JP2003148440A - ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置 - Google Patents
ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置Info
- Publication number
- JP2003148440A JP2003148440A JP2001383762A JP2001383762A JP2003148440A JP 2003148440 A JP2003148440 A JP 2003148440A JP 2001383762 A JP2001383762 A JP 2001383762A JP 2001383762 A JP2001383762 A JP 2001383762A JP 2003148440 A JP2003148440 A JP 2003148440A
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- bolt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外振動などにより、ボルトからナットが脱落
する惧れを確実に防止する機構に関する。 【解決手段】 ねじ部12を有した軸杆11の端部に凹
溝13を設けたボルト1と、ねじ部12に螺合するナッ
ト2と、中心部に軸杆11を挿通する通孔31を有する
と共に、その周縁に、凹溝13に係止する係止爪32を
突設した弾性板から成る止リング3とから構成する。
する惧れを確実に防止する機構に関する。 【解決手段】 ねじ部12を有した軸杆11の端部に凹
溝13を設けたボルト1と、ねじ部12に螺合するナッ
ト2と、中心部に軸杆11を挿通する通孔31を有する
と共に、その周縁に、凹溝13に係止する係止爪32を
突設した弾性板から成る止リング3とから構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ボルトとナット
から成る締結具におけるナットの脱落防止装置に関し、
特に、外部振動が頻度に加わり、それによってナットが
緩んで脱落することにより、大事故につながる惧れのあ
る例えば電車線の支持機構における各部品を締結する締
結具において有効なナットの脱落防止装置に関する。
から成る締結具におけるナットの脱落防止装置に関し、
特に、外部振動が頻度に加わり、それによってナットが
緩んで脱落することにより、大事故につながる惧れのあ
る例えば電車線の支持機構における各部品を締結する締
結具において有効なナットの脱落防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電車線の支持機構などにける連
結手段或いは止手段などに、多くのボルトとナットから
成る締結具が使用されており、この支持機構には、電車
の走行に伴い或いは風圧などにより頻度に、かつ、激し
く外部振動が加わり、それによって締結具が徐々に緩
み、遂には、ナットがボルトから脱落して大きな事故を
誘発する惧れがある。
結手段或いは止手段などに、多くのボルトとナットから
成る締結具が使用されており、この支持機構には、電車
の走行に伴い或いは風圧などにより頻度に、かつ、激し
く外部振動が加わり、それによって締結具が徐々に緩
み、遂には、ナットがボルトから脱落して大きな事故を
誘発する惧れがある。
【0003】そこで、従来は、ボルトの遊端部位置に直
径方向で貫通する割りピンの挿通孔を設け、ボルトにナ
ットを螺合して被締結体を締結したのち、前記挿通孔に
割りピンを挿通し、次いで割りピンの下端を割り溝から
開いてナットのボルトからの脱落を防止していた。
径方向で貫通する割りピンの挿通孔を設け、ボルトにナ
ットを螺合して被締結体を締結したのち、前記挿通孔に
割りピンを挿通し、次いで割りピンの下端を割り溝から
開いてナットのボルトからの脱落を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ボルトとナ
ットの締結作業において、往々にして作業者が挿通孔に
対する割りピンの挿通を不完全にしたり、或いは、挿通
孔に割りピンを完全に挿通したものの、割りピンの下端
を開く作業を失念し、そのため割りピンがボルトから抜
脱して、ナットの脱落を招くという不都合があった。
ットの締結作業において、往々にして作業者が挿通孔に
対する割りピンの挿通を不完全にしたり、或いは、挿通
孔に割りピンを完全に挿通したものの、割りピンの下端
を開く作業を失念し、そのため割りピンがボルトから抜
脱して、ナットの脱落を招くという不都合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記した従来の
不都合を解消するために、ねじ部を有した軸杆の遊端部
近傍に凹溝を設けて成るボルトと、前記軸杆のねじ部に
螺合するナットと、中心部に、軸杆を挿通する通孔を有
すると共に、その周縁に、軸杆を通孔に挿通したとき、
先縁が前記凹溝に係止する複数の係止爪を突設した弾性
板から成る止リングとから構成したことを特徴とするも
のである。
不都合を解消するために、ねじ部を有した軸杆の遊端部
近傍に凹溝を設けて成るボルトと、前記軸杆のねじ部に
螺合するナットと、中心部に、軸杆を挿通する通孔を有
すると共に、その周縁に、軸杆を通孔に挿通したとき、
先縁が前記凹溝に係止する複数の係止爪を突設した弾性
板から成る止リングとから構成したことを特徴とするも
のである。
【0006】上記において、好ましくは、凹溝に連続す
る軸杆の遊端部の直径を、ねじ部の谷径と等しいか、そ
れよりも小径であって、かつ、凹溝の直径よりも大径と
した。
る軸杆の遊端部の直径を、ねじ部の谷径と等しいか、そ
れよりも小径であって、かつ、凹溝の直径よりも大径と
した。
【0007】また、さらに、止リングの係止爪を、予め
軸杆に対する挿通方向と反対側に傾斜させて成るもので
ある。
軸杆に対する挿通方向と反対側に傾斜させて成るもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面にもとづいて、本願発明
