JP2003174867A - 新規微生物菌株、それを用いた植物病害防除剤および防除方法 - Google Patents

新規微生物菌株、それを用いた植物病害防除剤および防除方法

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JP2003174867A
JP2003174867A JP2001377624A JP2001377624A JP2003174867A JP 2003174867 A JP2003174867 A JP 2003174867A JP 2001377624 A JP2001377624 A JP 2001377624A JP 2001377624 A JP2001377624 A JP 2001377624A JP 2003174867 A JP2003174867 A JP 2003174867A
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bacterial
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Yasuyuki Tezuka
保行 手塚
Hiromi Shishido
弘美 宍戸
Kenji Kanbe
健司 神辺
Keisuke Ikeda
圭介 池田
Satoru Moriyama
知 森山
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イネの育苗時に発生する糸状菌性病害および
細菌性病害に対し、従来品より優れた防除効果を発揮
し、且つ環境汚染の少ない植物病害防除剤および防除方
法を提供する。 【解決手段】 バークホルデリア・セパシア(Burkhold
eria cepacia)AB10267株を有効成分とするイネ
種子伝染性病害防除剤により、イネの種子および/また
は育苗土壌を処理することによって、イネの育苗時に発
生する種子伝染性病害を防除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イネの育苗時に発
生する糸状菌性病害および細菌性病害に対して防除能を
有するバークホルデリア属(Burkholderia属)に属する
新規微生物、それを有効成分とするイネの種子伝染性病
害防除剤、および、それを利用したイネの育苗時に発生
する糸状菌性病害および細菌性病害の防除方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】イネ箱育苗時のイネ幼苗に発生する種子
伝染性病害の被害は、機械移植による箱育苗が普及する
とともに発病が増加しており、イネ育苗栽培で防除すべ
き重要な病害となっている。これらの病害のうち、ジベ
レラ・フジクロイ(Gibberellafujikuroi)に起因する
イネばか苗病等の糸状菌による病害、シュードモナス・
グルメ(Pseudomonas glumae)に起因するイネもみ枯細
菌病、シュードモナス・プランタリ(Pseudomonas plan
tarii)に起因するイネ苗立枯細菌病およびシュードモ
ナス・アベナエ(Pseudomonas avenae)に起因するイネ褐
条病等の細菌による病害は、特に防除困難である。
【0003】これらの種子病害は、種子伝染により発病
することが知られており、生育期に防除することが困難
である。そのため、伝染性種子病害は、種子の段階で防
除する必要があり、病害防除のための薬剤による種子消
毒は、イネ栽培において重要な作業の一つとなってい
る。これらの病害が発生した苗は、本田へ移植すること
ができず、移植不能となり廃棄するほかなく、重要な問
題となっている。イネばか苗病を防除する薬剤には、ペ
フラゾエート、トリフミゾールなどが市販されている。
また、細菌性の立枯性病害を防除する薬剤には、銅剤、
オキソリニック酸などが市販されている。しかしなが
ら、オキソリニック酸剤には、近年、感受性の低下した
病原細菌の存在が指摘されており、充分な防除効果が得
られない事例がしばしば発生している。更に、種子消毒
剤の廃液処理が環境汚染の点で問題化しており、環境汚
染性の少ない防除資材の開発が不可欠である。
【0004】近年、環境汚染の少ない農薬として、微生
物を利用した生物農薬が開発されており、一部は実用化
段階にきている。イネ種子伝染性病害防除においても、
生物防除に関する研究が行われている。細菌を利用した
生物防除剤としては、特開平7−025716号公報で
は、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepaci
a)に属する細菌がイネ苗床で発生する病害防除に有効
なことが開示され、特開平9−124426号公報では
シュードモナス・グラディオリ(Pseudomonas gladiol
i)に属する細菌が、また、特開平9−124427号
公報ではシュードモナス属の一種(Pseudomonas sp.)
