JP2003183156A - 外用貼付剤 - Google Patents

外用貼付剤

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JP2003183156A
JP2003183156A JP2001389055A JP2001389055A JP2003183156A JP 2003183156 A JP2003183156 A JP 2003183156A JP 2001389055 A JP2001389055 A JP 2001389055A JP 2001389055 A JP2001389055 A JP 2001389055A JP 2003183156 A JP2003183156 A JP 2003183156A
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polyethylene glycol
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average molecular
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JP2001389055A
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English (en)
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Susumu Miura
晋 三浦
Hidenobu Kawanami
秀信 川浪
Hideo Takesue
英夫 竹末
Teruhiro Nakatani
彰宏 中谷
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Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
Original Assignee
Yutoku Pharmaceutical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付剤の粘着性や使用感等を良好に保ちつ
つ、皮膚障害を抑制できる外用貼付剤を提供すること。 【解決手段】 支持体に膏体層を設けてなる外用貼付剤
において、該膏体層を形成する膏体組成物が、非水性基
剤、薬効成分及び平均分子量が400以下のポリエチレ
ングリコールを含有し、かつ該ポリエチレングリコール
の含有量が膏体組成物全体に対して2〜6質量%である
ことを特徴とする外用貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外用貼付剤に関す
る。さらに詳しくは、貼付剤の膏体層を形成する膏体組
成物に、薬効成分に加え、特定のポリエチレングリコー
ルと非水性基剤を含有することにより、貼付剤の粘着性
や使用感等を良好に保ちつつ、皮膚障害を抑制できる外
用貼付剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外用貼付剤は、経口剤を服用した場合に
問題となる薬剤の副作用の発現や生物学的利用率の低下
等がなく、かつ薬剤を持続的に投与できる点で、非常に
優れた薬剤投与形態の一つである。近年では、種々の消
炎鎮痛剤を配合した外用貼付剤が、打撲、捻挫、筋肉疲
労から起こる痛み、肩こりに伴う痛み、腰痛および関節
痛などの治療剤として開発され、市販されている。
【0003】しかしながら、外用貼付剤を投与すること
により、皮膚呼吸の妨害やむれ、累積角質層剥離量の増
加を引き起こし、また膏体成分自体の影響から、投与部
位においてこれらの皮膚刺激等を原因とした皮膚障害、
例えば、皮膚の紅斑、浮腫あるいは掻痒などが発生する
ことがあった。さらに、外用貼付剤が長期間連続的に貼
付された場合や、同一部位への貼付回数が増えるに従っ
て、皮膚障害の発生頻度が増加し、その程度が重くなる
という問題もあった。
【0004】これらの皮膚障害の中で、皮膚呼吸の妨害
やむれを原因とした皮膚障害については、例えば、貼付
剤の膏体層の通気性を向上させることにより、その発生
頻度及び程度を抑制する手段が多数報告されている(特
公昭51−10854号公報、特公昭62−14197
号公報及び特公昭51−33811号公報等)。また、
累積角質層剥離量の増加を原因とした皮膚障害の改善方
法としては、ポリオレフィン系樹脂等を含有する樹脂組
成物から形成された微多孔性フィルム支持体を用いたり
(特開2000−169609号公報)、粘着剤に流動
パラフィンや脂肪酸エステル等のオイル状の成分を多量
に加える方法(特開昭54−138124号公報、特開
昭55−35633号公報、特開昭56−39014号
公報及び特開平5−17346号公報)等により、累積
角質層剥離量の増加を抑制し、その皮膚障害の発生頻度
及び程度を抑制する技術が報告されていた。
【0005】一方、薬効成分が主原因となる皮膚障害に
対する検討も進められていた。例えば、特開平2−96
514公報には、薬物と薬物の代謝を調節しうる代謝調
節剤を含み、薬物の代謝物による感作または刺激の調
節、軽減または除去のための組成物に関する技術が、さ
らに特開平2−115131公報には、薬剤と浸透促進
剤を含有する組成物における、皮膚刺激を抑制するため
の技術が開示されていた。
