JP2003191932A - 樹脂成形品 - Google Patents
樹脂成形品Info
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- JP2003191932A JP2003191932A JP2001394107A JP2001394107A JP2003191932A JP 2003191932 A JP2003191932 A JP 2003191932A JP 2001394107 A JP2001394107 A JP 2001394107A JP 2001394107 A JP2001394107 A JP 2001394107A JP 2003191932 A JP2003191932 A JP 2003191932A
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
凹部の開口縁部の内径Dと凹部内の深さHとがH≧D/
2の関係を有するように成形されるカップ受け5に、塗
装を施すことなく、ウェルドマークのない美麗なメタリ
ック外観を与えるようにする。 【解決手段】 光沢材は、アルミニウム、すず、チタン
及び鉄の金属、この金属を基質とする黄銅及びステンレ
スの合金並びにマイカ、ガラスからなるグループの中か
ら選ばれた1種又は2種以上の材料とし、この光沢材の
平均相当粒径を2〜500μmとし、光沢材を熱可塑性
樹脂材100重量部に対して0.1〜3.0重量部含有
するようにする。
Description
た熱可塑性樹脂材により成形される有底の凹部を有する
樹脂成形品に関する技術分野に属する。
を与えるために、例えば熱可塑性樹脂材に金属粒子を混
合して成形することは一般によく知られている。このよ
うな樹脂成形品において、金属粒子が微粉であったり、
或いは金属粒子が片状粉であっても混練や成形によって
破壊されたり、射出成形時の流動過程で金属粒子を含ま
ない層或いはこの流動過程で金属粒子の並び方が異なる
ところができ、その層だけ光の反射が弱くなるというウ
ェルドマークが生じ、外観上の見映えが低下するという
難がある。
報に開示されるように、熱可塑性樹脂材に所定の光沢を
有する所定粒径の粒子を混合して成形することにより、
ウェルドマークの発生を抑制して、カメラ外装カバー
や、VTRカバー等の複雑形状の高級モールド品にも使
用し得る優れた外観を有する樹脂成形品が得られるよう
にすることが提案されている。
届く範囲に飲料用カップや缶ジュースを置くようにする
ために、車両のセンターコンソールに有底の凹部を有す
るカップ受けが設けられることがある。このようなカッ
プ受けは、その内部に置かれた飲料用カップ等が車両運
転時の揺れ等によって倒れないようにするために、その
凹部内の深さHが凹部の開口縁部の内径Dに比べて大き
くなるように深底形状に成形されている。
品によって成形されており、その表面には高級感を得る
ために、塗料等がスプレー塗装されている。
ールと一体的に成形される樹脂成形品か、又は別体とし
て熱可塑性樹脂材により成形される樹脂成形品で構成さ
れるが、その場合、センターコンソールと異なった外観
性を高めるために、カップ受けに対しセンターコンソー
ルとは別に高級感のある塗装を施すことがある。
ールと一体的に成形され、それらを別々の塗料によって
塗装する場合には、どちらか一方を塗装するときに、他
方をマスキングして他方に塗料が付着しないようにする
必要があり、塗装時に余分な手間を要し、加工工程も増
加するとともに作業環境が悪化するという問題があっ
た。
けを別体に成形して、それらを別々に塗装するようにし
てもよいが、このカップ受けは、上記のように凹部内の
深さHが凹部の開口縁部の内径Dに比べて大きいので、
その内面に塗料を吹き付けたときに、その内底面等から
の塗料の跳ね返りが生じるのは避けられず、均一に塗布
できなかったり、塗料が底面に溜まったりするという問
題が生じる。
有量が多いときに、車室内のセンターコンソールに設け
るカップ受け等の樹脂成形品にはギラギラ感が強すぎて
適さないという難がある。
であり、その目的とするところは、上記提案例の考え方
