JP2003149780A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003149780A
JP2003149780A JP2001344270A JP2001344270A JP2003149780A JP 2003149780 A JP2003149780 A JP 2003149780A JP 2001344270 A JP2001344270 A JP 2001344270A JP 2001344270 A JP2001344270 A JP 2001344270A JP 2003149780 A JP2003149780 A JP 2003149780A
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latent image
photosensitive material
speed
transport
exposure
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JP2001344270A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜像を顕在化する処理の進み具合が感光材
料の表面全体に渡って一定となるように作業を進めて処
理を実行可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光材料に形成した潜像を顕在化する
処理を開始する部分46Aを通過するときの搬送速度
と、潜像を顕在化する処理を実行するよう搬送されてい
る感光材料が潜像を顕在化する処理を停止する部分46
Cを通過する搬送速度とを、感光材料の搬送方向先端部
と搬送方向後端部とで潜像を顕在化する処理の開始時期
に生じる時間的なずれによる影響が感光材料に仕上がっ
た画像に顕在化しない程度に、他の部分46(B、D、
E、F、G、H、I)を搬送する速度よりも高速で搬送
して、感光材料の感光面の全面に渡り処理の条件を均一
化し、処理の進み具合を感光材料の表面全体に渡って一
定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光材料に対し
て露光処理をしてから現像の処理をすることにより、感
光材料上に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光ユニットによって露
光処理を行う画像形成装置が広く用いられている。この
ような画像形成装置では、銀塩写真感光材料(カラープ
リント)等の各種の感光材料に対して、デジタル露光ユ
ニットでRGB3色のレーザ走査露光を行い自動的に潜
像を形成する。次に、この潜像が形成された感光材料を
プリントプロセッサ等へ搬入して感光材料の潜像を顕在
化する処理を自動的に実行し画像を形成する。
【0003】また、このデジタル露光ユニットを備えた
画像形成装置には、デジタル露光ユニットによって露光
処理を行って感光材料に潜像を形成する処理を実行した
直後に(数秒から数分の後)、この潜像を形成した感光
材料をプリントプロセッサ等に搬入して感光材料の潜像
を顕在化する処理を自動的に実行するよう構成したもの
がある。
【0004】さらに、このデジタル露光ユニットを備え
た画像形成装置には、デジタル露光ユニットにより露光
処理を行って感光材料に潜像を形成する処理を連続して
実行し、潜像が形成された感光材料を所定複数枚分にな
るまで貯留部に貯めておく。
【0005】そして、潜像が形成された感光材料が所定
複数枚分になった時点(数十分から数時間の後)で、こ
れら貯留部に貯めておかれた所定複数枚分の感光材料
を、一気にプリントプロセッサ等に搬入して複数枚分の
感光材料の潜像を顕在化する処理を連続して自動的に実
行するよう構成したものがある。
【0006】このようなデジタル露光ユニットを備えた
画像形成装置では、デジタル露光ユニットによって露光
処理を終了後、プリントプロセッサ等で感光材料の潜像
を顕在化する処理を開始するまでの時間が、各画像形成
装置の構成に応じて数秒から数時間の範囲でばらついて
区々である。
【0007】また、銀塩写真感光材料(カラープリン
ト)等の感光材料に、デジタル露光ユニットによりRG
B3色のレーザ走査露光を行って潜像を形成する場合に
は、感光材料の表面上における各画素を構成する極小の
点に対して、レーザ光線の極めて高照度の光束を、極め
て短い時間(数μsecの時間)照射して露光処理する
という特別なものである。
【0008】しかし、デジタル露光ユニットによりレー
ザ走査して高照度、短時間の露光処理を行う対象となる
今までの銀塩写真感光材料(カラープリント)は、いわ
ゆる面露光により画像を形成する範囲の全面に対して比
較的低い照度で比較的長い時間に渡って露光処理される
ことを前提に作られている。
【0009】このため、今までの銀塩写真感光材料(カ
ラープリント)では、デジタル露光ユニットにより同一
の条件でレーザ走査して高照度、短時間の露光処理を行
って潜像を形成しても、次にプリントプロセッサで感光
材料の潜像を顕在化する処理を開始するまでの待ち時間
が短い場合と長い場合とで、仕上がった感光材料上の画
像の色が異なってくるという現象が現れた。
【0010】そこで、感光材料にデジタル露光ユニット
により同一の条件でレーザ走査して高照度、短時間の露
光処理を行った場合に、次のプリントプロセッサで感光
材料の潜像を顕在化する処理を行った際、この潜像を顕
在化する処理を開始するまでの待ち時間の長短に拘わら
ず仕上がった感光材料上の画像の色が同一の色調となる
ようにする感光材料の開発が急がれている。
【0011】このような高照度、短時間の露光処理を行
った際に潜像を顕在化する処理を開始するまでの待ち時
間の長短に拘わらず画像の色調が同一となる感光材料を
開発するためには、高照度、短時間の露光処理を行った
後、次のプリントプロセッサで感光材料の潜像を顕在化
する処理を開始するまでの待ち時間を所要の待ち時間に
変更して、何度もテストを繰り返す必要がある。
【0012】従来、このような感光材料の開発のために
行うテストでは、作業員が手作業により、感光材料に対
して同一の条件で高照度、短時間の露光処理を行った
後、作業員が時計を見て所定時間経過したことを計測し
た時点で、この潜像が形成された感光材料を、その画像
が形成される表面全体に渡って処理時間を一定にするた
め、感光材料の表面全体が略同時に潜像を顕在化する処
理を開始し、かつこの潜像を顕在化する処理の終了の際
にも感光材料の画像が形成される表面全体が略同時に潜
像を顕在化する処理を停止するように作業を進めて、感
光材料の潜像を顕在化する処理を実行する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、感光材
料の開発のために行うテストを作業員が手作業により行
う場合は、多大の手間と時間が掛かるため、感光材料の
開発にも時間がかかってしまう。
【0014】しかし、感光材料に対して同一の条件で高
照度、短時間の露光処理を自動的に行った後、所定時間
経過した時点で、この潜像が形成された感光材料を、そ
の画像が形成される表面全体に渡って処理時間を略一定
になるようにして潜像を顕在化する処理の進み具合が感
光材料の表面全体に渡って一定となるように作業を進め
て、感光材料の潜像を顕在化する処理を実行するという
感光材料の開発のために行うテストに利用可能な画像形
成装置としての潜像退行試験装置は、従来存在していな
かった。
【0015】本発明は上記事実を考慮し、露光処理をし
て潜像が形成された感光材料を、その画像が形成される
表面全体に渡って処理時間を略一定になるようにして潜
像を顕在化する処理の進み具合が感光材料の表面全体に
渡って一定となるように作業を進めて、感光材料の潜像
を顕在化する処理を実行可能な画像形成装置を新たに提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像形成装置は、露光処理をして潜像が形成された感
光材料を搬送しながら潜像を顕在化する処理を実行する
画像形成装置において、搬送された感光材料が潜像を顕
在化する処理を開始する部分を通過する速度と、潜像を
顕在化する処理を実行するよう搬送されている感光材料
が潜像を顕在化する処理を停止する部分を通過する速度
