JP2003166100A - 銅メッキ方法に使用される銅粉及び銅粉の使用方法 - Google Patents

銅メッキ方法に使用される銅粉及び銅粉の使用方法

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JP2003166100A
JP2003166100A JP2002262713A JP2002262713A JP2003166100A JP 2003166100 A JP2003166100 A JP 2003166100A JP 2002262713 A JP2002262713 A JP 2002262713A JP 2002262713 A JP2002262713 A JP 2002262713A JP 2003166100 A JP2003166100 A JP 2003166100A
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copper powder
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Hideaki Kurihara
英晃 栗原
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Tsurumi Soda Co Ltd
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Tsurumi Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば電解銅メッキ処理するときに銅イオン材
料として好適な、電解液への溶解力の大きい銅粉を提供
すること。 【解決手段】 不溶性陽極と陰極をなす被メッキ体とが
設けられ、2価の鉄イオンと銅イオンとを含む電解液を
用いて電解槽にて銅メッキ処理が行われる。また還元槽
では、前記電解分解により得られた3価の鉄イオンを含
む電解液に銅粉を溶解させて、2価の鉄イオンと銅イオ
ンとを含む電解液を再生する処理が行われ、電解槽に循
環供給される。当該銅粉としては、例えば5mm以下の
例えばアトマイズ銅粉、電解銅粉、還元銅粉、粉砕銅粒
子などを用いる。この銅粉はメッキ液に対して溶解性が
大きいので、銅メッキ処理における銅イオン材料として
好適である。銅粉は50メッシュ以下あるいは250メ
ッシュより大きい銅粉であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電解メッキ
処理に用いられる銅粉及び銅粉の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】被メッキ体に銅メッキ処理を施す手法の
一つに、不溶解性陽極を用いる手法がある。この手法
は、陽極として例えばチタンの表面に触媒をコーティン
グしたものを用い、メッキ槽と、銅の溶解槽とを用意
し、溶解槽にて銅メッキ材料例えば酸化銅や炭酸銅、金
属銅等を溶解して、これをメッキ槽中の電解液に供給
し、不溶性陽極と陰極をなす被メッキ体との間で通電し
てメッキ処理を行うというものである。
【0003】ところで不溶解性陽極を用いた場合、陽極
では銅の溶解反応が起こらないため水の分解反応が進行
して酸素が発生するが、この酸素の発生により次のよう
な問題が起こる。つまりメッキ液(電解液)中にはメッ
キ物の平滑性を保持する成分や光沢を出す有機物成分等
が添加剤として混合されているが、酸素が発生するとこ
の発生期の酸素によって添加剤が分解されてしまう。こ
れにより分解された添加剤を補充する必要があり、コス
トアップを招く上、添加剤の分解生成物が多量になる
と、メッキ表面に悪影響を及ぼす。
【0004】このため不溶解性陽極を用いた場合であっ
ても、陽極での酸素の発生を抑えるシステムが提案され
ている。このシステムは、電解メッキ処理を行うための
電解槽と、溶解槽とを備え、電解槽内の電解液が溶解槽
を介して電解槽へ循環されるようになっている。電解槽
には予め電解液として2価の鉄イオン(Fe2+イオン)
を含む溶液が供給されており、ここで陽極では酸素発生
に先行してFe2+イオンが3価の鉄イオン(Fe3+イオ
ン)に酸化される反応が進行し、酸素発生反応が抑制さ
れる。一方溶解槽には、例えば無酸素銅ボールよりなる
銅源が供給されており、ここに電解槽のFe3+イオンを
含む電解液を供給して、2Fe3++Cu→2Fe2++Cu
2+の反応を進行させ、こうして生成したCu2+イオンは
電解槽に供給される(例えば、非特許文献1参照。)。
これにより電解槽内での酸素の発生を抑制するというも
のである。
【0005】
【非特許文献1】高橋正明著、「プリント配線基板用水
平連続めっき装置」、表面技術 Vol.51 No.9 2000、社
団法人表面技術協会、平成12年9月発行、p.39−
40
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のシ
ステムでは、従来より溶解槽に供給する銅源として例え
