JP2003199340A - スイッチング電源装置およびそれを用いる画像形成装置 - Google Patents

スイッチング電源装置およびそれを用いる画像形成装置

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JP2003199340A JP2001394823A JP2001394823A JP2003199340A JP 2003199340 A JP2003199340 A JP 2003199340A JP 2001394823 A JP2001394823 A JP 2001394823A JP 2001394823 A JP2001394823 A JP 2001394823A JP 2003199340 A JP2003199340 A JP 2003199340A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力負荷である駆動回路6とその制御回路8
とから成る負荷を単体で駆動するスイッチング電源装置
1において、待機時の消費電力を削減する。 【解決手段】 制御回路8の出力PONからは、通常動
作状態では連続パルスが出力され、C8,R9,C7で
積分され、TR5がON、FETTR4がOFFして、
シャントレギュレータ9は出力電圧VMに応じてPCの
D3を駆動して定電圧制御動作を行う。これに対して、
待機状態では、前記制御回路8は動作を停止し、TR5
がOFF、FETTR4がONして、D3は常時点灯と
なり、発振停止状態となる。D3での消費によってVM
が低下するとFETTR4がONして、最低電圧を維持
する。したがって、待機時のVMはD3が正常に点灯し
て間欠発振状態を維持できる程度の電圧でよく、待機時
の消費電力を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置と、それを用いて構成される画像形成装置とに関
し、特に前記スイッチング電源装置としては、単一電源
で、インク吐出のための駆動系電力負荷と、その電力負
荷を駆動制御する負荷制御手段とのために、相対的に電
圧の高いメイン出力と相対的に電圧の低いサブ出力との
2系統の出力を2次側に備えるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の低消費電力化の要望が
強く、特にパーソナルコンピュータ等に連動して電源が
投入され、時々にしか使用されないプリンタのように、
通常動作の時間に対して待機時間の割合が非常に大きい
機器では、待機時の消費電力を削減することが効果的で
ある。
【0003】そこで、たとえば特開平8−286770
号公報には、相対的に電圧の高いメイン出力と相対的に
電圧の低いサブ出力との2系統の出力を別電源でそれぞ
れ構成し、前記待機時には、サブ出力によって能動化さ
れているマイクロコンピュータからのスタンバイ信号に
よって、メイン出力のスイッチング電源のスイッチング
動作を停止することが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、スイッチング素子および変圧器が2組必
要となり、コストが嵩むという問題がある。これに対し
て、たとえば特開平7−213055号公報や特開平7
−219687号公報では、単一の電源で前記2系統の
出力を作成するように構成されている。
【0005】先ず、前記特開平7−213055号は、
単一の電源での待機時省電力化の基本的な件で、2次側
からの待機信号を、フォトカプラを介して1次側に伝達
し、発振周波数を低下するように構成されている。次
に、前記特開平7−219687号は、2次側からの省
電力信号に応答して、1次側の発振を停止するために、
外部からの前記省電力信号で直接駆動可能な高感度のフ
ォトカプラを用いている。
【0006】しかしながら、前記特開平7−21305
5号は、2次側の制御回路が動作しているために発振を
完全に停止することができず、省電力化の効果が小さい
という問題がある。これに対して、前記特開平7−21
9687号は、発振を停止するので、前記特開平7−2
13055号よりも省電力化の効果は大きいものの、前
記省電力信号を供給する外部回路はパーソナルコンピュ
ータなどの該スイッチング電源装置の搭載機器とは別の
