JP2003190561A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003190561A
JP2003190561A JP2001400246A JP2001400246A JP2003190561A JP 2003190561 A JP2003190561 A JP 2003190561A JP 2001400246 A JP2001400246 A JP 2001400246A JP 2001400246 A JP2001400246 A JP 2001400246A JP 2003190561 A JP2003190561 A JP 2003190561A
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JP2001400246A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Shigeto Busujima
繁人 毒島
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気制御部品による制御不能状態および動作
の暴走を防ぐ場合に、遊技機の製造コストの上昇を防ぐ
ことが可能となり、制御用基板での部品実装面積の増大
を防ぐことが可能となる遊技機を提供することである。 【解決手段】 表示制御マイクロコンピュータは、電気
制御部品としてのVDPへ向けて表示制御データを出力
した後、所定期間内にVDPから受信完了を示すフィー
ドバック信号を受信しなかった場合(リセットフラグO
Nの場合)に、システムリセットするためのリセット信
号をVDPへ送信する(S74)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
コイン遊技機、スロットマシンなどで代表される遊技機
に関する。詳しくは、所定の電気部品を有し、該電気部
品の動作を制御することにより遊技の演出をすることが
可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として従来から一般的に
知られているものに、可変表示装置、ランプ、および、
スピーカ等の所定の電気部品を有し、該電気部品の動作
を制御することにより遊技の演出をすることが可能とな
るように構成されたものがあった。
【0003】このような従来の遊技機においては、遊技
を演出する制御を行なう演出制御マイクロコンピュータ
から制御用IC(集積回路)等の電気制御部品に制御信
号が送信され、その制御信号に応じて、電気制御部品に
より電気部品が制御されていた。そして、電気制御部品
に対応して、当該電気制御部品による制御不能状態およ
び動作の暴走を防ぐためにウォッチドッグタイマを用い
た監視回路が設けられており、所定時間の間に演出制御
マイクロコンピュータから電気制御部品に制御信号が送
信されなければ、電気制御部品がリセットされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
演出制御マイクロコンピュータから電気制御部品に送信
される制御信号をウォッチドッグタイマで監視する場合
には、正常な制御信号が送信されたにもかかわらずウォ
ッチドッグタイマがタイムアップしたことにより電気制
御部品がリセットされて制御が行なわれなくなるという
問題があった。また、前述したようなウォッチドッグタ
イマを用いた監視回路を演出制御マイクロコンピュータ
と別に設ける場合には、部品数の増加により遊技機の製
造コストが上昇するとともに、監視回路を基板に実装す
ることにより制御用基板での部品実装面積が増大してし
まうという問題が生じる。
【0005】この発明はかかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、電気制御部品による制御不能
状態および動作の暴走を防ぐ場合に、遊技機の製造コス
トの上昇を防ぐことが可能となり、制御用基板での部品
実装面積の増大を防ぐことが可能となる遊技機を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 所定の電気部品(特別図柄表示部9を含む可変
表示装置8、スピーカ72等)を有し、該電気部品の動
作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な
遊技機(パチンコ遊技機1)であって、遊技状態を制御
する遊技制御マイクロコンピュータ(遊技制御マイクロ
コンピュータ53)が搭載される遊技制御用基板(遊技
制御基板81)と、前記遊技制御基板から送信されるコ
マンドに基づき、前記電気部品を用いて遊技を演出する
制御を行なう演出制御マイクロコンピュータ(表示制御
マイクロコンピュータ800、音制御マイクロコンピュ
ータ700等)が搭載される電気部品制御用基板(表示
制御基板80、音声制御基板70等)と、前記電気部品
制御用基板に設けられ、前記演出制御マイクロコンピュ
ータから送信される制御信号に基づき、前記電気部品を
制御する電気制御部品(VDP103、音声合成回路7
02等)とを含み、前記電気制御部品は、演出制御マイ
クロコンピュータから前記制御信号を受信したことに応
じて、受信が完了した旨を示す受信完了信号(フィード
バック信号ACK,SIAK)を前記演出制御マイクロ
コンピュータへ返信し、前記演出制御マイクロコンピュ
ータは、前記電気制御部品へ向けて前記制御信号を出力
した後、所定期間内に前記受信完了信号を受信しなかっ
た場合に、前記電気制御部品の動作状態をリセットする
リセット信号を前記電気制御部品へ送信する(図14の
S74、図19のS144)。
【0007】このような構成によれば、演出制御マイク
ロコンピュータが、電気制御部品へ向けて制御信号を出
力した後、所定期間内に電気制御部品から受信完了信号
を受信しなかった場合に、リセット信号を電気制御部品
へ送信するようにしたため、電気制御部品の制御不能状
態および動作の暴走から復帰させることができる。さら
に、演出制御マイクロコンピュータが電気制御部品の状
態を監視するので、監視用の回路を別途設ける必要がな
くなるため、遊技機の製造コストの上昇を防ぐことがで
きるとともに、制御用基板での部品実装面積の増大を防
ぐことができる。
【0008】(2) 前記演出制御マイクロコンピュー
タは、前記リセット信号を出力した後、予め定められた
期間前記電気部品を用いて遊技を演出する制御の実行を
規制する(図10のS7、図14のS77、図16のS
97、図14のS147)。
【0009】このような構成によれば、演出制御マイク
ロコンピュータにより、リセット信号が出力された後、
予め定められた期間電気部品を用いて遊技を演出する制
御の実行が規制されるため、リセットされた後の電気制
御部品がまだ動作不安定な状態にあるうちに、電気部品
を用いた遊技を演出する制御が行なわれないようにする
ことができる。
【0010】(3) 前記遊技制御マイクロコンピュー
タおよび前記演出制御マイクロコンピュータのそれぞれ
に対応して設けられ、前記遊技機の電力の供給開始時に
おいて前記遊技制御マイクロコンピュータおよび前記演
出制御マイクロコンピュータをシステムリセットさせる
ためのリセット信号を出力するとともに、所定の電源電
圧が前記遊技制御マイクロコンピュータおよび前記演出
制御マイクロコンピュータが動作可能な電圧レベル以上
の電圧となったことを条件に、リセット解除信号を出力
するシステムリセット手段(リセット信号回路941、
遅延回路942a〜946aおよびバッファ回路942
b〜946b)をさらに含む。
【0011】このような構成によれば、遊技機の電力の
供給開始時において遊技制御マイクロコンピュータおよ
び演出制御マイクロコンピュータを確実にシステムリセ
ット状態にすることができる。
【0012】(4) 前記遊技機への電力の供給開始に
関連して、前記演出制御マイクロコンピュータが動作可
能となる時期を、前記遊技制御マイクロコンピュータが
動作可能となる時期よりも早い時期となるように規制す
る起動順序規制手段(図7等のリセット管理回路94
0)をさらに含む。
【0013】このような構成によれば、演出制御マイク
ロコンピュータの方が遊技制御マイクロコンピュータよ
りも早い時期に動作可能となるようにマイクロコンピュ
ータの起動順序が規制されるので、遊技機への電力の供
給開始時において、演出制御マイクロコンピュータが遊
技制御マイクロコンピュータからのコマンドを確実に受
信できるようにすることができる。
【0014】(5) 前記起動順序規制手段は、前記遊
技制御マイクロコンピュータおよび前記演出制御マイク
ロコンピュータへの前記リセット解除信号を出力するタ
イミングを規制することによりマイクロコンピュータの
起動順序を規制する(図9)。
【0015】このような構成によれば、遊技制御マイク
ロコンピュータおよび演出制御マイクロコンピュータへ
のリセット解除信号を出力するタイミングを規制するこ
とによりマイクロコンピュータの起動順序が規制される
ので、より正確にこれらマイクロコンピュータが動作可
能となる時期を規制することができる。
【0016】(6) 前記システムリセット手段は、前
記リセット解除信号を出力するタイミングを決めるため
のコンデンサを含み、該コンデンサの容量を異ならせる
ことにより、マイクロコンピュータの起動順序を規制す
る(図8参照)。
【0017】このような構成によれば、リセット解除信
号を出力するタイミングを決めるためのコンデンサの容
量を異ならせることにより、マイクロコンピュータの起
動順序が規制されるため、マイクロコンピュータの起動
順序を簡素な構成を用いて容易に規制することができ
る。
【0018】(7) 前記起動順序規制手段は、前記遊
技制御用基板および前記電気部品制御用基板のそれぞれ
に設けられている(図20)。
【0019】このような構成によれば、起動順序規制手
段が、遊技制御用基板および電気部品制御用基板のそれ
ぞれに設けられているので、起動順序規制手段と起動順
序の規制対象のマイクロコンピュータとの間の距離を短
くすることができるため、起動順序規制手段と起動順序
の規制対象のマイクロコンピュータとの間の経路からノ
イズが侵入しにくいようにすることができ、起動順序を
規制することがノイズの影響を受けにくいようにするこ
とができる。
【0020】(8) 前記遊技制御用基板および前記電
気部品制御用基板とは別に設けられ、前記遊技機に供給
される電源から前記遊技制御用基板および前記電気部品
制御用基板のそれぞれで用いられる電圧の電力を作成す
る電源基板(電源基板910)をさらに含み、前記起動
順序規制手段は、前記電源基板に設けられる(図7)。
【0021】このような構成によれば、電源基板に起動
順序規制手段が設けられるので、電気部品制御用基板で
の部品実装面積の増大を防ぐことができるとともに、電
気部品制御基板が複数設けられる場合には起動順序規制
手段をまとめて電源基板に設ける方が分散配置する場合
と比べて製造工数および部品数を少なくすることが可能
となるので製造コストが低減可能となる。
【0022】(9) 前記電気部品は、遊技者に動作が
視認可能な箇所に設けられ遊技の演出に用いられる可動
部材(センター可動部材10、サイド可動部材18,1
8)を含む。
【0023】このような構成によれば、電気部品である
可動部材が演出制御マイクロコンピュータにより制御さ
れることとなるので、遊技制御マイクロコンピュータが
直接可動部材を制御する必要がなくなるため、遊技制御
マイクロコンピュータの制御負担を軽減することができ
る。
【0024】(10) 前記演出制御マイクロコンピュ
ータ(表示制御マイクロコンピュータ800)とは別に
設けられ、前記演出制御マイクロコンピュータから送信
されるコマンド(音制御コマンド)に基づき、前記電気
部品(スピーカ27)を用いて遊技を演出する制御を行
なう副演出制御マイクロコンピュータ(音制御マイクロ
コンピュータ700)をさらに含み、該副演出制御マイ
クロコンピュータは、前記副演出制御マイクロコンピュ
ータから前記コマンドを受信したことに応じて、受信が
完了した旨を示すコマンド受信完了信号(フィードバッ
ク信号ACK)を前記副演出制御マイクロコンピュータ
へ返信し(図17)、前記演出制御マイクロコンピュー
タは、前記副演出制御マイクロコンピュータへ向けて前
記コマンドを出力した後、所定期間内に前記コマンド受
信完了信号を受信しなかった場合に、前記副演出制御マ
イクロコンピュータの状態をリセットするリセット信号
を前記副演出制御マイクロコンピュータへ送信する(図
15のS82)。
【0025】このような構成にすれば、演出制御マイク
ロコンピュータが、副演出制御マイクロコンピュータへ
向けてコマンドを出力した後、所定期間内に副演出制御
マイクロコンピュータから受信完了信号を受信しなかっ
た場合に、リセット信号を副演出制御マイクロコンピュ
ータへ送信するようにしたため、副演出制御マイクロコ
ンピュータの制御不能状態および動作の暴走から復帰さ
せることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態にお
いては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、
本発明はこれに限らず、コイン遊技機、スロットマシン
等のその他の遊技機であってもよく、所定の電気部品を
有し、該電気部品の動作を制御することにより遊技の演
出をすることが可能な遊技機であればすべて対象とな
る。
【0027】第1実施形態 まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体構成に
ついて説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面から見
た正面図、図2はパチンコ遊技機1の内部構造を示す全
体背面図である。
【0028】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
縦長な方形状に枠組形成される外枠2aと、該外枠2a
の内側に開閉可能に軸支されかつパチンコ遊技機1の主
要構成部が集約して設けられる前面枠2bと、該前面枠
2bの前面上部に開閉自在に軸支されて設けられる額縁
状のガラス扉枠2とから構成されている。ガラス扉枠2
の下部表面には打球供給皿3が設けられている。前面枠
2bにおいて、打球供給皿3の下部には、打球供給皿3
から溢れた貯留球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射
する打球操作ハンドル(操作ノブ)5とが設けられてい
る。また、ガラス扉枠2の後方に位置する前面枠2bに
は、前面側に遊技領域7が形成された遊技盤6が着脱可
能に設けられている。前面枠2bおよびガラス扉枠2
は、パチンコ遊技機1の正面から見て左側の端部におい
て軸支され、軸支位置を開閉軸として開閉される。ガラ
ス扉枠2には、遊技盤6の遊技領域7をほぼ透視し得る
透視窓が開設され、該透視窓の裏面からガラス板が装着
されている。
【0029】この遊技領域7には、打球操作ハンドル5
を操作することに応じて打球発射装置(図2に示す打球
発射装置34)によって発射された遊技球が誘導レール
76に誘導されて打ち込まれるが、この遊技球は、誘導
レール76と遊技領域7との境界に設けられた近接スイ
ッチにより構成される打込球スイッチ77によって検出
される。この打込球スイッチ77によって検出された遊
技球の数は、後述する遊技制御基板81によって特定さ
れる。
【0030】遊技領域7の中央付近には、液晶表示器よ
りなる特別図柄表示部9とLED表示器よりなる普通図
柄表示部3とを含む可変表示装置8が設けられている。
なお、特別図柄表示部9は、液晶表示器に限らず、CR
T(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Dis
play)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマト
リクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitti
ng Diode)、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管等
のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよ
い。また、特別図柄表示部9は、画像表示式の表示装置
に限らず、外周に複数種類の図柄が描かれた回転ドラム
を回転駆動する回転ドラム式、表面に複数種類の図柄が
描かれたベルトを回転移動させるものや複数種類の図柄
が描かれた円盤を回転させるもの(ロタミント)等のそ
の他の機械式(電気的駆動源により駆動される機械式の
もの)の可変表示装置であってもよい。
【0031】特別図柄表示部9は、数字、数字以外の文
字、図形、模様、キャラクタ等の複数種類の識別情報
(特別識別情報)としての特別図柄を可変表示(更新表
示,変動表示ともいう)可能であり、普通図柄表示部3
は、図形等の複数種類の識別情報(普通識別情報)とし
ての普通図柄を可変表示可能である。ここで、キャラク
タとは、可変表示装置に表示される人間,動物,あるい
は物等を表わす映像をいう。なお、特別図柄表示部9お
よび普通図柄表示部3により可変表示される識別情報
は、数字、文字、図形、模様、キャラクタ等の識別情報
であれば、どのような識別情報であってもよく、数字の
み、文字のみ、図形のみ、模様のみ、キャラクタのみ、
または、これらを適宜組合せたもの等であってもよい。
【0032】特別図柄表示部9では、左図柄,中図柄,
右図柄という複数(3つ)の図柄を並んで可変表示を行
ない表示結果を導出表示可能な複数(3つ)の表示領域
を有し、これらの図柄をスクロール等の方式で可変表示
可能である。これらの表示領域は左右方向に並んで配置
されている。なお、ここでは、表示領域が固定的に定め
られたものである場合を一例として示したが、これに限
らず、図柄を可変表示するための表示領域としては、表
示領域の範囲が拡大、縮小されるものであってもよく、
また、表示領域の位置が変動するものであってもよい。
つまり、ここで示される表示領域は、識別情報の可変表
示が行なわれ、表示結果が導出表示可能な表示領域であ
ればどのような表示領域であってもよい。
【0033】また、普通図柄表示部3は、当り図柄であ
る○印を点灯表示可能な当り表示器31と、はずれ図柄
である×印を点灯表示可能なはずれ表示器32とを含
む。当り表示器31およびはずれ表示器32は、LED
(発光ダイオード)により点灯表示されるように構成さ
れており、所定距離を隔てて左右に並んで設けられてい
る。このような普通図柄表示部3では、当り表示器31
およびはずれ表示器32を交互に点灯するよう点滅させ
る(交互点灯であるため、各表示器では、所定周期で点
滅していることとなる)ことにより普通図柄としての○
印と×印とを所定時間間隔で可変表示(更新表示,変動
表示ともいう)する。
【0034】本実施の形態においては、LEDよりなる
当り表示器31およびはずれ表示器32を普通図柄表示