とを、感光材料の搬送方向先端部と搬送方向後端部とで
潜像を顕在化する処理の開始時期に生じる時間的なずれ
による影響が感光材料に仕上がった画像に顕在化しない
程度に、他の部分を搬送する速度よりも高速で搬送する
よう構成したことを特徴とする。
【0017】上述のように構成することにより、例え
ば、露光部で感光材料の感光面の全面に渡って一時に面
露光して潜像を形成するような場合でも、感光材料の感
光面における搬送方向先端と後端とで露光されてから潜
像を顕在化する処理が開始するまでの時間差を僅少にし
て、感光材料の感光面の全面に渡り潜像を顕在化する処
理の条件を均一化することができる。これにより、潜像
を顕在化する処理の進み具合が感光材料の表面全体に渡
って一定となるように作業を進めて、感光材料の潜像を
顕在化する処理を実行できる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、感光材料が潜像を顕在化する
処理を開始する部分を通過する速度と、感光材料が潜像
を顕在化する処理を停止する部分を通過する速度と、を
同速度となるように構成したことを特徴とする。
【0019】上述のように構成することにより、請求項
1に記載の発明の作用及び効果に加えて、感光材料が潜
像を顕在化する処理を開始する部分を通過する速度と、
感光材料が潜像を顕在化する処理を停止する部分を通過
する速度と、を同じ高速度とすることにより、感光材料
の先端部の潜像を顕在化する処理を実行している時間
と、感光材料の後端部の潜像を顕在化する処理を実行し
ている時間とを同時間として、感光材料の全体に渡って
の潜像を顕在化する処理を実行している時間の均一化を
図り、感光材料の全体に渡って潜像を顕在化する処理の
度合いを均一化することができる。
【0020】本発明の請求項3に記載の画像形成装置
は、露光処理をして潜像が形成された感光材料を搬送し
て潜像を顕在化する処理を行うために現像処理槽内の現
像液の液面を通過させる搬送速度と、感光材料を搬送し
て現像処理槽内の現像液の液面から出て停止機能処理槽
内の停止機能液の液面を通過させる搬送速度とを、感光
材料の搬送方向先端部と搬送方向後端部とで現像液によ
る処理の開始時期に生じる時間的なずれによる影響が感
光材料に仕上がった画像に顕在化しない程度に、他の部
分を搬送する速度よりも高速の搬送速度とするよう構成
すると共に、感光材料が現像液の液面を通過する搬送速
度と、停止機能液の液面を通過させる搬送速度とが同速
度となるように構成したことを特徴とする。
【0021】上述のように構成した場合には、例えば、
露光処理により感光材料の感光面の全面に渡って一時に
面露光した場合でも、感光材料の感光面における搬送方
向先端と後端とで露光されてから現像液に浸漬されて現
像処理が開始するまでの時間差を僅少にして、感光材料
の感光面の全面に渡り現像処理の条件を均一化すること
ができる。また、本構成では、感光材料が現像処理液の
液面から液中へ侵入する速度と、感光材料が停止機能処
理液の液面から液中へ侵入する速度とを同じ高速度とす
ることにより、感光材料の先端部に現像処理液が付着し
ている時間と、感光材料の後端部に現像処理液が付着し
ている時間とを同時間として、感光材料の全体に渡って
現像処理液が付着している時間の均一化を図り、感光材
料の全体に渡って現像処理の度合いを均一化することが
できる。
【0022】本発明の請求項4に記載の画像形成装置
は、露光処理をして潜像が形成された感光材料を、その
潜像を顕在化する処理を行うよう現像処理槽内の現像液
の液面を通過させて感光材料の全体が液中に没するまで
搬送する高速搬送可能領域に配置された、高速搬送用の
駆動源で駆動される搬送ローラと、現像処理槽内の現像
液の液中から停止機能処理槽内の停止機能液の液面を通
過させて感光材料の全体が液中に没するまで搬送する高
速搬送可能領域に配置された、高速搬送用の駆動源で駆
動される搬送ローラと、高速搬送可能領域と相互に接続
して一連の現像処理部の搬送経路部分を構成するよう通
常搬送領域に配置された、通常搬送用の駆動源で駆動さ
れる搬送ローラと、を有することを特徴とする。
【0023】上述のように構成することにより、この画
像形成装置では、例えば露光処理により感光材料の感光
面の全面に渡って一時に面露光した場合でも、高速搬送
用の駆動源で駆動される搬送ローラにより、感光材料
を、現像液の液中にその全体を迅速に没入させると共
に、現像液の液中から停止機能液の液中にその全体を迅
速に没入させることを確実に実行できる。よって、感光
材料の感光面における搬送方向先端と後端とで露光され
てから現像液に浸漬されて現像処理が開始するまでの時
間差を僅少にして、感光材料の感光面の全面に渡り現像
処理の条件を均一化することができる。また、本構成で
は、感光材料の先端部に現像処理液が付着して処理して
いる時間と、感光材料の後端部に現像処理液が付着して
処理している時間とが同時間となるようにして、感光材
料の全体に渡って現像処理液が付着している時間の均一
化を図り、感光材料の全体に渡って現像処理の度合いを
均一化する動作を確実に実行可能とできる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、感光
材料における感光面の全面に渡って、一度に強照度の光
を短時間照射することによりパルス露光処理をして潜像
を形成する露光部を設けたことを特徴とする。
【0025】上述のように構成することにより、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の作用及び効果
に加えて、この画像形成装置では、感光材料における感
光面の全面に渡ってパルス露光処理をするので、デジタ
ル露光ユニットでRGB3色等のレーザ走査露光を行っ
て形成したのと同等の潜像を一時に極めて短時間で、し
かも感光面全面で均一に形成できる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、各感
光材料に潜像を形成する露光処理を順次実行し、潜像が
形成された各感光材料を順次搬送して多段の各棚上に載
置して保持する動作を実行すると共に、各棚上に保持さ
れている各感光材料のそれぞれに設定した潜像を保持し
ておく時間が経過した際に、各感光材料に対する露光処
理を中断し、潜像保持時間が経過した各感光材料を、各
棚上から引き出して潜像を顕在化する処理を行えるよう
にしたストッカ部を設けたことを特徴とする。
【0027】上述のように構成することにより、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の作用及び効果
に加えて、この画像形成装置では、感光材料に露光処理
した後、これをストッカに潜像退行の依存性を確認する
ために潜像保持時間を変更調整して保存しておくことが
できる。よって、露光処理され順次搬送されてきた感光
材料を順次保持しておき、各感光材料毎に、それぞれ指
定された時間が経過した時点で、ストッカから待機時間
が経過した所要のテストサンプルを取り出して搬送経路
上に送り出し、次の現像処理を行うことができる。これ
により、感光材料の露光処理をし、潜像保持時間が経過
するまで待機してから現像処理を完了するのを待って、
次の感光材料の処理を開始するのに比較して作業時間を
大幅に短縮できる。また、潜像退行試験を自動的に実施
可能とする。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像形成装置において、ストッカ部に保持されている
潜像が形成された各感光材料が包まれる雰囲気の温度と
湿度とを所定値に保つよう調整制御する温度及び湿度調
整機を設けたことを特徴とする。
【0029】上述のように構成することにより、請求項
6に記載の発明の作用及び効果に加えて、この画像形成
装置では、温度及び湿度調整機が、ストッカ部を包む雰
囲気を指定された温度と指定された湿度とに設定する。
これにより各保存されている感光材料は、温湿調整装置
付ストッカに搬入されてから搬出されるまでの間、温度
及び湿度調整機によってストッカ部の置かれている雰囲
気が一定の温度及び湿度に保持されるので、感光材料を
指定の温湿度条件下において潜像保持時間だけを変更す
ることにより潜像退行の依存性をテストすることができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置に係る実施
の形態について、図1乃至図6を参照しながら説明す
る。
【0031】図1に示す画像形成装置は、高照度で短時
間の露光処理を行った際に潜像を顕在化する処理を開始
するまでの待ち時間を所要の待ち時間に変更してテスト
を実行可能とし、この待ち時間の長短に拘わらず画像の
色調が同一となる感光材料を開発するために用いて好適
な、調湿潜像退行試験装置として構成されている。
【0032】この調湿潜像退行試験装置は、ストリプス
形状に形成した感光材料であるテストサンプルに対し、
規定されている温湿度条件下において、パルス露光によ
り潜像退行の依存性を確認するための試験装置として構
成する。
【0033】このため、図1に示す調湿潜像退行試験装
置は、温湿度条件、パルス露光時間、パルス露光間隔、
潜像保持時間及び処理処方のそれぞれを任意に変更調整
可能に構成する。
【0034】この調湿潜像退行試験装置は、その装置本
体10の内部に、テストサンプルを保存しておく為の温
湿調整装置付ストッカ12、露光部14、現像処理部1
6、乾燥部18及びソータ部20を備え、装置本体10
の外部に調湿潜像退行試験装置の操作に用いるタッチパ
ネルを設けた制御盤22を備え付けて構成する。
【0035】この調湿潜像退行試験装置では、図示しな
いが、装置本体10に、いわゆるインスペクター方式
で、テスト対象の感光材料であるテストサンプルをセッ
トする感光材料用セット部を設ける。
【0036】このインスペクター方式の感光材料用セッ
ト部は、調湿潜像退行試験装置本体10内の暗箱状に形
成された部分に、テストサンプルを出し入れするための
遮光機能を有する開閉蓋を装着して構成する。
【0037】さらに、この感光材料用セット部には、調
湿潜像退行試験装置本体10の外部から感光材料用セッ
ト部の内部へ遮光状態を保持したまま作業者が腕から先
を挿入して感光材料用セット部の内部に置いたテストサ
ンプルを手作業で取り扱えるように遮光性を有する袖口
が付いた作業用のゴム手袋等を装着する。
【0038】また、感光材料用セット部の内部には、図
示しないが、赤外線ランプと赤外線カメラとを配置する
と共に、感光材料用セット部の外部には、この赤外線カ
メラで撮影した映像を目視てきるようにしたモニタを配
置する。
【0039】このように構成したインスペクター方式の
感光材料用セット部では、作業者は、感光材料用セット
部の内部を赤外線カメラで撮影した映像を、調湿潜像退
行試験装置本体10の外部に配置したモニタで目視しな
がら、感光材料用セット部の内部へ挿入した手でテスト
対象の感光材料であるテストサンプルを搬送経路により
露光部14へ搬送して処理できるようセットする。
【0040】この調湿潜像退行試験装置は、写真性をセ
ンシトメトリーで評価するためのもので、ウェッジ(光
楔)を規定の光源でテスト対象の感光材料であるテスト
サンプルに露光し、現像処理して形成された画像の濃度
測定をし、テストサンプルにおける写真性の良し悪しを
評価可能に構成する。
【0041】このため、調湿潜像退行試験装置本体10
における露光部14は、テストサンプル平面上に面露光
をすることにより、長さと幅の最適な大きさのウェッジ
を焼き込み可能な面露光装置として構成する。
【0042】この露光部14には、テストサンプルの搬
送経路に対する図1で下側に光源部24を配置し、この
搬送経路の図で上側に搬送経路に配置された図示しない
ガラス面等にテストサンプルを平面的に密着させて面露
光できるようにするための密着装置26を配置する。
【0043】この光源部24は、図4に示すように、テ
ストサンプルの搬送経路に隣接した位置にウェッジ28
を配置し、その下方にフィルタボックス30を配置し、
このフィルタボックス30の下側にキセノン光源32を
配置して構成する。
【0044】図1に示すように、露光部14の密着装置
26は、搬送経路に配置された図示しないガラス面上に
搬送されて来たテスト対象の感光材料であるテストサン
プルを平面的に密着させ、又は離脱させる動作を行うよ
うに構成する。なお、テストサンプルは、密着装置26
でガラス面上に密着されていない離脱状態において、搬
送経路上を搬送される。
【0045】この露光部14は、キセノン光源32を予
め設定した短時間だけ所定の強照度で発光させ、この強
い光線を図示しない絞り装置で絞ると共にフィルタボッ
クス30内のフィルタ(例えばCCフィルタ)で調整
し、ウェッジ28を透過させてから搬送経路上のガラス
面に密着装置26で平面となるように密着されているテ
スト対象の感光材料であるテストサンプルに照射し、適
正量に調整された露光量でパルス露光処理する。
【0046】この露光部14での露光条件の設定は、使
用者が、制御盤22に装備されているタッチパネルを操
作して行うように構成されている。
【0047】この露光部14では、パルス露光時間を、
例えば長くて100μs、短くて1〜10μsに設定す
ることができる。
【0048】さらに、この露光部14は、パルス露光間
隔を1μs、10μs若しくは100μs、又は1m
s、10ms、100msに設定可能に構成する。
【0049】また露光部14では、キセノン光源32と
テストサンプルとの間位置に、図示しないディフーザや
ヘイズ板を配置可能として、露光面の光源ムラを減らせ
るように構成する。
【0050】さらに、露光部14では、図示しないが、
キセノン光源32とテストサンプルとの距離を変更調整
可能に構成すると共に、絞り及びフィルタ等を利用し
て、テスト対象の感光材料であるテストサンプルにおけ
る種々の特性や感度に対応して適正な露光処理が可能な
ように構成する。
【0051】また、露光部14は、図示しない絞り装置
やシャッタ装置を利用することにより光量を正確に制御
可能にして露光条件の再現性が良好となるように構成す
る。
【0052】この露光部14は、上述のように構成する
ことにより、比較的に光源や光量を安定させた装置とす
ることができる。
【0053】図1に示すように、調湿潜像退行試験装置
には、露光部14でテストサンプルにパルス露光した
後、潜像退行の依存性を確認するために規定されている
温湿度条件下において潜像保持時間を変更調整(例え
ば、1秒、3秒、10秒、30秒、100秒、300
秒、1000秒、3000秒に変更調整)してテストサ
ンプルを保存しておく温湿調整装置付ストッカ12を、
露光部14に隣接して配置する。
【0054】この温湿調整装置付ストッカ12は、その
遮光用ハウジングの内部に、露光部14側から搬送経路
を通じて搬送されてきた感光材料である各テストサンプ
ル(いわゆるCLPストリプス)を、図示しない分配装
置により多段(例えば20段)の各棚上に載置して保持
するためのストッカ部34と、このストッカ部34を配
置したハウジング内の雰囲気を、所定温度及び湿度に変
更調整制御を可能に構成した、温度及び湿度調整機36
とを装着して構成する。
【0055】この温湿調整装置付ストッカ12は、露光
部14でパルス露光されたテストサンプルを所定の潜像
保持時間だけ保持する場合に、露光部14で露光処理さ
れ搬送経路を通じて単発的に又は順次搬送されてきた各
テストサンプルを、図示しない分配装置で、ストッカ部
34における多段の各棚上に順次載置して保持する。
【0056】この温湿調整装置付ストッカ12では、各
テストサンプル毎に、それぞれ使用者により指定された
時間が経過した時点で、図示しない分配装置が、ストッ
カ部34における対応する棚上から待機時間が経過した
テストサンプルを取り出して搬送経路上に送り出し、次
の処理工程である現像処理部16へ搬出する。
【0057】また、温度及び湿度調整機36は、使用者
が制御盤22を操作して入力した指令に従い、ストッカ
部34を包む雰囲気を所要の温度(例えば10℃から4
5℃の間における任意の温度)と所要の湿度(例えば1
5%から80%の間における任意の湿度)とに設定する
よう制御可能に構成する。
【0058】これにより各テストサンプルは、温湿調整
装置付ストッカ12に搬入されてから搬出されるまでの
間、温度及び湿度調整機36によってストッカ部34の
置かれている雰囲気が一定の温度及び湿度に保持される
よう制御されているから、カラーペーパ等の感光材料で
あるテストサンプルを所要の温湿度条件下において潜像
保持時間だけを変更することにより潜像退行の依存性を