に着目して、その混合する光沢材を特定することで、凹
部内の深さが凹部の開口縁部の内径に比べて大きい深底
形状の樹脂成形品であっても、その内面に塗装を施すこ
となく、ウェルドマークのないもしくはウェルドマーク
が目立たない美麗なメタリック外観を与えんとすること
にある。
めに、請求項1の発明では、光沢材が混在された熱可塑
性樹脂材により成形される有底の凹部を有する樹脂成形
品であって、この凹部の開口縁部の内径Dと凹部内の深
さHとが H≧D/2 の関係を有し、少なくとも上記凹部の内面は、成形によ
り得られたままの状態の成形面に保たれており、上記光
沢材は、アルミニウム、すず、チタン及び鉄の金属、こ
の金属を基質とする黄銅及びステンレスの合金並びにマ
イカ、ガラスからなるグループの中から選ばれた1種又
は2種以上の材料であり、さらに、この光沢材の平均相
当粒径は2〜500μm(2μm以上でかつ500μm
以下)であり、光沢材が熱可塑性樹脂材100重量部に
対して0.1〜3.0重量部(0.1重量部以上でかつ
3.0重量部以下)含有されるように構成した。ここ
で、内径とは内側寸法をも含む意味で用いる。
面は成形のままの成形面であり、この成形面には塗装が
施されないため、塗装時の凹部内底面からの塗料の跳ね
返りにより均一に塗布できなかったり、塗料が底面に溜
まったりすることが生じることはない。また、含有させ
る光沢材の平均相当粒径が2μm以上であるため、樹脂
成形品の外観がメタリックの光輝性に欠けることはない
一方、その平均相当粒径が500μm以下であるため、
ギラギラしたメタリック調となって繊細感がなくなると
いうこともない。また、樹脂成形品に光沢材が熱可塑性
樹脂材100重量部に対して0.1重量部以上含有され
ているため、その外観がメタリック感に欠けることはな
い一方、その光沢材の含有量が熱可塑性樹脂材100重
量部に対して3.0重量部以下に限定されているため、
ギラギラした不快なメタリック調となることもない。
ままの状態の成形面に保たれていても、ウェルドマーク
のない或いはウェルドマークが目立たない美麗なメタリ
ック外観を得ることができる。
センターコンソールに設けられるカップ受けとする。こ
の構成によると、樹脂成形品を塗装する必要がないた
め、塗装工程におけるマスキング等の余分な工程が省略
される。また、外観のギラギラ感が強すぎることはない
ため、車室内のセンターコンソールに設けるカップ受け
に適した外観を有する樹脂成形品を得ることができる。
基づいて説明する。図3及び図4において、1はポリプ
ロピレン(PP)等の樹脂成形品よりなる車両のセンタ
ーコンソールであって、このセンターコンソール1は断
面略コ字状の樹脂成形品からなり、その上面は車両前方
から後方に向かって緩やかに傾斜している。このセンタ
ーコンソール1の上面の後部にはサイドブレーキ操作レ
バー取付用開口2が、また前後中央部にはシフトレバー
取付用開口3がそれぞれ形成されている。そして、この
センターコンソール1は、図示しない車両の車室内にお
ける運転席及び助手席間のフロアーマット上に取り付け
固定され、このフロアーマット上への設置状態では、サ
イドブレーキ操作レバー取付用開口2からサイドブレー
キ操作レバーが、またシフトレバー取付用開口3からシ
フトレバーがそれぞれ突出するようになっている。
いて上記シフトレバー取付用開口3の前側には、2つの
カップ受け用開口4,4が左右に並んで形成されてお
り、この各カップ受け用開口4には、乗員の手の届く範
囲に飲料用カップや缶ジュース(いずれも図示せず)を
置くようにするためのカップ受け5を上側から嵌合して
設置するようにしている。上記各カップ受け用開口4は
円形をしており、切り欠き状の複数の位置決め用被嵌合
部(図示せず)が円周方向に所定の間隔をあけて設けら
れている。
形品をなすもので、図1及び図2に示すように、有底の
凹部を有する円筒形状をしており、その内部に飲料用カ
ップ等を置いたときに、そのカップ等が車両運転時の揺
れによって倒れないようにするために、円筒部5aの内
側の最大深さHは円筒部5aの開口縁部5bの内径Dに