部3に用いた場合を説明したが、これに限らず、7セグ
メント表示器など、数字等のその他の図柄を可変表示可
能なものを普通図柄表示部3に使用してもよい。つま
り、普通図柄としては、何らかの形で特別図柄と区別し
て認識できるようなものであればよい。なお、ここで
は、普通図柄表示部3を特別図柄表示部9と分離構成し
た例を示したが、普通図柄表示部は、特別図柄表示部9
を構成する液晶表示器の表示領域の一部により構成され
てもよい。
【0035】また、可変表示装置8には、それぞれ4個
のLEDからなる始動記憶表示器18とゲート通過記憶
表示器41とが設けられている。この始動記憶表示器1
8のLEDの点灯している数により、特別図柄の可変表
示を始動させるための始動入賞口14への入賞数が上限
を4として記憶されていること(始動入賞記憶という)
が表示される。また、ゲート通過記憶表示器41のLE
Dの点灯している数により、普通図柄の可変表示を始動
させるための通過ゲート11への遊技球の通過数が上限
を4として記憶されていること(普通始動入賞記憶とい
う)が表示される。
【0036】なお、始動入賞口14を通過した遊技球の
通路には、入賞した遊技球である入賞球(入賞玉)を検
出する始動口スイッチ17が設けられており、始動口ス
イッチ17により遊技球が検出された場合には、始動記
憶表示器18を点灯させるための制御が行なわれるとと
もに、特別図柄の可変表示を開始させる制御が行なわれ
る。また、通過ゲート11を通過した遊技球の通路に
は、通過した遊技球を検出するゲートスイッチ12が設
けられており、ゲートスイッチ12が遊技球を検出した
場合には、ゲート通過記憶表示器41を点灯させるため
の制御が行なわれるとともに、普通図柄の可変表示を開
始させる制御が行なわれる。
【0037】可変表示装置8の下方位置には、ソレノイ
ド(図3のソレノイド16)によって開閉動作される始
動入賞球装置15(電動チューリップ役物)を兼用する
始動入賞口14と、ソレノイド(図3のソレノイド2
1)により駆動される開閉板29の開閉動作により開閉
される大入賞口20を有する可変入賞球装置30とが上
から順に配列されている。始動入賞口14に入った球
は、始動口スイッチ17によって検出された後、遊技盤
の背面に導かれる。また、大入賞口20に入った球は、
Vカウントスイッチ23もしくはカウントスイッチ22
に検出された後、遊技盤の背面に導かれる。また、大入
賞口20から可変入賞球装置30内に入った球のうち、
Vカウントスイッチ23により検出された球は、その
後、カウントスイッチ22に向けて誘導され、カウント
スイッチ22により検出される。したがって、大入賞口
20から内部に入った球は、結果的にすべてカウントス
イッチ22により検出される。
【0038】遊技盤6には複数の入賞口19,24が通
常入賞口として設けられている。遊技球の入賞口19,
24への入賞は、入賞口スイッチ19a,24aによっ
てそれぞれ検出される。複数の入賞口19,24それぞ
れに対応して入賞口スイッチ19a,24aが設けられ
ているため、各入賞口19,24毎に入賞した球の検出
が迅速に行なわれる。
【0039】遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯
表示される装飾ランプ25が設けられている。また、遊
技領域7の下部には、入賞しなかった打球を吸収するア
ウト口26が設けられいる。また、遊技領域7の外側の
左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設
けられている。また、遊技領域7の外周には、遊技効果
LED(図示省略)が設けられている。
【0040】また、遊技効果ランプ28aが遊技領域7
の上方、遊技効果ランプ28bが遊技領域7の左側方、
遊技効果ランプ28cが遊技領域7の右側方にそれぞれ
設けられている。そして、この例では、遊技効果ランプ
28bの近傍に景品球払出時に点灯する賞球ランプ51
が設けられ、遊技効果ランプ28aの近傍に補給球が切
れたときに点灯する球切れランプ52が設けられてい
る。さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設
置され、プリペイドカードが挿入されることによって球
貸を可能にするカードユニット50も示されている。カ
ードユニットに挿入されたカード内に残額情報が記憶さ
れている場合には、その残額の引落としに応じて、遊技
者に対する遊技球の貸出しが行なわれる。
【0041】カードユニット50には、使用可能状態で
あるか否かを示す使用可能表示ランプ151、カード内
に記憶された残額情報に端数(100円未満の数)が残
存する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられ
ている度数表示LEDに生じさせるための端数表示スイ
ッチ152、カードユニット50がいずれの側のパチン
コ遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器
153、カードユニット50内にカードが投入されてい
ることを示すカード投入表示ランプ154、記憶媒体と
してのカードが挿入されるカード挿入口155、およ
び、カード挿入口155の裏面に設けられているカード
リーダライタの機構を点検する場合にカードユニット5
0を開放するためのカードユニット錠156が設けられ
ている。
【0042】打球発射装置34から発射され遊技領域7
に入った打球(打玉)は、遊技領域7を下りてくる。打
球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出
されると、その検出信号に基づいて普通図柄表示部3が
所定期間可変表示した(前述したように交互に点灯する
よう点滅させた)後、表示結果が導出表示される(点滅
を停止してどちらか一方を点灯させる)制御が行なわれ
る。普通図柄表示部3の可変表示結果が、普通図柄にお
ける当り図柄として予め定められた表示態様、すなわ
ち、当り表示器31の点灯表示(○印の点灯表示)であ
る場合には、始動入賞球装置15が所定時間閉状態から
開放状態に制御され、始動入賞口14に打球が入賞しや
すい状態となる。その後、始動入賞球装置15は、閉状
態となる。
【0043】打球が始動入賞口14に入り始動口スイッ
チ17で検出されると、図柄の変動を開始できる状態で
あれば、特別図柄表示部9において、特別図柄の可変表
示を開始させる制御が行なわれる。一方、図柄の可変表
示が開始できる状態でなければ、始動入賞記憶が1増や
される。そして、特別図柄表示部9での可変表示が開始
される毎に始動入賞記憶が1ずつ減り、点灯するLED
が1ずつ減らされる。
【0044】特別図柄表示部9での特別図柄の可変表示
は、一定時間が経過したときに停止し、表示結果が導出
表示される。停止時の図柄の組合せが大当り図柄の組合
せ(たとえば、777等のぞろ目の特定の図柄の組合
せ)となると、遊技者にとって有利な特定遊技状態であ
る大当り遊技状態が発生し、通常遊技状態からその大当
り遊技状態に移行する制御が行なわれる。大当り遊技状
態においては、開閉板29の動作により、通常状態にお
いて閉状態とされている大入賞口20が、一定時間経過
するまで、または、所定個数(たとえば10個)の打球
が入賞するまで開放される制御が行なわれる。そして、
大入賞口20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しV
カウントスイッチ23で検出されると、継続権が発生し
大入賞口20を開放させる制御が再度行なわれる。この
ような継続権の発生は、所定回数(たとえば15ラウン
ド)許容される。このような継続権の発生を繰り返す制
御は、繰返し継続制御と呼ばれる。
【0045】図示を省略するが、可変入賞球装置30の
内部(大入賞口20内)においては、シーソー式の玉振
分部材としての大入賞口内誘導板が設けられている。こ
の大入賞口内誘導板は、Vカウントスイッチ23の方向
へ向けて傾斜した状態と、Vカウントスイッチ23とは
逆の方向へ向けて傾斜した状態とのいずれかの状態に切
換え可能となるようにソレノイド(図3のソレノイド3
3)により駆動制御される。その場合、大入賞口20が
1回開放されたとき(1ラウンド中)には、Vカウント
スイッチ23が玉を1個検出するまでは、振分部材がV
カウントスイッチ23の方向へ向けて傾斜した状態にさ
れることにより、玉がVカウントスイッチ23により検
出されやすい状態にされ、Vカウントスイッチ23が玉
を1個検出した後は、振分部材がVカウントスイッチ2
3とは逆方向へ向けて傾斜した状態にされることによ
り、玉がVカウントスイッチ23により検出されにくい
状態にされる。
【0046】また、可変表示装置8の可変表示中(この
場合は、特別図柄表示部9の更新表示中)においては、
リーチ状態(リーチ表示)が発生する場合がある。ここ
で、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示装置を
有し、該可変表示装置が時期を異ならせて複数の識別情
報の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定
められた特定の表示態様の組合せとなった場合に、遊技
状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技機
において、前記複数の識別情報の表示結果の一部がまだ
導出表示されていない段階で、既に導出表示されている
識別情報の表示結果が前記特定の表示態様の組合せとな
る条件を満たしている表示状態をいう。また、別の表現
をすれば、リーチとは、表示状態が変化可能な可変表示
部を複数有する可変表示装置における識別情報の表示結
果が予め定められた特定の表示態様の組合せになった場
合に、遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態と
なる遊技機において、前記可変表示装置の表示結果がま
だ導出表示されていない段階で、前記特定の表示態様の
組合せが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者
に思わせるための表示状態をいう。そして、たとえば、
前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しなが
ら複数の前記可変表示部による可変表示を行なう状態も
リーチ表示状態に含まれる。さらにリーチの中には、そ
れが出現すると、通常のリーチに比べて、大当りが発生
しやすいものがある。このような特定のリーチをスーパ
ーリーチという。
【0047】また、リーチ状態とは、可変表示装置が可
変開始された後表示制御が進行して表示結果が導出表示
される前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態
様となる表示条件から外れていない表示態様をもいう。
【0048】また、リーチ状態とは、可変表示装置の表
示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にま
で達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導
出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域
の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様とな
る条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0049】可変表示の停止時における特別図柄表示部
9での特別図柄の組合せが大当り発生の確率変動を伴う
大当り図柄の組合せ(確率変動図柄の組合せともいう)
である場合、もしくは、大当り図柄とは別に大当りの発
生確率変動にするか否の抽選を表示器で表示して当選し
た場合に、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち
このような場合には、予め定められた確率変動終了条件
が成立するまで、特別遊技状態としての確率変動状態
(以下、「確変」という。)という遊技者にとってさら
に有利な状態となる。
【0050】また、確率変動状態では、普通図柄表示部
3における停止図柄が当り図柄になる確率が高められる
とともに、始動入賞球装置15の開放時間の増加と開放
回数の増加(複数回開放するようになる)とが行なわれ
る。さらに、確率変動状態では、特別図柄表示部9およ
び普通図柄表示部3における更新開始から更新停止まで
の時間が短縮される時短制御(変動時間短縮制御)が行
なわれる。
【0051】次に、この実施の形態に示されたパチンコ
遊技機における大当りとするかはずれとするかの決定
(大当り判定ともいう)、リーチ状態とするか否かの決
定(リーチ判定ともいう)、および、特別図柄の更新表
示における変動パターンの決定について、決定のための
処理手順を簡単に説明する。
【0052】大当りとするかはずれとするかの決定は、
大当り決定用のランダムカウンタのカウント値を用いて
行なわれる。このランダムカウンタは、大当りを発生さ
せるか否かをランダムに決定するためのものであり、た
とえば、0からカウントアップして所定の上限値までカ
ウントアップした後再度0からカウントアップし直す数
値データ更新手段である。このカウント動作は、所定周
期(2msec毎)で1ずつ加算されることとなる。始
動口スイッチ17により始動入賞が検出されると、それ
に応じてこのランダムカウンタのカウント値が抽出さ
れ、その抽出値が、予め定められた大当り判定値と一致
するか否かの判断がなされる。抽出されたランダムカウ
ンタの値と大当り判定値とが一致した場合は、大当りを
発生させることが決定され、大当り状態の制御が行なわ
れる。確率変動状態以外の通常の確率状態においては、
大当り判定値がたとえば1つの数値に設定される。確率
変動状態においては、大当り判定値が複数の数値に設定
されることにより、確率変動状態の場合には大当りの発
生確率が確率が向上するのである。
【0053】次に、リーチ状態とするか否かの決定(リ
ーチ判定ともいう)は、リーチ決定用のランダムカウン
タのカウント値を用いて行なわれる。このランダムカウ
ンタは、大当り判定においてはずれとする決定がされた
場合にリーチ状態を発生させるか否かをランダムに決定
するためのものであって、大当り決定用のランダムカウ
ンタと同様に機能する数値データ更新手段であり、特別
図柄の変動開始時等の所定のタイミングで抽出されたカ
ウンタの値が予め定められたリーチ決定値と一致する場
合に、リーチ状態とすることが決定される。一方、大当
り判定において大当りとする決定がされた場合には、リ
ーチ決定用のランダムカウンタを用いた決定は行なわれ
ず、すべての場合にリーチ状態となる。
【0054】また、特別図柄の更新表示においてリーチ
状態となる決定がされた場合(大当りとする決定が行な
われた場合と、はずれとする決定が行なわれた場合との
両方を含む)には、リーチ状態の変動パターンが複数種
類の変動パターンのうちから選択的に決定(ランダムに
決定)される。このような変動パターンの決定は、変動
パターン決定用のランダムカウンタのカウント値を用い
て行なわれる。このランダムカウンタは、リーチ状態の
変動パターンをランダムに決定するためのものであっ
て、大当り決定用のランダムカウンタと同様に機能する
数値データ更新手段であり、特別図柄の変動開始時等の
所定のタイミングで抽出されたカウンタの値が、複数種
類予め定められた変動パターン決定値のうちの一致する
ものに対応する変動パターンとすることが決定される。
【0055】また、特別図柄の更新表示における停止図
柄の決定は、左,中,右の各図柄に対応する3つの停止
図柄決定用のランダムカウンタのそれぞれのカウント値
を用いて行なわれる。この各ランダムカウンタは、対応
する特別図柄の停止図柄をランダムに決定するためのも
のであって、大当り決定用のランダムカウンタと同様に
機能する数値データ更新手段である。複数種類の停止図
柄のそれぞれには図柄決定用の数値データが対応付けら
れており、はずれとする決定がされた場合には、特別図
柄の変動開始時等の所定のタイミングで各ランダムカウ
ンタから抽出されたカウンタの値と一致する数値データ
に対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定さ
れる。一方、大当りとする決定がされた場合には、特別
図柄の変動開始時等の所定のタイミングで左図柄決定用
のランダムカウンタから抽出されたカウンタの値と一致
する数値データに対応する図柄が左,中,右の各停止図
柄として決定される。
【0056】このパチンコ遊技機においては、遊技制御
マイクロコンピュータにより、このような各種ランダム
カウンタを用いて制御内容が決定され、その決定に従っ
て、遊技制御が実行される。
【0057】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構盤36の上部に遊技機タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から遊技球が遊技球タンク3
8に供給される。遊技球タンク38内の遊技球は、誘導
樋39を通って球払出装置97に至る。
【0058】機構盤36には、特別図柄表示部9および
普通図柄表示部3を制御する表示制御基板80と表示装
置とから構成される表示制御ユニット20a、基板ケー
ス82に覆われた遊技制御マイクロコンピュータ等が搭
載された遊技制御基板(主基板ともいう)31、遊技効
果ランプ28a,28b,28c、賞球ランプ51およ
び球切れランプ52に信号を送るためのランプ制御基板
35、音声に関係する制御を行なう音制御基板70、景
品球などの払出制御を行なう払出制御マイクロコンピュ
ータが搭載された払出制御基板37、およびパチンコ遊
技機1に設けられた各電機部品と電気部品制御基板に電
源を供給する電源基板910等が設置されている。さら
に、機構盤36の下部には、モータの回転力を利用して
打球を遊技領域7に発射する打球発射装置34が設置さ
れている。また、パチンコ遊技機1の下部のカードユニ
ット50側には、パチンコ遊技機1とカードユニット5
0とを通信可能に接続するためのコネクタ100が設け
られている。さらに、このコネクタ100に一端が接続
されたハーネス55の他端がカードユニット50に設け
られたコネクタ500に接続されている。
【0059】また、誘導樋39を通った遊技球は、球切
れ検出器187を通過して供給樋186a,186bを
経て球払出装置97に至る。球払出装置97から払出さ
れた遊技球は、連絡口を通ってパチンコ遊技機1の前面
に設けられている打球供給皿3に供給される。連絡口の
側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余
剰球受皿4に連通する余剰球通路が形成されている。入
賞に基づく景品球が多数払出されて打球供給皿3が満杯
になり、ついには遊技球が連絡口に到達した後さらに遊
