JP2003192013A - プラスチック線材を芯材としたツイストタイ - Google Patents

プラスチック線材を芯材としたツイストタイ

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JP2003192013A JP2001376146A JP2001376146A JP2003192013A JP 2003192013 A JP2003192013 A JP 2003192013A JP 2001376146 A JP2001376146 A JP 2001376146A JP 2001376146 A JP2001376146 A JP 2001376146A JP 2003192013 A JP2003192013 A JP 2003192013A
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修 堂 王
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Kiei Ko
茂 ▲祥▼ ▲黄▼
Mosho Ko
Bungai Cho
文 鎧 張
Bunka Ryu
文 科 劉
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KOKUHO KAGAKU FOKUN YUGENKOSHI
KOKUKEI KAGAKU KOFUN YUGENKOSHI
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KOKUHO KAGAKU FOKUN YUGENKOSHI
KOKUKEI KAGAKU KOFUN YUGENKOSHI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着、解除の操作性がよく、金属線のように
錆や指先等を傷つけない非弾性プラスチック線材を芯材
に用いたツイストタイを提供する。 【解決手段】 二枚のフィルム間に芯材として非弾性プ
ラスチック線材を挟んで該二枚のフィルムを接着するこ
とによって形成される、二枚のフィルムと非弾性プラス
チック線材とを含むツイストタイである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツイストタイに関
し、特に非弾性プラスチック線材からなるツイストタイ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ツイストタイ(捻り結束ともいう)と
は、具体的には、パンや菓子の食品を入れた袋の口を縛
ったり、栽培植物の蔓、茎および枝等を支柱に固定した
り、各種電化製品のコードや棒材等をまとめたり、その
他様々な物品の固定、整理などに用いられるものであ
る。具体的に説明すると、ツイストタイは、袋、コード
などに巻かれ、両端を揃え、ねじり合わせることによっ
て使用される。
【0003】このようなツイストタイの芯材としては、
従来なまし鋼からなる金属線が用いられており、この金
属線をプラスチックフィルムまたは紙で挟んで一体化し
た構成のものが周知である。
【0004】しかしながら、金属線を芯材とすることに
より、錆びる、使用後の分別回収が困難でありリサイク
ル性に乏しい、指先等を傷つける、電子レンジによる加
熱が不可能である、金属探測を必要とする状況において
使用できない、といった欠点が生じる。
【0005】そこで、芯材として可撓性プラスチック線
材を用い、これをプラスチックを主体とするフィルム間
に挟持させて一体化させてなるツイストタイが特開平1
1−293577号公報にて開示されている。上記ツイ
ストタイは、プラスチック線材をプレスローラでフィル
ムと加熱圧着する前に加熱しながら延伸して形成してい
る。このようなプラスチック線材への加熱延伸処理は、
まずプラスチック線材を可塑性にすること、および、プ
ラスチック線材の表面を前もって溶融させ、その後加圧
ローラによってプラスチック線材とフィルムとを溶着す
ること、を目的としている。しかしながら、このような
製造工程は、線材を加熱する装置を必要とするため従来
の金属線を芯材とするツイストタイの生産ラインをその
まま適用することができない、また、得られたプラスチ
ック線材は弾性が残存する恐れがあり、捻っても元に戻
