JP2003165363A - ロック式シートのロック解除阻止構造 - Google Patents

ロック式シートのロック解除阻止構造

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JP2003165363A
JP2003165363A JP2001365726A JP2001365726A JP2003165363A JP 2003165363 A JP2003165363 A JP 2003165363A JP 2001365726 A JP2001365726 A JP 2001365726A JP 2001365726 A JP2001365726 A JP 2001365726A JP 2003165363 A JP2003165363 A JP 2003165363A
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Takenori Kiyose
健則 清瀬
Hiroyuki Kobayashi
裕之 小林
Kaname Matsuo
要 松尾
Atsushi Kunisawa
厚志 国澤
Yoshio Arai
善雄 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック解除時の操作性と、ロック時の高い安
全性との両立を容易に可能とする。 【構成】 シートバック18が前倒し可能とされ、このシ
ートバックの前倒しを検出可能に、前倒し検出手段76が
設けられ、この前倒し検出手段に連動する解除阻止手段
84が、ロック解除レバー58-f,58-rの操作を阻止可能に
設けられている。そして、前倒し検出手段76によるシー
トバック18の前倒しの検出されないシートバックの起立
位置においては、解除阻止手段84による操作阻止のもと
で、ロック解除レバー58-f,58-rの操作を不能とすると
ともに、前倒し検出手段によりシートバックの前倒しが
検出されたときのみ、この前倒し検出手段に連動した解
除阻止手段の阻止解除作動のもとで、ロック解除レバー
によるロック解除操作を可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロック部材のロ
ックのもとで車床に固定されるロック式シートにおけ
る、そのロック部材のロック解除を阻止可能としたロッ
ク解除阻止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車床からの取り外しにより、
車両室内におけるシートアレンジを変更可能とした、い
わゆる脱着シートのような、ロック部材のロックのもと
で車床に固定されるロック式シートが、ワンボックス車
やミニバン等に代表される各種自動車において知られて
いる。
【0003】この種のロック式シートとしては、たとえ
ば、実開平01−141138号公報や特開2000−43626号公報
に開示の脱着シートが例示でき、これらの構成において
は、車床のストライカに対するロック部材のロックのも
とで、シートが車床の対応箇所にロックされるととも
に、ロック部材に連動するロック解除レバーの操作等に
よるロック解除のもとで、車床からのその取り外しが可
能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の脱
着シートに代表されるロック式シートに限らず、ロック
部材のロック解除を行うためのロック解除レバー等に対
しては、その操作の容易化が要求されやすい。しかしな
がら、ロック式シート(脱着シート)のロック解除レバ
ーにこれを単純に適用しようとすると、その安全性が損
なわれる虞れも否定できなくなる。
【0005】そこで、ロック時における高い安全性の要
求されるロック式シート(脱着シート等)においては、
シート使用時(ロック時)での不用意なロック解除を防
止する構成として、たとえば、ロック解除レバーの操作
力を重くする、あるいはレバー操作を2アクション等と
する、更には不要な外力の作用を防止するカバー部材を
設ける等が考えられる。しかし、これらはいずれもその
操作性の低下を伴いやすいため、ロック式シートでの、
ロック解除に対する操作性、安全性の両立は容易でな
い。
【0006】この発明は、ロック解除時の操作性と、ロ
ック時の高い安全性との両立を容易に可能とするロック
