶ恐れがある。しかしながら、該仮回路接点部は耐
アーク性のある材料にて形成しているため、たとえアー
クが飛んでも仮回路接点部の端子に損傷が発生しにく
く、出力接点部および入力接点部の端子に損傷が発生す
ることと比較して問題はない。さらに、仮回路接点部が
オフした後に、入力接点部あるいは出力接点部が開成し
て端子が切り離されるが、其の際には、既に仮回路接点
部がオフであると共に入力接点部あるいは出力接点部の
他方が既にオフで、固定回路と可動回路は非通電状態で
電気が流れていないため、切り離される端子間にアーク
が飛んで端子に損傷を発生させることはない。このよう
に、常態において閉成して電源回路を構成する入力接点
部および出力接点部の端子がアークによる損傷を発生し
ないため、電源回路の電気接続信頼性を高めることがで
きる。
【0009】上記仮回路接点部を構成する保護プラグ側
の仮回路用可動端子と、上記固定部材側の仮回路用固定
端子とは、いずれか一方に縦長突起からなる第1接点を
設けると共に、いずれか他方には小突起からなる第2接
点を設け、上記保護プラグを固定部材に取り付けている
常態では、第1接点と第2接点とは開いてオフ状態で、
保護プラグの取外時に第1接点と第2接点とがスライド
しながら接触してオンーオフ時間を制御可能としてい
る。
【0010】また、上記仮回路接点部を構成する固定部
材側の仮回路用固定端子は、保護プラグ側の仮回路用可
動端子と当接方向に付勢されたバネ片からなり、該バネ
片に第2接点を突設している一方、上記保護プラグ側に
設けた仮回路用可動端子は保護プラグのケースから下向
きに突出したタブからなり、該タブに第1接点を突設す
ると共に該タブの側方にケースより絶縁ガイド片を突出
し、上記保護プラグを差し込んでいる常態において、上
記絶縁ガイド片はバネに抗して仮回路用固定端子を仮回
路用可動端子との接触方向に付勢しているが、上記第1
接点と第2接点とが離れた位置にあり、上記保護プラグ
の取外時の第1段階で、仮回路用可動端子の第1接点が
移動して第2接点と接触し、上記絶縁ガイド片が仮回路
用固定端子から外れるとバネにより原状に復帰して、第
1接点と第2接点とが開く構成としている。
【0011】仮回路接点のオンーオフ時間制御は前記し
たようにスライドする第1接点の長さを調整することに
よりおこなっても良いし、後記のようにバネ片と絶縁ガ
イド片の組み合わせにより行ってもよい。また、両方を
組み合わせてもよい。
【0012】具体的には、上記仮回路接点部の仮回路用
固定端子は、接点開成方向に付勢されたバネ片とし、該
バネ片に小突起の第2接点を突出している一方、保護プ
ラグ側の仮回路用可動端子は保護プラグのケースから下
向きに突出したタブからなり、該タブに縦長な第1接点
を突設すると共にタブの側方にケースより絶縁ガイド片
を突出し、上記保護プラグを差し込んでいる常態におい
て、上記絶縁ガイド片はバネに抗して仮回路用固定端子
をプラグ側の仮回路用可動端子との接触方向に付勢して
いるが、第2接点は第1接点より上方の外れた位置にあ
って開成状態であり、上記保護プラグの取外時の第1段
階で、仮回路用可動端子が上昇して第1接点が第2接点
と接触して閉成し、上記第3段階で上記絶縁ガイド片が
仮回路用固定端子より外れて該端子がバネにより復帰し
て接点を開く構成とすることが好ましい。
【0013】上記仮回路接点部の端子が切り離される時
にアークが飛ぶ恐れがあるため、これらの端子は、入力
接点部および出力接点部の端子よりも耐アーク性の高い
材料、例えば、Ag−Cdo系材料、Ag−Ni系材
料、Ag−金属酸化物系材料、Ag−Gr系材料等から
形成し、アークが飛んでも損傷を発生しにくくしてい
る。
【0014】上記固定部材側の固定回路に上記入力接点
部となるタブと上記出力接点部となるタブとを上向きに
突設していると共に、入力接点部のタブを出力接点部の
タブより突出量を大とする一方、上記保護プラグのケー
スの両側の下向き突出部の下端面に凹部を設け、これら
凹部に上記タブと夫れ夫れ嵌合するメス端子を取り付
け、上記保護プラグの取外時の第1段階では、上記入力
接点部び出力接点部のタブとメス端子とは嵌合状態であ
り、上記第2段階で出力接点部のメス端子がタブより離
れ、上記絶縁ガイド板よりも下方に突出している入力接
