JP2003184586A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
弁機構を設けた内燃機関の制御装置に関し、VVTの動
作不良によって燃費を悪化させることなくドライバビリ
ティの低下を防止できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 故障判定手段61により吸気弁作動態様
変更手段100INと排気弁作動態様変更手段100EXと
のいずれか一方の故障が検出された場合には、作動態様
制御手段63により目標開閉時期に基づいて吸気弁と排
気弁との目標オーバーラップ量を算出し、吸気弁と排気
弁との実オーバーラップ量がこの目標オーバーラップ量
に近づくように、故障が検出されなかった他方の作動態
様変更手段を制御してバルブタイミングを変更する。
Description
の双方に可変動弁機構を設けた内燃機関の制御装置に関
し、詳しくは、自己のシステムの故障を診断して弁開閉
タイミングを好適に調整しうるようにした内燃機関の制
御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、車両に搭載される内燃機関(エン
ジン)においては、出力向上、燃費節減、排気エミッシ
ョン低減を目的として、吸気弁及び排気弁の開閉タイミ
ング(バルブタイミング)をそれぞれ独立に制御する可
変動弁機構(VVT)を採用したものが増加しつつあ
る。 【0003】このようなエンジンでは、故障により、例
えば、吸気弁のカム位置が規定位置より進角側或いは排
気弁のカム位置が規定位置より遅角側で固着した場合に
は、内部EGR量が増大して燃焼不安定となり、燃費が
悪化したりエンジンストールを起こしたりすることが予
想される。特に、吸気弁及び排気弁の開閉タイミングを
独立に制御しうるVVTにおいては、吸気弁或いは排気
弁の一方のみ可変制御しうるものに比べて、吸気弁の開
弁時期と排気弁の開弁時期とのオーバーラップ量が大き
くなりうるため、故障時にこのような一方のみ可変制御
しうるVVTと同じ制御を行なっただけでは不十分な場
合がある。 【0004】そのため、例えば、特開2001−152
883号公報に開示された技術では、吸気弁のVVTに
動作不良が生じた場合に、動作不良を生じていない排気
弁のVVTの開閉タイミングを最進角位相となるように
制御し、オーバーラップ量が最低量となるようにしてい
る。このことにより、内部EGR量が少なくなるため、
アイドル時や軽負荷時においても燃焼が不安定となら
ず、エンジンストールが防止される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、故障時のオーバーラップ量が最大であった
場合には、制御前後におけるオーバーラップ量の変動が
大きくなり、内部EGR量が極端に増減するため、エン
ジンの点火時期を大きく補正する必要がある。その結
果、ポンプ損失が増大し燃費を悪化させていた。 【0006】また、点火時期の補正により、ドライバビ
リティを低下させる要因ともなる。本発明は、上述の課
題に鑑み創案されたもので、VVTの動作不良によって
燃費を悪化させることなくドライバビリティの低下を防
止できるようにした、内燃機関の制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、吸
気弁のバルブタイミングと排気弁のバルブタイミングと
がそれぞれ吸気弁作動態様変更手段及び排気弁作動態様
変更手段によって独立に変更しうる内燃機関を制御対象
としている。そして、上記目的を達成するために、吸気
弁及び排気弁の目標開閉時期が目標開閉時期設定手段に
よってそれぞれ設定されるとともに、作動態様制御手段
によって吸気弁作動態様変更手段と排気弁作動態様変更
手段とが制御されて吸気弁及び排気弁がこの目標開閉時
期で開閉するようにバルブタイミングが変更される。 【0008】また、故障判定手段により吸気弁作動態様
変更手段と排気弁作動態様変更手段とのいずれか一方の
故障が検出された場合には、作動態様制御手段により目
標開閉時期に基づいて吸気弁と排気弁との目標オーバー
ラップ量が算出され、吸気弁と排気弁との実オーバーラ
ップ量がこの目標オーバーラップ量に近づくように、故
障が検出されなかった他方の作動態様変更手段を制御し
てバルブタイミングが変更される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としての内燃機関の制御装置について説明する
と、図1は本制御装置の機能に着目した模式的な制御ブ
ロック図、図2〜図4はそれぞれ本内燃機関にそなえら
れた可変動弁機構の要部を示す斜視図,断面図及び模式
的配置(軸方向端面から見た模式図)を示す図、図5は
その作用を説明するためのフローチャートである。 【0010】本実施形態にかかる内燃機関は、レシプロ
式の内燃機関(エンジン)であり、シリンダヘッド1に
は、図2,図3に示すように、図示しない吸気ポート及
び排気ポートを開閉すべく、それぞれのポートに対して
弁2が装備されている。また、この弁2のステム端部2
Aには、弁2を閉鎖側に付勢するバルブスプリング3
(図4参照)が設置されている。 【0011】さらに、弁2のステム端部2Aには、ロッ
カアーム8が当接しており、このロッカアーム8にカム
6が当接している。そして、カム6の凸部6Aによって
バルブスプリング3の付勢力に抗するようにして弁2が
開方向へ駆動される。VVT100は、このようなカム
6の作動時期を変更するためのものであり、吸気側及び
排気側に別個に設けられ、それぞれ吸気弁作動態様変更
手段及び排気弁作動態様変更手段として機能している。
また、吸気弁駆動用のVVT100と排気弁駆動用のV
VT100とは同様の構成を有するため、以下では、そ
の一方の構成及び動作について説明する、また、これら
を区別する場合には、構成部材を示す符号にそれぞれI
N,EXを付すこととする。 【0012】VVT100は、図2,図3に示すよう
に、ベルト41とプーリ42とを介して、エンジンのク
ランク軸(図示略)に連動して回転駆動されるカムシャ
フト11と、このカムシャフト11の外周に設けられた
カムローブ12とをそなえ、カム6はこのカムローブ1
2の外周に突設されている。なお、このカムローブ12
の外周はシリンダヘッド1側の軸受け部7によって回転
自在に軸支されている。 【0013】また、カムシャフト11はこのカムローブ
12を介して軸受け部7に支持されるが、カムシャフト
11の端部は、同一軸心線上に結合された端部部材43
を介してシリンダヘッド1の軸受け部1Aに軸支されて
いる。なお、軸受け部7は図3,図4に示すように、二
つ割れ構造になっており、シリンダヘッド1に形成され
た軸受け下半部7Aと、この軸受け下半部7Aに上方か
ら接合される軸受けキャップ7Bと、軸受け下半部7A
に軸受けキャップ7Bを結合するボルト7Cとから構成
される。 【0014】また、図4に示すように、軸受け下半部7
Aと軸受けキャップ7Bとの接合面7Dは、図示しない
シリンダの軸心線と直交するように略水平に設定されて
おり、図3,図4における略鉛直方向(上下方向)に向
けて締結されるボルト7Cによって軸受け下半部7Aと
軸受けキャップ7Bとが略鉛直方向に強固に結合されて
いる。 【0015】また、カムシャフト11とカムローブ12
との間には、弁2の開閉時期を連続的又は段階的に調整
できるようにするための不等速継手13が設けられてい
る。この不等速継手13は、カムシャフト11の外周に
回動可能に支持されたコントロールディスク14と、こ
のコントロールディスク14に一体的に設けられた偏心
部15と、この偏心部15の外周に設けられた係合ディ
スク16と、係合ディスク16に接続された第1スライ
ダ部材17及び第2スライダ部材18とをそなえてい
る。 【0016】偏心部15は、図2に示すように、カムシ
ャフト11の回転中心O1から偏心した位置に回転中心
O2を有しており、係合ディスク16はこの偏心部15
の中心O2の回りに回転するようになっている。第1ス
ライダ部材17及び第2スライダ部材18は、図2に示
すように、それぞれその先端にスライダ本体部21,2
2をそなえ、その他端側にドライブピン部23,24を
そなえている。 【0017】そして、係合ディスク16の一面には、図
3に示すように、半径方向に、第1スライダ部材17の
スライダ本体部21が摺動自在に嵌合したスライダ用溝
16Aと、第2スライダ部材18のスライダ本体部22
が摺動自在に嵌合したスライダ用溝16Bとが形成され
ている。ここでは、二つのスライダ用溝16A,16B
が互いに180°だけ回転位相をずらせるように同一直
径上に配置されている。 【0018】また、カムシャフト11にはドライブアー
ム19が設けられ、カムローブ12にはアーム部20が
設けられ、ドライブアーム19には、第1スライダ部材
17のドライブピン部23が回転自在に嵌入する穴部1
9Aが設けられ、アーム部20には、第2スライダ部材
18のドライブピン部24が回転自在に嵌入する穴部2