式シートのロック解除阻止構造の提供を目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、シートバックが、シ
ートクッションに対する前倒しを可能に、所定のヒンジ
手段を介してベース部材に連結、支持され、前倒し検出
手段が、前記シートバックの前倒しを検出可能に配設さ
れるとともに、前記前倒し検出手段に連動する解除阻止
手段が、ロック解除レバーの操作を阻止可能に設けられ
ている。
【0008】そして、前記前倒し検出手段による前記シ
ートバックの前倒しの検出されない前記シートバックの
起立位置においては、前記解除阻止手段による操作阻止
のもとで、前記ロック解除レバーの操作を不能とすると
ともに、前記前倒し検出手段により前記シートバックの
前倒しが検出されたときのみ、前記前倒し検出手段に連
動した前記解除阻止手段の阻止解除作動のもとで、前記
ロック解除レバーによるロック解除操作を可能としてい
る。
【0009】また、この発明の請求項2においては、前
記前倒し検出手段が、前記シートバックのヒンジ点回り
を前記シートバックと一体に円弧移動する、前記シート
バックの側面に一体的に突設された係合ピンと、前記係
合ピンの係合可能な係合片を有して、前記ヒンジ点回り
を回動可能に配設された受けレバーとを備えてなるとと
もに、前記解除阻止手段が、前記ロック解除レバーに対
する係合のもとで前記ロック解除レバーのロック解除操
作を阻止可能とする阻止ピンを有した阻止レバーと、前
記阻止レバーを前記ロック解除レバーに対する阻止ピン
の係合方向に付勢するリターンばねとを備えて形成され
ている。
【0010】そして、前記前倒し検出手段の前記受けレ
バーと、前記解除阻止手段の前記阻止レバーとを、所定
の連結手段によって連動可能に連結し、前記シートバッ
クの前倒しによる前記係合片への前記係合ピンの係合後
に、前記受けレバーの回動のもとで前記阻止レバーが前
記リターンばねのばね力に抗して回動したとき、前記ロ
ック解除レバーからの前記阻止ピンの離反により、前記
ロック解除レバーの回動操作阻止を解除するものとして
いる。
【0011】更に、この発明の請求項3によれば、前記
ロック解除レバーが、前記ロック式シートの前後位置に
それぞれ設けられ、前記前後のロック解除レバーを、前
記ロック部材に対してそれぞれ連動可能に連結すること
により、前記ロック式シートの前側、後側での選択的な
ロック解除操作を可能としている。そして、前記前後の
ロック解除レバーの双方を、前記前倒し検出手段にそれ
ぞれ連動可能に連結することで、前記シートバックの前
倒しによる前記ロック解除レバーの回動操作阻止の解除
を、この前記前後のロック解除レバーの双方に対して行
うものとしている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、脱着シートを例にとり、図
面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に
説明する。
【0013】図1に示すように、この発明に係るロック
式シートのロック解除阻止構造10においては、ロック式
シート12が、シートクッション16に対する前倒しの可能
なシートバック18、および車床20のストライカ40にロッ
ク可能なロック部材24を備えた脱着シートとして形成さ
れている。そして、ストライカ40に対するロック部材24
のロックにより、車床20に対するその固定を可能とする
とともに、ロック解除レバー58-f,58-rによる、ロック
部材に対するロック解除操作によって車床からのその取
り外しを可能とするように、この脱着シート(ロック式
シート)12は構成されている。
【0014】この発明の実施の形態においては、この脱
着シート(ロック式シート)12を、図2、および図3に
示すような、少なくとも前後2列のシート列、たとえば
フロントシート28をなす左右シート28L,28R間のセンタ
スペース28Cと、セカンドシート30をなす左右シート30
L,30R間のセンタスペース30Cとの間での移動、および各
センタスペースに対する選択的、かつ固定的な設置の可
能な、いわゆる可動型のセンタシートとして具体化する
ことで、以下説明する。
【0015】図1に示すように、この、ロック式シート
として例示された脱着シート(可動型センタシート)12
は、ベース部材、たとえばシートベース14に対するシー
トクッション16、およびシートバック18の組み付けのも