ばボール径が27mmφ〜55mmφ程度の大きさの無
酸素銅ボールを用いているが、この無酸素銅ボールは比
表面積が小さいため、電解液(メッキ液)への溶解速度
が小さく、電流密度を上げて陰極での銅の析出速度を大
きくしようとすると、電解槽への銅イオンの供給が間に
合わなくなってしまう。また陽極反応で生成するFe3+
イオンは銅を溶解する性質があることからメッキ膜に対
しては悪影響を与える物質であり、直ちにFe2+イオン
に還元することが要求され、溶液中のFe3+イオンがほ
とんど存在しない濃度で管理したいという背景もある。
このため電解槽内のメッキ液中の銅濃度や鉄濃度を安定
に管理するためには、溶解槽側では多量の無酸素銅ボー
ルを準備して、銅の所定の溶解量を確保する必要があり
濃度管理も難しく、結果として装置が大型化し、コスト
アップを招くという問題がある。
【0007】一方、溶解槽に供給する銅源の溶解性をよ
くするために、超微粒子化された銅粉を銅源として用い
る手法が検討されているが、粒径を小さくしすぎると例
えば袋詰された銅源を作業員が溶解槽に供給する際に粉
塵となって雰囲気中に飛散してしまい、作業員の体に悪
影響を及ぼす懸念がある。また飛散した粉塵がメッキ浴
内に入ってしまうと、パーティクルとなってメッキ膜に
付着して膜の品質を低下させる場合があり、更には粉塵
を捕集するための空気清浄設備を設けたのでは設備コス
トが高くなるなどの問題がある。
【0008】本発明はこのような背景の下になされたも
のであり、その目的は溶解槽で銅の溶解速度を大きくす
ることにより、銅メッキ材料として好適な銅粉に関する
技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の銅メッキ方法に
使用される銅粉は、不溶性陽極と陰極をなす被メッキ体
とが設けられ、2価の鉄イオンと銅イオンとを含む電解
液を用いて電気分解を行ない、陰極をなす被メッキ体に
銅を析出させ、2価の鉄イオンを3価の鉄イオンに酸化
する銅メッキ処理工程と、前記銅メッキ処理工程にて得
られた3価の鉄イオンを含む電解液に銅を溶解させて、
2価の鉄イオンと銅イオンとを含む電解液を生成する還
元工程と、前記還元工程にて得られた2価の鉄イオンと
銅イオンとを含む電解液を電解槽に供給させる工程と、
を備えた銅メッキ方法において、還元工程で電解液に溶
解される銅粉であって、この銅粉は、粒子径が5mm以
下の大きさの銅粉を主成分として含むことを特徴とす
る。
【0010】ここで銅粉としては、例えば粒度50メッ
シュ以下の大きさの銅粉を主成分として含む銅粉であっ
てもよく、また粒度250メッシュより大きい銅粉を主
成分として含む銅粉であってもよい。更には、例えば電
解銅粉やアトマイズ銅粉、置換析出銅粉、銅化合物の還
元粉などよりなる銅粉を主成分として含む銅粉であって
もよく、例えば炭酸銅及び/又は酸化銅を100℃〜4
00℃に加熱しながら還元して得た銅粉を含む銅粉、例
えば電気銅及び/又は銅線を粉砕処理して得られる銅粉
(粉砕物)を使用することもできる。また前記炭酸銅
は、塩化銅、硫酸銅または硝酸銅の水溶液とアルカリ金
属、アルカリ土類金属またはNH4 の炭酸塩の水溶液と
を混合して加熱しながら反応させ、これにより析出した
反応生成物を濾過分離して得たものであることが好まし
く、炭酸銅を還元雰囲気とはならない雰囲気下で加熱し
て熱分解することにより生成されたものであることが好
ましい。更には銅粉は表面処理剤を含まないのが好まし
い。
【0011】本発明によれば、銅メッキ処理後の電解液
に対して、後段の還元工程にて銅源を溶解させている
が、この銅源として粒子径の小さい銅粉を用いることに
より、当該銅粉は電解液に素早く溶解する。このため電
解液に銅を素早く補給することができ、かつメッキ時に
生成した3価の鉄イオンが2価の鉄イオンに還元される
のでメッキ膜に悪影響を及ぼすのが抑えることができ
る。また銅を溶解させる際に粉塵となって飛散するのが
抑えられる。即ち、本発明に係る銅粉は、銅メッキ処理
を行うための銅メッキ材料(銅源)として好適な材料と
して用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず本発明の銅粉が銅メッキ材料
の補給材として用いられる銅メッキ装置の一実施の形態
について図1により説明する。図中1は電解槽(メッキ
浴槽)であり、この中には電解液である例えば硫酸(H
2SO4)水溶液に銅(Cu)粉を溶解したメッキ液が満
たされている。図中11は例えばチタン板に白金属の白
金、イリジウムを7:3の割合でコーディングしたもの
より構成された不溶性陽極、12は被メッキ材例えば被
メッキ用金属板よりなる陰極であり、これら不溶性陽極
11、陰極12は、夫々図示しない直流電源の正極側、
負極側に接続され、前記メッキ液に浸漬されている。
【0013】このような電解槽1にて、粒度が例えば5
0メッシュ以下、好ましくは250メッシュより大きく
50メッシュ以下、より好ましくは250メッシュより
大きく100メッシュ以下の大きさの銅粉を溶解させた