【0006】しかし、上記方法は薬物の代謝物あるいは
浸透促進剤が原因である皮膚刺激などを低減させるには
有効な技術であるが、それら以外の原因、例えば薬効成
分自体が引き起こす可能性がある皮膚刺激に対しての有
効性が示されているものではなかった。
【0007】また、特開平10−182427号公報等
には、インドール系の非ステロイド系消炎鎮痛薬である
インドメタシンを含有する外用剤で発生する皮膚刺激を
低減させるための技術が開示されていた。しかし、これ
らの公報には、含水性基剤を使用した製剤に関する皮膚
刺激抑制技術が開示されるに留まっており、水を含まな
い非水性の油性基剤を使用する製剤に対する有効性につ
いては明らかにされていなかった。
【0008】一方、インドメタシンに代表される非ステ
ロイド系消炎鎮痛剤は、一般的に水に難溶性なため、含
水性基剤への配合量は限度があり、また水分の蒸発とと
もに結晶が析出し、薬効成分の経皮吸収性や薬理効果が
低下するなどの欠点があるため、非水性基剤を用いた貼
付剤の開発が行われている。
【0009】このような、非水性基剤を用いた貼付剤で
の皮膚障害抑制技術としては、インドメタシンおよびl
−メントールを含有する貼付剤に、皮膚刺激低減化剤と
して分子量500〜20000のポリオキシアルキレン
グリコール等を含有し、刺激低減化剤が粘着剤中で連続
相を形成して一定量含有する消炎鎮痛貼付剤が報告され
ていた(特開平6−256183号公報)。しかし、こ
の貼付剤も、貼付剤を一定時間以上連続貼付したときに
引き起こされる粘着剤自体が原因の刺激性を低減するも
のであり、インドメタシン自身による独特の皮膚刺激を
低減させる効果やその有効性については全く明らかにさ
れていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、非水性基剤を
用いた貼付剤において、薬効成分に起因する皮膚障害を
有効に抑制する手段が求められており、本発明は、その
ような技術の提供をその課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行った結果、薬効成分と非
水性基剤を含む貼付剤の膏体層に、特定のポリエチレン
グリコールを含有させることにより、皮膚障害を有効に
抑制する効果があることを見出した。
【0012】すなわち本発明は、支持体に膏体層を設け
てなる貼付剤において、該膏体層を形成する膏体組成物
が、非水性基剤、薬効成分及び平均分子量が400以下
のポリエチレングリコールを含有し、かつ該ポリエチレ
ングリコールの含有量が膏体組成物全体に対して2〜6
質量%であることを特徴とする外用貼付剤である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の外用貼付剤は、非水性基
剤及び薬効成分を含有する膏体中に、皮膚障害抑制剤と
して平均分子量が400以下のポリエチレングリコール
(以下、「低分子量PEG」ということがある)を膏体
層全体に対して2〜6質量%(以下「%」とする)を配
合して膏体組成物とし、これを支持体上に塗布・展延等
したものである。
【0014】本発明において、膏体組成物中に配合され
る低分子量PEGは、皮膚障害抑制剤としてはたらくも
のであり、その平均分子量は400以下とすることが必
要である。この低分子量PEGは平均分子量が400を
越えるポリエチレングリコールと比較して、皮膚障害抑
制効果が強く、また、薬効成分の溶解性や製剤設計の容
易さなどの点で優れている。この低分子量PEGは、例
えば、マクロゴール200、300及び400(いずれ
も三洋化成工業(株)製)等として市販されており、こ
れらを使用することができる。
【0015】また、本発明における低分子量PEGの含
有量は、膏体組成物中、2〜6%とする必要があり、3
〜5%であることが好ましい。低分子量PEGの含有量
が2%より少ないと十分な皮膚障害抑制効果が得られな
い場合があり、また含有量が6%を越えてもそれ以上の
効果の増大は認められず、却って膏体自体の粘着性が低
下してしまい、貼付剤自体の貼付性に悪影響を及ぼす場
合があるので好ましくない。
【0016】一方、本発明の外用貼付剤において、膏体
組成物に含有される薬効成分としては、膏体層中に含有
されて薬効を奏するものであれば特に制限なく使用でき
る。この薬効成分の例としては、非ステロイド系消炎鎮
痛薬、例えば、アセメタシン、インドメタシン、エトド
ラク、スリンダク等のインドール酢酸系消炎鎮痛薬、サ
リチル酸、ジフルニサル等のサリチル酸系消炎鎮痛薬、
フルフェナム酸、メフェナム酸等のフェナム酸系消炎鎮
痛薬、アルクロフェナク、ジクロフェナク、フェンブフ
ェン、フェルビナク等のフェニル酢酸系消炎鎮痛薬、イ
ブプロフェン、オキサプロジン、ケトプロフェン、ザル
トプロフェン、スプロフェン、チアプロフェン、プラノ
プロフェン、フルルビプロフェン、ロキソプロフェン等
のプロピオン酸系消炎鎮痛薬等が挙げられる。この中
で、インドール酢酸系の消炎鎮痛薬、特にインドメタシ
ンを用いた場合に生じる皮膚刺激の低減において、本発
明の効果は顕著であることから、インドメタシンを使用
することが好ましい。
【0017】上記薬効成分の膏体組成物中での含有量
は、薬効成分の種類に応じて、安全性と薬効成分の効力
を勘案し、適宜決定することができるが、一般には、膏
体組成物中0.01〜20%含有させることが好まし
