JP2003174886A - 新規タンパク質およびそのdna - Google Patents

新規タンパク質およびそのdna

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竹彦 内山
Toru Akiyama
徹 秋山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ストレプトコッカス ディスガラクティアエ
(Streptococcus dysgalacti
ae)由来の、スーパー抗原性を有する新規タンパク
質、該タンパク質をコードするDNA、および該タンパ
ク質の精製法の提供。 【解決手段】S.dysgalactiae由来の特定
のアミノ酸配列と同じ、または実質的に同一のアミノ酸
配列を含むことを特徴とするタンパク質および該タンパ
ク質をコードすることを特徴とするDNAを含有するD
NA。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレプトコッカ
ス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalactia
e)由来のスーパー抗原性を有する新規タンパク質に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般抗原は、抗原提示細胞(antig
en presenting cell;以下,APC
と呼ぶ)内でプロセッシングを受けペプチド断片に分解
された後、主要組織適合抗原複合体(major hi
stocompatibility antigen
complex;以下、MHCと略す)クラスII分子と
複合体を形成して細胞表面に提示される。このときT細
胞受容体(T cellrecepter;以下、TC
Rと略す)は超可変部の相補性決定領域を用いてMHC
クラスII分子−ペプチド複合体を認識するため、活性化
されるT細胞は限定される。一方、スーパー抗原はAP
Cによるプロセッシングを受けずにMHCクラスII分子
とTCRのβ鎖可変領域部分(以下、Vβと呼ぶ)の外
側に結合する。すなわちスーパー抗原はVβの中でも多
様性に乏しい部分を認識するため、特定のVβを持つT
細胞をその特異性に関係なく大量に活性化させる。T細
胞の過剰な活性化に伴い、単球、マクロファージの活性
化、サイトカインの大量放出が起こり、血圧低下、発熱
などの症状が引き起こされると考えられている。
【0003】スーパー抗原は細菌性、ウイルス性、植物
性の3系統に分類できるが、中でも細菌性スーパー抗原
はヒトの感染症と深く関連している。細菌性スーパー抗
原として、黄色ブドウ球菌が産生する腸管毒素A、B、
C、D、E(Staphyrococcus aure
us A、B、C、D、E;以下順に、SEA、SE
B、SEC、SED、SEEと呼ぶ)や、トキシックシ
ョックシンドロームトキシン−1(toxic sho
ck syndrom toxin−1;以下、TSS
T−1と略す)、A群溶血性連鎖球菌が産生する外毒素
A、C、F、G、H(streptococcal p
yrogenic exotoxin A、C、F、
G、H;以下順に、SPEA、SPEC、SPEF、S
PEG、SPEHと呼ぶ)、エルシニア菌が産生する外
毒素(Yersinia pseudotubercu
losis−derived mitogen;以下、
YPMと略す)が同定されている。
【0004】スーパー抗原が関与している疾患として
は、TSST−1に起因する毒素性ショック症候群(t
oxic shock syndrom;以下,TSS
と略す)や新生児TSS様発疹症(Neonatal
TSS−like exanthematous di
sease;以下、NTEDと略す)、YPMが原因の
全身エルシニア菌感染症などがある。さらに、猩紅熱や
劇症型A群連鎖球菌感染症、急性全身性血管炎である川
崎病にも、スーパー抗原の関与が示唆されているが、原
因毒素は未だ明確になっていない。また、劇症型A群連
鎖球菌感染症と類似の症例においてC群連鎖球菌である
ストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Streptoco
ccus dysgalactiae)が検出されたという報告もあるが、
ストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Streptoco
ccus dysgalactiae)はウシの乳房炎の原因菌としてしば
しば検出されるもののヒトからの採取例が少ないため、
これまで臨床的にあまり着目されていなかった。よっ
て、ストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Strep
tococcus dysgalactiae)が産生する新たなスーパー抗原
(Streptococcus dysgalacti
ae mitogen;以下、SDMと略す)の同定
は、未知のスーパー抗原が関与している可能性がある疾
患の発症機序を解明し、予防、あるいは治療法を確立す
るために必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規なスー
パー抗原を提供することを目的としている。より詳細に
は、ストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Strep
tococcus dysgalactiae)由来の、スーパー抗原性を有す
