JP2003183303A - 酸性キシロオリゴ糖組成物及びその製造方法 - Google Patents
酸性キシロオリゴ糖組成物及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2003183303A JP2003183303A JP2001387322A JP2001387322A JP2003183303A JP 2003183303 A JP2003183303 A JP 2003183303A JP 2001387322 A JP2001387322 A JP 2001387322A JP 2001387322 A JP2001387322 A JP 2001387322A JP 2003183303 A JP2003183303 A JP 2003183303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- xylooligosaccharide
- acidic
- xylo
- oligosaccharide
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
物、農業用生長促進剤などとして利用される、キシロー
スオリゴマーを主鎖とし、ウロン酸残基を側鎖に持つ酸
性キシロオリゴ糖組成物とその製造方法を提供する。 【解決手段】 リグノセルロース材料を酵素的及び/又
は物理化学的に処理してキシロオリゴ糖成分とリグニン
成分の複合体を得、次いで、該複合体を酸加水分解処理
してキシロオリゴ糖混合物を得、得られるキシロオリゴ
糖混合物から、キシロオリゴ糖1分子中に少なくとも1
つ以上のウロン酸残基を側鎖として有するキシロオリゴ
糖混合物を分離する。
Description
加物、薬品・化粧品添加物、農業用生長促進剤などとし
て利用される酸性キシロオリゴ糖組成物に関する。特
に、本発明は、キシロースオリゴマーを主鎖とし、ウロ
ン酸残基を側鎖に持つ酸性キシロオリゴ糖の混合物から
なる酸性キシロオリゴ糖組成物とその製造方法に関す
る。
毎日摂取する食物を通して健康を維持する試みが注目を
集めている。特に、食物繊維やオリゴ糖といった多糖や
それらの分解生成物は、それらの消化器官で発揮する生
理活性が注目され、近年、熱心に研究されている分野で
もある。食物繊維は、従来から糖質代謝や脂質代謝とい
った生体の基本的代謝に関わるフードファクターとして
重要視されてきた経緯がある。機能性食品のなかにもこ
の食物繊維の作用をうたったものが少なくない。
吸着することで腸内における発ガン物質の希釈を行うと
いった機能があり、近年ではヒトのフードファクターと
して重要視されている。また、従来の食物繊維の中には
血液の高脂血症を改善したり、糖代謝を制御することで
ヒトの健康を制御できる可能性を有するものも存在して
いる。特に、タマリンド種子ガムやグアーガム、アルギ
ン酸ナトリウムやペクチンといった酸性糖を多く含む食
物繊維は血液中の総コレステロールやリン脂質、トリグ
リセライドの量を低下させ高脂血症を改善すると報告さ
れている。 〔Rotenberg,S. and Jakobsen,P,E.:The effect of die
tary pectin on lipid composition of blood, skeleta
l muscle and internal organs of rats. J.Nutr.,108,
1384(1978)〕
を抑え、ビフィズス菌の選択的増殖性を促す働きを持つ
糖類ではない。むしろ、小腸の粘膜細胞を物理的にこそ
ぎ落とし、栄養吸収に対して負の影響を与えることも少
なくない。〔Fahey Jr.,G.C.:Dietary fiber ; chemist
ry and nutrition, p.117〜146, Academic Press, New
York (1979)〕
な増殖促進効果を通して、おなかの調子を良好に保つ機
能を有し、特定保健用食品として認定された乳酸菌飲料
に利用され、チョコレートなどの菓子類にも利用されて
いる有用な糖類である。また、ヒトの食品用途だけでは
なく家畜の飼料としての用途もある。さらに、医薬、サ
ニタリー製品の分野でも乳化剤、皮膚の保湿成分として
の用途がある。
ゴ糖類は、そのほとんどが整腸作用、即ち腸内悪玉菌で
ある大腸菌や腸内腐敗発酵菌であるクロストリジウム属
やオイバクテリウム属の菌の数を減らし、相対的に腸内
善玉菌といわれるビフィズス菌を増加させる作用を持っ
ている。いろいろあるオリゴ糖類の中でも、例えば、小
麦フスマやコーンコブに由来するキシロオリゴ糖は有名
である。キシロオリゴ糖の作用については、他のオリゴ
糖と同様に腸内善玉菌のビフィズス菌の選択的増殖を促
す一方で、腸内悪玉菌である大腸菌の数を相対的に低下
させると言われている。大腸菌や腸内腐敗発酵菌は腸内
で増殖しながら発ガン性物質を生産することが知られて
いる〔金沢ら:大腸細菌叢-とくに胆汁酸代謝と大腸発
癌について-.総合臨床,26,1042〜1050(1977)〕ことか
ら、大腸菌や腸内腐敗発酵菌の数を腸内で減らすことは
長期にわたる健康を考えた場合に重要である。
おける免疫作用についての研究の進展は特に著しいもの
がある。特に、キシロオリゴ糖により選択的に増殖した
ビフィズス菌には腸管免疫の増強作用があることがわか
っている。腸管の粘膜細胞下に存在するB細胞は、感染
防御、食物アレルギーの抑制に関係するIgA(イムノ
グロブリンA)と呼ばれる物質を生産し、これを腸管内
に分泌することで粘膜細胞防御している。ビフィズス菌
の細胞壁に由来する成分はマクロファージを介して小腸
粘膜細胞下に存在するB細胞に作用し、局所免疫をつか
さどる成分であるIgAを生産させる方向に働く。
在するビフィズス菌をコントロールすることで、外から
進入してくる病原菌等の感染を防御したり、アレルギー
誘発性の物質が経口でもたらされた時でも中和抗体的に
作用するIgAの生産が亢進する可能性が生まれてき
た。〔保井久子、加藤紀子、三毛明人、早川和仁、大協
真、菅 辰彦.1991.Bifidobacterium breveの経口投与
による腸管免疫系(IgA抗体生産)の増強.日本農芸
化学会誌 65:623〕
取した場合に関しては、胃酸や消化液中の酵素による酸
加水分解からくるオリゴ糖の重合度の低下が大きな問題
である。オリゴ糖は、酸や酵素による加水分解により徐
々に低分子化し、最終的には大腸菌やクロストリジウム
属に属する腐敗性嫌気性菌でも資化することが可能な単
糖にまで分解されることが知られている。しかし、2量
体や3量体を主成分とするキシロオリゴ糖組成物は、オ
リゴ糖の中でも胃酸に対する抵抗性が他のオリゴ糖に比
べて比較的高く(特許第2549638号)、それほど
分解されずに腸内に届けられる可能性が高い。実際にキ
シロオリゴ糖をヒトに投与した場合、生体内での整腸効
果が確認されている。
の大きな5量体程度の平均重合度を有するキシロオリゴ
糖(特開2001-226409号公報)も製造可能で
ある。また、本発明者らは平均重合度が12量体前後で
ある長鎖キシロオリゴ糖も提案している(特願2001
−242906号)。鎖長が長いキシロオリゴ糖は腸内
でも単糖であるキシロースには変換されにくく、しか
も、排泄便量はキシロビオースに比較して増加するとい
うメリットがある。
高く、オリゴ糖と食物繊維の両方の生理活性を有する。
つまり、小腸では食物繊維様の作用である抗高脂血症作