い。例えば、薬効成分としてインドメタシンを使用した
場合は、その含有量は、膏体組成物全体に対し0.05
〜10%程度であればよく、0.1〜8%であることが
好ましい。
【0018】また、本発明の膏体組成物には、薬効成分
以外に、作用緩和な成分を佐薬として添加することがで
きる。佐薬としては、例えば、ハッカ油、I−メントー
ル、カンファー、チモール、酢酸トコフェロール、グリ
チルレチン酸、ノニル酸ワニリルアミド、トウガラシエ
キス等が挙げられる。
【0019】更に、本発明において、膏体組成物に含有
される非水性基剤は、実質的に水を使用することなく粘
着性を有する貼付剤用の基剤である。このような基剤と
しては、種々のものが知られているが、物性及び品質等
のコントロール、すなわち製剤設計が容易であるなどの
点で、ゴム系粘着剤を用いることが好ましい。このゴム
系粘着剤のエラストマーとしては、例えば、スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン・ブタ
ジエンゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴム、天然ゴム
及びイソプレンゴム等のエラストマーが挙げられる。こ
れらは1種を単独で、または2種以上を使用することが
できる。
【0020】このゴム系粘着剤等の非水性基剤中には、
更に公知の任意成分を必要に応じて適宜配合することが
できる。この任意成分としては、例えば、ジブチルヒド
ロキシトルエン等の酸化防止剤、流動パラフィン、ポリ
ブテン等の軟化剤、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石
油系樹脂等の粘着付与剤等の1種を単独で、または2種
以上を使用することができる。
【0021】なお、本発明においては、膏体組成物中に
上記各成分の他、例えばオリーブ油、スクワレン、ラノ
リン等の油脂類、尿素、アラントイン等の尿素誘導体、
ジメチルデシルスルホキシド、メチルオクチルスルホキ
シド、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルラウリルアミド、N−
メチルピロリドン、ドデシルピロリドン、イソソルビト
ール、エトキシイソステアリルアルコール等の極性溶
剤、ジイソプロピルアジペート、フタル酸エステル、セ
バシン酸ジエチル等の可塑剤、その他にクロタミトン、
サリチル酸、アミノ酸、ニコチン酸ベンジルエステル、
ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチン酸イソプロピル、
ラウリル酸エチル、ジイソプロパノールアミン、グリセ
リルエステル、1−ドデシル−アザシクロペンタン−2
−オン等の溶解剤ないしは吸収促進剤等を必要に応じて
適宜含有させることができる。
【0022】本発明の外用貼付剤は、上記した膏体組成
物を適当な塗工方法で剥離フィルムや剥離紙等に塗布・
展延して膏体層を設け、該膏体層に支持体を貼り合わせ
ることにより得ることができる。なお、膏体組成物を適
当な塗工方法で支持体に塗布・展延して膏体層を設け、
該膏体層に剥離フィルムや剥離紙等を貼り合わせる方法
でも良い。
【0023】膏体組成物を塗布・展延する支持体として
は、薬物の放出には影響を及ぼさないものが好ましく、
伸縮性及び非伸縮性のいずれのものも使用することがで
きる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリウレタン等の合成樹脂フィルムまたはシート
あるいはこれらの積層体、多孔質体、発泡体、並びに例
えば、綿、スフ、ナイロン、レーヨン、セルロース、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン等の繊維で
構成される織布または不織布、並びに紙等などが挙げら
れる。
【0024】また、膏体層を被覆、保護するために、膏
体層側に剥離フィルムないし剥離紙等を設けることがで
きる。この剥離フィルムないし剥離紙としては、具体的
に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の
高分子材料で作られたフィルムや、紙の上にシリコーン
オイル等を塗工したもの等が挙げられる。
【0025】次に、より具体的に本発明の外用貼付剤の
製造方法の一例を、薬効成分としてインドメタシン、ゴ
ム系粘着剤としてスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体系粘着剤、および皮膚障害抑制剤としてポ
リエチレングリコール(平均分子量300)を用いる場
合を挙げ、説明する。
【0026】まず、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体、軟化剤、粘着付与剤等を、適宜所定の
割合で加熱混合する。次に、薬効成分であるインドメタ
シン及び皮膚障害抑制剤であるポリエチレングリコール
(平均分子量300)を加えて、均一な融解物を得る。
【0027】更に、この融解物を、ドクターナイフ、ダ
イコーター等の塗工機を用いて剥離フィルムや剥離紙に
塗布・展延し、その上に不織布等の支持体を貼り合わせ
る。最後に、必要な大きさにこれを裁断することによ
り、本発明の外用貼付剤を得ることができる。
【0028】なお、以上述べた製造方法により、本発明
