JP2003143684A - 挿入型イヤホン - Google Patents

挿入型イヤホン

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JP2003143684A
JP2003143684A JP2001335895A JP2001335895A JP2003143684A JP 2003143684 A JP2003143684 A JP 2003143684A JP 2001335895 A JP2001335895 A JP 2001335895A JP 2001335895 A JP2001335895 A JP 2001335895A JP 2003143684 A JP2003143684 A JP 2003143684A
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功 伏見
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1016Earpieces of the intra-aural type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入型イヤホンにおいて、所望の音響特性を
容易に得られるようにし、かつ、音響特性の異なる挿入
型イヤホンを低コストで製造可能とする。 【解決手段】 音道管16を有するレシーバユニット1
2を、レシーバ本体18とこれを収容するハウジング2
0とを備えた構成とする。そして、ハウジング20の一
部を構成するフレーム24と一体的に形成された外筒部
24Dと、その内周側空間24Ddに挿着された内筒部
材30とで、上記音道管16を構成する。このように内
筒部材30をフレーム24と別体で構成することによ
り、音道16aを任意の形状に容易に設定可能とし、こ
れにより所望の音響特性が容易に得られるようにする。
また、音響特性の異なる挿入型イヤホンを製造する場合
には、内筒部材30のみを複数種類製造すれば足りるよ
うにし、これによりフレーム24を複数種類製造するの
に比して金型代を大幅に削減可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、挿入型イヤホン
に関するものであり、特に、その音道管の構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、挿入型イヤホンは、音道管を有
するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着
されたイヤーチップとを備えてなり、イヤーチップを外
耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
【0003】この挿入型イヤホンの音響特性は、音道管
の長さや断面積等の音道形状によって異なったものとな
り、また音道管に設けられる音響フィルタの種類によっ
ても異なったものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
挿入型イヤホンにおけるレシーバユニットは、レシーバ
本体を収容するハウジングに対して音道管が一体的に形
成されているので、音道を極めて単純な形状にしか形成
することができず、所望の音響特性を得ることが容易で
ない、という問題がある。
【0005】また、例えば音楽観賞用あるいは音声通信
用等の各使用目的に応じて、最適な音響特性の挿入型イ
ヤホンを製造しようとした場合には、複数種類のハウジ
ングを製造する必要があり、その分の金型代が必要とな
るので、挿入型イヤホンの製造コストが高いものとなっ
てしまう、という問題もある。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、所望の音響特性を容易に得ることが
でき、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コス
トで製造することができる挿入型イヤホンを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、音道管の構
成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るように
したものである。
【0008】すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホン
は、音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバ
ユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、上
記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するよう
に構成された挿入型イヤホンにおいて、上記レシーバユ
ニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容す
るハウジングとを備えてなり、上記音道管が、上記ハウ
ジングと一体的に形成された外筒部と、この外筒部の内
周側空間に挿着された内挿部材とからなる、ことを特徴
とするものである。
【0009】上記「ハウジング」は、レシーバ本体を収
容可能でかつ外筒部が一体的に形成されたものであれ
ば、その材質、形状等の具体的構成は特に限定されるも
のではない。
