JP2003149662A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003149662A JP2001343533A JP2001343533A JP2003149662A JP 2003149662 A JP2003149662 A JP 2003149662A JP 2001343533 A JP2001343533 A JP 2001343533A JP 2001343533 A JP2001343533 A JP 2001343533A JP 2003149662 A JP2003149662 A JP 2003149662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一画素の反射板の面積を小さくしても、反射板
で反射する反射光同士の干渉を防止することができる反
射板を提供する。 【解決手段】外部からの入射光を観察者側に反射させ、
表示用光源とする液晶表示装置に用いられる反射板40
Aにおいて、反射板40Aの表面には、交互に形成され
ている凹部18bと凸部18aとからなる凹凸パターン
が形成されており、凹凸パターンは2つの画素P1、P
2(P3、P4もしくはP5、P6もしくはP7、P
8)を一単位として周期的に繰り返して形成されてお
り、その繰り返しのピッチは0.5mm以下に設定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射板を使用した
液晶表示装置及びその反射板に関し、特に、外部からの
入射光を観察者側に反射して表示用の光源とする反射型
または半透過型液晶表示装置及び同液晶表示装置に使用
される反射板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、その光源の種類に応じ
て、反射型液晶表示装置、透過型液晶表示装置及び半透
過型液晶表示装置に分類される。
【0003】透過型液晶表示装置は、バックライト用の
光源を備えており、このバックライトにより表示を行
う。
【0004】反射型液晶表示装置は、内部に反射板を有
し、この反射版により外部からの入射光を反射させて表
示光源としている。このため、透過型液晶表示装置とは
異なり、光源としてのバックライトを備える必要がな
い。
【0005】半透過型液晶表示装置は、上述の透過型液
晶表示装置と反射型液晶表示装置とを組み合わせたもの
である。
【0006】反射型液晶表示装置は、透過型液晶表示装
置よりも低消費電力化、薄型化、軽量化を達成すること
ができるため、主に携帯端末用の表示装置として利用さ
れている。その理由は、外部から入射した光を反射板で
反射させることにより表示光源として利用することがで
きるので、透過型液晶表示装置とは異なり、バックライ
ト用の光源が不要になるからである。
【0007】現在の反射型液晶表示装置の基本構造は、
TN(ツイステッドネマテック)方式、一枚偏光板方
式、STN(スーパーツイステッドネマテック)方式、
GH(ゲストホスト)方式、PDLC(高分子分散)方
式、コレステリック方式等を用いた液晶と、液晶を駆動
するためのスイッチング素子と、液晶セル内部又は外部
に設けた反射板と、から構成されている。これらの一般
的な反射型液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TF
T)又は金属/絶縁膜/金属構造ダイオード(MIM)
をスイッチング素子として用い、高精細及び高画質を実
現できるアクティブマトリクス駆動方式が採用され、こ
れに反射板が付随した構造となっている。
【0008】このような従来の反射型液晶表示装置の一
例として、特許2825713号公報及び特許3012
596号公報に記載されたものがある。この反射型液晶
表示装置においては、フォトリソグラフィ工程により有
機絶縁膜を残して反射板の表面に孤立の凸部を形成し、
この凸部の上に層間膜を設けて、凸部からなる山の部分
とそれ以外の谷の部分とからなる滑らかな凹凸形状とす
ることにより、反射版の表面に凹凸パターンを形成して
いる。
【0009】図6は、従来の反射板に形成された凹凸パ
ターンの例を示す平面図である。図6に示すように、凹
凸パターンは、反射板1の表面に、平面形状が円形状の
複数個の凸部2を凸パターンとして各々孤立状態に配置
して形成されている。
【0010】しかしながら、従来の反射板1は入射光を
ある程度拡散させて反射させることを目的としていたた
め、光の散乱性が強く、入射光は反射方向が円錐形状と
なるようにほぼ均等に反射していた。
【0011】図7は、図6の反射板による入射光と反射
光の関係を示す説明図である。図7に示すように、反射
型液晶表示装置の表示面を見ている観察者の正面方向か
ら入射する入射光Li(蛍光灯または太陽光)は、反射
板1で反射し、ほぼ均等に四方八方に拡散する反射光L
rとなる。
【0012】すなわち、円形の凸部2からなる凹凸パタ
ーンが形成されている反射板1では、室内の蛍光灯のよ
うに、特定方向からの強い光(直接光)が支配的であ
り、壁に反射することによりパネルに入射する光(間接
光)が弱いような環境においては、特定方向からの光を
観察者側に効率良く反射させることができないため、パ
ネルに入射する光を有効に利用することができなかっ
た。従って、観察者側に反射される光は弱くなり、観察
者が暗いと感じる表示となってしまった。
【0013】また、反射板1に形成された凹凸パターン
の形状によっては、凹凸パターンのどの位置で反射され
たかという光の経路差に起因する干渉により、観察者と
パネルと入射光との角度に依存して色調の変化が顕著な
ものとなってしまい、カラー液晶表示装置の表示特性を
悪化させる原因となってしまっていた。
【0014】このような問題を解決するため、本願出願
人は、先に、観察者側に効率的に光を反射させることが
できる反射板及びその反射板を用いた反射型液晶表示装
置を提供した(特願2001−055229)。
【0015】図8は、その反射型液晶表示装置10の部
分断面図である。反射型液晶表示装置10は、下部側基
板11と、下部側基板11に対向して配置された対向側