らないツイストタイを生産できないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明の目的
は、従来の金属線を芯材とするツイストタイの生産ライ
ンを適用することができ、装着、解除の操作性がよく、
ツイストタイに要求される適切な非弾性を有するプラス
チック線材を芯材とするツイストタイを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】本発明者等は、熱可塑
性プラスチック材料の融点以下で延伸する冷延伸法によ
り得られた非弾性プラスチック線材を製造し、これを芯
材とすることによって、従来の生産ラインをそのまま適
用することによって製造されるツイストタイを見出すに
至った。
【0008】すなわち本発明は、二枚のフィルム間に芯
材として非弾性プラスチック線材を挟んで該二枚のフィ
ルムを接着することによって形成される、二枚のフィル
ムと非弾性プラスチック線材とを含むツイストタイであ
る。
【0009】さらに本発明は、該二枚のフィルムはそれ
ぞれ独立してプラスチックフィルムまたは紙であり、該
フィルムの片面上にホットメルト接着剤または感圧接着
剤からなる接着剤層を有する、前記ツイストタイであ
る。
【0010】さらに本発明は、該プラスチックフィルム
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ナイロン、配向化ポリプロピレン、ポリオレ
フィン、ポリ酢酸ビニル、および、ポリ塩化ビニルから
なる群より選択される重合体よりなる、前記ツイストタ
イである。
【0011】さらに本発明は、該非弾性プラスチック線
材は、半結晶性または結晶性熱可塑性中間体を、その融
点より低い温度で弾性がほとんどなくなるまで延伸され
てなる、前記ツイストタイである。
【0012】さらに本発明は、該中間体は、元の長さの
5〜30倍に延伸されてなる、前記ツイストタイであ
る。
【0013】さらに本発明は、該中間体は、50〜10
00m/分の速度で延伸されてなる、前記ツイストタイ
である。
【0014】さらに本発明は、該中間体は、100〜5
00m/分の速度で延伸されてなる、前記ツイストタイ
である。
【0015】さらに本発明は、該中間体は、エチレン系
不飽和単量体のホモポリマーよりなる、前記ツイストタ
イである。
【0016】さらに本発明は、該ホモポリマーは、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、またはポリ塩化ビニルであ
る、前記ツイストタイである。
【0017】さらに本発明は、該中間体は、2以上のエ
チレン系不飽和単量体の共重合体である、前記ツイスト
タイである。
【0018】さらに本発明は、該中間体は、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフ
タレート、および、鎖伸長剤で修飾されたポリエチレン
テレフタレートからなる群より選択される重合体であ
る、前記ツイストタイである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のツイストタイは、二枚の
フィルム間に芯材として非弾性プラスチック線材を挟ん
で該二枚のフィルムを接着することによって形成される
ものである。
【0020】まず用いられる材料について詳述する。
【0021】本発明で用いられる二枚のフィルムは、ツ
イストタイに適した柔軟性を有するシート状物質であれ
ば特にその材料は限定されないが、プラスチックフィル
ムまたは紙である。これらは二枚とも同じ材料でもよい
が、それぞれ異なる材料を組み合わせてもよい。
【0022】プラスチックフィルムとしては、周知の高
分子ポリマーからなるフィルムが使用できるが、特にポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)、ナイロン、配向化ポリプロピ
レン、ポリオレフィン、ポリ酢酸ビニル、および、ポリ
塩化ビニルが、延性に優れ、引き延ばした後も高い強度
および柔軟性を有し、熱溶融による溶着が容易であり、
着色等の加工が容易であり、入手が容易であるという理
由で好ましい。ここで配向化ポリプロピレンとは、延伸
によって結晶を配向させることによって強度や熱収縮率
などの各種特性を改善したポリプロピレンをいう。な
お、最も好ましくは、比較的低温で熱溶融しやすいポリ
エチレンである。
