JP2003171484A - 易剥離性フィルム - Google Patents

易剥離性フィルム

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JP2003171484A JP2001368839A JP2001368839A JP2003171484A JP 2003171484 A JP2003171484 A JP 2003171484A JP 2001368839 A JP2001368839 A JP 2001368839A JP 2001368839 A JP2001368839 A JP 2001368839A JP 2003171484 A JP2003171484 A JP 2003171484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装容器等に要求される内容物密封性と易開
封性を兼ね備えた易剥離性フィルムを提供する。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂95〜99.99
重量%、臭化水素の滴定により求められるオキシラン酸
素量が4〜20%であり、50℃で液体であるエポキシ
基を有する化合物0.01〜5重量%からなり、ヒート
シールされる面を酸化処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は易剥離性フィルムに
関するものである。更に詳しくは、容器内容物を保護す
るのに十分なシール強度を保ち、且つ易開封性を備えた
易剥離性フィルム、並びにその用途に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】包装容器においては、内容物の密封が容
易であり、且つ輸送時に破袋することなく、安全に取り
扱いが可能なシール強度を有すると共に、開封時にはシ
ール部を容易に剥離して簡単に開けられるような易開封
性を有したシーラント材が要求されている。
【0003】そのような包装容器の用途例としては、ス
ナック菓子、米菓、かつお削り節等の乾燥食品や冷凍食
品等の包装袋、輸液、粉末薬、顆粒薬等の医薬品用包装
袋、ヨーグルト、アイスクリーム、納豆等用のカップの
蓋材、ポーションゼリーやカップ味噌、即席麺等用のカ
ップ蓋材などが挙げられる。
【0004】このような包装袋及びカップ蓋材の用途に
用いられる易開封性シーラント材としては、開封性を付
与するシーラント材の剥離機構上の概念により次の3つ
のタイプが一般的に挙げられる。
【0005】1)主にエチレン・酢酸ビニル共重合体
(以下、EVAと記す。)をベースにスチレン・ブタジ
エンブロック共重合体をブレンドしたものや、EVAに
テルペン系樹脂のような粘着付与材をブレンドしたホッ
トメルトタイプが用いられ、被着体とシーラント材との
界面で剥離するタイプ。
【0006】しかしながら、この界面剥離タイプと称さ
れるシーラント材は、被着体がPP、PS、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル樹脂容器の場合は易開封性を発現す
るが、ポリエチレン系樹脂容器の場合は易開封性が得ら
れない。又被着体が該シーラント材同士のシールとなる
袋の場合も易開封性が得られない。
【0007】2)シーラント材が2層以上の多層フィル
ムから形成されて、開封時は被着体とシーラント材との
シール界面は剥離しないで、シーラント材の層間が剥離
するタイプ。
【0008】しかしながら、この層間剥離タイプと称さ
れるシーラント材は、フィルムのシール面となる最内層
が被着体に残ることから、剥離外観を良好に保つために
は最内層厚みをかなり薄くしなければならない。そのた
め、共押出フィルム成形機を用いなければならないが、
共押出フィルム成形機は高価であり、コストがかかる。
【0009】3)ポリエチレン、EVA等のポリエチレ
ン系樹脂にポリプロピレンやポリブテン、ポリ4−メチ
ル−1−ペンテン等のポリα−オレフィン、ポリスチレ
ン、スチレン・ブタジエンブロック共重合体、エチレン
・α−オレフィン共重合体ゴムなどをブレンドしたもの
が用いられ、シーラント材自身が凝集破壊し剥離するタ
イプ。
【0010】しかしながら、この凝集破壊タイプと称さ
れるシーラント材は、該シーラント材同士のシールとな
る場合に易開封性機能を発現できるが、易開封性を発現
させる方法として相容しない樹脂をブレンドするため、
樹脂を溶融混合する際、せん断速度やせん断応力により
易開封性が変化する。即ち、フィルム成形装置やフィル
ム成形温度、フィルム成形速度、フィルム厚み等の影響
を受けるため、安定した製品を得るのは困難であるとい