基板12と、下部側基板11と対向側基板12との間に
挟み込まれた液晶層13と、を有している。
【0016】この反射型液晶表示装置10は、アクティ
ブマトリクス方式を採用しており、薄膜トランジスタ
(TFT)がスイッチング素子として各画素毎に設けら
れている。
【0017】下部側基板11は、絶縁性基板14、絶縁
保護膜15、TFT16、第1絶縁層17、凸パターン
18、第2絶縁層19及び反射電極20を有している。
【0018】絶縁性基板14の上には絶縁保護膜15が
積層され、TFT16は絶縁保護膜15の上に形成され
ている。TFT16は、絶縁性基板14上に形成された
ゲート電極16aと、ゲート電極16aを覆うように絶
縁保護膜15上に形成されている半導体層16cと、半
導体装置16cに接続して形成されているドレイン電極
16b及びソース電極16dと、を有している。
【0019】絶縁保護膜15及びTFT16の上には、
第1絶縁層17またはTFT16のソース電極16dを
介して、凸パターン18が形成されている。さらに、凸
パターン18、第1絶縁層17及びソース電極16dを
覆って第2絶縁層19が積層され、第2絶縁層19に
は、ソース電極16dに達するコンタクトホール21が
開けられている。
【0020】さらに、コンタクトホール21及び第2絶
縁層19を覆って、反射電極20が積層されている。反
射電極20は、TFT16のソース電極16dに接続さ
れ、反射板及び画素電極としての機能を有する。
【0021】下部側基板11の周縁部に設けられた端子
領域には、絶縁性基板14上のゲート端子部22ととも
に、ゲート端子部22を覆う絶縁保護膜15上のドレイ
ン端子部23が形成されている。
【0022】対向側基板12は、絶縁性基板26と、液
晶層13に向かって絶縁性基板26上にこの順番に積層
されたカラーフィルタ25及び透明電極24と、を有し
ている。
【0023】絶縁性基板26から入射した入射光Li
は、対向側基板12から液晶層13を経て下部側基板1
1に達し、反射電極20に反射されて反射光Lrとな
り、再び液晶層13を経て透明電極24から対向側基板
12の外に出射される。
【0024】図9(a)は、反射板1に入射する光Li
と、反射板1に反射して観察者が視認する光Lrとを模
式的に示したものである。入射光Li及び反射光Lrが
反射板1の法線方向となす角をそれぞれ入射角Tiおよ
び反射角Trとする。入射光Liは、凸パターン18及
び第2絶縁層19により凹凸状に形成されている反射電
極20で反射されるので、入射角Tiと反射角Trは異
なる値となる。
【0025】図9(b)は、凹凸状の反射電極20の一
点Aに入射した光の反射について模式的に示した図であ
る。ここでは簡便のために反射電極20の表面形状と反
射板1のみを図示している。
【0026】入射光Liが凹凸状の反射電極20のA点
に入射すると、入射光LiはA点における反射電極20
の接平面での反射となるため、反射光LrはA点におけ
る法線方向を対称軸とした方向に反射する。
【0027】ここで、A点における反射電極20の接平
面と反射板1とのなす角をA点における傾斜角θと定義
すると、反射光Liの反射方向の分布は反射電極20の
凹凸の傾斜角θの分布に依存することになる。このた
め、観察者Pが反射板1の輝度に関して主観評価を行
い、明るい反射であると認識するように傾斜角θの分布
を設計することが重要となる。
【0028】反射型液晶表示装置を使用する状況を検討
すると、図10(a)に示すように、反射板1の法線方
向と0乃至―60度の角度にある光源Sからの入射光L
iが、―10乃至+20度の角度に反射される反射光L
rを観察者Pが視認する状況と、図10(b)に示すよ
うに、反射板1のA点への左右20度以内の方向からの
入射光Liを左右20度以内の方向で観察者Pが反射光
Lrを視認する状況と、が支配的であると考えられる。
【0029】反射板1に形成される凹凸パターンに、観
察者Pから見て水平方向に伸びた形状の凹凸を多く含め
ることにより、図10(a)に示したように、光源Sか
らの入射光Liを効率的に観察者Pへの反射光Lrとす
るような指向性を伴った反射板1を設計することができ
る。
【0030】図11は反射板1に形成された凹凸パター
ンの平面図である。図中の斜線部分が凸パターン18の
形成されている領域であり、白抜きの三角形で示されて
いる領域が凹部が形成されている領域である。図11に
おいては、凹部を示す三角形は規則的に配列されている
が、実際には、ある程度の乱雑さをもって三角形が配列
されている。
【0031】ここでは複数の三角形の3辺を凸パターン
18が画定している例を示したが、凹凸パターンとして
は複数の線状凸パターンにより四角形や楕円形などの閉
じた図形(閉図形)が形成されるものであればよい。
【0032】図12は図11の2点間の模式的な断面図
である。凸パターン18の中心間距離をL、凸パターン
18の幅をW、凸パターン18の高さをD、第2絶縁膜
層19の高さが極小となる高さをd、第2絶縁膜層19
の高さが最大となる点と最小となる点の高さ差を△Dと
する。第2絶縁膜層19の上面に塗布されたアルミニウ
ム膜(反射電極20)は非常に薄いため、その厚さは無
視し、図示しない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述の図11は1画素
に対応する凸パターン18の形成状態を示したものであ
る。従来の反射型液晶表示装置10においては、1画素
に対応する凸パターン18は一律に決まっており、複数
の画素を並べる際には、一律に決まっている凸パターン
18を繰り返し整列させていた。
【0034】例えば、図13に示すように、3つの画素
30a、30b、30cを連続して配列する場合には、
図11に示したような凸パターン18を各画素30a、
30b、30c毎に繰り返し用いていた。
【0035】近年の液晶表示装置は高精細であることが
要求されている。高精細にするためには、凸パターン1
8の繰り返しのピッチすなわち一つの画素の幅は小さく
しなければならない。一つの画素の幅を小さくすれば、
一画素に含まれる三角形(凹部)の数は必然的に少なく
なる。
