JP2003196650A - 画像合成方法 - Google Patents
画像合成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、モニタ画面上に撮影画像を2次
元格子状に配置した結果、2次元格子の一部に画像が存
在しないような場合にも、2次元配列した全画像を、隣
接画像間で重なりがあるように、1次元配列に自動変換
することができるようにした画像合成方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 2次元配置された各画像毎に、重なり部
を有する隣接画像を特定するための情報と隣接する画像
との中心間距離に関する情報とからなる隣接画像情報を
登録するステップ、各画像毎に登録された隣接画像情報
を用いて、重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶとい
う条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができ
るようなルートを、探索するためのステップ、および隣
接画像どうしを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一
筆書きで巡ることができるようなルートが探索できた場
合には、探索されたルートの順番にしたがって全画像を
1次元配列するステップを備えている。
元格子状に配置した結果、2次元格子の一部に画像が存
在しないような場合にも、2次元配列した全画像を、隣
接画像間で重なりがあるように、1次元配列に自動変換
することができるようにした画像合成方法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 2次元配置された各画像毎に、重なり部
を有する隣接画像を特定するための情報と隣接する画像
との中心間距離に関する情報とからなる隣接画像情報を
登録するステップ、各画像毎に登録された隣接画像情報
を用いて、重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶとい
う条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができ
るようなルートを、探索するためのステップ、および隣
接画像どうしを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一
筆書きで巡ることができるようなルートが探索できた場
合には、探索されたルートの順番にしたがって全画像を
1次元配列するステップを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、複数
の顕微鏡画像から、各画像を自動的に接合し、高解像度
かつ広視野の合成画像を獲得するための、画像合成方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、横方向に近接して撮影したデジタ
ル写真を貼り合わせたパノラマ写真を合成することがで
きる画像合成の手法が実用化されてきた。本願出願人
は、画像合成のために使用されるオプティカルフロー推
定法の改良等(特開2001−274973号参照)に
よって、精度の高い画像合成を実現している。 【0003】本出願人が開発した画像合成用のアプリケ
ーションソフトでは、2次元配列状に撮像した複数の画
像を連結して1枚の合成画像を生成する場合、以下の処
理が行われる。 【0004】<第1処理>まず、複数枚の撮影画像をそ
れらの配置位置が実際の相対位置関係と合致するよう
に、モニタ画面上に2次元格子状に配置(2次元配置)
させる。 【0005】<第2処理>次に、この配置位置情報(画
像間の相対位置関係)を利用して、画像の重なり部を抽
出すべき隣接画像ペアを決定し、各隣接画像ペア毎に画
像の重なり部を抽出する。 【0006】<第3処理>各隣接画像ペア毎に抽出した
画像の重なり部を利用して、各隣接画像ペア毎に、特徴
点の対応付けを行なう。各隣接画像ペア毎に対応付けら
れた特徴点を利用して、各隣接画像ペア毎に幾何変換係
数を算出し、各隣接画像ペア毎に算出された幾何変換係
数を利用して全画像を合成する。 【0007】ところで、上記の第2処理において、モニ
タ画面上に格子状に2次元配置された複数枚の画像か
ら、画像の重なり部を抽出すべき隣接画像ペアを決定す
るためには、2次元配置された全ての画像を、隣接画像
間で重なりがあるように1次元配列する必要がある。 【0008】しかしながら、撮影画像が2次元配置され
た状態において、2次元格子の一部に画像が存在しない
ような場合には、単純な方法では2次元配置された全て
の画像を、隣接画像間で重なりがあるように1次元配列
することは困難である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、モニタ画
面上に撮影画像を2次元格子状に配置した結果、2次元
格子の一部に画像が存在しないような場合にも、2次元
配列した全画像を、隣接画像間で重なりがあるように、
1次元配列に自動変換することができるようにした画像
合成方法を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明による画像合成
方法は、複数枚の画像をそれらの配置位置が実際の相対
位置関係と合致するように2次元配置する第1ステッ
プ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり部を
有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステッ
プ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像を
決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の合
成画像を得る第3ステップを備えており、第2ステップ
は、2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣
接画像を特定するための情報と隣接する画像との中心間
距離に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するス
テップ、各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、
重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満
たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができるようなル
ートを、探索するためのステップ、および隣接画像どう
しを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡
ることができるようなルートが探索できた場合には、探
索されたルートの順番にしたがって全画像を1次元配列
するステップを備えていることを特徴とする画像合成方
法。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明を顕微鏡画像合成
装置に適用した場合の実施の形態について説明する。 【0012】図1は、顕微鏡画像合成装置の全体構成を
示している。 【0013】顕微鏡画像合成装置は、パーソナルコンピ
ュータによって実現される。パーソナルコンピュータ1
0には、モニタ21、マウス22およびキーボード23
が接続されている。パーソナルコンピュータ10は、C
PU11、メモリ12、ハードディスク13、CD−R
OMのようなリムーバブルディスクのドライブ(ディス
クドライブ)14を備えている。 【0014】ハードディスク13には、OS(オペレー
ティングシステム)等の他、顕微鏡画像合成処理プログ
ラムが格納されている。顕微鏡画像合成処理プログラム
は、それが格納されたCD−ROM20を用いて、ハー
ドディスク13にインストールされる。また、ハードデ
ィスク13には、合成されるべき複数の顕微鏡画像が予
め格納されているものとする。 【0015】この顕微鏡画像合成装置においては、顕微
鏡で撮影した複数枚の撮影画像の画像データがハードデ
ィスク13に記憶されており、さらに、これらの画像が
実際の相対位置関係と合致する2次元配置情報が画像デ
ータと関連付けられてハードディスク13に記憶されて
いる。 【0016】図2は、画像合成装置処理手順を示して
る。 【0017】まず、ハードディスク13からメモリに画
像データが読み込まれる(ステップ101)。次に、ハ
ードディスク13の2次元配置情報に基づいて、画像を
2次元配置する(ステップ102)。2次元配置された
画像は、モニタ21に表示される。図3の上段の図は、
2次元配置された画像を示している。この例では、3行
3列の2次元配置位置のうち、中央の位置の上側および
下側位置においては画像が欠如している。 【0018】次に、2次元配置された画像を、隣接画像
間で重なりがあるように、1次元系列に自動変換する(
ステップ103) 。つまり、2次元配置された画像を、
隣接画像間で重なりがあるように、自動的に1次元配列
する。1次元配列された画像は、モニタ21に表示され
る。図3の中段の図は、1次元配列された画像を示して
いる。 【0019】その後、1次元配列された画像において、
隣接する画像どうしを合成していくことにより、全画像
を合成する(ステップ104)。この画像合成結果は、
モニタ21に表示される。図3の下段の図は、画像合成
結果を示している。 【0020】図4は、上記ステップ103の処理(2次
元配置された画像を1次元系列に自動変換する処理)の
詳細な手順を示している。 【0021】まず、2次元配置された各画像毎に、それ
に隣接する画像(隣接画像)を画像中心間距離が短い順
番(探索優先順位の高い順番)で登録する(ステップ1
11)。ある画像に対して複数の隣接画像が存在する場
合、後述する画像中心間距離を考慮した一筆書きルート
探索処理(図11)においては、画像中心間距離が短い
ほど探索優先順序が高いものとして扱われる。したがっ
て、ステップ111では、2次元配置された各画像毎
に、それに隣接する画像(隣接画像)を探索優先順位の
高い順番で登録することになる。ある画像に対する隣接
画像は、ある画像の上下方向、左右方向または斜めの方
向に隣接する画像である。ここでいう隣接画像どうし
は、互いに画像の重なり部があると想定している。 【0022】図5に示すように、2次元配置された画像
が7枚の画像I1 〜I7 である場合には、各画像I1 〜
I7 毎に、それに隣接する画像が、画像中心間距離が短
い順に登録される。上下方向、左右方向および斜め方向
に並んだ隣接画像のうち、上下方向に並んだ隣接画像間
の中心間距離Hが最も短く、斜め方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離が最も長く、左右方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離Wがそれらの中間の長さとなる。 【0023】したがって、例えば、画像I3 に対して
は、図5に示すように、3つの隣接画像I2 、I7 、I
4 が、I2 、I7 、I4 の順に登録される。また、画像
I6 に対しては、2つの隣接画像I5 、I4 が、I5 、
I4 の順に登録される。 【0024】次に、2次元配置された画像が、一筆書き
のルートを得ることが可能か否かを判別する(ステップ
112)。つまり、図6に示すように、隣接画像のない
画像Qが存在する場合、または図7に示すように隣接画
像が1つしかない画像Q1,Q2,Q3が3つ以上存在
する場合には、一筆書きのルートを得ることが不可能で
あると判定し、それ以外の場合には、一筆書きのルート
を得ることが可能であると判定する。 【0025】一筆書きのルートを得ることが不可能であ
る場合には、画像合成を行なうことができないので、こ
の処理は終了する。一筆書きのルートを得ることが可能
である場合には、一筆書きのルート探索のための開始画
像候補の優先順序を決定する(ステップ113)。 【0026】つまり、2次元配置された各画像を特定の
方向(たとえば、図8に示すようなラスタスキャン方
向)に走査することにより、一筆書きルート探索の開始
画像候補の優先順序を決定する。 【0027】図8に示すように、2次元配置された画像
をラスタスキャンする場合、開始画像候補の優先順位
は、I1、I2、I5、I4、I3、I6、I7とな
る。 【0028】なお、図9に示すように、隣接画像が1つ
しかない画像Q1,Q2が2つ存在する場合には、その
いずれかの画像を第1優先順位の開始画像として決定
し、他方を第2優先順位の開始画像として決定する。 【0029】次に、一筆書きのルートの探索処理を行な
う(ステップ114)。この処理の詳細については、後
述する。一筆書きのルートが探索されると、その探索結
果に基づいて、2次元配置された画像を1次元配置させ
る(ステップ115)。つまり、2次元配置された画像
を1次元系列に変換する。 【0030】図10は、一筆書きのルートの探索処理手
順を示している。 【0031】まず、上記ステップ113で決定された開
始画像候補の優先順序に基づいて、一筆書きルート探索
の開始画像を決定する(ステップ121)。 【0032】次に、初期並び順、つまり、(カメラによ
って撮影された順序)にしたがって画像を結ぶことによ
り、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルート(所定の条件を満たす一筆書きルー
ト)が得られるか否かを判定する(ステップ122)。
所定の条件を満たす一筆書きルートが得られた場合に
は、今回の処理を終了する。 【0033】一方、所定の条件を満たす一筆書きルート
が得られなかった場合には、画像中心間距離を考慮した
一筆書きルート探索処理を行なう(ステップ123)。
つまり、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを
結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡るこ
とができるようなルートを探索するための処理を行な
う。 【0034】例えば、図5の7枚の画像がI1 、I2 、
…I6 、I7 の順番で撮像されている場合には、上記ス
テップ122では、その順番にしたがって画像を選択し
ていくが、I2 は、I1 に隣接していないため、初期並
び順にしたがって画像を結んでいっても、所定の条件を
満たす一筆書きルートを決定することができない。この
場合には、ステップ123に移行することになる。 【0035】図11は、画像中心間距離を考慮した一筆
書きルート探索処理の手順を示している。 【0036】まず、開始画像の優先順序を示す変数iを
1に設定する(ステップ201)。そして、変数iの値
に基づいて、開始画像Si を決定する(ステップ20
2)。また、変数dを探索の深さを示す変数とし、変数
dを1に設定する(ステップ203)。現在設定されて
いる深さdで選択される画像を注目画像Rd とすると、
現在設定されている深さ(d=1)において選択される
注目画像R1 をSi に決定する(ステップ204)。 【0037】次に、隣接画像の探索優先順序を示す変数
jを1に設定する(ステップ205)。図4のステップ
111で登録されている情報に基づいて、注目画像Rd
に隣接する画像の総数nを取得する(ステップ20
6)。 【0038】図4のステップ111で登録されている情
報に基づいて、注目画像Rd に隣接する画像のうち、変
数jの値に応じた隣接画像Nj を取得する(ステップ2
07)。そして、隣接画像Nj が上位の深さで既に選択
されているか否かを判別する(ステップ208)。 【0039】隣接画像Nj が上位の深さで既に選択され
ている場合には、変数jを1だけインクリメントする
(ステップ209)。そして、注目画像Rd に対する全
ての隣接画像を探索したか否かを判別する(ステップ2
10)。つまり、j>nであるか否かを判別する。注目
画像Rd に対する全ての隣接画像を探索していない場合
(j≦n)には、ステップ207に戻る。 【0040】上記ステップ208において、隣接画像N
j が上位の深さで既に選択されていないと判別された場
合には、深さdを1だけインクリメントする(ステップ
211)。また、深さdで選択する注目画像Rd とし
て、Nj を設定する(ステップ212)。そして、全画
像が選択されたか否かを判別する(ステップ213)。
この判別は、d≧全画像数であるか否かを判別すること
によって行なわれる。全画像が選択されてない場合(d
<全画像数)には、ステップ205に戻る。 【0041】上記ステップ210において、注目画像R
d に対する全ての隣接画像を探索したと判別された場合
には、つまり、注目画像Rd に対する全ての隣接画像が
上位の深さにおいて既に選択されていた場合には、注目
画像Rd の深さより上位の深さに戻って探索をやり直す
ための処理が行なわれる。 【0042】つまり、まず、注目画像Rd の深さdより
1つ上位の深さ(d−1)において選択された画像R
d-1 に隣接し、かつ未探索の画像(画像Rd-1 の次に選
択される画像として未だ探索されていない画像)が存在
するか否かを判別する(ステップ214)。画像Rd-1
に隣接しかつ未探索の画像が存在する場合には、画像R
d-1 に隣接かつ未探索の画像の中で、探索優先順序が高
い画像の探索優先順序kを取得する(ステップ21
5)。そして、深さdを1だけデクリメントする(ステ
ップ216)。また、隣接画像の探索優先順序を示す変
数jをkに設定する(ステップ217)。この後、深さ
dが1より小さいか否かを判別する(ステップ21
8)。深さdが1以上である場合には、ステップ206
に戻る。 【0043】なお、上記ステップ214において、画像
Rd-1 に隣接しかつ未探索の画像が存在しない場合に
は、深さdを1だけデクリメントした後(ステップ21
9)、ステップ214に戻る。 【0044】また、上記ステップ218において、深さ
dが1より小さい場合には、開始画像を変更するため
に、開始画像の優先順序iを1だけインクリメントした
後(ステップ220)、開始ステップ202に戻る。 【0045】上記ステップ213において、d≧全画像
数であると判別された場合には、全画像に対して所定の
条件を満たす一筆書きルートが探索されたことになるの
で、今回の処理を終了する。 【0046】図11の画像中心間距離を考慮した一筆書
きルート探索処理を、図5の画像を例にとって説明す
る。 【0047】(1)前提 ここでは、ステップ202において、開始画像Si とし
て画像I1 が選択されたとする。ステップ204におい
ては、深さd=1において選択する注目画像R 1 とし
て、画像I1 が設定される。 【0048】(2)深さd=2での画像R2 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R1 (=I
1 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが2に設定されるとともに、深
さd=2で選択される画像R2 として画像I5 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0049】(3)深さd=3での画像R3 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R2 (=I
5 )に隣接する画像I 1 、I4 I6 のうち、探索優先順
位の高い画像I1 が取得されるが、I1 は上位の深さで
既に選択されているので、ステップ208、209、2
10からステップ207に戻って、画像I6 が取得され
る。 【0050】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが3に設定されるとともに、深さd=3で選
択される画像R3 として画像I6 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0051】(4)深さd=4での画像R4 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R3 (=I
6 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得されるが、I5 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。 【0052】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが4に設定されるとともに、深さd=4で選
択される画像R4 として画像I4 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0053】(5)深さd=5での画像R5 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R4 (=I
4 )に隣接する画像I 1 、I2 、I3 、I5 、I6 、I
7 のうち、探索優先順位の高い画像I3 が取得される。
そして、ステップ208〜212によって、深さdが5
に設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R
5 として画像I3 が設定される。そして、ステップ21
3を通ってステップ205に戻る。 【0054】(6)深さd=6での画像R6 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得される。そして、ステップ2
08〜212によって、深さdが6に設定されるととも
に、深さd=6で選択される画像R6 として画像I2 が
設定される。そして、ステップ213を通ってステップ
205に戻る。 【0055】(7)深さd=7での画像R7 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0056】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
I7が存在するので、ステップ215に移行し、画像I
7 の探索優先順位k=2が取得される。そして、ステッ
プ216によって深さdが現在の値6から5に変更せし
められるとともに、ステップ217によって探索優先順
序jがk=2に設定される。 【0057】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=5で選択された画像R5 (=
I3 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I7 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが6に
設定されるとともに、深さd=6で選択される画像R 6
として画像I7 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0058】(8)深さd=7での画像R7 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
7 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0059】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
は存在しないので、ステップ219に移行し、深さdが
現在の値6から5に変更せしめられた後、ステップ21
4に戻る。 【0060】ステップ214では、R4 (=I4 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R4 (=I4 )に隣接しかつ未探索の画像
I2、I7 が存在するので、ステップ215に移行し、
画像I2 の探索優先順位k=4が取得される。そして、
ステップ216によって深さdが現在の値5から4に変
更せしめられるとともに、ステップ217によって探索
優先順序jがk=4に設定される。 【0061】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=4で選択された画像R4 (=
I4 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I2 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが5に
設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R 5
として画像I2 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0062】(9)深さd=6での画像R6 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが6に設定されるとともに、深
さd=6で選択される画像R6 として画像I3 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0063】(10)深さd=7での画像R7 の選択処
理(3回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得されるが、I2 は上位の深さ
で既に選択されているので、ステップ208、209、
210からステップ207に戻って、画像I7 が取得さ
れる。 【0064】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが7に設定されるとともに、深さd=7で選
択される画像R7 として画像I7 が設定される。そし
て、ステップ213でYESとなり、今回の処理は終了
する。 【0065】図12は、元画像が図5の場合の、画像中
心間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示し
ている。図12に示すように、I1 、I5 、I6 、
I4 、I 2 、I3 、I7 の一筆書きルートが設定され
る。そして、図3の中段に示すように、この一筆書きル
ートの順番にしたがって、これらの7枚の画像が1次元
配列される。 【0066】1次元配列された画像は、その順に隣接さ
れた画像が合成され、その結果、図3の下段に示すよう
に、合成されることになる。具体的には、各隣接画像毎
に抽出した画像の重なり部を利用して、各隣接画像毎
に、特徴点の対応付けを行なう。そして、各隣接画像毎
に対応付けられた特徴点を利用して、各隣接画像毎に幾
何変換係数を算出し、各隣接画像毎に算出された幾何変
換係数を利用して全画像を合成する。 【0067】 【発明の効果】この発明によれば、モニタ画面上に撮影
画像を2次元格子状に配置した結果、2次元格子の一部
に画像が存在しないような場合にも、2次元配列した全
画像を、隣接画像間で重なりがあるように、1次元配列
に自動変換することができるようになる。
の顕微鏡画像から、各画像を自動的に接合し、高解像度
かつ広視野の合成画像を獲得するための、画像合成方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、横方向に近接して撮影したデジタ
