JP2003174154A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents
固体撮像装置およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003174154A JP2003174154A JP2001371428A JP2001371428A JP2003174154A JP 2003174154 A JP2003174154 A JP 2003174154A JP 2001371428 A JP2001371428 A JP 2001371428A JP 2001371428 A JP2001371428 A JP 2001371428A JP 2003174154 A JP2003174154 A JP 2003174154A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- imaging device
- state imaging
- image sensor
- state image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立体プリント基板などの樹脂構造体の熱変形
を抑制し、固体撮像素子の接続を確実にするとともに、
光学フィルタなどの封止ガラスの接着品質の向上をはか
る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなる絶縁性樹脂で構成
され、貫通開口部1Cを有すると共に、表面に配線部5
を具備してなる構造体1と、配線部に接続されると共
に、貫通開口部1Cに装着された固体撮像素子4と、固
体撮像素子4から所定の間隔を隔てて貫通開口部1Cを
塞ぐように配設された透光性部材3とを具備し、構造体
1は、固体撮像素子装着面9の近傍であってかつ固体撮
像素子4の装着面9に平行な位置に、分子結合方向が相
互に異なる境界面を具備してなることを特徴とする。
を抑制し、固体撮像素子の接続を確実にするとともに、
光学フィルタなどの封止ガラスの接着品質の向上をはか
る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなる絶縁性樹脂で構成
され、貫通開口部1Cを有すると共に、表面に配線部5
を具備してなる構造体1と、配線部に接続されると共
に、貫通開口部1Cに装着された固体撮像素子4と、固
体撮像素子4から所定の間隔を隔てて貫通開口部1Cを
塞ぐように配設された透光性部材3とを具備し、構造体
1は、固体撮像素子装着面9の近傍であってかつ固体撮
像素子4の装着面9に平行な位置に、分子結合方向が相
互に異なる境界面を具備してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその製造方法に係り、特に、監視カメラ、医療用カメ
ラ、車載用カメラなどの半導体撮像素子を用いて形成さ
れる小型の固体撮像装置およびその製造方法に関するも
のである。
びその製造方法に係り、特に、監視カメラ、医療用カメ
ラ、車載用カメラなどの半導体撮像素子を用いて形成さ
れる小型の固体撮像装置およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【0003】近年、この種の撮像装置は、レンズなどの
光学系を介して入力される画像を電気信号として出力す
るものである。そしてこの撮像装置の小型化、高性能化
に伴い、カメラも小型化され、各方面で使用されてきて
おり、映像の入力装置としての市場を広げている。
光学系を介して入力される画像を電気信号として出力す
るものである。そしてこの撮像装置の小型化、高性能化
に伴い、カメラも小型化され、各方面で使用されてきて
おり、映像の入力装置としての市場を広げている。
【0004】従来の半導体撮像素子を用いた撮像装置
は、レンズ、半導体撮像素子、その駆動回路および信号
処理回路などを搭載したLSI等の部品を夫々筐体ある
いは構造体に形成してこれらを組み合わせている。この
ような組み合わせによる実装構造は、従来、平板上のプ
リント基板上に各素子を搭載することによって形成され
ていた。
は、レンズ、半導体撮像素子、その駆動回路および信号
処理回路などを搭載したLSI等の部品を夫々筐体ある
いは構造体に形成してこれらを組み合わせている。この
ような組み合わせによる実装構造は、従来、平板上のプ
リント基板上に各素子を搭載することによって形成され
ていた。
【0005】ト基板上に各素子を搭載することによって
形成されていた。
形成されていた。
【0006】そこで、装置の更なる小型化をはかるため
に、本出願人は、図10および図11に示すように、実
装部材として、矩形台状の脚部101Aとその上に形成
された胴部101Bとからなり、この脚部101Aと胴
部101Bとの境界部に開口部101Cを形成した、樹
脂製の立体プリント基板101を提案している(特開20
01−245186号)。そしてこの立体プリント基板101
の、脚部101Aの裏面側にプリント配線パターン12
2を形成するとともに、胴部101Bの内周には、レン
ズ102が嵌めこまれて、その光軸117を中心にし
て、開口部101Cの上側には光学フィルタ103、下
側には固体撮像素子のひとつである半導体撮像素子10
4およびチップ部品108が配置されている。そしてソ
ルダペースト114で、この脚部101Aに配設された
端子パターン122に接続することにより、携帯電話、
パソコン等の各種機器のメイン基板113に接続されて
いる。図12はその要部説明図であるが、半導体撮像素
子104は表面に形成されたバンプ106を介して脚部
101Aに形成された端子パターン105に接続され、
封止樹脂107で封止されることによって立体プリント
基板101との接続がなされている。同一部位には同一
符号を付した。
に、本出願人は、図10および図11に示すように、実
装部材として、矩形台状の脚部101Aとその上に形成
された胴部101Bとからなり、この脚部101Aと胴
部101Bとの境界部に開口部101Cを形成した、樹
脂製の立体プリント基板101を提案している(特開20
01−245186号)。そしてこの立体プリント基板101
の、脚部101Aの裏面側にプリント配線パターン12
2を形成するとともに、胴部101Bの内周には、レン
ズ102が嵌めこまれて、その光軸117を中心にし
て、開口部101Cの上側には光学フィルタ103、下
側には固体撮像素子のひとつである半導体撮像素子10
4およびチップ部品108が配置されている。そしてソ
ルダペースト114で、この脚部101Aに配設された
端子パターン122に接続することにより、携帯電話、
パソコン等の各種機器のメイン基板113に接続されて
いる。図12はその要部説明図であるが、半導体撮像素
子104は表面に形成されたバンプ106を介して脚部
101Aに形成された端子パターン105に接続され、
封止樹脂107で封止されることによって立体プリント
基板101との接続がなされている。同一部位には同一
符号を付した。
【0007】このような立体プリント基板は、射出成型
によって得られるが、成型精度の面からも、成型用金型
の耐久性の面からも、樹脂材料の線膨張係数を小さくす
るために通常用いられる体質顔料(フィラー)を一定量
以上添加することができないという問題があった。ま
た、成形流動方向にフィラーが配向しその垂直方向では
大きいという異方性を有している。
によって得られるが、成型精度の面からも、成型用金型
の耐久性の面からも、樹脂材料の線膨張係数を小さくす
るために通常用いられる体質顔料(フィラー)を一定量
以上添加することができないという問題があった。ま
た、成形流動方向にフィラーが配向しその垂直方向では
大きいという異方性を有している。
【0008】さらに、一般的に射出成型で用いられる熱
可塑性樹脂は直鎖状の分子結合構造をもつため、線膨張
係数が、分子結合方向で小さく、その垂直方向では大き
いという異方性を有している。従って通常特定方向(分
子結合方向に垂直な方向)で特に変形が生じ易いという
問題がある。
可塑性樹脂は直鎖状の分子結合構造をもつため、線膨張
係数が、分子結合方向で小さく、その垂直方向では大き
いという異方性を有している。従って通常特定方向(分
子結合方向に垂直な方向)で特に変形が生じ易いという
問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このため、固体撮像素
子を立体プリント基板に実装する際の加熱工程で、立体
プリント基板が大きく変形し、固体撮像素子と、立体プ
リント基板との接続部に極めて大きな応力がかかり、ク
ラックなどによる接続開放不良が発生することがあっ
た。通常、この接続部は、固体撮像素子に設けられたパ
ッドと、立体プリント基板の端子電極とで構成され、こ
れらの間の接続には、銀ペーストなどの導電性接着剤を
用いた接続、超音波接合、熱圧着接合などが用いられ
る。
子を立体プリント基板に実装する際の加熱工程で、立体
プリント基板が大きく変形し、固体撮像素子と、立体プ
リント基板との接続部に極めて大きな応力がかかり、ク
ラックなどによる接続開放不良が発生することがあっ
た。通常、この接続部は、固体撮像素子に設けられたパ
ッドと、立体プリント基板の端子電極とで構成され、こ
れらの間の接続には、銀ペーストなどの導電性接着剤を
用いた接続、超音波接合、熱圧着接合などが用いられ
る。
【0010】いずれの方法によっても、立体プリント基
板の熱変形により、固体撮像素子の接着剥離が生じ易
く、これが歩留まり低下の原因となっている。このよう
に、プリント基板を立体構造とすることにより、熱によ
る歪みは通常平面構造の場合の3倍となり、この線膨張
率の差による変形が歩留まり向上を阻む大きな問題とな
っていた。
板の熱変形により、固体撮像素子の接着剥離が生じ易
く、これが歩留まり低下の原因となっている。このよう
に、プリント基板を立体構造とすることにより、熱によ
る歪みは通常平面構造の場合の3倍となり、この線膨張
率の差による変形が歩留まり向上を阻む大きな問題とな
っていた。
【0011】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、立体プリント基板などの樹脂構造体の熱変形を抑制
