JP2003199337A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2003199337A JP2001398310A JP2001398310A JP2003199337A JP 2003199337 A JP2003199337 A JP 2003199337A JP 2001398310 A JP2001398310 A JP 2001398310A JP 2001398310 A JP2001398310 A JP 2001398310A JP 2003199337 A JP2003199337 A JP 2003199337A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
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    • H02M1/32Means for protecting converters other than automatic disconnection

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トランスの短絡開放アブノーマル
試験を行った場合に、スイッチング動作が停止して装置
を安全に保護することができる簡易な回路構成のDC−
DCコンバータを提供することにある。 【解決手段】 直流電源1に直列に過電流遮断手段F
1、複数のトランスT1,T2の1次巻線及びスイッチ
ング素子Q1を接続し、複数のトランスT1,T2の2
次巻線を並列に共通接続し、複数のトランスT1,T2
の2次巻線に誘起される電圧を第1の整流平滑回路3に
より整流平滑して直流電圧を出力するように構成してお
き、トランスT1,T2の1次巻線に対して短絡試験を
行った場合には、過電流遮断手段F1が過電流を遮断す
るように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のトランスを
有するDC−DCコンバータに関し、特に、トランスの
短絡開放アブノーマル試験を行った場合でも装置を安全
に保護することができるDC−DCコンバータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、複数のトラン
スを接続して総合容量を大きくした構成のフライバック
方式のDC−DCコンバータが知られている。詳しく
は、トランスT1,T2の1次巻線T1a,T2aが直列に
スイッチング素子Q1に接続され、2次巻線T1b,T2b
の一端がそれぞれダイオードD1,D2のアノードに接
続され、2次巻線T1b,T2bの他端がコンデンサC1の
負極側に共通接続され、ダイオードD1,D2のカソー
ドがコンデンサC1の正極側に共通接続され、トランス
T1,T2の補助巻線T1c,T2cが並列に接続されてい
る。
【0003】また、トランスT1,T2には、それぞれ
の温度が溶断規定温度になったときに溶断する温度ヒュ
ーズTF1,TF2が熱結合されている。従来のDC−
DCコンバータに対して、直流電源1から直流電圧が加
えられた場合、まず、直流電源1からヒューズF1、起
動抵抗R1を介してコンデンサC2に電流が流れ始め、
コンデンサC2の電圧が上昇して制御回路7が起動し、
ハイレベルとローレベルを交互に繰り返すPWM信号が
制御回路7からスイッチング素子Q1のゲートに出力さ
れる。
【0004】この結果、スイッチング素子Q1がオンオ
フ制御されてトランスT1,T2に設けられた1次巻線
T1a,T2aから2次巻線T1b,T2bに順次にエネルギー
が誘起され、2次巻線T1b,T2bに誘起されたエネルギ
ーがダイオードD1,D2とコンデンサC1により整流
平滑されて負荷4に出力電圧が供給される。さらに、コ
ンデンサC1の両端に生じる出力電圧を電圧検出回路1
0により検出してその検出信号を制御回路7に帰還する
ことで、制御回路7は出力電圧が一定になるようにスイ
ッチング素子Q1のオン期間を制御する。
【0005】ところで、DC−DCコンバータに対する
動作試験項目の1つとして、トランスの短絡開放アブノ
ーマル試験が規定されている。例えば、図3に示す従来
のDC−DCコンバータに対して、図4に示すような試
験項目に従ってトランスの短絡開放アブノーマル試験を
行なった場合について説明する。
【0006】(1)1次巻線の短絡 図4(1)に示すように、スイッチSW1asを一時的に
開放状態で1次巻線T1aに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の1次巻線T1aに並
列接続されているスイッチSW1asを短絡した場合、ト
ランスT1の2次巻線T1bが有するインダクタンス成分