の実施の形態を詳述する。図1は、ボルトの平面図、図
2は、止リングの平面図、図3は、止リングの側面図を
それぞれ示している。
の実施の形態を詳述する。図1は、ボルトの平面図、図
2は、止リングの平面図、図3は、止リングの側面図を
それぞれ示している。
【0009】ボルト1は、一端部に正六角形状の頭部1
0を有した軸杆11に、ねじ部12を施して成り、この
軸杆11の遊端部近傍に、締結しようとする被締結体
A,B(図4参照)を、ナット2によって締結するに必
要充分なねじ部分を残して、凹溝13が設けてある。
0を有した軸杆11に、ねじ部12を施して成り、この
軸杆11の遊端部近傍に、締結しようとする被締結体
A,B(図4参照)を、ナット2によって締結するに必
要充分なねじ部分を残して、凹溝13が設けてある。
【0010】また、この軸杆11の前記凹溝13と連続
する遊端部11aは、好ましくは、前記ねじ部12の谷
径aと等しいが、それよりも小径であって、かつ、前記
凹溝13の直径bよりも大きい直径cをもって形成され
ている。
する遊端部11aは、好ましくは、前記ねじ部12の谷
径aと等しいが、それよりも小径であって、かつ、前記
凹溝13の直径bよりも大きい直径cをもって形成され
ている。
【0011】止リング3は、円形のバネ板30から成
り、その中心部に、前記ボルト1の軸杆11を充分に挿
通し得る大きさの通孔31を有し、この通孔31の周縁
に、軸杆11を通孔31に挿通したとき、先縁が前記凹
溝12の内壁面に係止する複数の係止爪32が突設して
あり、この係止爪32は、好ましくは、図3から明らか
なように、通孔31を軸杆11に挿通する方向を示す矢
印と反対側に予め傾斜してある。
り、その中心部に、前記ボルト1の軸杆11を充分に挿
通し得る大きさの通孔31を有し、この通孔31の周縁
に、軸杆11を通孔31に挿通したとき、先縁が前記凹
溝12の内壁面に係止する複数の係止爪32が突設して
あり、この係止爪32は、好ましくは、図3から明らか
なように、通孔31を軸杆11に挿通する方向を示す矢
印と反対側に予め傾斜してある。
【0012】図4は、ボルト1に、被締結体A,Bをナ
ット2により締結し、かつ、止リング3を装着した状態
を示す平面図であって、使用に際しては、従来と同様
に、ボルト1の軸杆11に被締結体A,Bを挿通したの
ち、ねじ部12にナット2を螺合して緊締する。
ット2により締結し、かつ、止リング3を装着した状態
を示す平面図であって、使用に際しては、従来と同様
に、ボルト1の軸杆11に被締結体A,Bを挿通したの
ち、ねじ部12にナット2を螺合して緊締する。
【0013】次いで、軸杆11の遊端部11aに、通孔
32を介して止リング3を挿通すると、係止爪33は、
遊端部11aを通過する過程で、その外周と圧接しなが
ら、その傾斜方向に大きく傾き、次いで、係止爪33
は、凹溝13内に介入すると共に、その先縁が、図5で
示すように、凹溝13によって形成された一方の角部p
に係止し、これによって、止リング3は、軸杆11に対
する挿通方向と反対方向への移動は、確実に阻止され
る。
32を介して止リング3を挿通すると、係止爪33は、
遊端部11aを通過する過程で、その外周と圧接しなが
ら、その傾斜方向に大きく傾き、次いで、係止爪33
は、凹溝13内に介入すると共に、その先縁が、図5で
示すように、凹溝13によって形成された一方の角部p
に係止し、これによって、止リング3は、軸杆11に対
する挿通方向と反対方向への移動は、確実に阻止され
る。
【0014】従って、止リング3を装着した図4および
図5で示す状態において、ナット2の軸杆11からの脱
落は、確実に防止される。
図5で示す状態において、ナット2の軸杆11からの脱
落は、確実に防止される。
【0015】なお、上記実施例は、止リング3を軸杆1
1に装着した状態で,止リング3がナット2の端面に圧
接した場合を例示しており、この構成の場合は、止リン
グ3がナット2の端面に、止リング3が弾性的に圧接し
ていることにより、ナット2の緩み止め効果を奏する
が、止リング3の装着状態で、該止リング3が、緊締状
態にあるナット2の端面に、必ずしも圧接する必要はな
く、この場合においても、ナット2の脱落防止を確実に
発揮することができる。
1に装着した状態で,止リング3がナット2の端面に圧
接した場合を例示しており、この構成の場合は、止リン
グ3がナット2の端面に、止リング3が弾性的に圧接し
ていることにより、ナット2の緩み止め効果を奏する
が、止リング3の装着状態で、該止リング3が、緊締状
態にあるナット2の端面に、必ずしも圧接する必要はな
く、この場合においても、ナット2の脱落防止を確実に
発揮することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳記したように、本願発明によれ
ば、ボルトの軸杆に対し、その遊端部から通孔を介して
止リングを単に押し込むという極めて簡単な操作によ
り、ナットの脱落を確実に防止することができる利点を
有する。
ば、ボルトの軸杆に対し、その遊端部から通孔を介して
止リングを単に押し込むという極めて簡単な操作によ
り、ナットの脱落を確実に防止することができる利点を
有する。
【0017】特に、請求項2記載の発明によれば、軸杆
の遊端部に、ナットを容易に嵌合することができるの
で、該端部が案内作用となって、ねじ部に対するナット
の螺合操作が容易となる利点を有する。
の遊端部に、ナットを容易に嵌合することができるの
で、該端部が案内作用となって、ねじ部に対するナット
の螺合操作が容易となる利点を有する。
【0018】また、請求項3記載の発明によれば、係止
爪が軸杆に対する挿通方向と反対側に予め傾いているも
ので、軸杆に対する止リングの挿通操作も容易となると
いう利点を有する。
爪が軸杆に対する挿通方向と反対側に予め傾いているも
ので、軸杆に対する止リングの挿通操作も容易となると
いう利点を有する。
【図1】ボルトの平面図
【図2】止リングの平面図
【図3】止リングの側面図
【図4】使用状態を示す平面図