る新規タンパク質、該タンパク質をコードするDNA、
および該タンパク質の精製法の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために下記の構成を有する。 (1)配列表の配列番号2で表されるアミノ酸配列と同
じ、もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含むことを
特徴とするタンパク質またはその塩。 (2)配列表の配列番号4で表されるアミノ酸配列と同
じ、もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含むことを
特徴とするシグナルペプチド質またはその塩。 (3)(1)記載のタンパク質N末端に、(2)記載の
シグナルペプチドが結合していることを特徴とするタン
パク質またはその塩。
【0007】(4)(1)もしくは(3)記載のタンパ
ク質または(2)記載のシグナルペプチドをコードする
ことを特徴とするDNAを含有するDNA。
【0008】(5)形質転換した微生物を培養すること
により生成し、これを採取することを特徴とする(1)
もしくは(3)記載のタンパク質もしくははその塩また
は(2)記載のシグナルペプチドもしくはその塩の製造
法。 (6)ストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Str
eptococcus dysgalactiae)を培養し、培養培地から
(1)もしくは(3)記載のタンパク質もしくはその塩
または(2)記載のシグナルペプチドもしくはその塩を
採取することを特徴とする該タンパク質もしくはその塩
または該シグナルペプチドもしくはその塩の製造法
【0009】
【発明実施の形態】本発明の配列番号2で表されるアミ
ノ酸配列は、同定されたSDMのものである。本発明の
配列番号2で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質は、スト
レプトコッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus
dysgalactiae)に由来するタンパク質であってもよく、
組み換えタンパク質であってもよく、合成タンパク質で
あってもよい。
【0010】本発明による新規タンパク質には、配列表
の配列番号2で表されるアミノ酸配列と実質的に同一の
アミノ酸配列を含むタンパク質またはその塩も含まれ
る。配列番号2と実質的に同一のアミノ酸配列として
は、配列番号2で表されるアミノ酸配列と約80%以
上、好ましくは約90%以上、さらに好ましくは約95
%以上の相同性を有するアミノ酸配列などが挙げられ
る。本発明の配列番号2と実質的に同一のアミノ酸配列
を含有するタンパク質またはその塩としては、例えば、
配列番号2で表されるアミノ酸配列と実質的に同一のア
ミノ酸配列を有し、配列番号2で表されるアミノ酸配列
を有するタンパク質と実質的に同質の性質を有するタン
パク質またはその塩などが好ましい(以下、配列番号2
で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一の
アミノ酸配列を含有するタンパク質を、本発明によるタ
ンパク質または本発明による新規タンパク質あるいは新
規タンパク質と称することがある)。実質的に同質の性
質としては、例えばヒト末梢血リンパ球に対するマイト
ジェン活性やVβの選択性などが挙げられる。実質的に
同質とは、それらの性質が定性的に同質であることを示
す。従って、ヒト末梢血リンパ球に対するマイトジェン
活性やVβの選択性が同等であることが好ましいが、こ
れらの性質の程度、タンパク質の分子量などの量的要素
は異なっていてもよい。
【0011】本発明によるシグナルペプチドには、配列
表の配列番号4で表されるアミノ酸配列を含むペプチ
ド、およびその塩が含まれ、配列番号4で表されるアミ
ノ酸配列と約80%以上、好ましくは約90%以上、さ
らに好ましくは約95%以上の相同性を有するアミノ酸
配列などが挙げられる。より具体的には、配列番号4で
表されるアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を
有し、シグナルペプチドとしての機能を発揮できるペプ
チドであれば特に限定されず、分子量などの量的要素は
異なっていてもよい。
【0012】また、本発明のタンパク質としては、例え
ば、配列番号2で表されるアミノ酸配列を含有するタン
パク質のN末端に、配列番号4で表されるアミノ酸配列
を含有するシグナルペプチドが結合したタンパク質など
も挙げられる。例えば、配列番号4で表されるシグナル
ペプチドを有するタンパク質は、本発明のタンパク質を
製造するための中間体として有用である。
【0013】本発明のタンパク質、本発明のシグナルペ
プチド、または本発明のタンパク質のN末端に本発明の
シグナルペプチドが結合したタンパク質は、ペプチド表
記の慣例にしたがって左端がアミノ末端(以下、N末端
と呼ぶ)、右端がカルボキシル末端(以下、C末端と呼
ぶ)である。本発明のタンパク質、本発明のシグナルペ
プチド、または本発明のタンパク質のN末端に本発明の
シグナルペプチドが結合したタンパクのC末端は通常、
カルボキシル基(−COOH)またはカルボキシレート
(−COO−)であるが、アミド(−CONH2)また
はエステル(−COOR)であってもよい。ここでエス
テル基のRとして、例えばC16アルキル基を用いるこ