Lが最小になる。すなわち、トランスT1の1次巻線T
1aから2次巻線T1bへのエネルギーの誘起がなくなるの
で、負荷4に供給すべき電力をトランスT2から単独で
供給するようになる。この結果、動作中のトランスT2
の発熱温度が徐々に上昇し、トランスT2と熱結合され
ている温度ヒューズTF2の温度が溶断規定温度に達す
ると、温度ヒューズTF2が溶断され、トランスT2の
温度上昇に起因して発生する発煙または発火が防止され
る。
【0007】(2)2次巻線の短絡 図4(2)に示すように、スイッチSW1bsを一時的に
開放状態で2次巻線T1bに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の2次巻線T1bに並
列接続されているスイッチSW1bsを短絡した場合、ト
ランスT1の1次巻線T1aが有するインダクタンス成分
Lが最小になる。すなわち、トランスT1の1次巻線T
1aから2次巻線T1bへのエネルギーの誘起がなくなるの
で、負荷4に供給すべき電力をトランスT2から単独で
供給するようになる。この結果、1次巻線の短絡と同様
に、動作中のトランスT2の発熱温度が徐々に上昇し、
トランスT2と熱結合されている温度ヒューズTF2の
温度が溶断規定温度に達すると、温度ヒューズTF2が
溶断され、トランスT2の温度上昇に起因して発生する
発煙または発火が防止される。
【0008】(3)1次巻線の開放 図4(3)に示すように、スイッチSW1aoを一時的に
短絡状態で1次巻線T1aに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の1次巻線T1aに直
列接続されているスイッチSW1aoを開放した場合、ト
ランスT1,T2の1次巻線T1a,T1bに流れる電流が
0になり、負荷4への電力供給が停止される。
【0009】(4)2次巻線の開放 図4(4)に示すように、スイッチSW1boを一時的に
短絡状態で2次巻線T1bに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の2次巻線T1bに直
列接続されているスイッチSW1boを開放した場合、負
荷4に供給すべき電力をトランスT2から単独で供給す
るようになる。この結果、動作中のトランスT2の発熱
温度が徐々に上昇し、トランスT2と熱結合されている
温度ヒューズTF2の溶断規定温度に達すると、温度ヒ
ューズTF2が溶断され、トランスT2の温度上昇に起
因して発生する発煙または発火が防止される。
【0010】なお、上述したトランスの短絡開放アブノ
ーマル試験の(1)〜(4)はトランスT1に対して行
ったが、同様の試験項目をトランスT2に対して行って
も同様の結果が得られることは言うまでもない。このよ
うに、従来のDC−DCコンバータでは、トランスの短
絡開放アブノーマル試験の結果、発煙または発火が防止
され、DC−DCコンバータが安全に保護されるという
利点を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たトランスの短絡開放アブノーマル試験(1),
(2),(4)では、一方のトランスを用いてスイッチ
ング動作が継続され、さらに、トランスの発熱温度が上
昇して一方の温度ヒューズが溶断されるまでスイッチン
グ動作が継続されるので、信頼性の低下にも繋がってい
た。また、耐熱性能の良いトランスが必要であり、コス
トアップの一因になっていた。また、トランスの個数分
だけ温度ヒューズを設ける必要があり、コストアップの
一因になっていた。さらに、部品点数が多くなり実装ス
ペースが必要になるので、装置の小型化を妨げていた。
【0012】このように、従来のDC−DCコンバータ
にあっては、トランスの短絡開放アブノーマル試験にお
いて、発煙または発火を防止して装置を安全に保護する
ために、部品点数が増え、その結果、コストアップ、小
型化の妨げ、信頼性の低下が生じるといった問題があっ
た。このため、トランスの短絡開放アブノーマル試験を
行った場合にスイッチング動作が停止して装置を安全に
保護することができる簡易な回路構成のDC−DCコン
バータが切望されていた。
【0013】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、トランスの短絡開放アブノーマル試
験を行った場合に、スイッチング動作が停止して装置を
安全に保護することができる簡易な回路構成のDC−D
Cコンバータを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、直流電源から入力された直流
電圧をスイッチング素子のオン期間を制御することによ
り所定の直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバ
ータにおいて、直流電源に過電流遮断手段を直列接続
し、該過電流遮断手段に複数のトランスの1次巻線を直
列接続し、前記複数のトランスの2次巻線を並列接続
し、前記複数のトランスの補助巻線を並列接続してなる
ことを要旨とする。
【0015】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、直流電源から入力された直流電圧を別の直流電
圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、
直流電源に直列に接続され過電流を遮断する過電流遮断
手段と、該過電流遮断手段に直列に接続される複数のト
ランスの1次巻線と、前記複数のトランスの1次巻線に
直列に接続されるスイッチング素子と、並列に共通接続
される前記複数のトランスの2次巻線と、前記複数のト
ランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑する整流
平滑回路と、を備え、前記トランスの1次巻線又は2次
巻線に対して短絡試験を行った場合には、前記過電流遮
断手段が過電流を遮断するように動作することを要旨と
する。
【0016】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、直流電源から入力された直流電圧を別の直流電
圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、
直流電源に直列に接続される複数のトランスの1次巻線
と、前記複数のトランスの1次巻線に直列に接続される
スイッチング素子と、並列に共通接続される前記複数の
トランスの2次巻線と、前記複数のトランスの2次巻線
に誘起される電圧を整流平滑する第1の整流平滑回路
と、前記複数のトランスに設けられ1次巻線と磁気結合
されるとともに並列に共通接続される補助巻線と、前記
複数のトランスの補助巻線に誘起される電圧を整流平滑
する第2の整流平滑回路と、該第2の整流平滑回路から
の電圧が第2の基準電圧よりも過電圧になったときに停
止信号を出力する過電圧検出回路と、該過電圧検出回路
からの停止信号に応じて前記スイッチング素子の動作を
停止するように制御する制御回路とを備え、前記トラン
スの1次巻線又は2次巻線に対して開放試験を行った場
合には、前記スイッチング素子の動作を停止することを
要旨とする。
【0017】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、直流電源から入力された直流電圧を別の直流電
圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおいて、
直流電源に直列に接続され過電流を遮断する過電流遮断
手段と、該過電流遮断手段に直列に接続される複数のト
ランスの1次巻線と、前記複数のトランスの1次巻線に
直列に接続されるスイッチング素子と、並列に共通接続
される前記複数のトランスの2次巻線と、前記複数のト
ランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑する第1
の整流平滑回路と、該第1の整流平滑回路からの電圧と
第1の基準電圧との誤差電圧に応じて帰還信号を出力す
る電圧検出回路と、並列に接続される前記複数のトラン
スの補助巻線と、前記複数のトランスの補助巻線に誘起
される電圧を整流平滑する第2の整流平滑回路と、該第
2の整流平滑回路からの電圧が第2の基準電圧よりも過
電圧になったときに停止信号を出力する過電圧検出回路
と、前記電圧検出回路からの帰還信号に応じて前記スイ
ッチング素子のオン期間を制御するとともに、該過電圧
検出回路からの停止信号に応じて前記スイッチング素子
の動作を停止する制御回路と、前記トランスの短絡開放
試験を行った場合には、前記スイッチング素子の動作を
停止することを要旨とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係るDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。
なお、図1に示すDC−DCコンバータは、図3に示す
従来のDC−DCコンバータの構成と同一または相当部
分には同じ符号を付している。
【0019】直流電源1には、過電流を遮断するヒュー
ズF1(過電流遮断手段)が直列に接続されており、さ
らに、ヒューズF1に直列にトランスT1の1次巻線T
1a、トランスT2の1次巻線T2aが順次接続され、トラ
ンスT2aの1次巻線に直列にスイッチング素子Q1のド
レインが接続され、このスイッチング素子のソースが直
流電源1に接続されている。トランスT1,T2の2次
巻線T1b,T2bは、第1の整流平滑回路3のダイオード
D1のアノードに並列に共通接続されている。第1の整
流平滑回路3には、ダイオードD1とコンデンサC1が
設けらており、トランスT1,T2の2次巻線T1b,T
2bに誘起される電圧を整流平滑して負荷4に出力する。
【0020】第1の整流平滑回路3に設けられたコンデ
ンサC1の両端子には、その電圧と基準電圧Vref との
誤差電圧を検出して帰還信号を制御回路7に出力する電
圧検出回路10が設けられている。上述したトランスT
1,T2には、1次巻線T1a,T2aと磁気結合された補
助巻線T1c,T2cがそれぞれ設けられており、図1に示
すように、補助巻線T1c,T2cが第2の整流平滑回路5
のダイオードD3のアノードに並列に共通接続されてい
る。
【0021】第2の整流平滑回路3には、ダイオードD
3とコンデンサC2が設けられており、トランスT1,
T2の補助巻線T1c,T2cに誘起される電圧を整流平滑
してOVP(過電圧検出回路)6および制御回路7に出
力する。なお、第2の整流平滑回路3に設けられたコン
デンサC2の一端は起動抵抗R1、ヒューズF1を介し
て直流電源に接続されており、直流電源1から直流電圧
が加えられた場合に、直流電源1からヒューズF1、起
動抵抗R1を介してコンデンサC2に電流が流れ始め、
コンデンサC2の電圧が上昇して制御回路7を起動す
る。
【0022】OVP6は、基準電圧を発生するツェナー
ダイオードを有し、第2の整流平滑回路5に誘起される
電圧がツェナーダイオードの基準電圧よりも大きくなる
と、過電圧が入力されているので停止信号を制御回路7
に出力する。制御回路7は、電圧検出回路10からの帰
還信号に応じてスイッチング素子Q1のオン期間を制御
するとともに、OVP6からの停止信号に応じてPWM
信号の発振動作を停止してローレベルの信号をスイッチ
ング素子Q1のゲートに出力してスイッチング動作を停
止する。なお、本実施の形態においては、説明を簡略化
するため、トランスT1,T2を用いて構成している
が、3つ以上のトランスを用いて構成してもよい。
【0023】次に、図1を参照して、本発明の一実施の
形態に係るDC−DCコンバータの通常時の動作につい
て説明する。直流電源1から直流電圧が加えられた場
合、直流電源1からヒューズF1、起動抵抗R1を介し
てコンデンサC2に電流が流れ始め、コンデンサC2の
電圧が徐々に上昇して制御回路7が起動され、制御回路
7からPWM信号がスイッチング素子Q1のゲートに出
力される。
【0024】この結果、スイッチング素子Q1がオンオ
フ制御されてトランスT1,T2に設けられた1次巻線
T1a,T2aから2次巻線T1b,T2bに順次にエネルギー
が誘起され、2次巻線T1b,T2bに誘起されたエネルギ
ーがダイオードD1とコンデンサC1により整流平滑さ
れて負荷4に出力電圧が供給される。さらに、コンデン
サC1の両端に生じる出力電圧を電圧検出回路10によ
り検出してその誤差電圧に応じて帰還信号を制御回路7
に帰還することで、制御回路7は出力電圧が一定になる
ようにスイッチング素子Q1のオン期間を制御する。
【0025】次に、図4に示す4種類の試験項目からな
るトランスの短絡開放アブノーマル試験を行なった場合
の本発明の一実施の形態に係るDC−DCコンバータの
動作について説明する。
【0026】(1)1次巻線の短絡 図4(1)に示すように、スイッチSW1asを一時的に
開放状態で1次巻線T1aに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の1次巻線T1aに並
列接続されているスイッチSW1asを短絡した場合、ト
ランスT1の2次巻線T1bが有するインダクタンス成分
Lが最小になる。同時に、トランスT1,T2いずれも
2次巻線間が直接に並列接続されているため、トランス
T2の2次巻線T2bが有するインダクタンス成分Lが最
小になる。
【0027】さらに、トランスT2の2次巻線T2bが有
するインダクタンス成分Lが最小になると、同時に、ト
ランスT2の1次巻線T2aが有するインダクタンス成分
Lが最小になる。このため、スイッチング素子Q1のド
レイン−ソース間には、直流電源1からヒューズF1、
スイッチSW1as、トランスT2の1次巻線T2aを介し
て過大な電流が流れてヒューズF1が溶断するか、ある
いは、スイッチング素子Q1が素子破損すると、さら
に、過電流が流れてヒューズF1が溶断し、DC−DC
コンバータの動作が停止する。この結果、1次巻線の短
絡試験に対して、DC−DCコンバータによる発煙また
は発火が防止される。
【0028】このように、直流電源に過電流遮断手段を
直列接続し、過電流遮断手段に直列に複数のトランスの
1次巻線およびスイッチング素子を接続し、複数のトラ
ンスの2次巻線を並列に共通接続し、複数のトランスの
2次巻線に誘起される電圧を整流平滑回路により整流平