ル写真を貼り合わせたパノラマ写真を合成することがで
きる画像合成の手法が実用化されてきた。本願出願人
は、画像合成のために使用されるオプティカルフロー推
定法の改良等(特開2001−274973号参照)に
よって、精度の高い画像合成を実現している。 【0003】本出願人が開発した画像合成用のアプリケ
ーションソフトでは、2次元配列状に撮像した複数の画
像を連結して1枚の合成画像を生成する場合、以下の処
理が行われる。 【0004】<第1処理>まず、複数枚の撮影画像をそ
れらの配置位置が実際の相対位置関係と合致するよう
に、モニタ画面上に2次元格子状に配置(2次元配置)
させる。 【0005】<第2処理>次に、この配置位置情報(画
像間の相対位置関係)を利用して、画像の重なり部を抽
出すべき隣接画像ペアを決定し、各隣接画像ペア毎に画
像の重なり部を抽出する。 【0006】<第3処理>各隣接画像ペア毎に抽出した
画像の重なり部を利用して、各隣接画像ペア毎に、特徴
点の対応付けを行なう。各隣接画像ペア毎に対応付けら
れた特徴点を利用して、各隣接画像ペア毎に幾何変換係
数を算出し、各隣接画像ペア毎に算出された幾何変換係
数を利用して全画像を合成する。 【0007】ところで、上記の第2処理において、モニ
タ画面上に格子状に2次元配置された複数枚の画像か
ら、画像の重なり部を抽出すべき隣接画像ペアを決定す
るためには、2次元配置された全ての画像を、隣接画像
間で重なりがあるように1次元配列する必要がある。 【0008】しかしながら、撮影画像が2次元配置され
た状態において、2次元格子の一部に画像が存在しない
ような場合には、単純な方法では2次元配置された全て
の画像を、隣接画像間で重なりがあるように1次元配列
することは困難である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、モニタ画
面上に撮影画像を2次元格子状に配置した結果、2次元
格子の一部に画像が存在しないような場合にも、2次元
配列した全画像を、隣接画像間で重なりがあるように、
1次元配列に自動変換することができるようにした画像
合成方法を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】この発明による画像合成
方法は、複数枚の画像をそれらの配置位置が実際の相対
位置関係と合致するように2次元配置する第1ステッ
プ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり部を
有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステッ
プ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像を
決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の合
成画像を得る第3ステップを備えており、第2ステップ
は、2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣
接画像を特定するための情報と隣接する画像との中心間
距離に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するス
テップ、各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、
重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満
たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができるようなル
ートを、探索するためのステップ、および隣接画像どう
しを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡
ることができるようなルートが探索できた場合には、探
索されたルートの順番にしたがって全画像を1次元配列
するステップを備えていることを特徴とする画像合成方
法。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明を顕微鏡画像合成
装置に適用した場合の実施の形態について説明する。 【0012】図1は、顕微鏡画像合成装置の全体構成を
示している。 【0013】顕微鏡画像合成装置は、パーソナルコンピ
ュータによって実現される。パーソナルコンピュータ1
0には、モニタ21、マウス22およびキーボード23
が接続されている。パーソナルコンピュータ10は、C
PU11、メモリ12、ハードディスク13、CD−R
OMのようなリムーバブルディスクのドライブ(ディス
クドライブ)14を備えている。 【0014】ハードディスク13には、OS(オペレー
ティングシステム)等の他、顕微鏡画像合成処理プログ
ラムが格納されている。顕微鏡画像合成処理プログラム
は、それが格納されたCD−ROM20を用いて、ハー
ドディスク13にインストールされる。また、ハードデ
ィスク13には、合成されるべき複数の顕微鏡画像が予
め格納されているものとする。 【0015】この顕微鏡画像合成装置においては、顕微
鏡で撮影した複数枚の撮影画像の画像データがハードデ
ィスク13に記憶されており、さらに、これらの画像が
実際の相対位置関係と合致する2次元配置情報が画像デ
ータと関連付けられてハードディスク13に記憶されて
いる。 【0016】図2は、画像合成装置処理手順を示して
る。 【0017】まず、ハードディスク13からメモリに画
像データが読み込まれる(ステップ101)。次に、ハ
ードディスク13の2次元配置情報に基づいて、画像を
2次元配置する(ステップ102)。2次元配置された
画像は、モニタ21に表示される。図3の上段の図は、
2次元配置された画像を示している。この例では、3行
3列の2次元配置位置のうち、中央の位置の上側および
下側位置においては画像が欠如している。 【0018】次に、2次元配置された画像を、隣接画像
間で重なりがあるように、1次元系列に自動変換する(
ステップ103) 。つまり、2次元配置された画像を、
隣接画像間で重なりがあるように、自動的に1次元配列
する。1次元配列された画像は、モニタ21に表示され
る。図3の中段の図は、1次元配列された画像を示して
いる。 【0019】その後、1次元配列された画像において、
隣接する画像どうしを合成していくことにより、全画像
を合成する(ステップ104)。この画像合成結果は、
モニタ21に表示される。図3の下段の図は、画像合成
結果を示している。 【0020】図4は、上記ステップ103の処理(2次
元配置された画像を1次元系列に自動変換する処理)の
詳細な手順を示している。 【0021】まず、2次元配置された各画像毎に、それ
に隣接する画像(隣接画像)を画像中心間距離が短い順
番(探索優先順位の高い順番)で登録する(ステップ1
11)。ある画像に対して複数の隣接画像が存在する場
合、後述する画像中心間距離を考慮した一筆書きルート
探索処理(図11)においては、画像中心間距離が短い
ほど探索優先順序が高いものとして扱われる。したがっ
て、ステップ111では、2次元配置された各画像毎
に、それに隣接する画像(隣接画像)を探索優先順位の
高い順番で登録することになる。ある画像に対する隣接
画像は、ある画像の上下方向、左右方向または斜めの方
向に隣接する画像である。ここでいう隣接画像どうし
は、互いに画像の重なり部があると想定している。 【0022】図5に示すように、2次元配置された画像
が7枚の画像I1 〜I7 である場合には、各画像I1 〜
I7 毎に、それに隣接する画像が、画像中心間距離が短
い順に登録される。上下方向、左右方向および斜め方向
に並んだ隣接画像のうち、上下方向に並んだ隣接画像間
の中心間距離Hが最も短く、斜め方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離が最も長く、左右方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離Wがそれらの中間の長さとなる。 【0023】したがって、例えば、画像I3 に対して
は、図5に示すように、3つの隣接画像I2 、I7 、I
4 が、I2 、I7 、I4 の順に登録される。また、画像
I6 に対しては、2つの隣接画像I5 、I4 が、I5 、
I4 の順に登録される。 【0024】次に、2次元配置された画像が、一筆書き
のルートを得ることが可能か否かを判別する(ステップ
112)。つまり、図6に示すように、隣接画像のない
画像Qが存在する場合、または図7に示すように隣接画
像が1つしかない画像Q1,Q2,Q3が3つ以上存在
する場合には、一筆書きのルートを得ることが不可能で
あると判定し、それ以外の場合には、一筆書きのルート
を得ることが可能であると判定する。 【0025】一筆書きのルートを得ることが不可能であ
る場合には、画像合成を行なうことができないので、こ
の処理は終了する。一筆書きのルートを得ることが可能
である場合には、一筆書きのルート探索のための開始画
像候補の優先順序を決定する(ステップ113)。 【0026】つまり、2次元配置された各画像を特定の
方向(たとえば、図8に示すようなラスタスキャン方
向)に走査することにより、一筆書きルート探索の開始
画像候補の優先順序を決定する。 【0027】図8に示すように、2次元配置された画像
をラスタスキャンする場合、開始画像候補の優先順位
は、I1、I2、I5、I4、I3、I6、I7とな
る。 【0028】なお、図9に示すように、隣接画像が1つ
しかない画像Q1,Q2が2つ存在する場合には、その
いずれかの画像を第1優先順位の開始画像として決定
し、他方を第2優先順位の開始画像として決定する。 【0029】次に、一筆書きのルートの探索処理を行な
う(ステップ114)。この処理の詳細については、後
述する。一筆書きのルートが探索されると、その探索結
果に基づいて、2次元配置された画像を1次元配置させ
る(ステップ115)。つまり、2次元配置された画像
を1次元系列に変換する。 【0030】図10は、一筆書きのルートの探索処理手
順を示している。 【0031】まず、上記ステップ113で決定された開
始画像候補の優先順序に基づいて、一筆書きルート探索
の開始画像を決定する(ステップ121)。 【0032】次に、初期並び順、つまり、(カメラによ
って撮影された順序)にしたがって画像を結ぶことによ
り、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルート(所定の条件を満たす一筆書きルー
ト)が得られるか否かを判定する(ステップ122)。
所定の条件を満たす一筆書きルートが得られた場合に
は、今回の処理を終了する。 【0033】一方、所定の条件を満たす一筆書きルート
が得られなかった場合には、画像中心間距離を考慮した
一筆書きルート探索処理を行なう(ステップ123)。
つまり、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを
結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡るこ
とができるようなルートを探索するための処理を行な
う。 【0034】例えば、図5の7枚の画像がI1 、I2 、
…I6 、I7 の順番で撮像されている場合には、上記ス
テップ122では、その順番にしたがって画像を選択し
ていくが、I2 は、I1 に隣接していないため、初期並
び順にしたがって画像を結んでいっても、所定の条件を
満たす一筆書きルートを決定することができない。この
場合には、ステップ123に移行することになる。 【0035】図11は、画像中心間距離を考慮した一筆
書きルート探索処理の手順を示している。 【0036】まず、開始画像の優先順序を示す変数iを
1に設定する(ステップ201)。そして、変数iの値
に基づいて、開始画像Si を決定する(ステップ20
2)。また、変数dを探索の深さを示す変数とし、変数
dを1に設定する(ステップ203)。現在設定されて
いる深さdで選択される画像を注目画像Rd とすると、
現在設定されている深さ(d=1)において選択される
注目画像R1 をSi に決定する(ステップ204)。 【0037】次に、隣接画像の探索優先順序を示す変数
jを1に設定する(ステップ205)。図4のステップ
111で登録されている情報に基づいて、注目画像Rd
に隣接する画像の総数nを取得する(ステップ20
6)。 【0038】図4のステップ111で登録されている情
報に基づいて、注目画像Rd に隣接する画像のうち、変
数jの値に応じた隣接画像Nj を取得する(ステップ2
07)。そして、隣接画像Nj が上位の深さで既に選択
されているか否かを判別する(ステップ208)。 【0039】隣接画像Nj が上位の深さで既に選択され
ている場合には、変数jを1だけインクリメントする
(ステップ209)。そして、注目画像Rd に対する全
ての隣接画像を探索したか否かを判別する(ステップ2
10)。つまり、j>nであるか否かを判別する。注目
画像Rd に対する全ての隣接画像を探索していない場合
(j≦n)には、ステップ207に戻る。 【0040】上記ステップ208において、隣接画像N
j が上位の深さで既に選択されていないと判別された場
合には、深さdを1だけインクリメントする(ステップ
211)。また、深さdで選択する注目画像Rd とし
て、Nj を設定する(ステップ212)。そして、全画
像が選択されたか否かを判別する(ステップ213)。
この判別は、d≧全画像数であるか否かを判別すること
によって行なわれる。全画像が選択されてない場合(d
<全画像数)には、ステップ205に戻る。 【0041】上記ステップ210において、注目画像R
d に対する全ての隣接画像を探索したと判別された場合
には、つまり、注目画像Rd に対する全ての隣接画像が
上位の深さにおいて既に選択されていた場合には、注目
画像Rd の深さより上位の深さに戻って探索をやり直す
ための処理が行なわれる。 【0042】つまり、まず、注目画像Rd の深さdより
1つ上位の深さ(d−1)において選択された画像R
d-1 に隣接し、かつ未探索の画像(画像Rd-1 の次に選
択される画像として未だ探索されていない画像)が存在
するか否かを判別する(ステップ214)。画像Rd-1
に隣接しかつ未探索の画像が存在する場合には、画像R
d-1 に隣接かつ未探索の画像の中で、探索優先順序が高
い画像の探索優先順序kを取得する(ステップ21
5)。そして、深さdを1だけデクリメントする(ステ
ップ216)。また、隣接画像の探索優先順序を示す変
数jをkに設定する(ステップ217)。この後、深さ
dが1より小さいか否かを判別する(ステップ21
8)。深さdが1以上である場合には、ステップ206
に戻る。 【0043】なお、上記ステップ214において、画像
Rd-1 に隣接しかつ未探索の画像が存在しない場合に
は、深さdを1だけデクリメントした後(ステップ21
9)、ステップ214に戻る。 【0044】また、上記ステップ218において、深さ
dが1より小さい場合には、開始画像を変更するため
に、開始画像の優先順序iを1だけインクリメントした
後(ステップ220)、開始ステップ202に戻る。 【0045】上記ステップ213において、d≧全画像
数であると判別された場合には、全画像に対して所定の
条件を満たす一筆書きルートが探索されたことになるの
で、今回の処理を終了する。 【0046】図11の画像中心間距離を考慮した一筆書
きルート探索処理を、図5の画像を例にとって説明す
る。 【0047】(1)前提 ここでは、ステップ202において、開始画像Si とし
て画像I1 が選択されたとする。ステップ204におい
ては、深さd=1において選択する注目画像R 1 とし
て、画像I1 が設定される。 【0048】(2)深さd=2での画像R2 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R1 (=I
1 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが2に設定されるとともに、深
さd=2で選択される画像R2 として画像I5 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0049】(3)深さd=3での画像R3 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R2 (=I
5 )に隣接する画像I 1 、I4 I6 のうち、探索優先順
位の高い画像I1 が取得されるが、I1 は上位の深さで
既に選択されているので、ステップ208、209、2
10からステップ207に戻って、画像I6 が取得され
る。 【0050】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが3に設定されるとともに、深さd=3で選
択される画像R3 として画像I6 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0051】(4)深さd=4での画像R4 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R3 (=I
6 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得されるが、I5 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。 【0052】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが4に設定されるとともに、深さd=4で選
択される画像R4 として画像I4 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0053】(5)深さd=5での画像R5 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R4 (=I
4 )に隣接する画像I 1 、I2 、I3 、I5 、I6 、I
7 のうち、探索優先順位の高い画像I3 が取得される。
そして、ステップ208〜212によって、深さdが5
に設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R
5 として画像I3 が設定される。そして、ステップ21
3を通ってステップ205に戻る。 【0054】(6)深さd=6での画像R6 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得される。そして、ステップ2
08〜212によって、深さdが6に設定されるととも
に、深さd=6で選択される画像R6 として画像I2 が
設定される。そして、ステップ213を通ってステップ
205に戻る。 【0055】(7)深さd=7での画像R7 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0056】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
I7が存在するので、ステップ215に移行し、画像I
7 の探索優先順位k=2が取得される。そして、ステッ
プ216によって深さdが現在の値6から5に変更せし
められるとともに、ステップ217によって探索優先順
序jがk=2に設定される。 【0057】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=5で選択された画像R5 (=
I3 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I7 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが6に
設定されるとともに、深さd=6で選択される画像R 6
として画像I7 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0058】(8)深さd=7での画像R7 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
7 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0059】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
は存在しないので、ステップ219に移行し、深さdが
現在の値6から5に変更せしめられた後、ステップ21
4に戻る。 【0060】ステップ214では、R4 (=I4 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R4 (=I4 )に隣接しかつ未探索の画像
I2、I7 が存在するので、ステップ215に移行し、
画像I2 の探索優先順位k=4が取得される。そして、
ステップ216によって深さdが現在の値5から4に変
更せしめられるとともに、ステップ217によって探索
優先順序jがk=4に設定される。 【0061】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=4で選択された画像R4 (=
I4 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I2 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが5に
設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R 5
として画像I2 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0062】(9)深さd=6での画像R6 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが6に設定されるとともに、深
さd=6で選択される画像R6 として画像I3 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0063】(10)深さd=7での画像R7 の選択処
理(3回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得されるが、I2 は上位の深さ
で既に選択されているので、ステップ208、209、
210からステップ207に戻って、画像I7 が取得さ
れる。 【0064】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが7に設定されるとともに、深さd=7で選
択される画像R7 として画像I7 が設定される。そし
て、ステップ213でYESとなり、今回の処理は終了
する。 【0065】図12は、元画像が図5の場合の、画像中
心間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示し
ている。図12に示すように、I1 、I5 、I6 、
I4 、I 2 、I3 、I7 の一筆書きルートが設定され
る。そして、図3の中段に示すように、この一筆書きル
ートの順番にしたがって、これらの7枚の画像が1次元
配列される。 【0066】1次元配列された画像は、その順に隣接さ
れた画像が合成され、その結果、図3の下段に示すよう
に、合成されることになる。具体的には、各隣接画像毎
に抽出した画像の重なり部を利用して、各隣接画像毎
に、特徴点の対応付けを行なう。そして、各隣接画像毎
に対応付けられた特徴点を利用して、各隣接画像毎に幾
何変換係数を算出し、各隣接画像毎に算出された幾何変
換係数を利用して全画像を合成する。 【0067】 【発明の効果】この発明によれば、モニタ画面上に撮影
画像を2次元格子状に配置した結果、2次元格子の一部
に画像が存在しないような場合にも、2次元配列した全
画像を、隣接画像間で重なりがあるように、1次元配列
に自動変換することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顕微鏡画像合成装置の全体構成を示す構成図で
ある。 【図2】顕微鏡画像合成装置による全体的な画像合成処
理手順を示すフローチャートである。 【図3】画像合成方法を説明する模式図である。 【図4】図2のステップ103の処理の詳細な手順を示
すフローチャートである。 【図5】図4のステップ111の処理を説明するための
模式図である。 【図6】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図7】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図8】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図9】図4のステップ113の処理を説明するための
模式図である。 【図10】図4のステップ114の処理の詳細な手順を
示すフローチャートである。 【図11】図10のステップ123の処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。 【図12】図12は、元画像が図5の場合の、画像中心
間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示す模
式図である。 【符号の説明】 10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 ハードディスク 14 ディスクドライブ
ある。 【図2】顕微鏡画像合成装置による全体的な画像合成処
理手順を示すフローチャートである。 【図3】画像合成方法を説明する模式図である。 【図4】図2のステップ103の処理の詳細な手順を示
すフローチャートである。 【図5】図4のステップ111の処理を説明するための
模式図である。 【図6】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図7】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図8】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図9】図4のステップ113の処理を説明するための
模式図である。 【図10】図4のステップ114の処理の詳細な手順を
示すフローチャートである。 【図11】図10のステップ123の処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。 【図12】図12は、元画像が図5の場合の、画像中心
間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示す模
式図である。 【符号の説明】 10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 ハードディスク 14 ディスクドライブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年11月1日(2002.11.
1) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 画像合成方法 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数枚の画像をそれらの配置位置が実際
の相対位置関係と合致するように2次元配置する第1ス
テップ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり
部を有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステ
ップ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像
を決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の
合成画像を得る第3ステップを備えており、 第2ステップは、 2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣接画
像を特定するための情報と隣接する画像との中心間距離
に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するステッ
プ、 各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、重なり部
を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満たしかつ
全画像を一筆書きで巡ることができるようなルートを、
探索するためのステップ、および隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルートが探索できた場合には、探索された
ルートの順番にしたがって全画像を1次元配列するステ
ップ、 を備えていることを特徴とする画像合成方法。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、複数
の顕微鏡画像から、各画像を自動的に接合し、高解像度
かつ広視野の合成画像を獲得するための、画像合成方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、横方向に近接して撮影したデジタ
ル写真を貼り合わせたパノラマ写真を合成することがで
きる画像合成の手法が実用化されてきた。本願出願人
は、画像合成のために使用されるオプティカルフロー推
定法の改良等(特開2001−274973号参照)に
よって、精度の高い画像合成を実現している。 【0003】本出願人が開発した画像合成用のアプリケ
ーションソフトでは、2次元配列状に撮像した複数の画
像を連結して1枚の合成画像を生成する場合、以下の処
理が行われる。 【0004】<第1処理>まず、複数枚の撮影画像をそ
れらの配置位置が実際の相対位置関係と合致するよう
に、モニタ画面上に2次元格子状に配置(2次元配置)
させる。 【0005】<第2処理>次に、この配置位置情報(画
像間の相対位置関係)を利用して、画像の重なり部を抽
出すべき隣接画像ペアを決定し、各隣接画像ペア毎に画
像の重なり部を抽出する。 【0006】<第3処理>各隣接画像ペア毎に抽出した
画像の重なり部を利用して、各隣接画像ペア毎に、特徴
点の対応付けを行なう。各隣接画像ペア毎に対応付けら
れた特徴点を利用して、各隣接画像ペア毎に幾何変換係
数を算出し、各隣接画像ペア毎に算出された幾何変換係
数を利用して全画像を合成する。 【0007】ところで、上記の第2処理において、モニ
タ画面上に格子状に2次元配置された複数枚の画像か
ら、画像の重なり部を抽出すべき隣接画像ペアを決定す
るためには、2次元配置された全ての画像を、隣接画像
間で重なりがあるように1次元配列する必要がある。 【0008】しかしながら、撮影画像が2次元配置され
た状態において、2次元格子の一部に画像が存在しない
ような場合には、単純な方法では2次元配置された全て
の画像を、隣接画像間で重なりがあるように1次元配列
することは困難である。 【0009】 【特許文献】 特開2001−274973号公報 【0010】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、モニタ画
面上に撮影画像を2次元格子状に配置した結果、2次元
格子の一部に画像が存在しないような場合にも、2次元
配列した全画像を、隣接画像間で重なりがあるように、
1次元配列に自動変換することができるようにした画像
合成方法を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】この発明による画像合成
方法は、複数枚の画像をそれらの配置位置が実際の相対
位置関係と合致するように2次元配置する第1ステッ
プ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり部を
有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステッ
プ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像を
決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の合
成画像を得る第3ステップを備えており、第2ステップ
は、2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣
接画像を特定するための情報と隣接する画像との中心間
距離に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するス
テップ、各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、
重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満
たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができるようなル
ートを、探索するためのステップ、および隣接画像どう
しを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡
ることができるようなルートが探索できた場合には、探
索されたルートの順番にしたがって全画像を1次元配列
するステップを備えていることを特徴とする画像合成方
法。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明を顕微鏡画像合成
装置に適用した場合の実施の形態について説明する。 【0013】図1は、顕微鏡画像合成装置の全体構成を
示している。 【0014】顕微鏡画像合成装置は、パーソナルコンピ
ュータによって実現される。パーソナルコンピュータ1
0には、モニタ21、マウス22およびキーボード23
が接続されている。パーソナルコンピュータ10は、C
PU11、メモリ12、ハードディスク13、CD−R
OMのようなリムーバブルディスクのドライブ(ディス
クドライブ)14を備えている。 【0015】ハードディスク13には、OS(オペレー
ティングシステム)等の他、顕微鏡画像合成処理プログ
ラムが格納されている。顕微鏡画像合成処理プログラム
は、それが格納されたCD−ROM20を用いて、ハー
ドディスク13にインストールされる。また、ハードデ
ィスク13には、合成されるべき複数の顕微鏡画像が予
め格納されているものとする。 【0016】この顕微鏡画像合成装置においては、顕微
鏡で撮影した複数枚の撮影画像の画像データがハードデ
ィスク13に記憶されており、さらに、これらの画像が
実際の相対位置関係と合致する2次元配置情報が画像デ
ータと関連付けられてハードディスク13に記憶されて
いる。 【0017】図2は、画像合成装置処理手順を示して
る。 【0018】まず、ハードディスク13からメモリに画
像データが読み込まれる(ステップ101)。次に、ハ
ードディスク13の2次元配置情報に基づいて、画像を
2次元配置する(ステップ102)。2次元配置された
画像は、モニタ21に表示される。図3の上段の図は、
2次元配置された画像を示している。この例では、3行
3列の2次元配置位置のうち、中央の位置の上側および
下側位置においては画像が欠如している。 【0019】次に、2次元配置された画像を、隣接画像
間で重なりがあるように、1次元系列に自動変換する(
ステップ103) 。つまり、2次元配置された画像を、
隣接画像間で重なりがあるように、自動的に1次元配列
する。1次元配列された画像は、モニタ21に表示され
る。図3の中段の図は、1次元配列された画像を示して
いる。 【0020】その後、1次元配列された画像において、
隣接する画像どうしを合成していくことにより、全画像
を合成する(ステップ104)。この画像合成結果は、
モニタ21に表示される。図3の下段の図は、画像合成
結果を示している。 【0021】図4は、上記ステップ103の処理(2次
元配置された画像を1次元系列に自動変換する処理)の
詳細な手順を示している。 【0022】まず、2次元配置された各画像毎に、それ
に隣接する画像(隣接画像)を画像中心間距離が短い順
番(探索優先順位の高い順番)で登録する(ステップ1
11)。ある画像に対して複数の隣接画像が存在する場
合、後述する画像中心間距離を考慮した一筆書きルート
探索処理(図11)においては、画像中心間距離が短い
ほど探索優先順序が高いものとして扱われる。したがっ
て、ステップ111では、2次元配置された各画像毎
に、それに隣接する画像(隣接画像)を探索優先順位の
高い順番で登録することになる。ある画像に対する隣接
画像は、ある画像の上下方向、左右方向または斜めの方
向に隣接する画像である。ここでいう隣接画像どうし
は、互いに画像の重なり部があると想定している。 【0023】図5に示すように、2次元配置された画像
が7枚の画像I1 〜I7 である場合には、各画像I1 〜
I7 毎に、それに隣接する画像が、画像中心間距離が短
い順に登録される。上下方向、左右方向および斜め方向
に並んだ隣接画像のうち、上下方向に並んだ隣接画像間
の中心間距離Hが最も短く、斜め方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離が最も長く、左右方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離Wがそれらの中間の長さとなる。 【0024】したがって、例えば、画像I3 に対して
は、図5に示すように、3つの隣接画像I2 、I7 、I
4 が、I2 、I7 、I4 の順に登録される。また、画像
I6 に対しては、2つの隣接画像I5 、I4 が、I5 、
I4 の順に登録される。 【0025】次に、2次元配置された画像が、一筆書き
のルートを得ることが可能か否かを判別する(ステップ
112)。つまり、図6に示すように、隣接画像のない
画像Qが存在する場合、または図7に示すように隣接画
像が1つしかない画像Q1,Q2,Q3が3つ以上存在
する場合には、一筆書きのルートを得ることが不可能で
あると判定し、それ以外の場合には、一筆書きのルート
を得ることが可能であると判定する。 【0026】一筆書きのルートを得ることが不可能であ
る場合には、画像合成を行なうことができないので、こ
の処理は終了する。一筆書きのルートを得ることが可能
である場合には、一筆書きのルート探索のための開始画
像候補の優先順序を決定する(ステップ113)。 【0027】つまり、2次元配置された各画像を特定の
方向(たとえば、図8に示すようなラスタスキャン方
向)に走査することにより、一筆書きルート探索の開始
画像候補の優先順序を決定する。 【0028】図8に示すように、2次元配置された画像
をラスタスキャンする場合、開始画像候補の優先順位
は、I1、I2、I5、I4、I3、I6、I7とな
る。 【0029】なお、図9に示すように、隣接画像が1つ
しかない画像Q1,Q2が2つ存在する場合には、その
いずれかの画像を第1優先順位の開始画像として決定
し、他方を第2優先順位の開始画像として決定する。 【0030】次に、一筆書きのルートの探索処理を行な
う(ステップ114)。この処理の詳細については、後
述する。一筆書きのルートが探索されると、その探索結
果に基づいて、2次元配置された画像を1次元配置させ
る(ステップ115)。つまり、2次元配置された画像
を1次元系列に変換する。 【0031】図10は、一筆書きのルートの探索処理手
順を示している。 【0032】まず、上記ステップ113で決定された開
始画像候補の優先順序に基づいて、一筆書きルート探索
の開始画像を決定する(ステップ121)。 【0033】次に、初期並び順、つまり、(カメラによ
って撮影された順序)にしたがって画像を結ぶことによ
り、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルート(所定の条件を満たす一筆書きルー
ト)が得られるか否かを判定する(ステップ122)。
所定の条件を満たす一筆書きルートが得られた場合に
は、今回の処理を終了する。 【0034】一方、所定の条件を満たす一筆書きルート
が得られなかった場合には、画像中心間距離を考慮した
一筆書きルート探索処理を行なう(ステップ123)。
つまり、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを
結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡るこ
とができるようなルートを探索するための処理を行な
う。 【0035】例えば、図5の7枚の画像がI1 、I2 、
…I6 、I7 の順番で撮像されている場合には、上記ス
テップ122では、その順番にしたがって画像を選択し
ていくが、I2 は、I1 に隣接していないため、初期並
び順にしたがって画像を結んでいっても、所定の条件を
満たす一筆書きルートを決定することができない。この