とができ、アルキル基としては例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルなどが挙
げられる。またエステル基のRとしては、例えばC38
シクロアルキル基を用いることができ、シクロアルキル
基としては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシルな
どが挙げられる。さらにエステル基のRとしては例えば
フェニル、α−ナフチルなどのC612アリール基、ベ
ンジル、フェネチルなどのフェニル−C12アルキル
基、もしくはα−ナフチルメチルなどのαナフチル−C
12アルキル基、ビバロイルオキシメチルなどが用いら
れる。本発明のタンパク質がC末端以外にカルボキシル
基あるいはカルボキシレートを有している場合、カルボ
キシル基あるいはカルボキシレートがアミド化またはエ
ステル化されているものも本発明のタンパク質に含まれ
る。この場合のエステルとしては、例えば上記したC末
端のエステルなどを用いることができる。さらに、本発
明のタンパク質としては、アミノ酸残基N末端のアミノ
基が保護基で保護されているもの、生体内で切断されて
生成するN末端のグルタミン残基がピログルタミン酸化
したもの、分子内のアミノ酸の側鎖上の置換基(例え
ば、−OH、−SH、アミノ基、イミダゾール基、イン
ドール基、グアニジノ基など)が適当な保護基で保護さ
れているものが含まれる。ここで置換基の保護基として
は例えば、ホルミル基、アセチル基、C16アシル基な
どが挙げられる。また、本発明のタンパク質、本発明の
シグナルペプチド、または本発明のタンパク質のN末端
に本発明のシグナルペプチドが結合したタンパク質とし
ては、糖鎖が結合した複合タンパク質なども含まれる。
【0014】本発明のタンパク質、本発明のシグナルペ
プチド、または本発明のタンパク質のN末端に本発明の
シグナルペプチドが結合したタンパク質の塩としては、
生理学的に許容される酸(例えば、無機酸、有機酸)や
塩基(例えば、アルカリ金属塩)などとの塩が用いら
れ、好ましくは生理学的に許容される酸付加塩が用いら
れる。このような塩としては、例えば、無機酸との塩、
あるいは有機酸との塩などが用いられる。無機酸として
は例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸などを用い
ることができ、また有機酸としては例えば、酢酸、蟻
酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、
酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、しゅう酸、安息香酸、メ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸などを用いること
ができる。
【0015】本発明のタンパク質、本発明のシグナルペ
プチドまたは本発明のタンパク質のN末端に本発明のシ
グナルペプチドが結合したタンパク質は、ストレプトコ
ッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgala
ctiae)から製造することもできるし、本発明のタンパク
質、本発明のシグナルペプチドまたは本発明のタンパク
質のN末端に本発明のシグナルペプチドが結合したタン
パク質をコードするDNAを含有する形質転換体を培養
することによっても製造することができる。
【0016】本発明のタンパク質をコードするDNAと
しては、例えば配列番号1で表される塩基配列を含有す
るDNA、または配列番号1で表されるDNAと厳しい
条件下でハイブリッドを形成する塩基配列を有し、本発
明のタンパク質と実質的に同質の性質を有するタンパク
質をコードするDNAであればいずれのものでもよい。
厳しい条件とは、例えば、ナトリウム濃度が約19〜4
0mM、好ましくは約19〜20mMであり 、温度が
約50〜70℃、好ましくは約60〜65℃である条件
を示す。特に、ナトリウム濃度が約19mMで温度が約
65℃の場合がさらに好ましい。配列番号1で表される
塩基配列を有するDNAと厳しい条件下でハイブリッド
を形成できるDNAとしては、例えば、配列番号1で表
される塩基配列と約80%以上、好ましくは約90%以
上さらに好ましくは約95%以上の相同性を有する塩基
配列を含有するDNAなどが用いられる。
【0017】本発明のシグナルペプチドをコードするD
NAとしては、例えば配列番号3で表される塩基配列を
含有するDNA、または配列番号3で表されるDNAと
厳しい条件下でハイブリッドを形成する塩基配列を有
し、本発明のシグナルペプチドと実質的に同質の性質を
有するシグナルペプチドをコードするDNAであればい
ずれのものでもよい。配列番号3で表される塩基配列を
有するDNAと厳しい条件下でハイブリッドを形成でき
るDNAとしては、例えば、配列番号3で表される塩基
配列と約80%以上、好ましくは約90%以上さらに好
ましくは約95%以上の相同性を有する塩基配列を含有
するDNAなどが用いられる。
【0018】本発明のタンパク質、本発明のシグナルペ
プチドまたは本発明のタンパク質のN末端に本発明のシ
グナルペプチドが結合したタンパク質をコードするDN
Aとしては、前述した本発明のタンパク質、本発明のシ
グナルペプチド、または本発明のタンパク質のN末端に
本発明のシグナルペプチドが結合したタンパク質をコー
ドし、スーパー抗原性を有するものであればいかなるも
のであってもよい。また、ゲノムDNA、ゲノムDNA
ライブラリー、前記した細菌由来のcDNA、前記した