機器であり、該スイッチング電源装置から電源供給を受
けている制御回路には適用することができないという問
題がある。
【0007】本発明の目的は、負荷が電力負荷とその負
荷制御手段とから成り、待機動作時には、前記負荷制御
手段からの出力に応答して発振動作を停止することがで
きるスイッチング電源装置およびそれを用いる画像形成
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源装置は、2次側に相対的に電圧の高いメイン出力と相
対的に電圧の低いサブ出力とを備え、前記メイン出力の
電圧を光結合手段を介して1次側のスイッチング制御手
段にフィードバックして定電圧制御動作を行うととも
に、前記メイン出力の系統の電力負荷が前記サブ出力の
系統の負荷制御手段で動作制御され、待機動作時には、
前記負荷制御手段が前記電力負荷の動作を停止するよう
にした負荷を駆動するスイッチング電源装置において、
前記メイン出力によって電力付勢され、前記負荷制御手
段からの待機出力に応答して前記光結合手段を点灯駆動
する駆動手段と、前記駆動手段に関連して設けられ、ユ
ーザ操作によって前記駆動手段による光結合手段の点灯
を停止させるリセット手段とを含むことを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、相対的に高い電圧、
たとえば24Vで電力付勢される駆動系電力負荷の動作
を、相対的に低い電圧、たとえば1.8Vで電力付勢さ
れるマイクロコンピュータなどの負荷制御手段で制御す
るようにした負荷を単体で駆動するスイッチング電源装
置において、負荷制御手段が電力負荷の動作を停止さ
せ、待機状態となる際に、該負荷制御手段からの待機出
力に応答して駆動手段が能動化し、メイン出力の電圧を
1次側のスイッチング制御手段にフィードバックして定
電圧制御動作を実現するために設けられている光結合手
段を点灯駆動する。前記電力負荷は動作を停止している
けれども、前記駆動手段による電力消費によってメイン
出力の電圧が発振停止状態のままで維持できないレベル
まで低下すると、該駆動手段による光結合手段の点灯駆
動は行われず、スイッチング制御手段は主スイッチング
素子にスイッチングを行わせる。
【0010】これによって、前記待機状態の継続中は、
光結合手段が擬似的に間欠発振状態の電圧出力(軽負
荷)で点滅して、スイッチング制御手段は主スイッチン
グ素子のON期間を短くし、最低限の電圧出力とするこ
とができる。この最低限の電圧では、前記駆動手段は相
対的に電圧の高いメイン出力で電力付勢され、前記サブ
出力では前記負荷制御手段が動作を停止しているので、
該サブ出力は前記負荷制御手段の動作開始電圧よりも低
く、前記光結合手段の発光ダイオードが正常に点灯して
前記間欠発振状態を維持できる程度の電圧でよく、待機
時の消費電力を削減することができる。
【0011】また、本発明のスイッチング電源装置で
は、前記負荷制御手段は、通常動作状態の出力を連続パ
ルスとし、前記待機出力をハイレベルまたはローレベル
の出力とし、前記駆動手段は、前記パルスを通過させる
結合コンデンサと、前記パルスを積分する積分回路と、
前記積分回路の積分出力が予め定めるレベル未満で前記
光結合手段を点灯駆動するスイッチング素子とを備えて
構成されることを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、負荷制御手段が連続
パルスを出力している通常動作状態では、積分出力が予
め定めるレベル以上となってスイッチング素子はOFF
し、光結合手段は通常の定電圧制御動作のための出力電
圧のフィードバックを行っている。これに対して、負荷
制御手段が動作を停止して、ハイレベルまたはローレベ
ルの前記待機出力が導出されると、前記積分回路の積分
出力が予め定めるレベル未満となってスイッチング素子
はONし、前記光結合手段が常時点灯駆動される。
【0013】したがって、前記駆動手段に前記負荷制御
手段の暴走判別を行うウォッチドッグタイマとしての機
能を持たせることができる。また、前記負荷制御手段か
らのパルスに、前記暴走判別の信号と、待機状態とする
パワーセーブ信号としての機能を兼用させているので、
前記負荷制御手段の端子数を削減することもできる。
