JP2003162784A - 地震など災害時の避難誘導システム - Google Patents

地震など災害時の避難誘導システム

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JP2003162784A
JP2003162784A JP2001359456A JP2001359456A JP2003162784A JP 2003162784 A JP2003162784 A JP 2003162784A JP 2001359456 A JP2001359456 A JP 2001359456A JP 2001359456 A JP2001359456 A JP 2001359456A JP 2003162784 A JP2003162784 A JP 2003162784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生時自動的に災害情報を入手し、自動
的に避難誘導経路を自動的に報知するようにした地震な
ど災害時の避難誘導システムを提供すること。 【解決手段】 地震が発生したのち予め定められた各地
区2の被害有り情報および被害無し情報など各種センサ
3出力の地震被害情報を収集して各地被害データテーブ
ル4に記憶し、被害有り情報および被害無し情報などか
ら地震被害情報未収集地区の被害状況として被害有り又
は被害無しに推定した被害状況推定情報を各地被害デー
タテーブル4に記憶し、各地区2から予め定められた避
難場所5までの避難誘導経路データを避難誘導データテ
ーブル4に記憶し、地震被害情報および被害状況推定情
報から各地区2毎に最適な避難誘導径路図が予め記憶さ
れた上記避難径路テーブルから自動的に検索して出力
し、検索された最適な避難誘導径路図を各地区2毎に自
動的に報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震などが発生後
最適な避難誘導情報を提供する地震など災害時の避難誘
導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】地震はある日突然発生し予報を出すこと
ができない。神戸地震は夜明け前の早朝発生し、熟睡中
であったため多くの人が倒壊した家屋内に取り残され、
多数の犠牲者が発生した。運良く家の外に出られた人
は、避難場所が判らず、避難誘導が無く、避難径路など
の情報がなかった。避難場所や、避難誘導、避難径路な
どの早期表示は、地震の発生する場所が予想できないた
めむしろ困難であるというのが一般的である。一般的に
は、地震が発生した場合、直ちに避難せず、先ず火を消
し、家内に待機して様子を見た方が良いというのが、現
在の避難指導である。
【0003】しかし、神戸地震の犠牲者は家内に残され
た人がその後出火した火災により5000人もの多数の
方が犠牲者となった。神戸地震は大規模な地震の発生が
ないでろうと予想されたところに大規模な地震が発生し
たため、多数の犠牲者を発生させた。地震など自然災害
が発生した際、避難情報をモニタに表示したり、スピー
カで表示する技術は特開平11−29907号公報に記
載されている。この表示技術は高速ディジタル回線の公
衆電話回線、携帯電話回線、光通信回線、CATV回
線、モニタ、スピーカなどを通じて報知することが記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、避難先
や災害情報は災害発生時、情報指令所から文字入力して
案内する方式であるため、避難時には、タイムリーに避
難誘導されず、実用されていない。地震発生時情報指令
所も受震し、担当者も災害を受けてパニックになってお
り、避難先や災害情報の入力は、かなり遅延しタイムリ
に避難誘導径路を提供する手法でなかった。
【0005】特に、地震災害においては、二次災害防止
の面から電気の送電や、ガスなど燃料系の生活ラインが
停止されるため、避難誘導のモニタ表示が困難である。
地震国日本においては、地震が発生したとき自動的に最
適避難誘導されることが要求されている。
【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決すべく
なされたもので、地震発生時自動的に災害情報を入手
し、避難誘導経路を自動的に報知するようにした地震な
ど災害時の避難誘導システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、次の構成からなる地震など災害時の避難誘導システ