テストすることができる。
【0059】このようにカラーペーパ等のテストサンプ
ルに対する潜像退行の依存性をテストするのは、例えば
カラーペーパが保存状態の良し悪しにより写真性が変化
するという性質を有するため、カラーペーパの保存時の
温度と湿度との状態を適温度及び適湿度となるように管
理可能とすることが重要であること。さらに、カラーペ
ーパーを開発するときには、カラーペーパの保存状態の
良し悪しに関係なく、写真性の変化の少ないカラーペー
パを開発する必要があるためである。
【0060】特に、写真性変化の内、露光された後現像
まで間の(潜像保存性)保存状態による写真性の変化が
大きい。そこで、カラーペーパにおける露光後の潜像保
存性を良くする(依存性を少なくする)研究の為に、温
湿度条件と潜像保持時間とを変更して種々に設定しなが
らテストサンプルに対する評価を多大な回数行う必要が
あるので、この温湿調整装置付ストッカ12を利用する
ことにより、多数のテストサンプルに対する評価を迅速
にかつ自動的に行える。
【0061】また、露光部14と温湿調整装置付ストッ
カ12との間を結ぶ搬送経路上には、印字装置38を配
置し、ここを通過するテストサンプルに資料番号等の必
要事項を印字する。
【0062】この調湿潜像退行試験装置では、露光部1
4で露光処理されたテストサンプルを、搬送経路上を搬
送して現像処理部16へ送り、現像、の停止機能を発揮
する定着処理(漂白定着処理を含む)、水洗の処理を行
う。
【0063】この現像処理部16は、現像処理槽40、
漂白定着処理槽42及び水洗処理槽44を備える。これ
と共に、現像処理部16は、その内部に配置されるテス
トサンプルの搬送経路部分46(A、B、C、D、E、
F、G、H、I)を、現像処理部16の入口から現像処
理槽40内の処理液中に十分に入ってから空中へ出て、
次の漂白定着処理槽42内の処理液中に十分に入ってか
ら空中へ出て、さらに次の水洗処理槽44内の処理液中
に十分に入ってから空中へ出て再び水洗処理槽44内の
処理液中に十分に入ってから空中へ出て次の乾燥部18
の入口へと続くように構成する。
【0064】すなわち、現像処理部16の搬送経路部分
46(A、B、C、D、E、F、G、H、I)には、現
像処理部16の入口まで略水平方向に設定した入口搬送
経路部分46Aから滑らかに湾曲して、現像処理槽40
内を略鉛直下方向に延出して底部分でU字状に折り返し
略鉛直上方向へ延出する現像処理用搬送経路部分46B
を構成する。
【0065】さらに、現像処理部16の搬送経路部分4
6(A、B、C、D、E、F、G、H、I)には、現像
処理用搬送経路部分46Bから逆U字状に空中を通るク
ロスオーバ搬送経路部分46Cを構成し、このクロスオ
ーバ搬送経路部分46Cから漂白定着処理槽42内を略
鉛直下方向に延出して底部分でU字状に折り返し略鉛直
上方向へ延出する漂白定着処理用搬送経路部分46Dを
構成する。
【0066】また現像処理部16の搬送経路部分46
(A、B、C、D、E、F、G、H、I)には、漂白定
着処理用搬送経路部分46Dから逆U字状に空中を通る
クロスオーバ搬送経路部分46Eを経て、水洗処理槽4
4内にU字状に長く延出する水洗処理用搬送経路部分4
6Fを構成し、これに続いて再びクロスオーバ搬送経路
部分46Gを経て、搬送方向下流側の水洗処理槽44内
にU字状に長く延出する水洗処理用搬送経路部分46H
を構成し、この水洗処理用搬送経路部分46Hから乾燥
部18へ続く出口搬送経路部分46Iを構成する。
【0067】上述のように構成した現像処理部16の搬
送経路部分46(A、B、C、D、E、F、G、H、
I)は、図3に示すように、短冊形状のテストサンプル
48の両側辺部を、それぞれU字状の溝内に通して案内
するよう所定間隔を開けて配置した複数のガイド部材5
0と、各ガイド部材50の間位置にテストサンプル48
の両側辺部上を、それぞれ転動してテストサンプル48
を搬送する複数の搬送ローラ52及び高速搬送可能な搬
送ローラ52A(図2に図示)とを有する。
【0068】この搬送ローラ52及び高速搬送可能な搬
送ローラ52Aは、調湿潜像退行試験装置本体10側に
固着した図示しない軸受け部に支受された軸部材54の
両端部にそれぞれ転動ローラ56を固着し、軸部材54
の一方の端部に必要に応じてワンウエイクラッチ58を
介して入力軸60を装着し、この入力軸60の自由端部
にスプロケット62を設置して構成する。なお、ワンウ
エイクラッチ58が必要無い場合には、軸部材54の一
方の端部に入力軸60を一体に構成しても良い。
【0069】このように構成した搬送ローラ52及び高
速搬送可能な搬送ローラ52Aは、搬送経路に沿って並
べて配置され、各スプロケット62にチェーン64を噛
合させ、このチェーン64を通常搬送用の駆動源66
(図1に図示する)の図示しない出力スプロケットに噛
合させ、又は高速搬送用の駆動源68(図1に図示す
る)の図示しない出力スプロケットに噛合させることに
より、駆動源66又は駆動源68の各回転駆動力をそれ
ぞれに対応する各チェーン64と各スプロケット62
と、ワンウエイクラッチ58がある場合にはこれとを介
して各軸部材54に伝達して各転動ローラ56を回動
し、これらの転動ローラ56がテストサンプル48上を
転動することによって、テストサンプル48を搬送経路
上で搬送させる。
【0070】図2に示すように、現像処理部16の搬送
経路部分46(A、B、C、D、E、F、G、H、I)
には、その現像処理槽40にテストサンプルを搬入して
浸漬を完了するまでの入口搬送経路部分46Aと、現像
処理槽40からテストサンプルを搬出して漂白定着処理
槽42内に浸漬を完了するまでのクロスオーバ搬送経路
部分46Cとを、高速搬送可能領域として構成し、現像
処理部16のその他の搬送経路部分46(B、D、E、
F、G、H、I)を通常搬送領域として構成する。
【0071】この高速搬送可能領域には、高速搬送可能
な搬送ローラ52Aを配置する。また少なくとも、各通
常搬送領域における各高速搬送可能領域に隣接する搬送
ローラ52を、ワンウエイクラッチ58付きのもので構
成する。
【0072】さらに、各高速搬送可能領域におけるテス
トサンプル48の搬送速度を高速度に設定する。
【0073】このように構成した現像処理部16の搬送
経路部分46(A、B、C、D、E、F、G、H、I)
では、露光部14側の搬送方向上流側から搬送されてき
たテストサンプル48を入口搬送経路部分46Aで、所
定の高速で搬送しながら現像処理槽40内の現像液中に
搬入する。
【0074】これにより、テストサンプル48は、その
搬送方向先端と後端とで現像液に浸漬する際の時間差が
なるべく少なくなるようにして、このテストサンプル4
8全体が現像液に浸漬する動作を完了する。
【0075】これにより、この調湿潜像退行試験装置本
体10では、露光部14でテストサンプル48の感光面
の全面に渡って一時に面露光するので、テストサンプル
48の感光面における搬送方向先端と後端とで露光され
てから現像液に浸漬されて現像処理が開始するまでの時
間差を僅少にして、テストサンプル48の感光面の全面
に渡り現像処理の条件を均一化することができる。
【0076】また、テストサンプル48は、その全体を
現像液に浸漬する動作の完了間近で、テストサンプル4
8の先端部が一対のワンウエイクラッチ58付き搬送ロ
ーラ52の間に挟み込まれるように高速で突入する。
【0077】このときテストサンプル48の先端部が突
入した搬送ローラ52では、そのワンウエイクラッチ5
8の部分で空回りすることにより、テストサンプル48
の先端部が一対のワンウエイクラッチ58付き搬送ロー
ラ52の間に挟み込まれる動作を阻害されたり、ジャミ
ングを起こすことを防止できる。
【0078】これに続いて、テストサンプル48の全体
が現像液に浸漬された直後に、入口搬送経路部分46A
における各高速搬送可能な搬送ローラ52Aを、高速搬
送速度から通常搬送速度へ切り替える。
【0079】そして、テストサンプル48は、現像処理
用搬送経路部分46Bを通常搬送速度で搬送される間に
現像される。さらに、テストサンプル48の先端が現像
液の液面近傍に至ると、クロスオーバ搬送経路部分46
Cにおける高速搬送可能な搬送ローラ52Aが高速搬送
速度に切り替えられ、テストサンプル48が現像液の液
中から定着処理槽42内の定着処理液(ここで言うは、
の停止機能を発揮する停止機能を意味し、漂白定着処理
液を含むものとする)中へ高速で搬入される。
【0080】この動作の際にテストサンプル48が、ク
ロスオーバ搬送経路部分46Cの高速搬送可能な搬送ロ
ーラ52Aで高速搬送速度で搬送を開始すると、テスト
サンプル48の後端部に転接している現像処理用搬送経
路部分46Bにおける搬送方向後端の通常搬送速度用の
搬送ローラ52が、そのワンウエイクラッチ58の部分
で空回りすることにより、テストサンプル48の後端部
が一対のワンウエイクラッチ58付き搬送ローラ52の
間に挟みつけられて高速搬送される動作が阻害された
り、ジャミングを起こすことを防止できる。
【0081】また、この現像処理部16では、テストサ
ンプル48が現像処理液の液面から液中へ侵入する速度
と、テストサンプル48が漂白定着処理液の液面から液
中へ侵入する速度とを同じ高速度とすることにより、テ
ストサンプル48の先端部に現像処理液が付着している
時間とテストサンプル48の後端部に現像処理液が付着
している時間とを同時間として、テストサンプル48の
全体に渡って現像処理液が付着している時間の均一化を
図り、テストサンプル48の全体に渡って現像処理の度
合いを均一化することができる。
【0082】また、現像処理部16における現像処理槽
40、漂白定着処理槽42及び水洗処理槽44では、そ
れぞれの内部に貯留した各処理液の処方を変えられるよ
うに、処理液を適宜交換可能に構成する。これと共に、
現像処理部16では、その現像処理槽40、漂白定着処
理槽42及び水洗処理槽44のそれぞれに処理液の温調
装置、処理液の循環装置、処理液の補充装置を装着し
て、各処理液の調整を可能に構成する。
【0083】この調湿潜像退行試験装置本体10では、
現像処理部16で現像処理されたテストサンプルを、出
口搬送経路部分46Iを搬送して、インピージメント乾
燥方式の乾燥部18へ送り、乾燥の処理を行う。
【0084】このインピージメント乾燥方式の乾燥部1
8は、図示しないファンにより乾燥風を、搬送中のテス
トサンプルの感光面に垂直に当て乾燥させるよう構成す
る。
【0085】このように乾燥部18で乾燥されたテスト
サンプル48は、ソータ部20へ搬送される。このソー
タ部20は、搬送されて来たテストサンプル48を各グ
ループ毎に仕分けして、ストックするよう構成する。
【0086】次に、上述のように構成した本実施の形態
に係る調湿潜像退行試験装置の作用及び動作について説
明する。
【0087】この調湿潜像退行試験装置本体10では、
テストサンプル48のテストを開始する前の準備作業と
して、作業者がインスペクター方式の感光材料用セット
部の遮光用蓋を開けて、テストサンプル48を内部に置
いて遮光用蓋を閉じ、内部を暗室状態とする。
【0088】次に作業者は、感光材料用セット部の内部
を赤外線カメラで撮影した映像を、モニタで目視しなが
ら、ここに装着されている遮光性を有する作業用のゴム
手袋に手を入れることにより感光材料用セット部の内部
へ挿入した手で、テスト対象の感光材料であるテストサ
ンプル48を搬送経路により露光部14へ搬送して処理
可能な準備状態にセットする。
【0089】また、テストサンプル48を露光部14へ
搬送する動作のため、搬送経路上の印字装置38を通過
する際にテストサンプル48に資料番号等の必要事項を
印字する。なお、印字装置38による印字動作は、テス
トサンプル48を露光処理した後に、このテストサンプ
ル48を現像処理槽40へ搬送する動作の際に行っても
良い。
【0090】次に、作業者は、制御盤22を操作してテ
ストの条件を入力し、調湿潜像退行試験装置本体10の
テスト動作をスタートさせる。
【0091】ここで、例えば潜像保持時間の条件が1秒
と短い場合には、パルス露光処理から漂白定着処理を開
始するまでの動作を、図5に示す如くに実行する。
【0092】すなわち、調湿潜像退行試験装置本体10
は、制御盤22の制御部の自動制御により、テストサン
プル48を露光部14へ搬送速度VH=50mm/sで
搬送して停止させてから密着装置26で平面を保つよう
に圧着した状態で、光源部24のキセノン光源32をパ
ルス発光させ、テストサンプル48の感光面にパルス露
光処理をする。
【0093】このようにパルス露光処理されたテストサ
ンプル48は、密着装置26の圧着動作が解除されてか
ら、露光部14から現像処理槽40に全体が浸漬される
までの入口搬送経路部分46Aを、高速搬送用の駆動源
68が搬送ローラ52Aを高速回転させるよう駆動する
ことにより、高速の搬送速度VH=300mm/sで搬
送される。
【0094】すなわち、テストサンプル48の先端部か
ら後端部までが、現像処理槽40内に貯留した現像液の
液面下に搬送速度VH=300mm/sで迅速に侵入す
るので、テストサンプル48の先端部がパルス面露光処
理されてから現像液に浸漬するまでの時間と、後端部が
パルス面露光処理されてから現像液に浸漬するまでの時
間との差を極めて小さくし、潜像退行試験の結果に影響
がでないようにできる。
【0095】次に、テストサンプル48の先端部から後
端部までの全体が現像処理槽40内の現像液に浸漬され
ると、制御部は、高速搬送用の駆動源68を通常の搬送
速度に減速し、かつ通常搬送用の駆動源66を搬送ロー
ラ52が通常の回転数で回転させるよう駆動することに
より、テストサンプル48を通常の現像処理用の搬送速
度VL=13mm/sで現像液中の現像処理用搬送経路
部分46Bを搬送しながら現像処理を進行させる。
【0096】このようにして、テストサンプル48の現
像処理が終了間近となって、テストサンプル48の先端
部が現像液中の液面近傍に至ると、制御部は、高速搬送
用の駆動源68を搬送ローラ52Aが高速回転させるよ
う駆動することにより、高速の搬送速度VH=300m
m/sでクロスオーバ搬送経路部分46Cの部分を搬送
する。
【0097】すなわち、テストサンプル48の先端部か
ら後端部までが、漂白定着処理槽42内に貯留した漂白
定着液の液面下に、現像液の液面下に侵入したのと同じ
速度である搬送速度VH=300mm/sで迅速に侵入
する。
【0098】このため、この調湿潜像退行試験装置で
は、テストサンプル48の先端部が現像液に浸漬されて
から漂白定着液に浸漬されて現像のための化学変化が停
止されるまでの時間と、後端部が現像液に浸漬されてか
ら漂白定着液に浸漬されて現像のための化学変化が停止
されるまでの時間とが同時間となる。
【0099】よって、この調湿潜像退行試験装置では、
テストサンプル48の全面に渡って現像処理の進む程度
を均一にして、潜像退行試験で適正な結果が得られるよ
うにできる。
【0100】次に、テストサンプル48の先端部から後
端部までの全体が漂白定着処理槽42内の漂白定着液に
浸漬されると、制御部は、高速搬送用の駆動源68を通
常の搬送速度に減速し、かつ通常搬送用の駆動源66を
搬送ローラ52が通常の回転数で回転させるよう駆動す
ることにより、テストサンプル48を通常の漂白定着処
理用の搬送速度VL=13mm/sで漂白定着液中の漂
白定着処理用搬送経路部分46Dを搬送しながら漂白定
着処理を進行させる。
【0101】この後、制御部は、通常搬送用の駆動源6
6を搬送ローラ52が通常の回転数で回転させるよう駆
動することにより、テストサンプル48を、通常の搬送
速度VL=13mm/sで、クロスオーバ搬送経路部分
46E、漂白定着処理用搬送経路部分46F、クロスオ
ーバ搬送経路部分46G、漂白定着処理用搬送経路部分
46Hを搬送する間に水洗処理を終え、出口搬送経路部
分46Iから乾燥部18へ搬出する。
【0102】このようにしてテストサンプル48が乾燥
部18内に至ると、制御部は、乾燥部18を駆動してテ
ストサンプル48を乾燥させる。そして、画像形成処理
を終えた各テストサンプル48をソータ部20へ搬出し
て各保存区分にストックし、一連の画像形成の制御動作
を完了する。
【0103】次に、調湿潜像退行試験装置本体10で
は、テストサンプル48のテストを行うときの温湿調整
装置付ストッカ12で潜像を保持する時間の条件が、例
えば10秒と比較的長い場合に、パルス露光処理後に温
湿調整装置付ストッカ12で潜像保持してから、その後
漂白定着処理を開始するまでの動作を、図6に示す如く
に実行する。
【0104】すなわち、調湿潜像退行試験装置本体10
は、制御盤22における制御部の自動制御により、テス
トサンプル48を露光部14へ、例えば前述した図5の
搬送動作と同様に搬送速度VH=50mm/sで搬送し
て停止させてから密着装置26で平面を保つように圧着
した状態で、光源部24のキセノン光源32をパルス発
光させ、テストサンプル48の感光面にパルス露光処理
をする。
【0105】次に、制御部は、パルス露光処理済みのテ
ストサンプル48を温湿調整装置付ストッカ12へ搬送
して、図示しない分配装置で、ストッカ部34における
多段の各棚上に載置して保持する。
【0106】次に制御部は、ストッカ部34でテストサ
ンプル48を保持している時間が10秒を経過すると、
図示しない分配装置で、ストッカ部34の棚上に保持し
ているテストサンプル48を引き出して、露光部14か
ら現像処理槽40に全体が浸漬されるまでの入口搬送経
路部分46Aを、高速搬送用の駆動源68が搬送ローラ
52Aを高速回転させるよう駆動することにより、高速
の搬送速度VH=150mm/sで3秒間搬送する。
【0107】すなわち、テストサンプル48の先端部か
ら後端部までが、現像処理槽40内に貯留した現像液の
液面下に搬送速度VH=150mm/sで迅速に侵入す
るので、テストサンプル48の先端部がパルス面露光処
理されてから現像液に浸漬するまでの時間と、後端部が
パルス面露光処理されてから現像液に浸漬するまでの時
間との差を極めて小さくし、潜像退行試験の結果に影響
がでないようにできる。
【0108】次に、テストサンプル48の先端部から後
端部までの全体が現像処理槽40内の現像液に浸漬され
ると、制御部は、高速搬送用の駆動源68を通常の搬送
速度に減速し、かつ通常搬送用の駆動源66を搬送ロー
ラ52が通常の回転数で回転させるよう駆動することに
より、テストサンプル48を通常の現像処理用の搬送速
度VL=13mm/sで40秒間、現像液中の現像処理
用搬送経路部分46Bを搬送しながら現像処理を進行さ
せる。
【0109】このようにして、テストサンプル48の現
像処理が終了間近となって、テストサンプル48の先端
部が現像液中の液面近傍に至ると、制御部は、高速搬送
用の駆動源68を搬送ローラ52Aが高速回転させるよ
う駆動することにより、高速の搬送速度VH=150m
m/sで5秒間、クロスオーバ搬送経路部分46Cの部
分を搬送する。
【0110】すなわち、テストサンプル48の先端部か
ら後端部までが、漂白定着処理槽42内に貯留した漂白
定着液の液面下に、現像液の液面下に侵入したのと同じ
速度である搬送速度VH=150mm/sで迅速に侵入
する。
【0111】このため、この調湿潜像退行試験装置で
は、テストサンプル48の先端部が現像液に浸漬されて
から漂白定着液に浸漬されて現像のための化学変化が停
止されるまでの時間と、後端部が現像液に浸漬されてか
ら漂白定着液に浸漬されて現像のための化学変化が停止
されるまでの時間とが同時間となる。
【0112】よって、この調湿潜像退行試験装置では、
テストサンプル48の全面に渡って現像処理の進む程度
を均一にして、潜像退行試験で適正な結果が得られるよ
うにできる。
【0113】次に、テストサンプル48の先端部から後
端部までの全体が漂白定着処理槽42内の漂白定着液に
浸漬されると、制御部は、高速搬送用の駆動源68を通
常の搬送速度に減速し、かつ通常搬送用の駆動源66を
搬送ローラ52が通常の回転数で回転させるよう駆動す
ることにより、テストサンプル48を通常の漂白定着処
理用の搬送速度VL=13mm/sで漂白定着液中の漂
白定着処理用搬送経路部分46Dを搬送しながら漂白定
着処理を進行させる。
【0114】なお、上述した本調湿潜像退行試験装置で
は、その温湿調整装置付ストッカ12で潜像保持する時
間の条件が例えば10秒と比較的長い図6に示す場合の
動作における以上説明した以外の動作は、前述した潜像
保持時間の条件が1秒と短い図5に示す場合の動作と同
様であるので、その説明を省略する。
【0115】次に、前述した本実施の形態に係わる調湿
潜像退行試験装置本体10におけるテストサンプル48
を搬送する他の搬送手段について説明する。
【0116】前述した調湿潜像退行試験装置本体10で
は、通常搬送用の駆動源66で駆動する搬送ローラ52
と高速搬送用の駆動源68で駆動する高速搬送可能な搬
送ローラ52Aとを利用して、テストサンプル48を搬
送するよう構成していた。
【0117】これに対し、回転出力を変速可能に構成し
た単一の駆動源を利用し、少なくとも現像処理槽40と
漂白定着処理槽42との部分を搬送する現像処理部16
の入口搬送経路部分46A、現像処理用搬送経路部分4
6B、クロスオーバ搬送経路部分46C及び漂白定着処
理用搬送経路部分46D部分の各搬送ローラを一律に、
通常回転と高速回転とに切り替え可能に構成する。
【0118】そして、テストサンプル48を入口搬送経
路部分46Aとクロスオーバ搬送経路部分46Cとを搬
送する動作の時だけ、駆動源を高速回転に切り替えて、
この駆動源に駆動される各搬送ローラを一律に高速回転
して、テストサンプル48を高速搬送し、その他の現像
処理部16の搬送経路部分46(B、D、E、F、G、
H、I)では、駆動源を通常速度の回転に切り替えて、
この駆動源に駆動される各搬送ローラを一律に通常の回
転数で回動して、テストサンプル48を通常の速度で搬
送する。
【0119】このときには、現像処理部16の搬送経路
部分46(A、B、C、D、E、F、G、H、I)は、
高速搬送状態でテストサンプル48が入口搬送経路部分
46Aを搬送されて、テストサンプル48の先端から後
端までの全体が現像処理槽40内の現像液に浸漬された
際に、高速搬送状態から通常搬送状態に移行する。
【0120】次に、現像処理部16の搬送経路部分46
(A、B、C、D、E、F、G、H、I)は、テストサ
ンプル48の先端が、通常搬送状態で現像処理槽40内
の現像液中で液面近傍に至った際に、通常搬送状態から
高速搬送状態に移行する。
【0121】次に、現像処理部16の搬送経路部分46
(A、B、C、D、E、F、G、H、I)は、テストサ
ンプル48の全体が漂白定着処理槽42中の漂白定着液
に浸漬された際に、高速搬送状態から通常搬送状態に移
行する。
【0122】このように構成すれば、駆動源を単一にし
て部品点数を削減し、構成を簡素化できる。
【0123】次に、調湿潜像退行試験装置本体10で、
複数のテストサンプル48に対し、温湿調整装置付スト
ッカ12で潜像保持する時間の条件を比較的長くしてテ
ストを同時に行う場合の作用及び動作について説明す
る。
【0124】この場合には、調湿潜像退行試験装置本体
10で、制御盤22における制御部の自動制御により、
複数のテストサンプル48を順次露光部14へ搬送し、
その感光面にパルス露光処理をする。
【0125】そして、制御部は、各パルス露光処理済み
のテストサンプル48を順次温湿調整装置付ストッカ1
2へ搬送して、図示しない分配装置で、ストッカ部34
における多段の各棚上に順次載置して保持する。
【0126】次に制御部は、ストッカ部34で保持して
いる各テストサンプル48の内で、保持時間が予め設定
された固有の時間を経過するテストサンプル48がある
と、その時点で、新たなテストサンプル48に対するパ
ルス露光処理をする動作を停止し、この保持時間が経過
したテストサンプル48を図示しない分配装置で、スト
ッカ部34の棚上から引き出して、搬送経路上を現像処
理槽40側に搬送して前述したと同様に画像形成のため
に現像の処理を実行する。
【0127】次に、制御部は、ストッカ部34で保持し
ている各テストサンプル48の内で保持時間が予め設定
された固有の潜像保持する時間を経過するテストサンプ
ル48が現れるまで、残りの複数のテストサンプル48
を順次露光部14へ搬送し、その感光面にパルス露光処
理をする。
【0128】そして、制御部は、各パルス露光処理済み
のテストサンプル48を順次温湿調整装置付ストッカ1
2へ搬送して、図示しない分配装置で、ストッカ部34
における多段の各棚上に順次載置して保持する。
【0129】これとともに制御部は、全てのテストサン
プル48をパルス露光処理した後、それぞれ設定された
固有の潜像保持する時間が経過するまで、ストッカ部3
4で保持し、各テストサンプル48の固有の潜像保持す
る時間が経過した時点で、この経過したテストサンプル
48を現像処理槽40側に搬送して前述したと同様に画
像形成のために現像の処理を実行する。
【0130】このようにして制御部は、全てのテストサ
ンプル48をパルス露光処理し、各固有の潜像保持時間
の経過を待って現像の処理を実行する動作を、可能な限
り各固有の潜像保持時間の経過を待つために待機する時
間を短縮して合理的に。かつ自動的に作業を進め、全て
のテストサンプル48の処理を開始した時点から、全て
のテストサンプル48の処理を完了するまでの総合の時
間を短縮することができる。
【0131】なお、上述した本実施の形態は、調湿潜像
退行試験装置本体10についての構成として説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、その他
種々の画像形成装置に利用できることは勿論である。
【0132】さらに、テストサンプル48の搬送方向先
端と後端とで現像を開始する際の時間差がなるべく少な
くして、テストサンプル48の感光面の全面に渡り現像
処理の条件を均一化するように高速で搬送する手段は、
現像液を利用するその他種々の画像形成装置に利用でき
る。
【0133】また、現像処理部で、テストサンプル48
を先端から後端にかけて連続的に現像処理を開始する速
度と、テストサンプル48を先端から後端にかけて連続
的に現像処理を停止する速度とを同じ高速度とすること
により、テストサンプル48の先端部を現像処理してい
る時間とテストサンプル48の後端部を現像処理してい
る時間とを同時間として、テストサンプル48の全体に
渡って現像処理をしている時間の均一化を図り、テスト
サンプル48の全体に渡って現像処理の度合いを均一化
する手段は、熱現像転写手段等による画像形成装置にも
広く利用できる。
【0134】また、上述した本発明に係わる実施の形態
では、露光部14としてキセノン光源32を用いて面露
光する光源部24を備えた調湿潜像退行試験装置本体1
0について説明したが、このパルス面露光処理を行う光
源部24の代わりに、RGBレーザによる走査露光方式
の露光装置を用いても良い。
【0135】この場合には、現像処理部16における高
速搬送可能領域で高速搬送可能な搬送ローラ52Aによ
りテストサンプル48を搬送する速度を、走査露光時に
おける走査のための搬送速度と同速度とするように構成
する。
【0136】このように構成することにより、テストサ
ンプル48の感光面の各部において、露光されてから現
像処理が開始されるまでの時間を一定にでき、テストサ
ンプル48の搬送方向先端部と搬送方向後端部とで現像
液による処理の開始時期に生じる時間的なずれを無く
し、その影響がテストサンプル48に仕上がった画像に
顕在化しないようにできる。
【0137】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、第1に、搬送
しながら潜像を顕在化する処理を実行するため、搬送さ
れた感光材料が潜像を顕在化する処理を開始する部分を
通過する速度と、潜像を顕在化する処理を実行するよう
搬送されている感光材料が潜像を顕在化する処理を停止
する部分を通過する速度とを、感光材料の搬送方向先端
部と搬送方向後端部とで潜像を顕在化する処理の開始時
期に生じる時間的なずれによる影響が感光材料に仕上が
った画像に顕在化しない程度に、他の部分を搬送する速
度よりも高速で搬送するよう構成する。これにより、こ
の画像形成装置では、例えば、露光部で感光材料の感光
面の全面に渡って一時に面露光して潜像を形成するよう
な場合でも、感光材料の感光面における搬送方向先端と
後端とで露光されてから潜像を顕在化する処理が開始す
るまでの時間差を僅少にして、感光材料の感光面の全面
に渡り現像処理の条件を均一化することができる。ま
た、潜像を顕在化する処理の進み具合が感光材料の表面
全体に渡って一定となるように作業を進めて、感光材料
の潜像を顕在化する処理を実行できるという効果があ
る。
【0138】第2に、感光材料が潜像を顕在化する処理
を開始する部分を通過する速度と、感光材料が潜像を顕
在化する処理を停止する部分を通過する速度と、を同速
度となるように構成する。これにより、感光材料が潜像
を顕在化する処理を開始する部分を通過する速度と、感
光材料が潜像を顕在化する処理を停止する部分を通過す
る速度と、を同じ高速度とすることにより、感光材料の
先端部の潜像を顕在化する処理を実行している時間と、
感光材料の後端部の潜像を顕在化する処理を実行してい
る時間とを同時間として、感光材料の全体に渡っての潜
像を顕在化する処理を実行している時間の均一化を図
り、感光材料の全体に渡って現像処理の度合いを均一化
することができるという効果がある。
【0139】第3に、露光処理をして潜像が形成された
感光材料を搬送して潜像を顕在化する処理を行うために
現像処理槽内の現像液の液面を通過させる搬送速度と、
感光材料を搬送して現像処理槽内の現像液の液面から出
て漂白定着処理槽内の漂白定着液の液面を通過させる搬
送速度とを、感光材料の搬送方向先端部と搬送方向後端
部とで現像液による処理の開始時期に生じる時間的なず
れによる影響が感光材料に仕上がった画像に顕在化しな
い程度に、他の部分を搬送する速度よりも高速の搬送速
度とするよう構成すると共に、感光材料が現像液の液面
を通過する搬送速度と、漂白定着液の液面を通過させる
搬送速度とが同速度となるように構成する。これによ
り、例えば、露光処理により感光材料の感光面の全面に
渡って一時に面露光した場合でも、感光材料の感光面に
おける搬送方向先端と後端とで露光されてから現像液に
浸漬されて現像処理が開始するまでの時間差を僅少にし
て、感光材料の感光面の全面に渡り現像処理の条件を均
一化することができる。また、本構成では、感光材料が
現像処理液の液面から液中へ侵入する速度と、感光材料
が漂白定着処理液の液面から液中へ侵入する速度とを同
じ高速度とすることにより、感光材料の先端部に現像処
理液が付着している時間と、感光材料の後端部に現像処
理液が付着している時間とを同時間として、感光材料の
全体に渡って現像処理液が付着している時間の均一化を
図り、感光材料の全体に渡って現像処理の度合いを均一
化することができるという効果がある。
【0140】第4に、露光処理をして潜像が形成された
感光材料を、その潜像を顕在化する処理を行うよう現像
処理槽内の現像液の液面を通過させて感光材料の全体が
液中に没するまで搬送する高速搬送可能領域に配置され
た、高速搬送用の駆動源で駆動される搬送ローラと、現
像処理槽内の現像液の液中から漂白定着処理槽内の漂白
定着液の液面を通過させて感光材料の全体が液中に没す
るまで搬送する高速搬送可能領域に配置された、高速搬
送用の駆動源で駆動される搬送ローラと、高速搬送可能
領域と相互に接続して一連の現像処理部の搬送経路部分
を構成するよう通常搬送領域に配置された、通常搬送用
の駆動源で駆動される搬送ローラと、を設ける。これに
より、例えば、露光処理により感光材料の感光面の全面
に渡って一時に面露光した場合でも、高速搬送用の駆動
源で駆動される搬送ローラにより、感光材料を、現像液
の液中にその全体を迅速に没入させると共に、現像液の
液中から漂白定着液の液中にその全体を迅速に没入させ
ることを確実に実行できる。よって、感光材料の感光面
における搬送方向先端と後端とで露光されてから現像液
に浸漬されて現像処理が開始するまでの時間差を僅少に
して、感光材料の感光面の全面に渡り現像処理の条件を
均一化することができる。また、本構成では、感光材料
の先端部に現像処理液が付着して処理している時間と、
感光材料の後端部に現像処理液が付着して処理している
時間とが同時間となるようにして、感光材料の全体に渡
って現像処理液が付着している時間の均一化を図り、感
光材料の全体に渡って現像処理の度合いを均一化する動
作を確実に実行可能とできるという効果がある。
【0141】第5に、感光材料における感光面の全面に
渡って、一度に強照度の光を短時間照射することにより
パルス露光処理をして潜像を形成する露光部を設けたこ
とを特徴とする。これにより、この画像形成装置では、
感光材料における感光面の全面に渡ってパルス露光処理
をするので、デジタル露光ユニットでRGB3色等のレ
ーザ走査露光を行って形成したのと同等の潜像を一時に
極めて短時間で、しかも感光面全面で均一に形成できる
という効果がある。
【0142】第6に、各感光材料に潜像を形成する露光
処理を順次実行し、潜像が形成された各感光材料を順次
