JP2003184331A - 中高層集合住宅の建物構造 - Google Patents

中高層集合住宅の建物構造

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JP2003184331A
JP2003184331A JP2001388180A JP2001388180A JP2003184331A JP 2003184331 A JP2003184331 A JP 2003184331A JP 2001388180 A JP2001388180 A JP 2001388180A JP 2001388180 A JP2001388180 A JP 2001388180A JP 2003184331 A JP2003184331 A JP 2003184331A
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zone
resistant core
building
earthquake
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Masahiko Kikuchi
正彦 菊池
Yasuhiko Tsuji
靖彦 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱や梁を居住空間に突出させずに済み、無駄
なスペースを作らず、かつ空間を有効活用することが可
能な中高層集合住宅の建物構造の提供。 【解決手段】 建物2の中心部に配置された共用廊下2
0やエレベータ設置ゾーン21、エレベータホール2
2、階段ゾーン23などの共用ゾーン13と、各住戸
A,B,Cの玄関ゾーン14,15,16と、各住戸
A,B,Cのユニットバス(UB)等の水回りゾーン1
7,18,19とを取り囲むように耐震壁12により耐
震コアチューブ10を構築する。その耐震コアチューブ
10の外側を取り囲むように外周架構30を構築し、こ
れら耐震コアチューブ10と外周架構30との間に各階
の床部を形成するためのスラブ40を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンションなどの
1つの建物に複数の住戸が集約された中高層の集合住宅
の建物構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等の1つの建物に複数の住戸
が集約された中高層の集合住宅では、一般に中廊下とも
呼ばれる共用廊下を各階の中心部に配置し、その共用廊
下の周りを取り囲むように住戸を配置する構造が採られ
ている。このような集合住宅では、各階毎に住戸境壁の
配置を変更して自由にレイアウトを設定することができ
るといったメリットがある。このような集合住宅では、
住戸境壁等の間仕切り壁が上下階にわたって雁行するこ
とになることから、建物の構造形式として、柱と梁とを
剛接合することにより構築されるラーメン構造が一般的
に採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
ーメン構造を採用した集合住宅では、柱や梁のサイズが
大きくなることから、階高を上げる要因になるととも
に、大梁の梁幅が大きいことからユニットバスを壁際ま
で寄せることができず、このため、無駄なスペースが多
く生じてしまうという問題が生じていた。また、柱や梁
が住戸の居住スペースに突出することとなり、居住性が
損なわれたり、また空間内を有効に活用することができ
ないなどの問題もあった。さらに、浴室や台所、トイ
レ、洗面所などといった水回りからの排気のために大梁
にスリーブを設けなければならず、このため、スリーブ
の周りに補強筋を余分に配置するなどの対応が必要とな
り、コストアップを招く結果になっていた。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、柱や梁を居住空間に突出
させずに済み、無駄なスペースを作らず、かつ空間を有
効活用することができるような中高層集合住宅の建物構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係る中高層集合住宅の建物構造にあっ
ては、建物の各階の中心部に配置される共用廊下やエレ
ベータ設置ゾーン、エレベータホール、階段ゾーンなど
の共用ゾーンと、各住戸の玄関ゾーンと、各住戸の浴室
や台所、洗面所、トイレなどの水回りゾーンとを取り囲
むように配設された耐震壁を建物の下層階から上層階に
かけて連設して構築された耐震コアチューブと、この耐
震コアチューブの外側を取り囲むように構築された柱・
梁からなる外周架構と、この外周架構と前記耐震コアチ
ューブとの間に建物の各階の床部を構成すべく架設され
