JP2003170102A - 塗布膜の乾燥方法及び装置 - Google Patents

塗布膜の乾燥方法及び装置

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JP2003170102A
JP2003170102A JP2001389715A JP2001389715A JP2003170102A JP 2003170102 A JP2003170102 A JP 2003170102A JP 2001389715 A JP2001389715 A JP 2001389715A JP 2001389715 A JP2001389715 A JP 2001389715A JP 2003170102 A JP2003170102 A JP 2003170102A
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drying
dryer
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Kazuhiro Oki
和宏 沖
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続走行する帯状可撓性支持体に各種液状組成
物を塗布して形成した塗布膜面の乾燥において、乾燥ム
ラを抑制し、且つ効率良く乾燥する。 【解決手段】連続走行する帯状可撓性支持体12に塗布
手段16で各種液状組成物を塗布する前の走行位置に、
帯状可撓性支持体12を加熱する予備加熱手段32を配
設するとともに、塗布直後の走行位置の塗布面側に塗布
液中の溶媒を凝縮、回収さドライヤ18を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布膜の乾燥方法
及び装置に係り、特に、連続走行する帯状可撓性支持体
に各種液状組成物を塗布して形成した長尺で広幅な塗布
膜面を乾燥する乾燥方法及び装置に関する。
【0002】この技術は、光学補償シート等の光学的機
能性フイルムシート、感光材料用のフイルムの溶剤下塗
り、熱現像感光材料、ナノ粒子等の微細構造粒子を含む
機能性フイルム、写真用フィルム、写真用印画紙、磁気
記録テープ、接着テープ、感圧記録紙、オフセット版
材、電池、等の製造、等に使用される。
【0003】
【従来の技術】連続走行する帯状可撓性支持体に各種液
状組成物を塗布して形成した長尺で広幅な塗布膜面を乾
燥する乾燥方法及び装置については、E.B.Gutoff、E.D.
Cohen著の『Coating and Drying Defects』(Wiley-Inte
rsciece, John Wiley & Sons,Inc) に非塗布面側をロー
ルで支持し、塗布面側にエア・ノズルから風を吹いて乾
燥させる乾燥方法や、塗布面、非塗布面ともにエア・ノ
ズルから風を吹いて、支持体を浮上させた状態、すなわ
ち支持体がロール等に接触しないで乾燥させる非接触式
のエア・フローティング乾燥方法について記されてい
る。この非接触式の乾燥方法については、スペースを効
率良く利用し、かつ効率良く乾燥させる方法として特公
昭48-42903に開示されているような弦巻き型の乾燥装置
を用いた乾燥方法等がある。
【0004】通常これらの風を吹かせて乾燥させる方法
( 以下、通風乾燥方法という) では、調湿した風を塗布
面に吹きつけることにより、塗布面中に含まれる溶媒を
蒸発させて乾燥させている。この通風乾燥方法は乾燥効
率に優れるものの、塗布面に直接又は多孔板、整流板等
を介して風をあてるために、この風によって塗布面が乱
れて塗布層の厚さが不均一となってムラを生じたり、対
流によって塗布面での溶媒の蒸発速度が不均一になった
りし、いわゆるユズ肌( 原崎 勇次著、『コーティング
工学』、P293 〜294 、朝倉書店、1971年、参照) 等が
発生して、均一な塗布層が得られないという問題があっ
た。
【0005】特に、塗布液中に有機溶剤を含む場合に
は、このようなムラの発生は顕著である。この理由は、
乾燥初期には塗布膜中に有機溶剤が十分に含まれた状態
であり、この段階で有機溶剤の蒸発分布が生じると、そ
の結果、塗布膜面に温度分布、表面張力分布を生じ、塗
布膜面内で、いわゆるマランゴニー対流等の流動が起き
ることによる。このようなムラの発生は重大な塗布欠陥
となる。
【0006】塗布膜内に液晶を含む場合には、上記の乾
燥ムラのみならず、吹きつける風によって塗布膜面の液
晶の配向にズレが生じる等の問題もあった。
【0007】これらの問題点を解決する方法として、特
開2001-170547 に塗布直後に乾燥ドライヤを設ける構成
が示されている。ここでは、乾燥ドライヤを分割し、分
割された部分に支持体の幅方向の一方端側から他方端側
へ風速を制御しながら送風し乾燥させることにより、ム
ラの発生を抑える方法が開示されている。特開平9-7301
6 には、同様の目的で乾燥ドライヤを分割するかわりに
金網を設置する方法が開示されている。
【0008】また特開2001-170547 には、塗布液を高濃
度化したり、塗布液に増粘剤を添加したりすることによ
り、塗布液の粘度を増加させ、これにより塗布直後の塗
布膜面の乾燥風による流動を抑制する方法や、高沸点溶
液を用いることにより、塗布直後の塗膜面の乾燥風によ
る流動が発生してもレベリング効果によってムラの発生
を防止する方法が開示されている。
