JP2003200748A - 車両の自動変速装置 - Google Patents
車両の自動変速装置Info
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Abstract
下した場合に、良好な加速フィーリングを持って車両を
加速する。 【解決手段】 本発明に係る車両の自動変速装置は、実
車速を設定車速に一致させるようにエンジンの燃料噴射
量を制御することにより定速走行制御を実行する定速走
行制御手段と、この定速走行制御中にエンジン回転数
が、車両の運転状況からみて十分な駆動輪トルクが得ら
れないような回転数まで落ち込んだとき(ステップ10
4でNe<Nes成立)、変速機のシフトダウン制御を
実行するシフトダウン制御手段とを備える。このシフト
ダウンによりエンジン回転数が高まり、十分な駆動輪ト
ルクが得られ、良好なフィーリングを持って車両を加速
することができる。
Description
に係り、特に、車両の定速走行を実現する定速走行制御
装置(所謂オートクルーズシステム)を備えた車両の自
動変速装置に関する。
め、トラクタや大型トラック等の比較的大型の車両にお
いても自動クラッチや自動変速機を採用する例が多く見
られ、また、アクセル操作無しに一定速での走行を実現
するため、定速走行制御装置を装備する例も多く見られ
る。
バにより任意に定められた設定車速に対し実車速が一定
値以上下回ったとき、自動変速機をシフトダウン制御す
るのがよい。これにより、登坂路等で駆動輪トルクが不
足し実車速が設定車速に対し徐々に落ち込んでいくよう
な場合でも、シフトダウンにより高い駆動輪トルクが得
られ、車両を加速して実車速を設定車速付近に即座に復
帰させることができる。
大型車両においても燃費の向上を目的としてファイナル
ギヤの減速比が小さくなる傾向にあり、定速走行制御
(オートクルーズ)中のエンジン回転数も低くなる傾向
にある。従って、平坦路等それ程高い駆動輪トルクを必
要としない場合は問題ないものの、登坂路等に差し掛か
って比較的高い駆動輪トルクが必要になったとき、シフ
トダウンの車速条件が成立する前に、実車速の低下に伴
ってエンジン回転数が著しく低下してしまい、現ギヤ段
保持のまま半ば強制的に、燃料噴射量を増加してエンジ
ントルクを増加し、車両を加速させようとする制御が行
われてしまう。この場合、所謂エンジンノッキングのよ
うなものが発生し、加速フィーリングが著しく悪いとい
う問題がある。
案され、その目的は、定速走行制御中にエンジン回転数
が著しく低下した場合に、良好な加速フィーリングを持
って車両を加速することにある。
変速装置は、実車速を設定車速に一致させるようにエン
ジンの燃料噴射量を制御することにより定速走行制御を
実行する定速走行制御手段と、定速走行制御中にエンジ
ン回転数が、車両の運転状況からみて十分な駆動輪トル
クが得られないような回転数まで落ち込んだとき、変速
機のシフトダウン制御を実行するシフトダウン制御手段
とを備えたものである。
記エンジン回転数が、アイドル回転数より若干高い所定
回転数未満に落ち込んだとき、上記変速機のシフトダウ
ン制御を実行するものであってもよい。
エンジンの燃料噴射量が、車両を加速させようとしてい
る状態を示すような値であるとき、上記変速機のシフト
ダウン制御を実行するものであってもよい。
トダウン後のエンジン回転数を予測演算してその値が所
定値以下であるとき、上記変速機のシフトダウン制御を
実行するものであってもよい。
を添付図面に基づいて詳述する。
置を示す。ここでは車両がトレーラを牽引するトラクタ
であり、エンジン1が電子ガバナ1dを備えたディーゼ
ルエンジンとなっている。図示するように、エンジン1
にクラッチ2を介して変速機3が取り付けられ、変速機
3の出力軸4(図2参照)がプロペラシャフト(図示せ
ず)等を介して駆動輪である後輪(図示せず)に連結さ
れる。エンジン1はエンジンコントロールユニット(E
CU)6によって電子制御される。即ち、ECU6は、
主にエンジン回転センサ7とアクセル開度センサ8とに
よって検知されるエンジン回転数とアクセル開度との値
に基づき、図8のマップに従って目標燃料噴射量を算出
し、この目標燃料噴射量と等しい量の燃料噴射が実際に
行われるように、燃料噴射ポンプ1aの電子ガバナ1d
を制御する。
にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール
1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1
cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを
出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウン
トしてエンジン回転数を算出する。
変速機3とがトランスミッションコントロールユニット
(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。
ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介し
て接続され、相互に連絡可能である。
2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホ
イール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及び
ドリブンプレート2aをフライホイール1aに押圧接触
又は離反させるプレッシャプレート2bから構成され
る。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ10により
プレッシャプレート2bを軸方向に操作し、基本的には
自動断接され、ドライバの負担を軽減し得るものとなっ
ている。一方、微低速バックに際しての微妙なクラッチ
ワークや、非常時のクラッチ急断を可能とするため、こ
こではクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能
となっている。所謂セレクティブオートクラッチの構成
である。クラッチ自体のストローク(即ちプレッシャプ
レート2bの位置)を検知するクラッチストロークセン
サ14と、クラッチペダル11の踏込みストロークを検
知するクラッチペダルストロークセンサ16とが設けら
れ、それぞれTMCU9に接続される。
は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じてエアタン