し、固体撮像素子の接続を確実にするとともに、光学フ
ィルタなどの封止ガラスの接着品質の向上をはかること
を目的とする。
で、立体プリント基板などの樹脂構造体の熱変形を抑制
し、固体撮像素子の接続を確実にするとともに、光学フ
ィルタなどの封止ガラスの接着品質の向上をはかること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、熱可
塑性樹脂からなる絶縁性樹脂で構成され、貫通開口部を
有すると共に、表面に配線部を具備してなる構造体と、
前記配線部に接続されると共に、前記貫通開口部を塞ぐ
ように前記構造体に装着された固体撮像素子と、前記固
体撮像素子から所定の間隔を隔てて前記貫通開口部を塞
ぐように前記構造体に装着された透光性部材とを具備
し、前記構造体は、前記固体撮像素子が装着される前記
固体撮像素子装着面の近傍であってかつ前記固体撮像素
子の装着面に平行な位置に、分子結合方向またはフィラ
ー配列方向が相互に異なる境界面を具備してなることを
特徴とする。
塑性樹脂からなる絶縁性樹脂で構成され、貫通開口部を
有すると共に、表面に配線部を具備してなる構造体と、
前記配線部に接続されると共に、前記貫通開口部を塞ぐ
ように前記構造体に装着された固体撮像素子と、前記固
体撮像素子から所定の間隔を隔てて前記貫通開口部を塞
ぐように前記構造体に装着された透光性部材とを具備
し、前記構造体は、前記固体撮像素子が装着される前記
固体撮像素子装着面の近傍であってかつ前記固体撮像素
子の装着面に平行な位置に、分子結合方向またはフィラ
ー配列方向が相互に異なる境界面を具備してなることを
特徴とする。
【0013】ところで、構造体が、射出成型によって形
成された熱可塑性樹脂で構成された場合、特に硬化時に
変形が生じ易く、また、使用時にも高温環境になると、
変形が生じ、固体撮像素子と、構造体(立体配線基板)
との接続部に接続不良が生じ易いという問題がある。特
にこの変形は射出方向に垂直な方向で生じ易い。そこ
で、上記構成によれば、固体撮像素子装着面の近傍であ
ってかつ前記固体撮像素子の装着面に平行な位置に、分
子結合方向が相互に異なる境界面を具備しているため、
この境界面で互いに伸びの方向が異なることにより、応
力は互いに打ち消し合い、熱による膨張、収縮も低減さ
れ、実装時、使用時共に、構造体の変形が抑制され、光
学フィルタ等の透光性部材と固体撮像素子との位置精度
も高精度に維持され得、固体撮像素子と構造体の配線部
との接続不良も低減され、固体撮像素子の接続の確実性
を高め、信頼性の高い固体撮像装置を提供することが可
能となる。また光学フィルタ装着面における剥離などの
接続不良の発生も低減される。さらにまた、構造体は同
一素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発
生を抑制することができる。ここで“近傍”とは、直接
接触するあるいはその近接にある場合を含めて、固体撮
像素子装着に際して確実性を高め得る程度の距離を示す
ものとする。
成された熱可塑性樹脂で構成された場合、特に硬化時に
変形が生じ易く、また、使用時にも高温環境になると、
変形が生じ、固体撮像素子と、構造体(立体配線基板)
との接続部に接続不良が生じ易いという問題がある。特
にこの変形は射出方向に垂直な方向で生じ易い。そこ
で、上記構成によれば、固体撮像素子装着面の近傍であ
ってかつ前記固体撮像素子の装着面に平行な位置に、分
子結合方向が相互に異なる境界面を具備しているため、
この境界面で互いに伸びの方向が異なることにより、応
力は互いに打ち消し合い、熱による膨張、収縮も低減さ
れ、実装時、使用時共に、構造体の変形が抑制され、光
学フィルタ等の透光性部材と固体撮像素子との位置精度
も高精度に維持され得、固体撮像素子と構造体の配線部
との接続不良も低減され、固体撮像素子の接続の確実性
を高め、信頼性の高い固体撮像装置を提供することが可
能となる。また光学フィルタ装着面における剥離などの
接続不良の発生も低減される。さらにまた、構造体は同
一素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発
生を抑制することができる。ここで“近傍”とは、直接
接触するあるいはその近接にある場合を含めて、固体撮
像素子装着に際して確実性を高め得る程度の距離を示す
ものとする。
【0014】前記構造体の前記境界面は、45度から9
0度の分子結合方向またはフィラー配列方向のずれをも
つように形成されたことを特徴とする。
0度の分子結合方向またはフィラー配列方向のずれをも
つように形成されたことを特徴とする。
【0015】特に45度から90度の分子結合方向のず
れをもつように形成することにより、分子結合方向によ
る伸びの方向異方性により、装着面近傍である境界面の
変形を効率よく抑制することができる。従って、接続不
良はもっとも効率よく防止できるため、固体撮像素子の
接続の確実性を高めることができる。
れをもつように形成することにより、分子結合方向によ
る伸びの方向異方性により、装着面近傍である境界面の
変形を効率よく抑制することができる。従って、接続不
良はもっとも効率よく防止できるため、固体撮像素子の
接続の確実性を高めることができる。
【0016】望ましくは、前記構造体の境界面は、前記
透光性部材の装着面に、前記装着面で分子結合方向が異
なるように成型された熱可塑性樹脂からなる固定板を貼
着することによって形成されることを特徴とする。
透光性部材の装着面に、前記装着面で分子結合方向が異
なるように成型された熱可塑性樹脂からなる固定板を貼
着することによって形成されることを特徴とする。
【0017】かかる構成によれば、透光性部材が分子結
合方向のずれをもつように成型された熱可塑性樹脂から
なる固定板を介して前記構造体の貫通開口部に配設され
ているため、透光性部材の固着箇所およびその近傍で構
造体の変形が抑制されるため、固体撮像素子近傍での構
造体の熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を
高めることができる。また、固定板は、構造体と同一素
材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発生を
抑制することができる。
合方向のずれをもつように成型された熱可塑性樹脂から
なる固定板を介して前記構造体の貫通開口部に配設され
ているため、透光性部材の固着箇所およびその近傍で構
造体の変形が抑制されるため、固体撮像素子近傍での構
造体の熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を
高めることができる。また、固定板は、構造体と同一素
材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発生を
抑制することができる。
【0018】望ましくは、前記固定板は、前記熱可塑性
樹脂の分子配列方向またはフィラー配列方向に沿って互
いに平行に配設された2つの板状体であることを特徴と
する。
樹脂の分子配列方向またはフィラー配列方向に沿って互
いに平行に配設された2つの板状体であることを特徴と
する。
【0019】かかる構成によれば、分子配列方向に平行
となるように2つの板状体を形成することにより、分子
結合方向に垂直な方向の伸びを抑制することが可能とな
る。
となるように2つの板状体を形成することにより、分子
結合方向に垂直な方向の伸びを抑制することが可能とな
る。
【0020】望ましくは、前記固定板は、前記貫通開口
部に取り付けられたリング状の板状体であることを特徴
とする。
部に取り付けられたリング状の板状体であることを特徴
とする。
【0021】かかる構成によれば、固定板が、リング状
の板状体であるため、全方向の伸びが抑制され、変形が
大幅に抑制されるため、固体撮像素子近傍での構造体の
熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を高める
ことができる。
の板状体であるため、全方向の伸びが抑制され、変形が
大幅に抑制されるため、固体撮像素子近傍での構造体の
熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を高める
ことができる。
【0022】また望ましくは、前記構造体は、熱可塑性
樹脂を射出成型することにより前記境界面をもつよう
に、一体成型により形成された熱可塑性樹脂からなる構
造体であることを特徴とする。
樹脂を射出成型することにより前記境界面をもつよう
に、一体成型により形成された熱可塑性樹脂からなる構
造体であることを特徴とする。
【0023】かかる構成によれば、射出方向を変えるこ
とによってのみ、境界面で一体成型により形成すること
により貼りあわせも不要であり、製造が容易である。
とによってのみ、境界面で一体成型により形成すること
により貼りあわせも不要であり、製造が容易である。
【0024】また、望ましくは、前記構造体は、前記境
界面で分子結合方向のずれをもつように分割成型された
熱可塑性樹脂からなる少なくとも2つの分割構造体から
なり、前記分割構造体を貼りあわせることによって形成
したものであることを特徴とする。
界面で分子結合方向のずれをもつように分割成型された
熱可塑性樹脂からなる少なくとも2つの分割構造体から
なり、前記分割構造体を貼りあわせることによって形成
したものであることを特徴とする。
【0025】かかる構成によれば、境界面で分子結合方
向のずれをもつように、分割形成し、これを貼りあわせ
ているため、金型の構成は簡略化でき、通常の金型のキ
ャビティが半分であるものを用いて射出方向を変えれば
よく、調整が不要であり、工数は増えるが製造工程自体
は簡略化が可能である。
向のずれをもつように、分割形成し、これを貼りあわせ
ているため、金型の構成は簡略化でき、通常の金型のキ
ャビティが半分であるものを用いて射出方向を変えれば
よく、調整が不要であり、工数は増えるが製造工程自体
は簡略化が可能である。
【0026】望ましくは、前記構造体は、熱可塑性樹脂
からなる固定板を封入するように一体成型され、前記固
定板との境界面で分子結合方向が異なるものであること