【0009】しかしながら、特開2001-170547 、特開平
9-73016 の方法では、乾燥ドライヤ外からの不均一な風
の流入抑止には効果があるものの、塗布膜面を乱さない
ように風速を制御しようとすると、風速を大きく下げる
必要がある。その結果、乾燥速度が大幅に低下し、それ
に対処するべく乾燥ドライヤの長さを長くする必要があ
る。そのため、塗布効率が悪くなる。また、それでも風
の影響を完全になくすことは困難である。
【0010】また、塗布液を増粘させたり、高沸点溶液
を使用する方法は、特開2001-170547 で述べられている
ように、高速塗布適性をなくしたり、乾燥時間の増大を
もたらしたりし、生産効率が極端に悪くなるという問題
があった。
【0011】このように、通風乾燥方法、特に塗布液に
有機溶剤を含む場合の通風乾燥方法では、乾燥の初期に
おいて塗布面の乾燥の不均一を招くため、風を吹きつけ
ないで乾燥させる方法が、GB1401041 、US5168639 、US
5694701 等に開示されている。すなわち、GB1401041 に
は、風を吹かないで、塗布液中の溶媒を蒸発させ回収し
乾燥させる方法が開示されている。この方法は、ケーシ
ング上部に支持体の入り口、出口を設け、ケーシング内
では非塗布面を加熱して塗布面からの溶媒の蒸発を促進
し、塗布面側に設置した凝縮板に結露させる方法で溶媒
を凝縮させて溶媒を回収し塗布膜を乾燥する方法であ
る。
【0012】また、US5168639 には、水平に走行する支
持体の上部でドラムを使って溶媒を回収する方法が開示
されている。さらに、US5694701 では、US5168639 のレ
イアウトの改良方法についての提案がなされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、GB1401041 で
は、支持体の入り口、出口がケーシング上部に限定され
ているために、装置のレイアウトにおいて制約が大き
く、既存の塗布工程に組み込むのが難しい。また、この
抄録に示される実施例(Fig.5) では、塗布後回収ドライ
ヤに入るまでに一定以上の距離が必要なことや回収ドラ
イヤに入る前にベースを反転する必要があるため、塗布
直後のムラを効率良く抑えることが困難である。
【0014】US5168639 では、塗布面から凝縮・溶剤回
収ドラムまでの距離が塗布方向で変化することから、乾
燥速度をケーシング内の全領域に亘って均一にコントロ
ールすることが難しく、またケーシング入口、出口付近
では塗布面と凝縮・冷却ドラムとの距離が不必要に離れ
てしまうため、自然対流の発生によって別の塗布ムラを
生じてしまう。
【0015】US5168639 のレイアウトの改良方法では、
塗布装置から凝縮・溶剤回収装置までの距離を接近させ
る構成を採ることが困難であり、塗布ムラ対策には不十
分であった。
【0016】また、上記従来の溶剤の凝縮・回収方法で
は、塗布液の蒸発を促進させるために支持体及び塗布膜
を加熱しているが、効率良く、コンパクトな設備で、し
かも支持体の品質を損ねることなく加熱することができ
なかった。
【0017】GB1401041 には、大きなドラム状又は平面
状のヒーターを用いた接触式の加熱方法が開示されてい
る。しかし、ケーシング内に大きなドラムを設置する方
式では、設備が非常に大きくなり、塗布工程レイアウト
の大きな制約となるうえ、塗布速度を上げる場合には、
さらに大きな装置を増設する必要があり、設備効率が悪
い。また、塗布速度に合わせてドラムを駆動させようと
すると、非常に出力の大きいモーターを用いる必要があ
った。
【0018】塗布液の回収はドラム表面、すなわち曲面
上で行う必要がある。ところが、乾燥速度を均一にする
ために、塗布面と凝縮面との距離を一定にしようとする
と、凝縮面も曲面にしなければならず、製作コストが高
くなるという問題があった。
【0019】また、GB1401041 の例のように、支持体を
平面状のヒーター表面に接触させて加熱する方式では、
支持体に擦り傷等をつける場合が多く、品質に悪影響を
及ぼすという問題があった。
【0020】US5168639 の例では、非接触式の加熱方式
が開示されているが、この場合溶剤回収のケーシング内
部全長に亘って、ヒーターを支持体の下側に配置してい
るため、搬送時の振動や、支持体のシワの影響によりヒ
ーターと支持体との距離を一定に保つことが難しく、温
度ムラが生じたりしていた。
【0021】US569470も、同様の形態の非接触式の加熱
方式を採用しており、同様の問題が生じる懸念があっ
た。
【0022】搬送時の支持体の振動を抑え、支持体を安
定に搬送する手段として、支持体に非常に近接させた状
態のロールを連続して多数配置し、それらローラ間より
少し減圧させて支持体の搬送を安定化させる方法が開示
されている( 特開2000-19683、第2724398)。その他、走
行する支持体を非接触で乾燥させる方法として、特開平
9-310973にスチーム式赤外線ヒーターを用いた方式が開
示されている。
【0023】しかし、これらの手段を使用しても、満足
する結果は得られていない。
【0024】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、連続走行する帯状可撓性支持体に各種液
状組成物を塗布して形成した長尺で広幅な塗布膜面にお
いて、塗布直後に発生する乾燥ムラを抑制し、かつ効率