技球が払出されると、遊技球が、余剰球通路を経て余剰
球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払出されると、感
知レバーが満タンスイッチ48を押圧して満タンスイッ
チがオンする。この状態では、球払出装置97内のステ
ッピングモータの回転が停止して球払出装置97の動作
が停止するとともに、必要に応じて打球発射装置34の
駆動も停止する。なお、この実施の形態では、電気的駆
動源の駆動によって遊技球を払出す球払出装置として、
ステッピングモータの回転によって遊技球が払出される
球払出装置97を例示するが、その他の駆動源によって
遊技球を送出す構造の球払出装置を用いてもよいし、電
気的駆動源の駆動によってストッパを外し遊技球の自重
によって払出がなされる構造の球払出装置を用いてもよ
い。
【0060】また、賞球払出制御を行なうために、入賞
口スイッチ19a,24a、始動口スイッチ17および
Vカウントスイッチ23からの信号が、遊技制御基板8
1に送られる。遊技制御基板81のCPU56は、始動
口スイッチ17がオンすると6個の賞球払出に対応した
入賞が発生したことを知る。また、カウントスイッチ2
2がオンすると15個の賞球払出に対応した入賞が発生
したことを知る。そして、入賞口スイッチ19a,24
aがオンすると10個の賞球払出に対応した入賞が発生
したことを知る。なお、この実施の形態では、たとえ
ば、入賞口24に入賞した遊技球は、入賞口24からの
セーフ球流路に設けられている入賞口スイッチ24aで
検出され、入賞口19に入賞した遊技球は、入賞口19
からのセーフ球流路に設けられている入賞口スイッチ1
9aで検出される。
【0061】図3は、パチンコ遊技機1における各種制
御基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図で
ある。なお、図3には、制御基板として、遊技制御基板
81、払出制御基板37、ランプ制御基板35、音制御
基板70、および表示制御基板80が示されている。
【0062】可変入賞球装置30および入賞球装置15
は、遊技制御マイクロコンピュータ53が設けられた
(搭載された)遊技制御基板81によってその作動が制
御される。また、可変表示装置8は、表示制御マイクロ
コンピュータ800が設けられた(搭載された)表示制
御基板80によってその作動が制御される。また、遊技
中には、音制御マイクロコンピュータ700が設けられ
た(搭載された)音制御基板70によって、可変入賞球
装置20および可変表示装置40の動作に合わせて音を
発生させる制御が行なわれる。また、遊技中には、ラン
プ制御マイクロコンピュータ350が設けられた(搭載
された)ランプ制御基板35によって、各種ランプおよ
びLED等の発光体の制御が行なわれる。また、遊技に
おいて入賞があった場合には、払出制御マイクロコンピ
ュータ370が設けられた(搭載された)払出制御基板
37によって、入賞に応じて景品玉(賞球)を払出す制
御が行なわれる。また、遊技者により打玉を発射させる
操作が操作ノブ5によって行なわれた場合には、発射制
御基板91によって、打球発射装置34(図2参照)の
駆動モータ94が駆動され、パチンコ玉を発射させる制
御が行なわれる。
【0063】遊技制御基板81、ランプ制御基板35、
音制御基板70、表示制御基板80、払出制御基板37
および、発射制御基板91は、互いに別体形成された基
板により構成されており、それぞれが電源基板910か
ら電源電力の供給を受けて、搭載されている各種部品が
動作する。電源基板910は、各制御基板に対し、電源
電力の他に、各制御マイクロコンピュータをシステムリ
セットさせるためのリセット信号を与える。このリセッ
ト信号はローアクティブの信号であって、システムリセ
ットをさせない場合にはハイレベルであり、システムリ
セットをさせる場合にはローレベルとなる。言い換える
と、この実施の形態でのリセット信号は、ハイレベルの
場合に、システムリセットをさせるためのリセット信号
として機能し、ローレベルの場合に、システムリセット
状態を解除させるためのリセット解除信号として機能す
る。
【0064】遊技制御基板81には、プログラムに従っ
てパチンコ遊技機1を制御する遊技制御マイクロコンピ
ュータ53と、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ1
7、Vカウントスイッチ23、カウントスイッチ22、
入賞口スイッチ19a,24a、満タンスイッチ14
8、球切れスイッチ187、球切れ検出スイッチ16
7、および、賞球カウントスイッチ301A、クリアス
イッチ(図7のクリアスイッチ251)等の各種スイッ
チからの信号を遊技制御マイクロコンピュータに与える
スイッチ回路58と、該入賞球装置15を開閉するソレ
ノイド16、大入賞口20の開閉板29を開閉するソレ
ノイド21、および、大入賞口内誘導板を駆動するソレ
ノイド33を遊技制御マイクロコンピュータ53からの
指令に従って駆動するソレノイド回路59とが設けられ
ている。
【0065】また、遊技制御基板81は、遊技制御マイ
クロコンピュータ53から与えられるデータに従って、
大当りの発生を示す大当り情報、特別図柄表示部9の可
変表示開始(始動)に利用された始動入賞球の個数を示
す有効始動情報、および、確率変動が生じたことを示す
確変情報をホール管理コンピュータ等のホストコンピュ
ータに対して出力する情報出力回路64を含んでいる。
【0066】遊技制御マイクロコンピュータ53は、遊
技制御用のプログラム等を記憶する記憶手段の一例であ
るROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段
の一例であるRAM55、制御用プログラムに従って制
御動作を行なうCPU56およびI/Oポート部57を
含む遊技制御用のマイクロコンピュータである。この実
施の形態ではROM54,RAM55はCPU56に搭
載されている。すなわち、CPU56は、1チップマイ
クロコンピュータである。なお、CPU56とROM5
4,RAM55とは1チップ化されていなくてもよい。
つまり、ROM54、RAM55およびI/Oポート部
57は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、
I/Oポート部57は、マイクロコンピュータにおける
情報入出力可能な端子である。遊技制御マイクロコンピ
ュータ53は、接続された各種スイッチ(検出器)から
の信号を受け、接続された制御対象の機器を駆動する制
御を行なう。
【0067】さらに、遊技制御基板81には、遊技制御
マイクロコンピュータ53から与えられるアドレス信号
をデコードしてI/Oポート部57のうちいずれかのI
/Oポート部を選択するための信号を出力するアドレス
デコード回路67が設けられている。なお、球払出装置
97から遊技制御基板81に入力されるスイッチ情報も
あるが、図3においてはそれらは省略されている。
【0068】また、特別図柄を可変表示する特別図柄表
示部9および普通図柄を可変表示する普通図柄表示部3
の表示制御は、表示制御基板80に搭載されている表示
制御手段である表示制御マイクロコンピュータ800に
よって行なわれる。この表示制御マイクロコンピュータ
800の構成は、前述した遊技制御マイクロコンピュー
タ53と同様である。遊技制御基板81から表示制御基
板80には、可変表示装置8の表示制御に関する指令情
報としての表示制御コマンド等の情報が伝送される。表
示制御コマンドは、後述するランプ制御用のランプ制御
コマンドおよび音制御用の音制御コマンドのそれぞれと
コマンドデータが共通化されており、表示制御基板80
には、表示制御コマンドを受けた場合に、その表示制御
コマンドの指令に応じて特別図柄表示部9および普通図
柄表示部3の表示制御を行なうとともに、表示制御コマ
ンドと同じデータ構成のコマンドをランプ制御用のラン
プ制御コマンドおよび音制御用の音制御コマンドとして
出力する。
【0069】表示制御基板80から出力される音制御コ
マンドは、音制御基板70によりスピーカ27から出力
される効果音等の音声の制御に関する指令情報であり、
表示制御基板80から音制御基板70には、出力される
音制御コマンド等の情報が伝送される。音制御基板70
では、音制御マイクロコンピュータ700(音制御手
段)が搭載されており、この音制御マイクロコンピュー
タが、音制御コマンドに応じてスピーカ27から出力さ
れる音声の制御を行なう。この音制御マイクロコンピュ
ータ700の構成は、前述した遊技制御マイクロコンピ
ュータ53と同様である。
【0070】また、この実施の形態では、ランプ制御基
板35に搭載されているランプ制御手段であるランプ制
御マイクロコンピュータ350が、遊技効果ランプ28
a、遊技効果ランプ28b,28c、賞球ランプ51、
球切れランプ52、始動記憶表示器18、および、ゲー
ト通過記憶表示器41のような発光体の表示制御を行な
う。このランプ制御マイクロコンピュータ350の構成
は、前述した遊技制御マイクロコンピュータ53と同様
である。
【0071】表示制御基板80から出力されるランプ制
御コマンドは、ランプ制御基板35により制御が行なわ
れる機器の制御のための指令情報であり、表示制御基板
80からランプ制御基板35には、ランプ制御コマンド
等の情報が伝送される。
【0072】ランプ制御基板35では、ランプ制御マイ
クロコンピュータ350が、ランプ制御コマンドに応じ
て制御対象機器を駆動する制御を行なう。
【0073】また、遊技制御基板81から払出制御基板
37には、払出制御基板37により駆動制御される球払
出装置97による賞球の払出制御に関する指令情報とし
ての払出制御コマンド等の情報が伝送される。この払出
制御コマンドは、入賞球の発生に応じた賞球の払出数等
を指令するコマンドである。払出制御基板37では、払
出制御マイクロコンピュータ370(払出制御手段)が
搭載されており、この払出制御マイクロコンピュータ3
70が、払出制御コマンドに応じて賞球の払出制御を行
なう。この払出制御マイクロコンピュータ370の構成
は、前述した遊技制御マイクロコンピュータ53と同様
である。また、払出制御マイクロコンピュータ370で
は、カードユニット50と相互に情報通信することによ
り、カードユニット50からの指令に応じた貸球の払出
制御も行なわれる。
【0074】この実施の形態では、遊技制御基板81お
よび払出制御基板37に設けられたRAMが、バックア
ップ電源でバックアップされている。すなわち、パチン
コ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間は
RAMの内容が保存される。そして、各制御基板におけ
るCPUは、電源電圧の低下を検出すると、所定の処理
(たとえば、RAMの内容の保存処理)を行なった後に
電源復旧待ちの状態になる。また、電源投入時に、各制
御基板におけるCPUは、RAMにデータが保存されて
いる場合には、保存データに基づいて電源断前の状態を
復元する。
【0075】遊技制御基板81から表示制御基板80へ
送信される情報、表示制御基板80から音制御基板70
へ送信される情報、および、表示制御基板80からラン
プ制御基板35へ送信される情報には、制御の指令内容
を示す制御コマンドと、該コマンドの取込みタイミング
を示すINT信号とが含まれる。ここで、コマンドは、
1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御
モードの種類を指令する1バイトのMODEデータと、
MODEデータで指令された制御モードにおける具体的
な制御内容を指令する1バイトのEXTデータとにより
構成される。
【0076】このパチンコ遊技機1の場合には、遊技制
御マイクロコンピュータ53および表示制御マイクロコ
ンピュータ800のそれぞれが、このような2バイトの
データを、指令先の各制御基板へ順次送信することによ
り制御内容を指令する。
【0077】次に、表示制御基板80内の回路構成を詳
細に説明する。図4は、表示制御基板80内の回路構成
を、可変表示装置8および遊技制御基板81の一部の回
路構成とともに示すブロック図である。
【0078】遊技制御基板51では、出力ポート(出力
ポート2)572から出力バッファ回路62Aを介して
表示制御コマンドCD0〜CD7が出力されるととも
に、出力ポート(出力ポート0)570から出力バッフ
ァ回路620を介して割込みを行なうためのINT信号
が出力される。
【0079】表示制御マイクロコンピュータ800は、
RAMを内蔵した表示制御用のCPU101と、表示制
御用の制御データを記憶した制御データ用のROM10
2とを含み、CPU101がRAMを作業領域として用
いて、ROM102に格納されたプログラムを実行する
ことにより、各種表示制御を行なう。
【0080】CPU101は、遊技制御基板51からノ
イズフィルタ107および入力バッファ回路105Bを
介してINT信号を受け、そのINT信号が入力される
と、割込動作状態となり、遊技制御基板51からノイズ
フィルタ107および入力バッファ回路105Aを介し
て表示制御コマンドCD0〜CD7を取込む。また、遊
技制御基板51の出力バッファ62A,620は、信号
を遊技制御基板51から外部に出力する回路であるが、
一方向(遊技制御基板51から表示制御基板80に向か
う方向)にしか信号を伝えない。
【0081】そして、表示制御用CPU101は、取込
んだ表示制御コマンドに従って、特別図柄表示部9に表
示される画像の表示制御および普通図柄表示部3に表示
される普通図柄の表示制御を行なうとともに、ランプ制
御基板35にランプ制御コマンドおよびリセット信号を
送信可能であり、音制御基板70に音制御コマンドおよ
びリセット信号を送信可能である。また、ランプ制御基
板35および音制御基板70のそれぞれは、制御コマン
ドの受信を完了した場合に、受信を完了した旨をフィー
ドバックするための受信完了信号としての意味を持つフ
ィードバック信号ACKを表示制御用CPU101へ送
信する。
【0082】ランプ制御基板35からフィードバック信
号ACKの返信が所定期間内にない場合には、ランプ制
御マイクロコンピュータ350をリセットするためのシ
ステムリセット信号であるリセット信号が表示制御用C
PU101からランプ制御マイクロコンピュータ350
に送信され、これによりランプ制御マイクロコンピュー
タ350がシステムリセットされる。また、音制御基板
770からフィードバック信号ACKの返信が所定期間
内にない場合には、音制御マイクロコンピュータ700
をリセットするためのシステムリセット信号であるリセ
ット信号が表示制御用CPU101から音制御マイクロ
コンピュータ700に送信され、これにより音制御マイ
クロコンピュータ700がシステムリセットされる。
【0083】具体的に、表示制御用CPU101から画
像表示用のIC(集積回路)であるであるVDP(Vide
o Display Processor )103には、表示制御コマンド
に応じた画像表示をするための指令データとして、表示
制御データが送信される。VDP103が表示制御デー
タを受信すると、受信を完了した旨をフィードバックす
るための受信完了信号としての意味を持つフィードバッ
ク信号ACKがVDP103から表示制御用CPU10
1へ送信(返信)される。このフィードバック信号AC
Kの返信が所定期間内にない場合には、VDP103を
リセットするためのシステムリセット信号であるリセッ
ト信号が表示制御用CPU101からVDP103に送
信される。これによりVDP103がシステムリセット
される。
【0084】VDP103は、受信した表示制御データ
に従った画像表示をするために、キャラクタROM86
から必要なデータを読出す。そして、VDP103は、
読出したデータに従って可変表示装置40に表示するた
めの画像データを生成し、その画像データをVRAM
(Video Random Access Memory)87に格納する。そし
て、VRAM87内の画像データは、R(赤),G
(緑),B(青)信号(RGB信号)に変換されて、特
別図柄表示部9へ与えられる。
【0085】なお、図4には、VDP103をリセット
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85も示されている。キャ
ラクタROM86には、使用頻度の高い画像データが格
納されるが、その使用頻度の高い画像データとは、たと
えば、可変表示装置40に表示される人物、動物、また
は、文字、図形もしくは記号等からなる画像などであ
る。
【0086】また、表示制御用CPU101から普通図
柄表示部3には、表示制御コマンドに応じて、普通図柄
表示部3を動作させるための制御信号が与えられる。
【0087】また、表示制御用CPU101から音制御
基板70には、表示制御用CPU101が受信した表示
制御コマンドと同じデータよりなる音制御コマンドが送
信される。音制御コマンドは、前述したように表示制御
コマンドとコマンドデータが共通化されており、表示制
御用CPU101が表示制御コマンドを受信すると、そ
のコマンドデータがそのまま音制御コマンドとして音制
御基板70へ送信される。音制御基板70が音制御コマ
ンドを受信すると、受信した旨をフィードバックするた
めのフィードバック信号(ACK)が音制御基板70か
ら表示制御用CPU101へ送信(返信)される。この
フィードバック信号の返信が所定期間内にない場合に
は、音制御マイクロコンピュータ700をリセットする
ためのシステムリセット信号であるリセット信号が表示
制御用CPU101から音制御基板70に送信される。
このリセット信号はローアクティブの信号であって、シ
ステムリセットをさせない場合にはハイレベルであり、
システムリセットをさせる場合にはローレベルとなる。
【0088】また、表示制御用CPU101からランプ
制御基板35には、表示制御用CPU101が受信した
表示制御コマンドと同じデータよりなるランプ制御コマ
ンドが送信される。ランプ制御コマンドは、表示制御コ
マンドとコマンドデータが共通化されており、表示制御
用CPU101が表示制御コマンドを受信すると、その
コマンドがそのままランプ制御コマンドとしてランプ制
御基板35へ送信される。つまり、ランプ制御基板35
がランプ制御コマンドを受信すると、受信した旨をフィ
ードバックするためのフィードバック信号(ACK)が
ランプ制御基板35から表示制御用CPU101へ送信
(返信)される。このフィードバック信号の返信が所定
期間内にない場合には、ランプ制御マイクロコンピュー
タ350をリセットするためのシステムリセット信号で
あるリセット信号が表示制御用CPU101からランプ
制御基板35に送信される。このリセット信号はローア
クティブの信号であって、システムリセットをさせない
場合にはハイレベルであり、システムリセットをさせる
場合にはローレベルとなる。
【0089】表示制御用のCPU101において、音制
御基板70およびランプ制御基板35との間での前述し
たような各種信号およびデータの送受信は、内蔵された
I/Oポート170を介して行なわれる。I/Oポート