とで概略形成されている。
【0016】なお、図1の部分拡大図である図4に、図
5を加えて見るとわかるように、このシートベース(ベ
ース部材)14は、たとえば、平面略エ字形状に組み立て
られたパイプフレーム32の前後フレーム32f,32rの左右
端に、サイドフレーム34を配置、固定することにより概
略形成されたものであり、このサイドフレーム間への架
設、およびたとえばその固定的な支持、連結等により、
シートクッション16、およびシートバック18は、シート
ベースに対して組み付けられている(図1参照)。
【0017】また、図中の参照符号36は、サイドフレー
ム34の外面側を被装するカバープレートであり、このカ
バープレート36は、直接的、あるいはブラケット等(図
示しない)を介した後のねじ止め等のもとで、サイドフ
レームに一体的に固定されている。
【0018】ここで、この発明においては、シートクッ
ション16が、たとえばボルト止め等のもとでシートベー
ス14に固定的に配設、支持されるのに対し、シートバッ
ク18はヒンジ手段、たとえば公知のリクライニング装置
等を介して、前後方向に揺動可能、つまりは起立位置か
らの前倒しを可能に連結、支持されている。
【0019】なお、リクライニング装置としては一般的
な構成のものが利用できるため、それに対するここでの
具体化、および詳細な説明は省略するが、たとえば、起
立位置、および前倒し位置でシートバック18をロック可
能な、少なくとも2ポジションのロックポジションを有
するもの等であれば足りる。
【0020】図4、図5に示すように、ロック部材24
は、ブラケット44を介して、パイプフレームの中央フレ
ーム32cに固定されている。そして、この発明の実施の
形態においては、このロック部材24が、たとえば、シー
トベース14において規定された有効平面領域、つまり、
左右のサイドフレーム34と前後フレーム32f,32rとで決
まる平面領域の略中央部1ヵ所に配設されている(図1
参照)。
【0021】なお、このような、ストライカにロックさ
れるロック部材自体の構成は公知であり、その構成自体
はこの発明の趣旨でないため、このロック部材に対する
詳細な説明は、ここでは省略する。
【0022】そして、このロック部材24には、通常、そ
のロックの解除をはかるロック解除レバーが連動可能に
設けられるが、この実施の形態においては、図1に示す
ように、脱着シート12の前側、後側それぞれでのロック
解除操作を可能に、前後個別のロック解除レバー58-f,5
8-rが、シートベース14の前後位置にそれぞれ設けられ
ている。
【0023】ロック解除レバー58-f,58-rは、図6に示
すような、たとえば平面略円形の把持部58aを有した把
持操作の可能な形状に折曲形成され、図6、および図4
(図1)に示すように、シートベースのレバーブラケッ
ト60に対する、その基部58bの軸着によって、上下方向
に回動自在に支持されている。そして、このロック解除
レバー58-f,58-rは、リターンばね62、たとえばレバー
ブラケットの係止片60aとロック解除レバー基部の係止
片64との間に架設、張設された引張コイルばねのばね力
のもとで、図示の位置となる下方の初期位置に付勢、保
持されている。
【0024】なお、レバーブラケット60に対するロック
解除レバー58-f,58-rの回動範囲は、たとえばガイド孔
と係合ピンとの組み合わせ(図示しない)等により予め
規定されている。
【0025】ここで、図4に示すように、ロック部材24
は、ストライカ40に係着、ロック可能なラッチ42、およ
びこのラッチをストライカとのロック状態に保持するラ
ッチ保持レバー66を備えており、このラッチ保持レバー
に対する前後のロック解除レバー58-f,58-rの連動可能
な連結により、このロック解除レバーによるロック解除
操作が可能となっている。図4(図1)、および図6に
示すように、この実施の形態においては、ブラケット44
に軸着された回動自在なジョイントプレート68の各端部
に、前後のロック解除レバー58-f,58-rの基部58bが、連
結部材、たとえば剛性のある連結線材70,71を介して連
結され、このジョイントプレートを、ロック部材のラッ
チ保持レバー66に、剛性のある連結線材72としてなる連
結部材を介して連結することによって、前後のロック解
除レバー58-f,58-rによるラッチ保持レバーの回動操