比べて大きい深底形状に形成されている。具体的には、
上記内径D及び深さHはH≧D/2の関係を有してい
る。そして、図2に示すように、車両前方へ向かって左
側のカップ受け5の開口縁部5bはセンターコンソール
1の上面の傾斜形状に対応するように開口面が斜め左側
に向くように若干傾斜している。これとは逆に右側のカ
ップ受け5の開口縁部5bは開口面が斜め右側に向くよ
うに若干傾斜している。
が、断面が四角形、楕円形等を有する有底のものでも良
い。この場合には、開口縁部の内径Dは開口縁部の最短
内径とする。さらに、カップ受け5の底部は傾斜してい
てもよく、この場合には、最大深さを深さHとする。
上記カップ受け用開口4,4の被嵌合部に対応する嵌合
部5c,5c,…が半径方向外側へ突設されており、セ
ンターコンソール1の定位置に嵌合されるようになって
いる。尚、上記開口縁部5bには、カップ受け5がカッ
プ受け用開口4を通って下側に落ち込まないようにする
ために、鍔5dが設けられている。
在された熱可塑性樹脂材により成形され、その光沢材
は、アルミニウム、すず、チタン、鉄等の金属、この金
属を基質とする黄銅や、ステンレス等の合金、又はマイ
カ、ガラスの中から1種又は2種以上の材料を選択すれ
ばよい。
材の最長径と最短径との算術平均を試験光沢材群につい
て平均した値)は2〜500μmであり、その含有量は
熱可塑性樹脂材100重量部に対して0.1〜3.0重
量部とされている。
る光沢材の平均相当粒径が2μm以上であるため、カッ
プ受け5の外観がメタリックの光輝性に欠けることはな
く、一方、その平均相当粒径が500μm以下としてい
るため、ギラギラした不快なメタリック調となることも
ない。
脂材100重量部に対して0.1重量部以上含有されて
いるため、その外観がメタリック感に欠けることはない
一方、その光沢材の含有量が熱可塑性樹脂材100重量
部に対して3.0重量部以下に限定されているため、ギ
ラギラしたメタリック調となってウェルドマークが発生
することもない。
たままの状態の成形面に保たれていても、ウェルドマー
クのない或いはウェルドマークが目立たない美麗なメタ
リック外観を得ることができる。
ないため、車室内のセンターコンソールに設けるのに適
した外観を有するカップ受け5を得ることができる。
の成形面であり、この成形面には塗装が施されないた
め、塗装時の内底面からの塗料の跳ね返りにより均一に
塗布できなかったり、塗料が底面に溜まったりすること
が生じることはない。さらに、塗装をしていないため、
塗装工程におけるマスキング等の余分な工程を省略する
ことができるとともに作業環境が悪化することもない。
のセンターコンソール1に設けられるカップ受け5とし
たが、有底の凹部を有する樹脂成形品であって、凹部の
開口縁部の内径Dと凹部内の深さHとがH≧D/2の関
係を有するものであれば、本発明を適用できるのは勿論
のことである。
ールに、別途成形したカップ受けを嵌め込むようにした
が、これに限らず、センターコンソールの射出成形時に
カップ受けを上記光沢材が混在した材料を使用して2色
射出成形方法により同時成形してもよく、或いはカップ
受けをセンターコンソールと一体成形し、このカップ受
けの内面のみを上記光沢材が混在された材料で成形され
た内層となるように2層成形しても良い。
する。原材料の熱可塑性樹脂材としてポリプロピレン
(PP)を使用した。このポリプロピレンに所定の光沢
材を混合し、220トン射出成形機を用いて、成形温度
220℃、金型温度40℃、射出圧力49MPa、射出
時間30秒の成形条件のもとで開口縁部の内径D=80
mm、内側の深さH=70mm、肉厚3mmの有底円筒
状のカップ受けを成形した。
m、厚みが9μmのアルミフレーク(A)を熱可塑性樹
脂材100重量部に対して2重量部混合した。
m、厚みが7μmのアルミフレーク(B)を熱可塑性樹
脂材100重量部に対して1重量部混合した。
mのマイカ(E)を熱可塑性樹脂材100重量部に対し
て0.5重量部混合した。
ーク(A)を熱可塑性樹脂材100重量部に対して5重
量部混合した。
ーク(A)を熱可塑性樹脂材100重量部に対して0.
