JP2003161242A - 信号発電機用リラクタリング、その製造方法及び信号発電機用ロータ - Google Patents

信号発電機用リラクタリング、その製造方法及び信号発電機用ロータ

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JP2003161242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リラクタ部の外径を小型化できる信号発電機
用リラクタリングを得る。 【解決手段】 信号発電機用リラクタリング1は、ロー
タヨークの外周に装着するリング部1aと、このリング
部1aに設けた多数のリラクタ部1bとを備えている。
この信号発電機用リラクタリング1は、リング部12a
の外周に多数のリラクタ部12bを突設した構造の複数
枚のプレス抜き磁性金属板12を、各リング部12aの
位置と各リラクタ部12bの位置をそれぞれ揃えて積層
し、一体化して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータヨークの外
周に装着されるリング部と、該リング部の外周にに設け
られた多数のリラクタ部とを備えた信号発電機用リラク
タリング、その製造方法及び信号発電機用ロータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】現在は、大排気量の二輪車は、排ガス規
制や高性能化等により、内燃機関(エンジン)に対する
燃料噴射を電子機器で制御して行う電子制御燃料噴射装
置が使用され、より正確な内燃機関の回転情報を得るた
めロータヨークの外周に多数のリラクタ部(誘導子部)
を設けるようになってきている。
【0003】信号発電機のロータヨークの外周に多数の
リラクタ部を設けるやり方の1つとして、図4(A)
(B)及び図5に示すようにロータヨークの外周に装着
されるリング部1aと、該リング部1aに設けられた多
数のリラクタ部1bとを備えた信号発電機用リラクタリ
ング1をプレス抜きで製造し、このリラクタリング1を
図6に示すように信号発電機2のカップ状をしたロータ
ヨーク3の外周に焼ばめ等で固定して装着する方法があ
る。
【0004】信号発電機2は、外周にリラクタリング1
により多数のリラクタ部1bを有するロータヨーク3を
備えたロータ4と、該ロータ4の回転時に各リラクタ部
1bに対向する位置に固設された図示しない信号発電子
とで構成されている。カップ状をしたロータヨーク3
は、筒部3aと、その一端を閉塞する底板3bと、筒部
3a内で底板3bの中央に突設されたボス部3cとで構
成されている。
【0005】このロータヨーク3は、磁石発電機5のロ
ータヨーク3を兼ねている。磁石発電機5は、ロータヨ
ーク3の筒部3aの内周に永久磁石6を取り付けたロー
タ7と、このロータヨーク3内に配置されたステータ8
とで構成されている。ステータ8は、環状部9aの外周
に放射状に突設された複数の凸極9bが永久磁石6に間
隙を隔てて対向するステータ鉄心9と、これら凸極9b
に巻装された発電コイル10とで構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リラク
タ部1bの高さをA、リング部1の高さ(リング部1の
内径〜リラクタ部1bの底部までの寸法)をB、リング
部1の板厚をT(例えば、5〜9mm)としたリラクタ
リング1をプレス抜きで製造すると、板厚Tが厚いめプ
レス打ち抜き時に変形し易く、このためプレス打ち抜き
時に変形しないようにするためには、リング部1の高さ
Bをリング部1の板厚T以下にすることができず、それ
ゆえリラクタ部1bの外径が大きくなってしまう問題点
があった。
【0007】また、リラクタリング1をプレス抜きで製
造すると、図5に示すようにリング部1の内周でリラク
タ締結部となる取り付けインロー面11には、剪断部1
1aと破断部11bが形成されるため、焼ばめ径となる
剪断部11aの剪断径が片面側のみとなり、板厚Tに相
当する嵌合長の全体で締結力を維持できない問題点があ
った。
【0008】本発明の目的は、リラクタ部の外径を小型
化できる信号発電機用リラクタリング、その製造方法及
び信号発電機用ロータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータヨーク
の外周に装着されるリング部と、該リング部に設けられ
た多数のリラクタ部とを備えた信号発電機用リラクタリ
ングを対象とする。
【0010】本発明に係る信号発電機用リラクタリング
では、リング部の外周に多数のリラクタ部を突設した構