作、つまりロック解除操作が可能となっている。
【0026】なお、図4(図1)に加えて図7、および
この図7の部分拡大図である図8に示すように、この実
施の形態においては、昇降可能に配設されたキャスタ26
が、ばね部材52のばね力のもとで下方突出方向に付勢さ
れており、ロック部材24、ストライカ40間のロック解除
に伴った、このキャスタによる脱着シート全体の押し上
げによって、ロック部材、ストライカ間を離反可能とし
ている。
【0027】しかしながら、このキャスタ26の構成自体
はこの発明の趣旨でないため、ここでの詳細な説明は省
略する。
【0028】また、図4(図1)、および図5に示すよ
うに、この実施の形態においては、弾性的な圧縮変形の
可能なダンパ部材54、たとえばゴムダンパが、ロック部
材24、ストライカ40間のロックに伴う車床20へのその圧
接を可能に、ロック部材の周辺位置、たとえば、シート
ベースにおいて規定された有効平面領域の、少なくとも
四隅部分を含む箇所でシートベース14に配置、固定され
ている。
【0029】このような、ゴムダンパ(ダンパ部材)54
を配した構成によれば、このゴムダンパが、ロック部材
24、ストライカ40間のロック時における脱着シート12の
脚として機能するため、車床20上での脱着シートの安定
的な支持が容易に確保可能となる。
【0030】ストライカ40に対するロック部材24のロッ
ク状態、つまり、図4(図1)に示す、車床20に対する
脱着シート12のロック状態において、前後のロック解除
レバー58-f,58-rのいずれかを、そのリターンばね62の
ばね力に抗して上方回動させれば、それに伴ったラッチ
保持レバー66の作動により、ストライカ、ロック部材間
のロックは解除される。そして、このストライカ40、ロ
ック部材24間のロックが解除されると、ばね部材52のば
ね力に伴うキャスタ26の下方付勢により、シートベース
14、ひいては脱着シート12自体が押し上げられるため、
ロック部材は、図8(図7)、および図9に示すよう
に、ストライカから離反される。
【0031】この、ロック部材24、ストライカ40間の離
反状態においては、たとえば図2、図3に示すような、
フロントシート、セカンドシートのセンタスペース28C,
30C間でのセンタシート12の移動、および選択的な配置
が、車床表面20a上でのキャスタ26の転動のもとで可能
となる。
【0032】そして、このような、ロック部材24、スト
ライカ40間を離反させるキャスタ26の下降位置において
は、車床表面20aにキャスタ26が接地されているにすぎ
ないため、車床20からの脱着シート12の取り外し、つま
りは車体からの脱着シートの排除が容易に可能となる。
【0033】つまり、図10に示すような、フロントシ
ート、セカンドシートのセンタスペース28C,30Cからの
脱着シート12の排除を含めたシートアレンジが容易に可
能となることから、シートアレンジの多様化が得られ
る。
【0034】また、たとえば図2、図3に示すような、
フロントシート、セカンドシートのセンタスペース28C,
30C間に脱着シート12を移動させた後、図7ないし図9
に示すような、車床の表面20aの位置決め凹部74にキャ
スタ26の仮定的に留められた位置で、脱着シートを、キ
ャスタのばね部材52のばね力に抗して下方に押し込め
ば、この脱着シートは、ストライカ40に対するロック部
材24のロックのもとで、図1、図4、および図5に示す
ように、車床20に対して固定的に配置される。
【0035】ところで、シートバック18を起立位置に保
持させた状態が、乗員の着座可能な、この脱着シート12
におけるシート形態であり、このようなシート形態か
ら、シートバックを前倒しすることにより、このシート
バックの背面をテーブル、小物入れ、あるいはアームレ
スト等として利用することも可能となる。そこで、この
発明においては、シートバック18の起立状態でのみ乗員
の着座が行われる点に着目し、シートバックの起立位置
におけるロック解除レバー58-f,58-rの操作を不能とす
ることにより、シート形態での使用時における、不用意
なロック解除を防止するものとしている。
【0036】図1、およびこの図1の部分拡大図となる
図11に示すように、この発明のロック解除阻止構造10
においては、シートバック18の前倒しを検出する前倒し
検出手段76が、シートバックの、たとえばヒンジ部分、