に属する細菌がそれぞれ、イネもみ枯細菌病、イネ立枯
細菌病、イネばか苗病の防除に有効なことが開示されて
いる。糸状菌を利用した生物防除剤としては、特開平1
1−253151号公報では、トリコデルマ・アトロビ
リデ(Trichoderma atroviride)に属する糸状菌が、イ
ネもみ枯細菌病、イネ苗立枯細菌病、イネ褐条病の防除
に有効なことが開示されている。また、バークホルデリ
ア・セパシア(Burkholderia cepacia)に関連する菌株
については、バークホルデリア・セパシア・コンプレッ
クス(Burkholderia cepacia complex)(Annual Review
of Phytopathology、第39巻、225〜258頁、2
001年)またはシュードモナス・セパシア(Pseudomon
as cepacia)菌縁種(特開平9−255513号公報)
が、フザリウム属(Fusarium属)、ピシュウム属(Phyt
hium属)、リゾクトニア属(Rhizoctonia属)等による
土壌病害に有効なことが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
微生物を供試して、イネの育苗時に発生する糸状菌性病
害および細菌性病害に対し、従来品より優れた防除効果
を発揮し、且つ環境汚染の少ない植物病害防除剤および
防除方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、上記イネ苗
の種子伝染性病害の防除に優れた効果を発揮しうるバー
クホルデリア属(Burkholderia属)に属する新規な微生
物菌株を見出した。さらに、本菌株を用いてイネ種子伝
染性病害の有用性を検討したところ、糸状菌性病害であ
るイネばか苗病、イネごま葉枯病、イネ苗いもち病、お
よび細菌性病害であるイネもみ枯細菌病、イネ苗立枯細
菌病、イネ褐条病に活性を示すことを見出した。その効
果は、以下に示した類似の細菌に比べて、低処理量で高
い防除効果を示すことを知見した。また、各種の処理方
法においても高い防除効果を示すことを見出し、本発明
を完成した。
【0007】即ち、本発明は、イネの育苗時に発生する
種子伝染性病害に対して防除能を有するバークホルデリ
ア属(Burkholderia属)細菌を提供する。このバークホ
ルデリア属細菌としては、細菌がバークホルデリア・セ
パシア(Burkholderia cepacia)が好ましく、バークホル
デリア・セパシア(Burkholderia cepacia)AB1026
7株が特に好ましい。また、本発明は、バークホルデリ
ア属の細菌、好ましくはバークホルデリア・セパシア、
特に好ましくは、バークホルデリア・セパシアAB10
267株を有効成分として含有することを特徴とするイ
ネ種子伝染性病害防除剤を提供する。さらに、本発明
は、上記イネ種子伝染性病害防除剤により処理した病害
防除性イネ種子、病害防除性イネ育苗培体、またはこれ
らを含有するイネ育苗容器を提供する。
【0008】さらに、本発明は、浸種前、浸種時、催芽
時または浸種後に、上記種子伝染性病害防除剤によりイ
ネの種子を浸漬、噴霧、塗布または粉衣処理することを
特徴とするイネの種子伝染性病害防除方法、および、播
種前、播種時または播種後に、上記種子伝染性病害防除
剤によりイネの育苗培体を潅注または混和処理すること
を特徴とするイネの種子伝染性病害防除方法を提供す
る。以下、本発明について詳しく説明する。
【0009】本発明の防除剤に用いる微生物としては、
バークホルデリア属(Burkholderia属)に属し、イネに
病原性を示さない微生物が利用できる。好ましくは、バ
ークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)に
属する微生物であり、そのうちでも特に好ましい菌株と
しては、本発明者らが小麦栽培畑の小麦根圏土壌より分
離したバークホルデリア・セパシア(Burkholderia cep
acia)AB10267株が挙げられる。AB10267
株は、新規分離菌株であって、独立行政法人産業技術総
合研究所 特許生物寄託センターにおいて、バイオセー
フティーレベル2に相当する菌種に分類される菌株とし
て受託を拒否された。この菌株は、出願人により自己寄
託され、必要に応じて分譲可能なように出願人自身によ
り保管されている。
【0010】本発明者らによって新たに分離されたバー
クホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)AB
10267株(以下、「AB10267株」という。)
の菌学的性質を以下に示す。
【0011】AB10267株は、神奈川県厚木市内の
小麦栽培畑より採集した小麦根圏土壌より分離した細菌
であり、イネばか苗病を指標とした生物検定でばか苗病
に対し強い発病抑制効果を示した。なお、本菌株の同定
にあたっては、「新細菌培地学講座」(第2版、近代出
版、1988)、「医学細菌同定の手引き」(第2版、
近代出版、1972)、「細菌学実習提要」(丸善、1
958)に準じて実験を行い、実験結果を「Bergey's M