を特徴とする。
からなる固定板を封入するように一体成型され、前記固
定板との境界面で分子結合方向が異なるものであること
を特徴とする。
【0027】かかる構成によれば、射出成型用の金型内
に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可塑
性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型をお
こなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封止
箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるため、
固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮
像素子の接続の確実性を高めることができる。また、固
定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱膨張率
の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可塑
性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型をお
こなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封止
箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるため、
固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮
像素子の接続の確実性を高めることができる。また、固
定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱膨張率
の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
【0028】望ましくは、前記構造体は、配線部を形成
してなる脚部と、前記脚部上に設けられた筒状の胴部と
を有し、前記胴部と前記脚部との間に前記貫通開口部を
有してなることを特徴とする。
してなる脚部と、前記脚部上に設けられた筒状の胴部と
を有し、前記胴部と前記脚部との間に前記貫通開口部を
有してなることを特徴とする。
【0029】かかる構成によれば、特に、装置全体の構
造を微細化することができるが、熱変形による接続部分
の変形により、接続不良を生じ易いという問題がある。
しかしながら本発明によれば分子配列方向を変えること
により、極めて容易に絶縁性樹脂からなる構造体の熱変
形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を高めること
ができる。
造を微細化することができるが、熱変形による接続部分
の変形により、接続不良を生じ易いという問題がある。
しかしながら本発明によれば分子配列方向を変えること
により、極めて容易に絶縁性樹脂からなる構造体の熱変
形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性を高めること
ができる。
【0030】また本発明の方法では、貫通開口部と、前
記貫通開口部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子
装着面と、前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔
てて前記貫通開口部を塞ぐように透光性部材を装着する
ための透光性部材装着面とを具備する構造体を形成する
構造体形成工程と、前記構造体に配線部を形成する配線
部形成工程と、前記固体撮像素子装着面に固体撮像素子
を搭載する固体撮像素子装着工程と、前記透光性部材装
着面に前記透光性部材を装着する透光性部材装着工程と
を含み、前記構造体形成工程が、前記固体撮像素子装着
面の近傍であってかつ前記固体撮像素子の装着面に平行
な位置に、分子結合方向が相互に異なる境界面をもつよ
うに、構造体を形成する構造体成型工程であることを特
徴とする。
記貫通開口部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子
装着面と、前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔
てて前記貫通開口部を塞ぐように透光性部材を装着する
ための透光性部材装着面とを具備する構造体を形成する
構造体形成工程と、前記構造体に配線部を形成する配線
部形成工程と、前記固体撮像素子装着面に固体撮像素子
を搭載する固体撮像素子装着工程と、前記透光性部材装
着面に前記透光性部材を装着する透光性部材装着工程と
を含み、前記構造体形成工程が、前記固体撮像素子装着
面の近傍であってかつ前記固体撮像素子の装着面に平行
な位置に、分子結合方向が相互に異なる境界面をもつよ
うに、構造体を形成する構造体成型工程であることを特
徴とする。
【0031】かかる方法によれば、分子結合方向が相互
に異なる境界面をもつように、前記境界面を境に相互に
異なる方向から熱可塑性の絶縁性樹脂を成型金型内に射
出させることにより、容易に、固体撮像素子装着面の変
形の少ない構造体を形成することができ、光学フィルタ
等の透光性部材と固体撮像素子との位置精度も高精度に
維持され得、固体撮像素子と構造体の配線部との接続不
良も低減され、固体撮像素子の接続の確実性を高め、信
頼性の高い固体撮像装置を提供することが可能となる。
に異なる境界面をもつように、前記境界面を境に相互に
異なる方向から熱可塑性の絶縁性樹脂を成型金型内に射
出させることにより、容易に、固体撮像素子装着面の変
形の少ない構造体を形成することができ、光学フィルタ
等の透光性部材と固体撮像素子との位置精度も高精度に
維持され得、固体撮像素子と構造体の配線部との接続不
良も低減され、固体撮像素子の接続の確実性を高め、信
頼性の高い固体撮像装置を提供することが可能となる。
【0032】また望ましくは、前記境界面は、45度か
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
【0033】望ましくは、前記構造体成型工程は、成型
用の金型内に、前記境界面を境に相互に異なる方向から
熱可塑性樹脂を成型金型内に射出させ、金型内で射出方
向のずれをもつように射出成型する工程を含むことを特
徴とする。
用の金型内に、前記境界面を境に相互に異なる方向から
熱可塑性樹脂を成型金型内に射出させ、金型内で射出方
向のずれをもつように射出成型する工程を含むことを特
徴とする。
【0034】かかる構成によれば、射出成型用の金型内
に、射出方向を変えて、通常の射出成型をおこなうこと
により、容易に、構造体の変形が抑制されるため、固体
撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮像素
子の接続の確実性を高めることができる。また、構造体
は同一素材で形成される、熱膨張率の差もなく、歪の発
生を抑制することができる。
に、射出方向を変えて、通常の射出成型をおこなうこと
により、容易に、構造体の変形が抑制されるため、固体
撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮像素
子の接続の確実性を高めることができる。また、構造体
は同一素材で形成される、熱膨張率の差もなく、歪の発
生を抑制することができる。
【0035】望ましくは、前記構造体成型工程は、成型
金型内にあらかじめ、分子配列方向またはフィラー配列
方向が異なるように形成された樹脂製の固定板を挿入し
た状態で射出成型する工程を含むことを特徴とする。
金型内にあらかじめ、分子配列方向またはフィラー配列
方向が異なるように形成された樹脂製の固定板を挿入し
た状態で射出成型する工程を含むことを特徴とする。
【0036】かかる構成によれば、射出成型用の金型内
に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可塑
性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型をお
こなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封止
箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるため、
固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮
像素子の接続の確実性を高めることができる。また、固
定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱膨張率
の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可塑
性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型をお
こなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封止
箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるため、
固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固体撮
像素子の接続の確実性を高めることができる。また、固
定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱膨張率
の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
【0037】望ましくは、貫通開口部と、前記貫通開口
部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面と、
前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前記貫
通開口部を塞ぐように透光性部材を装着するための透光
性部材装着面とを備え、絶縁性樹脂からなる構造体を形