良く乾燥させる塗布膜の乾燥方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、走行する帯状可撓性支持体に塗布液を塗
布手段により塗布し、塗布された塗布膜を乾燥させる塗
布膜の乾燥方法において、塗布前の走行位置に前記帯状
可撓性支持体を加熱する加熱手段を配設するとともに、
塗布直後の走行位置の塗布面側に塗布液中の溶媒を凝
縮、回収させるドライヤを配設することを特徴とする。
【0026】また、本発明は、走行する帯状可撓性支持
体に塗布液を塗布手段により塗布し、塗布された塗布膜
を乾燥させる塗布膜の乾燥方法において、塗布直後の走
行位置の塗布面側に塗布液中の溶媒を凝縮、回収させる
ドライヤを配設するとともに、前記帯状可撓性支持体を
挟んでドライヤの反対側に加熱手段を配したことを特徴
とする。
【0027】本発明によれば、連続走行する帯状可撓性
支持体に各種液状組成物を塗布して形成した長尺で広幅
な塗布膜面を乾燥させる方法において、塗布前の走行位
置に帯状可撓性支持体を加熱する予備加熱手段を配設す
るとともに、塗布直後の走行位置の塗布面側に塗布液中
の溶媒を凝縮、回収させるドライヤを配設して塗布膜を
乾燥させることにより、塗布直後に発生しやすい乾燥ム
ラを抑制し、かつ効率良く乾燥させることができる。
【0028】特に、塗布液中に有機溶剤が含まれている
場合、又は、塗布液の溶媒が全て有機溶剤で構成されて
いる場合に効果が大きい。
【0029】また、本発明は、前記塗布液には有機溶剤
を3質量%以上含有することを特徴とする。この場合に
も本発明を適用することにより、塗布直後に発生する乾
燥ムラを抑制し、かつ効率良く乾燥させることができ
る。
【0030】なお、有機溶剤とは、物質を溶解する性質
をもつ有機化合物を意味し、トルエン、キシレン、スチ
レン等の芳香族炭化水素類、クロルベンゼン、オルトー
ジクロルベンゼン等の塩化芳香族炭化水素類、モノクロ
ルメタン等のメタン誘導体、モノクロルエタン等のエタ
ン誘導体等を含む塩化脂肪族炭化水素類、メタノール、
イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール等のア
ルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、
エチルエーテル、1,4-ジオキサン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレングリ
コールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、
シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ノルマルヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素類、脂肪族又は芳香族炭化水素の
混合物等が該当する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る塗布膜の乾燥方法及び装置の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。
【0032】図1、図2は、本発明の塗布膜の乾燥方法
及び装置が適用される乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥
ライン10の例を示す概念図である。
【0033】図示されるように、塗布・乾燥ライン10
は、主として、ロール状に巻回された帯状可撓性支持体
12を送り出す送り出し装置(図示略)、帯状可撓性支
持体12を加熱する予備加熱手段32、帯状可撓性支持
体12に塗布液を塗布する塗布手段16、帯状可撓性支
持体12に塗布形成された塗布膜の塗布液中の溶媒を凝
縮、回収させるドライヤ18、必要に応じて設けられる
塗布膜を乾燥させる通風乾燥手段(図示略)、及び塗布
・乾燥により製造された製品を巻き取る巻き取り装置
(図示略)と、帯状可撓性支持体12が走行する搬送経
路を形成する多数のガイドローラ22、22…とで形成
される。
【0034】帯状可撓性支持体12としては、ポリエチ
レン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、TAC
(トリアセテート)等の樹脂フィルム、紙、金属箔等を
使用できる。
【0035】予備加熱手段32は各種の構成が採り得る
が、図1、図2に示されるような、上下に配された複数
のガイドローラ22、22…間に掛け渡されたカレンダ
ー状の帯状可撓性支持体12の両側にヒーター34、3
4…が配される構成のものが一般的である。
【0036】また、図2に示されるように、予備加熱手
段32にはヒーター34、34…のみならず熱風乾燥手
段が併用されてもよい。
【0037】塗布手段16は、各種方式のものが使用で
きる。たとえば、スロット・ダイコータ、ワイヤーバー
コータ、ロールコータ、グラビアコータ、スライドホッ
パ塗布方式、カーテン塗布方式、等が使用できる。
【0038】なお、塗布手段16は、図1に示されるよ
うに塗布面が水平方向に対して下側になるような構成で
あってもよいし、水平方向に対して上側になるような構
成であってもよい。また、図2に示されるように水平方
向に対して傾斜するような構成であってもよい。
【0039】塗布手段16には、塗布液の温度をコント
