JP2003163581A - 乱数発生器 - Google Patents

乱数発生器

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JP2003163581A
JP2003163581A JP2001358601A JP2001358601A JP2003163581A JP 2003163581 A JP2003163581 A JP 2003163581A JP 2001358601 A JP2001358601 A JP 2001358601A JP 2001358601 A JP2001358601 A JP 2001358601A JP 2003163581 A JP2003163581 A JP 2003163581A
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Tatsuhiro Nakada
樹広 仲田
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意周期の乱数を、ROM等の大容量の記憶
素子を用いることなく生成することを可能とする乱数発
生器の実現。 【解決手段】 K段で構成されるシフトレジスタの所定
段に対して、擬似ランダム符号系列を生成するようなモ
ジュロ2の加算を行い、該演算を未来Xサンプル時点ま
でに対して行う排他的論理和群と、該排他的論理和群の
演算結果とシフトレジスタのレジスタ値とを比較し、比
較結果をシフトレジスタにフィードバック入力する手段
を有し、任意周期nの擬似乱数系列を発生する乱数発生
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに直交する複
数本の搬送波(キャリア)で情報符号を伝送する、直交周
波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Mu
ltiplexing:以下OFDM)等のディジタル変調を用い
た伝送方式のインターリーバの回路構造に関する。ま
た、再帰的畳み込み符号化器とインターリーバを用いた
ターボ符号のインターリーバの回路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体向けディジタル音声放送
や、地上系ディジタルテレビジョン放送への応用に適し
た変調方式として、マルチパスフェージングやゴースト
に強いという特徴のあるOFDM方式が注目を浴びてい
る。このOFDM方式は、マルチキャリア変調方式の一
種であって、互いに直交するn本(nは数十〜数百)の搬
送波にディジタル変調を施した伝送方式である。OFD
M方式は多数のディジタル変調波を加算し、I軸、Q軸
を直交変調して得られた変調信号を送信する。 上記の
搬送波のディジタル変調方式としては、4相差動位相偏
移変調方式(DQPSK:Differential Quadrature Pha
se ShiftKeying)が最もよく用いられているが、16値
直交振幅変調(16QAM:16Quadrature Amplitude
Modulation)や64QAMなどの多値変調方式を用い
ることも可能である。
【0003】また、図3に示す様に、OFDM信号のシ
ンボル構成は、有効データシンボルに遅延波の影響を軽
減するためのガードインターバルを付加することにより
構成される。このガードインターバルは、有効データシ
ンボルの一部をシンボル開始時点に巡回的に付加した信
号である。ガードインターバルの付加により、ガードイ
ンターバルに相当する遅延時間の遅延波に対しては、そ
のシンボル間干渉による劣化を避けることが出来るた
め、OFDM方式は、マルチパスフェージングに対して
強い耐性を有している。以上の様なシンボル構成のOF
DM信号は、送信部から電波として送出され、伝搬路を
介して、受信部にて受信される。
【0004】屋外で移動体伝送を行う場合、マルチパス
フェージングとレイリーフェージングに大別されるフェ
ージングにより伝搬路歪み発生する。OFDM伝送を上
記の伝搬路環境に適用した場合、フェージングにより、
伝送性能劣化が生じ、伝送誤りが引き起こされる場合が
ある。前者のマルチパスフェージングによる伝送誤りに
ついて説明する。マルチパスフェージングとは、送信部
