JP2003192596A - 有機ホウ素化合物を含有する新規な抗コクシジウム剤 - Google Patents

有機ホウ素化合物を含有する新規な抗コクシジウム剤

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JP2003192596A
JP2003192596A JP2001397612A JP2001397612A JP2003192596A JP 2003192596 A JP2003192596 A JP 2003192596A JP 2001397612 A JP2001397612 A JP 2001397612A JP 2001397612 A JP2001397612 A JP 2001397612A JP 2003192596 A JP2003192596 A JP 2003192596A
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JP2001397612A
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Yoshio Hayase
善男 早瀬
Yosuke Kawaguchi
陽資 川口
Hisashi Taniguchi
寿 谷口
Hitoshi Tabuchi
均 田淵
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Nitto Kasei Co Ltd
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kasei Co Ltd
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ホウ素化合物を含有する新規な抗コクシ
ジウム剤を提供する。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの溶媒
和物を含有するヒトを除く動物用医薬組成物、抗原虫剤
および抗コクシジウム剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は獣医学の分野に属
し、新規な、ヒトを除く動物用医薬組成物、特に抗コク
シジウム剤に関する。具体的には、本発明は有機ホウ素
化合物を含有する抗コクシジウム剤に関する。
【0002】
【従来の技術】コクシジウム症は、原生動物(Apicompl
exa門胞子虫綱)の一亜綱であるコクシジア(coccidi
a)による感染症である。コクシジア属であるアイメリ
ア・テネラ(Eimeria tenella)、アイメリア・アセル
ブリーナ(Eimeria acervulina)およびアイメリア・ネ
カトリックス(Eimeria necatrix)などが主として家禽
類に感染し、消化管出血、死あるいは成長抑制などの種
々の症状を引き起こす。家禽類、例えばニワトリおよび
アヒル等を営業上の目的で飼育している養鶏場において
コクシジウム症が集団発生すると極めて大きな損失をも
たらし、しばしば深刻な問題となっている。従って、コ
クシジウム症の予防および治療に有効な抗コクシジウム
剤に大きな関心が寄せられている。
【0003】従来、抗コクシジウム剤としてはサルファ
剤、ニトロフラン剤、キノリン剤、抗チアミン剤および
ベンゾアミド類等が実用に供され、現在は主としてポリ
エーテル系抗生物質が使用されている。例えば、サリノ
マイシンやクロピドールが挙げられる。しかしながら、
これらは主作用である抗コクシジウム作用の強度がさほ
ど強くない上に、宿主に対する毒性に問題がある。ま
た、薬剤の永年使用によって薬剤耐性株が出現し、その
ために薬剤の効力が漸次低下するという事態が生起して
いる。このような事情を考慮し、耐性株に有効であると
同時に耐性を与え難い新規な型の家禽用抗コクシジウム
剤の開発が要望されている。
【0004】有機ホウ素化合物を含有する抗コクシジウ
ム剤は、WO00/44387に記載されている。しか
し、この有機ホウ素化合物は、本発明の抗コクシジウム
剤における有効成分の有機ホウ素化合物とは相違するも
のである。
【0005】本発明の有機ホウ素化合物は、S. J. Rett
ing and J. Trotter, Can. J. Chem. 54, 3130 (1976)
およびS. J. Retting and J. Trotter, Acta. Cryst. B
30, 2139 (1974)に記載されている。しかし、これらの
文献には、本発明の有機ホウ素化合物の用途は一切記載
されていない。また、WO00/75142には、ジフ
ェニルボロンオキサゾリジン類とその製造方法が記載さ
れており、この化合物は抗細菌活性を示すことが記載さ
れているが、問題の抗コクシジウム作用については一切
記載されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは鋭意検討
した結果、本発明の有機ホウ素化合物が優れた抗コクシ
ジウム活性を有し、かつコクシジウム症の集団発生を防
止することができることを見出した。したがって、本発
明の目的は、有機ホウ素化合物を含有する、新規な抗コ
クシジウム剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(I):
【化4】 [式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立して、置換さ
れていてもよい環式基であり;Gは、式−A−、−A−
CR23−または−A−CR45−CR67−で表され
る基(式中、Aは酸素原子または硫黄原子)であり;R
1〜R7はそれぞれ同一または異なって、水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、低級アル
ケニル基、低級アルコキシカルボニル基、アシル基、ハ
ロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アルケニル
基、アミド基、置換されていてもよいアラルキル基、低
級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ハロゲン化
低級アルコキシ基、ハロゲン化低級アルケニルオキシ
基、アシルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキ
シ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換され
ていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルホニ
ル基、置換されていてもよいスルフィニル基もしくは置
換されていてもよいアリール基である]で表わされる化
合物もしくはその塩またはそれらの溶媒和物を含有する
ヒトを除く動物用医薬組成物を提供する。
【0008】さらなる態様では、本発明は、以下の
(1)および(2)に示す化合物をそれぞれ含有するヒ
トを除く動物用医薬組成物を提供する: (1)一般式(II):
【化5】 [式中、Ara1およびAra2は同一または異なって、置
換されていてもよいアリール基であり;Ra、Rb1、R
b2、Rc1およびRc2はそれぞれ独立して、水素原子、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、低級ア
ルケニル基、低級アルコキシカルボニル基、アシル基、
ハロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アルケニル
基、アミド基、置換されていてもよいアラルキル基、低
級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ハロゲン化
低級アルコキシ基、ハロゲン化低級アルケニルオキシ
基、アシルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキ
シ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換され
ていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルホニ
ル基、置換されていてもよいスルフィニル基もしくは置
換されていてもよいアリール基である]で表わされる化
合物もしくはその塩またはそれらの溶媒和物;および (2)一般式(III):
【化6】 [式中、Xは、メタ位またはパラ位に結合している水素
原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル
基、ハロゲン化低級アルキル基、低級アルコキシ基また
はハロゲン化低級アルコキシ基であり;Rは、水素原
子、カルボキシル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルコキシカルボニル基、アミド基およびアシ
ル基からなる群から選ばれるいずれか1つの基である]
で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの溶媒
和物。
【0009】本明細書中、「ヒトを除く動物用医薬組成
物」とはヒト以外の動物における疾病の診断、治療また
は予防に使用される薬剤を意味し、本発明の動物用医薬
組成物としての用途は、抗原虫剤、抗コクシジウム剤、
成長促進剤等、すべての動物用医薬としての用途が包含
される。本発明動物用医薬組成物の対象となる動物とし
ては、ニワトリ、ガチョウ、キジ、七面鳥、アヒル等の
家禽類、ウシ、ウサギ、ヒツジ、ヤギ、ブタ等の家畜類
が挙げられる。
【0010】抗原虫剤は、トキソプラズマ、マラリアお
よび下記コクシジア等を包含する原虫類の感染を予防ま
たは治療するための薬剤を意味する。
【0011】抗コクシジウム剤は、主なものとしてアイ
メリア・テネラ(Eimeria tenella)、アイメリア・ア
セルブリーナ(Eimeria acervulina)およびアイメリア
・ネカトリックス(Eimeria necatrix)等による感染の
予防および治療のための薬剤を意味する。
【0012】本発明の医薬組成物の有効成分である有機
ホウ素化合物について以下、説明する。上記式中、Ar
1およびAr2で示される「置換されていてもよい環式
基」とは、例えば単環式または縮合多環式の脂環式炭化
水素基(例、置換されていてもよいシクロアルキル基、
置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されて
いてもよいシクロアルカジエニル基等)、単環式または
縮合多環式の芳香族炭化水素基(例、置換されていても
よいアリール基等)、単環式または縮合多環式の複素環
基(例、置換されていてもよい芳香族複素環基等)、ス
ピロ環式の炭化水素基または複素環基等をいう。好まし
くは、Ar1およびAr2は同一である。
【0013】上記のシクロアルキル基の例としては、例
えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビ
シクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.
2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシ
クロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[3.3.1]ノ
ニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.
3.1]デシル、アダマンチル等の炭素数3ないし20
のシクロアルキル基等が挙げられる。
【0014】上記のシクロアルケニル基の例としては、
例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペン
テン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−
シクロヘキセン−1−イル等の炭素数4ないし20のシ
クロアルケニル基等が挙げられる。
【0015】上記のシクロアルカジエニル基の例として
は、例えば2,4−シクロペンタジエン−1−イル、
2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シク
ロヘキサジエン−1−イル等の炭素数4ないし20のシ
クロアルカジエニル基等が挙げられる。
【0016】上記の「アリール基」としては、例えばフ
ェニル、インデニル、ナフチル(1−ナフチル、2−ナ
フチル等)、アントリル、フェナントリル、アセナフチ
レニル、フルオレニル(9−フルオレニル、1−フルオ
レニル等)等の炭素数6ないし20のアリール基等が挙
げられる。
【0017】上記の「複素環基」としては、環系を構成
する原子として酸素、硫黄、窒素の少なくとも1個のヘ
テロ原子を含有する複素環基を意味し、単環式複素環基
または縮合多環式複素環基が挙げられる。
【0018】単環式複素環基の具体例としては、例えば
イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、
1,2,3−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジ
アゾリル、オキサゾリル、フラザニル、1,2,3−チ
アジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,
4−チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、テトラゾ
リル、トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,
2,4−トリアゾリル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾ
リル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリ
ル、2H−ピロリル、フラザニル、フリル等が挙げられ
る。
【0019】縮合多環式複素環基の具体例としては、例
えばアクリジニル、5−アザベンゾ〔a〕アントラセニ
ル、イソインドリル、イソキノリル、イソクロマニル、
イソベンゾフラニル、イミダゾ〔2,1−b〕チアゾリ
ル、4H−イミダゾ〔4,5−d〕チアゾリル、イミダ
ゾ〔1,2−b〕〔1,2,4〕トリアジニル、イミダ
ゾ〔1,2−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピ
リジル、イミダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダ
ゾ〔1,2−a〕ピリミジニル、イミダゾリジニル、イ
ミダゾリニル、1H−インダゾリル、インドリジニル、
インドリル、4H〔1,3〕−オキサチオロ〔5,4−
b〕ピロリル、1H−2−オキサピレニル、カルバゾリ
ル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボ
リニル、キナゾリニル、キノキサリニル、キノリル、ク
ロマニル、4H−1,3−ジオキソロ〔4,5−b〕イ
ミダゾリル、シクロペンタ〔b〕ピラニル、2,3−ジ
チア−1,5−ジアザインダニル、4H−1,3−ジチ
アナフタレニル、1,4−ジチアナフタレニル、シンノ
ニル、チアントレニル、チエノ〔2,3−b〕フラニ
ル、2,7,9−トリアザフェナントレニル、1,2,
4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリダジニル、1,2,
4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、2,4,6−
トリチア−3a,7a−ジアザインダニル−ナフチリジ
ニル、ピペラジニル、ピペリジル、ピラゾリジニル、7
H−ピラジノ〔2,3−c〕カルバゾリル、ピラジノ
〔2,3−d〕ピリダジニル、1H−ピラゾロ〔4,3
−d〕オキサゾリル、ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジ
ル、ピリド〔1´,2´:1,2〕イミダゾ〔4,5−
b〕キノキサリニル、5H−ピリド〔2,3−d〕−o
−オキサジニル、4H−ピリド〔2,3−c〕カルバゾ
リル、ピロリジニル、ピロリニル、1H−ピロロ〔1,
2−b〕〔2〕ベンゾアゼピニル、ピロロ〔1,2−
b〕ピリダジニル、フェナジニル、フェナトリジニル、
フェナトロリニル、フェノキサジニル、フェノキサチイ
ニル、フェノチアジニル、フタラジニル、プテリジニ
ル、プリニル、2H−フロ〔3,2−b〕ピラニル、フ
ロ〔3,4−c〕シンシノリニル、1,2−ベンゾイソ
オキサゾリル、ベンゾ〔h〕イソクノリル、1,2−ベ
ンゾイソチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキ
サゾリル、4H−3,1−ベンゾオキサジニル、3−ベ
ンゾオキセピニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾ〔b〕チ
エニル、1H−ベンゾトリアゾリル、ベンゾ〔b〕フラ
ニル、モルホリニル、等が挙げられる。
【0020】Ar1およびAr2で示される「置換されて
いてもよい環式基」として好ましい基は置換されていて
もよいアリール基であり、詳細には例えば、ハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキ
シ基、ハロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アル
ケニル基、ハロゲン化低級アルコキシ基、アリール基、
ヒドロキシ基、アシル基、アミノ基等によって置換され
ていてもよいアリール基が挙げられる。なお、Ar1
よびAr2におけるアリール基または複素環基の置換基
の数は1つに限定されず、またその種類も1つに限定さ
れない。
【0021】以下、置換されていてもよいアリール基の
うち置換基の種類がひとつである場合について主な具体
例を列挙する。「ハロゲン原子」とは、例えばフッ素、
塩素、臭素等を表す。よって、上記のハロゲン原子で置
換されたアリール基としては、例えば2−ハロゲン化フ
ェニル(例、2−フルオロフェニル、2−クロロフェニ
ル、2−ブロモフェニル等)、3−ハロゲン化フェニル
(例、3−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、3
−ブロモフェニル等)、4−ハロゲン化フェニル(例、
4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−ブロ
モフェニル等)、2−ハロゲン化ナフタレン−1−イル
(例、2−フルオロナフタレン−1−イル、2−クロロ
ナフタレン−1−イル、2−ブロモナフタレン−1−イ
ル等)、3−ハロゲン化ナフタレン−1−イル(例、3
−フルオロナフタレン−1−イル、3−クロロナフタレ
ン−1−イル、3−ブロモナフタレン−1−イル等)、
4−ハロゲン化ナフタレン−1−イル(例、4−フルオ
ロナフタレン−1−イル、4−クロロナフタレン−1−
イル、4−ブロモナフタレン−1−イル等)、5−ハロ
ゲン化ナフタレン−1−イル(例、5−フルオロナフタ
レン−1−イル、5−クロロナフタレン−1−イル、5
−ブロモナフタレン−1−イル等)、6−ハロゲン化ナ
フタレン−1−イル(例、6−フルオロナフタレン−1
−イル、6−クロロナフタレン−1−イル、6−ブロモ
ナフタレン−1−イル等)、7−ハロゲン化ナフタレン
−1−イル(例、7−フルオロナフタレン−1−イル、
7−クロロナフタレン−1−イル、7−ブロモナフタレ
ン−1−イル等)、8−ハロゲン化ナフタレン−1−イ
ル(例、8−フルオロナフタレン−1−イル、8−クロ
ロナフタレン−1−イル、8−ブロモナフタレン−1−
イル等)、1−ハロゲン化ナフタレン−2−イル(例、
1−フルオロナフタレン−2−イル、1−クロロナフタ
レン−2−イル、1−ブロモナフタレン−2−イル
等)、3−ハロゲン化ナフタレン−2−イル(例、3−
フルオロナフタレン−2−イル、3−クロロナフタレン
−2−イル、3−ブロモナフタレン−2−イル等)、4
−ハロゲン化ナフタレン−2−イル(例、4−フルオロ
ナフタレン−2−イル、4−クロロナフタレン−2−イ
ル、4−ブロモナフタレン−2−イル等)、5−ハロゲ
ン化ナフタレン−2−イル(例、5−フルオロナフタレ
ン−2−イル、5−クロロナフタレン−2−イル、5−
ブロモナフタレン−2−イル等)、6−ハロゲン化ナフ
タレン−2−イル(例、6−フルオロナフタレン−2−
イル、6−クロロナフタレン−2−イル、6−ブロモナ
フタレン−2−イル等)、7−ハロゲン化ナフタレン−
2−イル(例、7−フルオロナフタレン−2−イル、7
−クロロナフタレン−2−イル、7−ブロモナフタレン
−2−イル等)、8−ハロゲン化ナフタレン−2−イル
(例、8−フルオロナフタレン−2−イル、8−クロロ
ナフタレン−2−イル、8−ブロモナフタレン−2−イ
ル等)、2−ハロゲン化インデン−1−イル(例、2−
フルオロインデン−1−イル、2−クロロインデン−1
−イル、2−ブロモインデン−1−イル等)、3−ハロ
ゲン化インデン−1−イル(例、3−フルオロインデン
−1−イル、3−クロロインデン−1−イル、3−ブロ
モインデン−1−イル等)、4−ハロゲン化インデン−
1−イル(例、4−フルオロインデン−1−イル、4−
クロロインデン−1−イル、4−ブロモインデン−1−
イル等)、5−ハロゲン化インデン−1−イル(例、5
−フルオロインデン−1−イル、5−クロロインデン−
1−イル、5−ブロモインデン−1−イル等)、6−ハ
ロゲン化インデン−1−イル(例、6−フルオロインデ
ン−1−イル、6−クロロインデン1−イル、6−ブロ
モインデン−1−イル等)、7−ハロゲン化インデン−
1−イル(例、7−フルオロインデン−1−イル、7−
クロロインデン−1−イル、7−ブロモインデン−1−
イル等)、1−ハロゲン化インデン−2−イル(例、1
−フルオロインデン−2−イル、1−クロロインデン−
2−イル、1−ブロモインデン−2−イル等)、3−ハ
ロゲン化インデン−2−イル(例、3−フルオロインデ
ン−2−イル、3−クロロインデン−2−イル、3−ブ
ロモインデン−2−イル等)、4−ハロゲン化インデン
−2−イル(例、4−フルオロインデン−2−イル、4
−クロロインデン−2−イル、4−ブロモインデン−2
−イル等)、5−ハロゲン化インデン−2−イル(例、
5−フルオロインデン−2−イル、5−クロロインデン
−2−イル、5−ブロモインデン−2−イル等)、6−
ハロゲン化インデン−2−イル(例、6−フルオロイン
デン−2−イル、6−クロロインデン−2−イル、6−
ブロモインデン−2−イル等)、7−ハロゲン化インデ
ン−2−イル(例、7−フルオロインデン−2−イル、
7−クロロインデン−2−イル、7−ブロモインデン−
2−イル等)、7−ハロゲン化インデン−4−イル
(例、7−フルオロインデン−4−イル、7−クロロイ
ンデン−4−イル、7−ブロモインデン−4−イル
等)、5−ハロゲン化インデン−3−イル(例、5−フ
ルオロインデン−3−イル、5−クロロインデン−3−
イル、5−ブロモインデン−3−イル等)、3−ハロゲ
ン化インデン−5−イル(例、3−フルオロインデン−
5−イル、3−クロロインデン−5−イル、3−ブロモ
インデン−5−イル等)、2−ハロゲン化インデン−6
−イル(例、2−フルオロインデン−6−イル、2−ク
ロロインデン−6−イル、2−ブロモインデン−6−イ
ル等)、4−ハロゲン化インデン−7−イル(例、4−
フルオロインデン−7−イル、4−クロロインデン−7
−イル、4−ブロモインデン−7−イル等)、1−ハロ
ゲン化インデン−4−イル(例、1−フルオロインデン
−4−イル、1−クロロインデン−4−イル、1−ブロ
モインデン−4−イル等)、2,3−ジハロゲン化フェ
ニル(例、2,3−ジフルオロフェニル、2,3−ジク
ロロフェニル、2,3−ジブロモフェニル等)、2,3
−ジハロゲン化ナフタレン−1−イル(例、2,3−ジ
フルオロナフタレン−1−イル、2,3−ジクロロナフ
タレン−1−イル、2,3−ジブロモナフタレン−1−
イル等)、2,4−ジハロゲン化フェニル(例、2,4
−ジフルオロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、
2,4−ジブロモフェニル等)、2,6−ジハロゲン化
フェニル(例、2,6−ジフルオロフェニル、2,6−
ジクロロフェニル、2,6−ジブロモフェニル等)、
4,5−ジハロゲン化ナフタレン−1−イル(例、4,
5−ジフルオロナフタレン−1−イル、4,5−ジクロ
ロナフタレン−1−イル、4,5−ジブロモナフタレン
−1−イル等)、4,6−ジハロゲン化ナフタレン−1
−イル(例、4,6−ジフルオロナフタレン−1−イ
ル、4,6−ジクロロナフタレン−1−イル、4,6−
ジブロモナフタレン−1−イル等)、4,8−ジハロゲ
ン化ナフタレン−1−イル(例、4,8−ジフルオロナ
フタレン−1−イル、4,8−ジクロロナフタレン−1
−イル、4,8−ジブロモナフタレン−1−イル等)等
が挙げられる。このように、それぞれの置換位置として
は、フェニル基であれば、2−、3−、4−が、ナフタ
レン−1−イルであれば、2−、3−、4−、5−、6
−、7−、8−があり特に限定されない。
【0022】上記の「低級アルキル」としては、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イ
ソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル、1−エチ
ルプロピル、ヘキシル等の直鎖状または分枝状の炭素数
1ないし10のアルキル基等が挙げられる。なお、本明
細書中、「低級」なる用語は、別に定めのない限り、ア
ルキル基、アルケニル基等の脂肪族炭化水素基中の炭素
原子数が1〜10、好ましくは1〜8、さらに好ましく
は1〜6を示すものとする。よって、上記の低級アルキ
ルで置換されたアリール基としては、例えば2−メチル
フェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、
2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチル
フェニル、2−メチルナフタレン−1−イル、3−メチ
ルナフタレン−1−イル、4−メチルナフタレン−1−
イル、5−メチルナフタレン−1−イル、6−メチルナ
フタレン−1−イル、7−メチルナフタレン−1−イ
ル、8−メチルナフタレン−1−イル、2,4−ジメチ
ルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、4,5
−ジメチルナフタレン−1−イル、4,6−ジメチルナ
フタレン−1−イル、4,8−ジメチルナフタレン−1
−イル、2−メチルインデン−1−イル、3−メチルイ
ンデン−1−イル、4−メチルインデン−1−イル、5
−メチルインデン−1−イル、6−メチルインデン−1
−イル、7−メチルインデン−1−イル、1−メチルイ
ンデン−2−イル、3−メチルインデン−2−イル、4
−メチルインデン−2−イル、5−メチルインデン−2
−イル、6−メチルインデン−2−イル、7−メチルイ
ンデン−2−イル、1−メチルインデン−3−イル、2
−メチルインデン−3−イル、4−メチルインデン−3
−イル、5−メチルインデン−3−イル、6−メチルイ
ンデン−3−イル、7−メチルインデン−3−イル、1
−メチルインデン−4−イル、2−メチルインデン−4
−イル、3−メチルインデン−4−イル、5−メチルイ
ンデン−4−イル、6−メチルインデン−4−イル、7
−メチルインデン−4−イル、1−メチルインデン−5
−イル、2−メチルインデン−5−イル、3−メチルイ
ンデン−5−イル、4−メチルインデン−5−イル、6
−メチルインデン−5−イル、7−メチルインデン−5
−イル、1−メチルインデン−6−イル、2−メチルイ
ンデン−6−イル、3−メチルインデン−6−イル、4
−メチルインデン−6−イル、5−メチルインデン−6
−イル、7−メチルインデン−6−イル、1−メチルイ
ンデン−7−イル、2−メチルインデン−7−イル、3
−メチルインデン−7−イル、4−メチルインデン−7
−イル、5−メチルインデン−7−イル、6−メチルイ
ンデン−7−イル等が挙げられる。それぞれの置換位置
としては、フェニル基であれば、2−、3−、4−が、
ナフタレン−1−イルであれば、2−、3−、4−、5
−、6−、7−、8−があり特に限定されない。
【0023】上記の「低級アルケニル基」としては、例
えばビニル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−
ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、
3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペン
テニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル
−3−ペンテニル等の直鎖状または分枝状の炭素数2な
いし10のアルケニル基が挙げられる。よって、上記の
低級アルケニルで置換されたアリール基としては、例え
ば、2−ビニルフェニル、3−ビニルフェニル、4−ビ
ニルフェニル、2−アリルフェニル、3−アリルフェニ
ル、4−アリルフェニル、2−ビニルナフタレン−1−
イル、3−ビニルナフタレン−1−イル、4−ビニルナ
フタレン−1−イル、5−ビニルナフタレン−1−イ
ル、6−ビニルナフタレン−1−イル、7−ビニルナフ
タレン−1−イル、8−ビニルナフタレン−1−イル、
2−ビニルインデン−1−イル、3−ビニルインデン−
1−イル、4−ビニルインデン−1−イル、5−ビニル
インデン−1−イル、6−ビニルインデン−1−イル、
7−ビニルインデン−1−イル、1−ビニルインデン−
2−イル、3−ビニルインデン−2−イル、4−ビニル
インデン−2−イル、5−ビニルインデン−2−イル、
6−ビニルインデン−2−イル、7−ビニルインデン−
2−イル、1−ビニルインデン−3−イル、2−ビニル
インデン−3−イル、4−ビニルインデン−3−イル、
5−ビニルインデン−3−イル、6−ビニルインデン−
3−イル、7−ビニルインデン−3−イル、1−ビニル
インデン−4−イル、2−ビニルインデン−4−イル、
3−ビニルインデン−4−イル、5−ビニルインデン−
4−イル、6−ビニルインデン−4−イル、7−ビニル
インデン−4−イル、1−ビニルインデン−5−イル、
2−ビニルインデン−5−イル、3−ビニルインデン−
5−イル、4−ビニルインデン−5−イル、6−ビニル
インデン−5−イル、7−ビニルインデン−5−イル、
1−ビニルインデン−6−イル、2−ビニルインデン−
6−イル、3−ビニルインデン−6−イル、4−ビニル
インデン−6−イル、5−ビニルインデン−6−イル、
7−ビニルインデン−6−イル、1−ビニルインデン−
7−イル、2−ビニルインデン−7−イル、3−ビニル
インデン−7−イル、4−ビニルインデン−7−イル、
5−ビニルインデン−7−イル、6−ビニルインデン−
7−イル等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0024】上記の「低級アルコキシ基」としては、例
えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブ
トキシ、ペントキシ、イソペントキシ等の炭素数1ない
し10のアルコキシ基が挙げられる。よって、上記の低
級アルコキシ基で置換されたアリール基としては、例え
ば2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−
メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、3−エトキ
シフェニル、4−エトキシフェニル、2−メトキシナフ
タレン−1−イル、3−メトキシナフタレン−1−イ
ル、4−メトキシナフタレン−1−イル、5−メトキシ
ナフタレン−1−イル、6−メトキシナフタレン−1−
イル、7−メトキシナフタレン−1−イル、8−メトキ
シナフタレン−1−イル、2,4−ジメトキシフェニ
ル、2,4,6−トリメトキシフェニル、4,5−ジメ
トキシナフタレン−1−イル、4,6−ジメトキシナフ
タレン−1−イル、4,8−ジメトキシナフタレン−1
−イル、1−メトキシインデン−2−イル、1−メトキ
シインデン−3−イル、1−メトキシインデン−4−イ
ル、1−メトキシインデン−5−イル、1−メトキシイ
ンデン−6−イル、1−メトキシインデン−7−イル、
1,3−ジメトキシインデン−2−イル、1,2−ジメ
トキシインデン−3−イル、1,3−ジメトキシインデ
ン−4−イル、2,3−ジメトキシインデン−5−イ
ル、1,4−ジメトキシインデン−6−イル、1,4−
ジメトキシインデン−7−イル等が挙げられる。
【0025】上記の「ハロゲン化低級アルキル」として
は、例えばフルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロ
モエチル、1−フルオロエチル、1−クロロエチル、1
−ブロモエチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリブロモメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメ
チル、ジブロモメチル、1,2−ジフルオロエチル、
1,2−ジクロロエチル、1,2−ジブロモエチル、
1,1−ジフルオロエチル、1,1−ジクロロエチル、
1,1−ジブロモエチル、2,2−ジフルオロエチル、
2,2−ジクロロエチル、2,2−ジブロモエチル等
の、ハロゲンで置換された前記定義の低級アルキル基が
挙げられる。よって、上記のハロゲン化低級アルキル基
で置換されたアリール基としては、例えばハロメチルで
置換されたアリール基(例、フルオロメチルで置換され
たフェニル基、フルオロメチルで置換されたナフタレン
−1−イル、クロロメチルで置換されたフェニル基、ク
ロロメチルで置換されたナフタレン−1−イル、ブロモ
メチルで置換されたフェニル基、ブロモメチルで置換さ
れたナフタレン−1−イル等)、2−ハロエチルで置換
されたアリール基(例、2−フルオロエチルで置換され
たフェニル基、2−フルオロエチルで置換されたナフタ
レン−1−イル、2−クロロエチルで置換されたフェニ
ル基、2−クロロエチルで置換されたナフタレン−1−
イル、2−ブロモエチルで置換されたフェニル基、2−
ブロモエチルで置換されたナフタレン−1−イル等)、
1−ハロエチルで置換されたアリール基(例、1−フル
オロエチルで置換されたフェニル基、1−フルオロエチ
ルで置換されたナフタレン−1−イル、1−クロロエチ
ルで置換されたフェニル基、1−クロロエチルで置換さ
れたナフタレン−1−イル、1−ブロモエチルで置換さ
れたフェニル基、1−ブロモエチルで置換されたナフタ
レン−1−イル等)、トリハロメチルで置換されたアリ
ール基(例、トリフルオロメチルで置換されたフェニル
基、トリフルオロメチルで置換されたナフタレン−1−
イル、トリクロロメチルで置換されたフェニル基、トリ
クロロメチルで置換されたナフタレン−1−イル、トリ
ブロモメチルで置換されたフェニル基、トリブロモメチ
ルで置換されたナフタレン−1−イル等)等が挙げられ
る。それぞれの置換位置としては、フェニル基であれ
ば、2−、3−、4−が、ナフタレン−1−イルであれ
ば、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−があり
特に限定されない。インデニルであれば、例えば1−フ
ルオロメチルインデン−2−イル、1−クロロメチルイ
ンデン−2−イル、1−ブロモメチルインデン−2−イ
ル、1−(2−フルオロエチル)インデン−2−イル、
1−(2−クロロエチル)インデン−2−イル、1−
(2−ブロモエチル)インデン−2−イル、1−(1−
フルオロエチル)インデン−2−イル、1−(1−クロ
ロエチル)インデン−2−イル、1−(1−ブロモエチ
ル)インデン−2−イル、1−トリフルオロメチルイン
デン−2−イル、1−トリクロロメチルインデン−2−
イル、1−トリブロモメチルインデン−2−イル、1−
フルオロメチルインデン−3−イル、1−クロロメチル
インデン−3−イル、1−ブロモメチルインデン−3−
イル、1−(2−フルオロエチル)インデン−3−イ
ル、1−(2−クロロエチル)インデン−3−イル、1
−(2−ブロモエチル)インデン−3−イル、1−(1
−フルオロエチル)インデン−3−イル、1−(1−ク
ロロエチル)インデン−3−イル、1−(1−ブロモエ
チル)インデン−3−イル、1−トリフルオロメチルイ
ンデン−3−イル、1−トリクロロメチルインデン−3
−イル、1−トリブロモメチルインデン−3−イル、1
−フルオロメチルインデン−4−イル、1−クロロメチ
ルインデン−4−イル、1−ブロモメチルインデン−4
−イル、1−(2−フルオロエチル)インデン−4−イ
ル、1−(2−クロロエチル)インデン−4−イル、1
−(2−ブロモエチル)インデン−4−イル、1−(1
−フルオロエチル)インデン−4−イル、1−(1−ク
ロロエチル)インデン−4−イル、1−(1−ブロモエ
チル)インデン−4−イル、1−トリフルオロメチルイ
ンデン−4−イル、1−トリクロロメチルインデン−4
−イル、1−トリブロモメチルインデン−4−イル、1
−フルオロメチルインデン−5−イル、1−クロロメチ
ルインデン−5−イル、1−ブロモメチルインデン−5
−イル、1−(2−フルオロエチル)インデン−5−イ
ル、1−(2−クロロエチル)インデン−5−イル、1
−(2−ブロモエチル)インデン−5−イル、1−(1
−フルオロエチル)インデン−5−イル、1−(1−ク
ロロエチル)インデン−5−イル、1−(1−ブロモエ
チル)インデン−5−イル、1−トリフルオロメチルイ
ンデン−5−イル、1−トリクロロメチルインデン−5
−イル、1−トリブロモメチルインデン−5−イル、1
−フルオロメチルインデン−6−イル、1−クロロメチ
ルインデン−6−イル、1−ブロモメチルインデン−6
−イル、1−(2−フルオロエチル)インデン−6−イ
ル、1−(2−クロロエチル)インデン−6−イル、1
−(2−ブロモエチル)インデン−6−イル、1−(1
−フルオロエチル)インデン−6−イル、1−(1−ク
ロロエチル)インデン−6−イル、1−(1−ブロモエ
チル)インデン−6−イル、1−トリフルオロメチルイ
ンデン−6−イル、1−トリクロロメチルインデン−6
−イル、1−トリブロモメチルインデン−6−イル、1
−フルオロメチルインデン−7−イル、1−クロロメチ
ルインデン−7−イル、1−ブロモメチルインデン−7
−イル、1−(2−フルオロエチル)インデン−7−イ
ル、1−(2−クロロエチル)インデン−7−イル、1
−(2−ブロモエチル)インデン−7−イル、1−(1
−フルオロエチル)インデン−7−イル、1−(1−ク
ロロエチル)インデン−7−イル、1−(1−ブロモエ
チル)インデン−7−イル、1−トリフルオロメチルイ
ンデン−7−イル、1−トリクロロメチルインデン−7
−イル、1−トリブロモメチルインデン−7−イル等が
挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】上記の「ハロゲン化低級アルケニル基」と
しては、例えば3−フルオロ−1−プロペニル、3−ク
ロロ−1−プロペニル、3−ブロモ−1−プロペニル、
4−フルオロ−2−ブテニル、4−クロロ−2−ブテニ
ル、4−ブロモ−2−ブテニル、1−フルオロ−2−ブ
テニル、1−クロロ−2−ブテニル、1−ブロモ−2−
ブテニル等の、ハロゲンで置換された前記定義の低級ア
ルケニル基が挙げられる。よって、上記のハロゲン化低
級アルケニル基で置換されたアリール基としては、例え
ば3−ハロ−1−プロペニルで置換されたアリール基
(例、3−フルオロ−1−プロペニルで置換されたフェ
ニル基、3−フルオロ−1−プロペニルで置換されたナ
フタレン−1−イル、3−クロロ−1−プロペニルで置
換されたフェニル基、3−クロロ−1−プロペニルで置
換されたナフタレン−1−イル、3−ブロモ−1−プロ
ペニルで置換されたフェニル基、3−ブロモ−1−プロ
ペニルで置換されたナフタレン−1−イル等)、4−ハ
ロ−2−ブテニルで置換されたアリール基(例、4−フ
ルオロ−2−ブテニルで置換されたフェニル基、4−フ
ルオロ−2−ブテニルで置換されたナフタレン−1−イ
ル、4−クロロ−2−ブテニルで置換されたフェニル
基、4−クロロ−2−ブテニルで置換されたナフタレン
−1−イル、4−ブロモ−2−ブテニルで置換されたフ
ェニル基、4−ブロモ−2−ブテニルで置換されたナフ
タレン−1−イル等)、1−ハロ−2−ブテニルで置換
されたアリール基(例、1−フルオロ−2−ブテニルで
置換されたフェニル基、1−フルオロ−2−ブテニルで
置換されたナフタレン−1−イル、1−クロロ−2−ブ
テニルで置換されたフェニル基、1−クロロ−2−ブテ
ニルで置換されたナフタレン−1−イル、1−ブロモ−
2−ブテニルで置換されたフェニル基、1−ブロモ−2
−ブテニルで置換されたナフタレン−1−イル等)等が
挙げられる。それぞれの置換位置としては、フェニル基
であれば、2−、3−、4−が、ナフタレン−1−イル
であれば、2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−
があり特に限定されない。インデニルであれば、例え
ば、1−(3−フルオロ−1−プロペニル)インデン−
2−イル、1−(3−クロロ−1−プロペニル)インデ
ン−2−イル、1−(3−ブロモ−1−プロペニル)イ
ンデン−2−イル、1−(4−フルオロ−2−ブテニ
ル)インデン−2−イル、1−(4−クロロ−2−ブテ
ニル)インデン−2−イル、1−(4−ブロモ−2−ブ
テニル)インデン−2−イル、1−(1−フルオロ−2
−ブテニル)インデン−2−イル、1−(1−クロロ−
2−ブテニル)インデン−2−イル、1−(1−ブロモ
−2−ブテニル)インデン−2−イル、1−(3−フル
オロ−1−プロペニル)インデン−3−イル、1−(3
−クロロ−1−プロペニル)インデン−3−イル、1−
(3−ブロモ−1−プロペニル)インデン−3−イル、
1−(4−フルオロ−2−ブテニル)インデン−3−イ
ル、1−(4−クロロ−2−ブテニル)インデン−3−
イル、1−(4−ブロモ−2−ブテニル)インデン−3
−イル、1−(1−フルオロ−2−ブテニル)インデン
−3−イル、1−(1−クロロ−2−ブテニル)インデ
ン−3−イル、1−(1−ブロモ−2−ブテニル)イン
デン−3−イル、1−(3−フルオロ−1−プロペニ
ル)インデン−4−イル、1−(3−クロロ−1−プロ
ペニル)インデン−4−イル、1−(3−ブロモ−1−
プロペニル)インデン−4−イル、1−(4−フルオロ
−2−ブテニル)インデン−4−イル、1−(4−クロ
ロ−2−ブテニル)インデン−4−イル、1−(4−ブ
ロモ−2−ブテニル)インデン−4−イル、1−(1−
フルオロ−2−ブテニル)インデン−4−イル、1−
(1−クロロ−2−ブテニル)インデン−4−イル、1
−(1−ブロモ−2−ブテニル)インデン−4−イル、
1−(3−フルオロ−1−プロペニル)インデン−5−
イル、1−(3−クロロ−1−プロペニル)インデン−
5−イル、1−(3−ブロモ−1−プロペニル)インデ
ン−5−イル、1−(4−フルオロ−2−ブテニル)イ
ンデン−5−イル、1−(4−クロロ−2−ブテニル)
インデン−5−イル、1−(4−ブロモ−2−ブテニ
ル)インデン−5−イル、1−(1−フルオロ−2−ブ
テニル)インデン−5−イル、1−(1−クロロ−2−
ブテニル)インデン−5−イル、1−(1−ブロモ−2
−ブテニル)インデン−5−イル、1−(3−フルオロ
−1−プロペニル)インデン−6−イル、1−(3−ク
ロロ−1−プロペニル)インデン−6−イル、1−(3
−ブロモ−1−プロペニル)インデン−6−イル、1−
(4−フルオロ−2−ブテニル)インデン−6−イル、
1−(4−クロロ−2−ブテニル)インデン−6−イ
ル、1−(4−ブロモ−2−ブテニル)インデン−6−
イル、1−(1−フルオロ−2−ブテニル)インデン−
6−イル、1−(1−クロロ−2−ブテニル)インデン
−6−イル、1−(1−ブロモ−2−ブテニル)インデ
ン−6−イル、1−(3−フルオロ−1−プロペニル)
インデン−7−イル、1−(3−クロロ−1−プロペニ
ル)インデン−7−イル、1−(3−ブロモ−1−プロ
ペニル)インデン−7−イル、1−(4−フルオロ−2
−ブテニル)インデン−7−イル、1−(4−クロロ−
2−ブテニル)インデン−7−イル、1−(4−ブロモ
−2−ブテニル)インデン−7−イル、1−(1−フル
オロ−2−ブテニル)インデン−7−イル、1−(1−
クロロ−2−ブテニル)インデン−7−イル、1−(1
−ブロモ−2−ブテニル)インデン−7−イル等が挙げ
られるが、これらに限定されない。
【0027】上記の「ハロゲン化低級アルコキシ基」と
しては、例えばフルオロメトキシ、クロロメトキシ、ブ
ロモメトキシ、1−フルオロエトキシ、1−クロロエト
キシ、1−ブロモエトキシ、2−フルオロエトキシ、2
−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ等の、ハロゲン
で置換された前記定義の低級アルコキシ基等が挙げられ
る。よって、上記のハロゲン化低級アルコキシ基で置換
されたアリール基としては、例えばハロメトキシで置換
されたアリール基(例、フルオロメトキシで置換された
フェニル基、フルオロメトキシで置換されたナフタレン
−1−イル、クロロメトキシで置換されたフェニル基、
クロロメトキシで置換されたナフタレン−1−イル、ブ
ロモメトキシで置換されたフェニル基、ブロモメトキシ
で置換されたナフタレン−1−イル等)、ハロエトキシ
で置換されたアリール基(例、1−フルオロエトキシで
置換されたフェニル基、1−フルオロエトキシで置換さ
れたナフタレン−1−イル、1−クロロエトキシで置換
されたフェニル基、1−クロロエトキシで置換されたナ
フタレン−1−イル、1−ブロモエトキシで置換された
フェニル基、1−ブロモエトキシで置換されたナフタレ
ン−1−イル、2−フルオロエトキシで置換されたフェ
ニル基、2−フルオロエトキシで置換されたナフタレン
−1−イル、2−クロロエトキシで置換されたフェニル
基、2−クロロエトキシで置換されたナフタレン−1−
イル、2−ブロモエトキシで置換されたフェニル基、2
−ブロモエトキシで置換されたナフタレン−1−イル
等)等が挙げられる。それぞれの置換位置としては、フ
ェニル基であれば、2−、3−、4−が、ナフタレン−
1−イルであれば、2−、3−、4−、5−、6−、7
−、8−があり特に限定されない。インデニルであれ
ば、例えば、1−フルオロメトキシインデン−2−イ
ル、1−クロロメトキシインデン−2−イル、1−ブロ
モメトキシインデン−2−イル、1−(1−フルオロエ
トキシ)インデン−2−イル、1−(1−クロロエトキ
シ)インデン−2−イル、1−(1−ブロモエトキシ)
インデン−2−イル、1−(2−フルオロエトキシ)イ
ンデン−2−イル、1−(2−クロロエトキシ)インデ
ン−2−イル、1−(2−ブロモエトキシ)インデン−