ムを提供するものである。
【0008】すなわち、請求項1の地震など災害時の避
難誘導システムは、地震が発生したのち予め定められた
各地区の被害有り情報および被害無し情報を含む地震被
害情報を収集して記憶する地震被害情報記憶手段と、収
集された前記地震被害情報から地震被害情報未収集地区
の被害状況として被害有り又は被害無しに推定した被害
状況推定情報を記憶する未収集地区の被害状況推定情報
記憶手段と、前記各地区から予め定められた避難場所ま
での避難誘導経路図が記憶された避難径路テーブルと、
前記地震被害情報および被害状況推定情報から各地区毎
に最適な避難誘導径路図が予め記憶された前記避難径路
テーブルから自動的に検索されて出力される避難径路図
選択手段と、検索された最適な避難誘導径路図を各地区
毎に自動的に報知する避難誘導情報報知手段とを具備し
てなることを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によれば、地震被害情報を
自動的に収集し、未収集地区の被害状況を自動的に推定
して当該地域の最適な避難誘導径路図を報知するので、
パニックにならず迅速に避難誘導することができる。
【0010】請求項2の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システ
ムにおいて、前記最適な避難誘導径路図は記憶された前
記被害無し情報を読出し、読み出された被害無し情報か
ら選択されることを特徴とする。
【0011】請求項3の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1又は2記載の地震など災害時の避難誘導
システムにおいて、前記被害無し情報は地震による被害
を受けてないか、交通に支障とならない程度の被害情報
を含むことを特徴とする。
【0012】請求項2、3の発明によれば、避難誘導径
路は地震により災害を受けていない安心な交通に支障と
ならい道路を自動的に案内するので、被災者が安全確認
された安全な通路を迅速に避難することはできる。
【0013】請求項4の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システ
ムにおいて、前記地震被害情報未収集地区の被害状況の
推定は震源地情報、各地の震度情報、前記地震被害情報
未収集地区の地盤の強度、建物の種別・構造、橋・トン
ネル等の構造・強度、ガス配管敷設状況、電線敷設状
況、前記地震被害情報未収集内を走行中または停車中の
自動車にVICSビーコン等を介しカーナビなどの情報
端末、地図情報などから推論演算されることを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明によれば、地震被害情報未
収集地区は被害状況を推定し、最適な避難誘導径路図に
は避難先までの径路に前記被害有り情報の地域が選択さ
れていないので、パニックにならず比較的ゆとりを持っ
て避難することができ、身体障害者や高齢者にとって望
ましい避難をすることができる。
【0015】請求項5の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システ
ムにおいて、前記最適な避難誘導径路図はこの避難誘導
径路に設置された光学的表示器に表示すると共に前記避
難径路を放送して案内することを特徴とする。
【0016】請求項5の発明によれば、避難者の目と耳
に対して避難誘導径路図を表示するので、迷わず迅速に
避難することができる。特に、身体障害者や高齢者の避
難誘導に有効である。
【0017】請求項6の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システ
ムにおいて、前記最適な避難誘導径路図には避難場所へ
の避難と自宅に待機することの何れかであることを特徴
とする。
【0018】請求項6の発明によれば、最適な避難誘導
径路図には自宅に待機することも最適な避難誘導径路と
して表示されるので、特に、身体障害者や高齢者には無
意味な行動をとらずに済み有効である。請求項7の地震
など災害時の避難誘導システムは請求項1記載の地震な
ど災害時の避難誘導システムにおいて、前記最適な避難
誘導径路図の表示法は予め各人毎に登録し、この登録さ