つまり回動中心回り等に設けられている。
【0037】この前倒し検出手段76は、ヒンジ点、たと
えば、リクライニング装置等の持つヒンジシャフト78の
回りを、シートバック18と一体に円弧移動する係合ピン
80と、この係合ピンの係合可能な係合片82aを一部に有
して形成された、ヒンジ点回りを回動可能な受けレバー
82とを備えている。受けレバー82は、シートバック18の
側方位置で、ヒンジシャフト(ヒンジ点)78回りに環装
され、この受けレバーの係合片82aに係合可能に、係合
ピンはシートバックの側面に固定、突設されている。
【0038】この前倒し検出手段76においては、図11
に示す起立位置からのシートバック18の前倒し量が所定
量に達すると、係合ピン80が受けレバーの係合片82aに
当接、係合する。そして、その係合状態のまま、シート
バック18を所定の前倒し位置まで更に回動させると、図
12に示すように、受けレバー82が、ヒンジシャフト78
の回りを対応量だけ回動する。
【0039】つまり、この前倒し検出手段76によれば、
シートバック18の前倒しが、受けレバー82の回動によっ
て検出されることになる。
【0040】また、図4(図1)に加えて図6を見ると
わかるように、ロック解除レバー58-f,58-rには、解除
阻止手段84が設けられている。この発明の実施の形態に
おいては、ロック解除レバー58-f,58-rの基部58bに、係
合片86がそれぞれ設けられている。そして、この解除阻
止手段84は、ロック解除レバー基部58bの係止片86に係
合可能な阻止ピン88を一体的に有した阻止レバー90と、
この阻止レバーを阻止ピンの係合方向に付勢するリター
ンばね92とを備えて形成されている。
【0041】この解除阻止手段の阻止レバー90は、ロッ
ク解除レバー58-f,58-rと同様に、レバーブラケット60
に軸着され、このレバーブラケットの係止片60bと、阻
止レバーの係止端90aとの間に架設、張設された引張コ
イルばねからなるリターンばね92のばね力のもとで、ロ
ック解除レバー基部の係合片86に対する阻止ピン88の係
合方向に付勢、保持されている。
【0042】図1、および図4、図6を見るとわかるよ
うに、前後のロック解除レバー58-f,58-rに設けられた
それぞれの阻止レバー90は、たとえばブラケット44に回
動自在に軸着されたジョイントプレート94の各端部に、
連結部材、たとえば剛性のある連結線材96,97を介して
それぞれ連動可能に連結されている。そして、図1、図
4、および図11に示すように、このジョイントプレー
ト94の所定の一端と、前倒し検出手段76をなす受けレバ
ー82の連結片82bとを、たとえばケーブルワイヤ100を介
して連動可能に連結することによって、前倒し検出手段
によるシートバック18の前倒しの検出に連動した阻止レ
バー90の回動が可能となっている。
【0043】図11に示すシートバック18の起立位置に
おいては、図4(図1)に示すように、係合片86に対す
る係合ピン88の係合によるロック解除レバー58-f,58-r
の回動操作阻止により、ロック解除レバーによるロック
解除操作は不能となるため、シートバックの起立状態に
おけるロック解除は生じない。
【0044】そして、シートバック18を前倒しにし、図
12に示すように、受けレバー82がその回動のもとでシ
ートバックの前倒しを検出すると、受けレバーの回動に
伴うケーブルワイヤ100の牽引により、解除阻止手段の
阻止レバー90は、図13に示すように、ロック解除レバ
ー基部の係合片86からの阻止ピン88の離反方向に回動さ
れるため、これによる係合片、阻止ピン間の係合解除に
より、ロック解除レバー58-f,58-rに対する回動操作阻
止は解除される。
【0045】上記のように、この発明のロック解除阻止
構造10においては、シートバック18の前倒し時にのみ、
ロック部材24に対するロック解除レバー58-f,58-rでの
ロック解除操作が可能となる。つまり、シートバック18
の起立状態における不用意なロック解除は、たとえロッ
ク解除レバー58-f,58-rへの外力の作用のもとでも確実
に防止できるため、シート形態での使用時、つまりは乗
員の着座時等における安全性が一層高く維持できる。
【0046】そして、非着座時にシートバック18を前倒
しすれば、ロック解除レバー58-f,58-rによるロック解
除操作が、その引き上げ方向への回動のみという、通常