から送出した信号が山や建物等により反射して、受信点
においては遅延時間の異なる複数の信号が到来し、これ
らの到来波の位相差が逆相になる周波数付近では、振幅
が急激に減衰してしまう。OFDMでは複数本のキャリ
アが存在するため、逆相になるキャリア付近では、C/
N(Carrier toNoise Ratio)が極端に劣化し、数〜数
十キャリア分のバースト誤りを引き起こす場合がある。
後者のレイリーフェージングは、移動体伝送を行なう場
合に問題となる現象である。送出された信号は建物等に
より散乱、回折され、受信点においては複数の信号が干
渉し合い定在波性の電磁界分布となる伝搬路環境が形成
される。この中を移動することにより振幅や位相に急激
な変動が生じてしまい伝送路特性が劣化してしまう。こ
の変動速度は、使用している帯域や移動体の速度に依存
するが、伝送帯域7GHz、移動体速度30km/hで
は200Hz程度になる。このようにレイリーフェージ
ングが発生した場合、OFDMにおいてはキャリア全体
のレベルが低下し、数百〜数千キャリア分のバースト誤
りが生じることになる。
【0005】上記のバースト誤りを軽減するために、誤
り訂正とインターリーブを組み合わせた手法が一般的に
用いられている。誤り訂正方式としては、畳み込み符号
化とビタビ復号の組み合わせが最も良く用いられるが、
畳み込み符号化はバースト誤りに対して誤り訂正能力が
低いという欠点がある。この欠点を解消するため、イン
ターリーブにより連続データを拡散させ、バースト誤り
をランダム誤りに並べ替えることで、誤り訂正効率を向
上させている。OFDMでは一般的に周波数インターリ
ーバと時間インターリーバの2系統のインターリーバが
用いられる。 図4の周波数インターリーバ42はマル
チパスフェージングによるバースト誤りを軽減するため
に用いられ、時間インターリーバ43はレイリーフェー
ジング等により発生する長期間のバースト誤りを軽減す
るために用いられる。
【0006】ここで、時間インターリーバ43は、入力
データを二次元メモリに縦方向に書き込み、横方向に読
み出すといったブロックインターリーブが良く用いられ
る。ブロックインターリーブは、メモリアドレスを簡単
なカウンタで構成可能なため、論理規模が小さくて済む
といった利点がある。 なお、インターリーブによるデ
ータの拡散は規則的になるという欠点はあるが、時間イ
ンターリーブに関しては拡散の規則性が問題になること
は少ない。しかし、周波数インターリーバ42に関して
は、ブロックインターリーブの様な規則性が問題となる
場合がある。マルチパスフェージングによるバースト誤
りは等間隔に現れることが多い。この時のバースト誤り
間隔がブロックインターリーブの縦間隔あるいは横間隔
と一致してしまった場合、ブロックインターリーブを施
しても、バースト誤りが分散されず、誤り訂正効率も向
上しない。
【0007】そこで、周波数インターリーブには拡散デ
ータに規則性の無いランダムインターリーバが良く用い
られる。ランダムインターリーバは1次元メモリ上にデ
ータを順次的に書き込み、ランダムに読み出すことで実
現できる。具体的には、書き込みアドレスとして0から
n(nは有効キャリア数)までのアドレスを順次発生さ
せ、読み出し時には0からnまでの中からランダムなア
ドレスをメモリアドレスに与える。この時、順次的に書
き込む際のメモリアドレスの発生方法は、カウンタによ
り容易に構成することが可能であるが、読み出しの際の
ランダムアドレスは、論理回路で発生させることが困難
である。 従って、予めシミュレーション等によって乱
数を発生させ、その値をROM(Read OnlyMemory)等の
記憶素子に記憶させ、その内容を順次読出すことで実現
している。以上、説明したようにOFDM伝送を行う
際、周波数インターリーバと時間インターリーバを用い
ることで、バースト誤りに対する誤り訂正能力が向上す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】OFDM方式では数百
〜数千本のキャリアが配置され、これら全てのキャリア
に対し周波数インターリーブを行う必要がある。従来技
術では、周波数インターリーブのメモリアドレスは全て
ROMに記憶されている。この時、例えば7000本の