【0014】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置では、前記駆動手段は、前記定電圧制御動作のための
出力電圧分圧抵抗の分圧値を変化することで前記光結合
手段を点灯駆動することを特徴とする。
【0015】上記の構成によれば、メイン出力によって
電力付勢される出力電圧分圧抵抗の分圧値を、待機動作
時には通常動作時に比べて大きくすることで前記高電圧
出力状態を擬似的に作成するので、前記定電圧制御動作
を行うシャントレギュレータ自体で光結合手段が点灯駆
動される。
【0016】したがって、トランジスタやFETを使用
する場合のように、温度や製造ばらつきの影響が少な
く、発振停止状態と発振状態とを高い精度で切換えるこ
とができる。
【0017】また、本発明のスイッチング電源装置で
は、前記駆動手段は、発振停止状態と発振状態との切換
えにヒステリシスを有することを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、待機時の間欠発振動
作を安定させることができる。
【0019】さらにまた、本発明の画像形成装置は、上
記のスイッチング電源装置を用いることを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、画像形成装置は前記
ユーザ操作されるリセット手段となるプリント動作の開
始スイッチを備えているので、本発明を好適に実施する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0022】図1は、本発明の実施の一形態のスイッチ
ング電源装置1の電気的構成を示すブロック図である。
このスイッチング電源装置1は、リンギングチョークコ
ンバータ方式のスイッチング電源装置である。先ず、商
用電源2からの商用交流は、ノイズフィルタ3からダイ
オードブリッジ4、さらに平滑コンデンサC1に入力さ
れて整流・平滑化される。
【0023】こうして直流電源となる前記平滑コンデン
サC1には並列に、変圧器Nの1次巻線N1と、主スイ
ッチング素子Qとの直列回路が接続されている。前記主
スイッチング素子Qは、たとえばバイポーラトランジス
タや電界効果型トランジスタなどで実現され、この図1
の例では、N型の電界効果型トランジスタで示してい
る。前記平滑コンデンサC1にはまた、直列抵抗R1,
R2から成る起動回路5が並列に接続されており、前記
直列抵抗R1,R2の接続点は前記主スイッチング素子
Qのゲートに接続される。したがって、該スイッチング
電源装置1が前記商用電源2に接続され、前記平滑コン
デンサC1の出力電圧が上昇してゆき、その直列抵抗R
1,R2による分圧値が前記主スイッチング素子QのO
N電圧以上となると、該主スイッチング素子QはON
し、前記1次巻線N1に励磁電流が流れる。
【0024】これによって、変圧器Nの2次巻線N2に
誘起された相対的に高い電圧VMは、ダイオードD1お
よび平滑コンデンサC2で平滑化された後、メイン出力
としてインクジェット記録装置の駆動回路6に与えられ
る。前記電圧VMは、たとえば前記インクジェット記録
装置がサーマル素子を用いる構成では24Vであり、圧
電素子を用いる構成では40Vである。
【0025】また、前記変圧器Nの2次巻線N2には中
間タップNPが設けられており、該中間タップNPから
取出された相対的に低い電圧VLは、ダイオードD2お
よび平滑コンデンサC3で平滑化され、さらに電圧降下
型のレギュレータ7で電圧VCCに安定化された後、サ
ブ出力として、マイクロコンピュータなどで実現される
前記インクジェット記録装置の制御回路8に与えられ
る。前記電圧VCCは、たとえば3.3Vや5Vであ
る。
【0026】一方、前記メイン側の平滑コンデンサC2
の出力電圧VMは、分圧抵抗R3,R4によって分圧さ
れてシャントレギュレータ9に入力される。このシャン
トレギュレータ9は、基準電圧源10と、コンパレータ
11と、出力トランジスタTR1とを備えて構成されて
いる。前記出力トランジスタTR1のコレクタには、フ
ォトカプラPCのフォトダイオードD3および電流制限
抵抗R5を介して前記平滑コンデンサC2の出力電圧V
Mが与えられ、エミッタは接地される。前記コンパレー
