JP2003170871A - 自動車の解体方法 - Google Patents
自動車の解体方法Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/56—Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles
Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ルーフを有する自動車を対象とし、車体内か
ら内装部品類や付属品類等を容易に取り出して分離回収
することができ、かつ、この回収作業を安全に実行で
き、大幅な自動車解体作業能率を向上させることができ
ると共に、窓ガラス類の分離回収も容易に可能となる自
動車の解体方法を提供する。 【解決手段】 事前処理工程、廃油・廃水・ガス回収工
程後の車体10を、ルーフ10aを残して車長方向に切
断し、ルーフを下にした状態で、切断による上側の切れ
目14を左右に拡開してルーフ中心に大きな開口部を形
成し、この開口部よりロボットアームとその先端に取り
付けたアイアンクローなどを用いて車体内部の内装部品
類や付属品類等を取り出し、また車体本体から窓ガラス
を落とし分別回収をする。
ら内装部品類や付属品類等を容易に取り出して分離回収
することができ、かつ、この回収作業を安全に実行で
き、大幅な自動車解体作業能率を向上させることができ
ると共に、窓ガラス類の分離回収も容易に可能となる自
動車の解体方法を提供する。 【解決手段】 事前処理工程、廃油・廃水・ガス回収工
程後の車体10を、ルーフ10aを残して車長方向に切
断し、ルーフを下にした状態で、切断による上側の切れ
目14を左右に拡開してルーフ中心に大きな開口部を形
成し、この開口部よりロボットアームとその先端に取り
付けたアイアンクローなどを用いて車体内部の内装部品
類や付属品類等を取り出し、また車体本体から窓ガラス
を落とし分別回収をする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を解体し、
リサイクル(再利用)可能な部品を分離して回収するた
めの自動車の解体方法に関するものである。
リサイクル(再利用)可能な部品を分離して回収するた
めの自動車の解体方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車を解体してリサイクル(再利用)
可能な部品を分離回収する場合、車体を圧縮処理する前
に車体とは異種の材料からなる、例えば車体内装部品類
を取り除いておくことが好ましい。このため解体処理工
程には、車体内装部品類を取り除く工程も組み込まれて
いる。
可能な部品を分離回収する場合、車体を圧縮処理する前
に車体とは異種の材料からなる、例えば車体内装部品類
を取り除いておくことが好ましい。このため解体処理工
程には、車体内装部品類を取り除く工程も組み込まれて
いる。
【0003】従来の解体処理工程の一例を図5に基づき
以下に説明する。 事前処理工程1:タイヤ、ホイール、エアーバック
およびバッテリー等の回収を行う。 廃油・廃水・ガス回収工程2:燃料、オイル、冷却
水等の廃油水回収、フロン等ガス回収を行う。 部品回収工程3:バンパー、フェンダー、ボンネッ
ト等の外回り部品等回収、ドアー、シート、カーペット
等の室内部品の回収を行う。 エンジン・足回り品回収工程4:ラジエーター等の
エンジンルーム上側部分の回収、エンジン、ミッショ
ン、ドライブシャフト、燃料タンク、排気系部品類、足
回り部品類の回収を行う。 非鉄回収工程5:ヒーターコア、エバポレーター、
コンデンサー、モーター類、ワイヤーハーネス、内装樹
脂類等の回収を行う。 廃車体のプレス工程6:部品回収工程を経た廃車体
を、押圧装置により上方からプレスし所定の寸法の偏平
状に形成して、上下方向に積み上げることを可能にして
いる。プレスには同時に水平方向にもプレスするサイコ
ロプレスも実施されている。
以下に説明する。 事前処理工程1:タイヤ、ホイール、エアーバック
およびバッテリー等の回収を行う。 廃油・廃水・ガス回収工程2:燃料、オイル、冷却
水等の廃油水回収、フロン等ガス回収を行う。 部品回収工程3:バンパー、フェンダー、ボンネッ
ト等の外回り部品等回収、ドアー、シート、カーペット
等の室内部品の回収を行う。 エンジン・足回り品回収工程4:ラジエーター等の