の外用貼付剤が得られるのであるが、本発明の外用貼付
剤の製造方法が上記に限られるものではないことはいう
までもない。
【0029】かくして得られた本発明の外用貼付剤は、
通常患部皮膚に、1日あたり1〜2枚を貼付することが
好ましい。このようにすることにより、患部の治療を行
うことができる。すなわち、例えば、薬効成分として非
ステロイド系消炎鎮痛薬を用いた場合は、捻挫、筋肉疲
労から起こる痛み、肩こりに伴う痛み、腰痛および関節
痛、打撲、変形性関節症、肩や腱などの関節周囲炎、慢
性関節リウマチ、神経痛、外傷後の腫瘍・疼痛などの治
療を行うことが可能となる。
【0030】
【作用】従来より、ポリエチレングリコールは薬効成分
の溶解性や吸収促進性を向上させるための基剤成分ある
いは配合剤として使用されていた(特開昭61−220
11号公報及び特開平4−77425号公報等)。しか
しながら、平均分子量が400以下のポリエチレングリ
コールを外用剤として使用する場合、例えば、ポリエチ
レングリコール自身による皮膚刺激という安全面からの
問題や(特開平5−331049号公報)、また、ポリ
エチレングリコールを配合することによるに貼付剤の粘
着力の低下や使用感の悪化などの問題があることが報告
されていた(特開平6−256183号公報)。
【0031】しかしながら、上記の問題は、水系の基剤
における問題であり、非水系の基剤中では皮膚刺激等の
問題は生じない。そして、平均分子量400以下のポリ
エチレングリコールであってもこれを一定の範囲の量で
非水性基剤中に含有させた場合は、貼付剤の粘着性や使
用感等に悪影響を及ぼすことなく、皮膚障害を抑制でき
るのであり、本発明はこのような知見に基づくものであ
る。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げ、本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等になん
ら制約されるものではない。なお、実施例中、「部」と
あるのはすべて重量部を意味する。
【0033】実 施 例 1:外用貼付剤 以下の処方及び製法により、外用貼付剤(本発明品1)
を得た。
【0034】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 0.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量200)*1 2.0 3. 酢酸トコフェロール 2.0 4. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 5. 流動パラフィン 49.5 6. テルペンレジン*3 20.0 7. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *1: マクロゴール200(三洋化成工業(株)製) *2: クレイトンD−1107(シェルジャパン(株)製) *3: クリアロンP−105(ヤスハラケミカル(株)製)
【0035】( 製 法 )ゴム粘着成分であるスチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体、流動パラフ
ィン、テルペンレジンおよびジブチルヒドロキシトルエ
ンを加熱混合し、次に残りの各成分を加え、均一な融解
物を得る。このようにして得られた融解物を、ドクター
ナイフ塗工機を用いて剥離フィルム(ポリエステル)
に、膏体重量が100g/mになるように塗工した
後、塗工面に支持体(不織布)を貼り合わせ、これを7
0mm×100mmの大きさに裁断し、本発明品1の外
用貼付剤を得た。
【0036】実 施 例 2:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品2)を得た。
【0037】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 0.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量300)*4 6.0 3. l−メントール 2.0 4. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 5. ポリイソブチレン*5 5.0 6. 流動パラフィン 30.5 7. 脂環族飽和炭化水素樹脂*6 30.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *2: 上と同じ *4: マクロゴール300(三洋化成工業(株)製) *5: ビスタネックスLM−MH(エクソン化学(株)製) *6: アルコンP−100(荒川化学工業(株)製)
【0038】実 施 例 3:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品3)を得た。
【0039】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 1.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量200)*1 6.0 3. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 4. 流動パラフィン 46.5 5. テルペンレジン*3 20.0 6. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *1〜3: 上と同じ