細菌由来のcDNAライブラリー、合成DNAのいずれ
でもよい。また、5’末端側の翻訳終止コドンの塩基と
しては、TAA、TGA、TAGのいずれでもよい。
【0019】本発明は、前記タンパク質、前記シグナル
ペプチドまたは本発明のタンパク質のN末端に本発明の
シグナルペプチドが結合したタンパク質をコードするD
NA、該DNAを有し当該タンパク質を発現しうるプラ
スミドおよびこのプラスミドを有する宿主細胞を提供す
る。宿主細胞としては、例えば大腸菌、枯草菌、肺炎双
球菌、連鎖球菌などの原核細胞宿主、酵母、COS細
胞、CHO細胞、Hela細胞、3T3細胞、3T6細
胞、Ltk−細胞などの真核細胞宿主など、遺伝子組換
え技術分野において通常用いられるすべての宿主細胞を
用いることができる。本発明のプラスミドとしては、用
いる宿主に対応して適切なプラスミドであればいかなる
ものでもよい。プラスミドとしては、例えば、通常の発
現用プラスミド/ウイルスベクターを用いればよく、原
核細胞宿主を用いる場合には、例えば、ET−3a−
d、pET−5a−c、pET−9a−d、pET−1
1a−d、pET−12a−cなどのベクターを用いる
ことができる。本発明は、ストレプトコッカス ディス
ガラクティアエ(Streptococcus dysgalactiae)または上
記宿主細胞を培養することを特徴とする前記タンパク
質、前記シグナルペプチドもしくは本発明のタンパク質
のN末端に本発明のシグナルペプチドが結合したタンパ
ク質またはそれらの塩の製造法を提供する。本発明のタ
ンパク質またはシグナルペプチドまたは本発明のタンパ
ク質のN末端に本発明のシグナルペプチドが結合したタ
ンパク質を発現しうるストレプトコッカス ディスガラ
クティアエ(Streptococcus dysgalactiae)または宿主細
胞は、細胞の性質に応じて通常の方法で培養することが
できる。培養培地はストレプトコッカス ディスガラク
ティアエ(Streptococcus dysgalactiae)または宿主細胞
の培養に適した培地であれば限定されない。培養培地か
ら該タンパク質を得るためには、イオン交換クロマトグ
ラフィーと硫安分画を必要回繰り返し、必要に応じてヒ
ドロキシアパタイトカラム、ゲル濾過などを行うことに
より単離精製することができる。
【0020】本発明のタンパク質を培養菌体あるいは細
胞から抽出するにためには、培養後、公知の方法で菌体
または細胞を集め、これを適当な緩衝液に懸濁し、超音
波、リゾチーム、凍結融解などによって菌体あるいは細
胞を破壊した後、遠心分離や濾過によりタンパク質の粗
抽出液を得る方法などを用いることができる。培養液中
にタンパク質が分泌される場合には、培養終了後、公知
の方法で菌体あるいは細胞と上清とを分離し、上清を得
る。上記の方法で得られた培養上清、あるいは抽出液中
に含まれるタンパク質の精製は、公知の分離・精製法を
適切に組み合わせて行うことができる。分離、精製法と
しては、塩析や溶媒沈殿法などの溶解度を利用する方
法、透析法、限外濾過法、ゲル濾過法、およびSDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などの分子量の差を
利用する方法、イオン交換クロマトグラフィーなどの荷
電の差を利用する方法、アフィニティークロマトグラフ
ィーなどの特異的親和性を利用する方法、逆相高速液体
クロマトグラフィーなどの疎水性の差を利用する方法、
等電点電気泳動法などの等電点の差を利用する方法など
が用いられる。タンパク質が遊離体で得られた場合に
は、公知の方法あるいはそれに準じる方法によって塩に
変換することができ、逆に塩で得られた場合には自体公
知の方法あるいはそれに準じる方法により、遊離体また
は他の塩に変換することができる。なお、組み替え体が
産生するタンパク質を精製前または精製後に適当なタン
パク修飾酵素を作用させることにより、任意に修飾を加
えたり、ペプチドを部分的に除去することもできる。タ
ンパク修飾酵素としては、例えば、トリプシン、キモト
リプシン、アルギニルエンドペプチダーゼ、プロテイン
キナーゼ、グリコシダーゼなどが用いられる。
【0021】本発明のタンパク質は、公知の合成法に従
っても製造することができる。タンパク質の合成法とし
ては、例えば、固相合成法、液相合成法を用いることが
でき、本発明のタンパク質を構成しうる部分ペプチドも
しくはアミノ酸と残余部分とを縮合させ、生成物が保護
基を有する場合は保護基を脱離することにより目的のペ
プチドを製造することができる。公知の縮合方法や保護
基の脱離としては、例えば、以下の1〜5に記載された
方法が挙げられる。 1.M.Bodanszky およびM.A.Onde
tti、PeptideSynthesis,Inte
rscience Publishers,New Y
ork(1966年) 2.ScroederおよびLuebke、The P
eptid,Academic Press, New
York(1965年) 3.泉屋信夫他,ペプチド合成の基礎と実験 丸善
(株) (1975年) 4.矢島冶明および榊原俊平、生化学実験講座1、タン
パク質の化学IV、205、(1977年) 5.矢島冶明監修、続医薬品の開発、第14巻、ペプチ
ド合成、広川書店 また、反応後は通常の精製法、例えば、溶媒抽出・蒸留
・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィー
・再結晶などを組み合わせて、本発明のタンパク質、本
発明のシグナルペプチドもしくは本発明のタンパク質の