エンジンルーム上側部分の回収、エンジン、ミッショ
ン、ドライブシャフト、燃料タンク、排気系部品類、足
回り部品類の回収を行う。 非鉄回収工程5:ヒーターコア、エバポレーター、
コンデンサー、モーター類、ワイヤーハーネス、内装樹
脂類等の回収を行う。 廃車体のプレス工程6:部品回収工程を経た廃車体
を、押圧装置により上方からプレスし所定の寸法の偏平
状に形成して、上下方向に積み上げることを可能にして
いる。プレスには同時に水平方向にもプレスするサイコ
ロプレスも実施されている。
【0004】上記の各回収工程での作業の多くは人手に
よって行われており、このために人手と多くの時間が必
要になっている。さらに、個々の作業を見ると、の工
程においては、例えば車体内からシート部品を取り出す
場合には、車体からサイドドアを取り外して、車体の側
面を開口するとともにシート等の固定部を取り外し、車
体の側部開口部からシートを取り外している。またの
工程においては、特に足回り品の回収には作業能率向上
の観点から、車体を反転機により90度傾けつつ作業を
行っている。
よって行われており、このために人手と多くの時間が必
要になっている。さらに、個々の作業を見ると、の工
程においては、例えば車体内からシート部品を取り出す
場合には、車体からサイドドアを取り外して、車体の側
面を開口するとともにシート等の固定部を取り外し、車
体の側部開口部からシートを取り外している。またの
工程においては、特に足回り品の回収には作業能率向上
の観点から、車体を反転機により90度傾けつつ作業を
行っている。
【0005】これまで、フロント・リヤー・サイドの窓
ガラスは、作業能率・コスト面より回収作業が困難なも
のとなっており、回収ガラスの品位も要求品質レベルが
厳しいことより放置されているのが現状である。このた
め、ソフトプレス等の処理をした廃車体にはガラス部が
含まれることになる。これは、後でスクラップ処理され
る際に、シュレッダーマシンの刃の摩耗の促進やシュレ
ッダーダストからのガラスの分離作業を難しくしてい
る。さらに、車体内に取り付けられたモーター類やワイ
ヤーハーネス類の完全回収も車内における手作業となり
手間のかかる作業となっているため、不十分な回収もし
くは、そのまま放置され、シュレッダーで回収された鉄
スクラップの中の銅分が下がらない問題がある。これは
製鋼工場に再利用された場合に銅成分(銅含有)でのト
ラブルを発生させることになる。
ガラスは、作業能率・コスト面より回収作業が困難なも
のとなっており、回収ガラスの品位も要求品質レベルが
厳しいことより放置されているのが現状である。このた
め、ソフトプレス等の処理をした廃車体にはガラス部が
含まれることになる。これは、後でスクラップ処理され
る際に、シュレッダーマシンの刃の摩耗の促進やシュレ
ッダーダストからのガラスの分離作業を難しくしてい
る。さらに、車体内に取り付けられたモーター類やワイ
ヤーハーネス類の完全回収も車内における手作業となり
手間のかかる作業となっているため、不十分な回収もし
くは、そのまま放置され、シュレッダーで回収された鉄
スクラップの中の銅分が下がらない問題がある。これは
製鋼工場に再利用された場合に銅成分(銅含有)でのト
ラブルを発生させることになる。
【0006】車体内装部品類の回収には、車内であると
いうことで機械化が難しく、また車内からの搬出も予め
ドアを撤去する等の制約があり、人手と多くの作業時間
がかかっている。これらの理由で、ワイヤーハーネス等
不十分な回収となり、鉄スクラップが鋼鉄メーカーにと
って必ずしも満足できる品位となっていない。また、足
回り品の回収作業は、車体を反転機等で90度傾けて行
わざるを得ず、不安定な状態での作業になり安全上にも
問題がある。さらに、これまでの回収工程では、窓ガラ
スは容易な分離回収が困難であったため分別回収され
ず、プレス時に同時にプレスされ、シュレッダーマシン
の刃の摩耗問題とシュレッダー後のシュレッダーダスト
の分離作業を難しくしている。
いうことで機械化が難しく、また車内からの搬出も予め
ドアを撤去する等の制約があり、人手と多くの作業時間
がかかっている。これらの理由で、ワイヤーハーネス等
不十分な回収となり、鉄スクラップが鋼鉄メーカーにと
って必ずしも満足できる品位となっていない。また、足
回り品の回収作業は、車体を反転機等で90度傾けて行
わざるを得ず、不安定な状態での作業になり安全上にも