【0040】実 施 例 4:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品4)を得た。
【0041】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 1.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量300)*4 4.0 3. l−メントール 2.0 4. 酢酸トコフェロール 2.0 5. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 6. 流動パラフィン 44.5 7. テルペンレジン*3 20.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *2〜4: 上と同じ
【0042】実 施 例 5:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品5)を得た。
【0043】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 5.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量300)*4 2.0 3. l−メントール 2.0 4. クロタミトン 2.0 5. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 6. ポリイソブチレン*5 5.0 7. 流動パラフィン 28.0 8. 脂環族飽和炭化水素樹脂*6 30.0 9. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *2、4及び5: 上と同じ
【0044】実 施 例 6:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品6)を得た。
【0045】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 5.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量400)*7 6.0 3. 酢酸トコフェロール 2.0 4. クロタミトン 2.0 5. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 6. 流動パラフィン 39.0 7. テルペンレジン*3 20.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *2、3: 上と同じ *7: マクロゴール400(三洋化成工業(株)製)
【0046】実 施 例 7:外用貼付剤 以下の処方及び下記の製法により、外用貼付剤(本発明
品7)を得た。
【0047】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 0.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量400)*7 4.0 3. ノニル酸ワニリルアミド 0.01 4. スチレン−イソプレン 10.0 −スチレンブロック共重合体*8 5. 天然ゴム 20.0 6. ポリブテン*9 10.0 7. 流動パラフィン 24.49 8. ロジンエステル*10 30.0 9. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *7: 上と同じ *8: クレイトンD−KX401(シェルジャパン(株)製) *9: ポリブテンHV−300(日本石油(株)製) *10: エステルガムH(荒川化学工業(株)製)
【0048】( 製 法 )インドメタシン以下全成分を
溶剤(トルエン及びヘキサンの混合物)に溶解し、均一
な溶解物を得る。次に、この溶解物を、ドクターナイフ
塗工機を用いて剥離フィルム(ポリエステル)に溶剤留
去後の膏体重量が100g/m になるように塗工し
た後、熱風乾燥し、塗工面に支持体(不織布)を貼り合
わせ、70mm×100mmの大きさに裁断て、本発明
品7の外用貼付剤とした。
【0049】実 施 例 8:外用貼付剤 以下の処方及び実施例7と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品8)を得た。
【0050】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 1.5 2. ポリエチレングリコール(平均分子量400)*7 2.0 3. スチレン−イソプレン 10.0 −スチレンブロック共重合体*8 4. 天然ゴム 20.0 5. ポリブテン*9 10.0 6. 流動パラフィン 25.5 7. ロジンエステル*11 30.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *7〜9: 上と同じ *11: KE−311(荒川化学工業(株)製)
【0051】実 施 例 9:外用貼付剤 以下の処方及び実施例7と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品9)を得た。