点部のメス端子は上記第4段階でタブより離れて入力接
点部が開成する構成とすることが好ましい。
【0015】上記保護プラグのケースは両側に下方に突
出する突出部を設けると共に、両側の下方突出部の下端
面を同一高さとし、該下端面よりそれぞれ凹部を形成す
る。該凹部の深さ(高さ)は入力端子側を深くし、出力
端子側は浅くして、出力接点部と入力接点部は保護プラ
グを固定部材に取り付けている常態時にはノーマルクロ
ーズとし、保護プラグを上方へ引き抜きた時に出力接点
部は早くオフとなり、入力接点部は遅れてオフとしてい
る。
【0016】また、保護プラグのケース内部に両端を上
記入力端子と出力端子とに接続した導電板を内蔵させ、
該導電板より分岐させたタブからなる上記仮回路接点部
の端子(仮回路用可動端子)をケース内部から下向きに
突設している。このタブを挟むように上記絶縁ガイド片
を下向きに突出させ、絶縁ガイド片がバネ片より離反し
て仮回路接点部が開成する段階を、入力接点部の開成よ
りも前に生じるようにしている。
【0017】上記固定部材の固定回路には、仮回路接点
部の端子と出力接点部の端子との間からアース回路を分
岐し、該アース回路にタブにバネ片を弾性接触させるア
ース回路接点部を設ける一方、上記保護プラグより絶縁
棒を突設し、 上記保護プラグを電気接続箱に差し込ん
でいる常態において、上記絶縁棒を上記バネ片とタブの
間に差し込んでアース回路接点部を開成し(ノーマルオ
ープンとし)、上記保護プラグ取外時の第4段階の入力
接点部が開成した後に、上記絶縁棒がアース回路接点部
より外れて、該アース回路接点部が閉成し、負荷側をア
ース回路に接続する構成としている。
【0018】上記アース回路接点部を開閉する保護プラ
グの絶縁棒は保護プラグのケースの中央凹部より一体成
形で下向きに突設している。該絶縁棒の突出量は両側の
下方突出部より突出させ、入力接点部が開成した最終段
階で絶縁棒が端子の間から抜き出て、アース回路接点部
を閉成している。これにより、バッテリーと遮断された
負荷側回路はアース回路と接続され、負荷側回路に残存
している電荷をアースに落とすことができる。
【0019】上記固定部材をリレーブロックに形成した
収容部に固定し、上記固定部材の固定回路の上流端を、
42V以上200V以下の高電圧バッテリーに接続する
ことが好ましい。前記したように、バッテリーを高電圧
とすると、該バッテリーに近接した箇所のリレーブロッ
クに上記保護プラグを設けて、メンテナンス時に電源を
遮断すると、メンテナンス作業の安全性を高めることが
できる。かつ、高電圧バッテリーを使用すると電源遮断
時に切り離される端子間にアークが発生しやすいため、
上記保護プラグに仮回路接点部を設けて、出力接点部→
仮回路接点部→入力接点部を段階的に開成して電源を遮
断していくと、出力接点部、入力接点部の切り離される
端子間にアークが発生して端子が損傷するのを防止でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を適用するリレーブロ
ック10を示し、該リレーブロック10は、ブロック本
体11をロアカバー12とアッパカバー13でカバーす
る構成としている。ブロック本体11の一側に設けた収
容部11aには、バッテリーからの電力供給を断続する
保護装置14の固定部材14Aを収容固定していると共
に、他側に設けた収容部11bに電流センサー(図示せ
ず)を収容し、中央部にヒュージブルリング収容部11
c、ヒューズ収容部11dを設けている。上記保護装置
14の固定部材14Aには可動部材となる保護プラグ1
4Bを上方から差し込んで着脱自在に取り付けている。
該保護プラグ14Bはメンテナンス時に固定部材14A
より取り外すことにより電源回路を遮断する構成として
いる。
【0021】図2に示すように、リレーブロック10に
固定される固定部材14Aに、固定回路C1を設ける一
方、保護プラグ14Bに電源開閉用の可動回路C2を設
け、保護プラグ14Bの取付時には固定回路C1と可動
回路C2とが接続して、固定回路C1の上流端に接続し
た42Vの高電圧バッテリー1より、下流端に接続した
負荷部品2(本実施形態ではインバータ)に電源を供給
している。
【0022】保護プラグ14B側の可動回路C2の両端