問題がある。さらに、これまでの回収工程では、窓ガラ
スは容易な分離回収が困難であったため分別回収され
ず、プレス時に同時にプレスされ、シュレッダーマシン
の刃の摩耗問題とシュレッダー後のシュレッダーダスト
の分離作業を難しくしている。
【0007】一方、特開平7−329844号公報に
は、ボディ本体にピラーを介してルーフが設けられた自
動車を解体する自動車解体方法において、ピラーを分断
してルーフを取り外すことによりボディ本体の上面を開
口し、この上面の開口よりボディ本体内の内装部品を取
り出す解体方法が提案され、また、ボディ本体内に固定
されたままの内装部品類をクランプにより把持して強制
的に掴み出す解体方法が提案されている。これらの解体
方法は、シートやダッシュボードなどの車体内装部品類
を対象としたものであり、この解体方法によって、上記
部品回収工程で対象としている部品の一部である車体
内装部品類を容易に取り出すことができる。しかし、そ
れ以外の工程、例えば上記エンジン・足回り品回収工
程、非鉄回収工程で対象とする部品等、例えばエンジ
ンおよびその付属品、足回り品等に対しては、従来通り
の車体を反転機により90度傾けるという別途の解体手
段が必要である。さらに、ルーフを取り除いたのみでは
車体本体からフロントガラス、リヤーガラスおよびサイ
ドガラス等の容易な分離回収を行うことができない。こ
のように、車体全体の解体方法としては不十分なもので
ある。
は、ボディ本体にピラーを介してルーフが設けられた自
動車を解体する自動車解体方法において、ピラーを分断
してルーフを取り外すことによりボディ本体の上面を開
口し、この上面の開口よりボディ本体内の内装部品を取
り出す解体方法が提案され、また、ボディ本体内に固定
されたままの内装部品類をクランプにより把持して強制
的に掴み出す解体方法が提案されている。これらの解体
方法は、シートやダッシュボードなどの車体内装部品類
を対象としたものであり、この解体方法によって、上記
部品回収工程で対象としている部品の一部である車体
内装部品類を容易に取り出すことができる。しかし、そ
れ以外の工程、例えば上記エンジン・足回り品回収工
程、非鉄回収工程で対象とする部品等、例えばエンジ
ンおよびその付属品、足回り品等に対しては、従来通り
の車体を反転機により90度傾けるという別途の解体手
段が必要である。さらに、ルーフを取り除いたのみでは
車体本体からフロントガラス、リヤーガラスおよびサイ
ドガラス等の容易な分離回収を行うことができない。こ
のように、車体全体の解体方法としては不十分なもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ルーフを有
する自動車を対象とし、車体内から内装部品類や付属部
品類等を容易に取り出して分離回収することができ、か
つ、この回収作業を安全に実行でき、大幅な自動車解体
作業能率を向上させることができるとともに、窓ガラス
類の分離回収も容易に可能となる自動車の解体方法を提
供することを目的とするものである。
する自動車を対象とし、車体内から内装部品類や付属部
品類等を容易に取り出して分離回収することができ、か
つ、この回収作業を安全に実行でき、大幅な自動車解体
作業能率を向上させることができるとともに、窓ガラス
類の分離回収も容易に可能となる自動車の解体方法を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下の構成を要旨とする。 (1) 事前処理工程、廃油・廃水・ガス回収工程後の
車体を、ルーフを残して車長方向に切断し、ルーフを下
にした状態で、切断による上側の切れ目を左右に拡開し
てルーフ中心に開口部を形成し、この開口部より車体内
部の内装部品類や付属品類等を取り出すことを特徴とす
る自動車の解体方法。 (2) 前記(1)の方法で形成した開口部から、車体
内部の内装部品類や付属品類等を、ロボットアームとそ
の先端に取り付けたアイアンクローを用いて取り出し分
離回収することを特徴とする自動車の解体方法。 (3) 前記(1)の方法で開口部を形成した車体本体
から窓ガラスを落とし、ガラスの分別回収をすることを
特徴とする自動車の解体方法。
達成するために、以下の構成を要旨とする。 (1) 事前処理工程、廃油・廃水・ガス回収工程後の
車体を、ルーフを残して車長方向に切断し、ルーフを下
