JP2003197408A - 摺動子の取付構造 - Google Patents

摺動子の取付構造

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JP2003197408A
JP2003197408A JP2001391808A JP2001391808A JP2003197408A JP 2003197408 A JP2003197408 A JP 2003197408A JP 2001391808 A JP2001391808 A JP 2001391808A JP 2001391808 A JP2001391808 A JP 2001391808A JP 2003197408 A JP2003197408 A JP 2003197408A
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Sumiko Suda
すみ子 須田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コールドフローの発生を抑え、突起の高さ寸
法を長く取ることなく曲折部による係止が外れるのを防
ぐことができる摺動子の取付構造を提供する。 【解決手段】 摺動子受1と、基板17のパターン形成
面に対向する摺動子受1の一面1aに取り付けられる摺
動子5とを備え、摺動子受1の一面1aに突起3を設
け、摺動子5には突起3を挿通するための挿通孔8を形
成し、摺動子5の挿通孔8の周辺部を基板17に向かっ
て斜めに折り曲げて、先端が突起3の側面に係止される
曲折部10を挿通孔8の周辺部に形成し、曲折部10の
先端に突起3の側面と面接触する接触面10aを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変抵抗器やスライ
ドスイッチ等の電子部品に使用される摺動子の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図15〜図17は、従来の摺動子の取付
構造を説明するためのものであり、図15は従来の摺動
子の平面図、図16は従来の摺動子の側面図、図17は
従来の摺動子を摺動子受に取り付けた状態を示す要部断
面図である。
【0003】これ等の図面において、ばね性に富む金属
薄板をプレス加工してなる摺動子41は、挿通孔42が
形成され、この挿通孔42の周辺部を複数の切込み43
を設けて折り曲げて複数の曲折部44が形成され、一端
側に摺動片45が配設されている。
【0004】そして、摺動子41は、合成樹脂材からな
る摺動子受(図示省略)の一面に突設された突起46を
挿通孔42に挿通し、複数の曲折部44の先端を突起4
6の側面に係止させることによって摺動子受に取り付け
られた状態で可変抵抗器やスライドスイッチ等の電子部
品に使用され、その電子部品に備わる基板の抵抗パター
ンや導電パターン等の各種パターンに摺動片45を弾接
させて摺動子受を駆動させると、摺動片45が各種パタ
ーン上を摺動し、これによって各パターン間の抵抗値が
変化したり、スイッチが切り替わったりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の取付構造にあっては、摺動子受が合成樹脂材で
あるため、曲折部44の締付け圧力により突起46の曲
折部44が係止された部分が窪んだ状態に塑性変形され
てしまう、所謂コールドフロー現象が発生し、このた
め、充分な圧力で突起46に保持できなくなり曲折部4
4の先端と突起46との間に間隙が生じやすく曲折部4
4による係止が不十分となるという問題があった。
【0006】また、摺動片45が各種パターンに弾接す
ることによって受ける反力により、摺動子41が摺動子
受の一面から離れる方向に傾いて曲折部44による係止
が外れるのを防ぐため、突起46の高さをある程度長く
取る必要があることから、摺動子受の高さ寸法が大きく
なり、ひいてはこの摺動子受を用いた電子部品が厚手の
ものとなっていた。
【0007】本発明は上述した従来技術の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、コールドフローの発生を
抑え、また発生したとしても取れ難く、突起の高さ寸法
を長く取ることなく曲折部による係止が外れるのを防ぐ
ことができる摺動子の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の摺動子の取付構造は、摺動子受と、基板の
パターン形成面に対向する前記摺動子受の一面に取り付
けられる摺動子とを備え、前記摺動子受の前記一面に突
起を設け、前記摺動子には前記突起を挿通するための挿
通孔を形成し、前記摺動子の前記挿通孔の周辺部を前記
基板に向かって斜めに折り曲げて、先端が前記突起の側
面に係止される曲折部を前記挿通孔の周辺部に形成し、
該曲折部の先端に前記突起の側面と面接触する接触面を
設けたことを最も主要な特徴としている。
【0009】また、本発明の摺動子の取付構造は、前記
パターン形成面に弾接する摺動片を前記摺動子に片持ち
状態で支持し、該摺動片の延在方向に前記突起を挟んで
前記曲折部を相対向して配置したことを特徴としてい
る。
【0010】また、本発明の摺動子の取付構造は、前記
摺動子に突片を前記摺動片の延在方向に延びるように突
設し、該突片を前記摺動子受の一面に当接させたことを
特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態を説
明するもので、図1は本発明の取付構造の一実施形態を
構成する摺動子を取り付けた状態を示す底面図、図2は
図1の2−2線に沿う断面図、図3は図1の3−3線に