用を発揮し、小腸を通過して大腸ではビフィズス菌に選
択的に資化されることで、整腸作用を発揮するのであ
る。
る長鎖キシロオリゴ糖も1つの問題を有している。その
問題とは、溶解性の問題である。中性キシロオリゴ糖
は、重合度が大きくなるにつれてその溶解度が低下す
る。特に、平均重合度が12量体前後のものは、食物繊
維様の作用と整腸作用の両方の作用を併せ持つ有用な糖
質であるが、中性キシロオリゴ糖の12量体は60℃の
水に僅か数%しか溶けない。整腸作用や腸管免疫を発揮
させるためには、ある程度水に溶けた状態で腸管に届け
る必要があり、長鎖のオリゴ糖の問題点は溶解度にある
といっても過言ではない。また、溶解度が低い点はオリ
ゴ糖の生産効率の上でも大きな問題であり、長鎖であっ
て、なおかつ水溶性が高いキシロオリゴ糖の開発が望ま
れていた。
状の改善をもたらす糖類として酸性糖を含むような多糖
類の仲間が存在する。酸性糖を含む多糖類は比較的少な
い摂取でも脂質代謝を変化させるので、抗高脂血症の研
究実験に非常によく用いられてきた経緯がある。具体的
に述べると、酸性糖を含むような多糖や食物繊維は血清
中のコレステロールの低下作用を有するものが多く、実
験では、コントロール(酸性糖を含まない食餌)を投与
されている群に比較して酸性糖を含む食餌を投与されて
いる群の方が約20〜30%も血中のコレステロールが
低下するようである。〔辻 悦子ほか:栄養学雑誌,3
3,273(1975)、辻 啓介ほか:栄養学雑誌,
35,227(1977)〕
り、酸性糖を含む食物繊維は血液性状の改善を期待され
て研究を行われてきた経緯がある。特に、ペクチンは酸
性糖を含む食物繊維の代表格であり、抗高脂血症の研究
だけでなく、血中インスリン上昇抑制作用に関する研究
でも良く使われる酸性多糖類である。 〔Jenkins,D.J.A.,Leeds, A.R.,Gassull,M.A.,et al.:D
ecrease postprandial insulin (and glucose concentr
ations by guar and pectin. Annual. Internal.Med.,8
0,20(1977)〕 糖類の吸収抑制は、酸性多糖が胃で水分を吸い膨潤し、
そのゲル中に糖分を取り込むため小腸の粘膜細胞が糖質
を十分に取り込むことが出来ずに起こると考えられてい
る。
ボキシル基や硫酸基といった親水性の官能基を持つため
水に解けやすく、鎖長が長い割に水に良く溶けるものが
多いようである。一方の不溶性の食物繊維も抗高脂血症
作用や糖質の吸収抑制作用を持つが、これらは胃から十
二指腸へ移動する際、十二指腸の粘膜細胞を傷つける。
このため、糖分の吸収は抑制され、血糖は上昇を抑制さ
れる。生体の健康度を考えた場合、粘膜細胞を傷つける
ことは必ずしも得策とはいえないし、むしろ病原菌の感
染や貧栄養の一つの原因になり得るようである。このた
め、抗高脂血症作用や血中インスリン上昇抑制作用とい
った食物繊維の生理活性も、できる限り「可溶性の食物
繊維」で発揮するほうが望ましい。そのため、水溶性が
高く、生理活性も豊富な酸性糖を含む多糖やオリゴ糖
は、今後ますます機能性食品や医薬品等への応用が可能
な産業上重要な糖質であると考えられている。
につれて溶解度が低下する中性糖である。しかし、キシ
ロオリゴ糖も製造条件が異なると酸性糖を側鎖に持つ形
で精製が可能であり、水溶性が高まることが知られてい
る。従来より、植物細胞壁中のヘミセルロース中のキシ
ランには、側鎖としてグルクロン酸残基、もしくは4−
0−メチルグルクロン酸残基をもつものが存在すること
が知られている。トリコデルマ属に属するカビが生産す
る酵素液で側鎖を有するキシランを処理すると、α−グ
ルクロニダーゼが側鎖を分解除去しつつキシランを分解
し、結果的にキシロビオースやキシロトリオースを主成
分とするキシロオリゴ糖組成物を作るようである。ま
た、このとき、α-グルクロニダーゼによる消化を免れ
た酸性糖部分を含む酸性キシロオリゴ糖は2量体もしく
は3量体であり、これらのキシロオリゴ糖の非還元末端
にグルクロン酸残基もしくは4−0−メチルグルクロン
酸残基が存在することが解かっている。〔R.F.H.Dekke
r,In "Biosythesis and biodegradation of wood compo
nents",p.505,Academic Press Inc.(1985)〕
ナーゼを用いてキシロオリゴ糖を生成させた場合、酵素
の基質特異性が真菌類のキシラナーゼと大きく異なるた
め、生成するキシロオリゴ糖の組成比が2量体であるキ
シロビオースから5量体までの分布でキシロオリゴ糖を
生成することが知られている(特開平1−252280
号公報)。そして、バクテリア由来の酵素は、これらの
鎖長のキシロオリゴ糖に酸性糖であるグルクロン酸や4
−0−メチルグルクロン酸が非還元末端側のキシロース
に1つの側鎖として結合している酸性キシロオリゴ糖を
生成する。
キシラナーゼ処理して得られた糖液中に存在するキシロ
オリゴ糖は、リグニンとの複合体を形成して存在するこ
とが判明している。特に、キシロオリゴ糖−リグニン複
合体は比較的大きなキシロオリゴ糖分子とリグニンが複
合体を形成しているため、キシロオリゴ糖部分はキシラ
ナーゼによる消化を逃れることが解かっている。このた
めキシロオリゴ糖−リグニン複合体を用いて製造された
キシロオリゴ糖は平均分子量が高く、その平均重合度は
製造法にもよるが5量体から20量体まで多岐にわた
る。この中性キシロオリゴ糖を主な成分とする長鎖キシ
ロオリゴ糖(特願2001−242906号)は可溶性
の食物繊維様の生理活性を有するが、一方で溶解度が低
い。
は、上市されているキシロオリゴ糖を構成するオリゴ糖
は2量体や3量体を主成分とするものがほとんどであ
り、食物繊維とは異なる物質であると認知されている。
本発明は、鎖長が長く、分解されずに腸まで届くことで
整腸作用の効果が高く、また、鎖長が長いために、オリ
ゴ糖の特徴ばかりでなく食物繊維様の作用を有し、か
つ、水に対する溶解度が高い酸性キシロオリゴ糖を提供
することを課題とするものである。さらに、本発明は水
溶性の長鎖キシロオリゴ糖を大量安価に供給する方法を
提供することを課題とするものである。
の本発明は、以下の各発明を包含する (1)キシロオリゴ糖1分子中に少なくとも1つ以上の
ウロン酸残基を側鎖として有する平均重合度が8〜15
のキシロオリゴ糖混合物からなる酸性キシロオリゴ糖組
成物。
基又は4−0−メチルグルクロン酸残基であることを特
徴とする(1)項記載の酸性キシロオリゴ糖組成物。
糖含有率が5質量%以下であることを特徴とする(1)
項又は(2)項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物法。
/又は物理化学的に処理してキシロオリゴ糖成分とリグ
ニン成分の複合体を得、次いで、該複合体を酸加水分解
処理してキシロオリゴ糖混合物を得、得られるキシロオ
リゴ糖混合物から、キシロオリゴ糖1分子中に少なくと
も1つ以上のウロン酸残基を側鎖として有するキシロオ
リゴ糖混合物を分離することを特徴とする酸性キシロオ
リゴ糖組成物の製造方法。
くとも1つ以上のウロン酸残基を側鎖として有するキシ
ロオリゴ糖混合物は、平均重合度が8〜15のキシロオ
リゴ糖混合物であることを特徴とする(4)項記載の酸
性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