有効データキャリアを有するOFDM伝送方式において
は、ROMの記憶容量として、少なくとも、13ビット
×7000ワードの容量の記憶素子が必要となる。この
ROMの実現方法としてはデータを電気的に書き込み、
紫外線による消去が可能なEPROM(Erasable Progra
mmable ROM)や、電気的書き込み/消去可能なEEP
ROM(Electrical Erasable Programmable ROM)等
の記憶素子が存在する。しかし、これらの部品は一般的
に外形寸法も大きく、ROMに接続するアドレスバスや
データバスも多数必要となり、製品の小型化を行うため
には不適な方法である。
【0009】また、近年高機能化が進んでいるFPGA
(Field Programmable Gate Array)にはROM等の記憶
領域を有する製品ラインナップがあるが、使用可能な容
量は小さく、大容量のROMをFPGA内に配置するた
めには規模の大きなFPGAが必要となり、コストアッ
プに繋がってしまう。以上、示したように、従来の方法
であるROMを用いた構成は、製品が大型化あるいは高
価格化となってしまうという欠点がある。また、ROM
を用いないランダムアドレス値の発生方法としては、M
系列のアルゴリズムを用いた擬似ランダム符号(Pseudo
Random符号:以下PN符号)による回路が良く用いら
れている。M系列符号は論理回路で容易に構成可能な系
列符号であり、その擬似不規則性が注目され、スペクト
ラム拡散など、通信の分野等で広く用いられている。
【0010】図5は一般的なM系列によるPN符号の発
生回路である。1サンプルの遅延を行うDフリップフロ
ップを多段接続したシフトレジスタの特定のビットから
レジスタ値を取りだし、この値とシフトレジスタの最終
段の値との加算、即ち排他的論理和演算を行う。上記の
演算をサンプル毎にレジスタ値をシフトさせながら行な
い、演算結果をシフトレジスタにフィードバック入力す
ることで、レジスタ値を擬似ランダム値として得ること
が可能である。この時、シフトレジスタの値が全て0と
なると、排他的論理和の出力も必ず0となってしまい、
PN符号が生成できなくなるため、シフトレジスタの内
容を一度0以外の値で初期化を行う必要が有る。しか
し、M系列によるPN符号の周期は、シフトレジスタの
段数をK(Kは正の整数)とすると、2K−1となるこ
とが知られている。OFDM信号は、伝送周波数帯域や
伝送ビットレート等から有効キャリア本数nを選定す
る。これらの有効キャリア全てに対して周波数インター
リーブを施す為には、メモリに与えるランダムアドレス
値の周期を0〜nとして、有効キャリア数と等しくする
必要がある。しかし、有効キャリア数をM系列で生成可
能な周期である2K−1とすることは極めて困難であ
り、実用上、M系列によるPN符号をそのままメモリア
ドレスとして用いることは不可能であるという欠点が生
じる。本発明はこれらの欠点を除去し、任意周期の乱数
を発生する場合、ROM等の大容量の記憶素子を用いる
ことなく生成することを可能とする乱数発生器の実現を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、K段で構成されるシフトレジスタの所定段
に対して、擬似ランダム符号系列を生成するようなモジ
ュロ2の加算を行い、該演算を未来Xサンプル時点まで
に対して行う排他的論理和群と、該排他的論理和群の演
算結果と上記シフトレジスタのレジスタ値とを比較し、
比較結果を上記シフトレジスタにフィードバック入力す
る手段を有し、任意周期nの擬似乱数系列を発生する乱
数発生器としたものである。また、K段で構成されるシ
フトレジスタの所定段に対して、擬似ランダム符号系列
を生成するようなモジュロ2の加算を行い、該演算を未
来Xサンプル時点までに対して行う排他的論理和群と、
該排他的論理和群の演算結果と上記シフトレジスタのレ
ジスタ値から、次サンプル時点での当該シフトレジスタ
のレジスタ値が、任意周期nの値を超えないよう更新を
行う比較器を有し、上記シフトレジスタのレジスタ値が
任意周期nの擬似乱数系列として生成されるようにした
ものである。
【0012】また、K段で構成されるシフトレジスタの
所定段に対して、擬似ランダム符号系列を生成するよう