anual of Systematic Bacteriology」vol.1(198
4)および「International Journal of Systematic an
d Evolutionary Microbiology」に掲載されている論文
を参考にして同定した。
【0012】AB10267株の菌学的性質 (a)形態的特徴 (1)細胞形態:桿菌 (2)運動性:+(懸滴法)。 (3)普通寒天培地上での生育:生育は中程度。コロニ
ー形態は円形、平滑で光沢を帯び、色調はクリーム色〜
黄色。 (4)5%シュークロース添加普通寒天培地上での生
育:生育は旺盛
【0013】 (b)生理生化学的性状 (1)グラム染色: − (2)OFテスト: O(Oxidative) (3)好気条件での生育: + (4)嫌気条件での生育: − (5)栄養要求性: − (6)生育温度: 10℃ − 15℃ + 19℃ + 37℃ + 42℃ + 44℃ − (7)食塩耐性: 0% + 2% + 5% − 10% − (8)生育pH: pH4.0 ± pH5.0 + pH6.0 + pH7.0 + pH8.0 + pH9.0 + pH10.0 ± (9)色素の産生: King培地B(水溶性色素の検出):黄色の色素を産生する (10)オキシダーゼ: − (11)カタラーゼ: + (12)硝酸塩還元性: + (13)硫化水素産生: − (14)ゼラチンの液化: + (15)インドールの産生: − (16)マロン酸の利用性: + (17)ONPG(β−ガラクトシダーゼ): + (18)エスクリンの分解性: + (19)クエン酸の利用性: + (20)Tween80の分解: + (21)澱粉の分解: − (22)アルギニン酸の分解: − (23)V−Pテスト: − (24)トリプトファンデアミナーゼ: − (25)色素・薬剤の感受性: 0.01%メチルグリーン −(非感受性) 0.01%メチオニン − 0.01%酢酸鉛 − (26)デカルボキシラーゼ活性: L−リジン − L−アルギニン − L−オルニチン + (27)尿素の分解性: + (28)アセトアミド分解性: + (29)各種糖から酸の生成: D−グルコース + D−キシロース + D−マンノース + ガラクトース + L−アラビノース + D−フルクトース − マルトース + L−ラムノース − マンニトール − シュークロース + ラクトース + ミオ−イノシトール + ソルビトール − トレハロース + D−セロビオース + ズルシトール − グリセロール − ラクトース − リボース + ラフィノース − マルトース + イヌリン − α−メチル−グルコース − サリシン + (30)炭素源の資化性 D−グルコース + D−フルクトース + L−アラビノース + D−キシロース + ガラクトース + D−マンノース + D−マンニトール + セロビオース + エリスリトール − ミオ−イノシトール + D−アラビトール + アドニトール + ラムノース − ソルビトール + グリセロール + エタノール − D−リボース + シュークロース + トレハロース + α−メチルグルコシド − プロピレングリコール − L−アラニン + L−ヒスチジン − L−バリン + L−アルギニン − L−セリン − (31)ユビキノンの分子種: ユビキノン8(Q8) (32)DNAのGC含量: 66.4%
【0014】以上のとおり、AB10267株の主性状
は、黄色の水溶性色素を生産するグラム陰性の好気性桿
菌で、栄養要求性はなく、生育適温は30℃〜37℃の
中温菌であった。硝酸塩の還元性を有し、カタラーゼ陽
性、オキシダーゼ陰性であり、グルコースを好気的に分
解し、酸を生成する。ユビキノンの分子種はQ8で、D
NAのGC含量は66.4%であった。更に16SrD
NAの相同性試験の結果、バークホルデリア・セパシア
(Burkholderia cepacia)と99%以上の相同性を示し
た。
【0015】これらの菌学的性質を総合して、本菌株を
バークホルデリア・セパシアと同定した。バークホルデ
リア・セパシア(「Microbiology and Immumology」第
36巻、第1251〜1275頁、1992年)はシュ
ードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)(「Ber
gey's Manual of Systematic Bacteriology」vol.1、第
174〜178頁、1984年参照)が新属として再分
類されたもので、DNAの相同性の研究から現在7つの
「genomover」(遺伝的に相同性の高いグループ)に分
けられており、そのうちの幾つかは新種として提唱され
ている(「Annual Review of Phytopathology」第39
巻、第225〜258頁、2001年)。この多様性に
富む種を総称して、「Burkholderia cepacia comolex」
という用語が用いられている。バークホルデリア・セパ
シアは、微生物農薬としての植物病原菌に対する拮抗作
用や、難分解性化合物分解活性などの様々な産業上有用