銅濃度が3〜6g/リットルの硫酸銅水溶液のメッキ液
を用い、例えば直流電源から不溶性陽極11と陰極12
とに、電流密度2〜10A/dm2で電位差を与えて電
気分解を行うと、陰極12の表面上に銅が析出し、こう
して皮膜が形成されて、銅メッキ処理が行われる。
【0014】図中2は撹拌手段21を備えた溶解槽であ
り、ここには補給源であるホッパ22から銅粉が所定量
補給されるように構成され、ここでは銅濃度が低下した
メッキ液に銅粉を添加し、溶液を撹拌することにより当
該溶液に銅粉を溶解させ、所定のメッキ液が調製される
ようになっている。前記電解槽1内からオーバーフロー
した使用済のメッキ液は供給ライン31により溶解槽2
に供給され、溶解槽2内の新たに調製されたメッキ液は
供給ライン32によりポンプP1を作動させて所定の流
量で電解槽1に供給されるようになっている。Fは、例
えば銅粉に含まれる不溶解性の不純物等を除去するため
のフィルタである。直流電源への電力の供給開始や停
止、ホッパ22からの銅粉の供給開始や停止、撹拌手段
21やポンプP1の作動のタイミング等は、図示しない
制御部により制御されるようになっている。
【0015】このようなメッキ装置では、例えば溶解槽
2から所定流量で調整されたメッキ液が電解槽1内に供
給され、これにより電解槽1からオーバーフローしたメ
ッキ液は供給ライン31を介して溶解槽2に供給する。
そしてこの溶液にホッパ22より不足分の銅を補うため
に所定量の銅粉を添加し、銅粉を当該溶液に溶解させて
硫酸銅水溶液(メッキ液)を再生する。
【0016】以上のメッキ装置では、不溶解性陽極11
を用いていても、陽極での酸素の発生を抑えることがで
きる。これは、次のような理由に因ると推察される。つ
まり電解槽1では、予めFe2+イオンが存在するが、こ
のFe2+は、酸化電位が0.55V(vs Ag/Ag
Cl)であり、水の酸化による酸素発生電位1.0V
(vs Ag/AgCl)よりも低い。このため陽極1
1では、次の(1)式の反応が優先し、これにより酸素
の発生を伴う陽極酸化反応が抑えられる。
【0017】 2Fe2+ → 2Fe3+ + 2e- (1) 一方溶解槽2では、銅濃度が低くなり、Fe3+イオン濃
度が高くなったメッキ液に銅粉を所定量添加することに
より、次の(2)式のFe3+イオンの還元反応が行われ
る。つまりここではFe3+イオンのFe2+イオンへの還
元と、Cu2+イオンの補給とが同時に行われる。こうし
て還元反応により、銅濃度、Fe2+イオン濃度が高めら
れるので、新たなメッキ液が調製されることとなり、こ
こで得られたメッキ液は次のメッキ処理に用いられる。
【0018】 Cu + 2Fe3+ → Cu2+ + 2Fe2+ (2) このシステムでは、陽極酸化反応を抑えるために、メッ
キ液としては酸素発生よりも低い電位で反応する物質で
あって、メッキへの悪影響が少ない物質を用いることが
望ましい。また陽極11で酸化された物質が溶解槽2に
て補給される銅を溶解し、自らが還元される必要があ
る。このためにはメッキ液として硫酸鉄や塩化鉄等の鉄
イオン物質を用いることが望ましい。
【0019】続いて上述のメッキ装置の溶解槽2にてメ
ッキ液に添加される銅粉について説明する。前記システ
ムに用いられる銅粉に要求される性質としては、鉄(II
I)イオンを含む水溶液への溶解性が良いこと、還元力
があること、不純物が少ないこと、流動性が良いこと、
表面処理剤を使わないことなどが挙げられ、本発明者が
種々検討した結果、鉄(III)イオンを含む水溶液への
溶解性を向上させるには、粒子が細かく、比表面積が大
きいことが求められ、これらの性質を満たす銅粉として
は、粒度50メッシュ以下、好ましくは250メッシュ
より大きく50メッシュ以下、より好ましくは250メ
ッシュより大きく100メッシュ以下の大きさの電解銅
粉又はアトマイズ銅粉、置換析出銅粉、銅化合物の還元
銅粉であり、電解槽1であるメッキ浴槽中への有機系不
純物の混入を抑えるために例えばベンゾトリアゾールや
イミダゾール、ステアリン酸、および防錆剤などの表面
処理剤が含まれないことが望ましい。
【0020】したがって上述のメッキ装置にてメッキ液
に添加される銅粉としては、粒度50メッシュ以下、好
ましくは250メッシュより大きく50メッシュ以下、
より好ましくは250メッシュより大きく100メッシ
ュ以下の大きさの電解銅粉又はアトマイズ銅粉、置換析
出銅粉、銅化合物の還元粉を主成分として用いることが
望ましい。ここで主成分として上述の銅粉を用いると
は、例えば銅粉のうち粒度250メッシュより大きく1
00メッシュ以下の大きさの銅粉等の割合が約90重量
%程度であるという意味であり、前記の電解銅粉やアト
マイズ銅粉、置換析出銅粉、銅化合物の還元粉を組み合
わせて用いるようにしても良い。
【0021】以下にこれら銅粉について個別に説明す
る。
【0022】(電解銅粉)先ず電解浴中にて電気銅を陽
極として電気分解を行い、陽極で溶け出した銅イオン
を、陰極側にて板状にならないような条件で析出させて
銅粉を得る。これにより得られた粉末を洗浄液例えば純