たスラブとを備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0006】本発明者は、前述したような共用廊下を取
り囲むように住戸が配置される集合住宅では、共通配管
からの配管長さを短くして落差を小さくし、配管スペー
スの高さを低くする関係で、浴室や台所、洗面所、トイ
レなどの水回りゾーンは、一般に共用廊下の近くに配置
されることに着目し、これらのゾーンを取り囲むように
耐震コアチューブを構築すれば、ラーメン構造以外の構
造形式が採用できるのではないかと考えた。そこで、前
記建物構造を考え出した。
【0007】この建物構造では、耐震コアチューブが、
建物の各階の中心部に配置される共用廊下やエレベータ
設置ゾーン、エレベータホール、階段ゾーンなどの共用
ゾーンと、各住戸の玄関ゾーンと、各住戸の浴室や台
所、洗面所、トイレなどの水回りゾーンとを取り囲むよ
うに構築されているから、耐震コアチューブの断面積を
大きく取ることができ、これにより壁厚が薄くても十分
な剛性を確保することができる。
【0008】この建物構造にあっては、サイズの大きい
柱や梁を必要としないことから、階高を上げる必要がな
く、また居住スペースへの柱や梁の突出がなく、居住性
を損なわずに済むとともに、空間を有効活用することが
できる。しかも、耐震コアチューブ内は、間柱や梁のな
い構造を採ることができるから、ユニットバスについて
も壁際まで寄せることができ、これにより、無駄なスペ
ースを作らずに済む。さらに前述したように、耐震コア
チューブは、共用廊下やエレベータ関連ゾーン、階段ゾ
ーンなどの共用ゾーンと、各住戸の玄関ゾーンと、各住
戸の浴室や台所、洗面所、トイレなどの水回りゾーンと
を取り囲むから、その断面積を大きく確保することがで
き、これにより、小規模な建物でも十分に適用すること
ができる。また、水回りゾーンと居室ゾーンとの間が耐
震コアチューブにより遮断されるから、高い遮音効果を
得ることができる。
【0009】また、この中高層集合住宅の建物構造にあ
っては、前記耐震コアチューブが鉄筋コンクリート造で
あることを特徴とする(請求項2)。このように耐震コ
アチューブを鉄筋コンクリート造とすることで、十分な
剛性を確保することができる。
【0010】また、この中高層集合住宅の建物構造にあ
っては、前記耐震コアチューブ内の空間部を間仕切りす
る間仕切り壁を、前記耐震コアチューブの内周部に一体
的に設けられた耐震壁により構築したことを特徴とする
(請求項3)。このように耐震コアチューブ内の間仕切
り壁を耐震壁により構築することで、耐震コアチューブ
内の空間を間柱や小梁のない空間とすることができ、こ
れにより、耐震コアチューブ内の空間を有効活用するこ
とができる。
【0011】また、この中高層集合住宅の建物構造にあ
っては、前記スラブが小梁付きスラブまたはフラットス
ラブにより構成されていることを特徴とする(請求項
4)。このようにスラブが小梁付きスラブまたはフラッ
トスラブにより構成されていることで、耐震コアチュー
ブと外周架構との間の空間部を大梁のない空間とするこ
とができ、これにより、十分な空間の有効利用を図るこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る中高層集合住
宅の建物構造の実施の形態について添付図面を参照して
説明する。図1〜図3は、本発明に係る中高層集合住宅
の建物構造の一実施形態を示したものである。図1はそ
の中高層集合住宅の建物構造を示した水平断面図であ
り、図2はその中高層集合住宅の建物構造を示した縦断
面図であり、図3はその中高層集合住宅の中心部に構築
される耐震コアチューブの構造を拡大して示した部分拡
大図である。
【0013】この中高層集合住宅は、図1及び図2に示
すように、建物2の中心部に設けられた耐震コアチュー
ブ10と、この耐震コアチューブ10の外側を取り囲む
ように構築された外周架構30と、これら耐震コアチュ
ーブ10と外周架構30との間に架設されたスラブ40
とから構成されている。
【0014】耐震コアチューブ10は、鉄筋コンクリー
ト造(RC造)または鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC
造)により構築された耐震壁12からなる構造体で、チ
ューブ形状をなし、図2に示すように、建物2の中心部
を下層階から上層階にかけて貫いて構築されている。本
実施形態では、この耐震コアチューブ10が、図3に示
すように、建物2の各階の中心部に配置された共用ゾー
ン13と、各住戸A,B,Cの玄関ゾーン14,15,
16及び水回りゾーン17,18,19とを取り囲むよ
うに構築されている。
【0015】ここで、共用ゾーン13は、図3に示すよ
うに、共用廊下(中廊下)20やエレベータ設置ゾーン