N末端に本発明のシグナルペプチドが結合したタンパク
質またはそれらの塩を精製単離することができる。上記
方法で得られるペプチドもしくはタンパク質が遊離体で
ある場合は、公知の方法あるいはそれに準じる方法によ
って適当な塩に変換することができるし、逆に塩で得ら
れた場合は、公知の方法あるいはそれに準じる方法によ
って遊離体または他の塩に変換することができる。
【0022】本発明に係るタンパク質、本発明に係るシ
グナルペプチドもしくは本発明のタンパク質のN末端に
本発明のシグナルペプチドが結合したタンパク質、また
はそれらをコードするDNAは、該タンパク質もしくは
該シグナルペプチドが関与している疾患の診断に用いる
ことができる。その診断方法としては例えば酵素免疫測
定法があり、該タンパク質もしくは該シグナルペプチド
を用いて該タンパク質もしくは該ペプチドに対する抗体
価を測定することができるし、該タンパク質もしくは該
シグナルペプチドを動物に免疫して得られた抗体を用い
て、該タンパク質もしくは該シグナルペプチドの濃度を
測定することもできる。さらに、該タンパク質もしくは
該シグナルペプチド、またはそれらをコードするDNA
は、該タンパク質もしくは該シグナルペプチドが関与し
ている疾患の治療や治療法の開発に用いることができ
る。治療としては例えば、該タンパク質を失活させたり
該タンパク質による免疫系の活性化を抑制するための医
薬品や、該タンパク質もしくは該シグナルペプチドを吸
着除去できるカラム、または該タンパク質に対する抗体
を用いて、該タンパク質が関与している疾患に対する治
療を行うことができるし、感染症患者において分離され
た感染菌のDNAを解析することでも該タンパク質を産
生する菌を判別することができるため、感染症疾患の治
療につなげることもできる。
【0023】
【実施例】実施例1:新規タンパク質の精製 透析により高分子成分を除去したDifco社製Bra
in−Heart Infusion液体培地でストレ
プトコッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus d
ysgalactiae)を37℃、5%二酸化炭素インキュベータ
ー中で終夜静置培養した。遠心分離およびフィルターろ
過により菌体を除去した培養液を水で5倍に希釈後、リ
ン酸添加によりpH4.5に調製した。この培養上清に
あらかじめクエン酸−リン酸緩衝液(pH4.5)で平
衡化したアマシャムファルマシア社製SP−Sepha
dex G25を添加することにより培養上清中から活
性タンパク質をゲルに吸着させた。このSP−Seph
adex G25をカラムに充填しクエン酸−リン酸緩
衝液で洗浄後、1M NaClを含む緩衝液で溶出させ
た。得られた溶出液に75%飽和硫酸アンモニウム溶液
を添加して沈殿させた後蒸留水に溶解し、25mM酢酸
ナトリウム(pH5.3)に対して透析を行った。これ
をあらかじめ25mM酢酸ナトリウム(pH5.3)で
平衡化したTosoh製SP−5PW陽イオン交換カラ
ムに添加し、0.4Mまでの塩化ナトリウムの直線的濃
度勾配により溶出した。溶出液の各分画の活性は、ヒト
末梢血単核球(以下、PBMCと呼ぶ)に対するマイト
ジェン活性により測定した。すなわち、常法によりPB
MCを調整しこれに各分画液を希釈して添加後、実施例
2に記載の方法でマイトジェン活性の測定を行った。活
性分画を10mM Tris−Cl(pH7.5)で平
衡化したヒドロキシアパタイトカラムにかけ、0.2M
までのリン酸ナトリウム(pH7.5)の直線的勾配に
より溶出した。得られた活性分画をアマシャムファルマ
シア社製Superdex pg75ゲル濾過カラムに
より展開した。得られた活性タンパク質はSDS−PA
GE上で33kDaの分子量であった(図1)。本法に
より10Lの培養から50μg程度の新規タンパク質が
精製できた。
【0024】実施例2:新規タンパク質の活性およびそ
の作用機序 (1)T細胞活性化能 ヒツジ赤血球とのロゼット形成法によってヒト末梢血リ
ンパ球をT細胞分画と非T細胞分画に分け、(a)T細
胞分画単独、(b)非T細胞分画単独、(c)T細胞分
画と非T細胞分画を1対1の割合で混合したもの、の3
種類の細胞懸濁液を用意した。各細胞懸濁液を細胞数が
1×105/wellとなるよう96穴のマイクロプレ
ートに添加し、これにSDMを1pg/mlから10n
g/mlの各濃度で添加して、37℃、5%CO2イン
キュベーター中で2日間培養した。
【0025】この培養上清を希釈し、上清中に含まれる
インターロイキン2(以下、IL−2と略す)の量を、
IL−2に依存して増殖するCTLL−2細胞を用いた
バイオアッセイにより測定した。(c)のサンプルでI
L−2の産生が認められた(表1)ことから、SDMに
はマイトジェン活性があることが示された。さらに、T
細胞単独((b)のサンプル)ではIL−2が産生され
ず、T細胞と非T細胞が共存している場合にのみ、IL
−2の産生が起こった。SDMによるT細胞活性化には
T細胞以外の細胞も必要であることが示された。
【0026】
【表1】
【0027】(表1)T細胞/非T細胞分画混合懸濁液
へのSDM刺激によるIL−2産生性(U/ml) (2)T細胞活性化能のMHCクラスII依存性 マウス繊維芽細胞であるL細胞にMHCクラスIIの亜型
であるヒト白血球抗原−DR(human leuko
cyte antigen−DR;以下、ヒトHLA−
DRと呼ぶ)を形質転換した細胞(以下、8124細胞
と呼ぶ)に対し、マイトマイシンC処理およびX線照射
