JP2003196690A - 車両通過監視装置 - Google Patents

車両通過監視装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定レーンにおける車両通過を監視する装置
において、通過を阻止する制御棒が、通過を検出するセ
ンサの障害とならないようにする。 【解決手段】 車両が制御棒22に当接して、制御棒2
2が水平面内に旋回して解放位置Cとなる場合がある。
このとき、車両の退出を検知する退出検知器24の複数
のセンサ30の一部が、制御棒22により車両有りを検
出する場合がある。制御棒22が、解放位置Cにある場
合、制御棒22を検出する位置にあるセンサ30aの出
力を排除し、これ以外のセンサの出力に基づき、所定レ
ーンからの車両の退出を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定レーンを通
過する車両を監視する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路の料金所において、料金所に設
置した路側機と、有料道路を利用する車両に搭載された
車載機との間で通信を行い、料金を収受するETC(ノ
ンストップ自動料金収受システム)が近年実用化されて
いる。ETCの料金所は、車両が1台ずつ通行できる幅
のレーンと、このレーンへの車両の進入を検知する進入
検知器と、進入車両からの情報に基づき車両の通過、停
止を制御するための発進制御機と、発進制御機を通過
し、レーンを退出することを検出する退出検知器とを含
んでいる。発進制御機は、開閉する制御棒を含み、制御
棒は閉状態で当該レーンを閉止し、車両の通過を阻止す
る。また、閉状態から上方へ旋回移動して開状態とな
り、車両の通過を許可する。
【0003】さらに、制御棒は、車両進行方向に所定値
以上の力を受けた時に、車両の進行方向後方へ旋回可能
となっている。これは、車両がETCのレーンに誤って
進入した場合などにおいて、車両が閉状態にある制御棒
にぶつかったときに、制御棒および車両に必要以上の損
傷が発生しないように保護するようになっている。そし
て、一旦解放状態となると、手動で元の位置へと戻すま
では、この位置にとどまる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のETCなどに備
えられ車両通過を監視する装置において、制御棒が車両
進行方向へ旋回し、当該レーンを解放する位置となった
場合、この制御棒が退出検知器のセンサに検知され、車
両退出の判定が正確にできなくなるという問題があっ
た。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、制御棒が解放状態となった場合
においても、車両退出の判定を行える車両通過監視装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両通過
監視装置は、監視対象となるレーンからの車両の退出を
検知する退出検知部を、車両の有無を検知する複数のセ
ンサを有するように構成し、制御棒が解放位置となった
ときは、制御棒を車両として検知したセンサ以外のセン
サの出力に基づき車両の通過を判定する判定部を設け
た。
【0007】制御棒の解放状態は、当該制御棒の旋回角
度に基づき検出することができる。また、一部のセンサ
が、所定時間以上連続して車両有りを検知した場合に、
制御棒が解放状態にあると判断することもできる。ま
た、制御棒が解放状態となったとき、制御棒によって車
両有りを判定してしまうセンサはあらかじめ分かるの
で、これらのセンサが所定時間以上連続して車両有りを
検知した場合に前記解放状態にあると判断することもで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この実施
の形態にかかる車両通過監視装置を含むETCの構成を
示すブロック図である。ETC制御機能部10は、個別
の機能を有する各装置からの信号を受信し、またこの信
号に基づき各装置の制御を行う。通常、ETCが設置さ
れた所定レーンの近傍に設置される通信用無線部(路側
機)12は、通過する車両に搭載された車載機14との
間で通信を行い、この車両に関する情報や契約情報など
を取得する。取得された情報はETC制御機能部10に
送られる。
【0009】ETCレーンの上流側に、車両の当該レー
ンへの進入を検知する進入検知器16が設置されてい
る。進入検知器16はレーンの側方に配置され、車体に
対し赤外線を照射し、この反射を見ることにより、車両
の通過を判定するものである。また、レーンの一方の側
方に赤外線の発光部を、反対側に受光部を配置し、車両
により、赤外線が遮られたことをもって車両通過の判定
を行うように構成することもできる。車両の進入が検知
されると、この情報がETC制御機能部10に送られ
る。進入検知器16の下流には、車両通過の可否を決定
するタイミングを計るタイミング決定部18が設けられ
ている。タイミング決定部18は、前述の進入検知器1
6と同様の構成を有し、これが設けられた位置に車両が
到達したことを検知し、この情報をETC制御機能部1
0に送信する。ETC制御機能部10では、この時点ま
でに車載機より必要な情報を受信し、これが通行を許可
できるものである場合に、当該車両の通行を許可する。
しかし、この時点において、必要な情報が受信されなか