【0036】一方、携帯電話等の携帯機器の用途として
は、モノクロにおいては、反射型が主流であったが、カ
ラー液晶になると反射型では明るさが不足するという問
題があり、明るさを補うために一画素の中に反射領域と
透過領域とを有する半透過型が主流になってきた。透過
領域はバックライトを具備するため、暗い環境の中でも
明るい表示を得ることができる。
【0037】図14に、半透過型液晶表示装置の平面図
を示す。図13に示した反射型液晶表示装置と同様に、
3つの画素300a、300b、300cが配列され、
これらの画素の約3分の1は図13と同様に反射板が形
成された反射領域301a、301b、301cとして
形成され、残りの3分の2は透過領域302a、302
b、302cとして形成されている。一画素における反
射領域と透過領域との割合は、使用される機器に応じ
て、様々であるが、いずれにしても、半透過型液晶表示
装置における一画素の中で反射板が占める面積は反射型
液晶表示装置における一画素の中で反射板が占める面積
よりも小さい。従って、半透過型液晶表示装置における
一画素中に含まれる三角形(凹部)の数は反射型液晶表
示装置の場合よりも少ない。
【0038】一方、1個の三角形(凹部)の大きさは露
光精度等の製造上の能力に応じて決まるため、あまり小
さくすることはできない。このように、高精細化、半透
過型化によって、一画素に含まれる三角形(凹部)の数
が少なくなると、反射光Lr(図7参照)同士の干渉が
発生するという問題が生じる。一画素に含まれる三角形
(凹部)の数が少なくなると、一画素の中で干渉をキャ
ンセルすることが難しくなるからである。
【0039】一方、通常、反射板は一画素単位の繰り返
しパターンになっているため、一画素の中で干渉をキャ
ンセルできないと、複数画素においても反射光同士の干
渉をキャンセルすることはできない。反射光Lr同士の
干渉が発生すると、液晶表示装置の表示特性を悪化させ
る結果となる。
【0040】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、一画素の反射板の面積を小さくしても、反
射板で反射する反射光同士の干渉を防止することができ
る反射板及びその反射板を用いた液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、外部からの入射光を観察者側に反射さ
せ、表示用光源とする液晶表示装置に用いられる反射板
において、前記反射板の表面には、交互に形成されてい
る凹部と凸部とからなる凹凸パターンが形成されてお
り、前記凹凸パターンは少なくとも2つの画素を一単位
として周期的に繰り返して形成されていることを特徴と
する反射板を提供する。
【0042】本発明に係る反射板においては、複数の画
素にわたって同一の凹凸パターンが繰り返し形成され
る。このため、一画素毎に同一の凹凸パターンが繰り返
し形成されている従来の液晶表示装置とは異なり、凹凸
パターンの繰り返しのピッチを大きく、かつ、任意に設
定することが可能になる。この結果、従来の反射型液晶
表示装置において問題となっていた反射光同士の干渉を
防止することができる。
【0043】また、本発明は、外部からの入射光を観察
者側に反射させ、表示用光源とする液晶表示装置に用い
られる反射板において、前記反射板の表面には、交互に
形成されている凹部と凸部とからなる凹凸パターンが形
成されており、前記凹凸パターンは少なくとも2つの画
素を一単位として周期的に繰り返して形成されており、
その繰り返しの周期はRGBの3個の画素の単位からず
らした単位であることを特徴とする反射板を提供する。
【0044】前記繰り返しの周期は2画素を単位とする
ことが好ましく、さらに、前記繰り返しのピッチは0.
5mm以下であることが好ましい。
【0045】例えば、前記凸部は複数の線形形状からな
り、前記凹部は前記凸部に囲まれた閉図形形状をなすも
のとすることができる。この場合の閉図形形状として
は、例えば、三角形を選択することができる。
【0046】前記凹凸パターンは少なくとも2つの画素
間では連続して形成されていることが好ましい。
【0047】また、本発明は、外部からの入射光を観察
者側に反射させ、表示用光源とする複数の画素を有する
液晶表示装置の前記複数の画素のそれぞれに形成された
反射板において、第1の方向にN(Nは2以上の整数)
個の前記画素を一単位としてN種類の色の前記画素が周
期的に繰り返して形成され、前記第1の方向にM(Mは
2以上の整数)個の前記画素を一単位としてM種類の凹
凸パターンが形成された反射板を有する画素が周期的に
繰り返して配列され、前記Nと前記Mとの最小公倍数の
数の前記画素を前記第1の方向に配列した長さが0.5
mmであることを特徴とする反射板を提供する。
【0048】上記の反射板を用いることにより、外部か
らの入射光を前記反射板において観察者側に反射させ、
表示用の光源とする液晶表示装置を形成することができ
る。この場合の液晶表示装置は、いわゆる反射型及び半
透過型液晶表示装置の双方を含む。
【0049】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る半透過型液晶表示装置400A及びその反射板4
0Aの模式的な平面図である。
【0050】図1に示した半透過型液晶表示装置400
Aは縦に2列、横に4列の画素(幅H、高さV)、すな
わち、計8個の画素を有しているものとする。これら8
個の画素のうち、上段の画素をP1、P2、P3、P4
とし、下段の画素をP5、P6、P7、P8とし、画素
P1乃至P8はそれぞれ反射領域R1乃至R8及び透過
領域Q1乃至Q8を有しており、反射領域R1乃至R8
には反射板40Aが形成されている。
【0051】図1に示した反射板40Aには、図11に
示した反射板1と同様に、表面に凹凸パターンが形成さ
れている。具体的には、ランダムな方向に延びる線状の
凸パターン18aと、凸パターン18aにより囲まれ、
三角形形状をなしている凹パターン18bとが反射板4
0Aの表面に形成されている。
【0052】本実施形態に係る半透過型液晶表示装置4
00Aにおける反射板40Aにおいては、上段の画素P