ロールする温度調節手段を配した構成が好ましい。塗布
手段16において塗布液の温度がコントロールできれ
ば、予備加熱手段32とあいまって、塗布直後に発生す
る乾燥ムラが抑制でき、かつ塗布膜を効率良く乾燥でき
る。
【0040】図5に示されているように、塗布手段16
の前段に除塵設備70を設置したり、帯状可撓性支持体
12の表面に前処理等を施してもよい。ゴミ等の殆どな
い高い品質が求められる光学性フイルム等では、これら
を同時に採用することで、高品質な塗布、乾燥膜を得る
ことができる。
【0041】ドライヤ18は、帯状可撓性支持体12と
所定距離をおいて平行に設けられる板状部材である凝縮
板30と、該凝縮板30の前後辺から下方に垂設される
(又は上方に立設される)側面板等とで構成される。こ
れにより、塗布膜の塗布液中の溶媒が揮発した際に、揮
発した溶媒が凝縮板30に凝縮し回収される構成となっ
ている。
【0042】凝縮板30の溶媒を凝縮させる面に用いる
材質は、金属、プラスチック、木材等、特に限定はされ
ないが、塗布液中に有機溶剤が含まれる場合には、その
有機溶剤に対して耐性のある材料を使用するか、又は表
面にコーティングを施すことが望ましい。
【0043】ドライヤ18において、凝縮板30に凝縮
した溶媒を回収させる手段は、たとえば、凝縮板30の
凝縮面に溝を設け、毛管力を利用して溶媒を回収させ
る。溝の方向は、帯状可撓性支持体12の走行方向であ
ってもよく、これに直交する方向であってもよい。凝縮
板30が傾斜している場合には、溶媒を回収させやすい
方向に溝を設ければよい。
【0044】図6に示される例において、凝縮板30右
端の下方には凝縮した溶媒を回収するための樋30aが
設けられており、樋30aを経て溶媒が回収される。
【0045】ドライヤ18に板状部材である凝縮板30
を採用する構成以外に、同様な機能を奏する構成、たと
えば、多孔板、網、簀の子、ロール等を使用する構成も
採用できる。また、US5694701 に示されるような回収装
置と併用してもよい。
【0046】ドライヤ18は、塗布液を塗布した直後の
自然対流の発生による塗布膜の乾燥ムラを防止するた
め、塗布手段16のできるだけ近くに配設することが好
ましい。具体的には、ドライヤ18の入口が塗布手段1
6から5m以内の位置になるように配設することが好ま
しく、ドライヤ18の入口が塗布手段16から2m以内
の位置になるように配設することがより好ましく、ドラ
イヤ18の入口が塗布手段16から0.7m以内の位置
になるように配設することが最も好ましい。
【0047】同様の理由で、帯状可撓性支持体12の走
行速度は、帯状可撓性支持体12が塗布手段16によ塗
布後30秒以内にドライヤ18に到達する速度であるこ
とが好ましく、塗布後20秒以内にドライヤ18に到達
する速度であることがより好ましい。
【0048】塗布液の塗布量及び塗布膜厚さは、大きい
程塗布膜内部での流動が起きやすいことよりムラが発生
しやすいが、本発明によれば、塗布量及び塗布膜厚さが
大きい場合でも十分な効果が得られる。塗布膜の厚さが
0.001〜0.08mmであれば、ムラなくかつ効率
よく乾燥することができる。
【0049】帯状可撓性支持体12の走行速度が大きす
ぎると、同伴風によって塗布膜近傍の境界層が乱され、
塗布膜に悪影響を及ぼす。したがって、帯状可撓性支持
体12の走行速度は1〜100m/分に設定することが
好ましく、5〜80m/分に設定することがより好まし
い。
【0050】塗布膜のムラは、乾燥初期で特に発生しや
すいので、ドライヤ18が塗布液中の溶媒の10%以上
を凝縮、回収し、残りの塗布液を通風乾燥手段で乾燥さ
せることが好ましい。塗布液中の溶媒の何%を凝縮、回
収させるかは、塗布膜の乾燥ムラへの影響、生産効率、
等を総合的に判断して決定すればよい。
【0051】塗布液中の溶媒の蒸発、凝縮を促進させる
ため、帯状可撓性支持体12及び/又は塗布膜を加熱す
るか、凝縮板30を冷却するか、又はその両手段方を採
用することが好ましい。たとえば、ドライヤに冷却手段
を配し、また、帯状可撓性支持体12を挟んでドライヤ
18の反対側に加熱手段を配する。
【0052】いずれの場合も、塗布膜の乾燥速度を制御
するために、温度管理されていることが望ましい。凝縮
板30は、温度コントロールできるようにし、冷却した
い場合には、冷却するための設備を設置する必要があ
る。冷却には、冷媒等を使った水冷式の熱交換器方式の
もの、風を使った空冷式、電気を用いた方式、たとえば
ペルチェ素子を使用した方式、等を用いることができ
る。
【0053】帯状可撓性支持体12もしくは塗布膜、又
はその両方を加熱したい場合には、反塗布膜側にヒータ
を配設して加熱することができる。また、昇温可能な搬
送ロール(加熱ロール)を配設して加熱することもでき
る。その他、赤外線ヒータ、マイクロ波加熱手段、熱風
送付手段(たとえば、熱風ドライヤー)等を用いて加熱
してもよく、赤外線ヒータ又はマイクロ波加熱手段と熱
風送付手段とを組み合わせて用いてもよい。
【0054】図3に示される構成のドライヤ18におい
ては、加熱手段としての円柱状のヒーターを内蔵した搬
送兼加熱ローラ38、38…が隣接して略全域の加熱ゾ
ーンに亘って配されている。図4に示される構成のドラ
イヤ18においては、加熱手段としての円柱状のヒータ
ーを内蔵した搬送兼加熱ローラ38とガイドローラ22
とが交互に隣接して略全域の加熱ゾーンに亘って配され
ている。