通りの1アクションで行えるため、脱着シート12におけ
る、高い安全性に加えた操作性の確保、つまり安全性と
操作性との両立が、この発明によれば容易に確保可能と
なる。
【0047】更に、シートバック18の前倒し状態のま
ま、脱着シート12の移動、あるいは脱着を行えば足りる
ため、その作業がシートバックによって妨げられること
もない。従って、この点においても、その操作性、およ
び作業性の向上が容易にはかられる。
【0048】また、この発明においては、シートバック
18のヒンジ部分に設けられる前倒し検出手段76が係合ピ
ン80と受けレバー82との組み合わせとして、また、解除
阻止手段84がロック解除レバー基部の係合片86に係合可
能な阻止ピン88を有した阻止レバー90とリターンばね92
との組み合わせとして、それぞれ形成されるとともに、
この前倒し検出手段と解除阻止手段とが、ケーブルワイ
ヤ100を介して連動可能に連結されているにすぎないた
め、その構成の複雑化が確実に防止できる。
【0049】従って、ロック部材24に対するロック解除
阻止が、構成の複雑化等を招くことなく容易に確保可能
となる。
【0050】ここで、この発明の実施の形態において
は、前倒し検出手段76を係合ピン80と受けレバー82との
組み合わせとして、また、解除阻止手段84をロック解除
レバー基部の係合片86に係合可能な阻止ピン88を有した
阻止レバー90とリターンばね92との組み合わせとして、
それぞれ具体化しているが、シートバック18の前倒しを
検出し、これに連動させて、解除阻止手段を解除動作さ
せれば足りるため、これらの組み合わせに限定されず、
他の組み合わせから、前倒し検出手段、および解除阻止
手段を構成してもよい。
【0051】しかしながら、この実施の形態の構成によ
れば、構成の複雑化を招くことなく、シートバック18の
前倒しの検出、およびロック解除レバー58-f,58-rの回
動操作阻止が確実に行えるため、操作性、安全性の両立
された脱着シート12であっても、その構成上での不利は
確実に排除される。
【0052】また、この実施の形態においては、ロック
解除レバー58-f,58-rを、シートベース14の前部、後部
にそれぞれ設けているが、これに限定されず、たとえ
ば、シートベースの前部、後部のいずれか一方のみに、
このロック解除レバーを設ける構成としてもよい。
【0053】しかしながら、この実施の形態のように、
ロック解除レバー58-f,58-rをシートベース14の前部、
後部にそれぞれ設ければ、脱着シート12の前側、後側双
方でのロック解除操作が容易に行えるため、脱着シート
の位置に拘らず、その操作性を高く確保することができ
る。
【0054】ところで、この発明の実施の形態において
は、フロントシート、セカンドシートのセンタスペース
28C,30Cへの選択的な配置の可能なセンタシートを、脱
着シートとして具体化しているが、ロック部材24のロッ
クによる車床20への固定、およびこのロック部材のロッ
ク解除による車床からの取り外しの可能な脱着シートで
あれば足りるため、センタシートに限定されず、たとえ
ば、実開平01−141138号公報や特開2000−43626号公報
に開示のように、リヤシートそのものを脱着シートとし
てもよい。
【0055】また、脱着シート12はシートバック18の前
倒しの可能な形態であれば足りるため、一人掛けシー
ト、二人掛けシート等のシート仕様は特に問わない。
【0056】更に、この発明の実施の形態においては、
脱着シートをロック式シートとして例示しているが、ロ
ック部材24を備え、車床のストライカ40に対するロック
のもとで車床に固定されるロック式シートであれば足り
るため、車床に対する取り外しの有無は特に限定されな
い。つまり、ロック部材24、およびこれを解除するロッ
ク解除レバー58-f,58-rを有する構成であれば、たとえ
ば、車床に設けたレール体に沿ってスライドされるスラ
イドシート、あるいはシートクッション前端等の支点に
よりその前方に跳ね上げられる跳ね上げシート等にも、
この発明が応用できる。
【0057】なお、この発明の実施の形態においては、
ロック式シート(脱着シート)を自動車等のシートとし
て具体化しているが、これに限定されず、自動車以外の
車両や飛行機、船舶、あるいは電車等の他の乗り物用の
ロック式シートに、この発明を応用してもよい。
【0058】更に、乗り物用シートに限定されず、たと