にした状態で、切断による上側の切れ目を左右に拡開し
てルーフ中心に開口部を形成し、この開口部より車体内
部の内装部品類や付属品類等を取り出すことを特徴とす
る自動車の解体方法。 (2) 前記(1)の方法で形成した開口部から、車体
内部の内装部品類や付属品類等を、ロボットアームとそ
の先端に取り付けたアイアンクローを用いて取り出し分
離回収することを特徴とする自動車の解体方法。 (3) 前記(1)の方法で開口部を形成した車体本体
から窓ガラスを落とし、ガラスの分別回収をすることを
特徴とする自動車の解体方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、ルーフを有する有する
自動車を対象として適用される解体方法である。前記
(1)の発明によれば、自動車の解体に際して、事前処
理工程から廃油水・ガス回収工程を経た後に、車体をル
ーフを残して車長方向に半割り状に切断し、ルーフを下
にした状態で、切断による上側の切れ目を左右に拡開し
てルーフを中心に上側を大きく開口させるので、車体を
水平状態にしたままで、この開口部を利用して、車体内
装部品類や付属品類等を容易に除去し容易に回収可能と
なる。またドライブシャフト、排気系部品類、足回り品
類の回収作業も可能となる。
自動車を対象として適用される解体方法である。前記
(1)の発明によれば、自動車の解体に際して、事前処
理工程から廃油水・ガス回収工程を経た後に、車体をル
ーフを残して車長方向に半割り状に切断し、ルーフを下
にした状態で、切断による上側の切れ目を左右に拡開し
てルーフを中心に上側を大きく開口させるので、車体を
水平状態にしたままで、この開口部を利用して、車体内
装部品類や付属品類等を容易に除去し容易に回収可能と
なる。またドライブシャフト、排気系部品類、足回り品
類の回収作業も可能となる。
【0011】車体を切断する場合には、ルーフを残して
車長方向に沿って切断する。この切断は前方から、また
は後方から、あるいは前方と後方の双方から行うことが
できる。この切断は、車体を裏返しにしない状態で行っ
てもよいし、車体を裏返しにした状態で行ってもよい。
あるいは、車体を裏返しにしない状態と車体を裏返しに
した状態の使い分けにより行ってもよい。この切断に用
いる切断機としては、チェーンソーや回転刃を備えた電
動式の切断機、あるいは各種のガス切断機等を用いるこ
とができるが、特に引火の問題があるところは大型のハ
サミなどを用いることが好ましい。
車長方向に沿って切断する。この切断は前方から、また
は後方から、あるいは前方と後方の双方から行うことが
できる。この切断は、車体を裏返しにしない状態で行っ
てもよいし、車体を裏返しにした状態で行ってもよい。
あるいは、車体を裏返しにしない状態と車体を裏返しに
した状態の使い分けにより行ってもよい。この切断に用
いる切断機としては、チェーンソーや回転刃を備えた電
動式の切断機、あるいは各種のガス切断機等を用いるこ
とができるが、特に引火の問題があるところは大型のハ
サミなどを用いることが好ましい。
【0012】車体を反転させて裏返しにする場合には、
反転機やクレーンやホイストなどの揚重装置を用いるこ
とができる。また、切断後の切れ目を左右に拡開して開
口部を形成する場合には、拡開機構を備えたロボットア
ームや開口治具を用いることができる。
反転機やクレーンやホイストなどの揚重装置を用いるこ
とができる。また、切断後の切れ目を左右に拡開して開
口部を形成する場合には、拡開機構を備えたロボットア
ームや開口治具を用いることができる。
【0013】また、前記(2)の発明の方法によれば、
(1)の発明によりルーフ中心に左右に大きく開口した
車体内から、内装部品類や付属品類等をロボットアーム
とその先端に取り付けたアイアンクローを用いて取り出
し分離回収できるので、この作業を十分に安全を確保し
ながら、容易かつ能率的に行うことができる。
(1)の発明によりルーフ中心に左右に大きく開口した
車体内から、内装部品類や付属品類等をロボットアーム
とその先端に取り付けたアイアンクローを用いて取り出
し分離回収できるので、この作業を十分に安全を確保し
ながら、容易かつ能率的に行うことができる。
【0014】さらに、前記(3)の発明の方法によれ
ば、(1)の発明の方法によりフロントおよびリヤーの
窓ガラスが、これを支えている車体のピラー部より外れ
て車体から分離・除去し易くなっており、サイドの窓ガ