ク5に接続され、エアタンク5から供給される空圧で作
動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、他方の通
路bがクラッチマニュアル断接用である。一方の通路a
が二股状に分岐され、そのうちの一方に自動断接用の電
磁弁MVC1,MVC2が直列に設けられ、他方に非常
用の電磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部にダブル
チェックバルブDCV1が設けられる。他方の通路b
に、クラッチブースタ10に付設される油圧作動弁12
が設けられる。両通路a,bの合流部にもダブルチェッ
クバルブDCV2が設けられる。ダブルチェックバルブ
DCV1,DCV2は差圧作動型の三方弁である。
はTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき上流側を
下流側に連通し、OFF のとき上流側を遮断して下流側を
大気開放する。まず自動側を説明すると、電磁弁MVC
1は単にイグニッションキーのON/OFFに合わせてON/OFF
されるだけである。イグニッションキーOFF 、つまり停
車中はOFF となり、エアタンク5からの空圧を遮断す
る。電磁弁MVC2は比例制御弁で、供給又は排出エア
量を自由にコントロールできる。これはクラッチの断接
速度制御を行うためである。電磁弁MVC1,MVC2
がともにONだとエアタンク5の空圧がダブルチェックバ
ルブDCV1,DCV2をそれぞれ切り換えてクラッチ
ブースタ10に供給される。これによりクラッチが分断
される。クラッチを接続するときはMVC2のみがOFF
され、これによりクラッチブースタ10の空圧がMVC
2から排出されてクラッチが接続される。
MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF と
なると、ドライバの意思に反してクラッチが急接されて
しまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診断
回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONする。
すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェック
バルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ10
に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッチ急
接が防止される。
ダル11の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ1
3から油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路
13aを介して油圧作動弁12に供給される。これによ
って油圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10
への空圧の給排が行われ、クラッチ2のマニュアル断接
が実行される。油圧作動弁12が開くと、これを通過し
た空圧がダブルチェックバルブDCV2を切り換えてク
ラッチブースタ10に至る。なお、クラッチの自動断接
とマニュアル断接とが干渉した場合はマニュアル断接を
優先させるようになっている。
的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機となってお
り、前進16段、後進2段に変速可能である。また変速
機3自体は手動変速機と同様の構成をなす。変速機3は
入力側と出力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッ
タ17及びレンジギヤ19を備え、これらの間にメイン
ギヤ段18を備えている。そして、入力軸15に伝達さ
れてきたエンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段
18、レンジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力す
る。
ットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メイン
ギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当する
スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ
21及びレンジアクチュエータ22から構成される。こ
れらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作
動され、TMCU9によって制御される。変速機3の現
ギヤ段はギヤポジションスイッチ23(図1参照)によ
って検知される。カウンタシャフト32の回転速度がカ
ウンタシャフト回転センサ26で検知され、出力軸4の
回転速度が出力軸回転センサ28で検知される。これら
検知信号はTMCU9に送られる。
定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュ
アル変速も可能となっている。この場合、図1に示すよ
うに、クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は
運転席に設けられたシフトレバー装置29からの信号を
合図に行われる。即ち、シフトレバー装置29には、シ
フトレバー29aのマニュアル操作に応じて信号を出力
するシフトスイッチ(図示せず)が内蔵されており、ド
ライバがシフトレバー29aをシフト操作すると、信号
がTMCU9に送られ、これを基にTMCU9はクラッ
チブースタ10、スプリッタアクチュエータ20、メイ
ンアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22を
適宜作動させ、一連の変速操作を実行する。なおTMC
U9は現ギヤ段をモニター31に表示する。このように
マニュアルモードに限って言えば、かかる自動変速機
は、シフトスイッチの出力信号に基づいてTMCU9に
より変速制御される遠隔操作型の手動変速機となってい
る。つまりシフトケーブル等機械的連結手段を介すこと
なく、アクチュエータにより、ドライバの指示段に手動