2−イル、1−フルオロメトキシインデン−3−イル、
1−クロロメトキシインデン−3−イル、1−ブロモメ
トキシインデン−3−イル、1−(1−フルオロエトキ
シ)インデン−3−イル、1−(1−クロロエトキシ)
インデン−3−イル、1−(1−ブロモエトキシ)イン
デン−3−イル、1−(2−フルオロエトキシ)インデ
ン−3−イル、1−(2−クロロエトキシ)インデン−
3−イル、1−(2−ブロモエトキシ)インデン−3−
イル、1−フルオロメトキシインデン−4−イル、1−
クロロメトキシインデン−4−イル、1−ブロモメトキ
シインデン−4−イル、1−(1−フルオロエトキシ)
インデン−4−イル、1−(1−クロロエトキシ)イン
デン−4−イル、1−(1−ブロモエトキシ)インデン
−4−イル、1−(2−フルオロエトキシ)インデン−
4−イル、1−(2−クロロエトキシ)インデン−4−
イル、1−(2−ブロモエトキシ)インデン−4−イ
ル、1−フルオロメトキシインデン−5−イル、1−ク
ロロメトキシインデン−5−イル、1−ブロモメトキシ
インデン−5−イル、1−(1−フルオロエトキシ)イ
ンデン−5−イル、1−(1−クロロエトキシ)インデ
ン−5−イル、1−(1−ブロモエトキシ)インデン−
5−イル、1−(2−フルオロエトキシ)インデン−5
−イル、1−(2−クロロエトキシ)インデン−5−イ
ル、1−(2−ブロモエトキシ)インデン−5−イル、
1−フルオロメトキシインデン−6−イル、1−クロロ
メトキシインデン−6−イル、1−ブロモメトキシイン
デン−6−イル、1−(1−フルオロエトキシ)インデ
ン−6−イル、1−(1−クロロエトキシ)インデン−
6−イル、1−(1−ブロモエトキシ)インデン−6−
イル、1−(2−フルオロエトキシ)インデン−6−イ
ル、1−(2−クロロエトキシ)インデン−6−イル、
1−(2−ブロモエトキシ)インデン−6−イル、1−
フルオロメトキシインデン−7−イル、1−クロロメト
キシインデン−7−イル、1−ブロモメトキシインデン
−7−イル、1−(1−フルオロエトキシ)インデン−
7−イル、1−(1−クロロエトキシ)インデン−7−
イル、1−(1−ブロモエトキシ)インデン−7−イ
ル、1−(2−フルオロエトキシ)インデン−7−イ
ル、1−(2−クロロエトキシ)インデン−7−イル、
1−(2−ブロモエトキシ)インデン−7−イル等が挙
げられるが、これらに限定されない。
【0028】上記の「アリール基」は、前記定義のアリ
ール基、例えばフェニル、インデニル、ナフチル(1−
ナフチル、2−ナフチル等)、アントリル、フェナント
リル、アセナフチレニル、フルオレニル(9−フルオレ
ニル、1−フルオレニル等)等の炭素数6ないし20の
アリール基等である。よって、上記のアリール基で置換
されたアリール基としては、例えば2−ビフェニルイ
ル、3−ビフェニルイル、4−ビフェニルイル、2−
(1−ナフチル)フェニル、3−(1−ナフチル)フェ
ニル、4−(1−ナフチル)フェニル、3−フェニルナ
フタレン−1−イル、4−フェニルナフタレン−1−イ
ル、5−フェニルナフタレン−1−イル、6−フェニル
ナフタレン−1−イル、7−フェニルナフタレン−1−
イル、8−フェニルナフタレン−1−イル等が挙げられ
る。
【0029】上記のヒドロキシ基で置換されたアリール
基としては、例えば2−ヒドロキシフェニル、2−ヒド
ロキシナフタレン−1−イル、3−ヒドロキシフェニ
ル、3−ヒドロキシナフタレン−1−イル、4−ヒドロ
キシフェニル、4−ヒドロキシナフタレン−1−イル、
5−ヒドロキシナフタレン−1−イル、6−ヒドロキシ
ナフタレン−1−イル、7−ヒドロキシナフタレン−1
−イル、8−ヒドロキシナフタレン−1−イル、1−ヒ
ドロキシインデン−1−イル、1−ヒドロキシインデン
−2−イル、1−ヒドロキシインデン−3−イル、1−
ヒドロキシインデン−4−イル、1−ヒドロキシインデ
ン−5−イル、1−ヒドロキシインデン−6−イル、1
−ヒドロキシインデン−7−イル、1,4−ジヒドロキ
シインデン−1−イル、1,5−ジヒドロキシインデン
−2−イル、2,5−ジヒドロキシインデン−3−イ
ル、1,3−ジヒドロキシインデン−4−イル、1,3
−ジヒドロキシインデン−5−イル、2,4−ジヒドロ
キシインデン−6−イル、1,4−ジヒドロキシインデ
ン−7−イル等が挙げられる。
【0030】上記の「アシル基」とは、置換されていて
もよいカルボン酸、置換されていてもよいオキシカルボ
ン酸、置換されていてもよいスルホン酸、置換されてい
てもよいスルフィン酸等から由来するアシル基等が挙げ
られる。具体的には、式:R8CO−、R9OCO−、R
10SO2−、またはR11SO−[式中、R8、R9、R10
およびR11はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基
または複素環基を示す]で表わされる基等が挙げられ
る。R8、R9、R10およびR11で示される「置換されて
いてもよい炭化水素基または複素環基」における「炭化
水素基」としては、例えば、非環式基としては直鎖状ま
たは分枝状の脂肪族炭化水素基(アルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基等)等が挙げられ、環式基としては
飽和または不飽和の脂環式炭化水素基(シクロアルキル
基、シクロアルケニル基、シクロアルカジエニル基
等)、単環式または縮合多環式アリール基等が挙げられ
る。これらの意味するところと置換基の具体例は、前述
した通りである。
【0031】上記のアシル基で置換されたアリール基と
しては、例えば2−アセチルフェニル、2−アセチルナ
フタレン−1−イル、3−アセチルフェニル、3−アセ
チルナフタレン−1−イル、4−アセチルフェニル、4
−アセチルナフタレン−1−イル、5−アセチルナフタ
レン−1−イル、6−アセチルナフタレン−1−イル、
7−アセチルナフタレン−1−イル、8−アセチルナフ
タレン−1−イル、1−アセチルインデン−1−イル、
1−アセチルインデン−2−イル、1−アセチルインデ
ン−3−イル、1−アセチルインデン−4−イル、1−
アセチルインデン−5−イル、1−アセチルインデン−
6−イル、1−アセチルインデン−7−イル、1−アセ
チルインデン−2−イル、3−アセチルインデン−2−
イル、4−アセチルインデン−2−イル、5−アセチル
インデン−2−イル、6−アセチルインデン−2−イ
ル、7−アセチルインデン−2−イル、1−アセチルイ
ンデン−3−イル、2−アセチルインデン−3−イル、
4−アセチルインデン−3−イル、5−アセチルインデ
ン−3−イル、6−アセチルインデン−3−イル、7−
アセチルインデン−3−イル、1−アセチルインデン−
4−イル、2−アセチルインデン−4−イル、3−アセ
チルインデン−4−イル、5−アセチルインデン−4−
イル、6−アセチルインデン−4−イル、7−アセチル
インデン−4−イル、等が挙げられるが、これらに限定
されない。
【0032】上記のアミノ基で置換されたアリール基と
しては、例えば2−アミノフェニル、2−アミノナフタ
レン−1−イル、3−アミノフェニル、3−アミノナフ
タレン−1−イル、4−アミノフェニル、4−アミノナ
フタレン−1−イル、5−アミノナフタレン−1−イ
ル、6−アミノナフタレン−1−イル、7−アミノナフ
タレン−1−イル、8−アミノナフタレン−1−イル等
が挙げられる。
【0033】上記一般式(I)におけるG中のAは、好
ましくは酸素原子である。R1〜R7の定義中、「ハロゲ
ン原子」は、前記と同意義である。R1〜R7の定義中、
「低級アルキル基」、「低級アルケニル基」は、それぞ
れ、Ar1およびAr2で示される「置換されていてもよ
いアリール基」の置換基としての「低級アルキル基」、
「低級アルケニル基」と同意義である。
【0034】R1〜R7の定義中、「低級アルコキシカル
ボニル基」の好ましい例としては、その低級アルコキシ
は前記定義と同一であり、例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル等の炭素数2ないし7のアルコキシカルボニ
ル基が挙げられる。
【0035】R1〜R7の定義中、「アシル基」は前記と
同意義である。
【0036】R1〜R7の定義中、「ハロゲン化低級アル
キル基」、「ハロゲン化低級アルケニル基」は、それぞ
れ、Ar1およびAr2で示される「置換されていてもよ
いアリール基」の置換基としての「ハロゲン化低級アル
キル基」、「ハロゲン化低級アルケニル基」と同意義で
ある。
【0037】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いアラルキル基」の「アラルキル基」とは、アリール基
が置換したアルキル基を意味し、例えば、フェニルメチ
ル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、
1−フェニルプロピル基、2−フェニルプロピル基、3
−フェニルプロピル基、1−フェニルブチル基、2−フ
ェニルブチル基、3−フェニルブチル基、4−フェニル
ブチル基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメチル
基、1−(1−ナフチル)エチル基、1−(2−ナフチ
ル)エチル基、2−(1−ナフチル)エチル基、2−
(2−ナフチル)エチル基、1−(1−ナフチル)プロ
ピル基、1−(2−ナフチル)プロピル基、2−(1−
ナフチル)プロピル基、2−(2−ナフチル)プロピル
基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3−(2−ナフ
チル)プロピル基、1−(1−ナフチル)ブチル基、1
−(2−ナフチル)ブチル基、2−(1−ナフチル)ブ
チル基、2−(2−ナフチル)ブチル基、3−(1−ナ
フチル)ブチル基、3−(2−ナフチル)ブチル基、4
−(1−ナフチル)ブチル基、4−(2−ナフチル)ブ
チル基、2−ピリジルメチル基、3−ピリジルメチル
基、4−ピリジルメチル基、1−(2−ピリジル)エチ
ル基、1−(3−ピリジル)エチル基、1−(4−ピリ
ジル)エチル基、2−(2−ピリジル)エチル基、2−
(3−ピリジル)エチル基、2−(4−ピリジル)エチ
ル基、1−(2−ピリジル)プロピル基、1−(3−ピ
リジル)プロピル基、1−(4−ピリジル)プロピル
基、2−(2−ピリジル)プロピル基、2−(3−ピリ
ジル)プロピル基、2−(4−ピリジル)プロピル基、
3−(2−ピリジル)プロピル基、3−(3−ピリジ
ル)プロピル基、3−(4−ピリジル)プロピル基、1
−(2−ピリジル)ブチル基、1−(3−ピリジル)ブ
チル基、1−(4−ピリジル)ブチル基、2−(2−ピ
リジル)ブチル基、2−(3−ピリジル)ブチル基、2
−(4−ピリジル)ブチル基、3−(2−ピリジル)ブ
チル基、3−(3−ピリジル)ブチル基、3−(4−ピ
リジル)ブチル基、4−(2−ピリジル)ブチル基、4
−(3−ピリジル)ブチル基、4−(4−ピリジル)ブ
チル基、1−フリルメチル基、1−フリルエチル基、2
−フリルエチル基、1−フリルプロピル基、2−フリル
プロピル基、3−フリルプロピル基、1−フリルブチル
基、2−フリルブチル基、3−フリルブチル基、4−フ
リルブチル基などが挙げられる。「置換されていてもよ
いアラルキル基」の置換基としては、上記Ar1および
Ar2で示される「置換されていてもよい環式基」の置
換基と同意義である。それぞれの置換基の意味するとこ
ろは、前述した通りである。
【0038】R1〜R7の定義中、「低級アルコキシ基」
とは、上記Ar1およびAr2で示される「置換されてい
てもよいアリール基」の置換基としての「低級アルコキ
シ基」と同意義である。
【0039】R1〜R7の定義中、「低級アルケニルオキ
シ基」の「低級アルケニル」の意味するところは、上記
「低級アルケニル基」と同意義である。
【0040】R1〜R7の定義中、「ハロゲン化低級アル
コキシ基」とは、上記Ar1およびAr2で示される「置
換されていてもよいアリール基」の置換基としての「ハ
ロゲン化低級アルコキシ基」と同意義である。
【0041】R1〜R7の定義中、「ハロゲン化低級アル
ケニルオキシ基」の「ハロゲン化低級アルケニル」と
は、上記「ハロゲン化低級アルケニル基」と同意義であ
る。
【0042】R1〜R7の定義中、「アシルオキシ」の
「アシル」の意味するところは、上記「アシル基」と同
意義である。
【0043】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いフェニルオキシ」の置換基は、上記Ar1およびAr2
で示される「置換されていてもよい環式基」の置換基と
同意義である。それぞれの置換基の意味するところは、
前述した通りである。
【0044】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いアラルキルオキシ」の「アラルキル」の意味するとこ
ろは、前述した通りである。「置換されていてもよいア
ラルキルオキシ」の置換基は、上記Ar1およびAr2
示される「置換されていてもよい環式基」の置換基と同
意義である。それぞれの置換基の意味するところは、前
述した通りである。
【0045】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いアミノ基」の置換基としては、例えばヒドロキシ基、
低級アルキル基、置換基(ハロゲン、ヒドロキシ基、低
級アルコキシまたは低級アルキルカルボニル基)で置換
された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコ
キシ基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキルカルボ
ニルオキシ基、カルボキシル基、低級アルキルカルボニ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、
低級アルキルカルバモイル基、N−ジ低級アルキルカル
バモイル基、N−ヒドロキシカルバモイル基、N−ヒド
ロキシ−N−低級アルキルカルバモイル基、N−フェニ
ルカルバモイル基、N−置換フェニルカルバモイル基、
飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、単環式または縮
合多環式アリール基、複素環基等が挙げられる。それぞ
れの置換基における「低級アルキル」、「低級アルケニ
ル」、「低級アルコキシ」の意味するところは前述した
とおりである。
【0046】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いスルホニル基」の置換基としては、例えばヒドロキシ
基、低級アルキル基、置換基(ハロゲン、ヒドロキシ
基、低級アルコキシまたは低級アルキルカルボニル基)
で置換された低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルキニル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキ
シ基、低級アルキルカルボニルオキシ基、カルボキシル
基、低級アルキルカルボニル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、カルバモイル基、低級アルキルカルバモイル
基、N−ジ低級アルキルカルバモイル基、N−ヒドロキ
シカルバモイル基、N−ヒドロキシ−N−低級アルキル
カルバモイル基、N−フェニルカルバモイル基、N−置
換フェニルカルバモイル基、シアノ基、アミノ基、モノ
低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、低級
アルキルカルボニルアミノ基、ニトロ基、飽和または不
飽和の脂環式炭化水素基、単環式または縮合多環式アリ
ール基、複素環基等が挙げられる。それぞれの置換基の
意味するところは、前述した通りである。
【0047】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いスルフィニル基」の置換基は、上記Ar1およびAr2
で示される「置換されていてもよい環式基」の置換基と
同意義である。それぞれの置換基の意味するところは、
前述した通りである。
【0048】R1〜R7の定義中、「置換されていてもよ
いアリール基」のアリール基の意味するところは、前述
した通りである。「置換されていてもよいアリール基」
の置換基としては、上記Ar1およびAr2で示される
「置換されていてもよい環式基」としての「置換されて
いてもよいアリール基」の置換基と同様なものが挙げら
れる。それぞれの置換基の意味するところは、前述した
通りである。
【0049】一般式(II)中、Ara1およびAra2
示される置換されていてもよいアリール基は、上記一般
式(I)のAr1およびAr2における「置換されていて
もよいアリール基」と同意義である。Ra、Rb1
b2、Rc1およびRc2における各定義は、上記一般式
(I)のR1〜R7と同意義である。
【0050】一般式(III)中、XおよびRで示され
る各基の意味するところは、上記一般式(I)において
定義したそれらの基の意味と同じである。
【0051】本発明の有機ホウ素化合物は不斉炭素を有
することがある。したがって、本発明の有機ホウ素化合
物は、不斉炭素に基づく特定の光学異性体であってもよ
い。
【0052】本発明は上記化合物の製薬的に許容される
塩およびその溶媒和物も包含する。本発明の目的化合物
の「塩」としては、製薬的に許容される塩が好ましく、
例えば無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との
塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸塩などが
挙げられる。無機塩基との塩としては、ナトリウム塩、
カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金属塩、な
らびにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。有機塩基との塩としては、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノ−ルアミ
ン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、ジシ
クロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジ
アミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩として
は、塩酸、フッ化水素酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リ
ン酸、過塩素酸、ヨウ化水素酸などとの塩が挙げられ
る。有機酸との塩としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ
酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエ
ン酸、コハク酸、リンゴ酸、マンデル酸、アスコルビン
酸、乳酸、グルコン酸、メタンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸などとの塩が挙げら
れる。塩基性アミノ酸との塩としては、アルギニン、リ
ジン、オルニチンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸
との塩としては、アスパラギン酸、グルタミン酸などと
の塩が挙げられる。
【0053】本発明の目的化合物およびその塩の「溶媒
和物」は有機溶媒および/または水との溶媒和物を包含
する。水和物が好ましく、具体的には一水和物、二水和
物、六水和物等が挙げられる。
【0054】本発明のヒトを除く動物用医薬組成物のう
ち、一般式(I)中、Ar1およびAr2がともに置換さ
れていてもよいアリール基である化合物もしくはその塩
またはそれらの溶媒和物を含有する、ヒトを除く動物用
医薬組成物が好ましく、より好ましくは一般式(I)
中、Ar1およびAr2がともに置換されていてもよいア
リール基であり、Gが式:−O−、−O−CR23−ま
たは−O−CR45−CR67−で表される基(式中、
2〜R7はそれぞれ同一または異なって水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、低級アル
ケニル基、低級アルコキシカルボニル基、アシル基、ハ
ロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アルケニル
基、アミド基、置換されていてもよいアラルキル基、低
級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ハロゲン化
低級アルコキシ基、ハロゲン化低級アルケニルオキシ
基、アシルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキ
シ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換され
ていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルホニ
ル基、置換されていてもよいスルフィニル基もしくは置
換されていてもよいアリール基である)である化合物も
しくはその塩またはそれらの溶媒和物を含有する、ヒト
を除く動物用医薬組成物である。
【0055】本発明の化合物を含有するヒトを除く動物
用医薬組成物のうち、より好ましい態様は、一般式(I
I)で示される化合物もしくはその塩またはそれらの溶
媒和物を含有する、ヒトを除く動物用医薬組成物であ
る。
【0056】本発明の化合物を含有するヒトを除く動物
用医薬組成物のうち、さらに好ましい態様は、一般式
(III)で示される化合物もしくはその塩またはそれ
らの溶媒和物を含有する、ヒトを除く動物用医薬組成物
である。
【0057】
【発明の実施の形態】本発明の化合物(I)[すなわ
ち、一般式(I)で表される化合物。以下、他の式で表
される化合物についても同様に略記することがある。]
は、公知の文献(例、Youji Huaxue (1989),9(3), 226-
9、Pharmazie (1985), 40(11), 767-71、Pharmazie (19
85), 40(6), 387-93、Pharmazie (1985), 40(5), 307-1
1、J.Chem.Soc.Perkin Train. 2 (1992) 527-532、Jour
nal of Organometallic Chemistry, 297(1985)13-19)
を参考にして製造することができる。
【0058】なお、置換基(例えば、化合物(I)のR
1〜R7)の種類によっては、合成経路の反応において望
ましくない反応性を有することがある(例、ヒドロキシ
基、カルボニル基およびアミノ基等)が、その場合は適
宜置換基に保護基を導入し反応後除去することにより製
造を行えばよい。
【0059】一例として、5員環を有する本発明の有機
ホウ素化合物の製造について記載する。次式(I’)で
示される本発明の化合物の製造は、例えば、以下の反応
式1にしたがって行なうことができる。 反応式1
【化7】 式中、Xはハロゲン原子を示し、Rdは炭素数1〜8の
アルキル基を示し、R’は低級アルキル基を示し、他の
記号は前記と同意義である。
【0060】工程1 まず、化合物(a)とマグネシウムをテトラヒドロフラ
ン(THF)などのエーテル溶媒中で反応させることに
より、式:ArMgX(b)で示される化合物を製造す
る。本反応において、化合物(a)は、マグネシウムに
対して1当量またはそれ以上、好ましくは1.1〜1.