【0055】ドライヤ18に減圧手段を設ける構成も好
ましく採用できる。、たとえば、図3に示される構成に
おいてドライヤ18の上側に吸引口を設け、ブロワ等の
吸引手段を用いて吸引することにより、帯状可撓性支持
体12を円柱状のヒーターを内蔵した搬送兼加熱ローラ
38、38…又はガイドローラ22、22…に密着させ
ることができる。
【0056】帯状可撓性支持体12、塗布膜、凝縮板3
0の温度を決定する際、注意しなければならないのは、
蒸発させた溶媒が凝縮板30以外の場所、たとえば、搬
送ロールの表面等に結露しないようにしなければならな
いことである。このため、たとえば、凝縮板30以外の
部分の温度を凝縮板30の温度よりも高くしておくこと
によりこの種の結露を回避することができる。
【0057】塗布膜の表面とドライヤ18の凝縮板30
表面との距離(間隔)は、所望の塗布膜の乾燥速度を考
慮した上で、適当な距離に調整する必要がある。距離を
短くすると乾燥速度が上がる一方、設定した距離精度の
影響を受けやすい。一方、距離を大きくすると乾燥速度
が大幅に低下するのみならず、熱による自然対流が起き
て乾燥ムラを引き起こす。塗布膜の表面とドライヤ18
の凝縮板30表面との距離は、0.1〜200mmが好
ましく、0.5〜100mmがより好ましい。
【0058】ドライヤ18は、必ずしも図1に示される
ような直線状である必要はなく、たとえば、図2に示さ
れるような円弧状のドライヤ18であってもよい。ま
た、大きなドラムを設け、それにドライヤを配設しても
よい。
【0059】なお、図2に示される例では、円弧状のド
ライヤ18を塗布手段16に近づけて溶媒の回収効率の
向上を図っている。
【0060】通風乾燥手段としては、従来技術として使
用されている、非塗布面側をロールで支持し、塗布面側
にエア・ノズルから風を吹いて乾燥させるローラ搬送ド
ライヤ方式、塗布面、非塗布面ともにエア・ノズルから
風を吹いて、支持体を浮上させた状態、すなわち支持体
がロール等に接触しないで乾燥させる非接触式のエアフ
ローティングドライヤ方式、非接触式の乾燥方式の一種
で、スペースを効率良く利用し、かつ効率良く乾燥させ
る弦巻き型の乾燥方式、等の乾燥装置が使用できる。い
ずれの方式の乾燥装置であっても、乾燥した空気を塗布
膜の表面に供給して塗布膜を乾燥させる点では共通す
る。
【0061】その他、本発明の塗布膜の乾燥方法及び装
置が適用される乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥ライン
10に使用されている送り出し装置14、ガイドローラ
22、巻き取り装置24等には慣用の部材を使用してお
り、それらの説明は省略する。
【0062】以上に詳述した本発明の塗布膜の乾燥装置
によれば、塗布直後の塗布膜に発生するムラを抑制しか
つ効率よく均一に塗布膜を乾燥できる。また、塗布、乾
燥工程のレイアウトを大きく変更することなく、さら
に、塗布液の物性や溶媒の種類等に制約されないので、
塗布液処方手段の柔軟な設計が可能である。
【0063】すなわち、たとえば既存の通風乾燥装置を
含む塗布・乾燥装置の塗布部と通風乾燥装置との間に溶
媒を凝縮・回収するドライヤを増設するだけで、本発明
の装置と同様の形態とでき、その結果、低コストで装置
改造ができる。
【0064】また、本発明の塗布膜の乾燥装置によれ
ば、省エネルギー化、コストダウンにも効果がある。す
なわち、塗布・乾燥ラインで発生する蒸発気体のうち
水以外の溶媒はそのまま大気へ放出できないので、蒸発
気体を液化して回収する必要があり、そのための溶剤ガ
ス回収設備が必要である。ところが、塗布・乾燥ライン
10では、塗布液の一部を凝縮・回収するドライヤによ
り溶媒を液体の状態で直接回収できるため、溶剤ガス回
収設備の負荷を減らすことができる。
【0065】また、本発明の塗布膜の乾燥装置を用いる
と、乾燥初期において非常に均一な乾燥が可能なため、
次のような予期しなかった効果が得られることがわかっ
た。すなわち、従来の通風乾燥装置では、塗布膜を乱す
影響を完全には抑えられないため、塗布膜内に流動を生
じていたが、本発明の装置を用いると、それらの流動を
防止でき、また、乾燥中に形成される塗布膜中の高分
子、粒子のネットワークの構造を非常に細かく、しかも
均一に形成できることがわかった。
【0066】これにより、単に塗布膜を均一に乾燥させ
るだけのみならず、塗布膜の構造が細かくなることによ
り、たとえば、光学フイルムの場合、新たな付加機能を
追加できることにもつながる。
【0067】また、本発明の塗布膜の乾燥装置は、たと
えば、ナノ粒子等が含まれる機能性膜の乾燥等にも非常
に適しているといえる。
【0068】本発明の塗布膜の乾燥装置は、塗布液に高
分子や粒子等の固形分が溶解又は分散されたものに適用
した場合でも、同様の効果が得られる。むしろ、粒子等
が含まれる系では、乾燥ムラの発生が塗布膜中の粒子の
分散分布にも大きく影響する。したがって、この系に本
システムを使用することは好ましい。
【0069】
【実施例】[実施例1]図5に示される光学補償シート
の製造ラインにおける塗布層の乾燥工程に、帯状可撓性
支持体12を加熱する予備加熱手段32、及び、塗布液
中の溶媒を凝縮、回収させるドライヤ18を配設して、
光学補償シートを製造する上での好適なドライヤの構造
及び溶媒の凝縮、回収条件等を検討した。
【0070】図5に示されるように、光学補償シートの