えば会議室、各種ホール等のロック式シートに、この発
明を応用してもよい。
【0059】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るロック式
シートのロック解除阻止構造によれば、シートバックの
前倒し時にのみ、ロック部材に対するロック解除レバー
でのロック解除操作が可能となる。つまり、シートバッ
クの起立状態における不用意なロック解除は、たとえロ
ック解除レバーへの外力の作用のもとでも確実に防止で
きるため、シート形態での使用時、つまりは乗員の着座
時等における安全性が一層高く維持できる。
【0061】そして、非着座時にシートバックを前倒し
すれば、ロック解除レバーによるロック解除操作が、そ
の引き上げ方向への回動のみという、通常通りの1アク
ションで行えるため、ロック式シートにおける、高い安
全性に加えた操作性の確保、つまり安全性と操作性との
両立が、この発明によれば容易に確保可能となる。
【0062】更に、シートバックの前倒し状態のまま、
ロック式シートに対する移動作業等を行えば足りるた
め、その作業がシートバックによって妨げられることも
ない。従って、この点においても、その操作性、および
作業性の向上が容易にはかられる。
【0063】また、前倒し検出手段を係合ピンと受けレ
バーとの組み合わせとして、また、解除阻止手段をロッ
ク解除レバー基部の係合片に係合可能な阻止ピンを有し
た阻止レバーとリターンばねとの組み合わせとして、そ
れぞれ形成すれば、ロック部材に対するロック解除阻止
が、構成の複雑化等を招くことなく容易に確保可能とな
る。
【0064】そして、ロック解除レバーをシートベース
の前後位置にそれぞれ設ければ、ロック式シートの前
側、後側双方でのロック解除操作が容易に行えるため、
ロック式シートの設置位置に拘らず、その操作性を高く
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るロック式シートのロック解除阻
止構造を示す、シートロック時でのロック式シート(脱
着シート)の概略縦断面図である。
【図2】ロック式シート(脱着シート/センタシート)
の設置例を示す、概略のシートレイアウト図である。
【図3】ロック式シート(脱着シート/センタシート)
の設置例を示す、概略のシートレイアウト図である。
【図4】シートロック時でのロック式シートのロック解
除阻止構造を示す、図1の概略部分拡大図である。
【図5】シートロック時でのロック式シートのロック解
除阻止構造を示す、図1の線A−Aに沿った一部破断の
概略拡大断面図である。
【図6】シートロック時でのロック式シートのロック解
除阻止構造を示す、概略部分拡大斜視図である。
【図7】この発明に係るロック式シートのロック解除阻
止構造を示す、シートロック解除時でのロック式シート
(脱着シート)の概略縦断面図である。
【図8】シートロック解除時でのロック式シートのロッ
ク解除阻止構造を示す、図6の概略部分拡大図である。
【図9】シートロック解除時でのロック式シートのロッ
ク解除阻止構造を示す、図5に類似する、一部破断の概
略拡大断面図である。
【図10】ロック式シート(脱着シート/センタシー
ト)の排除例を示す、概略のシートレイアウト図であ
る。
【図11】シートバック起立時でのロック式シートのロ
ック解除阻止構造を示す、図1の概略部分拡大図であ
る。
【図12】シートバック前倒し時でのロック式シートの
ロック解除阻止構造を示す、図11に類似する概略部分
拡大図である。
【図13】阻止解除時でのロック式シートのロック解除
阻止構造を示す、図4に類似する概略部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 ロック式シートのロック解除阻止構造 12 ロック式シート(脱着シート/センタシート) 18 シートバック 20 車床 24 ロック部材 40 ストライカ 58-f,58-r ロック解除レバー 76 前倒し検出手段 78 ヒンジシャフト(ヒンジ点) 80 係合ピン 82 受けレバー 84 解除阻止手段 88 阻止レバー 92 リターンばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清瀬 健則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 