【図5】要部の拡大断面図
1 ボルト
2 ナット
3 止リング
11 軸杆
11a 遊端部
12 ねじ部
13 凹溝
31 通孔
32 係止爪
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 那須 聡
東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日
本旅客鉄道株式会社内
(72)発明者 円谷 哲男
東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日
本旅客鉄道株式会社内
(72)発明者 春日 杉男
東京都品川区広町一丁目3番30号 日本架
線工業株式会社内
(72)発明者 佐藤 照男
東京都台東区上野三丁目14番2号 株式会
社安田製作所内
(72)発明者 宮田 肇
東京都台東区上野三丁目14番2号 株式会
社安田製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ねじ部を有した軸杆の遊端部近傍に凹溝
を設けて成るボルトと、前記軸杆のねじ部に螺合するナ
ットと、中心部に、軸杆を挿通する通孔を有すると共
に、その周縁に、軸杆を通孔に挿通したとき、先縁が前
記凹溝に係止する複数の係止爪を突設した弾性板から成
る止リングとから構成したことを特徴とするボルトとナ
ットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置。 - 【請求項2】 凹溝に連続する軸杆の遊端部の直径を、
ねじ部の谷径と等しいか、それよりも小径であって、か
つ、凹溝の直径よりも大径とした請求項1記載のボルト
とナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装
置。 - 【請求項3】 止リングの係止爪を、予め軸杆に対する
挿通方向と反対側に傾斜させて成る請求項1または2記
載のボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱
落防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001383762A JP2003148440A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001383762A JP2003148440A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003148440A true JP2003148440A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19187628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001383762A Withdrawn JP2003148440A (ja) | 2001-11-13 | 2001-11-13 | ボルトとナットから成る締結具におけるナットの脱落防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003148440A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1460283A1 (de) * | 2003-03-18 | 2004-09-22 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Verliersicherung für Radbremsscheiben |
| JP2009074674A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Teruo Nakagami | 締結用部材 |
| JP5827764B1 (ja) * | 2015-01-28 | 2015-12-02 | 周 加藤 | 締結部品 |
| CN110985504A (zh) * | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 达霆精密工业有限公司 | 扣件结构及扣件结构的组装方法 |
-
2001
- 2001-11-13 JP JP2001383762A patent/JP2003148440A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1460283A1 (de) * | 2003-03-18 | 2004-09-22 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Verliersicherung für Radbremsscheiben |
| JP2004278796A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Schienenfahrzeuge Gmbh | 車輪ブレーキディスクのための紛失防止装置 |
| DE10311897B3 (de) * | 2003-03-18 | 2004-11-11 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Radbremsscheiben |
| JP2009074674A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-04-09 | Teruo Nakagami | 締結用部材 |
| JP5827764B1 (ja) * | 2015-01-28 | 2015-12-02 | 周 加藤 | 締結部品 |
| CN110985504A (zh) * | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 达霆精密工业有限公司 | 扣件结构及扣件结构的组装方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |