JP2003192018A - 強化包装紙とその製造法 - Google Patents

強化包装紙とその製造法

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JP2003192018A
JP2003192018A JP2002008416A JP2002008416A JP2003192018A JP 2003192018 A JP2003192018 A JP 2003192018A JP 2002008416 A JP2002008416 A JP 2002008416A JP 2002008416 A JP2002008416 A JP 2002008416A JP 2003192018 A JP2003192018 A JP 2003192018A
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JP2002008416A
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Hidetoshi Tomii
英稔 富井
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FUKOKU SHIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1,第2紙製シートと紙製テープの貼り合わ
せ包装紙へのクレープ付与を適切にし、貼り合わせ強度
と貼り合わせ不全を有効に改善し、よってクレープを確
実に保形して緩衝目的と引き裂け防止目的を有効に達成
する。 【解決手段】第1紙製シート1と第2紙製シート2間に
紙製テープ3を並列に介在し、第1,第2紙製シート
1,2と紙製テープ3とを接着材を介して貼り合わせ構
造にし、該貼り合わせ状態においてクレープ1a,2
a,3aを施して成る強化包装紙を提供する。又第1,
第2紙製シート1,2間に紙製テープ3を並列に介在
し、第1,第2紙製シート1,2と紙製テープ3とを接
着材を介して貼り合わせて成る包装紙を用意し、該貼り
合わせ包装紙を湿潤した後、プレスロールにて圧縮平準
化し、然る後ドクターにてプレスロールから剥がすこと
により貼り合わせ包装紙全体に一時にクレープ1a,2
a,3aを施す強化包装紙の製造法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は貼り合わせシートか
ら成る包装紙、殊に貼り合わせ包装紙全体を紙製にしつ
つ、包装品に対する緩衝効果を富有せしめ、且つ引き裂
き強度を向上せしめた強化包装紙とその製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より各種工業製品の包装紙として、
強靱で耐湿性に富み、安価であるところからクラフト紙
を用いた強化包装紙が多用されている。
【0003】この強化包装紙は、二枚のクラフト紙を貼
り合わせ、この貼り合わせ界面にPP、PEから成る合
成樹脂製メッシュを介在させた貼り合わせ構造、或いは
同貼り合わせ界面にPP、PEから成る合成樹脂製フイ
ルムを介在させた貼り合わせ構造を採っている。
【0004】然しながらこれら強化包装紙は、合成樹脂
製メッシュや合成樹脂フイルムをサンドイッチした貼り
合わせ構造であるためリサイクル性に欠ける問題と、焼
却処理時に有害ガスを発生する問題を内在しており、そ
の改善が課題となっている。
【0005】これに対し出願人は特開2001−233
375号や特願2001−296924号において、ク
レープ紙から成る第1紙製シートと同第2紙製シート
と、クレープ紙から成る紙製テープとを、第1,第2紙
製シートの貼り合わせ界面に紙製テープが間隔を置いて
縦方向又は/及び横方向に並列に介在するよう貼り合わ
せたクラフト紙から成る強化包装紙を提供している。
【0006】この強化包装紙は上記メッシュやフイルム
を使用せずに全体を紙製にして強化目的を達成しつつ、
上記従来例における問題点を解決できる利点を有すると
共に、上記クレープ構造によって緩衝効果を富有せしめ
ることができるが、クレープを施した第1紙製シート
と、同第2紙製シートと、同紙製テープの三者を接着材
を介し貼り合わせ構造にした場合、貼り合わせ界面にお
けるクレープの谷に接着不全を生ずる問題、ひいては巻
取りロール紙にし、或いは包装対象物を包装した場合の
圧縮により外表面におけるクレープの山に容易に潰れを
生じ緩衝効果を減殺する等の問題を招来する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記合成樹脂
製メッシュや合成樹脂製フイルムを介在させた従来例に
おける問題点を適切に解決しつつ、特開2001−23
3375号にて提案された強化包装紙における緩衝目的
と引き裂きに対する強化目的とを適切に達成できるよう
にした強化包装紙と該強化包装紙の製造法を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この強化包装紙は第1紙
製シートと第2紙製シートを接着材を介して貼り合わ
せ、該第1,第2紙製シートの貼り合わせ界面に紙製テ
ープを縦方向又は/及び横方向に介在して上記両シート
と接着材を介し貼り合わせ、且つ該貼り合わせ状態にお
いて強化包装紙全体に一時にクレープを施した貼り合わ
せ構造を有する。
【0009】又上記強化包装紙の製造法として、上記第
1,第2紙製シートと紙製テープとを接着材を介し貼り
合わせて成る包装紙を用意し、該貼り合わせ包装紙を湿
潤してプレスロールにより圧縮した上で、ドクターを使
用しプレスロールから剥がすことにより貼り合わせ包装
紙全体に一時にクレープを施す方法を採る。このクレー
プを施した包装紙はドライヤーにて乾燥した後、ロール
紙として巻取る。
【0010】上記強化包装紙は第1,第2紙製シートと
紙製テープを接着材を介し貼り合わせ構造にした上で、
一時にクレープを施すので貼り合わせ界面における各シ
ートとテープの谷部の接着不全を有効に解消し、各シー
トとテープがクレープの山部と谷部が貼り合わせたまま
クレープ付けされて接着材により確実に接着され、クレ
ープ形状を保形する。よってロール紙とした場合や、包
装対象物を包装した場合の圧縮力に対するクレープの潰
れが有効に解消され、緩衝目的を適切に達成する。加え
て引き裂け強度を確保する。
【0011】又上記第1紙製シートと第2紙製シートを
接着材を介して貼り合わせ、該第1,第2紙製シートの
貼り合わせ界面に紙製撚り紐を縦方向又は/及び横方向
に介在して上記両シートと接着材を介し貼り合わせ、且
つ該貼り合わせ状態において強化包装紙全体に一時にク
レープを施した貼り合わせ構造を有する。
【0012】又上記強化包装紙の製造法として、上記第
1,第2紙製シートと紙製撚り紐とを接着材を介し貼り
合わせて成る包装紙を用意し、該貼り合わせ包装紙を湿
潤してプレスロールにより圧縮した上で、ドクターを使
用しプレスロールから剥がすことにより貼り合わせ包装
紙全体に一時にクレープを施す方法を採る。このクレー
プを施した包装紙はドライヤーにて乾燥した後、ロール
紙として巻取る。
【0013】上記強化包装紙は第1,第2紙製シートと
紙製撚り紐を接着材を介し貼り合わせ構造にした上で、
一時にクレープを施すので貼り合わせ界面における各シ
ートと撚り紐の谷部の接着不全を有効に解消し、各シー
トと撚り紐がクレープの山部と谷部が貼り合わせたまま
クレープ付けされて接着材により確実に接着され、クレ
ープ形状を保形する。よってロール紙とした場合や、包
装対象物を包装した場合の圧縮力に対するクレープの潰
れが有効に解消され、緩衝目的を適切に達成する。加え
て引き裂け強度を確保する。
【0014】更には上記強化包装紙は無公害焼却処理と
完全リサイクル(古紙再生)を可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1A,Bに示す強化包装紙は、
第1紙製シート1と第2紙製シート2間に縦方向又は横
方向に紙製テープ3を間隔を置き並列して介在し、三者
1,2,3を相互に接着材を介して貼り合わせた貼り合
わせ構造を有する。
【0016】又図2A,Bに示す強化包装紙は、第1紙
製シート1と第2紙製シート2間に縦方向紙製テープ3
を間隔を置いて並列に介在すると共に、横方向紙製テー
プ4を上記縦方向紙製テープ3と交差組みしつつ間隔を
置いて並列に介在し、四者1,2,3,4を相互に接着
材を介して貼り合わせた貼り合わせ構造を有する。
【0017】上記図1,図2の貼り合わせ包装紙におい
て、紙製とはパルプ又は古紙パルプから抄造した紙を意
味する。好ましくは第1,第2紙製シート1,2として
はクラフト紙を用い、同様に紙製テープ3,4としてク
ラフト紙を用いる。
【0018】上記強化包装紙は第1紙製シート1と第2
紙製シート2を接着材を介して貼り合わせ、該第1,第
2紙製シート1,2の貼り合わせ界面に紙製テープ3,
4を縦方向又は/及び横方向に介在して上記両シートと
接着材を介し貼り合わせた貼り合わせ構造を有する。
【0019】好ましくは図1A,B並びに図2A,Bに
示すように、上記並列端の縦方向紙製テープ3又は/及
び横方向紙製テープ4の耳部端辺3′又は/及び4′を
上記第1紙製シート1と第2紙製シート2の各耳部端辺
1′又は/及び2′に一致させて同各テープを介在し、
強化包装紙の耳部からの引き裂けを有効に防止する。
【0020】上記貼り合わせ構造を有する強化包装紙
に、該貼り合わせ状態においてクレープを施す。これに
より強化包装紙全体、即ち三者1,2,3に一時にクレ
ープ1a,2a,3aを施した貼り合わせ構造、又は四
者1,2,3,4に一時にクレープ1a,2a,3a,
4aを施した貼り合わせ構造が与えられる。上記クレー
プ1a,2a,3a,4aの延在方向は全て同方向であ
る。
【0021】上記強化包装紙の製造法として図3に示す
ように、上記第1,第2紙製シート1,2と紙製テープ
3又は3,4とを接着材を介し貼り合わせて成る包装紙
を用意し、該貼り合わせ包装紙を湿潤してプレスロール
11により圧縮した上で、ドクター13を使用しプレス
ロール11から剥がすことにより貼り合わせ包装紙全体
に一時にクレープ1a乃至4aを施す方法を採る。
【0022】具体例について詳述すると図3に示すよう
に、第1紙製シート1を原紙ロールから巻出しつつ、糊
付け装置5により該シート1の内面に接着材を塗布す
る。同様にこれと同期して第2紙製シート2を原紙ロー
ルから巻出しつつ、糊付け装置6により該シート2の内
面に接着材を塗布し、両紙製シート1,2を貼り合わせ
用プレスロール7に通紙し加圧して上記接着材を介し貼
り合わせる。
【0023】他方上記貼り合わせ用プレスロール7の入
り口側に第1,第2紙製シート1,2間に位置して紙製
テープ3又は3,4の供給部を配し、原紙ロールから該
紙製テープ3又は3,4を巻出しつつ、貼り合わせ用プ
レスロール7において上記第1,第2紙製シート1,2
間に介入して該貼り合わせ用プレスロール7に通紙し、
第1,第2紙製シート1,2と紙製テープ3又は3,4
とを相互に加圧し、接着材を介して貼り合わせる。
【0024】即ち紙製テープ3又は3,4の一方の表面
は第1紙製シート1の内面に接着材を介して貼り合わせ
られ、同他方の表面は第2紙製シート2の内面に接着材
を介して貼り合わせられる。第1紙製シート1の内面と
第2紙製シート2の内面の夫々に糊付け装置5,6によ
り接着材を塗布したのは、上記各紙製テープ3又は3,
4の両表面における接着を得るためである。
【0025】上記紙製テープ3を縦方向又は横方向の一
方に並列に介在する場合には、同テープ3の原紙ロール
を複数並列して設ける。又縦方向紙製テープ3と横方向
紙製テープ4を交差組みして介在する場合には、両テー
プ3,4を予め交差組みし接着した原紙ロールを用意
し、該原紙ロールから巻出しつつ第1,第2紙製シート
1,2間に介入する。
【0026】上記貼り合わせ用プレスロール7により貼
り合わせられた第1,第2紙製シート1,2と紙製テー
プ3又は3,4は何れも平紙であり、良好な全面接着状
態を形成している。
【0027】この貼り合わせ包装紙を貼り合わせ用プレ
スロール7の出口側において、シャワー8により水分を
吹き付け、更にシャワー8の出口側において水槽9に浸
漬し、更に該水槽9の出口側においてシャワー10によ
り水分を吹き付け、これらを選択的に用いた湿潤装置に
より貼り合わせ包装紙を湿潤する。
【0028】そして上記湿潤装置の出口側において整形
用プレスロール11に通紙し、上記湿潤された貼り合わ
せ包装紙を可及的に平準化する。
【0029】即ち紙製テープ3又は3,4を介在した貼
り合わせ包装紙は該介在部において厚く、非介在部にお
いて薄くなり、厚みが非均一である。上記湿潤装置によ
る湿潤とプレスロール11による圧縮とにより上記湿潤
貼り合わせ包装紙は可及的に平準化され、次のクレープ
加工を均一化する。
【0030】上記プレスロール11の下部プレスロール
は水分調整槽12に浸漬し、同ロール周面を水分で濡ら
し、上記貼り合わせ包装紙に該水分を与えつつ圧縮す
る。この水分調整槽12はプレスロール11による圧縮
の直前で水分を補う調整機能を有する。
【0031】上記整形用プレスロール11間を通過して
平準化された湿潤貼り合わせ包装紙は上部プレスロール
周面に付着されつつ移送され、該上部プレスロールの上
支点付近にドクター13の刃先を傾斜角度を以って当接
させ、該ドクター13の刃先によって上記平準化された
湿潤貼り合わせ包装紙を剥離しつつその抵抗によってク
レープ(縮み皺)1a乃至4aを施す。
【0032】このクレープを施した貼り合わせ包装紙を
プレスロール11の出口側において第1ドライヤー14
の周面に掛け回し、同包装紙の一方の外表面からの乾燥
を促し、次に第2ドライヤー16の周面に掛け回し、貼
り合わせ包装紙の他方の外表面からの乾燥を促し、該第
2ドライヤー16を経た後ロール紙18として巻取る。
【0033】15は第1ドライヤー14の周面に掛け回
されたキャンバス、17は第2ドライヤー16の周面に
掛け回されたキャンバスであり、各キャンバス15,1
7と第1,第2ドライヤー14,16の周面間に上記ク
レープを施した湿潤貼り合わせ包装紙を介入し、各キャ
ンバス15,17によって各ドライヤー14,16の周
面に押し付け上記乾燥を促す。上記ドライヤー14,1
6は例えば内部を高温蒸気で満たしたロールである。
【0034】上記製造法によって第1紙製シート1と第
2紙製シート2間に紙製テープ3又は3,4を間隔を置
いて並列に介在し、第1,第2紙製シート1,2と紙製
テープ3又は3,4とを接着材を介して貼り合わせ構造
にし、該貼り合わせ状態において一時にクレープ1a乃
至4aを施して成る強化包装紙が得られる。
【0035】この強化包装紙はクレープ1a乃至4aが
均一に施され、且つ貼り合わせた状態で一時にクレープ
1a乃至4aが施されて山と谷が適正に整合した状態で
接着が得られる。上記クレープ1a乃至4aを施した強
化包装紙はロール紙の状態、又は枚葉紙の状態でユーザ
ーに供される。
【0036】次に第1紙製シート1と第2紙製シート2
間に介在する紙製テープ3,4に換え、紙製撚り紐1
9,20を用いた実施形態を図4乃至図8に基づいて説
明する。図4に示す強化包装紙は、第1紙製シート1と
第2紙製シート2間に縦方向又は横方向に紙製撚り紐1
9を間隔を置き並列して介在し、三者1,2,19を相
互に接着材を介して貼り合わせた貼り合わせ構造を有す
る。
【0037】又図5に示す強化包装紙は、第1紙製シー
ト1と第2紙製シート2間に縦方向紙製撚り紐19を間
隔を置いて並列に介在すると共に、横方向紙製撚り紐2
0を上記縦方向紙製撚り紐19と交差組みしつつ間隔を
置いて並列に介在し、四者1,2,19,20を相互に
接着材を介して貼り合わせた貼り合わせ構造を有する。
【0038】上記図4,図5の貼り合わせ包装紙におい
て、紙製とはパルプ又は古紙パルプから抄造した紙を意
味する。好ましくは第1,第2紙製シート1,2として
はクラフト紙を用い、同様に紙製撚り紐19,20とし
てクラフト紙を用いる。
【0039】上記強化包装紙は第1紙製シート1と第2
紙製シート2を接着材を介して貼り合わせ、該第1,第
2紙製シート1,2の貼り合わせ界面に紙製撚り紐1
9,20を縦方向又は/及び横方向に介在して上記両シ
ートと接着材を介し貼り合わせた貼り合わせ構造を有す
る。
【0040】好ましくは図4,図5に示すように、上記
第1紙製シート1と第2紙製シート2間に縦方向又は/
及び横方向の紙製撚り紐19,20を並列して介在しつ
つ、図6に示すように、該紙製撚り紐19の両並列端の
外側に間隔を置いて縦方向又は/及び横方向紙製テープ
3,4を介在し、該並列端の縦方向紙製テープ3又は横
方向紙製テープ4の耳部端辺3′又は4′を上記第1紙
製シート1と第2紙製シート2の各耳部端辺1′又は
2′に一致させ、強化包装紙の耳部からの引き裂けを有
効に防止する。
【0041】好ましくは図4に示すように、縦方向紙製
撚り紐19を縦方向に並列して介在しつつ、図6に示す
ように、その左右並列端の外側に間隔を置いて縦方向紙
製テープ3を介在し、上記と同様各耳部端辺1′,
2′,3′相互を一致せしめる。縦方向とは強化包装紙
の巻取り方向を意味する。即ち紙製撚り紐19を巻取り
方向に延在させつつ、巻取り方向と直交する方向(紙幅
方向)に並列して介在し、縦方向に紙製撚り紐19を介
在する。
【0042】上記貼り合わせ構造を有する強化包装紙
に、該貼り合わせ状態においてクレープを施す。これに
より強化包装紙全体、即ち三者1,2,19に一時にク
レープ1a,2a,19aを施した貼り合わせ構造、又
は同四者1,2,19,20と並列端に介在した縦方向
又は横方向紙製テープ3又は4に一時にクレープ1a,
2a,19a,20aと3a又は/及び4aを施した貼
り合わせ構造が与えられる。上記クレープ1a,2a,
19a,20a,3a又は/及び4aの延在方向は全て
同方向である。
【0043】上記強化包装紙の製造法として図8に示す
ように、上記第1,第2紙製シート1,2と紙製撚り紐
19又は/及び20、或いは同シート1,2と紙製撚り
紐19又は/及び20と紙製テープ3又は/及び4とを
接着材を介し貼り合わせて成る包装紙を用意し、該貼り
合わせ包装紙を湿潤してプレスロール11により圧縮し
た上で、ドクター13を使用しプレスロール11から剥
がすことにより貼り合わせ包装紙全体に一時にクレープ
1a,2a,19a又は/及び20a、或いはクレープ
1a,2a,19a又は/及び20a,3a又は/及び
4aを施す方法を採る。
【0044】具体例について詳述すると図8に示すよう
に、第1紙製シート1を原紙ロールから巻出しつつ、糊
付け装置5により該シート1の内面に接着材を塗布す
る。同様にこれと同期して第2紙製シート2を原紙ロー
ルから巻出しつつ、糊付け装置6により該シート2の内
面に接着材を塗布し、両紙製シート1,2を貼り合わせ
用プレスロール7に通紙し加圧して上記接着材を介し貼
り合わせる。
【0045】他方上記貼り合わせ用プレスロール7の入
り口側に第1,第2紙製シート1,2間に位置して紙製
撚り紐19(又は19,20)、或いは同紙製撚り紐1
9(又は19,20)と紙製テープ3(又は3,4)の
供給部を配し、ロールから該紙製撚り紐19(又は1
9,20)と紙製テープ3(又は3,4)を巻出しつ
つ、貼り合わせ用プレスロール7において上記第1,第
2紙製シート1,2間に介入して該貼り合わせ用プレス
ロール7に通紙し、第1,第2紙製シート1,2と紙製
撚り紐19(又は19,20)、或いは同紙製撚り紐と
紙製テープ3(又は3,4)とを相互に加圧し、接着材
を介して貼り合わせる。
【0046】即ち紙製撚り紐19(又は19,20)と
紙製テープ3(又は3,4)の一方の表面は第1紙製シ
ート1の内面に接着材を介して貼り合わせられ、同他方
の表面は第2紙製シート2の内面に接着材を介して貼り
合わせられる。第1紙製シート1の内面と第2紙製シー
ト2の内面の夫々に糊付け装置5,6により接着材を塗
布したのは、上記各紙製撚り紐と各紙製テープの両表面
における接着を得るためである。
【0047】上記紙製撚り紐の原紙ロールは複数並列し
て設け、並列して介在する。又縦方向紙製撚り紐19と