な活性を有することが知られている(「Annual Review
of Phytopathology」第39巻、第225〜258頁、
2001年等を参照)。
【0016】AB10267株はバークホルデリア・セ
パシアの基準株であるATCC25416株の文献値
(「Microbiology and Immumology」第36巻、第12
51〜1275頁、1992年に記載)と比べるとオキ
シダーゼ反応、硝酸塩の還元性、デカルボキシラーゼ試
験、食塩耐性、炭素源(アミノ酸)資化性などの幾つか
の表現形質において明確な相違点が見出された。また、
特開平7−025716号公報記載のシュードモナス・
セパシア(Pseudomonas cepacia) AGF−158株と
は、オキシダーゼ反応、エスクリンの分解性、糖からの
酸生成、炭素源(アミノ酸)資化性の点で異なり、さら
に種子消毒効果でもAB10267株の方がより活性が
高い。
【0017】一方、公知のバークホルデリア・セパシア
が示す微生物農薬としての活性は、バークホルデリア・
セパシアという「種(species)」に共通するものでは
なく、「株(Strain)」によって異なるものである。従
って、微生物農薬としての活性が公知であるとしても、
公知の菌株の有する活性より非常に優れた活性を有する
微生物の発見は、産業上重要であり、意義が有る。この
点で、後述するようにAB10267株の有する微生物
農薬としての活性は、公知の微生物よりも非常に高いた
め、産業上重要かつ意義有るものである。
【0018】以上のようにAB10267株は、バーク
ホルデリア・セパシアの基準株とは分類学的性質が明確
に異なることおよびバークホルデリア・セパシアの分類
体系が未だに流動的であると判断されることより、AB
0267株を公知のものと区別するため、バークホルデ
リア・セパシア(Burkholderia cepacia)AB1026
7株と命名した。本微生物株は、出願人のもとにおいて
自己寄託されている。
【0019】AB10267株の培養には、特別な方法
を用いる必要はなく、菌株が増殖する培養方法であれ
ば、特に限定されるものでない。培地としては、微生物
が生育可能な炭素源、窒素源および無機物および必要な
生育促進物質を適当に含有する培地であればよく、天然
培地、合成培地のいずれでも利用できる。具体的な培地
を例示すると、白葉枯病菌培地II、普通寒天培地、PD
A(ジャガイモ・デキストロース寒天)培地、PSA
(ジャガイモ・サッカロース寒天)培地、PPGA(ジ
ャガイモ・ペプトン・グルコース寒天)培地、YPGA
(イースト・ペプトン・グルコース寒天)培地等をあげ
ることができる。培養に際しては、培養温度を15℃〜
42℃、好ましくは27℃〜33℃、培養日数を1〜4
日、好ましくは2〜3日、培地のpHを6.0〜8.
0、好ましくは6.8〜7.2に調整することが望まし
い。培養した後に遠心分離もしくは限外濾過膜による濃
縮により集菌を行い、培地成分を取り除く。この操作に
より菌体の濃度は、通常、1×1012cfu/ml〜5
×1012cfu/ml程度に濃縮される。
【0020】本発明の菌株を用いたイネの種子伝染性病
害防除方法は、本菌株菌体を有効成分とする防除剤でイ
ネ種子を処理することにより行う。また、同様にして、
イネ育苗培体を本菌株で処理して、本菌株を育苗培体に
付着、含有させることによりイネ育苗培体を病害から防
除することができる。本発明は、主としてイネを対象と
しているが、他のイネ科植物の糸状菌性病害および細菌
性病害についても広く適用可能である。本発明における
イネの育苗時病害防除剤として用いる場合には、本菌株
の菌体または培養液を単独で用いてもよいが、微生物の
保存法(根井外喜男編、東京大学出版会、1977)で
示されているような凍結菌体を用いてもよい。すなわ
ち、遠心分離等の操作で濃縮した菌体を、サッカロース
などの保護剤に懸濁し、予備凍結した後、凍結乾燥機に
より作製した乾燥菌体を粉砕し、粉砕菌体を担体または
補助剤等と配合して常法により、例えば、粉剤、粒剤、
水和剤などの形態にして使用すると更に好ましい。好適
な担体としては、例えば、鉱物質粉末(カリオン、ベン
トナイト、クレー、タルク、ケイソウ土、バーミキュラ
イト、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン、消石灰な
ど)、植物質粉末(大豆粉、小麦粉、澱粉など)等の固
体担体が挙げられる。また、補助剤としては、例えば、
カルボキシメチルセルロース(CMC)、ゼラチン、ア
ルギン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0021】次に、本発明の防除剤の使用方法を述べ
る。通常、イネを育苗する場合、発芽程度を揃えるため
に、イネ種籾を一定期間水中に浸すいわゆる浸種作業を
行い、更に32℃前後の温度に1日〜2日保って催芽を
行った後に、育苗土壌を充填した育苗箱に播種したり、
苗床に直接播種する。本発明にかかる防除剤は、病原菌
に感染したイネ種籾または感染のおそれのあるイネ種籾