造の複数枚のプレス抜き磁性金属板が、各リング部の位
置と各リラクタ部の位置をそれぞれ揃えて積層され一体
化されて構成されている。
【0011】このようなリラクタリングは、薄いプレス
抜き磁性金属板の積層体で構成されているので、プレス
抜き磁性金属板は薄いためプレス打ち抜き時に変形し難
く、このためリング部の高さを低くでき、それゆえリラ
クタ部の外径を小型化することができる。また、リラク
タリングの板厚は、プレス抜き磁性金属板の積層枚数の
変更により容易に対応させることができる。さらに、薄
いプレス抜き磁性金属板の積層体よりなるリラクタリン
グによれば、リラクタ締結部となる取り付けインロー面
に複数の剪断部が板厚方向に存在し、ロータヨークの外
周に対する締結強度を向上させることができる。
【0012】また、本発明に係る信号発電機用リラクタ
リングの製造方法は、リング部の外周に多数のリラクタ
部を突設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金属板をプ
レス抜きで形成し、これらプレス抜き磁性金属板をその
各リング部の位置と各リラクタ部の位置をそれぞれ揃え
て所要の厚みに積層し一体化することを特徴とする。
【0013】このような信号発電機用リラクタリングの
製造方法では、リング部の外周に多数のリラクタ部を突
設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金属板をプレス抜
きで形成するので、プレス打ち抜き磁性金属板は薄いた
めプレス打ち抜き時に変形し難く、このためリング部の
高さを低くでき、それゆえリラクタ部の外径を小型化す
ることができる。また、プレス抜き磁性金属板の板厚を
薄くしたことで、リラクタ部の複雑な形状に対応するこ
とができ、リラクタ部の凹凸を容易に多数設けることが
できる。また、リラクタリングの板厚は、プレス抜き磁
性金属板の積層枚数の変更により容易に対応させること
ができる。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板の積層体
よりなるリラクタリングによれば、リラクタ締結部とな
る取り付けインロー面に複数の剪断部が板厚方向に存在
し、ロータヨークの外周に対する締結強度を向上させる
ことができる。
【0014】さらに本発明は、ロータヨークの外周に、
多数のリラクタ部を有する信号発電機用リラクタリング
が嵌め合されて固定されている信号発電機用ロータを対
象とする。
【0015】本発明に係る信号発電機用ロータでは、信
号発電機用リラクタリングは、リング部の外周に多数の
リラクタ部を突設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金
属板が、各リング部の位置と各リラクタ部の位置をそれ
ぞれ揃えて所要の厚みに積層されて一体化されて構成さ
れ、ロータヨークの外周に焼ばめで固定されている。
【0016】このような信号発電機用ロータでは、リラ
クタリングは、薄いプレス打ち抜き磁性金属板の積層体
で構成されているので、プレス打ち抜き磁性金属板は薄
いためプレス打ち抜き時に変形し難く、このためリング
部の高さを低くでき、それゆえリラクタ部の外径を小型
化することができる。また、リラクタリングの板厚は、
プレス抜き磁性金属板の積層枚数の変更により容易に対
応させることができる。さらに、薄いプレス抜き磁性金
属板の積層体よりなるリラクタリングによれば、リラク
タ締結部となる取り付けインロー面に複数の剪断部が板
厚方向に存在し、ロータヨークの外周に対する締結強度
を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)及び図2は本発
明に係る信号発電機用リラクタリングの実施の形態の一
例を示したもので、図1(A)(B)は本例の信号発電
機用リラクタリングの正面図及びその縦断面図、図2は
図1(B)のP部拡大図である。
【0018】本例の信号発電機用リラクタリング1は、
リング部12aの外周に多数のリラクタ部12bを突設
した構造の、厚みがtで薄い複数枚のプレス抜き磁性金
属板12が、各リング部12aの位置と各リラクタ部1
2bの位置をそれぞれ揃えて従来と同じ程度の厚さTに
積層され、レーザ溶接や非リベット加締め等により一体
化されて構成されている。
【0019】このようなリラクタリング1は、薄いプレ
ス抜き磁性金属板12の積層体で構成されているので、
プレス抜き磁性金属板12は薄いためプレス打ち抜き時
に変形し難く、このためリング部12aの高さを低くで
き、それゆえリラクタ部1bの外径を小型化することが
できる。また、リラクタリング1の板厚Tが例えば、6