0Aが設けられている。 【0019】なお、ドライブアーム19は、カムローブ
12とコントロールディスク14との間のアーム部20
を除く空間に、カムシャフト11から半径方向に突出す
るように設けられ、ロックピン25によりカムシャフト
11と一体回転するように結合されている。一方アーム
部20はカムローブ12の端部を係合ディスク16の一
側面に近接する位置まで半径方向及び軸方向へ突出させ
るように一体形成されている。 【0020】ところで、スライダ本体部21と溝16A
との間では、図4に示すように、スライダ本体部21の
外側平面21B,21Cと溝16Aの内壁平面28A,
28Bとの間で、溝16Bとスライダ本体部22との間
では、溝16Bの内壁平面28C,28Dとスライダ本
体部22の外側平面22B,22Cとの間で、それぞれ
回転力の伝達が行なわれる。 【0021】このように回転を伝達する際に、係合ディ
スク16が偏心していることにより、係合ディスク16
はカムシャフト11に対して先行したり遅延したりする
ことを繰り返し、又、カムローブ12は係合ディスク1
6に対して先行したり遅延したりしながら、カムローブ
12がカムシャフト11とは不等速で回転するようにな
っている。そして、このようなカムシャフト11の回転
位相に対するカムローブ12の相対的な回転位相角(即
ち、相対位相角)によって弁2の開閉時期が決まる。 【0022】そして、本VVT100には、このような
弁2の開閉時期を調整すべく偏心位置調整機構30が設
けられている。つまり、この偏心位置調整機構30は、
偏心部15を有するコントロールディスク14を回転さ
せることで、偏心部15によって偏心状態に支持される
係合ディスク16の回転中心O2の位置を連続的又は段
階的に変動させ弁開閉時期を調整しうるようにしたもの
である。 【0023】この偏心位置調整機構30は、図2,図3
に示すように、コントロールディスク14の外周に形成
された偏心制御ギア31と、この偏心制御ギア31と噛
合するコントロールギア35をそなえカムシャフト11
と平行に設置されたコントロールシャフト32と、この
コントロールシャフト32を回転駆動するためのアクチ
ュエータ33とをそなえて構成されており、後述のEC
U34によって作動が制御されるようになっている。 【0024】ところで、コントロールシャフト32にそ
なえられたコントロールギア35は、二つのギア35
A,35Bからなるシザースギアであって、一方のギア
35Aはコントロールシャフト32に固定されている
が、他方のギア35Bはコントロールシャフト32に対
して回転可能に装備されている。つまり、ギア35Bは
ギア35Aに当接するように配設されており、コントロ
ールシャフト32の外周に固定されるジャーナル36と
の間に装備された捩じりスプリング38によって回転方
向への付勢力を受けるように設置され、両ギア35A,
35Bによってコントロールディスク14側の偏心制御
ギア31とコントロールギア35とがガタつくことなく
噛合するようになっている。 【0025】なお、偏心位置調整機構30の設置にあた
っては、既に設置されているカムシャフト11外周のコ
ントロールディスク14側の偏心制御ギア31に対し
て、両ギア35A,35Bを噛合させた上で、ジャーナ
ル36をコントロールシャフト32に対して回転させな
がら軸方向所定位置に配置することで、ギア35Bに軸
方向付勢力及び回転方向付勢力を与えておいてから、ジ
ャーナル36を回り止めピン36Aによりコントロール
シャフト32と一体回転するように固定する。 【0026】また、本VVT100を多気筒エンジンに
適用した場合には、各気筒毎にカムローブ12及び不等
速継手13を設け、各気筒に吸気弁駆動用のVVT10
0と、排気弁駆動用のVVT100とをそなえることに
なる。ECU34は、運転状態に応じてこれらの吸気弁
駆動用のVVT100IN及び排気弁駆動用のVVT10
0EXをそれぞれ独立に駆動制御するものであり、図示し
ない入力装置や制御プログラム等の記憶に供される記憶
装置、中央演算処理装置(CPU)等をそなえて構成さ
れている。 【0027】また、ECU34には、図1に示すよう
に、エンジン回転数センサ52,スロットルポジション
センサ53が接続され、それぞれエンジン回転数Ne及
びスロットル開度TPSが入力されるようになってお
り、これらの入力情報から運転状態を検出しうるように
なっている。さらに、ECU34には、クランク軸の回
転位相を検出するためのクランク角センサ54とカムロ