れた方法により連絡されることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明によれば、最適な避難誘導
径路図について予め各人毎に登録し、この登録された方
法により連絡されるので、身体障害者、高齢者、幼稚者
なども含め取り残されることなく避難させることができ
る。
【0020】請求項8の地震など災害時の避難誘導シス
テムは請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システ
ムにおいて、各地区毎に報知された最適な避難誘導径路
図による避難状況は各地区に設置された地域出入監視装
置により各地区にいる人間、各地区内を走行中又は停車
中の自動車などが監視されることを特徴とする。
【0021】請求項8の発明によれば、最適な避難誘導
径路図による避難状況は地域出入監視装置により監視さ
れるので、避難することのできない身体障害者、高齢
者、幼稚者、怪我人などを発見するや否や救助手続きす
ることができる。さらに、地域出入監視装置による監視
は、一度に多数の人が集中し過ぎて迅速且つ安全な避難
の障害を早期に発見することが出来、他の避難誘導径路
図の報知を実施することができる。
【0022】地震発生時の避難の対象者には、予め定め
られた各地区内及び周辺にいる人間、その地区内等の建
物内の人間及びその地区内を走行中または停車中の自動
車などが含まれる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の地震など災害時の
避難誘導システムの実施形態を図1を参照して説明す
る。この実施形態は地震が発生したのち予め定められた
各地区の被害有り情報および被害無し情報などの地震被
害情報を自動的に収集し、地震被害情報未収集地区の被
害状況について収集された被害有り情報および被害無し
情報などから被害状況を推定して、各地区毎に最適な避
難誘導径路図を予め記憶された避難径路データから自動
的に検索して報知する避難誘導システムである。
【0024】この地震など災害時の避難誘導システム1
は地震が発生したのち予め定められた各地区2の地震被
害情報が出力されるセンサ部3と、地区センサ部3から
の被害有り情報および被害無し情報などの地震被害情報
が収集されて記憶される地震被害情報記憶テーブル4
と、前記各地区2から予め定められた避難場所5までの
避難誘導経路図が記憶された避難誘導径路記憶テーブル
6と、前記地震被害情報および被害状況推定情報から各
地区2毎に最適な避難誘導径路図が予め記憶された前記
避難径路テーブル6から自動的に検索されて出力される
避難径路図選択部7と、検索された最適な避難誘導径路
図を各地区2毎に自動的に報知する避難誘導情報報知装
置8とからなる。
【0025】予め定められた各地区2は、地震対策のた
めに地図上で区分されたもので、例えば自治単位(行政
単位)に区分された地域である。地震被害情報は被害有
り情報および被害無し情報などで地震の規模などを表す
震度情報、救助要求情報、ガス漏れ情報、水漏れ情報、
火災発生の有無情報、家屋倒壊の有無情報、道路崩壊の
有無情報、電線切断個所の有無情報など地震によって発
生した被害状況である。各種センサ3は地震が発生した
とき地震被害情報を自動的に検出し、出力させるために
設けたもので電気信号で出力する装置である。たとえ
ば、震度情報は振動を電気信号に変換する圧電体素子で
得られる。救助要求情報、水漏れ情報、火災発生の有無
情報、家屋倒壊の有無情報、道路崩壊の有無情報、電線
切断個所の有無情報などの地震被害情報は、監視カメラ
により撮像した映像に映し出された倒壊した家の映像、
その家内に被災者が居る映像、怪我人が倒れている映
像、道路にひび割れが発生しいる映像、電柱が倒壊した
り電線が切断されて垂れ下がっている映像などの映像信
号の特徴から得られる。ガス漏れ情報はガスセンサがガ
スを検出したことにより電気信号を出力するセンサから
得られる。これらの各種センサ3は各地区2に1又は複
数箇所に設けられ、予め各種センサ3にアドレスが付与
される。
【0026】これら各種センサ3の出力信号は、有線で
出力できるが、無線で送信することもできる。各種セン
サ3の出力は、各地データ収集装置9を介して各地被害
データテーブル4の書込み回路に接続されている。
【0027】各地被害データテーブル4には各地の地震
の被害状況を記憶年月日時刻、地区名、被害の有無、被
害有りの場合被害内容などが記憶される。各地被害デー
タテーブル4にはさらに気象庁が地震発生直後発表する
