JP2003147227A - 表面処理炭酸カルシウム填料、その製造方法、並びに該填料を配合してなる樹脂組成物 - Google Patents

表面処理炭酸カルシウム填料、その製造方法、並びに該填料を配合してなる樹脂組成物

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JP2003147227A JP2002232532A JP2002232532A JP2003147227A JP 2003147227 A JP2003147227 A JP 2003147227A JP 2002232532 A JP2002232532 A JP 2002232532A JP 2002232532 A JP2002232532 A JP 2002232532A JP 2003147227 A JP2003147227 A JP 2003147227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に樹脂填料として好適で、例えば硬化型樹
脂組成物に使用した場合には、乾燥時の耐熱性に優れ、
優れたチキソ性及び耐スランプ性並びに良好な貯蔵安定
性を付与し、例えばプラスチックに使用した場合におい
ては、優れた分散性、絶縁性等を発揮し、例えば塗料、
インキに使用した場合においては、優れた耐水性等を発
揮する表面処理炭酸カルシウム填料を提供する。 【解決手段】 飽和脂肪酸の金属石鹸、不飽和脂肪酸の
金属石鹸、脂環族カルボン酸の金属石鹸及び樹脂酸の金
属石鹸からなる群より選ばれた少なくとも1種で湿式表
面処理されるとともに、アルカリ金属を含有しないこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面処理炭酸カル
シウム填料及びその製造方法、並びに該填料を配合して
なる樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、例えば、硬化
型樹脂に使用した場合には、優れたチキソ性及び耐スラ
ンプ性並びに良好な貯蔵安定性を付与するとともに乾燥
時の耐熱性に優れ、例えば、電子材料に使用した場合に
は良好な絶縁性を付与し、例えば、塗料、インキに使用
した場合には、優れた光沢、耐水性を発揮する表面処理
炭酸カルシウム填料及びその製造方法、並びにそれを配
合してなる樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭酸カルシウムは、塗料、紙、ゴム、プ
ラスチック、シーリング材等の填料、あるいは顔料とし
て広く使用されている。これらの中で、例えばシーリン
グ材においては、建築、自動車、床材等の分野で防水、
シール等の目的で広く使用されている。これらの用途で
湿気硬化一液型樹脂組成物は(以下、一液型樹脂組成物
と略記する。)は、二液型樹脂組成物に比べ施工時に二
液各々の成分を混合する必要がなく、混合技術が不要で
ある、作業時間が短縮できる、等施工上大きな利点を有
していることから、生産量が急激に伸びている。一液型
樹脂組成物の用途、特に目地材、シーリング材等では垂
直部分に施工することも多く、当然のこととして施工か
ら硬化するまでの間垂れないことが必要であり、施工時
の作業性に影響することもあって、高いチキソ性と耐ス
ランプ性を備えていなければならない。これら特性を付
与するため、従来からコロイド状シリカ、炭酸カルシウ
ム等が使用されている。しかしながら、これらのチキソ
性付与剤は、貯蔵中の増粘、ウレタンでの硬化時の接着
界面における発泡及びクラックの発生等多くの問題を包
含しているのが現状である。例えば、コロイド状シリカ
においては、特公昭45−41110、特公昭53−5
899等の如く、従来より多くの提案がなされ、その優
秀性も認められるところではあるが、このコロイド状シ
リカにおける欠点として、硬化後のモジュラスが非常に
高く被接着物への追随性が悪い、微量で高いチキソ性が
出るため微妙な粘性調整が困難である、経時でチキソ性
が低下してくる、耐候性が悪い、硅肺の恐れがあり労働
衛生上の取り扱いが困難である、等問題点も多い。
【0003】また炭酸カルシウムにおいても、一般に重
質炭酸カルシウムと呼ばれる原料石灰石を粉砕・分級し
ただけのものでは、粗大粒子が残存して仕上がり感が悪
い、十分なチキソ性が出ない、等物性的に不十分であ
る。また、重質炭酸カルシウムでは脂肪酸やパラフィン
による表面処理が一般的に行われているが、炭酸カルシ
ウムと処理剤を加熱しながら撹拌する乾式処理であるた
め炭酸カルシウム表面を隈無くコーティングすることが
できず、親水面がどうしても残ってしまう。その結果、
この親水面に吸着した水分が貯蔵安定性に悪影響を及ぼ
す。更に、チキソ性付与効果はほとんど期待できない。
【0004】一方、沈降製炭酸カルシウムの場合におい
ても空気中の水分で硬化する機構の一液型樹脂組成物に
おいては、炭酸カルシウム表面に吸着した水分で反応が