ラスはほぼ水平状態にあるため、叩き落とすことによ
り、車体の中に粉砕されたガラスが入ることなく車体外
に容易に分離し回収できる。また、車体は裏返しにした
状態にあるため、90度傾けることなく水平の状態で作
業を続けることができ、作業を能率的に行うことができ
る。
ば、(1)の発明の方法によりフロントおよびリヤーの
窓ガラスが、これを支えている車体のピラー部より外れ
て車体から分離・除去し易くなっており、サイドの窓ガ
ラスはほぼ水平状態にあるため、叩き落とすことによ
り、車体の中に粉砕されたガラスが入ることなく車体外
に容易に分離し回収できる。また、車体は裏返しにした
状態にあるため、90度傾けることなく水平の状態で作
業を続けることができ、作業を能率的に行うことができ
る。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。図1は本発明の自動車の解体方法を実施する解
体ラインのブロック工程図を示している。ブロック1〜
ブロック6の工程は、上記従来の解体処理工程を示して
いる。即ち、ブロック1は事前処理工程、ブロック2は
廃油・廃水・ガス回収工程、ブロック3は部品回収工
程、ブロック4はエンジン・足回り品回収工程、ブロッ
ク5は非鉄回収工程、ブロック6は廃車体プレス工程を
示す。
明する。図1は本発明の自動車の解体方法を実施する解
体ラインのブロック工程図を示している。ブロック1〜
ブロック6の工程は、上記従来の解体処理工程を示して
いる。即ち、ブロック1は事前処理工程、ブロック2は
廃油・廃水・ガス回収工程、ブロック3は部品回収工
程、ブロック4はエンジン・足回り品回収工程、ブロッ
ク5は非鉄回収工程、ブロック6は廃車体プレス工程を
示す。
【0016】本発明の解体処理工程は、基本的には、従
来のブロック1およびブロック2の工程後に、従来のブ
ロック3〜ブロック5の工程に代替して適用するもので
ある。本発明の解体処理工程7は、ここでは車体を切断
機で車長方向にルーフ部を残して切断し、この車体を反
転して裏返しにした後、切断による切れ目を治具により
ルーフ中心に大きく左右に開き開口部を形成する工程8
と、この8の工程で形成した開口部から、ロボットアー
ムとその先端に取り付けたアイアンクローを用いて車体
内装部品類や車体付属品類等を除去して分離回収する工
程、および車体本体から窓ガラスを叩き落として分別回
収する工程9からなるものである。車体の切断は予め車
体を反転させ裏返しにした状態で行ってもよい。この本
発明の解体処理工程を経て得られた廃車体は、従来工程
のブロック6の工程でプレス処理する。
来のブロック1およびブロック2の工程後に、従来のブ
ロック3〜ブロック5の工程に代替して適用するもので
ある。本発明の解体処理工程7は、ここでは車体を切断
機で車長方向にルーフ部を残して切断し、この車体を反
転して裏返しにした後、切断による切れ目を治具により
ルーフ中心に大きく左右に開き開口部を形成する工程8
と、この8の工程で形成した開口部から、ロボットアー
ムとその先端に取り付けたアイアンクローを用いて車体
内装部品類や車体付属品類等を除去して分離回収する工
程、および車体本体から窓ガラスを叩き落として分別回
収する工程9からなるものである。車体の切断は予め車
体を反転させ裏返しにした状態で行ってもよい。この本
発明の解体処理工程を経て得られた廃車体は、従来工程
のブロック6の工程でプレス処理する。
【0017】従来の解体処理工程、特にブロック3〜5
の工程における解体作業は、人手による作業が中心であ
ったが、本発明の解体処理工程7の適用により大幅な機
械化作業が可能となり、かつ、自動車の解体処理工程を
短縮できるので、解体処理能力を大幅に向上させること
ができる。そして、同規模の解体処理能力を持つ自動車
解体処理工場に比べてコンパクトな自動車解体処理工場
の提供が可能である。なお、本発明の解体処理工程7
は、従来の工程による解体ラインに併設して適用するこ
とも可能である。またリサイクル可能な部品の回収後、
より具体的には、例えばブロック3〜5の工程のうち、
任意の回収工程の後に適用することもできる。
の工程における解体作業は、人手による作業が中心であ
ったが、本発明の解体処理工程7の適用により大幅な機
械化作業が可能となり、かつ、自動車の解体処理工程を
短縮できるので、解体処理能力を大幅に向上させること
