JP2003191998A - 液垂れ防止液体注出キャップ - Google Patents

液垂れ防止液体注出キャップ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】液垂れを良好に防止することができる液体内容
物の注出キャップを提供する 【解決手段】容器のノズルに取り付けられて中心線を含
む平面内に傾けて注出孔18を通して液体内容物を注出
する液体注出キャップであって、液体注出キャップは、
液体通路15を構成する注出筒を有して容器のノズル部
3に嵌着するキャップ本体とキャップ本体の上端部を開
閉する上蓋とをヒンジ8を介して連結して備え、上蓋は
天板14から延出していてキャップ本体の注出筒の上端
に嵌合・離脱して注出筒の上端を開閉する上蓋インナー
リング26と上蓋インナーリング26の先端部の一周の
少なくとも一部分の角度範囲において庇状に張り出して
いる液溜め舌片27とを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液体内容物をボトルか
ら注出する時に、使用する液体注出キャップ、特に、液
垂れを防止することができる液体注出キャップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ボトルのノズル部に取付けた液体注出キ
ャップにおいて、油、ソース、ケチャップなど特に粘度
の高い液体内容物をボトルを傾けて注出し、かつ注出が
終わってボトルの傾きを元に戻した時に、注ぎ口で内容
物が液垂れしてキャップ本体やボトルの側面を汚すこと
があることは周知である。この液垂れの原因としては、
従来の容器キャップにおいて、注出孔を開口させた後
に、上蓋を閉めた状態で、容器を倒立させたり、容器を
振ったりした場合に、図8に示すように、注出孔から出
た液体内容物が付着液10aとしてキャップ上蓋5aの
内面に付着し、上蓋を開けた場合には図9に示すように
上蓋内面にそのまま付着し続ける。この状態で容器を傾
けて液体内溶物を注出すると、上蓋の内面に付着した付
着液が、上蓋内面を伝わり、ヒンジ部などを通って伝わ
り、図10に示すようにキャップの外面などに落下し、
容器ノズル部3の周辺を汚し、不潔感を与えることにな
る。このために、容器キャップの構造については従来か
ら各種の工夫が行われている。
【0003】従来から、液体内容物を充填するボトル2
においては、ボトルノズル部3にキャップ1aを嵌着さ
せてボトルノズル部3の開口部の開閉及び注出液の案内
をしている。このキャップ1aは通常2部材から成って
いて、すなわちボトルノズル部に嵌着して液体内容物の
注出流の案内をするキャップ本体4aと、そのキャップ
本体4aに係合、離脱してキャップ本体を開閉する上蓋
5aとの2部材から成っている。キャップ本体4aにお
ける注出流を案内する部分は注出筒12aとその上端に
形成されている注出端部23aとから成っている。一方
上蓋5aは短円筒状のインナーリング26aが天板25
から垂直下方に延出しており、このインナーリング26
aの下端は上蓋5aの開閉に応じてキャップ本体4aの
上蓋に嵌合・離脱して注出筒12aの上端をシールし開
閉する。しかるに、このような構成のキャップ1aでは
液垂れ防止の機能が必ずしも充分ではない。
【0004】このようなことから、液垂れを良好に防止
することができる液体内容物の注出キャップの開発が望
まれている。
【0005】この発明は上記の如き事情に鑑みてなされ
たもので、液垂れを良好に防止することができる液体内
容物の注出キャップを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【構成】この目的に対応して、この発明の液体注出キャ
ップは、容器のノズルに取り付けられて中心線を含む平
面内に傾けて注出孔を通して液体内容物を注出する液体
注出キャップであって、前記液体注出キャップは、液体
通路を構成する注出筒を有して容器のノズル部に嵌着す
るキャップ本体と前記キャップ本体の上端部を開閉する
上蓋とを備え、前記上蓋は天板から延出していて前記キ
ャップ本体の前記注出筒の上端に嵌合・離脱して前記注
出筒の上端を開閉する上蓋インナーリングと前記インナ
ーリングの先端部の一周の少なくとも一部分の角度範囲
において庇状に張り出している液溜め舌片とを有するこ
とを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下この発明の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。図1から図3において、1は注出キャ
ップであり、液体内容物を充填したボトル2のノズル部
3に嵌着して、液体内容物の注出及びノズル部3の開閉
の機能をなすものである。注出キャップ1はキャップ本
体4と上蓋5とからなっている。
【0008】キャップ本体4はノズル部3に嵌着して使
用され、上蓋5はキャップ本体4の上端部に嵌合及び離
脱してキャップ本体4を開閉する。この実施例ではキャ
ップ本体4と上蓋5は液体内容部の注出の場合にボトル
を傾けると下になる側の傾きサイド6の反対側の連結サ
イド7でヒンジ8によって連結している。したがって、