製造ラインは、たとえば下記の工程により行われる。 1)透明フィルム12の送出工程14; 2)透明フィルムの表面に配向膜形成用樹脂を含む塗布
液を塗布、乾燥する配向膜形成用樹脂層の形成工程5
2; 3)表面に配向膜形成用樹層が形成された透明フィルム
上に、樹脂層の表面にラビング処理を施し透明フィルム
上に配向膜を形成するラビング工程54; 4)液晶性ディスコティック化合物を含む塗布液を、配
向膜上に塗布する液晶性ディスコティック化合物の塗布
工程16; 5)該塗布膜を乾燥して該塗布膜中の溶媒を蒸発させる
乾燥工程18; 6)該塗布膜をディスコティックネマティック相形成温
度に加熱して、ディスコティックネマティック相の液晶
層を形成する液晶層形成工程58; 7)該液晶層を固化する(すなわち、液晶層形成後急冷
して固化させるか、又は、架橋性官能基を有する液晶性
ディスコティック化合物を使用した場合、液晶層を光照
射(又は加熱)により架橋させる)工程60; 8)該配向膜及び液晶層が形成された透明フィルムを巻
き取る巻取り工程24。
【0071】なお、図5において、50は乾燥ゾーン
を、64は検査装置を、66は保護フィルムを、68は
ラミネート機を、70は徐塵設備をそれぞれ示す。
【0072】光学補償シートの製造方法は、図5に示さ
れるように長尺状透明フィルムを送り出す工程から、得
られた光学補償シートを巻き取る工程まで一貫して連続
的に行なった。トリアセチルセルロース(フジタック、
富士写真フィルム(株)製、厚さ:100μm、幅:5
00mm)の長尺状のフィルムの一方の側に、長鎖アル
キル変成ポバール(MP−203、クラレ(株)製)5
重量%溶液を塗布し、90℃で4分間乾燥させた後、ラ
ビング処理を行って膜厚2.0μmの配向膜形成用樹脂
層を形成した。フィルムの搬送速度は、20m/分であ
った。
【0073】上記トリアセチルセルロースフィルムは、
フィルム面内の直交する二方向の屈折率をnx、ny、
厚さ方向の屈折率をnz、そしてフィルムの厚さをdと
したとき、(nx−ny)×d=16nm、{(nx−
ny)/2−nz}×d=75nmであった。また、上
記配向膜形成用樹脂層の形成は、塗布・乾燥装置を用い
て行なった。
【0074】続いて、得られた樹脂層を有するフィルム
を、連続して20m/分で搬送しながら、樹脂層表面に
ラビング処理を施した。ラビング処理は、ラビングロー
ラの回転数を300rpmにて行い、次いで得られた配
向膜の除塵を行った。
【0075】次いで、得られた配向膜を有するフィルム
を、連続して20m/分の速度で搬送しながら、配向膜
上に、ディスコティック化合物TE−8の(3)とTE
−8の(5)の重量比で4:1の混合物に、光重合開始
剤(イルガキュア907、日本チバガイギー(株)製)
を上記混合物に対して1重量%添加した混合物の10重
量%メチルエチルケトン溶液(塗布液)を、ワイヤーバ
ー塗布機にて、塗布速度を20m/分、塗布量を5cc
/m2 で塗布し、次いで乾燥及び加熱ゾーンを通過させ
た。乾燥ゾーンには風を送り、加熱ゾーンは130℃に
調整した。塗布後3秒後に乾燥ゾーンに入り、3秒後に
加熱ゾーンに入った。加熱ゾーンは約3分で通過した。
【0076】続いて、この配向膜及び液晶層が塗布され
フィルムを、連続して20m/分で搬送しながら、液晶
層の表面に紫外線ランプにより紫外線を照射した。すな
わち、上記加熱ゾーンを通過したフィルムは、紫外線照
射装置(紫外線ランプ:出力160W/cm、発光長
1.6m)により、照度600mWの紫外線を4秒間照
射し、液晶層を架橋させた。
【0077】上記の工程により、4種類の条件で試験を
行った。以下に、その条件及び結果を記す。なお、以下
の各試験において次の条件は一定とした。すなわち、ヒ
ータ温度を85℃、凝縮板温度を25℃とした。ドライ
ヤ18は、入口が塗布手段16から500mmの位置と
なるように配した。塗布膜の表面とドライヤ18の凝縮
板30表面との距離は0.7mmとした。
【0078】(試験1)予備加熱手段32及びドライヤ
18の構成は図1に示されるものを採用した。
【0079】その結果、帯状可撓性支持体12が均一に
加熱でき、塗布膜品質に問題は生じなかった。
【0080】(試験2)予備加熱手段32には図1に示
されるものを採用し、ドライヤ18には図3に示される
ものを採用した。また、図3に示される構成においてド
ライヤ18の上側に吸引口を設け、吸引手段を用いて吸
引することにより(図8参照)、帯状可撓性支持体12
を円柱状のヒーターを内蔵した搬送兼加熱ローラ38、
38…に密着させた。
【0081】その結果、帯状可撓性支持体12が均一に
加熱でき、塗布膜品質に問題は生じなかった。
【0082】(試験3)予備加熱手段32及びドライヤ
18の構成は図1に示されるものを採用した。また、塗
布手段16には温度調節手段を配し、塗布液の温度をコ
ントロールした。
【0083】その結果、帯状可撓性支持体12が均一に
加熱でき、塗布膜品質に問題は生じなかった。
【0084】(試験4)ドライヤ18の構成は図3に示
されるものを採用した。予備加熱手段32は採用しなか
った。
【0085】その結果、ドライヤ18内で帯状可撓性支
持体12が均一に加熱及び乾燥でき、塗布膜品質に問題
は生じなかった。
【0086】(試験5:比較例)ドライヤ18の構成は
図1に示されるものを採用した。予備加熱手段32は採
用しなかった。