1には第一の凹凸パターンAが形成されており、画素P
1に隣接する画素P2には第二の凹凸パターンBが形成
され、かつ、第一の凹凸パターンAと第二の凹凸パター
ンBとは連続的に形成されている。さらに、画素P2に
隣接する画素P3には第一の凹凸パターンAが形成され
ており、画素P3に隣接する画素P4には第二の凹凸パ
ターンBが形成され、かつ、第一の凹凸パターンAと第
二の凹凸パターンBとは連続的に形成されている。
【0053】同様に、下段の画素P5には第一の凹凸パ
ターンAが形成されており、画素P5に隣接する画素P
6には第二の凹凸パターンBが形成され、かつ、第一の
凹凸パターンAと第二の凹凸パターンBとは連続的に形
成されている。さらに、画素P6に隣接する画素P7に
は第一の凹凸パターンAが形成されており、画素P7に
隣接する画素P8には第二の凹凸パターンBが形成さ
れ、かつ、第一の凹凸パターンAと第二の凹凸パターン
Bとは連続的に形成されている。
【0054】このように、本実施形態に係る半透過型液
晶表示装置400Aに用いられる反射板40Aにおいて
は、隣接する2つの画素を一単位として、同一の凹凸パ
ターンが繰り返されている。すなわち、2画素毎に凹凸
パターンA+Bが繰り返し形成され、かつ、第一の凹凸
パターンAと第二の凹凸パターンBとは連続性を有して
いる。
【0055】凹凸パターンA+Bを繰り返し形成するだ
けであっても、2画素の中で干渉をキャンセルできるの
で、例えば、凹凸パターンAまたはBのみを繰り返し形
成する場合と比べて、干渉をよりキャンセルしやすくな
るが、さらに、凹凸パターンAと凹凸パターンBとを連
続的に形成することにより、さらに一層、干渉をキャン
セルしやすくなる。
【0056】図2は、本発明の第2の実施形態に係る反
射型液晶表示装置400B及びその反射板40Bの模式
的な平面図である。
【0057】図2に示した反射型液晶表示装置400B
は、第1の実施形態に係る半透過型液晶表示装置400
Aと同様に、縦に2列、横に4列の画素(幅H、高さ
V)、すなわち、計8個の画素を有しているものとし、
これら8個の画素のうち、上段の画素をP1、P2、P
3、P4とし、下段の画素をP5、P6、P7、P8と
する。ただし、反射型液晶表示装置400Bは反射板4
0Bを形成した反射領域のみを有している。
【0058】図2に示した反射板40Bには、第1の実
施形態に係る反射板40Aと同様に、ランダムな方向に
延びる線状の凸パターン18aと、凸パターン18aに
より囲まれ、三角形形状をなしている凹パターン18b
とが反射板40Bの表面に形成されている。
【0059】本実施形態に係る反射型液晶表示装置40
0Bに用いられる反射板40Bにおいては、上段の画素
P1には第一の凹凸パターンAが形成されており、画素
P1に隣接する画素P2には第二の凹凸パターンBが形
成され、かつ、第一の凹凸パターンAと第二の凹凸パタ
ーンBとは連続的に形成されている。さらに、画素P2
に隣接する画素P3には第一の凹凸パターンAが形成さ
れており、画素P3に隣接する画素P4には第二の凹凸
パターンBが形成され、かつ、第一の凹凸パターンAと
第二の凹凸パターンBとは連続的に形成されている。
【0060】下段の画素P5には第二の凹凸パターンB
が形成されており、画素P5に隣接する画素P6には第
一の凹凸パターンAが形成され、かつ、第二の凹凸パタ
ーンBと第一の凹凸パターンAとは連続的に形成されて
いる。さらに、画素P6に隣接する画素P7には第二の
凹凸パターンBが形成されており、画素P7に隣接する
画素P8には第一の凹凸パターンAが形成され、かつ、
第二の凹凸パターンBと第一の凹凸パターンAとは連続
的に形成されている。
【0061】さらに、画素P1に形成されている第一の
凹凸パターンAと画素P5に形成されている第二の凹凸
パターンBとは連続的に形成されている。以下、同様
に、画素P2に形成されている第二の凹凸パターンBと
画素P6に形成されている第一の凹凸パターンAとは連
続的に形成されており、画素P3に形成されている第一
の凹凸パターンAと画素P7に形成されている第二の凹
凸パターンBとは連続的に形成されており、画素P4に
形成されている第二の凹凸パターンBと画素P8に形成
されている第一の凹凸パターンAとは連続的に形成され
ている。
【0062】上述の第1の実施形態に係る半透過型液晶
表示装置400Aに用いられる反射板40Aにおいて
は、横方向においてのみ、隣接する2つの画素を一単位
として、同一の凹凸パターンが繰り返されていた。これ
に対して、本実施形態に係る反射板40Bにおいては、
横方向及び縦方向の双方において、隣接する2つの画素
を一単位として、同一の凹凸パターンA+BまたはB+
Aが繰り返されている。
【0063】図3は、本発明の第3の実施形態に係る反
射型液晶表示装置400C及びその反射板40Cの模式
的な平面図である。
【0064】図3に示した反射板40Cは縦に2列、横
に8列の画素(幅H、高さV)、すなわち、計16個の
画素を有しているものとする。これら16個の画素のう
ち、上段の画素をP1、P2、P3、P4、P5、P
6、P7、P8とし、下段の画素をP9、P10、P1
1、P12、P13、P14、P15、P16とする。
本実施形態に係る反射型液晶表示装置400Cは反射板
40Cを形成した反射領域のみを有している。
【0065】図3に示した反射板40Cには、第1の実
施形態における反射板40Aと同様に、ランダムな方向
に延びる線状の凸パターン18aと、凸パターン18a
により囲まれ、三角形形状をなしている凹パターン18
bとが反射板40Cの表面に形成されている。
【0066】本実施形態に係る反射型液晶表示装置40
0Cに用いられる反射板40Cにおいては、上段の画素
P1には第一の凹凸パターンA1が形成されており、画
素P1に隣接する画素P2には第二の凹凸パターンB1
が形成されている。画素P2に隣接する画素P3には第
三の凹凸パターンC1が形成されており、画素P3に隣
接する画素P4には第四の凹凸パターンD1が形成され
ている。さらに、これらの第一乃至第四の凹凸パターン
A1乃至D1は連続的に形成されている。
【0067】画素P4に隣接する画素P5には第一の凹