05重量部混合した。
m、厚みが10μmのアルミフレーク(C)を熱可塑性
樹脂材100重量部に対して2重量部混合した。
さい微粉アルミ粉(D)を熱可塑性樹脂材100重量部
に対して2重量部混合した。
〜4について、その光沢材の混合量(熱可塑性樹脂材1
00重量部に対する重量部)と、外観上の評価とをまと
めて表1に示す。この評価は以下の基準により行った。
リック感と、(2)成形時に発生したウェルドマーク外
観とを以下の評価基準に従って評価し、これらの評価項
目を中心に、最終的な(3)商品意匠性を総合的に判定
した。備考欄にはその判定の根拠を示した。表1中の記
号は次のとおりである。
とれ、好ましく感じる。 ○:金属性の輝きがあり、製品全体の輝きのバランスが
とれ、好ましく感じる。 △:金属性の輝きがあるものの、過度にギラギラして不
快に感じる。 ×:金属性の輝きが弱く、全体にメタルの感覚がしな
い。
い。 △:樹脂の流れが合流したウェルドマークは若干観察さ
れる。 ×:樹脂の流れが合流したウェルドマークがくっきりと
観察される。
く、好ましく感じられ、そのまま商品化できるレベルで
ある。 ○:美麗なメタリック外観を示し、若干ウェルドマーク
があっても、好ましく感じられ、製品・金型設計等の何
らかの手段を用いれば商品化可能なレベルである。 ×:金属性の輝きが強すぎる、あるいは弱すぎる等、意
匠性が無く、商品化の可能性がない。
られる場合があるものの、良好な意匠性を示し、商品化
可能なカップ受けが得られた。尚、実施例3はメタリッ
ク調の外観ではなく、パール調の外観が得られたが、良
好な意匠性を示した。
感がない、ギラギラしすぎである、ウェルドマークが認
められる等、意匠性が乏しかった。
樹脂成形品によると、混在される光沢材として、アルミ
ニウム、すず、チタン及び鉄の金属、この金属を基質と
する黄銅及びステンレスの合金並びにマイカ、ガラスか
らなるグループの中から選ばれた1種又は2種以上の材
料を用い、かつ、その平均相当粒径は2〜500μmで
あり、さらに光沢材が熱可塑性樹脂材100重量部に対
して0.1〜3.0重量部含有されるようにしたことに
より、樹脂成形品が成形により得られたままの状態の成
形面に保たれていても、ウェルドマークのない美麗なメ
タリック外観を得ることができる。
両のセンターコンソールに設けられるカップ受けとした
ことにより、塗装時のマスキング等の余分な工程が省略
され、かつ外観のギラギラ感が強すぎることのない、車
両のセンターコンソールに設けるカップ受けに適した外
観を有する樹脂成形品を得ることができる。
ある。
を示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 光沢材が混在された熱可塑性樹脂材によ
り成形される有底の凹部を有する樹脂成形品であって、 上記凹部の開口縁部の内径Dと凹部内の深さHとが H≧D/2 の関係を有し、 少なくとも上記凹部の内面は、成形により得られたまま
の状態の成形面に保たれており、 上記光沢材は、アルミニウム、すず、チタン及び鉄の金
属、該金属を基質とする黄銅及びステンレスの合金並び
にマイカ、ガラスからなるグループの中から選ばれた1
種又は2種以上の材料であり、 上記光沢材の平均相当粒径は2〜500μmであり、 光沢材が熱可塑性樹脂材100重量部に対して0.1〜
3.0重量部含有されていることを特徴とする樹脂成形
品。 - 【請求項2】 車両のセンターコンソールに設けられる
カップ受けであることを特徴とする請求項1の樹脂成形
品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001394107A JP3870087B2 (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 樹脂射出成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001394107A JP3870087B2 (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 樹脂射出成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003191932A true JP2003191932A (ja) | 2003-07-09 |
| JP3870087B2 JP3870087B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=27600932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001394107A Expired - Fee Related JP3870087B2 (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 樹脂射出成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3870087B2 (ja) |
Cited By (1)
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2001
- 2001-12-26 JP JP2001394107A patent/JP3870087B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3870087B2 (ja) | 2007-01-17 |
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