水中に投入して、洗浄液を撹拌することにより洗浄した
後、脱水し、乾燥させ、電解銅粉を得る。この後篩い機
にて所定の粒度に篩い分けし、粒度50メッシュ以下、
好ましくは250メッシュより大きく50メッシュ以
下、より好ましくは250メッシュより大きく100メ
ッシュ以下の大きさの電解銅粉を得る。
【0023】(アトマイズ銅粉)噴霧装置例えばサイク
ロンにガスタンクからコンプレッサーを介して高圧のガ
スを供給できるようにして、高圧ガスの吹き出し口に溶
けた銅を供給し、これにより銅を高圧のガスでサイクロ
ン内に噴霧する。この後篩い機にて所定の粒度に篩い分
けし、粒度が50メッシュ以下、好ましくは250メッ
シュより大きく50メッシュ以下、より好ましくは25
0メッシュより大きく100メッシュ以下の大きさの電
解銅粉を得る。ここでアトマイズ銅粉としては、高圧の
水で噴霧する方法により得られる水アトマイズ銅粉と、
高圧のガスで噴霧する方法により得られるガスアトマイ
ズ銅粉がある。
【0024】(置換析出銅粉)銅イオンを含む溶液に銅
よりも卑な電位を有する(イオン化傾向の大きい)金属
の粉末を加えることにより、銅イオンが還元されて銅粉
が析出する。加える金属としては鉄やアルミニウムなど
を用いることができる。銅イオンを含む溶液としては、
塩化鉄の銅エッチング廃液や塩化銅エッチング廃液、硫
酸銅溶液、シアン化銅溶液などがある。析出した銅粉は
純水などで洗浄後、脱水、乾燥して置換析出銅粉を得
る。
【0025】(炭酸銅又は酸化銅を還元して得られた銅
粉(銅化合物の還元銅粉))ここでは銅化合物の還元銅
粉として、炭酸銅又は酸化銅を100℃〜400℃で還
元して得られた銅粉を例にして説明する。このほか亜酸
化銅、水酸化銅、シュウ酸銅、ピロリン酸銅等の銅化合
物の還元銅粉を用いるようにしてもよい。この手法は、
例えば図2に示すように、炭酸銅又は酸化銅を還元装置
にて還元して銅粉を得る手法である。前記還元装置とし
ては例えば図2に示すような水素還元炉4を用いること
ができ、この還元炉について簡単に説明すると、図2中
41は石英管であり、この内部には例えば磁性ボート
(またはステンレス製ボート)42が置かれるようにな
っている。石英管41は外周囲に設けられた例えば抵抗
発熱体よりなるヒ−タ43により加熱されるようになっ
ており、また石英管41の内部には、水素ガスが通流さ
れるように構成されている。
【0026】このような水素還元炉4では、この磁性ボ
ート42上に炭酸銅又は酸化銅を例えば10mm程度の
厚さで堆積させ、例えば内径40mm、長さ1mの大き
さの石英管41内に水素ガスを例えば2リットル/分程
度の流量で通流させながら、ヒータ43により石英管4
1の内部を例えば100℃〜400℃に加熱することに
より、炭酸銅又は酸化銅の還元処理を所定時間例えば
1.5時間程度を行う。これにより炭酸銅又は酸化銅は
次の(3)式及び(4)式の反応により銅に還元され
る。この銅粉を例えば200メッシュの篩い機により篩
い分けし、粒度200メッシュ以下の銅粉を得る。
【0027】 CuCO3+H2 → Cu+H2O+CO2 (3) CuO+H2 → Cu+H2O (4) この炭酸銅又は酸化銅の還元は、後述の実験例により石
英管41内を100℃〜400℃に加熱して行うことが
好ましい。炭酸銅又は酸化銅の底部まで水素と十分に反
応させるためには、水素ガスを拡散しやすくして、炭酸
銅又は酸化銅の底部まで水素ガスを浸透させる必要があ
り、このためには磁性ボート42をメッシュ状に構成し
て、炭酸銅又は酸化銅の底部側へ水素ガスが通流できる
ようにしたり、流動炉を用いることが好ましい。
【0028】上述の手法にて、還元対象となる炭酸銅及
び酸化銅は市販品のものを購入してもよいが、次のよう
に製造されることが望ましい。図3はこの場合の製造フ
ロ−を示す説明図であり、例えば銅濃度が10重量%で
ある例えばエッチング廃液よりなる塩化第二銅(CuC
l2 )の水溶液とアルカリ金属の炭酸塩例えば炭酸濃度
が7重量%である炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )の水
溶液とを例えば混合液のpHが7〜9となるように反応
槽5内に投入し、混合液の温度が例えば70℃となるよ
うに加熱しながら撹拌手段51により例えば30分間撹
拌して反応させる。混合液の加熱は例えば反応槽51内
に図示しないが散気管などからなるバブリング手段を設
け、このバブリング手段から蒸気を混合液にバブリング
することにより行われる。
【0029】上述の反応は次のように進行する。先ず
(5)式のように炭酸銅が生成され、 Na2 CO3 +CuCl2 →CuCO3 +2NaCl (5) 続いて(6)式のように炭酸銅が水和して塩基性炭酸銅
の二水塩が生成され、 CuCO3 +3/2H2 O→1/2{CuCO3 ・Cu(OH)2・2H 2 O}+1/2CO2 (6) 更に(7)式のように上記の二水塩から水が抜け、無水