開始される。また一般の表面処理剤、例えば脂肪酸・樹
脂酸のアルカリ金属塩、アルキルベンゼンスルフォン酸
又はその塩等の界面活性剤で表面処理されたものにおい
ては、親水性が強いため、水分を吸着し易く、該水分と
の反応により重合反応が進む。いずれの場合も貯蔵安定
性が極端に悪化したり、発泡、クラックの原因ともなっ
ている。このため、当然、事前に乾燥して使用される
が、特に親水性の界面活性剤で表面処理されているもの
は水分除去率が悪く、また、含有されるアルカリ金属イ
オンの親水性の影響もあり貯蔵安定性が悪くなる。
【0005】シーリング材の中で、変成シリコーンにお
いては一般に脂肪酸アルカリ金属塩で表面処理された炭
酸カルシウムが使用されるが、水分除去率が悪く、カッ
プリング剤等の非常に高価な脱水剤を使用しなければ実
用できない。特開平2−38309には脂肪酸エステル
で表面処理した炭酸カルシウムが提案されており、この
技術によれば上記問題点の相当程度を解消し、一液型樹
脂組成物の代表であるシーリング材の分野においてかな
り有利な方向性が見出されている。
【0006】しかしながら、脂肪酸エステルのエステル
結合は熱的に安定とは言い難く、したがって、乾燥時の
耐熱性に問題があり、水分除去率を上げるために、例え
ば130℃以上で長時間加熱した場合や150℃で数時
間加熱した場合には、処理剤の熱劣化が起こり、本来の
特性が損なわれるという問題がある。
【0007】また、特開平10−245221には、一
般式(1)で表される融点が50℃以上の化合物と、カ
ルボン酸、スルホン酸、及びこれらの金属塩からなる群
から選ばれる少なくとも1種で表面処理されてなる表面
処理炭酸カルシウムが提案されているが、このような表
面処理炭酸カルシウムを例えば一液型ポリウレタンに使
用した場合においては、シーラントの色が褐色がかるた
め、特に白系のシーラントとする場合においては、高価
な着色剤を使用しなければならず、また、硬化が遅いた
め、施工後にシーラント表面への汚れの付着等の問題が
ある。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、Aはイソシアネート化合物からイ
ソシアネート基を除いた残基またはアミン化合物からア
ミノ基を除いた残基、nは1〜4の整数、Rは炭化水素
基、Rのうち少なくとも一つはC8 以上の炭化水素基で
ある。)
【0010】また、プラスチック、塗料、インキ等の樹
脂組成物の分野においても、従来より填料あるいは顔料
として炭酸カルシウムが使用されている。プラスチッ
ク、塗料、インキ等の樹脂組成物等に使用される炭酸カ
ルシウムとしては、前記重質炭酸カルシウムと呼ばれる
ものと、沈降製炭酸カルシウムと呼ばれるもののいずれ
もが使用されており、これら炭酸カルシウムは脂肪酸の
アルカリ金属塩、樹脂酸のアルカリ金属塩、脂肪酸エス
テル等を表面処理して使用される場合がある。これら脂
肪酸のアルカリ金属塩、樹脂酸のアルカリ金属塩、脂肪
酸エステル等を表面処理した炭酸カルシウムを例えばプ
ラスチックに使用した場合においては、分散性が悪い場
合があり、また絶縁性が要求される分野、例えば電線等
においては実用上使用可能な性能は得られるものの、更
なる絶縁性が求められており、例えばコンデンサーフィ
ルム等においては、絶縁性が十分でないため使用出来な
いのが実情である。更に、塗料、インキに使用した場合
においては、実用上使用可能な性能は得られるものの、
更なる耐水性等が求められているのが実情である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実状
に鑑み、特に樹脂用の填料として好適で、例えば硬化型
樹脂組成物に使用した場合には、乾燥時の耐熱性に優
れ、優れたチキソ性及び耐スランプ性並びに良好な貯蔵
安定性を付与し、例えばプラスチックに使用した場合に
おいては、優れた分散性、絶縁性等を発揮し、例えば塗
料、インキに使用した場合においては、優れた耐水性等
を発揮する表面処理炭酸カルシウム填料及び製造方法、
並びにそれを配合してなる樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決せんとして鋭意検討を重ねた結果、特定の表面処理
炭酸カルシウム填料、及び該表面処理炭酸カルシウム填
料を配合してなる樹脂組成物が所期の目的を達成するこ
とを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明の第1は、飽和脂肪酸の
金属石鹸、不飽和脂肪酸の金属石鹸、脂環族カルボン酸
の金属石鹸及び樹脂酸の金属石鹸からなる群より選ばれ
た少なくとも1種で湿式表面処理されるとともに、アル
カリ金属を含有しないことを特徴とする表面処理炭酸カ
ルシウム填料を内容とする(請求項1)。
【0014】好ましい態様として、炭酸カルシウムのB
ET比表面積が3〜120m2 /gである請求項1又は
2記載の表面処理炭酸カルシウム填料である(請求項
2)。