ができる。そして、同規模の解体処理能力を持つ自動車
解体処理工場に比べてコンパクトな自動車解体処理工場
の提供が可能である。なお、本発明の解体処理工程7
は、従来の工程による解体ラインに併設して適用するこ
とも可能である。またリサイクル可能な部品の回収後、
より具体的には、例えばブロック3〜5の工程のうち、
任意の回収工程の後に適用することもできる。
【0018】図1に示した本発明による解体処理工程7
について、図2〜図4に基づきより具体的に説明する。
図2は、事前処理にてタイヤ、ホイール等を回収した後
の車体10の4輪のブレーキドラム11を、それぞれ車
体固定クランプ12で把持して車体10を切断台13に
固定した後に、例えば回転刃を備えた切断機(図示省
略)を車体10方向に移動させることにより、車長方向
にルーフ10aを残して切断した状態を概念的に示す。
図中14は切断による切れ目、15はフロントガラス、
16はピラー、17はサイドガラスである。
について、図2〜図4に基づきより具体的に説明する。
図2は、事前処理にてタイヤ、ホイール等を回収した後
の車体10の4輪のブレーキドラム11を、それぞれ車
体固定クランプ12で把持して車体10を切断台13に
固定した後に、例えば回転刃を備えた切断機(図示省
略)を車体10方向に移動させることにより、車長方向
にルーフ10aを残して切断した状態を概念的に示す。
図中14は切断による切れ目、15はフロントガラス、
16はピラー、17はサイドガラスである。
【0019】図3は、切断後の車体10を、例えば車体
反転機(図示省略)により反転して裏返しにした状態を
概念的に示す。図中18はドライブシャフト、19は排
気系部品である。図4は、図3の状態にある車体10の
切断による切れ目14の両側部を、ロボットアームや開
口治具(図示省略)で把持して、切れ目14を拡開する
荷重を付与して切れ目14をルーフ10a中心に左右に
大きく開き開口部20を形成後、車体10から内装部品
類や付属品類等を除去・回収した後の状態を概念的に示
す。図中21はリヤーガラスである。
反転機(図示省略)により反転して裏返しにした状態を
概念的に示す。図中18はドライブシャフト、19は排
気系部品である。図4は、図3の状態にある車体10の
切断による切れ目14の両側部を、ロボットアームや開
口治具(図示省略)で把持して、切れ目14を拡開する
荷重を付与して切れ目14をルーフ10a中心に左右に
大きく開き開口部20を形成後、車体10から内装部品
類や付属品類等を除去・回収した後の状態を概念的に示
す。図中21はリヤーガラスである。
【0020】図4のように車体10が開口した状態であ
れば、開口部20から、車体内装部品類や付属品類等
を、ロボットアームとその先端に取り付けたアイアンク
ロー(図示省略)を用いて容易に取り出し除去・回収す
ることができる。また、車体10はルーフ10a中心に
大きく開口しているので、車体10の内面壁に取り付け
られた内装樹脂類やワイヤーハーネス類も容易に精度良
く除去することができる。また、この図4の状態では、
フロントガラス15、リヤーガラス21およびサイドガ
ラス17を簡単かつ容易に車体10から叩き落とせるの
で、廃車体と各ガラスの完全分離が容易にできる。
れば、開口部20から、車体内装部品類や付属品類等
を、ロボットアームとその先端に取り付けたアイアンク
ロー(図示省略)を用いて容易に取り出し除去・回収す
ることができる。また、車体10はルーフ10a中心に
大きく開口しているので、車体10の内面壁に取り付け
られた内装樹脂類やワイヤーハーネス類も容易に精度良
く除去することができる。また、この図4の状態では、
フロントガラス15、リヤーガラス21およびサイドガ
ラス17を簡単かつ容易に車体10から叩き落とせるの
で、廃車体と各ガラスの完全分離が容易にできる。
【0021】なお、本発明の応用例としては、車体を反
転して裏返しにした後に、切断機にて前述のように切断
してもよい。この場合には、車体を裏返しにした後にエ
ンジン・足回り品類の回収が可能で、従来のように車体
を90度回転させることなく安全な回収作業ができる。
この回収作業後に車体を切断する場合には、切断負荷を
軽くすることもできることから、この回収作業の後に車
体を切断して開口部を形成し、この開口部から車体内装
部品類や車体付属品類等を除去することも考慮する。
転して裏返しにした後に、切断機にて前述のように切断