化学パルプであることを特徴とする(4)項又は(5)
項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
処理がヘミセルラーゼ処理であることを特徴とする
(4)項〜(6)項のいずれか1項に記載の酸性キシロ
オリゴ糖組成物の製造方法。 (8)前記ヘミセルラーゼがキシラナーゼであることを
特徴とする(7)項記載の酸性キシロオリゴ糖組成物の
製造方法。
成分の複合体が、キシロオリゴ糖成分とリグニン成分と
が酸加水分解性を有する化学結合により結合された複合
体であることを特徴とする(4)項〜(8)項のいずれ
か1項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
ン成分の複合体に対する加水分解処理が、主鎖であるキ
シロオリゴ糖のキシロース分子間のβ−1,4−キシロ
シド結合を分解しない酸加水分解処理であることを特徴
とする(4)項〜(9)項のいずれか1項に記載の酸性
キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
ン成分の複合体は、キシロースの2〜20量体の混合物
である酸性キシロオリゴ糖とリグニン様物質の複合体を
30質量%以上含有することを特徴とする(4)項〜
(10)項のいずれか1項に記載の酸性キシロオリゴ糖
組成物の製造方法。
スをヘミセルラーゼ処理してキシロオリゴ糖成分とリグ
ニン様成分の複合体を含有する糖溶液を得、該糖溶液を
酸加水分解処理し、該加水分解処理液から、重合度が5
以下のキシロオリゴ糖含有率が5%以下でかつ平均重合
度が8〜15であり、側鎖としてグルクロン酸又は4−
0−メチルグルクロン酸を少なくとも1つ結合している
キシロオリゴ糖混合物を分離することを特徴とする酸性
キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
セルラーゼ処理によって得られる糖溶液を濃縮した糖溶
液について行われることを特徴とする、(12)項記載
の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。
3〜10、好ましくは5〜9の範囲に調整した糖溶液
を、10℃〜90℃、好ましくは30℃〜60℃の温度
で行われる処理であることを特徴とする、(11)項〜
(13)項のいずれか1項に記載の酸性キシロオリゴ糖
組成物の製造方法。
3.5、又はそれ以下の値に調整した糖溶液を、105
℃〜150℃、好ましくは110℃〜130℃の温度
で、15分以上、好ましくは30分〜60分間加熱して
行う処理であることを特徴とする、(11)項〜(1
4)項のいずれか1項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成
物の製造方法。
酸性キシロオリゴ糖混合物の分離は、前記酸加水分解処
理によって得られる糖溶液から、陽イオン交換樹脂カラ
ム−陰イオン交換樹脂カラムを該順序で利用して平均重
合度が8〜15の酸性キシロオリゴ糖混合物を分離する
処理であることを特徴とする(11)項〜(15)項の
いずれか1項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造
方法。 (17)前記酸加水分解処理液からの前記酸性キシロオ
リゴ糖混合物の分離は、前記陰イオン交換樹脂カラムに
吸着させた酸性キシロオリゴ糖を、金属イオンの塩化物
の濃度勾配を用いて溶出させ、回収する処理を包含する
方法であることを特徴とする、(16)項記載の酸性キ
シロオリゴ糖組成物の製造方法。
素がバチルス属に由来する中性好熱キシラナーゼで、か
つ原材料が広葉樹化学パルプであるようなリグノセルロ
ース材料を用いた場合、キシロースの2量体から20量
体にわたるキシロオリゴ糖の分布を有するキシロオリゴ
糖成分とリグニン成分の複合体を得ることができるこ
と、このキシロオリゴ糖成分中には分子量が大きな5量
体から20量体が比較的多く含まれ、さらには、このキ
シロオリゴ糖成分中のキシロビオースの存在比はキシロ
オリゴ糖成分中の約10質量%以下であることを見出し
た。また、キシロオリゴ糖成分中には酸性糖を側鎖に有
する酸性キシロオリゴ糖が存在すること、そして、この
酸性キシロオリゴ糖は濃縮された糖液中の全キシロオリ
ゴ糖成分の約30質量%程度を占めることを見出した。
一般にオリゴ糖は鎖長が長いほど溶解性が落ちるが、こ
の酸性キシロオリゴ糖は酸性糖を側鎖に持つため、主鎖
の重合度が6量体以上であっても溶解度は非常に高い。
として製造された長鎖キシロオリゴ糖成分はコーンコブ
や綿実殻を原料として製造されたキシロオリゴ糖よりも
平均重合度が高いという特徴がある。リグノセルロース
を原料とした場合、使用する酵素を調整することで平均
重合度が2から平均重合度が5までの任意の比率で新規
なキシロオリゴ糖を作ることがある程度は可能である。
しかし、今回の新たな知見は、「キシロオリゴ糖−リグ
ニン複合体」を中間体として使用して酸性キシロオリゴ
糖を製造し得ることにある。
樹、針葉樹クラフトパルプを酵素処理もしくは物理化学
的処理した場合に、その処理液中に見出された化合物で
あり、文献に記載されていない化合物である。この化合
物は2量体から20量体のキシロオリゴ糖鎖にリグニン
が結合した物質である。キシロオリゴ糖に対してリグニ
ンの分子量は圧倒的に大きいため、それが立体的に邪魔
になり、キシラナーゼやキシロシダーゼはキシロオリゴ
糖−リグニン複合体を分解できない。そのため、酵素処
理を行ってもキシロオリゴ糖−リグニン複合体における
キシロオリゴ糖は分解されずに残り、比較的長鎖のキシ
ロオリゴ糖がリグニンと結合した状態で溶液中に存在す
る。しかし、このキシロオリゴ糖−リグニン複合体は、
希酸による酸処理でキシロオリゴ糖とリグニンの間を容
易に開裂させることができ、この性質を利用することで
重合度が5〜20量体、特に平均重合度が8〜15のキ
シロオリゴ糖組成物を容易に製造することができたもの
である。
本発明で言う酸性キシロオリゴ糖組成物とは、その酸性
キシロオリゴ糖組成物中における比較的重合度の大きな
キシロオリゴ糖の含有率が高い組成物であり、そのキシ
ロオリゴ糖1分子中に少なくとも1つのウロン酸を結合
しているキシロオリゴ糖からなる組成物のことを言う。
具体的には、組成物中の全糖質量に対して、キシロース
の6量体以上のキシロオリゴ糖が80質量%以上である
ものであり、かつウロン酸含量が2質量%以上のものを
いう。本発明の酸性キシロオリゴ糖組成物の平均重合度
を測定した場合、平均重合度は6以上であり、好ましく
は8〜15である。
製造し易く、性能的にも優れているのは、キシロースの
6量体〜20量体を主成分とするものである。ここで主
成分とは、全糖質量に対して50質量%以上であること
を言う。もちろん使用する酵素や酸処理の条件を変更す
ることで平均重合度がさらに高い値の酸性キシロオリゴ
糖組成物を自由に設計製造することが可能なことは言う
までもない。
糖成分は、リグノセルロース材料をヘミセルラーゼ処理
した後に、希酸によりキシロオリゴ糖−リグニン複合体
を酸加水分解することによって得られる重合度の大きな
キシロオリゴ糖混合物中に存在する。リグノセルロース
としてのパルプのヘミセルラーゼ処理は、パルプ濃度1
〜30質量%、好ましくは2〜15質量%の範囲で行わ
れるが、広葉樹クラフトパルプ以外のリグノセルロース
を製造原料に用いる場合は、この限りではない。例え
ば、リグノセルロースに由来するキシランについて、処
理時のパルプ濃度を例示すると、小麦フスマ由来キシラ
ンでは0.5〜5質量%、好ましくは2質量%前後、コ
ーンコブ由来キシランでは1〜10質量%、好ましくは
5質量%前後、綿実殼由来キシランでは1〜10質量
%、好ましくは5質量%前後、粉砕コーンパイプでは
0.2〜5質量%、好ましくは1質量%前後、カラスム
ギ由来キシランでは0.2〜5質量%、好ましくは1質
量%前後などである。
ことができる原料リグノセルロース物質としては、針葉
樹や広葉樹のような木材が好ましく用いられるが、ケナ
フ、麻、バガス、イネ等の非木本性の植物であってもよ
く、特に限定されるものではない。本発明に使用される
パルプは、化学パルプ、機械パルプ、脱墨パルプ等何で
もよいが、広葉樹化学パルプが好ましい。化学パルプを
得るための蒸解法としては、クラフト蒸解、ポリサルフ
ァイド蒸解、ソーダ蒸解、アルカリサルファイト蒸解等
の公知の蒸解法を用いることができるが、パルプ品質、
エネルギー効率等を考慮するとクラフト蒸解法が好適に
用いられる。
トパルプを用いる場合、まず、アルカリ酸素漂白工程で
漂白したパルプをヘミセルラーゼで処理することが望ま
しいが、蒸解後のパルプや、機械パルプをそのままヘミ
セルラーゼ処理原料として用いても良い。
蒸解工程でパルプ繊維内より溶出されたヘミセルロース
が再吸着されていることは周知である。この再吸着され
たヘミセルロースは、その90質量%以上がD−キシロ
ースがβ1→4結合することによって構成されたキシラ
ンである。広葉樹クラフトパルプでは、ヘミセルロース
中の側鎖であるアラビノースやグルクロン酸はそのほと
んどが分解除去されている。また、側鎖の中の4−0−
メチルグルクロン酸は側鎖として残存するが、アルカリ
条件下でヘキセンウロン酸へと変換される。このヘキセ
ンウロン酸は、酸性条件下で加熱すると容易に分解除去
されるのでキシロオリゴ糖の製造にはあまり問題になら
ない。
の植物中の細胞壁内に存在するキシランと違ってパルプ
の蒸解工程において抽出された際に、その主鎖であるキ
シランに結合している側鎖の大部分は分解除去されてい
る。そのため、再吸着キシランは、通常の細胞壁中のキ
シランと比べて側鎖の保有率が非常に低く、キシロース
10個〜20個に1個程度のグルクロン酸もしくは4−
0−メチルグルクロン酸を結合している。また、後述す
るキシロオリゴ糖−リグニン複合体を形成しているた
め、再吸着キシランをキシラナーゼで分解、除去すると
パルプスラリーにこのキシロオリゴ糖−リグニン複合体
が溶出してくるため反応液が茶色になる。この茶色の反
応液中には280nmの吸収を持つ物質が存在するが、
これはリグニンの芳香環に由来する吸収であると考えら
れている。
クラフトパルプ絶乾質量の約20質量%を占める。ヘミ
セルラーゼ処理においては、酵素が広葉樹クラフトパル
プに作用し、再吸着分を含むキシラン全般に作用してこ
れを低分子化する。例えばバチルス・エスピ−S−21
13株のキシラナーゼ(特開平8−224081号公報
参照)を利用する場合、処理反応液中に生じるキシロー
ス及びキシロオリゴ糖の構成糖の割合は、3〜5量体が
最も多く、単量体が少ない組成比のオリゴ糖を生成す
る。
ルプのヘミセルラーゼ処理工程より得られる排水中にキ
シロオリゴ糖とリグニン様物質が結合したキシロオリゴ
糖複合体が存在することを見出している。更には、キシ
ロオリゴ糖複合体は比較的重合度の大きなオリゴ糖にリ
グニン様の物質が結合していることを見出している。こ
のキシロオリゴ糖−リグニン複合体は希酸処理により容
易にキシロオリゴ糖とリグニン様物質に分解できるの
で、重合度の大きなキシロオリゴ糖を大量安価に製造で
きる。キシロオリゴ糖−リグニン複合体から製造される
キシロオリゴ糖組成物の中で、ウロン酸残基を側鎖に有
する酸性キシロオリゴ糖の占める割合は、全糖量に対し
て約30質量%にもなる。
用されている酵素は、そのほとんどがヘミセルラーゼで
あるが、市販のヘミセルラーゼのいずれも本発明のキシ
ロオリゴ糖の製造方法における酵素処理工程に用いるこ
とができる。例えば、商品名カルタザイム(クラリアン
ト社製)、商品名エコパルプ(ローム・エンザイム社
製)、商品名スミチーム(新日本化学工業社製)、パル
プザイム(ノボノルディクス社製)マルチフェクト72
0(ジェネンコア社)などの市販の酵素製剤や、トリコ
デルマ属、テルモミセス属、オウレオバシヂウム属、ス
トレプトミセス属、アスペルギルス属、クロストリジウ
ム属、バチルス属、テルモトガ属、テルモアスクス属、
カルドセラム属、テルモモノスポラ属などの微生物によ
り生産されるキシラナーゼを使用することができる。
は30〜60℃の範囲であるが、酵素の至適温度に近い
処理温度がより好ましい。一般的な酵素の場合、処理温
度が10℃未満では反応が不十分となる上、そのような
温度を得ること自体に多大のコストを要するので適さな
い。一方、温度が90℃を超えて高くなると、処理系を
密閉化しないと熱ロスが大きくなる上、一般的な酵素の
場合、酵素自体が変性し、不活性になるので適さない。
処理時の溶液pHは3〜10、好ましくは5〜9の範囲
であるが、酵素の至適pHに近い方がより好ましい。
して得られるパルプを酵素処理して糖液を得る場合、パ
ルプのpHがアルカリ側に傾いているため、酵素の至適
pHがアルカリ側に近い酵素の方がpHを調整する際の
コストも低く優位性がある。もし、pHの調整が必要な
場合は、任意の酸性溶液又はアルカリ性溶液を添加して
調整し、酵素処理を行えばよいことは言うまでもない。
ロオリゴ糖(2〜20量体)とキシロオリゴ糖−リグニ
ン複合体が含まれる。酵素処理液中の糖濃度は、バチル
ス・エスピー2113株(独立行政法人 産業技術総合
研究所 特許微生物寄託センター寄託菌株FERM B
P−5264)の生産するキシラナーゼを対パルプ絶乾
質量当たり1ユニット(1ユニットは、1分間に1マイ
クロモルのキシロースを遊離させる酵素力)で使用し、
10質量%濃度のパルプスラリー中に添加して処理した
場合、約3000μg/ml(キシロース換算)であ
る。
れた場合、荷電NF膜やその他の限外ろ過膜、逆浸透膜
などの膜分離技術を用いて濃縮したり、エバポレーショ
ン等の濃縮作業により糖濃度を上昇させる作業を行うこ
とも可能である。実際に糖液のボリュームを減らすこと
は、大量の糖液を後段の精製工程で処理する際のハンド
リングを容易にする。加えて言うならば、膜濃縮におけ
る作業より得られた透過液は、糖濃度が酵素処理液より
低く、リグニン等着色性の有機物含量が少ない特徴を持
つ。このため、膜濃縮工程より得られる透過液はパルプ
製造工程における工業用水として再利用できる。
ついては、希酸による酸加水分解処理を行ってキシロオ
リゴ糖−リグニン複合体をキシロオリゴ糖と酸性キシロ
オリゴ糖、そしてリグニン様物質とに分離する。糖液の
pHの調整方法としては、糖液に対して鉱酸もしくは有
機酸を適宜添加して糖液のpHを3.5付近に調整する
ことが一般的であるが、アンバーライト200C(商品
名、ローム・アンド・ハース社製)といったカチオン交
換樹脂で糖液を処理してイオン交換によりpHを下げる
ことも可能である。
5℃〜150℃、好ましくは110℃〜130℃の範囲
で加熱し、酸加水分解の処理を行う。処理時間は15分
以上であるが、好ましくは30分から60分である。加
熱処理時間を90分以上に設定するとオリゴ糖の単糖へ
の分解が進み好ましくはない。糖液のpHが3.5付近
である場合、キシロオリゴ糖複合体とリグニン様物質、
キシロオリゴ糖と側鎖の一種であるヘキセンウロン酸は
分離除去可能であるが、酸性キシロオリゴ糖自身はほと
んど分解することはない。
合体からはリグニン様の有機物が分解除去され、酸性キ
シロオリゴ糖とキシロオリゴ糖へと変換される。pH
3.5、121℃、60分の処理条件の時のキシロオリ
ゴ糖複合体から酸性キシロオリゴ糖とキシロオリゴ糖へ
の変換効率は約95%である。このとき、単糖の一部は
加水分解が進みフルフラール様物質となり更に縮合して
沈殿する。キシロオリゴ糖複合体から切り離されたリグ
ニン様物質も、同様に酸性下で縮合し不溶化して沈殿す
る。この不溶化した沈殿物は濾紙や珪藻土によるろ過は
もちろんのこと、UF膜やMF膜そしてセラミックフィ
ルター等による分離除去が可能である。
ン複合体から得られた酸性キシロオリゴ糖組成物は、比
較的鎖長が長い重合度が6〜20程度のキシロオリゴ糖
を高い割合で含んでいる新規な酸性キシロオリゴ糖組成
物である。重合度が比較的高い酸性キシロオリゴ糖が得
られる理由としては、酵素処理により得られた糖液中の
キシロオリゴ糖複合体は2量体から20量体程度の鎖長
の酸性キシロオリゴ糖にリグニン様物質が結合している
ため、ヘミセルラーゼによる必要以上の消化を免れてい
ることに起因している。そのような状態から希酸による
酸加水分解でリグニン様物質と分離すると、比較的長い
鎖長の酸性キシロオリゴ糖が得られる。
キシロオリゴ糖の他にキシロース、グルコースといった
単糖類やリグニン、フラン化合物、フルフラールといっ
た有機物も含まれる。これらの有機物の混合物からキシ
ロオリゴ糖のみを分離、精製する工程としては、イオン
交換、分子ふるい、エタノール分画、膜処理などの従来
のいかなる精製方法を組み合わせて用いても良い。例え
ば、活性炭→強カチオン交換樹脂→強アニオン交換樹脂
→強カチオン交換樹脂→弱アニオン交換樹脂といった順
序でカラムを用いる精製方法では、出発原料である酸処
理糖液中の総糖量を100質量%とした場合、精製酸性
キシロオリゴ糖自身の回収率は約30質量%である。
ゴ糖組成物を精製する方法は、次のとおりである。ま
ず、セラミックフィルターを用いて糖液をろ過し比較的
分子量の大きな不溶性着色物や希酸処理で得られたリグ
ニン縮合物を除去する。この時糖液の供給側に活性炭を
対糖量で数質量%添加してセラミックフィルター処理を
行うと、より小さな着色物質などは活性炭に吸着されな
がらろ過されるので得られたろ過糖液の清澄度が増して
後の精製工程が楽になる。
は、更に分画分子量が20000以下のUF膜を用いて
ろ過する。この工程では、更に小さな着色物を除去でき
る。濃縮側に残された着色物及び重合度が非常に大きな
キシロオリゴ糖とリグニンの複合体は廃棄するべきでは
なく、できる限り前段階のセラミックフィルターを用い
た処理における供給側の糖液に戻し、回収率を上げるこ
とが好ましい。
処理を経て得られた糖液中にはキシロオリゴ糖組成物と
酸性キシロオリゴ糖組成物が溶解している。この糖液か
ら酸性キシロオリゴ糖組成物のみを取り出す方法はイオ
ン交換樹脂を用いる方法が適している。糖液を、まずカ
チオン交換樹脂にて処理し、糖液中の金属イオンを除去
する。次いで、強アニオン交換樹脂を用いて糖液中の硫
酸イオンなどを除去する。この工程では、硫酸イオンの
除去と同時に弱酸である有機酸の一部と着色成分の除去
も同時に行っている。
もう一度カチオン交換樹脂で処理し、更に金属イオンを
除去する。そして、最後に弱アニオン交換樹脂で処理
し、着色物質と酸性キシロオリゴ糖を樹脂に吸着させ
る。中性糖であるキシロオリゴ糖は、このとき弱アニオ
ン交換樹脂には吸着されずそのまま回収され、このとき
の中性キシロオリゴ糖組成物の回収率は約70質量%前
後に落ち着く。
ロオリゴ糖は、金属塩を溶解した溶出液を用いて弱アニ
オン交換樹脂から溶出して回収できる。カラムを用いて
吸着した酸性キシロオリゴ糖を溶出する場合は、グラジ
エント操作を行い適正なイオン強度にて樹脂から溶出さ
せることも可能である。また、アルカリを用いて溶出さ
せることも可能である、しかし、このときは溶出画分に
着色成分が混入してくる比率が高まるので、後段で着色
成分を除去する操作がもう一段必要となる。
・回収する際の金属塩は、基本的に何を用いても良い、
しかし、回収された酸性キシロオリゴ糖が生理活性を発
揮するためには、生物に摂取されることが必須であるた
め、生体にあまり害を与えないような金属塩が望ましい
ことはいうまでもない。例えば、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化鉄
などが挙げられる。その際に、日常では摂取しにくい金
属塩を用いて溶出し、酸性キシロオリゴ糖の摂取と同時
に、ミネラルとしてこれらの金属塩を同時に摂取できる
ように酸性キシロオリゴ糖を設計することも可能であ
る。具体的には、近年、日本人はカルシウムやマグネシ
ウムの摂取量が不足がちであるので、カルシウム:マグ
ネシウムのモル比を適当に設定した溶出液を作製し溶出
を行い、酸性キシロオリゴ糖の回収することもできる。
液をイオンクロマトグラフィー(ダイオネクス社)を用
いて分析したところ、2量体ないし20量体及びそれ以
上の酸性キシロオリゴ糖を含む糖液であることが判明し
た。このときの有機分質量を分析したところ絶乾質量中
の全糖量は95質量%前後であった。また、秤量された
るつぼを用いての灰分の測定では、精製糖液中の灰分は
5質量%前後であった。灰分中の金属の酸化物は、溶出
に用いた金属塩に由来すると思われる金属がほとんどを
占めていた。
ロオリゴ糖組成物は、リグノセルロース材料を出発原料
とし、それをヘミセルラーゼ処理した反応ろ液から分
離、精製して得られる重合度の大きな酸性キシロオリゴ
糖含有組成物である。また、この重合度の大きな酸性キ
シロオリゴ糖組成物は、酵素処理や爆砕などの物理化学
的手法を用いることで、既知のキシロビオース、キシロ
トリオース、キシロテトラオース、キシロペンタオース
を主鎖の主成分とする酸性キシロオリゴ糖などに容易に
変換することもできる。
具体的に説明するが、もちろん、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。以下に示す%は、特に断ら
ない限りすべて質量%を意味するものであり、対パルプ
の添加率は、パルプの絶乾質量に対する質量の比率であ
る。なお、各測定法は以下のとおりである。
D−キシロース(和光純薬工業)を用いて作製し、フェ
ノール硫酸法(「還元糖の定量法」学会出版センター
発行)にて定量した。 (2)還元糖量の定量:還元糖量は、検量線をD−キシ
ロース(和光純薬工業)を用いて作製、ソモジ−ネルソ
ン法(「還元糖の定量法」学会出版センター 発行)に
て定量した。
量線をD−グルクロン酸(和光純薬工業)を用いて作
製、カルバゾール硫酸法(「還元糖の定量法」学会出版
センター 発行)にて定量した。 (4)平均重合度の決定法:サンプル糖液を50℃に保
ち、15000rpmにて15分遠心分離し不溶物を除
去し、上清液の全糖量を還元糖量(共にキシロース換
算)で割って平均重合度を求めた。
の量比は核磁気共鳴装置(以下NMR、日本電子(株)
製)用いて行った。サンプルは凍結乾燥、重水素置換を
行った後、測定を行った。1H NMR, 13C NM
R, HMQC測定によりグリコシド結合をしているキシ
ロース1位(4.409ppm)とウロン酸1位(5.