170は、図5および図6に示されるような入力ポート
および出力ポートを含んでいる。なお、後述するよう
に、表示制御基板80においては、I/Oポートから出
力される信号およびデータが出力バッファを介して送信
される構成となっており、I/Oポートへ入力される信
号およびデータが出力バッファを介して送信される構成
となっているが、この図4においては、図示を省略して
いる。
【0090】次に、音制御基板70内の回路構成を詳細
に説明する。図5は、表示制御基板80における音制御
コマンドの信号送信部分および音制御基板70の構成例
を示すブロック図である。
【0091】音制御基板70には、音制御マイクロコン
ピュータ700が設けられている。音制御マイクロコン
ピュータ700は、ROMおよびRAMを内蔵したCP
U701を含む。
【0092】図5の表示制御基板80については、前述
した表示制御用のCPU101におけるI/Oポート1
70を構成する入力ポートおよび出力ポートのうち1つ
の入力ポート176と2つの出力ポート174,175
とが示されており、さらに、2つの出力バッファ190
A,190Bと1つの入力バッファ190Cとが示され
ている。入力ポートおよび出力ポートのそれぞれは、C
PU101とバスにより接続されている。
【0093】前述した音制御リセット信号およびINT
信号(ストローブ信号)は、出力ポート174から出力
バッファ190Aを介して出力される。音制御コマンド
は、出力ポート175から出力バッファ190Bを介し
て出力される。前述したフィードバック信号ACKは、
入力バッファ190Cおよび入力ポート176を介して
CPU101に入力される。
【0094】音制御基板70において、表示制御基板8
0から送信されたINT信号は、入力バッファ705A
を介してCPU701に入力される。表示制御基板80
から送信された表示制御コマンドは、入力バッファ70
5Bを介してCPU701に入力される。
【0095】また、音制御基板70では、電源基板91
0から受けるリセット信号をCPU701に与えるため
のリセット回路712が設けられており、リセット回路
712の出力信号が、出力端子がCPU701のリセッ
ト端子に接続されたAND回路713における一方の入
力端子からAND回路713に入力される。リセット回
路712の出力信号の論理レベルは、電源基板910か
らのリセット信号と同じ論理レベルとなる。そして、表
示制御基板80から送信されたリセット信号は、AND
回路713の他方の入力端子からAND回路713に入
力される。
【0096】このため、電源基板910からのリセット
信号が入力されておらず(リセット信号がハイレベルで
ある場合)、かつ、表示制御基板80からのリセット信
号が入力されていない(リセット信号がハイレベルであ
る場合)場合には、AND回路713の出力はハイレベ
ルとなる。一方、それ以外の場合、すなわち、電源基板
910からのリセット信号が入力されている場合(リセ
ット信号がローレベルである場合)と、表示制御基板8
0からのリセット信号が入力されている(リセット信号
がローレベルである場合)場合との少なくとも一方がア
クティブ状態となった場合には、AND回路713の出
力はローレベルとなる。
【0097】これにより、AND回路713は、リセッ
ト回路712からのリセット信号および表示制御基板8
0からのリセット信号のうちの少なくとも一方がアクテ
ィブ状態となった場合に、CPU701に与えるリセッ
ト信号をアクティブ状態(ローレベル)とする。このリ
セット信号がアクティブ状態になった場合に、音制御マ
イクロコンピュータ700がリセットされる。
【0098】また、音制御基板70では、前述したフィ
ードバック信号ACKがCPU701から出力バッファ
705Cを介して表示制御基板80の入力バッファ19
0Cに与えられる。
【0099】CPU701は、受信した音制御コマンド
の指令にしたがって、効果音をスピーカ27から出力さ
せる制御を行なう。具体的には、各音制御コマンドに応
じて定義されている音の出力パターンに従い、効果音を
出力させる制御が行なわれる。なお、音の出力パターン
は、ROMに記憶されている。
【0100】入力バッファ回路705A,705Bとし
ては、一方向(表示制御基板80から音制御基板70に
向かう方向)にしか信号を伝えない。したがって、音制
御基板70側から表示制御基板80側に信号が伝わる余
地はない。たとえ、音制御基板70内の回路に不正改造
が加えられたとしても、不正改造によって出力される信
号が表示制御基板80側に伝わることはない。なお、入
力バッファ回路705A,705Bの入力側にノイズフ
ィルタを設けてもよい。
【0101】音制御基板70のROM(図示省略)に
は、各種音制御用のコマンドデータに応じた音声を音声
合成用のICである音声合成回路(たとえば、デジタル
シグナルプロセッサ)702に発生させるための音制御
データが格納されている。音制御用CPU701は、受
信した各種音制御コマンドデータに対応した音制御デー
タをROMから読出し、音声合成回路702へ送信す
る。
【0102】この実施の形態では、音声合成回路702
は、転送リクエスト信号(SIRQ)、シリアルクロッ
ク信号(SICK)、音制御のための音制御データとし
てのシリアルデータ信号(SI)および転送終了信号
(SRDY)によって制御される。音声合成回路702
は、SIRQがローレベルになると、SICKに同期し
てSIを1ビットずつ取込み、SRDYがローレベルに
なるとそれまでに受信した各SIからなるデータを1つ
の音声再生用データと解釈する。音声合成回路702
は、SIによって音制御データを受信すると、受信した
音制御データに応じた音声を発生する。音声合成回路7
02が音制御データを受信すると、受信を完了した旨を
フィードバックするための受信完了信号としての意味を
持つフィードバック信号SIAKが音声合成回路702
からCPU701へ送信(返信)される。このフィード
バック信号SIAKの返信が所定期間内にない場合に
は、音声合成回路702をリセットするためのシステム
リセット信号であるリセット信号RESETがCPU1
01から音声合成回路702に送信され、これにより音
声合成回路702がシステムリセットされる。
【0103】音声合成回路702は、CPU701から
の音制御データによる指示に応じた音声や効果音を発生
し、音量切換回路703に出力する。音量切換回路70
3は、CPU701からの出力レベルを、設定されてい
る音量に応じたレベルにして音量増幅回路704に出力
する。音量増幅回路704は、増幅した音声信号をスピ
ーカ27に出力する。これにより、音声および効果音が
スピーカ27から出力されるのである。
【0104】次に、ランプ制御基板35内の回路構成を
詳細に説明する。図6は、表示制御基板80におけるラ
ンプ制御コマンドの信号送信部分およびランプ制御基板
35の構成例を示すブロック図である。
【0105】ランプ制御基板35には、ランプ制御マイ
クロコンピュータ35が設けられている。ランプ制御マ
イクロコンピュータ35は、ROMおよびRAMを内蔵
したCPU351を含む。
【0106】図6の表示制御基板80については、前述
した表示制御用のCPU101におけるI/Oポート1
70を構成する入力ポートおよび出力ポートのうち1つ
の入力ポート173と2つの出力ポート171,172
とが示されており、さらに、2つの出力バッファ180
A,180Bと1つの入力バッファ180Cとが示され
ている。入力ポートおよび出力ポートのそれぞれは、C
PU101とバスにより接続されている。
【0107】前述したランプ制御用のリセット信号およ
びINT信号(ストローブ信号)は、出力ポート171
から出力バッファ190Aを介して出力される。ランプ
制御コマンドは、出力ポート174から出力バッファ1
90Bを介して出力される。前述したフィードバック信
号ACKは、入力バッファ190Cおよび入力ポート1
76を介してCPU101に入力される。
【0108】なお、CPU101がI/Oポート170
を内蔵していない場合には、CPU101の外部におい
て、入力バッファおよび出力バッファのそれぞれとCP
U101との間にI/Oポートが設けられる。
【0109】ランプ制御用のCPU351は、各ランプ
制御コマンドに応じて定義されているランプの点灯/消
灯パターンに従い、各ランプ・LEDに対して点灯/消
灯信号を出力する。なお、点灯/消灯パターンは、RO
Mに記憶されている。
【0110】ランプ制御基板35において、表示制御基
板80から送信されたINT信号は、入力バッファ35
5Aを介してCPU351に入力される。表示制御基板
80から送信された表示制御コマンドは、入力バッファ
355Bを介してCPU351に入力される。
【0111】また、ランプ制御基板35では、電源基板
910から受けるリセット信号をCPU351に与える
ためのリセット回路352が設けられており、リセット
回路352の出力信号が、出力端子がCPU351のリ
セット端子に接続されたAND回路353における一方
の入力端子からAND回路353に入力される。リセッ
ト回路352の出力信号の論理レベルは、電源基板91
0からのリセット信号と同じ論理レベルとなる。そし
て、表示制御基板80から送信されたリセット信号は、
AND回路353の他方の入力端子からAND回路35
3に入力される。
【0112】このため、電源基板910からのリセット
信号が入力されておらず(リセット信号がハイレベルで
ある場合)、かつ、表示制御基板80からのリセット信
号が入力されていない(リセット信号がハイレベルであ
る場合)場合には、AND回路353の出力はハイレベ
ルとなる。一方、それ以外の場合、すなわち、電源基板
910からのリセット信号が入力されている場合(リセ
ット信号がローレベルである場合)と、表示制御基板8
0からのリセット信号が入力されている(リセット信号
がローレベルである場合)場合との少なくとも一方の場
合には、AND回路353の出力はローレベルとなる。
【0113】これにより、AND回路353は、リセッ
ト回路352からのリセット信号および表示制御基板8
0からのリセット信号のうちの少なくとも一方がアクテ
ィブ状態となった場合場合に、CPU351に与えるリ
セット信号をアクティブ状態(ローレベル)とする。こ
のリセット信号がアクティブ状態になった場合に、ラン
プ制御マイクロコンピュータ350がリセットされる。
【0114】また、ランプ制御基板35では、前述した
フィードバック信号ACKがCPU351から出力バッ
ファ355Cを介して表示制御基板80の入力バッファ
180Cに与えられる。
【0115】CPU351は、受信したランプ制御コマ
ンドの指令にしたがって、遊技効果ランプ28a,遊技
効果ランプ28b,28c、賞球ランプ51、球切れラ
ンプ52、始動記憶表示器18、装飾ランプ25等の点
灯/消灯を制御するための信号を出力する。
【0116】入力バッファ回路355A,355Bとし
ては、一方向(表示制御基板80からランプ制御基板3
5に向かう方向)にしか信号を伝えない。したがって、
ランプ制御基板35側から表示制御基板80側に信号が
伝わる余地はない。たとえ、ランプ制御基板35内の回
路に不正改造が加えられたとしても、不正改造によって
出力される信号が表示制御基板80側に伝わることはな
い。なお、入力バッファ回路355A,355Bの入力
側にノイズフィルタを設けてもよい。
【0117】次に、電源基板910の回路構成について
説明する。図7は、電源基板910の一構成例を示すブ
ロック図である。
【0118】電源基板910は、この例では、AC24
V、VSL(DC+30V)、DC+21V、DC+12
VおよびDC+5Vを生成する。また、バックアップ電
源となるコンデンサ916は、DC+5V(VBB)すな
わち各基板上のIC等を駆動する電源のラインから充電
される。VSLは、整流回路912において、整流素子で
AC24Vを整流昇圧することによって生成される。
【0119】トランス911は、交流電源からの交流電
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。整流回路
912内にはローパスフィルタが設けられ、トランス9
11と整流回路912との間で発生したノイズを除去し
ている。DC−DCコンバータ913は、1つまたは複
数のコンバータIC920(図では1つのみ示す)を有
し、VSLに基づいて+21V、+12Vおよび+5Vを
生成してコネクタ915に出力する。
【0120】コンバータIC920の入力側には、比較
的大容量のコンデンサ923が接続されている。したが
って、外部からのパチンコ遊技機に対する電源電力供給
が停止したときに、+21V、+12Vおよび+5V等
の直流電圧は、比較的緩やかに低下する。また、コネク
タ915の入力側にも、比較的大容量のコンデンサ92
4が接続されている。したがって、コネクタ915に出
力される+30Vの直流電圧は、比較的緩やかに低下す
る。この結果、コンデンサ923,924は、バックア
ップ電力供給源としての役割を果たす。コネクタ915
はたとえば中継基板に接続されて中継基板から各制御基
板および機構部品に必要な電圧の電力が供給される。な
お、トランス911の入力側には、遊技機に対する電源
供給を停止したり開始したりするための電源スイッチ9
14が設置されている。
【0121】ただし、電源基板910に各制御基板に至
る各コネクタを設け、電源基板910から、中継基板を
介さずにそれぞれの基板に至る各電圧を供給するように
してもよい。また、図7には、1つのコネクタ915が
代表して示されているが、コネクタは、各制御基板対応
に設けられている。
【0122】DC−DCコンバータ913からのDC+
5Vラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成
する。バックアップDC+5V(VCC)ラインとグラン
ドレベル(GND)との間には大容量のコンデンサ91
6が接続されている。コンデンサ916は、遊技機に対
する電源電力供給が遮断されたときの各制御基板のバッ
クアップRAM(電源バックアップされているRAMす
なわち記憶内容保持状態となり得る記憶手段)に対して
記憶状態を保持できるように電力を供給するバックアッ
プ電源となる。遊技制御基板81の場合のバックアップ
RAMは、RAM55自体である。また、DC+5Vラ
インとバックアップDC+5V(VBB)ラインとの間
に、逆流防止用のダイオード917が挿入される。な
お、この実施の形態では、バックアップ用の+5Vは、
遊技制御基板81および払出制御基板77に供給され
る。このように、電源電力供給が遮断された場合には、
コンデンサ916からバックアップ用の電力が供給され
ることにより、バックアップ用のRAMにおいては、記
憶データが自動的にバックアップ記憶される。なお、バ
ックアップ用のRAMについては、データを記憶する領
域のうちの全ての記憶領域の記憶データをバックアップ
してもよく、一部の記憶領域の記憶データをバックアッ
プしてもよい。一部の記憶領域の記憶データをバックア
ップする構成とする場合には、RAMのバックアップ対
象の記憶領域に、電源復旧時の遊技制御復旧の際に必要
となるデータを記憶しておく必要がある。
【0123】なお、バックアップ電源として、+5V電
源から充電可能な電池を用いてもよい。電池を用いる場
合には、+5V電源から電力供給されない状態が所定時
間継続すると容量がなくなるような充電池が用いられ
る。また、コンデンサ923,924の代わりに、+3
0V電源から充電可能な電池を用いてもよい。このよう
に電池を用いる場合には、電池として、充電機能を有す
るものでなくてもよく、たとえば、ニッカド電池、アル
カリ電池、マンガン電池等の充電機能を有さない電池を
用いてもよい。
【0124】また、電源基板910には、電源監視回路
を構成する電源監視用IC902が搭載されている。電
源監視用IC902は、電源電圧VSLを導入し、電源電
圧VSLを監視することによってパチンコ遊技機への電力
供給の低下の発生を検出する。具体的には、電源電圧V
SLが所定値(この例では+22V)以下になると、電源
断または電圧低下が生ずるとして電源断信号を出力す
る。なお、監視対象の電源電圧は、各電気部品制御基板
に搭載されている回路素子の電源電圧(この例では+5
V)よりも高い電圧であることが好ましい。この例で
は、交流から直流に変換された直後の電圧VSL(+30
V)が用いられている。電源監視用IC902からの電
源断信号は、遊技制御基板51や払出制御基板77等の
各種制御基板に供給される。電源断時信号を受けた遊技
制御基板51や払出制御基板77等の各制御基板では、
所定の制御データをバックアップ記憶する電源断時処理
が実行される。このバックアップ記憶された制御データ
は、所定期間継続して記憶される。このように電源断時
の制御データがバックアップ記憶されることにより、た
とえば、停電等の異常状態により電源供給が断たれた場
合には、電源電力の供給復旧時においてバックアップ記
憶された制御データを用いて制御を再開することによ
り、電源供給が断たれた時点での制御状態から制御が再
開される。
【0125】電源監視用IC902が電源断または電圧
低下を検知するための所定値は、通常時の電圧より低い
が、各制御基板上のCPUがしばらくの間動作し得る程
度の電圧である。また、電源監視用IC902が、CP
U等の回路素子を駆動するための電圧(この例では+5
V)よりも高く、また、交流から直流に変換された直後
の電圧を監視するように構成されているので、CPUが
必要とする電圧に対して監視範囲を広げることができ
る。したがってより精密な監視を行なうことができる。
【0126】さらに、監視電圧としてVSL(+30V)
を用いる場合には、遊技機の各種スイッチに供給される
電圧が+12Vであることから、電源断時のスイッチオ
ン誤検出の防止も期待できる。すなわち、+30V電源
の電圧を監視すると、+30V作成の以降に作られる+
12Vが落ち始める以前の段階でそれの低下を検出でき
る。よって、+12V電源の電圧が低下するとスイッチ
出力がオン状態を呈するようになるが、+12Vより速
く低下する+30V電源電圧を監視して電源断を認識す
れば、スイッチ出力がオン状態を呈する前に電源復旧待
ちの状態に入ってスイッチ出力を検出しない状態となる
ことができる。
【0127】また、監視電圧としてのVSL(+30V)
の電源監視用IC902への入力ラインと異なり、ソレ
ノイドやモータ等に供給される電圧としてのVSL(+3
0V)のコネクタ915への入力ラインには、大容量の
コンデンサ924が接続されている。したがって、監視
電圧としてのVSL(+30V)は、大容量のコンデンサ
924が接続されているコネクタ915に出力されるV
SL(+30V)より早く低下する。すなわち、監視電圧
としてのVSL(+30V)が落ち始めた後も、所定期間
は、ソレノイドやモータ等に供給される電圧としてのV
SL(+30V)がは、緩やかに低下していく。よって、
監視電圧としてのVSL(+30V)が落ち始める場合で
あっても、所定期間は、ソレノイドやモータ等を駆動可