mmの場合は、厚みtが1.2mmのプレス抜き磁性金
属板12を6枚積層することにより形成されている。こ
のリラクタリング1の板厚Tの変更は、プレス抜き磁性
金属板12の積層枚数の変更により容易に対応させるこ
とができる。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板12の
積層体よりなるリラクタリング1によれば、リラクタ締
結部となる取り付けインロー面11に複数の剪断部11
aが板厚方向に存在し、ロータヨーク3の外周に対する
締結強度を向上させることができる。
【0020】このような信号発電機用リラクタリング1
の製造は、次のようにして行う。即ち、リング部12a
の外周に多数のリラクタ部12bを突設した構造の複数
枚のプレス抜き磁性金属板12をプレス抜きで形成す
る。これらプレス抜き磁性金属板12をその各リラクタ
部12aの位置と各リング部12bの位置をそれぞれ揃
えて所要の厚みに積層し、レーザ溶接や非リベット加締
め等により一体化する。
【0021】このような信号発電機用リラクタリング1
の製造方法では、リング部12aの外周に多数のリラク
タ部12bを突設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金
属板12をプレス抜きで形成するので、プレス打ち抜き
磁性金属板12は薄いためプレス打ち抜き時に変形し難
く、このためリング部12bの高さを低くでき、それゆ
えリラクタ部1bの外径を小型化することができる。ま
た、プレス抜き磁性金属板12の板厚を薄くしたこと
で、リラクタ部12bの複雑な形状に対応することがで
き、リラクタ部12bの凹凸を容易に多数設けることが
できる。また、リラクタリング1の板厚Tは、プレス抜
き磁性金属板12の積層枚数の変更により容易に対応さ
せることができる。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板
12の積層体よりなるリラクタリング1によれば、リラ
クタ締結部となる取り付けインロー面11に複数の剪断
部11aが、6枚のプレス抜き磁性金属板12の積層体
よりなるリラクタリング1では6箇所の剪断部11a
が、板厚方向に存在し、ロータヨーク3の筒部3aの外
周に対する締結強度を向上させることができる。
【0022】次に、本例の信号発電機用ロータ4の構造
を、図3にて説明する。この信号発電機用ロータ4は、
ロータヨーク3の外周に、多数のリラクタ部1bを有す
る信号発電機用リラクタリング1が嵌め合されて固定さ
れている。信号発電機用リラクタリング1は、リング部
12aの外周に多数のリラクタ部12bを突設した構造
の複数枚のプレス抜き磁性金属板12が、各リング部1
2aの位置と各リラクタ部12bの位置をそれぞれ揃え
て所要の厚みTに積層されてレーザ溶接や非リベット加
締め等により一体化されて構成されている。この信号発
電機用リラクタリング1は、ロータヨーク3の筒部3a
の外周に焼ばめで固定されている。その他の構成は、前
述した図6と同様になっており、対応する部分には同一
符号が付けられている。
【0023】このような信号発電機用ロータ4では、リ
ラクタリング1は、薄いプレス打ち抜き磁性金属板12
の積層体で構成されているので、プレス打ち抜き磁性金
属板12は薄いためプレス打ち抜き時に変形し難く、こ
のためリング部12aの高さを低くでき、それゆえリラ
クタ部1bの外径を小型化することができる。また、リ
ラクタリング1の板厚Tは、プレス抜き磁性金属板12
の積層枚数の変更により容易に対応させることができ
る。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板12の積層体よ
りなるリラクタリング1によれば、リラクタ締結部とな
る取り付けインロー面11に複数の剪断部11aが板厚
方向に存在し、ロータヨーク3の外周に対する締結強度
を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る信号発電機用リラクタリン
グは、薄いプレス抜き磁性金属板の積層体で構成されて
いるので、プレス抜き磁性金属板は薄いためプレス打ち
抜き時に変形し難く、このためリング部の高さを低くで
き、それゆえリラクタ部の外径を小型化することができ
る。また、リラクタリングの板厚は、プレス抜き磁性金
属板の積層枚数の変更により容易に対応させることがで
きる。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板の積層体より
なるリラクタリングによれば、リラクタ締結部となる取