に設けた可動入力端子t1、可動出力端子t2と、固定
部材14A側の固定回路C1に設けた固定入力端子t
3、固定出力端子t4とがそれぞれ開閉して、入力接点
部S1、出力接点部S2を構成している。
【0023】また、固定部材14Aの固定回路C2は固
定入力端子t3の下流をコンデンサ4に接続した後に接
地し、固定入力端子t3と固定出力端子t4とは保護プ
ラグ14Bの回路C2を介してのみ接続している。上記
固定出力端子t4と負荷部品2との間の固定回路C1よ
り仮回路C3を分岐させると共に、該仮回路C3よりア
ース回路C4を分岐させている。上記仮回路C3の先端
に仮回路用固定端子t5を設け、保護プラグ14Bの回
路C2の中間部に設けた仮回路用可動端子t6とを開閉
して仮回路接点部S3を形成している。さらに、上記ア
ース回路C4の途中に、タブt8にバネ片t7を弾性接
触させるアース回路接点部S4を設け、保護プラグ14
Bより突設する絶縁棒9をタブt8とバネ片t7の間に
挿入してアース回路接点部S4を開成している。
【0024】上記保護プラグ14Bのケース5は両側に
下方突出部5a、5bを設けると共に、その間に挟まれ
た中央凹部5cを設けた形状とし、両側の下方突出部5
a、5bの下端面を同一高さとすると共に下端面より凹
部5d、5eを形成している。一方の凹部5dには雌形
状とした上記可動入力端子t1を内嵌固定し、他方の凹
部5eには雌形状とした上記可動出力端子t2を内嵌固
定している。入力端子側の凹部5dの深さ(高さ)は出
力端子側の凹部5eよりも深くしている。上記ケース5
の内部には導電板6を内蔵し、該導電板6の一端を上記
可動入力端子t1と接続すると共に他端を可動出力端子
t2と接続している。
【0025】保護プラグ14Bの取付時には、凹部5
d、5e内の可動入力端子t1と可動出力端子t2と
に、固定部材14A側の回路C1に設けたタブ形状の上
記固定入力端子t3と固定出力端子t4をそれぞれ嵌合
接触させ、ノーマルクローズとしている。上記固定出力
端子t4は固定入力端子t3より高さが低く、保護プラ
グ14Bを上方へ取り外す時には、出力接点部S2の可
動出力端子t2と固定出力端子t4とが先に離反してオ
フとなり、入力接点部S1の可動入力端子t1と固定入
力端子t3とは後から離反してオフとなる構成としてい
る。
【0026】保護プラグ14Bのケース5に内蔵してい
る導電板6には、中間部より上記仮回路用可動端子t6
となるタブを中央凹部5cの底面より下向きに突設し、
該タブからなる端子t6の側面に上下方向に長い突起か
らなる第1接点7Aを突設している。さらに、上記端子
t6と所定間隔をあけて挟む一対の絶縁ガイド片8A、
8Bをケース5の中央凹部5cより一体的に突設してい
る。上記仮回路用可動端子t6と開成して仮回路接点部
S3を構成する仮回路用固定端子t5は固定部材14A
側の仮回路C3の先端より上向きに突設したバネ片から
なり、該端子t5に小突起からなる第2接点7Bを突設
している。上記仮回路用端子t5、t6はいずれも耐ア
ーク性の材料より形成している。
【0027】バネ片からなる仮回路用固定端子t5は仮
回路用可動端子t6と離反する方向に付勢しており、保
護プラグ14Bの取付時の常態では絶縁ガイド片8Aに
より仮回路用可動端子t6と接触方向にバネに抗して位
置される。しかしながら、この状態で仮回路用固定端子
t5の接点7Bは仮回路用可動端子t6の接点7Aより
も上方の外れた位置にあり、仮回路接点部S3はノーマ
ルオープンとしている。
【0028】一方、保護プラグ14Bが上方に引き抜か
れて取り外される時、仮回路用可動端子t6の第1接点
7Aは固定仮回路用接点t5の第2接点7Bにスライド
しながら当接し仮回路接点部S3をオンする。この仮回
路接点部S3がオンしている時間は第1接点7Aの上下
長さにより制御しており、第1接点7Aが第2接点7B
より外れてオフとなる時に同時に上記絶縁ガイド片8A
が仮回路用固定端子t5から外れ、第2接点7Bはバネ
により原状に復帰し、第1接点7Aと第2接点7Bとが
外れて仮回路接点部S3をオフしている。
【0029】上記仮回路接点部S3は上記のようにノー
マルオープンで保護プラグ14Bを取り外す時に一時的
に所要時間オンするもので、オンする段階は、入力接点