の塩基性炭酸銅が生成される。 CuCO3 ・Cu(OH)2・2H2 O→CuCO3 ・Cu(OH)2+2 H2 O (7) こうして塩基性炭酸銅が析出生成されて粉体となって沈
殿する。そしてバルブ52を開いて沈殿物であるスラリ
−を抜き出して遠心分離機53に送り、ここで遠心分離
により固形分を母液から分離し、その固形分を乾燥機5
4に入れて乾燥し、塩基性炭酸銅の粉体を得る。
【0030】塩基性炭酸銅の原料である銅イオン源とし
ては塩化銅の他に例えば硫酸銅または硝酸銅などの銅塩
の水溶液を用いることができる。炭酸イオン源としては
炭酸ナトリウムの他に炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ムなどのアルカリ金属の炭酸塩、または炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウムなどのアルカリ土
類金属の炭酸塩あるいは炭酸アンモニウム((NH4)2
CO3 )などを用いることができる。
【0031】次に粉体である前記塩基性炭酸銅を加熱
炉、例えばロ−タリキルン6に供給し、ここで例えば2
50℃以上で800℃以下の温度に加熱して熱分解す
る。この例では加熱炉として、管軸を回転軸として回転
する例えばステンレス製の回転管61を僅かに傾斜して
設け、この回転管61の周囲をヒ−タ62により囲み、
回転管61を回転させることにより塩基性炭酸銅の粉体
を移送するロ−タリキルン6を用いている。このように
して塩基性炭酸銅を加熱すれば加熱雰囲気が還元雰囲気
にならない。塩基性炭酸銅を直接バ−ナで加熱しない理
由は、還元雰囲気にすると、炭酸銅そのものや炭酸銅が
酸化銅に分解された後、一部が還元されて亜酸化銅(C
u2 O)や金属銅(Cu)を生成してしまうので、これ
を避けるためである。
【0032】また加熱温度については、250℃であれ
ば例えば2時間程度加熱することにより酸化銅が得られ
るが,200℃では熱分解しない。220℃では示差熱
分析においても熱分解しきれていないことを把握してい
ることから、250℃以上で加熱することが必要である
が、熱分解の時間を短くして生産効率を高くするために
は350℃以上であることが好ましい。800℃を越え
ると、得られる酸化銅の易溶解性が小さくなってしまう
ので800℃以下であることが必要である。更により易
溶解性の大きな酸化銅を得ようとすると600℃以下に
することが好ましい。
【0033】このようにして酸化銅を得た後、この酸化
銅を洗浄液である純水の入った洗浄槽63内に投入し、
撹拌手段63aにより撹拌して水洗する。そしてバルブ
64を開いて水と酸化銅との混合スラリ−を洗浄槽63
から抜き出し、遠心分離機65またはろ過機により水分
を飛ばしてから乾燥機66で乾燥させ、粉体である酸化
銅を得る。洗浄液としては蒸留水やイオン交換水などの
純水を用いることができるが、その他それより不純分が
少ない水、例えば超純水などを用いることもできる。こ
うして得られた炭酸銅又は酸化銅を還元して得られた銅
粉は、粒度が200メッシュ以下と細かく、多孔質であ
り、さらに丸い形状であることが認められている。
【0034】このように本発明では、後述の実験例より
明らかなように粒度50メッシュ以下、好ましくは25
0メッシュより大きく50メッシュ以下、より好ましく
は250メッシュより大きく100メッシュ以下の大き
さの表面処理剤を用いていない銅粉を銅メッキ材料とし
て用いており、これら銅粉は無酸素銅ボールに比べて比
表面積が非常に大きいので、鉄(III)イオンを含む水
溶液への溶解速度が大きい。このため溶解槽2にてメッ
キ液を調製する際、メッキ液へ溶解しやすいので、銅メ
ッキ材料として好適である。
【0035】さらにメッキ液へ溶解しやすいことから、
大量の銅粉を添加しなくても銅の溶解量を確保すること
ができる。このように溶解槽2内への銅粉を添加量が無
酸素銅ボールを添加する場合に比べて少ないので、小型
の溶解槽2でも十分に銅の溶解量を確保することができ
る。このため装置全体の小型化が図れ、コストダウンに
繋がる。またこのような銅粉はメッキ液へ溶解しやすい
ことから調製時間が短縮できスループットの向上を図る
ことができる。
【0036】さらに炭酸銅や酸化銅を還元して得られた
銅粉を用いた場合には、この銅粉は多孔質であることか
ら、よりメッキ液への溶解速度が大きく、Fe3+イオン
の還元力が大きいという利点がある。また純度の高い電
解銅粉やアトマイズ銅粉に比べて安価であり、コスト的
に有利である。
【0037】さらにまた塩化第二銅水溶液とアルカリ金
属の炭酸塩より得られた、炭酸銅又は酸化銅を還元して
得られた銅粉を用いた場合には、塩化第二銅エッチング
廃液の有効利用を図ることができる上、表面処理剤を使
用していないので、有機物系の不純物がほとんどないと
いう点で有効である。またこの手法により得られた銅粉
は丸い形状を有しているので、流動性がよく、例えば溶
解槽2にてホッパ22から定量供給を行うことができ
て、管理が容易となる。
【0038】さらにまた本発明の銅粉は、メッキ液への
溶解力が大きく、表面処理剤などの有機系不純物が少な