小林 裕之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 松尾 要 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 国澤 厚志 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 荒井 善雄 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 Fターム(参考) 3B087 BD01 CA19 DA02 DA09 DA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション、シートバック、およ
    び車床のストライカにロック可能なロック部材を所定の
    ベース部材に少なくとも備え、前記ストライカに対する
    前記ロック部材のロックにより、前記車床の対応箇所に
    固定できるとともに、前記ロック部材に連動可能に連結
    されたロック解除レバーによる、前記ロック部材のロッ
    ク解除によって、前記車床に対する固定を解除可能とし
    たロック式シートにおいて、 前記シートバックが、前記シートクッションに対する前
    倒しを可能に、所定のヒンジ手段を介して前記ベース部
    材に連結、支持され、 前倒し検出手段が、前記シートバックの前倒しを検出可
    能に配設されるとともに、前記前倒し検出手段に連動す
    る解除阻止手段が、前記ロック解除レバーの操作を阻止
    可能に設けられ、 前記前倒し検出手段による前記シートバックの前倒しの
    検出されない前記シートバックの起立位置においては、
    前記解除阻止手段による操作阻止のもとで、前記ロック
    解除レバーの操作を不能とするとともに、 前記前倒し検出手段により前記シートバックの前倒しが
    検出されたときのみ、前記前倒し検出手段に連動した前
    記解除阻止手段の阻止解除作動のもとで、前記ロック解
    除レバーによるロック解除操作を可能としたことを特徴
    とするロック式シートのロック解除阻止構造。
  2. 【請求項2】 前記前倒し検出手段が、前記シートバッ
    クのヒンジ点回りを前記シートバックと一体に円弧移動
    する、前記シートバックの側面に一体的に突設された係
    合ピンと、前記係合ピンの係合可能な係合片を有して、
    前記ヒンジ点回りを回動可能に配設された受けレバーと
    を備えてなるとともに、 前記解除阻止手段が、前記ロック解除レバーに対する係
    合のもとで前記ロック解除レバーのロック解除操作を阻
    止可能とする阻止ピンを有した阻止レバーと、前記阻止
    レバーを前記ロック解除レバーに対する阻止ピンの係合
    方向に付勢するリターンばねとを備えてなり、 前記前倒し検出手段の前記受けレバーと、前記解除阻止
    手段の前記阻止レバーとを、所定の連結手段によって連
    動可能に連結し、前記シートバックの前倒しによる前記
    係合片への前記係合ピンの係合後に、前記受けレバーの
    回動のもとで前記阻止レバーが前記リターンばねのばね
    力に抗して回動したとき、前記ロック解除レバーからの
    前記阻止ピンの離反により、前記ロック解除レバーの回
    動操作阻止を解除する請求項1記載のロック式シートの
    ロック解除阻止構造。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除レバーが、前記ロック式
    シートの前後位置にそれぞれ設けられ、前記前後のロッ
    ク解除レバーを、前記ロック部材に対してそれぞれ連動
    可能に連結することにより、前記ロック式シートの前
    側、後側での選択的なロック解除操作を可能とするとと
    もに、 前記前後のロック解除レバーの双方を、前記前倒し検出
    手段にそれぞれ連動可能に連結することで、前記シート
    バックの前倒しによる前記ロック解除レバーの回動操作
    阻止の解除を、この前記前後のロック解除レバーの双方
    に対して行う請求項1または2記載のロック式シートの
    ロック解除阻止構造。
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