【0015】本発明の第2は、炭酸カルシウムの水スラ
リーに、(A)飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂環族カル
ボン酸及び樹脂酸からなる群より選ばれた少なくとも1
種と、(B)前記(A)と反応して水不溶性の金属石鹸
を生成する金属水酸化物または金属酸化物を添加し、
(A)と(B)とを反応させて得られる(A)の金属石
鹸で前記炭酸カルシウムを湿式表面処理することを特徴
とする表面処理炭酸カルシウム填料の製造方法を内容と
する(請求項3)。
【0016】本発明の第3は、炭酸カルシウムの水スラ
リーに、飽和脂肪酸の金属石鹸、不飽和脂肪酸の金属石
鹸、脂環族カルボン酸の金属石鹸及び樹脂酸の金属石鹸
からなる群より選ばれた少なくとも1種を有機溶剤のス
ラリーで添加し、脱水、乾燥後、添加した金属石鹸の融
点以上の温度に加熱して前記炭酸カルシウムを表面処理
することを特徴とする表面処理炭酸カルシウム填料の製
造方法を内容とする(請求項4)。
【0017】本発明の第4は、請求項1又は2に記載の
表面処理炭酸カルシウム填料を各種樹脂に配合してなる
ことを特徴とする樹脂組成物を内容とする(請求項
5)。
【0018】好ましい態様として、樹脂が塗料に使用さ
れるものである請求項5記載の樹脂組成物(請求項
6)。
【0019】好ましい態様として、樹脂がインキに使用
されるものである請求項5記載の樹脂組成物(請求項
7)。
【0020】好ましい態様として、樹脂がプラスチック
に使用されるものである請求項5記載の樹脂組成物であ
る(請求項8)。
【0021】好ましい態様として、樹脂がシーラントに
使用されるものである請求項5記載の樹脂組成物である
(請求項9)。
【0022】好ましい態様として、樹脂が硬化型樹脂に
使用されるものである請求項5記載の樹脂組成物である
(請求項10)。
【0023】好ましい態様として、樹脂が湿気硬化型組
成物に使用されるものである請求項5記載の樹脂組成物
である(請求項11)。
【0024】好ましい態様として、樹脂が硬化型シーラ
ントに使用されるものである請求項5記載の樹脂組成物
である(請求項12)。
【0025】好ましい態様として、樹脂が湿気硬化型シ
ーラントに使用されるものである請求項5記載の樹脂組
成物である(請求項13)。
【0026】好ましい態様として、樹脂が接着剤に使用
されるものである請求項5記載の樹脂組成物である(請
求項14)。
【0027】本発明の第5は、請求項1又は2に記載の
表面処理炭酸カルシウムと、(D)脂肪酸エステル、及
び/又は一般式(1)で表される融点が50℃以上の化
合物と、カルボン酸、スルホン酸、及びこれらの金属塩
からなる群から選ばれる少なくとも1種で表面処理され
てなる炭酸カルシウムとを配合してなることを特徴とす
る湿気硬化型組成物を内容とする(請求項15)。
【0028】
【化3】
【0029】(式中、Aはイソシアネート化合物からイ
ソシアネート基を除いた残基またはアミン化合物からア
ミノ基を除いた残基、nは1〜4の整数、Rは炭化水素
基、Rのうち少なくとも一つはC8 以上の炭化水素基で
ある。)
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の表面処理炭酸カルシウム
填料は、飽和脂肪酸の金属石鹸、不飽和脂肪酸の金属石
鹸、脂環族カルボン酸の金属石鹸及び樹脂酸の金属石鹸
からなる群より選ばれた少なくとも1種で湿式表面処理
されるとともに、アルカリ金属を含有しないことを特徴
とする。これらの表面処理剤は各種樹脂中での分散性に
優れ、さらに熱的にも脂肪酸エステルよりも安定であ
り、これら処理剤を表面処理した炭酸カルシウムの熱安
定性も高い。したがって、高温での乾燥も可能で、例え
ば一液型変成シリコーンシーラントにおいては高価な脱
水剤の使用が省略できるという大きなメリットがあり、
また速硬性シーラント及び硬化時間調整用フィラーとし
て有用である。更に、本発明による表面処理炭酸カルシ
ウムを例えばコンデンサーフィルム等に使用した場合に
おいては、優れた分散性及び絶縁性を発揮し、また、例
えば塗料、インキに使用した場合においては、優れた耐
水性を発揮する。
【0031】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料は、
下記の方法により製造することができる。第1の方法と
しては、炭酸カルシウムの水スラリーに、(A)飽和脂
肪酸、不飽和脂肪酸、脂環族カルボン酸及び樹脂酸から
なる群より選ばれた少なくとも1種と、(B)前記
(A)と反応して金属石鹸を生成する金属水酸化物又は
金属酸化物を添加し、(A)と(B)とを反応させて得
られる(A)の金属石鹸で前記炭酸カルシウムに表面処
理し、その後、常法により脱水、乾燥、粉末化仕上げを
行う。(B)の添加時期は(A)を添加する前または後
のいずれでもよく、また同時に添加してもよい。