タ11は、前記出力電圧VMの分圧値が前記基準電圧源
10の基準電圧よりも高くなると出力トランジスタTR
1のベースにハイレベルを出力し、フォトダイオードD
3を点灯駆動する。
【0027】これに対して、1次側では、変圧器Nの補
助巻線N3に誘起された電圧は、ダイオードD4および
平滑コンデンサC4で平滑化されて制御電源となってお
り、その出力電圧は前記フォトカプラPCのフォトトラ
ンジスタTR2および抵抗R6を介して制御トランジス
タTR3のベースに与えられる。制御トランジスタTR
3のコレクタは前記主スイッチング素子Qのゲートに接
続され、エミッタは接地されている。
【0028】したがって、前記主スイッチング素子Qが
ONし、出力電圧VMの分圧値が前記基準電圧源10の
基準電圧よりも高くなるとフォトダイオードD3が点灯
し、フォトトランジスタTR2から制御トランジスタT
R3がONして前記主スイッチング素子Qのゲートをロ
ーレベルとして該主スイッチング素子QをOFFする。
前記出力電圧VMが高くなる程、主スイッチング素子Q
は速くOFFすることになり、こうしてメイン出力の電
圧VMを1次側にフィードバックしてスイッチング動作
を制御することで、前記出力電圧VMを一定に保持する
定電圧動作が行われる。
【0029】また、前記補助巻線N3に誘起された電圧
は、該補助巻線N3の寄生容量とインダクタンスとによ
ってリンギングパルスを発生し、抵抗R0を介して前記
主スイッチング素子Qのゲートに与えられる。したがっ
て、主スイッチング素子Qは再びONされ、こうして複
雑なスイッチング制御回路を用いることなく、負荷に応
じた出力電圧VMとなるように、継続して発振が行われ
る。
【0030】前記変圧器Nの1次巻線N1には並列に、
ダイオードD5およびコンデンサC5の直列回路から成
るスナバ回路12が設けられており、前記主スイッチン
グ素子QのOFF時に該1次巻線N1に誘起された逆起
電圧は、一旦コンデンサC5に吸収された後、1次巻線
N1−ダイオードD5−コンデンサC5の閉回路を還流
し、該閉回路の抵抗成分で消費されて除去される。
【0031】上述のように構成されるスイッチング電源
装置1において、注目すべきは、本発明では、前記シャ
ントレギュレータ9と並列にN型のFETTR4が設け
られており、このFETTR4のゲートには、前記メイ
ン出力の電圧VMを抵抗R7を介してコンデンサC6に
充電した電圧が与えられる。
【0032】一方、前記FETTR4のゲートはまた、
短絡抵抗R8およびトランジスタTR5を介して接地ラ
インに接続されることになる。前記トランジスタTR5
のベースには、コンデンサC7の充電電圧が与えられ
る。コンデンサC7は、抵抗R9とともに積分回路を構
成し、前記積分回路には、前記制御回路8の出力PON
からの連続パルスが、結合コンデンサC8を介して与え
られる。
【0033】さらにまた、前記FETTR4のゲート
は、短絡抵抗R10、ダイオードD6およびプッシュボ
タンスイッチPS1を介して接地ラインに接続されるこ
とになる。前記プッシュボタンスイッチPS1に連動す
るプッシュボタンスイッチPS2が設けられており、こ
れらのプッシュボタンスイッチPS1,PS2は、ユー
ザ操作によるプリント動作の開始スイッチであり、プッ
シュされるとON(閉成)する。前記プッシュボタンス
イッチPS2は、前記制御回路8の入力PSWを接地ラ
インに接続するものであり、前記入力PSWはまた、プ
ルアップ抵抗R11によって前記サブ出力の電圧VCC
にプルアップされている。
【0034】通常動作状態では、前記制御回路8の出力
PONからは前記連続パルスが出力され、その連続パル
スは結合コンデンサC8を介して積分回路に与えられ、
コンデンサC7が充電される。前記連続パルスが出力さ
れており、コンデンサC7の充電電圧がトランジスタT
R5のON電圧以上であると、該トランジスタTR5が
ONし、前記コンデンサC6の端子間を短絡する。した
がって、FETTR4はOFFし、前記シャントレギュ
レータ9による定電圧動作が行われる。
【0035】これに対して、制御回路8が駆動回路6を
駆動する所定動作を終了し、前記制御回路8が待機状態
となってその動作を停止すると、前記出力PONからの
パルスの出力は停止する。これによって、前記コンデン