ーブ12の回転位相を検出するためのカム角センサ55
とが接続され、弁2の実開閉時期(実相対位相角)θR
を検出しうるようになっている。 【0028】ところで、ECU34には、図1に示すよ
うに、目標開閉時期設定手段62及び作動態様制御手段
63が機能的に設けられており、運転状態に応じて吸気
弁2 IN及び排気弁2EXのそれぞれについて目標開閉時期
を設定し、吸気弁2INのVVT100IN及び排気弁2EX
のVVT100EXを独立に制御することで、吸気弁2 IN
及び排気弁2EXの開閉タイミングを独立に変更しうるよ
うになっている。 【0029】つまり、目標開閉時期設定手段62は車速
V,エンジン回転数Ne,スロットル開度TPS等の情
報に基づいてエンジンの運転状態を判断し、吸気弁2IN
及び排気弁2EXのそれぞれについて目標開閉時期、即
ち、カムシャフト11とカムローブ12との目標相対位
相角θTIN,θTEXを算出する。また、目標開閉時期設
定手段62はクランク角及びカム角から吸気弁2IN及び
排気弁2EXの実相対位相角θRIN,θREXを算出し、吸
気弁2IN及び排気弁2EXの相対位相角がそれぞれ設定さ
れた目標相対位相角θTIN,θTEXとなるように各アク
チュエータ33IN,33EXの回動をフィードバック制御
するようになっている。これにより、吸気弁2IN及び排
気弁2EXの開閉タイミングやオーバーラップ量を任意に
変更し、出力向上と低燃費とを両立することができると
ともに、内部EGR量を最適に設定して燃料の燃焼状態
の安定化を図ることが可能となっている。 【0030】さらに、ECU34には、故障判定手段6
1が機能的に設けられており、実相対位相角θRと目標
相対位相角θTとを比較することでVVT100に動作
不良が生じているか否かを判定し、吸気弁2INのVVT
100IN及び排気弁2EXのVVT100EXの内のいずれ
か一方のVVT100が動作不良と判定された場合に
は、動作の正常な他方のVVT100の制御目標相対位
相角Θを下式(1)に従って算出し、正常なVVT10
0における相対位相角がこの制御目標相対位相角Θとな
るように、アクチュエータ33の回動を制御している。 【0031】 Θ=θTN+θRF−θTF+α ・・・(1) ここで、θTNは動作の正常なVVTの目標相対位相角
であり、θTF及びθR Fはそれぞれ動作異常を生じたV
VTの目標相対位相角及び実相対位相角である。つま
り、正常なVVT100を駆動制御することで、吸排気
弁の実際のオーバーラップ量(実オーバーラップ量)が
故障前と故障後とで同等なものにすることができるので
ある。 【0032】このように、故障判定手段61により吸気
側VVT100INと排気側VVT100EXとの内いずれ
か一方の故障が検出又は判定された場合には、作動態様
制御手段63では、目標開閉時期設定手段62で設定さ
れる吸排気弁の目標開閉時期に基づき、両VVT100
が正常な場合の目標オーバーラップ量を算出し、この目
標オーバーラップ量となるように正常な他方のVVT1
00の位相角を変更するようになっているのである。 【0033】なお、αは制御誤差を吸収するための補正
値であり、この補正値は運転状態に応じて設定されるよ
うになっている。また、排気弁駆動用VVT100EX及
び吸気弁駆動用VVT100INの制御態様の違いに基づ
いて、各制御についてαの正負の極性を異ならせてもよ
い。このことにより、故障により吸気弁2IN及び排気弁
2EXの内のいずれか一方の開閉タイミングが固定されて
も、他方の弁2の開閉タイミングをそれに応じて補正す
ることで、故障前後で内部EGRの変動が極力抑えられ
故障前の最適な状態に維持することができるようになっ
ている。 【0034】また、上述したようなVVT100の故障
時には、下記の〜の制御も同時に実行されるように
なっている。 EGR量の制限 ISC目標Neの下限クリップ Peの水温補正値を所定値に固定 ISC変化中のNe−F/B禁止 上記はEGR装置によるEGRガス還流量を制限又は
禁止するものであり、燃焼を安定させる目的で実行され
る。 【0035】また、はアイドル時の目標回転速度Ne
が所定値(下限値)以下とならないように、目標回転速
度Neの下限値をクリップするものであり、アイドル時
のエンジンストールを防止する目的で実行される。ま
た、は目標Pe(目標トルク)を算出する際に用いら
れる水温補正量を所定値に固定するものであり、これも
主にエンジンストールを防止する目的で実行される。 【0036】はアイドルの回転変動時において、エン