横方向紙製撚り紐20を交差組みして介在する場合に
は、両撚り紐19,20を予め交差組みし接着した原紙
ロールを用意し、該原紙ロールから巻出しつつ第1,第
2紙製シート1,2間に介入する。
【0048】上記貼り合わせ用プレスロール7により貼
り合わせられた第1,第2紙製シート1,2と紙製テー
プ3又は3,4は何れも平紙であり、良好な全面接着状
態を形成しており、又紙製撚り紐19又は19,20は
以下に述べるプレスロール11による湿潤圧縮によって
その略全周面において、第1,第2紙製シート1,2と
の接着状態を形成している。
【0049】この貼り合わせ包装紙を貼り合わせ用プレ
スロール7の出口側において、シャワー8により水分を
吹き付け、更にシャワー8の出口側において水槽9に浸
漬し、更に該水槽9の出口側においてシャワー10によ
り水分を吹き付け、これらを選択的に用いた湿潤装置に
より貼り合わせ包装紙を湿潤する。
【0050】そして上記湿潤装置の出口側において整形
用プレスロール11に通紙し、上記湿潤された貼り合わ
せ包装紙を可及的に平準化する。
【0051】即ち紙製撚り紐19(又は19,20)と
紙製テープ3(又は3,4)を介在した貼り合わせ包装
紙は該介在部において厚く、非介在部において薄くな
り、厚みが非均一である。上記湿潤装置による湿潤とプ
レスロール11による圧縮とにより上記湿潤貼り合わせ
包装紙は可及的に平準化され、次のクレープ加工を均一
化する。
【0052】上記プレスロール11の下部プレスロール
は水分調整槽12に浸漬し、同ロール周面を水分で濡ら
し、上記貼り合わせ包装紙に該水分を与えつつ圧縮す
る。この水分調整槽12はプレスロール11による圧縮
の直前で水分を補う調整機能を有する。
【0053】上記整形用プレスロール11間を通過して
平準化された湿潤貼り合わせ包装紙は上部プレスロール
周面に付着されつつ移送され、該上部プレスロールの上
支点付近にドクター13の刃先を傾斜角度を以って当接
させ、該ドクター13の刃先によって上記平準化された
湿潤貼り合わせ包装紙を剥離しつつその抵抗によってク
レープ(縮み皺)1a,2a,19a、20a,3a,
4aを施す。
【0054】このクレープを施した貼り合わせ包装紙を
プレスロール11の出口側において第1ドライヤー14
の周面に掛け回し、同包装紙の一方の外表面からの乾燥
を促し、次に第2ドライヤー16の周面に掛け回し、貼
り合わせ包装紙の他方の外表面からの乾燥を促し、該第
2ドライヤー16を経た後ロール紙18として巻取る。
【0055】15は第1ドライヤー14の周面に掛け回
されたキャンバス、17は第2ドライヤー16の周面に
掛け回されたキャンバスであり、各キャンバス15,1
7と第1,第2ドライヤー14,16の周面間に上記ク
レープを施した湿潤貼り合わせ包装紙を介入し、各キャ
ンバス15,17によって各ドライヤー14,16の周
面に押し付け上記乾燥を促す。上記ドライヤー14,1
6は例えば内部を高温蒸気で満たしたロールである。
【0056】上記製造法によって第1紙製シート1と第
2紙製シート2間に紙製撚り紐19(又は19,20)
と紙製テープ3(又は3,4)を間隔を置いて並列に介
在し、第1,第2紙製シート1,2と紙製撚り紐19
(又は19,20)と紙製テープ3(又は3,4)とを
接着材を介して貼り合わせ構造にし、該貼り合わせ状態
において一時にクレープ1a,2a,19a,20a,
3a,4aを施して成る強化包装紙が得られる。
【0057】この強化包装紙はクレープ1a,2a,1
9a,20a,3a,4aが均一に施され、且つ貼り合
わせた状態で一時にクレープ1a,2a,19a,20
a,3a,4aが施されて山と谷が適正に整合した状態
で接着が得られる。上記クレープ1a,2a,19a,
20a,3a,4aを施した強化包装紙はロール紙の状
態、又は枚葉紙の状態でユーザーに供される。
【0058】上記紙製撚り紐19はこれを形成するクラ
フト紙製のテープの厚みやテープ幅(紙製撚り紐19の
直径)を選択し、引っ張り強度を設定する。