【0023】これに加えて、上記フィルムは、材料その
ものが熱溶融して互いに接着しうるものでもよいが、好
ましくは、その片面上にホットメルト接着剤または感圧
接着剤からなる接着剤層を有するものである。上記ホッ
トメルト接着剤または感圧接着剤からなる接着剤層と
は、二枚のフィルムを非弾性プラスチック線材を挟ん
で、それぞれを加熱または加圧によって接着するために
形成されたものである。このような接着剤層によりそれ
ぞれを接着することによって、従来技術のようにプラス
チック線材を前もって加熱する必要がなく、かつフィル
ムと非弾性プラスチック線材を良好に一体化することが
できる。上記接着剤のうち、本発明において最も好まし
くは、接着力に優れるホットメルト接着剤層である。
【0024】ホットメルト接着剤としては、これらに限
定されないが、酢酸ビニル系ポリマー、ポリビニルアル
コール系ポリマー、ポリビニルアセタール系ポリマー、
塩化ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー、シアノア
クリレート系ポリマー、ポリエーテルアクリレート系ポ
リマー、ポリエチレン系ポリマー、セルロース系ポリマ
ーなどの熱可塑性ポリマーから選択されるベースポリマ
ーを含むものが好ましく用いられる。この他にも、ロジ
ン誘導体、石油樹脂などの粘着付与剤、ワックス、パラ
フィンなどの粘度調整剤、安定剤、着色剤なども必要に
応じて添加してもよい。
【0025】感圧接着剤としては、これらに限定されな
いが、スチレン系ポリマー(スチレン−ブタジエンゴ
ム、スチレン−イソプレンゴムなど)などのゴム成分を
含むものが好ましく、さらにテルペンなどの粘着付与
剤、ワックス、パラフィンなどの粘度調整剤、安定剤、
着色剤なども必要に応じて添加してもよい。
【0026】上記ホットメルト接着剤または感圧接着剤
は、低粘度のものはロールコーターで、高粘度のものは
押し出し塗布によって上記フィルム上に塗布されること
が好ましいが、これに限られない。
【0027】上述したようなフィルムとして用いられる
プラスチックフィルムまたは紙は、着色されてもよい。
着色方法は、例えば高分子ポリマーからなるフィルムの
場合は、材料のポリマーを溶融する段階で各種顔料を添
加し、フィルムに形成する原着方法や、フィルム形成後
に染料で着色する方法など従来周知の方法によってなさ
れ得る。またフィルムとして紙を用いる場合も高分子ポ
リマーと同様の方法で着色することができる。加えて、
フィルムまたは紙上に例えばアルミニウムなどを蒸着し
て金属層を形成し、金属光沢や金属色を有するフィルム
にしてもよい。
【0028】次に当該フィルムの構造の一実施形態を、
図2に示す具体例を用いて説明する。フィルム(3)
は、例えば、フィルム基材(8)と、該基材(8)の表
面に形成された色層(9)と、接着剤(10)によって
接着された補強層(11)と、接着剤層(12)とを含
む構造であり得る。なお、補強層(11)の材質はフィ
ルムを補強し、かつツイストタイとしての非弾性に影響
を及ぼさないものであれば特には限定されないが、例え
ば柔軟性に優れた低密度ポリエチレンを積層してなるこ
とが好ましい。また上記プラスチックフィルムの説明に
て例示された各材料も好ましく用いられる。
【0029】次に芯材として用いられる非弾性プラスチ
ック線材は、ツイストタイに要求される非弾性、すなわ
ち捻ったり曲げたりしたらその形状を保持しつづけ、も
とに戻らない特性を有するものであればどのようなプラ
スチックでもよいが、好ましくは、半結晶性または結晶
性熱可塑性中間体(以下、単に「中間体」ともいう)
を、その融点より低い温度で弾性がほとんどなくなるま
で延伸されて製造されるものである。以下にこのような
非弾性プラスチック線材の製造方法を示す。
【0030】まず、上記中間体、具体的には熱可塑性プ
ラスチック粒を、融点以上の温度で加熱し、溶融させ、
溶融中間体を得る。この段階で、溶融状態の中間体の熱
エネルギーの一部は、突然冷却すると結晶エネルギーに
変化し、その結果、冷却した中間体のエネルギーレベル
は増加する。
【0031】次に、得られた溶融中間体を押し出し延伸
して、押し出し中間体を得る。この延伸条件は、特に限
定されないが、例えばポリエチレンを材料に用いた場合
は、180〜200℃の温度範囲に加熱しながら、3〜
200m/分程度の速度で押し出し延伸することが好ま
しい。