震源地情報、各地震度情報、津波情報、余震情報などの
データを時刻データとともに整理する気象庁データ管理
装置10の出力が記憶される。この実施例の震源地情報
はB地区の東側海岸にある。各地被害データテーブル4
にはさらに被害予測演算部11の出力が図2に示すよう
に記憶される。図3は図2の各地の地震の被害状況を地
図情報に表示した図である。
【0028】この被害予測演算部11は各地被害データ
テーブル4に記憶された各地の地震の被害状況情報およ
び気象庁データを読出し、図3に示すようなマップを想
定して各種センサ3からの出力が無い地震被害情報未収
集地区C、D、E〜Gの被害状況についてAI論理演算
して被害状況を推論して被害状況推定情報を出力し、こ
の被害状況推定情報を各地被害データテーブル4に記憶
する。
【0029】この実施例では地区2C〜Gの情報は被害
無しと推定したケースである。被害予測演算部11は気
象庁のデータから震源地がB地区の東側海岸にあるこ
と、地区C、D〜Gの各種センサ3の出力に信号出力が
無いことから地区C、D〜Gに被害の発生なしと推論す
る。各種センサ3出力データの無い地区2の被害状況の
推定は、最適な避難誘導径路を選択することを目的とし
たものである。被害無し情報には地震による被害を受け
てないか、交通に支障とならない程度の被害情報を含ん
でいる。
【0030】上記実施例では各種センサ3を設置した地
区でも、センサ出力の無い地区の地震被害状況につい
て、安全性の高い避難誘導するために被害状況の推定演
算をしたが、各種センサ3を設置しない地区が存在した
場合も上記地震被害情報未収集地区として被害状況推定
演算することにより安全性および信頼性の高い最適な避
難誘導径路を案内することができる。この地震被害情報
未収集地区の被害状況の推定は、震源地情報、各地の震
度情報、上記地震被害情報未収集地区の地盤の強度、建
物の種別・構造、橋・トンネル等の構造・強度、ガラス
配管敷設状況、電線敷設状況、上記地震被害情報未収集
内を走行中または停車中の自動車にVICSビーコン等
を介しカーナビなどの情報端末、地図情報などから推論
演算されることである。
【0031】制御装置12は各地被害データテーブル4
から地区A、Bに地震の被害が発生し、震源地がB地区
の東側海岸にあることを読出し、パソコン13の表示画
面に表示すると同時に最適避難誘導径路図選択部7に
A、B地区の最適避難誘導径路の選択を制御出力する回
路である。
【0032】避難誘導データテーブル6には各地区から
予め定められた避難場所5までの多数の避難誘導経路図
が記憶されている。避難誘導経路は地図に現れている総
ての道路が対象であり、避難場所5に通ずる道が選択さ
れる。総ての道路が選択されるのは、地震によりある道
路に亀裂が生じ切断されたら他の道路を選択(検索)で
きるようにするためである。
【0033】最適避難誘導径路図選択部7は被害の発生
した地域の被災者17や自動車18が避難場所5へ避難
するのに最適な道路が示された避難誘導径路図を検索す
る。避難場所5へ避難するのに最適な道路には、道路が
崩壊されていない道路、電線が切断されていない道路、
ガス漏れが発生していない道路、火災が発生していない
道路、水害、津波、余震などの影響を受けない道路など
を選択条件として検索(選択)される。この選択条件は
制御装置12が各地被害データテーブル4から震源地情
報、各地震度情報、津波情報や救助要求情報、水漏れ情
報、火災発生の有無情報、家屋倒壊の有無情報、道路崩
壊の有無情報、電線切断個所の有無情報などの被害情報
を読出し、予め記憶された被害を受けた地区2A、Bの
地図情報、工事中、急激な坂道、トンネル、細い道など
の非安全情報、さらに安全情報部15からの情報などか
ら得られる。安全情報部15からの情報は避難場所5の
安全性情報や避難通路27の安全性情報など確認した安
全情報である。避難場所5の安全性情報や避難通路27
の安全性情報は監視カメラや光ファイバセンサなどによ
り検出、確認された現在の情報である。即ち、最適避難
誘導径路図には被害無し情報から選択され、被害有りの
情報は選択されない。
【0034】最適避難誘導径路図選択部7が選択した最
適避難誘導径路図に示された道路が当該地震により道路
が崩壊したり、発生した火災が道路の交通を遮断した
り、道路が地滑りしたりして利用できないことが判明し
た場合、人的作業により当該担当者はパソコン13のキ
ーボ−ドから地震による被害を受けていない道路を検索