能な状態とすることができる。また、コネクタ915に
出力されるVSL(+30V)が落ち始める前に、電源電
力供給の停止を認識することができる。
【0128】また、電源監視用IC902は、電気部品
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、電源監視回路から複数の制御基板に電源断信号を供
給することができる。電源断信号を必要とする制御基板
がいくつあっても、電源監視手段は1つ設けられればよ
いので、各制御基板における各制御手段(マイクロコン
ピュータ)が後述する復帰制御を行なっても、遊技機の
コストはさほど向上しない。
【0129】また、電源監視用IC902の検出出力
(電源断信号)は、バッファ回路918,919を介し
てそれぞれ各制御基板(たとえば遊技制御基板51、払
出制御基板77)に電源断信号として伝達される。バッ
ファ回路918,919には遅延回路部が含まれてお
り、先に遊技制御基板51へ電源断信号が伝達された後
に電源断信号が伝達されるように構成されている。な
お、電源監視用IC902の検出出力は、たとえば、1
つの検出出力を中継基板に伝達し、中継基板から各制御
基板に同じ信号を分配する構成でもよい。また、電源断
信号を必要とする基板数に応じたバッファ回路を設けて
もよい。さらに、遊技制御基板51と払出制御基板77
とに出力される電源断信号について、電源断信号を出力
することになる電源監視回路の監視電圧を異ならせても
よい。
【0130】クリアスイッチ921は、押しボタン構造
のスイッチであり、押し下げられるとローレベル(オン
状態)のクリア信号が出力され、コネクタ915を介し
て遊技制御基板51等に送信される。また、クリアスイ
ッチ921が押し下げられられていなければハイレベル
(オフ状態)のクリア信号が出力される。
【0131】リセット管理回路940は、遊技制御基板
81、表示制御基板80、ランプ制御基板35、音声制
御基板70、および、払出制御基板37の各制御基板へ
与えるリセット信号を管理するための回路である。リセ
ット管理回路940は、電源電圧VSLを監視し、電源断
時において電源電圧VSLが所定値(この例では+9V)
以下になると、各制御基板においてシステムリセットを
するためのリセット信号を与える。このリセット信号は
ローアクティブの信号であって、システムリセットをさ
せない場合にはハイレベルであり、システムリセットを
させる場合にはローレベルとなる。このように、前述し
た電源断信号に基づいて電源断時処理が行なわれた後、
システムリセットが行なわれることとなる。
【0132】また、電源投入時において、電源電圧VSL
が各種制御マイクロコンピュータが動作可能となる所定
値(この例では+22V)以上になると、電源断が解消
されたとして電源断信号の出力が停止されるが、リセッ
ト管理回路940は、電源投入時において電源電圧VSL
を監視し、電源断信号の出力が停止された後(この例で
は電源電圧VSLが+22Vになった後)、各制御基板に
与えられるリセット信号をハイレベルにして各制御基板
でのシステムリセット状態を解除する。リセット信号が
ハイレベルにされる場合、このリセット信号は、リセッ
ト解除信号として用いられることとなる。
【0133】このようなリセット信号(システムリセッ
ト信号およびシステムリセット解除信号という2つの機
能を有する信号)は、リセット管理回路940により、
先に表示制御基板80、ランプ制御基板35、音声制御
基板70、および、払出制御基板37へ出力された後、
遊技制御基板81へ出力されるように出力順序が管理さ
れる。これにより、各制御基板に設けられた制御マイク
ロコンピュータの起動順序が規制されることとなる。
【0134】以下の説明においては、電源断信号が出力
される電源断状態を含む電圧低下状態を、電源断状態と
いう呼び方で総称して説明する。なお、クリアスイッチ
921は、前述した押しボタン式の構造以外の構造のス
イッチであってもよい。
【0135】次に、図7に示されたリセット管理回路9
40の構成について説明する。図8は、リセット管理回
路940の構成を示すブロック図である。リセット管理
回路940は、リセット信号回路941と、複数の遅延
回路942a〜946aと、複数のバッファ回路942
b〜946bとを含む。
【0136】リセット信号回路941は、電源監視用I
C902が監視する電源電圧と等しい電源電圧VSLを
監視し、その電圧レベルが所定値(電源監視用IC90
2が電源断信号を出力する電圧レベルよりも低い値)以
下になると、出力をローレベルにし、その電圧レベルが
所定値を超えると出力をハイレベルとする。リセット信
号回路941から出力された信号は複数の遅延回路94
2a〜946aに入力される。
【0137】遅延回路942aに入力される信号は、遅
延回路942aからバッファ回路942bを介し、払出
制御基板37へ与えられるリセット信号として出力され
る。遅延回路943aに入力される信号は、遅延回路9
43aからバッファ回路943bを介し、表示制御基板
80へ与えられるリセット信号として出力される。遅延
回路944aに入力される信号は、遅延回路944aか
らバッファ回路944bを介し、ランプ制御基板35へ
与えられるリセット信号として出力される。遅延回路9
45aに入力される信号は、遅延回路945aからバッ
ファ回路945bを介し、音制御基板70へ与えられる
リセット信号として出力される。遅延回路946aに入
力される信号は、遅延回路946aからバッファ回路9
46bを介し、遊技制御基板81へ与えられるリセット
信号として出力される。
【0138】このように各制御基板へ出力されるリセッ
ト信号は、ローアクティブの信号であり、各制御基板の
CPUは、リセット端子に与えられるリセット信号がハ
イレベルとなっている場合に動作可能状態となり、その
リセット信号がローレベルとなった場合に動作状態を初
期状態に戻すリセット(システムリセット)が行なわれ
る。
【0139】遅延回路942a〜946aでは、基本的
に、電源投入時において、電源断信号の出力が停止され
た後、所定時間遅延してリセット信号がハイレベルとな
るようにリセット信号を遅延させる遅延時間と、リセッ
ト信号が、先に表示制御基板80、ランプ制御基板3
5、音声制御基板70、および、払出制御基板37へ出
力された後、遊技制御基板81へ出力されるように信号
を遅延させる遅延時間とが確保できるように信号の遅延
時間が設定されている。ここで、電源断信号の出力が停
止された後、所定時間遅延してリセット信号がハイレベ
ルとなるように信号を遅延させるのは、リセット信号に
よりリセット状態が解除されたとき、すなわち、電源供
給が再開して復旧しているときに電源断信号により電源
断処理が実行されてしまうのを防ぐためである。
【0140】遅延回路942a〜946aのそれぞれ
は、信号遅延用のコンデンサを含む信号処理回路であ
り、当該コンデンサの静電容量の大小により遅延時間が
設定される。したがって、遅延回路942a〜946a
のそれぞれにおいては、コンデンサの静電容量により遅
延時間が決まり、たとえば容量を大きくするにしたがっ
て遅延時間を長くすることができる。
【0141】なお、電源断信号の出力が停止された後、
所定時間遅延してリセット信号がハイレベルとなるよう
にリセット信号を遅延させる遅延時間は、各リセット信
号で共通の事項であるため、リセット信号回路941に
遅延回路を設けて一括的にリセット信号を遅延させるよ
うにしてもよい。その場合、リセット信号が表示制御基
板80、ランプ制御基板35、音声制御基板70、およ
び、払出制御基板37へ出力された後、遊技制御基板8
1へ出力されるようにリセット信号を遅延させるために
は、遅延回路942a〜945aを設けずに遅延回路9
46aのみを設け、そのような機能を実現するようにし
てもよい。
【0142】次に、電源投入時における遊技制御基板8
1、表示制御基板80、ランプ制御基板35、音声制御
基板70、および、払出制御基板37の各制御基板にお
けるマイクロコンピュータの起動タイミングについて説
明する。図9は、各制御基板におけるマイクロコンピュ
ータの起動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【0143】図9を参照して、(b)に示されるよう
に、パチンコ遊技機1において電源投入が行なわれ、電
源電力の供給が開始されると、まず、先に、表示制御基
板80、ランプ制御基板35、音声制御基板70、およ
び、払出制御基板37へ電源基板915から出力された
リセット信号が入力される。そのリセット信号に応じ
て、表示制御基板80、ランプ制御基板35、音声制御
基板70、および、払出制御基板37の各制御基板で
は、所定のセキュリティチェックが行なわれた後、制御
プログラムの実行が開始される。
【0144】そして、(a)に示されるように、このよ
うなリセット信号から所定の遅延時間tだけ遅延して、
電源基板915から出力されたリセット信号が遊技制御
基板81へ入力される。そのリセット信号に応じて、遊
技制御基板81では、所定のセキュリティチェックが行
なわれた後、制御プログラムの実行が開始される。
【0145】このように、前述したリセット管理回路9
40により、リセット信号が、表示制御基板80、ラン
プ制御基板35、音声制御基板70、および、払出制御
基板37へ出力された後、遊技制御基板81へ出力され
るようにリセット信号が管理されることにより、表示制
御基板80、ランプ制御基板35、音声制御基板70、
および、払出制御基板37の各制御マイクロコンピュー
タが起動した後、遊技制御基板81の制御マイクロコン
ピュータが起動されることになる。
【0146】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0のCPUにより実行される制御を説明する。まず、表
示制御のメイン処理について説明する。図10は、表示
制御マイクロコンピュータ800により実行される表示
メイン処理を示すフローチャートである。
【0147】図10を参照して、表示メイン処理におい
ては、まず、ステップS(以下単にSという)1によ
り、割込処理の実行が禁止される。そして、S2によ
り、RAM55がクリア(初期化)される。その後、ス
タックポインタの指定アドレスの初期設定、各種レジス
タ,フラグの初期設定、後述するタイマ割込処理を実行
するタイミングを規定するタイマ割込時間等の設定等の
予め定められた初期設定処理が行なわれる。そして、S
4に進み、割込処理(タイマ割込処理)の実行が許可さ
れる。
【0148】次に、S5に進み、後述するタイマ割込処
理が実行された場合にON(セット)状態になるフラグ
である割込フラグがON(セット)状態になっているか
否かが判断される。S5では、割込フラグがONになる
のを待ってS6に進む。
【0149】S6に進んだ場合は、割込フラグをクリア
(リセット)状態にする処理がなされる。次に、S7に
より、VDPリセット用のリセットタイマの値が0にな
ったか否かが判断される。ここで、VDPリセット用の
リセットタイマとは、後述するVDPリセット処理にお
いてセットされるタイマであり、VDP103がリセッ
トされた場合に、リセット後VDP103が安定して動
作可能な状態となるまで表示制御の実行を停止する(待
ち状態とする)ために所定時間の計時(カウントダウ
ン)を行なうタイマである。
【0150】S7によりリセットタイマの値が0になっ
ていないと判断された場合は、表示制御(S8〜S1
2)の処理の実行を停止するため、後述するS14へ進
む。一方、S7によりリセットタイマの値が0になった
と判断された場合は、S8に進み、受信コマンド認識処
理が実行される。この受信コマンド認識処理では、受信
した表示制御コマンドをRAMの作業領域としてのバッ
ファに入力(格納)し、どのような内容のコマンドであ
るかが認識される。
【0151】次に、S9に進み、リーチ予告(リーチ状
態が発生する旨を予告報知すること)および大当り予告
等の予告(大当り状態が発生する旨を予告報知するこ
と)を行なうか否かを決定するために基づいて用いられ
る予告決定用ランダムカウンタ(数値データ更新手段)
等の各種カウンタの更新をするためのカウンタ更新処理
が行なわれる。ここで、このパチンコ遊技機1の場合、
前述したような予告を行なうか否かは表示制御マイクロ
コンピュータ800において、所定タイミングで予告決
定用ランダムカウンタから抽出した数値データに基づい
て決定するのである。
【0152】次に、S10に進み、S8により認識した
表示制御コマンドに基づいて、音制御コマンドを音制御
マイクロコンピュータ700へ向けて出力する音制御コ
マンド出力処理が行なわれる。音制御コマンド出力処理
の詳細な内容は、図12を用いて後述する。そして、S
11に進み、S8により認識した表示制御コマンドに基
づいて、ランプ制御コマンドをランプ制御マイクロコン
ピュータ350へ向けて出力するランプ制御コマンド出
力処理が行なわれる。
【0153】次に、S12に進み、表示プロセス処理が
行なわれる。この表示プロセス処理では、複数の表示制
御プロセスを順次実行することにより、遊技状態に応じ
た特別図柄表示部9での画像表示を行なうための処理が
行なわれる。次に、S13に進み、S12での表示プロ
セス処理にしたがって画像表示を行なうための表示制御
データをVDP103へ向けて出力するための表示デー
タ出力処理が行なわれる。表示データ出力処理の詳細な
内容は、図13を用いて後述する。S13の後S14に
進む。
【0154】S14に進んだ場合は、VDP103へ送
信した表示制御データに応答するフィードバック信号が
返信されない場合にVDP103をリセットするための
VDPリセット処理が行なわれる。VDPリセット処理
の詳細な内容は、図14を用いて後述する。
【0155】次に、S15に進み、音制御マイクロコン
ピュータ700へ送信した音制御コマンドに応答するフ
ィードバック信号が返信されない場合に音制御マイクロ
コンピュータ700をリセットするための音CPUリセ
ット処理が行なわれる。音CPUリセット処理の詳細な
内容は、図15を用いて後述する。
【0156】次に、S16に進み、ランプ制御マイクロ
コンピュータ350へ送信したランプ制御コマンドに応
答するフィードバック信号が返信されない場合にランプ
制御マイクロコンピュータ350をリセットするための
ランプCPUリセット処理が行なわれる。S16の後、
前述したS5へ戻る。
【0157】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行されるタイマ割込処理を説明する。図11
は、表示制御マイクロコンピュータ800により実行さ
れるタイマ割込処理を示すフローチャートである。
【0158】タイマ割込処理は、表示制御マイクロコン
ピュータ800により管理されるタイマ割込用のタイマ
の計時値が設定値(S3で設定されるタイマ割込時間:
具体的には0.002秒)になるごとに実行が開始され
る。タイマ割込処理は、S20により、前述した割込フ
ラグがON状態にされた後、終了する。
【0159】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行される音制御コマンド出力処理(図10の
S10)を説明する。図12は、表示制御マイクロコン
ピュータ800により実行される音制御コマンド出力処
理を示すフローチャートである。
【0160】まず、S31により、音制御コマンドの出
力状態を示す出力フラグがONになっているか否かが判
断される。この場合の出力フラグは、表示制御コマンド
(音制御コマンドと共通)を受信した場合にON状態に
なるフラグであり、表示制御コマンドを受信した場合に
はそれに基づいて音制御コマンドを送信する必要がある
ため、たとえば、前述したコマンド認識処理においてO
N状態にされる。
【0161】次に、S32により、音制御コマンドの出
力状態を示す出力フラグをクリアする処理がなされる。
そして、S33により、処理数に「2」をセットする処
理がなされる。ここで、処理数とは、2バイトで構成さ
れる表示制御コマンドの1コマンドを1バイトずつ2回
に分けて送信するために送信処理するバイト数(送信回
数)を示すデータである。このS33では、処理数とし
て、1コマンドに相当する2バイトを示す数値データが
セットされる。
【0162】次に、S34により、受信コマンドが格納
されたバッファのアドレスのうち、データを出力するア
ドレスのデータをロード(読出し)する処理がなされ
る。そして、S35により、S34により読出したデー
タを出力できる状態にセットする処理がなされる。次
に、S36により、S35によりセットされたデータを
出力する処理がなされる。これにより、表示制御コマン
ドとして受信し、音制御コマンドとして出力するコマン
ドのうちの1バイトのデータが音制御コマンドとして出
力される。
【0163】次に、S37により、ACK待ちカウンタ
をセットする処理がなされる。ここで、ACK待ちカウ
ンタとは、音制御コマンドを送信後、音制御マイクロコ
ンピュータ700からのフィードバック信号ACKの返
信を待つ時間を規定するためのカウンタであり、所定数
にセットされた後ダウンカウントされる。このACK待
ちカウンタにより、フィードバック信号ACKの返信を
待つ時間が所定時間に規定される。
【0164】次に、S38により、S37によりセット
されたACK待ちカウンタの値を減算(カウントダウ
ン)する処理がなされる(たとえば、1だけ減算され
る)。次に、S39により、S38によりセットされた
ACK待ちカウンタの値が「0」になったか否かが判断
される。S39により「0」になったと判断された場合
は、所定期間にわたりフィードバック信号ACKの返信
がないという異常状態が生じた場合であり、表示制御マ
イクロコンピュータ350と音制御マイクロコンピュー
タ700との間で通信エラーが生じたとみなし、S46
に進み、通信エラーフラグをON状態にする処理がなさ
れ、この音制御コマンド出力処理が終了する。ここで、
通信エラーフラグとは、表示制御マイクロコンピュータ
350と音制御マイクロコンピュータ700との間で通
信エラーが発生したか否かを示すフラグであり、通信エ
ラーが生じた場合には、ON状態にされる。この場合の
通信エラーは、音制御マイクロコンピュータ700の制
御動作不能状態、暴走、および通信経路の異常等の原因
により生じる。通信エラーフラグがON状態にされた場
合は、後述するように、音制御マイクロコンピュータ7
00がリセットされる。
【0165】一方、S39により、S38によりセット
されたACK待ちカウンタの値が「0」になっていない
と判断された場合は、S40に進み、ポート4、すなわ
ち、音制御マイクロコンピュータ700からのフィード
バック信号ACKを受信するポートの受信状況をチェッ
クする処理がなされる。そして、S41に進み、S40
のチェックの結果、フィードバック信号ACKの受信が
あったか否かが判断される。S41によりフィードバッ
ク信号ACKの受信がないと判断された場合は、S38
に戻り、前述した処理が繰越し行なわれる。一方、S4
1によりフィードバック信号ACKの受信があったと判