滑して直流電圧を出力するように構成しておき、トラン
スの1次巻線に対して短絡試験を行った場合には、ヒュ
ーズが過電流を遮断するように動作するので、DC−D
Cコンバータのスイッチング動作が停止して装置を安全
に保護することができる。
【0029】(2)2次巻線の短絡 図4(2)に示すように、スイッチSW1bsを一時的に
開放状態で2次巻線T1bに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の2次巻線T1bに並
列接続されているスイッチSW1bsを短絡した場合、ト
ランスT1,T2の2次巻線T1b,T2bが有するインダ
クタンス成分Lが最小になる。同時に、トランスT1,
T2いずれも2次巻線間が直接に並列接続されているた
め、トランスT1,T2の1次巻線T1a,T2aが有する
インダクタンス成分Lが最小になる。
【0030】このため、スイッチング素子Q1のドレイ
ン−ソース間には、直流電源1からヒューズF1、トラ
ンスT1,T2の1次巻線T1a,T2aを介して過大な電
流が流れてヒューズF1が溶断するか、あるいは、スイ
ッチング素子Q1が素子破損すると、さらに、過電流が
流れてヒューズF1が溶断し、DC−DCコンバータの
動作が停止する。この結果、1次巻線の短絡試験に対し
て、DC−DCコンバータによる発煙または発火が防止
される。
【0031】このように、直流電源に過電流遮断手段を
直列接続し、過電流遮断手段に複数のトランスの1次巻
線を接続し、複数のトランスの2次巻線を並列に共通接
続し、複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を整
流平滑回路により整流平滑して直流電圧を出力するよう
に構成しておき、トランスの2次巻線に対して短絡試験
を行った場合には、ヒューズが過電流を遮断するように
動作するので、DC−DCコンバータのスイッチング動
作が停止して装置を安全に保護することができる。
【0032】(3)1次巻線の開放 図4(3)に示すように、スイッチSW1aoを一時的に
短絡状態で1次巻線T1aに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の1次巻線T1aに直
列接続されているスイッチSW1aoを開放した場合、直
流電源1、ヒューズF1、トランスT1の1次巻線T1
a、トランスT2の1次巻線T2a、スイッチング素子Q
1のドレイン、スイッチング素子Q1のソースの順に流
れていたオン時の電流ループが切断されるため、スイッ
チング動作が停止される。従って、トランスの1次巻線
に対して、開放試験を行った場合にはスイッチング素子
の動作を停止することができ、装置を安全に保護するこ
とができる。
【0033】(4)2次巻線の開放 図4(4)に示すように、スイッチSW1boを一時的に
短絡状態で2次巻線T1bに接続しておき、DC−DCコ
ンバータが動作中に、トランスT1の2次巻線T1aに直
列接続されているスイッチSW1boを開放した場合、開
放した側の1次巻線T1aに過大なサージ電圧が発生す
る。このサージ電圧は、図1に示すように、1次巻線T
1aと磁気結合している補助巻線T1cにも同時に発生す
る。そして、補助巻線T1cにサージ電圧が誘起して過電
圧が発生し、ダイオードD3を介してコンデンサC2を
充電してOVP6の基準電圧よりも高い電圧に到達する
と、OVP6は停止信号を制御回路7に出力する。この
結果、制御回路7はOVP6からの停止信号に応じてP
WM信号の発振動作を停止してローレベルの信号をスイ
ッチング素子Q1に出力するので、スイッチング素子Q
1の動作が停止される。
【0034】このように、直流電源に直列に複数のトラ
ンスの1次巻線及びスイッチング素子を接続し、並列に
複数のトランスの2次巻線を共通接続し、複数のトラン
スの2次巻線に誘起される電圧を第1の整流平滑回路に
より整流平滑して出力するように構成しておき、さら
に、トランスに設けられ1次巻線と磁気結合された補助
巻線に誘起される電圧を第2の整流平滑回路により整流
平滑し、この第2の整流平滑回路からの電圧が第2の基
準電圧よりも過電圧になったときに過電圧検出回路から
停止信号を出力し、この停止信号に応じてスイッチング
素子の動作を停止するよう制御回路により制御するの
で、トランスの2次巻線に対して、開放試験を行った場
合にはスイッチング素子の動作を停止することができ、
破損部品を発生させることなく電源を停止することがで
き、装置を安全に保護することができる。
【0035】なお、上述したトランスの短絡開放アブノ
ーマル試験の(1)〜(4)はトランスT1に対して行
ったが、同様の試験をトランスT2に対して行っても同
様の結果が得られることは言うまでもない。