ジン回転速度のフィードバック制御を禁止するものであ
り、オープンループ制御によりエンジン回転速度制御す
るものである。本発明の一実施形態における内燃機関の
制御装置は上述のように構成されているので、吸気VV
T及び排気VVTの制御は図5に示すフローチャートに
沿って行なわれる。 【0037】すなわち、ステップS1において吸気VV
T100INが動作不良と判定され、更に、ステップS2
で排気VVT100EXの動作が正常と判定された場合に
は、ステップS3で排気VVT100EXの制御目標位相
角Θが(1)式によって算出され、排気VVT100EX
のアクチュエータ33EXの回動制御が行なわれる。ま
た、ステップS1において吸気VVT100INの動作が
正常と判定され、更に、ステップS4で排気VVT10
0EXが動作不良と判定された場合には、ステップS5で
吸気VVT100INの制御目標位相角Θが(1)式によ
って算出され、吸気VVT100INのアクチュエータ3
3INの回動制御が行なわれる。 【0038】したがって、本実施形態の内燃機関の制御
装置によれば、吸気VVT100IN又は排気VVT10
0EXのいずれか一方が動作不良を生じても、VVT10
0の動作不良が生じる前後での内部EGR量の変化が抑
えられる。その結果、エンジンの点火時期の補正量を低
減することが可能となり、ドライバビリティを損なうこ
となく燃費の悪化を防止することができる。 【0039】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。例えば、可変動弁機構
は上述のものに限定されるものではなく、吸気弁及び排
気弁の開閉タイミングを変更可能であれば他の種々の可
変動弁機構を適用可能である。 【0040】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
吸気弁作動態様変更手段と排気弁作動態様変更手段との
内のいずれか一方が故障すると、故障していない他方の
作動態様変更手段を制御して吸気弁と排気弁とのオーバ
ーラップ量が目標オーバーラップ量に近づくようにして
いるため、燃費の悪化が防止される。 【0041】また、故障の前後で内燃機関の内部EGR
量が大幅に変化することがないため、点火時期の補正量
が少なくて済み、ドライバビリティが損なわれることが
ない。
置の機能に着目した模式的な制御ブロック図である。 【図2】本発明の一実施形態における内燃機関に備えら
れた可変動弁機構の要部を示す斜視図である。 【図3】本発明の一実施形態における内燃機関に備えら
れた可変動弁機構の要部を示す断面図である。 【図4】本発明の一実施形態における内燃機関に備えら
れた可変動弁機構の要部を示す模式的配置図である。 【図5】本発明の一実施形態における内燃機関の制御装
置の作用を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 2 弁 61 故障判定手段 62 目標開閉時期設定手段 63 作動態様制御手段 100 可変動弁機構(作動態様変更手段)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸気弁のバルブタイミングを変更可能な
吸気弁作動態様変更手段と、 排気弁のバルブタイミングを変更可能な排気弁作動態様
変更手段と、 エンジンの運転状態に応じて吸気弁及び排気弁の目標開
閉時期を設定する目標開閉時期設定手段と、 上記吸気弁作動態様変更手段と上記排気弁作動態様変更
手段とのいずれか一方が故障したことを判定する故障判
定手段と、 上記目標開閉時期設定手段によって設定された目標開閉
時期となるように上記吸気弁作動態様変更手段又は上記
排気弁作動態様変更手段を制御し、上記吸気弁又は上記
排気弁のバルブタイミングを各々独立して変更する作動
態様制御手段とをそなえ、 上記作動態様制御手段は、上記故障判定手段により上記
吸気弁作動態様変更手段と上記排気弁作動態様変更手段
とのいずれか一方の故障が検出されると、上記目標開閉
時期設定手段により設定された目標開閉時期に基づいて
上記吸気弁と上記排気弁との目標オーバーラップ量を算
出し、上記吸気弁と上記排気弁との実オーバーラップ量
が上記目標オーバーラップ量に近づくように、故障が検
出されなかった他方の作動態様変更手段を制御してバル
ブタイミングを変更することを特徴とする、内燃機関の
制御装置。
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