JP2003196833A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2003196833A
JP2003196833A JP2001395365A JP2001395365A JP2003196833A JP 2003196833 A JP2003196833 A JP 2003196833A JP 2001395365 A JP2001395365 A JP 2001395365A JP 2001395365 A JP2001395365 A JP 2001395365A JP 2003196833 A JP2003196833 A JP 2003196833A
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Taketo Tokita
雄飛 鴇田
Naoto Takeda
直人 武田
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ記録可能な光ディスク装置において、
記録パワーの最適化を図る。 【解決手段】 記録パワーを種々変化させてテストデー
タを光ディスク10に記録する。各記録パワー毎の分解
能を分解能測定回路28で測定し、コントローラ30に
供給する。コントローラ30は、得られた分解能から最
大値を抽出し、抽出した最大値に係数k(k<1)を乗
じてしきい値を算出する。コントローラ30は、しきい
値が得られる下限記録パワー及び上限記録パワーを算出
し、下限記録パワー+(上限記録パワー−下限記録パワ
ー)×α(α>0.5)により最適記録パワーを算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置、特
に記録可能な光ディスクにデータを記録する際の記録レ
ーザパワー最適化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−R/RWやDVD−R
/RW等の記録可能な光ディスクにデータを記録する
際、記録レーザパワーの最適化を行っている。記録レー
ザパワーの最適化は、以下の手順で実行される。すなわ
ち、光ディスクの所定エリア(PCAエリア)に記録レ
ーザパワーを変化させてテストデータを記録し、該テス
トデータを再生して再生RF信号を得る。そして、テス
トデータの再生RF信号のβ値を算出し、目標β値(例
えば0.04)となる記録レーザパワーを最適記録レー
ザパワーとして選択している。β値は、再生信号をAC
結合したときのエンベロープの下限値をA2、上限値を
A1とした場合にβ=(A1−A2)/(A1+A2)
で与えられる。
【0003】しかしながら、再生RF信号のβ値に基づ
き最適記録レーザパワーを選択する技術では、光ディス
ク装置毎のβ値測定のばらつきにより必ずしも記録レー
ザパワーが最適化されない問題があった。すなわち、光
ディスク装置毎にレーザダイオードの波長ばらつきやβ
値測定回路のばらつきに起因し、基準光ディスク装置で
測定した場合の目標β値を例えば0.04と設定したと
しても、実際にデータを記録する光ディスク装置におい
ては基準光ディスク装置と同一条件でテストデータのβ
値を測定できるとは限らず、β値が0.04となる記録
レーザパワーを選択しても当該光ディスク装置にとって
最適記録レーザパワーとはならない問題があった。言い
換えれば、基準光ディスク装置において設定された目標
β値0.04は、実際にデータを記録する光ディスク装
置にとっては0.04以外に相当する場合があり、β値
=0.04が得られる記録レーザパワーを選択しても、
その記録レーザパワーが必ずしも最適記録レーザパワー
とはならない問題があった。
【0004】もちろん、光ディスク装置毎の違いによる
目標β値のばらつきを補正することも理論的には可能で
あるが、温度条件によってレーザダイオードの波長が変
化してしまうことを考慮すると補正値が正確でなくなる
問題もあり、温度も含めた補正を行うと処理が複雑化し
てしまう問題がある。
【0005】一方、再生RF信号のβ値に基づき記録レ
ーザパワーを最適化するのではなく、記録レーザパワー
の分解能に基づき記録レーザパワーを最適化する技術も
提案されている。例えば、特開平5−89505号公報
には、最大記録周波数と最小記録周波数との比である分
解能を測定し、この分解能が最大となる記録レーザパワ
ーを最適記録レーザパワーに設定している。分解能は、
光ディスク装置が変わっても絶対値が変化するだけで、
その最大値が最適記録レーザパワーであることに変わり
がないので、理論的にはドライブによらず安定して最適