【0036】(第1の変形例)図2は、本発明の一実施
の形態に係るDC−DCコンバータの第1の変形例の構
成を示す回路図である。本変形例の特徴は、図2に示す
ように、補助巻線T1cが第2の整流平滑回路5のダイオ
ードD4のアノードに直列に接続され、補助巻線T2cが
第2の整流平滑回路5のダイオードD3のアノードに直
列に接続され、ダイオードD3,D4のカソードが共通
接続されていることにある。
【0037】この第2の整流平滑回路5からの電圧が第
2の基準電圧よりも過電圧になったときにOVP6(過
電圧検出回路)から停止信号を出力し、この停止信号に
応じてスイッチング素子Q1の動作を停止するよう制御
回路7により制御するので、トランスの2次巻線に対し
て、開放試験を行った場合にはスイッチング素子の動作
を停止することができ、装置を安全に保護することがで
きる。
【0038】以上ように、トランスの1次巻線及び2次
巻線に対して、トランスの短絡開放アブノーマル試験を
行った場合でも、温度ヒューズのような保護回路がなく
ともDC−DCコンバータのスイッチング動作を停止さ
せることができ、DC−DCコンバータの小型化および
コスト低減に寄与することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、直流電源
から入力された直流電圧をスイッチング素子のオン期間
を制御することにより所定の直流電圧に変換して出力す
るDC−DCコンバータにおいて、直流電源に過電流遮
断手段を直列接続し、過電流遮断手段に複数のトランス
の1次巻線を直列接続し、この複数のトランスの2次巻
線を並列接続し、複数のトランスの補助巻線を並列接続
してなるように構成したので、トランスの1次巻線又は
2次巻線に対して短絡試験を行った場合には、過電流遮
断手段が過電流を遮断するように動作するので、DC−
DCコンバータのスイッチング動作が停止して装置を安
全に保護することができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、直流電源に
直列に過電流遮断手段を接続し、過電流遮断手段に直列
に複数のトランスの1次巻線及びスイッチング素子を接
続し、複数のトランスの2次巻線を並列に共通接続し、
複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑
回路により整流平滑して直流電圧を出力するように構成
しておき、トランスの1次巻線又は2次巻線に対して短
絡試験を行った場合には、過電流遮断手段が過電流を遮
断するように動作するので、DC−DCコンバータのス
イッチング動作が停止して装置を安全に保護することが
できる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、直流電源に
直列に複数のトランスの1次巻線及びスイッチング素子
を接続し、並列に複数のトランスの2次巻線を共通接続
し、複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を第1
の整流平滑回路により整流平滑して出力するように構成
しておき、さらに、複数のトランスに設けられ1次巻線
と磁気結合されるとともに並列に共通接続される補助巻
線に誘起される電圧を第2の整流平滑回路により整流平
滑し、この第2の整流平滑回路からの電圧が第2の基準
電圧よりも過電圧になったときに過電圧検出回路から停
止信号を出力し、この停止信号に応じてスイッチング素
子の動作を停止するよう制御回路により制御するので、
トランスの1次巻線又は2次巻線に対して、開放試験を
行った場合にはスイッチング素子の動作を停止すること
ができ、破損部品を発生させることなく電源を停止する
ことができ、装置を安全に保護することができる。
【0042】この結果、従来のDC−DCコンバータに
設けられた複数の温度ヒューズを削減することができ、
かつ、DC−DCコンバータとして安全サイドに保護で
きるため、部品コストの低減、装置の小型化、信頼性の
向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るDC−DCコンバ
ータの構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るDC−DCコンバ
ータの第1の変形例の構成を示す回路図である。
【図3】従来のDC−DCコンバータの構成を示す回路
図である。
【図4】DC−DCコンバータに対して、行われるトラ
ンスの短絡開放アブノーマル試験の試験項目と試験内容
を示す図である。
【符号の説明】