【0032】次に得られた溶融中間体を冷延伸すること
によって冷却中間体を得る。この冷却中間体の結晶度を
増やすことにより、本発明で用いられる非弾性プラスチ
ック線材を形成することができる。なお、本発明におい
て「弾性がほとんどなくなるまで」とは、弾性は実質的
に失われ、曲げ、捩じり、および折畳み可能な状態(す
なわち「非弾性」)になるまで、ということである。
【0033】冷延伸工程は、室温以上、用いられる材料
の融点未満の温度の範囲で行われることが好ましい。よ
り好ましくは室温〜90℃、最も好ましくは室温で行わ
れる。本発明において「用いられる材料の融点未満の温
度」とは、用いられるプラスチック材料の融点より低
く、かつ融点に近すぎない温度に維持することとする。
この温度範囲は、広汎には、室温〜90℃といえるが、
上限に関してはこれに限られず、用いる熱可塑性プラス
チックの融点によりその上限温度は固有であるため、適
宜温度調節をすることが好ましい。
【0034】さらに冷延伸工程において、好ましくは元
の長さの5〜30倍に延伸されることによって、非弾性
プラスチックを作成することができる。ここで延伸が元
の長さの5倍未満の場合、弾性が残存してしまい、一方
30倍を超過する場合、中間体が細くなりすぎてちぎれ
やすくなるため、好ましくない。
【0035】さらにこの冷延伸工程において、中間体
は、好ましくは50〜1000m/分、さらに好ましく
は100〜500m/分の速度で延伸される。ここで速
度が50m/分未満の場合、製造速度が遅くなり、一方
1000m/分を超過する場合、中間体が壊れやすくな
るため好ましくない。
【0036】このようにして得られたプラスチック線材
は、曲げ、捩り可能な非弾性プラスチック線材になる。
【0037】また上記非弾性プラスチック線材の製造工
程において、延伸前に、材料の加熱処理などの特別な前
処理を必要としないことも特徴である。詳細に述べれ
ば、延伸前、材料に加熱処理を施す方法によれば、予め
材料が加熱されているために延伸速度を高めて生産性を
挙げることができる。しかしながら、得られたプラスチ
ック線材は100℃程度の高温状態にしなければ非弾性
が失われない傾向があり、さらに加熱処理など余分な工
程により生産コストが上がる恐れがある。すなわち、本
発明における室温〜融点未満での延伸は、延伸速度はや
や遅くなるものの、優れた特性をもつ非弾性プラスチッ
ク線材を得、かつコスト、エネルギーの無駄を省くこと
ができる。
【0038】次に上記半結晶性または結晶性熱可塑性中
間体について説明する。該中間体の材料は、本発明に係
る方法によって延伸することによって非弾性を具現し得
る熱可塑性ポリマーであればいずれも使用可能である
が、好ましくは、エチレン系不飽和単量体のホモポリマ
ーである。エチレン系不飽和単量体は、機械的強度、有
機溶媒への耐性に優れており、非弾性プラスチック線材
を形成することに適している。本発明においてエチレン
系不飽和単量体のホモポリマーとしては、モノマーとし
てエチレン系炭化水素を用いてなるホモポリマーであれ
ばいずれも使用可能であり、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブチレン、ポリイソブチレン、ポリ
ペンテン、および、これらにハロゲンを付加させたポリ
マー(例えばポリ塩化ビニル)が挙げられる。なかで
も、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリ塩化ビ
ニルが特に好ましく用いられる。また、2種以上のエチ
レン系不飽和単量体の共重合体も同様に好ましく用いら
れ、例えばエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
ブチレン共重合体などが好適である。
【0039】また上述の材料以外にも、以下の材料が好
ましく使用できる。主鎖にアミド結合−CONH−を有
する高分子化合物であるポリアミド(ナイロン6、ナイ
ロン66、ポリアミド3、ポリアミド4、ポリアミド4
6、ポリアミド11、ポリアミド12等)、主鎖に炭酸
エステル結合を持つ線状高分子であるポリカーボネート
(2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)とビスフ
ェノールAとを反応させてなるポリマー等)、アクリル
酸またはメタクリル酸から誘導されてなる高分子化合物