サC7が放電してゆき、その充電電圧がトランジスタT
R5のON電圧未満となると、該トランジスタTR5が
OFFし、前記コンデンサC6が抵抗R7を介して充電
される。そして、その充電電圧が、たとえばフォトカプ
ラPCのフォトダイオードD3の安定したON状態が得
られる1.8Vに設定されたFETTR4のON電圧以
上となると、該FETTR4がONし、前記シャントレ
ギュレータ9の動作に拘わらず、フォトカプラPCのフ
ォトダイオードD3が常時点灯し、擬似的に高電圧出力
状態となって、主スイッチング素子QはOFFしたまま
となり、1次側は発振停止状態となる。
【0036】その後、フォトダイオードD3の電力消費
(たとえば1.8V、10mA)によって前記メイン出
力の電圧VMが前記1.8V未満の間欠発振状態を維持
できない電圧まで低下すると、FETTR4がOFF
し、前記主スイッチング素子Qは起動回路5によってO
Nされ、前記メイン出力の電圧VMが前記1.8V以上
となると再び発振停止状態となる動作を繰返す。そし
て、前記プッシュボタンスイッチPS1,PS2がプッ
シュされると、FETTR4がOFFして、前記シャン
トレギュレータ9による定電圧動作が行われるととも
に、制御回路8の入力PSWがプルダウンされて該制御
回路8がリセットされ、速やかに通常動作に立上がる。
【0037】また、前記制御回路8が暴走状態となっ
て、前記出力PONが、ハイレベルに固定またはローレ
ベルに固定されてしまうと、コンデンサC7が放電し、
トランジスタTR5がOFFしてFETTR4がON
し、1次側は前記発振停止状態となる。
【0038】以上のように、本発明のスイッチング電源
装置1は、相対的に高い電圧VMで電力付勢される駆動
回路6の動作を、相対的に低い電圧VCCで電力付勢さ
れる制御回路8で制御するようにした負荷を単体で駆動
するにあたって、制御回路8が駆動回路6の動作を停止
させ、待機状態となる場合には、該制御回路8の出力P
ONからのパルスが停止することで、FETTR4がO
Nし、フォトカプラPCのフォトダイオードD3が常時
点灯し、擬似的に高電圧出力状態として1次側を間欠発
振状態とするので、前記サブ出力の電圧VCCを制御回
路8の動作開始電圧よりも低下させて(動作不能となる
電圧まで低下させて)、待機時の消費電力を削減するこ
とができる。
【0039】また、前記制御回路8は、出力PONか
ら、通常動作時には連続パルスを出力しており、これに
対して暴走状態となって、ハイレベルに固定またはロー
レベルに固定されてしまうと、1次側は前記発振停止状
態となるので、前記コンデンサC7,C8、抵抗R8,
R9およびトランジスタTR5にウォッチドッグタイマ
としての機能を持たせ、暴走判別を行うことができる。
さらにまた、前記出力PONからのパルスに、前記暴走
判別の信号と、待機状態とするパワーセーブ信号として
の機能を兼用させているので、制御回路8の端子数を削
減することもできる。
【0040】図2は上述のように構成されるスイッチン
グ電源装置1が用いられるインクジェット記録装置21
の概略的構成を示す透視斜視図であり、図3はその縦断
面図である。給紙トレイ22に積載収納されている用紙
23は、給紙ローラ24によって取出され、バネ25に
よって該給紙ローラ24に弾発的に当接されている捌き
パッド26と該給紙ローラ24とによって1枚ずつに分
離されて、印字部27への搬送路へと給紙されてゆく。
【0041】前記印字部27の直前にはPSローラ28
が配置されており、前記搬送路を給送されてきた用紙2
3は、その先端が該PSローラ28に噛込んだ状態で一
旦停止されて先端が揃えられた後、画像形成のタイミン
グに合わせて前記印字部27に給送されるる。印字部2
7の下流側には、排紙ローラ29が設けられており、印
字の終了した用紙23は該排紙ローラ29によって排紙
トレイ30上に排出される。
【0042】前記印字部27では、キャリッジ31が、
案内シャフト32およびタイミングベルト33によっ
て、副走査方向である用紙23の搬送方向34とは直交
する主走査方向35に摺動変位され、その際、該キャリ
ッジ31に搭載された印字ヘッド36から用紙23にイ
ンクを吐出することで、印字処理を行うことができる。
【0043】図4は、前記インクジェット記録装置21