してもよい。この場合には、車体を裏返しにした後にエ
ンジン・足回り品類の回収が可能で、従来のように車体
を90度回転させることなく安全な回収作業ができる。
この回収作業後に車体を切断する場合には、切断負荷を
軽くすることもできることから、この回収作業の後に車
体を切断して開口部を形成し、この開口部から車体内装
部品類や車体付属品類等を除去することも考慮する。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明により、車体をルーフ中
心に大きく開口させ、自動車の車体に取り付けられた自
動車部品を除去・回収できるので、人手により多くの回
収工程を必要としていた従来の解体作業に比べて格段に
作業能率がよくなり、自動車解体能力を向上させること
ができる。また、車体内面に取り付けられた樹脂類やワ
イヤーハーネス類も容易に除去・回収が可能であり、リ
サイクル率を向上させ、鉄スクラップとして再利用のた
めの品質も大幅に向上させることができる。
心に大きく開口させ、自動車の車体に取り付けられた自
動車部品を除去・回収できるので、人手により多くの回
収工程を必要としていた従来の解体作業に比べて格段に
作業能率がよくなり、自動車解体能力を向上させること
ができる。また、車体内面に取り付けられた樹脂類やワ
イヤーハーネス類も容易に除去・回収が可能であり、リ
サイクル率を向上させ、鉄スクラップとして再利用のた
めの品質も大幅に向上させることができる。
【0023】また、請求項2の発明により、請求項1の
発明で開口部を形成した車体本体であれば、ロボットア
ームとその先端に取り付けたアイアンクローを用いて、
開口部から車体部品類を容易に取り出すことができるの
で、従来の人手による解体作業から機械化作業が可能で
ある。また、従来のいくつかの回収工程を一気に行える
ので、解体処理能力を大幅に向上させることができる。
このことはコンパクトな解体処理工場の実現を可能す
る。更に、請求項3の発明により、請求項1の発明で開
口した車体からガラス類の分別回収が容易になり、また
シュレッダーマシンの刃の寿命延長も可能である。
発明で開口部を形成した車体本体であれば、ロボットア
ームとその先端に取り付けたアイアンクローを用いて、
開口部から車体部品類を容易に取り出すことができるの
で、従来の人手による解体作業から機械化作業が可能で
ある。また、従来のいくつかの回収工程を一気に行える
ので、解体処理能力を大幅に向上させることができる。
このことはコンパクトな解体処理工場の実現を可能す
る。更に、請求項3の発明により、請求項1の発明で開
口した車体からガラス類の分別回収が容易になり、また
シュレッダーマシンの刃の寿命延長も可能である。
【図1】本発明の自動車解体方法の一実施例による解体
ラインのブロック図。
ラインのブロック図。
【図2】本発明の自動車解体方法の一実施例における車
体の切断状態を示す立体説明図。
体の切断状態を示す立体説明図。
【図3】図2において切断した車体を反転して裏返しに
した状態を示す立体説明図。
した状態を示す立体説明図。
【図4】図3の状態から切断による切れ目を拡開して開
口部を形成して車体内装部品類や車体付属品類等を除去
・回収した後の車体を示す立体説明図。
口部を形成して車体内装部品類や車体付属品類等を除去
・回収した後の車体を示す立体説明図。
【図5】従来の自動車解体方法例による解体ラインのブ
ロック図。
ロック図。
1:事前処理工程 2:廃油・廃水・ガス回
収工程 3:部品回収工程 4:エンジン・足回り品
回収工程 5:非鉄回収工程 6:廃車体のプレス工程 7:本発明の解体処理工程 8:反転・切断・開口工
程 9:ガラス除去および内装品除去工程 10:車体 10a:ルーフ 11:ブレーキドラム 12:車体固定クランプ 13:切断作業台 14:切断による切れ目 15:フロントガラス 16:ピラー 17:サイドガラス 18:ドライブシャフト 19:排気系部品 20:開口部 21:リヤー
収工程 3:部品回収工程 4:エンジン・足回り品
回収工程 5:非鉄回収工程 6:廃車体のプレス工程 7:本発明の解体処理工程 8:反転・切断・開口工
程 9:ガラス除去および内装品除去工程 10:車体 10a:ルーフ 11:ブレーキドラム 12:車体固定クランプ 13:切断作業台 14:切断による切れ目 15:フロントガラス 16:ピラー 17:サイドガラス 18:ドライブシャフト 19:排気系部品 20:開口部 21:リヤー