った問題がある。これら問題を低減させるため、相容化
剤としてブロック共重合体やグラフト共重合体を添加す
る方法があるが、該共重合体は非常に高価格であり、シ
ーラント材のコストを上昇させる。また剥離時にシーラ
ント材が筋状に破壊するいわゆる糸引き現象が発生し、
剥離外観を著しく損なうといった問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な状況を鑑みなされたものであって、シーラント材同士
のシール、又は容器、シート、多層容器、多層シート等
の構成物に対し、内容物を保護するのに十分なヒートシ
ール強度を保ちながら易剥離性を有するシーラント材と
して使用でき、且つ安定したフィルム成形が可能であ
り、容器開封時の糸引き現象のない、易剥離性フィルム
及びその用途を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、ポリオレフィン樹脂、
及び特定のエポキシ基を有する化合物からなるフィルム
が、シーラント材同士のシール、又は、容器、シート、
多層容器、多層シート等の構成物に対して易剥離性シー
ラント材として優れていることを見出し、本発明を完成
させるに至った。
【0013】すなわち、本発明は、ポリオレフィン系樹
脂95〜99.99重量%、臭化水素の滴定により求め
られるオキシラン酸素量が4〜20%であり、50℃で
液体であるエポキシ基を有する化合物0.01〜5重量
%からなり、ヒートシールされる面が酸化処理されてい
ることを特徴とする易剥離性フィルムに関するものであ
る。
【0014】さらに、本発明においては、上記酸化処理
がコロナ放電処理、オゾン処理、フレーム処理、プラズ
マ処理から選ばれるいずれかであることが好ましい。
【0015】また、本発明は、上記易剥離性フィルムを
ヒートシール層として積層した多層フィルムであること
を特徴とする易剥離性フィルムに関するものである。
【0016】さらに、本発明は、上記易剥離性フィルム
よりなることを特徴とする易開封容器に関するものであ
り、特に該容器が袋であることを特徴とするものであ
る。
【0017】さらに、本発明は、上記易剥離性フィルム
が易開封容器用蓋材であることを特徴とするものであ
る。
【0018】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の易剥離性フィルムを構成するポリ
オレフィン樹脂は、エチレン、プロピレン、1−ブテン
など炭素数2〜12のα−オレフィンの単独重合体もし
くは共重合体のことを示す。例えば、高圧法低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・1−ブテン
共重合体、エチレン・1−へキセン共重合体、エチレン
・1−オクテン共重合体、エチレン・4−メチル−1−
ペンテン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エ
チレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸
共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン・メタクリル酸エステル共重合体等のエチレン系
重合体;ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合
体、プロピレン・1−ブテン共重合体、ポリ1−ブテ
ン、ポリ1−ヘキセン、ポリ4−メチル−1−ペンテン
等が挙げられ、これらポリオレフィン樹脂は、1種単独
又は2種以上の組み合わせで用いてもよい。
【0020】好ましくは、本発明にて用いられるポリオ
レフィン樹脂は、JIS K6922−1によるMFR
が0.1〜100g/10minの範囲にあることが、
易剥離性フィルムを成形する際の成形性に優れることか
ら良い。
【0021】本発明にて用いられるポリオレフィン樹脂
の重合方法は、特に限定するものではなく、高圧法低密
度ポリエチレンやエチレン・酢酸ビニル共重合体等の場
合、例えば高圧法によるラジカル重合法を挙げることが
でき、エチレン・1−ブテン共重合体やエチレン・1−
へキセン共重合体、ポリプロピレン、プロピレン・エチ
レン共重合体、ポリ1−ブテン等の場合、チーグラーナ
ッタ触媒やメタロセン触媒を用いた気相法、溶液法、高
圧法等の重合法を挙げることができる。
【0022】本発明の易剥離性フィルムを構成するエポ
キシ基を有する化合物は、オキシラン酸素量が4〜20
%であり(オキシラン酸素量は「可塑剤−その理論と応
用(幸書房刊)」等に記載されている臭化水素による滴
定で求められる)、50℃で液状である化合物を特徴と
する。
【0023】該化合物のオキシラン酸素量が4〜20%
であることにより、フィルム表面に滲出した該化合物の
エポキシ架橋密度が適性となり易剥離性を発現する。ま
た50℃で液状である事により、該化合物がフィルム表
面に滲出しやすくなり、かつフィルム表面でのエポキシ
架橋反応性が容易となる。
【0024】本発明の易剥離性フィルムを構成するエポ
キシ基を有する化合物は特に限定するものではなく、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等のエポキシ化植
物油;エポキシ化ポリブタジエン(エポキシ化ポリブタ
ジエンを形成するポリブタジエンは、1,2−ポリブタ
ジエンもしくは1,4−ポリブタジエンのいずれでもよ
い)、エポキシ化ポリイソプレンなどが挙げられるが、
好ましくはエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、特
に好ましくはエポキシ化ポリブタジエンが良い。
【0025】本発明の易剥離性フィルムを構成するエポ
キシ基を有する化合物のエポキシ変性方法としては、特
に限定するものではないが、特公昭47−36271号
公報や特公昭51−31243号公報に記載されている
方法が例示できる。この内、分子当たりのエポキシ基量
を多くするため、過酸による処理方法が好ましい。
【0026】エポキシ化大豆油として旭電化工業製「ア
デカサイザーO−130P」、日本油脂製「ニューサイ
ザー510R」、花王製「カポックスS−6」等が例示
され、エポキシ化アマニ油として旭電化工業製「アデカ
サイザーO−180A」、日本油脂製「ニューサイザー
512」が例示され、エポキシ化ポリブタジエンとして
ダイセル化学工業製「エポリードRB3600」、旭電
化工業製「BF−1000」を例示することができる。
【0027】本発明にて用いられる該ポリオレフィン樹
脂、該エポキシ基を有する化合物の配合割合は、ポリオ
レフイン樹脂が95〜99.99重量%、エポキシ基を
有する化合物0.01〜5重量%である。
【0028】エポキシ基を有する化合物の配合割合が
0.01重量%未満の場合、易開封性が悪く、また5重
量%を超える場合、押出ラミネート加工に供し得られた
積層体の表面がべたつき、またコストも高くなるため好
ましくない。
【0029】本発明の易剥離性フィルムは、ヒートシー
ルされる面が酸化処理されていることを特徴とするもの
である。該フィルム表面を酸化処理することにより、易
剥離性を発現する。
【0030】この機構は、フィルム成形後、該フィルム
表面に滲出したエポキシ基を有する該化合物が該フィル
ム表面の酸化物と反応しポリオレフィン樹脂に固定化さ
れるとともに、酸化物が触媒となりポリオレフィン樹脂
と未反応のエポキシ基同士が該フィルム表面で反応し架
橋体構造をとるため、ヒートシールによっても不溶とな
る部分を形成し、ヒートシール強度を適正化することに
よる。
【0031】酸化処理方法としては、クロム酸処理、硫
酸処理、空気酸化、オゾン処理、コロナ放電処理、フレ
ーム処理、プラズマ処理等、特に限定するものではない
が、好ましくはオゾン処理、コロナ放電処理、フレーム
処理、プラズマ処理がポリオレフイン樹脂表面に酸化物
を効果的に形成させる上で良い。
【0032】本発明の易剥離性フィルムは、エポキシ基
の硬化反応を促進する添加剤を含んでいてもよい。例え
ば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン等の脂肪
族アミン;脂肪族ポリアミン;ジアミノフェニルスルフ
ォン,m−キシレンジアミン等の芳香族アミン;ピリジ
ン、ベンジルメチルアミン、トリエタノールアミン等の
第三級アミン;メルカプタン系硬化剤;無水フタル酸、
無水マレイン酸、無水トリメリット酸、ヘキサヒドロ無
水フタノール酸、テトラヒドロ無水フタノール酸、無水
ハイミック酸、無水イタコン酸等の酸無水物;フマル
酸、フタル酸、マレイン酸、トリメリット酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸等のジカルボン酸等が挙
げられる。これらは一種もしくは二種以上の混合物とし
て使用してもよい。
【0033】また、本発明の易剥離性フィルムは、必要
に応じて酸化防止剤、滑剤、中和剤、ブロッキング防止
剤、界面活性剤、スリップ剤等、通常ポリオレフインに
使用される添加剤を添加したものでもかまわない。本発
明の易剥離性フィルムは、インフレーション成形機、T
ダイキャスト成形機、カレンダー成形機、プレス成形機
等を用いて得ることが可能である。またこれら成形法に
より得られた易剥離性フィルムを、サンドウィッチラミ
ネート方、ドライラミネート方、サーマルラミネート方
等により多層フィルムとすることも可能であり、押出ラ
ミネート方や共押出ラミネート方等により各種基材に直
接易剥離性フィルムを溶融ラミネートし多層フィルムを
得ることも可能である。
【0034】また、上記基材としては合成高分子重合体
フィルム及びシート、金属箔、紙類、セロファン等が挙
げられる。この中でも合成高分子重合体フィルム及びシ
ートが特に好ましく、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成高分子重
合体からなるフィルム及びシート、等が挙げられる。更
に、これら高分子重合体フィルム及びシートはさらにア
ルミ蒸着、アルミナ蒸着、二酸化珪素蒸着されたもので
もよい。また、これら高分子重合体フィルム及びシート
はさらにウレタン系インキ等を用い印刷されたものでも
よい。
【0035】金属箔としては、アルミ箔、銅箔などが例
示でき、また紙としてはクラフト紙、上質紙、グラシン
紙、セロファン等が挙げられる。
【0036】また、上記製方により得られた易剥離性フ
ィルムは、エポキシ基を有する該化合物のフィルム表面
への滲出及び架橋反応を促進し、安定した易剥離性を発
現させるため、30℃以上の温度で10時間以上熟成さ
せることが好ましい。
【0037】本発明の易剥離性フィルムの厚みは、本発
明の目的が達成される限りにおいて特に限定はないが、
好ましくは柔軟性に優れ、破損などの問題が小さいこと
から、1μm〜1mmの厚みであることが良い。
【0038】本発明の易剥離性フィルムは、ヒートシー
ルにより密封することにより容易に容器として用いるこ
とが可能であり、そのような容器としては、例えばスナ
ック菓子、米菓、かつお削り節等の乾燥食品や冷凍食品
の包装材となる袋、輸液や粉末薬、顆粒薬等の医薬品用
包装材となる袋、ポリエチレンのラミネート容器である
ヨーグルトやアイスクリーム、納豆等用の紙カップの蓋
材、ポーションゼリーやカップ味噌、即席面等用のPP
容器、PS容器、PVC容器等の蓋材として用いること
ができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0040】以下に、物性、加工性の測定方法と評価方
法を示す。
【0041】(イ)メルトマスフローレート(MFR) JIS K6922−1に準拠。
【0042】(ロ)密度 JIS K6922−1に準拠。
【0043】(ハ)易開封性 易剥離性フィルムの各種用途を想定し、実施例により得
られた易剥離性フィルムを(1)易剥離性フィルム同
士、(2)易剥離性フィルムと高圧法低密度ポリエチレ
ンシート、及び(3)易剥離性フィルムとポリプロピレ
ンシート、とを重ね合わせ、圧力0.2MPa、時間1
秒、シール温度160℃の条件で、ヒートシールバーに
より押さえてヒートシールを行った。そして、該ヒート
シール部分を、引張試験機(島津製作所(株)製、商品
名オートグラフDCS500)を用い、サンプル巾15
mm、剥離速度300mm/分、180度剥離での剥離
強度を測定し、該剥離強度をヒートシール強度とし、易
剥離性の目安とした。
【0044】(ニ)開封外観 ヒートシール後の開封時における開封面の程度を評価
し、糸曳きの無いものを○、糸曳きのあるものを×で表
示した。
【0045】実施例1 ポリオレフイン樹脂として、MFRが8g/10分、密
度が918kg/m3である高圧法低密度ポリエチレン
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213、以下、L
DPEと記す。)99.5重量%、エポキシ基を有する
化合物として、液状エポキシ化ポリブタジエン(ダイセ
ル化学工業(株)製 商品名エポリードRB3600、
以下、Aと記す場合がある)を0.5重量%になるよう
配合し、単軸押出機にて溶融混練しペレットを得た。
【0046】得られたペレットを90mmΦのスクリュ
ーを有する押出ラミネーターの押出機へ供給し、305
℃の温度でTダイより押出し、基材である厚み12μm
の二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)製
商品名東洋紡エステルフィルムE5100、以下PET
と記す。)とLDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロ
セン213、厚み25μm)との2層フィルムのLDP
E面に、易剥離性フィルムが30μmの厚さになるよう
ラミネートした後、易剥離性フィルム表面を50W・分
/m2となるようコロナ放電処理を施し、多層易剥離性
フィルムを得た。
【0047】得られた易剥離性フィルムを20時間40
℃に保温されたオーブン中に保管した後、易剥離性を評
価した。評価結果を表1に示す。
【0048】実施例2 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)99重量%、
液状エポキシ化ポリブタジエン(ダイセル化学工業
(株)製 商品名エポリードRB3600)を1重量%
とした以外は実施例1と同様にして易剥離性フィルムを
得た。評価結果は表1に示す。
【0049】実施例3 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)97重量%、
液状エポキシ化ポリブタジエン(ダイセル化学工業
(株)製 商品名エポリードRB3600)を3重量%
とした以外は実施例1と同様にして易剥離性フィルムを
得た。評価結果は表1に示す。
【0050】実施例4 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)99.5重量
%、エポキシ化大豆油(旭電化工業(株)製 商品名ア
デカサイザーO−130P、以下、Bと記す場合があ
る。)を0.5重量%とした以外は実施例1と同様にし
て易剥離性フィルムを得た。評価結果は表1に示す。
【0051】実施例5 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)99重量%、
エポキシ化大豆油(旭電化工業(株)製 商品名アデカ
サイザーO−130P)を1重量%とした以外は実施例
1と同様にして易剥離性フィルムを得た。評価結果は表
1に示す。
【0052】実施例6 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600、以下、Aと記す場合がある)を0.5重量
部の代わりに、エチレン・1−ヘキセン共重合体(東ソ
ー(株)製 商品名ニポロン−Z TZ420、以下、
LLDPEと記す)を99.5重量%、液状エポキシ化
ポリブタジエン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エ
ポリードRB3600)を0.5重量%とした以外は実
施例1と同様にして易剥離性フィルムを得た。評価結果
は表1に示す。
【0053】実施例7 ポリオレフイン樹脂として、MFRが3g/10分、密
度が900kg/m3であるプロピレン・エチレン・1
−ブテン共重合体(チッソ(株)製 商品名チッソポリ
プロF8577、以下、PPと記す。)99.5重量
%、エポキシ基を有する化合物として、液状エポキシ化
ポリブタジエン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エ
ポリードRB3600)を0.5重量%になるよう配合
し、単軸押出機にて溶融混練しペレットを得た。
【0054】得られたペレットを50mmΦのスクリュ
ーを有するTダイキャスト成形機の押出機へ供給し、2
30℃の温度で厚み30μmになるようTダイより押出
し、該フィルム表面を50W・分/m2となるようコロ
ナ放電処理を施し、易剥離性フィルムを得た。上記易剥
離性フィルムと基材である厚み12μmのPET(東洋
紡績(株)製 商品名東洋紡エステルフィルムE510
0)とをウレタン系接着剤(大日精化(株)製 商品面セ
イカボンドE−263/C−26)を用いドライラミネ
ート成形を行い、多層易剥離性フィルムを得た。
【0055】得られた易剥離性フィルムを20時間40
℃に保温されたオーブン中に保管した後、易剥離性を評
価した。評価結果を表1に示す。
【0056】実施例8 易剥離性フィルム表面を50W・分/m2となるようコ
ロナ放電処理を施した代わりに、Tダイより押出された
溶融樹脂フィルムのヒートシール面にオゾンガスを20
mg/m2となるよう吹き付けたこと以外は、実施例1
と同様にして多層易剥離性フィルムを得、易剥離性を評
価した。評価結果を表1に示す。
【0057】
【表1】 比較例1 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)100重量
%、エポキシ基を有する化合物を用いなかったこと以外
は実施例1と同様にして易剥離性フィルムを得た。評価
結果は表2に示すが、ヒートシール強度が高く易剥離性
が発現しなかった。
【0058】比較例2 ポリオレフイン樹脂として、LDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン213)を99.5重量%、エポキ
シ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブタジ
エン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードR
B3600)を0.5重量部の代わりに、LDPE(東
ソー(株)製 商品名ペトロセン213)90重量%、
液状エポキシ化ポリブタジエン(ダイセル化学工業
(株)製 商品名エポリードRB3600)を10重量
%とした以外は実施例1と同様にして易剥離性フィルム
を得た。評価結果は表2に示すが、フィルム表面がべた
ついた。
【0059】比較例3 易剥離性フィルム表面を50W・分/m2となるようコ
ロナ放電処理を施した代わりに、コロナ放電処理を施さ
なかったこと以外は実施例1と同様にして多層易剥離性
フィルムを得た。評価結果は表2に示すが、ヒートシー
ル強度が高く易剥離性が発現しなかった。
【0060】比較例4 ポリオレフイン樹脂として、PP(チッソ(株)製 商
品名チッソポリプロF8577)を99.5重量%、エ
ポキシ基を有する化合物として、液状エポキシ化ポリブ
タジエン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリー
ドRB3600)を0.5重量部の代わりに、PP(チ
ッソ(株)製 商品名チッソポリプロF8577)10
0重量%、エポキシ基を有する化合物を用いなかったこ
と以外は実施例7と同様にして易剥離性フィルムを得
た。評価結果は表2に示すが、ヒートシール強度が高く
易剥離性が発現しなかった。
【0061】
【表2】
【発明の効果】本発明の易剥離性フィルムは、シーラン
ト材同士のシールにおいて、もしくはポリエチレン容
器、ポリプロピレン容器等を被着体とした容器及び多層
容器に対して、良好な易剥離性を有し、ポーションゼリ
ー、菓子、カップ味噌、豆腐、納豆、即席麺、冷凍食
品、レトルト食品用の包装用袋並びに容器に好適なシー
ラント用フィルムとして提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 30/08 B65D 30/08 53/04 53/04 A C08L 23/00 C08L 23/00 63/00 63/00 A // B65D 33/00 B65D 33/00 C Fターム(参考) 3E064 BA17 BA26 BA30 BA36 BA40 BA55 BB03 BC08 BC18 EA30 HN05 3E084 BA09 FD13 GB08 GB12 HC07 HD01 LA01 4F073 AA01 AA31 BA06 BA22 BB01 CA01 CA21 CA62 GA03 4F100 AH02A AH06A AK03A AK06 AK29 AK41 AK53A AK62A AK66A AL06 AT00B BA01 BA02 DA01 EH23 EJ12A EJ55A EJ61A EJ64A GB16 GB23 JL12 JL12A JL14 JL14A YY00A 4J002 BB031 BB051 BB061 BB071 BB121 BB171 CD162 CD182 GJ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂95〜99.99重
    量%、臭化水素の滴定により求められるオキシラン酸素
    量が4〜20%であり、50℃で液体であるエポキシ基
    を有する化合物0.01〜5重量%からなり、ヒートシ
    ールされる面が酸化処理されていることを特徴とする易
    剥離性フィルム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の易剥離性フィルムをヒー
    トシール層として積層した多層フィルムであることを特
    徴とする請求項1に記載の易剥離性フィルム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の酸化処理がコロナ放電処
    理、オゾン処理、フレーム処理、プラズマ処理から選ば
    れるいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2のいずれかに記載の易剥離性フィルム。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2のいずれかに記載の
    易剥離性フィルムよりなることを特徴とする易開封容
    器。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2のいずれかに記載の
    易剥離性フィルムよりなることを特徴とする易開封袋。
  6. 【請求項6】請求項1又は請求項2のいずれかに記載の
    易剥離性フィルムよりなることを特徴とする易開封容器
    用蓋材。
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