沿う要部断面図、図4は摺動子受の底面図、図5は該摺
動子受の正面図、図6は摺動子の底面図、図7は該摺動
子の側面図、図8は接触面を形成する状態を示す説明図
である。
【0012】図1〜図3に示すように、本実施形態に係
る摺動子の取付構造は、摺動子受1の一面1aに摺動子
5が、挿通孔8に突起3を挿通させこれに複数の曲折部
10を係止させることによって取り付けられた構造とな
っている。
【0013】次に、この摺動子の取付構造を構成する各
部材の具体的構成について順次説明する。
【0014】摺動子受1は、合成樹脂材で形成されてな
るもので、図4及び図5に示すように、その一面1aに
一対のガイド壁2が相対向して設けられ、このガイド壁
2の内側に突起3が並設されており、一面1aの反対の
他面1bにはレバー4が立設されている。
【0015】摺動子5は、リン青銅等のばね性に富む金
属薄板をプレス加工してなるもので、図6及び図7に示
すように、支持部6とこれに片持ち状態で支持された摺
動片7とに大別でき、支持部6には、挿通孔8とこの挿
通孔8の周辺部を切込み9を設けて斜めに曲起してなる
複数の曲折部10とが形成されており、曲折部10の先
端には接触面10aが形成されている(図3参照)。
【0016】また、支持部6には、突片11が摺動片7
の延在方向(矢印A方向)に延びるように突設され、こ
の突片11には、補強用のリブ11aが設けられてい
る。
【0017】図8に示すように、上記接触面10aは、
面取り加工することによって形成され、平板状の母材
(リン青銅等のばね性に富む金属薄板)を外形抜きして
挿通孔8と切込み9とを形成した後、これを支持台12
に載置して、支持台12の突部12aと金型13とで上
下から圧縮することにより形成される。尚、接触面10
aの径は突起3の外形より若干小さく形成されている。
【0018】そして、図1〜図3に示すように、この摺
動子5は、挿通孔8が若干大径となって突起3を挿通し
て曲折部10の先端の接触面10aを突起3の側面に弾
性的に係止させることによって摺動子受1の一面1aに
取り付けられており、複数の曲折部10のうちの2つが
摺動片7の延在方向(矢印A方向)に突起3を挟んで相
対向し、突片11が摺動子受1の一面1aに当接してい
る。
【0019】この際、曲折部10は先端の接触面10a
で突起3の側面に面接触しているので、曲折部10と突
起3との接触面積が従来と比較して大きくなって曲折部
10の締付け圧力を分散させることができるため、突起
3の曲折部10が係止された部分にコールドフロー現象
が発生するのを抑えることができる。
【0020】図9〜図14は本発明の摺動子の取付構造
を適用したスライド型可変抵抗器を示しており、上記実
施形態と同一構造部には同一の符号を付している。
【0021】図9は本発明の一実施形態に係る摺動子の
取付構造を備えたスライド型可変抵抗器の平面図、図1
0は該スライド型可変抵抗器の側面図、図11は該スラ
イド型可変抵抗器の正面図、図12は図10から側板の
一方を取り除いて摺動子受の一部分を切り欠いて示す側
面図、図13は該スライド型スライド型可変抵抗器に備
わる基板の平面図、図14は該基板の側面図である。
【0022】このスライド型可変抵抗器は、摺動子5が
取り付けられた摺動子受1が金属製のケース14に、そ
の上板15に形成された長孔15aからレバー4を突出
させて収容され、ケース14の相対向する側板16の下
端にかしめ付けられた基板17の上面に印刷形成された
帯状の抵抗体パターン18および集電体パターン19に
摺動片7が夫々弾接された構造となっており、曲折部1
0が基板17に対し傾斜状態となって、基板17のパタ
ーン形成面たる上面と摺動子受1の一面1aとが対向
し、抵抗体パターンの両端部及び集電体パターン19の
一端部には鳩目を有する端子20が固定されている。
【0023】そして、レバー4を操作すると、摺動子受
1の一対のガイド壁2がケース14の相対向する側板1
6に案内されて摺動子受1が長孔15aの長手方向にス
ライドし、これと一体に摺動子5がスライドして摺動片
7が抵抗体パターン18及び集電体パターン19上を摺
動し、可変された抵抗値がレバー4の操作量に応じた電
気信号として端子20から取り出される。
【0024】この場合、このスライド型可変抵抗器にあ
っては、摺動片7が抵抗体パターン18および集電体パ
ターン19に弾接することによって受ける反力Fによ
り、摺動子5には摺動片7の曲折起点Pを支点として摺
動子受1の一面1aから離れる方向に傾かせるような反
力Fと反対向きの力が作用するが、突起3の側面に接触
する接触面10aで反力Fを受け止め、特に、図3に示
すように、摺動片7の延在方向(矢印A方向)に突起3
を挟んで相対向する曲折部10の先端に形成された接触
面10aのポイントP1,P2の2点でつっぱって摺動
子5が傾くのを阻止するので曲折部10による係止が外
れることなく維持できる。また、若干のコールドフロー
が仮に生じたとしても面接触は維持されるのでこの効果
は継続する。
【0025】したがって、突起3の高さ寸法をさほど大
きくする必要がないため、突起3の長さを短くできる分
だけスライド型可変抵抗器の薄型化・コンパクト化を図
ることができる。
【0026】また、この反力Fについては、摺動子受1
の一面1aと当接する摺動子5の突片11でも受け止め
られるため、この突片11によって摺動子5の傾きをよ
り一層確実に阻止することができるのである。
【0027】尚、この実施形態では、突起3を円柱形状
とし挿通孔8を円形孔で構成したもので説明したが、こ
の他に突起3を角柱形状とし挿通孔8を角孔で構成する
等突起3及び挿通孔8の形状には種々の変更が可能であ
る。
【0028】また、曲折部10の折り曲げ角度の精度を