部S1、出力接点部S2がまだオンの状態の第1段階で
あり、オフする段階は、第2段階で出力接点部S2がオ
フした後の第3段階で、その後の第4段階で入力接点部
S1をオフするように設定している。
【0030】保護プラグ14Bのケース中央凹部5cに
は、上記絶縁ガイド片8Aと出力端子側の下方突出部5
bとの間の位置より、上記アース回路接点部S4を開成
する絶縁棒9を突設している。該絶縁棒9はケース5の
両側の下方突出部5a、5bよりも下方に突出させ、そ
の突出量を大として両側の下方突出部5a、5bよりも
突出させ、上記第4段階で入力接点部S1が開成した後
の第5段階で絶縁棒9はアース回路接点部S4から外れ
て、該接点部S4が閉成するようにしている。
【0031】上記構成からなる保護装置によれば、図1
に示すように、保護プラグ14Bを固定部材14Aに取
り付けている常態時において、入力接点部S1、出力接
点部S2とはオンで、図2(B)に示すように、バッテ
リー1から負荷部品2へと図中太実線で示すように、電
力が供給される。この時、アーク発生防止用の仮回路接
点部S3はノーマルオープンでオフとし、かつ、アース
回路C4のアース接点部S4も絶縁棒9により接点が開
いてオフとしている。
【0032】電装品のメンテナンス時には電源を遮断す
るために保護プラグ14Bを上方へと引き抜いて固定部
材14Aより取り外す。この取り外し時において、第1
段階で、図3に示すように、入力接点部S1と出力接点
部S2が閉成(オン)のままで、仮回路接点部S3がオ
ンとなる。よって、図3(B)に太実線で示すように、
バッテリー1から負荷部品2へは、出力接点部S2を通
して導通されていると共に、仮回路接点部S3を介して
仮回路C3を通して導通されることとなる。
【0033】第2段階で、図4に示すように、まず、出
力接点部S2では可動出力端子t2が固定出力端子t4
から外れて、出力接点部S2がオフとなる。この時、図
4(B)の太実線で示すように、仮回路C3、仮回路接
点部S3を介して負荷部品2はバッテリー1と接続され
ているため、出力接点部S2の端子t2とt4とが離反
された時、これら端子t2とt4との間にアークは発生
しない。
【0034】第3段階で、図5に示すように、絶縁ガイ
ド片8Aがバネ片の仮回路用固定端子t5と外れるた
め、端子t5はバネにより仮回路用可動端子t6から外
れて、仮回路接点部S3が開く。その際に、仮回路用可
動端子t6と固定仮回路用接点t6との間にアークが飛
ぶ恐れがあるが、これら端子t6とt7とは耐アーク性
素材で形成していると共に、電源供給時はノーマルオー
プンであるため、これら端子t5とt6に損傷が発生し
ても、ノーマルクローズの入力接点部S1と出力接点部
S2の端子に損傷が発生する場合と比較して問題はな
い。
【0035】上記第3段階で、出力接点部S2、仮回路
接点部S3の両方がオフとなるため、バッテリー1と負
荷部品2とを接続する電源回路は遮断された状態とな
る。よって、第4段階で、図6に示すように、入力接点
部S1の可動入力端子t1が固定入力端子t3より外れ
て、入力接点部S1がオフされた時、端子t1とt3と
の間にアークが発生することはない。
【0036】保護プラグ14Bが図7に示すように上方
に引き上げられた第5段階で、絶縁棒9がアース回路接
点部S4から外れて、アース接点部の端子t7とt8と
が接触してアース回路接点部S4が閉じる。これによ
り、図7(B)に太実線で示すように、アース回路C4
は仮回路C3を介して負荷部品2側の負荷回路と導通さ
れ、負荷回路に残存している電荷をアースに落とすこと
となる。
【0037】本発明は上記実施形態に限定されず、保護
プラグを取り出した時に、オフする順序を、入力接点部
→仮回路接点部→出力接点部としてもよい。この場合、
仮回路は固定部材の電源入力側回路より分岐させてお
き、第2段階で入力接点部がオフしても、電源側回路→
仮回路接点部→出力接点部→負荷側回路が接続され、電
源側と負荷側とは導通状態としている。
【0038】また、仮回路接点部において仮回路用固定
端子をバネ片としなくとも、仮回路用可動端子の接点長
さを調整することで、仮回路接点部のオンーオフ時間を
設定してもよい。さらに、仮回路接点部の可動側端子の
第1接点と固定側端子の第2接点とは、第1接点を小突