記録レーザパワーを選択することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
記録レーザパワーを変化させてテストデータを記録し、
テストデータの再生RF信号から分解能を測定しても、
実際に得られる分解能は最大値付近でブロードな特性を
有しており、必ずしもその最大値を抽出することは容易
ではない。すなわち、単に記録パワーを複数段に変化さ
せ、得られた分解能の中で最大のものを抽出しても、そ
れが真の最大値である保証はなく、結果として記録パワ
ーが最適化されない問題がある。
【0007】本発明は、上記従来技術が有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は分解能を用いて確実
に最適記録レーザパワーを選択し記録品質を向上させる
ことができる光ディスク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ディスクにデータを記録する光ディス
ク装置であって、前記光ディスクの所定領域に記録パワ
ーを変化させてテストデータを記録する記録手段と、前
記テストデータ中の3Tデータと3T以外のデータの再
生RF信号振幅の比率に基づき最適記録パワーを算出す
る演算手段とを有し、前記演算手段は、前記比率を前記
記録パワー毎に比率=3Tデータの再生RF信号振幅/
3T以外のデータの再生RF信号振幅なる式に従い算出
する手段と、前記記録パワー毎に算出された比率の最大
値を抽出する手段と、前記最大値に基づきしきい値を算
出する手段と、前記比率が前記しきい値以上となる下限
記録パワーと上限記録パワーから前記最適記録パワーを
算出する手段とを有することを特徴とする。
【0009】ここで、前記最適記録パワーを算出する手
段は、前記下限記録パワーと前記上限記録パワーの中間
値よりも大きい記録パワーを前記最適記録パワーとして
算出することが好適である。
【0010】また、前記演算手段は、前記3T以外のデ
ータとして14Tのデータを用いることが好適である。
【0011】また、前記演算手段は、前記3T以外のデ
ータとして11Tのデータを用いることも好適である。
【0012】また、本発明の光ディスク装置は、ディス
クの所定領域に記録パワーを変化させてテストデータを
記録する記録手段と、前記テストデータを再生する手段
と、前記テストデータの再生RF信号の分解能に基づき
最適記録パワーを算出する演算手段とを有し、前記演算
手段は、前記記録パワー毎に算出された前記分解能の最
大値を抽出する手段と、前記最大値に基づきしきい値を
算出する手段と、前記分解能が前記しきい値以上となる
下限記録パワーと上限記録パワーから前記最適記録パワ
ーを算出する手段とを有することを特徴とする。
【0013】前記最適記録パワーを算出する手段は、前
記下限記録パワーと前記上限記録パワーの中間値よりも
大きい記録パワーを前記最適記録パワーとして算出する
ことが好適である。
【0014】このように、本発明の光ディスク装置は、
分解能を用いて記録パワーの最適化を行う際に、分解能
がしきい値以上となる下限パワーと上限パワーに基づい
て最適記録パワーを算出する。分解能は最大値近傍でブ
ロード(平坦)となる特性を有し、離散的に得られた値
から真の最大値を抽出することは困難である。そこで、
しきい値以上となる下限パワーと上限パワーから、ある
一定の関係式を用いて算出することで、記録パワーの変
化幅を徒に細かく設定することなく迅速にかつ高精度に
最適記録パワーを算出することができる。
【0015】なお、分解能は、その最大値近傍で記録パ
ワーに対してブロードな特性を有するが、同時に記録パ
ワーに対して対称ではなく非対称の傾向にある。より詳
しくは、高記録パワー側の傾きの方が低記録パワー側の
傾きよりも急峻な傾向にある。したがって、一定の関係
式として、下限パワーと上限パワーの中間値より大きい
記録パワーを算出する式を用いることで、高精度の算出
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0017】図1には、本実施形態に係る光ディスク装
置の構成ブロック図が示されている。CD−R/RWや
DVD−R/RW等の記録可能な光ディスク10は、図
示しないスピンドルモータにより回転駆動される。
【0018】ピックアップ(PU)12は、光ディスク
10に対向配置され、光ディスク10の表面にレーザ光
を照射するレーザダイオード(LD)を含む。レーザダ
イオードは、レーザダイオード駆動回路(LDD)32
により駆動され、データを再生する際には再生パワーの
レーザ光を照射し、記録する際には記録パワー(記録パ