の電気的構成を示すブロック図である。パーソナルコン
ピュータなどからの印字データおよび制御信号は、マイ
クロコンピュータで実現される前記制御回路41のイン
タフェイス部42に入力され、印字データは、画像処理
部43においてメモリ44を用いて画像処理および各画
素のデータに展開され、ヘッド駆動回路45から前記印
字ヘッド36に与えられる。
【0044】また、前記制御信号は、前記インタフェイ
ス部42から駆動系制御部46に与えられ、主走査方向
35の駆動信号と副走査方向(用紙搬送方向34)の駆
動信号とに分離され、キャリッジ駆動回路47および用
紙搬送駆動回路48にそれぞれ与えられる。キャリッジ
駆動回路47はキャリッジモータ49を駆動制御し、用
紙搬送駆動回路48は用紙搬送モータ50を駆動制御す
る。
【0045】上述のように構成されるインクジェット記
録装置21において、前記印字ヘッド36、キャリッジ
モータ49および用紙搬送モータ50のための各駆動回
路45,47,48が前記メイン出力の電圧VMで駆動
される前記駆動回路6となり、前記制御回路41が前記
サブ出力の電圧VCCで駆動される制御回路8となる。
【0046】本発明の実施の他の形態について、図5に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0047】図5は、本発明の実施の他の形態のスイッ
チング電源装置1aの電気回路図である。このスイッチ
ング電源装置1aは、前述のスイッチング電源装置1に
類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、そ
の説明を省略する。注目すべきは、このスイッチング電
源装置1aでは、前記分圧抵抗R3,R4の内、前記出
力電圧VMが分圧抵抗R3に入力される点は前記スイッ
チング電源装置1と同様であるけれも、分圧抵抗R4は
常時接地されるのではなく、FETTR6または前記プ
ッシュボタンスイッチPS1を介して接地されることで
ある。また、前記シャントレギュレータ9のローレベル
側は、直接接地されるのではなく、抵抗R12およびダ
イオードD7の並列回路を介して接地され、またこれら
の並列回路と並列に、前記FETTR4が設けられる。
前記コンデンサC7には、放電抵抗R13が並列に設け
られている。
【0048】したがって、通常動作状態では、前記制御
回路8の出力PONからの前記連続パルスによって、コ
ンデンサC7の充電電圧がFETTR4,TR6のON
電圧、たとえば前記1.8V以上となり、前記分圧抵抗
R4およびシャントレギュレータ9は接地され、前記シ
ャントレギュレータ9による定電圧動作が行われる。
【0049】これに対して、制御回路8が待機状態とな
り、前記出力PONからのパルスの出力が停止され、前
記コンデンサC7が放電し、前記FETTR4,TR6
のON電圧未満となると、該FETTR6がOFFす
る。これによって、シャントレギュレータ9には分圧抵
抗R3を介して出力電圧VMが直接与えられることにな
り、擬似的に高電圧出力状態となって、フォトカプラP
CのフォトダイオードD3が常時点灯し、1次側は発振
停止状態となる。またこのとき、FETTR4がOFF
し、シャントレギュレータ9のローレベル側は、抵抗R
12およびダイオードD7の並列回路を介して接地され
る。
【0050】したがって、その後、前記出力電圧VM
が、前記フォトダイオードD3のON電圧の1.8V
に、FETTR6がONしたときの飽和電圧Vcsat
であるたとえば0.7Vを加算した2.5V未満となっ
た時点で、シャントレギュレータ9はフォトカプラPC
のフォトダイオードD3を消灯し、1次側は発振動作を
再開する。
【0051】したがって、前記コンデンサC7の充電電
圧が1.8V以下で発振停止状態となり、出力電圧VM
が2.5V未満で発振動作を再開するので、該発振動作
にヒステリシスを持たせ、待機時の間欠発振動作を安定
させることができる。また、出力電圧VMの分圧比を変
化することでフォトダイオードD3を常時点灯に切換え
るので、前記スイッチング電源装置1のようにFETT
R4だけで切換える場合に比べて、温度や製造ばらつき
の影響が少なく、高い精度で切換えを行うことができ
る。
【0052】なお、前記FETTR4,TR6に代え
て、トランジスタが用いられる場合には、ON電圧は、
たとえば0.7Vである。また、スイッチング電源とし
ては、リンギングチョークコンバータ方式に限らず、P
WM方式等であってもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置は、以上
のように、相対的に高い電圧で電力付勢される駆動系電
力負荷の動作を、相対的に低い電圧で電力付勢されるマ
イクロコンピュータなどの負荷制御手段で制御するよう
にした負荷を単体で駆動するスイッチング電源装置にお
いて、負荷制御手段が電力負荷の動作を停止させ、待機
状態となる際に、該負荷制御手段からの待機出力に応答
して駆動手段が能動化し、メイン出力の電圧を1次側の
スイッチング制御手段にフィードバックして定電圧制御
動作を実現するために設けられている光結合手段を点灯
駆動する。
【0054】それゆえ、前記待機状態の継続中は、光結
合手段が擬似的に間欠発振状態の電圧出力(軽負荷)で
点滅して、スイッチング制御手段は主スイッチング素子
のON期間を短くし、最低限の電圧出力とすることがで
き、この最低限の電圧は前記負荷制御手段の動作開始電
圧よりも低く、前記光結合手段の発光ダイオードが正常
に点灯して前記間欠発振状態を維持できる程度の電圧で
よく、待機時の消費電力を削減することができる。
【0055】また、本発明のスイッチング電源装置は、
以上のように、前記負荷制御手段からの通常動作状態の
出力を連続パルスとし、前記待機出力をハイレベルまた
はローレベルの出力とし、前記駆動手段を、前記パルス
を通過させる結合コンデンサと、前記パルスを積分する
積分回路と、前記積分回路の積分出力が予め定めるレベ
ル未満で前記光結合手段を点灯駆動するスイッチング素
子とを備えて構成する。
【0056】それゆえ、負荷制御手段が動作を停止し
て、ハイレベルまたはローレベルの前記待機出力が導出
されると、前記積分回路の積分出力が予め定めるレベル
未満となってスイッチング素子はONし、前記光結合手
段が常時点灯駆動されるので、前記駆動手段に前記負荷
制御手段の暴走判別を行うウォッチドッグタイマとして
の機能を持たせることができる。また、前記負荷制御手
段からのパルスに、前記暴走判別の信号と、待機状態と
するパワーセーブ信号としての機能を兼用させているの
で、前記負荷制御手段の端子数を削減することもでき
る。
【0057】さらにまた、本発明のスイッチング電源装
置では、以上のように、前記駆動手段は、定電圧制御動
作のための出力電圧分圧抵抗の分圧値を変化することで
前記光結合手段を点灯駆動する。
【0058】それゆえ、定電圧制御動作を行うシャント
レギュレータ自体で光結合手段が点灯駆動され、トラン
ジスタやFETを使用する場合のように、温度や製造ば
らつきの影響が少なく、発振停止状態と発振状態とを高
い精度で切換えることができる。
【0059】また、本発明のスイッチング電源装置で
は、以上のように、前記駆動手段は、発振停止状態と発
振状態との切換えにヒステリシスを有する。
【0060】それゆえ、待機時の間欠発振動作を安定さ
せることができる。
【0061】さらにまた、本発明の画像形成装置は、以
上のように、ユーザ操作されるプリント動作の開始スイ
ッチを前記リセット手段として、上記のスイッチング電
源装置を用いる。
【0062】それゆえ、本発明を好適に実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のスイッチング電源装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示すスイッチング電源装置が用いられる
インクジェット記録装置の概略的構成を示す透視斜視図
である。
【図3】図2のインクジェット記録装置の縦断面図であ
る。
【図4】図2および図3で示すインクジェット記録装置