して、最適避難誘導径路を作成し、地区2の被災者17
や走行中、停車中の自動車18等に提供する。
【0035】最適避難誘導径路図選択部7には人・車デ
ータテーブル16から被災者の有無、自動車の有無など
の情報も入力され、被災者用最適避難誘導径路図および
自動車用最適避難誘導径路図が検索出力されるようにな
っている。最適な避難誘導径路図には避難先までの径路
に前記被害有り情報の地域が選択されていない。
【0036】人・車データテーブル16には災害を受け
た地区2A、B内に被災者17が居るかどうか、自動車
18が有るかどうかの情報が記憶されている。これらの
情報は災害を受けた地区2内に予め設置された監視カメ
ラ19により撮像され被災者情報受信部20、被災者の
状態判定部21を介して人・車データテーブル16に記
憶されている。被災者情報は被災者17が家22から飛
び出したとき怪我をしていたり、身体障害者、高齢者で
あったり行動に支障を来たす人かどうかなどの情報も含
まれる。予め定められた各地区2内には、監視手段19
としてTVカメラが設置され、避難状況を監視できる体
制になっている。予め届けられている住人中の身体障害
者や病人は、消防署・警察署などの官庁36から救援さ
れる。
【0037】さらに、各地区2内には地域を出入りする
被災者17や自動車18を監視するために地域出入監視
装置23が設けられている。地域出入監視装置23は各
地域2を出入する被災者17や自動車18の有無を判定
する。被災者17や自動車18の有無は指定地区内人間
・自動車の有無判定装置24に入力され、有無が判定さ
れる。地域出入監視装置23は各地区2内住人(被災者
17)の避難状況や自動車18の通行状況などの出入状
況を、たとえばTVカメラを設置して監視し、この結果
を年月日時刻情報、場所情報と共に人・車データテーブ
ル16に記憶する。この人・車データベース16に記憶
された避難状況は、避難状況確認部33で確認される。
避難場所5に設けられた地域出入監視装置23例えばT
Vカメラは、避難してきた人を撮像して避難状況を監視
し、避難完了判定部26が全員避難したことを確認する
と、この結果を人・車データベース52に記憶する。即
ち、避難状況は人・車データベース16に記憶される。
【0038】さらに、避難場所5には避難者確認装置2
5が設置され避難された方の人数などを調査し、避難完
了判定部26で避難対象者の避難状況を確認できるよう
になっている。即ち、避難者確認装置25は避難場所5
に被災者17(避難者)が避難したかどうかの監視を行
う。避難者の監視は、途中道に迷っている人がいるかど
うか、途中怪我をして行動できなくなっている人がいな
いか、身体障害者、高齢者、幼稚者で避難が困難な被災
者17がいないかを発見することが目的である。避難場
所5に設けられた避難者確認装置25は避難場所5への
避難状況を監視して、避難完了判定部26に出力する。
【0039】最適避難誘導径路図選択部7が選択した最
適避難誘導径路図から避難場所及び避難通路の情報を得
た被災者17は、各個人のおかれた状況を判断し、個人
の情報端末たとえば携帯電話等から避難の要否、救助の
要否、生活物資の要否等の問い合わせを防災センタ例え
ば消防署・警察署などの官庁36にすることができる。
このような問い合わせは途中道に迷っている被災者、途
中怪我をして行動できなくなった被災者、身体障害者、
高齢者などの被災者17にとって有効である。
【0040】避難完了判定部26は避難完了を確認する
と、この避難完了情報は人・車データベース16に記憶
される。人・車データベース16に記憶された避難完了
情報は、避難状況の確認部33により読み出されて消防
署・警察署などの官庁36に自動的に入力(報告)され
る。
【0041】最適避難誘導径路図選択部7は多数の避難
誘導径路図が記憶収納された避難誘導径路データテーブ
ル6から避難誘導径路パターンを順次読出し、予め定め
られた避難場所5例えば体育館に行くことができる最適
避難誘導径路図を自動的に検索して選択する。最適避難
誘導径路図は例えば地図に避難する方向が記載された図
である。最適避難誘導径路図選択部7で選択された最適
避難誘導径路図情報は、避難誘導情報報知装置8に入力
される。避難誘導情報報知装置8は避難者に対して避難
場所5までの最適誘導避難径路図を案内するための表示
装置30を駆動する回路群である。避難誘導情報報知装
置8は案内表示として光学的表示手段と音響的表示手段