に対して優れた防除効果を示し、イネの育苗時の少なく
ともひとつの時期、すなわち、浸種前、浸種時、浸種後
または催芽時のいずれか、またはこれらの時期の一つ以
上の時期に、イネの種子を浸漬、噴霧、塗布または粉衣
処理することにより、発病を著しく減少させる。また、
イネ種籾の播種前または播種後にイネの育苗培土に潅注
または混和処理することによっても発病苗が著しく減少
し、優れた防除効果を示す。使用量としては、製剤の剤
型、適用方法、適用場所、適用すべき病害の種類などに
応じて適宜変更可能であるが、例えば水和剤の場合は、
AB10267株の菌体濃度は105〜1012cfu/
ml程度、好ましくは108〜1010cfu/ml程度
の範囲で使用することが望ましい。
【0022】本発明にかかるバークホルデリア・セパシ
アAB10267株は、イネ育苗時に発生し、防除が困
難とされるイネばか苗病、イネもみ枯細菌病、イネ苗立
枯細菌病、イネ褐条病およびイネ苗いもち病、イネごま
葉枯病等のイネ種子伝染性病害を確実に防除することが
できる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、これらにより本発明を制限または限定する
ことを意図するものではない。また、当業者は、実施例
に例示しなかった多くの変法または修飾手段を用いるこ
とが可能であり、そのような変法または修飾は有効な手
段となり得る。
【0024】<実施例1>バークホルデリア・セパシアAB10267株の培養 本実施例では、バークホルデリア・セパシアAB102
67株を培養した。菌の培養に用いた培地は、以下の組
成を有する白葉枯病菌培地II(pH6.8)であった。 サッカロース:20.0g ポリペプトン:5.0g 酵母エキス:2.0g グルタミン酸ナトリウム:2.0g K2HP04:2.0g MgCl2・6H2O:1.0g FeSO4・7H20:0.01g イオン交換水:1000ml 培地110mlを分注した500ml容量バッフル付き
三角フラスコ3本を121℃で20分間滅菌し、培地1
本当たりAB10267株の斜面寒天培養菌体の1白金
耳を植菌した。
【0025】その後、ロータリーシェーカー(180r
pm)上で27℃で3日間、回転振とう培養した。培養
終了後、培養液を遠心分離することにより、菌体の濃度
は、2×1012cfu/ml〜4×1012cfu/ml
程度に濃縮された。
【0026】<実施例2>イネばか苗病に対する防除効果(自然感染籾) 実施例1で得られた濃縮菌体をイオン交換水に懸濁し、
AB10267株の菌体懸濁液(2.1×109cfu
/ml)を調整した。この菌体懸濁液に、イネばか苗病
罹病籾(品種:新潟早生、自然感染籾)を、15℃、浸
種前24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比は
1:1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて1
5℃で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)した。
なお、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、水を
捨て32℃の催芽器内に17時間保って催芽させた。育
苗培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗箱に催
芽種子を播種し、播種後2日間、32℃の育苗庫内に静
置し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を温室内
で18日間管理した後、全苗について発病の有無(徒長
苗および枯死苗)を調査し、式1により発病苗率(%)
を、また式2により防除価(%)を算出した。そして、
本試験は3反復で行い、平均値を求めた。
【0027】 発病苗率(%)=(徒長苗+枯死苗)/全調査苗数×100・・・式1
【0028】 防除価(%)=(1−処理区の発病苗率÷無処理区の発病苗率)×100・・・ 式2
【0029】結果は以下の表1に示すとおり、AB10
267株を処理した区は、イネばか苗病に対して高い発
病抑制効果を示した。
【0030】
【表1】 (注)種子消毒剤Aは、塩基性塩化銅、フルジオキソニ
ル、ペフラゾエートを含有する市販の種子消毒剤(モミ
ガードC水和剤)である(以下の表でも同じ)。
【0031】<実施例3>イネ苗いもち病に対する防除効果(自然感染籾) 実施例1で得られた濃縮菌体を井戸水に懸濁し、AB1
0267株の菌体懸濁液(3.4×109cfu/m
l)を調整した。この菌体懸濁液に、イネ苗いもち病罹
病籾(品種:コシヒカリ、自然感染籾)を、15℃、浸
種前24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比は
1:1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて1
5℃で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)した。