21、エレベータホール22、階段ゾーン23などとい
ったその集合住宅の住居者が共同で利用するゾーンのこ
とである。この他に、共用ゾーン13としては、その集
合住宅の共同住居者が共同で利用する給水設備や配電設
備、空調設備等の各種設備が設置されるゾーンをも含ま
れる。なお、本発明にあっては、建物2の中心部に配置
された全ての共用ゾーン13が耐震コアチューブ10内
に取り囲まれる必要はない。耐震コアチューブ10に取
り囲まれるゾーンは、当該耐震コアチューブ10に求め
られる耐震強度等に応じて適宜設定される。もちろん、
建物2の中心部以外に設置された共用ゾーンについて
は、耐震コアチューブ10に取り囲まれる必要はない。
【0016】また、玄関ゾーン14,15,16は、各
住戸A,B,Cの玄関やその玄関から居室へと通じる廊
下等が設けられるゾーンであり、通常、共用廊下20に
接して設けられる。また、水回りゾーン17,18,1
9は、各住戸A,B,Cの浴室や台所、トイレ、洗面所
などといったいわゆる水を扱うゾーンであり、共通配管
からの配管長さを短くして落差を小さくし、配管スペー
スの高さを低くするために、通常、共用廊下20の近く
に設置されている。本実施形態では、ユニットバス(U
B)が設置されたゾーンが水回りゾーン17,18,1
9として耐震コアチューブ10内に取り囲まれている。
なお、本発明にあっては、耐震コアチューブ10が全住
戸A,B,Cの玄関ゾーン14,15,16及び水回り
ゾーン17,18,19を取り囲んでいる必要なく、も
ちろん各住戸A,B,Cの玄関ゾーン14,15,16
または水回りゾーン17,18,19に属する全てのゾ
ーンを取り囲んでいる必要はない。耐震コアチューブ1
0に取り囲まれるゾーンは、当該耐震コアチューブ10
に求められる耐震強度等に応じて適宜設定される。もち
ろん、建物2の中心部以外に設置された玄関ゾーンまた
は水回りゾーンについては、耐震チューブ10に取り囲
まれる必要はない。
【0017】耐震コアチューブ10の内部には、図2に
示すように、各階毎にスラブ40が設置される。このス
ラブ20は、耐震コアチューブ10内に設定された各階
の床部を形成するものであり、小梁付きスラブやフラッ
トスラブなどにより構築されている。ここで、小梁付き
スラブとは、小梁を形成する鉄筋がスラブとなるコンク
リート版内に埋め込まれたもので、スラブ20表面に小
梁の部分が外見上突出していないもののことである。ま
たフラットスラブとは、無梁スラブのことであり、鉄筋
コンクリート版等により構成される。
【0018】また、耐震コアチューブ10の外周壁に
は、各階の各住戸のドア開口部等となる開口部26が貫
通形成されている。
【0019】さらにこの耐震コアチューブ10の内部に
は、図3に示すように、階段ゾーン23と、エレベータ
設置ゾーン21・エレベータホール22または共用廊下
20との間、住戸Aの玄関ゾーン14とエレベータホー
ル22との間、および住戸Bと住戸Cの各水回りゾーン
18,19の間(住戸境)にそれぞれ間仕切壁24,2
5,27が配設されている。これらの間仕切壁24,2
5,27は、鉄筋コンクリート造により耐震壁として構
築されて耐震コアチューブ10の内周部に一体的に設け
られている。これにより、耐震コアチューブ10内の空
間を間柱や小梁のない空間とすることができ、従って、
耐震コアチューブ10内の空間を有効活用することがで
きる。
【0020】一方、外周架構30は、図1に示すよう
に、柱32と梁34の剛接合により構築された構造体で
あり、耐震コアチューブ10の外側を取り巻く形で設け
られている。柱32は、相互に間隔をあけて環状に配設
され、梁34はこのように配置された柱32の相互間を
結んで架設され、外周架構30はその全体が格子状に構
成されている。これら柱32及び梁34は、耐震コアチ
ューブ10と同様、鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋
コンクリート造等により構築される。本実施形態では、
この外周架構30が耐震コアチューブ10の外周の約3
/4の部分を取り囲むように構築されている。
【0021】また、スラブ40は、図2に示すように、
耐震コアチューブ10と外周架構30との間に各階の床
部を構成すべく設けられたものである。スラブ40は、
前述した小梁付きスラブやフラットスラブなどにより構
築されている。スラブ40上には、図1に示すように、
各住戸A,B,Cの住戸境を形成するための間仕切壁4
2,44が設置され、各住戸A,B,Cの居室ゾーン4
5,46,47を画成するようになっている。この他、
スラブ40上には、各住戸A,B,C内の部屋ごとに仕
切るための各種仕切壁が設置される。
【0022】以上この中高層集合住宅の建物構造にあっ
ては、サイズの大きい柱や梁を必要としないことから、
階高を上げる必要がなく、また居住スペースへの柱や梁
の突出がなく、居住性を損なわずに済むとともに、空間
を有効活用することができる。しかも、耐震コアチュー
ブ10内は、間柱や梁のない構造を採ることができるか
ら、ユニットバスについても壁際まで寄せることがで
き、これにより、無駄なスペースを作らずに済む。さら
に前述したように、耐震コアチューブ10は、共用廊下
20やエレベータ設置ゾーン21、エレベータホール2
2、階段ゾーン23などの共用ゾーン13と、各住戸の
玄関ゾーン14,15,16と、ユニットバスが設置さ
れる水回りゾーン17,18,19とを取り囲むから、
その断面積を大きく確保することができ、これにより、
小規模な建物でも十分に適用することができる。また、
各住戸A,B,Cの水回りゾーン17,18,19と居
室ゾーン45,46,47との間が耐震コアチューブ1
0により遮断されるから、高い遮音効果を得ることがで
きる。
【0023】なお、本実施形態にあっては、図2に示す
ように、耐震コアチューブ10を構成する耐震壁12が
取り囲むゾーンが建物2の下層階から上層階にわたって
全て共通しているが、本発明にあっては、このような場
合に限らず、耐震コアチューブ10を構成する耐震壁1
2が取り囲むゾーンが、各階毎に部分的に異なっていて
もよく、各階毎に取り囲むゾーンのサイズや面積などが
相違していても構わない。
【0024】図4(a)〜(c)及び図5は、耐震コア
チューブの外周壁に設けられたドア開口部等の開口部の
補強例をそれぞれ示したものである。
【0025】図4(a)は、開口部26の周縁部のコン
クリート壁内に当該開口部26を取り囲むように補強筋
50,51を配設して補強する場合の一実施形態を示し
たものである。補強筋50は、開口部26の左右両側縁
部と上縁部にそれぞれ2本ずつ配筋されている。さら
に、開口部26の上方の左右両隅角部にはそれぞれ1本
ずつ補強筋51が斜めに配筋されている。なお、開口部
26の下縁部については、スラブ40が接続されるた
め、本実施形態では補強対象から除外している。
【0026】図4(b)は、開口部26の周縁部のコン
クリート壁内に鉄骨53,54を配設して補強する場合
の一実施形態を示したものである。ここでは、開口部2
6の左右両側縁部にこれに沿って鉄骨53が配設されて
いるとともに、開口部26の上縁部にこれに沿って前記
鉄骨53間にわたって鉄骨54が配設されている。
【0027】図4(c)は、開口部26の周縁部のコン
クリート壁内に鋼板材55と補強筋56を埋め込んで補
強する場合の一実施形態を示したものである。鋼板材5
5は、開口部26の上方の左右両隅角部にそれぞれ配置
されている。開口部26の左右両側縁部及び上縁部に
は、それぞれ補強筋56,57が1本ずつ配筋されてい
る。
【0028】鋼板材55には、開口部26の隅角部に沿
うように切欠部55aが設けられている。
【0029】なお、これら図4(b)及び(c)におい
ても、開口部26の下縁部については、スラブ40が接
続されるため、本実施形態では補強対象から除外してい
る。
【0030】また、図5は、開口部26の周縁部にこれ
に沿ってリブを設けてコンクリート壁の肉厚を厚くして
補強する場合の一実施形態を示したものである。リブ5
8は、図5(a)に示すように、開口部26の左右両側
縁部と上縁部にそれぞれ設けられる。リブ58は、図5
(b)及び(c)に示すように、耐震コアチューブ10
のコンクリート壁の外表面部に突出して設けられる。こ
のようなリブ58による開口部26の補強は、耐震コア
チューブ10の壁厚が薄い場合などに好適に適用するこ
とができる。
【0031】図6(a)及び(b)は、前述した実施形
態に係る中高層集合住宅に適用される免震構造の一実施
形態を示したものである。この免震構造は、これら図6
(a)に示すように、当該中高層集合住宅の外周架構3
0を構成する各柱32と、耐震コアチューブ10の隅角
部に各々対応して積層ゴム60を配設して構成されてい
る。
【0032】積層ゴム60は、図6(b)に示すよう
に、地盤上に構築された基礎61を含む地下構造物62
と、その上に構築される地上建物64(中高層集合住
宅)との間に介設される。これによって、地下構造物6
2と地上建物64との間は縁切りされ、地盤の揺れは地
上建物64に直接伝達されないようになっている。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造
によれば、サイズの大きい柱や梁を必要としないことか
ら、階高を上げる必要がなく、また居住スペースへの柱
や梁の突出がなく、居住性を損なわずに済むとともに、
空間を有効活用することができる。しかも、耐震コアチ
ューブ内は、間柱や梁のない構造を採ることができるか
ら、ユニットバスについても壁際まで寄せることがで