った場合、後述するように発進制御機20にて、車両の
通行を阻止する。
【0010】発進制御機20は、ETC制御機能部10
からの情報に基づき制御棒22(図2参照)を動作させ
て、車両の通行を規制する。制御棒22は、当該レーン
に横断する方向に延びた位置である通行阻止位置Aと、
この阻止位置から当該レーンに直交する面内で上方に回
動した通行許可位置Bとに移動される。発進制御機20
の下流には、車両のETCレーンからの退出を検知する
退出検知器24が設置されている。退出検知器24の構
成は、前述の進入検知器16と同様の構成を有してい
る。退出検知器24により車両の退出が検知されると、
ETC制御機能部10は、この通過車両に関する処理を
終了する。また、ETCには、車両の運転者に情報を報
知するための路側表示器26を有している。
【0011】図2は、発進制御機20、特に制御棒22
の動作説明図である。前述のように、制御棒は、ETC
レーン28を横断する方向に延び、車両の通行を阻止す
る通行阻止位置Aと、この位置から上方に回動し、車両
の通行を許可する通行許可位置Bとをとることが可能で
ある。さらに、通行阻止位置Aにある制御棒22に車両
が当接した場合、車両または制御棒が大きく損傷するこ
とを防止するために、制御棒22が解放位置Cへ旋回す
る。具体的には、制御棒22に車両進行方向に沿って所
定の力が加わると、それまで制御棒を固定していた機構
が解放され、制御棒22が旋回する構造が支持機構に組
み込まれている。制御棒22が解放位置Cとなった場
合、車両が通行可能となる。解放位置Cとなった制御棒
22は、手動で通行阻止位置Aまで復帰させない限り、
解放位置Cを維持する。
【0012】退出検知器24は、図2に示すように、鉛
直方向に沿って配列された複数のセンサ30を有してい
る。センサ30は、そのセンサ30が設置された高さに
おいて、ETCレーン28を通過する車両の有無を検知
する。しかし、前述のように、制御棒22が旋回して解
放位置Cとなったとき、センサ30の一部の検知位置に
制御棒22が位置し、これらのセンサ30が車両を検知
した信号を送出してしまう。そこで、この実施の形態に
おいては、制御棒22を車両と検出しないように、以下
のような構成を有している。また、制御棒22が解放位
置Cにあるときに、車両有りを検出するセンサは、あら
かじめ分かっており、これらのセンサを他のセンサと区
別するときには、制御棒位置のセンサ30aと記す。
【0013】制御棒22の水平面内での旋回角度が所定
値を超え、解放位置Cへと移動したことを検出する解放
センサ32が配置される。解放センサ32の信号は、退
出検知器24に送出される。解放センサ32が、制御棒
22が解放位置Cにあることを検出している間において
は、制御棒位置のセンサ30aの検知結果にかかわら
ず、これ以外の他のセンサ30の検知結果のみに基づき
車両通過を検知し、結果をETC制御機能部10に送信
する。
【0014】図3は、退出検知器24における、車両の
退出検知にかかる制御フローを示すチャートである。初
期状態においては、退出検知器の出力はオフとなってい
る(S100)。センサ30のいずれかがオンとなると
(S102)、制御棒22が解放位置Cにあることを示
す解放信号を受信しているかが判断される(S10
4)。解放信号を受信していなければ、退出検知器24
より、車両退出を示す信号がETC制御機能部10に送
出される(S108)。一方、解放信号を受信していれ
ば、制御棒位置のセンサ30a以外のセンサがオンとな
っているかが判断され(S106)、オンとなっていれ
ば退出が判定され(S108)、オフであれば、ステッ
プS100に戻る。
【0015】以上から、この実施の形態においては、解
放センサ32が、制御棒が解放位置に移動した解放状態
を検出する解放検出器として機能することが理解され
る。また、退出検知器24は、ETCのレーンからの車
両の退出を検出する退出検出部として機能し、解放状態
が検出されている場合に、制御棒を車両として検出する
前記一部のセンサ以外のセンサの出力に基づき通過判定
を行う判定部を含んでいることも理解される。
【0016】実施の形態2.この実施の形態において
は、制御棒22の解放位置Cを検出する方法が、前述し
た実施の形態1とは異なっている。この実施の形態にお
いては、解放センサ32が設けられておらず、解放位置
Cの判定は、図4に示すフローチャートに従って判定さ
れる。他の構成については、実施の形態1と同様であ
る。
【0017】初期状態においては、退出検知器24の出
力はオフである(S110)。制御棒位置のセンサ30
aがオンとなった場合(S112)、退出検知器24の
出力がオンとなり、車両の退出をETC制御機能部10
に検出信号が送出される(S114)。制御棒位置のセ
ンサ30aのオン状態が所定時間以上継続する(S11
6)と、これ以外のセンサ30の出力がオフとなってい
るかが判断される(S118)。制御棒位置のセンサ3
0a以外のセンサが全てオフであれば、制御棒が解放位
置Cにあると判定し(S120)、そうでなければ車両
が実際に存在していると判定する。制御棒位置のセンサ
30aがオフとなれば(S122)、初期状態に復帰す
る(S124)。
【0018】制御棒が解放位置Cにあると判定された場
合(S120)の車両退出の判定方法は、前述の実施の
形態1と同様である。すなわち、制御棒位置のセンサ3