変速機を自動変速するものとなっている。
て、Rはリバース、Nはニュートラル、Dはドライブ、
UPはシフトアップ、DOWNはシフトダウンをそれぞ
れ意味し、各ポジションにシフトレバー29aが操作さ
れると、それらポジションに応じた信号が出力される。
また運転席に、変速モードを自動とマニュアルに切り換
えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか1段
飛ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25とが
設けられる。
aをDレンジに入れておけば車速等に応じて自動的に変
速が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバ
がシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれ
ば、マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可
能である。この自動変速モードにおいて、スキップスイ
ッチ25がOFF (通常モード)なら変速は1段ずつ行わ
れる。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大き
いときに有効である。またスキップスイッチ25がON
(スキップモード)なら変速は1段飛ばしで行われる。
これはトレーラを牽引してないときや荷が軽いときなど
に有効である。
速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29a
がDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持さ
れ、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをU
P又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又は
シフトダウンがなされる。このときも前記同様、スキッ
プスイッチ25がOFF なら変速は1段ずつ行われ、スキ
ップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行われ
る。
設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ
27の手動切換により変速できるようになっている。
入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上
に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平
行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレ
ート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33
とが相対回転可能に支持される。
構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSH
が回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33
にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,
MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤS
H,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャ
フト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,
C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバ
ースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤI
Rはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤC
Rに常時噛合される。
付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得
るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプ
ライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト3
3に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第
1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第
4スリーブ42〜45が前後(シフト方向)にスライド
可能に設けられる。第1〜第4スリーブ42〜45を適
宜選択してスライド移動させ、ギヤ側スプライン36と
係合・離脱させることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行え
る。第1スリーブ42の移動をスプリッタアクチュエー
タ20で行い、第2〜第4スリーブ43〜45の移動を
メインアクチュエータ21で行う。
段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変
速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプ
リッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ
機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン
部にはシンクロ機構が存在しない。このため、メインギ
ヤ段18の変速を行うときにはシンクロ制御なるものを
行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速し、シンクロ機
構なしで同期できるようになっている。ここではメイン
ギヤ段18以外にスプリッタ17にもニュートラルポジ
ションが設けられ、所謂ガラ音対策がなされている(特
願平11-319915 号参照)。
ンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ
・ローいずれかのポジションに切り替えることができ
る。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端
に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複
数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周
に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。
各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能
に支持され、キャリア68は出力軸4に連結される。リ
ングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69は出
力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれて出力軸4と
ともに二重軸を構成する。
設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接し
て、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けら
れる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッショ
ンケース側に固定された固定スプライン71が設けられ
る。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ4
6が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46
の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジ
ギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在す
る。
が固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と
固定スプライン71とが連結される。これによりリング
ギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が
1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これ
がローのポジションである。
とこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライ
ン41と出力軸スプライン70とが連結される。これに
よりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定さ
れ、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようにな
る。これがハイのポジションである。
おいて、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギ
ヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に
変速可能であり、計2×4×2=16段に変速すること
ができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ
・ローを切り替えて2段に変速することができる。
について説明する。これらアクチュエータはエアタンク
5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの
空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そして
これら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空
圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。
ピストンを有した空圧シリンダ47と三つの電磁弁MV
H,MVF,MVGとで構成される。スプリッタ17を
ニュートラルにするときはMVH/ON,MVF/OF
F,MVG/ONとされる。スプリッタ17をハイにす
るときはMVH/OFF,MVF/OFF,MVG/O
Nとされる。スプリッタ17をローにするときはMVH
/OFF,MVF/ON,MVG/OFFとされる。
トンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ4
8と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当す
る空圧シリンダ49とを備える。各空圧シリンダに対し
三つずつ電磁弁MVC,MVD,MVE及びMVB,M
VAが設けられる。
OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方
に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択
可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/O
Nのとき図示の如き中立となり、メインギヤの1st、
2nd又はN2を選択可能とし、MVC/ON,MVD
/OFF,MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メ
インギヤのRev又はN1を選択可能とする。
N,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN
1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MV
B/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2n
d,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OF
F,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤ
の1st又は3rdを選択可能とする。
ストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MV
I,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MV
I/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レ
ンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONの
とき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
ンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト3
2にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カ
ウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであっ
て、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を
切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁
弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ
27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27
が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのとき
にはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出さ
れ、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
MCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示
すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU
9は、自動変速モードの場合において、これらマップに
従って自動変速を実行する。例えば図4のシフトアップ
マップにおいて、ギヤ段n(nは1から15までの整
数)からn+1へのシフトアップ線図がアクセル開度
(%)と出力軸(アウトプットシャフト)回転数(rpm
)との関数で決められている。そしてマップ上では現
在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )とから
ただ1点が定まる。車両加速中は、駆動輪に連結された
出力軸4の回転数が次第に増加していく。そこで通常の
自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に
1段ずつシフトアップを行うこととなる。このときスキ
ップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段
ずつシフトアップを行う。
に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からn
へのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。車両減速中は出力軸4の
回転数が次第に減少していくので、通常の自動変速モー
ドでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフ
トダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に
1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
マップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウ
ンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作
で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェ
ンジ操作で2段変速できる。
8により検知され、現在の出力軸回転数は出力軸回転セ
ンサ28により検知される。特に、TMCU9は、現在
の出力軸回転数の値から現在の車速を換算し、これをス
ピードメータに表示する。つまり車速が出力軸回転数か
ら間接的に検知され、出力軸回転数と車速とは相互に対
応している。
るための定速走行制御装置が装備されている。ここでは
制御を司るクルーズコントローラ6aがECU6と兼用
される。
0により説明する。ドライバにより設定車速が設定され
ると、この設定車速に実車速が一致するようにエンジン
の燃料噴射量が制御される。
定車速Vsとの差Vr−Vsが計算され、この差に基づ
き、比例項と積分ゲインとが各々に対応したマップ等か
ら求められ、比例項×差と、積分ゲイン×差の積算値と
の和Vtにより、図8に示したマップとは別のマップか
ら、定速走行制御用目標燃料噴射量(以下「クルーズ
Q」という)が算出される。このクルーズQに等しい燃
料噴射が実際に行われるように電子ガバナ1dが制御さ
れる。このようなクルーズQの算出は所定時間(例えば
32msec)毎に繰り返し行われる。
ップにより通常通り目標燃料噴射量が計算されている。
そしてこの値(「アクセルQ」という)がクルーズQを
上回った場合はアクセルQが最終的な目標燃料噴射量と
なる。アクセルQとクルーズQのいずれか大きい方が最
終的な目標燃料噴射量となるのである。定速走行制御中
は通常はアクセルが踏み込まれていないのでクルーズQ
に基づく制御となるが、ドライバが加速しようとしてア
クセルを踏み込んだ場合、アクセルQがクルーズQを上
回ればアクセルQに基づく制御となる。
御中に登坂路に差し掛かるなどして実車速が設定車速に
対し所定値以上下回ったら、変速機の1段のシフトダウ
ン制御を行う。最初のシフトダウン条件は、設定車速V
s>(実車速Vr+所定値Vsd1(ここでは3km/
h))が成立することである。このシフトダウンによっ
てより大きな駆動輪トルクが得られるので、通常は実車
速が上昇していく。そしてシフトアップ条件:設定車速
Vs≦(実車速Vr+所定値Vsu(ここでは0.5km/
h))が成立したら変速機の1段のシフトアップ制御を
行い、変速機を車速設定時の元のギヤ段に戻す。
輪トルクが不足し、さらに実車速が落ち込んでいくよう
な場合、次のシフトダウン条件:設定車速Vs>(実車
速Vr+所定値Vsd2(ここでは8km/h))が成立し
たら、さらなる変速機の1段のシフトダウン制御を行
う。このように、実車速と設定車速との速度差に基づき
変速機の自動シフトダウン・シフトアップを行うもので
ある。
速モードが自動変速モードのとき行われ、マニュアルモ
ードのときは行われない。また、スキップモードであっ
ても通常モードであっても、シフトダウン・アップは1
段ずつ行われる。
プを用いず、専ら実車速と設定車速との差に基づいてシ
フトダウン・アップを行っている。これは、図4,図5
のマップを用いると変速点(マップの各線図)の近傍で
車速が設定されたときに、僅かの車速変化でシフトダウ
ンが行われてしまい、フィーリングが良くないからであ
る。特に本実施形態ではギヤ段が多段であり、段間差が
小さく、変速点近傍で車速設定される可能性が通常のギ
ヤ段数の車両より高いので、このような方法が好適であ
る。
す。定速走行制御装置80はECU6(クルーズコント
ローラ6a)と、これに接続される各スイッチ81〜8
5及び各ランプ81a,81bで構成される。
によりONされることで定速走行制御スタンバイ状態と
なり、運転室のメインランプ81aが点灯される。なお
スタンバイ状態の解除はメインスイッチ81のOFF又
はキースイッチのOFFにより行われ、解除と同時にメ
インランプ81aが消灯される。82はセットスイッチ
で、これがドライバによりONされると同時に設定車速
が設定され、定速走行制御開始となり、運転室のセット
ランプ82aが点灯される。83はキャンセルスイッチ
で、これがドライバによりONされると定速走行制御解
除となる。定速走行制御解除と同時にセットランプ82
aが消灯される。84はコーストスイッチで、これがド
ライバによりONされている間はクルーズQ=0とな
り、車両が惰行状態となる。この状態からドライバによ
りコーストスイッチ85がOFFされると、その時の実
車速が新たな設定車速として更新設定される。85はリ
ジュームスイッチで、これがドライバによりONされる
と、設定車速がセットスイッチON時の最初の値に復帰
される。
は、他にもメインスイッチ81のOFF、ブレーキペダ
ルの踏み込み(ブレーキスイッチON)、又はクラッチ
ペダル11の踏み込み(クラッチペダルストロークセン
サ16の値が所定値以上)によって行われる。
し掛かって最初のシフトダウン条件:設定車速Vs>
(実車速Vr+所定値Vsd1)が成立する前に、エン
ジン回転数が車両の運転状況からみて十分な駆動輪トル
クを得られないような回転数まで落ち込んでしまうと、
現ギヤ段保持のままクルーズQを増加して半ば強制的に
車両を加速させようとする制御が行われてしまうため、
所謂エンジンノッキングのようなものが発生し、加速フ
ィーリングが著しく悪いという問題がある。
は以下のシフトダウン制御を実行するようにしている。
チャートを示す。このフローはTMCU9により所定時
間(例えば32msec)毎に実行される。
て、定速走行制御中であるか否かを判断する。定速走行
制御中である場合はステップ102に進み、定速走行制
御中でない場合は本フローを終える。
射量(クルーズQとアクセルQのうちいずれか大きい
方)Qtfnlが、予め設定された所定値Qsより大き
いか否かを判断する。即ち、このステップ102では実
質的に車両を加速させようとしている状態であるか否か
を判断しており、所定値Qsはその状態を示す最小値で
ある。本実施形態では所定値Qsをエンジン回転数毎の
最大燃料噴射量(フルQ)のPq%(本実施形態では3
0%)としている。
る。図7は、エンジン回転数とその回転数毎の最大トル
クとの関係を示した線図であるが、最大トルク線図(実
線)上では、各回転数毎の目標燃料噴射量(アクセル
Q)がアクセル開度100%のときの値、即ち最大燃料
噴射量(フルQ)となっている。よって制御上は、検出
された実際のエンジン回転数Neから図8のマップに従
ってその回転数Neにおける最大燃料噴射量を読込み、
これにPqを乗じてしきい値Qsを決定し、このしきい
値Qsと最終目標燃料噴射量Qtfnlとを比較する。
そしてQtfnl>Qsのときは車両を加速させようと
している状態とみなしてステップ103に進み、Qtf
nl≦Qsのときはそのような状態ではないとみなして
本フローを終える。
sより大きいか否かを判断する。本実施形態ではGs=
10速である。現ギヤ段が10速より大きければステッ
プ104に進み、現ギヤ段が10速以下ならば本フロー
を終える。
な部分で、このステップでは、現在の実際のエンジン回
転数Neが所定のしきい値Nes未満か否かを判断して
いる。本実施形態ではNes=700(rpm)で、ア
イドル回転数=500(rpm)より若干高い一定の値
である。Ne<Nesならステップ105に進み、Ne
≧Nesなら本フローを終える。
数に近いNes未満まで落ち込んでいるときは、もはや
定速走行を維持するのに十分な駆動輪トルクが得られ
ず、現ギヤ段保持のまま燃料噴射量を増加することによ
って車両を加速させようとすると、前述の問題が生じる
ので、変速機の自動シフトダウンを実行するものであ
る。これによりエンジン回転数が高まり、十分な駆動輪
トルクが得られ、良好なフィーリングを持って車両を加
速することができる。
ンジン回転数Neasdを予測演算する。即ち、現在の
出力軸4の回転数に、シフトダウン後のギヤ段における
変速機全体のギヤ比を乗じて、これをシフトダウン後の
エンジン回転数の予測値Neasdとする。
値Neasdを所定のしきい値Neasdsと比較す
る。本実施形態ではNeasds=1800(rpm)
である。Neasd<Neasdsのときはステップ1
07に進み、Neasd≧Neasdsのときは本フロ
ーを終える。このような判断を行っているのは、シフト
ダウン後のエンジン回転数があまりに高いとエンジンが
オーバーラン状態となり好ましくないからである。
段より1速低い値に設定する。これによって本フローは
終了し、この後図示しない別フローに従って実際の自動
シフトダウンが実行される。
は、ECU6とTMCU9との間における双方向のデー
タ通信が適宜行われる。例えば、ステップ101におけ
る定速走行制御中であるか否かのデータ、ステップ10
2における最終目標燃料噴射量Qtfnlのデータ、及
び図8のマップに基づく最大燃料噴射量のデータは、E
CU6からTMCU9に取り込まれるものである。
れば、車両が登坂路等に差し掛かってエンジン回転数が
著しく低下したような場合には、シフトダウンの車速条
件成立の有無に拘わらず即座にシフトダウンを実行でき
るので、半ば強制的に燃料噴射量を増加し車両を加速さ
せようとする制御が防止され、所謂エンジンノッキング
のような状態を回避することができる。こうして、良好
な加速フィーリングを持って車両を加速することができ
る。特にこのシフトダウン制御は、ファイナルギヤの減
速比が小さくなり且つ定速走行制御中のエンジン回転数
が低くなる傾向にある近年の大型車両に対して非常に有
効であり、逆にいえば本制御により減速比を小さくする
ことができるので燃費向上に貢献できる。
のしきい値Nesを、アイドル回転数(500rpm)
付近の値、より正確にはそれより若干高い一定値(70
0rpm)に設定している。これは、エンジン回転数が
そのような値となった場合は常に駆動輪トルクが不足す
ると考えられるからであり、またこのような一定値とす
ることによって簡易な制御で十分な効果が得られるから
である。
の他、積載荷重、車速、風の影響などによっても駆動輪
トルクが不足することが考えられる。従ってしきい値N
esはこれらのパラメータに基づく関数とすることが可
能である。
ができる。例えばエンジンはディーゼル、ガソリン等の
種別を問わない。ディーゼルならコモンレール式等が考
えられ、ガソリンなら定速走行制御中スロットル又はア
クセルアクチュエータによりスロットル開度又はアクセ
ル開度を制御するものが考えられる。また別マップによ
るクルーズQを用いず、疑似的なアクセル開度と図8に
示したような通常マップとを用いて定速走行制御中の燃
料噴射制御を実行するものも可能である。この場合、図
11のステップ102における条件を、疑似アクセル開
度が所定値より大きいときとしてもよい。自動変速機も
上述のものに限られず、少なくとも自動変速可能なもの
であれば、マニュアル変速モードの無いものやスキップ
モードの無いのものも可能である。車両も大型車両に限
らず、小型トラック、乗用車等が可能である。上記各数
値は代表例であり、適宜変更が可能である。
制御中にエンジン回転数が著しく低下した場合でも、良
好な加速フィーリングを持って車両を加速することがで
きるという、優れた効果が発揮される。
成図である。
比較方法を示す図である。
る。
Q)の算出方法を示すブロック図である。
チャートである。
フローチャートである。
U) 20 スプリッタアクチュエータ 21 メインアクチュエータ 22 レンジアクチュエータ 28 出力軸回転センサ 80 定速走行制御装置 GSU ギヤシフトユニット Vr 実車速 Vs 設定車速 Vsd1、Vsd2、Vsu 所定値(速度差) Ne エンジン回転数 Nes エンジン回転数のしきい値 Qtfnl 最終目標燃料噴射量 Qs 燃料噴射量のしきい値 Neasd エンジン回転数の予測値 Neasds 予測値のしきい値
Claims (4)
- 【請求項1】 実車速を設定車速に一致させるようにエ
ンジンの燃料噴射量を制御することにより定速走行制御
を実行する定速走行制御手段と、該定速走行制御中にエ
ンジン回転数が、車両の運転状況からみて十分な駆動輪
トルクが得られないような回転数まで落ち込んだとき、
変速機のシフトダウン制御を実行するシフトダウン制御
手段とを備えたことを特徴とする車両の自動変速装置。 - 【請求項2】 上記シフトダウン制御手段は、上記エン
ジン回転数が、アイドル回転数より若干高い所定回転数
未満に落ち込んだとき、上記変速機のシフトダウン制御
を実行する請求項1記載の車両の自動変速装置。 - 【請求項3】 上記シフトダウン制御手段は、上記エン
ジンの燃料噴射量が、車両を加速させようとしている状
態を示すような値であるとき、上記変速機のシフトダウ
ン制御を実行する請求項1又は2記載の車両の自動変速
装置。 - 【請求項4】 上記シフトダウン制御手段は、シフトダ
ウン後のエンジン回転数を予測演算してその値が所定値
以下であるとき、上記変速機のシフトダウン制御を実行
する請求項1乃至3いずれかに記載の車両の自動変速装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001400942A JP3797220B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 車両の自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001400942A JP3797220B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 車両の自動変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003200748A true JP2003200748A (ja) | 2003-07-15 |
| JP3797220B2 JP3797220B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=27639999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001400942A Expired - Fee Related JP3797220B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 車両の自動変速装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3797220B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012167789A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Iseki & Co Ltd | 作業車両 |
| JP2014201137A (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-27 | 日野自動車株式会社 | ハイブリッド車両の自動変速制御装置 |
| JP2016205347A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社ケーヒン | 車両用電子制御装置 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001400942A patent/JP3797220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3797220B2 (ja) | 2006-07-12 |
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