とがある。
【0042】光学的表示手段は例えば電光表示板、LE
D配列の表示板、プラズマディスプレイ、カーナビゲー
ションなどである。音響的表示手段は例えば放送してス
ピーカからの音声により報知する。避難誘導情報報知装
置8にはこれらの表示手段を駆動するための駆動回路が
用意されている。また、最適避難誘導径路図情報は、災
害を受けた地区2A、B以外の近隣の地区2C〜Gにい
る被災者17や自動車18に対しても迂回させることを
目的として被災地区外の関係者、管理者への報知部32
から案内される。最適避難誘導径路図情報には、避難場
所5への案内ばかりでなく、余震の有無情報や場所によ
り自宅待機もある。最適な避難誘導径路図の表示法は予
め被災者17の各人毎に登録しておき、この登録された
方法により各人連絡されることもできる。各人毎の登録
は例えば携帯電話、カーナビゲーション、インターネッ
トなどの通信番号を予め登録しておくことにより、各人
毎に案内を受けることができる。この避難方法は身体障
害者、高齢者など能力に応じた案内の内容を変えること
ができ好適である。
【0043】また、人や車の被災状況情報は人・車デー
タテーブル16から読出し、避難状況の確認部33、被
災者情報の受信部34、情報提供35を介して消防署・
警察署などの官庁36に入力(報告)される。消防署、
警察署などの官庁36は必要に応じて交通整理、救急活
動をする。地震により停電すると交通標識の点灯に影響
するため警察署は、交通整理する。交通標識は太陽電池
や燃料電池を電源として使用すると、地震が発生しても
交通整理に支障をきたさない。
【0044】電光表示板およびスピーカは道路の各交差
点に設置することが望ましく、標識のある交差点は兼用
することが望ましい。また、自動車内の運転手に対して
は、カーナビゲーションにも自動的に案内することがで
きる。この案内は被災された地区2A、Bだけでなく周
囲の地域2C〜Gの住民、自動車、管理者の官庁36に
も報知することが望ましい。
【0045】上記TVカメラによる監視手段は、地震発
生時動作しなくなることが予想されるので、各地区2内
の住人について予め災害時の避難対策として登録し、住
人であることの証としてデータキャリアシステムによる
非接触データキャリア(ICカード)の給付を予め受
け、避難場所5に避難したとき非接触データキャリアを
予め避難場所5に設置された応答器と交信させることに
より避難を自動的に確認することができる。非接触デー
タキャリアには氏名、住所、血液型などの情報を入力し
ておくことにより、事故や怪我をしたときなど医学的処
置時に有効である。特に、住人リストには身体障害者、
高齢者、幼稚者などシルバ区別して登録されていれば、
シルバの方は、優先的に救助支援して迅速に避難するこ
とができる。
【0046】避難状況確認部33は人・車データテーブ
ル16から読出し、災害を受けた地区2A、B内に被災
者17も自動車18も無くなった状態を確認し、避難場
所5に避難者が全員避難したことを確認すると、被災者
情報の受信部34、情報提供部35を介して消防署・警
察署などの官庁36に自動的に出力する。さらに、避難
されていない方があった場合、未避難者は住所、携帯電
話、電話などで現在位置や現在の状態で確認され、救助
活動を円滑に行うことができる。このようにして地震な
ど災害時の避難誘導システム1が構成されている。
【0047】次に、図1の地震など災害時の避難誘導シ
ステムによる避難誘導方法の実施例を図4のフローチャ
ートを参照して説明する。図1〜3と同一部分には同一
符号を付与して説明し、その詳細な説明を省略する。
【0048】上記各データテーブル4、6、16には次
のような情報が予め記憶蓄積される。各地被害データテ
ーブル4には各地区2の地図が蓄積され(S−1)、避
難誘導データテーブル6には避難経路データが蓄積され
(S−2)、人・車データテーブル16には各地区住民
リストが蓄積され(S−3)、安全情報部15には工事
中道路、細い道、急な坂道などの情報が蓄積される(S
−4)。これらの情報は定期的又は常に更新されて登録
される。
【0049】地震の発生は各地区2に設けられた各種セ
ンサ3によって自動的に検出され、各地被害データテー
ブル4に記憶される(S−5)。多少遅れて気象庁は、
震源地情報、各地震度情報、津波、余震情報などを発表
し、これら情報が各地被害データテーブル4に記憶され
る(S−6)。各地被害データテーブル4に記憶された