場合には、ステップ123に移行することになる。 【0036】図11は、画像中心間距離を考慮した一筆
書きルート探索処理の手順を示している。 【0037】まず、開始画像の優先順序を示す変数iを
1に設定する(ステップ201)。そして、変数iの値
に基づいて、開始画像Si を決定する(ステップ20
2)。また、変数dを探索の深さを示す変数とし、変数
dを1に設定する(ステップ203)。現在設定されて
いる深さdで選択される画像を注目画像Rd とすると、
現在設定されている深さ(d=1)において選択される
注目画像R1 をSi に決定する(ステップ204)。 【0038】次に、隣接画像の探索優先順序を示す変数
jを1に設定する(ステップ205)。図4のステップ
111で登録されている情報に基づいて、注目画像Rd
に隣接する画像の総数nを取得する(ステップ20
6)。 【0039】図4のステップ111で登録されている情
報に基づいて、注目画像Rd に隣接する画像のうち、変
数jの値に応じた隣接画像Nj を取得する(ステップ2
07)。そして、隣接画像Nj が上位の深さで既に選択
されているか否かを判別する(ステップ208)。 【0040】隣接画像Nj が上位の深さで既に選択され
ている場合には、変数jを1だけインクリメントする
(ステップ209)。そして、注目画像Rd に対する全
ての隣接画像を探索したか否かを判別する(ステップ2
10)。つまり、j>nであるか否かを判別する。注目
画像Rd に対する全ての隣接画像を探索していない場合
(j≦n)には、ステップ207に戻る。 【0041】上記ステップ208において、隣接画像N
j が上位の深さで既に選択されていないと判別された場
合には、深さdを1だけインクリメントする(ステップ
211)。また、深さdで選択する注目画像Rd とし
て、Nj を設定する(ステップ212)。そして、全画
像が選択されたか否かを判別する(ステップ213)。
この判別は、d≧全画像数であるか否かを判別すること
によって行なわれる。全画像が選択されてない場合(d
<全画像数)には、ステップ205に戻る。 【0042】上記ステップ210において、注目画像R
d に対する全ての隣接画像を探索したと判別された場合
には、つまり、注目画像Rd に対する全ての隣接画像が
上位の深さにおいて既に選択されていた場合には、注目
画像Rd の深さより上位の深さに戻って探索をやり直す
ための処理が行なわれる。 【0043】つまり、まず、注目画像Rd の深さdより
1つ上位の深さ(d−1)において選択された画像R
d-1 に隣接し、かつ未探索の画像(画像Rd-1 の次に選
択される画像として未だ探索されていない画像)が存在
するか否かを判別する(ステップ214)。画像Rd-1
に隣接しかつ未探索の画像が存在する場合には、画像R
d-1 に隣接かつ未探索の画像の中で、探索優先順序が高
い画像の探索優先順序kを取得する(ステップ21
5)。そして、深さdを1だけデクリメントする(ステ
ップ216)。また、隣接画像の探索優先順序を示す変
数jをkに設定する(ステップ217)。この後、深さ
dが1より小さいか否かを判別する(ステップ21
8)。深さdが1以上である場合には、ステップ206
に戻る。 【0044】なお、上記ステップ214において、画像
Rd-1 に隣接しかつ未探索の画像が存在しない場合に
は、深さdを1だけデクリメントした後(ステップ21
9)、ステップ214に戻る。 【0045】また、上記ステップ218において、深さ
dが1より小さい場合には、開始画像を変更するため
に、開始画像の優先順序iを1だけインクリメントした
後(ステップ220)、開始ステップ202に戻る。 【0046】上記ステップ213において、d≧全画像
数であると判別された場合には、全画像に対して所定の
条件を満たす一筆書きルートが探索されたことになるの
で、今回の処理を終了する。 【0047】図11の画像中心間距離を考慮した一筆書
きルート探索処理を、図5の画像を例にとって説明す
る。 【0048】(1)前提 ここでは、ステップ202において、開始画像Si とし
て画像I1 が選択されたとする。ステップ204におい
ては、深さd=1において選択する注目画像R 1 とし
て、画像I1 が設定される。 【0049】(2)深さd=2での画像R2 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R1 (=I
1 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが2に設定されるとともに、深
さd=2で選択される画像R2 として画像I5 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0050】(3)深さd=3での画像R3 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R2 (=I
5 )に隣接する画像I 1 、I4 I6 のうち、探索優先順
位の高い画像I1 が取得されるが、I1 は上位の深さで
既に選択されているので、ステップ208、209、2
10からステップ207に戻って、画像I6 が取得され
る。 【0051】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが3に設定されるとともに、深さd=3で選
択される画像R3 として画像I6 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0052】(4)深さd=4での画像R4 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R3 (=I
6 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得されるが、I5 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。 【0053】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが4に設定されるとともに、深さd=4で選
択される画像R4 として画像I4 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0054】(5)深さd=5での画像R5 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R4 (=I
4 )に隣接する画像I 1 、I2 、I3 、I5 、I6 、I
7 のうち、探索優先順位の高い画像I3 が取得される。
そして、ステップ208〜212によって、深さdが5
に設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R
5 として画像I3 が設定される。そして、ステップ21
3を通ってステップ205に戻る。 【0055】(6)深さd=6での画像R6 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得される。そして、ステップ2
08〜212によって、深さdが6に設定されるととも
に、深さd=6で選択される画像R6 として画像I2 が
設定される。そして、ステップ213を通ってステップ
205に戻る。 【0056】(7)深さd=7での画像R7 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0057】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
I7が存在するので、ステップ215に移行し、画像I
7 の探索優先順位k=2が取得される。そして、ステッ
プ216によって深さdが現在の値6から5に変更せし
められるとともに、ステップ217によって探索優先順
序jがk=2に設定される。 【0058】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=5で選択された画像R5 (=
I3 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I7 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが6に
設定されるとともに、深さd=6で選択される画像R 6
として画像I7 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0059】(8)深さd=7での画像R7 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
7 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0060】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
は存在しないので、ステップ219に移行し、深さdが
現在の値6から5に変更せしめられた後、ステップ21
4に戻る。 【0061】ステップ214では、R4 (=I4 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R4 (=I4 )に隣接しかつ未探索の画像
I2、I7 が存在するので、ステップ215に移行し、
画像I2 の探索優先順位k=4が取得される。そして、
ステップ216によって深さdが現在の値5から4に変
更せしめられるとともに、ステップ217によって探索
優先順序jがk=4に設定される。 【0062】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=4で選択された画像R4 (=
I4 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I2 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが5に
設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R 5
として画像I2 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0063】(9)深さd=6での画像R6 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが6に設定されるとともに、深
さd=6で選択される画像R6 として画像I3 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0064】(10)深さd=7での画像R7 の選択処
理(3回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得されるが、I2 は上位の深さ
で既に選択されているので、ステップ208、209、
210からステップ207に戻って、画像I7 が取得さ
れる。 【0065】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが7に設定されるとともに、深さd=7で選
択される画像R7 として画像I7 が設定される。そし
て、ステップ213でYESとなり、今回の処理は終了
する。 【0066】図12は、元画像が図5の場合の、画像中
心間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示し
ている。図12に示すように、I1 、I5 、I6 、
I4 、I 2 、I3 、I7 の一筆書きルートが設定され
る。そして、図3の中段に示すように、この一筆書きル
ートの順番にしたがって、これらの7枚の画像が1次元
配列される。 【0067】1次元配列された画像は、その順に隣接さ
れた画像が合成され、その結果、図3の下段に示すよう
に、合成されることになる。具体的には、各隣接画像毎
に抽出した画像の重なり部を利用して、各隣接画像毎
に、特徴点の対応付けを行なう。そして、各隣接画像毎
に対応付けられた特徴点を利用して、各隣接画像毎に幾
何変換係数を算出し、各隣接画像毎に算出された幾何変
換係数を利用して全画像を合成する。 【0068】 【発明の効果】この発明によれば、モニタ画面上に撮影
画像を2次元格子状に配置した結果、2次元格子の一部
に画像が存在しないような場合にも、2次元配列した全
画像を、隣接画像間で重なりがあるように、1次元配列
に自動変換することができるようになる。 【図面の簡単な説明】 【図1】顕微鏡画像合成装置の全体構成を示す構成図で
ある。 【図2】顕微鏡画像合成装置による全体的な画像合成処
理手順を示すフローチャートである。 【図3】画像合成方法を説明する模式図である。 【図4】図2のステップ103の処理の詳細な手順を示
すフローチャートである。 【図5】図4のステップ111の処理を説明するための
模式図である。 【図6】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図7】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図8】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図9】図4のステップ113の処理を説明するための
模式図である。 【図10】図4のステップ114の処理の詳細な手順を
示すフローチャートである。 【図11】図10のステップ123の処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。 【図12】図12は、元画像が図5の場合の、画像中心
間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示す模
式図である。 【符号の説明】 10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 ハードディスク 14 ディスクドライブ
【手続補正書】 【提出日】平成14年11月1日(2002.11.
1) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 画像合成方法 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数枚の画像をそれらの配置位置が実際
の相対位置関係と合致するように2次元配置する第1ス
テップ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり
部を有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステ
ップ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像
を決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の
合成画像を得る第3ステップを備えており、 第2ステップは、 2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣接画
像を特定するための情報と隣接する画像との中心間距離
に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するステッ
プ、 各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、重なり部
を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満たしかつ
全画像を一筆書きで巡ることができるようなルートを、
探索するためのステップ、および隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルートが探索できた場合には、探索された
ルートの順番にしたがって全画像を1次元配列するステ
ップ、 を備えていることを特徴とする画像合成方法。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、複数
の顕微鏡画像から、各画像を自動的に接合し、高解像度
かつ広視野の合成画像を獲得するための、画像合成方法
に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、横方向に近接して撮影したデジタ
ル写真を貼り合わせたパノラマ写真を合成することがで
きる画像合成の手法が実用化されてきた。本願出願人
は、画像合成のために使用されるオプティカルフロー推
定法の改良等(特開2001−274973号参照)に
よって、精度の高い画像合成を実現している。 【0003】本出願人が開発した画像合成用のアプリケ
ーションソフトでは、2次元配列状に撮像した複数の画
像を連結して1枚の合成画像を生成する場合、以下の処
理が行われる。 【0004】<第1処理>まず、複数枚の撮影画像をそ
れらの配置位置が実際の相対位置関係と合致するよう
に、モニタ画面上に2次元格子状に配置(2次元配置)
させる。 【0005】<第2処理>次に、この配置位置情報(画
像間の相対位置関係)を利用して、画像の重なり部を抽
出すべき隣接画像ペアを決定し、各隣接画像ペア毎に画
像の重なり部を抽出する。 【0006】<第3処理>各隣接画像ペア毎に抽出した
画像の重なり部を利用して、各隣接画像ペア毎に、特徴
点の対応付けを行なう。各隣接画像ペア毎に対応付けら
れた特徴点を利用して、各隣接画像ペア毎に幾何変換係
数を算出し、各隣接画像ペア毎に算出された幾何変換係
数を利用して全画像を合成する。 【0007】ところで、上記の第2処理において、モニ
タ画面上に格子状に2次元配置された複数枚の画像か
ら、画像の重なり部を抽出すべき隣接画像ペアを決定す
るためには、2次元配置された全ての画像を、隣接画像
間で重なりがあるように1次元配列する必要がある。 【0008】しかしながら、撮影画像が2次元配置され
た状態において、2次元格子の一部に画像が存在しない
ような場合には、単純な方法では2次元配置された全て
の画像を、隣接画像間で重なりがあるように1次元配列
することは困難である。 【0009】 【特許文献】 特開2001−274973号公報 【0010】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、モニタ画
面上に撮影画像を2次元格子状に配置した結果、2次元
格子の一部に画像が存在しないような場合にも、2次元
配列した全画像を、隣接画像間で重なりがあるように、
1次元配列に自動変換することができるようにした画像
合成方法を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】この発明による画像合成
方法は、複数枚の画像をそれらの配置位置が実際の相対
位置関係と合致するように2次元配置する第1ステッ
プ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり部を
有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステッ
プ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像を
決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の合
成画像を得る第3ステップを備えており、第2ステップ
は、2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣
接画像を特定するための情報と隣接する画像との中心間
距離に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するス
テップ、各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、
重なり部を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満
たしかつ全画像を一筆書きで巡ることができるようなル
ートを、探索するためのステップ、および隣接画像どう
しを結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡
ることができるようなルートが探索できた場合には、探
索されたルートの順番にしたがって全画像を1次元配列
するステップを備えていることを特徴とする画像合成方
法。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明を顕微鏡画像合成
装置に適用した場合の実施の形態について説明する。 【0013】図1は、顕微鏡画像合成装置の全体構成を
示している。 【0014】顕微鏡画像合成装置は、パーソナルコンピ
ュータによって実現される。パーソナルコンピュータ1
0には、モニタ21、マウス22およびキーボード23
が接続されている。パーソナルコンピュータ10は、C
PU11、メモリ12、ハードディスク13、CD−R
OMのようなリムーバブルディスクのドライブ(ディス
クドライブ)14を備えている。 【0015】ハードディスク13には、OS(オペレー
ティングシステム)等の他、顕微鏡画像合成処理プログ
ラムが格納されている。顕微鏡画像合成処理プログラム
は、それが格納されたCD−ROM20を用いて、ハー
ドディスク13にインストールされる。また、ハードデ
ィスク13には、合成されるべき複数の顕微鏡画像が予
め格納されているものとする。 【0016】この顕微鏡画像合成装置においては、顕微
鏡で撮影した複数枚の撮影画像の画像データがハードデ
ィスク13に記憶されており、さらに、これらの画像が
実際の相対位置関係と合致する2次元配置情報が画像デ
ータと関連付けられてハードディスク13に記憶されて
いる。 【0017】図2は、画像合成装置処理手順を示して
る。 【0018】まず、ハードディスク13からメモリに画
像データが読み込まれる(ステップ101)。次に、ハ
ードディスク13の2次元配置情報に基づいて、画像を
2次元配置する(ステップ102)。2次元配置された
画像は、モニタ21に表示される。図3の上段の図は、
2次元配置された画像を示している。この例では、3行
3列の2次元配置位置のうち、中央の位置の上側および
下側位置においては画像が欠如している。 【0019】次に、2次元配置された画像を、隣接画像
間で重なりがあるように、1次元系列に自動変換する(
ステップ103) 。つまり、2次元配置された画像を、
隣接画像間で重なりがあるように、自動的に1次元配列
する。1次元配列された画像は、モニタ21に表示され
る。図3の中段の図は、1次元配列された画像を示して
いる。 【0020】その後、1次元配列された画像において、
隣接する画像どうしを合成していくことにより、全画像
を合成する(ステップ104)。この画像合成結果は、
モニタ21に表示される。図3の下段の図は、画像合成
結果を示している。 【0021】図4は、上記ステップ103の処理(2次
元配置された画像を1次元系列に自動変換する処理)の
詳細な手順を示している。 【0022】まず、2次元配置された各画像毎に、それ
に隣接する画像(隣接画像)を画像中心間距離が短い順
番(探索優先順位の高い順番)で登録する(ステップ1
11)。ある画像に対して複数の隣接画像が存在する場
合、後述する画像中心間距離を考慮した一筆書きルート
探索処理(図11)においては、画像中心間距離が短い
ほど探索優先順序が高いものとして扱われる。したがっ
て、ステップ111では、2次元配置された各画像毎
に、それに隣接する画像(隣接画像)を探索優先順位の
高い順番で登録することになる。ある画像に対する隣接
画像は、ある画像の上下方向、左右方向または斜めの方
向に隣接する画像である。ここでいう隣接画像どうし
は、互いに画像の重なり部があると想定している。 【0023】図5に示すように、2次元配置された画像
が7枚の画像I1 〜I7 である場合には、各画像I1 〜
I7 毎に、それに隣接する画像が、画像中心間距離が短
い順に登録される。上下方向、左右方向および斜め方向
に並んだ隣接画像のうち、上下方向に並んだ隣接画像間
の中心間距離Hが最も短く、斜め方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離が最も長く、左右方向に並んだ隣接画像
間の中心間距離Wがそれらの中間の長さとなる。 【0024】したがって、例えば、画像I3 に対して
は、図5に示すように、3つの隣接画像I2 、I7 、I
4 が、I2 、I7 、I4 の順に登録される。また、画像
I6 に対しては、2つの隣接画像I5 、I4 が、I5 、
I4 の順に登録される。 【0025】次に、2次元配置された画像が、一筆書き
のルートを得ることが可能か否かを判別する(ステップ
112)。つまり、図6に示すように、隣接画像のない
画像Qが存在する場合、または図7に示すように隣接画
像が1つしかない画像Q1,Q2,Q3が3つ以上存在
する場合には、一筆書きのルートを得ることが不可能で
あると判定し、それ以外の場合には、一筆書きのルート
を得ることが可能であると判定する。 【0026】一筆書きのルートを得ることが不可能であ
る場合には、画像合成を行なうことができないので、こ
の処理は終了する。一筆書きのルートを得ることが可能
である場合には、一筆書きのルート探索のための開始画
像候補の優先順序を決定する(ステップ113)。 【0027】つまり、2次元配置された各画像を特定の
方向(たとえば、図8に示すようなラスタスキャン方
向)に走査することにより、一筆書きルート探索の開始
画像候補の優先順序を決定する。 【0028】図8に示すように、2次元配置された画像
をラスタスキャンする場合、開始画像候補の優先順位
は、I1、I2、I5、I4、I3、I6、I7とな
る。 【0029】なお、図9に示すように、隣接画像が1つ
しかない画像Q1,Q2が2つ存在する場合には、その
いずれかの画像を第1優先順位の開始画像として決定
し、他方を第2優先順位の開始画像として決定する。 【0030】次に、一筆書きのルートの探索処理を行な
う(ステップ114)。この処理の詳細については、後
述する。一筆書きのルートが探索されると、その探索結
果に基づいて、2次元配置された画像を1次元配置させ
る(ステップ115)。つまり、2次元配置された画像
を1次元系列に変換する。 【0031】図10は、一筆書きのルートの探索処理手
順を示している。 【0032】まず、上記ステップ113で決定された開
始画像候補の優先順序に基づいて、一筆書きルート探索
の開始画像を決定する(ステップ121)。 【0033】次に、初期並び順、つまり、(カメラによ
って撮影された順序)にしたがって画像を結ぶことによ
り、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルート(所定の条件を満たす一筆書きルー
ト)が得られるか否かを判定する(ステップ122)。
所定の条件を満たす一筆書きルートが得られた場合に
は、今回の処理を終了する。 【0034】一方、所定の条件を満たす一筆書きルート
が得られなかった場合には、画像中心間距離を考慮した
一筆書きルート探索処理を行なう(ステップ123)。
つまり、2次元配置された画像上での隣接画像どうしを
結ぶという条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡るこ
とができるようなルートを探索するための処理を行な
う。 【0035】例えば、図5の7枚の画像がI1 、I2 、
…I6 、I7 の順番で撮像されている場合には、上記ス
テップ122では、その順番にしたがって画像を選択し
ていくが、I2 は、I1 に隣接していないため、初期並
び順にしたがって画像を結んでいっても、所定の条件を
満たす一筆書きルートを決定することができない。この
場合には、ステップ123に移行することになる。 【0036】図11は、画像中心間距離を考慮した一筆
書きルート探索処理の手順を示している。 【0037】まず、開始画像の優先順序を示す変数iを
1に設定する(ステップ201)。そして、変数iの値
に基づいて、開始画像Si を決定する(ステップ20
2)。また、変数dを探索の深さを示す変数とし、変数
dを1に設定する(ステップ203)。現在設定されて
いる深さdで選択される画像を注目画像Rd とすると、
現在設定されている深さ(d=1)において選択される
注目画像R1 をSi に決定する(ステップ204)。 【0038】次に、隣接画像の探索優先順序を示す変数
jを1に設定する(ステップ205)。図4のステップ
111で登録されている情報に基づいて、注目画像Rd
に隣接する画像の総数nを取得する(ステップ20
6)。 【0039】図4のステップ111で登録されている情
報に基づいて、注目画像Rd に隣接する画像のうち、変
数jの値に応じた隣接画像Nj を取得する(ステップ2
07)。そして、隣接画像Nj が上位の深さで既に選択
されているか否かを判別する(ステップ208)。 【0040】隣接画像Nj が上位の深さで既に選択され
ている場合には、変数jを1だけインクリメントする
(ステップ209)。そして、注目画像Rd に対する全
ての隣接画像を探索したか否かを判別する(ステップ2
10)。つまり、j>nであるか否かを判別する。注目
画像Rd に対する全ての隣接画像を探索していない場合
(j≦n)には、ステップ207に戻る。 【0041】上記ステップ208において、隣接画像N
j が上位の深さで既に選択されていないと判別された場
合には、深さdを1だけインクリメントする(ステップ
211)。また、深さdで選択する注目画像Rd とし
て、Nj を設定する(ステップ212)。そして、全画