【0052】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. インドメタシン 5.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量200)*1 4.0 3. ノニル酸ワニリルアミド 0.01 4. クロタミトン 2.0 5. スチレン−イソプレン 10.0 −スチレンブロック共重合体*8 6. 天然ゴム 20.0 7. ポリブテン*9 10.0 8. 流動パラフィン 17.99 9. ロジンエステル*12 30.0 10. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *1、8、9: 上と同じ *12: スーパーエステルA−100(荒川化学工業(株)製)
【0053】実 施 例 10:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品10)を得た。
【0054】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. ケトプロフェン 2.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量200)*1 5.0 3. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 4. 流動パラフィン 47.0 5. テルペンレジン*3 20.0 6. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *1〜3: 上と同じ
【0055】実 施 例 11:外用貼付剤 以下の処方及び実施例1と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品11)を得た。
【0056】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. フルルビプロフェン 2.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量300)*4 4.0 3. l−メントール 2.0 4. 酢酸トコフェロール 2.0 5. スチレン−イソプレン 25.0 −スチレンブロック共重合体*2 6. 流動パラフィン 44.0 7. テルペンレジン*3 20.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *2〜4: 上と同じ
【0057】実 施 例 12:外用貼付剤 以下の処方及び実施例7と同様の製法により、外用貼付
剤(本発明品12)を得た。
【0058】 ( 処 方 ) 成 分 重量部 1. フェルビナク 2.0 2. ポリエチレングリコール(平均分子量400)*7 2.0 3. スチレン−イソプレン 10.0 −スチレンブロック共重合体*8 4. 天然ゴム 20.0 5. ポリブテン*9 10.0 6. 流動パラフィン 25.0 7. ロジンエステル*11 30.0 8. ジブチルヒドロキシトルエン 1.0 *7〜9及び11: 上と同じ
【0059】比 較 例 1:外用貼付剤 ポリエチレングリコール(平均分子量200)を、同量
のポリエチレングリコール(平均分子量600)に変更
した以外は、実施例1と全く同様の処方及び製法で、外
用貼付剤(比較品1)を得た。
【0060】比 較 例 2:外用貼付剤 ポリエチレングリコール(平均分子量400)を、同量
の流動パラフィンに変更した以外は実施例6と全く同様
の処方及び製法で、外用貼付剤(比較品2)を得た。
【0061】比 較 例 3:外用貼付剤 実施例8のポリエチレングリコール(平均分子量40
0)2部を1部に減らし、減じた分(1部)を流動パラ
フィンに変更した以外は、実施例8と全く同様の処方及
び製法で外用貼付剤(比較品3)を得た。
【0062】比 較 例 4:外用貼付剤 実施例2のポリエチレングリコール(平均分子量30
0)6部を7部に増やし、流動パラフィンから該増加分
(1部)を減らした以外は、実施例2と全く同様の処方
及び製法で、外用貼付剤(比較品4)を得た。
【0063】比 較 例 5:外用貼付剤 実施例2のポリエチレングリコール(平均分子量30
0)6部を10部に増やし、流動パラフィンから該増加
分(4部)を減らした以外は、実施例2と全く同様の処
方及び製法で、外用貼付剤(比較品5)を得た。
【0064】比 較 例 6:外用貼付剤 ポリエチレングリコール(平均分子量300)を、同量
の流動パラフィンに変更した以外は、実施例2と全く同
様の処方及び製法で、外用貼付剤(比較品6)を得た。
【0065】比 較 例 7:外用貼付剤 インドメタシン及びポリエチレングリコール(平均分子
量400)を、それらの合計量の流動パラフィンに変更
した以外は、実施例6と全く同様の処方及び製法で、外
用貼付剤(比較例7)を得た。
【0066】比 較 例 8 外用貼付剤 インドメタシンを、同量の流動パラフィンに変更した以
外は、実施例6と全く同様の処方及び製法で、外用貼付
剤(比較例8)を得た。
【0067】試 験 例 1 皮膚安全性試験:上記の実施例で得られた本発明品1、
6および8並びに比較例で得られた比較品1、2、3、
7および8の外用貼付剤を、健常人10名の背部に1日