ワー>再生パワー)のレーザ光を照射する。また、ピッ
クアップ12は、光ディスク10から反射したレーザ光
を電気信号に変換するフォトディテクタを有し、再生信
号をサーボ検出部14及びRF検出部20に出力する。
【0019】サーボ検出部14は、ピックアップ12か
らの信号に基づきトラッキングエラー信号及びフォーカ
スエラー信号を生成してそれぞれトラッキング制御部1
6及びフォーカス制御部18に出力する。トラッキング
制御部16は、トラッキングエラー信号に基づきピック
アップ12を光ディスク10のトラック方向に駆動して
オントラック状態とする。また、フォーカス制御部18
はフォーカスエラー信号に基づきピックアップ12をフ
ォーカス方向に駆動してオンフォーカス状態とする。例
えば4分割フォトディテクタの場合、半径方向に分割さ
れたディテクタの差分からトラッキングエラー信号が生
成され、円周方向に分割されたディテクタの差分からフ
ォーカスエラー信号が生成される。もちろん、他の方式
も可能である。
【0020】RF検出部20は、ピックアップ12から
の信号を増幅して再生RF信号を生成し、分解能測定回
路28及びイコライザ(EQ)22に出力する。イコラ
イザ22は、再生RF信号の所定周波数、具体的には3
T信号の振幅をブーストして二値化器24に出力する。
二値化器24は、ブーストされたRF信号を二値化し、
デコーダ26に出力する。デコーダ26は、PLL回路
を備え、同期クロック信号を生成して二値化信号を復調
し、コントローラ30に出力する。
【0021】コントローラ30は、サーボ検出部14や
RF検出部20,LDD32等の各部の動作を制御する
とともに、デコーダ26からの復調データをパーソナル
コンピュータ等の上位装置に出力する。
【0022】また、コントローラ30は、データ記録時
には上位装置からの記録データに基づきLDD32を駆
動し、所定の記録ストラテジでデータを記録する。記録
ストラテジは、例えばDVD−Rの場合、3T〜14T
(Tはビット調)のデータのうち3Tはモノパルスで記
録し、4T以上はマルチパルスでデータを記録する等で
ある。マルチパルスにおける先頭パルスのパルス幅やパ
ルス振幅、後続パルスのパルス幅やパルス振幅、デュー
ティー比は適宜調整される。
【0023】さらに、コントローラ30は、データを記
録する際に、データ記録に先立ってデータを記録するた
めの最適記録パワーを選択し、選択された記録パワーで
LDD32及びピックアップ12内のLDを駆動する。
最適記録パワーの選択は、一般にOPC(Optimum Powe
r Control)と称され、RF検出部20及び分解能測定
回路28を用いて行われる。すなわち、データ記録に先
立ち、光ディスク10のPCAエリアに記録パワーを変
化させてテストデータを記録し、該テストデータの分解
能を分解能測定回路28で測定する。分解能測定回路2
8で得られた各記録パワー毎の分解能はコントローラ3
0に供給される。コントローラ30は、各記録パワー毎
の分解能のうち、最大分解能が得られる記録パワーを算
出して最適記録パワーに選択する。
【0024】分解能に基づき最適記録パワーを選択する
際、既述したように分解能は最大値付近でブロードとな
るため単に記録パワー毎の分解能から最大分解値を抽出
するアルゴリズムでは真の最適記録パワー(より正確に
は真の最適記録パワーに近い高精度の記録パワー)を得
ることができない。もちろん、記録パワーの変化幅を十
分小さく設定することで最適記録パワーを高精度に抽出
することも可能ではあるが、OPC実行時間の増大を招
く。
【0025】そこで、本実施形態におけるコントローラ
30は、記録パワー毎の分解能の特性に基づき以下のよ
うにして最適記録パワーを算出する。
【0026】図2には、図1における分解能測定回路2
8の構成ブロック図が示されている。分解能測定回路2
8は、ピークホールド回路28a、ボトムホールド回路
28b、A/D28c、28d及びCPU28eを有し
て構成される。
【0027】ピークホールド回路28a及びボトムホー
ルド回路28bは、再生RF信号のうち3T信号及び1
4T信号(DVDの場合)のピーク値及びボトム値をそ
れぞれ検出する。テストデータとして3T〜14Tのす
べての信号を記録する場合、ピークホールド回路28a
及びボトムホールド回路28bはこれらのテストデータ
の再生RF信号から3T信号と14T信号を抽出してそ
のピーク値及びボトム値を検出する。テストデータとし
て3Tと14Tのみを用いた場合、ピークホールド回路
28a及びボトムホールド回路28bは単に再生RF信
号のピーク値及びボトム値を検出すればよく、処理が簡