【0087】その結果、帯状可撓性支持体12の温度分
布不均一が原因と考えられる乾燥ムラを生じ、品質に問
題を生じた。
【0088】[実施例2] (試験1)感光用セルロースアセテートフィルムの製造
ラインにおける下塗り塗布後の乾燥工程において、本発
明における塗布液中の溶媒を凝縮、回収させるドライヤ
を配設した場合と、従来の通風乾燥タイプの乾燥器を配
設した場合とを比較した。
【0089】図6に示される、本発明におけるドライヤ
を使用した製造ラインにおいて、セルロースアセテート
ドープが流延ダイから流延ドラム面上に流延され、それ
によって形成されたフィルムが剥ぎ取りローラで剥ぎ取
られ、前乾燥工程のロール間を走行する間に熱風により
乾燥される。
【0090】次いで、写真感光材料用下塗りを行い、さ
らにドライヤ18で乾燥させる。残留溶媒が約10%以
下となった時点で、幅規制装置(図示略)に導き幅方向
に2〜6%延伸させ、さらに緊張状態のまま冷却した後
に巻き取られる。
【0091】ドライヤ18の凝縮板30は2個のゾーン
に分割した。また、2個の凝縮板30は、いずれも走行
方向の下流側が塗布膜から離れるような傾斜角度をもっ
て配した。塗布膜の表面とドライヤ18の凝縮板30表
面との距離は、走行方向の下流側に向かって、上流側の
凝縮板30の入口側で0.8mm、出口側で2mmと
し、下流側の凝縮板30の入口側で0.8mm、出口側
で2mmとした。
【0092】また、上流側の凝縮板30の長さを2m、
下流側の凝縮板30の長さを4mとした。凝縮板30の
設定温度は、いずれも15℃とした。
【0093】ドライヤ18において、加熱手段としての
円柱状のヒーターを内蔵した搬送兼加熱ローラ38、3
8…を隣接して略全域の加熱ゾーンに亘って配した。ま
た、ドライヤ18の下側に吸引口を設け、吸引手段(真
空ポンプ)を用いて吸引することにより、帯状可撓性支
持体12を円柱状のヒーターを内蔵した搬送兼加熱ロー
ラ38、38…に密着させた。
【0094】その結果、塗布膜品質に問題は生じなかっ
た。
【0095】(試験2:比較例)図7に示される、従来
技術の製造ラインにおいて、ドライヤ18の凝縮板30
はゾーンに分割せず、また、凝縮板30と帯状可撓性支
持体12とは略平行に配した。帯状可撓性支持体12の
下側には板状のヒーター39を配した。製造ラインのそ
の他の部分は図6に示される構成と同様であり、説明を
省略する。
【0096】その結果、塗布膜に乾燥ムラを生じた。
【0097】
【発明の効果】本発明の塗布膜の乾燥方法及び装置によ
れば、連続走行する帯状可撓性支持体に各種液状組成物
を塗布して形成した長尺で広幅な塗布膜面において、塗
布直後に発生する乾燥ムラを抑制しかつ効率よく均一に
塗布膜を乾燥できる。
【0098】また、塗布、乾燥工程のレイアウトを大き
く変更することなく、さらに、塗布液の物性や溶媒の種
類等に制約されないので、塗布液処方手段の柔軟な設計
が可能である。また、省エネルギー化、コストダウンに
も効果がある。
【0099】さらに、塗布膜内の流動を防止でき、ま
た、乾燥中に形成される塗布膜中の高分子、粒子のネッ
トワークの構造を非常に細かく、しかも均一に形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布膜の乾燥方法及び装置が適用され
る乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥ラインの一例を示す
概念図
【図2】本発明の塗布膜の乾燥方法及び装置が適用され
る乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥ラインの他の例を示
す概念図
【図3】本発明の塗布膜の乾燥方法及び装置が適用され
る乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥ラインのさらに他の
例を示す概念図
【図4】本発明の塗布膜の乾燥方法及び装置が適用され
る乾燥装置を組み込んだ塗布・乾燥ラインのさらに他の
例を示す概念図
【図5】本発明の塗布膜の乾燥装置を光学補償シートの
製造ラインに適用した例を示す概念図
【図6】本発明の塗布膜の乾燥装置を感光用セルロース
アセテートフィルムの製造ラインに適用した例を示す概
念図
【図7】従来技術を感光用セルロースアセテートフィル
ムの製造ラインに適用した例を示す概念図
【図8】本発明の塗布膜の乾燥装置を光学補償シートの
製造ラインに適用した際のドライヤを示す部分拡大図
【符号の説明】
10…塗布・乾燥ライン、12…帯状可撓性支持体、1
4…送り出し装置、16…塗布手段、18…ドライヤ、
22…ガイドローラ、24…巻き取り装置、30…凝縮
板、32…予備加熱手段、38…搬送兼加熱ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 5/04 F26B 5/04 13/08 13/08 A G11B 5/842 G11B 5/842 B Fターム(参考) 3L113 AA02 AB02 AB06 AC10 AC23 BA26 BA28 DA02 DA24 4D075 BB23X BB24Z BB33X BB33Z BB37Z BB56Z BB92Z BB99Z DA04 DB33 DC21 DC24 DC27 EA05 EC51 4F042 AA22 DA09 DB04 DB17 DB18 DB26 5D112 AA22 GA02 GA08 GA19