2回(1回あたり11時間貼付)、3日間(計6回)繰
り返して貼付及び剥離を繰り返した。このように6回貼
付・剥離した後、最後(6回目)に剥離した時から1時
間後及び24時間後の皮膚障害の程度を、下記の表1の
判定基準に従って判定し、下記式(I)で皮膚刺激指数
(SI値)を求めて比較・評価した。その結果を表2に
示す。
【0068】( 判定基準 )
【表1】
【0069】
【数1】
【0070】( 結 果 )
【表2】
【0071】上記表2の結果から明らかなように、平均
分子量が400以下のポリエチレングリコールを2〜6
%の範囲内で含有した本発明品1、6及び8の外用貼付
剤は、平均分子量が600のポリエチレングリコールを
2%配合した比較品1、ポリエチレングリコールを配合
していない比較品2及び平均分子量が400のポリエチ
レングリコールを1%配合した比較品3に比べて、いず
れも皮膚障害抑制効果に優れたものであった。
【0072】なお、インドメタシンを含有しない比較品
7および比較品8の皮膚刺激指数はいずれも、比較品
1、2および3のそれと比較して低く、本発明品および
比較品における皮膚刺激はインドメタシンが原因である
ことが確認できた。
【0073】試 験 例 2:外用貼付剤の貼付性の評価 本発明品2及び比較品4〜6の外用貼付剤について、健
常人30名の肘に8時間貼付し、貼付中の剥がれ・めく
れの度合いをもとにした貼付剤の貼付性を、表3の評価
基準で評価した。結果を表4に示す。
【0074】( 評価基準 )
【表3】
【0075】( 結 果 )
【表4】
【0076】表4の結果から明らかなように、平均分子
量が300のポリエチレングリコールを6%含有した本
発明品2の貼付剤は、ポリエチレングリコールを配合し
ていない比較品6の貼付剤とほぼ同程度の貼付性を保持
しており、ポリエチレングリコールを含有しても貼付性
に影響を与えていないことが確認できた。一方、平均分
子量が300のポリエチレングリコールを7%又は10
%含有した比較品4及び比較品5の貼付性は、比較品6
よりも劣るものであった。
【0077】
【発明の効果】本発明の外用貼付剤は、膏体層を形成す
る組成物中に、非水性基剤と全体に対し2〜6%の平均
分子量が400以下であるポリエチレングリコールをを
含有させることにより、膏体層にインドメタシン等の薬
効成分を含有させた場合であっても、これらの薬効成分
に起因する皮膚障害を、外用貼付剤自体の貼付性を良好
に保ちつつ、効果的に抑制することができるものであ
る。
【0078】従って、本発明の外用貼付剤は、一般の貼
付剤と同程度の良好な貼付性を保持しつつ、安全性が大
幅に改善された外用貼付剤として、捻挫、筋肉疲労から
起こる痛み、肩こりに伴う痛み、腰痛および関節痛、打
撲、変形性関節症、肩や腱などの関節周囲炎、慢性関節
リウマチ、神経痛、外傷後の腫瘍・疼痛などの治療に有
利に利用することができるものである。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/04 A61J 1/00 370C (72)発明者 竹末 英夫 佐賀県鹿島市大字納富分2596番地1 祐徳 薬品工業株式会社内 (72)発明者 中谷 彰宏 佐賀県鹿島市大字納富分2596番地1 祐徳 薬品工業株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA74 BB31 CC05 DD37 DD59 EE03 EE04 EE23 EE56 FF67 4C086 AA02 BC15 MA02 MA05 MA32 MA63 NA06 ZB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に膏体層を設けてなる外用貼付剤
    において、該膏体層を形成する膏体組成物が、非水性基
    剤、薬効成分及び平均分子量が400以下のポリエチレ
    ングリコールを含有し、かつ該ポリエチレングリコール
    の含有量が膏体組成物全体に対して2〜6質量%である
    ことを特徴とする外用貼付剤。
  2. 【請求項2】 薬効成分が非ステロイド系消炎鎮痛剤で
    ある請求項第1項記載の外用貼付剤。
  3. 【請求項3】 非ステロイド系消炎鎮痛剤がインドメタ
    シンである請求項第2項記載の外用貼付剤。
  4. 【請求項4】 非水性基剤がゴム系粘着剤である請求項
    第1項ないし第3項に記載の外用貼付剤。
  5. 【請求項5】 ゴム系粘着剤のエラストマーが、スチレ
    ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン
    −ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン・
    ブタジエンゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴム、天然
    ゴム及びイソプレンゴムからなる群から選ばれた1種ま
    たは2種以上である請求項第4項記載の外用貼付剤。
  6. 【請求項6】 平均分子量が400以下のポリエチレン
    グリコールが皮膚障害抑制剤として作用するものである
    請求項第1項記載の外用貼付剤。
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