なモジュロ2の加算を行う排他的論理群と、該排他的論
理和群の出力結果と上記シフトレジスタのレジスタ値か
ら、次サンプル時点でのシフトレジスタ値を算出し、該
算出結果が任意周期nの値を超えた場合には記憶回路に
記憶してある値を次サンプル時点で上記シフトレジスタ
の更新値として出力し、上記算出結果が任意周期n以下
の場合には当該シフトレジスタ値をそのまま出力する選
択手段を有し、上記シフトレジスタのレジスタ値が任意
周期nの擬似乱数系列として生成されるようにしたもの
である。また、上記乱数発生器を直交周波数分割多重シ
ステムのインターリーバのメモリアドレス発生器とした
ものである。また、上記乱数発生器を、ターボ符号器及
び復号器の少なくとも何れか一方のインターリーバのメ
モリアドレス発生器としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乱数発生器の第1
の実施例について、図1を用いて説明する。PN符号を
発生するためのシフトレジスタ11の出力は、排他的論
理和群12及び比較器13に接続される。排他的論理和
群12では、連続する未来数サンプル後までに、シフト
レジスタ11に入力される値をそれぞれ算出する。排他
的論理和群12の出力は比較器13に入力され、比較器
13ではそれぞれの入力値から、レジスタ値が任意周期
n(nは正の整数)を超えないようにシフトレジスタ11
のレジスタ値を更新することで、任意周期nのアドレス
値を生成することが可能となる。上記のように、本発明
は周波数インターリーブのメモリアドレスとして必要と
なる任意周期nまでのランダム値を、論理回路のみで実
現することが可能であり、従来技術で問題となるROM
を不要とする回路を提供することができる。シフトレジ
スタ11はK段(Kは正の整数)のシフトレジスタにより
構成され、シフトレジスタ11のレジスタ値が周波数イ
ンターリーブメモリへのランダムアドレス値として出力
される。この時、メモリアドレスに与えるアドレス値を
1〜nとするとシフトレジスタ11の段数Kは、少なく
とも2K−1>nを満たす段数に設定する必要がある。
シフトレジスタ11の出力は、排他的論理和群12と比
較器13に接続され、排他的論理和群12の出力は比較
器13のもう一方の入力端子に接続される。
【0014】ここで、シフトレジスタ11と排他的論理
和群12との接続を明確に説明するため、生成多項式と
称される概念を用いて説明する。シフトレジスタ11に
より1サンプル遅延を表す記号をD、Tサンプル遅延を
表す記号をDTとすると、M系列を表す回路の生成多項
式g(D)は、 g(D)=1+a1D+a22+・・・+aKK (ai
=0,1) と表すことが出来る。ここで、係数が1の場合、対応す
るシフトレジスタ11の値を排他的論理和群12に入力
することを示し、排他的論理和群12の出力は、シフト
レジスタ11に再びフィードバック入力される。また、
シフトレジスタ11への入力値は、 D0=a1D+a22+・・・+aKK と表すことができる。
【0015】例えば、図5に示す回路では、その生成多
項式が、g(D)=1+D3+D7となり、シフトレジスタ
の3段目と7段目の値を排他的論理和群12に入力し、
排他的論理和群12の出力をシフトレジスタ11に入力
することになる。従って、次のサンプル時に入力される
値は、サンプル時点をT=0とすると、D0=D3+D7
となる。一般的なPN符号発生器では、次サンプル時
点でのシフトレジスタへの入力値のみを算出し、シフト
レジスタ値を更新するのに対して、本発明では数サンプ
ル後までの未来時点でのシフトレジスタの入力値をあら
かじめ算出し、算出結果よりシフトレジスタの更新値を
決定することを特徴とする。ここで、求める未来時点の
サンプル数は、用いるPN符号の生成多項式に対して、
シミュレーション等を用いてあらかじめ計算しておく。
【0016】図6は、一般的なPN符号と本発明による
PN符号の相違を示した一例であり、最大アドレスn=
66としている。上段は一般的なPN符号系列であり、
シミュレーション等により、予め、この系列値を算出
し、算出した系列値の中で、最大アドレスnより大きな
値(図6では斜線網がけにより図示)を検索しておく。下
段は、本発明による第1の実施例により発生するPN符
合系列である。シフトレジスタ11の更新値を上段系列