の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の他の形態のスイッチング電源装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a スイッチング電源装置 2 商用電源 3 ノイズフィルタ 4 ダイオードブリッジ 5 起動回路 6 駆動回路(電力負荷、負荷) 7 レギュレータ 8 制御回路(負荷制御手段、負荷) 9 シャントレギュレータ 10 基準電圧源 11 コンパレータ 21 インクジェット記録装置(画像形成装置) 22 給紙トレイ 23 用紙 24 給紙ローラ 27 印字部 28 PSローラ 29 排紙ローラ 30 排紙トレイ 31 キャリッジ 36 印字ヘッド 41 制御回路(負荷制御手段、負荷) 43 画像処理部 45 ヘッド駆動回路(電力負荷、負荷) 46 駆動系制御部 47 キャリッジ駆動回路(電力負荷、負荷) 48 用紙搬送駆動回路(電力負荷、負荷) 49 キャリッジモータ 50 用紙搬送モータ C1〜C4 平滑コンデンサ C5 コンデンサ C6 コンデンサ(駆動手段) C7 コンデンサ(駆動手段、積分回路) C8 結合コンデンサ(駆動手段) D1,D2,D4,D5,D7 ダイオード D3 フォトダイオード D6 ダイオード(リセット手段) N 変圧器 PC フォトカプラ(光結合手段) PS1 プッシュボタンスイッチ(リセット手段) PS2 プッシュボタンスイッチ Q 主スイッチング素子 R0,R6 抵抗 R1,R2 直列抵抗 R3,R4 分圧抵抗 R5 電流制限抵抗 R7 抵抗(駆動手段) R8 短絡抵抗(駆動手段) R9 抵抗(駆動手段、積分回路) R10 短絡抵抗(リセット手段) R11 プルアップ抵抗 TR1 出力トランジスタ TR2 フォトトランジスタ TR3 制御トランジスタ TR4 FET(駆動手段、スイッチング素子) TR5 トランジスタ(駆動手段、スイッチング素
子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA14 AS01 BB23 BB43 CC01 DD04 EE02 EE03 EE59 EE60 EE62 FD01 FF19 FG01 FG23 FV03 VV03 VV06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次側に相対的に電圧の高いメイン出力と
    相対的に電圧の低いサブ出力とを備え、前記メイン出力
    の電圧を光結合手段を介して1次側のスイッチング制御
    手段にフィードバックして定電圧制御動作を行うととも
    に、前記メイン出力の系統の電力負荷が前記サブ出力の
    系統の負荷制御手段で動作制御され、待機動作時には、
    前記負荷制御手段が前記電力負荷の動作を停止するよう
    にした負荷を駆動するスイッチング電源装置において、 前記メイン出力によって電力付勢され、前記負荷制御手
    段からの待機出力に応答して前記光結合手段を点灯駆動
    する駆動手段と、 前記駆動手段に関連して設けられ、ユーザ操作によって
    前記駆動手段による光結合手段の点灯を停止させるリセ
    ット手段とを含むことを特徴とするスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】前記負荷制御手段は、通常動作状態の出力
    を連続パルスとし、前記待機出力をハイレベルまたはロ
    ーレベルの出力とし、 前記駆動手段は、 前記パルスを通過させる結合コンデンサと、 前記パルスを積分する積分回路と、 前記積分回路の積分出力が予め定めるレベル未満で前記
    光結合手段を点灯駆動するスイッチング素子とを備えて
    構成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチン
    グ電源装置。
  3. 【請求項3】前記駆動手段は、前記定電圧制御動作のた
    めの出力電圧分圧抵抗の分圧値を変化することで前記光
    結合手段を点灯駆動することを特徴とする請求項1記載
    のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】前記駆動手段は、発振停止状態と発振状態
    との切換えにヒステリシスを有することを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1〜4の何れかに記載のスイッ
    チング電源装置を用いることを特徴とする画像形成装
    置。
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