【0032】(A)の飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂環
族カルボン酸及び樹脂酸からなる群より選ばれた少なく
とも1種と反応して金属石鹸を生成する金属水酸化物と
しては、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化ストロンチウム等が例示され、ま
た、該(A)と反応して金属石鹸を生成する金属酸化物
としては、酸化バリウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、酸化ストロンチウム等が例示される。これらは
いずれも単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。
【0033】第2の方法としては、炭酸カルシウムスラ
リーに、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂環族カルボン
酸、樹脂酸の各金属石鹸からなる群より選ばれた1種以
上を直接投入して強撹拌して表面処理する方法である。
これら金属石鹸は非常に撥水性が強く、そのままでは水
にはなじまないので、水可溶性有機溶剤のスラリーで添
加するのが好ましい。水可溶性の有機溶剤としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル等のアルコール、アセトン、エチルメチルケトン、メ
チルプロピルケトン等のケトン等が例示され、これらは
単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。ここで、
使用する金属石鹸は、コーティング状態を均一にすると
いう目的からできるだけ微粉末であることが好ましい。
さらに脱水、乾燥後に、使用した金属石鹸の融点以上の
温度で熱処理すればコーティングが一層完全となる。上
記2つの方法は単独でも2つを組み合わせてもよい。
【0034】本発明で使用する飽和脂肪酸、不飽和脂肪
酸、脂環族カルボン酸、樹脂酸については特に制限はな
いが、できるだけ炭素数の多い方が好ましく、例えば硬
化型樹脂組成物に使用した場合、貯蔵安定性に加え、高
チキソ性、耐スランプ性を兼ね備えることができるの
で、炭素数が8以上であるのが好ましい。
【0035】具体的にはカプリル酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラギン酸、
などの飽和脂肪酸、オレイン酸、エライジン酸、リノー
ル酸、リシノール酸などの不飽和脂肪酸ナフテン酸など
の脂環族カルボン酸、アビエチン酸、ピマル酸、パラス
トリン酸、ネオアビエチン酸などの樹脂酸が挙げられ
る。また、これらの金属石鹸としてはAg、Al、B
a、Ca、Cu、Fe、Mg、Mn、Pb、Sn、S
r、Zn等の金属石鹸が挙げられる。これらは単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。
【0036】本発明における表面処理剤の表面処理量に
ついては特に制限されるものではないが、炭酸カルシウ
ム100重量部に対して0.1〜20.0重量部の範囲
が好ましい。表面処理量が0.1重量部未満では表面処
理効果が十分でない場合があり、また、20.0重量部
を越えても更なる顕著な効果は期待できず、経済的にも
不利となる場合がある。
【0037】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料は、
アルカリ金属を実質的に含有せず、仮に含有するとして
も原料や水に含まれる極めて微量の実質的に無視し得る
レベルである。
【0038】また、本発明で使用する炭酸カルシウム
は、所望の樹脂組成物の物性によって選択されるべきで
特に制限されるものではない。例えば石灰石を原料とし
粉砕、分級により所望の粒度とするいわゆる重質炭酸カ
ルシウム、石灰石を一旦焼成し生石灰とし、それを水和
により調製した消石灰の水スラリー中に炭酸ガスを導通
して製造する沈降製炭酸カルシウム、炭酸塩溶液とカル
シウム塩溶液を反応させて製造する溶液法炭酸カルシウ
ム等目的に応じて適宜選択可能であるが、例えば硬化型
樹脂組成物に使用し、高いチキソ性と良好な耐スランプ
性を得るためには、好ましくはBET比表面積3m2
g〜120m2 /g、より好ましくは5m 2 /g〜10
0m2 /gの炭酸カルシウムが用いられる。BET比表
面積が3m 2 /g未満の場合は高い粘性を付与するのが
困難であり、また120m2 /gを越えると親水面を覆
うための表面処理剤の量を多くする必要があり、従って
高価となり経済的に好ましくない。さらに好ましくは、
より高BET比表面積が得られる沈降製炭酸カルシウム
の方が望ましい。また、本発明による表面処理炭酸カル
シウム填料として重質炭酸カルシウムを使用した場合に
おいては、機械的に粉砕、分級したものであるので、炭
酸カルシウムに含まれるアルカリ分が少なく、また、表