のn以下の値とすることで、算出されるPN符号は、上
記PN符号に対してnより大きな値を省いた系列符号と
なる。ここで、nより大きな値が連続する時の値をYi
とすると、Yiの最大値であるmax(Yi)を算出し、こ
の値が算出する未来時点のサンプル数X(Xは正の整
数)に相当する。未来時点のレジスタ入力値の算出方法
は、排他的論理和群12への入力を、次サンプルの入力
値を、 D0=a1D+a22+・・・+aKK とすると、 未来1サンプル時点でのシフトレジスタ11への入力値
は、 D-1=a00+a1D+a22+・・・+aK-1K-1 未来2サンプル時点でのシフトレジスタ11への入力値
は、 D-2=a-1-1+a00+a1D+a22+・・・+a
K-2K-2 未来Xサンプル時点でのシフトレジスタ11への入力値
は、 D-(X-1)=a-X-X+a-X+1-X+1+・・・+a
K-(X-1)K-(X-1) となる。
【0017】排他的論理和群12は、上式により表され
るように、複数の排他的論理和から構成され、各々の排
他的論理和には、生成多項式により決定されるシフトレ
ジスタ11の所定位置のレジスタ値を、1段ずつシフト
させながら入力する。各排他的論理和の出力は、連続す
るXサンプルの未来値として排他的論理和群12から出
力される。例えば、図7は、図5で示したPN符号発生
器に対する排他的論理和群12aである。図5では、レ
ジスタ出力D3とD7が、排他的論理和群12に入力さ
れ、D0符号としてシフトレジスタ11に再び入力され
ている。図7では、取り出すレジスタの位置を1段ずつ
シフトさせながら、それぞれの排他的論理和群12aに
入力している。従って、 D0=D3+D7-1=D2+D6-2=D1+D5 この時、D-3以降の未来値を算出する場合には、シフト
レジスタ11のレジスタ値を、そのまま参照するのでは
なく、以前に算出した結果を用いて算出し、 D-3=D0+D4-4=D-1+D3 としている。
【0018】また、図8に示すように、以下の式のよう
に変換を行い、3入力1出力の排他的論理和群12bを
用いて構成することも出来る。 D-3=D0+D4=(D3+D7)+D4-4=D-1+D3=(D2+D6)+D5 このようにして、排他的論理和群12bでは、シフトレ
ジスタ11に入力されるXサンプル後までの未来入力
値、即ち、D-(X-1),・・・,D-1,D0 を、算出す
ることができる。排他的論理和群12bの出力は比較器
13に入力され、比較器13にはシフトレジスタ11の
出力値も入力される。
【0019】図9に示す比較器13では、未来のレジス
タ入力値F(D-(X-1),・・・,D -1,D0)である排他
的論理和群12の出力値と、現在のレジスタ値P
(D1,D2,D3,・・・,DK-1)であるシフトレジス
タ11の出力値が入力され、それぞれの信号は結合器1
31に入力される。結合器131では、未来レジスタ入
力値Fと現在レジスタ値Pとを組み合わせて、符号系列
L(D-(X-1),・・・,D-1,D0,D1,D2,・・・,
K-1)を生成する。結合器131の出力は分配器132
に接続され、分配器132では、符号系列LからX組の
符号系列M0〜MX-1を生成し、それらの符号を、レジス
タ比較器134〜137と、選択器138に入力する。
ここで、符号系列M0は、系列Lの(K−1)だけ次の
値からKビット分の、M0(D0,D1,・・・,DK-1)を
取り出し、M1はM0から1次シフトした位置からKビッ
ト分のM1(D-1,D0,・・・,DK-2)を取り出してい
る。このように、系列Lから1段ずつシフトさせた値
を、それぞれM0〜MX-1として出力する。
【0020】上記の分配器132の一例を、図10を用
いて説明する。図5のシフトレジスタ11と図7、図8
にて説明した排他的論理和群12との出力により構成さ
れる符号系列Lに対し、分配器132では符号系列M0
〜M4を生成する。M0は、(D0,D1,・・・,D6)の
7ビットで構成され、M1は、1段シフトさせた値をと
りだし、M1(D-1,D0,・・・,D5) としている。こ
の様に、1次ずつシフトさせながら値を取り出し、M
4(D-4,D-3,・・・,D2)までの5組の系列が生成さ
れる。生成されたX組の系列M0〜MX-1のMiは、未来