【0010】上記「内挿部材」は、外筒部の内周側空間
に挿着可能に構成され、かつ外筒部の軸線方向に関して
貫通する貫通孔または貫通溝が形成された部材であれ
ば、その材質、長さ、形状等の具体的構成は特に限定さ
れるものではなく、また、その貫通孔または貫通溝につ
いても、その形状、個数、配置等の具体的構成は特に限
定されるものではない。
【0011】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る挿入型イヤホンは、音道管を有するレシーバユニッ
トを備えているが、その音道管が、レシーバ本体を収容
するハウジングと一体的に形成された外筒部と、この外
筒部の内周側空間に挿着された内挿部材とからなってい
るので、次のような作用効果を得ることができる。
【0012】すなわち、挿入型イヤホンの音道は、その
一部または全部が内挿部材の貫通孔または貫通溝によっ
て構成されることとなるが、内挿部材はハウジングとは
別体で構成されているので、その貫通孔または貫通溝を
任意の形状に設定することが容易に可能となる。したが
って、この内挿部材の構成を適宜設定することにより、
音道形状を比較的複雑な形状に設定することが可能とな
り、これにより所望の音響特性を容易に得ることができ
る。
【0013】また、音響特性の異なる挿入型イヤホンを
製造する場合には、内挿部材のみを複数種類製造すれば
足りるので、ハウジングを複数種類製造するのに比して
金型代を大幅に削減することができ、これにより挿入型
イヤホンの製造コストを低く抑えることができる。
【0014】このように本願発明によれば、挿入型イヤ
ホンにおいて、所望の音響特性を容易に得ることがで
き、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コスト
で製造することができる。
【0015】上記構成において、内挿部材の先端部に、
外筒部の先端面に当接するフランジ部が形成された構成
とすれば、内挿部材をその軸線方向に関して容易に位置
決めすることができるので、所期の音響特性を確実に得
ることができる。
【0016】その際、フランジ部に切欠き部が形成され
るとともに、この切欠き部と係合する突起部が外筒部の
先端面に形成された構成とすれば、内挿部材をその軸線
回りに関しても容易に位置決めすることができるので、
所期の音響特性をより確実に得ることができる。
【0017】また上記構成において、内挿部材の所定部
位に音響フィルタが設けられた構成とすれば、この音響
フィルタの種類を適宜選定することにより所望の音響特
性を一層容易に得ることができる。その際、音響フィル
タを予め内挿部材に固定しておくようにすれば、音響フ
ィルタ付きの内挿部材を1つのユニットとして取扱うこ
とができるので、この音響フィルタ付きの内挿部材を複
数種類製造しておくことにより、音響特性の異なる挿入
型イヤホンの製造を容易に行うことができる。この場合
において、上記「所定部位」は、内挿部材の先端部であ
ってもよいし、基端部であってもよいし、中間部であっ
てもよい。
【0018】上記構成において、内挿部材の貫通孔また
は貫通溝の具体的構成が特に限定されないことは上述し
たとおりであるが、この貫通孔または貫通溝を螺旋状に
形成するようにすれば、内挿部材の全長寸法に比して長
い音道を確保することができるので、貫通孔または貫通
溝を直線状に形成した場合に比して、より低音域側に音
圧ピークを有する音響特性を容易に得ることができる。
【0019】また上記構成において、内挿部材を外筒部
に対して着脱可能に設けるようにすれば、色々な音響特
性をもたらす内挿部材を簡単に付け替えることが可能と
なり、これにより音響特性の異なる挿入型イヤホンを容
易に得ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入
型イヤホン10を示す一部断面側面図であり、図2およ
び3は、図1の要部側断面図および要部分解斜視図であ
る。
【0022】これらの図に示すように、本実施形態に係
る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12とイヤ
ーチップ14とからなっている。レシーバユニット12
は、その前端部(図1において右端部)に音道管16を
有しており、この音道管16にイヤーチップ14が装着
されている。そして、この挿入型イヤホン10は、イヤ
ーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するように
なっている。
【0023】レシーバユニット12は、レシーバ本体1
8と、このレシーバ本体18を収容するハウジング20
と、レシーバ本体18に接続されたコード22とを備え
てなっている。
【0024】レシーバ本体18は、略直方体の外形形状
を有するバランスドアーマチャ型の電磁型レシーバで構
成されており、その前端面の下端部に放音孔18aが形
成されるとともに、その上面後端部近傍部位に端子18
bが設けられている。そして、このレシーバ本体18
は、コード22を介して端子18bから入力される信号
電流に応じた音波を放音孔18aから放射するようにな
っている。
【0025】ハウジング20は、レシーバ本体18を挿
着固定するフレーム24と、コード22の端末部を収容
した状態でフレーム24に後方側から嵌合固定されたコ
ード固定用ブロック26と、フレーム24およびコード
固定用ブロック26を筒状に覆う外装部材28とからな
っている。
【0026】フレーム24は、例えばポリカーボネート