Claims (3)
- 【請求項1】 事前処理工程、廃油・排水・ガス回収工
程後の車体を、ルーフを残して車長方向に切断し、ルー
フを下にした状態で、切断による上側の切れ目を左右に
拡開してルーフ中心に開口部を形成し、この開口部より
車体内部の内装部品類や付属品類等を取り出すことを特
徴とする自動車の解体方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法で形成した開口部か
ら、車体内部の内装部品類や付属品類等を、ロボットア
ームとその先端に取り付けたアイアンクローを用いて取
り出し分離回収することを特徴とする自動車の解体方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法で開口部を形成した
車体から、窓ガラスを落としガラスの分別回収をするこ
とを特徴とする自動車の解体方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001374512A JP2003170871A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 自動車の解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001374512A JP2003170871A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 自動車の解体方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003170871A true JP2003170871A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19183062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001374512A Withdrawn JP2003170871A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 自動車の解体方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003170871A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007117957A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | ハーネス類の回収方法 |
| JP2009208705A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-17 | Tsuruoka:Kk | オートリサイクルシステム |
| CN106585772A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-04-26 | 铜陵天奇蓝天机械设备有限公司 | 一种汽车上线车辆对中装置 |
-
2001
- 2001-12-07 JP JP2001374512A patent/JP2003170871A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007117957A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | ハーネス類の回収方法 |
| JP2009208705A (ja) * | 2008-03-06 | 2009-09-17 | Tsuruoka:Kk | オートリサイクルシステム |
| CN106585772A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-04-26 | 铜陵天奇蓝天机械设备有限公司 | 一种汽车上线车辆对中装置 |
| CN106585772B (zh) * | 2016-12-29 | 2018-09-21 | 铜陵天奇蓝天机械设备有限公司 | 一种汽车上线车辆对中装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |