JP2003200247A - 成形用金型の段替え装置および段替え方法 - Google Patents

成形用金型の段替え装置および段替え方法

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JP2003200247A
JP2003200247A JP2001395216A JP2001395216A JP2003200247A JP 2003200247 A JP2003200247 A JP 2003200247A JP 2001395216 A JP2001395216 A JP 2001395216A JP 2001395216 A JP2001395216 A JP 2001395216A JP 2003200247 A JP2003200247 A JP 2003200247A
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Yoshiki Matsuura
良樹 松浦
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で汎用部と専用部をそれぞれ効率
よく段替えすることができる成形用金型およびその段替
え方法を提供する。 【解決手段】 成形用金型は、固定金型11および可動金
型12が、プラテン2、3に保持される共通化された汎用部
Aと、キャビティを形成する専用部と、専用部を汎用部
Aに着脱可能に保持する着脱機構31、32と、段替え装置
とを備えてなる。段替え装置は、専用部の段替え手段
と、汎用部の段替え手段と、両段替え手段に共通の搬送
手段251とを有し、専用部の段替え手段は搬送手段251に
載置されるベースプレートを有し、汎用部の段替え手段
は搬送手段251に載置されて汎用部Aを所定の高さに支
持する支持プレート233を有している。汎用部Aの下方
にベースプレートまたは支持プレート233を挿入するこ
とができるように、汎用部Aの下方と搬送手段251との
間に間隙tbを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形用金型および
その段替え方法に関し、さらに詳しくは、ダイカスト、
低圧鋳造、重力鋳造等の各種鋳造や、射出成形、ブロー
成形等、可塑化された成形材料をキャビティ内で所定形
状の成形品に成形するために用いられる成形用金型と、
その成形用金型を交換するための段替え方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダイカスト鋳造においては、高
温の溶湯が高速且つ高圧で金型内に充填されるため、金
型の損耗が激しく、その交換を頻繁に行う必要がある。
また、最近の生産ラインでは、鋳造、射出成形等の分野
を問わず多品種少量生産が一般化しており、これに伴っ
て金型を交換するサイクルが短くなっている。
【0003】そこで、近年では金型を構成する固定金型
および可動金型を、キャビティを形成する専用部と共通
化された汎用部とにそれぞれ分割して構成し、専用部の
みを交換することが考えられている(例えば、特開平9
‐70653号公報、特開平9‐122871号公報、特開平1‐271
213号公報)。また、特開平6‐190531号公報には、汎用
部を成形機に残したままで、専用部の一部(中子)のみ
を交換することが開示されている。当該公報において
は、専用部をその前面側からボルトにより汎用部に対し
て締結している。そして、このように分割して構成され
た成形用金型では、汎用部を段替えする必要がある場合
もある。
【0004】さらに、従来から使用されている一般的な
成形用金型では、短時間で効率よく安全に段替えを行う
ために、固定金型と可動金型とを一体化させて成形機の
内外の間を搬送することが行われている。このような成
形用金型では固定金型と可動金型との互いの衝合面に着
脱可能な一体化機構が設けられている。固定金型に対す
る可動金型の型開閉方向は一定であるため、両衝合面に
設けられた一体化機構は容易に整合し着脱される。
【0005】ところで、これら成形用金型のなかには、
成形品のアンダカット部を成形するために、固定金型に
対する可動金型の型開閉方向とは異なる方向に型開閉さ
れるスライドコアを有するものがある。スライドコア
は、一般に可動金型の固定金型と対向する面に設けられ
ており、その型開閉を行うためのアクチュエータの作動
部に対してボルトなどによって結合されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記専
用部のみの交換を行う従来の段替え方法によれば、汎用
部に専用部を連結した状態で汎用部ごとに成形機から取
り外した後、これを成形機外に持ち出して専用部の交換
を行うようにしており、この場合は、成形機から汎用部
を着脱する面倒な作業が依然として残り、特にダイカス
ト成形用金型の場合は、型内を冷却するための複雑な冷
却管などの着脱も必要となって、トータルとしての段替
え時間が思うほど短縮されない、という問題があった。
また、例えば、シリンダブロックのような大型で複雑な
構造のダイカスト成形品を得ようとする場合は、スライ
ドコアを必要とするため、金型全体が大重量(例えば19
6kN(略20トン)程度)で且つ大寸法(例えば一辺が2m
程度)となり、上述したように成形機からの着脱が極め
て面倒になるばかりか、タイバーを固定盤と可動盤の間
で抜き差しすることも必要となり、段替え時間の短縮効
果は極めて少ない、という問題があった。また、特開平
6‐190531号公報に開示された従来の技術にあっては、
専用部をその前面側からボルトによって汎用部に対して
締結しているため、前面にキャビティを形成する専用部
には適応することができず、その上、スペースの限られ
た成形機内で締結作業を行わなければならず作業性が悪
い、などの問題があった。そして、従来の技術にあって
は、いずれのものも、専用部と汎用部をそれぞれ効率よ
く段替えすることができるように構成された成形用金型
はなかった。
【0007】本発明は上述した問題に鑑みて成されたも
ので、成形用金型を共通化された汎用部とキャビティを
形成する専用部とに分割した構成とした場合に、簡単な
構成で、汎用部と専用部をそれぞれ効率よく段替えする
ことができる成形用金型およびその段替え方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の成形用金型の
段替え装置に係る発明は、上記課題を解決するため、プ
ラテンに保持される共通化された汎用部と、キャビティ
を形成する専用部と、専用部を汎用部に着脱可能に保持
する着脱機構と、を備えてなる成形用金型の、段替え装
置であって、該段替え装置は、専用部の段替え手段と、
汎用部の段替え手段と、両段替え手段に共通の搬送手段
とを有しており、専用部の段替え手段が、搬送手段に載
置されるベースプレートを有しており、汎用部の段替え
手段が、搬送手段に載置されて汎用部をプラテンに保持
させることができる高さに支持する支持プレートを有し
ており、汎用部の下方にベースプレートまたは支持プレ
ートを挿入し得る間隙を形成したことを特徴とするもの
である。請求項2の成形用金型の段替え装置に係る発明
は、上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明に
おいて、前記成形用金型の専用部がスライドコアを含
み、汎用部がスライドコアをその型開閉方向に駆動する
アクチュエータを備え、アクチュエータが搬送手段に向
かって突出するよう配設されている場合において、前記
支持プレートが前記アクチュエータと干渉することなく
これを回避するような形状に成形されていることを特徴
とするものである。請求項3の成形用金型の段替え装置
に係る発明は、上記課題を解決するため、請求項1また
は2に記載の発明において、汎用部とプラテンとに、互
いに嵌合されることにより汎用部を搬送手段に載置され
た支持プレートから離間させる位置にプラテンに対して
位置決めする位置決め機構を設けたことを特徴とするも
のである。また、請求項4の成形用金型の段替え方法に
係る発明は、上記課題を解決するため、成形用金型とプ
ラテンとの間に、型閉じすることにより互いに嵌合され
てプラテンに対して成形用金型を所定の位置に位置決め
する位置決め機構を有すると共に、成形用金型を支持し
て搬送手段に載置されて成形機の内外の間で移動される
支持プレートを備え、支持プレートが成形用金型とプラ
テンとの位置決め機構を嵌合し得る高さに成形用金型を
支持するよう構成され、位置決め機構が互いに嵌合され
たときに成形用金型を支持プレートから離間させるよう
構成されてなる、成形用金型の段替え方法であって、搬
送手段に載置された支持プレートに成形用金型を支持
し、搬送手段により支持プレートを成形機内に移動さ
せ、型閉じして成形用金型とプラテンとの位置決め機構
を嵌合して成形用金型を支持プレートから離間させ、そ
の後、搬送手段により支持プレートを成形機外に移動さ
せることを特徴とするものである。
【0009】請求項1の成形用金型の段替え装置に係る
発明では、専用部の段替えを行う場合、成形機の固定プ
ラテンから可動プラテンを離間させた型開きの状態で、
搬送手段上に専用部の段替え手段のベースプレートを載
置し、共通の搬送手段によってベースプレートを固定金
型と可動金型の間に進出移動させる。専用部の段替え手
段には、段替え後に使用される新たな専用部が保持され
ている。汎用部の下方にベースプレートまたは支持プレ
ートを挿入することができるように、共通の搬送手段と
各汎用部との間に間隙が形成されている。このため、固
定金型と可動金型の汎用部の下方にベースプレートが挿
入され、その上に設けられた専用部の段替え手段が固定
金型と可動金型の汎用部の間に確実に進出移動される。
そして、各着脱機構を解除して、各汎用部から各専用部
を離脱させて、その各専用部を一体化させた状態で専用
部の段替え手段に保持させ、その後、専用部の段替え手
段に保持されている段替え後に使用される新たな各専用
部を各汎用部に投入して、各着脱機構により保持させ
る。その後、搬送手段によってベースプレートを固定金
型と可動金型の間から後退移動させると、それまで使用
されていた専用部が成形機外に搬出される。一方、汎用
部の段替えを行う場合、各汎用部から各専用部の全部ま
たは一部が離脱された状態、あるいは、各汎用部に各専
用部の全部または一部が保持された状態とされ、また、
成形機は固定プラテンから可動プラテンを離間させた型
開きの状態とされている。共通の搬送手段上に汎用部の
段替え手段の所定の厚さを有する支持プレートを載置し
て固定プラテンと可動プラテンの間に進出移動させると
共に、固定プラテンに可動プラテンを近接させて、互い
の汎用部を衝合させて型合わせした状態とする。この状
態で各プラテンから各汎用部を離脱させてから型開きし
て、支持プレートに各汎用部を支持させる。汎用部の下
方にベースプレートまたは支持プレートを挿入すること
ができるように、共通の搬送手段と各汎用部との間に間
隙が形成されていることにより、固定金型と可動金型の
汎用部の下方に支持プレートが確実に挿入され、各プラ
テンから離脱した各汎用部を支持プレートによって支持
する。次いで、共通の搬送手段により支持プレートを固
定プラテンと可動プラテンの間から後退移動させて、型
合わせした状態の汎用部を成形機外に搬出する。そし
て、支持プレート上に段替え後に使用される新たな汎用
部を型合わせした状態で所定の高さに支持させ、共通の
搬送手段によって支持プレートを固定プラテンと可動プ
ラテンの間に進出移動させ、次いで、固定プラテンに可
動プラテンを近接させて汎用部を両プラテンに衝合させ
て取付ける。共通の搬送手段によって、専用部と汎用部
をそれぞれ成形機の内外の間で搬送することができるた
め、成形機の構成が簡単なものとなると共に成形用金型
の段替えが容易となるため、製造コストが削減される。
【0010】請求項2の発明では、請求項1に記載の発
明において、成形用金型の専用部がスライドコアを含
み、汎用部がスライドコアをその型開閉方向に駆動する
アクチュエータを備え、アクチュエータが搬送手段に向
かって突出するよう配設されている場合に、支持プレー
トが前記アクチュエータと干渉することなくこれを回避
するような形状に成形されていることにより、汎用部が
支持プレート上に安定して所定の高さに支持される。請
求項3の発明では、請求項1または2に記載の発明にお
いて、型合わせした状態の汎用部を両プラテンの間に搬
入したときに、支持プレートによって汎用部がその位置
決め機構をプラテンの位置決め機構に嵌合することがで
きる高さに支持されている。両プラテンを近接させて型
閉じして汎用部に衝合させて取付けるときには、汎用部
の位置決め機構がプラテンに設けられた位置決め機構に
嵌合されることにより、汎用部が支持プレートから離間
するようにプラテンに対して所定の高さに位置決めされ
た状態となる。そのため、汎用部をプラテンに取付けた
後には、共通の搬送手段により支持プレートだけが確実
に成形機外へ退避移動される。
【0011】また、請求項4の成形用金型の段替え方法
に係る発明では、搬送手段に載置された支持プレートに
成形用金型を支持し、搬送手段により支持プレートを成
形機内に移動させると、成形用金型は、その位置決め機
構がプラテンの位置決め機構に嵌合することができる高
さに支持された状態でプラテンの間に配置される。そし
て、プラテンを近接させて成形用金型との間に設けられ
た両位置決め機構を互いに嵌合させると、成形用金型が
支持プレートから離間する。そのため、支持プレートが
搬送手段によって確実に成形機外に退避移動する。な
お、成形用金型がプラテンに保持される共通化された汎
用部と、キャビティを形成する専用部と、により構成さ
れている場合、段替え後に使用される新たな汎用部を成
形機内に搬入して取付けるときには、共通の搬送手段に
所定の厚さを有する支持プレートを載置して、この支持
プレート上に新たな汎用部を型合わせした状態で成形用
金型とプラテンとの位置決め機構を嵌合し得るような所
定の高さに支持させ、この成形用金型を支持している支
持プレートを搬送手段によって成形機内に搬送する。次
いで、プラテンを近接させて成形用金型とプラテンとの
位置決め機構を嵌合して成形用金型を所定の高さにプラ
テンに対して位置決めすると、成形用金型は支持プレー
トから離間される。そのため、成形用金型をプラテンに
取付けた後には、搬送手段により支持プレートだけが確
実に成形機外に退避移動される。一方、それまで使用さ
れていた汎用部を取り外して成形機外に搬出する場合、
各汎用部から各専用部を離脱させた状態、あるいは、各
汎用部に各専用部の全部または一部を保持した状態とし
ておき、また、成形機の固定プラテンから可動プラテン
を離間させて型開きの状態としておく。共通の搬送手段
上に所定の厚さを有する支持プレートを載置して固定プ
ラテンと可動プラテンの間に進出移動させると共に、固
定プラテンに可動プラテンを近接させて型閉じして汎用
部を互いに衝合させて型合わせして、搬送手段によって
支持プレートを汎用部の下方に挿入する。この状態で各
プラテンから各汎用部を離脱させてプラテンを型開きす
ると、汎用部が支持プレートによって支持される。次い
で、搬送手段により支持プレートを後退移動させて、さ
れた状態の汎用部を成形機外に搬出する。
【0012】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の成形用金型の段
替え装置の、実施の一形態を図1〜図32に基づいて詳細
に説明する。なお、この実施の形態においては、成形機
がダイカストマシンであり、成形用金型がダイカスト成
形用金型である場合により説明するが、本発明はこの実
施の形態に限定されることなく、低圧鋳造、重力鋳造等
の各種鋳造や、射出成形、ブロー成形等、可塑化された
成形材料をキャビティ内で所定形状の成形品を成形する
ために用いられる成形用金型に適用することができる。
同一符号は、同一部分または相当する部分を示すものと
する。
【0013】本発明が適用される成形用金型は、概略、
固定金型11および可動金型12が、それぞれプラテン2、
3に保持される共通化された汎用部Aと、この汎用部A
に保持されてキャビティ100を形成する専用部Bと、専
用部Bを汎用部Aに着脱可能に保持する着脱機構31、3
2、104と、を備えてなる。そして、本発明の段替え装置
200は、専用部の段替え手段201と、汎用部の段替え手段
231と、両段替え手段201、231に共通の搬送手段251とを
有している。専用部の段替え手段201は、搬送手段251に
載置されるベースプレート253を有しており、汎用部の
段替え手段231は、搬送手段251に載置されて汎用部Aを
所定の高さに支持する支持プレート233を有している。
そして、汎用部Aの下方にベースプレート253または支
持プレート233の少なくともいずれか一方を挿入するこ
とができるように、汎用部Aの下方と搬送手段251との
間には間隙tbが形成されている。また、この実施の形
態における成形用金型は、固定金型11に対する可動金型
12の型開閉方向とは異なる(すなわち、固定金型11に対
する可動金型12の型開閉方向と交差する)方向に型開閉
される複数組のスライド14を備えている。スライド14
は、専用部Bとしてのスライドコア23と、汎用部Aとし
てのスライドホルダ22と、スライドコア23およびスライ
ドホルダ22をその型開閉方向に移動させるためのアクチ
ュエタ70と、を備えている。アクチュエータ70のなかに
は、下方に突出するように配設されたものがあり、汎用
部Aの段替え手段231の支持プレート233は、そのような
アクチュエータ70に干渉することなくこれを回避するよ
うな形状に、且つ、共通の搬送手段251に載置できるよ
うな形状に成形されている。さらに、汎用部Aとプラテ
ン2、3の少なくとも一方とは、嵌合されることにより
プラテン2、3に対して汎用部Aを位置決めする位置決
め機構として、成形材料導入部26、27をそれぞれ有して
いる。この成形材料導入部26、27は、嵌合されたときに
互いに連通するするもので、汎用部Aが搬送手段251に
載置された支持プレート233から離間する位置に設定さ
れている。
【0014】まず最初に、本発明の成形用金型の段替え
装置が適用されるこの実施の形態におけるダイカストマ
シン1の構成を説明する。図1は、この実施の形態にお
けるダイカストマシン全体の斜視図を示したものであ
る。ダイカストマシン1は、固定金型11を取付けるため
の固定プラテン2と、可動金型12を取付けるための可動
プラテン3とを有している。固定プラテン2は架台4上
の一端部に配置され、架台4上の他端部には固定台5が
配設されている。固定プラテン3と固定台5の間の各角
隅部近傍には、極めて高い剛性を有するタイバー6がそ
れぞれ架橋されており、タイバー6の中間部には可動プ
ラテン3が固定プラテン2に対して離間・接近するよう
に摺動可能に挿通されている。成形用金型は、固定プラ
テン2に取付けられる固定金型11と、マシン1の可動プ
ラテン3に取付けられる可動金型12と、可動金型12に付
設され押出手段13および複数基(4基)のスライド14と
から概略構成されている。可動プラテン3を固定プテン
2に接近させることにより、可動金型12を固定金型11に
密着させて型閉じ状態とすることができ、可動プラテン
3を固定プラテン2から離間させることにより、可動金
型12を固定金型11から離間させて型開き状態とすること
ができる。この可動プラテン3の駆動は、前記固定台5
に設けた型締シリンダ7により行われる。固定プラテン
2の背面側には、キャビティ100内に成形材料としての
溶湯を射出するための射出シリンダ8が設けられてい
る。
【0015】上記した固定金型11、可動金型12、押出手
段13およびスライド14のそれぞれは、共通化された汎用
部Aとキャビティ100を形成する専用部Bとに分割され
ている。より詳しくは、固定金型11は、汎用部Aとして
の固定側主型15と専用部Bとしての固定側入子16とか
ら、可動金型12は、汎用部Aとしての可動側主型17と専
用部Bとしての可動側入子18とから、押出手段13は、共
通化された汎用部Aとしての主型側機構55と、可動側入
子18ごとに設けられる専用部Bとしての入子側機構56と
から、スライド14は、汎用部Aとしてのスライドホルダ
22と専用部Bとしてのスライドコア23とから、それぞれ
構成されている。また、これら専用部Bは、対応する汎
用部Aに対して着脱機構31、32、104により自動的に着
脱されると共に、専用部B同士は連結機構115により自
動的に一体化され、また、汎用部A同士は位置合わせ機
構116により衝合されたときに型合わせされて、塊状に
されるよう構成されている。
【0016】上記固定金型11および可動金型12のそれぞ
れは、その固定側主型15,可動側主型17に設けた凹部2
4,25にその固定側入子16,可動側入子18を嵌合させ、
この状態で前記凹部24,25の底部と固定側入子16,可動
側入子18の背面部との間に設けた着脱機構31、32により
固定側入子16,可動側入子18を各固定側主型15,可動側
主型17に対して着脱可能に保持する構造となっている。
さらに、固定側主型15の凹部24の周囲には、型閉じした
際にスライドホルダ22のショルダ部22aと係合して型締
力を発生させる傾斜を有する溝24aが形成されている。
また、図26に示すように、可動金型12の可動側入子18
は、この実施の形態の場合、4つのスライドコア23をそ
れぞれ摺動可能に保持するための収納溝101が、その固
定金型11側の面であって、中央部から各辺に向かって略
十文字状または放射状に4箇所に形成されている。
【0017】固定側入子16,可動側入子18を固定側主型
15,可動側主型17に対してそれぞれ着脱可能とするため
の着脱機構は、ここではクランプ装置31,32からなって
いる。クランプ装置31,32は、固定側主型15,可動側主
型17側から延ばしたT字クランパ33,34を固定側入子1
6,可動側入子18の背面部に設けたT字スロット35,36
に係入させて、該固定側入子16,可動側入子18を固定側
主型15,可動側主型17の凹部24,25内に引込む構造とな
っている。このT字クランパ33,34を駆動する駆動手段
37,38は、T字クランパ33,34を軸方向移動させるシリ
ンダ(引込シリンダ)39と、T字クランパ33,34をその
軸周りに回転させるロータリアクチュエータ40とからな
っており、これら引込シリンダ39およびロータリアクチ
ュエータ40は、対応する固定側主型15,可動側主型17に
内蔵されている。これらT字クランパ33、34シリンダ3
9、40およびロータリアクチュエータ41、42を含むクラ
ンプ装置31、32は、固定金型11、可動金型12に対して複
数基設けることができ、特に、可動金型12側のクランプ
装置32については、後述するように大きな引込み力を必
要とするため、ここでは4基設けるようにしている。
【0018】上記駆動手段37,38を構成するシリンダ39
およびロータリアクチュエータ40の基本構造は、固定金
型11側および可動金型12側で実質同じになっており、固
定金型11側の駆動手段37を例にとって図9および図10に
基づいて説明する。図9および図10において、43は、シ
リンダ39内に摺動可能に配設されたピストンで、このピ
ストン43に形成されている軸孔44には、前記T字クラン
パー33の基端部が摺動可能に嵌挿されている。T字クラ
ンパー33は、その基端部を前記軸孔44の一端側に形成し
たテーパ部44aに嵌合させることにより、ピストン43に
対して図9の左方向(押込み方向)への移動が規制され
ると共に、その基端にボルト止めした輪状のストッパ板
45を前記軸孔44の他端側に形成した段部44bに当接させ
ることにより、ピストン43に対して図9の右方向(抜け
方向)の移動が規制されている。すなわち、T字クラン
パー33はピストン43に対して回動可能にかつ相対移動不
能に結合されている。また、上記T字クランパー33の基
端部には所定深さの軸穴46が形成されており、この軸穴
46内には、前記回動機構41からシリンダ39内へ延ばされ
た回転軸47の延長端部が挿入されている。この回転軸47
の、シリンダ39内への延長端部は前記輪状ストッパ板45
とスプライン部48を介して結合されており、これによ
り、T字クランパー33は、回転軸47に対して相対回転不
能にかつ相対移動可能に連結されている。
【0019】一方、上記駆動手段37を構成するロータリ
アクチュエータ40は、クランプ用シリンダ39に被蓋され
た厚肉の端板49内に配設されている。端板49には、前記
回転軸47を収容する凹部50が形成されており、この凹部
50の底部には、回転軸47の軸方向中間部位に設けたフラ
ンジ47aを係止して該回転軸47の、シリンダ39からの抜
けを規制する押え板41がボルト止めされている。また、
この凹部50内において、前記回転軸47の基端部にはピニ
オン42がキー57を用いて回転不能に結合されており、こ
のピニオン42には、端板49に設けた半径方向溝58に摺動
可能に配設されたラック59が噛合わされている。ラック
59は、端板49の外周部に半径方向へ延ばして取付けたシ
リンダ60により直線移動させられるようになっており、
このラック59の直線移動によりピニオン42を介して回転
軸47したがってT字クランパー33が左回転または右回転
する。ラック59は、端板49の半径方向溝58の底部に突設
したストッパ65に先端を当接させる位置が前進端、シリ
ンダ60のロッドの短縮端が後退端となっており、このラ
ック59の進退動に応じてT字クランパー33は90度だけ
反転するようになっている。
【0020】可動金型12側の駆動手段38は、上記の駆動
手段37とほぼ同じ構成であるため、ここでは詳細構造を
省略するが、この実施の形態の場合、図19に参照される
ように、この可動金型12側のクランプ用シリンダ39は、
上記固定金型11側のクランプ用シリンダ39よりもかなり
大きなピストンストロークが得られるように長尺に形成
されており、これに応じて該シリンダ39内のピストン43
に作動連結されるT字クランパー34およびこのT字クラ
ンパー34内に設ける軸穴(図示略)も、固定金型11側の
T字クランパー33および軸穴46(図9)よりも長尺とな
っている。なお、可動型12側のクランプ用シリンダ39
は、前記したように長尺であるため、その一部が可動側
主型17に埋込まれている(図22〜25)。
【0021】上記した各クランプ装置31,32は、段替え
時には、図20に参照されるように、そのT字クランパー
33,34を前進端に位置決めし、かつT字クランパー33,
34のヘッド部33a,34aが、対応する入子16,18に設け
たT字スロット35,36に挿入可能となるようにT字クラ
ンパー33,34を回転方向に位置決めしている。この状態
のもと、いま、各主型15,17の凹部24,25内に入子16,
18を、後述する段替え装置200またはマシン1の型開閉
の動きにより押込むと、T字クランパー33,34のヘッド
部33a,34aがT字スロット35,36内に入り込む。
【0022】その後の動作は、固定金型11側のクランプ
装置31と可動金型12側のクランプ装置32とで異なってお
り、固定金型11側のクランプ装置31の場合は、型開閉の
動きにより固定側入子16が固定側主型15の凹部24内に押
込まれてその背面が凹部24の内底面に当接する段階、す
なわち図7に示す段階になると、クランプ用シリンダ39
内の流体圧解放に続いてロータリーアクチュエータ401
が作動し、T字クランパ33が90度回転してそのヘッド
部33aが固定側入子16のT字スロット35内で抜け不能位
置に回転する。そして、その後はシリンダ39内への圧力
流体の供給によりT字クランパ33が短縮側への圧力を受
け、これにより固定側入子16が固定側主型15に対してク
ランプされる。一方、可動金型12側のクランプ装置32
は、そのT字クランパー34のヘッド部34aがT字スロッ
ト36内に入り込むと同時にそのロータリアクチュエータ
40が作動し、T字クランパ34が90度回転してそのヘッ
ド部34aが可動側入子18のT字スロット36内で抜け不能
位置に回転し、続いてクランプ用シリンダ40が作動して
T字クランパ34が短縮し、これにより可動側入子18が可
動側主型17の凹部25内に引込まれ、図21に示すように主
型17に対してクランプされる。このとき、可動側入子18
が可動側主型17の凹部25に円滑に引き込まれるように、
複数(ここでは4基)のクランプ用シリンダ40が同期し
て作動する。なお、前記したクランプに際しては、各T
字クランパー33,34のヘッド部33a,34aとT字スロッ
ト35,36の内面との間に所定の間隙S(図20)が存在す
るので、T字クランパー33,34は摩擦抵抗をそれほど受
けることなく円滑に回転する。各主型15,17から入子1
6,18をそれぞれ離脱させる場合は、上記と逆の動作と
なり、先ず、クランプ用シリンダ39の作動により各T字
クランパー33,34が伸長し、その伸長端で各シリンダ39
の流体圧が解放され、続いてロータリアクチュエータ40
が作動して各T字クランパー33,34が90度回転し、こ
れにより入子16,18は対応する主型15,17から離脱可能
となる。なお、各クランプ装置31,32は、この実施の形
態に限定されることなく、図示は省略するが、例えばロ
ータリアクチュエータ40を、ピニオン42の回転軸47を回
転駆動する減速装置を有するモータや、ピニオン42に替
えてウオームギヤなどにより構成することもできる。
【0023】図22〜図25に示すように、上記押出手段13
の主型側機構55は、可動側主型17に摺動可能に挿通され
た押し出しロッド19と、この押出しロッド19が連結され
成形機に設けられたアクチュエータ(図示は省略する)に
よって進退移動される主型側押出し板75と、を備えてな
る。また、入子側機構56は、可動側入子18のキャビティ
面から突出可能に挿通された押出しピン20、この押出し
ピン20が植設されて主形機構55の押出しロッド19によっ
て進退駆動される押出し板21と、を備えてなる。可動側
主型17の略中央に形成された可動側入子18を嵌合保持す
る凹部25の、さらにその底部略中央には、入子側機構56
を収容する空間62が形成されている。また、可動側主型
17の背面(固定金型11に対向する面と反対側の面)の略
中央には、主型側機構55が収容される空間63が形成され
ている。
【0024】一方、スライドは、図11および図12に示す
ように、キャビティ面を形成する専用部Bとしてのスラ
イドコア23と、スライドコア23を保持して型開閉駆動す
るためのアクチュエータ70に設けられた汎用部Aとして
のスライドホルダ22と、スライドコア23とスライドホル
ダ22を自動的に着脱可能とするスライドコア着脱機構10
4とを備えてなる。この実施の形態では、スライドコア2
3、スライドホルダ22、スライドコア着脱機構104、およ
びアクチュエータ70からなる複数基のスライド14が、可
動側主型17の周囲に放射状に配設されている。
【0025】図12に示すように、スライド14には、スラ
イドコア23を貫通する嵌挿孔73が形成されており、この
嵌挿孔73には鋳抜きピンなどのコアピン74が、キャビテ
ィ内に突出するように嵌挿されている。そして、コアピ
ン74の基端部には、スライドコア23の嵌挿孔73との間に
留め手段としてOリング64が介装されている。このOリ
ング64を介装した構成により、専用部Bを汎用部Aから
取り出したときに、コアピン74がスライドコア23から不
用意に抜け落ちることが防止される。なお、スライドコ
ア23を型開閉駆動するためのアクチュエータ70の構成に
ついては後に詳しく説明する。
【0026】各スライドコア23の背面(キャビティ面と
は反対側の端面)には、バックプレート102が取付けら
れている。図26に示すように、バックプレート102は、
スライドコア23から少なくとも幅方向に突出する大きさ
に成形されている。このバックプレート102のスライド
コア23から突出した部分は、各スライドコア23を型閉じ
(このスライドコア23の型閉じは、固定金型11に対する
可動金型12の型閉じ方向と交差する方向に行われる。)
するときに、可動側入子18の外側面に当接されて、その
嵌挿位置を規制するストッパとして機能する。スライド
14の専用部Bとしてのスライドコア23は、図26および図
27に示されるように、可動側入子18に略十文字状または
放射状に形成された幅広の収納溝101内に挿入されてい
る。各スライドコア23の背面には、図12にも示すよう
に、バックプレート102が固定されており、スライドコ
ア23は、そのバックプレート102を可動側入子18の収納
溝101の入口側側縁に設けた段部103に着座させる位置
が、可動側入子18に対する挿入端となっている。そし
て、この可動側入子18に対するスライドコア23の挿入端
において、各スライドコア23の先端部のテーパ面23aは
ほぼ密着する状態に合わされ、これにより可動側入子18
の凸状の成形部18aの周りには環状のキャビティ100が形
成されるようになる。
【0027】上記スライド14の汎用部であるスライドホ
ルダ22は、可動プラテン3の前面に型開閉方向に対して
交差する方向へ移動可能に配設されている。図12に示す
ように、各スライドコア着脱機構104は、この実施の形
態の場合、T字スロット106を有する被係合部86と、被
係合部86のT字スロット106に挿通可能な形状に且つ軸
周りに回転されることにより被係合部86に係合すること
ができるように形成された係合部材としてのT字形クラ
ンパ105と、このT字形クランパ105を伸長・退縮および
軸周りに回転駆動するアクチュエータ(後述する)と、
を備えてなる。スライドコア23の背面には、T字形クラ
ンパ105の先端を収容するための空間88が形成されてい
る。また、バックプレート102の空間と対応する位置に
は、T字形クランパ105を挿通するためのT字スロット1
06およびT字形クランパ105が係合される被係合部86が
形成されている。T字形クランパ105を駆動するための
アクチュエータは、可動側主型17に設けられたスライド
コア23を型開閉駆動するアクチュエータ70が使用され
る。
【0028】アクチュエータ70は、図11に示すように、
スライドコア23の型開閉方向に伸長・退縮駆動するシリ
ンダ107と、シリンダ107の駆動ロッド91を軸周りに回転
駆動するロータリアクチュエータ40とを組み合わせてな
る。図11に示すように、シリンダ107の駆動ロッド91
は、退縮駆動したときにロータリアクチュエータ40の回
転駆動軸92を収容し得るように空間94が形成されてお
り、この空間94の開口部にはキー95が設けられている。
また、ロータリアクチュエータ40の駆動軸92には、シリ
ンダ107の駆動ロッド91のキー95が噛合されるスプライ
ン96が成形されている。なお、ロータリアクチュエータ
40は、シリンダ107の駆動ロッド91を軸周りに回転駆動
する減速装置を有するモータや、シリンダ107の駆動ロ
ッド91にピニオンを設けてかかるピニオンに噛合される
ラックをその軸方向に移動させるよう構成し、あるいは
ウオームギヤなどにより構成することもできる(図示は
省略する)。シリンダ107は、従来のスライドを有する
成形用金型において使用されていたものの駆動ロッドを
上述したように構成された駆動ロッド91に交換してロー
タリアクチュエータ40を付加することにより、そのまま
使用することができる。放射状に配置されたスライドコ
アを進退移動させるために、アクチュエータ70は、可動
側主型からその下方を含む放射状に突出するように設け
られている。
【0029】図12に示すように、各スライドホルダ22に
は、上述したように、型閉じおよび型締を行って成形す
るときに、固定金型11の固定側主型15に形成された溝24
aに係合されて型締力を発生させるショルダ部22aが形成
されている。また、各スライドホルダ22は、その型開閉
方向に貫通する孔99が形成されており、この孔99にT字
形クランパ105の軸部が挿通されて、アクチュエータ70
のシリンダ107の駆動ロッド91と連結されている。T字
形クランパ105の軸部の所定の位置には周方向に溝が形
成されており、この溝にはスライドホルダ22のアクチュ
エータ70側への移動を規制する留め部材97が嵌合されて
いる。また、スライドホルダ22には、アクチュエータ70
による型開閉方向の移動をガイドすると共に、スライド
コア23が離脱されたときにスライドホルダ22を位置決め
するするためのストッパ(図示は省略する)が設けられ
ている。
【0030】スライドコア23に取付けられたバックプレ
ート102とスライドホルダ22との間には、弾性的に互い
を離間させるように作用するコイルばねからなる弾性部
材98が介装されている。弾性部材98は、コイルばねに替
えて、板ばねなど他のばね部材や、スポンジ状の多孔質
材なども使用することができる。さらに、バックプレー
ト102には凸部102aが形成され、スライドホルダ22には
凸部102aが嵌合される凹部22bが対応して形成されてい
る。このように構成することにより、スライドコア23
は、スライドホルダ22に対して位置決めされた状態で安
定した姿勢で弾性的に支持されて、可動側入子18に対す
る円滑に挿入が可能となる。なお、本発明はこの実施の
形態に限定されることなく、スライドコア23の背面に空
間88を形成するのに替えて、バックプレート102を屈曲
成形することによりT字形クランパ105の先端を収容す
るための空間88と共に凸部102aを形成し、この凸部102a
にT字スロット106および被係合部86を形成することも
できる。いずれの場合でも、スライドコア23の背面にバ
ックプレート102を取付けることにより、T字形クラン
パ105を収容する空間88と、T字スロット106および被係
合部86を容易に形成することができる。さらに、図示は
省略するが、スライドコア23は、固定金型11および可動
金型12と同様に、スライドコア23が、その内部に水など
の冷却用媒体が供給循環される冷却チャンバまたは管路
と、この冷却チャンバなどに冷却用媒体を供給および排
出するための管と、を必要に応じて備えており、また、
スライドホルダ22が、冷却用媒体を供給および排出する
ための管を必要に応じて備えている。そして、スライド
コア23がスライドホルダ22に結合されているときに、両
管を伸縮可能に接続し、スライドコア23とスライドホル
ダ22の離脱に伴って両管の接続を解除するための管継手
が対で対応するように設けられている。
【0031】この実施の形態におけるスライドコア着脱
機構104の構成は、固定金型11および可動金型12におけ
るクランプ装置31,32の構成と似ている。しかしなが
ら、スライドコア着脱機構104は、汎用部Aとしてのス
ライドホルダ22にT字形クランパ105の軸部が挿通され
ているに過ぎず、クランプ装置31,32のようにスライド
ホルダ22に対してスライドコア23を引きつけるようにT
字形クランパ105を作用させることはない。図12に示す
ように、この実施の形態におけるT字形クランパ105の
先端と留め部材97との間の長さは、スライドコア23に形
成された空間88内で先端がフローティングしている状
態、すなわち、スライドコア23の型開閉方向に隙間が形
成される状態となるように設定されている。そして、上
述したように、スライドコア23のバックプレート102と
留め部材97によって移動が規制されているスライドホル
ダ22との間には弾性部材98が介装されている。したがっ
て、T字形クランパ105は、バックプレート102の被係合
部86に常に係合されておらず、スライドコア23のバック
プレート102のT字スロット106に挿通されているときで
あっても、軸周りに回動することが可能となっている。
また、スライドコア23は、スライドホルダ22に対して遊
動することなく安定した姿勢で保持される。なお、スラ
イドコア23は、固定金型11に対して可動金型12を近接さ
せて型閉じし型締を行うときに、スライドホルダ22のシ
ョルダ部22aが固定側主型15の溝24aに係合される。これ
により、スライドコア23は、そのバックプレート102と
スライドホルダ24との間の隙間がなくなり、相互に密着
して鋳造圧力に耐えるように位置固定される。
【0032】このように構成されたスライドコア着脱機
構104では、通常のダイカスト成形を行うにあたり、型
閉じをする場合には、アクチュエータ70を伸長駆動する
ことにより、スライドコア23のストッパとしても機能す
るバックプレート102が可動側入子18の外側面に当接さ
れて、その嵌挿位置を規制されるまで、可動側入子18の
収容溝101内でスライドコア23が前進される。また、ダ
イカスト成形が完了して型開きをする場合には、アクチ
ュエータ70を退縮駆動することにより、スライドコア23
のバックプレート102に形成された被係合部86にT字形
クランパ105が係合されるため、スライドホルダ22と共
にスライドコア23が可動側入子18の収容溝101内で後退
移動される。そして、スライドコア23の型開閉時には、
スライドコア23とスライドホルダ22との間の隙間に弾性
部材98が介装され、しかも、バックプレート102に形成
された凸部102aがスライドホルダ22に形成された凹部22
bに嵌合されていることによって、スライドホルダ22に
対してスライドコア23を安定した姿勢に保つことができ
る構成を実現化させることができる。
【0033】一方、スライドコア23を含む専用部Bの段
替えを行うにあたり、スライドコア23をスライドホルダ
22から離脱させる場合には、アクチュエータ70の駆動に
よってT字形クランパ105をバックプレート102に形成さ
れたT字スロット106に合わせるように軸周りに90度回
転させてから、T字形クランパ105を軸方向に退縮駆動
してその先端をT字スロット106から抜く。また、スラ
イドコア23をスライドホルダ22に結合させる場合には、
T字形クランパ105をバックプレート102に形成されたT
字スロット106に合わせた状態でアクチュエータ70を伸
長駆動して、その先端をバックプレート102のT字スロ
ット106に挿入して空間88に位置させ、その後、アクチ
ュエータ70の駆動によってT字形クランパ105をバック
プレート102の被係合部86に係合し得るように軸周りに9
0度回転させる。すなわち、この実施の形態におけるス
ライドコア着脱機構104では、スライドコア23に設けら
れたT字スロット106を有する被係合部86と、被係合部8
6のT字スロット106に挿通可能な形状に且つ軸周りに回
転されることにより被係合部86に係合することができる
ように形成されたT字形クランパ105と、このT字形ク
ランパ105を伸長・退縮および軸周りに回転駆動するア
クチュエータ70と、を備えてなることにより、簡単な構
成で迅速にスライドコア23をスライドホルダ22に対して
自動的に着脱して段替えをすることができる構成を実現
化させることができる。そしてアクチュエータ70が、段
替え時におけるスライドコア23とスライドホルダ22の着
脱のみならず、各スライドコア23の型開閉も行うことが
できる構成を実現化させることができる。
【0034】このように、この実施の形態の成形用金型
では、スライド14をスライドコア23とその汎用部Aであ
るスライドホルダ22とに分割して構成した場合に、スラ
イドコア着脱機構104によって、スライドホルダ22を成
形機に残したままでそこからスライドコア23を自動的に
迅速に離脱させて成形機外へと搬出することができ、ま
た、成形機外でスライドコア23を交換した後に再び成形
機内でスライドホルダ22に自動的に迅速に装着すること
ができる。
【0035】次に、専用部Bを汎用部Aから離脱させて
段替えする際に、スライドコア23を含む専用部Bを一体
化する連結機構115について、主に図7と図8および図2
6と図27に基づいて説明する。連結機構115は、図26に示
すように、固定側入子16と可動側入子18の間に設けられ
たボールロック機構110と、固定側入子16とスライドコ
ア23の間に設けられた落下防止ピン111およびこの落下
防止ピン111が型閉じに応じて係合される係合穴112とに
より構成されている。図26に示すように、ボールロック
機構110は固定側入子16と可動側入子18とが相対向する
角隅部の対角線上に配設され、落下防止ピン111は各ス
ライドコア23の幅方向に2箇所設けられ、係合穴112は
固定側入子16の対応する位置にそれぞれ設けられる。
【0036】図8に示すように、ボールロック機構110
は、固定側入子16に挿通されたロックピン114と、ロッ
クピン114に形成された拡径部113と、拡径部113によっ
て径方向外側に押し付けられる複数のボール120と、可
動側入子18に形成された係合穴121とを備えており、係
合穴121の内周面にはボール120が係合される環状凹部12
2が形成されてなる。固定側入子16の対角線上の角隅部
であって、可動金型12と反対側には、図8に示すよう
に、ロックピン114のヘッドを収容することができる径
の有底穴123が形成されている。ロックピン114のヘッド
と有底穴123の底との間にはコイルばね124が介装されて
おり、ロックピン114はそのヘッドが反可動金型側に突
出するように付勢されている。また、固定側入子16の可
動金型12側にはガイドブッシュ125が設けられており、
ガイドブッシュ125の先端にロックピン114の拡径部113
が摺動可能に収容されている。そして、ガイドブッシュ
125の先端にはボール120を飛び出させないように保持
し、且つボール120を環状凹部122に係合させることがで
きるように突出させることができる大きさの穴126が、
ボール120の数に応じて形成されている。
【0037】通常のダイカスト成形を行う場合には、固
定側主型15の凹部24に固定側入子16が嵌合されている。
かかる状態では、ロックピン114は、そのヘッドが凹部2
4の底面に衝合されて、コイルばね124の付勢力に抗して
可動金型12側に移動されており、拡径部113がボール120
を外側に押し付けるような作用は発生しない。そのた
め、ダイカスト成形を行うために固定金型11に対して可
動金型12を衝合させて型閉じした状態では、固定側入子
16と可動側入子18は、ボールロック機構110によって連
結されることはない。
【0038】一方、専用部Bの段替えを行う場合には、
図22に示すように型開きした状態から、図23に示すよう
に固定側入子16と可動側入子18を衝合させるように固定
金型11と可動金型12とを型閉じさせる。これにより、ス
ライドコア23に設けられた落下防止ピン111が固定側入
子16の係合穴112に嵌合されて、スライドコア23が固定
側入子16に保持されるため、後に専用部Bを成形機外に
取り出したときにスライドコア23が落下することが防止
される。また、これと同時に、可動側入子18の係合穴12
1にはガイドブッシュ125が嵌合される。その後、上述し
たように、クランプ装置31のシリンダ39を伸長駆動して
T字クランパ33の引きつけ力を解除し、T字スロット35
を通過できるようにロータリアクチュエータ40を駆動し
てT字クランパ33を軸周りに回動し、次いで、シリンダ
39をさらに伸長駆動してT字クランパ33により固定側入
子16を固定側主型15の凹部24から押出す、すなわち、凹
部24の底面から固定側入子16を離間させた状態とする。
これにより、図8に示すように、コイルばね124の付勢
によってロックピン114が可動金型12と反対側に移動さ
れ、拡径部113がボール120を外側に押し付けて係合穴12
1の環状凹部122に係合させるように作用する。そのた
め、スライドコア23を保持している固定側入子16と可動
側入子18とが一体に塊状となって連結されることとな
る。
【0039】この実施の形態では、上述したように構成
されたスライドコア着脱機構104に加えて、連結機構115
を設けたことにより、スライドホルダ22から自動的に離
脱されたスライドコア23を、他の専用部Bである固定側
入子16と可動側入子18と共に一体化させて塊状にして、
図25に参照されるように、後述する専用部の段替え手段
201によって汎用部Aから取り出して成形機外へと迅速
に搬出して段替えの準備を完了することができ、また、
成形機外で一体化された専用部Bを交換した後に再び成
形機内に搬入してその専用部Bに含まれるスライドコア
23をスライドホルダ22に自動的に迅速に装着して段替え
を完全に完了することができる。
【0040】次に、段替え装置200を、主に図2〜図5
に基づいて説明する。上述したように、段替え装置200
は、概略、専用部の段替え手段201と、汎用部の段替え
手段231と、両段替え手段201、231に共通の搬送手段251
とを有している。専用部の段替え手段201は、搬送手段2
51に載置されるベースプレート253を有しており、汎用
部の段替え手段231は、搬送手段251に載置されて汎用部
Aを所定の高さに支持する支持プレート233を有してい
る。なお、図2には、専用部の搬送手段201の平面図を
示している。また、図3には、図2に示す専用部の搬送
手段201の要部平面図を拡大して示している。さらに、
図4には図2の矢視I図を、図5には図2の矢視II図
を、図6には図2の矢視III図を、夫々示している。図
2において、共通の搬送手段251は、その左側にダイカ
ストマシン1が位置するように配設される。ダイカスト
マシン1は、図2における上方に固定プラテン2が、図
2における下方に可動プラテン3が配設されるものとす
る。したがって、図2の段替え装置の左方において、固
定金型11に対して可動金型12の型開閉が上下方向に行わ
れ、共通の搬送手段251は、ベースプレート253または支
持プレート233を搬送する。
【0041】共通の搬送手段251は、固定金型11に対す
る可動金型12の型開閉方向(以下、横方向という)と平
行に移動する搬送台車300と、この搬送台車300と型開き
した状態の固定プラテン2および可動プラテン3との間
に設けられた中継台400と、を備え、搬送台車300と中継
台400、および固定プラテン2と可動プラテン3の対向
面には、複数の駆動ローラ301,302、303,304、305,306
が、その回転軸を固定金型に対する可動金型の型開閉方
向と平行になるようにそれぞれ配列されてなる。搬送台
車300は、固定金型11に対する可動金型12の型開閉方向
と平行に敷設されたガイドレール250上に支持されてい
る。したがって、共通の搬送手段251は、固定側主型15
および可動側主型17から所定位置へと引き出した専用部
集合体16,18を、ダイカストマシン1の内外間で移動さ
せる機能を有している。搬送台車300には、複数の駆動
ローラ301、302が、その配列を1組として、複数組(こ
の実施の形態では2組)で配列されている。中継台400
には、複数の駆動ローラ303、304が1組で配列されてい
る。また、図32に参照されるように、固定プラテン2に
は型開閉と同調して伸長・退縮駆動するシリンダ309が
設けられており、このシリンダ309の駆動ロッドには駆
動ローラ306が横方向に移動するように支持されてい
る。また、駆動ローラ306と対応する駆動ローラ305は、
可動プラテン3に設けられたブラケット307に支持され
ている。なお、駆動ローラ305、306から、専用部Bであ
る一体化した固定側入子16およびスライドコア23を含む
可動側入子18の下面までの長さと、汎用部Aである型合
わせされた固定側主型15およびスライドホルダ22を含む
可動側主型17の下面までの長さとでは、自ずと異なる。
そして、搬送台車300の任意の組の駆動ローラ301,302
と、中継台400の駆動ローラ303、304と、型開きした状
態での固定プラテン2および可動プラテン3の駆動ロー
ラ306、305の少なくとも固定プラテン2側の駆動ローラ3
06は、それぞれ水平面上で横方向に対して直交する方向
に略一直線となって後述する専用部の段替え手段201の
ベースプレート253または汎用部の段替え手段231を横方
向と直交する方向(以下、縦方向という)に搬送できるよ
うに配列されている。少なくとも、中継台400に配列さ
れた駆動ローラ303、304と、固定プラテン2のシリンダ
に支持されている駆動ローラ306および可動プラテン3
のブラケット307に支持されている駆動ローラ305とは、
従来の金型の段替え設備として、ダイカストマシン1に
付随して設けられているものを使用することができる。
【0042】専用部の段替え手段201は、型開き状態の
成形機内で、一体化した固定側入子16およびスライドコ
ア23を含む可動側入子18(以下、「専用部集合体16、1
8」ともいう。)を、固定側主型15および可動側主型17
から離間した所定位置まで引き出し、かつ、該所定位置
にある専用部集合体16、18を、可動側主型17内の所定位
置へと押し込む機能を有している。そして、専用部の段
替え手段201は、専用部集合体16、18を載置するための
載置部としても機能するものである。このために、専用
部の段替え手段201は、各駆動ローラ301、302、303、30
4、305、306に載置できる大きさを有するベースプレー
ト253と、このベースプレート253上に設けられた一体に
連結された複数のシフトテーブル202と、各シフトテー
ブル202を基台として、専用部集合体16、18に係合して
縦方向に移動する金型移送手段203と、専用部集合体1
6、18を所定の移動経路上に案内するガイド手段204と、
一体に連結された複数のシフトテーブル202を金型の開
閉方向と直交する方向へとシフト移動させるシフト手段
260と、を備えている。さらに、専用部の段替え手段201
は、金型移送手段203およびガイド手段204を型開き状態
にある固定側主型15および可動側主型17に対して所定の
位置に固定する位置決め手段205と、ベースプレート253
のたわみを補正する補正手段261と、を備えている。
【0043】専用部の段替え手段201の複数(図示の例
では2つ)のシフトテーブル202は、連結プレート252に
よって一体に連結され、シフト手段260によってベース
プレート253上を金型の開閉方向と直交する方向へと一
体に移動するものである。ベースプレート253は、駆動
ローラ301、302、303、304、305、306の上を移動可能な
形状を有している。ベースプレート253の奥行寸法(図
2の左右方向の寸法)は、一体に連結された複数のシフ
トテーブル202よりも長尺に構成されており、複数のシ
フトテーブル202のいずれもが、ベースプレート253の端
部近傍からその中央部へと移動することが可能である。
また、ベースプレート253の幅寸法(図2の上下方向の
寸法)は、駆動ローラ301および302、303および304、30
5および306の上に跨り、搬送され得るだけの幅を有して
いる。また、この実施の形態においては、ベースプレー
ト253の、ダイカストマシン1の内部へと進入する部分
には、固定プラテン2に取付けられた固定側主型15との
干渉を避けるための切り欠き部254と、可動プラテン3
に取り付けられた可動側主型17またはスライド14のアク
チュエータ70との干渉を避けるための切り欠き部255と
が形成されている。専用部の搬送手段201を構成する前
記ベースプレート233は、駆動ローラ303、304の駆動に
より中継台400から手前側のタイバー6を乗り越えて成
形機内の駆動ローラ305、306にその先端部を乗せ、さら
に駆動ローラ305、306の駆動により奥側のタイバー6の
上方にその先端部を位置させる(図5参照)。
【0044】金型移送手段203は、図6に示すように、
可動側入子18に対し自動着脱可能なボールロック機構20
6と、このボールロック機構206を支持する移動体207と
を備えてなる。ボールロック機構206は、図18に示すよ
うに、油圧あるいはエアなどの流体圧によって作動され
るシリンダ218のピストンロッド219に大径部220を形成
し、ガイドスリーブ221に形成した開口222に大径部220
が位置するとき、ボール223を開口222からガイドスリー
ブ221の外側へと突出する構造を有している。そして、
ガイドスリーブ221の外側へと突出したボール223を、可
動側入子18に設けたガイドスリーブ受入穴53の凹部54に
嵌入させることにより、ボールロック機構206を可動側
入子18に連結することができる。一方、ピストンロッド
219を後退させて、その大径部220を開口222から外れる
位置へと移動させることで、ボール223はガイドスリー
ブ221の内部へと格納され、ボールロック機構206と可動
側入子18との連結は解除される。ベースプレート253の
上面には移動体207を案内するガイドレール209が横方向
に延在するように敷設されると共に、移動体207を横方
向に移動させるためのボールねじ機構208が設けられて
いる。ボールネジ機構208は、図4に示すように、ボー
ルネジ軸の端部に固定された従動プーリ224と、電動モ
ータの回転軸に固定された駆動プーリ225との間に掛け
回したベルト226により、動力供給を受けるものであ
る。ボールロック機構206を可動側入子18に係合させ、
ボールねじ機構208の駆動によって移動体207を横方向に
移動させることにより、専用部集合体16、18を、固定金
型11に対する可動金型12の型開閉方向へと押し出し、ま
たは、引き込むことが可能となる。そして、ボールロッ
ク機構206を可動側入子18に連結した後、ボールネジ機
構208によって、移動体207を可動側主型17から離間する
方向へと移動させることで、図19に示すように、専用部
集合体16、18を可動側主型17の凹部25から引き出すこと
ができる。このとき、T字クランパ34をさらに伸長させ
て可動側入子18を押し出すことにより、専用部集合体1
6、18の移動を補助することができる。また、可動側入
子18は、移動経路側方に位置するガイドローラ210と、
移動経路下方に位置するガイドローラ211とにより、所
定の移動係路上に正確に案内され、空荷のシフトテーブ
ル202上へと正確に移送される。図6は、この時点にお
ける段替え装置200の状態を示している。
【0045】ガイド手段204は、専用部集合体16、18を
汎用部Aに対して横方向へと押し出し、または、引き込
む際の、移動経路側方に位置するガイドローラ210と、
移動経路下方に位置するガイドローラ211とを有してい
る。したがって、専用部集合体16、18は、金型移送手段
203によって移動する際に、ローラ210、211により、所
定の移動係路上に正確に案内されることとなる。また、
ガイド手段204には、専用部集合体16、18を可動側主型1
7へと押し込む際の、可動側入子18と可動側主型17との
間の間隔を保持する間隔保持機構を備えている。かかる
間隔着脱機構は、可動側入子18に設けられ、可動側主型
17の専用部取付け用の凹部25に弾発付勢される、転動ベ
アリング212(図13参照)および転動ベアリング213(図
14参照)によって構成されている。転動ベアリング21
2、213は、図17に拡大して示すように、可動側入子18に
埋めこまれたケース227に、スプリング228と共にボール
229を圧入し、かつ、ボール229の飛び出しをストッパ23
0で係止したものである。したがって、ボール229が可動
側主型17の凹部25の壁面に当接すると、ボール229は回
転しながら、スプリング228を圧縮し、スプリング228の
反発力を利用して、可動側入子18と可動側主型17の凹部
25との間隔を適切な距離Y、Z(図13、図14)に保持す
るものである。そして、図13、図14に示すように、可動
側入子18を可動側主型17へと押し込む際には、可動側入
子18の、可動側主型17の凹部25へと進入した部分がロー
ラ210、211による案内を受けられなくなる代わりに、転
動ベアリング212、213が可動側入子18と可動側主型17の
凹部25との間隔を適切な距離Y、Zに保持して、専用部
集合体16、18を凹部25へと円滑に押し込むことが可能と
なる。
【0046】シフト手段260は、ベースプレート253の奥
行のほぼ全体にわたって敷設されたガイドレール256
と、ガイドレール256の全体にわたってシフトテーブル2
02を移動させることが可能なストロークを有する、シリ
ンダ257とを備えている。専用部の段替え手段201の複数
(図示の例では2つ)のシフトテーブル202は、連結プ
レート252によって一体に連結され、ベースプレート253
上を、金型の開閉方向と直交する方向へと、一体に移動
するものである。一方のシフトテーブル202上に、新た
にマシンへと取付ける専用部集合体16,18(以下、「新
入子」ともいう。)を載置して、ベースプレート253を
ダイカストマシン1の内部に進入させ、他方のシフトテ
ーブル202上に、マシンから取り外した専用部集合体1
6,18(以下、「旧入子」ともいう。)を載置し、ベー
スプレート253上でシフトテーブル202を移動させること
により、新・旧入子を短時間で交換することができる。
【0047】位置決め手段205は、図15、図16に示すよ
うに、固定側主型15、可動側主型17に形成した穴51、52
に係合する、ピン214、215を有している。このピン21
4、215は、シフトテーブル202に固定された油圧あるい
はエアなどの流体圧により作動されるシリンダ216、217
によって、伸縮自在に制御されるものである。そして、
ピン214、215を穴51、52に係合させることにより、固定
側主型15および可動側主型17に対する、シフトテーブル
202の位置合わせを正確に行い、シフトテーブル202上に
設けられた金型移送手段203およびガイド手段204を、固
定側主型15および可動側主型17に対し正確に位置決めし
て、専用部集合体16、18の段替えを、円滑に行うことを
可能とするものである。
【0048】ベースプレート253は、専用部Bが載置さ
れていることによりその自重でたわみ、かかるたわみが
大きいと、位置決め手段のピン214、215が穴51、52に整
合せず係合できないようになることが考えられる。そこ
で、補正手段261は、必要時に成形機の剛性部に当接し
て、ベースプレート253を下方から支えることにより、
ベースプレート253のたわみを補正するもので、ジャッ
キ258を備えている。専用部Bを成形機1の内外に搬送
する際に、その専用部Bの重量によってベースプレート
253にたわみを生じた状態では、ベースプレート253上の
シフトテーブル202にもたわみを誘発し、シフトテーブ
ル上に設けられた金型移送手段203およびガイド手段204
を、型開き状態にある固定側主型15、可動側主型17に対
する所定位置に固定することが不可能となることが想定
される。しかしながら、ジャッキ258は、図6、図15、
図16に示すように、ベースプレート253が、ダイカスト
マシン1の内部に進入した状態で、ダイカストマシン1
のタイバー6上に接地することにより、ベースプレート
253を下方から支え、そのたわみを矯正するものであ
る。そして、ベースプレート253のたわみを矯正するこ
とにより、ベースプレート253上のシフトテーブル202の
たわみも矯正され、金型移送手段203およびガイド手段2
04を、型開き状態にある固定側主型15、可動側主型17に
対する所定位置に固定することが可能となる。
【0049】ここで、上述した専用部の段替え装置201
を用い、専用部集合体16、18の段替えを行う手順を説明
し、これと合せて、各部の詳細な構造・機能の説明を付
け加える。まず、専用部の段替え装置201により可動側
入子16および固定側入子18の段替えを行う準備段階とし
て、図1に示すように、ベースプレート253を、搬送台
車300および中継台400の、汎用部段替え用ローラ301、3
02、303および304上に位置させる。そして、専用部の段
替え手段201の2つのシフトテーブル202(図2)のう
ち、一方は、マシンから取り外す専用部集合体16,18
(旧入子)を載置するために空荷状態とし、他方のシフ
トテーブル上には、新たにマシンへと取付ける専用部集
合体16,18(新入子)を、予め載置しておく。また、こ
のときには、図22に示すように、可動プラテン3が固定
プラテン2から離間した型開きの状態とされている。
【0050】専用部Bの段替えに際しては、先ず、図23
に示すように、可動プラテン3の移動により固定型11と
可動型12とを型閉じし、この型閉じ状態のもと、先ず固
定型11側の着脱機構であるクランプ装置31のクランプ用
シリンダ39の流体圧を解放し、続いてロータリアクチュ
エータ40の作動によりそのT字クランパ33を90度反転
させる。また、これと同時にスライド14側については、
スライド用シリンダ107の流体圧を開放し、さらにロー
タリアクチュエータ40を作動させてT字形クランパ105
を90度反転させる。次に、クランプ用のシリンダ39に流
体圧を加えてT字クランパー33を伸長させ、これにタイ
ミングを合せて固定型11に対して可動型12を可動プラテ
ン3と一体に型開き動作させる。この時、T字クランパ
ー33を型開き速度よりも大きな速度で伸長させるよう
し、この速度差により、図8に参照されるように、固定
入子16が可動側入子18に密着する状態を維持しながら固
定主型15の凹部24の底面からわずか浮上する。この結
果、連結機構としてのボールロック機構110のロックピ
ン114がばね124の付勢力により後退し、そのボール120
が可動入子18側の環状凹部122に係合して固定入子16と
可動入子18とは連結状態(ロック状態)となる。可動側
主型17は、その後も型開き動作を継続するが、前記T字
クランパー33がT字スロット35の開口と整合しているこ
とから、T字クランパー33はT字スロット35から円滑に
抜け、これにより固定側入子16と、可動側入子18と、ス
ライドコア23、スライドホルダ22およびシリンダ107を
含むスライド14とが一体となって元の型開き位置まで後
退する。
【0051】次に、押出手段13の押出板21と押出ロッド
19とはアンロック状態となる。また、これと前後して、
スライド14のアクチュエータ70のロータリアクチュエー
タ40が作動し、そのT字クランパ105がスライドコア23
のT字スロット106(図12)から離脱可能状態となり、
これに続くシリンダ107の駆動ロッド91の短縮によりス
ライドホルダ22がスライドコア23から離脱して、待機位
置まで後退する。この時、スライドコア23は、前記凹凸
嵌合手段115により固定主型16に対して抜止めされてい
るので(図27)、専用部Bである固定側入子16、可動側
入子18、押出板21、スライドコア23は一体となって、す
なわち専用部集合体の形態で可動側主型17に残される。
【0052】その後、駆動ローラ301、302、303、304、
305、306の駆動によりベースプレート253がマシン1内
に移動し、その搬入完了信号により、ベースプレート25
3に装備したジャッキ258が作動し、図16に示したよう
に、ベースプレート253がジャッキアップされてそのた
わみが矯正される。この時、ベースプレート253上の先
端側の空状態のシフトテーブル202が、型開き状態の固
定型11と可動型12との間に位置するようになっており、
前記ジャッキアップ完了と同時に、該シフトテーブル20
2に設けられた位置決め手段205内のシリンダ2016、217
が作動し、同じく図16に示したように、ピン164、165が
固定主型15および可動主型17の位置決め穴51、52に嵌入
して、空状態のシフトテーブル202が両主型15、17に対
して正確に位置決めされる。
【0053】そして、上記位置決め完了信号により、前
記可動型12側のクランプ装置32内のシリンダ39の流体圧
が解放され、続いてロータリアクチュエータ40の作動に
よりT字クランパー34が90度反転し、その後、シリン
ダ39の作動によりT字クランパー34が伸長する。する
と、図20に示すように上記専用部集合体が可動主型17の
凹部25から所定距離だけ押出され、その一部(可動入子
18の一部)が上記シフトテーブル202のガイド手段204の
ガイドローラ211の上に乗上げる。一方、この専用部集
合体の押出しと前後して、金型移送手段203内のボール
ネジ機構208が作動し、同じく図20に示したようにその
移動体207が可動主型17側へ前進して、該移動体207に設
けられているボールロック機構206が可動入子18に設け
られているガイドスリーブ受入穴53に嵌入する。そし
て、ボールロック機構206内のシリンダ218の作動により
ボール223が可動入子18側の凹部54に係合し、金型移送
手段203の移動体207に可動入子18を介して専用部集合体
の全体が連結される。その後、ボールネジ機構208の再
作動により移動体207が後退し、前記図19に示したよう
に専用部集合体が可動主型17から完全に離脱して空状態
のシフトテーブル202上の所定位置に載置され、これに
て旧品としての専用部Bの、汎用部Aからの取外しは終
了し、当該シフトテーブル202の位置決め手段205が後退
する。
【0054】次に、ベースプレート253上のシフト用シ
リンダ257の作動により、新たな専用部集合体を載せた
シフトテーブル202、すなわち充状態のシフトテーブル2
02が型開き状態の固定主型15と可動主型17との間に移動
し、この移動停止と同時に、該シフトテーブル202に設
けられた位置決め手段205のシリンダ216、217が作動
し、上記同様に充状態のシフトテーブル202が両主型1
5、17に対して正確に位置決めされる。
【0055】そして、上記位置決め完了信号により、金
型移送手段203内のボールネジ機構208が作動し、その移
動体207が可動主型17側へ前進して、専用部集合体を、
図19に示す位置から図20に示す位置へと移動させ、該専
用部集合体を可動主型17の凹部25内にその途中まで押込
む。この時、専用部集合体は、シフトテーブル202内の
ガイドローラ211列とガイドローラ列210とにより正確に
案内され、可動主型17の凹部25内に円滑に押込まれる。
専用部集合体16、18を可動側主型17へと押し込む際に、
可動側入子18の、可動側主型17の凹部25へと進入した部
分は、図13、図14に示すように、ローラ210、211による
案内を受けられなくなる代わりに、転動ベアリング21
2、213が可動側入子18と可動側主型17の凹部25との間隔
を適切な距離Y、Zに保持するので、可動側入子18を凹
部25へと円滑に押し込むことが可能となる。一方、この
凹部25内には、可動型12側のクランプ装置32のT字クラ
ンパー34が伸長状態でかつ90度反転状態(アンクラン
プ状態)で待機しており、各T字クランパ34のヘッド部
34aが可動入子18のT字スロット36内に入り込む。ボー
ルロック機構206を可動側入子18から切り離し、ボール
ネジ機構208によって、移動体207を可動側入子18から離
間させる。クランプ装置32は、その後、ロータリアクチ
ュエータ40の作動によりそのT字クランパ34を90度反
転させ、T字スロット36から引き抜き不能とし、続いて
クランプ用のシリンダ39の作動によりT字クランパー34
短縮させる(クランプ動作)。すると、図21に示したよ
うに、専用部集合体が可動主型17の凹部25の底部側へ引
込まれ、可動入子16を含めた専用部集合体が可動主型17
に固定される。その後、スライド14のアクチュエータ70
のシリンダ107の作動によりスライドホルダ22と一体に
T字クランパ105が前進し、T字クランパ105のヘッド部
aがスライドコア23のT字スロット106に入り込む。
【0056】次に、図15に示したようにスライドテーブ
ル202に設けられた位置決め手段205内のシリンダ216、2
17が作動して、ピン214、215が固定主型15および可動主
型17の位置決め穴51、52から離脱してその係合を解除
し、続いてベースプレート253に装備したジャッキ258が
作動して、そのピストンロッドを短縮して格納し、これ
によりベースプレート253と金型(固定型11、可動型12
等)およびマシン1側との連結が外れる。そして、新入
子を可動側主型17に移送したことにより空荷状態となっ
たシフトテーブル202は、旧入子を載置したシフトテー
ブル202と一体に、ベースプレート253上の初期位置へと
復帰する。ベースプレート253は、駆動ローラ301、30
2、303、304、305、306の駆動に応じてマシン1内から
マシン1外の中継台400を介して搬送台車300上へ移動
し、ベースプレート253上の旧品としての専用部集合体
もマシン1外へ搬出される。この時、専用部集合体の大
部分は、比較的深く設定された、可動側主型17の凹部25
内に収納されているので、ベースプレート253の搬送路
は十分広く開放され、このベースプレート253上に載置
されている旧品としての専用部集合体は新品としての専
用部集合体に干渉することなく、円滑にマシン1外へ搬
出される。換言すれば、段替えに際して、標準以上に型
開きする必要がなく、したがってマシン1に対する設計
変更は不要となる。
【0057】その後、可動プラテン3の移動すなわち型
閉じ動作により、可動側主型17に固定されていた専用部
集合体が固定主型15へ向けて移動する。この時、図24に
示したように、スライドホルダ22のテーパ肩部22aが固
定主型15の凹部24の口縁部にわずか嵌合した段階で、一
旦型閉じ動作を停止し、これと同時に可動型12側のクラ
ンプ装置32のクランプ力を緩めると共に、スライド用シ
リンダ107の流体圧を解放する。すると、スライド用シ
リンダ107の流体圧開放により下側のスライドホルダ22
が僅かに下降するが、その先端部が前記固定側主型15の
凹部24の口縁部に支承されるので、大きく下降すること
はない。次に、型閉じ動作を再開すると、専用部集合体
が固定主型15の凹部24内に次第に押込まれるが、前記し
たクランプ力の緩和により可動主型17に緩めに固定され
ていることから、スライドホルダ22および専用部集合体
は、固定主型15の内面に倣いながら円滑に押込まれる。
この時、固定型11側のクランプ装置31は、そのT字クラ
ンパー33を前進端に位置決めしてそのクランプ用シリン
ダ39内の流体圧を解放し、かつT字クランパー33のヘッ
ド部を固定入子16に設けたT字スロット35に挿入可能と
なるように位置決めしており、前記押込みに応じてT字
クランパ33のヘッド部がT字スロット35内に入り込む。
そして、型閉じ完了により、固定型11側のロータリアク
チュエータ40が作動してT字クランパ33が90度反転
し、これにより固定側入子16が固定側主型15に対して強
固にクランプされる。また、これと同時に、スライド14
側のロータリアクチュエータ40が作動してそのT字クラ
ンパ105が90度反転し、スライドコア23がスライドホ
ルダ22に対して抜止めされると共に、可動型12側のクラ
ンプ装置32が作動して可動入子18が可動主型17に強固に
クランプされる。
【0058】そして、上記固定主型15に対する固定入子
16の装着完了により、固定入子16と可動入子18とを連結
していたボールロック機構110が自動的にアンロック動
作し、その後は、可動プラテン3の移動により固定型11
に対して可動型12を型開きさせ、これにて汎用部Aに対
する専用部Bの段替えは終了する。以上により、段替え
装置200が備える専用部の段替え手段201と搬送手段251
と用い、専用部集合体16、18の段替えを行う手順を完了
する。
【0059】上記構成をなす本発明の実施の形態により
得られる作用効果は、以下の通りである。まず、本実施
の形態では、段替え装置200の専用部の段替え装置201に
よって、着脱機構(クランプ装置31、32、およびスライ
ドコア着脱機構104)により成形用金型の汎用部Aに対
し自動的に着脱される専用部Bを、汎用部Aから引き出
し、汎用部Aへと押し込む作業を行い、段替え作業を効
率的に行うことができる。しかも、当該段取り替え作業
において専用部の段替え手段201が扱うのは、成形用金
型のうち専用部Bのみであり、金型全体を段取り替えす
る場合に比して、小型かつ軽量のものが対象となること
から、その構造は軽便となり、かつ、高速での動作が可
能となる。よって、段替え装置の簡略化と、段替え作業
の高速化を促進することができる。
【0060】また、金型移送手段203によって、型開き
状態のダイカストマシン内における専用部Bの引き出し
および押し込みのための動力を専用部Bに伝達し、ガイ
ド手段204によって、専用部Bの引き出しおよび押し込
み作業の際の、専用部Bの正確な移動案内を行うことが
できる。よって専用部Bの段替えを、円滑に行うことが
できる。また、移動体207によって、汎用部Aに対する
専用部Bの引き出しおよび押し込み作業を、型の開閉方
向に行うことができる。すなわち、ダイカストマシン1
は型開き状態であることから、型開きによって形成され
た空間を利用して、専用部Bの段替えを、円滑に行うこ
とができる。
【0061】また、移動体207がボールロック機構206に
よって専用部Bに対し自動着脱することにより、汎用部
Aに対する専用部Bの引き出しおよび押し込み作業の自
動化を促進することができる。よって、専用部Bの段替
えを、円滑に行うことができる。また、段替え装置200
が備える、移動経路側方のガイドローラ210によって、
専用部Bの水平方向の位置精度を保証し、移動経路下方
のガイドローラ211によって、専用部Bの上下方向の位
置精度を保証し、汎用部Aに対する専用部Bの引き出し
および押し込み作業を正確に行うことができる。
【0062】また、専用部B側に設けた間隔保持機構に
よって、専用部Bを汎用部Aへと押し込む際の両者の間
に、所定の間隙を確保することができる。当該間隔保持
機構としては、転動ベアリング212、213を用いているこ
とから、専用部Bを汎用部Aへと押し込む際の両者の間
に、所定の間隙Y,Zを確保し、汎用部Aに対する専用
部Bの押し込み作業を正確に、かつ、汎用部Aと専用部
Bとの擦れを防ぎ、当該押し込み作業を円滑行うことが
できる。
【0063】さらに、位置決め手段205によって、金型
移送手段203とガイド手段204とを汎用部Aに対する所定
位置に固定することで、汎用部Aに対する専用部Bの引
き出しおよび押し込み作業を正確に行うことができる。
位置決め手段205は、汎用部Aに形成した穴51、52に係
合する伸縮自在なピン214,215であり、必要に応じてピ
ン214,215を伸ばし、汎用部Aに形成した穴51、52に係
合させることで、金型移送手段203とガイド手段204とを
汎用部Aに対する所定位置に固定し、汎用部Aに対する
専用部Bの引き出しおよび押し込み作業を、正確に行う
ことができる。
【0064】しかも、専用部の段替え装置201は、ダイ
カストマシン1の内外間を移動可能な専用部Bと汎用部
Aの段替え手段201、231に共通の搬送手段251の上に設
けられているので、専用部の段替え手段201によって、
型開き状態のダイカストマシン1の内部で、汎用部Aか
ら離間させて所定位置まで引き出した専用部Bを、搬送
手段251によって、ダイカストマシン1の外へと搬送す
ることができる。また、搬送手段251によってダイカス
トマシン1の外からダイカストマシン1内の所定位置へ
と、別の専用部Bを搬入し、専用部の段替え手段201
によって、該所定位置にある専用部Bを汎用部A内の所
定位置へと押し込むことができる。
【0065】なお、本発明の実施の形態では、従来から
金型の段替え設備として、ダイカストマシン1に付随し
て設けられている、搬送台車300および中継台400と成形
機内の駆動ローラ305、306とを有効活用するため、これ
らの駆動ローラ301、302、303、304、305、および306の
上を移動可能な形状を有するベースプレート253上に専
用部の段替え手段201を配置する構成を採用した。しか
しながら、搬送台車300および中継台400と成形機内の駆
動ローラ305、306とを用いることなく、専用部の段替え
手段201のシフトテーブル202自体を、専用の送り機構に
よって型の開閉方向と直交する方向へと駆動する構成と
することもできる。
【0066】また、本発明の実施の形態では、固定側入
子16と可動側入子18とを一体化した後に、段替え装置20
0によって新・旧入子を段替えする場合を例示して説明
したが、例えば、可動側入子18のみを、段替え装置200
を用いて段替えすることも可能である。さらに、本発明
の実施の形態に係る段替え装置200は、ダイカストマシ
ン1以外の成形機において、成形用金型の段替えに用い
ることも可能である。
【0067】このように、本実施の形態においては、金
型側の着脱機構による汎用部Aと専用部Bとの着脱、同
じく金型側の連結機構115による専用部B同士の連結お
よび連結解除、マシン1側の型開閉の動き、専用部の段
替え装置201側のシフトテーブル202による専用部集合体
の汎用部A(可動主型17)に対する押込みおよび引出
し、同じく専用部の段替え装置201側のシフト用シリン
ダ257による2台のシフト用テーブル202のシフト、段替
え装置200側の共通の駆動ローラ301〜306によるマシン
内外でのベースプレート253の搬送等により、汎用部A
をマシン1に残したまま、しかもタイバー6を挿脱する
ことなく、旧品としての専用部Bのみを一括して汎用部
Aから取出しかつ新品の専用部Bのみを一括して汎用部
Aに取付けできる。すなわち、極めて効率よく専用部B
の段替えを行うことができ、多品種少量生産、金型の早
期損耗等に迅速に対処できる。なお、本発明は、上記し
たように専用部B同士を型閉じの状態で一体化して、す
なわち専用部集合体の形態で一括して段替えすることな
く、各専用部Bとしての固定入子15、可動入子17、スラ
イドコア23を個々に段替えしてもよいことはもちろんで
ある。
【0068】次に、汎用部の段替え手段231の支持プレ
ート233を図28〜図31に基づいて説明する。支持プレー
ト233は、駆動ローラ301、302、303、304、305、および
306に載置されて、汎用部Aを所定の高さに支持するも
ので、この実施の形態においては、所定の厚さtaを有
するプレート本体234と、このプレート本体234の挿入方
向後端縁(図29における下端縁)に設けられた汎用部位
置め部235と、汎用部Aに設けられた溝236に係合され
て,支持プレート233に対して汎用部Aを位置決めする
ベアリング237と、裏面に駆動ローラ306が係合される溝
238とを備えてなる。そして、この実施の形態における
支持プレート233は、プラテン2、3の間に挿入した際
に、可動側主型17に取付けられたスライド14のアクチュ
エータ70に干渉しないように回避するための切り欠き23
9が、プレート本体234の挿入方向前端縁(図29における
上方縁)に開放するように形成されており、図29に示す
ように、全体が平面視で略U字形状を呈するように成形
されている。
【0069】そして、この実施の形態では、上述したよ
うに、従来からダイカストマシン1に付随して設けられ
ている中継台400の駆動ローラ303、304と両プラテン
2、3の駆動ローラ305、306を少なくとも使用するた
め、汎用部Aである固定側主型15とスライドホルダ22を
含む可動側主型17の下部を切り欠くことにより、両プラ
テン2、3の駆動ローラ306、305に載置される支持プレ
ート233を汎用部の下方に挿入することができるように
するための間隙tbを確保している。間隙tbは、支持
プレート233の厚さtaよりも大きいことは容易に理解
されるであろう。さらに、この実施の形態においては、
固定プラテン2の可動プラテン側の面には、位置決め機
構として、射出シリンダ8(図1を参照)と連通されてい
る成形材料導入部26が凸設されており、汎用部Aである
固定側主型15の固定プラテン2と対向する側の面には固
定側入子16のキャビティ導入部(図示は省略する)と連
通される成形材料導入部27が凹設されている。固定プラ
テン2の成形材料導入部26は、基端部から先端部(固定
プラテン2から可動プラテン3)に向かって漸次縮径す
るテーパ状に成形されている。また、これと対応して、
固定側主型15の成形材料導入部27は、開口部から底部
(固定プラテン2から可動プラテン3)に向かって漸次縮
径するテーパ状に成形されている。固定プラテン2の成
形材料導入部26が固定側主型15の成形材料導入部27に嵌
合されることにより、互いに連通されると共に、固定側
主型15が固定プラテン2に対して位置決めされると共に
連通される。そして、両成形材料導入部26、27は、嵌合
されたときに、固定側主型15およびスライドホルダ22を
含む可動側主型17が位置合わせ機構116により型合わせ
されて塊状となった状態の汎用部Aが、それまで載置さ
れていた支持プレート233から浮き上がって離間するよ
うな位置に設定されている。そして、支持プレートのプ
レート本体の厚さtaは、駆動ローラ305、306に載置さ
れたときに、固定プラテン2の成形材料導入部26に対し
て、汎用部Aである固定側主型15の成形材料導入部27が
挿入され得るような高さに支持し、且つ、間隙tbより
も小さく設定される。位置合わせ機構116は、固定側主
型15と可動側主型17との互いの対向面に位置決めピン13
1と位置決め穴132とを対応してそれぞれ設けることによ
って構成することができる。なお、この実施の形態で
は、成形用型が汎用部Aと専用部Bとに分けて構成され
たダイカストマシンの場合により説明するために、固定
プラテン2に対して固定側主型15を所定の位置に位置決
めするための位置決め機構として、成形材料導入部26,2
7を示した。しかしながら、本発明は、この実施の形態
に限定されることなく、例えば、固定プラテン2の成形
材料導入部26を適当なテーパ状に凹設すると共に、固定
側主型15の成形材料導入部27を対応させて適当なテーパ
状に凸設することもでき、また、射出成形機など他の成
形機に適用させる場合には成形材料導入部とは別に単数
または複数設けることもできる。
【0070】さらに、この実施の形態においては、従来
から金型の段替え設備として、図32に参照されるよう
に、可動プラテン3に設けられた駆動ローラ306を支持
するブラケット307に汎用部Aの横方向へ送りを補助す
るためのローラ308が、ブラケット307の上方に露出する
ようにダイカストマシン1に付随して設けられているこ
とから、支持プレート233のプレート本体234が均一な板
厚である場合には、ローラ308が支持プレート233を縦方
向に送るときに干渉して、その縦方向への送りを阻害す
ることとなる。そのため、支持プレート233のプレート
本体234の裏面であって可動プラテン3側は、ローラ308
に干渉しないように薄く成形された部分240が設けられ
ている。しかしながら、ダイカストマシンに付随してロ
ーラ308が設けられていない場合には、支持プレート233
の薄く成形された部分240を設ける必要はない。なお、
支持プレート233の薄く成形された部分240以外の部分
は、搬送台車300および中継台400の駆動ローラ301、302
および303、304に支持されて水平状態となるように設定
されている。
【0071】次に、本発明の成形用金型の段替え方法の
実施の一形態を、上述したように構成された成形用金型
を使用する場合により、詳細に説明する。本発明の方法
が適用される成形用金型は、概略、上述したように、成
形用金型の汎用部Aとプラテン2とが、型閉じすること
により嵌合されて互いに連通する成形材料導入部26、27
をそれぞれ有しており、この成形材料導入部26、27が嵌
合されたときに成形用金型の汎用部Aをプラテン2、3
に対して所定の高さに位置決めするように設けられてお
り、搬送手段251に載置されて成形機の内外の間で移動
される支持プレート233を備え、この支持プレート233
は、成形用金型の汎用部Aとプラテン2との成形材料導
入部26、27を嵌合し得るような高さに成形用金型の汎用
部Aを支持し、且つ、成形用金型の汎用部Aとプラテン
2との成形材料導入部26、27を嵌合してプラテン2、3
に対して成形用金型の汎用部Aを所定の高さに位置決め
したときに、成形用金型の汎用部Aが支持プレート233
から離間するように成形されてなる。
【0072】そして、本発明の段替え方法は、このよう
に構成された成形用金型にあって、概略、搬送手段25
1に載置された支持プレート233に成形用金型の汎用部A
を支持し、搬送手段251により支持プレート233を成形
機内に移動させ、型閉じして成形用金型の汎用部Aと
プラテン2との成形材料導入部26、27を嵌合して成形用
金型を所定の高さにプラテン2、3に対して位置決めす
ることにより、成形用金型の汎用部Aを支持プレート23
3から離間させ、搬送手段251により支持プレート233
を成形機外に移動させる。
【0073】上述したように構成された汎用部の段替え
手段231では、汎用部Aを段替えするにあたり、この実
施の形態の場合、先に各汎用部から各専用部Bが離脱さ
れており、ダイカストマシン1は固定プラテン2から可
動プラテン3を離間させた型開きの状態とされている。
また、搬送台車300の一方の組の駆動ローラ301、302上
には、型合わせされた状態の段替え後に使用される新た
な汎用部Aを支持した支持プレート233が載置されてい
る。また、搬送台車300の他方の組の駆動ローラ301、30
2上には、支持プレート233が空荷の状態で載置されてい
る。そして、他方の組の駆動ローラ301、302が中継台40
0の駆動ローラ303、304とそれぞれ一直線状となるよう
に搬送台車300が位置決めされ、また、型開きによって
固定プラテンのシリンダ309が伸長駆動されて駆動ロー
ラ306が中継台400の駆動ローラ304と一直線状となるよ
うに位置されると共に、可動プラテンの駆動ローラ305
が横方向に関して中継台400の駆動ローラ303とほぼ同じ
位置に移動している。また、中継台400に隣接するタイ
バー6を軸方向に移動させて、中継台400の駆動ローラ3
03、304と両プラテン2、3に設けられた駆動ローラ30
6、305との間で支持プレート233が移動するのをタイバ
ー6に邪魔されないように、かつ、後に固定主型15およ
び可動主型17と一体化されたスライドホルダ22のアクチ
ュエータ70がタイバー6に干渉することなく両プラテン
2、3の内外で移動できるようにしておく。
【0074】この状態から、各列の駆動ローラ301、30
2、303、304、305および、306を駆動して、図32の(C)
に参照されるように、空の支持プレート233を固定プラ
テン2と可動プラテン3の間に進出移動させて、固定側
主型15とスライドホルダ22を含む可動側主型17の下方に
空の支持プレート233を挿入する。このときには、固定
側主型15とスライドホルダ22を含む可動側主型17の下方
と空の支持プレート233との間に間隙tbが生じてい
る。そのため、固定側主型15と可動側主型17にそれぞれ
干渉することなくその下方に空の支持プレート233を確
実に挿入することができる。次に、固定プラテン2に可
動プラテン3を近接させて、図32の(B)に参照されるよ
うに、型閉じして固定側主型15とスライドホルダ22を含
む可動側主型17を互いに衝合させ、位置合わせ機構116
の位置決めピン131を位置決め穴132に嵌合して型合わせ
し塊状にする。
【0075】続いて、両プラテン2、3から固定側主型
15とスライドホルダ22を含む可動側主型17とが一体化さ
れた汎用部Aを離脱させて、可動プラテン3を固定プラ
テン2から離間させて型開きすると、図32の(a)に参照
されるように、塊状にされた汎用部Aは支持プレート23
3の上に支持されることとなる。なお、固定プラテン2
に設けられた駆動ローラ306は、支持プレート233の裏面
に設けられた溝238に係合された状態で、型開きに同調
して伸長駆動されるシリンダ309により、中継台400およ
び搬送台車300の駆動ローラ304および302と一直線上に
並ぶよう移動される。そして、可動プラテン3に設けら
れた駆動ローラ305は、中継台400および搬送台車300の
駆動ローラ303および301と横方向に関してほぼ同じ位置
またはそれ以上となるまで型開きされており、支持プレ
ート233の薄く成形された部分240を支持している。その
ため、成形機内では、支持プレート233は、その可動プ
ラテン側が低くなるように傾斜するが、可動側主型17の
下面に形成された溝236にベアリング237が係合されてい
ることにより、汎用部Aが支持プレート233に対してず
れることなく安定して支持される。次いで、各列の駆動
ローラ301、302、303、304、305、306を逆転駆動して、
支持プレート233を固定プラテン2と可動プラテン3の
間から後退させて、塊状にされた状態の汎用部Aが支持
されている支持プレート233を成形機内から外の中継台4
00を介して搬送台車300の駆動ローラ301、302上に移動
させる。
【0076】その後、搬送台車300を横方向に移動させ
て、塊状にされた状態の新たな汎用部Aを支持している
支持プレート233が載置された一方の組の駆動ローラ30
1、302を、中継台400に設けられた駆動ローラ303、304
と一直線状に整列させる。なお、このときには、固定プ
ラテン2から可動プラテン3が離間されて型開きした状
態とされており、駆動ローラ306がシリンダ309の伸長駆
動によって中継台400の駆動ローラ304と一直線上に整列
されており、また、駆動ローラ305が中継台400の駆動ロ
ーラ303とほぼ一直線上に位置するか、またはそれ以上
となるまで後退移動されている。そして、各駆動ローラ
301、302、303、304、305、306の回転により、新たな汎
用部Aを支持した支持プレート233を固定プラテン2と
可動プラテン3の間に搬入する(図32の(a)を参照)。
このとき、固定側主型15に凹設された成形材料導入部27
の位置は、所定の厚さtaを有する支持プレート233に
支持されているため、固定プラテン2に凸設された成形
材料導入部26が嵌合できる高さに位置している。次い
で、固定プラテン2に可動プラテン3を近接させて型閉
じする。この型閉じと同調してシリンダ309が退縮駆動
されて駆動ローラ306が固定プラテン2に近づくよう移
動することにより、駆動ローラ306に溝238が係合された
支持プレート233も固定プラテン2に近づくよう移動し
て、支持プレートに支持された固定側主型15の成形材料
導入部27に、固定プラテン2の成形材料導入部26がスム
ーズに嵌合される。そして、汎用部Aである固定側主型
15と可動側主型17とが両プラテン2、3に衝合される
と、成形材料導入部26、27の嵌合に伴って、型合わせさ
れた状態の汎用部Aは、支持プレート233から浮き上が
って離間することとなる(図32の(b)を参照)。そし
て、固定プラテン2と可動プラテン3に固定側主型15と
可動側主型17をそれぞれ取付けて、可動プラテン3の駆
動ローラ305が支持プレート233を支持し得る範囲で、中
継台400および搬送台車300の駆動ローラ303、301とほぼ
一直線上に整列するかまたは固定プラテン2と反対側に
遠ざかるように、固定プラテン2から可動プラテン3を
離間させて型開きする。そして、この型開きと同調し
て、シリンダ309が伸長駆動され、固定プラテン2の駆
動ローラ306が中継台400および搬送台車300の駆動ロー
ラ304、302と一直線上に整列される。その後、各駆動ロ
ーラ301、302、303、304、305、306を逆回転させて空と
なった支持プレート233を中継台400を介して搬送台車30
0上に移動させることにより、次の専用部の段替え手段2
01のベースプレート253または汎用部の段替え手段251の
支持プレート253の搬送を行うことができるよう準備さ
れる(図32の(c)を参照)。
【0077】本発明の成形用金型では、以上に説明した
ように、駆動ローラ305、306から、専用部集合体16、18
の下面までの長さと、汎用部集合体15、17の下面までの
長さとが異なり、しかも、支持プレートを汎用部集合体
の下方に挿入できるように間隙tbを確保するために汎
用部集合体の各下面を切除しているにもかかわらず、従
来からダイカストマシン1に付随して設けられている共
通の搬送手段251によって、専用部Bと汎用部Aをそれ
ぞれ適切な高さに支持して成形機の内外の間で適切な位
置に搬送することができるため、簡単な構成で効率的に
且つ容易に段替えを行うことができ、したがって、成形
用金型自体の製造コストおよびその成形品の製造コスト
を低減させることができる。また、スライドコア23を型
開閉などするためのアクチュエータ70が汎用部Aの特に
下方に突出する場合において、汎用部Aを支持する支持
プレートの形状をアクチュエータに干渉することなくこ
れを回避するように成形したことにより、汎用部Aの段
替えを行う際に、かかる汎用部Aを確実に安定して支持
プレートの支持させて搬送することができる。さらに、
汎用部Aである固定側主型15と固定プラテンにそれぞれ
上述したような成形材料導入部26、27が設けられている
場合には、かかる成形材料導入部26、27を利用して汎用
部Aを支持プレート233から持ち上げるように離間させ
ることができるため、汎用部Aをプラテン2、3に取付
けた後には、共通の搬送手段251によって支持プレート2
33だけを成形機外へと容易に退避移動させることができ
る。
【0078】また、本発明の成形用金型の段替え方法で
は、上述したような成形材料導入部26、27を互いに嵌合
することにより、プラテン2、3に対して成形用金型を
所定の高さに位置決めして支持プレート233から離間さ
せるため、汎用部Aを各プラテン2、3に取付けた後に
は、支持プレート233を成形機外へ容易に且つ確実に移
動させることができ、したがって、効率よく成形用金型
の段替えを行うことができる。なお、本発明の成形用金
型の段替え方法は、上述したように成形用金型を専用部
と汎用部に分割して構成した実施の形態に限定されるこ
となく、従来から使用されている成形用金型の段替えに
も適用させることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、金型
の段替え作業に要する時間を短縮化して、成形機の可動
率を向上させ、製品コストの上昇を抑えることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるダイカストマシンの実施の
一形態を示す斜視図である。
【図2】専用部の段替え手段を示した平面図である。
【図3】図2の要部拡大平面図である。
【図4】図2の矢視I図である。
【図5】図2の矢視II図である。
【図6】図2の矢視III図である。
【図7】固定側入子と固定側主型を着脱可能に保持する
固定側クランパと、固定側入子と可動側入子を一体化さ
せる一体化手段のボールロック機構との実施の一形態を
示す部分断面図である。
【図8】図7のボールロック機構を拡大して示す部分断
面図である。
【図9】クランパを拡大して示す部分断面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】スライドのアクチュエータの構成を説明する
ための断面図である。
【図12】スライドコアとスライドホルダの構成を説明
するための断面図である。
【図13】間隔保持機構を説明するための平面図であ
る。
【図14】図13の正面図である。
【図15】ベースプレートのたわみをを示す説明図であ
る。
【図16】補正手段によってベースプレートのたわみを
補正して位置決め手段のピンを穴に係合させた状態を示
す説明図である。、
【図17】転動ベアリングの構成を説明するための拡大
断面図である。
【図18】金型移送手段の移動体に設けられたボールロ
ック機構を示す断面図である。
【図19】一体化された専用部が汎用部から取り出され
ている状態を示す部分拡大図である。
【図20】一体化された専用部を汎用部の凹部に引き込
む途中の状態を示す部分拡大図である。
【図21】一体化された専用部を汎用部の凹部に引き込
んだ状態を示す部分拡大図である。
【図22】成形用金型の型開きした状態を示す断面図で
ある。
【図23】成形用金型の型閉じした状態を示す断面図で
ある。
【図24】スライドホルダのショルダが固定主型の凹部
の口縁部にわずかに嵌合した状態を説明するために示し
た断面図である。
【図25】一体化された専用部の固定側入子を固定側主
型の凹部に嵌合する直前の状態を説明するための断面図
である。
【図26】スライドコアを保持した可動側入子を示す正
面図である。
【図27】一体に連結された専用部を示す一部断面図で
ある。
【図28】汎用部の段替えを説明するための断面図であ
る。
【図29】支持プレートの実施の一形態を示す平面図で
ある。
【図30】図29の正面図である。
【図31】図29の側面図である。
【図32】本発明による汎用部の段替え方法の実施の一
形態を、簡略化して示した説明図である。
【符号の説明】
1 ダイカストマシン 2 固定プラテン 3 可動プラテン 11 固定金型 12 可動金型 14 スライド 15 固定側主型(汎用部) 16 固定側入子(専用部) 17 可動側主型(汎用部) 18 可動側入子(専用部) 22 スライドホルダ(汎用部) 23 スライドコア(専用部) 31、32 クランプ装置(着脱機構) 104 スライドコア着脱機構 200 段替え装置 201 専用部の段替え手段 231 汎用部の段替え手段 233 支持プレート 239 切り欠き 251 共通の搬送手段 253 ベースプレート 300 搬送台車 301、302、303、304、305、306 駆動ローラ 400 中継台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22C 9/10 B22C 9/10 S B29C 33/30 B29C 33/30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに保持される共通化された汎用
    部と、キャビティを形成する専用部と、専用部を汎用部
    に着脱可能に保持する着脱機構と、を備えてなる成形用
    金型の、段替え装置であって、 該段替え装置は、専用部の段替え手段と、汎用部の段替
    え手段と、両段替え手段に共通の搬送手段とを有してお
    り、 専用部の段替え手段が、搬送手段に載置されるベースプ
    レートを有しており、 汎用部の段替え手段が、搬送手段に載置されて汎用部を
    プラテンに保持させることができる高さに支持する支持
    プレートを有しており、 汎用部の下方にベースプレートまたは支持プレートを挿
    入し得る間隙を形成したことを特徴とする成形用金型の
    段替え装置。
  2. 【請求項2】 前記成形用金型の専用部がスライドコア
    を含み、汎用部がスライドコアをその型開閉方向に駆動
    するアクチュエータを備え、アクチュエータが搬送手段
    に向かって突出するよう配設されている場合において、 前記支持プレートがアクチュエータと干渉することなく
    これを回避するような形状に成形されていることを特徴
    とする請求項1に記載の成形用金型の段替え装置。
  3. 【請求項3】 汎用部とプラテンとに、互いに嵌合され
    ることにより汎用部を搬送手段に載置された支持プレー
    トから離間させる位置にプラテンに対して位置決めする
    位置決め機構を設けたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の成形用金型の段替え装置。
  4. 【請求項4】 成形用金型とプラテンとの間に、型閉じ
    することにより互いに嵌合されてプラテンに対して成形
    用金型を所定の位置に位置決めする位置決め機構を有す
    ると共に、成形用金型を支持して搬送手段に載置されて
    成形機の内外の間で移動される支持プレートを備え、支
    持プレートが成形用金型とプラテンとの位置決め機構を
    嵌合し得る高さに成形用金型を支持するよう構成され、
    位置決め機構が互いに嵌合されたときに成形用金型を支
    持プレートから離間させるよう構成されてなる、成形用
    金型の段替え方法であって、 搬送手段に載置された支持プレートに成形用金型を支持
    し、 搬送手段により支持プレートを成形機内に移動させ、 型閉じして成形用金型とプラテンとの位置決め機構を嵌
    合して成形用金型を支持プレートから離間させ、 その後、搬送手段により支持プレートを成形機外に移動
    させることを特徴とする成形用金型の段替え方法。
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