易化される。3T及び14Tのピーク値及びボトム値は
A/D28c、28dでデジタルデータに変換されてC
PU28eに供給される。
【0028】CPU28eはピーク値及びボトム値から
3T信号の振幅及び14T信号の振幅を算出し、
【数1】分解能=3Tの振幅/14Tの振幅 に基づき各記録パワーにおける分解能を算出する。算出
された記録パワー毎の分解能はコントローラ30に供給
される。
【0029】図3には、3T信号の振幅I3及び14T
信号の振幅I14が示されている。一般に、3Tはパル
ス幅が短いため記録し難く、3TのRF信号振幅も小さ
くなる。記録パワーが最適化されるにつれ、3T信号も
十分記録されることとなり、14T信号に対する3T信
号の振幅が増大していく。3Tの振幅が14Tの振幅に
比べて大きい場合にはデータの再生も容易となるため、
分解能が最大となる記録パワーが最適記録パワーとな
る。
【0030】図4には、コントローラ30のフローチャ
ートが示されている。まず、光ディスク10のコントロ
ールデータゾーンから光ディスク10の種類等の情報を
取得する(S101)。次に、DVD−RやDVD−R
Wの場合、光ディスク10のランドプリピット情報より
基本ストラテジを取得する(S102)。なお、他の種
類の光ディスクの場合には、その光ディスクに応じた形
式で基本ストラテジ等を取得すればよい。
【0031】基本ストラテジを取得した後、コントロー
ラ30のメモリに予め記憶されているパラメータK、α
を読み出す(S103)。ここで、Kは分解能のしきい
値を算出するためのパラメータであり、αはしきい値に
基づき設定される下限パワー及び上限パワーから最適記
録パワーを算出するためのパラメータである。k及びα
は光ディスク10のメーカ毎にメモリに予め記憶してお
くことができる。
【0032】次に、コントローラ30は、記憶パワーを
所定の変化幅で順次変化させてテストデータを記憶す
る。具体的には、光ディスク10のPCAエリアにおい
て1フレームの半分を14Tの連続パルス、残り半分を
3Tの連続パルスとして記録パワーを0.5mWごとに
16段階に変化させて記憶する(S104)。
【0033】図5には、S104におけるテストデータ
記録の様子が示されている。ある記録パワーにおいて、
1フレームの半分に14Tのデータを連続して記憶し、
残り半分において3Tのデータを連続して記録する。1
フレームの前半分データの再生RF信号から14Tの振
幅が得られ、後半分の再生RF信号から3Tの振幅が得
られる。記録パワーを0.5mW毎に変化させて繰り返
し記録する。もちろん、1フレーム前半において3Tの
データを記録し、後半において14Tのデータを記録し
てもよい。あるフレームにおいて前半を14Tのデー
タ、後半を3Tのデータで記録し、次のフレームで前半
を3Tのデータ、後半を14Tのデータで記録する等も
可能である。
【0034】再び図4に戻り、テストデータを合計16
フレームに記録した後、記録した16段階の記録パワー
毎に分解能を測定する(S105)。分解能は、既述し
たように
【数2】分解能=I3/I14 で定義され、記録パワー毎に得られた分解能をQi(i
=1、2、・・・16)として作業用メモリに順次記憶
する。そして、得られた16個の分解能Qiのうち最大
値Qmaxを抽出し、パラメータkを用いて
【数3】しきい値=Qmax×k によりしきい値を算出する。ここで、k<1であり、例
えばk=0.9である。
【0035】さらに、16個の分解能Qiのうち、算出
されたしきい値Qmax×kが得られる記録パワーを直
線近似等で算出する。しきい値が得られる記録パワーの
うち、低い記録パワーを下限記録パワーPL、高い側を
上限記録パワーPHとする(S106)。
【0036】図6には、S106での処理が模式的に示
されている。図において、横軸は記録パワー(mW)で
あり、0.5mW単位である。縦軸は各記録パワーにお
ける分解能Giである。16個のQiのうち最大値Qm
axに対してしきい値Qmax×kが設定され、しきい
値が得られる記録パワーPL及びPHが記録パワーと分解
能との関係から算出される。PL〜PHは、分解能がしき
い値以上となる記録パワー範囲である。分解能が最大と
なる記録パワーはこのPL〜PHの間に存在することにな
る。
【0037】以上のようにして下限パワーPL及び上限
パワーPHを算出した後、これらの記録パワーに基づき
最適記録パワーを算出する(S107)。具体的には、
コントローラ30は、パラメータαを用いて、
【数4】最適記録パワー=PL+(PH−PL)×α により最適記録パワーPRを算出する。ここでα>0.