3当量使用することができる。使用できるエーテル系溶
媒としてはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ
オキサンなどが挙げられる。さらに必要なら芳香族炭化
水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、ま
たは飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンな
ど)をエーテル系溶媒との混合溶媒として使用すること
ができる。反応温度は−20〜150℃、好ましくは0
〜50℃である。反応時間は化合物により異なるが0.
5〜10時間反応させればよい。反応生成物は通常透明
溶液またはスラリーとして得られる。
【0061】工程2 上記得られた化合物(b)を含む溶液またはスラリーに
ホウ酸化合物(B(ORd)3)を反応させた後、さらにエ
タノールアミン(HOCH2CH2NH2)を適当な溶媒
中で反応させることにより化合物(c)を製造する。本
反応において、上記工程1で得られた化合物(b)に対
してホウ酸エステルは0.5当量またはそれ以下、好ま
しくは0.5〜0.4当量使用することができる。逐次
反応のエタノールアミンは化合物(b)に対して0.5
当量またはそれ以上、好ましくは0.5〜0.7当量使
用することができる。本反応においては必要なら工程1
に記載したエーテル類、芳香族炭化水素類、飽和炭化水
素類の溶媒を使用することができる。化合物(b)とホ
ウ酸エステルとの反応温度は−90〜100℃、好まし
くは−30〜40℃、反応時間は化合物により異なるが
0.5〜10時間反応させればよい。また、逐次反応の
エタノールアミンとの反応温度は0〜100℃、好まし
くは30〜80℃、反応時間は通常0.5〜5時間反応
させればよい。化合物(c)は粗製物として、あるいは
常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)に
より精製して次工程に使用することができる。
【0062】工程3 化合物(c)に式:HOCH2CH(NH2)COOR'
で表されるセリンのアルキルエステルを適当な溶媒中で
反応させることにより、化合物(I’)が得られる。H
OCH2CH(NH2)COOR'で表される化合物は化
合物(c)に対して1〜2当量、好ましくは1〜1.5
当量使用することができる。使用できる溶媒としては、
エーテル類(例、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなど)、炭化水素類(例、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなど)、アルコール類(例、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノールなど)、水およびそ
れらの混合溶媒などが挙げられる。反応温度は0〜15
0℃、好ましくは20〜120℃であり、反応時間は通
常、0.5〜10時間である。得られた所望の化合物
(I’)は、要すれば、例えばカラムクロマトグラフィ
ー、再結晶などにより精製することができる。
【0063】なお、3員環および4員環を有する本発明
の有機ホウ素化合物についても、上記の5員環を有する
本発明の有機ホウ素化合物と同様、公知の合成方法によ
り合成することができる。
【0064】本発明の有機ホウ素化合物が特定の光学異
性体である場合、このような特定の光学異性体は、当分
野において慣用の方法を用いて容易に得ることができ
る。例えば、本発明の有機ホウ素化合物をラセミ体とし
て合成したのち、例えば分別結晶化法、クロマトグラフ
ィー等による物理的分離方法またはそれらの組合せによ
り、所望の光学異性体を単離することができる。あるい
は、本発明の有機ホウ素化合物の合成経路において、反
応試薬として特定の光学異性体を用いて反応させ、本発
明の有機ホウ素化合物を特定の光学異性体として合成す
ることができる。
【0065】本発明化合物は、それぞれの分野でよく知
られた方法に従って製剤化して家禽用コクシジウム予防
剤および治療剤とすることができる。即ち、本発明の化
合物を、単独でまたは通常この種の薬剤に使用される適
当な担体と共に、場合により賦形剤、崩壊剤、滑沢剤コ
ーティング等を用いて、散剤、粒剤、溶液、懸濁液、プ
レミックス、カプセル、乳剤、錠剤等の剤型に調製する
ことができる。
【0066】本発明の製剤に用いられる担体は通常、家
禽の飼料または飲水に添加できるものであれば、特に制
限されないが、水、乳糖、ショ糖、タルク、コロイド状
シリカ、ペクチン、小麦粉、米ぬか、トウモロコシ粉、
大豆、油粕、ひきわり澱粉、その他市販の家禽用飼料等
が例示される。
【0067】本発明化合物の投与量は、飼料に添加して
使用する場合には、一般に家禽飼料中に、少なくとも原
体換算で0.1〜500ppm、好ましくは0.5〜1
00ppmの濃度になるように配合すればよい。また、
飲料水に添加して使用する場合には、飲料水中の本発明
化合物の濃度は上記飼料中の濃度の約半分で充分な効果
を示すことができる。
【0068】さらに、本発明の化合物は、既知家禽用抗
コクシジウム剤、寄生虫駆除剤、感染症予防剤または成
長促進剤等を含む動物用医薬品と併用することもでき
る。
【0069】以下に参考例および実施例を挙げて本発明
をさらに詳細に説明するが、これらは本発明の範囲の限
定を意図するものでない。参考例および実施例中、Ph
はフェニル基を意味する。
【0070】参考例1 ジフェニルボロン酸エタノールアミンエステル(Ph2
−OCH2CH2NH2)の合成 ブロモベンゼン83.2g(0.53mol)、マグネシウム1
2.9g(0.53mol)およびテトラヒドロフラン250
mlを用いて常法にてフェニルマグネシウムブロマイドの
テトラヒドロフラン溶液を調製した。次いで、フラスコ
にホウ酸トリブチルエステル58.5g(0.26mol)、
エチルエーテル200mLを仕込み、−60℃に冷却維
持しフェニルマグネシウムブロマイドのテトラヒドロフ
ラン溶液(グリニャール試薬)を滴下した。滴下終了
後、室温下で10時間撹拌した後、10%塩酸水溶液1
50mLを加えて加水分解し有機層を分液した。得られ
た有機層にエタノールアミン31.1 g(0.51mol)、
エタノール50mLを加えて2時間室温下で攪拌した。
生成した沈殿を濾集し、含水アルコールで再結晶し乾燥
して白色結晶のジフェニルボロン酸エタノールアミンエ
ステル31.9 g(収率55%)を得た。
【0071】
【実施例】以下の製造例1〜8は次式で示される本発明
化合物に関する。
【化8】
【0072】製造例1 化合物1(式中、Ar1およびAr2が3−クロロフェニ
ル、R''がCOOCH3、L体)の合成 ジ(3−クロロフェニル)ボロン酸エタノールアミンエ
ステル3.5g(0.012mol)、エチルエーテル3
0mLおよび10%塩酸水溶液30mLをロートに仕込
み、約15分間振り混ぜた後、分液し、有機層を1回水
洗し、ナスフラスコに移し替えた。その後、L−セリン
メチルエステル塩酸塩2.8g(0.018mol)を5
%NaOH水溶液13.7g(0.017mol)に溶解
したものを加えて室温下で2時間撹拌した。生成した沈
殿を濾集し、含水アルコールで再結晶し、乾燥して、白
色結晶の化合物1を2.5g(収率59%)得た。融
点:201〜204℃。
【0073】製造例2 化合物2(式中、Ar1およびAr2が4−クロロフェニ
ル、R''がCOOCH3、L体)の合成 ジ(4−クロロフェニル)ボロン酸エタノールアミンエ
ステル3.5g(0.012mol)とL−セリンメチル
エステル塩酸塩2.8g(0.018mol)を実施例1
と同様に反応、処理し、白色結晶の化合物2を2.1g
(収率50%)得た。 融点:191〜196℃。
【0074】製造例3 化合物3(式中、Ar1およびAr2が3−トリフルオロ
メチルフェニル、R''がCOOCH3、L体)の合成 ジ(3−トリフルオロメチルフェニル)ボロン酸エタノ
ールアミンエステル4.33g(0.012mol)とL
−セリンメチルエステル塩酸塩2.8g(0.018mo
l)を実施例1と同様に反応、処理し、白色結晶の化合
物3を3.7g(収率73.6%)得た。 融点:224〜226℃。
【0075】製造例4 化合物4(式中、Ar1およびAr2が3−クロロフェニ
ル、R''がCOOC25、L体)の合成 ジ(3−クロロフェニル)ボロン酸エタノールアミンエ
ステル3.5g(0.012mol)とL−セリンエチル
エステル塩酸塩3.05g(0.018mol)を実施例
1と同様に反応、処理し、白色結晶の化合物4を2.9
g(収率66.1%)得た。 融点:191〜194℃。
【0076】製造例5 化合物5(式中、Ar1およびAr2が4−クロロフェニ
ル、R''がCOOC25、L体)の合成 ジ(4−クロロフェニル)ボロン酸エタノールアミンエ
ステル3.5g(0.012mol)とL−セリンエチル
エステル塩酸塩3.05g(0.018mol)を実施例
1と同様に反応、処理し、白色結晶の化合物5を3.1
g(収率70.6%)得た。 融点:201〜203℃。
【0077】製造例6 化合物6(式中、Ar1およびAr2が3−トリフルオロ
メチルフェニル、R''がCOOCH3、L体)の合成 ジ(3−トリフルオロメチルフェニル)ボロン酸エタノ
ールアミンエステル4.33g(0.012mol)とL
−セリンエチルエステル塩酸塩3.05g(0.018m
ol)を実施例1と同様に反応、処理し、白色結晶の化
合物6を3.1g(収率59.6%)得た。 融点:184〜186℃。
【0078】製造例7 化合物7(式中、Ar1およびAr2が3−クロロフェニ
ル、R''がCOOCH3)の合成 ジ(3−クロロフェニル)ボロン酸エタノールアミンエ
ステル3.5g(0.012mol)とDL−セリンメチ
ルエステル塩酸塩2.8g(0.018mol)を実施例
1と同様に反応、処理し、白色結晶の化合物7を2.9
g(収率68.4%)得た。 融点:174〜177℃。
【0079】製造例8 化合物8(式中、Ar1およびAr2が4−クロロフェニ
ル、R''がH)の合成 4−クロロブロモベンゼン114.9g(0.6mo
l)、マグネシウム14.6g(0.6mol)およびテ
トラヒドロフラン280mLを用いて、常法にて4−ク
ロロフェニルマグネシウムブロマイドのテトラヒドロフ
ラン溶液を調製した。次いで、フラスコにホウ酸トリブ
チルエステル67.0g(0.29mol)、エチルエー
テル230mLを仕込み、−60℃以下を冷却維持しな
がら4−クロロフェニルマグネシウムブロマイドのテト
ラヒドロフラン溶液(グリニャール試薬)を滴下した。
滴下終了後、室温下で10時間撹拌した後、10%塩酸
水溶液170mLを加えて加水分解し、有機層を分液し
た。得られた有機層にエタノールアミン35.2g(0.