面の活性が低いので水分の除去率が良い。このため、例
えば硬化型組成物に使用した場合においては貯蔵安定性
の面で有利である。
【0039】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料は特
に分散性に優れていることから各種樹脂に好適である。
例えばシーリング材、接着剤、床材等の硬化型樹脂組成
物の填料として使用した場合においては、優れたチキソ
性、耐スランプ性及び優れた貯蔵安定性を発揮し、塗
料、インキ等に使用された場合においては優れた光沢、
耐水性等を発揮し、又プラスチックに使用した場合にお
いては優れた機械的強度、熱的安定性等を発揮し、更に
プラスチックの中でもフィルムに使用した場合において
は優れたアンチブロッキング性、絶縁性等を発揮し、特
にコンデンサ−フィルム等に使用した場合に効果的であ
る。
【0040】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料が配
合される樹脂としては特に制限はなく、例えばシーリン
グ材に使用されるポリウレタン系、ポリサルファイド
系、シリコーン系、変成シリコーン系、ポリイソブチレ
ン系等の液状樹脂、接着剤に使用されるユリア系、フェ
ノール系、エポキシ系、シリコーン系、アクリル系等の
液状樹脂、床材に使用されるエポキシ系、ポリウレタン
系、ポリエステル系等の液状樹脂、塗料に使用されるフ
ェノール系、アルキド系、不飽和ポリエステル系、アミ
ノ系、エポキシ系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタ
ン系、シリコーン系、フッ素系等の液状樹脂、インキに
使用されるロジン系、フェノール系、アルキド系、ポリ
アミド系、ウレタン系、エポキシ系、ポリエステル系、
アクリル系等の液状樹脂、プラスチックに使用されるフ
ェノール系、ユリア系、メラミン系、不飽和ポリエステ
ル系、エポキシ系、ポリウレタン系、ポリイミド系等の
熱硬化性樹脂、塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプ
ロピレン系、ポリスチレン系、ABS系、ポリアミド
系、ポリアセタール系、ポリカーボネート系、フッ素
系、ポリエチレンテレフタレート系等の熱可塑性樹脂等
が例示される。これらはいずれも単独で又は2種以上組
み合わせて用いられる。
【0041】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料の樹
脂への配合量は、樹脂の種類や用途によって異なるが、
例えば変成シリコーンの場合は適宜、樹脂100重量部
に対して20〜200重量部、好ましくは40〜150
重量部程度である。20重量部より少いと十分なチキソ
性を付与することは出来ず、また200重量部より多い
と粘度が高くなりすぎ、作業性が悪くなる。
【0042】本発明の樹脂組成物については、上記以外
に、粘性、その他の物性を調整するために、例えばコロ
イド状シリカ、タルク、カオリン、ゼオライト、樹脂バ
ルーン、ガラスバルーン等の充填剤、例えばジオクチル
フタレート、ジブチルフタレート等の可塑剤、例えばト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ブタ
ン等の脂肪族炭化水素、ガソリン他の石油系溶剤、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、セロソルブア
セテート等のエーテルエステル等に例示される溶剤、例
えばシリコーンオイル、脂肪酸エステル変性シリコーン
オイル等の添加剤、その他必要に応じて種々の添加剤、
着色剤等を1種又は2種以上組み合わせて添加すること
ができる。
【0043】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料を例
えば湿気硬化型樹脂組成物に使用する場合においては、
従来より使用されている填料と組み合わせて使用するこ
とにより、硬化型組成物の硬化速度を調整することが可
能である。湿気硬化型樹脂組成物においては従来より、
脂肪酸エステル、及び/又は一般式(1)で表される融
点が50℃以上の化合物と、カルボン酸、スルホン酸、
及びこれらの金属塩からなる群から選ばれる少なくとも
1種で表面処理されてなる炭酸カルシウム等が使用され
ている。
【0044】
【化4】
【0045】(式中、Aはイソシアネート化合物からイ
ソシアネート基を除いた残基、または、アミン化合物か
らアミノ基を除いた残基、nは1〜4の整数、Rは炭化
水素基、Rのうち少なくとも一つはC8 以上の炭化水素
基である。)
【0046】これら従来より湿気硬化型組成物に使用さ
れている表面処理炭酸カルシウムは、湿気硬化型組成物
に必要な貯蔵安定性は発揮するものの、硬化時間につい
ては短いとは言えず、触媒量の調整等に頼らざるを得な
かった。しかしながら、本発明の表面処理炭酸カルシウ
ムをこれら従来の表面処理炭酸カルシウムと併用使用す