この実施例では注出キャップ1はヒンジキャップを構成
するが、この発明はキャップ本体4と上蓋5を有するが
ヒンジ8をもたない注出キャップにも適用されるもので
ある。
【0009】キャップ本体4はアウターリング11と注
出筒12とを同心状に具え、その間にボトル2のノズル
部の上端が挿入される状態でノズル部3に取付けられ、
ノズル部3のアンダーカット13とアウターリング11
のアンダーカット14とが係合してキャップ本体4がノ
ズル部3に固定される。注出筒12はボトル2の内外を
連通する液体通路15を構成する部材で、その内面が液
体案内面16を構成する。
【0010】ボトル2の内部と液体通路15との連通を
遮断する位置には液体通路15を横断した膜状の隔壁1
7が形成されており、この隔壁17は注出孔18が穿孔
して形成される部材であり、この穿孔形成される注出孔
18の輪郭に沿ってスコアー21が形成され、このスコ
アー21の内側部分にはプルリング22が取付けられて
いる。
【0011】注出筒12の上端に注出端部23が形成さ
れている。注出端部23の注出案内面24は外側にカー
ルしていてX−Y平面における断面形状がY方向に凸の
円弧をなしている。
【0012】図3に示すように、注出孔18の形状はX
方向に縦軸32をもち、Z方向に横軸31をもち縦軸3
2の中央部33よりも傾きサイド6寄りの附近におい
て、注出孔18のZ方向の幅Dが最大(Dmax)であ
る。
【0013】前述の通り、キャップ本体4にはヒンジ8
で上蓋5が連結しており、上蓋5の天板25を有する。
天板25からは上蓋インナーリング26が延出している
型式のものと、上蓋インナーリング26をもたない型式
のものとがある。上蓋インナーリング26が延出してい
る型式の上蓋5では、上蓋5がキャップ本体4を閉じる
ときは上蓋インナーリング26の端部28の近傍部分が
キャップ本体4の注出筒12の上端部分29に嵌合して
液密シールを形成する。上蓋インナーリング26の先端
からは薄肉の液溜め舌片27が庇状に張り出している。
上蓋インナーリング26が短円筒状に天板25から延出
しているのに対し、液溜め舌片27は天板25の先端部
の360°の角度範囲のうちのヒンジ8寄りの一部分の
角度範囲θ、好ましくは約180°の範囲(θ=約18
0°)に形成されている。
【0014】液溜め舌片27の張り出し幅Wは角度範囲
θ内で同一であるかまたはヒンジ8寄りに行くほど大き
い。したがってこの場合は角度範囲θにおいて傾きサイ
ド6寄りの先端部分の幅が最小である。さらに、張り出
し角度Θは0で、つまり、液溜め舌片27は天板25と
平行でもよいが、好適には張り出し角度Θは10°〜7
0°である。
【0015】一方、キャップ本体4には液溜め舌片受け
34が設けられている。液溜め舌片受け34の上面は液
溜め舌片27の張り出し角度Θとほぼ同じ角度の斜面か
らなる受面5を持ち、上蓋5がキャップ本体4に嵌着し
てキャップ本体4を閉じた状態において、液溜め舌片受
け34が液溜め舌片27を下から支える構造になってい
る。
【0016】このように構成された注出キャップ1の内
容液の注出の際の作用は次の通りである。まず、図2に
おいて、プルリング22を引き上げて、スコアー21で
隔壁17を引き裂いて除去すると注出孔18(図3参
照)が開口し、キャップ本体4の液体通路15とボトル
2の内部が連通する。この状態からボトル2を傾きサイ
ド6が下になるように傾けると、液体内容物9(図7参
照)がボトル2の内部から注出孔18を通って注出筒1
2の液体案内面16を通り、さらに、注出案内面24に
流れが案内されて外部に注出される。必要量の注出が終
了してボトル2の傾きを元の正立の状態に戻し、上蓋5
を閉じる。
【0017】この注出孔18の開口後、上蓋5を閉めた
状態で図4に示すように、ボトル2を倒立させたり、ボ
トル2を振ったりすると、注出孔18から出た液体内容
物9が付着液10となって内容液10が上蓋5に付着
し、図5に示すように、その状態は継続して、上蓋5を
開けた場合にも図6に示すように、上蓋5に付着してい
るが、この付着液10は液溜め舌片27に溜められて保
持される。さらに注出時に、上蓋5を開いてボトル2を
傾けた場合にも、図7に示すように、付着液10は液2
7に溜められて保持され、ヒンジ8部に垂れることはな
い。上蓋5が第5図に示すようにキャップ本体4を閉
じ、かつ、この状態が永く継続したとしても、液溜め舌
片27は液溜め舌受け34に下から支えられているの
で、自重で、または付着液10の重量で変形して、液垂
れが起こることはない。
【0018】なお上記した実施例においては、一種類の
液溜め舌片27だけが設けられたものであるが、この他
に、液溜め舌片27の他に、図8及び図9に示すよう
に、他の液溜め舌片27b,27c…を上蓋5の天板2
5の裏面から庇状に張り出して形成してもよい。また、
上蓋インナーリングをもたない型式の上蓋ではすべての
液溜め舌片は上蓋5の天板25の裏面から張り出すこと
になる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
の液体注出キャップでは、上蓋内面に付着液が付着して
るとその付着液は上蓋液溜め舌片13内に溜められる。
従って、液体内容物9を出し易く、キャップを汚さず、