58mol)、エタノール60mLを加えて室温下で2
時間撹拌した後、水500gを加え、減圧下で溶剤を留
去した。析出した沈殿を濾集し、含水エタノールで再結
晶し、乾燥して白色結晶の化合物8を45.1g(収率
52%)得た。
【0080】試験例 以下に示す試験例により、本発明化合物の抗コクシジウ
ム活性を証明した。 試験例1 ニワトリ腎臓(CK)培養細胞におけるコクシジウムの
インビトロ(in vitro)増殖抑制活性 1.細胞の処置 公知の方法によってSPFヒナから無菌的に腎臓を採取
し、トリプシン消化し、細胞を洗浄した。細胞数を調整
後、CO2インキュベータで37℃、72時間培養し単
層細胞を得た。単層細胞に、所定濃度に希釈した被検化
合物および人工脱殻したアイメリア・テネラのスポロゾ
イトを接種し、40℃で48時間培養した。培養後の細
胞は、アルコール固定およびギムザ染色をし、以下のと
おり観察した。 2.観察および判定 ニワトリ腎臓細胞質内で分裂、増殖した第1代シゾント
(成熟および未成熟)を倒立顕微鏡下で観察し、そのシゾ
ント数から無処理スポロゾイト接種対照群に対する原虫
の増殖抑制率を次式によって求めた。
【数1】増殖抑制率(%)=100−[(薬物を処理し
た群の第1代シゾント数)/無処理対照群の第1代シゾ
ント数)×100] 得られた結果を以下の表1に示す。
【表1】
【0081】本発明化合物の細胞毒性(CPE)につい
ても観察した。観察結果を(−)〜(+++)の4段階評
価で示した。−:無処理対照群と差なし、+:軽度の変
化、++:中度の変化、+++:完全に細胞が脱落(原
虫の観察は不能)。得られた結果を以下の表2に示す。
【表2】
【0082】試験例2 ニワトリヒナにおけるコクシジウム症予防・治療効果の
インビボ(in vivo)判定 本発明化合物のアイメリア・テネラに対する有効性(抗
コクシジウム効果)を200ppm飼料添加連続投与に
おいて検討した。7〜10日齢の白色レグホンのヒナ3
羽を1群とし、被検化合物を添加した飼料を投与した。
投与開始1日目にアイメリア・テネラの胞子形成オーシ
ストを、一羽あたり50,000個感染させた。被検化
合物は8日間連続投与し、その間の血便排泄程度、生存
率、相対増体率を観察し、感染7日目に剖検して盲腸病
変を観察し、盲腸病変値を算出した。本試験の判定基準
は次の通りである。 相対増体率: 試験群の体重増加量÷無感染無投薬対照群の体重増加量
×100(%)で表示。 血便の排泄:試験期間中に排泄される血便の排泄程度を
以下の4段階で評価。表中、「d」はオーシスト投与後
の日数を表す。 − :血便排泄を認めない。 + :軽度の血便排泄を認める。 ++ :中度の血便排泄を認める。 +++ :重度(感染無投薬対照と同程度)の血便排泄
を認める。 盲腸病変値:メルク(Merck)の検定法による。生
存したヒナを感染7日後に剖検し、各個体の盲腸病変を
肉眼的に観察し、その病変程度を0〜4に分けて(病変
なしを0、重度のものを4として)観察し、平均値を表
す。 判定:上記の結果に基づいて総合的に判断した、被検化
合物の活性についての総合的な判定結果である。 +:活性あり −:活性なし 試験結果を表3に示す。
【表3】 結果: アイメリア・テネラに対して、化合物2および
化合物8の飼料中200ppm投与で明らかな臨床症
状、相対増体率および盲腸病変率の改善が認められ、本
発明化合物が優れた抗コクシジウム効果を有することが
確認された。
【0083】
【発明の効果】本発明化合物は、上記試験例から明らか
なように、コクシジウムを感染させたニワトリヒナにお
いて、相対増体率減少の抑制、血便排泄の抑制、オーシ
ストの排泄の減少および盲腸病変値の改善等の強い抗コ
クシジム活性を示す。また、本発明化合物は、死亡個体
のデータからも明らかなように低毒性であるので、ニワ
トリをはじめ、七面鳥、アヒル等の家禽類およびウシ、
ブタ等の家畜類のコクシジウム症に対する予防および治
療剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 陽資 大阪府豊中市二葉町3丁目1番1号 塩野 義製薬株式会社内 (72)発明者 谷口 寿 兵庫県尼崎市武庫之荘5丁目23番36号 ハ イエスト5A−203 (72)発明者 田淵 均 滋賀県草津市西渋川2丁目6番68号 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 DA43 MA01 MA04 NA14 ZC64

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立して、置換さ
    れていてもよい環式基であり;Gは、式−A−、−A−
    CR23−または−A−CR45−CR67−で表され
    る基(式中、Aは酸素原子または硫黄原子)であり;R
    1〜R7はそれぞれ同一または異なって、水素原子、ハロ
    ゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、低級アル
    ケニル基、低級アルコキシカルボニル基、アシル基、ハ
    ロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アルケニル
    基、アミド基、置換されていてもよいアラルキル基、低
    級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ハロゲン化
    低級アルコキシ基、ハロゲン化低級アルケニルオキシ
    基、アシルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキ
    シ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換され
    ていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルホニ
    ル基、置換されていてもよいスルフィニル基もしくは置
    換されていてもよいアリール基である]で表わされる化
    合物もしくはその塩またはそれらの溶媒和物を含有する
    ヒトを除く動物用医薬組成物。
  2. 【請求項2】 一般式(I)中、Ar1およびAr2がと
    もに置換されていてもよいアリール基である請求項1記
    載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)中、Gが式:−O−、−O
    −CR23−または−O−CR45−CR67−で表わ
    される基であり;R2〜R7はそれぞれ同一または異なっ
    て、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシカルボニ
    ル基、アシル基、ハロゲン化低級アルキル基、ハロゲン
    化低級アルケニル基、アミド基、置換されていてもよい
    アラルキル基、低級アルコキシ基、低級アルケニルオキ
    シ基、ハロゲン化低級アルコキシ基、ハロゲン化低級ア
    ルケニルオキシ基、アシルオキシ、置換されていてもよ
    いフェニルオキシ、置換されていてもよいアラルキルオ
    キシ、置換されていてもよいアミノ基、置換されていて
    もよいスルホニル基、置換されていてもよいスルフィニ
    ル基もしくは置換されていてもよいアリール基である、
    請求項1または2に記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(II): 【化2】 [式中、Ara1およびAra2は同一または異なって、置
    換されていてもよいアリール基であり;Ra、Rb1、R
    b2、Rc1およびRc2はそれぞれ独立して、水素原子、ハ
    ロゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、低級ア
    ルケニル基、低級アルコキシカルボニル基、アシル基、
    ハロゲン化低級アルキル基、ハロゲン化低級アルケニル
    基、アミド基、置換されていてもよいアラルキル基、低
    級アルコキシ基、低級アルケニルオキシ基、ハロゲン化
    低級アルコキシ基、ハロゲン化低級アルケニルオキシ
    基、アシルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキ
    シ、置換されていてもよいアラルキルオキシ、置換され
    ていてもよいアミノ基、置換されていてもよいスルホニ
    ル基、置換されていてもよいスルフィニル基もしくは置
    換されていてもよいアリール基である]で表わされる化
    合物もしくはその塩またはそれらの溶媒和物を含有す
    る、請求項1記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 一般式(III): 【化3】 [式中、Xは、メタ位またはパラ位に結合している水素
    原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、低級アルキル
    基、ハロゲン化低級アルキル基、低級アルコキシ基また
    はハロゲン化低級アルコキシ基であり;Rは、水素原
    子、カルボキシル基、低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、低級アルコキシカルボニル基、アミド基およびアシ
    ル基からなる群から選ばれるいずれか1つの基である]
    で表わされる化合物もしくはその塩またはそれらの溶媒
    和物を含有する、請求項1記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物
    を含有する抗原虫剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物
    を含有する抗コクシジウム剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504214A (ja) * 2003-09-02 2007-03-01 イスム リサーチ ディベロップメント カンパニー オブ ザ ヘブライ ユニバーシティー オブ エルサレム バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007504214A (ja) * 2003-09-02 2007-03-01 イスム リサーチ ディベロップメント カンパニー オブ ザ ヘブライ ユニバーシティー オブ エルサレム バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類

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