i時点でのレジスタ値の内容を意味している。分配器1
32の出力M0〜MX-1は、レジスタ比較器134〜13
7にそれぞれ入力され、各レジスタ比較器では入力系列
0〜MX-1と最大アドレスnとの大小関係を比較し、M
0〜MX-1に対応した比較結果を符号C0〜CX-1として出
力する。例えば、入力系列Mの方が小さい場合には、符
号Cには0レベルを出力し、大きい場合には1レベルを
出力する。選択器138にはレジスタ比較器134〜1
37の出力C0〜CX-1と、分配器132からの系列M0
〜MX-1が入力され、選択器138からはシフトレジス
タ11のレジスタ値が最大アドレスnを超えないように
レジスタ値を更新するための信号Nを出力する。
【0021】以下に、選択器138の動作及び構成を、
図11を用いて説明する。選択器138は、入力系列M
0〜MX-1の中で、最大アドレス値nを超えない最も早い
時点の系列を検出するため、図11に示すように各系列
値をそれぞれのスイッチに入力する。また、各スイッチ
の切り換え信号にはレジスタ比較器134〜137の出
力符号C0〜CX-1を入力する。スイッチ1381の切り
換え信号C0は、M0の値がnよりも小さな場合には、ス
イッチ1381の出力にM0が出力されるように制御を
行う。従って、M0がnよりも小さな場合には、M0の値
がシフトレジスタ11の更新値Nとして出力される。大
きい場合には、スイッチ1382からの出力がシフトレ
ジスタ11の更新値Nとして出力される。次に、スイッ
チ1382について説明する。スイッチ1382もスイ
ッチ1381と同様に、C1を切り換え信号として入力
し、M1がnよりも小さな場合にはM1の値を出力する。
大きい場合、スイッチ1383からの信号を出力させる
ように制御を行う。このように、複数個のスイッチに優
先順位をつけて縦列に接続し、最終的にはスイッチ13
84により、MX-1あるいはMXのどちらの値かが出力さ
れる。上記に説明したように、本発明の第1の実施例に
より、シフトレジスタ11のレジスタ値が最大アドレス
値n以下となるように制御を行うことで、任意周期の擬
似ランダム符号を生成することが可能となる。
【0022】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。第2の実施例は、ROM等の記憶素子を用いて構成
し、第1の実施例よりも動作速度を向上させたことを特
徴とする。図2は本発明による第2の実施例の構成を示
した図である。シフトレジスタ11は第1の実施例と同
様に、K段のシフトレジスタにて構成され、シフトレジ
スタ11の出力は排他的論理和群21に接続される。排
他的論理和群21では、図5にて説明したように、1個
の排他的論理和にて構成され、次サンプル時点でのシフ
トレジスタ11の入力値、すなわち、D0=a1D+a2
2+・・・+aKK を出力する。排他的論理和群
21の出力D0は、結合器23に入力され、結合器23
のもう一方の入力には、シフトレジスタ11の1段目か
ら(K−1)段目までの値D1〜DK-1 が入力される。結
合器23では、それぞれの入力信号を結合して信号D0
〜DK-1を生成する。この信号は次サンプル時点でのシ
フトレジスタ値を意味する信号であり、レジスタ比較器
24及びスイッチ25に入力される。レジスタ比較器2
4では、信号D0〜DK-1が最大アドレス値nより大きい
か否かを検出する。この動作は第1の実施例におけるレ
ジスタ比較器134〜137と同様の動作である。スイ
ッチ25は結合器23からの信号D0〜DK-1と、記憶回
路22からの信号のどちらか一方の信号を選択して出力
する機能を有し、出力信号はシフトレジスタ11のレジ
スタ値を更新するためにフィードバック入力される。
【0023】この動作を、図12を用いて説明する。図
の上段の系列は、生成多項式によるPN符号系列、右段
の信号は記憶回路22に記憶されている系列を示し、下
段の系列はスイッチ25の出力信号、即ち本発明により
算出するランダム値を示している。レジスタ比較器24
では前述したように、次サンプル時点のレジスタ値(D
0〜DK-1)と最大アドレス値の比較を行い、レジスタ値
(D0〜DK-1)がnよりも大きい場合(図の斜線の網がけ
部分により示す)には、シフトレジスタ11のレジスタ