0a以外のセンサがオンとなっている場合に退出が判定
される。
【0019】以上のように、この実施の形態において
は、図4に示すフローチャートを実行することにより、
制御棒が解放位置に移動したことを検出する解放検出器
の機能が達成される。すなわち、退出検知器が解放検出
器として機能する。
【0020】実施の形態3.この実施の形態において
は、解放センサ32からの検出信号を退出検知器24に
ではなく、ETC制御機能部10に送信するようにでき
る。この場合、退出検知器24の各センサ30の出力も
ETC制御機能部10に送信される。そして、ETC制
御機能部10においては解放状態が検出されている間
は、制御棒位置のセンサ30a以外のセンサの出力に基
づき、車両退出の判定を行う。
【0021】すなわち、この実施の形態においては、退
出検知器24とETC制御機能部10が車両の退出を検
出する退出検出部として機能する。
【0022】実施の形態4.この実施の形態において
は、実施の形態2と同様、解放センサ32を設置せず
に、退出検知器24の各センサ30の出力に基づき、制
御棒の解放状態の判定を行う。実施の形態2と異なるの
は、各センサ30の出力は、ETC制御機能部10に送
出され、これらのセンサの出力を基にETC制御機能部
10にて図4に示される処理に基づいて制御棒の解放状
態が判定される。したがって、この実施の形態において
は、ETC制御機能部10が解放状態における通過判定
を行う判定部として機能する。
【0023】この実施の形態と実施の形態2において、
制御棒位置のセンサ30aだけでなく、任意の少数のセ
ンサが継続してオンとなった場合に、これらのセンサ以
外のセンサの出力に基づき、車両退出の判定を行うこと
もできる。この場合、制御棒が解放状態となったことを
検出することのみならず、一部のセンサにゴミがつくな
どして誤動作している場合などについても、対応が可能
となる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0025】制御棒が、解放状態にある場合には、この
制御棒を車両として検出するセンサ以外のセンサの出力
に基づき車両の通過判定を行うようにして、制御棒解放
状態においても、通過判定を可能とした。
【0026】また、制御棒の旋回角度をもって解放状態
を検出するようにして、簡易な構成による検出を達成し
た。
【0027】また、退出検出部のセンサの一部が、所定
時間継続して車両有りを検出した場合、制御棒が解放状
態であると判定することにより、新たなハードウエア構
成を付加する必要がなくなる。
【0028】また、前記制御棒が解放状態であるとする
場合に参照するセンサは、あらかじめ制御棒が解放位置
にきたときに、これを車両として検出するセンサとして
おくことにより、演算処理負担を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この実施の形態の要部構成を示す斜視図であ
る。
【図3】 車両退出にかかる判断処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】 制御棒解放状態の判定に関するフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 ETC制御機能部、20 発進制御機、22 制
御棒、24 退出検知器、30 センサ、30a 制御
棒位置のセンサ、32 解放センサ、A 通行阻止位
置、B 通行許可位置、C 解放位置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定レーンを通過する車両からの情報に
    基づき開閉する制御棒と、 前記制御棒の車両走行方向下流側において、車両の有無
    を検知する複数のセンサを有し、前記センサの情報に基
    づき前記所定レーンからの車両の退出を検出する退出検
    出部と、を有し、 前記制御棒は、前記所定レーンを閉止した状態から車両
    走行方向へ旋回して車両の通行を可能とする解放位置に
    移動可能であり、当該解放位置において、前記制御棒は
    前記退出検知装置の一部のセンサに車両として検出され
    る、車両通過監視装置であって、 前記制御棒が解放位置に移動した解放状態を検出する解
    放検出器と、 前記退出検出部は、前記解放状態が検出されている場合
    に、前記制御棒を車両として検出する前記一部のセンサ
    以外のセンサの出力に基づき通過判定を行う判定部、を
    含む、車両通過監視装置。
  2. 【請求項2】 前記解放検出器は、前記制御棒の旋回角
    度に基づき前記解放状態を検出する、請求項1に記載の
    車両通過監視装置。
  3. 【請求項3】 前記解放検出器は、前記退出検出部の一
    部のセンサが、所定時間以上連続して車両有りを検知し
    た場合に前記解放状態を検出する、請求項1に記載の車
    両通過監視装置。
  4. 【請求項4】 前記解放検出器は、前記制御棒が解放位
    置となったときに車両有りを検出する、あらかじめ定め
    られたセンサが、所定時間以上連続して車両有りを検知
    した場合に前記解放状態を検出する、請求項1に記載の
    車両通過監視装置。
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