成する構造体成型工程と、前記構造体に配線部を形成す
る配線部形成工程と、前記固体撮像素子装着面に固体撮
像素子を搭載する固体撮像素子装着工程と、前記透光性
部材装着面に分子配列方向またはフィラー配列方向の異なる
熱可塑性樹脂からなる固定板を介して前記透光性部材を
装着する透光性部材装着工程とを含むことを特徴とす
る。
部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面と、
前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前記貫
通開口部を塞ぐように透光性部材を装着するための透光
性部材装着面とを備え、絶縁性樹脂からなる構造体を形
成する構造体成型工程と、前記構造体に配線部を形成す
る配線部形成工程と、前記固体撮像素子装着面に固体撮
像素子を搭載する固体撮像素子装着工程と、前記透光性
部材装着面に分子配列方向またはフィラー配列方向の異なる
熱可塑性樹脂からなる固定板を介して前記透光性部材を
装着する透光性部材装着工程とを含むことを特徴とす
る。
【0038】かかる構成によれば、分子結合方向のずれ
をもつように成型された熱可塑性樹脂からなる固定板を
介して透光性部材を装着しているため、固定板の近傍で
構造体の変形が抑制されるため、固体撮像素子近傍での
構造体の熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性
を高めることができる。また、固定板は、構造体と同一
素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発生
を抑制することができる。
をもつように成型された熱可塑性樹脂からなる固定板を
介して透光性部材を装着しているため、固定板の近傍で
構造体の変形が抑制されるため、固体撮像素子近傍での
構造体の熱変形を抑制し、固体撮像素子の接続の確実性
を高めることができる。また、固定板は、構造体と同一
素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪の発生
を抑制することができる。
【0039】また望ましくは、前記境界面は、45度か
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
【0040】また望ましくは、貫通開口部と、前記貫通
開口部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面
と、前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前
記貫通開口部を塞ぐように透光性部材を装着するための
透光性部材装着面とを備え、絶縁性樹脂からなる構造体
を、前記固体撮像素子装着面の近傍であってかつ前記固
体撮像素子の装着面に平行な境界面で、互いに分子結合
方向のずれをもつように分割成型された熱可塑性樹脂か
らなる少なくとも2つの分割構造体として成型する分割
構造体成型工程と、前記分割構造体に配線部を形成する
配線部形成工程と、前記分割構造体を貼りあわせて構造
体を形成する貼りあわせ工程と、前記固体撮像素子装着
面に固体撮像素子を搭載する固体撮像素子装着工程と、
前記透光性部材装着面に分子配列方向またはフィラー配
列方向の異なる熱可塑性樹脂からなる固定板を介して前
記透光性部材を装着する透光性部材装着工程とを含むこ
とを特徴とする。
開口部に固体撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面
と、前記固体撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前
記貫通開口部を塞ぐように透光性部材を装着するための
透光性部材装着面とを備え、絶縁性樹脂からなる構造体
を、前記固体撮像素子装着面の近傍であってかつ前記固
体撮像素子の装着面に平行な境界面で、互いに分子結合
方向のずれをもつように分割成型された熱可塑性樹脂か
らなる少なくとも2つの分割構造体として成型する分割
構造体成型工程と、前記分割構造体に配線部を形成する
配線部形成工程と、前記分割構造体を貼りあわせて構造
体を形成する貼りあわせ工程と、前記固体撮像素子装着
面に固体撮像素子を搭載する固体撮像素子装着工程と、
前記透光性部材装着面に分子配列方向またはフィラー配
列方向の異なる熱可塑性樹脂からなる固定板を介して前
記透光性部材を装着する透光性部材装着工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0041】かかる構成によれば、樹脂成型工程で、互
いに分子結合方向のずれをもつように2つの分割構造体
に分割成型し、これを貼りあわせることによって極めて
容易かつ確実に固体撮像素子装着面近傍の変形が抑制さ
れ、実装が容易であるとともに、使用時における変形に
よる接続不良も低減される。
いに分子結合方向のずれをもつように2つの分割構造体
に分割成型し、これを貼りあわせることによって極めて
容易かつ確実に固体撮像素子装着面近傍の変形が抑制さ
れ、実装が容易であるとともに、使用時における変形に
よる接続不良も低減される。
【0042】また望ましくは、前記境界面は、45度か
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
ら90度のずれをもつように形成されることを特徴とす
る。
【0043】また望ましくは、前記構造体形成工程は、
前記境界面を境に相互に異なる方向から熱可塑性の絶縁
性樹脂をそれぞれ成型金型内に射出させ、前記境界面で
射出方向のずれをもつように射出成型する工程であるこ
とを特徴とする。
前記境界面を境に相互に異なる方向から熱可塑性の絶縁
性樹脂をそれぞれ成型金型内に射出させ、前記境界面で
射出方向のずれをもつように射出成型する工程であるこ
とを特徴とする。
【0044】かかる構成によれば、射出方向が互いに異
なるようにして射出成型した構造体を分割構造体として
形成しこれを貼りあわせればよく、製造が極めて容易で
ある。
なるようにして射出成型した構造体を分割構造体として
形成しこれを貼りあわせればよく、製造が極めて容易で
ある。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
て、図面を用いて説明する。
【0046】第1の実施の形態
【0047】本発明の第1の実施の形態の固体撮像装置
の要部説明図を図1に示す。この固体撮像装置は、固体
撮像素子4を、端子パターン5などの配線部を備えた樹
脂構造体1Sに接続するに際し、この樹脂構造体の光学
フィルタ3が装着される光学フィルタ装着面8に、ポリ
フタルアミド樹脂からなる固定板1Qを貼着することに
よって、この装着面8で分子結合方向が異なるように形
成されていることを特徴とする。そしてまた、固定板1
Qと樹脂構造体1Sとの境界面は光学フィルタ装着面8
に近接して配置されている。
の要部説明図を図1に示す。この固体撮像装置は、固体
撮像素子4を、端子パターン5などの配線部を備えた樹
脂構造体1Sに接続するに際し、この樹脂構造体の光学
フィルタ3が装着される光学フィルタ装着面8に、ポリ
フタルアミド樹脂からなる固定板1Qを貼着することに
よって、この装着面8で分子結合方向が異なるように形
成されていることを特徴とする。そしてまた、固定板1
Qと樹脂構造体1Sとの境界面は光学フィルタ装着面8
に近接して配置されている。
【0048】すなわち、この固定板1Qは、図2に示す
ように、厚さt=t=0.1〜0.2mm程度で、熱膨
張率10ppm/℃程度の四角リング状をなすもので、
絶縁性のポリフタルアミド樹脂で構成されている。そし
て、矩形台状の脚部1Aとその上に形成された胴部1B
とからなり、この脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通
開口部1Cを形成したポリフタルアミド樹脂製の樹脂構
造体1からなり、貫通開口部1Cを有すると共に、表面
の一部に端子パターン5を含む配線部を具備してなる樹
脂構造体1と、この配線部に接続されると共に、この貫
通開口部1Cに装着され、この端子パターン5に電気的
に接続された固体撮像素子4と、この固体撮像素子4か
ら所定の間隔を隔てて貫通開口部を塞ぐように固定板1
Qを介して貼着された透光性樹脂からなる光学フィルタ
3とを具備してなるものである。
ように、厚さt=t=0.1〜0.2mm程度で、熱膨
張率10ppm/℃程度の四角リング状をなすもので、
絶縁性のポリフタルアミド樹脂で構成されている。そし
て、矩形台状の脚部1Aとその上に形成された胴部1B
とからなり、この脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通
開口部1Cを形成したポリフタルアミド樹脂製の樹脂構
造体1からなり、貫通開口部1Cを有すると共に、表面
の一部に端子パターン5を含む配線部を具備してなる樹
脂構造体1と、この配線部に接続されると共に、この貫
通開口部1Cに装着され、この端子パターン5に電気的
に接続された固体撮像素子4と、この固体撮像素子4か
ら所定の間隔を隔てて貫通開口部を塞ぐように固定板1
Qを介して貼着された透光性樹脂からなる光学フィルタ
3とを具備してなるものである。
【0049】次に、この固体撮像装置の製造方法につい
て説明する。まず図4(a)に示すように、矩形台状の
脚部1Aとその上に形成された胴部1Bとからなり、こ
の脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通開口部1Cを形
成した、ポリフタルアミド樹脂製の樹脂構造体1を射出
成型により形成する。そしてこの樹脂構造体1の所定の
領域に、メッキプロセスあるいはスパッタリング法など
の薄膜プロセスにより脚部1Aの裏面側に形成された端
子パターン5を含む配線部を形成する。
て説明する。まず図4(a)に示すように、矩形台状の
脚部1Aとその上に形成された胴部1Bとからなり、こ
の脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通開口部1Cを形
成した、ポリフタルアミド樹脂製の樹脂構造体1を射出