断された場合は、S42に進み、出力しているデータの
出力を停止させる処理がなされる。
【0166】次に、S43により、前述した処理数を
「1」減算する処理がなされる。これにより、コマンド
のうちの出力した1バイトについて受信の返答があった
場合には、データ送信が正常に行なわれたものと判断し
て処理数が減るのである。
【0167】そして、S44により、現在の処理数が
「0」であるか否かが判断される。S44により処理数
が「0」であると判断された場合は、2バイトのコマン
ドが正常に送信されたとみなし、この音制御コマンド出
力処理が終了する。一方、S44により処理数が「0」
ではないと判断された場合は、S45に進み、残り1バ
イトのデータを出力するために、受信コマンドが格納さ
れたバッファのアドレスにオフセット値を加算すること
により、残り1バイトのコマンドのデータが格納されて
いるアドレスが設定される。
【0168】S45の後、S34に戻り、前述した処理
が繰越し行なわれ、コマンドの2バイト目(残り1バイ
ト)のデータが出力される。以上に示したように、音制
御コマンド出力処理においては、表示制御コマンドとし
て受信したコマンドのデータが音制御コマンドとして音
制御マイクロコンピュータ700へ送信される。そし
て、音制御コマンドの送信の際には、音制御マイクロコ
ンピュータ700からのフィードバック信号ACKの返
信がなければ、通信エラー状態と判断される。
【0169】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行されるランプ制御コマンド出力処理(図1
0のS11)を説明する。ランプ制御コマンド出力処理
の内容は、図12に示された音制御コマンド出力処理の
各ステップをランプ制御コマンド用に置き換えたもので
ある。したがって、ここでは、重複した説明を繰返さな
い。これにより、ランプ制御コマンド出力処理において
は、表示制御コマンドとして受信したコマンドのデータ
がランプ制御コマンドとしてランプ制御マイクロコンピ
ュータ350へ送信される。そして、ランプ制御コマン
ドの送信の際には、ランプ制御マイクロコンピュータ3
50からのフィードバック信号ACKの返信がなけれ
ば、音制御コマンド出力処理の場合と同様の理由によ
り、通信エラー状態と判断される。
【0170】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行される表示データ出力処理(図10のS1
3)を説明する。図13は、表示制御マイクロコンピュ
ータ800により実行される表示データ出力処理を示す
フローチャートである。
【0171】まず、S51により、表示制御データの出
力状態を示す出力フラグがONになっているか否かが判
断される。この場合の出力フラグは、表示制御コマンド
を受信した場合にON状態になるフラグであり、表示制
御コマンドを受信した場合にはそれに基づいて表示制御
データを送信する必要があるため、たとえば、前述した
受信コマンド認識処理においてON状態にされる。
【0172】次に、S52により、表示制御データの出
力状態を示す出力フラグをクリアする処理がなされる。
そして、S53により、処理数に「2」をセットする処
理がなされる。ここで、処理数とは、2バイトで構成さ
れる表示制御データの1データを1バイトずつ2回に分
けて送信するために送信処理するバイト数(送信回数)
を示すデータである。このS53では、処理数として、
1データに相当する2バイトを示す数値データがセット
される。
【0173】次に、S54により、前述した表示プロセ
ス処理の進行にしたがった表示をするための表示制御デ
ータが格納されたバッファのアドレスのうち、データを
出力するアドレスのデータをロード(読出し)する処理
がなされる。そして、S55により、S54により読出
したデータを出力できる状態にセットする処理がなされ
る。次に、S56により、S55によりセットされたデ
ータを出力する処理がなされる。これにより、受信した
表示制御コマンドに応じて出力すべき表示制御データの
うちの1バイトのデータが表示制御データとして出力さ
れる。
【0174】次に、S57により、ACK待ちカウンタ
をセットする処理がなされる。ここで、ACK待ちカウ
ンタとは、表示制御データを送信後、フィードバック信
号ACKの返信を待つ時間を規定するためのカウンタで
あり、所定数にセットされた後ダウンカウントされる。
このACK待ちカウンタにより、フィードバック信号A
CKの返信を待つ時間が所定時間に規定される。
【0175】次に、S58により、S57によりセット
されたACK待ちカウンタの値を減算(カウントダウ
ン)する処理がなされる(たとえば、1だけ減算され
る)。次に、S59により、S58によりセットされた
ACK待ちカウンタの値が「0」になったか否かが判断
される。S59により「0」になったと判断された場合
は、所定期間にわたりフィードバック信号ACKの返信
がないという異常状態が生じた場合であり、表示制御マ
イクロコンピュータ350とVDP103との間で通信
エラーが生じたとみなし、S68に進み、リセットフラ
グをON状態にする処理がなされ、この表示データ出力
処理が終了する。ここで、リセットフラグとは、VDP
103をリセットするか否かを示すフラグであり、通信
エラーが生じた場合には、VDP103をリセットをす
る必要があるため、ON状態にされる。この場合の通信
エラーは、VDP103の制御動作不能状態、暴走、お
よび通信経路の異常等の原因により生じる。リセットフ
ラグがON状態にされた場合は、後述するように、VD
P103がシステムリセットされる。
【0176】一方、S59により、S58によりセット
されたACK待ちカウンタの値が「0」になっていない
と判断された場合は、S60に進み、ポート4、すなわ
ち、VDP103からのフィードバック信号ACKを受
信するポートの受信状況をチェックする処理がなされ
る。そして、S61に進み、S60のチェックの結果、
フィードバック信号ACKの受信があったか否かが判断
される。S61によりフィードバック信号ACKの受信
がないと判断された場合は、S58に戻り、前述した処
理が繰越し行なわれる。一方、S61によりフィードバ
ック信号ACKの受信があったと判断された場合は、S
62に進み、出力しているデータの出力を停止させる処
理がなされる。
【0177】次に、S63により、前述した処理数を
「1」減算する処理がなされる。これにより、表示制御
データのうちの出力した1バイトについて受信の返答が
あった場合には、データ送信が正常に行なわれたものと
判断して処理数が減るのである。
【0178】そして、S64により、現在の処理数が
「0」であるか否かが判断される。S64により処理数
が「0」であると判断された場合は、2バイトのコマン
ドが正常に送信されたとみなし、S66により前述した
転送終了信号(SRDY)が出力され、所定期間経過後
にS67によりその出力が停止される。その後、この表
示データ出力処理が終了する。
【0179】一方、S64により処理数が「0」ではな
いと判断された場合は、S65に進み、残り1バイトの
データを出力するために、表示制御データが格納された
バッファのアドレスにオフセット値を加算することによ
り、残り1バイトの表示制御データが格納されているア
ドレスが設定される。
【0180】S65の後、S54に戻り、前述した処理
が繰越し行なわれ、表示制御データの2バイト目(残り
1バイト)のデータが出力される。以上に示したよう
に、表示データ出力処理においては、受信した表示制御
コマンドに応じて画像を表示するための表示制御データ
がVDP103へ送信される。そして、表示制御データ
の送信の際には、VDP103からのフィードバック信
号ACKの返信がなければ、リセットが必要な状態と判
断される。
【0181】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行されるVDPリセット処理(図10のS1
4)を説明する。図14は、表示制御マイクロコンピュ
ータ800により実行されるVDPリセット処理を示す
フローチャートである。
【0182】まず、S71により、前述したリセットタ
イマが「0」になっているか否かが判断される。S71
によりリセットタイマが「0」になっていると判断され
た場合は、後述するS73に進む。一方、S71により
リセットタイマが「0」になっていないと判断された場
合は、S72によりリセットタイマの値を「1」減算し
てS73に進む。
【0183】S73に進んだ場合は、前述したリセット
フラグがON状態になっているか否かが判断される。S
73によりリセットフラグがON状態になっていないと
判断された場合は、このVDPリセット処理が終了す
る。一方、S73によりリセットフラグがON状態にな
っていると判断された場合は、S74により、リセット
信号をVDP103へ向けて出力する処理がなされ、所
定期間経過後にS75によりその出力が停止される。
【0184】次に、S76により、リセット信号が出力
されたことに応じて、前述したリセットフラグをクリア
する処理がなされる。そして、前述したリセットタイマ
に所定値(この例では100)をセットして、リセット
タイマの計時を開始させる処理がなされる。その後、こ
のVDPリセット処理が終了する。
【0185】このように、VDPリセット処理において
は、リセットタイマの計時が開始されるとともに、リセ
ットフラグがON状態になったことに応じて、VDP1
03をリセットするための処理が行なわれる。
【0186】次に、表示制御マイクロコンピュータ80
0により実行される音CPUリセット処理(図10のS
15)を説明する。図15は、表示制御マイクロコンピ
ュータ800により実行される音CPUリセット処理を
示すフローチャートである。
【0187】まず、S81により、前述した通信エラー
フラグがON状態になっているか否かが判断される。S
81により通信エラーフラグがON状態になっていない
と判断された場合は、この音CPUリセット処理が終了
する。一方、S81により通信エラーフラグがON状態
になっていると判断された場合は、S82により、リセ
ット信号を音制御マイクロコンピュータ700へ向けて
出力する処理がなされ、所定期間経過後にS83により
その出力が停止される。次に、S84により、リセット
信号が出力されたことに応じて、前述した通信エラーフ
ラグをクリアする処理がなされる。その後、この音CP
Uリセット処理が終了する。
【0188】次に、音制御マイクロコンピュータ700
のCPUにより実行される制御を説明する。まず、音制
御のメイン処理について説明する。図16は、音制御マ
イクロコンピュータ700により実行される音声メイン
処理を示すフローチャートである。
【0189】図16を参照して、音メイン処理において
は、S91〜S96により、図10に示された表示メイ
ン処理のS1〜S6と同様の処理が行なわれる。次に、
S97に進み、音声ICリセット用のリセットタイマの
値が0になったか否かが判断される。ここで、音声IC
リセット用のリセットタイマとは、後述する音声ICリ
セット処理においてセットされるタイマであり、音声I
C、すなわち、前述した音声合成回路702がリセット
された場合に、リセット後音声合成回路が安定して動作
可能な状態となるまで音制御(S98〜S100)の処
理の実行を停止する(待ち状態とする)ために所定時間
の計時(カウントダウン)を行なうタイマである。
【0190】S97によりリセットタイマの値が0にな
っていないと判断された場合は、音制御の実行を停止す
るため、後述するS101へ進む。一方、S97により
リセットタイマの値が0になったと判断された場合は、
S98に進み、コマンド認識処理が実行される。このコ
マンド認識処理では、受信した音制御コマンドをRAM
の作業領域としてのバッファに入力(格納)し、どのよ
うな内容のコマンドであるかを認識するとともに、前述
したフィードバック信号ACKが返信される。コマンド
認識処理の詳細な内容については、図17を用いて後述
する。
【0191】次に、S99に進み、音声プロセス処理が
行なわれる。この音声プロセス処理では、複数の音声制
御プロセスを順次実行することにより、遊技状態に応じ
た音声の出力を行なうための処理が行なわれる。次に、
S100に進み、S99での音声プロセス処理にしたが
って音声の出力を行なうための音声制御データを音声合
成回路702へ向けて出力するための音声データ出力処
理が行なわれる。音声データ出力処理の詳細な内容は、
図18を用いて後述する。S100の後S101に進
む。
【0192】S101に進んだ場合は、音声合成回路7
02へ送信した音声制御データに応答するフィードバッ
ク信号SIAKが返信されない場合に音声合成回路70
2をリセットするための音声ICリセット処理が行なわ
れる。音声ICリセット処理の詳細な内容は、図19を
用いて後述する。
【0193】次に、音制御マイクロコンピュータ700
により実行されるタイマ割込処理を説明する。音制御マ
イクロコンピュータ700では、図11に示されたタイ
マ割込処理と同様の内容のタイマ割込処理が実行され
る。
【0194】次に、音制御マイクロコンピュータ700
により実行されるコマンド認識処理(図16のS98)
を説明する。図17は、音制御マイクロコンピュータ7
00により実行されるコマンド認識処理を示すフローチ
ャートである。
【0195】まず、S111により、音制御コマンドを
受信したかか否かが判断される。S111により音制御
コマンドを受信していないと判断された場合には、この
コマンド認識処理が終了する。一方、S111により音
制御コマンドを受信したと判断された場合には、S11
2に進み、受信した音制御コマンドをRAMの作業領域
としてのバッファに入力(格納)する処理がなされ、ど
のような内容のコマンドであるかが認識される。そし
て、S113により、前述したフィードバック信号AC
Kが出力され、所定期間経過後にS114によりその出
力が停止される。その後、このコマンド認識処理が終了
する。
【0196】次に、音制御マイクロコンピュータ700
により実行される音声データ出力処理(図16のS10
0)を説明する。図18は、音制御マイクロコンピュー
タ700により実行される音声データ出力処理を示すフ
ローチャートである。
【0197】まず、S121により、音声制御データの
出力状態を示す出力フラグがONになっているか否かが
判断される。この場合の出力フラグは、音制御コマンド
を受信した場合にON状態になるフラグであり、音制御
コマンドを受信した場合にはそれに基づいて音制御デー
タを送信する必要があるため、たとえば、前述したコマ
ンド認識処理においてON状態にされる。
【0198】次に、S122により、音声制御データの
出力状態を示す出力フラグをクリアする処理がなされ
る。そして、S123により、処理数に「2」をセット
する処理がなされる。ここで、処理数とは、2バイトで
構成される音声制御データの1データを1バイトずつ2
回に分けて送信するために送信処理するバイト数(送信
回数)を示すデータである。このS123では、処理数
として、1データに相当する2バイトを示す数値データ
がセットされる。
【0199】次に、S124により、前述した音声プロ
セス処理の進行にしたがった表示をするための音声制御
データが格納されたバッファのアドレスのうち、データ
を出力するアドレスのデータをロード(読出し)する処
理がなされる。そして、S125により、S124によ
り読出したデータを出力できる状態にセットする処理が
なされる。次に、S126により、S125によりセッ
トされたデータを出力する処理がなされる。これによ
り、受信した音制御コマンドに応じて出力すべき音声制
御データのうちの1バイトのデータが音声制御データと
して出力される。
【0200】次に、S127により、SIAK待ちカウ
ンタをセットする処理がなされる。ここで、SIAK待
ちカウンタとは、音声制御データを送信後、フィードバ
ック信号SIAKの返信を待つ時間を規定するためのカ
ウンタであり、所定数にセットされた後ダウンカウント
される。このSIAK待ちカウンタにより、フィードバ
ック信号SIAKの返信を待つ時間が所定時間に規定さ
れる。
【0201】次に、S128により、S127によりセ
ットされたSIAK待ちカウンタの値を減算(カウント
ダウン)する処理がなされる(たとえば、1だけ減算さ
れる)。次に、S129により、S128によりセット
されたSIAK待ちカウンタの値が「0」になったか否
かが判断される。S129により「0」になったと判断
された場合は、所定期間にわたりフィードバック信号S
IAKの返信がないという異常状態が生じた場合であ
り、音制御マイクロコンピュータ700と音声合成回路
702との間で通信エラーが生じたとみなし、S136
に進み、リセットフラグをON状態にする処理がなさ
れ、この音声データ出力処理が終了する。ここで、リセ
ットフラグとは、音声合成回路702をリセットするか
否かを示すフラグであり、通信エラーが生じた場合に
は、音声合成回路702をリセットをする必要があるた
め、ON状態にされる。この場合の通信エラーは、音声
合成回路の制御動作不能状態、暴走、および通信経路の
異常等の原因により生じる。リセットフラグがON状態
にされた場合は、後述するように、音声合成回路702
がリセットされる。
【0202】一方、S129により、S128によりセ
ットされたSIAK待ちカウンタの値が「0」になって
いないと判断された場合は、S130に進み、ポート
4、すなわち、音声合成回路702からのフィードバッ
ク信号SIAKを受信するポートの受信状況をチェック
する処理がなされる。そして、S131に進み、S13
0のチェックの結果、フィードバック信号SIAKの受
信があったか否かが判断される。S131によりフィー
ドバック信号SIAKの受信がないと判断された場合
は、S128に戻り、前述した処理が繰越し行なわれ
る。一方、S131によりフィードバック信号SIAK
の受信があったと判断された場合は、S132に進み、
出力しているデータの出力を停止させる処理がなされ
る。
【0203】次に、S133により、前述した処理数を
「1」減算する処理がなされる。これにより、音声制御
データのうちの出力した1バイトについて受信の返答が
あった場合には、データ送信が正常に行なわれたものと
判断して処理数が減るのである。
【0204】そして、S134により、現在の処理数が
「0」であるか否かが判断される。S134により処理
数が「0」であると判断された場合は、2バイトのコマ
ンドが正常に送信されたとみなし、S136により前述
した転送終了信号(SRDY)が出力され、所定期間経
過後にS137によりその出力が停止される。その後、
この音声データ出力処理が終了する。
【0205】一方、S134により処理数が「0」では
ないと判断された場合は、S135に進み、残り1バイ
トのデータを出力するために、音声制御データが格納さ
れたバッファのアドレスにオフセット値を加算すること
により、残り1バイトの音声制御データが格納されてい
るアドレスが設定される。