226ppm)のプロトンケミカルシフトを決定した。
水素の量比に相当する各シグナルの面積を算出しグルク
ロン酸とキシロースの比率を求めた。また、高速液体ク
ロマトグラフィー質量分析装置(アプライドバイオシス
テム社製)によって高分解能分子量測定を行いオリゴ糖
1分子当たりのウロン酸残基数を求めた。 (6)酵素力価の定義:酵素として用いたキシラナーゼ
の活性測定には、カバキシラン(シグマ社製)を用い
た。酵素力価の定義はキシラナーゼがキシランを分解す
ることで得られる還元糖の還元力をDNS法(「還元糖
の定量法」学会出版センター発行)を用いて測定し、1
分間に1マイクロモルのキシロースに相当する還元力を
生成させる酵素量を1ユニットとした。
キシロオリゴ糖の分析には、イオンクロマトグラフ(ダ
イオネクス社)を用いた。分析には、糖類の分析に適し
たカラムとしてCarbo Pac PA−10(ダイ
オネクス社)を用いた。
材30%からなる混合広葉樹チップを原料として、クラ
フト蒸解によりカツパー価20.1、パルプ粘度41c
psの工場製の未晒パルプを得た。次いで、酸素脱リグ
ニンを行い、カツパー価9.6、パルプ粘度25.1c
psの酸素脱リグニンパルプを得た。このパルプをパル
プ濃度10%に調整後、希硫酸を加えてpH6.7に調
整し、次いでバチルス・エスピーS−2113株(独立
行政法人 産業技術総合研究所 特許微生物寄託センタ
ー寄託菌株FERM BP−5264)一の生産するキ
シラナーゼを対パルプ1ユニット/gとなるように添加
し、60℃で120分処理した。処理後、全糖濃度30
00mg/リッターを含む76000リッター(全糖量
として228kg)の処理液を得た。続いてNF膜(日
東電工製:NTR−7450、膜質:スルホン化ポリエー
テルスルホン系、食塩阻止率50%)を用いて容量比で
40倍に濃縮後、1900リッターの糖液を回収した。
この濃縮液は全糖量を190kg含み、全糖回収率は8
3.8%であった。濃縮液中の糖をイオンクロマトグラ
フィーを用いて分析した結果、中性のキシロオリゴ糖及
び溶出時間24分以降にキシロオリゴ糖複合体のピーク
が認められた。これを図1に示す。
ーゼ(マルチフェクト720)を用いてキシロオリゴ糖
複合体を生成する実験を行った。酵素処理の実験は実施
例1と全く同じパルプ、全く同じ条件で行った。反応生
成物をイオンクロマト用カラム(ダイオネクス社:Ca
rboPacPA−10)を用いたイオンクロマトグラ
フィーで分析した結果、実施例1と同じように高濃度の
キシロオリゴ糖(2量体〜20量体)を含むことが判明
した。この時、酸性キシロオリゴ糖のピークも一部見ら
れる。これを図2に示す。
糖液1900リッターに対して硫酸を添加してpHを
3.5に調整した後、この濃縮糖液を121℃にて1時
間反応させた。反応生成物をイオンクロマト用カラム
(ダイオネクス社:Carbo Pac PA−10)
を用いたイオンクロマトグラフィーで分析した結果、高
濃度のキシロオリゴ糖(2量体〜20量体)を含むこと
が判明した。この時、酸性キシロオリゴ糖のピークも一
部見られる。これを図3に示す。
られた濃縮糖液1000リッターに酢酸を添加してpH
を3.5に調整し、121℃にて1時間反応させた。反
応生成物をイオンクロマト用カラム(ダイオネクス社:
Carbo Pac PA−10)を用いたイオンクロ
マトグラフィーで分析した結果、高濃度のキシロオリゴ
糖(2量体〜20量体)を含むことが判明した。この時
酸性キシロオリゴ糖のピークも一部見られる。これを図
4に示す。
液(100mg/ml)1900リッター、全糖量とし
て190kgをろ過面積4.8m2のセラミックフィル
ターを用いてろ過した。ろ過の条件は液温60℃にて行
い、エアーによる逆洗浄は5分間隔で行った。また、活
性炭を対糖3%にて添加してろ過を行った。8時間の連
続処理で19000リッターを全て処理し、8時間処理
での平均Fluxは40リッター/Hr/m2であっ
た。
ー容)を使用した。各塔は125リッターの樹脂を含む
カラムであり、順番に1塔(強カチオンイオン交換樹
脂:PK218、三菱化学製)、2塔(強アニオン+弱
アニオン:PA408+WA30=1:1の比率でミッ
クス、両樹脂とも三菱化学製)、3塔(強カチオンイオ
ン交換樹脂:PK218)、4塔(弱アニオンイオン交
換樹脂:WA30)である。この4塔のカラムを連続的
に用い脱色、脱塩を行った。サンプルはセラミックフィ
ルター処理後の糖液を純水で希釈し(5.0%濃度:6
00リッター)使用した。その結果、サンプル600リ
ッターを通液流速3リッター/minで行い、酸性キシ
ロオリゴ糖を弱アニオンイオン交換樹脂に吸着させた。
溶出は75mMのNaCl(塩化ナトリウム)水溶液を
200リッター用いて3リッター/minの通液速度で
溶出し4.0%濃度の酸性キシロオリゴ糖を125リッ
ター、5.0kgの酸性キシロオリゴ糖を回収した。こ
のときの回収率は全糖量に対して30%であった。こ
の、酸性キシロオリゴ糖は35%濃度にまで濃縮後、ス
プレードライヤーで粉体化した。粉体化した酸性キシロ
オリゴ糖は4.8kg回収され、回収率は96.0%で
あった。この酸性キシロオリゴ糖をイオンクロマトグラ
フィーにて分析した結果を図5に示す。また、こうして
得られた酸性キシロオリゴ糖中のウロン酸の定量を行っ
た結果、ウロン酸:キシロースの質量比は1:10であ
った。
理後の糖化(5.0%濃度)600リッターを4塔のカ
ラムに連続して通液した。通液条件は3リッター/mi
nで行い、弱アニオン交換樹脂に酸性キシロオリゴ糖を
吸着させた。溶出には50mMのCaCl2(塩化カル
シウム)300リッターを用いて溶出し、溶出液の通液
速度は3リッター/minで行った。回収された酸性キ
シロオリゴ糖は7.5%の濃度で134リッターの容量
で回収され、回収量は10kgであり、回収率は33%
であった。
により精製された酸性キシロオリゴ糖の粉末を超純水に
溶解し1%水溶液を作製した。平均重合度は全糖量をフ
ェノール硫酸法で測定し、その後1%水溶液の還元糖量
をソモジーネルソン法で測定した。いずれの測定におい
ても、検量線はD−キシロースを用いて作製した。平均
重合度は1ml当たりの全糖量を1ml当たりの還元糖
量で割ることで求めた。その結果、上記方法で作製され
た塩化カリウムにて溶出された酸性キシロオリゴ糖の平
均重合度は10.2であり、塩化カルシウムにて溶出さ
れた酸性キシロオリゴ糖の平均重合度は11.3であっ
た。
10gを100mlの超純水に溶解し10%水溶液を作
製した。この酸性キシロオリゴ糖水溶液に対して70%
濃度となるようにエタノールを添加した。これを冷蔵庫
に一晩放置することで沈殿してくる酸性キシロオリゴ糖
と沈殿しない70%エタノールに可溶の酸性キシロオリ
ゴ糖に分画することが出来た。沈殿と70%エタノール
に可溶性画分とを遠心分離で分離し、おのおの平均重合
度を測定したところ70%可溶性画分は平均重合度が約
4.2であり、沈殿した酸性キシロオリゴ糖の再溶解液
の平均重合度は12.8であった。
>上記のうち、70%エタノール可溶性画分について、
エタノールを除去し、純水の溶液として、NMR法によ
り重合度及びオリゴ糖1分子中のウロン酸残基とキシロ
ース残基の量比を分析した。キシロース1位(4.40
9ppm)とウロン酸1位(5.226ppm)のプロ
トンケミカルシフトを決定し、水素の量比に相当する各
シグナルの面積を算出した結果、その面積比は5:1で
あった。従って、ほとんどがキシロースの5量体に4−
0−メチルグルクロン酸が一つ結合した酸性キシロオリ
ゴ糖であることが判明した。
置にかけてキシロースと4−0−メチルグルクロン酸の
モル比を求めると5:1でありNMRの結果と一致し
た。なお、このときの可溶性画分の糖含量はフェノール
硫酸法及びカルバゾール硫酸法で測定した場合、初発の
10gの酸性キシロオリゴ糖に対して0.44gであっ
た。これらのことから実施例5により得られた精製され
た酸性キシロオリゴ糖は重合度が5量体以下のものが
4.4%であり、その大部分が5量体であることが判明
した。
シロオリゴ糖をエタノールを除去し、純水の溶液とし、
NMR法により前記と同様に重合度及びオリゴ糖1分子
中のウロン酸残基とキシロース残基の量比を分析した。
キシロースと4−0−メチルグルクロン酸のモル比を測
定すると10:1であり、キシロースの10量体に1つ
の4−0−メチルグルクロン酸残基が結合した酸性キシ
ロオリゴ糖であった。更に参考までに、この水溶液を質
量分析装置にかけてキシロースと4−0−メチルグルク
ロン酸のモル比を求めると10:1でありNMRの結果
と一致した。
リゴ糖が大量、安価に供給される。この新規酸性キシロ
オリゴ糖組成物は、酸加水分解、酵素消化などの処理に
より、容易にキシロビオース、キシロースを主鎖とする
酸性キシロオリゴ糖に変換できる。また、中性のキシロ
オリゴ糖と共に酸性キシロオリゴ糖はビフィズス菌の選
択的増殖性があり、機能性食品の材料にも有望である。
また、本発明の酸性キシロオリゴ糖組成物は、通常なら