であるアクリル樹脂(アクリロニトリル−アクリル酸メ
チル共重合体、アクリロニトリル−メタクリル酸メチル
共重合体、アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ
メチル(メタ)アクリレート等)、分子内に−CO−O
−結合を有する高分子化合物であるポリエステル(例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフ
タレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレン
イソフタレート等)または鎖伸長剤で修飾されたポリエ
ステルが挙げられる。ここで鎖伸長剤とは、例えば、エ
ポキシレジン、ヒドラジン化合物、ジアミン化合物およ
びトリアミン化合物などが挙げられる。上記した共重合
体のなかでも好ましくは、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレート、または、
鎖伸長剤で修飾されたポリエチレンテレフタレートであ
る。
【0040】さらに該中間体の材料として生分解性プラ
スチックも使用可能である。例えば、ポリ乳酸、ポリブ
チレンスクシネート、ポリヒドロキシ酪酸等の生分解性
ポリマーが挙げられ、特に、ポリ乳酸、ポリブチレンス
クシネートが好適である。このような生分解性のプラス
チック材料よりなるプラスチック製品は生分解性であ
る。従って、例えば苗の結束用のツイストタイとして使
用した場合、その後にそれらを取り除く作業が省くこと
ができる。
【0041】次に図面を参照して本発明のツイストタイ
の製造方法について説明する。図1は、本発明のツイス
トタイの生産ラインの概略図である。図2は、本発明の
ツイストタイの断面図である。
【0042】本発明のツイストタイの製造方法は、a)
非弾性プラスチック線材を作成する;b)二枚のフィル
ムを作成する;c)該二枚のフィルムの間に該非弾性プ
ラスチック線材を挟んで該二枚のフィルムを互いに接着
する、という大別して3段階の工程を含む。
【0043】工程a)については非弾性プラスチック線
材の説明において述べたとおりである。工程b)につい
ては、フィルムがプラスチックフィルムの場合は、上記
で列挙した好ましく用いられる材料を溶融し、所望の厚
さになるまで延伸するなど、従来周知の方法で形成する
ことができる。
【0044】工程c)ついては、図1を参照しながら説
明すると、一対のプレスローラ間へ、上記非弾性プラス
チック線材(1)と、ロール(2)に巻かれた二枚のフ
ィルム(3)とを、同時にプレス・加熱ローラ(4)に
導入する。この際、非弾性プラスチック線材(1)は二
枚のフィルム(3)に挟まれている。この段階で、プレ
ス・加熱ローラ(4)による熱および圧力により、二枚
のフィルムの接着剤層が互いに接着され、非弾性プラス
チック線材と一体化される。得られた積層物は、必要に
応じて追加のプレス・加熱ローラに通されてさらに加圧
または加熱されてもよい。続いて得られた積層物は、プ
レスローラ(5)に導入され、所望の厚さになるまで延
伸され、ツイストタイ(A)を得る。ここでプレスロー
ラ(5)による延伸は一回でもよいが必要に応じて複数
回行ってもよい。
【0045】また上記生産ラインにおいて、はじめのプ
レス・加熱ローラに導入される非弾性プラスチック線材
(1)は一本でもよいが、より生産効率を上げるため
に、平行に配置された複数本のプラスチック線材(1)
を、完成品よりも広い幅を有するフィルム(3)に挟ん
で導入し、その後は上記同一の工程によって一体化、延
伸することによって製造することも好ましい。この場
合、プレスローラ(5)で延伸された後、ラインに組み
込まれたカッター(6)により縦に切断することによっ
て一本の非弾性プラスチック線材ごとに分離し、複数本
のツイストタイを得る。必要に応じて、得られた複数本
のツイストタイをさらにプレスローラに通してもよい。
このようにして得られた複数本のツイストタイは、段違
いに配置された巻き取りドラム(図示せず)にそれぞれ
巻き取られる。
【0046】上記プレス・加熱ローラの加熱条件および
温度条件、ならびに、プレスローラの加圧条件は、使用
されるフィルムもしくはホットメルト接着剤の融点、ま
たは、感圧接着剤の接着強度を考慮してそれぞれ適切に
選択されるので、特に限定されない。
【0047】また、感圧接着剤を用いる場合には特に加