5である。α>0.5とすることは最適記録パワーを下
限パワーPLと上限パワーPHの中間値よりも高い記録パ
ワーから選択することを意味する。
【0038】図7には、記録パワーと分解能の一般的な
関係が模式的に示されている。分解能は最大値付近でブ
ロードとなるが、本願出願人は実験の結果、図に示され
るように分解能は記録パワーに対して対称に変化するの
ではなく高記録パワー側にシフトしている、すなわち低
記録パワー側の傾きは小さく、高記録パワー側の傾きは
より急峻であることを見い出した。したがって、しきい
値分解能が得られる下限記録パワーと上限記録パワーを
算出した場合、その中間値よりも一般に高い位置に分解
能の最大値が存在することとなり、α>0.5とするこ
とで、真の最大値により近い記録パワーが得られること
となる。αは例えば0.6に設定することができる。図
7に示された関係は光ディスク10の種類毎に異なるか
ら、αは既述したように光ディスク10の種類毎に設定
される。
【0039】このように複数段に記録パワーを変化させ
て得られた分解能から単に最大値が得られる記録パワー
を選択するのではなく、一定値以上の分解能が得られる
下限記録パワーと上限記録パワーを算出し、これら下限
記録パワーと上限記録パワーに基づき一定の関係式を用
いて最適記録パワーを算出することで、記録パワーの変
化幅を徒に細かく設定することなく迅速に最適記録パワ
ーを得ることができる。
【0040】なお、記録パワーを変化させてテストデー
タ(3Tデータと14Tデータ)を記録する際に、ある
固定値(7mW)から0.5mW毎に記録パワーを変化
させて記録した場合、図8に示されるように最大値Qm
axに対して分解能の十分な変化が得られず、しきい値
Qmax×kとなる上限記録パワーPHは得られるもの
の、下限記録パワーPLが得られない場合もあり得る。
あるいは逆に、下限記録パワーPLのみが得られ、上限
記録パワーPHが得られない場合もあり得る。
【0041】このような場合に備え、ある範囲で記録パ
ワーを変化させて当該範囲において分解能の最大値を仮
に抽出し、当該最大値が得られる記録パワーを中心とし
て再び記録パワーを変化させて分解能の最大値を抽出
し、当該最大値に基づきしきい値を算出して下限記録パ
ワーと上限記録パワーを算出してもよい。
【0042】図9には、このような場合のコントローラ
30の処理フローチャートが示されている。
【0043】まず、コントローラ30は初期設定を行う
(S201)。この初期設定は、図4におけるS101
〜S103の処理に相当する。次に、PCAエリアを用
いて7mWから2mW毎に記録パワーを5段階に振って
合計5フレーム分テストデータを記録する(S20
2)。テストデータの記録方法は図5と同様である。
【0044】次に、記録した5フレーム分のテストデー
タを再生し、分解能測定回路28で各記録パワー毎の分
解能を測定する(S203)。そして、得られた5個の
分解能のうち、最大値が得られる記録パワーPoを抽出
する(S204)。
【0045】限定された記録パワー範囲内で最大分解能
が得られる記録パワーPoを抽出した後、この記録パワ
ーPoを中心として0.5mW毎に記録パワーを11段
階に振って合計11フレーム分テストデータを記録する
(S205)。S204の処理と併せ、合計16フレー
ムにテストデータが記録されることになる。そして、各
記録パワー毎に分解能を測定し、11個の分解能から最
大の分解能Qmaxを抽出し、この最大値Qmax及び
パラメータkを用いてしきい値を算出する。このように
しきい値を設定すると、下限パワーPL及び上限パワー
PHが確実に得られ(S206)、得られた下限パワー
PL及び上限パワーPH並びにパラメータαを用いて上式
に従い最適記録パワーを算出することができる(S20
7)。
【0046】図9に示された処理は、粗サーチ処理と細
サーチ処理を組み合わせた2段階処理と云うことがで
き、限られたフレーム数で確実に最適記録パワーを算出
できる。
【0047】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更
が可能である。例えば、本実施形態においては、分解能
として3T信号振幅と14T信号振幅の比を用いている
が、一般に9T以上の信号は14T信号とほぼ同一の振
幅が得られるため、3T信号と9T以上の信号の振幅の
比、例えば3T信号と10T信号の比をもって分解能を
算出してもよい。
【0048】また、CD−R等の光ディスクにデータを
記録する場合、3T〜11Tのデータが存在するため、
分解能として3T信号振幅と11T信号振幅の比を用い
ればよく、3T信号振幅と9T以上の信号振幅の比をも