き、これにより、無駄なスペースを作らずに済む。さら
に前述したように、耐震コアチューブは、共用廊下やエ
レベータ関連ゾーン、階段ゾーンなどの共用ゾーンと、
各住戸の玄関ゾーンと、各住戸の浴室や台所、洗面所、
トイレなどの水回りゾーンとを取り囲むから、その断面
積を大きく確保することができ、これにより、小規模な
建物でも十分に適用することができる。また、水回りゾ
ーンと居室ゾーンとの間が耐震コアチューブにより遮断
されるから、高い遮音効果を得ることができる(請求項
1)。
【0034】さらに、耐震コアチューブが鉄筋コンクリ
ート造であることで、十分な剛性を確保することができ
る(請求項2)。
【0035】また、耐震コアチューブ内の空間部を間仕
切りする間仕切り壁を、前記耐震コアチューブの内周部
に一体的に設けられた耐震壁により構築したことで、耐
震コアチューブ内の空間を間柱や小梁のない空間とする
ことができ、これにより、耐震コアチューブ内の空間を
有効活用することができる(請求項3)。
【0036】また、スラブが小梁付きスラブまたはフラ
ットスラブにより構成されていることで、耐震コアチュ
ーブと外周架構との間の空間部を大梁のない空間とする
ことができ、これにより、十分な空間の有効利用を図る
ことができる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造の一実
施形態を示した水平断面図である。
【図2】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造の一実
施形態を示した縦断面図である。
【図3】図1に示す中高層集合住宅の建物構造の耐震コ
アチューブの水平断面構造を拡大して示した部分拡大断
面図である。
【図4】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造の耐震
コアチューブに設けられた開口部の補強構造の一例をそ
れぞれ示した説明図である。
【図5】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造の耐震
コアチューブに設けられた開口部の補強構造の他例を示
した説明図である。
【図6】本発明に係る中高層集合住宅の建物構造に適用
される免震構造の一実施形態を示した説明図である。
【符号の説明】
2 建物 10 耐震コアチューブ 12 耐震壁 13 共用ゾーン 14,15,16 玄関ゾーン 17,18,19 水回りゾーン 20 共用廊下 21 エレベータ設置ゾーン 22 エレベータホール 23 階段ゾーン 24,25,27 間仕切壁 26 開口部 30 外周架構 32 柱 34 梁 40 スラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 9/02 301 E04H 9/02 301 Fターム(参考) 2E001 DG01 DG02 EA01 FA03 FA11 FA24 GA01 GA12 HA06 HE01 KA02 LA09 2E002 EA04 EB12 FB03 FB12 GA07 GA16 MA07 MA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の各階の中心部に配置される共用廊
    下やエレベータ設置ゾーン、エレベータホール、階段ゾ
    ーンなどの共用ゾーンと、各住戸の玄関ゾーンと、各住
    戸の浴室や台所、洗面所、トイレなどの水回りゾーンと
    を取り囲むように配設された耐震壁を建物の下層階から
    上層階にかけて連設して構築された耐震コアチューブ
    と、この耐震コアチューブの外側を取り囲むように構築
    された柱・梁からなる外周架構と、この外周架構と前記
    耐震コアチューブとの間に建物の各階の床部を構成すべ
    く架設されたスラブとを備えたことを特徴とする中高層
    集合住宅の建物構造。
  2. 【請求項2】 前記耐震コアチューブが鉄筋コンクリー
    ト造であることを特徴とする請求項1に記載の中高層集
    合住宅の建物構造。
  3. 【請求項3】 前記耐震コアチューブ内の空間部を間仕
    切りする間仕切り壁を、前記耐震コアチューブの内周部
    に一体的に設けられた耐震壁により構築したことを特徴
    とする請求項1または2に記載の中高層集合住宅の建物
    構造。
  4. 【請求項4】 前記スラブが小梁付きスラブまたはフラ
    ットスラブにより構成されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の中高層集合住宅の建物
    構造。
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