熱処理をしなくてもフィルムと線材とを一体化できるの
で、プレスローラのみでツイストタイを形成できる。も
ちろん上述したプレス・加熱ローラを含む生産ラインで
もよい。
【0048】
【実施例】<製造例:非弾性プラスチック線材の製造>
高密度ポリエチレン(以下、HDPEと称する。cod
e 8010、台湾Formosa Plastics
Corp.製)を、単一スクリュー押し出し機(D=
50mm)から、入り口段−中間段−出口段の順にそれ
ぞれ180℃−200℃−180℃に加熱され、押し出
し速度を3m/分〜20m/分の範囲で調節しながら押
し出し、押し出し中間体を得た。金型の押し出し孔は、
断面形状が円形で、直径が3.0mmであった。
【0049】得られた押し出し中間体を、長さ600c
mの冷却水槽に通し、ローラにより30m/分〜200
m/分の範囲の速度で冷延伸し、20〜30℃の冷却水
槽に通した後、さらに延伸し、本発明で用いられる非弾
性プラスチック線材を得た。当該非弾性プラスチック線
材の温度は約50〜60℃で、長さが延伸前の押し出し
中間体の約9〜10倍になった。その断面は上記金型の
押し出し孔の形状と相似しているが、断面の円直径は約
0.9mmに減少した。
【0050】この非弾性プラスチック線材を捻ってみた
ところ、元の形状に戻らなかった。すなわち上記方法に
よって得られた非弾性プラスチック線材は、優れた非弾
性を有しているので、捻ったり曲げたりして所望の形状
に簡単に成形することができることがわかった。
【0051】以下、表1に上記方法で製造したHDPE
非弾性プラスチック線材(表中、HDPE1、HDPE
2)と、金属線とを用いて、それぞれの引張強度を比較
した。テスト温度は室温で、引張速度は500mm/分
であった。
【0052】
【表1】
【0053】<実施例:ツイストタイの製造>次に、上
記方法で得られたHDPE非弾性プラスチック線材を用
いて、本発明のツイストタイを製造した。当該実施例に
おいて、図1に示すのと同様の生産ラインが用いられ
た。従って、以下各部材および材料には図1の符号を併
記する。
【0054】まずフィルム(3)を用意した。フィルム
(3)は、図2に示す構造を有するものを用いた。説明
すると、フィルム基材(8)と、該基材(8)の表面に
アルミニウム粉を蒸着して得た金属色を有する色層
(9)と、接着剤(10)によって接着された低密度ポ
リエチレンからなる補強層(11)と、ホットメルト接
着剤層(12)とからなるものを用いた。このような構
造を有するフィルム2枚を別々の巻きロール(2)に巻
いて、その後行われるプレス・加熱ローラ(4)の回転
による摩擦力によって適切に引き出されるように準備し
た。
【0055】次に、上記非弾性プラスチック線材(1)
を、引張り緊張させた状況下で、第一のプレス・加熱ロ
ーラ(4)および第二のプレス・加熱ローラ(4’)に
導入した。これら第一および第二のプレス・加熱ローラ
(4,4’)の温度は、それぞれ90〜120℃に保持
した。
【0056】第一のプレス・加熱ローラ(4)の間に非
弾性プラスチック線材(1)を導入すると共に、巻きロ
ール(2)から二枚のプラスチックフィルム(3)を延
伸しながら引出し、このフィルム(3)で該線材(1)
を上下から挟んで、一緒に第一のプレス・加熱ローラ
(4)の間に送った。この段階で2枚のプラスチックフ
ィルム(3)が有するホットメルト接着剤層(12)
が、連続したプレス・加熱ローラによる加熱、加圧によ
り溶着することによって、2枚のプラスチックフィルム
(3)は線材(1)を挟んで接着された。更に第二のプ
レス・加熱ローラ(4’)に送られ接着を強固にした
後、第一のプレスローラ(5)の間を通過させ、線材
(1)とフィルム(3)とが一体化したツイストタイを
得た。
【0057】得られたツイストタイは、捻ったり、曲げ
たり、折ったりしてもそのままの形状を維持し、優れた
非弾性を有するものであった。
【0058】
【発明の効果】本発明のツイストタイは、完全にプラス
チックで作成したツイストタイであるため、電絶縁性、
防濕性がいずれも金属線を芯材としたツイストタイより
優れている。また本発明は、従来の金属線の代わりに非
弾性プラスチック線材を芯材としているので、従来の金
属線を芯材とするツイストタイの生産ラインを応用して
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のツイストタイの生産ラインの概略図