り付けインロー面に複数の剪断部が板厚方向に存在し、
ロータヨークの外周に対する締結強度を向上させること
ができる。
【0025】また、本発明に係る信号発電機用リラクタ
リングの製造方法は、リング部の外周に多数のリラクタ
部を突設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金属板をプ
レス抜きで形成するので、プレス打ち抜き磁性金属板は
薄いためプレス打ち抜き時に変形し難く、このためリン
グ部の高さを低くでき、それゆえリラクタ部の外径を小
型化することができる。また、プレス抜き磁性金属板の
板厚を薄くしたことで、リラクタ部の複雑な形状に対応
することができ、リラクタ部の凹凸を容易に多数設ける
ことができる。また、リラクタリングの板厚は、プレス
抜き磁性金属板の積層枚数の変更により容易に対応させ
ることができる。さらに、薄いプレス抜き磁性金属板の
積層体よりなるリラクタリングによれば、リラクタ締結
部となる取り付けインロー面に複数の剪断部が板厚方向
に存在し、ロータヨークの外周に対する締結強度を向上
させることができる。
【0026】さらに本発明に係る信号発電機用ロータ
は、リラクタリングを、薄いプレス打ち抜き磁性金属板
の積層体で構成しているので、プレス打ち抜き磁性金属
板は薄いためプレス打ち抜き時に変形し難く、このため
リング部の高さを低くでき、それゆえリラクタ部の外径
を小型化することができる。また、リラクタリングの板
厚は、プレス抜き磁性金属板の積層枚数の変更により容
易に対応させることができる。さらに、薄いプレス抜き
磁性金属板の積層体よりなるリラクタリングによれば、
リラクタ締結部となる取り付けインロー面に複数の剪断
部が板厚方向に存在し、ロータヨークの外周に対する締
結強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明に係る信号発電機用リラ
クタリングの実施の形態の一例の正面図及び縦断面図で
ある。
【図2】図1(B)のP部の拡大図である。
【図3】本発明に係る信号発電機用ロータを備えた磁石
発電機の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図4】(A)(B)は従来の信号発電機用リラクタリ
ングの正面図及び縦断面図である。
【図5】図4(B)のQ部の拡大図である。
【図6】従来の信号発電機用ロータを備えた磁石発電機
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 信号発電機用リラクタリング 1a リング部 1b リラクタ部 2 信号発電機 3 ロータヨーク 3a 筒部 3b 底板 3c ボス部 4 ロータ 5 磁石発電機 6 永久磁石 7 ロータ 8 ステータ 9 ステータ鉄心 9a 環状部 9b 凸極 10 発電コイル 11 取り付けインロー面 11a 剪断部 11b 破断部 12 プレス抜き磁性金属板 12a リング部 12b リラクタ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータヨークの外周に装着されるリング
    部と、該リング部に設けられた多数のリラクタ部とを備
    えた信号発電機用リラクタリングにおいて、 リング部の外周に多数のリラクタ部を突設した構造の複
    数枚のプレス抜き磁性金属板が、前記各リング部の位置
    と前記各リラクタ部の位置をそれぞれ揃えて積層され一
    体化されて構成されている信号発電機用リラクタリン
    グ。
  2. 【請求項2】 リング部の外周に多数のリラクタ部を突
    設した構造の複数枚のプレス抜き磁性金属板をプレス抜
    きで形成し、これらプレス抜き磁性金属板をその前記各
    リング部の位置と前記各リラクタ部の位置をそれぞれ揃
    えて所要の厚みに積層し一体化することを特徴とする信
    号発電機用リラクタリングの製造方法。
  3. 【請求項3】 ロータヨークの外周に、多数のリラクタ
    部を有する信号発電機用リラクタリングが嵌め合されて
    固定されている信号発電機用ロータにおいて、 前記信号発電機用リラクタリングは、リング部の外周に
    多数のリラクタ部を突設した構造の複数枚のプレス抜き
    磁性金属板が、前記各リング部の位置と前記各リラクタ
    部の位置をそれぞれ揃えて所要の厚みに積層されて一体
    化されて構成され、前記ロータヨークの外周に焼ばめで
    固定されている信号発電機用ロータ。
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