樹脂等からなる射出成形品であって、レシーバ本体18
の前部が後方側から挿入される挿入空間24Aaを形成
するレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿
入部24Aから後方へ延びるように形成され、コード固
定用ブロック26と嵌合するブロック嵌合部24Bと、
このブロック嵌合部24Bの左右両側部を切り欠くよう
にして形成され、レシーバ本体挿入部24Aに挿入され
たレシーバ本体18の後端部に左右両側から弾性的に係
合する1対の弾性係合片24Cと、レシーバ本体挿入部
24Aの前端面24Abから前方へ円筒状に延びる外筒
部24Dとからなっている。
【0027】コード固定用ブロック26は、例えばAB
S樹脂等からなる射出成形品であって、フレーム24の
ブロック嵌合部24Bの形状に対応するよう側面視にお
いてコ字状に形成されており、その後端部近傍には環状
溝26aが形成されている。そして、このコード固定用
ブロック26においては、その環状溝26aの下端部に
形成された挿通孔(図示せず)を介してコード22を該
コード固定用ブロック26内に挿通させ、その端末部を
レシーバ本体18の端子18bに基板(図示せず)を介
して接続させるようになっている。その際、コード固定
用ブロック26内に収容されたコード22の端末部近傍
部位には、コブ状の結び目が形成されており、これによ
り、コード22が引っ張られたときに、この結び目とコ
ード固定用ブロック26とが係合して引張り力に抵抗す
るようになっている。
【0028】外装部材28は、例えばシリコーンゴム等
の軟質材料で構成されており、フレーム24およびコー
ド固定用ブロック26を覆った状態ではある程度弾性変
形している。すなわち、この外装部材28は、単品状態
では、円筒状に形成されており、その軸線方向両端部に
は、各々環状フランジ部28a、28bが内周側へ突出
するように形成されている。そして、この外装部材28
は、その一方の環状フランジ部28aを押し広げた状態
で、フレーム24およびコード固定用ブロック26に被
せるようにして後方側から装着され、装着完了状態で
は、前方側の環状フランジ部28aがフレーム24のレ
シーバ本体挿入部24Aの前端面24Abと係合し、後
方側の環状フランジ部28bがコード固定用ブロック2
6の環状溝26aと係合するようになっている。ただ
し、環状溝26aの下端部においては、コード22を迂
回するよう前方側へ部分的に変位した状態で係合してい
る。
【0029】フレーム24の外筒部24Dは、その前端
部(先端部)に外周側へ突出する環状フランジ部24D
aが形成されており、その前端面(先端面)24Dbの
下端部には前方へ突出する突起部24Dcが形成されて
いる。この外筒部24Dの内周側空間24Ddは、レシ
ーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaと連通するよ
うに形成されているが、この内周側空間24Ddにおけ
る後端部下面には切欠き部24Deが形成されている。
この切欠き部24Deが形成されていることにより、レ
シーバ本体挿入部24Aにレシーバ本体18が挿入され
たとき、その放音孔18aが塞がれてしまわないように
して、内周側空間24Ddおよび後述する貫通孔30a
との連通を図るようにしている。そして、この外筒部2
4Dの内周側空間24Ddには、内筒部材30(内挿部
材)が前方側から着脱可能に挿着されており、これら外
筒部24Dと内筒部材30とで上記音道管16を構成す
るようになっている。
【0030】内筒部材30は、例えばABS樹脂等から
なる射出成形品であって、円筒部30Aと、この円筒部
30Aの前端部に外周側へ突出するように形成されたフ
ランジ部30Bとからなり、その中心部に形成された貫
通孔30aの前端部は、大径のフィルタ収容部30bと
して形成されている。円筒部30Aは、その前端近傍部
位30Aaの外径が外筒部24Dの内径と略同じ値に設
定されており、それよりも後方側の部位の外径は外筒部
24Dの内径よりもやや小さい値に設定されている。一
方、フランジ部30Bは、その下端部に切欠き部30B
aが形成されており、また、その上端部には水平方向に
面取りされた面取り部30Bbが形成されている。
【0031】内筒部材30は外筒部24Dに挿着される
際、そのフランジ部30Bが外筒部24Dの前端面24
Dbに当接することにより、軸線方向の位置決めが行わ
れ、また、そのフランジ部30Bの切欠き部30Baを
外筒部24Dの突起部24Dcに係合させることによ
り、軸線回り方向の位置決めが行われるようになってい
る。なお、内筒部材30は、その円筒部30Aの前端近
傍部位30Aaにおいて外筒部24Dと摺接嵌合するよ
うになっている。
【0032】この内筒部材30の外筒部24Dへの挿着
が行われることにより、音道管16の音道16aが形成
されることとなるが、この音道16aは、内筒部材30
の貫通孔30aと、この貫通孔30aの後方側に僅かに
露出する外筒部24Dの内周側空間24Ddとで構成さ
れることとなる。
【0033】内筒部材30のフィルタ収容部30bに
は、不織布等からなる円板状の音響フィルタ32が、接
着あるいは両面テープでの貼着等により固定されてい
る。
【0034】イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴ
ム等の軟質材料で構成されており、筒状部14Aと、第
1および第2環状フランジ部14B、14Cとからなっ