凸パターンA1が形成されており、画素P5に隣接する
画素P6には第二の凹凸パターンB1が形成されてい
る。画素P6に隣接する画素P7には第三の凹凸パター
ンC1が形成されており、画素P7に隣接する画素P8
には第四の凹凸パターンD1が形成されている。さら
に、これらの第一乃至第四の凹凸パターンA1乃至D1
は連続的に形成されている。
【0068】同様に、下段の画素P9には第五の凹凸パ
ターンA2が形成されており、画素P9に隣接する画素
P10には第六の凹凸パターンB2が形成されている。
画素P10に隣接する画素P11には第七の凹凸パター
ンC2が形成されており、画素P11に隣接する画素P
12には第八の凹凸パターンD2が形成されている。さ
らに、これらの第五乃至第八の凹凸パターンA2乃至D
2は連続的に形成されている。
【0069】画素P12に隣接する画素P13には第五
の凹凸パターンA2が形成されており、画素P13に隣
接する画素P14には第六の凹凸パターンB2が形成さ
れている。画素P14に隣接する画素P15には第七の
凹凸パターンC2が形成されており、画素P15に隣接
する画素P16には第八の凹凸パターンD2が形成され
ている。さらに、これらの第五乃至第八の凹凸パターン
A2乃至D2は連続的に形成されている。
【0070】このように、本実施形態に係る反射型液晶
表示装置400Cに用いられる反射板40Cにおいて
は、上段の画素においては、連続する4つの画素を一単
位として、同一の凹凸パターンが繰り返されている。す
なわち、4画素毎に凹凸パターンA1+B1+C1+D
1が繰り返し形成されている。同様に、下段の画素にお
いては、連続する4つの画素を一単位として、同一の凹
凸パターンが繰り返されている。すなわち、4画素毎に
凹凸パターンA2+B2+C2+D2が繰り返し形成さ
れている。
【0071】なお、下段の画素P9乃至P16に形成さ
れる凹凸パターンとしては、上段の画素P1乃至P8に
形成される凹凸パターンと同様に、第一の凹凸パターン
A1、第二の凹凸パターンB1、第三の凹凸パターンC
1及び第四の凹凸パターンD1を選択することも可能で
ある。
【0072】図4は、本発明の第4の実施形態に係る反
射型液晶表示装置400D及びその反射板40Dの模式
的な平面図である。
【0073】図4に示した反射板40Dは縦に4列、横
に8列の画素(幅H、高さV)、すなわち、計32個の
画素を有しているものとする。これら32個の画素のう
ち、最上段の画素をP1、P2、P3、P4、P5、P
6、P7、P8とし、最上段の直下の第二段の画素をP
9、P10、P11、P12、P13、P14、P1
5、P16とし、第二段の直下の第三段の画素をP1
7、P18、P19、P20、P21、P22、P2
3、P24とし、第三段の直下の第四段の画素をP2
5、P26、P27、P28、P29、P30、P3
1、P32とする。本実施形態に係る反射型液晶表示装
置400Dは反射板40Dを形成した反射領域のみを有
している。
【0074】図4に示した反射板40Dには、第1の実
施形態における反射板40Aと同様に、ランダムな方向
に延びる線状の凸パターン18aと、凸パターン18a
により囲まれ、三角形形状をなしている凹パターン18
bとが反射板40Dの表面に形成されている。
【0075】本実施形態に係る反射型液晶表示装置40
0Dに用いられる反射板40Dにおいては、最上段の画
素P1には第一の凹凸パターンA1が形成されており、
画素P1に隣接する画素P2には第二の凹凸パターンB
1が形成されている。画素P2に隣接する画素P3には
第三の凹凸パターンC1が形成されており、画素P3に
隣接する画素P4には第四の凹凸パターンD1が形成さ
れている。さらに、これらの第一乃至第四の凹凸パター
ンA1乃至D1は連続的に形成されている。
【0076】画素P4に隣接する画素P5には第一の凹
凸パターンA1が形成されており、画素P5に隣接する
画素P6には第二の凹凸パターンB1が形成されてい
る。画素P6に隣接する画素P7には第三の凹凸パター
ンC1が形成されており、画素P7に隣接する画素P8
には第四の凹凸パターンD1が形成されている。さら
に、これらの第一乃至第四の凹凸パターンA1乃至D1
は連続的に形成されている。
【0077】また、第二段の画素P9には第二の凹凸パ
ターンB1が形成されており、画素P9に隣接する画素
P10には第三の凹凸パターンC1が形成されている。
画素P10に隣接する画素P11には第四の凹凸パター
ンD1が形成されており、画素P11に隣接する画素P
12には第一の凹凸パターンA1が形成されている。さ
らに、これらの第二乃至第一の凹凸パターンB1乃至A
1は連続的に形成されている。
【0078】画素P12に隣接する画素P13には第二
の凹凸パターンB1が形成されており、画素P13に隣
接する画素P14には第三の凹凸パターンC1が形成さ
れている。画素P14に隣接する画素P15には第四の
凹凸パターンD1が形成されており、画素P15に隣接
する画素P16には第一の凹凸パターンA1が形成され
ている。さらに、これらの第二乃至第一の凹凸パターン
B1乃至A1は連続的に形成されている。
【0079】また、第三段の画素P17には第三の凹凸
パターンC1が形成されており、画素P17に隣接する
画素P18には第四の凹凸パターンD1が形成されてい
る。画素P18に隣接する画素P19には第一の凹凸パ
ターンA1が形成されており、画素P19に隣接する画
素P20には第二の凹凸パターンB1が形成されてい
る。さらに、これらの第三乃至第二の凹凸パターンC1
乃至B1は連続的に形成されている。
【0080】画素P20に隣接する画素P21には第三
の凹凸パターンC1が形成されており、画素P21に隣
接する画素P22には第四の凹凸パターンD1が形成さ
れている。画素P22に隣接する画素P23には第一の
凹凸パターンA1が形成されており、画素P23に隣接
する画素P24には第二の凹凸パターンB1が形成され
ている。さらに、これらの第三乃至第二の凹凸パターン
C1乃至B1は連続的に形成されている。
【0081】また、第四段の画素P25には第四の凹凸
パターンD1が形成されており、画素P25に隣接する