である。
【図2】 本発明のツイストタイに用いるフィルムの断
面図である。
【符号の説明】
1…非弾性プラスチック線材、 2…ロール、 3…フィルム、 4…プレス・加熱ローラ、 5…プレスローラ、 6…カッター、 8…フィルム基材、 9…色層、 10…接着剤、 11…補強層、 12…接着剤層、 A…ツイストタイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 王 修 堂 台湾台中市大▲とん▼10街266號21樓之2 (72)発明者 ▲黄▼ 沂 榮 台湾台中市大忠街35號12之2 (72)発明者 ▲黄▼ 茂 ▲祥▼ 台湾台中市中興街229號6樓 (72)発明者 張 文 鎧 台湾台中市北區長青里武昌南街5號 (72)発明者 劉 文 科 台湾台中市忠明路53號4樓 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB99 CA05 CA30 3E085 BA25 BB06 BD08 BE03 BE06 BE10 BG04 BG10 BH01 BH03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚のフィルム間に芯材として非弾性プ
    ラスチック線材を挟んで該二枚のフィルムを接着するこ
    とによって形成される、二枚のフィルムと非弾性プラス
    チック線材とを含むツイストタイ。
  2. 【請求項2】 該二枚のフィルムはそれぞれ独立してプ
    ラスチックフィルムまたは紙であり、該フィルムの片面
    上にホットメルト接着剤または感圧接着剤からなる接着
    剤層を有する、請求項1に記載のツイストタイ。
  3. 【請求項3】 該プラスチックフィルムは、ポリエチレ
    ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイ
    ロン、配向化ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリ酢
    酸ビニル、および、ポリ塩化ビニルからなる群より選択
    される重合体よりなる、請求項2に記載のツイストタ
    イ。
  4. 【請求項4】 該非弾性プラスチック線材は、半結晶性
    または結晶性熱可塑性中間体を、その融点より低い温度
    で弾性がほとんどなくなるまで延伸されてなる、請求項
    1〜3のいずれか一項に記載のツイストタイ。
  5. 【請求項5】 該中間体は、元の長さの5〜30倍に延
    伸されてなる、請求項4に記載のツイストタイ。
  6. 【請求項6】 該中間体は、50〜1000m/分の速
    度で延伸されてなる、請求項4または5に記載のツイス
    トタイ。
  7. 【請求項7】 該中間体は、100〜500m/分の速
    度で延伸されてなる、請求項6に記載のツイストタイ。
  8. 【請求項8】 該中間体は、エチレン系不飽和単量体の
    ホモポリマーよりなる、請求項4〜7のいずれか一項に
    記載のツイストタイ。
  9. 【請求項9】 該ホモポリマーは、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、またはポリ塩化ビニルである、請求項8に
    記載のツイストタイ。
  10. 【請求項10】 該中間体は、2以上のエチレン系不飽
    和単量体の共重合体である、請求項4〜7のいずれか一
    項に記載のツイストタイ。
  11. 【請求項11】 該中間体は、ポリアミド、ポリカーボ
    ネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
    合体、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチレン
    テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、およ
    び、鎖伸長剤で修飾されたポリエチレンテレフタレート
    からなる群より選択される重合体である、請求項4〜7
    のいずれか一項に記載のツイストタイ。
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