ている。筒状部14Aは、音道管16への装着によりそ
の音道16aと連通する音道14aを形成するようにな
っている。第1環状フランジ部14Bは、筒状部14A
の先端部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形
成されており、一方、第2環状フランジ部14Cは、筒
状部14Aの中間部から基端部側へ略パラボラ状に広が
るように形成されている。第1環状フランジ部14B
は、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成さ
れているが、第2環状フランジ部14Cは、その内周端
部が厚肉で形成されるとともに、それ以外の部分が略同
一肉厚で形成されている。また、第1環状フランジ部1
4Bの外径は第2環状フランジ部14Cの外径よりも小
さい値に設定されている。また、第1環状フランジ部1
4Bは、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッ
ツ形状に形成されている。
【0035】以上詳述したように、本実施形態に係る挿
入型イヤホン10は、音道管16を有するレシーバユニ
ット12を備えているが、その音道管16が、レシーバ
本体18を収容するハウジング20の一部を構成するフ
レーム24と一体的に形成された外筒部24Dと、この
外筒部24Dの内周側空間24Ddに挿着された内筒部
材30とからなっているので、次のような作用効果を得
ることができる。
【0036】すなわち、挿入型イヤホン10の音道16
aは、その大部分が内筒部材30の貫通孔30aによっ
て構成されているが、内筒部材30はフレーム24とは
別体で構成されているので、その貫通孔30aを任意の
形状に設定することが容易に可能となる。したがって、
この内筒部材30の構成を適宜設定することにより、音
道形状を比較的複雑な形状に設定することが可能とな
り、これにより所望の音響特性を容易に得ることができ
る。
【0037】例えば、図4に示すように、上記内筒部材
30に比して全長の短い内筒部材40を採用することに
より、貫通孔40aが短く外筒部24Dの内周側空間2
4Ddが長い音道形状を得ることができる。そして、こ
のような内筒部材40を採用した場合には、音声通信に
より適した音響特性を得ることができる。一方、図2に
示すような全長の長い内筒部材30を採用した場合に
は、音楽観賞により適した音響特性を得ることができ
る。
【0038】また、内筒部材42の後端面(放音孔18
aと向かい合う面)に音響フィルタを設けるようにすれ
ば、ピーク時の音圧が押さえられ、周波数による音圧の
平滑化がより図られるので、音楽観賞により適した音響
特性を得ることが可能である。
【0039】さらに、図5(a)に示すように、貫通孔
42aが螺旋状に形成された内筒部材42、あるいは、
同図(b)に示すように、径の小さい貫通孔44aが2
つ並んで形成された内筒部材44等を採用することによ
っても、異なった音道形状を得ることができる。同図
(a)に示す内筒部材42を採用した場合には、その螺
旋状に形成された貫通孔42aにより内筒部材42の全
長寸法に比して長い音道を確保することができるので、
貫通孔30aの場合に比して、より低音域側に音圧ピー
クを有する音響特性を容易に得ることができる。一方、
同図(b)に示す内筒部材44を採用した場合には、そ
の1対の小径の貫通孔44aにより、高音域の再生に優
れた音響特性を得ることができる。
【0040】また本実施形態においては、音響特性の異
なる挿入型イヤホンを製造する際、内筒部材30のみを
複数種類製造すれば足りるので、フレーム24を複数種
類製造するのに比して金型代を大幅に削減することがで
き、これにより挿入型イヤホン10の製造コストを低く
抑えることができる。
【0041】このように本実施形態によれば、挿入型イ
ヤホンにおいて、所望の音響特性を容易に得ることがで
き、かつ、音響特性の異なる挿入型イヤホンを低コスト
で製造することができる。
【0042】なお、本実施形態に係る挿入型イヤホン1
0のように、フレーム24とコード固定用ブロック26
と外装部材28とからなるハウジング20ではなく、単
一部材からなる一般的なハウジング構成の場合には、音
響特性の異なる挿入型イヤホンを製造する際、ハウジン
グ全体を複数種類製造することが必要となるので、この
ような場合には本実施形態の構成を採用することが一層
効果的である。
【0043】また本実施形態においては、内筒部材30
の前端部に、外筒部24Dの前端面24Dbに当接する
フランジ部30Bが形成されているので、内筒部材30
をその軸線方向に関して容易に位置決めすることがで
き、これにより所期の音響特性を確実に得ることができ
る。
【0044】しかも本実施形態においては、内筒部材3
0のフランジ部30Bに切欠き部30Baが形成される
とともに、この切欠き部30Baと係合する突起部24
Dcが外筒部24Dの前端面24Dbに形成されている
ので、内筒部材30をその軸線回りに関しても容易に位
置決めすることができ、これにより所期の音響特性をよ
り確実に得ることができる。
【0045】さらに本実施形態においては、内筒部材3
0の前端部に音響フィルタ32が設けられているので、
この音響フィルタ32の種類を適宜選定することにより
所望の音響特性を一層容易に得ることができる。しかも
本実施形態においては、音響フィルタ32が予め内筒部
材30に固定されているので、音響フィルタ32付きの