溶解度が低い長鎖中性キシロオリゴ糖が主鎖ではある
が、酸性糖鎖を有するために溶解度が非常に高く、製造
が容易で、ドリンクや食品への応用が容易な組成物であ
る。
ラフによる分析図。
ラフによる分析図。
ラフによる分析図。
ラフによる分析図。
ラフによる分析図。
Claims (10)
- 【請求項1】 キシロオリゴ糖1分子中に少なくとも1
つ以上のウロン酸残基を側鎖として有する平均重合度が
8〜15のキシロオリゴ糖混合物からなる酸性キシロオ
リゴ糖組成物。 - 【請求項2】 前記ウロン酸残基がグルクロン酸残基又
は4−0−メチル−グルクロン酸残基であることを特徴
とする請求項1記載の酸性キシロオリゴ糖組成物。 - 【請求項3】 重合度が5以下の酸性キシロオリゴ糖の
含有量が5質量%以下であることを特徴とする請求項1
又は2に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物。 - 【請求項4】 リグノセルロース材料を酵素的及び/又
は物理化学的に処理してキシロオリゴ糖成分とリグニン
成分の複合体を得、次いで、該複合体を酸加水分解処理
してキシロオリゴ糖混合物を得、得られるキシロオリゴ
糖混合物から、キシロオリゴ糖1分子中に少なくとも1
つ以上のウロン酸残基を側鎖として有するキシロオリゴ
糖混合物を分離することを特徴とする酸性キシロオリゴ
糖組成物の製造方法。 - 【請求項5】 前記キシロオリゴ糖1分子中に少なくと
も1つ以上のウロン酸残基を側鎖として有するキシロオ
リゴ糖混合物が、平均重合度が8〜15のキシロオリゴ
糖混合物であることを特徴とする請求項4記載の酸性キ
シロオリゴ糖組成物の製造方法。 - 【請求項6】 前記リグノセルロース材料が広葉樹化学
パルプであることを特徴とする、請求項4又は5に記載
の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。 - 【請求項7】 前記リグノセルロース材料の酵素的処理
がヘミセルラーゼ処理であることを特徴とする、請求項
4〜6のいずれか1項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成
物の製造方法。 - 【請求項8】 前記ヘミセルラーゼがキシラナーゼであ
ることを特徴とする、請求項7記載の酸性キシロオリゴ
糖組成物の製造方法。 - 【請求項9】 前記キシロオリゴ糖成分とリグニン成分
の複合体が、キシロオリゴ糖成分とリグニン成分とが酸
加水分解性を有する化学結合により結合されている複合
体であることを特徴とする、請求項4〜8のいずれか1
項に記載の酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法。 - 【請求項10】 前記キシロオリゴ糖成分とリグニン成
分の複合体に対する加水分解処理が、主鎖であるキシロ
オリゴ糖のキシロース分子間のβ−1,4−キシロシド
結合を分解しない酸加水分解処理であることを特徴とす
る請求項4〜9のいずれか1項に記載の酸性キシロオリ
ゴ糖組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001387322A JP4073661B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001387322A JP4073661B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003183303A true JP2003183303A (ja) | 2003-07-03 |
| JP4073661B2 JP4073661B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=27596194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001387322A Expired - Lifetime JP4073661B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4073661B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005306781A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Hokuren Federation Of Agricult Coop:The | ビフィズス菌増殖用オリゴ糖 |
| JP2007022916A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Oji Paper Co Ltd | 口内炎改善剤 |
| JP2008005724A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Oji Paper Co Ltd | 褐変防止剤 |
| JP2008208093A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Oji Paper Co Ltd | 抗腫瘍剤 |
| JP2009538872A (ja) * | 2006-05-30 | 2009-11-12 | ニュートリション サイエンシス エン.ヴェー./エス.アー. | 腸管病原体に対する凝集剤として好適なトリ−およびテトラ−オリゴ糖 |
| WO2018043668A1 (ja) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサンの製造方法 |
| WO2018043666A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 王子ホールディングス株式会社 | 酸性キシロオリゴ糖の製造方法 |
| WO2018159580A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン、医薬組成物及び抗凝固剤 |
| WO2018221547A1 (ja) | 2017-05-31 | 2018-12-06 | 王子ホールディングス株式会社 | 保湿外用剤 |
| WO2019054344A1 (ja) | 2017-09-12 | 2019-03-21 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン及びポリ硫酸ペントサンの製造方法 |
| WO2019124363A1 (ja) | 2017-12-20 | 2019-06-27 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン及びポリ硫酸ペントサンを含む医薬 |
| WO2025126406A1 (ja) * | 2023-12-13 | 2025-06-19 | 協和発酵バイオ株式会社 | 発酵物、及び発酵物の製造方法 |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001387322A patent/JP4073661B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005306781A (ja) * | 2004-04-21 | 2005-11-04 | Hokuren Federation Of Agricult Coop:The | ビフィズス菌増殖用オリゴ糖 |
| JP2007022916A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Oji Paper Co Ltd | 口内炎改善剤 |
| JP2009538872A (ja) * | 2006-05-30 | 2009-11-12 | ニュートリション サイエンシス エン.ヴェー./エス.アー. | 腸管病原体に対する凝集剤として好適なトリ−およびテトラ−オリゴ糖 |
| JP2008005724A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Oji Paper Co Ltd | 褐変防止剤 |
| JP2008208093A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Oji Paper Co Ltd | 抗腫瘍剤 |
| US11286272B2 (en) | 2016-08-31 | 2022-03-29 | Oji Holdings Corporation | Production method for acidic xylooligosaccharide, and acidic xylooligosaccharide |
| WO2018043668A1 (ja) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサンの製造方法 |