値がnを超えない値になるように記憶回路22からの信
号をスイッチ25から出力する。記憶回路22にはレジ
スタ値がnよりも大きな値となった後に、最初にn以下
となる符号(図12のドットの網がけ部分により示す)を
記憶させておく。この値は、あらかじめシミュレーショ
ン等により算出するが、記憶素子の必要容量は、従来方
法によるものよりも40〜80%程度軽減するという長
所がある。また、記憶回路22の信号をスイッチ25よ
り出力した場合には、次サンプル時点の記憶回路22の
出力値が更新されるように制御を行う。 即ち、レジス
タ比較器24の切り換え信号が記憶回路22側を示した
時は、次サンプル時点で、記憶回路22のアドレス値を
インクリメントするような制御を行い、記憶回路22に
保持されている次の値を出力する。レジスタ値(D0〜D
K-1)がn以下の場合には、レジスタ値をそのままシフト
レジスタ11に入力する。この第2の実施例は記憶素子
22を使用するが、第1の実施例よりも高速動作が可能
であるという特徴がある。
【0024】本発明の第1の実施例において、選択器1
38(図10)は、算出する未来サンプル数分のスイッチ
1381〜1384を縦列に接続する必要があり、縦列
段数が多くなると高速動作を行うことが困難になるとい
う欠点を有している。第2の実施例では、この縦列段数
に相当する部分が1段であるため非常に高速な動作をす
ることができる。以上、説明したように本発明の第2の
実施例により記憶素子の容量を従来技術によるものより
も40〜80%程度軽減でき、尚且つ高速動作を行うこ
とができる回路を提供することが出来る。
【0025】本発明による第3の実施例として、第1及
び第2の実施例をターボ符号のインターリーバに適用す
ることが出来る。ターボ符号とは、誤り訂正能力が理論
的限界値に極めて近い符号として、近年注目を浴びてお
り、ターボ符号の原理については、「ターボ符号−連接
符号化・繰り返し符号」、電子情報通信学会誌 Vo
l.84、No.3 P184〜188に詳細に記され
ている。図13を用いて、ターボ符号化器の構成を簡単
に説明する。ターボ符号化器への入力情報iは、再帰的
組織畳み込み符号化器31とインターリーバ32へ入力
される。インターリーバ32は、入力情報iに対してデ
ータ順序の攪拌を行い、結果を再帰的組織畳み込み符号
化器33に入力する。ターボ符号化器の出力としては、
入力情報iがそのまま出力された信号uと、再帰的組織
畳み込み符号化器31と再帰的組織畳み込み符号化器3
3の出力であるyAとyBにより構成される。ここで、イ
ンターリーバ32は、ブロックインターリーバや畳み込
みインターリーバのような規則的なインターリーブでは
エラー訂正能力が向上しないため、非一様インターリー
ブにより、データ順序の攪拌を行う必要がある。第3の
実施例では、第1及び第2の実施例により構成されるイ
ンターリーバを、ターボ符号のインターリーバ、あるい
は復号側においてはデインターリーバに用いることを特
徴とする。
【0026】本発明により生成される信号は、擬似ラン
ダム符号系列であるため、インターリーバによるエラー
訂正能力の低下はほとんど発生しない。また、ターボ符
号の復号側のデインターリーブにより攪拌されたデータ
順序を元に戻すため、符号側、復号側のインターリーバ
間で、同期をとる必要がある。一般的に、この同期再生
は伝送システムの周期と合致させることで、容易に行う
ことが出来る。しかし、伝送システムの周期は任意周期
に選定されることが多く、インターリーブ周期も任意周
期で構成させる必要がある。従って、ターボ符号のイン
ターリーブとして、本発明によるインターリーバを用い
ることで、任意周期nの構成が可能になるため、伝送シ
ステムの周期を任意値に設計可能となるという長所があ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の乱数発生器
によれば、任意周期の乱数をROM等の大容量の記憶素
子を用いることなく生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による乱数発生器のブロ
ック図
【図2】本発明の第2の実施例による乱数発生器のブロ
ック図
【図3】OFDMシンボル波形
【図4】OFDM伝送システムの構成を示すブロック図