を行い、増殖能を失わせた。この細胞と実施例2(1)
の方法で分画したT細胞をそれぞれ1×105/wel
l、5×105/wellになるよう48穴のマイクロ
プレートに混合して播種した。これに10ng/mlの
SDMを添加し、2日間培養した後、上清を採取してI
L−2濃度を測定した。この実験を、HLA−DRで形
質転換していないL細胞についても行った。8124細
胞とT細胞が共存する場合にのみIL−2産生が認めら
れたことから、SDMはMHCクラスII依存性にT細胞
を活性化することが示された。
【0028】(3)T細胞活性化におけるプロセッシン
グ依存性 8124細胞を1%パラホルムアルデヒドで37℃、5
分間の処理を行うことで固定化し、細胞の抗原プロセッ
シング能を失わせた。この細胞および実施例2(1)の
方法で分画したT細胞をそれぞれ1×105/wel
l、5×105/wellになるよう48穴のマイクロ
プレートに混合して播種した。10ng/mlのSDM
を添加し、2日間培養した後、上清を採取してIL−2
濃度を測定した。この実験を、パラホルムアルデヒド処
理をしていない8124細胞についても行った。
【0029】プロセッシング能のない細胞でもIL−2
産生が認められたことから、SDMによるT細胞活性化
にはプロセッシング過程は不必要であることが確認でき
た。
【0030】(4)T細胞抗原レセプターVβ鎖可変領
域を持ったT細胞の選択的活性化 実施例2(2)の方法に従い、8124細胞およびT細
胞を混合、播種し、これに10ng/mlのSDMまた
は1μg/mlの抗CD3抗体を添加して2日間培養し
た。培養後T細胞を回収し、cDNAを調製した。得ら
れたcDNAを鋳型とし、PCR法により22種類のヒ
トVβ領域に対応したプライマーを用いてそれぞれの領
域を増幅した。cDNAの調整およびPCRは、常法に
従って行った。それぞれのVβ領域の増幅度をSDM刺
激の場合と抗CD3抗体刺激の場合で比較したところ、
SDMで刺激した細胞についてのみVβ1およびVβ8
領域を持ったT細胞が選択的に増幅された(図3)。
【0031】以上、実施例2(1)〜(4)で述べたよ
うに、SDMはT細胞の活性化能を有すること、またそ
の活性化能は、MHCクラスII依存性であり、プロセッ
シング非依存性であり、TCRのVβ1、またはVβ8
に特異的であることが確認できた。これらのことより、
SDMはスーパー抗原であることが明らかとなった。
【0032】実施例3:新規タンパク質のアミノ酸配列
および新規タンパク質をコードするDNA配列の解析 図2は本発明の新規タンパク質のアミノ酸配列とそれを
コードするDNAの塩基配列とを対応させたものであ
る。図2においてアミノ酸配列については1〜26がシ
グナルペプチドであり、塩基配列については1〜3が開
始コドン、715〜717が終止コドンである。
【0033】(1)新規タンパク質のアミノ酸配列解析 SDS−PAGE後にPVDFにブロッティングし目的
タンパク質のみのバンドとしたサンプルについて、ヒュ
ーレットパッカー社製G1005A Protein
Seqencing Systemを用いて末端から3
6アミノ酸残基分のアミノ酸配列を同定した。
【0034】(2)新規タンパク質をコードするDNA
配列の解析 以下のPCRではSigma社製AccTaq LAを
用いた。得られたアミノ酸配列の内部に2カ所のプライ
マーを設定し、PCRによりDNA断片を得、これをク
ローニングして両プライマー間の内部の塩基配列情報を
得た。さらにこの塩基配列部分に相当するセンス側(以
下、primer1と称す)、アンチセンス側(以下、
primer2と称す)のプライマーを設計した。
【0035】また、ストレプトコッカス ディスガラク
ティアエ(Streptococcus dysgalactiae)のゲノムDNA
をSau3AIで部分消化し、pUC18のBamHI
サイトへligationした。これをテンプレート
し、primer1、primer2とpUC18上の
マルチクローニングサイトの両外側に設定されたプライ
マー(以下それぞれ,primer3、primer4
と称す)を使ってprimer1とprimer3、p
rimer1とprimer4、primer2とpr
imer3、primer2とprimer4の4通り
の組み合わせでPCRを行った。得られた断片につい
て、一部はクローニング後、残りの部分はprimer
1とprimer2を用いた直接シーケンシングによっ
て塩基配列情報を得た。
【0036】最終的な配列を確認するために、得られた
塩基配列情報を元にして配列の両末端部分に近い部位に
プライマーを設定し、それらを用いてPCRで増幅し
た。得られた断片について、シーケンス用試薬としてA
BIのBigDye terminator、解析シス
テムとしてABIの310 Genetic anal
yzerを使用し、直接シーケンシングによって配列を
同定した。
【0037】
【発明の効果】本発明により、C群溶血性連鎖球菌であ
るストレプトコッカス ディスガラクティアエ(Strepto
coccus dysgalactiae)由来のスーパー抗原性を有する新
規タンパク質、該タンパク質をコードするDNA、ある
いは該タンパク質の精製法を提供することができる。製
造された新規タンパク質は、該タンパク質のかかわる疾
病のメカニズム研究、該タンパク質を用いる疾病の診断
および診断キット、該タンパク質のかかわる疾病の治
療、治療法の開発ならびに治療薬の開発に役立てること
ができる。