使用出来る。しかも液溜め舌片27は、薄肉であり、か
つ上蓋インナーリング26の下端の円形の線を一周する
のでなく、その一部分にだけ形成され、張り出し角度も
上向きの5〜60°であれば成形型からの抜き取りも容
易であり、従来通りの成形性・生産性を維持し、効率が
良い。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のキャップの構造を示す縦
断面図。
【図2】キャップの上蓋を開いた状態の断面図。
【図3】注出孔の平面図。
【図4】ボトルを逆さにした時のキャップの状態を示す
縦断面図。
【図5】ボトルを正立させた時の上蓋に付着した内容液
を示す縦断面図。
【図6】上蓋を開いた時の上蓋に付着した内容液を示す
縦断面図。
【図7】ボトルを傾けた時の開いた上蓋に付着した内容
液を示す縦断面図。
【図8】他の実施例のキャップの上蓋を開いた状態の断
面図。
【図9】他の実施例のキャップの注出孔の平面図。
【図10】従来のキャップの上蓋を閉じた状態を示す縦
断面図。
【図11】従来のキャップの上蓋を開いた状態を示す縦
断面図。
【図12】従来のキャップを傾けた状態を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 注出キャップ 1a 注出キャップ 2 ボトル 3 ノズル部 4 キャップ本体 4a キャップ本体 5 上蓋 5a 上蓋 6 傾きサイド 7 連結サイド 8 ヒンジ 9 液体内容物 10 付着液 11 アウターリング 12 注出筒 12a 注出筒 13 アンダーカット 14 アンダーカット 15 液体通路 16 液体案内面 17 隔壁 18 注出孔 21 スコアー 22 プルリング 23 注出端部 24 注出案内面 25 天板 26 上蓋インナーリング 26a 上蓋インナーリング 27 液溜め下片 28 端部 29 上端部分 31 横軸 32 縦軸 33 中心 34 受け面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器のノズルに取り付けられて中心線を
    含む平面内に傾けて注出孔を通して液体内容物を注出す
    る液体注出キャップであって、前記液体注出キャップ
    は、液体通路を構成する注出筒を有して容器のノズル部
    に嵌着するキャップ本体と前記キャップ本体に嵌合・離
    脱して前記キャップ本体の上端部を開閉する上蓋とを備
    え、前記上蓋の天板部の内面側に角度範囲θにおいて庇
    状に張り出している1または複数の液溜め舌片とを有す
    ることを特徴とする液垂れ防止液体注出キャップ。
  2. 【請求項2】 前記キャップ本体と前記上蓋とはヒンジ
    を介して連結していることを特徴とする請求項1記載の
    液垂れ防止液体注出キャップ。
  3. 【請求項3】 前記上蓋は天板から延出していて前記キ
    ャップ本体の前記注出筒の上端をシールする上蓋インナ
    ーリングを有し、前記液溜め舌片は前記インナーリング
    の先端部の一周の少なくとも一部分において庇状に張り
    出していることを特徴とする請求項1または2記載の液
    垂れ防止液体注出キャップ。
  4. 【請求項4】 前記上蓋インナーリングよりも内側にお
    いて前記天板から庇状に張り出している1または複数の
    他の液溜め舌片が設けられていることを特徴とする請求
    項3記載の液垂れ防止液体注出キャップ。
  5. 【請求項5】 前記液溜め舌片は前記インナーリングの
    先端部の一周のうちの前記ヒンジ寄りの180°以下の
    角度範囲θに設けられていることを特徴とする請求項3
    記載の液垂れ防止液体注出キャップ。
  6. 【請求項6】 前記液溜め舌片の張り出し幅Wは前記角
    度範囲θにおいて一定であることを特徴とする請求項1
    記載の液垂れ防止液体注出キャップ。
  7. 【請求項7】 前記液溜め舌片の張り出し幅Wは前記角
    度範囲θにおいて前記ヒンジ寄りに行くほど大きいこと
    を特徴とする請求項2記載の液垂れ防止液体注出キャッ
    プ。
  8. 【請求項8】 前記液溜め舌片の前記天板に対する張り
    出し角度Θは10°〜70°であることを特徴とする請
    求項1記載の液垂れ防止液体注出キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014198577A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 株式会社吉野工業所 液だれ防止キャップ
JP2014231370A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ
JP2014234195A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ
CN110494370A (zh) * 2017-04-13 2019-11-22 日本克乐嘉制盖株式会社 铰链盖

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