内筒部材30を1つのユニットとして取扱うことができ
る。したがって、この音響フィルタ32付きの内筒部材
30を複数種類製造しておくことにより、音響特性の異
なる挿入型イヤホンの製造を容易に行うことができる。
なお、音響フィルタ32の素材としては、イナータンス
を含む音を通しかつ通気抵抗を生じさせるものであれ
ば、上述した不織布のほかにも、例えばフェルトやメッ
シュ状の布等が採用可能である。
【0046】また本実施形態においては、内筒部材30
が外筒部24Dの内周側空間24Ddに対して着脱可能
に挿着されているので、この内筒部材30に代えて、内
筒部材40、42、44等のように色々な音響特性をも
たらす内筒部材を挿着することにより、音響特性の異な
る挿入型イヤホンを容易に得ることができる。その際、
これら内筒部材30、40、42、44等をユーザに対
して交換可能な状態で提供すれば、例えばクラッシック
とロックとで音響特性を変更したい場合等においても、
内筒部材の交換により容易にこれを実現することがで
き、これにより最適な挿入型イヤホンをユーザが安価に
入手し得るようにすることができる。
【0047】ところで、本実施形態においては、内筒部
材30、40、42、44に形成された貫通孔30a、
40a、42a、44aにより音道16aの一部が構成
されるようになっているが、これら以外の貫通孔を採用
することも可能であり、また、これら内筒部材に代え
て、外周面に貫通溝が形成された内挿部材により音道1
6aの一部を構成することも可能である。特に、内挿部
材の外周面に螺旋状の貫通溝を形成した場合には、音道
の距離を稼ぐことができるので効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを
示す一部断面側面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】図1の要部分解斜視図
【図4】上記実施形態の内筒部材の変形例を示す、図2
と同様の図
【図5】上記実施形態の内筒部材の他の2つの変形例を
示す単品斜視図
【符号の説明】
10 挿入型イヤホン 12 レシーバユニット 14 イヤーチップ 14a 音道 14A 筒状部 14B 第1環状フランジ部 14Ba 内周端部近傍部位 14C 第2環状フランジ部 16 音道管 16a 音道 18 レシーバ本体 18a 放音孔 18b 端子 20 ハウジング 22 コード 24 フレーム 24A レシーバ本体挿入部 24Aa 挿入空間 24Ab 前端面 24B ブロック嵌合部 24C 弾性係合片 24D 外筒部 24Da 環状フランジ部 24Db 前端面(先端面) 24Dc 突起部 24Dd 内周側空間 24De 切欠き部 26 コード固定用ブロック 26a 環状溝 28 外装部材 28a、28b 環状フランジ部 30、40、42、44 内筒部材(内挿部材) 30a、40a、42a、44a 貫通孔 30b フィルタ収容部 30A 円筒部 30Aa 前端近傍部位 30B フランジ部 30Ba 切欠き部 30Bb 面取り部 32 音響フィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音道管を有するレシーバユニットと、こ
    のレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備え
    てなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使
    用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、 上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシー
    バ本体を収容するハウジングとを備えてなり、 上記音道管が、上記ハウジングと一体的に形成された外
    筒部と、この外筒部の内周側空間に挿着された内挿部材
    とからなる、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
  2. 【請求項2】 上記内挿部材の先端部に、上記外筒部の
    先端面に当接するフランジ部が形成されている、ことを
    特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
  3. 【請求項3】 上記フランジ部に切欠き部が形成される
    とともに、この切欠き部と係合する突起部が上記外筒部
    の先端面に形成されている、ことを特徴とする請求項2
    記載の挿入型イヤホン。
  4. 【請求項4】 上記内挿部材の所定部位に音響フィルタ
    が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載の挿入型イヤホン。
  5. 【請求項5】 上記内挿部材の貫通孔または貫通溝が、
    螺旋状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜
    4いずれか記載の挿入型イヤホン。
  6. 【請求項6】 上記内挿部材が、上記外筒部に対して着
    脱可能に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜
    5いずれか記載の挿入型イヤホン。
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