【0206】S135の後、S124に戻り、前述した
処理が繰越し行なわれ、音声制御データの2バイト目
(残り1バイト)のデータが出力される。以上に示した
ように、音声データ出力処理においては、受信した音制
御コマンドに応じて音声を出力するための音声制御デー
タが音声合成回路702へ送信される。そして、音声制
御データの送信の際には、音声合成回路702からのフ
ィードバック信号SIAKの返信がなければ、リセット
が必要な状態と判断される。
【0207】次に、音制御マイクロコンピュータ700
により実行される音声ICリセット処理(図16のS1
01)を説明する。図19は、音制御マイクロコンピュ
ータ700により実行される音声ICリセット処理を示
すフローチャートである。
【0208】まず、S141により、前述したリセット
タイマが「0」になっているか否かが判断される。S1
41によりリセットタイマが「0」になっていると判断
された場合は、後述するS143に進む。一方、S14
1によりリセットタイマが「0」になっていないと判断
された場合は、S142によりリセットタイマの値を
「1」減算してS143に進む。
【0209】S143に進んだ場合は、前述したリセッ
トフラグがON状態になっているか否かが判断される。
S143によりリセットフラグがON状態になっていな
いと判断された場合は、この音声ICリセット処理が終
了する。一方、S143によりリセットフラグがON状
態になっていると判断された場合は、S144により、
リセット信号を音声合成回路702へ向けて出力する処
理がなされ、所定期間経過後にS145によりその出力
が停止される。
【0210】次に、S146により、リセット信号が出
力されたことに応じて、前述したリセットフラグをクリ
アする処理がなされる。そして、前述したリセットタイ
マに所定値(この例では100)をセットして、リセッ
トタイマの計時を開始させる処理がなされる。その後、
この音声ICリセット処理が終了する。
【0211】このように、音声ICリセット処理におい
ては、リセットタイマの計時が行なわれるとともに、リ
セットフラグがON状態になったことに応じて、音声合
成回路702をリセットするための処理が行なわれる。
【0212】次に、以上に示した実施の形態により得ら
れる主な効果を説明する。図14および図19等に示し
たように、表示制御マイクロコンピュータ800および
音制御マイクロコンピュータ700のような演出制御マ
イクロコンピュータが、VDP103および音声合成回
路702のような電気制御部品へ向けて制御信号を出力
した後、所定期間内に電気制御部品から受信完了信号を
受信しなかった場合に、リセット信号を電気制御部品へ
送信するようにしたため、このような電気制御部品の制
御不能状態および動作の暴走から復帰させることでき
る。さらに、このような演出制御マイクロコンピュータ
が電気制御部品の状態を監視するので、監視用の回路を
別途設ける必要がなくなるため、パチンコ遊技機1の製
造コストの上昇を防ぐことができるとともに、表示制御
基板800および音制御基板700のような制御基板で
の部品実装面積の増大を防ぐことができる。
【0213】また、図10のS7、図14のS77、図
16のS97、図14のS147に示したように、表示
制御マイクロコンピュータ800および音制御マイクロ
コンピュータ700のような演出制御マイクロコンピュ
ータにより、リセット信号が出力された後、予め定めら
れた期間特別図柄表示部9を含む可変表示装置8および
スピーカ27のような電気部品を用いて遊技を演出する
制御の実行が規制されるため、リセットされた後の電気
制御部品がまだ動作不安定な状態にあるうちに、電気部
品を用いた遊技を演出する制御が行なわれないようにす
ることができる。
【0214】図7および図8を用いて説明したように、
パチンコ遊技機1の電源電力の供給開始時において遊技
制御マイクロコンピュータ53および前述したような演
出制御マイクロコンピュータがシステムリセット状態に
されるため、遊技機の電力の供給開始時において遊技制
御マイクロコンピュータおよび演出制御マイクロコンピ
ュータを確実にシステムリセット状態にすることができ
る。さらに、これらのマイクロコンピュータが動作可能
な電圧レベル以上になれば、リセット信号がハイレベル
になる(リセット解除信号が出力されたこととなる)こ
とによりそのシステムリセット状態が解除されるので、
前述したような電気制御部品のリセット状態に異常が生
じた場合であっても、動作可能となった演出制御マイク
ロコンピュータから最初に出力される表示制御データお
よび音制御データのような制御信号に応答する電気制御
部品からのフィードバック信号(受信完了信号)の返信
を確認することにより、動作開始時点で電気制御部品を
再度システムリセット状態にすることができる。
【0215】図9のタイミングチャートに示されるよう
に、表示制御マイクロコンピュータ800、ランプ制御
マイクロコンピュータ350、音制御マイクロコンピュ
ータ700、および、払出制御マイクロコンピュータ3
70の方が遊技制御マイクロコンピュータ53よりも早
い時期に動作可能となるようにマイクロコンピュータの
起動順序が規制されるので、パチンコ遊技機1への電源
電力の供給開始時において、遊技制御マイクロコンピュ
ータからのコマンドを受け手側の各制御マイクロコンピ
ュータが確実に受信できるようにすることができる。
【0216】図7〜図9を用いて説明したように、表示
制御マイクロコンピュータ800、ランプ制御マイクロ
コンピュータ350、音制御マイクロコンピュータ70
0、払出制御マイクロコンピュータ370、および、遊
技制御マイクロコンピュータ53のそれぞれのシステム
リセット状態を解除するタイミングをハイレベルにする
(リセット解除信号が出力されたこととなる)ことによ
り制御マイクロコンピュータの起動順序が規制されるの
で、より正確にこれら制御マイクロコンピュータが動作
可能となる時期を規制することができる。
【0217】また、各制御マイクロコンピュータシステ
ムリセット状態を解除するタイミング(リセット解除信
号を出力するためのタイミング)を決めるための遅延回
路942a〜946aでコンデンサの容量を異ならせる
ことにより、制御マイクロコンピュータの起動順序が規
制されるため、制御マイクロコンピュータの起動順序を
簡素な構成を用いて容易に規制することができる。
【0218】また、電源基板910に起動順序規制手段
としての遅延回路942a〜946aを含むリセット管
理回路940が設けられるので、表示制御マイクロコン
ピュータ800、ランプ制御マイクロコンピュータ35
0、音制御マイクロコンピュータ700、払出制御マイ
クロコンピュータ370、および、遊技制御マイクロコ
ンピュータ53の各制御基板での部品実装面積の増大を
防ぐことができるとともに、そのような制御基板が複数
設けられる場合には起動順序規制手段をまとめて電源基
板に設ける方が分散配置する場合と比べて製造工数およ
び部品数を少なくすることが可能となるので製造コスト
が低減可能となる。
【0219】また、表示制御マイクロコンピュータ80
0が、ランプ制御マイクロコンピュータ350、音制御
マイクロコンピュータ700のような別の演出制御マイ
クロコンピュータ(副演出制御マイクロコンピュータと
も表現できる)へ向けてコマンドを出力した後、所定期
間内にその演出マイクロコンピュータからフィードバッ
ク信号を受信しなかった場合に、リセット信号をランプ
制御マイクロコンピュータ350、音制御マイクロコン
ピュータ700へ送信するようにしたため、これらの制
御マイクロコンピュータの制御不能状態および動作の暴
走から復帰させることができる。
【0220】第2実施形態 次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形
においては、第1実施形態の図8において電源基板91
0のリセット管理回路940に設けられていた遅延回路
942a〜946aをリセット信号の送信先の制御基板
内に設ける例を説明する。
【0221】図20は、第2実施形態によるリセット信
号の遅延回路の設置例を示すブロック図柄である。この
図20については、図8の構成との違いを主に説明す
る。
【0222】図20を参照して、第2実施形態の場合、
電源基板910のリセット管理回路940においては、
遅延回路942a〜946aが設けられておらず、リセ
ット信号回路941から出力されるリセット信号は、そ
のままバッファ回路942b〜946bを介して、各制
御基板へ向けて出力される。
【0223】払出制御基板37においては、遅延回路9
42aが設けられ、入力されてきたリセット信号が遅延
回路942aを介して払出制御マイクロコンピュータ3
70へ与えられる。表示制御基板80においては、遅延
回路943aが設けられ、入力されてきたリセット信号
が遅延回路943aを介して表示制御マイクロコンピュ
ータ800へ与えられる。ランプ制御基板35において
は、遅延回路944aが設けられ、入力されてきたリセ
ット信号が遅延回路944aを介してランプ制御マイク
ロコンピュータ700へ与えられる。音制御基板70に
おいては、遅延回路945aが設けられ、入力されてき
たリセット信号が遅延回路945aを介して音制御マイ
クロコンピュータ700へ与えられる。遊技制御基板8
1においては、遅延回路946aが設けられ、入力され
てきたリセット信号が遅延回路946aを介して遊技制
御マイクロコンピュータ53へ与えられる。
【0224】このように、リセット信号の遅延回路が電
源基板ではなく、各制御基板に設けられている。各制御
基板に設けられたリセット信号の遅延回路は、前述した
ような電源基板に設けられた場合と同様の働きをする。
このように、第2実施形態では、システムリセット手段
を各制御基板にそれぞれ設けた例が示されているのであ
る。
【0225】以上に示した第2実施形態によれば、前述
した第1実施形態により得られる効果に加えて、次のよ
うな効果を得ることができる。起動順序規制手段として
の遅延回路942a〜946aが、表示制御基板80、
ランプ制御基板35、音声制御基板70、払出制御基板
37、および、遊技制御基板81のそれぞれに設けられ
ているので、起動順序規制手段と起動順序の規制対象の
マイクロコンピュータとの間の距離を短くすることがで
きるため、起動順序規制手段と起動順序の規制対象のマ
イクロコンピュータとの間の経路からノイズが侵入しに
くいようにすることができ、起動順序を規制することが
ノイズの影響を受けにくいようにすることができる。
【0226】第3実施形態 次に、第3実施形態〜第10実施形態により、遊技制御
基板81、ランプ制御基板35、音制御基板70、およ
び、表示制御基板80の接続形態のその他の例を説明す
る。
【0227】図21は、第3実施形態による制御基板の
接続形態を示すブロック図である。遊技制御基板81か
ら演出制御基板810に、表示制御、ランプ制御および
音制御のすべてを指令するコマンドである演出制御コマ
ンドが送信される。演出制御基板810は、受信した演
出制御コマンドに基づいて、各制御基板へ制御コマンド
を送信する統括的な制御を行なう演出マイクロコンピュ
ータを有し、表示制御基板80へ表示制御コマンドを送
信し、ランプ制御基板35へランプ制御コマンドを送信
し、音制御基板70へランプ制御コマンドを送信する。
このような演出制御基板810は、たとえば、リーチ予
告および大当り予告のような予告については、予告を行
なうか否かを抽選により決定し、予告を行なう場合に
は、表示制御基板80へ予告表示のための表示制御コマ
ンドを送信し、ランプ基板35へ予告発光のためのラン
プ表示コマンドを送信する。表示制御基板80、ランプ
制御基板35、音制御基板70のそれぞれは、制御コマ
ンドを受けた場合に、第1実施形態で説明したようなフ
ィードバック信号の返信のための処理を実行し、フィー
ドバック信号を演出制御基板810へ送信する。これに
より、演出制御基板810では、制御コマンドが正常に
送信されたことを確認する。
【0228】なお、演出制御基板810から遊技制御基
板81へ演出制御コマンドの受信に応じたフィードバッ
ク信号を送信するようにしてもよい。
【0229】第4実施形態 図22は、第4実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示制御基
板80に表示制御コマンドが送信される。表示制御基板
80では、受信した表示制御コマンドに基づいてランプ
制御基板35へランプ制御コマンドを送信する。ランプ
制御基板35では、受信したランプ制御コマンドに基づ
いて音制御基板70へ音制御コマンドを送信する。そし
て、音制御基板70は、音制御コマンドを受信した場合
に、フィードバック信号を表示制御基板80へ送信す
る。これにより、表示制御基板80では、制御コマンド
が正常に送信されたことを確認する。
【0230】第5実施形態 図23は、第5実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示制御基
板80に表示制御コマンドが送信される。表示制御基板
80では、受信した表示制御コマンドに基づいてランプ
・音制御基板35aへランプ・音制御コマンドを送信す
る。ここで、ランプ・音制御基板35aは、ランプ制御
回路と音制御回路とが1つの基板に設けられたものであ
り、1つのマイクロコンピュータにより制御される。ラ
ンプ・音制御コマンドは、ランプ制御と音制御とで共通
使用される制御コマンドである。なお、マイクロコンピ
ュータは、ランプ制御回路と音制御回路とが個別に有す
るように2つ設けられてもよい。ランプ・音制御基板3
5aでは、ランプ・音制御コマンドを受信した場合に、
フィードバック信号を表示制御基板80へ送信する。こ
れにより、表示制御基板80では、制御コマンドが正常
に送信されたことを確認する。
【0231】第6実施形態 図24は、第6実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示・ラン
プ制御基板80aに表示・ランプ制御コマンドが送信さ
れる。ここで、表示・ランプ制御基板80aは、表示制
御回路とランプ制御回路とが1つの基板に設けられたも
のであり、1つのマイクロコンピュータにより制御され
る。表示・ランプ制御コマンドは、表示制御とランプ制
御とで共通使用される制御コマンドである。なお、マイ
クロコンピュータは、表示制御回路とランプ制御回路と
が個別に有するように2つ設けられてもよい。表示・ラ
ンプ制御基板80aでは、受信した表示・ランプ制御コ
マンドに基づいて音制御基板70へ音制御コマンドを送
信する。音制御基板70では、音制御コマンドを受信し
た場合に、フィードバック信号を表示・ランプ制御基板
80aへ送信する。これにより、表示・ランプ制御基板
80aは、制御コマンドが正常に送信されたことを確認
する。
【0232】第7実施形態 図25は、第7実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示・音制
御基板80bに表示・音制御コマンドが送信される。こ
こで、表示・音制御基板80bは、表示制御回路とラン
プ制御回路とが1つの基板に設けられたものであり、1
つのマイクロコンピュータにより制御される。表示・音
制御コマンドは、表示制御と音制御とで共通使用される
制御コマンドである。なお、マイクロコンピュータは、
表示制御回路と音制御回路とが個別に有するように2つ
設けられてもよい。表示・音制御基板80bでは、受信
した表示・音制御コマンドに基づいてランプ制御基板3
5へランプ制御コマンドを送信する。ランプ制御基板3
5では、ランプ制御コマンドを受信した場合に、フィー
ドバック信号を表示・音制御基板80bへ送信する。こ
れにより、表示・音制御基板80bは、制御コマンドが
正常に送信されたことを確認する。
【0233】第8実施形態 図26は、第8実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示制御基
板80に表示制御コマンドが送信される。表示御基板8
0では、受信した表示制御コマンドに基づいて、盤側ラ
ンプ制御基板35bへ盤側ランプ制御コマンドを送信す
るとともに、枠側ランプ制御基板35cへ枠側ランプ制
御コマンドを送信する。ここで、盤側ランプ制御基板3
5bは、遊技盤6側に設けられた各種ランプを制御する
マイクロコンピュータを有する基板であり、枠側ランプ
制御基板35cは、ガラス扉枠2等の枠側に設けられた
各種ランプを制御するマイクロコンピュータを有する基
板である。盤側ランプ制御コマンドは、盤側ランプ制御
に使用される制御コマンドであり、枠側ランプ制御コマ
ンドは、枠側ランプ制御に使用される制御コマンドであ
る。盤側ランプ制御基板35bでは、盤側ランプ制御コ
マンドを受信した場合に、フィードバック信号を表示制
御基板80へ送信する。枠側ランプ制御基板では、枠側
ランプ制御コマンドを受信した場合に、フィードバック
信号を表示制御基板80へ送信する。これらフィードバ
ック信号により、表示制御基板80は、制御コマンドが
正常に送信されたことを確認する。
【0234】第9実施形態 図27は、第9実施形態による制御基板の接続形態を示
すブロック図である。遊技制御基板81から表示制御基
板80に表示制御コマンドが送信される。表示制御基板
80では、受信した表示制御コマンドに基づいて、盤側
ランプ制御基板35bへ盤側ランプ制御コマンドを送信
し、枠側ランプ制御基板35cへ枠側ランプ制御コマン
ドを送信し、音制御基板80へ音制御コマンドを送信す
る。盤側ランプ制御基板35bでは盤側ランプ制御コマ
ンドを受信した場合にフィードバック信号を表示制御基
板80へ送信し、枠側ランプ制御基板35cでは枠側ラ
ンプ制御コマンドを受信した場合にフィードバック信号
を表示制御基板80へ送信し、音制御基板70では、音
制御コマンドを受信した場合にフィードバック信号を表
示制御基板80へ送信する。これらフィードバック信号
により、表示制御基板80は、制御コマンドが正常に送
信されたことを確認する。
【0235】第10実施形態 図28は、第10実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。遊技制御基板81から表示・盤
側ランプ制御基板80cに表示・盤側ランプ制御コマン
ドが送信される。ここで、表示・盤側ランプ制御基板8
0cは、表示制御回路と盤側ランプ制御回路とが1つの
基板に設けられたものであり、1つのマイクロコンピュ
ータにより制御される。表示・盤側ランプ制御コマンド
は、表示制御と盤側ランプ制御とで共通使用される制御
コマンドである。なお、マイクロコンピュータは、表示
制御回路と盤側ランプ制御回路とが個別に有するように
2つ設けられてもよい。
【0236】表示・盤側ランプ制御基板80cでは、受
信した表示・盤側ランプ制御コマンドに基づいて音・枠
側ランプ制御基板70aへ音・枠側ランプ制御コマンド
を送信する。ここで、音・枠側ランプ制御基板70a
は、音制御回路と枠側ランプ制御回路とが1つの基板に
設けられたものであり、1つのマイクロコンピュータに
より制御される。音・枠側ランプ制御コマンドは、音制