1 直流電源 3 第1の整流平滑回路 4 負荷 5 第2の整流平滑回路 6 OVP(過電圧検出回路) 7 制御回路 10 電圧検出回路 C1,C2 コンデンサ D1,D3 ダイオード F1 ヒューズ Q1 スイッチング素子 R1 起動抵抗 T1,T2 トランス T1a,T2a 1次巻線 T1b,T2b 2次巻線 T1c,T2c 補助巻線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から入力された直流電圧をスイ
    ッチング素子のオン期間を制御することにより所定の直
    流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにおい
    て、 直流電源に過電流遮断手段を直列接続し、該過電流遮断
    手段に複数のトランスの1次巻線を直列接続し、前記複
    数のトランスの2次巻線を並列接続し、前記複数のトラ
    ンスの補助巻線を並列接続してなることを特徴とするD
    C−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 直流電源から入力された直流電圧を別の
    直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにお
    いて、 直流電源に直列に接続され過電流を遮断する過電流遮断
    手段と、 該過電流遮断手段に直列に接続される複数のトランスの
    1次巻線と、 前記複数のトランスの1次巻線に直列に接続されるスイ
    ッチング素子と、 並列に共通接続される前記複数のトランスの2次巻線
    と、 前記複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を整流
    平滑する整流平滑回路と、を備え、 前記トランスの1次巻線又は2次巻線に対して短絡試験
    を行った場合には、前記過電流遮断手段が過電流を遮断
    するように動作することを特徴とするDC−DCコンバ
    ータ。
  3. 【請求項3】 直流電源から入力された直流電圧を別の
    直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにお
    いて、 直流電源に直列に接続される複数のトランスの1次巻線
    と、 前記複数のトランスの1次巻線に直列に接続されるスイ
    ッチング素子と、 並列に共通接続される前記複数のトランスの2次巻線
    と、 前記複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を整流
    平滑する第1の整流平滑回路と、 前記複数のトランスに設けられ1次巻線と磁気結合され
    るとともに並列に共通接続される補助巻線と、 前記複数のトランスの補助巻線に誘起される電圧を整流
    平滑する第2の整流平滑回路と、 該第2の整流平滑回路からの電圧が第2の基準電圧より
    も過電圧になったときに停止信号を出力する過電圧検出
    回路と、 該過電圧検出回路からの停止信号に応じて前記スイッチ
    ング素子の動作を停止するように制御する制御回路とを
    備え、 前記トランスの1次巻線又は2次巻線に対して開放試験
    を行った場合には、前記スイッチング素子の動作を停止
    することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流電源から入力された直流電圧を別の
    直流電圧に変換して出力するDC−DCコンバータにお
    いて、 直流電源に直列に接続され過電流を遮断する過電流遮断
    手段と、 該過電流遮断手段に直列に接続される複数のトランスの
    1次巻線と、 前記複数のトランスの1次巻線に直列に接続されるスイ
    ッチング素子と、 並列に共通接続される前記複数のトランスの2次巻線
    と、 前記複数のトランスの2次巻線に誘起される電圧を整流
    平滑する第1の整流平滑回路と、 該第1の整流平滑回路からの電圧と第1の基準電圧との
    誤差電圧に応じて帰還信号を出力する電圧検出回路と、 並列に接続される前記複数のトランスの補助巻線と、 前記複数のトランスの補助巻線に誘起される電圧を整流
    平滑する第2の整流平滑回路と、 該第2の整流平滑回路からの電圧が第2の基準電圧より
    も過電圧になったときに停止信号を出力する過電圧検出
    回路と、 前記電圧検出回路からの帰還信号に応じて前記スイッチ
    ング素子のオン期間を制御するとともに、該過電圧検出
    回路からの停止信号に応じて前記スイッチング素子の動
    作を停止する制御回路と、 前記トランスの短絡開放試験を行った場合には、前記ス
    イッチング素子の動作を停止することを特徴とするDC
    −DCコンバータ。
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