ることにより、従来の表面処理炭酸カルシウムの欠点で
あった硬化時間が長いという問題を改良し、短縮するこ
とが可能となる。
【0047】本発明の表面処理炭酸カルシウムと、上記
従来より使用されている表面処理炭酸カルシウムとの併
用割合については特に制限されるものではなく、所望の
硬化時間となるように、その割合を適宜変量すれば良
い。
【0048】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明をより
詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制約を受
けるものではない。
【0049】実施例1 濃度160gCaCO3 /kg、温度を75℃に調整したB
ET比表面積20m2/gの沈降製炭酸カルシウムの水スラ
リー10kgに対して80gのステアリン酸を加え、次
いで濃度10重量%の水酸化カルシウムスラリー10
4.2gを添加した後、5時間撹拌し、表面処理を行っ
た。その後、固形分60重量%まで脱水、乾燥、粉砕し
てステアリン酸カルシウムを表面処理した炭酸カルシウ
ム粉体を得た。
【0050】実施例2 実施例1で濃度10重量%の水酸化カルシウムスラリー
104.2gを酸化カルシウム15.8gに変える以外
は全て実施例1と同様とし、ステアリン酸カルシウムを
表面処理した炭酸カルシウム粉体を得た。
【0051】実施例3 実施例1でステアリン酸をラウリン酸に、75℃を50
℃に、水酸化カルシウムスラリーの添加量104.2g
を148gに変える以外は全て実施例1と同様とし、ラ
ウリン酸カルシウムを表面処理した炭酸カルシウム粉体
を得た。
【0052】実施例4 濃度160gCaCO3 /kg、BET比表面積20m2/gの
沈降製炭酸カルシウムの水スラリー10kgに対して濃
度10重量%のステアリン酸マグネシウム(融点132
℃)のメタノールスラリー800gを添加した後、1時
間撹拌し、表面処理を行った。その後、固形分60重量
%まで脱水、乾燥後、140℃で1時間加熱処理した
後、粉砕してステアリン酸マグネシウムを表面処理した
炭酸カルシウム粉体を得た。
【0053】実施例5 実施例4でステアリン酸マグネシウムをラウリン酸マグ
ネシウム(融点150℃)に、140℃を160℃に変
える以外は全て実施例3と同様とした。
【0054】比較例1 実施例1で濃度10重量%の水酸化カルシウムスラリー
104.2gを濃度10重量%の水酸化カリウム溶液1
57.7gに変える以外は全て実施例1と同様とした。
【0055】比較例2 実施例4で140℃で1時間加熱処理を、120℃で1
時間加熱処理に変える以外は全て実施例4と同様とし
た。
【0056】実施例6〜10、比較例3〜4 上記の実施例1〜5、比較例1〜2で得られた粉体を1
50℃で5時間乾燥した後、下記の配合、混練方法によ
り変成シリコーン一液型シーリング材を作成し、下記試
験方法によりその効果を評価した。
【0057】 [配合] 樹脂(MSポリマーS203、鐘淵化学製) 50重量部 樹脂(MSポリマーS303、鐘淵化学製) 50重量部 可塑剤 DOP 50重量部 試料 表面処理炭酸カルシウム填料 120重量部 触媒(ネオスタンU220、日東化成製) 2重量部
【0058】[混練方法]上記配合物を小型ニーダーで混
練してシーリング材を作製した。混練りしたシーリング
材は一液型シーリング材用の円筒型カートリッジに詰
め、密封した。
【0059】[貯蔵安定性試験法]混練直後(20℃×1
日)と、経時後(オーブン中50℃×2週間)に測定し
た粘度により評価した。
【0060】[粘度測定法]B8U型粘度計を使用した
(ロータはNo.7)。
【0061】[耐スランプ性]垂直に施工した状態を下記
の基準により目視にて判定した。 ○:良好である。 △:やや不良である。 ×:不良である。
【0062】
【表1】
【0063】表1から、本発明の表面処理炭酸カルシウ
ムを配合したものは、貯蔵安定性、チキソ性、耐スラン
プ性において非常に優れていることがわかる。
【0064】実施例11〜15、比較例5〜6 上記の実施例1〜5、比較例1〜2で得られた粉体を1
50℃で5時間乾燥した後、下記の配合、混練方法によ
り一液型ウレタンシーリング材を作製し、下記試験方法
によりその効果を評価した。結果を表2に示す。
【0065】 [配合] 樹脂(タケネートL1078、武田薬品工業(株)製) 120重量部 試料 表面処理炭酸カルシウム填料 80重量部
【0066】[混練方法]上記配合物を小型ニーダーで混
練してシーリング材を作製した。混練りしたシーリング
材は一液型シーリング材用の円筒型カートリッジに詰
め、密封した。
【0067】[貯蔵安定性試験法]混練直後(20℃×1
日)と、経時後(オーブン中40℃×2週間)に測定し
た粘度により評価した。
【0068】[粘度測定法]B8U型粘度計を使用した
(ロータはNo.7)。
【0069】[耐スランプ性]垂直に施工した状態を下記