御と枠側ランプ制御とで共通使用される制御コマンドで
ある。なお、マイクロコンピュータは、音制御回路と枠
側ランプ制御回路とが個別に有するように2つ設けられ
てもよい。
【0237】音・枠側ランプ制御基板70aでは、音・
枠側ランプ制御コマンドを受信した場合に、フィードバ
ック信号を表示・盤側ランプ制御基板80cへ送信す
る。これにより、表示・盤側ランプ制御基板80cは、
制御コマンドが正常に送信されたことを確認する。
【0238】第11実施形態 次に、第11実施形態を説明する。第11実施形態にお
いては、表示制御マイクロコンピュータ800により遊
技用の可動部材を制御する例を説明する。
【0239】図29は、第11実施形態によるパチンコ
遊技機の遊技盤面を示す正面図である。図29について
は、前述した図1と共通する部分には同一の参照符号を
付し、重複した説明を繰り返さない。ここでは、図29
のパチンコ遊技機について、図1のパチンコ遊技機と異
なる点を主に説明する。第11実施形態によるパチンコ
遊技機の正面側の構造が前述した第1実施形態によるパ
チンコ遊技機の構造と異なるのは、可動部材10,18
が設けられていることである。
【0240】可変入賞球装置8における特別可変表示部
9の上部には、怪獣の形状を模した可動演出手段(可動
演出装置)としてのセンター可動部材10が設けられて
いる。このセンター可動部材10は、ソレノイド21に
より駆動され、遊技において所定の演出動作をするため
に動作制御される。このセンター可動部材10には、所
定箇所(怪獣の口の中)に装飾用の発光体として、2つ
の役物飾りランプ40,40が設けられている。また、
遊技領域7の左右端部には、人の形状を模した可動演出
手段(可動演出装置)としてのサイド可動部材18,1
8が1つずつ設けられている。このサイド可動部材1
8,18は、それらの近傍に配置されたソレノイド7
2,72のうちの対応するものにより駆動され、遊技に
おいて所定の演出動作をするために、連動する態様で動
作制御される。
【0241】このように、以上に示したような可動部材
は、その動作が遊技者により視認可能な箇所に設けられ
ている。なお、可動部材としては、非動作時には所定位
置に隠れており、動作すると遊技者により視認可能な位
置に現れるように構成されたものであってもよい。ま
た、前述した2種類の可動部材は、怪獣、人の形状を模
したものを一例として示したが、可動部材が模すもの
は、怪獣、人以外のものであってもよい。また、前述し
たような特別可変表示部9の更新表示の表示演出に用い
られる可動部材は、その更新表示において所定のキャラ
クタが表示される場合にはそのようなキャラクタを模し
たものにすれば演出により、特別可変表示部9の表示演
出と可動部材の動作演出とで統一性を表すことができ
る。
【0242】なお、センター可動部材10およびサイド
可動部材18については、基本的に特別可変表示部9等
の表示器の画面を動作により遮らず、打玉の流路を変化
させない位置に設けられている。しかし、センター可動
部材10およびサイド可動部材18の設置位置は、これ
に限るものではない。
【0243】図30は、第11実施形態によるパチンコ
遊技機における各種制御基板を含む制御回路の構成の一
例を示すブロック図である。この図30については、前
述した図3と共通する部分には同一の参照符号を付し、
重複した説明を繰り返さない。ここでは、図30のブロ
ック図が図3のブロック図と異なる点を主に説明する。
【0244】図30のブロック図の構成が図3の構成と
異なるのは、表示制御基板80に設けられた表示制御マ
イクロコンピュータ800が、センター可動部材10駆
動用のソレノイド71およびサイド可動部材18,18
駆動用のソレノイド72,72に駆動パルス信号を与え
てセンター可動部材10およびサイド可動部材18,1
8を駆動制御することである。
【0245】この場合、表示制御マイクロコンピュータ
800は、受信した表示制御コマンドに基づいて、その
コマンドにより指定された制御状態に合わせて各可動部
材が動作するようにソレノイド71,72,72に駆動
パルス信号を与える。
【0246】なお、この実施の形態では、表示制御マイ
クロコンピュータ800が、受信した表示制御コマンド
に基づいて、そのコマンドにより指定された制御状態に
合わせて各可動部材を動作制御する例を示したが、これ
に限らず、各可動部材は、表示制御マイクロコンピュー
タ800以外に、音制御マイクロコンピュータ700お
よびランプ制御マイクロコンピュータ350等のような
遊技制御マイクロコンピュータ53以外のその他の制御
用マイクロコンピュータが受信したコマンドに基づいて
動作制御するようにしてもよい。
【0247】このような第11実施形態によれば、前述
した各実施形態により得られる効果に加えて、次のよう
な効果を得ることができる。電気部品であるセンター可
動部材10およびサイド可動部材18,18が演出制御
マイクロコンピュータである表示制御マイクロコンピュ
ータ800により制御されることとなるので、遊技制御
マイクロコンピュータ53が直接これら可動部材を制御
する必要がなくなるため、遊技制御マイクロコンピュー
タ53の制御負担を軽減することができる。
【0248】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) 前述した実施の形態では、特別遊技状態の一例
として、確率変動状態に各種遊技状態を加えた場合を一
例として示したが、これに限らず、特別遊技状態として
は、以下のようなものを単独または組合わせて用いても
よい。確率変動状態、普通図柄の変動が開始してか
ら表示結果が導出表示されるまでの変動時間を短縮する
時間短縮制御が行なわれる遊技状態、普通図柄の当り
の発生確率を向上させる普通図柄当り確率向上制御が行
なわれる遊技状態、特別図柄の変動が開始してから表
示結果が導出表示されるまでの変動時間を短縮する変動
時間短縮制御が行なわれる遊技状態、始動入賞口14
に設けられた左右1対の可動片(電動チューリップ)の
開放回数を増加させる開放回数増加制御が行なわれる遊
技状態、その可動片の開放時間を延長させる開放時間
延長制御が行なわれる遊技状態。
【0249】(2) 前述した実施の形態においては、
演出制御マイクロコンピュータから送信される制御信号
に基づき、電気部品を制御する電気制御部品として、V
DPおよび音声合成回路を一例として示したが、そのよ
うな電気制御部品としては、ランプ等の発光体を制御す
るIC(集積回路)等のその他の電気制御部品も含まれ
る。
【0250】(3) 前述した実施の形態においては、
電気制御部品により制御される電気部品として、特別図
柄表示部9を含む可変表示装置8、スピーカ72を一例
として示したが、そのような電気部品としては、ランプ
等の発光体等のその他の遊技の演出に用いられるその他
の電気部品も含まれる。
【0251】(4) 前述したようにシステムリセット
およびその解除をする機能を有するリセット信号の出力
を遅延させる遅延回路942a〜946aとしては、コ
ンデンサを用いて信号を遅延させる回路の他に、リセッ
ト信号を受けることが可能であり、出力許可信号を受け
た場合に受けているリセット信号を出力するスイッチン
グ回路を各リセット信号の出力経路に設け、所定のスイ
ッチング制御回路により、出力許可信号をそれぞれのス
イッチング回路に与えるようにしてもよい。そのような
構成を採用する場合には、電源投入時において電源断信
号の出力が停止された後にリセット信号(ローレベルと
なったリセット信号)が出力され、かつ、前述したよう
に、リセット解除信号(ハイレベルとなったリセット信
号)が、先に表示制御基板80、ランプ制御基板35、
音声制御基板70、および、払出制御基板37へ出力さ
れた後、遊技制御基板81へ出力されるようにスイッチ
ング制御回路により出力順序が制御されるようにすれば
よい。
【0252】(5) 前述した実施の形態では、電気制
御部品の動作状態のリセット(システムリセット)とそ
のリセットの解除とを同一の信号(前述したリセット信
号のON/OFF(ローレベルとハイレベルとの切換
え)により行なう例を示したが、これに限らず、電気制
御部品の動作状態のリセット(システムリセット)を行
なうためのリセット信号と、そのリセットの解除をする
ためのリセット解除信号とを用いる場合のように、別の
信号を用いて行なうようにしてもよい。
【0253】(6) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面から見た正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。
【図3】 パチンコ遊技機における各種制御基板を含む
制御回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】 表示制御基板内の回路構成を、可変表示装置
および遊技制御基板の一部の回路構成とともに示すブロ
ック図である。
【図5】 表示制御基板における音制御コマンドの信号
送信部分および音制御基板の構成例を示すブロック図で
ある。
【図6】 表示制御基板におけるランプ制御コマンドの
信号送信部分およびランプ制御基板の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】 電源基板の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図8】 リセット管理回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】 各制御基板におけるマイクロコンピュータの
起動タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
される表示メイン処理を示すフローチャートである。
【図11】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図12】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
される音制御コマンド出力処理を示すフローチャートで
ある。
【図13】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
される表示データ出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
されるVDPリセット処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】 表示制御マイクロコンピュータにより実行
される音CPUリセット処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】 音制御マイクロコンピュータにより実行さ
れる音声メイン処理を示すフローチャートである。
【図17】 音制御マイクロコンピュータにより実行さ
れるコマンド認識処理を示すフローチャートである。
【図18】 音制御マイクロコンピュータにより実行さ
れる音声データ出力処理を示すフローチャートである。
【図19】 音制御マイクロコンピュータにより実行さ
れる音声ICリセット処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】 第2実施形態によるリセット信号の遅延回
路の設置例を示すブロック図柄である。
【図21】 第3実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図22】 第4実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図23】 第5実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図24】 第6実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図25】 第7実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図26】 第8実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図27】 第9実施形態による制御基板の接続形態を
示すブロック図である。
【図28】 第10実施形態による制御基板の接続形態
を示すブロック図である。
【図29】 第11実施形態によるパチンコ遊技機の遊
技盤面を示す正面図である。
【図30】 第11実施形態によるパチンコ遊技機にお
ける各種制御基板を含む制御回路の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、9 特別図柄表示部、8 可変表
示装置、72 スピーカ、80 表示制御基板、70
音声制御基板、800 表示制御マイクロコンピュー
タ、700 音制御マイクロコンピュータ、103 V
DP、702 声合成回路、940 リセット管理回
路、942a〜946a 遅延回路、942b〜946
b バッファ回路、10 センター可動部材、18 サ
イド可動部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電気部品を有し、該電気部品の動
    作を制御することにより遊技の演出をすることが可能な
    遊技機であって、 遊技状態を制御する遊技制御マイクロコンピュータが搭
    載される遊技制御用基板と、 前記遊技制御基板から送信されるコマンドに基づき、前
    記電気部品を用いて遊技を演出する制御を行なう演出制
    御マイクロコンピュータが搭載される電気部品制御用基
    板と、 前記電気部品制御用基板に設けられ、前記演出制御マイ
    クロコンピュータから送信される制御信号に基づき、前
    記電気部品を制御する電気制御部品とを含み、 前記電気制御部品は、演出制御マイクロコンピュータか
    ら前記制御信号を受信したことに応じて、受信が完了し
    た旨を示す受信完了信号を前記演出制御マイクロコンピ
    ュータへ返信し、 前記演出制御マイクロコンピュータは、前記電気制御部
    品へ向けて前記制御信号を出力した後、所定期間内に前
    記受信完了信号を受信しなかった場合に、前記電気制御
    部品の動作状態をリセットするリセット信号を前記電気
    制御部品へ送信することを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記演出制御マイクロコンピュータは、
    前記リセット信号を出力した後、予め定められた期間前
    記電気部品を用いて遊技を演出する制御の実行を規制す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御マイクロコンピュータおよ
    び前記演出制御マイクロコンピュータのそれぞれに対応
    して設けられ、前記遊技機の電力の供給開始時において
    前記遊技制御マイクロコンピュータおよび前記演出制御
    マイクロコンピュータをシステムリセットさせるための
    リセット信号を出力するとともに、所定の電源電圧が前
    記遊技制御マイクロコンピュータおよび前記演出制御マ
    イクロコンピュータが動作可能な電圧レベル以上の電圧
    となったことを条件に、リセット解除信号を出力するシ
    ステムリセット手段をさらに含むことを特徴とする、請
    求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機への電力の供給開始に関連し
    て、前記演出制御マイクロコンピュータが動作可能とな
    る時期を、前記遊技制御マイクロコンピュータが動作可
    能となる時期よりも早い時期となるように規制する起動
    順序規制手段をさらに含み、 該起動順序規制手段は、前記システムリセット手段によ
    り構成されることを特徴とする、請求項3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記起動順序規制手段は、前記遊技制御
    マイクロコンピュータおよび前記演出制御マイクロコン
    ピュータへの前記リセット解除信号を出力するタイミン
    グを規制することによりマイクロコンピュータの起動順
    序を規制することを特徴とする、請求項4に記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記システムリセット手段は、前記リセ
    ット解除信号を出力するタイミングを決めるためのコン
    デンサを含み、該コンデンサの容量を異ならせることに
    より、マイクロコンピュータの起動順序を規制すること
    を特徴とする、請求項5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記起動順序規制手段は、前記遊技制御
    用基板および前記電気部品制御用基板のそれぞれに設け
    られていることを特徴とする、請求項4から6のいずれ
    かに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技制御用基板および前記電気部品
    制御用基板とは別に設けられ、前記遊技機に供給される
    電源から前記遊技制御用基板および前記電気部品制御用
    基板のそれぞれで用いられる電圧の電力を作成する電源
    基板をさらに含み、 前記起動順序規制手段は、前記電源基板に設けられるこ
    とを特徴とする、請求項4から6のいずれかに記載の遊
    技機。
  9. 【請求項9】 前記電気部品は、遊技者に動作が視認可
    能な箇所に設けられ遊技の演出に用いられる可動部材を
    含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記
    載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記演出制御マイクロコンピュータと
    は別に設けられ、前記演出制御マイクロコンピュータか
    ら送信されるコマンドに基づき、前記電気部品を用いて
    遊技を演出する制御を行なう副演出制御マイクロコンピ
    ュータをさらに含み、 該副演出制御マイクロコンピュータは、前記副演出制御
    マイクロコンピュータから前記コマンドを受信したこと
    に応じて、受信が完了した旨を示すコマンド受信完了信
    号を前記副演出制御マイクロコンピュータへ返信し、 前記演出制御マイクロコンピュータは、前記副演出制御
    マイクロコンピュータへ向けて前記コマンドを出力した
    後、所定期間内に前記コマンド受信完了信号を受信しな
    かった場合に、前記副演出制御マイクロコンピュータの
    状態をリセットするリセット信号を前記副演出制御マイ
    クロコンピュータへ送信することを特徴とする、請求項
    1から9のいずれかに記載の遊技機。
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