高めるために切込み9を設けるようにしたが、曲折部1
0はバーリング構造体で構成するようにしてもよく、切
込み9は必ずしも設けずともよい。
【0029】また、本発明の摺動子の取付構造は、この
ようなスライド型可変抵抗器の他に、回転型可変抵抗器
やスライド型スイッチ等の各種電子部品に適用すること
が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】本発明の摺動子の取付構造は、摺動子受の
一面に突起を設け、摺動子には前記突起を挿通するため
の挿通孔を形成し、前記摺動子の前記挿通孔の周辺部を
基板に向かって斜めに折り曲げて、先端が突起の側面に
係止される曲折部を形成し、該曲折部の先端に前記突起
の側面と面接触する接触面を設けたので、前記曲折部の
締付け圧力を分散させてコールドフロー現象の発生を抑
制することができると共に、前記摺動子受の一面から離
れる方向への前記摺動子の傾きを前記接触面で抑えるこ
とができるので、前記突起の高さ寸法を長く取ることな
く前記曲折部による係止が外れるのを防ぐことができ
る。
【0032】また、摺動片の延在方向に前記突起を挟ん
で前記曲折部を相対向して配置したので、前記摺動子の
傾きを一層抑えることができる。
【0033】また、前記摺動子に突設した突片を前記摺
動子受の一面に当接させるようにしたので、前記摺動子
の傾きをより一層確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付構造の一実施形態を構成する摺動
子を取り付けた状態を示す底面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う要部断面図である。
【図4】摺動子受の底面図である。
【図5】該摺動子受の正面図である。
【図6】摺動子の底面図である。
【図7】該摺動子の側面図である。
【図8】接触面を形成する状態を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る摺動子の取付構造を
備えたスライド型可変抵抗器の平面図である。
【図10】該スライド型可変抵抗器の側面図である。
【図11】該スライド型可変抵抗器の正面図である。
【図12】図10から側板の一方を取り除いて摺動子受
の一部分を切り欠いて示す側面図である。
【図13】該スライド型スライド型可変抵抗器に備わる
基板の平面図である。
【図14】該基板の側面図である。
【図15】従来の摺動子の平面図である。
【図16】従来の摺動子の側面図である。
【図17】従来の摺動子を摺動子受に取り付けた状態を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 摺動子受 1a 一面 1b 他面 2 ガイド壁 3 突起 4 レバー 5 摺動子 6 支持部 7 摺動片 8 挿通孔 9 切込み 10 曲折部 10a 接触面 11 突片 11a リブ 12 支持台 12a 突部 13 金型 14 ケース 15 上板 15a 16 側板 17 基板 18 抵抗体パターン 19 集電体パターン 20 端子 F 反力 P 曲折起点 P1 ポイント P2 ポイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動子受と、基板のパターン形成面に対
    向する前記摺動子受の一面に取り付けられる摺動子とを
    備え、 前記摺動子受の前記一面に突起を設け、前記摺動子には
    前記突起を挿通するための挿通孔を形成し、 前記摺動子の前記挿通孔の周辺部を前記基板に向かって
    斜めに折り曲げて、先端が前記突起の側面に係止される
    曲折部を前記挿通孔の周辺部に形成し、 該曲折部の先端に前記突起の側面と面接触する接触面を
    設けたことを特徴とする摺動子の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記パターン形成面に弾接する摺動片を
    前記摺動子に片持ち状態で支持し、 該摺動片の延在方向に前記突起を挟んで前記曲折部を相
    対向して配置したことを特徴とする請求項1に記載の摺
    動子の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記摺動子に突片を前記摺動片の延在方
    向に延びるように突設し、 該突片を前記摺動子受の一面に当接させたことを特徴と
    する請求項2に記載の摺動子の取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187805A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Alps Electric Co Ltd 摺動子の取付構造及び取付方法
JP2011233435A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Alps Electric Co Ltd 多方向入力装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187805A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Alps Electric Co Ltd 摺動子の取付構造及び取付方法
JP2011233435A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Alps Electric Co Ltd 多方向入力装置

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