基準により目視にて判定した。 ○:良好である。 △:やや不良である。 ×:不良である。
【0070】[硬化性]シーリング材をカートリッジから
押し出し、20℃でシーリング材が指に付かなくなるま
で硬化するのに要した時間から判定した。 ○:3時間以内で硬化する。 ×:硬化するのに3時間以上要する。
【0071】[ 硬化時間]シーリング材をカートリッジ
から押し出し、20℃でシーリング材が指に付かなくな
るまで硬化するのに要した時間を測定した。
【0072】
【表2】
【0073】表2から、本発明の表面処理炭酸カルシウ
ムを配合したものは、貯蔵安定性、チキソ性、耐スラン
プ性において非常に優れていることがわかる。
【0074】実施例16〜20、比較例7〜8 上記の実施例1〜5、比較例1〜2で得られた粉体を使
用し、下記の配合、混練方法により塩化ビニルシートを
作製し、下記試験方法によりその効果を評価した。結果
を表3に示す。
【0075】 [配合] 塩ビ樹脂(S−1001 日本ビニール(株)製) 100重量部 DOP 50重量部 トリベース(TS−100 菊地色素(株)製) 3重量部 ステアリン酸鉛(NS−100 菊地色素(株)製) 1重量部 試料 表面処理炭酸カルシウム填料 50重量部
【0076】[塩化ビニルシート作成方法]上記配合物を
温度165℃のロールで6分間練り合わせ厚さ2mmの
シートとして取り出す。得られたシートを2枚のフエロ
板に挟み、170℃のハンドプレスで予熱7分後、80
kg/cm2 で3分間加圧する。フエロ板を加圧放冷し
てからシートを取り出す。厚さは1mmとする。
【0077】[体積抵抗率試験方法]JIS K 67
23に準じ、得られたシートの体積抵抗率を測定した。
【0078】[分散性試験方法]得られたシートの表面
を下記基準により目視にて判定した。 ○:良好である。 △:やや不良である。 ×:不良である。
【0079】
【表3】
【0080】表3から、本発明の表面処理炭酸カルシウ
ムを配合したものは、分散性、絶縁性において非常に優
れていることがわかる。
【0081】実施例21〜25、比較例9〜10 上記の実施例1〜5、比較例1〜2で得られた粉体を下
記の配合でディスパーにて粒度が25μm以下となるま
で分散し、アルキド樹脂塗料組成物を作成し、下記試験
方法によりその効果を評価した。結果を表4に示す。
【0082】 [配合] アルキド樹脂(大日本インキ化学工業社製 ベッコゾールP-470-70) 250重量部 酸化チタン(石原産業社製 タイペークR−820) 120重量部 重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製 スーパーSSS) 33重量部 ミネラルスピリット 70重量部 ドライヤー 14重量部 皮張防止剤(楠本化成社製 ディスパロン#501) 1.5重量部 ガラスビーズ 350重量部 試料 表面処理炭酸カルシウム填料 58重量部
【0083】[光沢、耐水性試験方法]各アルキド塗料
組成物をガラス板に4milsアプリケーターにて片面
塗布し、常温にて24時間乾燥後村上式グロスメーター
にて60゜光沢を測定。その後ガラス板を水中に浸漬
し、3日後の光沢保持性を評価した。
【0084】
【表4】
【0085】表4から、本発明の表面処理炭酸カルシウ
ムを配合したものは、耐水性において非常に優れている
ことがわかる。
【0086】[総合評価]以上の試験結果より実施例1
〜5及び比較例1〜2の各填料の総合評価を下記基準に
より判定した。結果を表5に示す。 ◎ :極めて優れた性能を発揮する。 ○ :優れた性能を発揮する。 △ :使用可能であるが性能は向上しない。 × :使用すると物性は低下する。
【0087】
【表5】
【0088】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明の表面処理炭酸カ
ルシウム填料は、特に樹脂填料として好適で、例えば硬
化型樹脂組成物に使用した場合には、乾燥時の耐熱性に
優れ、優れたチキソ性及び耐スランプ性並びに良好な貯
蔵安定性を付与し、例えばプラスチックに使用した場合
においては、優れた分散性、絶縁性等を発揮し、例えば
塗料、インキに使用した場合においては、優れた耐水性
等を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 7/12 C09D 7/12 4J039 11/00 11/00 201/00 201/00 C09K 3/10 C09K 3/10 Q (72)発明者 内海 良二 兵庫県明石市魚住町西岡1455番地 丸尾カ ルシウム株式会社内 Fターム(参考) 4G076 AA16 AB02 AB06 AB11 AB12 BF06 CA02 CA28 CA36 DA02 DA18 DA21 4H017 AA04 AA25 AA31 AB03 AC04 AC05 AD05 AE03 4J002 AA011 DE236 FB086 FD016 4J037 AA10 CA09 CB09 CB10 CB21 CC01 DD07 DD23 EE02 EE25 EE28 EE33 EE35 EE43 EE47 FF23 4J038 EA011 HA286 JA35 JA43 JA46 JA55 JB23 JC13 JC14 KA08 KA14 NA01 NA04 NA26 4J039 AB07 BA16 BA30 BC06 BC19 BC20 BC32 BC54 CA06 EA33 EA38 EA44

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和脂肪酸の金属石鹸、不飽和脂肪酸の
    金属石鹸、脂環族カルボン酸の金属石鹸及び樹脂酸の金
    属石鹸からなる群より選ばれた少なくとも1種で湿式表
    面処理されるとともに、アルカリ金属を含有しないこと
    を特徴とする表面処理炭酸カルシウム填料。
  2. 【請求項2】 炭酸カルシウムのBET比表面積が3〜
    120m2 /gであることを特徴とする請求項1記載の
    表面処理炭酸カルシウム填料。
  3. 【請求項3】 炭酸カルシウムの水スラリーに、(A)
    飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、脂環族カルボン酸及び樹脂
    酸からなる群より選ばれた少なくとも1種と、(B)前
    記(A)と反応して水不溶性の金属石鹸を生成する金属
    水酸化物または金属酸化物を添加し、(A)と(B)と
    を反応させて得られる(A)の金属石鹸で前記炭酸カル
    シウムを湿式表面処理することを特徴とする表面処理炭
    酸カルシウム填料の製造方法。
  4. 【請求項4】 炭酸カルシウムの水スラリーに、飽和脂
    肪酸の金属石鹸、不飽和脂肪酸の金属石鹸、脂環族カル
    ボン酸の金属石鹸及び樹脂酸の金属石鹸からなる群より
    選ばれた少なくとも1種を有機溶剤のスラリーで添加
    し、脱水、乾燥後、添加した金属石鹸の融点以上の温度
    に加熱して前記炭酸カルシウムを表面処理することを特
    徴とする表面処理炭酸カルシウム填料の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の表面処理炭酸カ
    ルシウム填料を樹脂に配合してなることを特徴とする樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂が塗料に使用されるものである請求
    項5記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂がインキに使用されるものである請
    求項5記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 樹脂がプラスチックに使用されるもので
    ある請求項5記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 樹脂がシーラントに使用されるものであ
    る請求項5記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 樹脂が硬化型樹脂に使用されるもので
    ある請求項5記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 樹脂が湿気硬化型組成物に使用される
    ものである請求項5記載の樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 樹脂が硬化型シーラントに使用される
    ものである請求項5記載の樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 樹脂が湿気硬化型シーラントに使用さ
    れるものである請求項5記載の樹脂組成物。
  14. 【請求項14】 樹脂が接着剤に使用されるものである
    請求項5記載の樹脂組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1又は2に記載の表面処理炭酸
    カルシウムと、(D)脂肪酸エステル、及び/又は下記
    一般式(1)で表される融点が50℃以上の化合物と、
    カルボン酸、スルホン酸、及びこれらの金属塩からなる
    群より選ばれた少なくとも1種で表面処理されてなる炭
    酸カルシウムとを配合してなることを特徴とする湿気硬
    化型樹脂組成物。 【化1】 (式中、Aはイソシアネート化合物からイソシアネート
    基を除いた残基またはアミン化合物からアミノ基を除い
    た残基、nは1〜4の整数、Rは炭化水素基、Rのうち
    少なくとも1つはC8 以上の炭化水素基である。)
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