起とする一方、第2接点を縦長突起と逆にして、接触す
るオン時間を制御してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の電源遮断時の保護装置によれば、メンテナンス時に電
源回路を遮断するために保護プラグを取り外す工程で、
まず、ノーマルオープンの仮回路接点部を閉成してオン
するため、先にオフする出力接点部において端子間にア
ークを発生させず、かつ、後からオフする入力接点部は
先に仮回路接点部をオフして電源を遮断しているため
に、該入力接点部の端子間にはアークを発生させない。
このように、電源回路を導通する入力接点部と出力接点
部との端子間にアークを発生させないため、端子に損傷
が発生するのを防止することができる。特に、バッテリ
ーを36V〜200Vの高電圧バッテリーとした場合
に、入出力端子を切り離した時にアークが発生しやすい
が、本発明の構成とすると入出力端子にアークの発生を
確実に防止でき、高電圧バッテリーの使用に対応させる
ことができる。
【0040】また、仮回路接点部の接触させる端子は、
一方の接点を小突起とし、他方の接点を縦長突起とし、
縦長突起をスライドさせながら小突起と接触させる構成
としているため、縦長突起の長さを調節することにより
仮回路接点部のオンーオフ時間を制御することができ
る。
【0041】また、保護プラグの回路と電気接続箱側に
固定する回路との間には、入力接点部、出力接点部、仮
回路接点部の3つの接点部を設けるだけでよいため、構
造を簡単にすることができる。かつ、電源遮断時に負荷
側に残存する電荷をアースに落とすアース回路を設けた
場合においても、電気接続箱側に固定する回路に設けた
アース接点部を保護プラグ側に設けた絶縁棒の出入で開
閉し、保護プラグ側には端子が不要であるため、簡単な
構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示すリレーブロックの分
解斜視図である。
【図2】 (A)は上記リレーブロックの保護プラグを
取り付けた常態時における回路構成を示す図面、(B)
は電流の流れを示す図面である。
【図3】 (A)は保護プラグの取り外し時の第1段階
における回路構成を示す図面、(B)は電流の流れを示
す図面である。
【図4】 (A)は保護プラグの取り外し時の第2段階
における回路構成を示す図面、(B)は電流の流れを示
す図面である。
【図5】 保護プラグの取り外し時の第3段階における
回路構成を示す図面である。
【図6】 保護プラグの取り外し時の第4段階における
回路構成を示す図面である。
【図7】 (A)は保護プラグの取り外し時の第5段階
における回路構成を示す図面、(B)は電流の流れを示
す図面である。
【符号の説明】
1 バッテリー 2 負荷部品 5 ケース 6 導電板 7A、7B 接点 8A、8B 絶縁ガイド片 9 絶縁棒 10 リレーブロック 14 保護装置 14A 固定部材 14B 保護プラグ t1〜t8 端子 S1 入力接点部 S2 出力接点部 S3 仮回路接点部 S4 アース回路接点部 C1 固定回路 C2 可動回路 C3 仮回路 C4 アース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G027 CA03 5G034 AA04 5G361 BA01 BB01 BC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に対して取外可に電源回路開閉
    用の保護プラグを備え、該保護プラグ内の可動側回路と
    固定部材の固定側回路を接続して負荷側に電源を供給す
    る電源回路を形成し、上記保護プラグを取り外すと電源
    回路が遮断される保護装置であって、 上記保護プラグの可動回路に設けた端子と上記固定部材
    の固定回路に設けた端子との間に入力接点部と、仮回路
    接点部と、出力接点部を設け、 上記保護プラグを固定部材に差し込んでいる常態で、上
    記入力接点部と出力接点部とが閉成(通電状態)されて
    負荷側に電源が供給されていると共に、上記仮回路接点
    部は開成(非通電状態)とされ、 上記保護プラグの取外時の第1段階で入力接点部と出力