画素P26には第一の凹凸パターンA1が形成されてい
る。画素P26に隣接する画素P27には第二の凹凸パ
ターンB1が形成されており、画素P27に隣接する画
素P28には第三の凹凸パターンC1が形成されてい
る。さらに、これらの第四乃至第三の凹凸パターンD1
乃至C1は連続的に形成されている。
【0082】画素P28に隣接する画素P29には第四
の凹凸パターンD1が形成されており、画素P29に隣
接する画素P30には第一の凹凸パターンA1が形成さ
れている。画素P30に隣接する画素P31には第二の
凹凸パターンB1が形成されており、画素P31に隣接
する画素P32には第三の凹凸パターンC1が形成され
ている。さらに、これらの第四乃至第三の凹凸パターン
D1乃至C1は連続的に形成されている。
【0083】このように、本実施形態に係る反射板40
Dにおいては、最上段から第四段までの画素において
は、連続する4つの画素を一単位として、同一の凹凸パ
ターンが繰り返されている。すなわち、最上段の画素に
おいては、4画素毎に凹凸パターンA1+B1+C1+
D1が繰り返し形成されている。同様に、第二段の画素
においては、4画素毎に凹凸パターンB1+C1+D1
+A1が繰り返し形成されている。同様に、第三段の画
素においては、4画素毎に凹凸パターンC1+D1+A
1+B1が繰り返し形成されている。同様に、第四段の
画素においては、4画素毎に凹凸パターンD1+A1+
B1+C1が繰り返し形成されている。
【0084】また、最も左側の縦方向の列の画素におい
ては、上から順に、第一の凹凸パターンA1(画素P
1)、第二の凹凸パターンB1(画素P9)、第三の凹
凸パターンC1(画素P17)、第四の凹凸パターンD
1(画素P25)が配列されている。
【0085】左から二番目の縦方向の列の画素において
は、上から順に、第二の凹凸パターンB1(画素P
2)、第三の凹凸パターンC1(画素P10)、第四の
凹凸パターンD1(画素P18)、第一の凹凸パターン
A1(画素P26)が配列されている。
【0086】左から三番目の縦方向の列の画素において
は、上から順に、第三の凹凸パターンC1(画素P
3)、第四の凹凸パターンD1(画素P11)、第一の
凹凸パターンA1(画素P19)、第二の凹凸パターン
B1(画素P27)が配列されている。
【0087】左から四番目の縦方向の列の画素において
は、上から順に、第四の凹凸パターンD1(画素P
4)、第一の凹凸パターンA1(画素P12)、第二の
凹凸パターンB1(画素P20)、第三の凹凸パターン
C1(画素P28)が配列されている。
【0088】以下、同様に、左から五番目乃至八番目の
縦方向の列の画素においては、それぞれ、左から一番目
乃至四番目の縦方向の列の画素と同様の凹凸パターンの
配列がなされている。
【0089】画素P1、画素P9、画素P17及び画素
P25にそれぞれ形成されている第一乃至第四の凹凸パ
ターンA1乃至D1は連続的に形成されている。以下、
同様に、縦方向に配列されている4つの画素にそれぞれ
形成されている第一乃至第四の凹凸パターンA1乃至D
1(順序は必ずしもこの通りではない)は連続的に形成
されている。
【0090】上述の第3の実施形態における反射板40
Cにおいては、横方向においてのみ、連続する4つの画
素を一単位として、同一の凹凸パターンが繰り返されて
いた。これに対して、本実施形態に係る反射板40Dに
おいては、横方向及び縦方向の双方において、連続する
4つの画素を一単位として、同一の凹凸パターンA1+
B1+C1+D1が繰り返されている。
【0091】以上の第1乃至第4の実施形態に係る反射
板40A、40B、40C、40Dによれば、複数の画
素にわたって同一の凹凸パターンが繰り返されることに
なるため、従来のように、一画素毎に同一の凹凸パター
ンを繰り返す場合と異なり、凹凸パターンの繰り返しの
ピッチを大きく、かつ、任意に設定することが可能にな
り、従来の反射型液晶表示装置において問題となってい
た反射光同士の干渉を防止することができる。
【0092】また、第4の実施形態においては、パター
ンA1、B1、C1、D1を横に連続して形成すること
も可能であり、あるいは、縦に連続して形成することも
可能である。パターンに連続性を持たせることにより、
さらに反射板同士の干渉を防止することができる。ある
いは、パターンA1とB1、パターンC1とD1のみに
連続性を持たせることもできる。
【0093】なお、上記の第1乃至第4の実施形態にお
ける反射板40A、40B、40C、40Dにおいて
は、2画素または4画素毎に同一の凹凸パターンを繰り
返すものとしたが、3画素毎に同一の凹凸パターンを繰
り返すような反射板を形成することも可能である。この
場合、3画素としては、RGBの3画素を選択すること
ができる。
【0094】ただし、RGBの3画素を一単位として凹
凸パターンを繰り返し形成する場合、RGBの色毎に反
射板での反射率が異なるため、色味に差が生じるおそれ
がある。このため、凹凸パターンの繰り返しの周期とし
ては、3以外の数の画素を単位とすることが好ましい。
すなわち、凹凸パターンの繰り返しの周期としては、2
画素または4画素もしくは5画素以上を一単位とするこ
とが好ましい。
【0095】なお、上述の第1乃至第4の実施形態に係
る反射板40A、40B、40C、40Dにおいては、
凹パターン18bを三角形形状をなすものとしたが、凹
パターン18bの形状は三角形形状に限定されるもので
はなく、閉図形形状であれば、どのような形状をも選択
することができる。例えば、多角形、楕円形などを選択
することができる。
【0096】また、第1の実施形態は半透過型液晶表示
装置及びその反射板について、第2乃至第4の実施形態
は反射型液晶表示装置及びその反射板について記載した
が、いずれの実施形態も半透過型液晶表示装置及びその
反射板、反射型液晶表示装置及びその反射板に適用する
ことができる。
【0097】なお、本発明者は凹凸パターンの横方向の
繰り返しのピッチの最適値を求めるために、以下のよう
な実験を行った。
【0098】3個の色の異なる画素を横方向にR、G、
Bの順に形成する。一方、凹凸パターンの異なる反射板