って分解能を算出することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置(ドライブ)の種類等によらず確実に最適記録パワ
ーを選択することができる。これにより、高い記録品質
でデータを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 図1における分解能測定回路の構成ブロック
図である。
【図3】 3T信号振幅と14T信号振幅の説明図であ
る。
【図4】 実施形態の処理フローチャートである。
【図5】 テストデータ記録説明図である。
【図6】 記録パワーと分解能との関係を示すグラフ図
である。
【図7】 記録パワーと分解能の関係を示すグラフ図で
ある。
【図8】 記録パワーと分解能との関係を示す他のグラ
フ図である。
【図9】 他の実施形態の処理フローチャートである。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 ピックアップ(PU)、14
サーボ検出部、16トラッキング制御部、18 フォ
ーカス制御部、20 RF検出部、22 イコライザ
(EQ)、24 二値化器、26 デコーダ、28 分
解能測定回路、30 コントローラ、32 レーザダイ
オード駆動回路(LDD)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 EE01 JJ12 KK03 5D119 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 HA19 HA45 5D789 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 HA19 HA45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにデータを記録する光ディス
    ク装置であって、 前記光ディスクの所定領域に記録パワーを変化させてテ
    ストデータを記録する記録手段と、 前記テストデータ中の3Tデータと3T以外のデータの
    再生RF信号振幅の比率に基づき最適記録パワーを算出
    する演算手段と、 を有し、前記演算手段は、 前記比率を前記記録パワー毎に、 比率=3Tデータの再生RF信号振幅/3T以外のデー
    タの再生RF信号振幅なる式に従い算出する手段と、 前記記録パワー毎に算出された比率の最大値を抽出する
    手段と、 前記最大値に基づきしきい値を算出する手段と、 前記比率が前記しきい値以上となる下限記録パワーと上
    限記録パワーから前記最適記録パワーを算出する手段
    と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記最適記録パワーを算出する手段は、前記下限記録パ
    ワーと前記上限記録パワーの中間値よりも大きい記録パ
    ワーを前記最適記録パワーとして算出することを特徴と
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記演算手段は、前記3T以外のデータとして14Tの
    データを用いることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記演算手段は、前記3T以外のデータとして11Tの
    データを用いることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 ディスクの所定領域に記録パワーを変化
    させてテストデータを記録する記録手段と、 前記テストデータを再生する手段と、 前記テストデータの再生RF信号の分解能に基づき最適
    記録パワーを算出する演算手段と、 を有し、前記演算手段は、 前記記録パワー毎に算出された前記分解能の最大値を抽
    出する手段と、 前記最大値に基づきしきい値を算出する手段と、 前記分解能が前記しきい値以上となる下限記録パワーと
    上限記録パワーから前記最適記録パワーを算出する手段
    と、 を有することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記最適記録パワーを算出する手段は、前記下限記録パ
    ワーと前記上限記録パワーの中間値よりも大きい記録パ
    ワーを前記最適記録パワーとして算出することを特徴と
    する光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100846728B1 (ko) 2004-01-05 2008-07-16 다이요 유덴 가부시키가이샤 광 정보기록 매체의 기록 방법 및 신호 처리 회로

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