像が選択されたか否かを判別する(ステップ213)。
この判別は、d≧全画像数であるか否かを判別すること
によって行なわれる。全画像が選択されてない場合(d
<全画像数)には、ステップ205に戻る。 【0042】上記ステップ210において、注目画像R
d に対する全ての隣接画像を探索したと判別された場合
には、つまり、注目画像Rd に対する全ての隣接画像が
上位の深さにおいて既に選択されていた場合には、注目
画像Rd の深さより上位の深さに戻って探索をやり直す
ための処理が行なわれる。 【0043】つまり、まず、注目画像Rd の深さdより
1つ上位の深さ(d−1)において選択された画像R
d-1 に隣接し、かつ未探索の画像(画像Rd-1 の次に選
択される画像として未だ探索されていない画像)が存在
するか否かを判別する(ステップ214)。画像Rd-1
に隣接しかつ未探索の画像が存在する場合には、画像R
d-1 に隣接かつ未探索の画像の中で、探索優先順序が高
い画像の探索優先順序kを取得する(ステップ21
5)。そして、深さdを1だけデクリメントする(ステ
ップ216)。また、隣接画像の探索優先順序を示す変
数jをkに設定する(ステップ217)。この後、深さ
dが1より小さいか否かを判別する(ステップ21
8)。深さdが1以上である場合には、ステップ206
に戻る。 【0044】なお、上記ステップ214において、画像
Rd-1 に隣接しかつ未探索の画像が存在しない場合に
は、深さdを1だけデクリメントした後(ステップ21
9)、ステップ214に戻る。 【0045】また、上記ステップ218において、深さ
dが1より小さい場合には、開始画像を変更するため
に、開始画像の優先順序iを1だけインクリメントした
後(ステップ220)、開始ステップ202に戻る。 【0046】上記ステップ213において、d≧全画像
数であると判別された場合には、全画像に対して所定の
条件を満たす一筆書きルートが探索されたことになるの
で、今回の処理を終了する。 【0047】図11の画像中心間距離を考慮した一筆書
きルート探索処理を、図5の画像を例にとって説明す
る。 【0048】(1)前提 ここでは、ステップ202において、開始画像Si とし
て画像I1 が選択されたとする。ステップ204におい
ては、深さd=1において選択する注目画像R 1 とし
て、画像I1 が設定される。 【0049】(2)深さd=2での画像R2 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R1 (=I
1 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが2に設定されるとともに、深
さd=2で選択される画像R2 として画像I5 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0050】(3)深さd=3での画像R3 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R2 (=I
5 )に隣接する画像I 1 、I4 I6 のうち、探索優先順
位の高い画像I1 が取得されるが、I1 は上位の深さで
既に選択されているので、ステップ208、209、2
10からステップ207に戻って、画像I6 が取得され
る。 【0051】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが3に設定されるとともに、深さd=3で選
択される画像R3 として画像I6 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0052】(4)深さd=4での画像R4 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R3 (=I
6 )に隣接する画像I 4 、I5 のうち、探索優先順位の
高い画像I5 が取得されるが、I5 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。 【0053】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが4に設定されるとともに、深さd=4で選
択される画像R4 として画像I4 が設定される。そし
て、ステップ213を通ってステップ205に戻る。 【0054】(5)深さd=5での画像R5 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R4 (=I
4 )に隣接する画像I 1 、I2 、I3 、I5 、I6 、I
7 のうち、探索優先順位の高い画像I3 が取得される。
そして、ステップ208〜212によって、深さdが5
に設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R
5 として画像I3 が設定される。そして、ステップ21
3を通ってステップ205に戻る。 【0055】(6)深さd=6での画像R6 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得される。そして、ステップ2
08〜212によって、深さdが6に設定されるととも
に、深さd=6で選択される画像R6 として画像I2 が
設定される。そして、ステップ213を通ってステップ
205に戻る。 【0056】(7)深さd=7での画像R7 の選択処理 ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0057】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
I7が存在するので、ステップ215に移行し、画像I
7 の探索優先順位k=2が取得される。そして、ステッ
プ216によって深さdが現在の値6から5に変更せし
められるとともに、ステップ217によって探索優先順
序jがk=2に設定される。 【0058】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=5で選択された画像R5 (=
I3 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I7 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが6に
設定されるとともに、深さd=6で選択される画像R 6
として画像I7 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0059】(8)深さd=7での画像R7 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
7 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得されるが、I3 は上位の深さで既に
選択されているので、ステップ208、209、210
からステップ207に戻って、画像I4 が取得される。
しかしながら、画像I4 も上位の深さで既に選択されて
いるので、ステップ208、209、210からステッ
プ214に移行する。 【0060】ステップ214では、R5 (=I3 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R5 (=I3 )に隣接しかつ未探索の画像
は存在しないので、ステップ219に移行し、深さdが
現在の値6から5に変更せしめられた後、ステップ21
4に戻る。 【0061】ステップ214では、R4 (=I4 )に隣
接しかつ未探索の画像が存在するか否かが判別される。
この例では、R4 (=I4 )に隣接しかつ未探索の画像
I2、I7 が存在するので、ステップ215に移行し、
画像I2 の探索優先順位k=4が取得される。そして、
ステップ216によって深さdが現在の値5から4に変
更せしめられるとともに、ステップ217によって探索
優先順序jがk=4に設定される。 【0062】そして、ステップ218を通ってステップ
206に移行し、深さd=4で選択された画像R4 (=
I4 )に隣接する画像の数nが取得される。また、ステ
ップ207によって、隣接画像Nj (=I2 )が取得さ
れる。ステップ208〜212によって、深さdが5に
設定されるとともに、深さd=5で選択される画像R 5
として画像I2 が設定される。そして、ステップ213
を通ってステップ205に戻る。 【0063】(9)深さd=6での画像R6 の選択処理
(2回目) ステップ205〜207によって、注目画像R5 (=I
2 )に隣接する画像I 3 、I4 のうち、探索優先順位の
高い画像I3 が取得される。そして、ステップ208〜
212によって、深さdが6に設定されるとともに、深
さd=6で選択される画像R6 として画像I3 が設定さ
れる。そして、ステップ213を通ってステップ205
に戻る。 【0064】(10)深さd=7での画像R7 の選択処
理(3回目) ステップ205〜207によって、注目画像R6 (=I
3 )に隣接する画像I 2 、I4 、I7 のうち、探索優先
順位の高い画像I2 が取得されるが、I2 は上位の深さ
で既に選択されているので、ステップ208、209、
210からステップ207に戻って、画像I7 が取得さ
れる。 【0065】そして、ステップ208〜212によっ
て、深さdが7に設定されるとともに、深さd=7で選
択される画像R7 として画像I7 が設定される。そし
て、ステップ213でYESとなり、今回の処理は終了
する。 【0066】図12は、元画像が図5の場合の、画像中
心間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示し
ている。図12に示すように、I1 、I5 、I6 、
I4 、I 2 、I3 、I7 の一筆書きルートが設定され
る。そして、図3の中段に示すように、この一筆書きル
ートの順番にしたがって、これらの7枚の画像が1次元
配列される。 【0067】1次元配列された画像は、その順に隣接さ
れた画像が合成され、その結果、図3の下段に示すよう
に、合成されることになる。具体的には、各隣接画像毎
に抽出した画像の重なり部を利用して、各隣接画像毎
に、特徴点の対応付けを行なう。そして、各隣接画像毎
に対応付けられた特徴点を利用して、各隣接画像毎に幾
何変換係数を算出し、各隣接画像毎に算出された幾何変
換係数を利用して全画像を合成する。 【0068】 【発明の効果】この発明によれば、モニタ画面上に撮影
画像を2次元格子状に配置した結果、2次元格子の一部
に画像が存在しないような場合にも、2次元配列した全
画像を、隣接画像間で重なりがあるように、1次元配列
に自動変換することができるようになる。 【図面の簡単な説明】 【図1】顕微鏡画像合成装置の全体構成を示す構成図で
ある。 【図2】顕微鏡画像合成装置による全体的な画像合成処
理手順を示すフローチャートである。 【図3】画像合成方法を説明する模式図である。 【図4】図2のステップ103の処理の詳細な手順を示
すフローチャートである。 【図5】図4のステップ111の処理を説明するための
模式図である。 【図6】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図7】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図8】図4のステップ112の処理を説明するための
模式図である。 【図9】図4のステップ113の処理を説明するための
模式図である。 【図10】図4のステップ114の処理の詳細な手順を
示すフローチャートである。 【図11】図10のステップ123の処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。 【図12】図12は、元画像が図5の場合の、画像中心
間距離を考慮した一筆書きルート探索処理結果を示す模
式図である。 【符号の説明】 10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 ハードディスク 14 ディスクドライブ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5B057 CE08 CE10 DC05
5C023 AA11 BA02 BA13 CA03 EA03
5C076 AA19 BA05 BA06
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数枚の画像をそれらの配置位置が実際
の相対位置関係と合致するように2次元配置する第1ス
テップ、2次元配置された全画像を、隣接画像が重なり
部を有するような1次元配列に自動的に並べる第2ステ
ップ、および1次元配列された画像に基づいて隣接画像
を決定し、隣接画像の合成を行うことにより、全画像の
合成画像を得る第3ステップを備えており、 第2ステップは、 2次元配置された各画像毎に、重なり部を有する隣接画
像を特定するための情報と隣接する画像との中心間距離
に関する情報とからなる隣接画像情報を登録するステッ
プ、 各画像毎に登録された隣接画像情報を用いて、重なり部
を有する隣接画像どうしを結ぶという条件を満たしかつ
全画像を一筆書きで巡ることができるようなルートを、
探索するためのステップ、および隣接画像どうしを結ぶ
という条件を満たしかつ全画像を一筆書きで巡ることが
できるようなルートが探索できた場合には、探索された
ルートの順番にしたがって全画像を1次元配列するステ
ップ、 を備えていることを特徴とする画像合成方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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| JP2001319805 | 2001-10-17 | ||
| JP2002301305A JP3717881B2 (ja) | 2001-10-17 | 2002-10-16 | 画像合成方法 |
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|---|---|---|---|
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| JPH0918685A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-17 | Ricoh Co Ltd | 画像合成方法 |
| JPH0997326A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-04-08 | Canon Inc | 画像合成装置および方法 |
| JP2000097881A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-07 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | X線検査装置、x線検査用画像処理装置、x線検査装置用画像処理プログラムが格納された記録媒体 |
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2002
- 2002-10-16 JP JP2002301305A patent/JP3717881B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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