【図5】一般的PN符号生成器のブロック図
【図6】PN符合系列と本発明により生成される系列と
の相違を説明する模式図
【図7】本発明の排他的論理和群12の一構成例のブロ
ック図
【図8】本発明の排他的論理和群12の一構成例のブロ
ック図
【図9】本発明の比較器13の構成のブロック図
【図10】分配器132の一構成例のブロック図
【図11】選択器138の構成のブロック図
【図12】本発明により生成される系列を説明する模式
【図13】ターボ符号化器のブロック図
【符号の説明】
11:シフトレジスタ、12,12a,12b,21:
排他的論理和群、13:比較器、22:記憶回路、2
3,131:結合器、24,134〜137:レジスタ
比較器、25,1381〜1384:スイッチ、13
2:分配器、138:選択器、31,33:再帰的組織
畳み込み符号化器、32:インターリーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 1/00 H04L 1/00 A F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 K段で構成されるシフトレジスタの所定
    段に対して、擬似ランダム符号系列を生成するようなモ
    ジュロ2の加算を行い、該演算を未来Xサンプル時点ま
    でに対して行う排他的論理和群と、該排他的論理和群の
    演算結果と上記シフトレジスタのレジスタ値とを比較
    し、比較結果を上記シフトレジスタにフィードバック入
    力する手段を有し、任意周期nの擬似乱数系列を発生す
    ることを特徴とする乱数発生器。
  2. 【請求項2】 K段で構成されるシフトレジスタの所定
    段に対して、擬似ランダム符号系列を生成するようなモ
    ジュロ2の加算を行い、該演算を未来Xサンプル時点ま
    でに対して行う排他的論理和群と、該排他的論理和群の
    演算結果と上記シフトレジスタのレジスタ値から、次サ
    ンプル時点での当該シフトレジスタのレジスタ値が、任
    意周期nの値を超えないよう更新を行う比較器を有し、
    上記シフトレジスタのレジスタ値が任意周期nの擬似乱
    数系列として生成されることを特徴とする乱数発生器。
  3. 【請求項3】 K段で構成されるシフトレジスタの所定
    段に対して、擬似ランダム符号系列を生成するようなモ
    ジュロ2の加算を行う排他的論理群と、該排他的論理和
    群の出力結果と上記シフトレジスタのレジスタ値から、
    次サンプル時点でのシフトレジスタ値を算出し、該算出
    結果が任意周期nの値を超えた場合には記憶回路に記憶
    してある値を次サンプル時点で上記シフトレジスタの更
    新値として出力し、上記算出結果が任意周期n以下の場
    合には当該シフトレジスタ値をそのまま出力する選択手
    段を有し、上記シフトレジスタのレジスタ値が任意周期
    nの擬似乱数系列として生成されることを特徴とする乱
    数発生器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、上記乱数発生
    器を直交周波数分割多重システムのインターリーバのメ
    モリアドレス発生器としたことを特徴とする乱数発生
    器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3において、上記乱数発生
    器を、ターボ符号器及び復号器の少なくとも何れか一方
    のインターリーバのメモリアドレス発生器としたことを
    特徴とする乱数発生器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171493A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 通信システム及び通信方法
JP2014024268A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Ricoh Co Ltd 画素クロック生成装置、光走査装置および画像形成装置

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