    接点部が閉成のままで仮回路接点部が閉成されて電源回
    路が接続され、第2段階で入力接点部と出力接点部のい
    ずれか一方が開成され、第3段階で仮回路接点部が開成
    され、第4段階で入力接点部と出力接点部のいずれか他
    方が開成される構成としている電源遮断時における保護
    装置。
  2. 【請求項2】 上記仮回路接点部を構成する保護プラグ
    側の仮回路用可動端子と、上記固定部材側の仮回路用固
    定端子とは、いずれか一方に縦長突起からなる第1接点
    を設けると共に、いずれか他方には小突起からなる第2
    接点を設け、 上記保護プラグを固定部材に取り付けている常態では、
    第1接点と第2接点とは開いてオフ状態で、保護プラグ
    の取外時に第1接点と第2接点とがスライドしながら接
    触してオンーオフ時間を制御可能としている請求項1に
    記載の電源遮断時における保護構造。
  3. 【請求項3】 上記仮回路接点部を構成する固定部材側
    の仮回路用固定端子は、保護プラグ側の仮回路用可動端
    子と当接する方向に付勢されたバネ片からなり、該バネ
    片に第2接点を突設している一方、上記保護プラグ側に
    設けた仮回路接点部の仮回路用可動端子は保護プラグの
    ケースから下向きに突出したタブからなり、該タブに第
    1接点を突設すると共に該タブの側方にケースより絶縁
    ガイド片を突出し、 上記保護プラグを固定部材に差し込んでいる常態におい
    て、上記絶縁ガイド片はバネ片を仮回路用可動端子側に
    付勢しているが、上記第1接点と第2接点とが離れた位
    置にあり、上記保護プラグの取外時の第1段階で、仮回
    路用可動端子の第1接点が移動して第2接点と接触し、
    上記絶縁ガイド片が仮回路用固定端子から外れるとバネ
    により原状に復帰して、第1接点と第2接点とが開く構
    成としている請求項1または請求項2に記載の電源遮断
    時における保護装置。
  4. 【請求項4】 上記固定部材側の固定回路に上記入力接
    点部となるタブと上記出力接点部となるタブとを上向き
    に突設していると共に、入力接点部のタブを出力接点部
    のタブより突出量を大とする一方、上記保護プラグのケ
    ースの両側の下向き突出部の下端面に凹部を設け、これ
    ら凹部に上記タブと夫れ夫れ嵌合するメス端子を取り付
    け、 上記保護プラグの取外時の第1段階では、上記入力接点
    部及び出力接点部のタブとメス端子とは嵌合状態であ
    り、上記第2段階で出力接点部のメス端子がタブより離
    れ、上記入力接点部のメス端子は上記仮回路接点部が開
    成された後、上記第4段階でタブより離れて入力接点部
    が開成する構成としている請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項に記載の電源遮断時における保護装置。
  5. 【請求項5】 上記固定部材の固定回路には、仮回路接
    点部の端子と出力接点部のタブとの間からアース回路を
    分岐し、該アース回路にタブにバネ片を弾性接触させる
    アース回路接点部を設ける一方、上記保護プラグより絶
    縁棒を突設し、 上記保護プラグを固定部材に差し込ん
    でいる常態において、上記絶縁棒を上記バネ片とタブの
    間に差し込んでアース回路接点部を開成し、上記保護プ
    ラグ取外時の第4段階の入力接点部が開成した後に、上
    記絶縁棒がアース回路接点部より外れて該アース回路接
    点部が閉成し、負荷側をアース回路に接続する構成とし
    ている請求項4に記載の電源遮断時における保護装置。
  6. 【請求項6】 上記固定部材をリレーブロックに形成し
    た収容部に固定し、上記固定部材の固定回路の上流端
    を、36V以上200V以下の高電圧バッテリーに接続
    している請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の
    電源遮断時における保護装置。
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