【0038】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Toray Industries, Inc. <120> Novel protein and its DNA <130> 36C01700-A <140> <141> <160> 4 <170> PatentIn Ver. 2.1 <210> 1 <211> 639 <212> DNA <213> Streptococcus dysgalactiae <400> 1 gatgctgtgt tggttaatag cgaattaaaa aatatctata tgaaagatgt aattaataaa 60 accaatatga agataacaaa gaaaattggc acccagctaa tatttaatac gaatgaaaaa 120 actagagtct gggatgatga taattataat aaagttatat ctagcaatgt ttctccagcg 180 caagaaagac gttttaagga agaagaagaa gttgatattt atgctctaat aaaatcctac 240 agtgtgatat gtaaggaaca atataattat gttgatggag gtttgataaa aacaagtgac 300 agagaaaaac ttgattcaac aatatatatg aatatttttg gggaacagat accgctaaaa 360 gagcaatcaa aatataaaat cacatttcag aataagtttg taacttttca agaaattgat 420 gttagactta ggaaaagttt gatgagcgat aatagaataa agttatatga acataactca 480 atttgtaaaa aagggtattg gggaattcat tacaaagata atacaacaaa gtttaccgat 540 ttattcaccc atcctaacta tacagataac gaaacaattg atatgagtaa agttagtcac 600 tttgatgttt acttaaacga agaattttct aaaaattaa 639 <210> 2 <211> 212 <212> PRT <213> Streptococcus dysgalactiae <400> 2 Asp Ala Val Leu Val Asn Ser Glu Leu Lys Asn Ile Tyr Met Lys Asp 1 5 10 15 Val Ile Asn Lys Thr Asn Met Lys Ile Thr Lys Lys Ile Gly Thr Gln 20 25 30 Leu Ile Phe Asn Thr Asn Glu Lys Thr Arg Val Trp Asp Asp Asp Asn 35 40 45 Tyr Asn Lys Val Ile Ser Ser Asn Val Ser Pro Ala Gln Glu Arg Arg 50 55 60 Phe Lys Glu Glu Glu Glu Val Asp Ile Tyr Ala Leu Ile Lys Ser Tyr 65 70 75 80 Ser Val Ile Cys Lys Glu Gln Tyr Asn Tyr Val Asp Gly Gly Leu Ile 85 90 95 Lys Thr Ser Asp Arg Glu Lys Leu Asp Ser Thr Ile Tyr Met Asn Ile 100 105 110 Phe Gly Glu Gln Ile Pro Leu Lys Glu Gln Ser Lys Tyr Lys Ile Thr 115 120 125 Phe Gln Asn Lys Phe Val Thr Phe Gln Glu Ile Asp Val Arg Leu Arg 130 135 140 Lys Ser Leu Met Ser Asp Asn Arg Ile Lys Leu Tyr Glu His Asn Ser 145 150 155 160 Ile Cys Lys Lys Gly Tyr Trp Gly Ile His Tyr Lys Asp Asn Thr Thr 165 170 175 Lys Phe Thr Asp Leu Phe Thr His Pro Asn Tyr Thr Asp Asn Glu Thr 180 185 190 Ile Asp Met Ser Lys Val Ser His Phe Asp Val Tyr Leu Asn Glu Glu 195 200 205 Phe Ser Lys Asn 210 <210> 3 <211> 78 <212> DNA <213> Streptococcus dysgalactiae <400> 3 atgaaaaaaa ataccttggc tttgctattc cttgtgtgtg tatcgcttac cctatgcact 60 actgagagtg tcttttca 78 <210> 4 <211> 26 <212> PRT <213> Streptococcus dysgalactiae <400> 4 Met Lys Lys Asn Thr Leu Ala Leu Leu Phe Leu Val Cys Val Ser Leu 1 5 10 15 Thr Leu Cys Thr Thr Glu Ser Val Phe Ser 20 25
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるSDS−PAGEの結果を示
す。