の横方向の配列パターンが、Aのみ、AとBの繰り返
し、AとBとCの繰り返し、AとBとCとDの繰り返し
の4種類を想定し、すなわち、異なる凹凸パターンの数
を1から4までの間で変化させ、上述のR、G、Bに対
応して凹凸パターンを形成する。R、G、Bと凹凸パタ
ーンの組み合わせによって決まる繰り返し周期を基本周
期の画素数とし、この基本周期の長さを凹凸パターンの
全長と定義する。また、1画素の横方向の長さも80μ
m、60μmの2種を形成した。このようにして形成し
た各組み合わせについての評価結果を表1に示す。
【0099】
【表1】
【0100】表1において、ケース番号1及び5は従来
例に対応する。ケース番号2では、1画素の横方向の長
さを80μm、異なる凹凸パターンの数を2とした。従
って、凹凸パターンの全長は480μm、基本周期の画
素数は6である。このとき、反射光同士の干渉は起こら
なかった。この干渉の有無を表1に示した。
【0101】第1の方向にN(Nは2以上の整数)個の
画素を一単位としてN種類の色の画素が周期的に繰り返
して配列され、同じ第1の方向にM(Mは2以上の整
数)個の画素を一単位としてM種類の凹凸パターンが形
成された反射板を有する画素が周期的に繰り返して配列
されるとき、色及び凹凸パターンによって見え方が異な
るため、NとMの最小公倍数の数の画素の周期で第1の
方向における見え方が異なる縞模様が発生する。すなわ
ち、第1の方向と直交する方向の縞が発生する。
【0102】しかしながら、この周期が短いと人間の目
にはこの縞模様は判別できないため、縞模様として認識
されることはない。本評価においては、第1の方向を横
方向としたため、縞模様は縦縞となる。この縦縞の判別
の可否を表1に示した。
【0103】また、本評価においては、画素数NはRG
Bに対応させて3とした。ただし、第1の方向は縦方向
または斜め方向でもよく、また、画素数Nとしては2ま
たは4もしくは4以上を選択することもできる。
【0104】さらに、上述のように、RGBで反射率が
異なるため、異なる凹凸パターンの数がRGBの数と同
じ3になると色味に差が生じる。この色味に差が発生す
るか否かを色味の差の有無として表1に示した。
【0105】7個のケースについて実験を行った結果、
表1から以下のことが明らかになった。
【0106】(1)反射光同士の干渉は、異なる凹凸パ
ターンの数を2以上にすると発生しない。
【0107】(2)縦縞は、凹凸パターンの全長が0.
5mm以下になると、人間の目では判別できない。0.
5mmを超えると、縦縞は人間の目でも判別可能にな
る。
【0108】(3)異なる凹凸パターンの数がRGBの
数と同じ3になると、色味に差が生じる。それ以外の場
合は色味の差は生じない。
【0109】すなわち、上述の第1乃至第4の実施形態
における反射板40A、40B、40C、40Dに関し
て言えば、図1乃至図4に示した同一の凹凸パターンの
横方向における繰り返しピッチL1、あるいは、図2及
び図4に示した同一の凹凸パターンの縦方向における繰
り返しピッチL2が約0.5mm以下であることが望ま
しい。
【0110】液晶表示装置の反射板として、上記の第1
乃至第4の実施形態における反射板40A、40B、4
0C、40Dを用いることにより、従来の反射型液晶表
示装置において問題となっていた反射光同士の干渉や色
味の差の発生を防止することができる。
【0111】しかしながら、縦縞については、1画素の
横方向の長さによって異なるため、横方向の凹凸パター
ンの全長を0.5mm以下に設定することが望ましい。
また、ここでは、横方向に凹凸パターンを形成した場合
について検討したが、縦方向に凹凸パターンを形成した
場合は横縞が発生すると考えられる。このため、凹凸パ
ターンを縦方向に配列する場合には、縦方向における凹
凸パターンの全長を0.5mm以下に設定することが望
ましい。
【0112】以下、上記の第1乃至第4の実施形態にお
ける反射板40A、40B、40C、40Dの何れかを
備える反射型液晶表示装置の製造方法を説明する。
【0113】図5は、反射型液晶表示装置の製造方法の
各過程を示す断面図である。
【0114】先ず、図5(a)に示すように、絶縁性基
板14上にスイッチング素子としてのTFT16を形成
する。
【0115】具体的には、絶縁性基板14の上にゲート
電極16aを形成した後、絶縁性基板14上に絶縁保護
膜15を積層し、さらに、絶縁保護膜15の上に、ドレ
イン電極16b、半導体層16c及びソース電極16d
をそれぞれ形成する。
【0116】次いで、TFT16を覆って第1絶縁層1
7を積層する。
【0117】次に、図5(b)に示すように、第1絶縁
層17の上に有機樹脂を塗布した後、露光・現象処理を
行い、、凸パターン形成マスクにより、反射電極20の
表面に凹凸パターンを形成するための複数の凸パターン
18を形成する。
【0118】その後、図5(c)に示すように、有機樹
脂の熱焼成を行う。熱焼成により有機樹脂の角部分が丸
みを帯びるものとなる。
【0119】次に、凸パターン18を覆うように、有機
樹脂からなる層間膜を塗布して、滑らかな凹凸形状とし
た後、露光・現像処理を行ってコンタクトホール21を
開ける。
【0120】その後、図5(d)に示すように、層間膜
の熱焼成を行い、第2絶縁層19を形成する。
【0121】次に、反射電極20の形成位置に対応させ
て、コンタクトホール21とともに第2絶縁層19を覆
うアルミニウム薄膜を形成した後、露光・現像処理を行
って、反射電極20(図8参照)を形成する。この反射
電極20は、図1乃至図4に示した第1乃至第4の実施
形態に係る半透過型液晶表示装置400A及び反射型液
晶表示装置400B、400C、400Dに用いられる
反射板40A、40B、40C、40Dと同一の構成を
有しているものである。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る反射板また
はその反射板を用いた液晶表示装置によれば、複数の画
素にわたって同一の凹凸パターンが繰り返される。この
ため、一画素毎に同一の凹凸パターンが繰り返し形成さ
れている従来の液晶表示装置とは異なり、凹凸パターン