搬送して多段の各棚上に載置して保持する動作を実行す
ると共に、各棚上に保持されている各感光材料のそれぞ
れに設定した潜像を保持しておく時間が経過した際に、
各感光材料に対する露光処理を中断し、潜像保持時間が
経過した各感光材料を、各棚上から引き出して潜像を顕
在化する処理を行えるようにしたストッカ部を設けたこ
とを特徴とする。上述のように構成することにより、こ
の画像形成装置では、感光材料に露光処理した後、これ
をストッカに潜像退行の依存性を確認するために潜像保
持時間を変更調整して保存しておくことができる。よっ
て、露光処理され順次搬送されてきた感光材料を順次保
持しておき、各感光材料毎に、それぞれ指定された時間
が経過した時点で、ストッカから待機時間が経過した所
要のテストサンプルを取り出して搬送経路上に送り出
し、次の現像処理を行うことができる。これにより、感
光材料の露光処理をし、潜像保持時間が経過するまで待
機してから現像処理を完了するのを待って、次の感光材
料の処理を開始するのに比較して作業時間を大幅に短縮
できる。また、潜像退行試験を自動的に実施可能とする
という効果がある。
【0143】第7に、ストッカ部に保持されている潜像
が形成された各感光材料が包まれる雰囲気の温度と湿度
とを所定値に保つよう調整制御する温度及び湿度調整機
を設けたことを特徴とする。これにより、画像形成装置
では、温度及び湿度調整機が、ストッカ部を包む雰囲気
を指定された温度と指定された湿度とに設定する。これ
により各保存されている感光材料は、温湿調整装置付ス
トッカに搬入されてから搬出されるまでの間、温度及び
湿度調整機によってストッカ部の置かれている雰囲気が
一定の温度及び湿度に保持されるので、感光材料を指定
の温湿度条件下において潜像保持時間だけを変更するこ
とにより潜像退行の依存性をテストすることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置の全体を示す概略構成図であ
る。
【図2】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置における、現像処理槽と漂白
定着処理槽との部分を取り出して示す要部拡大概略断面
構成図である。
【図3】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置における搬送ローラを用いた
搬送経路部分の構成を取り出して示す要部拡大斜視図で
ある。
【図4】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置における、光源部を取り出し
て示す要部拡大概略断面構成図である。
【図5】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置において、テストサンプルに
露光部で露光処理後、直ちに現像処理部へ搬送して現像
処理を実行するときの動作状態を説明するための説明線
図である。
【図6】 本発明の画像形成装置に関する実施の形態に
係る調湿潜像退行試験装置において、テストサンプルに
露光部で露光処理後、温湿調整装置付ストッカへ搬送し
て所定の潜像保持時間が経過してから、現像処理部へ搬
送して現像処理を実行するときの動作状態を説明する説
明線図である。
【符号の説明】
10 調湿潜像退行試験装置本体 12 温湿調整装置付ストッカ 14 露光部 16 現像処理部 22 制御盤 24 光源部 32 キセノン光源 34 ストッカ部 36 湿度調整機 40 現像処理槽 42 漂白定着処理槽 44 水洗処理槽 46 搬送経路部分 46A 入口搬送経路部分 46B 現像処理用搬送経路部分 46C クロスオーバ搬送経路部分 46D 漂白定着処理用搬送経路部分 48 テストサンプル 52 搬送ローラ 52A 高速搬送可能な搬送ローラ 58 ワンウエイクラッチ 66 通常搬送用の駆動源 68 高速搬送用の駆動源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光処理をして潜像が形成された感光材
    料を搬送しながら潜像を顕在化する処理を実行する画像
    形成装置において、 搬送された前記感光材料が潜像を顕在化する処理を開始
    する部分を通過する速度と、潜像を顕在化する処理を実
    行するよう搬送されている前記感光材料が潜像を顕在化
    する処理を停止する部分を通過する速度とを、前記感光
    材料の搬送方向先端部と搬送方向後端部とで潜像を顕在
    化する処理の開始時期に生じる時間的なずれによる影響
    が前記感光材料に仕上がった画像に顕在化しない程度
    に、他の部分を搬送する速度よりも高速で搬送するよう
    構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料が潜像を顕在化する処理を
    開始する部分を通過する速度と、前記感光材料が潜像を
    顕在化する処理を停止する部分を通過する速度と、を同
    速度となるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 露光処理をして潜像が形成された感光材
    料を搬送して潜像を顕在化する処理を行うために現像処
    理槽内の現像液の液面を通過させる搬送速度と、前記感
    光材料を搬送して前記現像処理槽内の現像液の液面から
    出て停止機能処理槽内の停止機能液の液面を通過させる
    搬送速度とを、前記感光材料の搬送方向先端部と搬送方
    向後端部とで現像液による処理の開始時期に生じる時間
    的なずれによる影響が前記感光材料に仕上がった画像に
    顕在化しない程度に、他の部分を搬送する速度よりも高
    速の搬送速度とするよう構成すると共に、 前記感光材料が現像液の液面を通過する搬送速度と、停
    止機能液の液面を通過させる搬送速度とが同速度となる
    ように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 露光処理をして潜像が形成された感光材
    料を、その潜像を顕在化する処理を行うよう現像処理槽
    内の現像液の液面を通過させて当該感光材料の全体が液
    中に没するまで搬送する高速搬送可能領域に配置され
    た、高速搬送用の駆動源で駆動される搬送ローラと、 前記現像処理槽内の現像液の液中から停止機能処理槽内
    の停止機能液の液面を通過させて前記感光材料の全体が
    液中に没するまで搬送する高速搬送可能領域に配置され
    た、高速搬送用の駆動源で駆動される搬送ローラと、 前記高速搬送可能領域と相互に接続して一連の現像処理
    部の搬送経路部分を構成するよう通常搬送領域に配置さ
    れた、通常搬送用の駆動源で駆動される搬送ローラと、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記感光材料における感光面の全面に渡
    って、一度に強照度の光を短時間照射することによりパ
    ルス露光処理をして潜像を形成する露光部を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記各感光材料に潜像を形成する露光処理
    を順次実行し、潜像が形成された前記各感光材料を順次
    搬送して多段の各棚上に載置して保持する動作を実行す
    ると共に、前記各棚上に保持されている前記各感光材料
    のそれぞれに設定した潜像を保持しておく時間が経過し
    た際に、前記各感光材料に対する露光処理を中断し、潜
    像保持時間が経過した前記各感光材料を、前記各棚上か
    ら引き出して潜像を顕在化する処理を行えるようにした
    ストッカ部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記ストッカ部に保持されている潜像が形
    成された前記各感光材料が包まれる雰囲気の温度と湿度
    とを所定値に保つよう調整制御する温度及び湿度調整機
    を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

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