いので、不溶解残渣となる成分の生成が抑えられ、フィ
ルタにほとんど負荷がかからないと共に、メッキ液の銅
イオン濃度の管理が容易となる。またこのように不純物
濃度が少ないことから、不純物濃度が管理上の上限に達
するまでの時間が長くなり、建浴に至るまでの時間が長
くなって、コストアップを抑えることができる。
【0039】また本発明においては、溶解槽に供給する
銅粉は、粒度50メッシュ以下のものに限られず、粒子
径が5.0mm以下の銅粉であってもよい。この銅粉
は、上述の銅粉であってもよいが、例えばJIS規格
(JIS H 2121)に準ずる電気銅及び/又は銅線
例えば1号銅線くずを粉砕処理して得られる銅粒子(1
号ナゲット銅)をなす粉砕物であってもよい。ここで前
記銅粒子(銅粉)は例えば99.9%以上の銅純度を有
し、かつ上述の銅粉と同様に表面処理剤を含まないのが
望ましい。この場合、後述する実施例からも明らかなよ
うに、上述の銅粉(50メッシュ以下の銅粉)と比べる
と比表面積が小さく溶解性は劣ることになるが、無酸素
銅ボールに比べると高い溶解性を示すので上述の場合と
同様の効果を得ることができる。更に例えばメッキ膜の
製造量を同じくして溶解槽1の小型化した場合、銅粉の
投入回数を増やすかあるいは1回の供給量を多くするこ
とが必要となり、そのため供給時に銅粉が粉塵となり易
くなるが、本発明の銅粉にあっては粒径をある程度大き
くとることで銅粉の比重が大きくなるため当該銅粉が粉
塵となることが少ない。なお、銅粉の粒子径を大きくと
りすぎるとその分溶解性が低くなり、またホッパ22を
用いて銅粉を定量供給する際に、供給量がばらつかない
ように制御するのが難しくなるといった理由から粒子径
は5mm以下にすることが望ましい。
【0040】更に本発明においては、銅粉は前記した電
解銅粉又はアトマイズ銅粉、置換析出銅粉、銅化合物の
還元粉および電気銅及び/又は銅線の粉砕物のなかから
選択される混合物であってもよい。このような場合であ
っても上述と同様の効果を得ることができる。
【0041】
【実施例】続いて本発明の効果を確認するために行った
実施例について説明する。 (実施例1)本例は、市販のアトマイズ銅粉および電解
銅粉に対して、溶解性、見掛密度、流動性、平均粒子径
の分析を以下のように行った実施例1である。サンプル
は、粒度350メッシュ以下、250メッシュ以下、1
00メッシュ以下、50メッシュ以下、30メッシュ以
下の大きさの水アトマイズ銅粉、粒度100メッシュ以
下の大きさのガスアトマイズ銅粉、250メッシュ以下
の大きさの電解銅粉などを用いた。 溶解性試験:鉄濃度が5g/リットルである硫酸第二鉄
水溶液2.5リットルに、銅粉サンプル5gを添加し、
液中の酸化還元電位の変化をエレクトロメータ(北斗電
工製:HE−104)で測定する。ここで酸化還元電位
の変化量が大きいほど溶解力が大きいことを示し、酸化
還元電位変化量が200mVになると、投入した銅粉の
約90%が溶解することになる(実施例2、3について
も同様である)。 流動度試験:孔径φ2.63mmのオリフィスを用い
て、JIS2502−1979の流動度の測定法に基づ
いて分析した。 平均粒子径の測定:回折式粒度分布測定装置(島津レー
ザー製:SALD―1000)を用いて各銅粉の平均サ
ンプル(抜き取りサンプル)の粒子径を測定した。
【0042】(実施例2)本例は、図2、図3に記載の
手法で得た酸化銅還元銅粉に対して、溶解性、流動度、
平均粒子径を分析した実施例2である。分析の手法およ
び条件は実施例1と同じである。ここでサンプルとして
用いた酸化銅は、上述の還元装置にて既述の条件で、炉
内温度を300℃に加熱して約90分間還元処理を行
い、この処理により得られた銅粉を篩にかけて得られた
粒度が200メッシュ以下の大きさの銅粉である。
【0043】なお、得られた銅粉の重量を測定して還元
減量を調べ還元されているかどうかを確認すると共に、
X線回折により還元状態を分析したところ、還元減量が
20重量%程度であり、Cu/CuOに相当すること、
及びX線回折の結果から銅粉への還元が良好に行われ、
更には容易に篩機により篩い分けされて、200メッシ
ュ以下の大きさの銅粉を容易に得ることができることを
確認している。
【0044】(実施例3)本例は、銅粒子(1号ナゲッ
ト銅)に対して、溶解性の分析した実施例3である。分
析の手法および条件は実施例1と同じである。ここで各
サンプルは、JIS H 2121規格に準ずる市販品の
電気銅および1号銅線くずを粉砕処理した例えば粒子径
5mm以下の大きさの銅粒子を用いた。なおサンプルの
銅純度は99.9%であり、表面処理剤は含まれていな
い。 (比較例1)本例は、無酸素銅ボールの溶解性を分析し
た比較例1である。サンプルとしてボール径がφ27m
mの市販の無酸素銅ボールを1個(約90g)用いたこ
とを除いて分析の手法および条件は実施例1と同じであ
る。
【0045】(実施例1、2、3および比較例1の溶解
性の分析結果と考察)実施例1、2、3および比較例1
の溶解性の結果を図4に示す。図4は、硫酸第二鉄水溶