| WO2018043667A1 (ja) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 王子ホールディングス株式会社 | 酸性キシロオリゴ糖の製造方法及び酸性キシロオリゴ糖 |
| US11312790B2 (en) | 2016-08-31 | 2022-04-26 | Oji Holdings Corporation | Production method for pentosan polysulfate |
| WO2018043666A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 王子ホールディングス株式会社 | 酸性キシロオリゴ糖の製造方法 |
| KR20200040870A (ko) | 2016-08-31 | 2020-04-20 | 오지 홀딩스 가부시키가이샤 | 산성 자일로올리고당의 제조 방법 및 산성 자일로올리고당 |
| US11274165B2 (en) | 2017-02-28 | 2022-03-15 | Oji Holdings Corporation | Pentosan polysulfate, pharmaceutical composition, and anticoagulant |
| WO2018159580A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン、医薬組成物及び抗凝固剤 |
| US11278485B2 (en) | 2017-05-31 | 2022-03-22 | Oji Holdings Corporation | Moisturizing topical preparation |
| WO2018221547A1 (ja) | 2017-05-31 | 2018-12-06 | 王子ホールディングス株式会社 | 保湿外用剤 |
| WO2019054344A1 (ja) | 2017-09-12 | 2019-03-21 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン及びポリ硫酸ペントサンの製造方法 |
| US11390693B2 (en) | 2017-09-12 | 2022-07-19 | Oji Holdings Corporation | Pentosan polysulfate and method for producing pentosan polysulfate |
| WO2019124363A1 (ja) | 2017-12-20 | 2019-06-27 | 王子ホールディングス株式会社 | ポリ硫酸ペントサン及びポリ硫酸ペントサンを含む医薬 |
| US11344570B2 (en) | 2017-12-20 | 2022-05-31 | Oji Holdings Corporation | Pentosan polysulfate and medicine containing pentosan polysulfate |
| WO2025126406A1 (ja) * | 2023-12-13 | 2025-06-19 | 協和発酵バイオ株式会社 | 発酵物、及び発酵物の製造方法 |
| WO2025127149A1 (ja) * | 2023-12-13 | 2025-06-19 | 協和発酵バイオ株式会社 | 発酵物、及び発酵物の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4073661B2 (ja) | 2008-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Vázquez et al. | Xylooligosaccharides: manufacture and applications | |
| US7923437B2 (en) | Water soluble β-glucan, glucosamine, and N-acetylglucosamine compositions and methods for making the same | |
| Otieno et al. | The potential for oligosaccharide production from the hemicellulose fraction of biomasses through pretreatment processes: xylooligosaccharides (XOS), arabinooligosaccharides (AOS), and mannooligosaccharides (MOS) | |
| JP4675139B2 (ja) | 高純度キシロオリゴ糖組成物 | |
| JP2008501321A5 (ja) | ||
| WO2007123622A1 (en) | Glucosamine and n-acetylglucosamine compositions and methods of making the same from fungal biomass | |
| US11326194B2 (en) | Method for producing dietary fiber | |
| WO2010081913A2 (en) | A process for the production of a composition, the composition and the use thereof as food additive | |
| JP4073661B2 (ja) | 酸性キシロオリゴ糖組成物の製造方法 | |
| WO2015107413A1 (en) | Process for fractionation of oligosaccharides from agri-waste | |
| CN104136466A (zh) | 集成生物精制 | |
| Kim et al. | Green production of low-molecular-weight xylooligosaccharides from oil palm empty fruit bunch via integrated enzymatic polymerization and membrane separation for purification | |
| JP4078778B2 (ja) | キシロオリゴ糖組成物 | |
| US20090123638A1 (en) | Monosaccharide production system | |
| KR20180081805A (ko) | 가용성 식이 섬유 및 이의 제조 방법 | |
| AU2017321817A1 (en) | Production method for acidic xylooligosaccharide, and acidic xylooligosaccharide | |
| Anarado et al. | Production, properties and applications of xylooligosaccharides (XOS): a review | |
| KR100413384B1 (ko) | 옥피로부터 수용성 식이섬유의 제조 방법 | |
| JPH0347832B2 (ja) | ||
| CN103080330B (zh) | 由生物质制造纤维二糖 | |
| JP2000333692A (ja) | キシロオリゴ糖の製造方法 | |
| KR20120052548A (ko) | 쌀가공 부산물로부터 수용성 식이섬유의 제조방법 | |
| Rahman et al. | Substrate specificity of the α-l-arabinofuranosidase from Rhizomucor pusillus HHT-1 | |
| JP2003048901A (ja) | 長鎖キシロオリゴ糖組成物およびその製造方法 | |
| JP2009207462A (ja) | 合成原料用糖の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051117 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071122 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080123 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4073661 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 5 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201 Year of fee payment: 6 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |