JP2003184245A - 太陽電池瓦雪止め構造および太陽電池瓦用雪止め具 - Google Patents

太陽電池瓦雪止め構造および太陽電池瓦用雪止め具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム部材を装着した太陽電池瓦に対して
雪止め具を確実にしっかりと、しかも積雪荷重の負担を
緩和するように取り付けることのできる、積雪地域の狭
小地での安全対策を考慮した、新しい太陽電池瓦雪止め
構造および太陽電池瓦用雪止め具を提供する。 【解決手段】 軒側太陽電池瓦(1a)の後端部に棟側
太陽電池瓦(1b)の前端部を重ねて葺き上げるように
した太陽電池瓦(1)における雪止め構造であって、階
段状の雪止め具(5)を、その下段部(51)を軒側太
陽電池瓦(1a)の後端部に載置するとともに上段部
(52)を棟側太陽電池瓦(1b)の前端部に載置し
て、備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、太陽電池
瓦雪止め構造および太陽電池瓦用雪止め具に関するもの
である。さらに詳しくは、この出願の発明は、積雪地域
の狭小地での安全対策を考慮した、新しい太陽電池瓦雪
止め構造および太陽電池瓦用雪止め具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池瓦(太陽電池モジュ
ールとも呼ばれる)の屋根上への敷設態様として、軒側
に位置する太陽電池瓦の後端部に棟側に位置する太陽電
池瓦の前端部を重ねて葺き上げる態様がしばしば採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積雪地域で
は、積雪によりモジュール表面が覆われないよう雪止め
具は設けず、モジュール表面を滑雪させる場合がしばし
ばである。その一方で、積雪地域であっても、狭小地に
ついては、近接する隣家等に雪が滑落してしまう場合が
考えられるため、雪止め具を付けたいというニーズもあ
る。
【0004】しかしながら、太陽電池瓦はもともと雪止
め具を取り付ける場所が少なく、また周端縁部に縦・横
フレーム部材を装着した太陽電池瓦の場合においてその
フレーム部材に雪止め具を取り付けるとしても、軽量化
等の理由からアルミ等がしばしば用いられるフレーム部
材は積雪荷重によって変形してしまう恐れもある。
【0005】そこで、この出願の発明は、フレーム部材
を装着した太陽電池瓦に対して雪止め具を確実にしっか
りと、しかも積雪荷重の負担を緩和するように取り付け
ることのできる、積雪地域の狭小地での安全対策を考慮
した、新しい太陽電池瓦雪止め構造および太陽電池瓦用
雪止め具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、第1には、軒側太陽電池
瓦の棟側横フレーム部材に棟側太陽電池瓦の軒側横フレ
ーム部材を重ねて葺き上げるようにした太陽電池瓦にお
ける雪止め構造であって、階段状の雪止め具を、その下
段部を軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部材に載置する
とともに上段部を棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材
に載置して、備えていることを特徴とする太陽電池瓦雪
止め構造を提供し、第2には、軒側太陽電池瓦の棟側横
フレーム部材および棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部
材は連結具を介して互いに連結固定されており、上記雪
止め具は、その下段部が連結具の側面にネジ固定される
とともに上段部が連結具の上面にネジ固定されて備えら
れていることをさらに特徴とする太陽電池瓦雪止め構造
を提供する。
【0007】また、この出願の発明は、第3には、軒側
太陽電池瓦の棟側横フレーム部材に棟側太陽電池瓦の軒
側横フレーム部材を重ねて葺き上げるようにした太陽電
池瓦に取り付けられる雪止め具であって、階段状に形成
されており、その下段部が軒側太陽電池瓦の棟側横フレ
ーム部材に載置されるとともに上段部が棟側太陽電池瓦
の軒側横フレーム部材に載置されて取り付けられるよう
になっていることを特徴とする太陽電池瓦用雪止め具を
提供し、第4には、軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部
材および棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材が連結具
を介して互いに連結固定される場合において、上記下段
部が連結具の側面にネジ固定されるとともに上記上段部
が連結具の上面にネジ固定されることをさらに特徴とす
る太陽電池瓦用雪止め具、第5には、補強用リブを有し
ていることをさらに特徴とする太陽電池瓦用雪止め具を
提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この出願の発明の一実施
形態を示したものである。この図1の実施形態におい
て、太陽電池瓦(1)は、周端縁部(つまり左右端部お
よび前後端部)に縦フレーム部材(図示していない)お
よび横フレーム部材(2)が装着されたものであり、そ
れら縦フレーム部材および横フレーム部材(2)ならび
に横フレーム部材(2)を固定支持する固定具(3)な
どを介して野地板、防水下葺材等の屋根下地材(10)
上に載置され、その際に、屋根上にて軒棟方向に隣接す
る太陽電池瓦(1)について、軒側太陽電池瓦(1a)
の棟側横フレーム部材(2a)と棟側太陽電池瓦(1
b)の軒側横フレーム部材(2b)とが連結具(4)を
介して互いに分離自在に連結固定されて、軒側太陽電池
瓦(1a)および棟側太陽電池瓦(1b)が葺き重ねら
れるようになっている。
【0009】より具体的には、連結具(4)は、下平板
部(41)および上平板部(42)ならびにそれらを繋
ぐ立板部(43)からなる断面略C字形状のものであ
り、下平板部(41)が軒側太陽電池瓦(1a)の棟側
横フレーム部材(2a)に設けられている軒方向に開口
した連結具用挿入部(21a)に挿入され、上平板部
(42)が棟側太陽電池瓦(1b)の軒側横フレーム部
材(2b)に設けられている軒方向に延びた連結具用固
定板部(21b)にネジ固定されて、軒側太陽電池瓦
(1a)の棟側横フレーム部材(2a)と棟側太陽電池
瓦(1b)の軒側横フレーム部材(2b)とを連結固定
している。
【0010】そしてこの場合において、図2にも示した
階段状に形成された雪止め具(5)は、その下段部(5
1)が軒側太陽電池瓦(1a)の棟側横フレーム部材
(2a)に載置されるとともに上段部(52)が棟側太
陽電池瓦(1b)の軒側横フレーム部材(2b)に載置
されて、軒側太陽電池瓦(1a)と棟側太陽電池瓦(1
b)とのフレーム連結部分に取り付けられている。
【0011】さらに詳しくは、下段部(51)を形成す
る下段平板部(51a)が棟側横フレーム部材(2a)
上に載置されるとともに下段立板部(51b)が連結具
(4)の立板部(43)の前面に沿って立設支持され、
且つ上段部(52)を形成する上段平板部(52a)が
軒側横フレーム部材(2b)の連結具用固定板部(21
b)上に載置されるとともに上段立板部(52b)がそ
の上に立設支持され、この状態において、下段部(5
1)の下段平板部(51a)が連結具(4)の側面にネ
ジ固定され、つまり前方から下段平板部(51a)のネ
ジ貫通口(53)(図2参照)を通って立板部(43)
にねじ込まれる固定ネジ(6)によって固定され、且つ
上段部(52)の上段平板部(52a)が連結具(4)
の上面にネジ固定され、つまり上方から上段平板部(5
2a)のネジ貫通口(53)(図2参照)を通って上平
板部(42)にネジ込まれる固定ネジ(6)によって固
定されている。
【0012】なお図1では、雪止め具(5)の上段平板
部(52a)と連結具(4)の上平板部(42)との固
定に、軒側横フレーム部材(2b)の連結具用固定板部
(21b)と連結具(4)の上平板部(42)とを固定
する固定ネジ(6)が共用されており、固定ネジ(6)
は上段平板部(52a)から連結具用固定板部(21
b)を通って上平板部(42)にねじ込み貫通してい
る。
【0013】以上により、軒棟方向に隣接する太陽電池
瓦(1)同士を互いの前後端部に装着された横フレーム
部材(2)を重ねて葺き上げる場合において、雪止め具
(5)を、横フレーム部材(2)に対して確実にしっか
りと支持、固定して取り付けることができるようにな
る。
【0014】また、この雪止め具(5)は上段部(5
2)の上段立板部(52b)の棟側面にて雪止めするこ
とになるが、上段部(52)だけでなく下段部(51)
もしっかりと支持固定されているので、積雪時の荷重は
棟側太陽電池瓦(1b)の軒側横フレーム部材(2b)
および軒側太陽電池瓦(1a)の棟側横フレーム部材
(2a)の両方に上手く分散されることになり、積雪荷
重によりアルミ製等の横フレーム部材(2)が変形して
しまうのを防ぐことができ、太陽電池瓦(1)の破損や
脱落の恐れもなくなる。
【0015】たとえば図3に示したように、雪止め具
(5)がL字状であると、棟側太陽電池瓦(1b)の軒
側横フレーム部材(2b)に載置固定されるだけである
ので、積雪荷重が一点に集中して分散されず、耐積雪性
が乏しくなる。これに対し、図1および図2に例示した
階段状の雪止め具(5)では、上述したように積雪荷重
を分散できるので、より優れた耐積雪性が実現されるの
である。
【0016】なお、雪止め具(5)については、それ自
体をより一層の積雪荷重に耐え得るものとすべく、補強
用リブ(53)を適所に設けておくことも好ましい態様
である。図1,2では下段部(51)および上段部(5
2)の両方に複数の補強用リブ(53)が設けられてい
る。もちろん補強効果が得られる限り、補強用リブ(5
3)の形状や個数、設置位置は特に限定されない。
【0017】この出願の発明は以上の実施形態に限定さ
れるものではなく、細部については様々な態様が可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、フレーム部材を装着した太陽電池瓦に対
して雪止め具を確実にしっかりと、しかも積雪荷重の負
担を緩和するように取り付けることができ、積雪地域の
狭小地での安全対策を考慮した、新しい太陽電池瓦雪止
め構造および太陽電池瓦用雪止め具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の一実施形態を説明するための
図である。
【図2】雪止め具を例示した斜視図である。
【図3】別の雪止め具を用いた場合の比較例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 太陽電池瓦 1a 軒側太陽電池瓦 1b 棟側太陽電池瓦 2 横フレーム部材 2a 棟側横フレーム部材 21a 連結具用挿入部 2b 軒側横フレーム部材 21b 連結具用固定板部 3 固定具 4 連結具 41 下平板部 42 上平板部 43 立板部 5 雪止め具 51 下段部 51a 下段平板部 51b 下段立板部 52 上段部 52a 上段平板部 52b 上段立板部 53 ネジ貫通口 54 補強用リブ 10 屋根下地材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部材に
    棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材を重ねて葺き上げ
    るようにした太陽電池瓦における雪止め構造であって、
    階段状の雪止め具を、その下段部を軒側太陽電池瓦の棟
    側横フレーム部材に載置するとともに上段部を棟側太陽
    電池瓦の軒側横フレーム部材に載置して、備えているこ
    とを特徴とする太陽電池瓦雪止め構造。
  2. 【請求項2】 軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部材お
    よび棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材は連結具を介
    して互いに連結固定されており、階段状の雪止め具は、
    その下段部が連結具の側面にネジ固定されるとともに上
    段部が連結具の上面にネジ固定されて備えられているこ
    とをさらに特徴とする請求項1記載の太陽電池瓦雪止め
    構造。
  3. 【請求項3】 軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部材に
    棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材を重ねて葺き上げ
    るようにした太陽電池瓦に取り付けられる雪止め具であ
    って、階段状に形成されており、その下段部が軒側太陽
    電池瓦の棟側横フレーム部材に載置されるとともに上段
    部が棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材に載置されて
    取り付けられるようになっていることを特徴とする太陽
    電池瓦用雪止め具。
  4. 【請求項4】 軒側太陽電池瓦の棟側横フレーム部材お
    よび棟側太陽電池瓦の軒側横フレーム部材が連結具を介
    して互いに連結固定される場合において、下段部が連結
    具の側面にネジ固定されるとともに上段部が連結具の上
    面にネジ固定されることをさらに特徴とする請求項3記
    載の太陽電池瓦用雪止め具。
  5. 【請求項5】 補強用リブを有していることをさらに特
    徴とする請求項3または4に記載の太陽電池瓦用雪止め
    具。
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