成型により形成する。そしてこの樹脂構造体1の所定の
領域に、メッキプロセスあるいはスパッタリング法など
の薄膜プロセスにより脚部1Aの裏面側に形成された端
子パターン5を含む配線部を形成する。
【0050】そして図4(b)に示すように、図2に示
すようなポリフタルアミド樹脂製の固定板1Qを、接着
性樹脂(図示せず)を用いて樹脂構造体1の光学フィル
タ装着面8に貼着する。
すようなポリフタルアミド樹脂製の固定板1Qを、接着
性樹脂(図示せず)を用いて樹脂構造体1の光学フィル
タ装着面8に貼着する。
【0051】続いて図4(c)に示すように、この樹脂
構造体1の貫通開口部1Cの一方の面に固体撮像素子
(チップ)4を搭載する。ここで固体撮像素子4の接続
電極にはバンプ6が形成されており、樹脂構造体の脚部
1Aに形成された端子パターン5の一端に熱圧着または
導電性接着剤を介して接続される。そして封止樹脂7で
固体撮像素子4の表面が覆われるように樹脂封止を行
う。
構造体1の貫通開口部1Cの一方の面に固体撮像素子
(チップ)4を搭載する。ここで固体撮像素子4の接続
電極にはバンプ6が形成されており、樹脂構造体の脚部
1Aに形成された端子パターン5の一端に熱圧着または
導電性接着剤を介して接続される。そして封止樹脂7で
固体撮像素子4の表面が覆われるように樹脂封止を行
う。
【0052】この後図4(d)に示すように、この固定
板1Q上に光学フィルタ3を接着性樹脂を用いて貼着す
る。なお、この固定板1Qと光学フィルタ3とは同時に
同一の接着性樹脂を用いて貼着してもよい。
板1Q上に光学フィルタ3を接着性樹脂を用いて貼着す
る。なお、この固定板1Qと光学フィルタ3とは同時に
同一の接着性樹脂を用いて貼着してもよい。
【0053】ここで光学フィルタ3は、板ガラス材から
なる透光性基板の表面に所望の屈折率を有する多層構造
の誘電体薄膜を蒸着し誘電体干渉フィルタを形成したも
のである。
なる透光性基板の表面に所望の屈折率を有する多層構造
の誘電体薄膜を蒸着し誘電体干渉フィルタを形成したも
のである。
【0054】このようにして形成された固体撮像装置で
は、樹脂構造体の固体撮像素子装着面9に近い、光学フ
ィルタ装着面8またはその近傍において、分子結合方向
のずれをもつように成型された熱可塑性樹脂からなる固
定板1Qを介して光学フィルタ3を装着しているため、
この固定板1Qによって樹脂構造体の熱変形が抑制され
ることにより、樹脂構造体に固体撮像素子の接続の確実
性を高めることができる。また、固定板1Qは、構造体
と同一素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪
の発生を抑制することができる。
は、樹脂構造体の固体撮像素子装着面9に近い、光学フ
ィルタ装着面8またはその近傍において、分子結合方向
のずれをもつように成型された熱可塑性樹脂からなる固
定板1Qを介して光学フィルタ3を装着しているため、
この固定板1Qによって樹脂構造体の熱変形が抑制され
ることにより、樹脂構造体に固体撮像素子の接続の確実
性を高めることができる。また、固定板1Qは、構造体
と同一素材で形成し得るため、熱膨張率の差もなく、歪
の発生を抑制することができる。
【0055】なお、この樹脂構造体は、射出成型によっ
て得られるが、このポリフタルアミド樹脂は直鎖状の分
子結合構造をもつため、熱膨張係数が、分子結合方向で
小さく、その垂直方向では大きいという異方性を有して
いる。
て得られるが、このポリフタルアミド樹脂は直鎖状の分
子結合構造をもつため、熱膨張係数が、分子結合方向で
小さく、その垂直方向では大きいという異方性を有して
いる。
【0056】そこで第1の実施の形態では、図2に示し
たように四角リング状に形成したセラミック板を用いた
が、図3に示すように、熱可塑性樹脂の射出方向または
フィラーの配列方向に沿って、互いに平行であるととも
に装着面に平行となるように2つの短冊状の固定板1Q
A,1QBを装着してもよい。
たように四角リング状に形成したセラミック板を用いた
が、図3に示すように、熱可塑性樹脂の射出方向または
フィラーの配列方向に沿って、互いに平行であるととも
に装着面に平行となるように2つの短冊状の固定板1Q
A,1QBを装着してもよい。
【0057】かかる構成によれば、伸びの大きい方向の
伸びが抑制され、変形が大幅に抑制されるため、固体撮
像素子近傍での樹脂構造体の熱変形を抑制し、固体撮像
素子の接続の確実性を高めることができる。
伸びが抑制され、変形が大幅に抑制されるため、固体撮
像素子近傍での樹脂構造体の熱変形を抑制し、固体撮像
素子の接続の確実性を高めることができる。
【0058】第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を参照し
つつ説明する。この固体撮像装置は、PPS樹脂製の樹
脂構造体1内に分子配列方向がこの樹脂構造体1と90
度異なるPPS樹脂製の固定板1Qを挟み込んだ状態で
一体成型したものを用いたことを特徴とする。ここで
は、光学フィルタ3の裏面が、樹脂構造体1内に挟み込
まれた固定板1Qの表面に接触するような位置に固定板
1Qを挟み込んだ状態で一体成型している。ここでは固
定板1Qの両面と、樹脂構造体1との境界面でそれぞれ
分子配列方向が変化しており、この2つの境界面におけ
る伸びが抑制されるようになっている。
つつ説明する。この固体撮像装置は、PPS樹脂製の樹
脂構造体1内に分子配列方向がこの樹脂構造体1と90
度異なるPPS樹脂製の固定板1Qを挟み込んだ状態で
一体成型したものを用いたことを特徴とする。ここで
は、光学フィルタ3の裏面が、樹脂構造体1内に挟み込
まれた固定板1Qの表面に接触するような位置に固定板
1Qを挟み込んだ状態で一体成型している。ここでは固
定板1Qの両面と、樹脂構造体1との境界面でそれぞれ
分子配列方向が変化しており、この2つの境界面におけ
る伸びが抑制されるようになっている。
【0059】この固体撮像装置は、図5に示すように、
配線部を備えた熱可塑性の樹脂からなる樹脂構造体1の
光学フィルタ装着面と固体撮像素子装着面との間にこれ
らと平行となるように、四角リング状の固定板1Qを一
体成型することにより、固体撮像素子装着面の変形を抑
制するようにしたものである。
配線部を備えた熱可塑性の樹脂からなる樹脂構造体1の
光学フィルタ装着面と固体撮像素子装着面との間にこれ
らと平行となるように、四角リング状の固定板1Qを一
体成型することにより、固体撮像素子装着面の変形を抑
制するようにしたものである。
【0060】他の部分については、第1の実施形態と同
様に形成されている。なお、同一部位には同一符号を付
した。
様に形成されている。なお、同一部位には同一符号を付
した。
【0061】次に、この固体撮像装置の製造方法につい
て説明する。まず図6(a)に示すように、射出成型用
金型(図示せず)のキャビティ内に四角形リング状の固
定板1Qを装着した状態で、分子配列方向がPPS樹脂
製の固定板1Qと90度異なるように射出方向を設定し
て、PPS樹脂をインジェクトし、硬化させることによ
り、固定板と一体成型されたPPS樹脂製の樹脂構造体
1を形成する。そしてこの樹脂構造体の所定の領域に、
メッキプロセスあるいはスパッタリング法などの薄膜プ
ロセスにより、脚部1Aの裏面側に形成された端子パタ
ーン5を含む配線部を形成する。
て説明する。まず図6(a)に示すように、射出成型用
金型(図示せず)のキャビティ内に四角形リング状の固
定板1Qを装着した状態で、分子配列方向がPPS樹脂
製の固定板1Qと90度異なるように射出方向を設定し
て、PPS樹脂をインジェクトし、硬化させることによ
り、固定板と一体成型されたPPS樹脂製の樹脂構造体
1を形成する。そしてこの樹脂構造体の所定の領域に、
メッキプロセスあるいはスパッタリング法などの薄膜プ
ロセスにより、脚部1Aの裏面側に形成された端子パタ
ーン5を含む配線部を形成する。
【0062】そして図6(b)に示すように、この固定
板1Qを封入して変形防止がなされるとともに光学フィ
ルタ3の装着された樹脂構造体1の貫通開口部の一方の
面に固体撮像素子(チップ)4を装着する。ここで固体
撮像素子の接続電極にはバンプ6が形成されており、樹
脂構造体1の脚部1Aに形成された端子パターン5の一
端に熱圧着によって接続される。そしてこの後固体撮像
素子4表面は樹脂封止がなされる。
板1Qを封入して変形防止がなされるとともに光学フィ
ルタ3の装着された樹脂構造体1の貫通開口部の一方の
面に固体撮像素子(チップ)4を装着する。ここで固体
撮像素子の接続電極にはバンプ6が形成されており、樹
脂構造体1の脚部1Aに形成された端子パターン5の一
端に熱圧着によって接続される。そしてこの後固体撮像
素子4表面は樹脂封止がなされる。
【0063】続いて図6(c)に示すように、この樹脂
構造体のフィルタ装着面8に光学フィルタ3を接着性樹
脂を用いて貼着する。
構造体のフィルタ装着面8に光学フィルタ3を接着性樹
脂を用いて貼着する。
【0064】ここで光学フィルタ3は、第1の実施の形
態で用いたのと同様に、板ガラス材からなる透光性基板
の表面に所望の屈折率を有する多層構造の誘電体薄膜を
蒸着し誘電体干渉フィルタを形成したものとする。
態で用いたのと同様に、板ガラス材からなる透光性基板
の表面に所望の屈折率を有する多層構造の誘電体薄膜を
蒸着し誘電体干渉フィルタを形成したものとする。
【0065】このようにして形成された固体撮像装置で
は、樹脂構造体の固体撮像素子装着面9に近い、光学フ
ィルタ装着面において、分子配列方向がこの樹脂構造体
1と90度異なるPPS樹脂製の固定板1Qが封着され
た状態で、固体撮像素子が装着されているため、この固
定板1Qによって樹脂構造体の熱変形が抑制され、固体
撮像素子の接続の確実性を高めることができる。
は、樹脂構造体の固体撮像素子装着面9に近い、光学フ
ィルタ装着面において、分子配列方向がこの樹脂構造体
1と90度異なるPPS樹脂製の固定板1Qが封着され
た状態で、固体撮像素子が装着されているため、この固
定板1Qによって樹脂構造体の熱変形が抑制され、固体
撮像素子の接続の確実性を高めることができる。
【0066】また、かかる構成によれば、樹脂成型工程
で、樹脂構造体本体部と分子配列方向が90度異なるP
PS樹脂製の固定板1Qを埋め込むように成型している
ため、極めて容易かつ確実に固定板が形成され、実装が
容易である。また、固定板と樹脂構造体本体とが同一樹
脂で構成されているため、界面での熱膨張率差もなく、
剥離が生じるおそれもない。なお、射出成型工程におい
て固定板との境界面は融着状態となっており、密着性も
極めて良好である。
で、樹脂構造体本体部と分子配列方向が90度異なるP
PS樹脂製の固定板1Qを埋め込むように成型している
ため、極めて容易かつ確実に固定板が形成され、実装が
容易である。また、固定板と樹脂構造体本体とが同一樹
脂で構成されているため、界面での熱膨張率差もなく、
剥離が生じるおそれもない。なお、射出成型工程におい
て固定板との境界面は融着状態となっており、密着性も
極めて良好である。
【0067】望ましくは、固定板を構成する樹脂の融点
は樹脂構造体を構成する樹脂の融点よりも若干高くなる
ように設定するのが望ましく、これにより、射出成型時
に固定板が溶融することなく、確実に固定板としての良
好に形状ひいては分子配列方向を維持することが可能と
なり、境界面での強度を高めることが可能となる。
は樹脂構造体を構成する樹脂の融点よりも若干高くなる
ように設定するのが望ましく、これにより、射出成型時
に固定板が溶融することなく、確実に固定板としての良
好に形状ひいては分子配列方向を維持することが可能と
なり、境界面での強度を高めることが可能となる。
【0068】第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について図7を参照し
つつ説明する。上記第2の実施の形態では、光学フィル
タ3の裏面が、固定板1Qの表面に接触するような位置
となるように、分子配列方向が90度異なるPPS樹脂
製の固定板1Qが樹脂構造体1内に封止込んだ状態で一
体成型したものを用いたが、この実施の形態では、図7
に示すように固定板1Qを樹脂構造体1内に完全に封止
込むようにしたことを特徴とする。
つつ説明する。上記第2の実施の形態では、光学フィル
タ3の裏面が、固定板1Qの表面に接触するような位置
となるように、分子配列方向が90度異なるPPS樹脂
製の固定板1Qが樹脂構造体1内に封止込んだ状態で一
体成型したものを用いたが、この実施の形態では、図7
に示すように固定板1Qを樹脂構造体1内に完全に封止
込むようにしたことを特徴とする。
【0069】他の部分については、第2の実施形態と同
様に形成されている。なお、同一部位には同一符号を付
した。
様に形成されている。なお、同一部位には同一符号を付
した。
【0070】かかる構成によれば、金型設計がやや複雑
になるが、樹脂構造体および固定板の密着性がより向上
し、信頼性の高い実装構造を提供することが可能とな
る。
になるが、樹脂構造体および固定板の密着性がより向上
し、信頼性の高い実装構造を提供することが可能とな
る。
【0071】第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態について図8を参照し
つつ説明する。上記第1乃至3の形態では、分子配列方
向が異なる樹脂製の固定板1Qを張り付けあるいは一体
形成することにより、分子配列方向が異なる境界面を形
成するようにしたが、この例では、図8に示すように
は、境界面Baで分子結合方向のずれをもつように分割
成型されたポリフタルアミド樹脂からなる少なくとも2
つの分割構造体1PA,1PBからなり、この分割構造
体を貼りあわせることによって形成したものであること
を特徴とする。
つつ説明する。上記第1乃至3の形態では、分子配列方
向が異なる樹脂製の固定板1Qを張り付けあるいは一体
形成することにより、分子配列方向が異なる境界面を形
成するようにしたが、この例では、図8に示すように
は、境界面Baで分子結合方向のずれをもつように分割
成型されたポリフタルアミド樹脂からなる少なくとも2
つの分割構造体1PA,1PBからなり、この分割構造
体を貼りあわせることによって形成したものであること
を特徴とする。
【0072】他の部分については、第1乃至3の実施形
態と同様に形成されている。なお、同一部位には同一符
号を付した。
態と同様に形成されている。なお、同一部位には同一符
号を付した。
【0073】次に、この固体撮像装置の製造方法につい
て説明する。まず図9(a)および(b)に示すよう
に、矩形台状の脚部1Aとその上に形成された胴部1B
とからなり、この脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通
開口部1Cを形成すると共に、この貫通開口部1Cの中
間部で、2つに分割された形状をなすように、それぞ
れ、第1構造体1PAと第2構造体1PBとからなるポ
リフタルアミド樹脂製の樹脂構造体1を射出成型により
形成する。なお、第1構造体1PAと第2構造体1PB
はその貼りあわせ面で分子配列方向が90度異なるよう
に、そしてこの樹脂構造体の所定の領域に、メッキプロ
セス、あるいはスパッタリング法などの薄膜プロセスに
より、脚部1Aの裏面側に形成された端子パターン5を
含む配線部を形成する。
て説明する。まず図9(a)および(b)に示すよう
に、矩形台状の脚部1Aとその上に形成された胴部1B
とからなり、この脚部1Aと胴部1Bとの境界部に貫通
開口部1Cを形成すると共に、この貫通開口部1Cの中
間部で、2つに分割された形状をなすように、それぞ
れ、第1構造体1PAと第2構造体1PBとからなるポ
リフタルアミド樹脂製の樹脂構造体1を射出成型により
形成する。なお、第1構造体1PAと第2構造体1PB
はその貼りあわせ面で分子配列方向が90度異なるよう
に、そしてこの樹脂構造体の所定の領域に、メッキプロ
セス、あるいはスパッタリング法などの薄膜プロセスに
より、脚部1Aの裏面側に形成された端子パターン5を
含む配線部を形成する。
【0074】そして図9(c)に示すように、これら第
1構造体および第2構造体を貼りあわせ、界面で分子配
列方向が90度異なる樹脂構造体1を形成する。このと
き貼りあわせに際しては、接着剤を用いてもよいが、界
面を洗浄した後、真空下で界面近傍のみを加熱し加圧す
ることにより直接接合させるようにしてもよい。
1構造体および第2構造体を貼りあわせ、界面で分子配
列方向が90度異なる樹脂構造体1を形成する。このと
き貼りあわせに際しては、接着剤を用いてもよいが、界
面を洗浄した後、真空下で界面近傍のみを加熱し加圧す
ることにより直接接合させるようにしてもよい。
【0075】そして図9(d)に示すように、この樹脂
構造体1の貫通開口部の一方の面に固体撮像素子(チッ
プ)4を搭載する。ここで固体撮像素子4の接続電極に
はバンプ6が形成されており、樹脂構造体の脚部1Aに
形成された端子パターンの一端に熱圧着によって接続さ
れる。そして封止樹脂7で固体撮像素子4表面が覆われ
るように樹脂封止を行う。
構造体1の貫通開口部の一方の面に固体撮像素子(チッ
プ)4を搭載する。ここで固体撮像素子4の接続電極に
はバンプ6が形成されており、樹脂構造体の脚部1Aに
形成された端子パターンの一端に熱圧着によって接続さ
れる。そして封止樹脂7で固体撮像素子4表面が覆われ
るように樹脂封止を行う。
【0076】この後図9(e)に示すように、光学フィ
ルタ3を接着性樹脂を用いて貼着する。
ルタ3を接着性樹脂を用いて貼着する。
【0077】かかる構成によれば、境界面で分子結合方
向のずれをもつように、分割形成し、これを貼りあわせ
ているため、通常の金型のキャビティが半分であるもの
を用いて射出方向を変えればよく、調整が不要であり、
工数は増えるが製造工程自体は簡略化が可能である。ま
た、金型の構成が簡略化でき、製造が容易である。
向のずれをもつように、分割形成し、これを貼りあわせ
ているため、通常の金型のキャビティが半分であるもの
を用いて射出方向を変えればよく、調整が不要であり、
工数は増えるが製造工程自体は簡略化が可能である。ま
た、金型の構成が簡略化でき、製造が容易である。
【0078】なお第1乃至第4の実施形態では透光性部
材として光学フィルタを用いたが光学フィルタに限定さ
れることなく、透光性の封止部材、レンズなど適宜変形
可能である。
材として光学フィルタを用いたが光学フィルタに限定さ
れることなく、透光性の封止部材、レンズなど適宜変形
可能である。
【0079】また、樹脂構造体を形成する樹脂について
はポリフタルアミド樹脂、PPS樹脂などの熱可塑性樹
脂の他、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂も適用可能で
ある。
はポリフタルアミド樹脂、PPS樹脂などの熱可塑性樹
脂の他、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂も適用可能で
ある。
【0080】また、第1乃至第4の実施形態では透光性
部材として光学フィルタを用いたが光学フィルタに限定
されることなく、透光性の封止部材、レンズなど適宜変
形可能である。
部材として光学フィルタを用いたが光学フィルタに限定
されることなく、透光性の封止部材、レンズなど適宜変
形可能である。
【0081】また、本発明の固体撮像装置は、カメラと
して、光通信分野に限定されることなく、CD、DVD
などの読み取り素子、複写機の読み取り素子、医療機器
あるいはドアホンなど、種々の光学機器への適用が可能
である。
して、光通信分野に限定されることなく、CD、DVD
などの読み取り素子、複写機の読み取り素子、医療機器
あるいはドアホンなど、種々の光学機器への適用が可能
である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
体撮像素子装着面の近傍であってかつ固体撮像素子の装
着面に平行な位置に、分子結合方向が相互に異なる境界
面を具備しているため、この境界面で互いに伸びの方向
が異なることにより、応力は互いに打ち消し合い、熱に
よる膨張、収縮も低減され、実装時、使用時共に、構造
体の変形が抑制され、光学フィルタ等の透光性部材と固
体撮像素子との位置精度も高精度に維持され得、固体撮
像素子と構造体の配線部との接続不良も低減され、固体
撮像素子の接続の確実性を高め、信頼性の高い固体撮像
装置を提供することが可能となる。また光学フィルタ装