地図情報、各種センサ3出力データ、気象庁発表データ
から各種センサ3出力データの無い地区2C〜Gの被害
状況を推定した被害状況推定情報を各地被害データテー
ブル4に記憶する(S−7)。各種センサ3出力データ
の無い地区2C〜Gの被害状況の推定は、被災者17や
自動車18を案内するための最適な避難誘導径路を選択
することを目的としたものである。
【0050】制御装置12は各地被害データテーブル4
から被害発生地区2A、Bの被害情報を読出し、消防署
・警察署などの官庁36に出力(報告)する(S−
8)。制御装置12は最適避難誘導径路図選択部7に地
震災害を受けた地区2A、Bの被災者17に対して最適
避難誘導径路図を検索して選択する制御信号を出力する
(S−9)。選択された最適避難誘導径路図は地震災害
を受けた地区2のA、Bおよび被災地区外の関係者、管
理者への報知32たとえば近隣の地区C、Dの表示装置
30に自動的に表示される(S−10)。近隣の地区
C、Dの表示は被災者17や通行中又は発進しようとし
ている自動車18に対して地震災害を受けた地区2の
A、B(危険な地区)が危険であることを報知するため
のものである。家22内に居る人に対しては、災害が発
生して危険な地区2A、Bを知らせるための表示であ
る。
【0051】この表示は避難場所5に被災者17を案内
することを目的とする。避難場所5に避難した被災者1
7は、避難者確認装置25により確認され、未避難者を
把握して人・車データテーブル16に記憶する(S−1
1)。即ち、被災者17の避難の状況は、各地区2内に
設置された避難者確認装置25例えば複数台のTVカメ
ラにより監視される。道に迷っている被災者17がいる
と、スピーカはその被災者17に避難道を音声で案内
し、TVカメラにより未避難者の有無が確認される。身
体障害者や病人など自力で避難することが困難な方は、
消防署員や警察官が救助して避難する。
【0052】さらに、災害地区2A、Bを通過する自動
車18には、VICBビーコンなどを介してカーナビゲ
ーション、電光表示、音声などで災害地区2A、Bを迂
回した最適な道路が紹介される。避難状況の確認部33
は避難状況を確認し、未避難者が無い場合、全員避難し
たものとして避難者の全員の避難を完了したと判定す
る。避難完了情報は消防署・警察署などの官庁36に報
告して(S−12)誘導避難を終了する。
【0053】未避難者が有りの場合、即ち避難残留者有
りの場合、再び救助活動が行われる。再救助活動は携帯
電話や情報端末の所有者であれば、事前に登録された例
えば携帯電話をかけて呼び出し、現在位置を確認して案
内する活動である。避難の途中で怪我をしていれば消防
署員や警察官は、被災者17の救助に向かう。このよう
にして対象者全員は避難場所5への避難を完了する(S
−13)。
【0054】以上説明したように、この実施例の地震な
ど災害時の避難誘導システム1は、地震発生時自動的に
災害情報を入手し、自動的に避難誘導経路を自動的に報
知できる。さらに気象庁発表データと各地区2設置した
各種センサ3検出情報により被災地を判定し、各種セン
サ3検出情報から最適な避難誘導経路図を選択して案内
するので、被災者は迅速に避難場所に避難することがで
きる。さらにまた、被災地区2A、B外にいる関係者、
管理者及び消防署・警察署などの官庁36に対して、速
やかな災害情報を自動的に提供する事ができる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、地震発生時自動的に
災害情報を入手し、最適な避難場所への避難誘導経路を
自動的に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の地震など災害時の避難誘導システム
の実施形態を説明するためのシステム構成図。
【図2】 図1の実施例を説明するための各地区の災害
データの内容を説明するための図。
【図3】 図2による災害データからセンサが出力なし
の地区での災害状況の推定を説明するための図。
【図4】 図1の地震など災害時の避難誘導方法を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…地震など災害時の避難誘導システム、2…地区、3
…各種センサ、4…各地被害データテーブル、5…避難
場所、6…避難誘導データテーブル、7…最適避難誘導
径路選択部、8…避難誘導情報報知装置、9…各地区デ
ータ収集装置、10…気象庁データ管理装置、11…被