【図2】本発明の新規タンパク質の塩基配列およびアミ
ノ酸配列を示す。
【図3】SDM刺激に対する各Vβ領域の増幅度を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 尚子 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA11 BA31 CA03 CA07 CA20 DA05 FA18 GA11 4B064 AG01 CA02 CA19 CC01 CC24 CE04 CE06 CE07 CE09 CE10 CE11 DA01 DA15 4H045 AA10 AA20 AA30 BA10 BA41 CA11 DA86 EA20 EA52 FA74 GA22 GA23 GA24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列表の配列番号2で表されるアミノ酸配
    列と同じ、または実質的に同一のアミノ酸配列を含むこ
    とを特徴とするタンパク質。
  2. 【請求項2】配列表の配列番号2で表されるアミノ酸配
    列と同じ、または実質的に同一のアミノ酸配列を含むこ
    とを特徴とするタンパク質の塩。
  3. 【請求項3】形質転換した微生物またはストレプトコッ
    カス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalact
    iae)を培養することにより請求項1記載のタンパク質を
    生成し、これを採取することを特徴とする新規タンパク
    質の製造法。
  4. 【請求項4】形質転換した微生物またはストレプトコッ
    カス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgalact
    iae)を培養することにより請求項2記載のタンパク質の
    塩を生成し、これを採取することを特徴とする新規タン
    パク質の塩の製造法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のタンパク質をコードする
    ことを特徴とするDNAを含有するDNA。
  6. 【請求項6】配列表の配列番号1で表される塩基配列か
    らなることを特徴とする請求項5に記載のDNA。
  7. 【請求項7】配列表の配列番号4で表されるアミノ酸配
    列と同じ、もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含む
    ことを特徴とするシグナルペプチド。
  8. 【請求項8】配列表の配列番号4で表されるアミノ酸配
    列と同じ、もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含む
    ことを特徴とするシグナルペプチドの塩。
  9. 【請求項9】形質転換した微生物あるいはストレプトコ
    ッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysgala
    ctiae)を培養することにより請求項7に記載のシグナル
    ペプチドを生成し、これを採取することを特徴とする新
    規シグナルペプチドの製造法。
  10. 【請求項10】形質転換した微生物あるいはストレプト
    コッカス ディスガラクティアエ(Strepotcoccus dysga
    lactiae)を培養することにより請求項8に記載のシグナ
    ルペプチドの塩を生成し、これを採取することを特徴と
    する新規なシグナルペプチドの塩の製造法。
  11. 【請求項11】請求項7に記載シグナルのペプチドをコ
    ードすることを特徴とするDNAを含有するDNA。
  12. 【請求項12】配列表の配列番号3で表される塩基配列
    からなることを特徴とする請求項11に記載のDNA。
  13. 【請求項13】配列表の配列番号2で表されるアミノ酸
    配列と同じ、または実質的に同一のアミノ酸配列を含む
    ことを特徴とするタンパク質のN末端に、請求項7に記
    載のシグナルペプチドが結合していることを特徴とする
    タンパク質。
  14. 【請求項14】配列表の配列番号2で表されるアミノ酸
    配列と同じ、または実質的に同一のアミノ酸配列を含む
    ことを特徴とするタンパク質のN末端に、請求項7に記
    載のシグナルペプチドが結合していることを特徴とする
    タンパク質の塩。
  15. 【請求項15】形質転換した微生物あるいはストレプト
    コッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysga
    lactiae)を培養することにより請求項13に記載のタン
    パク質を生成し、これを採取することを特徴とする新規
    なタンパク質の製造法。
  16. 【請求項16】形質転換した微生物あるいはストレプト
    コッカス ディスガラクティアエ(Streptococcus dysga
    lactiae)を培養することにより請求項14に記載のタン
    パク質の塩を生成し、これを採取することを特徴とする
    新規なタンパク質の塩の製造法。
  17. 【請求項17】請求項13に記載のタンパク質をコード
    することを特徴とするDNAを含有するDNA。
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