着部における剥離などの接続不良の発生も低減される。
さらにまた、構造体は同一素材で形成し得るため、熱膨
張率の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
体撮像素子装着面の近傍であってかつ固体撮像素子の装
着面に平行な位置に、分子結合方向が相互に異なる境界
面を具備しているため、この境界面で互いに伸びの方向
が異なることにより、応力は互いに打ち消し合い、熱に
よる膨張、収縮も低減され、実装時、使用時共に、構造
体の変形が抑制され、光学フィルタ等の透光性部材と固
体撮像素子との位置精度も高精度に維持され得、固体撮
像素子と構造体の配線部との接続不良も低減され、固体
撮像素子の接続の確実性を高め、信頼性の高い固体撮像
装置を提供することが可能となる。また光学フィルタ装
着部における剥離などの接続不良の発生も低減される。
さらにまた、構造体は同一素材で形成し得るため、熱膨
張率の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
【0083】また、本発明によれば、境界面で分子結合
方向のずれをもつように、構造体を分割形成し、これを
貼りあわせているため、金型の構成は簡略化でき、通常
の金型のキャビティが半分であるものを用いて射出方向
を変えればよく、調整が不要であり、工数は増えるが製
造工程自体は簡略化が可能で、製造の容易な固体撮像装
置の製造方法を提供できるものである。
方向のずれをもつように、構造体を分割形成し、これを
貼りあわせているため、金型の構成は簡略化でき、通常
の金型のキャビティが半分であるものを用いて射出方向
を変えればよく、調整が不要であり、工数は増えるが製
造工程自体は簡略化が可能で、製造の容易な固体撮像装
置の製造方法を提供できるものである。
【0084】また、本発明によれば分子配列方向が異な
る境界面をもつように、一体成型により熱可塑性樹脂を
射出成型すれば、射出方向を変えることによってのみ、
境界面で一体成型により形成することにより貼りあわせ
も不要であり、製造が容易である。
る境界面をもつように、一体成型により熱可塑性樹脂を
射出成型すれば、射出方向を変えることによってのみ、
境界面で一体成型により形成することにより貼りあわせ
も不要であり、製造が容易である。
【0085】また、本発明によれば、射出成型用の金型
内に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可
塑性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型を
おこなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封
止箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるた
め、固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固
体撮像素子の接続の確実性を高めることができる。ま
た、固定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱
膨張率の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
内に、分子結合方向のずれをもつように成型された熱可
塑性樹脂からなる固定板を装着して、通常の射出成型を
おこなうことにより、容易に固定板は封止込められ、封
止箇所およびその近傍で構造体の変形が抑制されるた
め、固体撮像素子近傍での構造体の熱変形を抑制し、固
体撮像素子の接続の確実性を高めることができる。ま
た、固定板は、構造体と同一素材で形成し得るため、熱
膨張率の差もなく、歪の発生を抑制することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における固体撮像装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態で用いられる固定板
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態で用いられる固定板
の変形例を示す図である。
の変形例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における固体撮像装
置の実装工程を示す図である。
置の実装工程を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における固体撮像装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における固体撮像装
置の実装工程を示す図である。
置の実装工程を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における固体撮像装
置を示す図である。
置を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における固体撮像装
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における固体撮像装
置の実装工程を示す図である。
置の実装工程を示す図である。
【図10】従来例の固体撮像装置を示す斜視図である。
【図11】従来例の固体撮像装置を示す断面図である。
【図12】従来例の固体撮像装置を示す要部説明図であ
る。
る。
1 樹脂構造体
1Q 固定板
1A 脚部
1B 胴部
1C 貫通開口部
1QA 第1構造体
1QB 第2構造体
3 光学フィルタ
4 固体撮像素子
5 端子パターン
6 バンプ
7 封止樹脂
8 光学フィルタ装着面
9 固体撮像素子装着面
Claims (18)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる絶縁性樹脂で構成
され、貫通開口部を有する構造体と、 前記構造体の表面に形成される配線部と、 前記配線部に接続されると共に、前記貫通開口部をふさ
ぐように前記構造体に装着された固体撮像素子と、 前記固体撮像素子から所定の間隔を隔てて前記貫通開口
部を塞ぐように前記構造体に装着された透光性部材とを
具備し、 前記構造体は、前記固体撮像素子が装着される固体撮像
素子装着面の近傍であってかつ前記固体撮像素子の装着
面に平行な位置に、分子結合方向またはフィラー配列方
向が相互に異なる境界面を具備してなることを特徴とす
る固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記構造体の前記境界面は、45度から
90度の分子結合方向またはフィラー配列方向のずれを
もつように形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記構造体の境界面は、前記透光性部材
の装着面に、前記装着面で分子結合方向が異なるように
成型された熱可塑性樹脂からなる固定板を貼着すること
によって形成されることを特徴とする請求項1または2
に記載の固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記固定板は、前記熱可塑性樹脂の分子
配列方向またはフィラー配列方向に沿って互いに平行に
配設された2つの板状体であることを特徴とする請求項
3に記載の固体撮像装置。 - 【請求項5】 前記固定板は、前記貫通開口部に貼着さ
れたリング状の板状体であることを特徴とする請求項3
に記載の固体撮像装置。 - 【請求項6】 前記構造体は、熱可塑性樹脂を射出成型
することにより前記境界面をもつように一体成型したも
のであることを特徴とする請求項1または2に記載の固
体撮像装置。 - 【請求項7】 前記構造体は、前記境界面で分子結合方
向またはフィラー配列方向が異なるように分割成型され
た熱可塑性樹脂からなる少なくとも2つの分割構造体か
らなり、前記分割構造体を貼りあわせることによって形
成したものであることを特徴とする請求項1または2に
記載の固体撮像装置。 - 【請求項8】 前記構造体は、熱可塑性樹脂からなる固
定板を封入するように一体成型され、前記固定板との境
界面で分子結合方向が異なるものであることを特徴とす
る請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 【請求項9】 前記構造体は、配線部を形成してなる脚
部と、前記脚部上に設けられた筒状の胴部とを有し、前
記胴部と前記脚部との間に前記貫通開口部を有してなる
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の固
体撮像装置。 - 【請求項10】 貫通開口部と、前記貫通開口部に固体
撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面と、固体撮像
素子装着面から所定の間隔を隔てて前記貫通開口部を塞
ぐように透光性部材を装着するための透光性部材装着面
とを具備する構造体を形成する構造体形成工程と、 前記構造体に配線部を形成する配線部形成工程と、 前記固体撮像素子装着面に固体撮像素子を搭載する固体
撮像素子装着工程と、 前記透光性部材装着面に前記透光性部材を装着する透光
性部材装着工程とを含み、 前記構造体形成工程が、前記固体撮像素子の近傍であっ
てかつ前記固体撮像素子の装着面に平行な位置に、分子
結合方向が相互に異なる境界面をもつように、構造体を
形成する構造体成型工程であることを特徴とする固体撮
像装置の製造方法。 - 【請求項11】前記構造体の前記境界面は、45度から
90度の分子結合方向のずれをもつように構成されるこ
とを特徴とする請求項10に記載の固体撮像装置の製造
方法。 - 【請求項12】前記構造体形成工程は、前記境界面を境
に相互に異なる方向から熱可塑性の絶縁性樹脂を成型金
型内に射出させ、前記境界面で射出方向のずれをもつよ
うに射出成型する工程であることを特徴とする請求項1
0または11に記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記構造体成型工程は、成型金型内に
あらかじめ、分子配列方向が異なるように形成された樹
脂製の固定板を挿入した状態で射出成型する工程を含む
ことを特徴とする請求項10または11に記載の固体撮
像装置の製造方法。 - 【請求項14】 貫通開口部と、前記貫通開口部に固体
撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面と、前記固体
撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前記貫通開口部
を塞ぐように透光性部材を装着するための透光性部材装
着面とを備え、絶縁性樹脂からなる樹脂構造体を形成す
る構造体成型工程と、 前記構造体に配線部を形成する配線部形成工程と、 前記固体撮像素子装着面に固体撮像素子を搭載する固体
撮像素子装着工程と、 前記透光性部材装着面に分子配列方向の異なる熱可塑性
樹脂からなる固定板を介して前記透光性部材を装着する
透光性部材装着工程とを含むことを特徴とする固体撮像
装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記構造体の前記境界面は、45度か
ら90度の分子結合方向のずれをもつように構成される
ことを特徴とする請求項14に記載の固体撮像装置の製
造方法。 - 【請求項16】 貫通開口部と、前記貫通開口部に固体
撮像素子を搭載可能な固体撮像素子装着面と、前記固体
撮像素子装着面から所定の間隔を隔てて前記貫通開口部
を塞ぐように透光性部材を装着するための透光性部材装
着面とを備え、絶縁性樹脂からなる構造体を、前記固体
撮像素子装着面の近傍であってかつ前記固体撮像素子の
装着面に平行な境界面で、分子結合方向のずれをもつよ
うに分割成型された熱可塑性樹脂からなる少なくとも2
つの分割構造体として成型する分割構造体成型工程と、 前記分割構造体に配線部を形成する配線部形成工程と、 前記分割構造体を貼りあわせて構造体を形成する貼りあ
わせ工程と、 前記固体撮像素子装着面に固体撮像素子を搭載する固体
撮像素子装着工程と、 前記透光性部材装着面に前記透光性部材を装着する透光
性部材装着工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置
の製造方法。 - 【請求項17】前記構造体の前記境界面は、45度から
90度の分子結合方向のずれをもつように構成されるこ
とを特徴とする請求項16に記載の固体撮像装置の製造
方法。 - 【請求項18】前記構造体形成工程は、前記境界面を境
に相互に異なる方向から熱可塑性の絶縁性樹脂を成型金
型内に射出させ、前記境界面で射出方向のずれをもつよ
うに射出成型する工程であることを特徴とする請求項1
6または17に記載の固体撮像装置の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001371428A JP2003174154A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
| US10/310,163 US6825540B2 (en) | 2001-12-05 | 2002-12-04 | Miniaturized, resin-sealed solid state imaging apparatus |
| CN02160240A CN1429014A (zh) | 2001-12-05 | 2002-12-05 | 固态成像装置及其制作方法 |
| KR1020020077024A KR100904668B1 (ko) | 2001-12-05 | 2002-12-05 | 고체 촬상 장치 및 그 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001371428A JP2003174154A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003174154A true JP2003174154A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19180472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001371428A Pending JP2003174154A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003174154A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005116628A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびその製造方法 |
| US7719097B2 (en) | 2005-11-15 | 2010-05-18 | Fujitsu Microelectronics Limited | Semiconductor device having transparent member |
| JPWO2017072996A1 (ja) * | 2015-10-26 | 2018-08-16 | 京セラ株式会社 | 撮像装置、車両、および筐体 |
| JPWO2020261754A1 (ja) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371428A patent/JP2003174154A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005116628A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびその製造方法 |
| US7719097B2 (en) | 2005-11-15 | 2010-05-18 | Fujitsu Microelectronics Limited | Semiconductor device having transparent member |
| US7932121B2 (en) | 2005-11-15 | 2011-04-26 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor device and manufacturing method of the same |
| JPWO2017072996A1 (ja) * | 2015-10-26 | 2018-08-16 | 京セラ株式会社 | 撮像装置、車両、および筐体 |
| JPWO2020261754A1 (ja) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 | ||
| JP7499242B2 (ja) | 2019-06-28 | 2024-06-13 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 半導体パッケージ、および、電子装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100904668B1 (ko) | 고체 촬상 장치 및 그 제조방법 | |
| US6949808B2 (en) | Solid-state imaging apparatus and manufacturing method thereof | |
| US6707125B2 (en) | Solid-state imaging apparatus and manufacturing method thereof | |
| US20210203818A1 (en) | Camera module, molding photosensitive assembly thereof, manufacturing method and electronic device | |
| KR100536112B1 (ko) | 반도체장치 | |
| JP3787765B2 (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP2005533452A (ja) | カメラモジュール、カメラシステム及びカメラモジュールの製造方法 | |
| JP3768972B2 (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| KR20070079556A (ko) | 촬상 장치, 카메라 모듈, 전자 기기 및 촬상 장치의 제조방법 | |
| JP3773177B2 (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP2002353429A (ja) | イメージセンサモジュール及びその製造方法 | |
| JP4197228B2 (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP2003174574A (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP2005292242A (ja) | 撮像装置および撮像装置の製造方法 | |
| JP2003174154A (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP4840114B2 (ja) | カメラモジュールとその製造方法 | |
| JP2008312104A (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP2008263551A (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
| JP4806970B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
| JP2005094105A (ja) | 撮像装置 | |
| WO2006090684A1 (ja) | 半導体素子搭載部材とそれを用いた半導体装置 | |
| KR20030091105A (ko) | 이미지 센서 모듈 | |
| JP2006284687A (ja) | 撮像装置 |