害予測演算部、12…制御装置、13…パソコン、15
…安全情報部、16…人・車データテーブル、17…被
災者、18…自動車、19…監視手段、20…被災者情
報受信部、21…被災者の状態判定部、22…家、23
…地域出入監視装置、24…指定地区内人間自動車の有
無判定部、25…避難者確認装置、26…避難完了判定
部、27…避難通路、30…表示装置、32…被災地区
外の関係者・管理者への報告部、33…避難状況の確認
部、34…被災者情報の受信部、35…情報提供、36
…消防署・警察署などの官庁。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA10 AA24 AA25 AA37 AA44 BB03 BB12 BB18 BB73 DD02 EE05 EE16 EE18 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG02 GG08 GG14 GG19 GG20 GG23 GG31 GG66 GG67 GG68 GG70 GG71 GG82 GG83 GG85

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震が発生したのち予め定められた各地
    区の被害有り情報および被害無し情報を含む地震被害情
    報を収集して記憶する地震被害情報記憶手段と、 収集された前記地震被害情報から地震被害情報未収集地
    区の被害状況として被害有り又は被害無しに推定した被
    害状況推定情報を記憶する未収集地区の被害状況推定情
    報記憶手段と、 前記各地区から予め定められた避難場所までの避難誘導
    経路図が記憶された避難径路テーブルと、 前記地震被害情報および被害状況推定情報から各地区毎
    に最適な避難誘導径路図が予め記憶された前記避難径路
    テーブルから自動的に検索されて出力される避難径路図
    選択手段と、 検索された最適な避難誘導径路図を各地区毎に自動的に
    報知する避難誘導情報報知手段とを具備してなることを
    特徴とする地震など災害時の避難誘導システム。
  2. 【請求項2】 前記最適な避難誘導径路図は記憶された
    前記被害無し情報を読出し、読み出された被害無し情報
    から選択されることを特徴とする請求項1記載の地震な
    ど災害時の避難誘導システム。
  3. 【請求項3】 前記被害無し情報は地震による被害を受
    けてないか、交通に支障とならない程度の被害情報を含
    むことを特徴とする請求項1又は2記載の地震など災害
    時の避難誘導システム。
  4. 【請求項4】 前記地震被害情報未収集地区の被害状況
    の推定は震源地情報、各地の震度情報、前記地震被害情
    報未収集地区の地盤の強度、建物の種別・構造、橋・ト
    ンネル等の構造・強度、ガス配管敷設状況、電線敷設状
    況、前記地震被害情報未収集内を走行中または停車中の
    自動車にVICSビーコン等を介しカーナビなどの情報
    端末、地図情報などから推論演算されることを特徴とす
    る請求項1記載の地震など災害時の避難誘導システム。
  5. 【請求項5】 前記最適な避難誘導径路図はこの避難誘
    導径路に設置された光学的表示器に表示すると共に前記
    避難径路を放送して案内することを特徴とする請求項1
    記載の地震など災害時の避難誘導システム。
  6. 【請求項6】 前記最適な避難誘導径路図には避難場所
    への避難と自宅に待機することの何れかであることを特
    徴とする請求項1記載の地震など災害時の避難誘導シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記最適な避難誘導径路図の表示法は予
    め各人毎に登録し、この登録された方法により連絡され
    ることを特徴とする請求項1記載の地震など災害時の避
    難誘導システム。
  8. 【請求項8】 各地区毎に報知された前記最適な避難誘
    導径路図による避難状況は各地区に設置された地域出入
    監視装置により各地区にいる人間、各地区内を走行中又
    は停車中の自動車などが監視されることを特徴とする請
    求項1記載の地震など災害時の避難誘導システム。
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