液にサンプルを添加してからの硫酸第二鉄水溶液の酸化
還元電位の測定結果についてその変化量をプロットした
ものである。但し、350メッシュ以下の大きさの水ア
トマイズ銅粉は300℃で加熱した酸化銅の還元銅粉と
ほぼ同じ溶解性を示したので、作図上の都合により酸化
銅の還元銅粉の図示を省略してある。
【0046】図4に示す結果から明らかなように、各サ
ンプルとも添加してから急速に酸化還元電位が上昇し、
例えば90秒後にあっては水アトマイズ銅粉(250メ
ッシュ以下)、電解銅粉(250メッシュ以下)、水ア
トマイズ銅粉(100メッシュ以下)および酸化銅還元
銅粉(300℃)は変化量200mV(溶解率90%)
を越えており、またガスアトマイズ銅粉(100メッシ
ュ以下)および水アトマイズ銅粉(50メッシュ以下)
は200mV近くまで達している。そして、これらに続
いて水アトマイズ銅粉(30メッシュ以下)は128m
V、銅粒子(5mm以下)は99mVの変化量であり、
比較例1の無酸素銅ボールの変化量が最も小さい67m
Vであった。即ち、硫酸鉄(III)水溶液に対する溶解
性は、その銅粉の製造方法の種類に関わらず、粒径を小
さくして比表面積を大きくするほど溶解性が良くなるこ
とが確認された。更には、粒度が50メッシュ以下、よ
り好ましくは100メッシュ以下の大きさにすることに
より極めて高い溶解性を得られることが確認された。
【0047】さらにこれら電解銅粉、アトマイズ銅粉、
炭酸銅及び/又は酸化銅を還元して得た銅粉、電気銅の
粉砕物および銅粒子(1号ナゲット銅)を、銅メッキ材
料として用いて、図1のシステムにて実際にメッキ処理
を行ったところ、陰極12の表面(析出銅)は非常に平
坦で平滑であることが確認している。
【0048】(実施例1、2の流動度と平均密度の分析
結果と考察)実施例1、2の流動度の分析結果を図5に
示す。図5は各サンプルの流動度および平均粒子径の結
果を示している。ここで流動度とは、50gの銅粉がオ
リフィスを通過するのに要した時間を示すものである。
また図中「ブリッジング」とは、粉がオリフィス部分で
橋かけ状に詰まって流れ落ちない状態(架橋現象)をい
い、250メッシュ以下ではこのブリッジングが発生す
ることが認められた。これにより銅粉の供給時の操作性
を考慮すると、250メッシュより大きいことが望まし
いことが理解される。
【0049】さらに酸化銅を還元して得た銅粉をSEM
(日本電子製JSM−T20)により観察したところ、
多孔質球状粉であることが認められた。これにより比表
面積が大きくなり、より硫酸鉄(III)水溶液に溶解し
やすいことが認められたさらにまた同様の分析を炭酸銅
より得られた銅粉についても行ったところ、ほぼ炭酸銅
を還元して得た銅粉と同様の結果が得られ、硫酸鉄(II
I)水溶液に対して溶解力が大きいことを確認してい
る。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、銅粉は比
表面積が大きく、二価の鉄イオンを含む電解液への溶解
力が大きいので、電解メッキにおける銅メッキ材料とし
て好適に用いることができる。そしてこの銅粉を銅メッ
キ材料として電解メッキを行うと、良好なメッキ処理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメッキ方法に用いられるメッキ装置の
一例を示す構成図である。
【図2】本発明のメッキ方法に用いられる炭酸銅又は酸
化銅の還元装置の一例を示す構成図である。
【図3】炭酸銅及び/又は酸化銅の製造方法を説明する
ための工程図である。
【図4】本発明の銅粉の分析結果を示す特性図である。
【図5】本発明の銅粉の分析結果を示す特性図である。
【符号の説明】
1 電解槽 11 不溶性陽極 12 陰極 2 溶解槽 22 ホッパ 31,32 供給ライン 4 水素還元炉 41 石英管 42 磁性ボート 43 ヒータ 5 反応槽 6 ロータリキルン 63 洗浄槽

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不溶性陽極と陰極をなす被メッキ体とが
    設けられ、2価の鉄イオンと銅イオンとを含む電解液を
    用いて電気分解を行ない、陰極をなす被メッキ体に銅を
    析出させ、2価の鉄イオンを3価の鉄イオンに酸化する
    銅メッキ処理工程と、 前記銅メッキ処理工程にて得られた3価の鉄イオンを含
    む電解液に銅を溶解させて、2価の鉄イオンと銅イオン
    とを含む電解液を生成する還元工程と、 前記還元工程にて得られた2価の鉄イオンと銅イオンと
    を含む電解液を電解槽に供給させる工程と、を備えた銅
    メッキ方法において、還元工程で電解液に溶解される銅
    粉であって、 この銅粉は、粒子径が5mm以下の大きさの銅粉を主成
    分として含むことを特徴とする銅メッキ方法に使用され
    る銅粉。
  2. 【請求項2】 前記銅粉は、粒度50メッシュ以下の大
    きさの銅粉を主成分として含むことを特徴とする請求項
    1記載の銅メッキ方法に使用される銅粉。