【0059】図7に示すように、上記第1,第2紙製シ
ート1,2の貼り合わせ界面に介在した紙製撚り紐1
9,20はクラフト紙等から成る帯紙に撚りを与えて形
成した丸撚り紐を用いる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば第1,第2紙製シートと
紙製テープと紙製撚り紐の貼り合わせ包装紙へのクレー
プ付与が適切に行え、貼り合わせ強度を強化し、貼り合
わせ不全を有効に改善する。よってクレープを確実に保
形して緩衝効果と引き裂け防止効果を遺憾なく発揮せし
める。
【0061】更には上記強化包装紙は無公害焼却処理と
完全リサイクル(古紙再生)を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは紙製テープを横方向又は縦方向に介在した
クレープ付き強化包装紙を一部切欠して示す平面図、B
は同縦断面図。
【図2】Aは紙製テープを横方向と縦方向に交差組みし
て介在したクレープ付き強化包装紙を一部切欠して示す
平面図、Bは同横断面図。
【図3】上記クレープ付き強化包装紙を製造する方法を
示す装置を概略示する側面図。
【図4】Aは紙製撚り紐を横方向又は縦方向に介在した
クレープ付き強化包装紙を一部切欠して示す平面図、B
は同縦断面図、Cは同横断面図。
【図5】Aは紙製撚り紐を横方向と縦方向に交差組みし
て介在したクレープ付き強化包装紙を一部切欠して示す
平面図、Bは同横断面図。
【図6】強化包装紙の耳部に紙製テープを介在した状態
を示す横断面図。
【図7】Aは紙製撚り紐の拡大斜視図、Bは同端面図。
【図8】上記クレープ付き強化包装紙を製造する方法を
示す装置を概略示する側面図。
【符号の説明】
1…第1紙製シート、2…第2紙製シート、1′,2′
…耳部端辺、3,4…紙製テープ、3′,4′…耳部端
辺、1a乃至4a…クレープ、5,6…糊付け装置、7
…貼り合わせ用プレスロール、8…シャワー、9…水
槽、10…シャワー、11…整形用プレスロール、12
…水分調整槽、13…ドクター、14…第1ドライヤ
ー、15,17…キャンバス、16…第2ドライヤー、
18…ロール紙、19,20…紙製撚り紐、19a,2
0a…クレープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1紙製シートと第2紙製シート間に紙製
    テープを間隔を置いて並列に介在し、第1,第2紙製シ
    ートと紙製テープとを接着材を介して貼り合わせ構造に
    し、該貼り合わせ状態においてクレープを施して成るこ
    とを特徴とする強化包装紙。
  2. 【請求項2】第1紙製シートと第2紙製シート間に紙製
    テープを間隔を置いて並列に介在し、第1,第2紙製シ
    ートと紙製テープとを接着材を介して貼り合わせて成る
    包装紙を用意し、該貼り合わせ包装紙を湿潤し、該湿潤
    貼り合わせ包装紙をプレスロールにて圧縮した後ドクタ
    ーにてプレスロールから剥がすことにより貼り合わせ包
    装紙全体に一時にクレープを施すことを特徴とする強化
    包装紙の製造法。
  3. 【請求項3】第1紙製シートと第2紙製シート間に紙製
    撚り紐を間隔を置いて並列に介在し、第1,第2紙製シ
    ートと紙製撚り紐とを接着材を介して貼り合わせ構造に
    し、該貼り合わせ状態においてクレープを施して成るこ
    とを特徴とする強化包装紙。
  4. 【請求項4】第1紙製シートと第2紙製シート間に紙製
    撚り紐を間隔を置いて並列に介在し、第1,第2紙製シ
    ートと紙製撚り紐とを接着材を介して貼り合わせて成る
    包装紙を用意し、該貼り合わせ包装紙を湿潤し、該湿潤
    貼り合わせ包装紙をプレスロールにて圧縮した後ドクタ
    ーにてプレスロールから剥がすことにより貼り合わせ包
    装紙全体に一時にクレープを施すことを特徴とする強化
    包装紙の製造法。
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