の繰り返しのピッチを大きく、かつ、任意に設定するこ
とが可能になり、従来の反射型液晶表示装置において問
題となっていた反射光同士の干渉、ひいては、液晶表示
装置の表示面における縞模様の発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半透過型液晶表
示装置及びその反射板の模式的な平面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る反射型液晶表示
装置及びその反射板の模式的な平面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る反射型液晶表示
装置及びその反射板の模式的な平面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る反射型液晶表示
装置及びその反射板の模式的な平面図である。
【図5】本発明の第1乃至第4の実施形態における反射
板の何れかを用いた液晶表示装置の製造方法の各過程に
おける断面図である。
【図6】従来の反射板に形成された凹凸パターンの一例
を示す平面図である。
【図7】図6に示した反射板における入射光と反射光と
の関係を示す模式的な斜視図である。
【図8】従来の反射型液晶表示装置の部分的な断面図で
ある。
【図9】入射光と反射光との関係を示す模式図である。
【図10】光源、反射板及び観察者相互間の位置関係を
示す模式図である。
【図11】従来の反射板の凹凸パターンの平面図であ
る。
【図12】図11に示した凹凸パターンの断面図であ
る。
【図13】反射型液晶表示装置における複数の反射板の
配列状態を示す模式的な平面図である。
【図14】半透過型液晶表示装置における複数の反射板
の配列状態を示す模式的な平面図である。
【符号の説明】
400A 第1の実施形態に係る半透過型液晶表示装置 400B 第2の実施形態に係る反射型液晶表示装置 400C 第3の実施形態に係る反射型液晶表示装置 400D 第4の実施形態に係る反射型液晶表示装置 40A 第1の実施形態における反射板 40B 第2の実施形態における反射板 40C 第3の実施形態における反射板 40D 第4の実施形態における反射板 P1−P32 画素 18a 凸パターン 18b 凹パターン
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月13日(2001.11.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 健吉 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA04 BA14 BA20 DB08 DD01 DE04 2H091 FA16Y FA41 FA41Z FD04 GA02 GA13 HA07 HA10 LA17 LA18 2H092 HA05 JA26 JB05 JB08 KB13 NA01 PA08 PA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの入射光を観察者側に反射さ
    せ、表示用光源とする液晶表示装置に用いられる反射板
    において、 前記反射板の表面には、交互に形成されている凹部と凸
    部とからなる凹凸パターンが形成されており、 前記凹凸パターンは少なくとも2つの画素を一単位とし
    て周期的に繰り返して形成されていることを特徴とする
    反射板。
  2. 【請求項2】 外部からの入射光を観察者側に反射さ
    せ、表示用光源とする液晶表示装置に用いられる反射板
    において、 前記反射板の表面には、交互に形成されている凹部と凸
    部とからなる凹凸パターンが形成されており、 前記凹凸パターンは少なくとも2つの画素を一単位とし
    て周期的に繰り返して形成されており、その繰り返しの
    周期はRGBの3個の画素の単位からずらした単位であ
    ることを特徴とする反射板。
  3. 【請求項3】 前記繰り返しの周期は2画素を単位とす
    ることを特徴とする請求項2に記載の反射板。
  4. 【請求項4】 前記繰り返しのピッチは0.5mm以下
    であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に
    記載の反射板。
  5. 【請求項5】 前記凸部は複数の線形形状からなり、前
    記凹部は前記凸部に囲まれた閉図形形状をなすものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載
    の反射板。
  6. 【請求項6】 前記閉図形形状は三角形であることを特
    徴とする請求項5に記載の反射板。
  7. 【請求項7】 前記凹凸パターンは少なくとも2つの画
    素間では連続して形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至6の何れか一項に記載の反射板。
  8. 【請求項8】 外部からの入射光を観察者側に反射さ
    せ、表示用光源とする複数の画素を有する液晶表示装置
    の前記複数の画素のそれぞれに形成された反射板におい
    て、 第1の方向にN(Nは2以上の整数)個の前記画素を一
    単位としてN種類の色の前記画素が周期的に繰り返して
    形成され、 前記第1の方向にM(Mは2以上の整数)個の前記画素
    を一単位としてM種類の凹凸パターンが形成された反射
    板を有する画素が周期的に繰り返して配列され、 前記Nと前記Mとの最小公倍数の数の前記画素を前記第
    1の方向に配列した長さが0.5mmであることを特徴
    とする反射板。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか一項に記載の反
    射板を備え、外部からの入射光を前記反射板において観
    察者側に反射させ、表示用の光源とする液晶表示装置。
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