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する帯状可撓性支持体に塗布液を塗布
    手段により塗布し、塗布された塗布膜を乾燥させる塗布
    膜の乾燥方法において、 塗布前の走行位置に前記帯状可撓性支持体を加熱する予
    備加熱手段を配設するとともに、塗布直後の走行位置の
    塗布面側に塗布液中の溶媒を凝縮、回収させるドライヤ
    を配設することを特徴とする塗布膜の乾燥方法。
  2. 【請求項2】走行する帯状可撓性支持体に塗布液を塗布
    手段により塗布し、塗布された塗布膜を乾燥させる塗布
    膜の乾燥方法において、 塗布直後の走行位置の塗布面側に塗布液中の溶媒を凝
    縮、回収させるドライヤを配設するとともに、前記帯状
    可撓性支持体を挟んでドライヤの反対側に加熱手段を配
    したことを特徴とする塗布膜の乾燥方法。
  3. 【請求項3】前記塗布液には有機溶剤を3質量%以上含
    有する請求項1又は2に記載の塗布膜の乾燥方法。
  4. 【請求項4】前記塗布手段に塗布液の温度をコントロー
    ルする温度調節手段を配した請求項1、2又は3に記載
    の塗布膜の乾燥方法。
  5. 【請求項5】前記塗布手段と前記ドライヤとの距離が5
    m以下である請求項1、2、3又は4に記載の塗布膜の
    乾燥方法。
  6. 【請求項6】前記塗布手段と前記ドライヤとの距離が
    0.7m以下である請求項1〜5のいずれかに記載の塗
    布膜の乾燥方法。
  7. 【請求項7】前記帯状可撓性支持体の走行速度は、帯状
    可撓性支持体が前記塗布手段による塗布後30秒以内に
    前記ドライヤに到達する速度である請求項1〜6のいず
    れかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  8. 【請求項8】前記帯状可撓性支持体の走行速度は、帯状
    可撓性支持体が前記塗布手段による塗布後20秒以内に
    前記ドライヤに到達する速度である請求項1〜7のいず
    れかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  9. 【請求項9】前記塗布膜の厚さが0.001〜0.08
    mmである請求項1〜8のいずれかに記載の塗布膜の乾
    燥方法。
  10. 【請求項10】前記帯状可撓性支持体の走行速度が1〜
    100m/分である請求項1〜9のいずれかに記載の塗
    布膜の乾燥方法。
  11. 【請求項11】前記帯状可撓性支持体の走行速度が5〜
    80m/分である請求項1〜10のいずれかに記載の塗
    布膜の乾燥方法。
  12. 【請求項12】前記ドライヤが塗布液中の溶媒の10%
    以上を凝縮、回収する請求項1〜11のいずれかに記載
    の塗布膜の乾燥方法。
  13. 【請求項13】前記ドライヤに冷却手段を配した請求項
    1〜12のいずれかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  14. 【請求項14】前記帯状可撓性支持体を挟んで前記ドラ
    イヤの反対側に加熱手段を配した請求項1又は3〜13
    のいずれかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  15. 【請求項15】前記加熱手段には加熱ロールを使用した
    請求項14に記載の塗布膜の乾燥方法。
  16. 【請求項16】前記加熱ロールを前記帯状可撓性支持体
    に接させる請求項15に記載の塗布膜の乾燥方法。
  17. 【請求項17】前記加熱手段には赤外線ヒータを使用し
    た請求項14に記載の塗布膜の乾燥方法。
  18. 【請求項18】前記加熱手段には熱風送付手段を使用し
    た請求項14に記載の塗布膜の乾燥方法。
  19. 【請求項19】前記加熱手段には赤外線ヒータ及び熱風
    送付手段を使用した請求項14に記載の塗布膜の乾燥方
    法。
  20. 【請求項20】前記ドライヤに減圧手段を設けた請求項
    1〜19のいずれかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  21. 【請求項21】前記塗布膜の表面と前記ドライヤの表面
    との距離が0.01〜200mmである請求項1〜20
    のいずれかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  22. 【請求項22】前記塗布膜の表面と前記ドライヤの表面
    との距離が0.01〜100mmである請求項1〜21
    のいずれかに記載の塗布膜の乾燥方法。
  23. 【請求項23】走行する帯状可撓性支持体に塗布液を塗
    布し塗布された塗布膜を乾燥させる塗布膜の乾燥装置に
    おいて、 塗布前の走行位置には前記帯状可撓性支持体を加熱する
    予備加熱手段が配設されているとともに、塗布直後の走
    行位置の塗布面側には塗布液中の溶媒を凝縮、回収させ
    るドライヤが配設されていることを特徴とする塗布膜の
    乾燥装置。
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