  3. 【請求項3】 前記銅粉は、粒度250メッシュより大
    きい銅粉を主成分として含むことを特徴とする請求項1
    又は2記載の銅メッキ方法に使用される銅粉。
  4. 【請求項4】 前記銅粉は、電解銅粉、アトマイズ銅
    粉、置換析出銅粉、銅化合物の還元粉のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    銅メッキ方法に使用される銅粉。
  5. 【請求項5】 前記銅粉は、電気銅及び/又は銅線を粉
    砕処理して得られる銅粉であることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の銅メッキ方法に使用され
    る銅粉。
  6. 【請求項6】 前記銅粉は、粒度50メッシュ以下の大
    きさの銅粉の代わりに、炭酸銅及び/又は酸化銅を10
    0℃〜400℃に加熱しながら還元して得た銅粉を含む
    ことを特徴とする請求項2記載の銅メッキ方法に使用さ
    れる銅粉。
  7. 【請求項7】 請求項6の炭酸銅は、塩化銅、硫酸銅ま
    たは硝酸銅の水溶液とアルカリ金属、アルカリ土類金属
    またはNH4 の炭酸塩の水溶液とを混合して加熱しなが
    ら反応させ、これにより析出した反応生成物を分離して
    得たものであることを特徴とする請求項6記載の銅メッ
    キ方法に使用される銅粉。
  8. 【請求項8】 請求項6の酸化銅は、炭酸銅を還元雰囲
    気とはならない雰囲気下で加熱して熱分解することによ
    り生成されたものであることを特徴とする請求項6又は
    7記載の銅メッキ方法に使用される銅粉。
  9. 【請求項9】 銅粉は、表面処理剤を含まないことを特
    徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の銅メッキ
    方法に使用される銅粉。
  10. 【請求項10】 不溶性陽極と陰極をなす被メッキ体と
    が設けられ、2価の鉄イオンと銅イオンとを含む電解液
    を用いて電気分解を行ない、陰極をなす被メッキ体に銅
    を析出させ、2価の鉄イオンを3価の鉄イオンに酸化す
    る銅メッキ処理工程と、 前記銅メッキ処理工程にて得られた3価の鉄イオンを含
    む電解液に銅を溶解させて、2価の鉄イオンと銅イオン
    とを含む電解液を生成する還元工程と、 還元工程にて得られた2価の鉄イオンと銅イオンとを含
    む電解液を電解槽に供給させる工程と、を備えた銅メッ
    キ方法において、 粒子径5mm以下の大きさの銅粉を主成分として含む銅
    粉を、前記還元工程で電解液に溶解される銅粉として使
    用することを特徴とする銅粉の使用方法。
  11. 【請求項11】 粒度50メッシュ以下の大きさの銅粉
    を主成分として含む銅粉を、前記還元工程で電解液に溶
    解される銅粉として使用することを特徴とする請求項1
    0記載の銅粉の使用方法。
  12. 【請求項12】 粒度250メッシュより大きい銅粉を
    主成分として含む銅粉を、前記還元工程で電解液に溶解
    される銅粉として使用することを特徴とする請求項10
    又は11記載の銅粉の使用方法。
  13. 【請求項13】 前記銅粉は、電解銅粉、アトマイズ銅
    粉、置換析出銅粉、銅化合物の還元粉のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記
    載の銅粉の使用方法。
  14. 【請求項14】 前記銅粉は、電気銅及び/又は銅線を
    粉砕処理して得られる銅粉であることを特徴とする請求
    項10ないし13のいずれかに記載の銅メッキ方法に使
    用される銅粉。
  15. 【請求項15】 粒度50メッシュ以下の大きさの銅粉
    の代わりに、炭酸銅及び/又は酸化銅を100℃〜40
    0℃に加熱しながら還元して得た銅粉を還元工程にて電
    解液に溶解させることを特徴とする請求項11記載の銅
    粉の使用方法。
  16. 【請求項16】 請求項15の炭酸銅は、塩化銅、硫酸
    銅または硝酸銅の水溶液とアルカリ金属、アルカリ土類
    金属またはNH4 の炭酸塩の水溶液とを混合して加熱し
    ながら反応させ、これにより析出した反応生成物を分離
    して得たものであることを特徴とする請求項15記載の
    銅粉の使用方法。
  17. 【請求項17】 請求項15の酸化銅は、炭酸銅を還元
    雰囲気とはならない雰囲気下で加熱して熱分解すること
    により生成されたものであることを特徴とする請求項1
    5又は16記載の銅粉の使用方法。
  18. 【請求項18】 銅粉は、表面処理剤を含まないことを
    特徴とする請求項10ないし17のいずれかに記載の銅
    粉の使用方法。
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