なお、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、育苗
培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗箱に浸種
した種子を播種し、播種後4日間、24℃の育苗庫内に
静置し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を透明
なビニールで周りを覆い保湿した状態で温室内で18日
間管理した後、全苗について発病の有無(不完全葉、第
一葉鞘および枯死苗)を調査し、式3により発病苗率
(%)を、また上記式2により防除価(%)を算出し
た。そして、本試験は3反復で行い、平均値を求めた。
【0032】 発病苗率(%)=(発病苗+枯死苗)/全調査苗数×100・・・式3
【0033】結果は以下の表2に示すとおり、AB10
267株を処理した区は、イネ苗いもち病に対して高い
発病抑制効果を示した。
【0034】
【表2】
【0035】<実施例4>イネごま葉枯病に対する防除効果(自然感染籾) 実施例1で得られた濃縮菌体を井戸水に懸濁し、AB1
0267株の菌体懸濁液(3.4×109cfu/m
l)を調整した。この菌体懸濁液に、イネごま葉枯病罹
病籾、(品種:日本晴、自然感染籾)を、15℃、浸種
前24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比は
1:1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて1
5℃で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)した。
なお、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、水を
捨て32℃の催芽器内に15時間保って催芽させた。育
苗培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗箱に催
芽種子を播種し、播種後2日間、32℃の育苗庫内に静
置し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を温室内
で16日間管理した後、全苗について発病の有無を下記
に示した調査基準に従い調査し、式4により発病度
(%)を、また式5により防除価(%)を算出した。そ
して、本試験は3反復で行い、平均値を求めた。
【0036】 調査基準:0=健全 1=鞘葉部に病徴が認められるが、生育は健全と同等 2=鞘葉部および第1葉に病徴が認められ、生育がやや劣る 3=鞘葉部および第1葉または第2葉に病徴が認められ、生育が 著しく劣る
【0037】 発病度(%)=Σ(各指数×指数別苗数)/(3×調査苗数)×100・・・式 4
【0038】 防除価(%)=(1−処理区の発病度÷無処理区の発病度)×100・・・式5
【0039】結果は下記の表3に示すとおり、AB10
267株を処理した区は、イネごま葉枯病に対して高い
発病抑制効果を示した。
【0040】
【表3】
【0041】<実施例5>イネもみ枯細菌病に対する防除効果(減圧接種籾) 実施例1で得られた濃縮菌体を水道水に懸濁し、AB1
0267株の菌体懸濁液(4.0×109cfu/m
l)を調整した。この菌体懸濁液に、イネもみ枯細菌病
罹病籾(品種:コシヒカリ、減圧接種籾)を、15℃、
浸種前24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比
は1:1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて
15℃で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)し
た。なお、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、
水を捨て32℃の催芽器内に15時間保って催芽させ
た。育苗培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗
箱に催芽種子を播種し、播種後2日間、32℃の育苗庫
内に静置し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を
温室内で10日間管理した後、全苗について発病の有無
を下記に示した調査基準に従い調査し、上記式4により
発病度(%)を、また上記式5により防除価(%)を算
出した。そして、本試験は3反復で行い、平均値を求め
た。
【0042】 調査基準:0=健全 1=葉身基部に白化症状が認められるが、生育は健全と同等 2=葉身基部に白化症状を呈し、生育が著しく劣る 3=枯死
【0043】結果は以下の表4に示すとおり、AB10
267株を処理した区は、イネもみ枯細菌病に対して高
い発病抑制効果を示した。
【0044】
【表4】 (注)種子消毒剤Bは、オキソリニック酸とペララゾエ
ートを含有する市販の種子消毒剤(ヘルシードスターナ
フロアブル)である(以下の表でも同じ)。
【0045】<実施例6>イネ苗立枯細菌病に対する防除効果(開花期接種籾) 実施例1で得られた濃縮菌体を井戸水に懸濁し、AB1
0267株の菌体懸濁液(4.8×1010、×109
×108、×107cfu/ml)を調整した。この菌体
懸濁液に、イネ苗立枯細菌病罹病籾(品種:コシヒカ
リ、開花期接種籾)を、15℃、浸種前24時間浸漬処
理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比は1:1)した後、菌
懸濁液を除き、これに水を加えて15℃で5日間浸漬
(籾と水の浸漬浴比は1:2)した。なお、浸種3日後
に水交換を1回行った。その後、水を捨て32℃の催芽
器内に17時間保って催芽させた。育苗培土(くみあい
合成培土3号)を充填した育苗箱に催芽種子を播種し、
播種後2日間、32℃の育苗庫内に静置し出芽処理を行
った。次に、出芽処理した苗を温室内で16日間管理し
た後、全苗について発病の有無を以下に示した調査基準
に従い調査し、上記式4により発病度(%)を、また上
記式5により防除価(%)を算出した。そして、本試験
は3反復で行い、平均値を求めた。
【0046】 調査基準:0=健全 1=第2葉身に白化症状が認められる 2=第1葉身に白化症状を呈し、生育が著しく劣る 3=枯死
【0047】結果は表5に示すとおり、AB10267
株を処理した区は、イネ苗立枯細菌病に対して高い発病
抑制効果を示した。
【0048】
【表5】
【0049】<実施例7>イネ褐条病に対する防除効果(開花期接種籾) 実施例1で得られた濃縮菌体をイオン交換水に懸濁し、
AB10267株の菌体懸濁液(4.5×109cfu
/ml)を調整した。この菌体懸濁液に、イネ褐条病罹
病籾(品種:コシヒカリ、開花期接種籾)を、15℃、
浸種前24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比
は1:1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて
15℃で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)し
た。なお、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、
水を捨て32℃の催芽器内に17時間保って催芽させ
た。育苗培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗
箱に催芽種子を播種し、播種後2日間、32℃の育苗庫
内に静置し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を
温室内で15日間管理した後、全苗について発病の有無
を以下に示した調査基準に従い調査し、上記式4により
発病度(%)を、また上記式5により防除価(%)を算
出した。そして、本試験は3反復で行い、平均値を求め
た。
【0050】 調査基準:0=健全 1=不完全葉に病徴が認められる 2=第1葉身に病徴が認められる 3=第2葉身に病徴が認められるかまたは枯死
【0051】結果は表6に示すとおり、AB10267
株を処理した区は、イネ褐条病に対して高い発病抑制効
果を示した。
【0052】
【表6】
【0053】<実施例8>イネ苗立枯細菌病防除効果に対する処理法(開花期接種
籾) 実施例1で得られた濃縮菌体をイオン交換水に懸濁し、
AB10267株の菌体懸濁液(6.4×109cfu
/ml)を調整した。この菌体懸濁液に、イネ苗立枯細
菌病罹病籾(品種:コシヒカリ、開花期接種籾)を以下
に示す3種の方法で処理した。 (1)浸種前浸漬処理を15℃で行い、浸種前24時間
浸漬処理した(浸漬浴比=1:1)。 (2)催芽時浸漬処理を32℃で行い、16時間浸漬処
理した(浸漬浴比=1:1)。 (3)播種覆土前潅注処理として、覆土前に標準箱当た
り500mlの菌体懸濁液を潅注した。 その他の育苗作業については上記した方法に従った。3
種の方法で播種した苗は温室内で14日間管理した後、
全苗について発病の有無を実施例6に示した調査基準に
従い調査し、上記式4により発病度(%)を、また上記
式5により防除価(%)を算出した。そして、本試験は
3反復で行い、平均値を求めた。
【0054】結果は下記の表7に示すとおり、3種の処
理法でAB10267株を処理した区は、いずれもイネ
苗立枯細菌病に対して高い発病抑制効果を示した。
【0055】
【表7】
【0056】<実施例9>凍結乾燥菌体によるイネ苗立枯細菌病に対する防除効果
(自然感染籾) 実施例1で得られた濃縮菌体約0.5gを以下に示す保
護剤1〜3の10ml溶液とよく混合した。 保護剤1:40%サッカロース、1/30Mリン酸緩衝
液(pH5.6) 保護剤2:40%サッカロース、1/30Mリン酸緩衝
液(pH7.0) 保護剤3:10%スキムミルク、1%グルタミン酸ナト
リウム、蒸留水 保護剤と懸濁した菌体1.5m1をアンプル管に入れ、
予備凍結した後に凍結乾燥機で凍結乾燥し、これを溶封
し10℃で26日間保管した。アンプルを開封後、イオ
ン交換水で懸濁し、AB10267株の菌体懸濁液を調
整した。この菌体懸濁液に、イネ苗立枯細菌病罹病籾
(品種:コシヒカリ、自然感染籾)を、15℃、浸種前
24時間浸漬処理(罹病籾と菌懸濁液の浸漬浴比は1:
1)した後、菌懸濁液を除き、これに水を加えて15℃
で5日間浸漬(籾と水の浸漬浴比は1:2)した。な
お、浸種3日後に水交換を1回行った。その後、水を捨
て32℃の催芽器内に17時間保って催芽させた。育苗
培土(くみあい合成培土3号)を充填した育苗箱に催芽
種子を播種し、播種後2日間、32℃の育苗庫内に静置
し出芽処理を行った。次に、出芽処理した苗を温室内で
16日間管理した後、全苗について発病の有無を実施例
6に示した調査基準に従い調査し、上記式4により発病
度(%)を、また上記式5により防除価(%)を算出し
た。そして、本試験は3反復で行い、平均値を求めた。
【0057】結果は表8に示すとおり、3種の保護剤で
凍結乾燥したAB10267株の菌体懸濁液を処理した
区は、いずれもイネ苗立枯細菌病に対して高い発病抑制
効果を示した。
【0058】
【表8】
【0059】
【発明の効果】本発明の新規バークホルデリア属(Burk
holderia属)細菌およびそれを用いた植物病害防除剤お
よび防除方法によれば、イネの育苗時に発生する糸状菌
性病害であるイネばか苗病、イネ苗いもち病およびイネ
ごま葉枯病、細菌性病害であるイネもみ枯細菌病、イネ
苗立枯細菌病およびイネ褐条病などの種子伝染性病害に
対して発病を強く抑制する作用があり、現在これらの病
害を対象として使用されている農薬と同等以上の防除効
果が期待できる。また、本発明の方法によれば、イネ種
子の播種前、播種時、または播種後のいずれかの時期の
1回の処理で上記種子伝染性病害を同時に防除すること
が可能であり、現行のように数種類の薬剤を混用して使
用する必要がなく、一層の省力化、省資源化、環境保全
が促進される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C12N 1/20 C12R 1:01 C12R 1:01) (72)発明者 池田 圭介 神奈川県厚木市戸田2385 (72)発明者 森山 知 神奈川県厚木市森の里2丁目10番1号 Fターム(参考) 2B051 AB01 BA09 BB02 BB14 4B065 AA01X AA87X AC20 BD11 CA47 4H011 AA01 BA01 BB21 BC18 DA15 DD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イネの育苗時に発生する種子伝染性病害
    に対して防除能を有するバークホルデリア属(Burkhold
    eria属)細菌。
  2. 【請求項2】 細菌がバークホルデリア・セパシア(Bur
    kholderia cepacia)である請求項1に記載の細菌。
  3. 【請求項3】 細菌がバークホルデリア・セパシア(Bur
    kholderia cepacia)AB10267株である請求項1に
    記載の細菌。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の細菌を有効成分と
    して含有することを特徴とするイネ種子伝染性病害防除
    剤。
  5. 【請求項5】 細菌が凍結乾燥処理されていることを特
    徴とする請求項4に記載のイネ種子伝染性病害防除剤。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のイネの種子伝
    染性病害防除剤で処理してなる病害防除性イネ種子。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載のイネの種子伝
    染性病害防除剤で処理してなる病害防除性イネ育苗培
    体。
  8. 【請求項8】 請求項4または5に記載のイネの種子伝
    染性病害防除剤により処理してなる病害防除性イネ種子
    および/またはイネ育苗培体を含有することを特徴とす
    るイネ育苗容器。
  9. 【請求項9】 浸種前、浸種時、催芽時または浸種後
    に、請求項4または5に記載のイネの種子伝染性病害防
    除剤によりイネの種子を浸漬、噴霧、塗布または粉衣処
    理することを特徴とするイネの種子伝染性病害防除方
    法。
  10. 【請求項10】 イネの種子の播種前、播種時または播
    種後に、請求項4または5に記載のイネの種子伝染性病
    害防除剤によりイネの育苗培体を潅注または混和処理す
    ることを特徴とするイネの種子伝染性病害防除方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7628710B2 (ja) 2022-01-28 2025-02-12 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 新規菌株及びそれを含む組成物並びにイネ科植物の細菌性病害を防除する方法

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